JP4842093B2 - フラットプレート構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プレキャスト部材を用いたフラットプレートの構築方法に関する。
柱頭にスラブ支持のための柱頭支版(キャピタル)を持たず、スラブを柱で直接支持するフラットスラブ構造(以下「フラットプレート構造」という)の建築物において、施工省力化のためにプレキャスト部材化が求められている。一方、フラットプレート構造においては、地震時等の水平力による柱周囲のスラブに発生するパンチング破壊が問題となる。そのため、フラットプレート構造のプレキャスト部材化に際してパンチング破壊を考慮する必要がある。
特許文献1には、柱周囲のスラブを高強度コンクリート製のノンキャピタル版として、予め工場にて形成し柱頭部に固着するフラットスラブ工法が示されている。特許文献2には、パンチング破壊を防止するためにフラットスラブ内の梁主筋に、梁主筋を囲む補強筋と棒状の補強筋を設ける技術が示されている。特許文献3、4には、キャピタルを有するフラットスラブ構造において、梁部をハーフプレキャスト部材化した技術が開示されている。
特開平08−4183号公報 特開2000−179081号公報 特公平04−2743号公報 特公平07−94753号公報
しかし、特許文献1の工法は、柱周囲のスラブをプレキャスト部材化した工法であり、フラットプレート構造の柱間のスラブ(梁部)を、柱周囲のパンチング破壊の防止に活用しながらプレキャスト部材化して利用する工法ではなかった。また、ノンキャピタル板がフルプレキャスト部材であるため、その側面でのみ他のスラブ部分との接合が行われ、フラットスラブ全体の一体性を確保しにくい。一方、特許文献2にフラットプレート構造のスラブ内の梁部主筋に2種類の補強筋を設けることで、柱周囲のパンチング破壊を有効に防止することは示されているが、2種類の補強筋を効果的に配置するためには施工が煩雑になり施工効率が低下する。一方、特許文献3では、柱頭支版(キャピタル)を有するフラットスラブ構造における梁部を柱列帯PS床パネル、床部を柱間帯PS床パネルとしてプレキャスト部材化し、それらの上部にコンクリートを打設してフラットスラブの一体性を確保している。しかし、柱間帯PSパネルを柱列帯PSパネルの上部に載置するため、スラブ底に梁が突出してしまう。これに対し、特許文献4においては、PC梁に段部、床のPC版に突部を設け、両者を係止することでスラブ底面をフラットにしているが、段差や突部の強度を確保するためにプレキャスト部材が厚くなり、フラットスラブ全体も厚くなってしまう。また、特許文献3の柱列帯PS床パネルおよび特許文献4のPC梁は、柱頭支版を有するフラットスラブ構造に適用するプレキャスト部材であり、柱周囲のパンチング破壊の防止に寄与する補強は考慮されていない。このため柱頭支版(キャピタル)を有しないフラットプレート構造への適用には構造上問題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、フラットプレート構造におけるスラブ(以下「フラットプレート」という)の柱間に配置され、柱周囲のパンチング破壊の防止に有効な補強を有するフラットプレート用プレキャスト部材を使用し、フラットプレートを厚くすることなく、その底面から梁部分を突出させないフラットプレートを、円滑に構築できるフラットプレート構築方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるフラットプレート構築方法は、柱上部に仮設受台を設置する第1工程と、梁下端主筋が長さ方向両端面それぞれから突出させて埋設されるとともに、第1せん断補強筋が、その係止部を上方へ突出させて埋設されたフラットプレート用プレキャスト梁部材を、隣接する柱の上記仮設受台間に載置する第2工程と、上記柱を挟んで配設された上記フラットプレート用プレキャスト梁部材の上記梁下端主筋同士を接続する第3工程と、上記フラットプレート用プレキャスト梁部材で囲まれた床部分に、ハーフプレキャスト床部材を、その底面が上記フラットプレート用プレキャスト梁部材の底面と面一となるように、該フラットプレート用プレキャスト梁部材の下面に位置し、その側面から突出させた仮設受部材で支持して配設する第4工程と、上記係止部に係止させて上記フラットプレート用プレキャスト梁部材の上方に、梁上端主筋を配筋する第5工程と、上記ハーフプレキャスト床部材から上記フラットプレート用プレキャスト梁部材にわたって、それらの上方にスラブ配筋を行う第6工程と、上記仮設受台、上記フラットプレート用プレキャスト梁部材および上記ハーフプレキャスト床部材の上方にコンクリートを打設する第7工程と、コンクリート硬化後に、上記仮設受台および上記仮設受部材を撤去する第8工程とを備えることを特徴とする。
前記フラットプレート用プレキャスト梁部材には、前記梁上端主筋と前記梁下端主筋を包囲する第2せん断補強筋が、その上部を突出させて埋設され、前記第5工程では、前記梁上端主筋は上記第2せん断補強筋に挿通されて配筋されることを特徴とする。
前記第5工程に続けて、前記フラットプレート用プレキャスト梁部材から前記ハーフプレキャスト床部材上方へ突出させてスラブ連結筋を設ける工程を備えることを特徴とする。
本発明にかかるフラットプレート構築方法にあっては、柱周囲のパンチング破壊を有効に防止できるフラットプレートを、その底面から梁部分を突出させることなく、またその厚さを増加させることなく円滑に構築できる。
以下に、本発明にかかるフラットプレート構築方法の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかるフラットプレート構築方法は基本的には、図1から図13に示すように、柱1上部に仮設受台2を設置する第1工程と、フラットプレート用プレキャスト梁部材3を隣接する柱1の仮設受台2間に載置する第2工程と、フラットプレート用プレキャスト梁部材3の梁下端主筋4同士を接続する第3工程と、フラットプレート用プレキャスト梁部材3で囲まれた床部分Sに、ハーフプレキャスト床部材5を、フラットプレート用プレキャスト梁部材3下面に位置する仮設受部材6で支持して配設する第4工程と、フラットプレート用プレキャスト梁部材3の上方に、梁上端主筋7を配筋する第5工程と、これに続けて、フラットプレート用プレキャスト梁部材3からハーフプレキャスト床部材5上方へ突出させてスラブ連結筋8を設ける工程と、ハーフプレキャスト床部材5からフラットプレート用プレキャスト梁部材3にわたって、それらの上方にスラブ配筋9を行う第6工程と、仮設受台2、フラットプレート用プレキャスト梁部材3およびハーフプレキャスト床部材5の上方にコンクリートを打設する第7工程と、コンクリート硬化後に、仮設受台2および仮設受部材6を撤去する第8工程とを備える。
本実施形態における、フラットプレート構造の建築物は、鉄筋コンクリート構造であり、X方向Y方向に複数の柱1が所定間隔で配置されている。柱1間にフラットプレート用プレキャスト梁部材3(以下「プレキャスト梁部材3」という)が配置され、プレキャスト梁部材3で囲まれた床部分Sに、ハーフプレキャスト床部材5が配置され、プレキャスト梁部材3、ハーフプレキャスト床部材5等の上方には所定の配筋とコンクリートが打設されてフラットプレート10が構築されている。
本実施形態におけるプレキャスト梁部材3は、柱1間にフラットプレート10の一部として配置される部材である。柱1間は、フラットプレート構造における柱列帯であり、構造体として梁の機能を有するフラットプレート10の一部分(以下「梁部B」という)である。プレキャスト梁部材3は、梁部Bの下部を構成するハーフプレキャスト部材であり、その上方にコンクリートが打設され梁部Bが構築される。プレキャスト梁部材3は、板状部11と、梁下端主筋4と、第1せん断補強筋12と、第2せん断補強筋13と、スラブ連結筋8とから構成されている。
