JP4837683B2 - 移動局装置および基地局装置 - Google Patents
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Description
本願は、2006年2月10日に、日本に出願された特願2006−34124号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
また、移動局装置が通信中に他のセルへ移動した場合には、ハンドオーバ(HO:Hand Over)を行うことにより異なるセルに亘って通信を継続できるようにしている。
また、異なる無線アクセス技術RATにより構成されているセルラ移動通信システムでは、異なる無線アクセス技術を使用するセル間を移動局装置が移動する際に行われる異なる無線アクセス技術間のハンドオーバであるInter−RAT−HO(Inter RAT Handover)がある。これと対称に同一の無線アクセス技術のセル間のハンドオーバであるIntra−RAT−HO(Intra RAT Handover)がある。
基地局装置BS1、BS2、BS3、BS4は、無線通信可能な範囲であるセルc1、c2、c3、c4内に位置する移動局装置MS1、MS2、MS4、MS6、移動局装置MS4、MS5、移動局装置MS2、MS3、移動局装置MS6、MS7との間でそれぞれ無線通信を行うことができる。
EUTRAの下りリンクとして、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)方式が提案されている。EUTRA技術として、OFDMA方式にAMCS技術が適用されている(非特許文献3、非特許文献4参照)。
EUTRAでは、下りリンク無線フレームの構成、無線チャネルのマッピング方法が提案されている(非特許文献4参照)。
EUTRA/EUTRANの同一の無線アクセス技術間のハンドオーバであるIntra−RAT−HO(Intra−Freq−HO)と異なる無線アクセス技術間のハンドオーバであるInter−RAT−HO(Inter−Freq−HO)を行う際に異なる周波数/基地局装置の監視(測定)を行うギャップ区間の制御方法として、高速下りパケットアクセス技術HSDPAと同様に基地局装置及び移動局装置のシグナリング制御によるギャップ区間の制御方法と、移動局装置の下り受信品質指標であるCQI瞬時値(Instantaneous CQI Sample)の測定及び基地局装置へのフィードバックによる自律的なギャップ区間の制御方法(Autonomous Gap Control Method)が提案されている(非特許文献5)。
図19のグラフG1の部分拡大図をグラフG2、G3に示す。グラフG2ではギャップ区間は生成されていない様子を示している。グラフG3では複数のギャップ区間が連続して生成される様子を示している。グラフG1に示すように、基地局装置及び移動局装置では、CQI瞬時値により通常モードNM、測定モードMMに切り換えられ、そしてギャップ区間の開始/終了を自律的に制御ができる。
その方法は、CQI閾値とCQI平均値を比較し、CQI平均値がCQI閾値を下回っていることを判定条件とする測定モードMMの判定を行い、更に測定モードMMにおいてCQI瞬時値がCQI平均値より低くなった場合にギャップ区間の生成を行うという方法である。この方法では、図20のCQI値の時間変化の例に示したX、Y領域にあるギャップ区間のように、CQIの測定後にCQI瞬時値が上昇してCQI平均値を上回っているCQIの特性が良い区間であっても、その区間開始時の測定でCQI瞬時値がCQI平均値を下回っているとギャップ区間が生成される。
Max CIRスケジューリングは、基地局装置に属する移動局装置の中で、下りリンクの通信品質が一番の良好な移動局装置に対して割り当てを行うスケジューリング方法である。その為、システム全体のスループットは高くなるが、基地局装置から近い位置にいる移動局装置に割り当ての多くが行われ、基地局装置殻から遠い位置にいる移動局装置に対して割り当てがあまり行われず、移動局装置間での不公平性が高い特徴がある。
