JP4843381B2 - 可搬式作業台および手摺部材 - Google Patents

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Description

本発明は、建築工事現場、建築物の天井や壁面などの内外装作業、電気配線作業などに使用する可搬式作業台およびそれに使用する手摺部材に関するものである。
かかる可搬式作業台1は、下記特許文献1にもあるが、従来、例えば図14に示すように、一対の支柱脚4a間に複数の踏み桟5を適宜間隔で取り付けて梯子状の主脚4を形成し、該梯子状の主脚4の一対間に長方形状の天板3を回動自在に取り付け、さらに、天板3と主脚4との間に途中で屈曲自在なステイ7を介装している。
特許番号第2989166号公報(アルミニウム製可搬式作業台)
また、天板3の四隅に棒状の手掛かり部材6を立設して、主脚4を昇降する際の手掛かりとしている。この手掛かり部材6は可搬式作業台の認定基準で備え付けが規定されているもので、天板3面高さが1.5mを超える可搬式作業台には必ず付設されるものである。
手掛かり部材6は、作業者が作業台となる天板3に昇降する場合、天板上に載って作業を行う場合に、手掛けとなり、安全性および作業性を向上させるためのもので、主脚4に沿って折り畳み可能に取り付けることで、天板3の4隅に立設可能とした。
しかしながら、前記手掛かり部材6は主脚4を昇降する際の安全を確保するためのものであり、天板3上を歩行し、また、この上で作業する際に、天板3からの転落防止を完全に図ることはできない。
そこで、下記特許文献2にもあるが、図15に示すように天板3からの転落防止手段としてはコ字型の枠状の手摺21を別途用意し、これを天板3の長手方向にそって手掛かり部材6の間に別途立設している。
特開2001−152659号公報(可搬式作業台)
そして、使用時には主脚4を昇り、手掛かり部材6を掴んで、天板3の上に上りこの上に立って、または歩行しながら作業する。この場合、作業に気を取られるなどして天板3上で滑ったりしても、手摺21により天板3から転落、墜落することが防止される。
前記のような可搬式作業台は、脚立などに代わる安全な作業台として急速に普及している。しかしながら、前記手摺21は認定基準で備え付けが規定されているものではないため、現実には後付けのオプション部品になっていることが多い。このため、作業者にとっては、手摺りの取り付け・取り外しの手間と時間が嵩むことから、手摺りを取り付けないで作業することも多く、転落・墜落事故を起こすことも多い。
また、手摺21は別部品となるため、部品点数が増え、運搬や保管場所のスペースも必要とするので面倒である。
ちなみに、前記特許文献2の場合も、手摺21の天板3への固定は、手摺の横桟から延びる縦桟の下部に特殊な固定用部材を設けることにより行われ、ボルト・ナットなどの適宜の手段で固定するが、安全性を高めるために堅牢に固定するのに着脱の容易性との兼ね合いが困難であり、ともすれば、取り付け、取り外しが面倒である。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消するものとして、手掛かり部材を備えた可搬式作業台において、この手掛かり部材を利用することで手摺りを簡単に設置でき、しかも天板の上部への組み立ても容易で簡単に設置でき、天板からの転落・墜落事故発生を防止し安全性を向上できる可搬式作業台および手摺部材を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、可搬式作業台としては、第1に、一対の梯子状の主脚間に天板を架け渡し、前記天板の4隅に主脚に沿って折り畳み可能に取り付けた棒状の手掛かり部材を立設可能とした可搬式作業台において、天板の長さ方向では、立設状態の前記手掛かり部材同士に長手方向用手摺桟を掛け渡し、天板の幅方向では、長手方向用手摺桟に収納可能で、かつ、一端を長手方向用手摺桟に軸着した短手方向用手摺桟を対向する長手方向用手摺桟に掛け渡すこと、および、短手方向用手摺桟は、長手方向用手摺桟に軸着する端部と反対側の端部は、対向する長手方向用手摺桟の側面の開口内に差し入れること、さらに、長手方向用手摺桟は手摺支柱の上部に回動自在に一端が軸着され、また、天板の長さ方向の約2分の1の長さを有し、対向位置の立設状態の手掛かり部材に被さる鞘管としての手摺支柱から天板長手方向にそって水平に突出させて、相互に衝合する突出先端を着脱自在に連結させることを要旨とするものである。
