JP4833104B2 - 利息状況報知プログラム、利息状況報知装置および利息状況報知方法 - Google Patents

利息状況報知プログラム、利息状況報知装置および利息状況報知方法 Download PDF

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Description

この発明は、利息状況報知プログラム、利息状況報知装置および利息状況報知方法に関する。
従来より、高齢化社会を迎えるに当たり、年金の支払い開始時期が益々遅延される傾向にあり、例えば、定年退職後から年金受給開始までの期間が延長されるに伴う収入減を補填するために、様々な金融商品が流通している。
定年退職後の収入源を補填する金融商品としては、保険料を積み立てて、契約年齢になったら一定期間または終身年金として受取る貯蓄タイプの年金型保険や、特定の機関(独立行政法人 福祉医療機構)から、年金を担保にして融資を受ける年金担保融資などがある。また、例えば、特許文献1では、年金受給予定者を融資先として融資を行なう際に、融資側が、年金受け取りを担保としての融資計画を容易に立案するための装置が開示されている。
特開2002−99724号公報
ところで、上記した従来の年金型保険は、予め計画的に一定期間、保険料を積み立てておく必要があり、例えば、子供の養育費、生命保険、がん保険、車の任意保険など必要不可欠な保険のための出費のほかに、さらに出費を行なうので、経済的に負担がかかるというという問題点があった。
また、上記した従来の年金担保融資は、定年退職後から年金を受け取るまでの一定期間に、毎月受け取る融資に対して貸出利息を伴い、さらに、一定期間の融資受け取り後は、受け取った融資金額に対する利息があり、例えば、受給年金からこれらの利息を含めて返済を行なうので、経済的に負担がかかるという問題点があった。
そこで、上記した従来の金融商品の問題点を克服する金融商品として、例えば、定年退職後から年金受給開始までの期間、顧客との契約内容に従って銀行が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに顧客に分割融資するとともに、当該銀行が確保した資金を投資運用して運用益を取得し、顧客が負担する利息を運用益の還元対象とすることで、顧客の経済的負担を軽減する金融商品も考えられる。
例えば、定年退職後から年金受給開始までの10年間に、月々10万円の融資を受ける契約内容(融資期間:10年間、月額融資額:10万円、融資総額:1200万円)に従い、銀行は、ファンド会社と取引をすることで「融資総額:1200万円」を確保する。そして、銀行は、確保した「融資総額:1200万円」から顧客に対して月々10万円の融資を行なうとともに、「融資総額:1200万円」の一部を投資運用して運用益を取得し、顧客が負担する利息を運用益の還元対象とすることで、顧客の経済的負担を軽減する「ファンド特約付き年金型融資ローン」なども考えられる。
しかしながら、上記した金融商品では、運用益の還元対象となる顧客が負担する利息として、分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される累積利息と契約期間終了後から銀行が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に分割返済金額に含まれる返済利息とがあり、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を把握するのは困難であるという問題点がある。
そこで、この発明は、上述した金融商品における課題を解決するためになされたものであり、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる利息状況報知プログラム、利息状況報知装置および利息状況報知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知方法をコンピュータに実行させる利息状況報知プログラムであって、前記顧客が負担する利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、還元可能な利息を算出する運用益還元利息算出手順と、前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記還元可能な利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記運用益還元利息算出手順は、前記分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される累積利息を前記運用益の還元対象とし、前記還元可能な利息として、消し込まれる累積利息を算出し、前記消し込み利息状況報知手順は、前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記消し込まれる累積利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記運用益還元利息算出手順は、契約期間終了後から当該金融業者が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に、返済利息を含んで返済される分割返済金額を前記運用益の還元対象とし、前記還元可能な利息として、消し込まれる返済回数を算出し、前記消し込み利息状況報知手順は、前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記消し込まれる返済回数に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を前記顧客の操作する端末に報知することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記運用益還元利息算出手順は、前記運用益を一回分の分割融資に対する累積利息に還元した後の残額が前記分割返済金額より多い場合は、前記分割返済金額を優先させて、前記還元可能な利息として、前記消し込まれる返済回数をさらに算出し、前記消し込み利息状況報知手順は、前記運用益還元利息算出手順によって算出された消し込まれる一回分の分割融資に対する累積利息および前記消し込まれる返済回数に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息および返済回数の状況を前記顧客の操作する端末に報知することを特徴とする。
また、発明は、顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知装置であって、前記顧客が負担する利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、還元可能な利息を算出する運用益還元利息算出手段と、前記運用益還元利息算出手段によって算出された前記還元可能な利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手段と、を備えたことを特徴とする。
また、発明は、顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知方法であって、前記顧客が負担する利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、還元可能な利息を算出する運用益還元利息算出工程と、前記運用益還元利息算出工程によって算出された前記還元可能な利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知工程と、を含んだことを特徴とする。
発明によれば、顧客が負担する利息を前記運用益の還元対象とし、運用益が取得されるごとに、還元可能な利息を算出し、算出された還元可能な利息に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる利息の状況を顧客の操作する端末に報知するので、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる利息状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。また、顧客は自身が負担する利息の削減状況を把握して、精神的余裕を得ることが可能になる。
また、発明によれば、分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される累積利息を運用益の還元対象とし、還元可能な利息として、消し込まれる累積利息を算出し、算出された消し込まれる累積利息に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を顧客の操作する端末に報知するので、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる累積利息の状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。
