JP4844358B2 - ガラスパネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラスパネル装置に係わり、更に詳しくはパネルの厚さ方向中央部にガラス板を保持した構造のガラスパネル装置に関するものである。
従来から、両側に立設した支柱と、該支柱間の上下に間隔を置いて横桟を渡設し、前記支柱と横桟で囲まれた空間内であって、厚さ方向中央部にガラス板を保持してなるガラスパネル装置は各種提供されている。この場合、ガラス板を保持する構造として、一般的には支柱の内側面と横桟の下面又は上面に凹溝を形成し、前記空間よりも縦又は横寸法の何れかが小さいガラス板を空間内に配置し、表裏両側から凹溝内へパッキンを嵌着し、両パッキンでガラス板を保持している。
また、特許文献1には、上下に複数の分割ガラス板を装着する場合には、天井と床面に天レールと地レールを取付けるとともに、一対の支柱を間隔を隔てて立設し、更に両支柱間に複数の横桟部材を上下所定間隔毎に渡設し、支柱と天レール、地レール及び横桟部材で枠構成された部分にガラス板を保持する構造が開示されている。具体的には、天レールと地レールは、固定レールとカバーレールとからなり、固定レールを天井と床面の所定位置に取付けた後、カバーレールを前記固定レールに連結して、固定レールの固定側保持片とカバーレールのカバー側保持片とでガラス板を保持する凹溝部を形成し、実際には両保持片に嵌着したパッキンでガラス板の上下縁を挟んで保持するのである。尚、前記支柱の両側面には上下方向に凹溝が形成され、従来と同様に凹溝内にガラス板の側縁を位置させ、表裏両側から凹溝内にパッキンを嵌着してガラス板を保持するのである。
また、横桟部材でガラス板の上下縁を保持するには、次のような構造になっている。前記横桟部材は、本実施形態ではアルミニウムの押出し型材であり、下部は前記天レールの構造と同様な構造を有し、つまり中央部の区画板の下方で表裏一側に下側保持片を形成するとともに、区画板の下方で表裏他側に横桟カバーを該区画板に下方から嵌合し且つ側方からネジ止めにて取付け、下側保持片と横桟カバーの下端間に凹溝部を形成し、一方、区画板の上方で両側縁に一対の上側保持片を形成し、両上側保持片間に凹溝部を形成したものである。そして、前記横桟部材を左右の支柱間には、L型連結金具を用いて連結する。そして、前記L型連結金具の水平部を前記横桟部材の下方の凹溝部内に配し、前記区画板の下面にネジにて連結する。このように、左右の支柱間に渡設した前記横桟部材の上下の凹溝部内にガラス板の上下端部を挿入した状態で、前記同様にパッキンを嵌着してガラス板を保持するのである。
しかし、前述の特許文献1記載のものは、支柱や天レール、地レール、及び横桟部材を施工して枠構造とした後、無垢のガラス板を搬送してきて、所定の枠部分に位置させて仮保持しながらパッキンで最終的な保持を行うものであるので、施工効率が悪く、また重量の重い無垢のガラス板を取扱うので、ガラス専門業者による作業を伴い、コスト高となっていた。また、個々の横桟部材をL型連結金具で支柱に連結し、しかも正確な位置に連結する必要があるので、この点も施工性を悪くする原因となっている。
特開2002−138606号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、天井と床面間に間隔を隔てて立設した一対の支柱間で、パネルの厚さ方向中央部に、複数の分割したガラス板を簡単な施工で確実に上下方向に連設することができ、部品点数も少なく管理が容易となり、またガラス板の取扱いが容易であり、搬送中に破損する恐れも少なく、更に上下ガラス板間の連設部分の厚さを薄くして目立たなくすることにより、視野が広くシャープな外観を呈するガラスパネル装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、天井と床面間に間隔を隔てて立設した一対の支柱間に、上下方向に複数のガラスパネルを装着してなるガラスパネル装置であって、各ガラスパネルは枠体にガラス板の周囲を保持したものであり、前記枠体はガラス板を保持する枠本体と、少なくとも両側部の裏側枠部材とより構成し、上下に連設されるガラスパネルを、下側のガラスパネルの枠本体における上枠部を表裏にわたって一体構成するとともに、上側のガラスパネルの枠本体における下枠部を、同