第2に、一対の梯子状の主脚間に天板を架け渡し、前記天板の4隅に主脚に沿って折り畳み可能に取り付けた棒状の手掛かり部材を立設可能とした可搬式作業台において、手摺支柱は手掛かり部材に被さる鞘管として構成し、天板の幅方向では、短手方向用手摺桟を対向する手摺支柱間に掛け渡すこと、および、長手方向用手摺桟は手摺支柱の上部に回動自在に一端が軸着され、手摺支柱に沿って折り畳み可能であり、短手方向用手摺桟は、長手方向用手摺桟に収納可能で、かつ、一端を長手方向用手摺桟に軸着し、短手方向用手摺桟を手摺支柱に沿って折り畳まれた状態の長手方向用手摺桟から引き出して、対向する手摺支柱に掛け渡すことを要旨とするものである。
可搬式作業台の手摺部材としては、一対の梯子状の主脚間に天板を架け渡し、前記天板の4隅に主脚に沿って折り畳み可能に取り付けた棒状の手掛かり部材を立設可能とした可搬式作業台に取り付ける手摺部材であり、天板の幅方向で、立設状態の前記手掛かり部材同士に掛け渡す長手方向用手摺桟と、長手方向用手摺桟に収納可能で、かつ、一端を長手方向用手摺桟に軸着し、天板の幅方向で、対向する長手方向用手摺桟同士に掛け渡す短手方向用手摺桟とからなること、および、長手方向用手摺桟は、手掛かり部材に被せる鞘管による手摺支柱の上部に回動自在に一端を軸着し、手摺支柱に沿って折畳み可能としたこと、さらに、長手方向用手摺桟は、短手方向用手摺桟の先端を差し入れる開口を形成し、この開口内に出没する板バネによるロックを付設することを要旨とするものである。
請求項1記載の発明によれば、天板の長さ方向では、立設状態の前記手掛かり部材同士に長手方向用手摺桟を掛け渡し、天板の幅方向では、長手方向用手摺桟に収納可能で、かつ、一端を長手方向用手摺桟に軸着した短手方向用手摺桟を対向する長手方向用手摺桟に掛け渡すことで、天板の長さ方向と天板の幅方向を矩形に囲う手摺桟を手掛かり部材を利用して簡単に可搬式作業台に場所も取らずにしっかりと設けることができ、立設状態の前記手掛かり部材同士に手摺桟を掛け渡すので、手掛かり部材の強度を利用して手摺桟を支承できる。
請求項2記載の本発明によれば、短手方向用手摺桟は、長手方向用手摺桟に軸着する端部と反対側の端部は、対向する長手方向用手摺桟の側面の開口内に差し入れることで、別途受け部材を設けることなく、長手方向用手摺桟同士で支承できる。
請求項3記載の本発明によれば、鞘管による手摺支柱はこれを手掛かり部材に嵌め外しすることで、手摺部材をオプション品とすることができ、手摺がない既存の可搬式作業台でもオプション品を求めることにより、簡単に手摺を設けることができる。また、手摺桟が手摺支柱の上部に取り付けてあるから、対向位置の手摺支柱からそれぞれ手摺桟を回動して天板の長手方向に配置すれば、対向位置の手摺り上桟の先端が連結され、天板の長手方向にそって隙間なく連続する手摺が簡単に形成される。
請求項4記載の本発明によれば、天板の幅方向、すなわち、梯子状の主脚での昇降口にのみ手摺桟を配置する場合でも、この短手方向用手摺桟は手掛かり部材に被さる鞘管として構成した手摺支柱間に掛け渡すことで、簡単に可搬式作業台に設置でき、鞘管による手摺支柱はこれを手掛かり部材に嵌め、外しすることで、手摺部材をオプション品とすることができ、手摺がない既存の可搬式作業台でもオプション品を求めることにより、簡単に手摺を設けることができる。
請求項5記載の本発明によれば、長手方向用手摺桟を設けながら、これを使用しないで、天板の幅方向にのみ短手方向用手摺桟を配置する場合であり、対向する手摺支柱に掛け渡すのに、手摺支柱に沿って折り畳まれた状態の長手方向用手摺桟から引き出して、簡単に掛け渡すことができる。
請求項6記載の本発明によれば、前記請求項1および請求項2記載の本発明の作用と同じであるが、短手方向用手摺桟は長手方向用手摺桟に収納可能で、かつ、一端を長手方向用手摺桟に軸着するので、収容や。使用に際して、広げる場合も便利である。
