JP4839066B2 - サブワイヤハーネス保持治具、ワイヤハーネス製造装置、及び、サブワイヤハーネス移送方法 - Google Patents

サブワイヤハーネス保持治具、ワイヤハーネス製造装置、及び、サブワイヤハーネス移送方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車などに配索されて、電子機器同士などを接続するワイヤハーネスを構成するサブワイヤハーネスのサブワイヤハーネス保持治具、ワイヤハーネス製造装置、及び、サブワイヤハーネス移送方法に関するものである。
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数のサブワイヤハーネスを備えている。サブワイヤハーネスは、前述した自動車に搭載される系統(システム)毎に設けられている。各サブワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、端子金具と、この端子金具を収容するコネクタハウジングと、を備えている。端子金具は、導電性の板金などからなり、電線の端部に取り付けられてこの電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり箱状に形成されている。ワイヤハーネスは、コネクタハウジングが前述した電子機器などと結合することにより、端子金具を介して各電線が前述した電子機器と電気的に接続して、前述した電子機器に所望の電力や信号を伝える。
前記ワイヤハーネスを組み立てる際には、切断装置でまず電線を所望の長さに切断した後、該電線の端部などの被覆部を除去(皮むき)して端子金具を取り付ける。その後、端子金具をコネクタハウジング内に挿入する。こうして、一旦、前述したサブワイヤハーネスを組み立てる。そして、組み立てられたサブワイヤハーネスを互いに組み付け、所定箇所にグロメットやプロテクタなどの外装品を取り付けて、ワイヤハーネスを組み立てる。
また、近年における車両用のワイヤハーネスの複雑化に伴って、サブワイヤハーネスが有する回路数も増加する傾向にあるため、特許文献1に示す受け渡し具が提案されてきた。この受け渡し具によれば、サブワイヤハーネスを構成する電線を、布線板上での配索形態が圧縮された状態のまま仮保持可能な仮保持部材を設けるとともに、サブワイヤハーネスが圧縮された状態から布線板上での配索形態へ、担持体に沿って展開できるように仮保持部材を変形可能に形成している。このような受け渡し治具を用いることで、サブワイヤハーネスを圧縮した配索形態で製造できるようにしてきた。
特開2001−319531号公報
しかしながら、上述した受け渡し治具では、レール状の担持体に沿って電線を仮保持する仮保持部材(弾性クランプ)を移動させることで、サブワイヤハーネスを展開するようにしていたことから、布線板における配索形態によっては、仮保持部材から配索形態への展開位置までの距離が長くなってしまい、布線板上の布線保持具などに引っかかる等の問題によって布線板上にサブワイヤハーネスを受け渡す作業は、依然として困難な作業であった。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、布線板へのサブワイヤハーネスの移送を簡単化することができるサブワイヤハーネス保持治具、ワイヤハーネス製造装置、及び、ワイヤハーネス製造装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載のサブワイヤハーネス保持治具は、ワイヤハーネスを構成するサブワイヤハーネスを保持するサブワイヤハーネス保持治具であって、前記サブワイヤハーネスの所定の部位を保持する複数の保持部材と、前記複数の保持部材が保持したサブワイヤハーネスが、該サブワイヤハーネスの布線板に布線したときの布線平面形に対応する形状となる前記布線板の上方の位置に、前記複数の保持部材を位置付ける位置付け手段と、を有することを特徴とする.
上記請求項1に記載した本発明のサブワイヤハーネス保持治具によれば、サブワイヤハーネスの所定の部位を保持する複数の保持部材は、位置付け手段によってサブワイヤハーネスの布線板に布線したときの布線平面形に対応する形状となる布線板の上方の位置に位置付けられる。このため、サブワイヤハーネスは布線平面形に対応する形状に保持されていることから、布線板上への移送がし易くなる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のサブワイヤハーネス保持治具において、前記位置付け手段が、本体部材と、前記布線平面形に対応する形状となる前記布線板の上方の位置に対応して前記本体部材に設けられ、かつ、前記保持部材を前記本体部材に対する任意の距離に移動する移動機構と、を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明のサブワイヤハーネス保持治具によれば、サブワイヤハーネスの任意の部位を保持する保持部材は、布線平面形に対応する形状となる布線板の上方の位置において、移動機構によって本体部材に対する任意の距離に移動される。このため、保持部材を本体部材に対する任意の距離に移動させることで、保持部材を布線板に対する上方の任意の高さに移動させることができるため、サブワイヤハーネスを布線板上に下ろすように移送することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載のサブワイヤハーネス保持治具において、前記位置付け手段が、前記布線平面形状に対応した形状に変形する位置付け部材を有するとともに、前記位置付け部材が、本体部材と、該本体部材に回動自在に設けられて該回動により前記保持部材を前記布線平面形に対応する形状となる前記布線板の上方の位置に移動させる回動部材と、を有することを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明のサブワイヤハーネス保持治具によれば、サブワイヤハーネスの任意の部位を保持する保持部材は、本体部材に対する回動部材の回動によって布線平面形に対応する形状となる布線板の上方の位置に移動する。このため、サブワイヤハーネスは布線平面形に対応する形状に保持されていることから、布線板上への移送がし易くなる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項4記載のワイヤハーネス製造装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載のサブワイヤハーネス保持治具と、該サブワイヤハーネス保持治具から移送されたサブワイヤハーネスが布線される布線板と、を有することを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明のワイヤハーネス製造装置によれば、サブワイヤハーネス保持治具によって布線平面形に対応する形状に保持されているサブワイヤハーネスは、布線板に移送されて布線されてワイヤハーネスが製造される。