また、発明によれば、契約期間終了後から当該金融業者が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に、返済利息を含んで返済される分割返済金額を運用益の還元対象とし、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数を算出し、算出された消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知するので、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる返済回数の状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。また、融資元である金融業者は、返済回数が消し込まれることで、契約期間終了後の返済を前倒しとすることができ、融資した資金の未回収の危険性を軽減することが可能になる。
また、発明によれば、運用益を一回分の分割融資に対する累積利息に還元した後の残額が分割返済金額より多い場合は、分割返済金額を優先させて、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数をさらに算出し、算出された消し込まれる一回分の分割融資に対する累積利息および消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息および返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知するので、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる一回分の累積利息および返済回数の状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る利息状況報知プログラム、利息状況報知装置および利息状況報知方法の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、この発明を銀行が備えるサーバに適用した場合を実施例として説明する。また、以下では、実施例1におけるサーバ装置の構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、続いて、実施例1と同様に、実施例2に係るサーバ装置、実施例3に係るサーバ装置、実施例4に係るサーバ装置について順に説明する。
[用語の説明]
まず最初に、以下の実施例で用いる主要な用語を説明する。以下の実施例で用いる「ファンド特約付き年金型融資ローン」とは、図1に示すように、顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品であり、特許請求の範囲に記載の「金融商品」に対応する。なお、図1は、ファンド特約付き年金型融資ローンを説明するための図である。
「ファンド特約付き年金型融資ローン」において、顧客は、「銀行」(特許請求の範囲に記載の「金融業者」に対応)に対し、年金受給までの収入減を補填するための融資を申し込み、「銀行」の融資担当者との間で契約内容を決定する(図1の(1)参照)。例えば、「融資期間:2007年1月から10年間、月額融資額:10万円、返済回数:240回(20年間)、融資総額:1200万円」を内容とする契約を決定する。すなわち、当該顧客は、2007年1月から2016年12月まで、銀行から「毎月:10万円」を合計120回受け取り、2017年1月から2036年12月まで、銀行へ「毎月、一定の金額」を合計240回支払うことで、銀行から受けた融資を返済する。
そして、銀行は、「融資総額」分をファンドとして売り出し、ファンド会社から、「融資総額」分の資金を確保する(図1の(2)参照)。具体的には、銀行は、「融資総額:1200万円」を調達するため、高い利回りを設定した「1200万円」分の「年金ファンド」を、ファンド会社へ売り出す。そして、銀行は、「年金ファンド」を購入したファンド会社から「資金:1200万円」を確保する。
そして、銀行は、確保した「融資総額」分の資金から、顧客に対する分割融資を開始する(図1の(3)参照)。例えば、銀行は、確保した「1200万円」から、「契約内容」に従って、2007年1月から「毎月:10万円」の分割融資を開始する。
そして、銀行は、確保した「融資総額」分の資金を投資運用し、運用益を取得する(図1の(4)参照)。具体的には、銀行は、年間の分割融資総額(120万円)を除いた「1080万円」を1年目(2007年)の投資運用金額として運用を行い、運用益を取得する。そして、例えば、月締めで運用益を集計する。なお、2年目(2008年)は、「1080万円」から年間の分割融資総額(120万円)を除いた「960万円」を投資運用金額とし、3年目(2009年)は、「960万円」から年間の分割融資総額(120万円)を除いた「840万円」を投資運用金額とするのが顧客に対して年間に支払う分割融資の資金を確保するためには好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。また、「ファンド特約付き年金型融資ローン」においては、銀行が投資運用を行ってもよいし、銀行から依頼を受けたファンド会社が投資運用を行ってもよい。
[実施例1におけるサーバ装置の概要および特徴]
続いて、図2と図3とを用いて、実施例1におけるサーバ装置の主たる特徴を具体的に説明する。図2は、実施例1におけるサーバ装置の概要を説明するための図であり、図3は、実施例1におけるサーバ装置の特徴を説明するための図である。
実施例1におけるサーバ装置は、上記した「ファンド特約付き年金型融資ローン」について、顧客が負担する利息の状況を顧客の操作する端末に報知することを概要とする。
ここで、「顧客が負担する利息」とは、分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される「累積利息」と、契約期間終了後から銀行が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に分割返済金額に含まれる「返済利息」とのことである。
例えば、図2に示すように、「分割融資:10万円」に対し、「毎月:1千円」の利息が課せられるとすると、2007年1月に顧客が銀行から受けた分割融資における「累積利息」は、「12万円」となり、2008年1月に顧客が銀行から受けた分割融資における「累積利息」は、「10万8千円」となる。そして、融資期間終了時(2016年12月31日)における分割融資ごとの累積利息を合計すると、「726万円」となる。
また、図2に示すように、融資期間終了後、2017年1月より「融資総額:1200万円」を「返済回数:240」で返済する際に、「分割返済金額:6万円」のうち「1万円」が「返済利息」であり、「240回」分の返済利息の合計は240万円となる。なお、これら「累積利息」の金額および「返済利息」の金額は、「ファンド特約付き年金型融資ローン」を顧客が申し込んだ際に、顧客と銀行との間で取り決められた契約内容に従って取り決められるものである。
そして、実施例1におけるサーバ装置は、「ファンド特約付き年金型融資ローン」を契約し、分割融資の受け取りを開始した顧客が負担する「累積利息」および「返済利息」の状況を、例えば、図2に示すように、「累積利息」を「月単位」の表形式で表し、「返済利息」を「返済回数」として表す画像を、顧客の端末の画面に表示することで報知する。
ここで、本発明は、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になることに主たる特徴がある。この主たる特徴について簡単に説明すると、実施例1におけるサーバ装置は、累積利息を運用益の還元対象とし、運用益が取得されるごとに、還元可能な利息として、消し込まれる累積利息を算出する。
具体的には、取得された運用益が入力されると、実施例1におけるサーバ装置は、運用益還元可能な利息として、消し込まれる累積利息を算出する。例えば、月締めで集計された「2007年1月分運用益:13万2千5百円」が、銀行の担当者から入力されると(図3の(1)参照)、累積利息が「毎月:1千円」であるので、「消し込まれる累積利息」として、13万2千円(「内訳」は、「2007年1月の分割融資分の累積利息全額:12万円」および「2007年2月の分割融資分の累積利息:1万2千円」)を算出する(図3の(2)参照)。また、この際、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」と「消し込まれる累積利息:13万2千円」との差額である「5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出する(図3の(2)参照)。なお、ここで入力される「運用益」は、銀行の手数料や「年金ファンド」を購入したファンド会社に支払う利息分を差し引いた金額であるとする。
