JP4833135B2 - 無線基地局、集中制御局、移動局 - Google Patents

無線基地局、集中制御局、移動局 Download PDF

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Description

本発明は、無線方式の変更可能な複数の移動局と無線通信を行う、無線方式の変更可能な複数の無線基地局を備えた無線通信システムに関する。
近年、様々な特性を持った無線方式が開発されており、利用者はそれらを使い分けることにより快適な通信環境を享受することが可能である。しかしながら、無線基地局において、利用者が利用する移動局が具備する全ての無線方式をサポートすることは困難であり、またいくつかの無線方式に限定して無線方式を実装した場合でも、含まれる無線方式以外の無線方式が開発された場合には新規の無線基地局を設置しなければならない。そのため、新規無線通信システムの導入コストが高止まりし、利便性の高いサービス導入への高い障壁となっている。
例えば、特許文献1では上述のような問題点への解決策として、設置する無線基地局には主にアンテナ部のみを具備し、変復調部に関しては無線基地局を統括する集中制御局において実施することによって無線通信システムの設置コスト及び運用コストの低減を図っている。また、集中制御局においてはデジタル信号処理部をデジタルシグナルプロセッサ(DSP)によって構成し、無線方式をソフトウェアによって実現する(以下、本技術をソフトウェア無線技術と呼ぶ)。そのため新しい無線方式を導入する場合においてもソフトウェアの書き換えのみで対処可能となる。また簡易無線基地局においてもアンテナポートしか具備していないため、ハードウェアの変更が生じず、運用コストの低廉化も実現可能である。
特開2000−152300号公報
上述の技術では無線通信システムをアンテナ部とそれ以外に分割し、それぞれを無線基地局及び集中制御局へ役割分担することにより、無線基地局の簡易化を実現している。また、無線方式に関わる信号処理部分を、集中制御局においてソフトウェア無線技術を用いて実現しているため、無線方式の更新も容易である。
しかしながら、このような機能分担に従えば無線基地局の簡素化及び低廉化は可能であるが、例えば集中制御局配下の無線基地局数が増加した場合には集中制御局における信号処理の負荷が増大してしまう。また、アンテナ端と信号処理部に電気光変換及び光ファイバによる伝送が加わるため、伝送遅延を考慮した信号処理を行う必要があり、リアルタイムでの信号処理に対してより一層の時間制約が加わることとなる。また、無線方式の変更を集中制御局において一括して行うため、変更前の無線方式で通信していた移動局はそれ以降通信不可能となるなどの問題点がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的は、集中制御局の処理負担を減らし、かつ、通信中の移動局を切断することなく無線方式を変更可能な無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、無線方式を変更可能な移動局と無線通信を行う無線基地局であって、無線方式を変更可能な無線通信手段(例えば、本実施形態例における通信部21)と、移動局から無線方式の変更要求を受信する変更要求受信手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更要求受信部24)と、自局と接続中の移動局を検出する移動局検出手段(例えば、本実施形態例における移動局検出部25)と、自局と接続中の移動局が存在する場合、該移動局に他の無線基地局への接続変更依頼を送信し、該移動局から接続変更を行うか否かの返信を得る接続変更依頼手段(例えば、本実施形態例における接続変更依頼部26、接続変更依頼部56)と、接続変更依頼手段によって、自局と接続中の移動局のすべてから接続変更を行うことを表す接続変更通知を得た場合、変更要求に応じて、無線方式を変更可と判定する無線方式制御手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更部22)と、複数の無線方式毎に、無線通信手段が無線方式による通信を行った時間の割合を示す履歴情報が記憶される記憶手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更履歴記憶部27)と、自局と接続中の移動局が存在しない場合、履歴情報に応じて、無線通信手段による無線方式を時分割で切り替える時分割無線方式変更手段(例えば、本実施形態例における時分割無線方式変更部28)と、を備えることを特徴とする
