JP4841368B2 - ポリエチレン系架橋シュリンクフイルム - Google Patents
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(1)少なくとも4つの層からなるフィルムであって、(a)2つの表面層Aが密度0.900〜0.920g/cm3である線状低密度ポリエチレン80〜100重量%と密度0.850〜0.900g/cm3であるエチレン−α−オレフィン共重合体0〜20重量%からなるエチレン系重合体混合物であり、(b)少なくとも1つの内部層Bが密度0.880〜0.912g/cm3である超低密度ポリエチレン60〜100重量%と密度0.850〜0.900g/cm3であるエチレン−α−オレフィン共重合体0〜40重量%からなるエチレン系重合体混合物であり、(c)少なくとも1つの内部層Cが、密度0.910〜0.930g/cm3である線状低密度ポリエチレンを主成分とするエチレン系重合体であり、(d)吸収線量が30〜160kGyの電子線を照射した後、縦方向及び横方向にそれぞれ3倍以上に延伸加工する、ことを特徴とするポリエチレン系架橋シュリンクフィルム、
(2)内部層Cが、密度0.910〜0.930g/cm3である線状低密度ポリエチレン40〜100重量%と密度0.910〜0.940g/cm3である長鎖分岐を有する低密度ポリエチレン0〜60重量%のエチレン系重合体混合物である、上記(1)に記載のポリエチレン系架橋シュリンクフィルム、
(3)内部層Cが、密度0.910〜0.930g/cm3である線状低密度ポリエチレン40〜100重量%と密度0.940〜0.970g/cm3である高密度ポリエチレン0〜60重量%のエチレン系重合体混合物である、上記(1)に記載のポリエチレン系架橋シュリンクフィルム、
(4)少なくとも4つの層からなるフィルムが、表面層/中間層/芯層/中間層/表面層の5層構成からなるフィルムであり、2つの中間層が内部層Bで且つ芯層が内部層Cである、或いは2つの中間層が内部層Cで且つ芯層が内部層Bであることを特徴とする、上記(1)〜(3)いずれかに記載のポリエチレン系架橋シュリンクフィルム、
(5)(a)表面層に粒径0.5〜5.0μmのアンチブロッキング剤が全添加量の0〜20重量%添加され、 (b)中間層に粒径2.0〜8.0μmのアンチブロッキング剤が全添加量の80〜100重量%添加され、(c) 表面層の厚みと中間層に添加されるアンチブロッキング剤粒子径の比が0.8以下である、ことを特徴とする上記(4)に記載のポリエチレン系架橋シュリンクフィルム、
を提供するものである。
本発明において、表面層Aは、密度0.900〜0.920g/cm3である線状低密度ポリエチレン80〜100重量%と密度0.850〜0.900g/cm3であるエチレン−α−オレフィン共重合体0〜20重量%の混合物である。
超低密度ポリエチレンの密度が、0.880g/cm3未満では得られたフィルムの耐熱性が極度に低下するため好ましくなく、0.912g/cm3を超えると耐破れ性の向上が望めない。超低密度ポリエチレンとしては、エチレンと炭素数4〜8個の1種または2種以上のα−オレフィンとの共重合体が用いられ、好ましくはオクテン−1との共重合体が用いられる。
当該線状低密度ポリエチレンの密度が0.910〜0.930g/cm3の範囲を外れると、チューブラー同時二軸延伸において延伸バブルの安定性に欠ける。また、線状低密度ポリエチレンは、190℃、2.16kgfの条件下で測定されるメルトフローレート(MFR)が0.2〜7g/10分のものが好ましい。7g/10分を越えると延伸安定性が極度に低下して、延伸時にフィルムが破れ、或いは厚み斑を生じ易くなる。MFRが0.2g/10分未満であると押出成形時の押出動力が上昇する問題とそれに派生して押出効率の低下および生産性が低下するといった問題が生ずることがある。より好ましいMFRは0.2〜3g/10分である。
実施例及び比較例には以下の原料をそれぞれ用い、表1〜2には略号にて記載した。 LL1:線状低密度ポリエチレン(シングルサイト触媒、密度:0.913g/cm3、MFR:2.4g/10分、融解ピーク温度:99℃,128℃、αオレフィン:ヘキセン−1)。 LL2:線状低密度ポリエチレン(マルチサイト触媒、密度:0.920g/cm3、MFR:0.5g/10分、融解ピーク温度:122℃、αオレフィン:4−メチルペンテン−1)。 LL3:線状低密度ポリエチレン(マルチサイト触媒、密度:0.920g/cm3、MFR:1.0g/10分、融解ピーク温度:123℃、αオレフィン:オクテン−1)。 LL4:線状低密度ポリエチレン(マルチサイト触媒、密度:0.909g/cm3、MFR:2.0g/10分、融解ピーク温度:115℃、αオレフィン:4−メチルペンテン−1)。 LL5:線状低密度ポリエチレン(マルチサイト触媒、密度:0.937g/cm3、MFR:2.0g/10分、融解ピーク温度:126℃、αオレフィン:4−メチルペンテン−1)。 