JP4845837B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁性のボディと、金属板のプレス成形品であって、インサート成形により前記ボディに一定ピッチで配列固定された複数のコンタクトを備え、前記ボディがコンタクト固定部を有し、前記コンタクトが被固定部を有し、該被固定部は、片側の板面が前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置し、反対側の板面が前記コンタクト固定部の樹脂内に位置するコネクタに関する。特に、絶縁性のボディのコンタクト固定部の厚みを薄くして全体の薄型化を図るのに好適なコネクタ(例えば、メモリーカード等のカードを携帯電話、デジタルカメラ、携帯型オーディオ、PDA等の電子機器に接続するためのカードコネクタ)に関する。
従来、コンタクトの被固定部に、Z曲げやL曲げで両側の板面がコンタクト固定部内に位置するよう、該コンタクト固定部に埋設される埋設部を設け、コンタクトの固定強度を高める技術があった。Z曲げでは例えば特許文献1,2に開示されるように埋設部は被固定部から一段低い位置よりコンタクト固定部の面方向に突出され、L曲げでは例えば特許文献3に開示されるように埋設部は被固定部からコンタクト固定部の厚み方向に突出される。
特開2005−174756号公報 特開2006−261069号公報 特開平8−45584号公報
被固定部にZ曲げで埋設部を設ける構造では、埋設部の両側の板面側にコンタクト固定部の樹脂肉厚が必要になるため、コンタクト固定部の厚みが増してしまい薄さを損なうという問題があった。また、インサート成形時の成形圧(溶融樹脂の金型内への射出圧力)によって被固定部のZ曲げ部分(埋設部)が戻り変形する(伸びる)可能性がある。特許文献1に開示されるような被固定部の幅方向に沿ったZ曲げでは被固定部の長さが変化し(増し)、それに伴いコンタクトの長さが変化する(増す)ため、コンタクトの接触対象への適正な接触タイミングが得られなくなる。特許文献2に開示されているような被固定部の長さ方向に沿ったZ曲げでは被固定部の幅が変化する(増す)ため、隣接する被固定部間の絶縁距離が小さくなり、絶縁性能の低下や接触による短絡など絶縁不良を招くという問題があった。
被固定部にL曲げで埋設部を設ける構造では、コンタクト固定部の厚みを薄くするという技術課題の下で埋設部の突出量を十分に得られず効果的な補強はできない。埋設部の突出量を多くするとコンタクト固定部の厚みが増してしまい薄さを損なうという問題があった。また、インサート成形時の成形圧によって被固定部のL曲げ部分(埋設部)が戻り変形したとしても、特許文献3に開示されているような被固定部の幅方向に沿ったL曲げでは被固定部の長さが変化し(増し)、それに伴ってコンタクトの長さを変化させることはないが、被固定部の長さ方向に沿ったL曲げでは埋設部が傾くことによって被固定部の幅が変化する(増す)ため、隣接する被固定部間の絶縁距離が小さくなり、絶縁性能の低下や接触による短絡など絶縁不良を招くという問題があった。
何れの構造でも埋設部は被固定部の外側に設けられ、かつ、埋設部が金型内での溶融樹脂の流れ方向に対し直角又は略直角な板面を有するため、インサート成形時の成形圧の影響を受けやすく、絶縁不良や接触タイミング不良を招きやすいという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、絶縁性のボディと、金属板のプレス成形品であって、インサート成形により前記ボディに一定ピッチで配列固定された複数のコンタクトを備え、前記ボディがコンタクト固定部を有し、前記コンタクトが被固定部を有し、該被固定部は、片側の板面が前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置し、反対側の板面が前記コンタクト固定部内に位置するコネクタにおいて、コンタクト(インサート品)の固定強度を高めるにあたり、前記コンタクト固定部(成形品)の薄さを損なうのを防止できると共に、インサート成形時の成形圧によってもコンタクトが変形しにくく、例え変形しても絶縁不良等を招くことがないコネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、絶縁性のボディと、金属板のプレス成形品であって、インサート成形により前記ボディに一定ピッチで配列固定された複数のコンタクトを備え、前記ボディがコンタクト固定部を有し、前記コンタクトが被固定部を有し、該被固定部は、片側の板面が前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置し、反対側の板面が前記コンタクト固定部の樹脂内に位置するコネクタであって、前記被固定部が片側の板面から反対側の板面に貫通する孔部を有する
このように構成した請求項1に記載の発明では、被固定部に有する孔部の中に樹脂が流れ込み、被固定部のコンタクト固定部への接触面積が増えるので、コンタクトの固定強度が高まる。その上で、被固定部のコンタクト固定部への接触面積増が、被固定部に有する孔部の中に樹脂が流れ込んだ結果であるので、従来の被固定部にZ曲げやL曲げで埋設部を設ける構造のようにコンタクト固定部の薄さを損なうことがない。また、従来の被固定部にZ曲げやL曲げで埋設部を設ける構造のようにインサート成形時の成形圧によって変形する可能性がある埋設部がないので、被固定部の長さや幅が変化することはなく、絶縁不良等を招くことがない。このため、インサート成形時の成形圧を下げる必要はなく、金型内の隅々にまで溶融樹脂を確実に流し込みやすく、成形不良を招きにくく、生産性が上がる。
また、請求項に記載の発明は、前記被固定部が、切り起こしにより前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置する片側の板面の一部を反対側の板面から斜めに突出させる傾斜部と、この傾斜部の切り起こし跡の前記孔部と、この孔部を包囲する枠部を有し、前記コンタクト固定部が、前記傾斜部を包み込むコンタクト係合部を有する構成が付加されたものである。
このような付加構成により、コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置し、コンタクト固定部の一表面に露出する被固定部の片側の板面の一部が傾斜部によってコンタクト係合部内に位置するので、従来の被固定部にZ曲げで埋設部を設ける構造と同等、かつ、従来の被固定部にL曲げで埋設部を設ける構造に比べて高いコンタクト固定強度の向上を図ることができる。その上で、傾斜部(埋設部)は、被固定部の一部を切り起こして形成されたものであり、コンタクト係合部は、傾斜部の切り起こし跡の孔部に流れ込んだ樹脂で形成されたものであるので、従来の被固定部にZ曲げやL曲げで埋設部を設ける構造のようにコンタクト固定部の薄さを損なうことがない。また、傾斜部は、この先端部以外の基端曲げ部分からほとんどの部分が被固定部の枠部によって取り囲まれ、先端部が溶融樹脂の流れの中に流れ方向に対して傾斜角を以って突出するので、インサート成形時の成形圧によって傾斜部が戻り変形しにくく、変形したとしても傾斜部が切り起こし跡の孔部と、この孔部を包囲する枠部が形成されるように被固定部の中央部から切り起こされたものであるので、被固定部の長さや幅を変化させることはなく、従来の被固定部にZ曲げやL曲げで埋設部を設ける構造のように絶縁不良等を招くことがない。このため、インサート成形時の成形圧を下げる必要はなく、金型内の隅々にまで溶融樹脂を確実に流し込みやすく、成形不良を招きにくくなる。よって、生産性の向上を図ることができる。
さらに、請求項に記載の発明は、前記傾斜部は、先細り形状に形成されている構成が付加されたものである。
このような付加構成により、コンタクトがインサート成形時の成形圧の影響をより受けにくく、変形しにくくなる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明に、前記コンタクト係合部は、前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置する前記枠部の片側の板面により包囲され、かつ、この板面と同一面上に位置する島状表面を形成する構成が付加されたものである。