そして、実施例1におけるサーバ装置は、算出された消し込まれる累積利息に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を顧客の操作する端末に報知する。具体的には、顧客が負担する利息のうち、「2007年1月の分割融資分の累積利息全額:12万円」および「2007年2月の分割融資分の累積利息:1万2千円」が消し込まれ、「次回持ち越し分運用益」が「5百円」であることを報知する(図3の(3)参照)。例えば、図3に示すように、消し込まれた累積利息が黒塗りにされ、「2007年2月の分割融資分の累積利息」が「119(11万9千円)」から「107(10万7千円)」とされ、さらに「次回持ち越し分運用益:5百円」を表示する画像を、顧客の端末の画面に表示することで報知する。なお、本実施例では、図3に示すような画像を添付した電子メールを顧客の端末に送信して消し込まれる利息の状況を報知する場合を説明するが、本実施例はこれに限られるものではなく、Webメールを送信する場合であってもよい。
このようなことから、実施例1におけるサーバ装置は、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる利息状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。また、顧客は自身が負担する利息の削減状況を把握して、精神的余裕を得ることが可能になる。
[実施例1におけるサーバ装置の構成]
次に、図4〜8を用いて、実施例1におけるサーバ装置を説明する。図4は、実施例1におけるサーバ装置の構成を示すブロック図であり、図5は、実施例1における運用益記憶部を説明するための図であり、図6は、実施例1における利息状況記憶部を説明するための図であり、図7は、実施例1における運用益還元利息算出部を説明するための図であり、図8は、実施例1における消し込み利息状況報知部を説明するための図である。
図4に示すように、実施例1におけるサーバ装置10は、入力部11と、出力部12と、入出力制御I/F部13と、記憶部14と、処理部15と通信制御部16とから構成され、ネットワークを介して端末20と接続される。
入力部11は、各種情報を入力する。例えば、キーボードや、タッチパネルなどがこれに該当し、特に本発明に密接に関連するものとしては、処理部15による処理に用いる運用益を、銀行の資産運用担当者が操作するキーボードなどから入力する。
出力部12は、各種情報を出力する。例えば、ディスプレイやスピーカなどがこれに該当し、特に本発明に密接に関連するものとしては、後述する消し込み利息状況報知部15bによる処理結果を、ディスプレイの画面に表示したりもする。
通信制御部16は、他の装置との通信を制御する。例えば、ネットワークを通じて送受信されるデータの転送を制御し、特に本発明に密接に関連するものとしては、顧客の端末への消し込み利息状況を表すデータ送信を制御する。
入出力制御I/F部13は、入力部11、出力部12および通信制御部16と、記憶部14および処理部15との間におけるデータ転送を制御する。
記憶部14は、処理部15による各種処理に用いるデータや、処理部15による各種処理結果を記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、運用益記憶部14aと、利息状況記憶部14bとを備える。
運用益記憶部14aは、入力部11から入力された運用益を記憶する。具体的には、月締めで集計されて入力された運用益を、顧客ごとに対応付けて記憶する。例えば、図5の(A)に示すように、「2007年1月」分の運用益「13万2千5百円」を、顧客を一意に特定できる「顧客ID:A001」と「顧客メールアドレス:A001@xxx.com」とに対応付けて記憶する。
また、運用益記憶部14aは、後述する運用益還元利息算出部15aが算出した「持ち越し分運用益」を記憶する。なお、これについては、運用益還元利息算出部15aの説明の際に、詳述する。
利息状況記憶部14bは、顧客が負担する利息のうち「累積利息」を顧客ごとに対応付けて記憶する。例えば、「分割融資:10万円」に対して「毎月:1千円」の利息が課せられるとすると、図6の(A)に示すように、融資期間終了時(2016年12月31日)においては、「2007年1月」に受ける分割融資における「累積利息」は「12万円」であり、「2016年9月」に受ける分割融資における「累積利息」は「4千円」であることを、顧客を一意に特定できる「顧客ID:A001」と「顧客メールアドレス:A001@xxx.com」とに対応付けて記憶する。
また、利息状況記憶部14bは、後述する運用益還元利息算出部15aが算出した「消し込まれる累積利息」の結果を記憶する。なお、これについては、運用益還元利息算出部15aの説明の際に、詳述する。
処理部15は、入出力制御I/F部13から転送された運用益に基づき各種処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、図4に示すように、運用益還元利息算出部15aと、消し込み利息状況報知部15bとを備える。ここで、運用益還元利息算出部15aは、特許請求の範囲に記載の「運用益還元利息算出手順」に対応し、消し込み利息状況報知部15bは、同じく「消し込み利息状況報知手順」に対応する。
運用益還元利息算出部15aは、累積利息を運用益の還元対象とし、運用益が取得されるごとに、還元可能な利息として、消し込まれる累積利息を算出し、その結果を、運用益記憶部14aおよび利息状況記憶部14bに格納する。例えば、銀行の担当者が、月締めで集計された運用益を入力部11に入力し、運用益記憶部14aが、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」を記憶すると(図5の(A)参照)、図7に示すように、「消し込まれる累積利息」として、13万2千円(「内訳」は、「2007年1月の分割融資分の累積利息全額:12万円」および「2007年2月の分割融資分の累積利息:1万2千円」)を算出し、その結果(「2007年1月の分割融資分の累積利息:0円」および「2007年2月の分割融資分の累積利息:10万7千円」)を、改めて、利息状況記憶部14bに格納する(図6の(B)参照)。
また、運用益還元利息算出部15aは、図7に示すように、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」と「消し込まれる累積利息:13万2千円」との差額である「5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出し、その結果(「2007年2月」の「持ち越し分運用益:5百円」)を、改めて、運用益記憶部14aに格納する(図5の(B)参照)。なお、「2007年2月分運用益」が入力されて格納されると、当該「2007年2月分運用益」と「2007年2月:持ち越し分運用益:5百円」とを合計した金額を用いて、顧客が負担する利息を還元するものとする。
消し込み利息状況報知部15bは、算出された消し込まれる累積利息に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を顧客の操作する端末20に報知する。具体的には、顧客が負担する利息のうち、「2007年1月の分割融資分の累積利息全額:12万円」および「2007年2月の分割融資分の累積利息:1万2千円」が消し込まれ、「次回持ち越し分運用益」が「5百円」であることを報知するために、例えば、図8に示すように、消し込まれた累積利息が黒塗りにされ、「2007年2月の分割融資分の累積利息」が「119(11万9千円)」から「107(10万7千円)」とされ、さらに、「次回持ち越し分運用益:5百円」を表示する画像を、顧客の端末20の画面に表示することで報知する。なお、その際、図8に示すような画像を添付した電子メールを顧客(顧客メールアドレス:A001@xxx.com)の操作する端末20に送信することで報知してもよい。
[実施例1におけるサーバ装置による処理の手順]
次に、図9を用いて、実施例1におけるサーバ装置10による処理を説明する。図9は、実施例1におけるサーバ装置の処理の手順を示す図である。