立川 敬二、"W-CDMA移動通信方式"、ISBN4-621-04894-5 3GPP TR(Technical Report)25.858、及び3GPPのHSDPA仕様関連資料、<http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/25-series.htm> 3GPP TR(Technical Report)25.913、V2.1.0(2005-05)、Requirements for evolved Universal Terrestrial Radio Access (UTRA) and Universal Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)、<http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/25913.htm> 3GPP TR(Technical Report)25.814、V0.5.0(2005-11)、Physical Layer Aspects for Evolved UTRA、<http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/25814.htm> NTT DoCoMo、Inc."Measurement for LTE Intra-and Inter-RAT Mobility"、3GPP TSG RAN WG2 Meeting #50、Sophia Antipolis、France、9-13 January、2006 "Data Throughput of CDMA HDR a High Efficiency-High Data Rate Personal Communication Wireless System"、IEEE VTC2000-Spring、 pp.1854-1858、Tokyo、May 2000
また、本発明の移動局装置および基地局装置は、受信品質指標の瞬時値と平均値の大小関係と、受信品質指標の特性値とに基づき、ギャップ区間とするか否かの判定をするので、受信品質指標の特性が改善されるような場合にギャップ区間に成り難い。したがって、移動局装置に下りリンクの割り当てが行われない期間が長くなることもなく、優れた通信効率で、通信することができる。
11…上りリンク復調部
12、112、212…CQI記憶部
13…CQI測定部
14、114、214…NM/MM判定部
15、115、215…GAP判定部
16…制御データ抽出部
17…スケジューリング部
18…データ制御部
19…OFDM変調部
20…上りリンクスケジューリング部
21…下りリンクスケジューリング部
30…無線部
31…無線制御部
32…切替部
33…OFDM復調部
34、134、234…CQI測定・記憶部
35…Other−RAT復調部
36…CQI測定部
37、137、237…NM/MM判定部
38、138、238…GAP判定部
39…制御データ抽出部
40…制御データ生成部
41…データ制御部
42…上りリンク変調部
[第1の実施形態]
本実施形態における下りリンク無線フレームの構成、無線チャネルのマッピングは、図18に例示したような、背景技術でも述べたEUTRA/EUTRANで提案されている下りリンク無線フレームの構成、無線チャネルのマッピング方法と大綱において同じである。
下りリンク無線フレームは、周波数軸の複数サブキャリアのかたまりで周波数帯域幅Bchと時間軸のサブフレーム間隔TTI(Trasmission Timing Interval、以降TTIと称する)による2次元の複数無線リソースブロックRB(Resource Block、以降RBと称する)により構成されている。