請求項7記載の本発明によれば、前記作用に加えて長手方向用手摺桟は手摺支柱に沿って折り畳むことでき、また、手摺支柱は手掛かり部材が主脚に沿って折り畳み可能なので、同様に主脚に沿って折り畳み可能となる。
請求項8記載の本発明によれば、短手方向用手摺桟を掛け渡すのに、確実にロックでき、また、必要に応じて支承できる。
以上述べたように本発明の可搬式作業台および手摺部材は、手掛かり部材を備えた可搬式作業台において、この手掛かり部材を利用することで手摺りを簡単に設置できるものであり、手摺支柱は手掛かり部材に被せる鞘管とし、手摺桟を手摺支柱に回動自在に取り付けたから、手摺支柱から手摺桟を天板の長手方向にそって側方上部に引上げるだけで、手摺桟を天板の上部に配設でき、手摺り部材を別途用意することなく、また、格別の工具も必要とせずに、天板に手摺を簡単に設けることができる。
そして、手摺支柱や手摺桟のために格別に保管スペースや運搬スペースも必要とせず、保管や運搬の際には主脚と並行にして扁平に折り畳むことができ、コンパクトにできる。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す正面図、図2は同上側面図で、本発明の可搬式作業台の基本構造は、図17、図18に示した従来例と基本的には同様であるから、同一の参照符号を付してここでの詳細な説明は省略する。
本発明の可搬式作業台も、基本構造は従来と同様、一対の支柱脚4a間に複数の踏み桟5を適宜間隔で取り付けて梯子状の主脚4を形成し、該梯子状の主脚4の一対間に長方形状の天板3を回動自在に取り付けて主脚4を天板の裏側に沿って折り畳み可能とし、さらに、天板3と主脚4との間に途中で屈曲自在なステイ7を介装している。ステイ7は両端部が、それぞれ主脚4の踏み桟5および天板3に枢着されており、作業終了後はステイ7を屈曲部で折り曲げて可搬式作業台1を折り畳み、移動できるようになっている。
また、天板3の四隅、すなわち主脚4と天板3との昇降口に位置させて棒状の手掛かり部材6を主脚4から取付片22で回動自在に立設した。これら、主脚4、天板3および手掛かり部材6は材質としてはアルミニウムを使用する。図12に天板3を示すと、すべり防止用のエンボス孔3aを点在させ、また、左右妻側に外し防止用のプレート3bを取り付けている。
手掛かり部材6は、作業者が作業台となる天板3に昇降する場合、天板上に載って作業を行う場合に、手掛けとなり、安全性および作業性を向上させるためのもので、取付片22を介して天板3の隅角部または天板3の隅角部から延びる主脚4に、立設位置から天板3の隅角部から延びる主脚4の縦部材に沿って折り畳み可能に取り付けたものである。
手掛かり部材6の立設、折り畳み機構について説明すると、詳しくは図19に示すように、天板3の偶角部から延びる主脚4の上部に固定される手掛かり部材6の取付片22の溝部23に手掛かり部材6を装着して、両者を第1のピン部材24で回動可能に枢着し、第1のピン部材24が挿通する手掛かり部材6の貫通孔25は第1のピン部材24が移動し得るようスロット状に形成される。
第1のピン部材24から離れた位置に手掛かり部材6に挿通する第2のピン部材26を設け、手掛かり部材6の内部に位置する第1のピン部材24と第2のピン部材26の間をバネ27で連結し、手掛かり部材6より突き出た第2のピン部材26の突出部28が、図20に示すように、取付片22の上部に形成された切欠部29、29にバネ27の力に抗して嵌入するようにして、手掛かり部材6を天板3の隅角部に立設された位置にもたらす。この場合、第1のピン部材24はスロット状貫通孔25の上端に位置する。
手掛かり部材6を折り畳むには、図20に示すように、手掛かり部材6をバネ27の力に抗して上方(矢印Xの方向)に引き上げ、且つ立設位置Aから下方に回動させて折り畳み位置Bにもたらすと、手掛かり部材6がバネ27の作用で上方(矢印Yの方向)に移動し、第2のピン部材26の突出部28が取付片22の下部に形成された切欠部30、30に嵌入し、その結果、手掛かり部材6は主脚4の側面に沿って折り畳まれる。この場合、第1のピン部材24はスロット状貫通孔25の下端に位置する。