このような付加構成により、被固定部の厚みを有効利用してコンタクト係合部に最大限の強度を与えることができるので、コンタクト固定強度の向上を効果的に図ることができる。また、被固定部の片側の板面が同一面上に位置して露出するコンタクト固定部の一表面に、傾斜部の切り起こしによって接続対象の接続時にこれを引っ掛ける凹凸を作らないので、接続対象をスムーズに接続・分離することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項に記載の発明に、前記傾斜部は、先端側の切り起こし方向にある角部を落とした角落とし部を有し、前記コンタクト固定部内に位置する前記被固定部の片側の板面に繋がる片側の傾斜板面が、先端側で前記コンタクト固定部内に位置する前記被固定部の片側の板面と略平行なるよう屈曲している構成が付加されたものである。
このような付加構成により、被固定部の片側の板面側にあるコンタクト固定部の樹脂肉厚が被固定部の厚みより小さい場合でも、コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置し、コンタクト固定部の一表面に露出する被固定部の片側の板面の一部を傾斜部によってコンタクト係合部内に位置させることができるので、コンタクト固定部の厚みをより薄くできると共に、傾斜部の切り起こし跡の孔部に流れ込む樹脂でコンタクト固定部にコンタクト係合部を形成できるので、薄さをさらに追求したコンタクト固定部に固定されるコンタクト固定強度を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項乃至請求項の何れか1項に記載の発明に、前記傾斜部は、前記被固定部の幅方向に沿って該被固定部から折り曲げられている構成が付加されたものである。
このような付加構成により、インサート成形時の成形圧によって傾斜部に戻り変形を生じても、傾斜部が被固定部の幅方向に変位することがないので、傾斜部を大きくしても、絶縁に対して確かな信頼性を確保することができる。これにより、コンタクト固定強度をより向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項乃至請求項の何れか1項に記載の発明に、前記被固定部は、前記傾斜部,前記孔部,前記枠部を形成する補強部が、両側部に前記固定部の両側に張り出す張り出し部を有し、該補強部で部分的に幅広に形成され、前記コンタクトは、前記補強部の形成位置がコンタクト長手方向に異なる第1コンタクトと第2コンタクトの2種類を含み、これら第1コンタクトと第2コンタクトが交互に配列されている構成が付加されたものである。
このような付加構成により、各コンタクトの補強部が千鳥状に配列されるので、コンタクトの配列ピッチを変更する(増やす)ことなしに、より大きな傾斜部とコンタクト係合部を得ることができ、コンタクト固定強度の向上をより効果的に図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の発明に、コネクタは、接続対象をメモリーカード等のカードとしたカードコネクタである構成が付加されたものである。
このような付加構成により、カードと接続するコンタクトの固定強度を高めながら、ボディのコンタクト固定部を薄くしてカードコネクタの薄形化を図ることができる。