VL1:超低密度ポリエチレン(密度:0.905g/cm3、MFR:0.8g/10分、融解ピーク温度:96℃、αオレフィン:オクテン−1)。 VL2:超低密度ポリエチレン(密度:0.912g/cm3、MFR:1.0g/10分、融解ピーク温度:103℃、αオレフィン:オクテン−1)。 LD1:高圧法低密度ポリエチレン(密度:0.930g/cm3、MFR:2.1g/10分、融解ピーク温度:115℃)。 HD1:高密度ポリエチレン(密度:0.968g/cm3、MFR:5.2g/10分、融解ピーク温度:136℃)。 ECo1:エチレン−ブテン−1共重合体(密度:0.885g/cm3、MFR:3.6g/10分、融解ピーク温度:70℃)。 ABA1:シリカ(平均粒径2μm)。 ABA2:ゼオライト(平均粒径6μm)。 ABA3:ゼオライト(平均粒径1μm)。 ABA4:ゼオライト(平均粒径10μm)。
(1)ヘーズ:JIS K 7105に準拠して測定した。
(2)グロス:JIS K 7105に準拠して測定した。
(3)熱収縮率:ASTM D 1204に準拠し、120℃で測定した。
(4)熱収縮力:ASTM D 2838に準拠し、100℃で測定した。測定値は、加熱開始から10秒後の値を読んだ。
(5)引裂強度:JIS P 8116に準拠し、東洋精機製軽荷重引裂試験機で測定した。
(6)摩擦係数:ASTM D 1894に準拠して測定した。
A:しわがなく、四隅のツノが小さく、破れ等がなく、被包装物にフィルムが密着して、緊張しているもの。
B:小じわが残っている、或いは角が大きくなっているもの。
C:シールが開いたもの。
D:収縮時に空気抜きの小孔から破れる、或いは底面の角から傷を受け、大きく破れるもの。
表1に示すような樹脂を3台の押出機を用いて溶融混練し、環状ダイスより2つの表面層と2つの中間層、1つの芯層からなる5層構成の溶融樹脂をチューブ状に押し出し、水を用いて急冷し、厚み360μmの未延伸フイルムを得た。このとき、各層の厚みの比率は1/1/3/1/1である。なお、全ての層に、非イオン系界面活性剤としてジグリセリンオレイン酸エステル2重量%を含有させている。
得られたチューブ状未延伸フィルムの片面から加速電圧260kV、吸収線量110kGyに設定した電子線照射装置により電子線を照射し、次いで反対側からも同様に電子線を照射して、架橋処理を行った。次いで、チューブ状未延伸フイルムをチューブラー二軸延伸装置に導き、環状赤外線ヒーターでフィルムの表面温度が樹脂融点の温度になるまで加熱し、チューブ内に加圧空気を送り込んでバブルを形成させ、低速ニップロールと高速ニップロールの周速比によって機械の流れ方向(MD)に6.0倍、加圧空気の量でMDと直角方向(TD)に6.0倍に延伸し、エアーリングにより冷風をバブル下部にあてて冷却しながら折りたたみ、85℃の加熱ロールにて4%の弛緩熱処理を行い、10.2μmの延伸フイルムを得た。このときの延伸は、延伸開始点の上下動や延伸バブルの揺動もなく、また、ネッキングなどの不均一延伸状態も観察されず、延伸性は良好であった。
表1に示すような樹脂を用いた以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表1の通りであった。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行ったところ、収縮仕上がりも綺麗であり実用上十分であった。但し、折箱の糊付け箇所のフィルムには、破れはしていないが引掻いた傷跡が見られた。
表1に示すように中間層にエチレン−ブテン−1共重合体を35%にした以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表1に示す通りで、実施例1で得られたフィルムよりも熱収縮率は高く、引き裂き強度が大きいものであった。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行ったところ、空気抜き小孔が小さくなって、容器上面の見栄えが綺麗であり、実用上十分な収縮包装体を得た。但し、折箱の糊付け箇所のフィルムには、破れはしていないが引掻いた傷跡が見られた。更に、弁当の包装体を電子レンジで加熱したが、大きな容器変形は見られなかった。
吸収線量を40kGyにした以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表1の通りであった。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行ったところ、トンネル適性範囲が実施例1より若干狭いが、収縮仕上がりは綺麗であり実用上十分であった。