移動局装置は、初めて電源が入る場合、同期チャネルSCHを受信し、キャリアオフセット、OFDMシンボルタイミング、無線フレームタイミング、サブフレーム間隔TTIタイミング、セル番号グループ(Cell Group Index)/番号(Cell Index)(例えば、スクランブルコード番号グループ/スクランブルコード番号)などの同定を行う。その後、報知チャネルBCHにより基地局装置の固有情報などシステム報知情報を受信し、位置登録を経て、待ち受けモードIM(Idle mode)に入り、下りリンクのページングインジケータチャネルPICH(以降PICHと称する)の監視、周辺基地局装置監視を行う。基地局装置から着信がある場合、移動局装置はPICH及びページングチャネルPCHなどを通じて、無線接続手順を経て、基地局装置と接続し、アクティブモードAM(Active mode)に入り、下り受信品質指標であるCQI瞬時値の測定、フィードバックを行う。基地局装置は各移動局装置のCQI瞬時値を受信し、下りトラフィックチャネルTCHの各無線リソースブロックRBにパケットデータの割り当て(パケットデータのスケジューリング)を行う。
データ制御部18は、スケジューリング部17からの指示により制御データを報知チャネルBCH、同期チャネルSCH、パイロットチャネルCPICHにマッピングし、各移動局装置に対する送信データをトラフィックチャネルTCHにマッピングする。OFDM変調部19は、データ変調、入力信号の直列/並列変換、拡散符号及びスクランブリングコードの乗算、IFFT(Inverse Discrete Fast Fourier Transform;逆離散高速フーリエ変換)変換、CP(Cyclic Prefix)挿入、フィルタリングなどOFDM信号処理を行い、OFDM信号を生成する。また、スケジューリング部17から渡されたAMC(Adaptive Modulation and Coding;適用変調技術)情報の変調方式で各サブキャリアのデータ変調を行う。無線部10は、OFDM変調されたデータを送信用の無線周波数にアップコンバートして、移動局装置に送信する。
移動局装置は、無線部30、無線制御部31、切替部32、OFDM復調部33、CQI測定・記憶部34、Other−RAT復調部35、CQI測定部36、NM/MM判定部37(モード判定部)、GAP判定部38(ギャップ判定部)、制御データ抽出部39、制御データ作成部40、データ制御部41、上りリンク変調部42から構成される。
制御データ生成部40は、ギャップ期間に監視(測定)した結果を制御データにして、基地局装置に送信する為にデータ制御部41に渡す。
下り受信品質指標に関するCQI測定・記憶部34は、CQI瞬時値を測定し(Sa1)、今回のCQI瞬時値と前回までのCQI瞬時値からCQI平均値及びCQI平均値による平均CQI曲線(受信品質指標の平均値曲線)を算出し、この平均CQI曲線における前回のCQI平均値と今回のCQI平均値間の傾きKを算出する(Sa2)。NM/MM判定部37は、CQI閾値とCQI平均値を比較し(Sa3)、CQI平均値が大きい場合、通常モードNMに移行する(Sa4)。CQI平均値が小さい場合、傾きKを参照し(Sa5)、傾きKが正の値の場合(傾きが零か、傾きが上向きの場合)、通常モードNMに移行する(Sa4)。傾きKが負の値の場合(傾きが下向きの場合)、測定モードMMに移行する(Sa6)。測定モードMMに移行するとギャップ区間の判定処理を行う。
制御データ抽出部16は、移動局装置から上りリンクで送信されたCQI瞬時値を抽出して、これをCQI記憶部12に出力する(Sb1)。CQI記憶部12は、CQI瞬時値を受けると、今回のCQI瞬時値と前回までのCQI瞬時値からCQI平均値及びCQI平均値による平均CQI曲線(受信品質指標の平均値曲線)を算出し、この平均CQI曲線における前回のCQI平均値と今回のCQI平均値間の傾きKを算出する(Sb2)。CQI記憶部12は、算出したCQI平均値および傾きKをNM/MM判定部14に出力する。NM/MM判定部14は、CQI閾値とCQI平均値を比較し(Sb3)、CQI平均値が大きい場合、通常モードNMに移行する(Sb4)。CQI平均値が小さい場合、傾きKを参照し(Sb5)、傾きKが正の値の場合(傾きが零か、傾きが上向きの場合)、通常モードNMに移行する(Sb4)。傾きKが負の値の場合(傾きが下向きの場合)、測定モードMMに移行する(Sb6)。測定モードMMに移行するとギャップ区間の判定処理を行う。