以上のように本発明では、コンタクト(インサート品)の固定強度を高めるにあたり、コンタクト固定部(成形品)の薄さを損なうのを防止できると共に、インサート成形時の成形圧によってもコンタクトが変形しにくく、例え変形しても絶縁不良等を招くことがない。コネクタのさらなる薄型化を実現しやすい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。図1は本発明の実施の形態に係るコネクタの外観斜視図、図2はコネクタのカバー除去状態の平面図(ボディの平面図)である。本実施の形態に係るコネクタは接続対象を図2の仮想線に示すカードCとしたカードコネクタである。このカードCは小型・薄形のメモリーカードであり、略矩形の外形状を有し、カードCの一表面の長手方向(図2の紙面上下方向)一端部(図2の紙面上側)にはカードCの短手方向(図2の紙面左右方向)に一定のピッチで複数(図2では8本)の外部接続端子tが並設されている。
図1,図2において、カードコネクタはカードCの外形状に対応して、前後方向(図2の紙面上下方向)の長さ寸法(奥行き寸法)及び左右方向(図2の紙面左右方向)の幅寸法(横幅寸法)に比べて上下方向(図2の紙面に垂直な方向)の厚さ寸法(高さ寸法)が小さい直方形状の筺体1を備える。この筺体1はカバー2とボディ3を備えて構成される。カバー2は金属板を打ち抜き及び曲げ加工することにより形成されており、矩形状の天板2aと、この天板2aの左右両側から折り曲げで垂下される左右側板2bを有する。ボディ3は樹脂の射出成形で形成されて絶縁性を有しており、矩形状の底板3aと、この底板3aの左右側縁及び後側縁から立ち上げられる左右側壁3b及び後側壁3cを有する。カバー2がボディ3に上方から被着され、カバー2の天板2aがボディ3の開口上面を覆い、カバー2の左右側板2bがボディ3の左右側壁3bの外側に重ね合わされ、両者が一体に結合されて筺体1が構成される。
このように構成された筺体1の前側面にはカード受入口1aが開口形成され、内部にはカード受入口1aに連通したカード受入空間1bが形成される。カードCは外部接続端子tが並設されている表面を下にし、外部接続端子tに近い一端部から筺体1のカード受入口1aを通してカード受入空間1bに挿入することにより、図2の仮想線に示す装着位置に保持される。
筺体1のカード受入空間1bの一側(図2の紙面右側)には余剰空間があるが、この余剰空間には図示しないカードイジェクト機構が備えられる。しかも、カードCをカード受入空間1bの装着位置より奥側の所定位置(例えば最奥部)にまで押し込んだ後にカードCの押し込みを解除することにより、カードCを装着位置に保持する機能と、再度カードCを所定位置に押し込んだ後にカードCの押し込みを解除することにより、カードCの他端部(図2の紙面下側)を把持しやすく、カードCをカード受入空間1bから抜去しやすい装着位置よりも手前側の排出位置にまで排出し、その排出位置に抜去まで保持する機能を有する所謂プッシュイン/プッシュアウト方式のカードイジェクト機構が備えられる。また、筺体1のカード受入空間1bの奥側一側部(図2の紙面上側の左側部)にはカードCの挿抜によって開閉される図示しないスイッチが備えられる。このスイッチは一対のバネ接片からなり、装着位置に保持されたカードCによって一対のバネ接片が接触又は離反保持され、カード検出信号を生成する。
また、図2に示すように、カードコネクタは装着位置に保持されたカードCの外部接続端子tと接触させる複数(図2では8本)のコンタクト4を備える。この複数のコンタクト4とボディ3はインサート成形により一体化されて1部品に構成される。図3に図2のコンタクト部分の拡大平面図を示し、図4の(A)に図3のA−A断面図、(B)に図3のB−B断面図を示す。
図2,図3,図4(A)(B)に示すように、ボディ3の底板3aには装着位置に保持されたカードCの外部接続端子tに対向する部分に横長な矩形状の抜き孔3dが形成されると共に、抜き孔3dの前側にある底板3aの前側縁を後退させる切り欠き3eが形成され、ボディ3が抜き孔3dと切り欠き3eの間に残された底板3aにより構成された横長な矩形状のコンタクト固定部3fを有する。
