JP4836930B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4836930B2
JP4836930B2 JP2007338210A JP2007338210A JP4836930B2 JP 4836930 B2 JP4836930 B2 JP 4836930B2 JP 2007338210 A JP2007338210 A JP 2007338210A JP 2007338210 A JP2007338210 A JP 2007338210A JP 4836930 B2 JP4836930 B2 JP 4836930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic device
housing
conductor
display device
wall portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007338210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009159531A (ja
Inventor
利夫 今野
知宏 浜田
浩之 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007338210A priority Critical patent/JP4836930B2/ja
Publication of JP2009159531A publication Critical patent/JP2009159531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4836930B2 publication Critical patent/JP4836930B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、カメラモジュールを搭載した電子機器に関する。
ポータブルコンピュータのような電子機器は、カメラモジュールを搭載することがある。カメラモジュールを収容した筐体は、カメラモジュールを外部に露出させる撮影窓を備える。この撮影窓には、透明や半透明の化粧部材が取り付けられる。
特許文献1には、収容ケースに撮影窓が設けられたテレビジョン装置が開示されている。このテレビジョン装置では、カメラレンズを搭載した基板が収容ケースに収容されている。撮影窓には、前面ガラスが嵌め込まれている。上記基板の表面には伝導性のよい板が密着されている。
実開平5−2482号公報
ところで、ポータブルコンピュータのような電子機器は、製造性の向上や低コスト化の観点から、なるべく余計な部品をつけずに、簡単な構造にすることが望まれている。そこで本発明者らは、撮影窓に設けられた化粧部材を省略することを考えている。
しかしながら、撮影窓に設けられた化粧部材を省略すると、カメラモジュールが筐体の外部に剥き出しとなる。そのため、筐体の外部からカメラモジュールに向けて静電気が飛び込み、カメラモジュールの回路基板を故障させるおそれがある。
本発明の目的は、静電気によるカメラモジュールの故障の防止を図ることができる電子機器を得ることにある。
本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、上記筐体に収容されるとともに、表示画面を有する表示装置と、上記筐体に収容されるとともに、カメラ本体と、このカメラ本体が実装された回路基板とを備えるカメラモジュールと、上記筐体内に設けられた導電体とを具備する。上記筐体は、上記表示画面を該筐体の外部に露出させる開口部が設けられた前壁部と、上記表示装置に対して上記前壁部とは反対側に位置する背壁部とを含む。上記前壁部には、上記カメラ本体を該筐体の外部に露出させる撮影窓が設けられている。上記カメラモジュールの回路基板は、上記背壁部に取り付けられている。上記表示装置は、上記表示画面の周囲に設けられた金属ベゼルを備える。上記導電体は、上記撮影窓の周辺に取り付けられ、上記撮影窓と上記カメラモジュールの回路基板との間の距離よりも小さな距離を上記撮影窓との間に空けるとともに、上記表示装置の金属ベゼルに接する。
本発明によれば、静電気によるカメラモジュールの故障の防止を図ることができる。
以下に本発明の実施の形態を、ポータブルコンピュータに適用した図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、表示ユニット2と、電子機器本体である本体ユニット3とを備えている。
図1に示すように、本体ユニット3は、第1の筐体5を有する。第1の筐体5は、矩形をした箱状に形成されている。第1の筐体5は、上壁部5a、下壁部5b、および周壁部5cを有する。上壁部5aは、キーボード6を支持している。第1の筐体5の内部には、図示しないメインボードが収容されている。図7に示すように、本体ユニット3の内部には、グランド7が設けられている。