時刻Aにおいて、CQI瞬時値がCQI閾値を下回っており(Sa3、Sb3)、更に平均CQI曲線の傾きが0未満であるので(Sa5、Sb5)、測定モードMMに移行する。B点まで測定モードMMの状態にあり、測定モードMM区間の中でギャップ区間の判定を行う。ここでは、CQI瞬時値がCQI平均値を下回るとギャップ区間が設定なされることとしている。時刻B点において、CQI瞬時値がCQI閾値を下回っているが(Sa3、Sb3)、平均CQI曲線の傾きが正の値となり(Sa5、Sb5)、通常モードNMに移行する(Sa4、Sb4)。時刻C点までは通常モードNM状態であり、CQI瞬時値がCQI平均値を下回った場合でもギャップ区間は設定されず、下りリンクの割り当てが可能な状態がつづく。時刻C点において、再度、CQI瞬時値がCQI閾値を下回っており(Sa3、Sb3)、更に平均CQI曲線の傾きが0未満であるので(Sa5、Sb5)、測定モードMMに移行し、時刻D点まで測定モードMM状態になる(Sa6、Sb6)。時刻D点以降、CQI平均値がCQI閾値を下回っているが(Sa3、Sb3)、平均CQI曲線の傾きが正の値となり(Sa5、Sb5)、通常モードNMに移行し(Sa4、Sb4)、時刻D点以降はCQI瞬時値がCQI平均値を下回った場合でもギャップ区間に設定されず、下りリンクの割り当てが可能な状態がつづく。
なお、本実施形態においては、平均CQI曲線の傾きを前回のCQI平均値と今回のCQI平均値間の傾きとしたが、前回と今回のCQI平均値に加えて、前々回や前々々回のCQI平均値を用いて、高次の補間を行って傾きを求めても良い。
本実施形態における基地局装置の概略構成を図7に示す。この基地局装置は、第1の実施形態と同様に、無線部10、上りリンク復調部11、CQI記憶部112、CQI測定部13、NM/MM判定部114(モード判定部)、GAP判定部115(ギャップ判定部)、制御データ抽出部16、スケジューリング部17、データ制御部18、OFDM変調部19から構成される。本実施形態における基地局装置において、CQI記憶部112、NM/MM判定部114、GAP判定部115を除く各部は、第1の実施形態と同様であるため、その相違点に絞って、以下に説明する。
尚、本実施形態の基地局装置のNM/MM判定部114および移動局装置のNM/MM判定部137における、測定モードMMの判定条件は、CQI平均値がCQI閾値を下回ることである。
CQI測定・記憶部134は、CQI瞬時値を測定し(Sc1)、今回のCQI瞬時値と前回までのCQI瞬時値からCQI平均値及びCQI平均値による平均CQI曲線を算出し、前回のCQI平均値と今回のCQI平均値の傾きKを算出し(Sc2)、今回のCQI瞬時値と算出したCQI平均値と傾きKとをGAP判定部138に出力する。GAP判定部138は、傾きKが正の値の場合(Sc3)、CQI平均値とCQI瞬時値の差分が所定の閾値αより大きいかどうか判定する(Sc4)。差分が閾値αより大きい場合、GAP判定部138は、ギャップ区間と判定し(Sc5)、ギャップ区間の間、無線制御部31には異なる周波数基地局装置の信号を受信するように指示し、切替部32には受信信号をCQI測定部36に送るように指示する。CQI測定部36は、切替部32から受けた信号のCQIの測定(監視)を行う。差分が閾値αより小さい場合(Sc4)、GAP判定部138は、通常状態と判定し(Sc6)、無線制御部31と切替部32に指示して、下りリンクのCQI測定・記憶部134によるモニタリングまたはOFDM復調部33によるデータ受信を続ける。傾きKが0未満の場合(Sc3)、GAP判定部138は、CQI平均値とCQI瞬時値の差分が閾値β(ただし、β<α)より大きいかどうか判定する(Sc7)。GAP判定部38は、差分が閾値βより大きい場合、ギャップ区間と判定し(Sc8)、ステップSc5と同様にして、移動局装置はギャップ区間の間、異なる周波数基地局装置の測定(監視)を行う。GAP判定部138は、差分が閾値βより小さい場合(Sc7)、通常状態と判定し(Sc6)、前述のように、下りリンクのモニタリングまたはデータ受信を続ける。