また、本発明は、無線方式を変更可能な移動局と無線通信を行う無線基地局であって、無線方式を変更可能な無線通信手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更要求受信部54)と、移動局から受信する無線方式の変更要求を集中制御局に転送する変更要求転送手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更要求受信部54と無線方式変更要求送信部59)と、集中制御局から無線方式の変更要求を受信する変更要求受信手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更要求受信部54)と、自局と接続中の移動局を検出する移動局検出手段(例えば、本実施形態例における移動局検出部55)と、自局と接続中の移動局が存在する場合、該移動局に他の無線基地局への接続変更依頼を送信し、該移動局から接続変更を行うか否かの返信を得る接続変更依頼手段(例えば、本実施形態例における接続変更依頼部26、接続変更依頼部56)と、接続変更依頼手段によって、自局と接続中の移動局のすべてから接続変更を行うことを表す接続変更通知を得た場合、変更要求に応じて、無線方式を変更可と判定する無線方式制御手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更部52)と、複数の無線方式毎に、無線通信手段が無線方式による通信を行った時間の割合を示す履歴情報が記憶される記憶手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更履歴記憶部57)と、自局と接続中の移動局が存在しない場合、履歴情報に応じて、無線通信手段による無線方式を時分割で切り替える時分割無線方式変更手段(例えば、本実施形態例における時分割無線方式変更部58)と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、無線方式の変更可能な複数の無線基地局であって、無線方式の変更要求に応じて、自局と接続中の移動局が存在する場合、該移動局に他の無線基地局への接続変更依頼を送信し、該移動局から接続変更を行うか否かの返信を得る接続変更依頼手段と、自局と接続中の移動局のすべてから接続変更を行うことを表す接続変更通知を得た場合、変更要求に応じて、無線方式を変更可と判定する無線方式制御手段と、複数の無線方式毎に、自局が当該無線方式による通信を行った時間の割合を示す履歴情報が記憶される記憶手段と、自局と接続中の移動局が存在しない場合、履歴情報に応じて、自局の無線方式を時分割で切り替える時分割無線方式変更手段とを備える無線基地局を制御する集中制御局であって、移動局からの無線方式の変更要求を受信する通信部(例えば、本実施形態例における通信部31)と、変更要求に応じて、変更要求された無線方式に変更可能な無線基地局を判定する無線基地局判定手段(例えば、本実施形態例における無線基地局判定部32)と、判定結果の無線基地局に、無線方式の変更要求を送信する変更要求手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更要求送信部33)と、を備えることを特徴とする
また、本発明は、移動局が接続可能な無線基地局のリストを基地局を介して取得するリスト受信手段をさらに備え、無線基地局判定手段は、リストに基づいて無線方式に変更可能な無線基地局を判定することをさらに特徴とする
また、本発明は、無線方式の変更要求に応じて、自局と接続中の移動局が存在する場合、該移動局に他の無線基地局への接続変更依頼を送信し、該移動局から接続変更を行うか否かの返信を得る接続変更依頼手段と、自局と接続中の移動局のすべてから接続変更を行うことを表す接続変更通知を得た場合、変更要求に応じて、無線方式を変更可と判定する無線方式制御手段と、複数の無線方式毎に、自局が当該無線方式による通信を行った時間の割合を示す履歴情報が記憶される記憶手段と、自局と接続中の移動局が存在しない場合、履歴情報に応じて、自局の無線方式を時分割で切り替える時分割無線方式変更手段とを備える無線基地局と通信を行う無線方式を変更可能な移動局であって、無線基地局に無線方式の変更要求を送信する変更要求送信手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更要求送信部14、無線方式変更要求送信部44)と、自局と接続中の第1の無線基地局から接続変更依頼を受信する変更依頼受信手段(例えば、本実施形態例における通信部41)と、接続可能な第2の無線基地局を検出した場合に、接続変更通知を第1の無線基地局に送信し、第2の無線基地局へ接続先を変更する無線通信手段(例えば、本実施形態例における通信部41)と、変更要求を送信した後、変更要求した無線方式の変更を行う無線方式制御手段(例えば、本実施形態例における無線方式変更部15、無線方式変更部45)と、を備えることを特徴とする
また、本発明は、自局と接続可能な無線基地局のリストを生成するリスト生成手段(例えば、本実施形態例におけるアクセス可能局リスト生成部46)と、リストを基地局に送信するリスト送信手段(例えば、本実施形態例における通信部41)とをさらに備えることを特徴とする
以上説明したように、本発明によれば、各無線基地局が無線方式の変更に関する制御を行い、かつ、無線方式を変更する際に、無線基地局は自身と接続中の移動局の存在を検知し、その検知結果に基づいて無線方式の変更を行うようにしたので、集中制御局に負荷が集中することはなく、また、通信中の移動局が存在する場合にも通信を切断することなく無線方式を変更することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態例による無線通信システムの概念図である。第1の実施形態による無線通信システムは、移動局10と、無線基地局20とを備える。そして、第2の実施形態による無線通信システムでは、移動局10と同様の構成である移動局40と、無線基地局20と同様の構成である無線基地局50との他に、集中制御局30を備えている。