板状部11はプレキャスト成型されたコンクリート製部材である。板状部11には、梁下端主筋4、第1せん断補強筋12、第2せん断補強筋13およびスラブ連結筋8の、一部分が埋設されている。板状部11は、長方形の板状部材である。板状部11の長さ(長辺)は、柱1間の内法(以下「柱スパン」という)寸法より、フラットプレート10の厚さ寸法の3〜4倍程度短く設定されている。板状部11の幅(短辺)は、柱1の幅より、フラットプレート10の厚さ寸法程度幅広に設定されている。板状部11の厚さは、梁部Bの梁下端主筋4を埋設でき、かつ、板状部11の上部に打設されるコンクリート内に、板状部11の上方に配置される梁上端主筋7を埋設して、梁部Bを構築できる寸法に設定されている。なお、本実施形態おける板状部11の側面には、ハーフプレキャスト床部材5を係止するための突起部等は設けられていない。
板状部11には、その長さ方向に沿って梁下端主筋4が埋設されている。梁下端主筋4は板状部11の幅方向に適宜間隔をもって複数本埋設されている。梁下端主筋4の鉄筋径や設置本数は、梁部Bに要求される耐力等により決定される。本実施形態における梁下端主筋4の配筋間隔は、スラブ配筋9の配筋間隔より密に設定されている。梁下端主筋4は連続した一本の鉄筋であり、その端部は、板状部11の長さ方向両端面それぞれから突出している。なお、梁下端主筋4は複数の鉄筋を接続して所定の長さとしても良い。板状部11の長さ方向の端面における梁下端主筋4の突出寸法は長短2種類ある。突出寸法の長いものと短いものが、板状部11の両端面の幅方向に交互に現れるように、梁下端主筋4が配置されている。突出寸法が短い場合、梁下端主筋4の一端部は、板状部11の端面が面する柱1側面の手前で止まっている。突出寸法が長い場合、梁下端主筋4の他端部は、柱1を貫通して柱1の反対側の側面付近で止まっている。各梁下端主筋4は、板状部11の一端面において突出寸法が長く、他端面において突出寸法が短くなるよう板状部11に埋設されている。
板状部11には、第1せん断補強筋12が埋設されている。第1せん断補強筋12は、水平力により柱周囲のフラットプレート10に生じたせん断力やねじれを梁部Bでも負担できるよう、梁部Bを補強する機能を有している。本実施形態における、第1せん断補強筋12は棒状の鉄筋で構成されている。第1せん断補強筋12は、その上端部を135°に曲げてフック状の係止部12aを形成し、その下端部を、係止部12aと同一方向へ90°に曲げてのL字状フック12bを形成している。第1せん断補強筋12は、係止部12aを板状部11の上方に突出させ、そのL字状フック12bを梁下端主筋4に係止させて、板状部11にほぼ垂直に埋設されている。本実施形態の第1せん断補強筋12は、プレキャスト梁部材3を梁部Bの所定位置に設置した状態で、柱1の側面から柱スパン寸法の1/4の範囲に位置する板状部11の部分に埋設されている。本実施形態の第1せん断補強筋12は、板状部11の両端部付近に各端面とほぼ平行に2列ずつ配置されている。第1せん断補強筋12は、板状部11の幅方向に配置された梁下端主筋4に対し1本おきに設けられている。
板状部11には、梁下端主筋4と梁上端主筋7を包囲する第2せん断補強筋13が、その上部を突出させて埋設されている。第2せん断補強筋13は、第1せん断補強筋12と同様に、水平力により柱1周囲のフラットプレート10に生じたせん断力等を梁部Bでも負担できるよう梁部Bを補強する機能を有している。第2せん断補強筋13は、板状部11の長さ方向の両端部に設けられている。板状部11の各端部には、まず端面側に第2せん断補強筋13が埋設され、それに隣接して第1せん断補強筋12が順次埋設されている。本実施形態において、第2せん断補強筋13は、梁下端主筋4および板状部11上方に配筋される梁上端主筋7を包囲すべく環状の横長ロ字型に形成された鉄筋部材である。第2せん断補強筋13は、梁上下端主筋7、4を大きく包囲する外側の第2せん断補強筋13aと、板状部11の幅方向中央側に位置する梁上下端主筋7、4を包囲する内側の第2せん断補強筋13bとにより構成されている。第2せん断補強筋13は、梁下端主筋4を包囲した状態で、その下部が板状部11に埋設されている。第2せん断補強筋13は、梁上下端主筋7、4を包囲する形態であるため、柱1付近の梁部Bを効果的に補強でき、柱周囲のパンチング破壊防止に有効に機能する。
