JP4853638B2 - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
この高圧放電灯点灯装置は、直流電源部10と直流電源部10の直流電圧をPWM(パルス幅変調)制御回路により所定のランプ電力に制御する直流電力供給部20と、該直流電力供給部20の直流出力電圧を低周波の交流矩形波電圧に変換し、高圧放電灯(以下、「ランプ」という)60に印加するためのフルブリッジ回路40と放電灯始動時に高圧パルス電圧を放電灯に印加するイグナイタ回路部50とランプ電力を検出し定ランプ電力制御や定ランプ電流制御を行う制御回路部30とで構成されている。
また、ここで制御回路30の基準電圧39を分圧している抵抗38aをトランジスタ38bにて短絡すると誤差増幅器34の基準電圧となる抵抗端37の電圧が上がるためPWM制御回路36はトランジスタ21のデューティ比を広げ、その間ランプに供給される電流が増大する。制御回路30(少なくともトランジスタ38bのベース端子)及びブリッジ制御回路45はマイコン等の制御手段300に接続される。
また、フロント側に副鏡をつけた場合、副鏡により電極が加熱され、逆にネック側の電極よりフロント側の電極の温度が高くなり、この場合も一対の電極でありながら動作温度に差が生じてしまう。
しかし、上述のように電極に温度差がある場合は、温度が低くなった側の電極のハロゲンサイクルが不十分となり、図9Cに示すように温度が低い側の電極に複数の突起が成長したり、電極表面が一応に荒れたりしてアークジャンプによるフリッカが発生しやすくなる問題がある。
さらに、第5の期間について、d5≧d1、かつ、d5>d2≧d4としてもよいし、i5≧i1、かつ、i5>i2≧i4としてもよい。
ここで、さらに、高圧放電灯を冷却する冷却手段を備え、第1の電極がレフレクタのフロント側に設置され、第2の電極がレフレクタのネック側に設置される構成とした。
また、さらに、高圧放電灯に取り付けられた副鏡を備え、第1の電極がレフレクタのネック側に設置され、第2の電極が該レフレクタのフロント側に設置されるとともに副鏡が第2の電極付近に取り付けられる構成とした。
本発明の実施形態について従来例と比較し説明する。
本実施例において回路構成図は従来例の図1と同じであるため説明は省略する。図3A、図3Bは本発明に係る高圧放電灯点灯装置の実施の形態を示すランプ電流波形とトランジスタの動作図である。なお、本明細書において電流値とはいわゆる低周波の期間T3及びT6においてはその平均値、高周波の期間T1、T2、T4及びT5においてはそのピーク値をいうものとする。
期間T5は電極間温度差の解消によるフリッカ防止対しても、温度差がなくなった場合のフリッカ防止に対しても有効な作用を持つので、各期間の電流値(電流の高さ)の相対的な関係を一定にするという前提の下、期間T5の電流幅増大は双方の効果を引き出すために最も効果的である。
従って、電流幅の大小関係を明記すると、図3Aにおいては、d5=d1>d2=d4であり、図3Bでは、d5>d1=d2>d4であるが、d5が最も大きく、d4が最も小さく、d1がd2以上であれば、d1、d2、d4及びd5は適宜選択可能である。
実施例1では電流幅の変化によって各期間のエネルギーを調整するものを示したが、本実施例では電流値の変化によって各期間のエネルギーを調整するものを示す。
図5は本発明の他の実施例の形態を示す回路構成図で、図1に示した実施例1のものと同一または対応する部材については同一の番号を付してその説明を省略する。本発明に係る高圧放電灯点灯装置において実施例1と異なる点は、制御回路30の基準電圧39と誤差増幅器34の間に新たに抵抗38C、トランジスタ38dを接続したところであり、トランジスタ38dのベース端子も制御手段300に接続されている。トランジスタ38dをトランジスタ38bと同時に導通させた場合、誤差増幅器34の基準電圧である抵抗37端の電圧が更に高くなることにより、図6Aでは期間T1及びT5の電流値i1及びi5、図6Bでは期間T5の電流値i5をさらに増大させることができる。
実施例1と同様に、期間T5は電極間温度差の解消によるフリッカ防止対しても、温度差がなくなった場合のフリッカ防止に対しても有効な作用を持つので、各期間の電流幅の相対的な関係を一定にするという前提の下、期間T5の電流値増大は双方の効果を引き出すために最も効果的である。
従って、電流値の大小関係を明記すると、図6Aにおいては、i5=i1>i2=i4であり、図6Bでは、i5>i1=i2>i4であるが、i5が最も大きく、i4が最も小さく、i1がi2以上であれば、i1、i2、i4及びi5は適宜選択可能である。
従って、電流エネルギーを電流値×通電時間と定義すると、従来の図8Aの波形を変化させて、i5×d5=i1×d1>i2×d2=i4×d4となるようにしてもよく、また、図8Bの波形を変化させて、i5×d5>i1×d1=i2×d2>i4×d4となるようにしてもよい。まとめると、i5×d5が最も大きく、i4×d4が最も小さく、i1×d1がi2×d2以上であれば、i1×d1、i2×d2、i4×d4及びi5×d5本発明の効果、即ち、互いに関係する電極間の温度差解消とそれによるフリッカ抑制という双方の効果を引き出すことが可能となる。なお、各期間(T1〜T6)の説明に用いた図4は電流値iと電流幅d双方を変化させた一例である。