本発明の手摺部材8は、天板の長さ方向では、立設状態の前記手掛かり部材6同士に掛け渡す長手方向用手摺桟10と、天板の幅方向では、この長手方向用手摺桟10を鞘管としてその内部に収納可能であり、かつ、一端を長手方向用手摺桟10に軸着した短手方向用手摺桟14からなり、この短手方向用手摺桟14を対向する長手方向用手摺桟10に掛け渡すものである。
長手方向用手摺桟10はこれを直接手掛かり部材6に固定的に設け、または、軸着して回動自在に設けることも可能であるが、手掛かり部材6に被せる鞘管による手摺支柱9を介在させ、この手摺支柱9に一端を軸着して立設状態の前記手掛かり部材6、手摺支柱9同士に掛け渡すものとした。
図11に示すように手掛かり部材6は断面略矩形のアルミニウム合金押出合金の管体によるもので、被せる鞘管による手摺支柱9は手掛かり部材6の外側と密着する内周面を有する管体であり、手掛かり部材6に対して着脱自在である。
手掛かり部材6に被せる手摺支柱9の手掛かり部材6への固定は、両者を貫通するボルト11により行う。
長手方向用手摺桟10は、天板3の長手方向に平行するものであり、分割体として、天板3の長さ方向の長さの約2分の1の長さのものが、手摺支柱9の上部にピンにより回動自在に一端を軸着され、手摺支柱9に沿って折畳み可能とされる。
これら分割体としての長手方向用手摺桟10は、手掛かり部材6および手摺支柱9が立てられた際に、この手摺支柱9の先端から長手方向用手摺桟10が天板3の長手方向にそってその側方上部で水平に突出し、一方の長手方向用手摺桟10と対向する長手方向用手摺桟10とは先端が衝合して連結部材(図示せず)で連結される。図中12は連結部材をスライドさせる摘み、13はこの摘み12の移動を許容するための長穴である。
図13に各部材を示す。手摺支柱9にはボルト11の貫通用のボルト孔15aと長手方向用手摺桟10を軸着するためのボルト孔15bが設けられ、一方の長手方向用手摺桟10の側面側には、短手方向用手摺桟14を収容するための窓穴16が形成され、他方の長手方向用手摺桟10の側面には、短手方向用手摺桟14の先端を差し入れる開口17が形成される。
手摺部材8を構成する、手摺支柱9、長手方向用手摺桟10、短手方向用手摺桟14は合成樹脂の角パイプをもって形成すれば軽量なものとなる。また、合成樹脂の他にアルミニウム合金等の金属でもよく、形状も折り畳みに支障のない形状であればよい。
このようにして、短手方向用手摺桟14は、長手方向用手摺桟10に軸着する端部と反対側の端部は、対向する長手方向用手摺桟10の側面の開口17内に差し入れることで掛け渡しが完了する。
次に使用法を説明する。使用に際しては、(1)天板3の周端を全て手摺部材8の長手方向用手摺桟10と短手方向用手摺桟14とで囲む場合と、(2)天板3の長さ方向の左右双方またはそのうち一方に長手方向用手摺桟10のみを配置する場合(例えば、壁の左官作業等を行う場合は一方の長手方向用手摺桟10は不要となる)と、(3)天板3の幅方向のみに短手方向用手摺桟14を配置する場合とがある。
図3に示すように、短手方向用手摺桟14は長手方向用手摺桟10内に収められ、長手方向用手摺桟10は手摺支柱9に沿って折り畳まれ、さらに手摺支柱9は手掛かり部材6とともに天板3の隅角部から延びる主脚4の縦部材に沿って折り畳まれている。また、長手方向用手摺桟10はこの手摺支柱9に沿って折畳まれており短手方向用手摺桟14は長手方向用手摺桟10内に収納されている。
可搬式作業台1の使用を行うには、主脚4が開かれ、設置される。
図4、図5に示すように、手掛かり部材6が立てられ、それとともに手摺支柱9が立設されるが、この状態では長手方向用手摺桟10は手摺支柱9に沿って折り畳まれた状態で手摺支柱9とともに起立される。
手摺部材8を設けない従来の可搬式作業台と同じく手掛かり部材6のみを使用する場合には、手掛かり部材6と手摺支柱9の双方を一緒に握って主脚4から天板3に昇降すればよい。
図5の状態から、図6に示すように手摺支柱9に沿って折り畳まれている手摺桟10を回動させて天板3の長手方向にそってその側方上部で水平に突出させる。この作業は、天板3上にて行う。