制御データ抽出部16は、移動局装置から上りリンクで送信されたCQI瞬時値を抽出して、CQI記憶部112に出力する(Sd1)。CQI記憶部112は、今回のCQI瞬時値と前回までのCQI瞬時値からCQI平均値及びCQI平均値による平均CQI曲線を算出し、前回のCQI平均値と今回のCQI平均値の傾きKを算出して、CQI瞬時値と算出したCQI平均値と傾きKをGAP判定部115に出力する(Sd2)。GAP判定部115は、これらを受けると、傾きKが正の値の場合(Sd3)、CQI平均値とCQI瞬時値の差分が所定の閾値αより大きいかどうか判定する(Sd4)。GAP判定部115は、差分が閾値αより大きい場合、ギャップ区間と判定して、下りリンクスケジューリング部21にギャップ区間であることを通知する。下りリンクスケジューリング部21は、通知を受けると、ギャップ区間であると認識し、対象の移動局装置に下りリンクの割り当てを行わないようにする(Sd5)。差分が閾値αより小さい場合(Sd3)、GAP判定部15は、(Sd6)。傾きKが0未満の場合(Sd3)、GAP判定部15は、CQI平均値とCQI瞬時値の差分が閾値β(ただし、β<α)より大きいかどうか判定する(Sd7)。GAP判定部15は、差分が閾値βより大きい場合、ギャップ区間と判定し、ステップSd5のときと同様にして、基地局装置はギャップ区間の間、対象の移動局装置に下りリンクの割り当てを行わないようにする(Sd8)。差分が閾値βより小さい場合、通常状態と判定し、対象の移動局装置を下りリンクの割り当て対象として扱い、全体のスケジューリングを行う(Sd6)。
時刻A’点および時刻F’点において、平均CQI曲線の傾きが0未満であり(Sc3、Sd3)、CQI平均値とCQI瞬時値の差分がβより大きいので(Sc7、Sd7)、ギャップ区間に判定され、移動局装置は、ギャップ区間に異なる周波数基地局装置の監視(測定)を行う(Sc8)。基地局装置は、ギャップ区間に移動局装置をスケジューリングの対象から外す(Sd8)。時刻B’点および時刻C’点において、平均CQI曲線の傾きが0未満であるが(Sc3、Sd3)、CQI平均値とCQI瞬時値の差分がβ以下であるので(Sc7、Sd7)、ギャップ区間とは判定されず、移動局装置は下りリンクのモニタリングまたはデータ受信を行う(Sc6)。基地局装置は、対象移動局装置を含めたスケジューリングを行う(Sd6)。時刻D’点および時刻E’点において、平均CQI曲線の傾きが正の値であり(Sc3、Sd3)、CQI平均値とCQI瞬時値の差分がαより小さいので(Sc4、Sd4)、ギャップ区間とは判定されず、移動局装置は下りリンクのモニタリングまたはデータ受信を行う(Sc6)。基地局装置は、対象移動局装置を含めたスケジューリングを行う(Sd6)。
なお、本実施形態において、CQI特性値として、平均CQI曲線の傾きおよびCQI瞬時値とCQI平均値の差分を用いたが、CQI瞬時値とCQI平均値の比などを用いてもよい。
また、本実施形態においては、平均CQI曲線の傾きを前回のCQI平均値と今回のCQI平均値間の傾きとしたが、前回と今回のCQI平均値に加えて、前々回や前々々回のCQI平均値を用いて、高次の補間を行って傾きを求めても良い。
本実施形態における基地局装置の概略構成を図12に示す。この基地局装置は、第1の実施形態と同様に、無線部10、上りリンク復調部11、CQI記憶部212、CQI測定部13、NM/MM判定部214(モード判定部)、GAP判定部215(ギャップ判定部)、制御データ抽出部16、スケジューリング部17、データ制御部18、OFDM変調部19から構成される。本実施形態における基地局装置において、CQI記憶部212、NM/MM判定部214、GAP判定部215を除く各部は、第1の実施形態と同様であるため、その相違点に絞って、以下に説明する。