移動局10は、無線基地局20を介してネットワークへの接続が可能である。無線基地局20は移動局10に対して無線アクセスを提供し、移動局10からの要求に応じて提供する無線方式を変更する機能を持つ。従って、各無線基地局は要求のあった無線方式を適宜導入すればよく、予め多数の無線方式を導入する必要がない。また、将来的に新しい無線方式への要求が発生した場合においてもその都度無線方式を導入すればよく、システム自体を長期間運用することが可能となる。
第2の実施形態による集中制御局30は、無線基地局50経由で受信した移動局40からの無線方式変更要求を処理し、配下の無線基地局50に無線方式の変更を指示する機能を持つ。
無線方式としては、例えば、無線LANシステム、移動通信システムなどが挙げられる。無線LANシステムとしては、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)の標準規格「IEEE802.11j」、「IEEE802.11b」、「IEEE802.11g」などが挙げられる。移動通信システムとしては、例えば、「IEEE802.16e」に準拠の「Mobile WiMAX」と呼ばれる無線アクセス方式、「CDMA2000 lxEV−DO」と呼ばれるCDMA方式などが挙げられる。なお、「CDMA2000 lxEV−DO」において、EVはEvolution、DOはData onlyの意である。
以下、第1の実施形態として、無線基地局20が自律的に無線方式の変更を判定する分散型制御方式による無線通信システムを説明し、後に、第2の実施形態として、集中制御局30からの指示によって無線基地局50が無線方式を変更する集中型制御方式による無線通信システムを説明する。
また、本実施形態の説明中で無線方式の変更が行われる際、変更前の無線方式を旧無線方式といい、変更後の無線方式を新無線方式という。
<第1の実施形態:分散型制御方式>
第1の実施形態として、本発明による分散型制御方式の無線通信システムについて説明する。
図2は、本実施形態による移動局10の構成を示すブロック図である。
移動局10は、携帯電話端末などの無線端末であり、通信部11と、電波検知部12と、接続部13と、無線方式変更要求送信部14と、無線方式変更部15とを備えている。
通信部11は、例えば、無線基地局20と無線通信を行う機能部であり、本実施形態では、ソフトウェア無線技術によって無線方式を変更可能であることとする。ただし、必ずしもソフトウェア無線技術による必要はなく、無線方式の変更が可能であれば、例えば複数種類の無線回路を備えて利用切り替えをすることで無線方式を変更することとしても良い。
電波検知部12は、電波を検知する機能部であり、例えば、無線方式を変更する際に、新無線方式の電波を検知する。
接続部13は、新無線方式によって無線基地局20に接続要求を行う。
無線方式変更要求送信部14は、無線基地局20に、新無線方式のサービス提供を要求する無線方式変更要求を送信する。無線方式変更部15は、通信部11の無線方式を変更する。
図3は、本実施形態による無線基地局20の構成を示すブロック図である。
無線基地局20は、移動局10と無線通信を行い、通信部21と、無線方式変更部22と、無線方式変更可否判定部23と、無線方式変更要求受信部24と、移動局検出部25と、接続変更依頼部26と、無線方式変更履歴記憶部27と、時分割無線方式変更部28とを備える。
通信部21は、例えば、移動局10と無線通信を行う機能部であり、本実施形態では、ソフトウェア無線技術によって無線方式を変更可能であることとする。但し、実施形態としてはその限りではなく、複数の無線通信方式を提供可能であってもよい。無線方式変更部22は、通信部11の無線方式を変更する。無線方式変更可否判定部23は、無線基地局20が提供する無線方式を変更する際に、変更するか否かの判定を行う機能部である。無線方式変更要求受信部24は、移動局10から送信される無線方式変更要求を受信する。移動局検出部25は、自身と接続中の移動局を検出する機能部である。
そして、接続変更依頼部26は、自身に接続された移動局10に接続先の変更依頼を送信する。無線方式変更履歴記憶部27には、例えば、移動局10から無線方式変更要求を受信した回数や、それにより無線方式を変更した履歴情報が記憶される。時分割無線方式変更部28は、無線方式変更履歴記憶部27に記憶された情報に基づいて、無線基地局20に接続中の端末が存在せず待ち受け状態である場合に、無線方式変更履歴記憶部27に記憶された履歴情報に基づいて、自律的に無線方式を切り替えて移動局10からの接続を待ち受ける。
次に、本実施形態による分散型制御方式の無線通信システムについて、動作例を説明する。分散型制御では、移動局10から無線方式変更要求を受信した無線基地局20が、自律的な無線方式変更処理を行う。このため、別途集中制御局等を敷設するコストが不要であり、また無線方式変更要求への迅速な対応が可能となる。