インサート品である複数のコンタクト4はコンタクト固定部3fの厚みより薄い板厚(40パーセント前後)の金属板を打ち抜き及び曲げ加工することにより形成されており、それぞれが、導電性を有し、かつ、コンタクト固定部3fに固定される細幅でカード挿抜方向すなわち前後方向に延びる被固定部4aと、この被固定部4aから後側に向かって後上がり傾斜状に連続一体に延設される片持ち梁状のバネ部4bと、このバネ部4bの先端部(コンタクト4の後端部)に連続一体に形成されて上面が凸、下面が凹になるアーチ状の接点部4cと、前記被固定部4aから前側に向かって連続一体に延設される連設部4dと、この連設部4dから下向きの段差部4eを介して前記被固定部4aより一段低い位置より前側に向かって延設され、コンタクト4の前端部に形成される半田付け部4fを有する。
このような複数のコンタクト4はそれぞれの被固定部4aがコンタクト固定部3fにボディ3の左右方向に一定のピッチPで、かつ、相互間に所定の間隔を設けた状態で配列固定されて、ボディ3の底板3aに一定のピッチPで、かつ、相互間に所定の間隔を設けた状態で配列固定される。
各コンタクト4はボディ3の前後方向に延び、被固定部4aの上側(図4の紙面左側)の板面がコンタクト固定部3fの上側(図4の紙面左側)の内表面と同一面上に位置し、すなわち被固定部4aの上側の板面がコンタクト固定部3fの上側の内表面に露出し、被固定部4aの下側(図4の紙面右側)の板面がコンタクト固定部3f内に位置するよう、被固定部4aがこの板厚分だけコンタクト固定部3fに埋設固定され、バネ部4bがコンタクト固定部3fの後端面から抜き孔3dの上側に後上がり傾斜状に延設され、コンタクト4の後端部に有する接点部4cをカード受入空間1bの奥部に上下方向に弾性変位自在に片持ち支持すると共に、連設部4dがコンタクト固定部3fの前端面から切り欠き3eの奥部に突出され、コンタクト4の前端部に有する半田付け部4fを、この下側の板面がコンタクト固定部3fの下側(図4の紙面右側)外表面と略同一面上に位置するよう、段差部4eを介して切り欠き3eの奥部に突出支持する。
このように構成されたカードコネクタは携帯電話、デジタルカメラ、携帯型オーディオ、PDA等の電子機器に内蔵される図示しない基板に表面実装され、複数のコンタクト4の半田付け部4f、カバー2の各角部に折り曲げで形成されたアース用の半田付け部2c(図1参照)、カード検出スイッチの一対のバネ接片に折り曲げで形成された半田付け部が基板の対応するランド部に半田付けで機械的に固定され、電気的に接続される。そして、図2に示すように、筺体1のカード受入口1aを通してカード受入空間1bに挿入されて装着位置に保持されたカードCの外部接続端子tにコンタクト4の接点部4cを下側から押し付けて接触させることにより、電子機器からカードCへの電源供給及び電子機器とカードC間での信号の送受が行えるようになる。
また、カードコネクタはボディ3の底板3aの厚みすなわちコンタクト固定部3fの厚みを薄くして全体の薄形化を図るのに好適なコネクタになっている。そして、カードコネクタに備える複数のコンタクト4の被固定部4aは上側の板面がコンタクト固定部3fの内表面と同一面上に位置し、下側の板面がコンタクト固定部3f内に位置するよう、被固定部4aの板厚分だけコンタクト固定部3fに埋設固定され、被固定部4aの片側の板面側にコンタクト固定部3fの樹脂肉厚があれば良いすなわち被固定部4aの両側の板面側にコンタクト固定部3fの樹脂肉厚を必要としないので、被固定部4aの両側の板面側にコンタクト固定部3fの樹脂肉厚が必要となるコンタクト固定構造を有するカードコネクタに比べ、コンタクト固定部3fの厚みが薄く全体の薄形になっている。
さらに、図2,図3,図4(A)(B)に示すように、各コンタクト4の前記被固定部4aには、この片側の板面から反対側の板面に貫通する孔部4gを有する。これにより、インサート成形時に被固定部4aに有する孔部4gの中に樹脂が流れ込み、被固定部4gのコンタクト固定部3fへの接触面積が増えるので、コンタクト4の固定強度が高まる。その上で、被固定部4aのコンタクト固定部3fへの接触面積増が、インサート成形時に被固定部4aに有する孔部4gの中に樹脂が流れ込んだ結果であるので、従来の被固定部にZ曲げやL曲げで埋設部を設ける構造のようにコンタクト固定部3aの薄さを損なうことがない。