このため、サブワイヤハーネスはサブワイヤハーネス保持治具によって布線平面形に対応する形状に保持されていることから、布線板上への移送がし易くなる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項5記載のサブワイヤハーネス移送方法は、請求項1〜3の何れか1項に記載のサブワイヤハーネス保持治具から布線板にサブワイヤハーネスを移送するサブワイヤハーネス移送方法であって、前記サブワイヤハーネスの所定の部位を前記サブワイヤハーネス保持治具の複数の保持治具で保持し、該サブワイヤハーネスの布線板に布線したときの布線平面形に対応する形状となる前記布線板の上方の位置に、前記複数の保持部材を位置付けて、前記サブワイヤハーネスを前記サブワイヤハーネス保持治具に保持する保持工程と、前記サブワイヤハーネスを保持している前記サブワイヤハーネス保持治具を前記布線板の近傍に移動する移動工程と、前記サブワイヤハーネス保持治具からサブワイヤハーネスを前記布線板に移送する移送工程と、を有することを特徴とする。
上記請求項5に記載した本発明のサブワイヤハーネス移送方法によれば、サブワイヤハーネスの所定の部位を保持する複数の保持部材が、布線平面形に対応する形状となる布線板の上方の位置に位置付けられて、前記サブワイヤハーネスが前記サブワイヤハーネス保持治具に保持されると、該サブワイヤハーネス保持治具は布線板の近傍に移動される。そして、サブワイヤハーネス保持治具から布線板にサブワイヤハーネスが移送される。このため、サブワイヤハーネスはサブワイヤハーネス保持治具によって布線平面形に対応する形状に保持されていることから、布線板上への移送がし易くなる。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載のサブワイヤハーネス移送方法において、前記移動工程が、前記サブワイヤハーネス保持治具を前記布線板の上方に移動するようにしたことを特徴とする。
上記請求項6に記載した本発明のサブワイヤハーネス移送方法によれば、サブワイヤハーネスを保持しているサブワイヤハーネス保持治具は、布線板の上方に移動される。このため、布線板上に移動されたサブワイヤハーネス保持治具からサブワイヤハーネスを布線板上に下ろすように移送することができる。
以上説明したように請求項1に記載した本発明のサブワイヤハーネス保持治具によれば、サブワイヤハーネスの所定の部位を保持する複数の保持部材を、サブワイヤハーネスの布線板に布線したときの布線平面形に対応する形状となる布線板の上方の位置に位置付けるようにしたことから、サブワイヤハーネスを布線平面形に対応する形状で保持することができる。また、移送の際にサブワイヤハーネスを構成する電線が絡むこともないので、絡み防止のためのテープ巻作業も不要とすることができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具から布線板上にサブワイヤハーネスを容易に移送することができるため、サブワイヤハーネスの配索工数時間の短縮を図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線に曲げ癖が付かないことから、電線が絡むことなくサブワイヤハーネスを布線することができるため、サブワイヤハーネスの大型化にも容易に対応することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、サブワイヤハーネスの任意の部位を保持する保持部材を、布線平面形に対応する形状となる布線板の上方の位置において、移動機構によって本体部材に対する任意の距離に移動可能な構成としたことから、保持部材を布線板に対する上方となる任意の高さに移動させることが可能となるため、サブワイヤハーネスを布線板上に下ろすように移送することができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具から布線板上にサブワイヤハーネスを容易に移送することができるため、サブワイヤハーネスの配索工数時間のさらなる短縮を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、サブワイヤハーネスの任意の部位を保持する保持部材を、本体部材に対する回動部材の回動によって布線平面形に対応する形状となる布線板の上方の位置に移動するようにしたことから、サブワイヤハーネスを布線平面形に対応する形状で保持することができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具からの布線板上へのサブワイヤハーネスの移送がし易くなるため、サブワイヤハーネスの配索工数時間のさらなる短縮を図ることができる。
以上説明したように請求項4に記載した本発明のワイヤハーネス製造装置によれば、サブワイヤハーネス保持治具が布線平面形に対応する形状に保持しているサブワイヤハーネスを布線板に移送することができるため、サブワイヤハーネス保持治具からの布線板上へのサブワイヤハーネスの移送がし易くなり、サブワイヤハーネスの配索工数時間の短縮を図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線に曲げ癖が付かないため、電線が絡むことなくサブワイヤハーネスを布線することができる。
以上説明したように請求項5に記載した本発明のサブワイヤハーネス移送方法によれば、サブワイヤハーネスを布線平面形に対応する形状に保持しているサブワイヤハーネス保持治具を布線板の近傍に移動するようにしたことから、布線平面形に対応する形状で保持されたサブワイヤハーネスを布線板に容易に移送することができる。そして、移送の際にサブワイヤハーネスを構成する電線が絡むこともないので、絡み防止のためのテープ巻作業も不要とすることができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具からの布線板上へのサブワイヤハーネスの移送がし易くなるため、サブワイヤハーネスの配索工数時間の短縮を図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線に曲げ癖が付かないため、電線が絡むことなくサブワイヤハーネスを布線することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効果に加え、サブワイヤハーネスを保持しているサブワイヤハーネス保持治具を、布線板の上方に移動させるようにしたことから、サブワイヤハーネスを布線板上に下ろすように移送することができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具から布線板上にサブワイヤハーネスを容易に移送することができるため、サブワイヤハーネスの配索工数時間のさらなる短縮を図ることができる。