図4に、分散型制御時の移動局10の処理フローチャートを示す。本フローチャートでは、移動局10において別の無線方式への要求が発生した時点(ステップS101)から、実際に要求した無線方式で無線基地局20に接続要求を実施する(ステップS102)までの処理を示している。図中、星印が付与された処理は要求した無線方式にて実施される処理であり、無印は現行の無線方式にて実施される処理である。
移動局10が無線方式の変更要求処理を開始すると、まず、電波検知部12が、新無線方式が周辺で提供されているか否かを検知する(ステップS103)。電波検知部12が新無線方式による電波を検知した場合には(ステップS104)、接続部13は、新無線方式を提供する無線基地局20に接続要求を送信する(ステップS102)。一方、電波検知部12が新無線方式による電波を検知できなかった場合には(ステップS105)、無線方式変更要求送信部14が、無線基地局20に対して無線方式変更要求を送信する(ステップS106)。
ここで、無線方式変更要求送信部14は、複数の通信可能な無線基地局20が存在する場合には、無線方式変更要求を送信する無線基地局20を、各無線基地局20からの電波受信電力に基づいて選択しても良い。また、無線方式変更要求送信部14は、例えば予め無線方式変更要求を行う無線基地局20の識別情報を記憶しておき、該無線基地局20を無線方式変更要求先としても良いし、その他のリソース情報に基づいて選択しても良い。
無線方式変更要求送信部14が無線方式変更要求を送信した後、無線方式変更部15は、通信部11を新無線方式に変更し、待ち受け状態に入る(ステップS107)。電波検知部12が新無線方式の電波を検知した場合(ステップS108)、接続要求を実施する(ステップS102)。また、検知に至らず予め定められた一定の時間を過ぎてタイムアウトとなった場合には(ステップS109)、再度無線方式変更要求を行う無線基地局20を選択し、無線方式変更要求を実施する(ステップS106)。移動局10が備える各部は、ステップS106からステップS107の処理を例えば予め定められた回数繰り返し、電波を検知できなかった場合には、無線方式変更部15は通信部11を旧無線方式に再度変更する。
次に、無線基地局20の動作を示す。図5は、移動局10からの無線方式変更要求を受信し(ステップS201)、その要求を処理完了(ステップS202)または破棄(ステップS203)するまでの無線基地局20の処理の流れを示したフローチャートである。図中、星印が付与された処理は要求した無線方式にて実施される処理であり、無印は現行の無線方式にて実施される処理である。なお、接続している移動局10が全く存在しない無線基地局20は、それまで提供した無線方式の履歴を統計処理し、その結果に基づいて定期的に無線方式を切り替えながら移動局10からの接続を待ち受けることとしても良い。このような切り替え処理については、後に説明する。
無線方式変更要求受信部24は、移動局10から無線方式変更要求を受信する(ステップS201)。無線方式変更部22は、処理能力などにより自装置が提供可能な無線方式の一覧情報を予め記憶しておき、要求された無線方式が、自局が提供可能な無線方式であるか否かを判定する(ステップS204)。処理能力不足などにより提供できない場合には(ステップS205)、無線方式変更部22は、無線方式変更要求を破棄する(ステップS203)。処理能力に問題ない場合には、移動局検出部25が、無線基地局20と接続済みの他の移動局の数を確認する(ステップS206)。
他の移動局10が接続していない場合(ステップS207)には、無線方式変更部22が、通信部21を新無線方式に変更し、待ち受け状態に入る(ステップS208)。他にも自局に接続している移動局10が存在した場合(ステップS210)には、例えば、接続変更依頼部26が、その移動局10に対して他の無線基地局20への接続変更依頼を送信する(ステップS211)。切り替え不可能な移動局が存在した場合(ステップS213)には、無線方式変更可否判定部23は、無線方式変更要求を破棄する(ステップS203)。通信部21が、全ての移動局10からが切り替え可能である旨の接続変更通知を受信すれば(ステップS212)、無線方式変更部22が、通信部11を新無線方式に変更し、待ち受け状態に入る(ステップS208)。そして、通信部21が移動局10から接続要求を受信すれば(ステップS214)、移動局10との接続を確立する(ステップS202)。接続要求を受信しないまま予め定められた一定の時間が超過した場合(ステップS209)には、無線方式変更可否判定部23が、無線方式変更要求を破棄し(ステップS203)、無線方式変更部22は、通信部21を旧無線方式に変更する。
なお、ここで無線基地局20が複数の無線方式を提供する能力を有していた場合にも同様の処理を行い、例えば一方の無線方式を維持しながら要求のあった無線方式を提供することなどが可能である。
次に、移動局10と無線基地局20とが情報通信を行い、無線方式の変更を行う動作例を説明する。図6は、本実施形態による移動局SS1と、無線基地局BS1と、無線基地局BS2とを例として、無線方式が変更されて接続が確立するまでの動作例を示している。