また、インサート成形時の成形圧によって変形する可能性がある埋設部がないので、従来の被固定部にZ曲げやL曲げで埋設部を設ける構造のように被固定部4aの幅や長さが変化する(増える)ことはなく、被固定部4aの長さ変化で生じるコンタクト4の接点部4cとカードCの外部接続端子tの接触タイミングのズレを防止することができ、適正な接触タイミングを得ることができると共に、各被固定部4a間の間隔(絶縁距離)を設定距離に保つことができ、被固定部4aの幅が増えて各被固定部4a間の間隔が小さくなることにより生じる絶縁性能の低下や接触による短絡など絶縁不良を防止することができ、必要な絶縁性を確保することができる。このため、インサート成形時の成形圧を下げる必要はなく、金型内の隅々にまで溶融樹脂を確実に流し込みやすく、成形不良を招きにくく、生産性の向上を図ることができる。
また、各コンタクト4の前記被固定部4aには、切り起こしによりコンタクト固定部3fの内表面と同一面上に位置する上側の板面の一部を下側の板面から斜めに突出させる爪状の傾斜部4hと、この傾斜部4hの切り起こし跡の前記孔部4gと、この孔部4gを包囲する枠部4iを有し、コンタクト固定部3fが、傾斜部4hを包み込むコンタクト係合部3gを有する。これにより、コンタクト固定部3fの内表面と同一面上に位置し、コンタクト固定部3fの内表面に露出する被固定部4aの上側の板面の一部が傾斜部4hによってコンタクト係合部3g内に位置するので、従来の被固定部にZ曲げで埋設部を設ける構造と同等、かつ、従来の被固定部にL曲げで埋設部を設ける構造に比べて高いコンタクト固定強度の向上を図ることができる。カードCを筺体1のカード受入口1aを通してカード受入空間1bに挿入した時にカードCの下側表面で各コンタクト4の接点部4cがバネ部4bの撓みを伴って押し下げられた際のバネ部4bの撓み反力を傾斜部4hを介してコンタクト係合部3gにより受け止めることができる。その上で、傾斜部(埋設部)4hは、被固定部4aの一部を切り起こして形成されたものであり、コンタクト係合部3gは、傾斜部4hの切り起こし跡の孔部4gに流れ込んだ樹脂で形成されたものであるので、従来の被固定部にZ曲げやL曲げで埋設部を設ける構造のようにコンタクト固定部3fの薄さを損なうことがない。また、傾斜部4hは、この先端部以外の基端曲げ部分からほとんどの部分が被固定部4aの枠部4iによって取り囲まれているため、インサート成形時の成形圧によって傾斜部4hが戻り変形しにくく、変形したとしても傾斜部4hが切り起こし跡の孔部4gと、この孔部4gを包囲する枠部4iが形成されるように被固定部4aの幅方向中央部から切り起こされたものであるので、被固定部4aの長さや幅を変化させることはなく、被固定部4aの長さ変化で生じるコンタクト4の接点部4cとカードCの外部接続端子tの接触タイミングのズレを防止することができ、適正な接触タイミングを得ることができると共に、各被固定部4a間の間隔(絶縁距離)を設定距離に保つことができ、被固定部4aの幅が増えて各被固定部4a間の間隔が小さくなることにより生じる絶縁性能の低下や接触による短絡など絶縁不良を防止することができ、必要な絶縁性を確保することができる。さらに、このように傾斜部4hはインサート成形時の成形圧によって変形しにくく、変形したとしても接触タイミングのズレや絶縁不良等の問題を招くことがないので、インサート成形時の成形圧を下げる必要はなく、金型内の隅々にまで溶融樹脂を確実に流し込みやすく、成形不良を招きにくくなる。このため、生産性の向上を図ることができる。
また、コンタクト固定部3fの前記コンタクト係合部3gは、コンタクト固定部3fの内表面と同一面上に位置する枠部4iの上側の板面により包囲され、かつ、この板面と同一面上に位置する島状表面3hを形成する。これにより、被固定部4aの厚みを有効利用してコンタクト係合部3gに最大限の強度(肉厚)を与えることができるので、コンタクト固定強度の向上を効果的に図ることができる。また、被固定部4aの上側の板面が同一面上に位置して露出するコンタクト固定部3fの内表面に、傾斜部4hの切り起こしによってカードCの挿抜時にこれを引っ掛ける凹凸を作らないので、カードCをスムーズに挿抜(接続・分離)することができる。