図1に示すように、表示ユニット2は、本体ユニット3の後端部に一対のヒンジ部9a,9bを介して支持されている。そのため、表示ユニット2は、本体ユニット3の上壁部5aを上方から覆うように倒される閉じ位置と、上壁部5aを露出させるように起立する開き位置との間で回動可能である。
図2に示すように、表示ユニット2は、第2の筐体11(以下、筐体11と略)、表示装置12、およびカメラモジュール13を備える。筐体11は、矩形をした薄型の箱状に形成されており、内部に収容空間Sを有する(図4参照)。
表示装置12は、筐体11に収容されるとともに、表示画面14を有する。表示装置12の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display ; LCD)や有機エレクトリックルミネセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)などが挙げられる。なお本発明でいう表示装置は、上記例に限定されるものではない。
図1に示すように、筐体11は、前壁部11a、背壁部11b、および周壁部11cを備える。前壁部11aは、使用時にユーザーに向かい合うとともに、表示装置12の表示画面14を筐体11の外部に露出させる開口部15が設けられている。図2に示すように、開口部15の外形は、表示装置12の外形に比べて一回り小さい。
図4に示すように、背壁部11bは、前壁部11aとの間に収容空間Sを形成するとともに、表示装置12に対して前壁部11aとは反対側に位置している。周壁部11cは、前壁部11aの周縁部と背壁部11bの周縁部との間を繋いでいる。
図1および図4に示すように、筐体11は、周壁部11cの一部と前壁部11aとを含むマスク部材17と、周壁部11cの一部と背壁部11bとを含むカバー部材18とを有する。筐体11は、このマスク部材17とカバー部材18とが互いに組み合わされることで形成されている。
本実施形態に係るマスク部材17およびカバー部材18は、例えば合成樹脂製である。図4に示すように、カバー部材18の内表面18aには、例えば導電層19が設けられている。この導電層19は、例えば導電性塗料や導電メッキを施すことによって形成されている。これにより、カバー部材18は、導電性を有する導電性筐体の一例となっている。なお導電性筐体としてのカバー部材は上記例に限らず、例えばカバー部材自体を金属材料で形成したものでもよい。
図2および図4に示すように、表示装置12は、矩形をした板状に形成され、前面部12a、背面部12b、および四つの側面部12cを有する。表示画面14は、前面部12aに設けられている。背面部12bは、筐体11の背壁部11bに対向している。側面部12cは、筐体11の周壁部11cに対向している。
図2および図4に示すように、表示装置12は、表示画面14の周囲に設けられた金属製のベゼル部21(以下、金属ベゼル21)を備える。金属ベゼル21は、表示画面14の周囲を取り囲む縁部であって、図2中にハッチングを施して示すように、例えば表示装置12の全周に設けられている。図4に示すように、金属ベゼル21は、例えば表示装置12の前面部12aの周縁部に沿う第1の部分21aと、側面部12cに沿う第2の部分21bとを有するL字形に形成されている。なお金属ベゼル21の形状は、上記例に限られるものではない。
図4に示すように、カメラモジュール13は、筐体11に収容されている。カメラモジュール13は、カメラ本体23と、回路基板24とを備える。カメラ本体23は、ケースと、このケースに収容された光学レンズや撮像素子などを含む。回路基板24は、カメラ本体23が実装され、カメラ本体23との間で信号のやり取りを行う。
カメラモジュール13は、背壁部11bに取り付けられている。詳しく述べると、カメラモジュール13の回路基板24が図示しない固定機構により背壁部11bの内表面18aに固定されている。カメラ本体23は、回路基板24と前壁部11aとの間に位置している。図3および図4に示すように、前壁部11aには、カメラ本体23を筐体11の外部に露出させる撮影窓26(すなわちカメラ用の開口部)が設けられている。撮影窓26には、化粧部材が設けられていない。カメラモジュール13は、撮影窓26を通じて筐体11の外部に剥き出しになっている。
図3および図4に示すように、筐体11内には、導電体31が設けられている。導電体31は、例えば金属体である。導電体31は、より具体的には、アルミニウム製のテープ部材(以下、アルミテープ)や、金具などの板金部材があげられる。この板金部材の一例は、例えば僅かに曲げられた平板である。なお本発明でいう導電体は、上記例に限られるものではなく、電気を通し、静電気を引き込むことができる部材であればその種類を問わない。