上記実施例1及び2では、好適にフリッカを防止しつつも、寿命を短くすることなく安定した光出力が得られる高圧放電灯点灯装置を示したが、それを用いたアプリケーションとしての光源装置を図7に示す。
図7において、74は上記で説明した高圧放電灯点灯装置、75は必要に応じて高圧放電灯点灯装置74、ランプ60及びレフレクタ71を内蔵する筐体である。なお、図は実施例を模擬的に図示したものであり、寸法、配置などは図面通りではない。また、図2Aに示したようにレフレクタ71の外部に空冷手段72を設けてもよいし、図2Bに示したようにランプ60に副鏡73を取り付けてもよい。なお、ランプ(又はレフレクタ)の冷却手段の最適な例として空冷手段72を示したが、ヒートシンク等の放熱手段等他の冷却手段を用いてもよい。さらに、図示されない映像系の部材等を筐体75内に適宜配置してプロジェクタを構成することもできる。
(1)上記実施例では、低周波期間T3及びT6におけるランプ電流を矩形波として説明した。しかし、本発明でいう期間T3及びT6における矩形波とは、厳密に矩形でないような波形、例えば、矩形波に他の電流波形が重畳したような波形、矩形波の一部が窪んだような波形、或いは1つの期間T3又はT6の開始時と終了時で電流値が異なるような波形も含まれる。
(2)上記実施例では、高周波期間T1、T2、T4及びT5におけるランプ電流を矩形波として説明した。しかし、本発明でいう期間T1、T2、T4及びT5における矩形波とは、厳密に矩形でないような波形、例えば、矩形波が回路のインピーダンス(特に、イグナイタ回路に使用するパルストランスのインダクタンス成分)により歪んだ波形、或いはスイッチング動作の影響によりピーク付近が割れているような波形も含まれる。
20.直流電力供給回路部
21.トランジスタ
22.ダイオード
23.直流リアクトル
24.コンデンサ
30.制御回路部
31a.ツェナーダイオード
31b、31c、32.抵抗
33.掛算器
34.誤差増幅器
35.積分回路
36.PWM制御回路
37、38、38a、38c.抵抗
38b、38d.トランジスタ
39.基準電圧
40.フルブリッジ回路
41〜44.トランジスタ
45.ブリッジ制御回路
50.イグナイタ回路部
60.高圧放電灯(ランプ)
71.レフレクタ
72.空冷手段
73.副鏡
74.高圧放電灯点灯装置
75.筐体
300.制御手段
Claims (6)
- 直流電圧が入力され直流電流を出力する直流電力供給部、該直流電流を交流変換して高圧放電灯に交流ランプ電流を供給するフルブリッジ回路、並びに該直流電力供給部が出力する直流電流値及び該フルブリッジ回路のスイッチング動作を制御する制御回路を備え、
前記交流ランプ電流波形が、電流値(+i1)・幅(d1)の第1の期間、電流値(−i2)・幅(d2)の第2の期間、電流値(+i3)・幅(d3)の第3の期間、電流値(−i4)・幅(d4)の第4の期間、電流値(+i5)・幅(d5)の第5の期間、及び電流値(−i6)・幅(d6)の第6の期間を1つのユニットとする波形の繰り返しからなるように、前記制御回路によって前記直流電流値及びスイッチング動作が制御され、
少なくとも、(d1+d2)<d3、かつ、(d4+d5)<d6、であり、
i5、i2>i3、i6、と設定された高圧放電灯点灯装置において、
前記高圧放電灯が第1及び第2の電極を有し、仮に該第1の電極から該第2の電極に向けて流す電流とその逆方向の電流とを等しくした場合に該第1の電極が該第2の電極よりも温度が低くなる場合に、前記交流ランプ電流(i1〜i6)について、その(+)方向が該第1の電極から該第2の電極へ向かう方向として規定され、
前記第5の期間について、
i5×d5≧i1×d1、かつ、i5×d5>i2×d2≧i4×d4
であることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。 - 請求項1記載の高圧放電灯点灯装置において、前記第5の期間について、さらに、
d5≧d1、かつ、d5>d2≧d4
である高圧放電灯点灯装置。 - 請求項1記載の高圧放電灯点灯装置において、前記第5の期間について、さらに、
i5≧i1、かつ、i5>i2≧i4
である高圧放電灯点灯装置。 - 請求項1から請求項3いずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置、該高圧放電灯点灯装置から交流ランプ電流を供給される第1及び第2の電極を有する高圧放電灯、並びに該高圧放電灯が取り付けられるレフレクタを備えた光源装置。
- 請求項4記載の光源装置であって、さらに、前記高圧放電灯を冷却する冷却手段を備え、
前記第1の電極が該レフレクタのフロント側に設置され、前記第2の電極が該レフレクタのネック側に設置された光源装置。 - 請求項4記載の光源装置であって、さらに、前記高圧放電灯に取り付けられた副鏡を備え、
前記第1の電極が該レフレクタのネック側に設置され、前記第2の電極が該レフレクタのフロント側に設置されるとともに前記副鏡が該第2の電極付近に取り付けられた光源装置。
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