板状部11には、その両側部から突出されるスラブ連結筋8が着脱自在に設けられている。スラブ連結筋8は、ハーフプレキャスト床部材5の上部に打設されるコンクリート内に埋没されることにより、梁部Bに位置するプレキャスト梁部材3と床部分Sとの接続を補強し、梁部Bと床部分Sとの一体性を補強する機能を有している。本実施形態におけるスラブ連結筋8はネジ付き鉄筋により構成されている。ネジ付き鉄筋に螺合するナット部材は、板状部11の側部に予め埋め込まれている。スラブ連結筋8は、前記ナット部材にねじ込んで、板状部11の側部に突出させて設けられる。これにより、スラブ連結筋8を現場施工の段階でプレキャスト梁部材3に取り付けることができる。
本実施形態における、仮設受台2は、プレキャスト梁部材3を柱1間に設置するための仮設支持材の機能、および柱1周囲のフラットプレート10の底型枠の機能を有している。仮設受台2は、柱1の梁部Bが連結される各側面に1ずつ取り付けられ、各々が梁部Bすなわち柱1間に、配置されるプレキャスト梁部材3を支持し、柱1とプレキャスト梁部材3の端面との間のフラットプレート10の底型枠となる。仮設受台2は、柱1側面に固定される縦材2aと、プレキャスト梁部材3を受ける水平材2bと、これらを連結して補強する斜め材2c、およびプレキャスト梁部材3を載せる水平プレート2dから構成されている。水平プレート2dは水平材2bの上部に設けられている。縦材2a、水平材2b、斜め材2c、水平プレート2dは溶接等で接続されている。柱1側面に縦材2aを固定して、仮設受台2を取り付ける。これにより水平プレート2dにより、底型枠兼用の水平受面が柱1上部の周囲に庇状に形成される。
本実施形態における、仮設受部材6は、プレキャスト梁部材3の下面に位置し、その側面から突出させた仮設の支持材である。仮設受部材6は、ハーフプレキャスト床部材5を支持する機能を有している。仮設受部材6は、プレキャスト梁部材3の板状部11の幅より長い角形鋼管で構成されている。仮設受部材6は板状部11の短辺(幅方向)とほぼ平行に、その両端部を板状部11の各側面位置より突出させて、板状部材11の底面に取り付けられている。突出長さは、ハーフプレキャスト床部材5を支持できる寸法であればよい。仮設受部材6は板状部11の長さ方向へ所定間隔で取り付けられている。仮設受部材6は、その上面を板状部11の底面に当接させて、プレキャスト梁部材3の底面にボルトで固定されている。ボルトの受けナットは予めプレキャスト梁部材3の底面に埋め込まれている。
以下、フラットプレート10の構築方法について説明する。フラットプレート10の施工の準備段階として上記プレキャスト梁部材3を成型する。板状部11の成型型枠の底面上に、仮設受部材6を取り付けるためのナット部材を配置する。次に板状部11の成型型枠の内部に各配筋を行う。第1に第2せん断補強筋13を、成型型枠の両端面付近に、端面とほぼ平行に配筋する。第2に、梁下端主筋4を、第2せん断補強筋13に挿通させながら、成型型枠の長さ方向に配筋する。梁下端主筋4の端部は成型型枠の端面より突出させる。突出長さの長短が交互に繰り返すように配筋する。第3に、第1せん断補強筋12を、そのL字状フック12bを梁下端主筋4へ係止させながら成型型枠の両端部付近に起立させて配筋する。その後、スラブ連結筋8取付用のナット部材を成型型枠の側面に取り付け、成型型枠内にコンクリートを打設する。コンクリートは、第1せん断補強筋12の係止部12aおよび第2せん断補強筋13の上部が突出するように打設する。コンクリート硬化後に脱型してプレキャスト梁部材3を成型する。本成型作業は工場または建設現場の成型サイトのいずれで行っても良い。なお、この段階では、まだプレキャスト梁部材3側面にスラブ連結筋8は取り付けない。
現場における第1工程として、鉄筋コンクリート製の柱1の上部に仮設受台2を設置する。仮設受台2を柱1の梁部Bが接続される各側面に取り付ける。仮設受台2を、水平プレート2dの上面がフラットプレート10の底面位置と一致するように、水平に取り付ける。仮設受台2は縦材2aを柱1側面にボルトで固定して柱1の側面に着脱自在に取り付ける。ボルトの受けナットは予め柱1に埋め込んでおく。柱1の各側面に取り付けられた仮設受台2の各水平プレート2dにより、底型枠兼用の水平受面が柱1上部に形成される。水平プレート2dが面状であるため、プレキャスト梁部材3の配置、位置調整が容易であり、施工精度、施工効率が向上する。仮設受台2は下階のフラットプレート10から支持しても良い。