図7に示すように、一方の手摺支柱9からの手摺桟10と対向する手摺支柱9からの手摺桟10とは先端が衝合するので、摘み12で連結部材をスライドさせて連結する。
これで図8、図9に示すように、天板3の周端の上方のうち長手方向は手摺桟10、10が配置される。ケース(2)の天板3の長さ方向の左右双方またはそのうち一方に長手方向用手摺桟10のみを配置する場合はこの状態を選択する。
次いで、手摺桟10内に収納されている短手方向用手摺桟14を回しながら引き出し、その先端を対向する手摺桟10の開口17内に差し入れて図10に示すように手摺桟10同士に短手方向用手摺桟14を掛け渡す。
これにより、天板3の周端の上方の幅方向には短手方向用手摺桟14が配置され、天板3の周端の上方は手摺桟10、10と短手方向用手摺桟14とで囲こむことができる。
使用後、手摺部材8を折り畳むには、前記と逆の動作を行えばよい。
また、図14に示すように、ケース(3)の天板3の幅方向のみに短手方向用手摺桟14を配置する場合については、前記図5の手掛かり部材6が立てられ、それとともに手摺支柱9が立設されるが、この状態では長手方向用手摺桟10は手摺支柱9に沿って折り畳まれた状態で手摺支柱9とともに起立される状態から長手方向用手摺桟10を広げずに、短手方向用手摺桟14を長手方向用手摺桟10から引き出して、対向する長手方向用手摺桟10を介して対向する手摺支柱9に掛け渡す。
この場合、長手方向用手摺桟10の短手方向用手摺桟14の先端を差し入れる開口17では短手方向用手摺桟14の先端を受け止めることができない。
そこで、図15、図16に示すように、開口17を設けた側面に直交する面に開口18を形成し、ここに板バネ19によるフ字形の段部20を開口18内に出没させるようにした。この段部20より上はコ字状に曲げて係止兼手掛け部とする。また、段部20より下は直片として長手方向用手摺桟10へのビス止め部分となる。
段部20は板バネ19の弾性で常時は開口18に突出し、長手方向用手摺桟10の開口17に差し入れる短手方向用手摺桟14の先端で、この段部20は押し出すようにして短手方向用手摺桟14の先端を段部20の下から上に移動させ、段部20で支承する。これで、短手方向用手摺桟14は板バネ19によりロックされる。
短手方向用手摺桟14を外すには、前記係止兼手掛け部を手で押し下げて段部20を開口18内から外へ出せばよい。
この板バネ19によるロックは、タイプ(1)の天板3の周端を全て手摺部材8の長手方向用手摺桟10と短手方向用手摺桟14とで囲む場合にも有効である。
本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て後の正面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て後の側面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て手順のうち、第1段階を示す正面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て手順のうち、第2段階を示す正面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て手順のうち、第3段階を示す正面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て手順のうち、第4段階を示す正面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て手順のうち、第5段階を示す正面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て手順のうち、第5段階を示す側面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て手順のうち、第5段階を示す平面図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の1実施形態を示す組み立て手順のうち、第6段階を示す平面図である。 