[第1実施例]
次に、本発明の最良の形態に係るサブワイヤハーネス保持治具、ワイヤハーネス製造装置の第1実施例を、図1〜図8の図面を参照して説明する。
なお、図1は本発明のサブワイヤハーネス保持治具に保持するワイヤハーネスの構成例を示す模式図である。図2は図1に示されたワイヤハーネスの第1のサブワイヤハーネスの構成を示す説明図である。図3は図1に示されたワイヤハーネスの第2のサブワイヤハーネスの構成を示す説明図である。図4は図1に示されたワイヤハーネスを製造するワイヤハーネス製造装置の構成を示す説明図である。図5は第1実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具に対するサブワイヤハーネスの保持例を示す説明図であり、(a)は保持作業前、(b)は保持作業中、(c)は保持作業終了後をそれぞれ示している。図6は図5に示された位置付け部の構成例を示す説明図である。図7は第1実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具から布線板への移送例を示す説明図である。図8は本発明のサブワイヤハーネス保持治具を用いたサブワイヤハーネスの移送例を示すワークフローである。
図1に示すように、ワイヤハーネス1は、複数のサブワイヤハーネス2と、外装品としてのプロテクタ7と、を有している。そして、図示例では、サブワイヤハーネス2として図2に示す第1のサブワイヤハーネスと、サブワイヤハーネス2として図3に示す第2のサブワイヤハーネスとを示している。しかしながら、ワイヤハーネス1は、N(Nは自然数)個のサブワイヤハーネス2を有している。
サブワイヤハーネス2は、それぞれ、図2及び図3に示すように、複数の電線3と、該電線3の端部3aに取り付けられたコネクタ6と、を有している。電線3は、周知であるように、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを有している。前記芯線は、複数の導線が撚られて形成されている。前記芯線を構成する導線は、導電性の金属からなる。また、前記芯線は、一本の導線から構成されても良い。前記被覆部は、例えば、ポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などの合成樹脂からなる。そして、電線3の外表面3bとは、前記被覆部の外表面をなしている。
コネクタ6は、図2に示すように、コネクタハウジング55と、端子金具56とを有している。コネクタハウジング55は、絶縁性の合成樹脂からなり箱状に形成されている。コネクタハウジング55は、端子金具56を収容する端子収容室57を有している。端子金具56は、導電性の板金からなり、電線3の端部3aに取り付けられる。端子金具56は、電線3の芯線と電気的に接続する。
プロテクタ7は、前述した構成のサブワイヤハーネス2が互いに組み付けられた後、これらのサブワイヤハーネス2の所定箇所に取り付けられる。なお、ワイヤハーネス1の構成に応じてチューブ、グロメット、配線用クリップなどを外装品として用いることもできる。また、各サブワイヤハーネス2を構成する電線3などの外周にテープを巻くようにしてもよい。
なお、上述したサブワイヤハーネス2は、その端部にコネクタ6が装着されていないもの、若しくは、付加が接続されたものや、端部が端子金具のものなど種々異なるものとすることができる。
前述したワイヤハーネス1は、図4に示すワイヤハーネス製造装置60で製造される。ワイヤハーネス製造装置60は、図4に示すように、複数の切断装置61と、複数のサブワイヤハーネス組立ライン62と、複数の布線板64を有するワイヤハーネス組立ライン63と、サブワイヤハーネス2が係止される係止治具70(図5参照)と、本発明に係るサブワイヤハーネス保持治具80(図5〜図7参照)と、を有している。
複数の切断装置61は、周知であるように、電線3を所定の長さに切断するとともに、該電線3の端部3aなどに端子金具56を取り付ける。そして、サブワイヤハーネス組立ライン62には、切断装置61から端子金具56が取り付けられた電線3が供給される。
サブワイヤハーネス組立ライン62は、それぞれ、一つの品番のサブワイヤハーネス2を組み立てる。そして、その各サブワイヤハーネス2は、係止治具70に係止された状態でサブワイヤハーネス組立ライン62からワイヤハーネス組立ライン63に設けている各布線板64に対して供給される。
係止治具70は、金属部材等で略直方体状に形成された基部71と、該基部71(図5例では上面)に穴状に形成された複数の係止部72と、を有している。そして、サブワイヤハーネス2のコネクタ76等が係止部7に填め込まれることで、サブワイヤハーネス2が係止治具70に着脱自在に係止されることになる。なお、本最良の形態では、各係止部72を穴状に形成した場合について説明するが、係止部72は、合成樹脂製のクランプとしたり、サブワイヤハーネス2を係止する係止位置に応じて穴とクランプを混合させるなど種々異なる形態とすることができる。
ワイヤハーネス組立ライン63では、サブワイヤハーネス組立ライン62から供給されるサブワイヤハーネス2が、サブワイヤハーネス保持治具80によって保持されて布線板64に移送されて布線板64に布線される。そして、サブワイヤハーネス2同士を組み付けるとともに、所定箇所に前述した外装品を取り付けるとともに、電線3の外周にテープ54を巻く。そして、ワイヤハーネス組立ライン63では、外観検査と導通検査などを施して、ワイヤハーネス1を組み立てる。
布線板64は、周知であるように、作業者側が低くなるように傾斜した板材で構成されている。布線板64には、立設した布線治具等が設けられており、布線治具に沿うようにサブワイヤハーネス2が布線される。そして、布線板64は、図7に示すように、台車65に設けられており、ワイヤハーネス組立ライン63内を移動可能な構成となっている。そして、図7に示す布線板64に布線されたサブワイヤハーネス2が、布線平面形M1となっている。なお、布線平面形M1については、電線3の端部、コネクタ6の一部が布線されていないなど、サブワイヤハーネス2の全てが布線板64上に布線されていなくてもよい。