図3および図4に示すように、導電体31は、撮影窓26の周辺に取り付けられている。詳しくは、導電体31は、図3中にハッチングを施して示すように、矩形をしたシート状に形成されている。図4に示すように、導電体31は、筐体11の前壁部11aの内表面17aに沿わせるようにして、例えば両面テープなどによって前壁部11aに取り付けられている。導電体31は、例えば両面テープによる接着面積を十分確保できるように、撮影窓26の大きさに比べて比較的大きく形成されている。
図3および図4に示すように、導電体31は、第1の部分31aと、第2の部分31bとを有する。第1の部分31aは、表示装置12を外れるとともに、撮影窓26の周辺に位置する。第1の部分31aは、撮影窓26に対向する領域に、撮影窓26の外形よりも一回り大きな開口部32を有する。すなわち導電体31は、撮影窓26とカメラモジュール13との間には設けられていない。さらに導電体31は、カメラモジュール13の動作状態を表示する表示ランプ35を露出させる開口部36を有する(図3参照)。
図5に示すように、導電体31は、撮影窓26とカメラモジュール13の回路基板24との間の距離よりも小さな距離を撮影窓26との間に空ける。なお「導電体31が、撮影窓26とカメラモジュール13の回路基板24との間の距離よりも小さな距離を撮影窓26との間に空ける」とは、例えば撮影窓26の開口縁26aと導電体31の開口部32の縁との間の距離L1が、撮影窓26と回路基板24との間の距離L2よりも小さいことをいう。
図5中の一点鎖線Cは、撮影窓26の中心を通る仮想線である。本実施形態に係る表示ユニット2では、例えば撮影窓26の中心と導電体31の開口部32の縁との間の距離L3が、撮影窓26と回路基板24との間の距離L2よりも小さい。なお導電体31と撮影窓26との間の距離は、上記例に限られるものではなく、撮影窓26を通って筐体11内に飛び込んだ静電気が導電体31に引き寄せられる距離であればよい。
図3および図4に示すように、導電体31の第2の部分31bは、筐体11の前壁部11aと表示装置12の金属ベゼル21の第1の部分21aとの間に挟まれ、金属ベゼル21に接している。これにより、導電体31は、金属ベゼル21に電気的に連絡している。
一対のヒンジ部9a,9bは、それぞれ例えば図7に示すようなヒンジ機構41を備える。図7は、右方のヒンジ部9aの構造を例示している。ヒンジ機構41は、表示ユニット2の筐体11と本体ユニット3の筐体5との間に設けられている。ヒンジ機構41は、金属製である。ヒンジ機構41は、ヒンジ軸42と、このヒンジ軸42に連結された第1および第2の板金部材43,44とを有する。第1および第2の板金部材43,44の少なくともいずれか一方は、上記ヒンジ軸42に回動可能に連結されている。
図7に示すように、第1の板金部材43は、表示装置12の側面部12cの金属ベゼル21に沿うようにして、表示ユニット2の筐体11内に延びている。第1の板金部材43は、表示装置12の一端部から他端部に亘って設けられている。第1の板金部材43は、表示装置12が固定される固定部46を例えば2箇所備える。固定部46には、ねじ47が挿通されるねじ挿通孔48が設けられている。表示装置12には、このねじ挿通孔48に対向するねじ穴49が設けられている。ねじ47をねじ挿通孔48に通すとともにねじ穴49に螺合させることで、表示装置12が第1の板金部材43に固定される。
この第1の板金部材43の固定部46は、表示装置12の金属ベゼル21に接している。これにより、金属ベゼル21は、第1の板金部材43に電気的に連絡している。上記固定部46では、ねじ47により第1の板金部材43が金属ベゼル21に対して比較的強く押さえ付けられている。すなわち、金属ベゼル21は、第1の板金部材43との間に高い導通性が確保されている。
詳しくは図示しないが、左のヒンジ部9bも上記と同様の構造を有する。すなわち固定部46は、表示装置12に対して左右合計4箇所設けられている。また、図7に示すように、第1の板金部材43は、筐体11に固定される他の固定部50を有する。
一方、図7に示すように、第2の板金部材44は、本体ユニット3の筐体5内を向いて延びるとともに、筐体5に固定されている。第2の板金部材44は、本体ユニット3のグランド7に電気的に連絡している。これにより、ヒンジ機構41の全体が本体ユニット3のグランド7に電気的に連絡している。さらに言えば、表示装置12の金属ベゼル21は、ヒンジ機構41を介して本体ユニット3のグランド7に電気的に連絡している。
図3および図6に示すように、筐体11は、上記マスク部材17を上記カバー部材18に固定する係合機構52が設けられている。図3に示すように、係合機構52は、例えば導電体31の左右の両側にそれぞれ設けられている。係合機構52は、マスク部材17とカバー部材18とを固定させることで導電体31を金属ベゼル21側に引き込む構造を有しており、導電体31を金属ベゼル21に向けて押し付ける。
図6に示すように、係合機構52の一例は、カバー部材18に設けられた第1のフック部53と、マスク部材17に設けられるとともに第1のフック部53に係合する第2のフック部54とを有する。第2のフック部54を第1のフック部53に係合させることで、導電体31は金属ベゼル21に押し付けられ、導電体31と金属ベゼル21との間で高い導通性が確保される。
