JP4839625B2 - 燃料電池 - Google Patents
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Description
H2 → 2H+ + 2e− ・・・(1)
(1)式で生じる電子は、外部回路を経由し、外部の負荷で仕事をした後、カソードに到達する。そして、(1)式で生じたプロトンは、水と水和した状態で、固体高分子電解質膜内をアノード側からカソード側に、電気浸透により移動する。
4H+ + O2 + 4e− → 2H2O ・・・(2)
カソードで生成した水は、主としてガス拡散層を通り、外部へと排出される。
このように、燃料電池は水以外の排出物がなく、クリーンな発電装置である。
また、前記セパレータには、通常、腐食性に優れたシート状のカーボン材料を用いる。このカーボン材料自体も高価であるが、さらに、平面状の膜・電極接合体の面全体にほぼ均一に燃料ガス及び酸化剤ガスを行き渡らせるために、前記セパレータの面上には、通常、ガス流路となる溝を微細加工するので、その加工によって、セパレータは非常に高価になってしまい、燃料電池の製造原価を押し上げていた。
通常このような中空形状のセルモジュールを有する燃料電池では、平型で使用されるセパレータに相当する部材は使用する必要がない。そして、その内面と外面とにそれぞれ異なった種類のガスを供給して発電するので、特別にガス流路を形成する必要もない。従って、その製造においては、製造コストの低減が見込まれる。さらに、セルモジュールが3次元形状であるので、平型の単セルに比べて体積に対する比表面積が大きくとれ、体積当たりの発電出力密度の向上が見込める。
セル群やセル集合体は、通常、外装容器内に収容され、セルモジュールの中空部が、電解質膜の中空内面に設けられた電極に供給される反応ガス(酸化剤又は燃料)の供給源に、外装容器の内部空間が、電解質膜の中空外面に設けられた電極に供給される反応ガスの供給源に、それぞれ接続されることによって、各電極に反応ガスが供給される。
本発明によれば、中空電解質膜の外面側に設けられた電極から排出される水分、主に電気化学反応の際に生成した生成水はリザーバ内に貯溜され、セルモジュール内の水分管理やその他の用途に再利用することができる。また、加熱手段によって、リザーバ内に貯留された水を加熱することができ、例えば、水の蒸発を促進しセルモジュール内の加湿を行ったり、或いは、低温条件下において凍結したリザーバ内の水の解凍、蒸発を促進したりすることが可能である。
また、中空電解質膜の外面側に設けられた電極から排出される水分を効率的にリザーバ内に回収するためには、前記リザーバは、燃料電池の使用状態において前記セルモジュールの重力方向下部側に位置するように設けられていることが好ましい。重力方向下部側にリザーバを設けることによって、重力により自然落下した水をリザーバ内に回収することができる。
また、燃料電池の構造の簡易化の観点からは、前記セルモジュールは、その長手方向が燃料電池の使用状態において重力方向に対して略垂直となるように配置されていることが好ましい。
本発明の燃料電池において、リザーバ内に回収された水分は、セルモジュールの湿度調整や冷却等、燃料電池の運転環境を向上させ、発電性能を高めるための有効利用が可能である。しかも、リザーバは、リザーバ内に回収された水分が反応ガスの流通や電極及び電解質膜の水分分布に悪影響を与えない場所に設けられている。従って、本発明によれば、電極から排出された水分を再利用することによって、燃料電池の発電性能を高めることが可能である。
また、プロトン伝導性の電解質膜としては、上記したような固体高分子電解質膜に限られず、リン酸水溶液を多孔質の電解質板に含浸させたものや、多孔質性ガラスからなるプロトン伝導体、ハイドロゲル化したリン酸塩ガラス、ナノ細孔を有する多孔質硝子の表面及び細孔内にプロトン伝導性官能基を導入した有機−無機ハイブリットプロトン伝導膜、無機金属繊維強化電解質ポリマー等を用いることができる。
或いは、まず、炭素質粒子及び/又は炭素質繊維等の炭素材料を含み、チューブ状に形成されたもの(チューブ状炭素質)を第2の電極(アノード)のガス拡散層として用い、当該ガス拡散層の外面に電解質及び触媒粒を含む溶液を塗布・乾燥して触媒層を形成して第2の電極を作製し、次に、当該触媒層の外面に電解質を含む溶液を塗布・乾燥して電解質膜層、さらに当該電解質膜層の外面に第1の触媒層を形成し、当該第1の触媒層の外面に炭素材料を含む溶液を塗布・乾燥して第1のガス拡散層を形成する方法も挙げられる。また、チューブ状炭素質としては、例えば、炭素質粒子等の炭素材料とエポキシ及び/又はフェノール系樹脂を溶媒に分散させてチューブ状に成形し、熱硬化後、焼成することにより得られる。
また、電解質膜の内面及び外面に設ける触媒層の厚みは1〜100μm程度、ガス拡散層の厚みは3〜10μm程度とすることが好ましい。
また、集電体(5,6)の形態、材料は特に限定されない。集電体の材料としては、ステンレス等の金属の線材又は箔を例示することができ、例えば、カーボン系接着材やAgペースト等の導電性接着材により電極上に固定してもよい。
1…中空電解質膜(パーフルオロカーボンスルホン酸樹脂膜)
2…カソード(水を生成する電極:第一の電極)
3…アノード(第二の電極)
4…中空部
5,6…集電体
7…外装容器
8…リザーバ
Claims (5)
- 中空電解質膜と、当該中空電解質膜の内面及び外面に設けられた一対の電極を有するセルモジュールを備えた燃料電池であって、前記セルモジュールは、前記一対の電極のうち生成水を生成する電極を中空電解質膜の外面側に有し、且つ、当該中空電解質膜の外面側に設けられた電極から排出される水を貯溜するためのリザーバを有し、さらに、該リザーバ内に貯留された水を加熱する加熱手段を有することを特徴とする燃料電池。
- 前記リザーバ内の水を再利用するための手段をさらに有する、請求項1に記載の燃料電池。
- 前記リザーバは、燃料電池の使用状態において前記セルモジュールの重力方向下部側に位置するように設けられている、請求項1又は2に記載の燃料電池。
- 前記セルモジュールは、その長手方向が燃料電池の使用状態において重力方向に対して略垂直となるように配置されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記セルモジュールを複数配列させたセル群を備え、当該セル群が外装容器内に収容され、当該外装容器は、前記中空電解質膜の内面及び外面に設けられた電極に供給される物質の流出入口を除いて、外部空間との気密性が保持されている請求項1乃至4のいずれかに記載の燃料電池。
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