次に第2工程として、隣接する柱1の仮設受台2間に、前述のプレキャスト梁部材3を載置する。プレキャスト梁部材3の板状部11の両端部を仮設受台2に載せて、柱1間に架設する。プレキャスト梁部材3は下階のフラットプレート10から支持しても良い。プレキャスト梁部材3を、板状部11の両端面が面する柱1の側面から、各々フラットプレート10の厚さ寸法の1.5〜2倍程度離して架設する。この際、プレキャスト梁部材3の端面から長く突出する梁下端主筋4を、柱1の柱主筋の間又は外側を通して柱1の反対側へ貫通させておく。水平プレート2dの上面位置がフラットプレート10の底面位置と同一であるため、プレキャスト梁部材3は仮設受台2に載置するだけで所定の高さ位置に配置することができる。
本実施形態においては、仮設受台2間にプレキャスト梁部材3を載置する前に、プレキャスト梁部材3の底面に仮設受部材6を取り付けておく。この段階で取り付けておくことにより、プレキャスト梁部材3が仮設受台2に載置された段階で、改めて取り付け作業を行う手間が省け効率的な施工が出来る。さらに、仮設受部材6の取り付けの際に、プレキャスト梁部材3の側部の底型枠も合わせて取り付けておく。該底型枠はプレキャスト梁部材3とハーフプレキャスト床部材5との隙間を塞ぐ隙間型枠30である。隙間が小さい場合は、隙間型枠30を設ける必要はない。隙間型枠30は薄い板状の部材であり、本実施形態においてはメタルラス部材である。隙間型枠30は、板状部11の各側面に、その長さ方向に設けられる。隙間型枠30は、その一方の側辺を板状部11の側から突出させて仮設受部材6の上面に載せ、他方の側辺を仮設受部材6とプレキャスト梁部材3の間に挟み込んで固定される。これにより、隙間型枠30を特別な固定金物を使用することなく取り付けることができ、さらに、プレキャスト梁部材3の載置後に改めて取り付け作業を行う手間が省ける。
次いで、第3工程として柱1を挟んで配設された梁下端主筋4同士を接続する。具体的には、一方のプレキャスト梁部材3から柱1を貫通して延出されている梁下端主筋4と、他方のプレキャスト梁部材3の柱1側面付近で止まっている梁下端主筋4とを、仮設受台2上で機械式継手31により接続する。接続方法はスリーブジョイント、溶接接手、重ね接手等でも良い。梁下端主筋4の突出寸法が長短交互であるため、機械式継手31の位置が隣接せず接続作業が容易に行える。また、柱1を貫通する梁下端主筋4が一本おきであるため、複雑な柱主筋の間を通しやすくプレキャスト梁部材3の設置効率も向上する。
次に、第4工程としてプレキャスト梁部材3で囲まれた床部分Sに、ハーフプレキャスト床部材5を、その底面がプレキャスト梁部材3の底面と面一となるように、仮設受部材6で支持して配設する。本実施形態におけるハーフプレキャスト床部材5は、鉄筋等で補強されたコンクリート版で構成されている。該コンクリート版の厚さは、板状部11の厚さより薄く設定されている。ハーフプレキャスト床部材5の端部を、プレキャスト梁部材3の側面から突出している仮設受部材6に載置して、平行するプレキャスト梁部材3間に架設し、床部分Sに配設する。必要に応じてハーフプレキャスト床部材5を下階のフラットプレート10から支持してもよい。ハーフプレキャスト床部材5の端部を、仮設受部材6上部の隙間型枠30に載置し、プレキャスト梁部材3の側面に対向させる。隙間型枠30はプレキャスト梁部材3と仮設受部材6に挟まれているため、ハーフプレキャスト床部材5の底面はプレキャスト床部材3の底面と面一になる。プレキャスト梁部材3は、その板状部11が仮設受台2で支持され、板状部11に埋設された梁下端主筋4が柱1を貫通して相互に接続され位置が安定している。このため、プレキャスト梁部材3に取り付けられた仮設受部材6により、ハーフプレキャスト床部材5を所定位置に容易に配設することができる。また、本実施形態においては、ハーフプレキャスト床部材5の配設段階ではプレキャスト梁部材3にスラブ連結筋8を取り付けていないため、ハーフプレキャスト床部材5を容易に架設することができる。