まず、移動局SS1において別の無線方式への要求が発生した場合、移動局SS1は通信可能な無線基地局から一つを選択して無線方式変更要求を送信する(ステップS100)。図6では、移動局SS1はまず無線基地局BS1に対して無線方式変更要求を送信している(ステップS101)。無線基地局BS1は本要求を受信後、提供する能力の可否や他の接続移動局との折衝などを通じて無線方式変更可否判定を行う(ステップS211_1)。図6の例では、例えば接続先切り替えができない移動局が存在しているなどの理由で提供が不可であったため、そのまま無線方式変更要求は破棄されている(ステップS203)。
移動局SS1は無線方式変更要求送信後、移行先の無線方式にて待ち受け状態に入っているが(ステップS107)、タイムアウト(ステップS109)によって、要求した無線基地局BS1からは返答が無かったことを検知する。なお、要求した無線基地局が無線方式を切り替えたにも関わらず、セルサイズの変化などによって当該移動局SS1で電波が受信できなかった場合でも、本タイムアウト処理により検知が可能である。その後、改めて要求先の無線基地局を選択し(ステップS100_2)、無線方式提供要求を送信する(ステップS101_2)。
図6の例では、次の無線方式変更要求先として無線基地局BS2が選択されたこととする。無線基地局BS2ではこの要求を受け入れ(ステップS211_2)、要求された無線方式にて待ち受け状態に入り、通信方式の変更を移動局SS1に通知する(ステップS208)。移動局SS1では既に待ち受け状態に入っているため、電波検知部12が電波を検知後、すぐに接続要求を送信し(ステップS102)、接続を確立する(ステップS202)。
<無線基地局待ち受け>
無線基地局20は、自身を経由して通信を行っている移動局10が存在しない場合には時分割で複数の無線方式を提供するように構成しても良い。図13を参照して時分割の無線方式変更制御の動作例を説明する。
無線基地局20は、それまでの無線方式の提供履歴に基づいて、待ち受け状態時に用いる無線方式を時分割で切り替えている例である。時分割無線方式変更部28は、無線方式の変更を行った時間を記憶し、無線を変更する際に、旧無線方式の提供を開始してから新無線方式を導入するまでの時間を計測する。
例えば、無線基地局20は、ここまで無線方式Aを60%、無線方式Bを30%、無線方式Cを10%の時間割合で提供していたとする。ここでの提供履歴は、 それぞれの無線方式を提供していた実時間であっても良く、これまでにそれぞれの無線方式を要求してきた移動局10の数であっても良い。提供履歴を用いて無 線基地局20は各無線方式への時間の提供割合を決定する。図13の例では、提供割合に対応して、単位時間Tを無線方式Aに0.6T、無線方式Bに0.3T、無線方式Cに0.1T割り当て、それぞれを切り替えながら待ち受け状態に入る。そして、移動局10からの接続要求を受信すると、接続要求された時点での無線方式に固定する。例えば、図13では、無線方式Aで待ち受けていた時点で接続要求を受信したため、その後は無線方式Aで無線アクセスを提供する。
<第2の実施形態:集中型制御方式>
第2の実施形態として、本発明による集中型制御方式の無線通信システムについて説明する。集中型制御では、移動局40、無線基地局50に加えて、複数の無線基地局50の無線通信方式を統轄して制御する集中制御局30を設置する。集中制御局30は移動局40からの無線方式変更要求を保持する待ち行列(無線方式変更要求記憶部34)を有し、待ち行列内の無線方式変更要求を順次処理する。そのため、一度に複数の無線基地局50が無線方式を変更してしまうなどの事態を防ぎつつ、エリア全体で整合性の取れた無線方式の提供が実現可能となる。
図7は、本実施形態による移動局40の構成を示すブロック図である。
本実施形態による移動局は第1の実施形態と同様の構成をしており、同様の構成、処理については説明を省略し、以下、第2の実施形態に特有の構成、処理について説明する。
第2の実施形態による移動局40は、アクセス可能局リスト生成部46を有している。アクセス可能局リスト生成部46は、接続可能な無線基地局50を検出して、その識別情報をリスト化した情報を生成する。
図8は、本実施形態による無線基地局50の構成を示すブロック図である。
本実施形態による無線基地局50は第1の実施形態と同様の構成をしており、同様の構成、処理については説明を省略し、以下、第2の実施形態に特有の構成、処理について説明する。
無線基地局50は、無線方式変更要求送信部59を有している。無線方式変更要求送信部59は、移動局40から受信する無線方式変更要求を、集中制御局30に転送する。
図9は、本実施形態による集中制御局30の構成を示すブロック図である。
集中制御局30は、複数の無線基地局50の無線方式をネットワークを介して制御し、通信部31と、無線基地局判定部32と、無線方式変更要求送信部33と、無線方式変更要求記憶部34とを有している。
通信部31は、無線基地局50を介して、移動局40から送信される無線方式変更要求を受信する。無線基地局判定部32は、無線方式変更要求に応じて、予め記憶された、無線基地局50とその提供可能な無線方式とが対応付けられた対応表を参照し、該無線方式を提供する無線基地局50の識別情報を検出する。無線方式変更要求送信部33は、無線基地局判定部32が検出した識別情報に対応する無線基地局50に、無線方式の変更命令を送信する。無線方式変更要求記憶部34には、受信する無線方式変更要求が待ち行列として記憶される。