また、本実施形態における移動局装置の概略構成を図13に示す。この移動局装置は、第1の実施形態と同様に、無線部30、無線制御部31、切替部32、OFDM復調部33、CQI測定・記憶部234、Other−RAT復調部35、CQI測定部36、NM/MM判定部237(モード判定部)、GAP判定部238(ギャップ判定部)、制御データ抽出部39、制御データ作成部40、データ制御部41、上りリンク変調部42から構成される。本実施形態における移動局装置において、CQI測定・記憶部234、NM/MM判定部237、GAP判定部238を除く各部は、第1の実施形態と同様であるため、その相違点に絞って、以下に説明する。
尚、本実施形態の基地局装置のNM/MM判定部214および移動局装置のNM/MM判定部237における、測定モードMMの判定条件は、CQI平均値がCQI閾値を下回ることである。
CQI測定・記憶部234は、CQI瞬時値を測定し(Se1)、今回のCQI瞬時値と前回までのCQI瞬時値からCQI平均値及びCQI平均値による平均CQI曲線とCQI瞬時値による瞬時CQI曲線を算出し、平均CQI曲線における前回のCQI平均値と今回のCQI平均値の傾きKと、瞬時CQI曲線における前回のCQI瞬時値と今回のCQI瞬時値の傾きLとを算出する(Se2)。GAP判定部238は、CQI瞬時値とCQI平均値を比較し(Se3)、CQI瞬時値がCQI平均値と等しいあるいはCQI平均値を超える値の場合、通常状態と判定し(Se4)、無線制御部31と切替部32に指示して、下りリンクのCQI測定・記憶部234によるモニタリングまたはOFDM復調部33によるデータ受信を続ける。
CQI瞬時値がCQI平均値未満の場合、GAP判定部238は、平均CQI曲線の傾きKが0未満で(Se5)更に瞬時CQI曲線の傾きLが0未満の場合に(Se6)ギャップ区間と判定し(Se7)、ギャップ区間の間、無線制御部31には異なる周波数基地局装置の信号を受信するように指示し、切替部32には受信信号をCQI測定部36に送るように指示する。CQI測定部36は、切替部32から受けた信号のCQIの測定(監視)を行う。
制御データ抽出部16は、移動局装置から上りリンクで送信されたCQI瞬時値を抽出し、CQI記憶部212に出力する(Sf1)。CQI記憶部212は、今回のCQI瞬時値と前回までのCQI瞬時値からCQI平均値及びCQI平均値による平均CQI曲線とCQI瞬時値による瞬時CQI曲線(受信品質指標値曲線)を算出し、平均CQI曲線における前回のCQI平均値と今回のCQI平均値の傾きKと、瞬時CQI曲線における前回のCQI瞬時値と今回のCQI瞬時値の傾きLとを算出する(Sf2)。GAP判定部215は、CQI瞬時値とCQI平均値を比較し(Sf3)、CQI瞬時値がCQI平均値と等しいあるいはCQI平均値を超える値の場合、通常状態と判定し(Sf4)、下りリンクスケジューリング部21にギャップ区間ではないことを通知する。下りリンクスケジューリング部21は、通知を受けると、下りリンクの割り当て対象として扱い、全体のスケジューリングを行う。CQI瞬時値がCQI平均値未満の場合、平均CQI曲線の傾きKが0未満で(Sf5)更に瞬時CQI曲線の傾きLが0未満の場合に(Sf6)ギャップ区間と判定し(Sf7)、下りリンクスケジューリング部21にギャップ区間であることを通知する。下りリンクスケジューリング部21は、通知を受けると、ギャップ区間であると認識し、対象の移動局装置に下りリンクの割り当てを行わないようにする。これ以外の場合は、通常状態と判定し(Sf4)、下りリンクスケジューリング部21にギャップ区間ではないことを通知する。
下りリンクスケジューリング部21は、通知を受けると、対象の移動局装置を下りリンクの割り当て対象として扱い、全体のスケジューリングを行う。