ハーフプレキャスト床部材5の配設完了後に、プレキャスト梁部材3にスラブ連結筋8を取り付ける。具体的には、プレキャスト梁部材3の側面に埋設されているナット部材にネジ付き鉄筋を螺合させてハーフプレキャスト床部材5上方へ突出させる。梁部Bと床部分Sとの一体性がコンクリートやスラブ配筋9により確保される場合は、スラブ連結筋8を省略しても良い。
その後、第5工程として、プレキャスト梁部材3の上方に梁上端主筋7を配筋する。本実施形態における梁上端主筋7は、梁下端主筋4と同じ本数であり、その位置もほぼ同じである。各梁上端主筋7は、その一端部を柱1に貫通させ、他端部を柱1の手前に位置させて配筋する。梁上端主筋7は、その両側にある柱1を交互に貫通しながら、プレキャスト梁部材3の幅方向へ配筋していく。梁上端主筋7は、第2せん断補強筋13に挿通し、第1せん断補強筋12の係止部12aに係止しながら配筋する。配筋に続き、柱1を挟んで位置するプレキャスト梁部材3上方の梁上端主筋7同士を、仮設受台2の上方で機械式継手31により接続する。接続方法はスリーブジョイント、溶接接手、重ね接手等でも良い。
次に、仮設受台2上方に位置する梁上端主筋7と梁下端主筋4にパンチング破壊に対する補強を行う。具体的には、せん断補強筋32を梁上端主筋7と梁下端主筋4に係止させてパンチング破壊の防止に有効な密度で取り付ける。本実施形態における「柱1周囲」は、柱1の側面とプレキャスト梁部材3の端面で囲まれ、仮設受台2が底型枠となっている範囲をいう。
その後、第6工程として、柱1周囲の仮設受台2およびハーフプレキャスト床部材5からプレキャスト梁部材3にわたって、それらの上方にスラブ配筋9を行う。スラブ配筋9は、ハーフプレキャスト床部材5の上方ではX方向Y方向に配筋し、プレキャスト梁部材3および仮設受台2の上方では、プレキャスト梁部材3を横断する方向で、プレキャスト梁部材3を挟んで隣接するハーフプレキャスト床部材5間にわたって配筋する。本実施形態において、プレキャスト梁部材3上方のスラブ配筋9は、梁上端主筋7の下方を通過させて配筋している。なお、プレキャスト梁部材3上方のスラブ配筋9は、梁上端主筋7の上方を通過させても良い。スラブ配筋9とコンクリートにより、プレキャスト梁部材3とハーフプレキャスト床部材5が一体となったフラットプレート10が構築される。
その後、第7工程として、仮設受台2、プレキャスト梁部材3およびハーフプレキャスト床部材5の上方に一連にコンクリートを打設する。コンクリートの打設は、柱1上部および柱1周囲の領域と、プレキャスト梁部材3上部およびハーフプレキャスト床部材5上部の領域とに分けて打設しても良い。このコンクリート打設により、柱1頭部とその周囲および、プレキャスト梁部材3と、ハーフプレキャスト床部材5とが一体となったフラットプレート10が構築される。この際、スラブ連結筋8の働きによりハーフプレキャスト床部材5上方のコンクリートとプレキャスト梁部材3との結合が強化され、これらの構造的一体性がより確実に確保される。
第8工程としてコンクリート硬化後に、仮設受台2および仮設受部材6を撤去する。仮設受台2は縦材2aのボルトを撤去して柱1およびフラットプレート10の底部から取り外す。仮設受部材6は、それとプレキャスト梁部材3と緊結していたボルトを撤去して解体する。この際、隙間型枠30は撤去してもそのまま残しても良い。
本実施形態においては、仮設受台2に載置してプレキャスト梁部材3を柱1に架設するため、プレキャスト梁部材3を下階のフラットプレート10から支持する支保工を、省略又は軽減でき、施工効率が向上する。また、仮設受台2の水平プレート2dにより、柱1周囲の底型枠を兼用できる。