図10に集中型制御時の移動局40の処理フローチャートを示す。本フローチャートでは、移動局40が別の無線方式への要求を行った時点(ステップS301)から、移動局が集中制御局30に電波検知報告を送信した時点(ステップS302)までの流れを示している。
新無線方式への要求が発生した移動局40の電波検知部42は、まずその新無線方式が周辺で提供されていないかを探索する(ステップS303)。電波検知部42が、新無線方式が検知できた場合には(ステップS304)、接続部43が、該無線方式を提供する無線基地局50に接続要求を実施する(ステップS302)。一方、検知できなかった場合には(ステップS305)、無線方式変更要求送信部44が、無線基地局50を介して集中制御局30へ無線方式変更要求を送信する(ステップS306)。
集中型制御の場合には、アクセス可能局リスト生成部46が、旧無線方式にて電波受信可能な無線基地局の識別情報のリスト(以下、アクセス可能局リスト)を作成し、無線方式変更要求と同時に送信する。無線方式変更要求送信部44が無線方式変更要求及びアクセス可能局リストを集中制御局30に送信後、無線方式変更部45は通信部41を新無線方式に変更し、移動局40は待ち受け状態に入る(ステップS307)。電波検知部42が新無線方式の電波を検知した場合(ステップS308)、接続部43は接続処理を行い、集中制御局30へ電波を検知した旨を通知する(ステップS302)。また、検知に至らずタイムアウトとなった場合には(ステップS309)、再度無線方式変更要求およびアクセス可能局リストを送信する(ステップS306)。
無線基地局50は、集中型制御時には移動局40からの無線方式変更要求を集中制御局30に中継する役割を担う。また、その後集中制御局30から無線方式変更要求を受信した場合には弟1の実施形態での図5に示したフローチャートに従い、無線方式の変更処理を実施する。なお、集中型制御時には無線方式変更要求を破棄した時点(図5のS203)でその旨を集中制御局30に通知する。
集中制御局30の処理フローチャートを図11に示す。本フローチャートでは集中制御局30が移動局40より無線方式変更要求を受信した時点(ステップS401)から、待ち行列内の全ての無線方式変更要求が処理完了される(ステップS402)までの流れを示している。
集中制御局30の通信部31が、無線方式変更要求及びアクセス可能局リストを受信すると、無線基地局判定部32が、アクセス可能局リストから無線基地局50を選択し、無線方式変更要求を送信する(ステップS403)。ここで、無線基地局判定部32による無線方式変更要求先の無線基地局の選択は、各無線基地局の要求元移動局での電波受信電力に基づいてもよく、その他のリソース情報に基づいても良い。集中制御局は無線方式変更要求を送信後、待ち受け状態に入る(ステップS404)。
その後、通信部31が無線方式変更要求破棄の通知を受信するか、または予め設定された一定の時間を経過した場合(ステップS405)には無線基地局判定部32が再度アクセス可能局リストから無線基地局を1局選択し、無線方式変更要求を発行する(ステップS403)。無線基地局判定部32は、移動局40から電波検知報告を受信した場合(ステップS406)には当該無線方式変更要求の処理を完了し、該当する無線方式変更要求を待ち行列から削除する。ここで、削除される無線方式変更要求は待ち行列内での先頭の無線方式変更要求とは限らない。無線方式変更要求記憶部34を参照して無線方式変更要求の待ち行列を確認する(ステップS407)。処理すべき無線方式変更要求が存在した場合(ステップS408)には、同要求と同時に受信されたアクセス可能局リストから実際に無線方式を提供すべき無線基地局を選択し、無線方式変更要求を送信する(ステップS403)。無線基地局判定部32は、既に待ち行列内には要求が存在しなかった場合(ステップS409)には無線方式変更要求の処理を完了する(ステップS402)。
次に、移動局40と無線基地局50と集中制御局30とが情報通信を行い、無線方式の変更を行う動作例を説明する。図12は、無線方式が変更され、接続が確立するまでの動作例である。
図12では、移動局二台(移動局SS10と移動局SS20)が、それぞれ無線基地局BS100と無線基地局BS200に接続している。無線基地局BS100および無線基地局BS200は集中制御局(以下、CM)と有線で接続されており、CMによって集中制御されている。
まず移動局SS10において無線方式切り替えの要求が発生し(ステップS300_1)、アクセス可能局リストと共に無線基地局BS10経由(ステップS306_2、ステップS501)でCMに送信される(ステップS505)。CMでは無線方式変更要求及びアクセス可能局リストを受信後、無線方式を切り替えるべき無線基地局をアクセス可能局リストから選択し(ステップS403_1)、選択した無線基地局に無線方式変更要求を送信する(ステップS404_1)。ここで、無線方式変更要求先の無線基地局の選択には、要求元移動局における各無線基地局からの電波受信電力であっても良く、各無線基地局のリソース情報を利用しても良い。
図7の例では、まず無線基地局BS10に無線方式変更要求が発行されている。命令を受信した無線基地局BS10は命令された無線方式が提供可能かどうかを調査する(ステップS502)が、今回要求された無線方式は提供不可能であったため、無線方式提供不可の旨をCMに通知している(ステップS504)。