次に、ポータブルコンピュータ1の作用について説明する。
上述したように、導電体31は、撮影窓26とカメラモジュール13の回路基板24との間の距離よりも小さな距離を撮影窓26との間に空ける。そのため、撮影窓26から筐体11内に飛び込む静電気の多くは、導電体31に引き込まれ、カメラモジュール13の回路基板24には到達しない。
ポータブルコンピュータ1においては、導電体31から、表示装置12の金属ベゼル21、およびヒンジ機構41を介して、本体ユニット3のグランド7まで静電気が流れる経路が確保されている。これにより、導電体31に引き込まれた静電気は、導電体31に帯電し続けることなく、本体ユニット3のグランド7へと逃がされる。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、静電気によるカメラモジュール13の故障の防止を簡単な構造で図ることができる。すなわち、撮影窓26とカメラモジュール13の回路基板24との間の距離よりも小さな距離を撮影窓26との間に空けるようにして撮影窓26の周辺に取り付けられるとともに、表示装置12の金属ベゼル21に接する導電体31を備えると、撮影窓26から筐体11内に飛び込む静電気の多くは、カメラモジュール13の回路基板24に到達する前に導電体31に引き寄せられる。これにより、カメラモジュール13に直接放電されることを防止し、カメラモジュール13の静電気破壊を抑制することができる。
なお、撮影窓26の開口縁26aと導電体31の開口部32の縁との間の距離L1が、撮影窓26と回路基板24との間の距離L2よりも小さければ、撮影窓26から筐体11内に飛び込む静電気の多くを、カメラモジュール13の回路基板24に到達する前に導電体31に引き寄せることができる。これにより、カメラモジュール13の静電気破壊を抑制することができる。
なお、撮影窓26の中心と導電体31の開口部32の縁との間の距離L3が、撮影窓26と回路基板24との間の距離L2よりも小さければ、撮影窓26から筐体11内に飛び込む静電気のより多くを、カメラモジュール13の回路基板24に到達する前に導電体31に引き寄せることができ、さらに高いレベルでカメラモジュール13の静電気破壊を抑制することができる。
導電体31が、表示画面14の周囲に設けられた金属ベゼル21に接していると、導電体31に引き込まれた静電気が金属ベゼル21を介してすぐに逃がされる。すなわち、表示装置12の金属ベゼル21を有効活用して、簡単な構造で静電気対策構造が実現されているといえる。
特に、表示装置12の前面側の金属ベゼル21を活用することで、静電気が逃げる経路の長さを比較的短くすることができる。これにより、撮影窓26から飛び込む静電気を、安定して確実に本体ユニット3のグランド7まで逃がすことができる。
筐体11内に設けられる導電体31は、ユーザーの目に触れる化粧部材に比べて簡単で粗い作りにすることができる。そのため、例え静電気対策として導電体31を設けることになっても、撮影窓26に設けられる化粧部材を省略することができると、ポータブルコンピュータ1の製造性の向上や低コスト化を図ることができる。
導電体31を筐体11の前壁部11aに取り付けると、導電体31を撮影窓26の近くに配置しやすく、撮影窓26に飛び込んだ静電気をより確実に引き寄せることができる。また、表示ユニット2の組立時や分解時において導電体31がマスク部材17と一体であるので、作業性が良好になる。
導電体31がシート状に形成されるとともに、筐体11の前壁部11aに沿わせるようにして取り付けられていると、筐体11内において導電体31が邪魔になりにくく、他の部品のレイアウトをほとんど妨げない。
導電体31が、撮影窓26の周辺に位置する第1の部分31aに加えて、筐体11の前壁部11aと表示装置12の金属ベゼル21との間に挟まれる第2の部分31bを有すると、より簡単且つより確実に導電体31と金属ベゼル21との間の接触を確保することができる。これは、より安定した静電気対策構造の実現に寄与する。
表示装置12の金属ベゼル21がヒンジ機構41を介して本体ユニット3のグランド7に電気的に連絡していると、ヒンジ機構41を有効活用して、本体ユニット3のグランド7まで静電気を逃がす経路を簡単な構造で実現しているといえる。
ヒンジ機構41が、表示装置12の金属ベゼル21に沿うようにして筐体11内に延びる板金部材43を備えるとともに、この板金部材43が、表示装置12に固定されて金属ベゼル21に接する固定部46を備えると、金属ベゼル21とヒンジ機構41との間の電気的な連絡をより強固に確保することができる。これは、より安定した静電気対策構造の実現に寄与する。
マスク部材17をカバー部材18に固定して、導電体31を金属ベゼル21に向けて押し付ける係合機構52が設けられていると、導電体31が金属ベゼル21から浮き上がることを防止し、導電体31と金属ベゼル21との間の接触をより確実に確保することができる。これは、より安定した静電気対策構造の実現に寄与する。