MDに3.5倍、TDに3.5倍に延伸した以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表1の通りで、実施例1で得られたフィルムよりも熱収縮率が若干低いものであった。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行ったところ、実施例1よりもツノが若干大きめではあったが、しわなどはなく、収縮仕上がりが綺麗であった。
表1に示すような樹脂を用い、各層の厚みの比率を1/3/3/3/1にした以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。延伸の際、生産速度を高速にしても延伸バブルの揺れがなく、延伸後のフィルムの厚みムラが実施例1よりも小さくなった。得られたフイルムの特性は、表1に示す通りであった。ピローシュリンク包装機にてトンネル温度を高くしても空気抜き小孔が大きくならず、収縮仕上がりも綺麗であり実用上十分であった。但し、折箱の糊付け箇所のフィルムには、破れはしていないが引掻いた傷跡が見られた。
表1に示すような樹脂を用いた以外は実施例6と同様の方法で延伸フィルムを得た。延伸の際、生産速度を高速にしても延伸バブルの揺れがなく、特に延伸バブルの上部の未延伸部分の原反の縦伸びがなかった。得られたフイルムの特性は、表1に示す通りであった。ピローシュリンク包装機にてトンネル温度を高くしても空気抜き小孔が大きくならず、収縮仕上がりも綺麗であり実用上十分であった。但し、折箱の糊付け箇所のフィルムには、破れはしていないが引掻いた傷跡が見られた。更に、弁当の包装体を電子レンジで加熱したが、大きな容器変形は見られなかった。
表1に示すような樹脂を用い、各層の厚みの比率を1/2/3/2/1にした以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表1に示す通りで、実施例1で得られたフィルムよりも熱収縮率は高いものであった。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行う際に、包装機のセンターシール温度の適性範囲を確認すると、シール温度を高くしても、シール部にエッジ切れはほとんど見られなかった。更に、良好な収縮包装状態が得られる収縮トンネルの適性温度を確認すると、ヤケドが発生しにくくなって、トンネル温度の適性範囲が高温側に広がっていた。包装状態は、空気抜き小孔が小さくなって、容器上面の見栄えが綺麗であり、実用上十分であった。但し、折箱の糊付け箇所のフィルムには、破れはしていないが引掻いた傷跡が見られた。更に、弁当の包装体を電子レンジで加熱したが、大きな容器変形は見られなかった。
表層に平均粒子径が2μmのシリカを300ppm添加し、中間層に平均粒子径が2μmのシリカを2700ppm添加した以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表1に示す通りで、実施例1で得られたフィルムよりも摩擦係数が小さいものであり、表面粗さ測定ではフィルムの表面に凹凸を確認することができた。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行ったところ、フィルムが包装機を走行する際の走行音が小さく、カットピッチ等も安定した。また、容器とフィルムの滑りが良いため、容器の凹部など局所的に空気が溜まることがなく、収縮仕上がりも綺麗であり実用上十分であった。折箱の糊付け箇所のフィルムには、引掻いた傷跡は全く見られず、底面の仕上がりも綺麗であった。更に、弁当の包装体を電子レンジで加熱したが、大きな容器変形は見られなかった。
表層に平均粒子径が2μmのシリカを300ppm添加し、中間層に平均粒子径が6μmのゼオライトを2700ppm添加した以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表1に示す通りで、実施例1で得られたフィルムよりも摩擦係数が小さいものであり、表面粗さ測定ではフィルムの表面に凹凸を確認することができた。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行ったところ、フィルムが包装機を走行する際の走行音が小さく、カットピッチが一定で安定していた。また、容器とフィルムの滑りが良いため、容器の凹部など局所的に空気が溜まることがなく、収縮仕上がりも綺麗であり実用上十分であった。折箱の糊付け箇所のフィルムには、引掻いた傷跡は全く見られず、底面の仕上がりも綺麗であった。更に、弁当の包装体を電子レンジで加熱したが、大きな容器変形は見られなかった。
表2に示すように中間層に密度が0.920g/cm3の線状低密度ポリエチレンを用いた以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表2に示す通りで、引き裂き強度が小さいものであった。得られたフィルムを用い、ピローシュリンク包装機にて、包装評価を行ったところ、空気抜きの小孔から破れ、或いは折箱の糊付け箇所から大きく破れ、収縮包装体を得ることができなかった。