無線方式が提供不可能である旨を受信したCMは別の無線基地局として無線基地局BS20を選択し(ステップS403_2)、命令を発行する(ステップS404_2)。命令を受信した無線基地局BS20では無線方式への切り替えが可能であったため、無線基地局BS20は無線方式を切り替えて無線アクセス提供を開始する(ステップS503)。移動局SS10は、これらの電波を検知し(ステップS308_1)、無線基地局BS20に対して接続要求を行い(ステップS302_1)、無線基地局BS20は応答する(ステップS310_1)。そして、移動局SS10が、無線基地局BS20を介して無線方式変更完了通知をCMに送信し(ステップS311_1、ステップS312_1)、
通信を確立する(ステップS313_1)。
また、移動局SS20は、移動局SS10と同様の無線方式への変更要求をCMに送信していたこととする(ステップS300_2、ステップS306_2、ステップS501_2、ステップS505_2)。図12の例では、CMは、移動局SS20からの無線方式変更要求受信時には、移動局BS10からの無線方式変更要求の処理中であるので、移動局SS20から受信する無線方式変更要求は待ち行列(無線方式変更要求記憶部34)に記憶される(ステップS410)。
また、移動局SS20は、無線方式変更要求をステップS300_2にて送信した時点で、新方式での待ち受けを開始しているので、ステップS503にて無線基地局BS20が新方式の提供を開始すると、移動局SS20は新方式の電波を検知する(ステップS308_2)。以降、移動局SS10と同様に、無線基地局BS20との接続確立を行う(ステップS302_2、ステップS310_2、ステップS310_2、ステップS311_2、ステップS312_2、ステップS313_2)。また、CMは、無線方式要求完了通知を受信すると、待ち行列からその無線方式要求を削除する(ステップS411、ステップS411_2)。
なお、上記した実施例では移動局、無線基地局共に通信システムはそれぞれ一つしか提供できない場合を記載したが、複数の通信システムを同時に有することが可能であっても良く、同様のアルゴリズムにて適応的なサービスエリアの構築が可能である。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより無線方式の変更を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の実施形態による無線通信システムを示す図である。 本発明の第1の実施形態による移動局を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による無線基地局を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による移動局の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による移動局の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による無線方式変更の動作例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による移動局を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による無線基地局を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による集中制御局を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による移動局の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による集中制御局の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による無線方式変更の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による時分割による無線方式変更の動作例を示す図である。
符号の説明
10 移動局
11 通信部
12 電波検知部
13 接続部
14 無線方式変更要求送信部
15 無線方式変更部
20 無線基地局
21 通信部
22 無線方式変更部
23 無線方式変更可否判定部
24 無線方式変更要求受信部
25 移動局検出部
26 接続変更依頼部
27 無線方式変更履歴記憶部
28 時分割無線方式変更部
30 集中制御局
31 通信部
32 無線基地局判定部
33 無線方式変更要求送信部
34 無線方式変更要求記憶部
40 移動局
41 通信部
42 電波検知部
43 接続部
44 無線方式変更要求送信部
45 無線方式変更部
46 アクセス可能局リスト生成部
50 無線基地局
51 通信部
52 無線方式変更部
53 無線方式変更可否判定部
54 無線方式変更要求受信部
55 移動局検出部
56 接続変更依頼部
57 無線方式変更履歴記憶部
58 時分割無線方式変更部
59 無線方式変更要求送信部

Claims (6)

  1. 無線方式を変更可能な移動局と無線通信を行う無線基地局であって、