まず、実施例1におけるサーバ装置10は、運用益が入力されると(ステップS901肯定)、運用益還元利息算出部15aは、運用益還元可能な利息として、消し込まれる累積利息を算出する(ステップS902)。例えば、図5の(A)に示すように、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」が運用益記憶部14aに格納されると、図7に示すように、「消し込まれる累積利息」として、13万2千円(「内訳」は、「2007年1月の分割融資分の累積利息全額:12万円」および「2007年2月の分割融資分の累積利息:1万2千円」)を算出し、さらに、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」と「消し込まれる累積利息:13万2千円」との差額である「5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出する。
そして、消し込み利息状況報知部15bは、算出された消し込まれる累積利息に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を顧客の操作する端末20に報知して(ステップS903)、処理を終了する。例えば、図8に示すように、消し込まれた累積利息が黒塗りにされ、「2007年2月の分割融資分の累積利息」が「119(11万9千円)」から「107(10万7千円)」とされ、「次回持ち越し分運用益:5百円」を表示する画像を、顧客の端末20の画面に表示することで報知する。なお、その際、図8に示すような画像を添付した電子メールを顧客(顧客メールアドレス:A001@xxx.com)の操作する端末20に送信することで報知してもよい。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、顧客が負担する利息を運用益の還元対象とし、運用益が入力されるごとに、還元可能な利息を算出し、算出された前記還元可能な利息に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる利息の状況を顧客の操作する端末20に報知するので、例えば、顧客が操作する端末20の画面に消し込まれる利息状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。また、顧客は自身が負担する利息の削減状況を把握して、精神的余裕を得ることが可能になる。
また、実施例1によれば、累積利息を運用益の還元対象とし、還元可能な利息として、消し込まれる累積利息を算出し、算出された消し込まれる累積利息に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を顧客の操作する端末20に報知する、例えば、顧客が操作する端末20の画面に消し込まれる累積利息の状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。
上述した実施例1では、累積利息を運用益の還元対象とする場合を説明したが、実施例2では、分割返済金額を運用益の還元対象とする場合について説明する。
[実施例2におけるサーバ装置の概要および特徴]
まず最初に、図10を用いて、実施例2におけるサーバ装置の主たる特徴を具体的に説明する。図10は、実施例2におけるサーバ装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例2におけるサーバ装置は、契約期間終了後から銀行が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に、返済利息を含んで返済される分割返済金額を運用益の還元対象とし、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数を算出する。具体的には、取得された運用益が入力されると、実施例2におけるサーバ装置は、運用益還元可能な利息として、消し込まれる返済回数を算出する。例えば、月締めで集計された「2007年1月分運用益:13万2千5百円」が、銀行の担当者から入力されると(図10の(1)参照)、「ファンド特約付き年金型融資ローン」の契約内容(「返済利息:1万円」を含む「分割返済金額:6万円」を「返済回数:240回」に渡って支払う)から、「消し込まれる返済回数」として、「2回分」(「分割返済金額:6万円」×「2回分」=「12万円」)を算出する(図10の(2)参照)。また、この際、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」と「消し込まれる返済回数に相当する金額:12万円」との差額である「1万2千5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出する(図10の(2)参照)。
そして、実施例2におけるサーバ装置は、算出された消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知する。具体的には、顧客が負担する利息のうち、「2回分の返済回数」が消し込まれたことを報知する(図10の(3)参照)。例えば、図10に示すように、返済回数が「240」から「238」とされ、さらに「次回持ち越し分運用益:1万2千5百円」を表示する画像を、顧客の端末の画面に表示することで報知する。
このようなことから、実施例2におけるサーバ装置は、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる返済回数の状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。また、融資元である金融業者は、返済回数が消し込まれることで、契約期間終了後の返済を前倒しとすることができ、融資した資金の未回収の危険性を軽減することが可能になる。
[実施例2におけるサーバ装置の構成]
次に、図4および図11〜14を用いて、実施例2におけるサーバ装置の構成を説明する。図4は、実施例1におけるサーバ装置の構成を示すブロック図であり、図11は、実施例2における運用益記憶部を説明するための図であり、図12は、実施例2における利息状況記憶部を説明するための図であり、図13は、実施例2における運用益還元利息算出部を説明するための図であり、図14は、実施例2における消し込み利息状況報知部を説明するための図である。
実施例2におけるサーバ装置10は、図4に示す実施例1におけるサーバ装置10の構成と同じであるが、利息状況記憶部14bが記憶する内容と、運用益還元利息算出部15aおよび消し込み利息状況報知部15bの処理内容とが異なる。以下、これらを中心に説明する。
利息状況記憶部14bは、顧客が負担する利息のうち「分割返済金額」を顧客ごとに対応付けて記憶する。例えば、図12の(A)に示すように、「返済利息:1万円」を含む「分割返済金額:6万円」を「返済回数:1、返済月:2017年1月」から「返済回数:240、返済月:2036年12月」までの「240回」に渡って、「顧客ID:A001、顧客メールアドレス:A001@xxx.com」の顧客が支払うことを記憶する。
また、利息状況記憶部14bは、後述する運用益還元利息算出部15aが算出した「消し込まれる返済回数」の結果を記憶する。なお、これについては、運用益還元利息算出部15aの説明の際に、詳述する。
運用益還元利息算出部15aは、分割返済金額を運用益の還元対象とし、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数を算出し、その結果を、運用益記憶部14aおよび利息状況記憶部14bに格納する。例えば、銀行の担当者が、月締めで集計された運用益を入力部11に入力し、運用益記憶部14aが、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」を記憶すると(図11の(A)参照)、図13に示すように、「消し込まれる返済回数」として、「2回分」(「分割返済金額:6万円」×「2回分」=「12万円」)を算出し、その結果、「返済回数:239、返済月:2036年11月」および「返済回数:240、返済月:2036年12月」の2回分の返済回数が消し込まれたことを、改めて、利息状況記憶部14bに格納する(図12の(B)参照)。
また、運用益還元利息算出部15aは、図13に示すように、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」と「消し込まれる累積利息:12万円」との差額である「1万2千5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出し、その結果(「2007年2月」の「持ち越し分運用益:1万2千5百円」)を、改めて、運用益記憶部14aに格納する(図11の(B)参照)。なお、「2007年2月分運用益」が入力されて格納されると、当該「2007年2月分運用益」と「2007年2月:持ち越し分運用益:1万2千5百円」とを合計した金額を用いて、顧客が負担する利息を還元するものとする。