じく表裏にわたって一体構成し、支柱間に設置された下側のガラスパネルの前記上枠部に、上側のガラスパネルの前記下枠部を位置決めされた状態で載置するとともに、該上側のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、該枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接した状態で、該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部の内面部に弾性嵌合して両支柱の裏面側に当接した状態で装着することにより上側のガラスパネルを支柱間に設置し、この上下連設を順次繰り返して構成してなることを特徴とするガラスパネル装置を構成した。
ここで、前記一体構成した上枠部および下枠部をそれぞれ上下厚さの薄い扁平な枠部材で構成し、これら上枠部および下枠部の間に扁平な断面略I形の嵌合部材を介在させて凹凸嵌合し、表裏方向のずれを規制して位置決めされることが好ましい。
また、最下段のガラスパネルの枠体を、ガラス板を保持する枠本体と、両側部および下枠部の裏側枠部材とより構成し、前記最下段のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、前記下枠部を巾木部材の表面側に当接した状態で、該巾木部材の上面にネジ止めするとともに、前記枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接した状態で、該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部および下枠部の各内面部に弾性嵌合して巾木部材の裏面側および両支柱の裏面側に当接した状態で装着することにより最下段のガラスパネルを支柱間に設置してなるものが好ましい。
さらに、最上段のガラスパネルの枠体を、ガラス板を保持する枠本体と、両側部および上枠部の裏側枠部材とより構成し、支柱間に設置された下側のガラスパネルの前記上枠部に、前記最上段のガラスパネルの前記下枠部を位置決めされた状態で載置するとともに、該最上段のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、該枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接するとともに前記上枠部を笠木部材の表面側に当接した状態で、前記縦枠部を該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部および上枠部の各内面部に弾性嵌合して笠木部材の裏面側および両支柱の裏面側に当接した状態で装着することにより最上段のガラスパネルを支柱間に設置してなるものが好ましい。
以上にしてなる本願発明に係るガラスパネル装置は、ガラス板の周囲を枠本体で取り囲んだ状態で一体化したので、搬送が容易になり、またガラス板の不意の損傷を防止でき、更にガラス専門業者がいなくても容易に施工することができる。また、支柱間への建て込み作業も、下側のガラスパネルの枠本体における上枠部を表裏にわたって一体構成するとともに、上側のガラスパネルの枠本体における下枠部を、同じく表裏にわたって一体構成し、支柱間に設置された下側のガラスパネルの前記上枠部に、上側のガラスパネルの前記下枠部を位置決めされた状態で載置するとともに、該上側のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、該枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接した状態で、該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部の内面部に弾性嵌合して両支柱の裏面側に当接した状態で装着するだけであるので、部品点数も少なく管理が容易であるとともに、施工作業や解体作業も極めて簡単であるにも係わらず、強固に装着することができる。
また、一体構成した上枠部および下枠部をそれぞれ上下厚さの薄い扁平な枠部材で構成し、これら上枠部および下枠部の間に扁平な断面略I形の嵌合部材を介在させて凹凸嵌合し、表裏方向のずれを規制して位置決めされるので、上下ガラス板間の連設部分の厚さを薄くして目立たなくすることにより、視野が広くシャープな外観を呈するにも係わらず、上下方向の連設部おける表裏方向のずれを確実に規制することができる。