手掛かり部材とこれに被せる手摺支柱の横断平面図である。 天板の平面図である。 手摺部材の構成部材の斜視図である。 本発明の可搬式作業台および手摺部材の他の使用例を示す側面図である。 板バネによるロックの動作を示す正面図である。 板バネによるロックの動作を示す側面図である。 従来の可搬式作業台の斜視図である。 従来の可搬式作業台の他の例を示す斜視図である。 手掛かり部材と取付片との結合機構を示す一部を切り欠いた斜視図である。 手掛かり部材の立設、折り畳み機構を示す一部正面図である。
符号の説明
1…可搬式作業台 3…天板
3a…エンボス孔 3b…プレート
4…主脚 4a…支柱脚
5…踏み桟 6…手掛かり部材
7…ステイ 8…手摺部材
9…手摺支柱 10…長手方向用手摺桟
11…ボルト 12…摘み
13…長穴 14…短手方向用手摺桟
15a、15b…ボルト孔 16…窓穴
17、18…開口
19…板バネ 20…段部
21…手摺 22…取付片
23…溝部 24…第1のピン部材
25…貫通孔 26…第2のピン部材
27…バネ 28…突出部
29、30…切欠部

Claims (8)

  1. 一対の梯子状の主脚間に天板を架け渡し、前記天板の4隅に主脚に沿って折り畳み可能に取り付けた棒状の手掛かり部材を立設可能とした可搬式作業台において、天板の長さ方向では、立設状態の前記手掛かり部材同士に長手方向用手摺桟を掛け渡し、天板の幅方向では、長手方向用手摺桟に収納可能で、かつ、一端を長手方向用手摺桟に軸着した短手方向用手摺桟を対向する長手方向用手摺桟に掛け渡すことを特徴とする可搬式作業台。
  2. 短手方向用手摺桟は、長手方向用手摺桟に軸着する端部と反対側の端部は、対向する長手方向用手摺桟の側面の開口内に差し入れる請求項1記載の可搬式作業台。
  3. 長手方向用手摺桟は手摺支柱の上部に回動自在に一端が軸着され、また、天板の長さ方向の約2分の1の長さを有し、対向位置の立設状態の手掛かり部材に被さる鞘管としての手摺支柱から天板長手方向にそって水平に突出させて、相互に衝合する突出先端を着脱自在に連結させる請求項1または請求項2記載の可搬式作業台。
  4. 一対の梯子状の主脚間に天板を架け渡し、前記天板の4隅に主脚に沿って折り畳み可能に取り付けた棒状の手掛かり部材を立設可能とした可搬式作業台において、手摺支柱は手掛かり部材に被さる鞘管として構成し、天板の幅方向では、短手方向用手摺桟を対向する手摺支柱間に掛け渡すことを特徴とする可搬式作業台。
  5. 長手方向用手摺桟は手摺支柱の上部に回動自在に一端が軸着され、手摺支柱に沿って折畳み可能であり、短手方向用手摺桟は、長手方向用手摺桟に収納可能で、かつ、一端を長手方向用手摺桟に軸着し、短手方向用手摺桟を手摺支柱に沿って折り畳まれた状態の長手方向用手摺桟から引き出して、対向する手摺支柱に掛け渡す請求項4記載の可搬式作業台。
  6. 一対の梯子状の主脚間に天板を架け渡し、前記天板の4隅に主脚に沿って折り畳み可能に取り付けた棒状の手掛かり部材を立設可能とした可搬式作業台に取り付ける手摺部材であり、天板の幅方向で、立設状態の前記手掛かり部材同士に掛け渡す長手方向用手摺桟と、長手方向用手摺桟に収納可能で、かつ、一端を長手方向用手摺桟に軸着し、天板の幅方向で、対向する長手方向用手摺桟同士に掛け渡す短手方向用手摺桟とからなることを特徴とする可搬式作業台の手摺部材。
  7. 長手方向用手摺桟は、手掛かり部材に被せる鞘管による手摺支柱の上部に回動自在に一端を軸着し、手摺支柱に沿って折畳み可能とした請求項6記載の可搬式作業台の手摺部材。
  8. 長手方向用手摺桟は、短手方向用手摺桟の先端を差し入れる開口を形成し、この開口内に出没する板バネによるロックを付設する請求項6または請求項7記載の可搬式作業台の手摺部材。
JP2006149604A 2006-05-30 2006-05-30 可搬式作業台および手摺部材 Active JP4843381B2 (ja)

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