次に、サブワイヤハーネス保持治具80は、複数(図5例では5つ)の保持部材81と、該複数の保持部材81が保持したサブワイヤハーネス2が、該サブワイヤハーネスの布線板64に布線したときの布線平面形M1に対応する形状となる布線板64の上方の位置に、前記複数の保持部材81を位置付ける位置付け部(位置付け手段に相当)82と、を有している。
各保持部材81は、サブワイヤハーネス2におけるコネクタ6の近傍の電線3(任意の部分)を挟んだ状態で保持するクリップとなっている。なお、サブワイヤハーネス2の任意の部分を、コネクタ6の近傍の電線3とした場合について説明するが、前記任意の部分は、電線3の束部、コネクタ6など種々異なる形態とすることができる。特に、コネクタ6間の電線3が長い場合は、その電線3の中間付近を任意の部分とすることで、電線3の垂れ下がりを防止することができる。そして、保持治具81の形状については、任意の部分の形状に応じて定められるものである。
位置付け部82は、棒状の本体部材83と、前記布線平面形M1に対応する形状となる布線板64の上方の位置に対応して本体部材83に設けられ、かつ、保持部材81を本体部材83に対する任意の距離に移動する移動機構84と、を有している。本体部材83は、金属部材等で略直方体の棒状に形成されている。
移動機構84は、複数の保持部材81の各々に対応して設けられている。該移動機構84は、端部に保持部材81が設けられるワイヤ85と、該ワイヤ85の揚げ下ろしを行う複数の巻揚げ装置86と、を有している。そして、周知である各巻揚げ装置86は、図示しないが、ワイヤ85が掛けられて回動自在に保持される円筒部材と、該円筒部材を回動させる駆動部と、を有している。前記駆動部の各々は、制御装置87からの駆動指示に応じて前記円筒部材を回動させるものである。
制御装置87は、周知であるマイクロ・コンピュータを有し、予め定められたプログラムに基づいて動作する。そして、保持部材81によるサブワイヤハーネス2の保持に応じて、各ワイヤ85の端部85aの位置が、本体部材83に対して定められた任意の距離となる前記円筒部材の駆動信号が前記駆動部に出力する。その結果、前記駆動部がその駆動信号に基づいて前記円筒部材を回動させることで、ワイヤ85が矢印A方向に吊り上げられて、ワイヤ85の端部85aは前記任意の距離まで吊り上げられることになる。つまり、保持部材81を布線板64に対する上方となる高さに移動させることが可能となる。
よって、サブワイヤハーネス2の品番等に対応して、本体部材83からワイヤ85の端部85aまでの任意の距離を任意に設定しておく。そして、該任意の距離を、前記ワイヤハーネス保持治具80が布線板64に対して配置されたときの本体部材83から布線板64間での距離に基づいて設定しておくことで、保持部材81を布線板64に対する上方となる任意の高さに移動させることができる。
なお、移動機構84については、ゴム、バネ等の伸縮部材により構成し、その伸縮部材が延びていない状態の長さが任意の距離となるようにする。そして、サブワイヤハーネス2を保持する際に伸縮部材を伸ばし、保持作業の完了に応じて、その復元力によって保持部材81を前記任意の距離まで吊り上げる構成とすることもできる。また、手動の巻揚げ機を用いて、作業者等に巻揚げさせるようにしてもよい。
また、移動機構84は、本体部材83に沿ってスライド可能なように本体部材83に設けられている。なお、本体部材83に対する移動機構84のスライド移動については、自動、手動、どちらの構成としても差し支えないが、本最良の形態では、手動でスライドさせるため、図示はしないが、本体部材83のスライド溝に沿って移動するスライド部を移動機構84は有している。
以上のように位置付け部84を構成することで、移動機構84が本体部材83の長手方向に移動させるとともに、保持部材81を本体部材83に対する前記任意の距離まで吊り上げることができるため、位置付け部84によってサブワイヤハーネス2の布線板64に布線したときの布線平面形M1に対応する形状となる布線板64の上方の位置に保持部材81を正確に位置付けすることができる。また、移動機構84が位置付ける保持部材81の位置を容易に変更することができるため、サブワイヤハーネス2の多品番化に容易に対応することができる。
次に、上述した構成のサブワイヤハーネス保持治具80を用いて、係止治具70から布線板64にサブワイヤハーネス2を移送する一例を、図4〜図8の図面を参照して説明する。
図8に示すステップS1において、サブワイヤハーネス組立ライン62から搬送された係止治具70が、図5(a)に示すように、サブワイヤハーネス保持治具80の近傍に移動されると、矢印B方向に保持部材81が引き下げられて、サブワイヤハーネス2の任意の部位であるコネクタ6の近傍の電線3を保持部材81に保持させる。そして、サブワイヤハーネス2の任意の部分を保持した保持部材81は、該図5(b)に示すように、移動機構84によって矢印A方向の初期位置まで吊り上げられる。そして、この保持作業が、係止治具70に係止されているサブワイヤハーネス2の全ての任意の部分に対して行われることで、図5(c)に示すように、サブワイヤハーネス保持治具80の全ての保持部材81の各々がサブワイヤハーネス2の各任意の部位を保持することで、サブワイヤハーネス保持治具80に対するサブワイヤハーネス2のセットが完了する。
ステップS2において、制御装置87は移動機構84の各々に対して、サブワイヤハーネスハーネス保持治具80にセットされているサブワイヤハーネス2の品番等に応じて予め定められた本体部材83に対する任意の距離に移動させる駆動信号を、移動機構84の各々に対して出力する。その結果、各移動機構84による移動によって保持部材81の各々は、図7に示すように、布線平面形M1に対応して予め定められた位置に移動されることで、全ての保持部材81が布線平面形M1に対応する形状となる布線板64の上方の位置に位置付けられる。
なお、保持部材81の位置付け方法については、保持部材81の保持が完了次第、移動機構84によって本体部材83に対する任意の距離まで移動させるようにしても良い。
ステップS3において、そのサブワイヤハーネス保持治具80は、作業者による移動等によって布線板64の近傍に移送されて、その布線板64の近傍に設けられた図示しない係止部材に係止されることで、布線板64の上方に配置される。