本実施形態のプレキャスト梁部材3には、梁下端主筋4が長さ方向両端面それぞれから突出させて埋設されているため、現場において、梁下端主筋4の配筋をする必要がなく施工を簡略化できる。また、柱1を挟んだ位置のプレキャスト梁部材3の梁下端主筋4同士を接続することで、各プレキャスト梁部材3同士が連結されプレキャスト梁部材3の位置が確実に保持できる。さらに、各プレキャスト梁部材3同士、およびこれらと柱1との構造的一体性が確保でき、水平力により柱1の周囲に発生したせん断力等に対して、柱1に接続される梁部Bを有効に機能させることができる。
さらに、本実施形態のプレキャスト梁部材3には、第1せん断補強筋12が、その係止部12aを上方へ突出させて埋設されているため、現場において、第1せん断補強筋12の正規位置が容易に確保され、これらを配筋する手間も省け、現場における施工品質、施工効率が向上する。さらに、第1せん断補強筋12の係止部12aがフック状であるため、梁上端主筋7を第1せん断補強筋12に容易に係止でき施工効率が向上する。また、梁部Bが第1せん断補強筋12により補強され、柱1周囲に発生するパンチング破壊の防止に梁部Bを有効に機能させることができる。
本実施形態のプレキャスト梁部材3には、梁上端主筋7と梁下端主筋4を包囲する第2せん断補強筋13が、その上部を突出させて埋設されているため、現場において、第2せん断補強筋13の正規位置が確保され、これらを配筋する手間も省け、施工現場における施工品質、施工効率が向上する。また、環状の第2せん断補強筋13により梁部Bが補強され、柱1周囲に発生するパンチング破壊の防止に梁部Bを有効に機能させることができる。
また、本実施形態のプレキャスト梁部材3に第1せん断補強筋12と第2せん断補強筋13の2種類が予め埋設されていることにより、現場において両者の設置位置や設置数、設置密度等を調整しながら施工を行う労力がなくなり、要求されるせん断耐力等に対し過不足なく適切な耐力を有する梁部Bを容易に構築できる。
プレキャスト梁部材3で囲まれた床部分Sに、ハーフプレキャスト床部材5を、その底面がプレキャスト梁部材3の底面と面一となるように、プレキャスト梁部材3の下面に位置し、その側面から突出させた仮設受部材6で支持しているため、フラットプレート10の底面から梁部Bを突出させることなくフラットプレート10を構築できる。さらに、板状部11の側面にハーフプレキャスト床部材5を係止するための突起部等を設けなくて済むため、プレキャスト梁部材3自体を、突起部の強度確保のために厚くする必要がなくなる。これにより、薄いフラットプレート10が構築できる。また、ハーフプレキャスト床部材5を下階のフラットプレート10から支持する支保工を、省略又は軽減でき施工効率が向上する。
プレキャスト梁部材3の第1せん断補強筋12と第2せん断補強筋13の形状、埋設位置、配置間隔等は、本実施形態に限定されない。柱1周囲に生じるパンチング破壊の防止に、梁部Bが有効に機能できるように配置等を行えばよい。例えば、第1せん断補強筋12は、その上端部を90°に曲げてフック状の係止部12aを形成し、その下端部を係止部12aと同一方向へ135°に曲げてのL字状フック12bを形成しても良い。
仮設受台2の形態は、プレキャスト梁部材3を支持し、柱1周囲の底型枠となる機能を有していればよく、本実施形態に限定されない。
仮設受部材6は、図7に示すようにプレキャスト梁部材3を下階のフラットプレート10から支持する支保工の上部に載置して、プレキャスト梁部材3の下方に位置させても良い。この場合、プレキャスト梁部材3の底面に仮設受部材6用のナット部材を設ける必要がなくなりプレキャスト梁部材3の成型が簡略化でき、また、仮設受部材6の取り付け位置がナット位置に制約されなくなり現場での施工効率が向上する。受部材6および、隙間型枠30の取り付けは、プレキャスト梁部材3が仮設受台2への載置された後に行っても良い。
スラブ連結筋8は、板状部11の床部分Sが構築される側面にのみ設ければよい。また、スラブ連結筋8は板状部11に直接鉄筋を埋設する形態でも良い。その場合、現場でのスラブ連結筋8の設置工程が省略され施工効率が向上する。さらに、別の形態として、スラブ連結筋8を、プレキャスト梁部材3とハーフプレキャスト床部材5の厚みの差分でクランク状に加工し、プレキャスト梁部材3およびハーフプレキャスト床部材5の上面に沿わせて配置しても良い。