また、最下段のガラスパネルの枠体を、ガラス板を保持する枠本体と、両側部および下枠部の裏側枠部材とより構成し、前記最下段のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、前記下枠部を巾木部材の表面側に当接した状態で、該巾木部材の上面にネジ止めするとともに、前記枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接した状態で、該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部および下枠部の各内面部に弾性嵌合して巾木部材の裏面側および両支柱の裏面側に当接した状態で装着することにより、最下段のガラスパネルを支柱間に容易且つ強固に設置でき、その上に連設されるガラスパネルを安定保持できる。
また、最上段のガラスパネルの枠体を、ガラス板を保持する枠本体と、両側部および上枠部の裏側枠部材とより構成し、支柱間に設置された下側のガラスパネルの前記上枠部に、前記最上段のガラスパネルの前記下枠部を位置決めされた状態で載置するとともに、該最上段のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、該枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接するとともに前記上枠部を笠木部材の表面側に当接した状態で、前記縦枠部を該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部および上枠部の各内面部に弾性嵌合して笠木部材の裏面側および両支柱の裏面側に当接した状態で装着することにより、最上段のガラスパネルを支柱間に容易に設置できる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係るガラスパネル装置1の正面図を示し、図2は横断平面図、図3は縦断側面図をそれぞれ示し、図中符号2は枠体、3は天レール、4は地レール、5は支柱、6は笠木部材、7は笠木カバー、8はガラス板、9は巾木部材をそれぞれ示している。
本発明に係るガラスパネル装置1は、天井と床面間にそれぞれ天レール3と地レール4を対向させて取付け、該地レールに外嵌してレベル調整した巾木部材9の上に、所定間隔で支柱5、・・・を立設し、該支柱5の上端部は前記天レール3内で固定金具で取付け、そして隣接する該支柱5、5間の上端部に、前記天レール3に上下スライド且つ固定可能に外嵌した笠木部材6の両端を仮止めし、枠体2、2A,2Bにガラス板8の周囲を予め強固に保持した3種類のガラスパネルP,P1,P2を用意し、ガラスパネルP1を前記巾木部材9の上面に凹凸嵌合してネジ止めするとともに両側部を前記支柱5,5の内面にネジ止めして取付け、該ガラスパネルP1の上面にガラスパネルPを凹凸嵌合して載置した状態で前記同様に支柱5,5にネジ止めして取付け、更に該ガラスパネルPの上面にガラスパネルPを凹凸嵌合して載置した状態で前記同様に支柱5,5にネジ止めして取付け、最後に前記仮止めした笠木部材6を上方へ持ち上げた状態で、前記ガラスパネルPの上面にガラスパネルP2を凹凸嵌合して載置した状態で前記同様に支柱5,5にネジ止めして取付け、そして前記笠木部材6を下降させて該ガラスパネルP2の上面に凹凸嵌合した状態で前記支柱5,5に本止めする。そして、最後に前記笠木部材6の表裏両面に、下端が最上段の前記ガラスパネルP2の上端に当接状態で前記笠木カバー7,7を嵌着する。
なお、本実施形態では上下4連の連設構造として、中段のガラスパネルPは2枚のみ積み重ねているが、さらに多くのガラスパネルPを装着してもよいし、また、中段のガラスパネルPを省略し、下段のガラスパネルP1と上段のガラスパネルP2の2段連設構造としてもよい。