上記係合機構52が第1および第2のフック部53,54によって実現されていると、例えばねじ等を用いる場合に比べて、部品点数を削減できるとともに、ねじを隠すシールなども必要なくなる。つまり、より簡単な構造で係合機構52を実現することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を、図8を参照して説明する。なお上記第1の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
係合機構52は、例えばカバー部材18に設けられたねじ穴61と、マスク部材17に取り付けられるとともに、上記ねじ穴61に螺合するねじ62とを有する。詳しくは、マスク部材17には、ねじ穴61に対向するねじ挿通孔63が設けられている。ねじ62は、筐体11の外側となる領域からねじ挿通孔63に挿入されるとともに、ねじ穴61に螺合する。筐体11には、例えばゴム製のクッション64が取り付けられ、ねじ62が覆い隠されている。
係合機構52により、マスク部材17がカバー部材18に固定される。ねじ62がねじ穴61に螺合されると、導電体31は金属ベゼル21に押し付けられ、導電体31と金属ベゼルとの間で高い導通性が確保される。上記説明した以外のポータブルコンピュータ1の構成は上記第1の実施形態と同じである。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、上記第1の実施形態と同様に、静電気によるカメラモジュール13の故障の防止を簡単な構造で図ることができる。
ねじ62とねじ穴61とを有する係合機構52によれば、ねじ62を締め付けることで、例えばフック構造等に比べて、導電体31は金属ベゼル21により強く押し付けることができる。これにより、導電体31と金属ベゼル21との間でより高い導通性を確保することができる。
なお、係合機構52は、例えばマスク部材17に設けられたねじ穴61と、カバー部材18に取り付けられるとともに、上記ねじ穴61に螺合するねじ62とを有してもよい。このような係合機構52によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を、図9を参照して説明する。なお上記第1の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
表示装置12は、例えば背面部12bにも部分的に金属ベゼル21を備える。この金属ベゼル21とカバー部材18の導電層19との間には、金属ベゼル21と導電層19との間の導通性を確保する導電性部材71が設けられている。導電性部材71は、例えばアースばねや導電性を有するガスケットである。
カバー部材18の導電層19は、例えばカバー部材18と第1の板金部材43との固定部50においてヒンジ機構41に電気的に連絡している。これにより、表示装置12の金属ベゼル21は、カバー部材18の導電層19およびヒンジ機構41を介して本体ユニット3のグランド7に電気的に連絡している。上記説明した以外のポータブルコンピュータ1の構成は上記第1の実施形態と同じである。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、上記第1の実施形態と同様に、静電気によるカメラモジュール13の故障の防止を簡単な構造で図ることができる。なお導電層19を有するカバー部材18に代えて、金属製のカバー部材を用いてもよい。
以上、本発明の第1ないし第3の実施形態に係るポータブルコンピュータ1について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形して用いることができる。なお、各実施形態に係る構成は、適宜組み合わせて用いることができる。金属ベゼル21から本体ユニット3のグランド7まで静電気を逃がす経路は、上記説明したものに限られるものではなく、種々の経路を適宜用いることができる。
本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。 図1中に示されたポータブルコンピュータの正面図。 図2中に示された表示ユニットのF3線で囲まれた領域を拡大して示す正面図。 図3中に示された表示ユニットのF4−F4線に沿う断面図。 図4中に示されたカメラモジュール周りを拡大して示す断面図。 図3中に示された表示ユニットのF6−F6線に沿う断面図。 図2中に示された表示ユニットの内部を示す正面図。 本発明の第2の実施形態に係る表示ユニットの断面図。 本発明の第3の実施形態に係る表示ユニットの断面図。
符号の説明