時刻A’点および時刻F’点において、CQI瞬時値がCQI平均値より小さく(Se3、Sf3)、平均CQI曲線の傾きと(Se5、Sf5)瞬時CQI曲線の傾きが0未満であるので(Se6、Sf6)、ギャップ区間に判定され(Se7、Sf7)、移動局装置は、ギャップ区間に異なる周波数基地局装置の監視(測定)を行う。基地局装置は、ギャップ区間に移動局装置をスケジューリングの対象から外す。時刻B’点および時刻C’点において、CQI瞬時値がCQI平均値より小さく(Se3、Sf3)、平均CQI曲線の傾きが0未満であるが(Se5、Sf5)、瞬時CQI曲線の傾きが正の値であるので(Se6、Sf6)、ギャップ区間ではなく通常状態と判定され(Se4、Sf4)、移動局装置は下りリンクのモニタリングまたはデータ受信を行う。基地局装置は、対象移動局装置を含めたスケジューリングを行う。時刻D’点および時刻E’点において、CQI瞬時値がCQI平均値より小さいが(Se3、Sf3)、平均CQI曲線の傾きが正の値であるので(Se5、Sf5)、ギャップ区間ではなく通常状態と判定され(Se4、Sf4)、移動局装置は下りリンクのモニタリングまたはデータ受信を行う。基地局装置は、対象移動局装置を含めたスケジューリングを行う。
なお、本実施形態においては、平均CQI曲線の傾きを前回のCQI平均値と今回のCQI平均値間の傾きとしたが、前回と今回のCQI平均値に加えて、前々回や前々々回のCQI平均値を用いて、2次もしくはより高次の補間を行い、傾きを求めても良い。
また、瞬時CQI曲線の傾きも同様に、前回と今回のCQI瞬時値に加えて、前々回や前々々回のCQI瞬時値を用いて、2次もしくはより高次の補間を行い、傾きを求めても良い。
Duplex)に適応することも勿論可能である。
Claims (10)
- 通信している基地局装置と通常の通信状態にある通常モードと、前記基地局装置との通信又はハンドオーバの対象となる基地局装置の監視を行う状態にある測定モードの2つのモードを判断するモード判定手段を備える移動局装置において、
前記モード判定手段は、受信品質指標の閾値と、通信中の周波数の受信品質指標に関する増減傾向とに基づき、通常モードとするか測定モードとするかを判定することを特徴とする移動局装置。 - 前記受信品質指標に関する増減傾向は、受信品質指標の平均値の増減傾向であることを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
- 請求項1に記載の移動局装置と通信する基地局装置であって、
受信品質指標の閾値と、通信中の前記移動局装置から得られる受信品質指標より算出された受信品質指標に関する増減傾向とに基づき、前記移動局装置が通常モードにあるか測定モードにあるかを判定するモード判定手段を備えることを特徴とする基地局装置。 - 前記受信品質指標に関する増減傾向は、受信品質指標の平均値の増減傾向であることを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
- ハンドオーバの対象となる基地局装置の監視を行うギャップ区間を持つ移動局装置において、
少なくとも通信中の周波数の受信品質指標に関する増減傾向に基づき、ギャップ区間とするか否かを判定するギャップ判定手段を備えることを特徴とする移動局装置。 - 前記受信品質指標に関する増減傾向は、受信品質指標の瞬時値と平均値の差分と、受信品質指標の平均値の増減傾向とであることを特徴とする請求項5に記載の移動局装置。
- 前記受信品質指標に関する増減傾向は、受信品質指標の平均値の増減傾向と、受信品質指標の瞬時値の増減傾向とであることを特徴とする請求項5に記載の移動局装置。
- 少なくとも通信中の移動局装置から得られる受信品質指標より算出された受信品質指標に関する増減傾向に基づき、前記移動局装置に送信しないギャップ区間とするか否かを判定するギャップ判定手段を備えることを特徴とする基地局装置。
- 前記受信品質指標に関する増減傾向は、受信品質指標の瞬時値と平均値の差分と、受信品質指標の平均値の増減傾向とであることを特徴とする請求項8に記載の基地局装置。
- 前記受信品質指標に関する増減傾向は、受信品質指標の平均値の増減傾向と、受信品質指標の瞬時値の増減傾向とであることを特徴とする請求項8に記載の基地局装置。
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