前記ガラスパネルP、P1、P2を構成している各枠体2A,2B,2Cは、ガラス板8を保持する枠本体20A,20B,20Cと、少なくとも両側部に裏面側から装着される裏側枠部材21、21とより構成されている。具体的には、中段のガラスパネルPの枠体2Aは、ガラス板8を保持する枠本体20Aと、両側部の裏側枠部材21、21より構成されており、枠本体20Aは、下枠部および上枠部にそれぞれ連結枠部材33、33を配置し、両縦枠部に表側枠部材32、32を配置し、それらの端部を45°に所定長さ切断し、連結枠部材33と表側枠部材32は、図5に示すように大小のL字形連結金具43、44でそれぞれ連結して形成している。また、裏側枠部材21もそれぞれ端部を45°に所定長さに切断している。
また、最下段のガラスパネルP1の枠体2Bは、ガラス板8を保持する枠本体20Bと、両側部の裏側枠部材21、21および下枠部の裏側枠部材22とより構成されており、枠本体20Bは、下枠部に表側枠部材31を配置し、両縦枠部に表側枠部材32、32を配置し、上枠部に連結枠部材33を配置し、それらの端部を45°に所定長さ切断し、表側枠部材31と32は図6に示すように大小のL字形連結金具41、42で連結し、表側枠部材32と連結枠部材33は図5に示すように大小のL字形連結金具43、44でそれぞれ連結して形成している。また、裏側枠部材21、22も端部を45°に所定長さに切断している。
また、最上段のガラスパネルP2の枠体2Cは、ガラス板8を保持する枠本体20Cと、両側部の裏側枠部材21、21および上枠部の裏側枠部材23とより構成されており、枠本体20Cは、上枠部に表側枠部材34を配置し、両縦枠部に表側枠部材32、32を配置し、下枠部に連結枠部材33を配置し、それらの端部を45°に所定長さ切断し、表側枠部材32と33は図6に示すように大小のL字形連結金具41、42で連結し、表側枠部材32と連結枠部材33は図5に示すように大小のL字形連結金具43、44でそれぞれ連結して形成している。裏側枠部材21、23も端部を45°に所定長さに切断している。
ここで、前記笠木部材6、巾木部材9及び支柱5に対応する枠部材は、外側面で対応する部材を表裏両面から抱き込むように嵌合するので、必然的にパネル面内方向の厚さが厚いものを用いることになる。この部分に使用する部材が、表側枠部材31、32、34と裏側枠部材21、22、23である。また、上下ガラス板8,8の連設部分は、視界を広げるためと、シャープな外観を呈するようにするために可能な限り上下寸法を小さくすることが望ましく、そのような部分に使用する部材が、前記連結枠部材33である。
更に詳しくは、表側枠部材32(31、34)は、アルミ押出し型材で作製され、図2〜6に示すように、前記支柱5の表側面に当止する横幅の広い中実部16を有し、該中実部16の内側からパネル厚さ方向に延びた内面部17を一体形成し、該内面部17の内面側中央部に沿って前記ガラス板8の端部を嵌合する凹溝18を形成し、更に該凹溝18を挟んで中実部16の側の内面部17の内部に前記L字形連結金具43の一片を嵌入する嵌合孔19を形成するとともに、反対側の内面側には前記L字形連結金具44の一片を収容する段落ち部15を形成している。
また、裏側枠部材21(22、23)は、同じくアルミ押出し型材で作製され、前記支柱5の裏側面に当止する横幅の広い中実部81を有し、該中実部81の内側からパネル厚さ方向に延びた内面板82を有し、該内面板82の先端は、前記表側枠部材32の段落ち部15の壁面に形成した係合溝14に嵌合し、該内面板82と前記内面部17とは面一になり、また前記中実部81には前記表側枠部材32の内面部17の先端片を受け入れる係合段部83を形成するとともに、前記中実部81と内面板82の基部との間に溝部84を形成し、該溝部84に前記L字形連結金具44の一片を挿入できるようにするとともに、板ばね85を嵌着できるようにしている。ここで、前記板ばね85は、先端部が外側に断面ヘ字状に屈曲しており、この屈曲部が前記裏側枠部材21を表側枠部材32に嵌合したときに、前記表側枠部材32の段落ち部15の内面に形成した係合溝14に弾性的に係合するようになっている。このような構造を採用することで、簡単に表側枠部材と裏側枠部材とを弾性嵌合によって連結することができるにも係わらず、容易に分離しないのであり、また両部材を連結した後には、板ばねを含め嵌合構造が内部に隠れるので、あたかも一体物の部材のように見えるといった効果を奏する。なお、前記板ばね85の代わりに、前記裏側枠部材21の一部にばね作用のある弾性片を一体形成することも可能である。