ステップS4において、サブワイヤハーネス保持治具80の保持部材81の各々から、サブワイヤハーネス2が順次取り外されて布線板64に移送されることで、図7に示す布線平面形M1に近い状態でサブワイヤハーネス2が布線板64上に設けられる。その後、そのサブワイヤハーネス2は布線板64に布線される。
以上説明したように、第1実施例のサブワイヤハーネス保持治具80によれば、サブワイヤハーネス2の所定の部位を保持する複数の保持部材81を、サブワイヤハーネス2の布線板64に布線したときの布線平面形M1に対応する形状となる布線板64の上方の位置に位置付けるようにしたことから、サブワイヤハーネス2を布線平面形M1に対応する形状で保持することができる。また、移送の際にサブワイヤハーネス2を構成する電線3が絡むこともないので、絡み防止のためのテープ巻作業も不要とすることができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具80から布線板64上にサブワイヤハーネス2を容易に移送することができるため、サブワイヤハーネス2の配索工数時間の短縮を図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線3を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線3に曲げ癖が付かないことから、電線3が絡むことなくサブワイヤハーネス2を布線することができるため、サブワイヤハーネス2の大型化にも容易に対応することができる。
また、サブワイヤハーネス2の任意の部位を保持する保持部材81を、布線平面形M1に対応する形状となる布線板64の上方の位置において、移動機構84によって本体部材83に対する任意の距離に移動可能な構成としたことから、保持部材81を布線板64に対する上方となる高さに移動させることが可能となるため、サブワイヤハーネス2を布線板64上に下ろすように移送することができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具80から布線板64上にサブワイヤハーネス2を容易に移送することができるため、サブワイヤハーネス2の配索工数時間のさらなる短縮を図ることができる。
さらに、ワイヤハーネス製造装置60によれば、サブワイヤハーネス保持治具80が布線平面形M1に対応する形状に保持しているサブワイヤハーネス2を布線板64に移送することができるため、サブワイヤハーネス保持治具80からの布線板64上へのサブワイヤハーネス2の移送がし易くなり、サブワイヤハーネス2の配索工数時間の短縮に応じてワイヤハーネスの製造時間の短縮も図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線3を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線3に曲げ癖が付かないことから、電線3が絡むことなくサブワイヤハーネス2を布線することができるため、サブワイヤハーネス2の大型化にも容易に対応することができる。
[第2実施例]
次に、本発明の最良の形態に係るサブワイヤハーネス保持治具、ワイヤハーネス製造装置の第2実施例を、上述した図面と図9及び図10の図面を参照して説明する。なお、第1実施例のところで説明したものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
ここで、図9は第2実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具に対するサブワイヤハーネスの保持例を示す説明図である。図10は第2実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具から布線板への移送例を示す説明図である。
前述したワイヤハーネス1を製造する図4に示すワイヤハーネス製造装置60は、第1実施例と同様に、複数の切断装置61と、複数のサブワイヤハーネス組立ライン62と、複数の布線板64を有するワイヤハーネス組立ライン63と、サブワイヤハーネス2が係止される係止治具70(図5参照)と、第2実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具80(図9〜図10参照)と、を有している。そして、第2実施例では、サブワイヤハーネス保持治具80の構成の一部が第1実施例と異なることから、その部分を以下に説明する。
図9及び図10に示すサブワイヤハーネス保持治具80は、複数(図9,10例では7つ)の保持部材81と、該複数の保持部材81が保持したサブワイヤハーネス2が、該サブワイヤハーネスの布線板64に布線したときの布線平面形M2に対応する形状となる布線板64の上方の位置に、前記複数の保持部材81を位置付ける位置付け部(位置付け手段に相当)82と、を有している。
各保持部材81は、サブワイヤハーネス2におけるコネクタ6の近傍の電線3や電線3の束部等の任意の部分を挟んだ状態で保持するクリップとなっている。そして、コネクタ6間の電線3が長い部分を前記任意の部分として保持部材81で保持することで、電線3の垂れ下がりを防止している。このように前記任意の部分を設定することで、布線板64に対するサブワイヤハーネス2の移送の際に、電線3等が布線板64上の布線治具等に引っかかることを防止することができる。
位置付け部82は、略板状の本体部材83と、前記布線平面形M2に対応する形状となる布線板64の上方の位置に対応して本体部材83に設けられ、かつ、保持部材81を本体部材83に対する任意の距離に移動する移動機構84と、を有している。そして、移動機構84は、上述した第1実施例と同一の構成となっているため、説明は省略する。
本体部材83は、金属部材等によって略長方形のフレーム状に形成されたフレーム部83aと、該フレーム部83aによって保持されている網部83bと、を有している。フレーム部83aは、布線板64とほぼ同等の大きさに形成している。網部83bは、細い金属棒を縦横の方向に間をすかして組むことで形成している。このように前記金属棒によって網部83bを形成することで、網部83bに複数の移動機構84とサブワイヤハーネス2を吊り上げた状態で保持することを可能としているが、この強度を確保できるものであれば、その構成を限定するものではない。
そして、本体部材83に網部83bを設けることで、前記布線平面形M2に対応する形状となる布線板64の上方の位置を網部83bに割り振ることができるため、上述した移動機構84をより一層正確な位置に設けることができる。そして、第1実施例のように、移動機構84に対するスライド機構やその制御等を不要とすることができる。