また、被固定部4aの前記傾斜部4hは、先細り形状に形成されている。これにより、コンタクト4がインサート成形時の成形圧の影響をより受けにくく、変形しにくくなる。
また、被固定部4aの前記傾斜部4hは、先端側の切り起こし方向にある角部を落とした角落とし部4jを有し、コンタクト固定部3f内に位置する被固定部4aの下側の板面に繋がる下側の傾斜板面が、先端側でコンタクト固定部3f内に位置する被固定部4aの下側の板面と略平行なるよう屈曲している。これにより、被固定部4aの下側の板面側にあるコンタクト固定部3fの樹脂肉厚が被固定部4aの厚みより小さい場合でも、コンタクト固定部3fの内表面と同一面上に位置し、コンタクト固定部3fの内表面に露出する被固定部4aの上側の板面の一部を傾斜部4hによってコンタクト係合部3g内に位置させることができるので、コンタクト固定部3fの厚みをより薄くできると共に、傾斜部4hの切り起こし跡の孔部4gに流れ込む樹脂でコンタクト固定部3fにコンタクト係合部3gを形成できるので、薄さをさらに追求したコンタクト固定部3fに固定されるコンタクト固定強度を向上させることができる。
また、被固定部4aの前記傾斜部4hは、被固定部4hの幅方向に沿って該被固定部4hから折り曲げられている。これにより、インサート成形時の成形圧によって傾斜部4hに戻り変形を生じても、傾斜部4hが被固定部4aの幅方向に変位することがないので、傾斜部4hを大きくしても、絶縁に対して確かな信頼性を確保することができる。これにより、コンタクト固定強度をより向上させることができる。
さらに、被固定部4aは、前記傾斜部4h,前記孔部4g,前記枠部4iを形成する部分すなわち補強部4kが、両側部に外被固定部の両側に張り出す張り出し部4m,4nを有し、該補強部4kで部分的に幅広に形成され、複数のコンタクト4は、前記補強部4kの形成位置がコンタクト長手方向に異なる第1コンタクト4Aと第2コンタクトの2種類を含み、これら第1コンタクト4Aと第2コンタクト4Bが、図2,図3に示すように、交互に配列されている。これにより、各コンタクト4の補強部4kが千鳥状に配列されるので、複数のコンタクト4の配列ピッチを変更する(増やす)ことなしに、より大きな傾斜部4hとコンタクト係合部3gを得ることができ、コンタクト固定強度の向上をより効果的に図ることができる。
また、各コンタクト4の被固定部4a間に形成される平面視クランク状の隙間の屈折角度を直角より大きくするよう、コンタクト長手方向すなわち前後方向で相対する第1コンタクト4Aの補強部4kにおける張り出し部4m,4nの前後一側縁と第2コンタクト4Bの補強部4kにおける張り出し部4m,4nの前後一側縁は傾きの方向・角度が略同じ傾斜側縁に形成されている。これにより、インサート成形時における各コンタクト4の被固定部4a間(狭小の隙間)での樹脂の流動性を向上させることができるので、成形不良を招きにくくなる。
なお、図4(A)(B)において、符号3i,3jはインサート成形時に各コンタクト4を固定するために金型に設けられたコンタクト固定ピンの抜き跡である。
また、図5の(A)は本発明の他の実施の形態を示すコンタクトの部分拡大平面図、(B)は(A)のA−A断面図である。前述の実施の形態では1つの補強部4kに対し切り起こしにより一つの傾斜部4h、孔部4g、枠部4iを形成したが、本実施の形態では一つの補強部40kに対し複数箇所(図5で前後2箇所)の切り起こしにより複数(2個)の傾斜部40h、孔部40g、枠部40iが形成される。各傾斜部40hの相互間における枠部40iの一辺は一本化される。その他の構造は前述の実施の形態と同じである。