消し込み利息状況報知部15bは、算出された消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知する。具体的には、顧客が負担する利息のうち、「2回分の返済回数」が消し込まれたことを報知するために、例えば、図14に示すように、返済回数が「240」から「238」とされ、さらに「次回持ち越し分運用益:1万2千5百円」を表示する画像を、顧客の端末20の画面に表示することで報知する。なお、その際、図14に示すような画像を添付した電子メールを顧客(顧客メールアドレス:A001@xxx.com)の操作する端末20に送信することで報知してもよい。
[実施例2におけるサーバ装置による処理の手順]
次に、図15を用いて、実施例2におけるサーバ装置10による処理を説明する。図15は、実施例2におけるサーバ装置の処理の手順を示す図である。
まず、実施例1におけるサーバ装置10は、運用益が入力されると(ステップS1501肯定)、運用益還元利息算出部15aは、運用益還元可能な利息として、消し込まれる返済回数を算出する(ステップS1502)。例えば、図11の(A)に示すように、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」が運用益記憶部14aに格納されると、図13に示すように、「消し込まれる返済回数」として、「2回分」(「分割返済金額:6万円」×「2回分」=「12万円」)を算出し、さらに、「2007年1月分運用益:13万2千5百円」と「消し込まれる累積利息:12万円」との差額である「1万2千5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出する。
そして、消し込み利息状況報知部15bは、算出された消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知して(ステップS1503)、処理を終了する。具体的には、「2回分の返済回数」が消し込まれたことを報知するために、例えば、図14に示すように、返済回数が「240」から「238」とされ、さらに「次回持ち越し分運用益:1万2千5百円」を表示する画像を、顧客の端末20の画面に表示することで報知する。なお、その際、図14に示すような画像を添付した電子メールを顧客(顧客メールアドレス:A001@xxx.com)の操作する端末20に送信することで報知してもよい。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、分割返済金額を運用益の還元対象とし、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数を算出し、算出された消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知するので、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる返済回数の状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。また、融資元である金融業者は、返済回数が消し込まれることで、契約期間終了後の返済を前倒しとすることができ、融資した資金の未回収の危険性を軽減することが可能になる。
上述した実施例1では、累積利息を運用益の還元対象とする場合を説明し、さらに上述した実施例2では、分割返済金額を運用益の還元対象とする場合について説明したが、実施例3では、一回分の分割融資に対する累積利息を還元対象とした後、運用益の残額が分割返済金額より多い時は、分割返済金額を優先させて運用益の還元対象とする場合について説明する。
[実施例3におけるサーバ装置の概要および特徴]
まず最初に、図16を用いて、実施例3におけるサーバ装置の主たる特徴を具体的に説明する。図16は、実施例3におけるサーバ装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例3におけるサーバ装置は、運用益を一回分の分割融資に対する累積利息に還元し、その残額を算出する。例えば、実施例3におけるサーバ装置は、月締めで集計された「2007年1月分運用益:19万2千5百円」が、銀行の担当者から入力されると(図16の(1)参照)、「ファンド特約付き年金型融資ローン」の契約内容から、「2007年1月」の分割融資に対する累積利息である「12万円」を消し込まれる累積利息として運用益から還元し、「残額:7万2千5百円」を算出する(図16の(2)参照)。
そして、実施例3におけるサーバ装置は、還元した後の残額が分割返済金額より多い場合は、分割返済金額を優先させて、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数をさらに算出する。例えば、「残額:7万2千5百円」と「分割返済金額:6万円」とを比較して、「残額」が「分割返済金額」より多いので(図16の(3)参照)、分割返済金額を優先させて、還元可能な利息として「消し込まれる返済回数」を、「1回分」(「分割返済金額:6万円」×「1回分」=「6万円」)として算出する(図16の(4)参照)。また、この際、「2007年1月分運用益:19万2千5百円」から「一回分の分割融資に対する累積利息:12万円」と「消し込まれる返済回数に相当する金額:6万円」とを差し引いた金額である「1万2千5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出する(図16の(4)参照)。
そして、実施例3におけるサーバ装置は、算出された消し込まれる一回分の分割融資に対する累積利息および消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息および返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知する。具体的には、顧客が負担する利息のうち、「2007年1月の分割融資分の累積利息全額:12万円」が消し込まれ、「1回分の返済回数」が消し込まれ、「次回持ち越し分運用益」が「1万2千5百円」であることを報知するために、例えば、図16に示すように、消し込まれた累積利息が黒塗りされ、返済回数が「240」から「239」とされ、「次回持ち越し分運用益:1万2千5百円」を表示する画像を、顧客の端末の画面に表示することで報知する。
このようなことから、実施例3におけるサーバ装置は、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる一回分の累積利息および返済回数の状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。
[実施例3におけるサーバ装置の構成]
次に、図17〜22を用いて、実施例3におけるサーバ装置の構成を説明する。図17は、実施例3におけるサーバ装置の構成を示すブロック図であり、図18は、実施例3における運用益記憶部を説明するための図であり、図19は、累積利息状況記憶部を説明するための図であり、図20は、返済回数状況記憶部を説明するための図であり、図21は、実施例3における運用益還元利息算出部を説明するための図であり、図22は、実施例3における消し込み利息状況報知部を説明するための図である。
図17に示すように、実施例3におけるサーバ装置10は、図4に示す実施例1におけるサーバ装置10と基本的に同様であり、利息状況記憶部14bの代わりに、累積利息状況記憶部14cと、返済回数状況記憶部14dとを新たに備え、運用益還元利息算出部15aおよび消し込み利息状況報知部15bの処理内容とが異なる。以下、これらを中心に説明する。
累積利息状況記憶部14cは、顧客が負担する利息のうち「累積利息」を顧客ごとに対応付けて記憶する。例えば、「分割融資:10万円」に対し、「毎月:1千円」の利息が課せられるとすると、図19の(A)に示すように、融資期間終了時(2016年12月31日)においては、「2007年1月」に受ける分割融資における「累積利息」は「12万円」であり、「2016年9月」に受ける分割融資における「累積利息」は「4千円」であることを、顧客を一意に特定できる「顧客ID:A001」と「顧客メールアドレス:A001@xxx.com」とに対応付けて記憶する。
また、累積利息状況記憶部14cは、運用益還元利息算出部15aが算出した「消し込まれる累積利息」の結果を記憶する。なお、これについては、運用益還元利息算出部15aの説明の際に、詳述する。
返済回数状況記憶部14dは、顧客が負担する利息のうち「分割返済金額」を顧客ごとに対応付けて記憶する。例えば、図20の(A)に示すように、「返済利息:1万円」を含む「分割返済金額:6万円」を「返済回数:1、返済月:2017年1月」から「返済回数:240、返済月:2036年12月」までの「240回」に渡って、「顧客ID:A001、顧客メールアドレス:A001@xxx.com」の顧客が支払うことを記憶する。