また、サブワイヤハーネス保持部材70は、図10に示すように、設備内等に固定されて布線板64の上方を通過するレール部材90に移動可能に設けられている。このため、本体部材83のフレーム部83aの側面には、レール部材90内を移動するための図示しないローラを設けている。なお、第2実施例では、そのサブワイヤハーネス保持部材70の移動については、手動によって布線板64に対する任意の上方位置に移動させる場合について説明するが、例えば無線通信等によって前記ローラの駆動を制御する駆動制御装置を位置付け部82に追加して、自動制御するような形態とすることもできる。
以上のように、布線平面形M2に対応する形状となる位置を、位置付け部84の網部83bに対応させ、その位置の各々に移動機構84を配置することで、布線平面形M2に対応する形状となる布線板64の上方の位置に保持部材81を正確に位置付けることができる。そして、その状態でサブワイヤハーネス保持部材80を、布線板64の上方に移動させることができる。よって、布線板64の上方において、位置付け部84によって保持部材81を本体部材83に対する前記任意の距離でサブワイヤハーネス2を吊り下げた状態に保持することができるため、そこからサブワイヤハーネス2を布線板64に下ろすだけで移送することができる。
次に、上述した第2実施例におけるサブワイヤハーネス保持治具80を用いて、係止治具70から布線板64にサブワイヤハーネス2を移送する一例を、上述した図8に示すワークフローと図9〜図10の図面を参照して説明する。
図8に示すステップS1において、サブワイヤハーネス組立ライン62から搬送された係止治具70が、図9に示すように、サブワイヤハーネス保持治具80の下方の所定位置に移動されると、各保持部材81が引き下げられて、サブワイヤハーネス2の任意の部位を保持部材81に保持させる。
ステップS2において、制御装置87は移動機構84の各々に対して、サブワイヤハーネスハーネス保持治具80に保持されているサブワイヤハーネス2の品番等に応じて予め定められた本体部材83に対する任意の距離に移動させる駆動信号を、移動機構84の各々に対して出力する。その結果、各移動機構84による移動によって保持部材81の各々は、本体部材83に対する任意の距離まで移動する。その結果、サブワイヤハーネス2は、布線平面形M2に対応した形状で本体部材83から吊り下がった状態で、サブワイヤハーネス80に保持される。
ステップS3において、そのサブワイヤハーネス保持治具80は、作業者によってレール90に沿って布線板64の上方に移送されることで、サブワイヤハーネス2がサブワイヤハーネス保持治具80から吊り下がった状態で布線板64の上方に配置される。
ステップS4において、サブワイヤハーネス保持治具80の保持部材81の各々から、サブワイヤハーネス2が順次取り外されて布線板64に移送されることで、図10に示す布線平面形M2の形状に近い状態でサブワイヤハーネス2が布線板64上に設けられる。その後、そのサブワイヤハーネス2は布線板64に布線される。
以上説明したように、第2実施例のサブワイヤハーネス保持治具80によれば、サブワイヤハーネス2の所定の部位を保持する複数の保持部材81を、サブワイヤハーネス2の布線板64に布線したときの布線平面形M2に対応する形状となる布線板64の上方の位置に位置付けるようにしたことから、サブワイヤハーネス2を布線平面形M2に対応する形状で保持することができる。また、移送の際にサブワイヤハーネス2を構成する電線3が絡むこともないので、絡み防止のためのテープ巻作業も不要とすることができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具80から布線板64上にサブワイヤハーネス2を容易に移送することができるため、サブワイヤハーネス2の配索工数時間の短縮を図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線3を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線3に曲げ癖が付かないことから、電線3が絡むことなくサブワイヤハーネス2を布線することができるため、サブワイヤハーネス2の大型化にも容易に対応することができる。
また、サブワイヤハーネス2の任意の部位を保持する保持部材81を、布線平面形M2に対応する形状となる布線板64の上方の位置において、移動機構84によって本体部材83に対する任意の距離に移動可能な構成としたことから、保持部材81を布線板64に対する上方となる高さに移動させることが可能となるため、サブワイヤハーネス2を布線板64上に下ろすように移送することができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具80から布線板64上にサブワイヤハーネス2を容易に移送することができるため、サブワイヤハーネス2の配索工数時間のさらなる短縮を図ることができる。
さらに、ワイヤハーネス製造装置60によれば、サブワイヤハーネス保持治具80が布線平面形M2に対応する形状に保持しているサブワイヤハーネス2を布線板64に移送することができるため、サブワイヤハーネス保持治具80からの布線板64上へのサブワイヤハーネス2の移送がし易くなり、サブワイヤハーネス2の配索工数時間の短縮に応じてワイヤハーネスの製造時間の短縮も図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線3を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線3に曲げ癖が付かないことから、電線3が絡むことなくサブワイヤハーネス2を布線することができるため、サブワイヤハーネス2の大型化にも容易に対応することができる。
[第3実施例]
次に、本発明の最良の形態に係るサブワイヤハーネス保持治具、ワイヤハーネス製造装置の第3実施例を、上述した図面と図11〜図13の図面を参照して説明する。なお、第1及び第2実施例のところで説明したものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
ここで、図11は第3実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具に対するサブワイヤハーネスの構成を示す説明図である。図12は第3実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具から布線板への移送例を示す説明図である。図13は図11に示す回動機構の一例を示す説明図であり、(a)は矢印X方向への回動時、(b)は矢印Y方向への回動時をそれぞれ示している。