以上、各実施の形態では、接続対象をメモリーカード等のカードとしたカードコネクタについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、絶縁性のボディと、金属板のプレス成形品であって、インサート成形により前記ボディに一定ピッチで配列固定された複数のコンタクトを備え、前記ボディがコンタクト固定部を有し、前記コンタクトが被固定部を有し、該被固定部は、片側の板面が前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置し、反対側の板面が前記コンタクト固定部の樹脂内に位置するコネクタに実施することができるものである。
本発明の実施の形態に係るコネクタの外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのカバー除去状態の平面図(ボディの平面図)である。 図2のコンタクト部分の拡大平面図である。 (A)は図3のA−A断面図、(B)は図3のB−B断面図である。 (A)は本発明の他の実施の形態を示すコンタクトの部分拡大平面図、(B)は(A)のA−A断面図である。
C カード(メモリーカード)
1 筺体
2 カバー
3 ボディ
3a 底板
3f コンタクト固定部
3g コンタクト係合部
3h 島状表面
4 コンタクト
4a 被固定部
4g,40g 孔部
4h,40h 傾斜部
4i,40i 枠部
4j 角落とし部
4k,40k 補強部
4m,4n 張り出し部

Claims (6)

  1. 絶縁性のボディと、金属板のプレス成形品であって、インサート成形により前記ボディに一定ピッチで配列固定された複数のコンタクトを備え、前記ボディがコンタクト固定部を有し、前記コンタクトが被固定部を有し、該被固定部は、片側の板面が前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置し、反対側の板面が前記コンタクト固定部の樹脂内に位置するコネクタであって、前記被固定部が片側の板面から反対側の板面に貫通する孔部を有するコネクタにおいて、前記被固定部が、切り起こしにより前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置する片側の板面の一部を反対側の板面から斜めに突出させる傾斜部と、この傾斜部の切り起こし跡の前記孔部と、この孔部を包囲する枠部を有し、前記コンタクト固定部が、前記傾斜部を包み込むコンタクト係合部を有し、前記傾斜部は、先細り形状に形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記コンタクト係合部は、前記コンタクト固定部の一表面と同一面上に位置する前記枠部の片側の板面により包囲され、かつ、この板面と同一面上に位置する島状表面を形成することを特徴とする請求項に記載のコネクタ。
  3. 前記傾斜部は、先端側の切り起こし方向にある角部を落とした角落とし部を有し、前記コンタクト固定部内に位置する前記被固定部の片側の板面に繋がる片側の傾斜板面が、先端側で前記コンタクト固定部内に位置する前記被固定部の片側の板面と略平行なるよう屈曲していることを特徴とする請求項1又は請求項に記載のコネクタ。
  4. 前記傾斜部は、前記被固定部の幅方向に沿って該被固定部から折り曲げられていることを特徴とする請求項乃至請求項の何れか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記被固定部は、前記傾斜部,前記孔部,前記枠部を形成する補強部が、両側部に該被固定部の両側に張り出す張り出し部を有し、該補強部で部分的に幅広に形成され、前記コンタクトは、前記補強部の形成位置がコンタクト長手方向に異なる第1コンタクトと第2コンタクトの2種類を含み、これら第1コンタクトと第2コンタクトが交互に配列されていることを特徴とする請求項乃至請求項の何れか1項に記載のコネクタ。
  6. コネクタは、接続対象をカードとしたカードコネクタであることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のコネクタ。
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