また、返済回数状況記憶部14dは、後述する運用益還元利息算出部15aが算出した「消し込まれる返済回数」の結果を記憶する。なお、これについては、運用益還元利息算出部15aの説明の際に、詳述する。
運用益還元利息算出部15aは、運用益を一回分の分割融資に対する累積利息に還元し、その残額を算出する。例えば、銀行の担当者が、月締めで集計された運用益を入力部11に入力し、運用益記憶部14aが、「2007年1月分運用益:19万2千5百円」を記憶すると(図18の(A)参照)、図21に示すように、「2007年1月」の分割融資に対する累積利息である「12万円」を消し込まれる累積利息として運用益から還元し、「残額:7万2千5百円」を算出する。この際、運用益還元利息算出部15aは、「2007年1月の分割融資分の累積利息:0円」とする結果を、改めて、累積利息状況記憶部14cに格納する(図19の(B)参照)。
そして、運用益還元利息算出部15aは、還元した後の残額が分割返済金額より多い場合は、分割返済金額を優先させて、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数をさらに算出する。例えば、図21に示すように、「残額:7万2千5百円」と「分割返済金額:6万円」とを比較して、「残額」が「分割返済金額」より多いので、分割返済金額を優先させて、還元可能な利息として「消し込まれる返済回数」を、「1回分」(「分割返済金額:6万円」×「1回分」=「6万円」)として算出する。また、この際、「2007年1月分運用益:19万2千5百円」から「一回分の分割融資に対する累積利息:12万円」と「消し込まれる返済回数に相当する金額:6万円」とを差し引いた金額である「1万2千5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出する。
この際、運用益還元利息算出部15aは、「返済回数:240、返済月:2036年12月」の1回分の返済回数が消し込まれたことを、改めて、返済回数状況記憶部14dに格納する(図20の(B)参照)。また、運用益還元利息算出部15aは、「2007年2月」の「持ち越し分運用益:1万2千5百円」とする結果を、改めて、運用益記憶部14aに格納する(図18の(B)参照)。なお、「2007年2月分運用益」が入力されて格納されると、当該「2007年2月分運用益」と「2007年2月:持ち越し分運用益:1万2千5百円」とを合計した金額を用いて、顧客が負担する利息を還元するものとする。
消し込み利息状況報知部15bは、算出された消し込まれる一回分の分割融資に対する累積利息および消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息および返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知する。具体的には、顧客が負担する利息のうち、「2007年1月の分割融資分の累積利息全額:12万円」が消し込まれ、「1回分の返済回数」が消し込まれ、「次回持ち越し分運用益」が「1万2千5百円」であることを報知するために、例えば、図22に示すように、消し込まれた累積利息が黒塗りにされ、返済回数が「240」から「239」とされ、「次回持ち越し分運用益:1万2千5百円」を表示する画像を、顧客の端末の画面に表示することで報知する。なお、その際、図22に示すような画像を添付した電子メールを顧客(顧客メールアドレス:A001@xxx.com)に端末20に送信することで報知してもよい。
[実施例3におけるサーバ装置による処理の手順]
次に、図23を用いて、実施例3におけるサーバ装置10による処理を説明する。図23は、実施例3におけるサーバ装置の処理の手順を示す図である。
まず、実施例3におけるサーバ装置10は、運用益が入力されると(ステップS2301肯定)、運用益還元利息算出部15aは、運用益を一回分の分割融資に対する累積利息に還元し、その残額を算出する(ステップS2302)。例えば、図18の(A)に示すように、「2007年1月分運用益:19万2千5百円」が運用益記憶部14aに格納されると、図21に示すように、「2007年1月」の分割融資に対する累積利息である「12万円」を消し込まれる累積利息として運用益から還元し、「残額:7万2千5百円」を算出する。なお、運用益が「一回分の分割融資に対する累積利息」より小さい場合は、実施例1と同様に、「分割融資:10万円」に対する「毎月:1千円」の利息を基本単位として、累積利息を消し込んでもよいし、当該運用益を「次回持ち越し分運用益」としてもよい。
そして、運用益還元利息算出部15aは、算出した残額と分割返済金額とを比較し(ステップS2303)、還元した後の残額が分割返済金額より少ない場合は(ステップS2304否定)、消し込み利息状況報知部15bは、消し込まれる利息の状況を顧客の端末20に報知して(ステップS2306)、処理を終了する。具体的には、「一回分の分割融資に対する累積利息」が消し込まれたことを、例えば、顧客が操作する端末20の画面に表示して報知する。
これに反して、還元した後の残額が分割返済金額より多い場合は(ステップS2304肯定)、分割返済金額を優先させて、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数をさらに算出する(ステップS2305)。例えば、図21に示すように、「残額:7万2千5百円」と「分割返済金額:6万円」とを比較して、「残額」が「分割返済金額」より多いので、分割返済金額を優先させて、還元可能な利息として「消し込まれる返済回数」を、「1回分」(「分割返済金額:6万円」×「1回分」=「6万円」)として算出する。また、この際、「2007年1月分運用益:19万2千5百円」から「一回分の分割融資に対する累積利息:12万円」と「消し込まれる返済回数に相当する金額:6万円」とを差し引いた金額である「1万2千5百円」を「次回持ち越し分運用益」として算出する。
そして、消し込み利息状況報知部15bは、算出された消し込まれる一回分の分割融資に対する累積利息および消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息および返済回数の状況を顧客の操作する端末に報知して(ステップS2306)、処理を終了する。具体的には、顧客が負担する利息のうち、「2007年1月の分割融資分の累積利息全額:12万円」が消し込まれ、「1回分の返済回数」が消し込まれ、「次回持ち越し分運用益」が「1万2千5百円」であることを報知するために、例えば、図22に示すように、消し込まれた累積利息が黒塗りにされ、返済回数が「240」から「239」にされ、「次回持ち越し分運用益:1万2千5百円」を表示する画像を、顧客の端末の画面に表示することで報知する。なお、その際、図22に示すような画像を添付した電子メールを顧客(顧客メールアドレス:A001@xxx.com)の操作する端末20に送信することで報知してもよい。
[実施例3の効果]
上記したように、実施例3によれば、運用益を一回分の分割融資に対する累積利息に還元した後の残額が分割返済金額より多い場合は、分割返済金額を優先させて、還元可能な利息として、消し込まれる返済回数をさらに算出し、算出された消し込まれる一回分の分割融資に対する累積利息および消し込まれる返済回数に基づいて、顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息および返済回数の状況を顧客の操作する端末20に報知するので、例えば、顧客が操作する端末の画面に消し込まれる一回分の累積利息および返済回数の状況を表示することで、顧客は自身が負担する利息の削減状況を直感的に認識することができ、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することが可能になる。
さて、これまで実施例1〜3におけるサーバ装置について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例5におけるサーバ装置として、種々の異なる実施例を(1)〜(5)に区分けして説明する。
(1)運用益の集計
上記の実施例1〜3では、月締めで運用益を集計する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、「ファンド特約付き年金型融資ローン」の契約内容に従って集計する間隔は任意に変更できるものであってもよい。例えば、四半期ごとや半期ごとに運用益を集計する場合であってもよい。
(2)利息状況の報知