前述したワイヤハーネス1を製造する図4に示すワイヤハーネス製造装置60は、第1及び第2実施例と同様に、複数の切断装置61と、複数のサブワイヤハーネス組立ライン62と、複数の布線板64を有するワイヤハーネス組立ライン63と、サブワイヤハーネス2が係止される係止治具70(図5参照)と、第2実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具80(図11〜図12参照)と、を有している。そして、第3実施例では、サブワイヤハーネス保持治具80の構成の一部が第1及び第2実施例と異なることから、その部分を以下に説明する。
図11及び図12に示すサブワイヤハーネス保持治具80は、複数(図9,10例では11つ)の保持部材81と、該複数の保持部材81が保持したサブワイヤハーネス2が、該サブワイヤハーネス2の布線板64に布線したときの布線平面形M3に対応する布線板64の上方の形状となる位置に、前記複数の保持部材81を位置付ける位置付け部(位置付け手段に相当)82と、を有している。
各保持部材81は、サブワイヤハーネス2におけるコネクタ6の近傍の電線3や電線3の束部等の任意の部分を挟んだ状態で保持するクリップとなっている。そして、コネクタ6寄りの電線3を前記任意の部分として保持部材81で保持している。なお、サブワイヤハーネス2の任意の部分を、コネクタ6の近傍の電線3とした場合について説明するが、前記任意の部分は、電線3の束部、コネクタ6など種々異なる形態とすることができる。
位置付け部82は、図12に示す布線平面形M3に対応した形状に変形する位置付け820を有している。該位置付け部材820は、板状の本体部材821と、該本体部材820に回動自在に設けられて該回動により保持部材81を布線平面形M3に対応する形状となる布線板64の上方の位置に移動させる複数の回動部材822と、該回動部材822を回動する図13に示す回動機構830と、を有している。
本体部材821は、金属部材の打ち抜き加工等によって形成している。そして、回動部材822を設ける箇所には、貫通孔821aを形成しており、該貫通孔821aが回動部材822の回動中心となる。回動部材822は、本体部材821と同一の金属部材の打ち抜き加工等によって形成している。回動部材822の一端側には、保持部材81が設けられ、その他端側には、図示していない回動軸が形成されている。そして、前記回動軸が本体部材820の貫通孔821aに貫通されて、回動自在に設けられる。
回動機構820は、回動部材822の前記回動軸に設けれれて回動部材822とともに回動する第1ギア831と、本体部材821に設けられて第1ギア831と噛み合う第2ギア832と、該第2ギア832に出力を伝達する動力部833と、を有している。そして、動力部833は上述した制御装置87に接続されており、制御装置87からの制御信号によって出力が制御される。
図13(a)に示すように、動力部833から伝達される出力によって第2ギア832が矢印L方向に回動されると、この回動が第1ギア831に伝達されることで、回動部材822は矢印X方向に回動する。また、図13(b)に示すように、動力部833から伝達される出力によって第2ギア832が矢印R方向に回動されると、この回動が第1ギア831に伝達されることで、回動部材822は矢印Y方向に回動する。
このように、回動部材822は、前記回動軸を回動中心として回動する構成となっていることから、その一端側に設けられた保持部材81の回動軌跡上と、布線平面形M3に対応する形状となる布線板64の上方の位置とが交わるように、回動部材822の長さ、若しくは、保持部材81の取付位置を設定すれば、保持部材を布線平面形M3に対応する形状となる位置に正確に移動させることができる構成となっている。
なお、回動機構830については、バネとワイヤとストッパとを用いて、ワイヤによってバネを伸縮させ、該バネの縮みとストッパーを組み合わせて回動部材822の回動範囲を決める機構など種々異なる構成とすることができる。
以上のよう位置付け部82を構成することで、サブワイヤハーネス2の任意の部分を保持部材81で保持した後に、各回動部材822を回動機構830によって回動させることで、保持部材81の各々はその回動に応じて布線平面形M3に対応する形状となる布線板64の上方の位置に保持部材81を正確に位置付けすることができる。
次に、上述した第3実施例のサブワイヤハーネス保持治具80を用いて、係止治具70から布線板64にサブワイヤハーネス2を移送する一例を、上述した図8に示すワークフローと図11〜図13の図面を参照して説明する。
図8に示すステップS1において、サブワイヤハーネス組立ライン62から搬送された係止治具70が、サブワイヤハーネス保持治具80の近傍に移動されると、サブワイヤハーネス2の任意の部位であるコネクタ6の近傍の電線3を保持部材81に保持させる。
ステップS2において、制御装置87は移動機構84の各々に対して、サブワイヤハーネスハーネス保持治具80に保持されているサブワイヤハーネス2の品番等に応じて予め定められた本体部材83に対する任意の距離に移動させる駆動信号を、回動機構830の各々に対して出力する。その結果、各移動機構84による移動によって保持部材81の各々は、布線平面形M3に対応する形状となる布線板64の上方の位置に位置付けられる。
ステップS3において、そのサブワイヤハーネス保持治具80は、図12に示すように作業者による移動等によって布線板64の近傍に移送される。そして、ステップS4において、サブワイヤハーネス保持治具80の保持部材81の各々から、サブワイヤハーネス2が順次取り外されて布線板64に移送されることで、布線平面形M12に近い状態でサブワイヤハーネス2が布線板64上に設けられる。その後、そのサブワイヤハーネス2は布線板64に布線される。
以上説明したように、第3実施例のサブワイヤハーネス保持治具80によれば、サブワイヤハーネス2の所定の部位を保持する複数の保持部材81を、サブワイヤハーネス2の布線板64に布線したときの布線平面形M3に対応する形状となる布線板64の上方の位置に位置付けるようにしたことから、サブワイヤハーネス2を布線平面形Mに対応する形状で保持することができる。また、移送の際にサブワイヤハーネス2を構成する電線3が絡むこともないので、絡み防止のためのテープ巻作業も不要とすることができる。従って、サブワイヤハーネス保持治具80から布線板64上にサブワイヤハーネス2を容易に移送することができるため、サブワイヤハーネス2の配索工数時間の短縮を図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線3を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線3に曲げ癖が付かないことから、電線3が絡むことなくサブワイヤハーネス2を布線することができるため、サブワイヤハーネス2の大型化にも容易に対応することができる。