連結枠部材33は、表側から裏側に渡って一体構成された上下厚さの薄い扁平な枠部材であり、同じくアルミ押出し型材で作製され、ガラス板取付け側の内側面中央部に沿って前記ガラス板8の端部を嵌合する凹溝86を形成し、該凹溝86を挟んで表裏両側の内部にL字形連結金具43、44の一片を嵌入する嵌合孔87、88を形成し、隣接するガラスパネルに対向する外側面には扁平な断面略I形の嵌合部材10に係合する係止片89、89が突設されている。
表側枠部材32と上枠部または下枠部としての表側枠部材34、31との連結部は、同一部材であるので、図6に示すように互いの端部を45°に切断して、切断面から前記L字形連結金具41、42の両片を嵌合孔19,19に挿入し、外側面から内面部17,17にネジ41a,41aを貫通させてL字形連結金具41に螺合する。また、コーナー部内面側の両段落ち部15,15に前記L字形連結金具42の両片をあてがい、外側面から内面部17,17を貫通させたネジ42a,42aをL字形連結金具42に螺合する。一方、裏側において、裏側枠部材21,22同士の連結も同一部材であるので、互いの端部を45°に切断して、該切断面を突き合わせ可能としている。
表側枠部材32と連結枠部材33との連結部は、各部材の厚さが異なるので工夫が必要である。つまり、厚さの薄い連結枠部材33の端部と、該連結枠部材33の厚さに相当する前記表側枠部材32の内側部のみを45°に切断して傾斜切断面32aを形成するとともに、前記中実部16の大部分は、連結枠部材33の長手方向に直交する面、即ち水平切断面32bとし、各部材の切断面を突き合わせるとともに、切断面から前記L字形連結金具43を両片を嵌合孔87,19に挿入し、外側面からネジ43a,43aを貫通させてL字形連結金具43に螺合し、更にコーナー部内面側の段落ち部15に前記L字形連結金具44の一片をあてがい、他片を嵌合孔88に挿入して、外側面からネジ44a,44aをL字形連結金具44に螺合する。
前記天レール3は、下方開放した断面略コ字形のチャンネル部材であり、天井にアンカーボルトで固定されている。また、前記地レール4は、上方開放した断面略コ字形のチャンネル部材であり、床面にアンカーボルトで固定されている。前記笠木部材6は、アルミ押出し型材で作製され、アングル金具60で支柱5の内側面にネジ止めしている。また、前記笠木部材6の両側面板61,61の下部は、前記ガラスパネルP2の表側枠部材34の中実部16と、裏側枠部材23の中実部81とが外嵌している。そして、前記笠木カバー7は、アルミ押出し型材で作製され、枠体2Cの上端面に当接される。また、巾木部材9は、アルミ押出し型材で作製し、上部に前記ガラスパネルP1の表側枠部材31の中実部16と、裏側枠部材22の中実部81とが外嵌する嵌合部90を形成するとともに、該嵌合部90の両側に中空の巾木部91,91を垂下し、両巾木部91,91が前記地レール4を外嵌することができるようになっている。ここで、前記地レール4の溝内にはアジャスター92を所定間隔毎に設け、前記巾木部材9のレベルを調整できるようになっている。支柱5は、スチール製の板材を断面略M字形に折り曲げ成形した部材を組合せ、表裏両側にそれぞれ筒状部30、30を構成し、筒状部間の表裏に凹溝がそれぞれ形成された構造である。本実施形態では2部材を組み合わせた複合物で構成したが、一体物でもよく、アルミニウムの押出し成形品で構成してもよい。
ガラスパネル装置1を施工するには、前述のように天井と床面に設けた巾木部材9と天レール3間に複数の前記支柱5,…を一定間隔毎に立設する。それには、前記巾木部材9の嵌合部90に開口を形成し、該開口内に支柱5の下端を嵌合してもよい。また、前記支柱5の上端部は、天固定部材により天レール3内に固定される。そして、下方から順にガラスパネルP1、ガラスパネルP,…、ガラスパネルP2と建て込むが、それにはガラス板8を予め固定した枠本体20A(20B,20C)を両側の支柱5,5間に表側から装着した後、裏面側から裏側枠部材21、21(22、23)を装着し、両者を弾性的に嵌合して取付けてゆく。