上記の実施例1〜3では、銀行の担当者が運用益を入力するたびに銀行が備えるサーバ装置が顧客の操作する端末に消し込まれる利息状況を報知する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、顧客から報知要求を受け付けた際に、サーバ装置が当該顧客の操作する端末に消し込まれる利息状況を報知する場合であってもよい。例えば、顧客は、自身が操作する端末からサーバ装置にアクセスし、サーバ装置は、顧客が操作する端末からパスワードなどを受け付けて当該顧客を認証し、消し込まれる利息状況を当該顧客が操作する端末の画面に表示する場合であってもよい。
(3)消し込まれる利息状況の表示
上記の実施例1〜3では、消し込まれる利息状況を表形式で表示して顧客に報知する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、消し込まれる利息状況を円グラフや棒グラフの形式で表示して顧客に報知する場合であってもよい。
(4)システム構成等
また、上記の実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動でおこなうこともでき(例えば、運用益が入力されることで消し込まれる利息状況を報知するのではなく、一定間隔ごと自動的に消し込まれる利息状況を報知するなど)、あるいは、手動的におこなうものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば図6に示す情報)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各処理部および各記憶部の分散・統合の具体的形態(例えば、図17の形態など)は図示のものに限られず、例えば、累積利息状況記憶部14cと返済回数状況記憶部14dとを統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(5)利息状況報知プログラム
ところで上記の実施例1〜3では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行するようにしてもよい。そこで以下では、図24を用いて、上記の実施例1に示したサーバ装置10と同様の機能を有する利息状況報知プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図24は、実施例1における利息状況報知プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図24に示すように、情報処理装置としてのコンピュータ240は、キーボード241、ディスプレイ242、CPU243、ROM244、HDD245、RAM246および通信制御部16をバス247などで接続して構成され、さらにネットワークを介して端末20に接続される。
ROM244には、上記の実施例1に示したサーバ装置10と同様の機能を発揮する利息状況報知プログラム、つまり、図24に示すように、運用益還元利息算出プログラム244a、消し込み利息状況報知プログラム244bが予め記憶されている。なお、これらのプログラム244aおよび244bについては、図4に示したサーバ装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU243が、これらのプログラム244aおよび244bをROM244から読みだして実行することで、図24に示すように、各プログラム244aおよび244bは、運用益還元利息算出プロセス243a、消し込み利息状況報知プロセス243bとして機能するようになる。なお、各プロセス243aおよび243bは、図4に示した、運用益還元利息算出部15a、消し込み利息状況報知部15bにそれぞれ対応する。
また、HDD245には、図24に示すように、運用益記憶データ245aと、利息状況記憶データ245bとが設けられる。この運用益記憶データ245aは、図4に用いた運用益記憶部14aに対応し、利息状況記憶データ245bは利息状況記憶部14bに対応する。そしてCPU243は、運用益記憶データ246aを運用益記憶データ245aに対して登録し、利息状況記憶データ246bを利息状況記憶データ245bに対して登録し、この運用益記憶データ246aと、利息状況記憶データ246bとに基づいて利息状況報知処理を実行する。
なお、上記した各プログラム244aおよび244bについては、必ずしも最初からROM244に記憶させておく必要はなく、例えばコンピュータ240に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ240の内外に備えられるHDDなどの「固定用物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ240に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ240がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知方法をコンピュータに実行させる利息状況報知プログラムであって、
前記顧客が負担する利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、還元可能な利息を算出する運用益還元利息算出手順と、
前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記還元可能な利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする利息状況報知プログラム。
(付記2)前記運用益還元利息算出手順は、前記分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される累積利息を前記運用益の還元対象とし、前記還元可能な利息として、消し込まれる累積利息を算出し、
前記消し込み利息状況報知手順は、前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記消し込まれる累積利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知することを特徴とする付記1に記載の利息状況報知プログラム。
(付記3)前記運用益還元利息算出手順は、契約期間終了後から当該金融業者が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に、返済利息を含んで返済される分割返済金額を前記運用益の還元対象とし、前記還元可能な利息として、消し込まれる返済回数を算出し、
前記消し込み利息状況報知手順は、前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記消し込まれる返済回数に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を前記顧客の操作する端末に報知することを特徴とする付記1に記載の利息状況報知プログラム。
(付記4)前記運用益還元利息算出手順は、前記運用益を一回分の分割融資に対する累積利息に還元した後の残額が前記分割返済金額より多い場合は、前記分割返済金額を優先させて、前記還元可能な利息として、前記消し込まれる返済回数をさらに算出し、
前記消し込み利息状況報知手順は、前記運用益還元利息算出手順によって算出された消し込まれる一回分の分割融資に対する累積利息および前記消し込まれる返済回数に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息および返済回数の状況を前記顧客の操作する端末に報知することを特徴とする付記1に記載の利息状況報知プログラム。
(付記5)顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知装置であって、
前記顧客が負担する利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、還元可能な利息を算出する運用益還元利息算出手段と、
前記運用益還元利息算出手段によって算出された前記還元可能な利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手段と、
を備えたことを特徴とする利息状況報知装置。
(付記6)顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知方法であって、
前記顧客が負担する利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、還元可能な利息を算出する運用益還元利息算出工程と、
前記運用益還元利息算出工程によって算出された前記還元可能な利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知工程と、
を含んだことを特徴とする利息状況報知方法。