表2に示すように中間層にエチレン-α-オレフィン共重合体を50重量%混合した以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表2に示す通りで、熱収縮率が高く、引き裂き強度も大きいものであった。得られたフィルムを用い、ピローシュリンク包装機にて、包装評価を行ったところ、耐熱性が不足し、トンネル温度を高くするとフィルムが溶融して破けてしまった。更に、フィルムをロール状態で35℃の倉庫に2週間保管した後、フィルム幅を測定した結果、元の幅よりも20%小さくなっていた。
表2に示すように表面層にエチレン-α-オレフィン共重合体を30重量%混合した以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表2に示す通りで、摩擦係数が大きいものであった。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行ったところ、フィルムが包装機を走行する際の走行音がギシギシと大きく、カットピッチが不安定になって余裕率が変化するため、仕上がり状態が大きくばらつくものであった。
表2に示すように芯層に密度0.908g/cm3の線状低密度ポリエチレンを用いた以外は実施例1と同様の方法で延伸を試みたが、延伸バブルが大きく揺れ、延伸温度が融点より高くなるほど延伸バブルの上部の未延伸原反が縦伸びして更に延伸バブルが大きく揺れ、最後はバブルが破裂してしまった。
表2に示すように芯層に密度0.937g/cm3の線状低密度ポリエチレンを用いた以外は実施例1と同様の方法で延伸を試みたが、延伸バブルが大きく揺れ、得られた延伸フィルムの厚みムラが大きくなって、マスターロールに巻き取る際に巻きずれを生じ、製品として取得することができなかった。
吸収線量を170kGyにした以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表2に示す通りで、引き裂き強度が小さいものであった。ピローシュリンク包装機にて包装評価を行ったところ、空気抜きの小孔から破れ、或いは折箱の糊付け箇所から大きく破れ、収縮包装体を得ることができなかった。
MDに2.5倍、TDに2.5倍に延伸した以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを得た。得られたフイルムの特性は、表2に示す通りで、熱収縮率が小さいものであった。ピローシュリンク包装機にて、包装評価を行ったところ、収縮が不十分で、四隅の角が大きく残り、フィルムが密着した状態の収縮包装体を得ることができなかった。
Claims (3)
- 表面層/中間層/芯層/中間層/表面層の5層構成からなるフィルムであり、2つの中間層が内部層Bで且つ芯層が内部層Cである、又は2つの中間層が内部層Cで且つ芯層が内部層Bであるフィルムであって、
(a)2つの表面層Aが密度0.900〜0.920g/cm3、190℃、2.16kgfのメルトフローレート(MFR)が0.1〜10g/10分である線状低密度ポリエチレン80〜100重量%と密度0.850〜0.900g/cm3であるエチレン−α−オレフィン共重合体0〜20重量%からなるエチレン系重合体混合物であり、
(b)内部層Bが密度0.880〜0.912g/cm3である超低密度ポリエチレン60〜100重量%と密度0.850〜0.900g/cm3であるエチレン−α−オレフィン共重合体0〜40重量%からなるエチレン系重合体混合物であり、
(c)内部層Cが、密度0.910〜0.930g/cm3、190℃、2.16kgfのMFRが0.2〜7g/10分である線状低密度ポリエチレンを主成分とするエチレン系重合体であり、
(d)表面層に粒径0.5〜5.0μmのアンチブロッキング剤が全添加量の0〜20重量%添加され、中間層に粒径2.0〜8.0μmのアンチブロッキング剤が全添加量の80〜100重量%添加され、 表面層の厚みと中間層に添加されるアンチブロッキング剤粒子径の比が0.8以下であり、
(e)吸収線量が30〜160kGyの電子線を照射した後、縦方向及び横方向にそれぞれ3倍以上に延伸加工すること、
を特徴とするポリエチレン系架橋シュリンクフィルム。 - 内部層Cが、密度0.910〜0.930g/cm3である線状低密度ポリエチレン40〜100重量%と密度0.910〜0.940g/cm3である長鎖分岐を有する低密度ポリエチレン0〜60重量%のエチレン系重合体混合物である、請求項1記載のポリエチレン系架橋シュリンクフィルム。
- 内部層Cが、密度0.910〜0.930g/cm3である線状低密度ポリエチレン40〜100重量%と密度0.940〜0.970g/cm3である高密度ポリエチレン0〜60重量%のエチレン系重合体混合物である、請求項1記載のポリエチレン系架橋シュリンクフィルム。
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