1…ポータブルコンピュータ、2…表示ユニット、3…本体ユニット、7…グランド、11…筐体、11a…前壁部、11b…背壁部、12…表示装置、13…カメラモジュール、14…表示画面、15…開口部、17…マスク部材、18…カバー部材、21…金属ベゼル、23…カメラ本体、24…回路基板、26…撮影窓、31…導電体、31a…第1の部分、31b…第2の部分、41…ヒンジ機構、43…板金部材、46…固定部、52…係合機構、53…第1のフック部、54…第2のフック部、61…ねじ穴、62…ねじ。

Claims (9)

  1. 筐体と、
    上記筐体に収容されるとともに、表示画面を有する表示装置と、
    上記筐体に収容されるとともに、カメラ本体と、このカメラ本体が実装された回路基板とを備えるカメラモジュールと、
    上記筐体内に設けられた導電体と、を具備し、
    上記筐体は、上記表示画面を該筐体の外部に露出させる開口部が設けられた前壁部と、上記表示装置に対して上記前壁部とは反対側に位置する背壁部とを含み、上記前壁部には、上記カメラ本体を該筐体の外部に露出させる撮影窓が設けられており、
    上記カメラモジュールの回路基板は、上記背壁部に取り付けられており、
    上記表示装置は、上記表示画面の周囲に設けられた金属ベゼルを備え、
    上記導電体は、上記撮影窓の周辺に取り付けられ、上記撮影窓と上記カメラモジュールの回路基板との間の距離よりも小さな距離を上記撮影窓との間に空けるとともに、上記表示装置の金属ベゼルに接することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記導電体は、上記筐体の前壁部に取り付けられていることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    上記導電体は、シート状に形成されるとともに、上記筐体の前壁部に沿わせるようにして取り付けられていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    上記導電体は、上記表示装置を外れるとともに上記撮影窓の周辺に位置する第1の部分と、上記筐体の前壁部と上記表示装置の金属ベゼルとの間に挟まれる第2の部分とを有することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    グランドを備えた電子機器本体と、
    上記筐体と上記電子機器本体との間に設けられたヒンジ機構と、を備え、
    上記ヒンジ機構は、金属製であるとともに、上記電子機器本体のグランドに電気的に連絡しており、上記表示装置の金属ベゼルは、上記ヒンジ機構に電気的に連絡するとともに、上記ヒンジ機構を介して上記グランドに電気的に連絡していることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器において、
    上記ヒンジ機構は、上記表示装置の金属ベゼルに沿うようにして上記筐体内に延びる板金部材を備え、この板金部材は、上記表示装置に固定されて上記金属ベゼルに接する固定部を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器において、
    上記筐体は、上記前壁部を含むマスク部材と、上記背壁部を含むカバー部材とを有するとともに、上記マスク部材を上記カバー部材に固定して、上記導電体を上記金属ベゼルに向けて押し付ける係合機構が設けられていることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器において、
    上記係合機構は、上記カバー部材に設けられた第1のフック部と、上記マスク部材に設けられるとともに上記第1のフック部に係合する第2のフック部とを有することを特徴とする電子機器。
  9. 請求項7に記載の電子機器において、
    上記係合機構は、上記カバー部材および上記マスク部材のいずれか一方に設けられたねじ穴と、上記カバー部材および上記マスク部材のいずれか他方に取り付けられるとともに、上記ねじ穴に螺合するねじとを有することを特徴とする電子機器。
JP2007338210A 2007-12-27 2007-12-27 電子機器 Active JP4836930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338210A JP4836930B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007338210A JP4836930B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 電子機器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011211481A Division JP5197822B2 (ja) 2011-09-27 2011-09-27 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009159531A JP2009159531A (ja) 2009-07-16