    無線方式を変更可能な無線通信手段と、
    移動局から無線方式の変更要求を受信する変更要求受信手段と、
    自局と接続中の前記移動局を検出する移動局検出手段と、
    自局と接続中の移動局が存在する場合、該移動局に他の無線基地局への接続変更依頼を送信し、該移動局から接続変更を行うか否かの返信を得る接続変更依頼手段と、
    前記接続変更依頼手段によって、自局と接続中の前記移動局のすべてから接続変更を行うことを表す接続変更通知を得た場合、前記変更要求に応じて、無線方式を変更可と判定する無線方式制御手段と、
    複数の無線方式毎に、前記無線通信手段が当該無線方式による通信を行った時間の割合を示す履歴情報が記憶される記憶手段と、
    自局と接続中の移動局が存在しない場合、前記履歴情報に応じて、前記無線通信手段による無線方式を時分割で切り替える時分割無線方式変更手段と、
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  2. 無線方式を変更可能な移動局と無線通信を行う無線基地局であって、
    無線方式を変更可能な無線通信手段と、
    移動局から受信する無線方式の変更要求を集中制御局に転送する変更要求転送手段と、
    前記集中制御局から無線方式の変更要求を受信する変更要求受信手段と、
    自局と接続中の前記移動局を検出する移動局検出手段と、
    自局と接続中の移動局が存在する場合、該移動局に他の無線基地局への接続変更依頼を送信し、該移動局から接続変更を行うか否かの返信を得る接続変更依頼手段と、
    前記接続変更依頼手段によって、自局と接続中の前記移動局のすべてから接続変更を行うことを表す接続変更通知を得た場合、前記変更要求に応じて、無線方式を変更可と判定する無線方式制御手段と、
    複数の無線方式毎に、前記無線通信手段が当該無線方式による通信を行った時間の割合を示す履歴情報が記憶される記憶手段と、
    自局と接続中の移動局が存在しない場合、前記履歴情報に応じて、前記無線通信手段による無線方式を時分割で切り替える時分割無線方式変更手段と、
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  3. 無線方式の変更可能な複数の無線基地局であって、無線方式の変更要求に応じて、自局と接続中の移動局が存在する場合、該移動局に他の無線基地局への接続変更依頼を送信し、該移動局から接続変更を行うか否かの返信を得る接続変更依頼手段と、自局と接続中の前記移動局のすべてから接続変更を行うことを表す接続変更通知を得た場合、前記変更要求に応じて、無線方式を変更可と判定する無線方式制御手段と、複数の無線方式毎に、自局が当該無線方式による通信を行った時間の割合を示す履歴情報が記憶される記憶手段と、自局と接続中の移動局が存在しない場合、前記履歴情報に応じて、自局の無線方式を時分割で切り替える時分割無線方式変更手段とを備える無線基地局を制御する集中制御局であって、
    移動局からの無線方式の変更要求を受信する通信部と、
    前記変更要求に応じて、前記変更要求された無線方式に変更可能な無線基地局を判定する無線基地局判定手段と、
    前記判定結果の無線基地局に、無線方式の変更要求を送信する変更要求手段と、
    を備えることを特徴とする集中制御局。
  4. 移動局が接続可能な無線基地局のリストを基地局を介して取得するリスト受信手段をさらに備え、
    無線基地局判定手段は、前記リストに基づいて前記無線方式に変更可能な無線基地局を判定すること
    をさらに特徴とする請求項に記載の集中制御局。
  5. 無線方式の変更要求に応じて、自局と接続中の移動局が存在する場合、該移動局に他の無線基地局への接続変更依頼を送信し、該移動局から接続変更を行うか否かの返信を得る接続変更依頼手段と、自局と接続中の前記移動局のすべてから接続変更を行うことを表す接続変更通知を得た場合、前記変更要求に応じて、無線方式を変更可と判定する無線方式制御手段と、複数の無線方式毎に、自局が当該無線方式による通信を行った時間の割合を示す履歴情報が記憶される記憶手段と、自局と接続中の移動局が存在しない場合、前記履歴情報に応じて、自局の無線方式を時分割で切り替える時分割無線方式変更手段とを備える無線基地局と通信を行う無線方式を変更可能な前記移動局であって、
    無線基地局に無線方式の変更要求を送信する変更要求送信手段と、
    自局と接続中の第1の無線基地局から接続変更依頼を受信する変更依頼受信手段と、
    接続可能な第2の無線基地局を検出した場合に、接続変更通知を第1の無線基地局に送信し、第2の無線基地局へ接続先を変更する無線通信手段と、
    前記変更要求を送信した後、前記変更要求した無線方式の変更を行う無線方式制御手段と、
    を備えることを特徴とする移動局。
  6. 自局と接続可能な無線基地局のリストを生成するリスト生成手段と、
    前記リストを基地局に送信するリスト送信手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の移動局。
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