また、サブワイヤハーネス2の任意の部位を保持する保持部材81は、本体部材821に対する回動部材822の回動によって布線平面形M3に対応する形状となる布線板64の上方の位置に移動する。このため、サブワイヤハーネス2は布線平面形M3に対応する形状に保持されていることから、布線板64上への移送がし易くなる。
さらに、ワイヤハーネス製造装置60によれば、サブワイヤハーネス保持治具80が布線平面形Mに対応する形状に保持しているサブワイヤハーネス2を布線板64に移送することができるため、サブワイヤハーネス保持治具80からの布線板64上へのサブワイヤハーネス2の移送がし易くなり、サブワイヤハーネス2の配索工数時間の短縮に応じてワイヤハーネスの製造時間の短縮も図ることができる。また、移送の際に人手で持てる大きさに電線3を丸める、曲げる等の作業が不要となり、電線3に曲げ癖が付かないことから、電線3が絡むことなくサブワイヤハーネス2を布線することができるため、サブワイヤハーネス2の大型化にも容易に対応することができる。
なお、上述した第1〜3実施例は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明のサブワイヤハーネス保持治具に保持するワイヤハーネスの構成例を示す模式図である。 図1に示されたワイヤハーネスの第1のサブワイヤハーネスの構成を示す説明図である。 図1に示されたワイヤハーネスの第2のサブワイヤハーネスの構成を示す説明図である。 図1に示されたワイヤハーネスを製造するワイヤハーネス製造装置の構成を示す説明図である。 第1実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具に対するサブワイヤハーネスの保持例を示す説明図であり、(a)は保持作業前、(b)は保持作業中、(c)は保持作業終了後をそれぞれ示している。 図5に示された位置付け部の構成例を示す説明図である。 第1実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具から布線板への移送例を示す説明図である。 本発明のサブワイヤハーネス保持治具を用いたサブワイヤハーネスの移送例を示すワークフローである。 第2実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具に対するサブワイヤハーネスの保持例を示す説明図である。 第2実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具から布線板への移送例を示す説明図である。 第3実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具に対するサブワイヤハーネスの構成を示す説明図である。 第3実施例に係るサブワイヤハーネス保持治具から布線板への移送例を示す説明図である。 図11に示す回動機構の一例を示す説明図であり、(a)は矢印X方向への回動時、(b)は矢印Y方向への回動時をそれぞれ示している。
符号の説明
2 サブワイヤハーネス
64 布線板
80 サブワイヤハーネス保持治具
81 保持部材
82 位置付け部(位置付け手段)
83 本体部材
84 移動機構
M1〜3 布線平面形

Claims (6)

  1. ワイヤハーネスを構成するサブワイヤハーネスを保持するサブワイヤハーネス保持治具であって、
    前記サブワイヤハーネスの所定の部位を保持する複数の保持部材と、
    前記複数の保持部材が保持したサブワイヤハーネスが、該サブワイヤハーネスの布線板に布線したときの布線平面形に対応する形状となる前記布線板の上方の位置に、前記複数の保持部材を位置付ける位置付け手段と、
    を有することを特徴とするサブワイヤハーネス保持治具。
  2. 前記位置付け手段が、本体部材と、前記布線平面形に対応する形状となる前記布線板の上方の位置に対応して前記本体部材に設けられ、かつ、前記保持部材を前記本体部材に対する任意の距離に移動する移動機構と、を有することを特徴とする請求項1に記載のサブワイヤハーネス保持治具。
  3. 前記位置付け手段が、前記布線平面形状に対応した形状に変形する位置付け部材を有するとともに、前記位置付け部材が、本体部材と、該本体部材に回動自在に設けられて該回動により前記保持部材を前記布線平面形に対応する形状となる前記布線板の上方の位置に移動させる回動部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載のサブワイヤハーネス保持治具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のサブワイヤハーネス保持治具と、該サブワイヤハーネス保持治具から移送されたサブワイヤハーネスが布線される布線板と、を有することを特徴とするワイヤハーネス製造装置。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のサブワイヤハーネス保持治具から布線板にサブワイヤハーネスを移送するサブワイヤハーネス移送方法であって、
    前記サブワイヤハーネスの所定の部位を前記サブワイヤハーネス保持治具の複数の保持治具で保持し、該サブワイヤハーネスの布線板に布線したときの布線平面形に対応する形状となる前記布線板の上方の位置に、前記複数の保持部材を位置付けて、前記サブワイヤハーネスを前記サブワイヤハーネス保持治具に保持する保持工程と、
    前記サブワイヤハーネスを保持している前記サブワイヤハーネス保持治具を前記布線板の近傍に移動する移動工程と、
    前記サブワイヤハーネス保持治具からサブワイヤハーネスを前記布線板に移送する移送工程と、
    を有することを特徴とするサブワイヤハーネス移送方法。
  6. 前記移動工程が、前記サブワイヤハーネス保持治具を前記布線板の上方に移動するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のサブワイヤハーネス移送方法。
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