JP4836930B2 true JP4836930B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=40962985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007338210A Active JP4836930B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4836930B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5066277B1 (ja) * 2011-06-10 2012-11-07 株式会社東芝 テレビジョン受像機
EP3582208B1 (en) 2017-02-09 2021-05-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Image display apparatus
WO2018147270A1 (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 画像表示装置
CN112714236B (zh) * 2019-10-24 2024-05-10 中兴通讯股份有限公司 终端及拍摄方法、存储介质、电子装置
JP7478179B2 (ja) 2022-03-17 2024-05-02 Necパーソナルコンピュータ株式会社 電子機器およびカメラモジュール

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000277965A (ja) * 1999-03-29 2000-10-06 Kokusai Electric Co Ltd 携帯用電子機器
JP2001346173A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Sony Corp 画像データ通信システム及び方法、並びに撮像装置及び画像データ処理方法
JP2002279950A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Olympus Optical Co Ltd 電池収納装置およびカメラ
JP2005051431A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Kyocera Corp 電子装置
KR100712102B1 (ko) * 2004-11-24 2007-05-02 삼성에스디아이 주식회사 평판표시장치 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009159531A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9928762B2 (en) Electronic devices with flexible circuit light shields
JP5286875B2 (ja) 表示装置及び表示装置を備えた電子機器
US20080013265A1 (en) Portable Display Device
US9182791B2 (en) Electronic apparatus
TWI556035B (zh) 具低反射靜電屏蔽之顯示器
US20140085556A1 (en) Display with inverted thin-film-transistor layer
JP2011186318A (ja) 表示装置および電子機器
JP4836930B2 (ja) 電子機器
JP2007026371A (ja) 電子機器
JP2011180190A (ja) タッチパネル付き表示装置及び静電防止構造
JP2014029372A (ja) 電子機器
US10855823B2 (en) Terminal
JP2008083982A (ja) 電子機器
JP5197822B2 (ja) 電子機器
JP2007207847A (ja) 電子機器
JP2010091742A (ja) 液晶表示装置
JP2013187456A (ja) 防水構造
JP2011008086A (ja) 電子機器
JP2015207061A (ja) 電子機器
US8456587B2 (en) Electronic apparatus
JP2011022192A (ja) 表示装置
CN112153185B (zh) 一种摄像头组件及电子设备
JP2014123026A (ja) カメラ
JP5609653B2 (ja) 電子機器
JP7478179B2 (ja) 電子機器およびカメラモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4836930

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350