具体的には、最下段のガラスパネルP1の枠本体20Bを表側から両支柱5、5間に挿入し、前記下枠部を構成する表側枠部材31の中実部16を巾木部材9の表面側に当接した状態で、該巾木部材9の嵌合部90に対し、表側枠部材31下面の凸部15aを前記嵌合部90上面に形成された凹部90bに嵌合し、取付ネジ42aにより該嵌合部90の凹部90bにネジ止めする。また、その状態で枠本体20Bの両側部の縦枠部を構成する表側枠部材32、32の中実部16を両支柱5の表面側に当止させ、両側の表側枠部材32の内面部17,17を段落ち部15,15において内方からタッピンネジ90a,…で支柱5の内側面に螺着する。それから、裏側から裏側枠部材21、21を表側枠部材32、32に前述のように弾性嵌合する。この状態で、両側の裏側枠部材21、21の中実部81,81が支柱5の裏側面に当接する。従って、枠体2Bを装着した状態では、前記内面部17と中実部16,81とで形成される凹溝部内に支柱5の内側部が嵌合した状態となる。
それから、前記ガラスパネルP1の枠体2Bの上枠部となる連結枠部材33の上面に、偏平な断面略I形の嵌合部材10を載置した後、中段のガラスパネルPの下枠部の連結枠部材33を嵌合し、位置決めされた状態で載置するとともに、枠本体20Aを構成する左右の表側枠部材32、32の内面部17,17を支柱5,5間に挿入し、上記ガラスパネルP1と同様、両支柱5,5の表側面に側方へ突出した中実部16,16を当止した状態で、両側の表側枠部材32の内面部17,17を段落ち部15,15において内方からタッピンネジ90a,…で支柱5の内側面に螺着する。それから、裏側から裏側枠部材21、21を表側枠部材32、32に前述のように弾性嵌合する。この状態で、両側の裏側枠部材21、21の中実部81,81が支柱5の裏側面に当接する。図3に示すように、枠体10Aの上側の連結枠部材33の上に、前記嵌合部材10を介在させて上側のパネルの連結枠部材33が載置嵌合され、この二つの枠体2A、2Aの凹凸嵌合して重なった連結枠部材33、33は、あたかも一体的な扁平な横枠部材のような外観を呈する。また、両連結枠部材33,33は、前記嵌合部材10を介して凹凸嵌合しているので、表裏方向にずれることは全くない。
それから、このガラスパネルPの上に、同様にしてガラスパネルPを連設した後、該ガラスパネルP1の上枠部となる連結枠部材33の上面に偏平な断面略I形の嵌合部材10を載置した後、最上段のガラスパネルP2の下枠部の連結枠部材33を嵌合し、位置決めされた状態で載置するとともに、枠本体20Aを構成する左右の表側枠部材32、32の内面部17,17を支柱5,5間に挿入し、上記ガラスパネルP1と同様、両支柱5,5の表側面に側方へ突出した中実部16,16を当止すると同時に、上枠部の表側枠部材34の中実部16を笠木部材6の表面側に当接した状態で、両側の各表側枠部材32の内面部17を段落ち部15において内方からタッピンネジ90aで支柱5の内側面に螺着する。それから、裏側から裏側枠部材21、21、23を表側枠部材32、32、34に弾性嵌合する。そして、最終的に笠木部材6を支柱5にネジ止めし、笠木部材6に笠木カバー7,7を嵌着するのである。
本実施形態では支柱5を介して左右に同様のガラスパネルの上下連設構造が設けられているが、左右の枠体間に隙間があり、外部から支柱5が見えることとなるが、アルミ押出し型材の左右の枠体に対して、スチール製の支柱5が外部から目立ってしまう虞がある。そこで、本例では予め支柱5の両側面にアルミニウム製の板材51、51が両面テープ等で貼り付けられ、支柱5の存在を外部から目立たないように構成している。
また、本実施形態では、前記ガラス板8は、前記枠本体20A、20B、20Cを組立てる際に、表側枠部材31、32、34の凹溝18や連結枠部材33の凹溝86内に周縁部を嵌合して一体化するのである。この際、各凹溝18,86内の底面部には、両面粘着シートを貼り、ガラス板8の端面と粘着している。このように、ガラス板8の周囲を枠本体20A,20B,20Cで取り囲んだ状態で一体化したので、搬送が容易になり、またガラス板8の不意の損傷を防止でき、更にガラス専門業者がいなくても容易に施工することができるのである。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の代表的実施形態に係るガラスパネル装置を示す簡略正面図。 同じく横断面図。 同じく縦断面図。 (a)〜(c)は、支柱に取り付けた表側枠部材に対して裏側枠部材を取り付ける様子を示した要部の横断面図。 連結枠部材と縦枠部の表側枠部材のコーナー連結部の分解斜視図。 下枠部と縦枠部の表側枠部材同士のコーナー連結部の分解斜視図。
符号の説明
1 ガラスパネル装置 2 枠体
2A 枠体 2B 枠体