本発明に係るフラットプレート構築方法の好適な実施形態における建築物の一部を表す平面図である。 図1に示した建築物の柱間部分の施工状況を示す平面図である。 図2に示した建築物の柱間部分の施工状況を示す縦断面図である。 本発明に係るフラットプレート構築方法の好適な実施形態における手順を示す柱周囲の平面図であり、(a)は梁下端主筋の接続(第3工程)が完了した段階を示し、(b)は梁上端主筋の接続(第5工程)が完了した段階を示し、(c)はスラブ連結筋の取り付けおよびスラブ配筋(第6工程)が完了した段階を示す図である。 図4に示した柱周囲の柱上部部分の縦断面図である。 図4の(b)段階におけるフラットプレート用プレキャスト梁部材部分の幅方向の縦断面図である。 図6における仮設受部材の別形態を示すフラットプレート用プレキャスト梁部材部分の幅方向の縦断面図である。 本発明に係るフラットプレート構築方法の好適な実施形態に用いられるフラットプレート用プレキャスト梁部材の平面図である。 図8に示すフラットプレート用プレキャスト梁部材の長さ方向の縦断面図である。 図8に示すフラットプレート用プレキャスト梁部材の第1せん断補強筋を臨む幅方向の縦断面図である。 図8に示すフラットプレート用プレキャスト梁部材の第2せん断補強筋を臨む幅方向の縦断面図である。 本発明に係るフラットプレート構築方法の好適な実施形態におけるフラットプレート用プレキャスト梁部材を仮設受台に載置した段階の柱上部を示す斜視図である。 本発明に係るフラットプレート構築方法の好適な実施形態における仮設受台の取り付け状況を示す斜視図である。
符号の説明
1 柱
2 仮設受台
3 フラットプレート用プレキャスト梁部材
4 梁下端主筋
5 ハーフプレキャスト床部材
6 仮設受部材
7 梁上端主筋
8 スラブ連結筋
9 スラブ配筋
12 第1せん断補強筋
13 第2せん断補強筋
B 梁部
S 床部分

Claims (3)

  1. 柱上部に仮設受台を設置する第1工程と、
    梁下端主筋が長さ方向両端面それぞれから突出させて埋設されるとともに、第1せん断補強筋が、その係止部を上方へ突出させて埋設されたフラットプレート用プレキャスト梁部材を、隣接する柱の上記仮設受台間に載置する第2工程と、
    上記柱を挟んで配設された上記フラットプレート用プレキャスト梁部材の上記梁下端主筋同士を接続する第3工程と、
    上記フラットプレート用プレキャスト梁部材で囲まれた床部分に、ハーフプレキャスト床部材を、その底面が上記フラットプレート用プレキャスト梁部材の底面と面一となるように、該フラットプレート用プレキャスト梁部材の下面に位置し、その側面から突出させた仮設受部材で支持して配設する第4工程と、
    上記係止部に係止させて上記フラットプレート用プレキャスト梁部材の上方に、梁上端主筋を配筋する第5工程と、
    上記ハーフプレキャスト床部材から上記フラットプレート用プレキャスト梁部材にわたって、それらの上方にスラブ配筋を行う第6工程と、
    上記仮設受台、上記フラットプレート用プレキャスト梁部材および上記ハーフプレキャスト床部材の上方にコンクリートを打設する第7工程と、
    コンクリート硬化後に、上記仮設受台および上記仮設受部材を撤去する第8工程とを備えることを特徴とするフラットプレート構築方法。
  2. 前記フラットプレート用プレキャスト梁部材には、前記梁上端主筋と前記梁下端主筋を包囲する第2せん断補強筋が、その上部を突出させて埋設され、
    前記第5工程では、前記梁上端主筋は上記第2せん断補強筋に挿通されて配筋されることを特徴とする請求項1に記載のフラットプレート構築方法。
  3. 前記第5工程に続けて、前記フラットプレート用プレキャスト梁部材から前記ハーフプレキャスト床部材上方へ突出させてスラブ連結筋を設ける工程を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフラットプレート構築方法。
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