2C 枠体 3 天レール
4 地レール 5 支柱
6 笠木部材 7 笠木カバー
8 ガラス板 9 巾木部材
10 嵌合部材 10A 枠体
14 係合溝 15 段落ち部
15a 凸部 16 中実部
17 内面部 18 凹溝
19 嵌合孔 20A,20B,20C 枠本体
21 裏側枠部材 22 裏側枠部材
23 裏側枠部材 30 筒状部
31 表側枠部材 32 表側枠部材
32a 傾斜切断面 32b 水平切断面
33 連結枠部材 34 表側枠部材
41a ネジ 41 L字形連結金具
42 L字形連結金具 42a ネジ
43 L字形連結金具 43a ネジ
44 字形連結金具 44a ネジ
51 板材 60 アングル金具
61 側面板 81 中実部
82 内面板 83 係合段部
84 溝部 86 凹溝
87 嵌合孔 88 嵌合孔
89 係止片 90a ネジ
90b 凹部 90 嵌合部
91 巾木部 92 アジャスター
P,P1,P2 ガラスパネル

Claims (4)

  1. 天井と床面間に間隔を隔てて立設した一対の支柱間に、上下方向に複数のガラスパネルを装着してなるガラスパネル装置であって、各ガラスパネルは枠体にガラス板の周囲を保持したものであり、前記枠体はガラス板を保持する枠本体と、少なくとも両側部の裏側枠部材とより構成し、上下に連設されるガラスパネルを、下側のガラスパネルの枠本体における上枠部を表裏にわたって一体構成するとともに、上側のガラスパネルの枠本体における下枠部を、同じく表裏にわたって一体構成し、支柱間に設置された下側のガラスパネルの前記上枠部に、上側のガラスパネルの前記下枠部を位置決めされた状態で載置するとともに、該上側のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、該枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接した状態で、該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部の内面部に弾性嵌合して両支柱の裏面側に当接した状態で装着することにより上側のガラスパネルを支柱間に設置し、この上下連設を順次繰り返して構成してなることを特徴とするガラスパネル装置。
  2. 前記一体構成した上枠部および下枠部をそれぞれ上下厚さの薄い扁平な枠部材で構成し、これら上枠部および下枠部の間に扁平な断面略I形の嵌合部材を介在させて凹凸嵌合し、表裏方向のずれを規制して位置決めされる請求項1記載のガラスパネル装置。
  3. 最下段のガラスパネルの枠体を、ガラス板を保持する枠本体と、両側部および下枠部の裏側枠部材とより構成し、
    前記最下段のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、前記下枠部を巾木部材の表面側に当接した状態で、該巾木部材の上面にネジ止めするとともに、前記枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接した状態で、該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部および下枠部の各内面部に弾性嵌合して巾木部材の裏面側および両支柱の裏面側に当接した状態で装着することにより最下段のガラスパネルを支柱間に設置してなる請求項1又は2記載のガラスパネル装置。
  4. 最上段のガラスパネルの枠体を、ガラス板を保持する枠本体と、両側部および上枠部の裏側枠部材とより構成し、
    支柱間に設置された下側のガラスパネルの前記上枠部に、前記最上段のガラスパネルの前記下枠部を位置決めされた状態で載置するとともに、該最上段のガラスパネルの枠本体を表側から両支柱間に挿入し、該枠本体の両側部の縦枠部を両支柱の表面側に当接するとともに前記上枠部を笠木部材の表面側に当接した状態で、前記縦枠部を該支柱の内側面にネジ止めし、前記裏側枠部材をそれぞれ裏側から両支柱間に挿入し、前記縦枠部および上枠部の各内面部に弾性嵌合して笠木部材の裏面側および両支柱の裏面側に当接した状態で装着することにより最上段のガラスパネルを支柱間に設置してなる請求項1〜3の何れか1項に記載のガラスパネル装置。
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