以上のように、本発明に係る利息状況報知プログラム、利息状況報知装置および利息状況報知方法は、顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する場合に有用であり、特に、顧客が運用益により消し込まれる利息状況を容易に把握することに適する。
ファンド特約付き年金型融資ローンを説明するための図である。 実施例1におけるサーバ装置の概要を説明するための図である。 実施例1におけるサーバ装置の特徴を説明するための図である。 実施例1におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 実施例1における運用益記憶部を説明するための図である。 実施例1における利息状況記憶部を説明するための図である。 実施例1における運用益還元利息算出部を説明するための図である。 実施例1における消し込み利息状況報知部を説明するための図である。 実施例1におけるサーバ装置の処理の手順を説明するための図である。 実施例2におけるサーバ装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例2における運用益記憶部を説明するための図である。 実施例2における利息状況記憶部を説明するための図である。 実施例2における運用益還元利息算出部を説明するための図である。 実施例2における消し込み利息状況報知部を説明するための図である。 実施例2におけるサーバ装置の処理の手順を説明するための図である。 実施例3におけるサーバ装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例3におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 実施例3における運用益記憶部を説明するための図である。 累積利息状況記憶部を説明するための図である。 返済回数状況記憶部を説明するための図である。 実施例3における運用益還元利息算出部を説明するための図である。 実施例3における消し込み利息状況報知部を説明するための図である。 実施例3におけるサーバ装置の処理の手順を説明するための図である。 実施例1の利息状況報知プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 サーバ装置
11 入力部
12 出力部
13 入出力制御I/F部
14 記憶部
14a 運用益記憶部
14b 利息状況記憶部
15 処理部
15a 運用益還元利息算出部
15b 消し込み利息状況報知部
16 通信制御部
20 端末

Claims (6)

  1. 顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知方法をコンピュータに実行させる利息状況報知プログラムであって、
    前記顧客が負担する利息である前記分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される累積利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、当該累積利息および当該運用益に基づいて、還元可能な利息としての消し込まれる累積利息を算出する運用益還元利息算出手順と、
    前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記還元可能な利息としての消し込まれる累積利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする利息状況報知プログラム。
  2. 顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知方法をコンピュータに実行させる利息状況報知プログラムであって、
    前記顧客が負担する利息である契約期間終了後から当該金融業者が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に、返済利息を含んで返済される分割返済金額を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、当該分割返済金額および当該運用益に基づいて、還元可能な利息としての消し込まれる返済回数を算出する運用益還元利息算出手順と、
    前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記還元可能な利息としての消し込まれる返済回数に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする利息状況報知プログラム。
  3. 顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知方法をコンピュータに実行させる利息状況報知プログラムであって、
    前記顧客が負担する利息である前記分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される累積利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、当該累積利息および当該運用益に基づいて、還元可能な利息としての消し込まれる累積利息を算出し、前記運用益を一回分の分割融資に対する累積利息に還元した後の残額が、契約期間終了後から当該金融業者が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に返済利息を含んで返済される分割返済金額より多い場合は、前記分割返済金額を優先させて、当該分割返済金額および当該残額に基づいて、還元可能な利息としての消し込まれる返済回数をさらに算出する運用益還元利息算出手順と、
    前記運用益還元利息算出手順によって算出された前記還元可能な利息としての消し込まれる一回分の分割融資に対する累積利息および前記消し込まれる返済回数に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息および返済回数の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする利息状況報知プログラム。
  4. 顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知装置であって、
    前記顧客が負担する利息である前記分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される累積利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、当該累積利息および当該運用益に基づいて、還元可能な利息としての消し込まれる累積利息を算出する運用益還元利息算出手段と、
    前記運用益還元利息算出手段によって算出された前記還元可能な利息としての消し込まれる累積利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手段と、
    を備えたことを特徴とする利息状況報知装置。
  5. 顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知装置であって、
    前記顧客が負担する利息である契約期間終了後から当該金融業者が確保した資金を所定の返済回数で分割して返済する際に、返済利息を含んで返済される分割返済金額を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、当該分割返済金額および当該運用益に基づいて、還元可能な利息としての消し込まれる返済回数を算出する運用益還元利息算出手段と、
    前記運用益還元利息算出手段によって算出された前記還元可能な利息としての消し込まれる返済回数に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる返済回数の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知手段と、
    を備えたことを特徴とする利息状況報知装置。
  6. 顧客との契約内容に従って金融業者が確保した資金を、契約期間中の一定期間ごとに当該顧客に分割融資するとともに、当該金融業者が確保した資金を投資運用して運用益を取得する金融商品について、当該顧客が負担する利息の状況を当該顧客に報知する利息状況報知方法であって、
    コンピュータが、
    前記顧客が負担する利息である前記分割融資それぞれに対して契約期間終了時までに累積される累積利息を前記運用益の還元対象とし、前記運用益が取得されるごとに、当該累積利息および当該運用益に基づいて、還元可能な利息としての消し込まれる累積利息を算出する運用益還元利息算出工程と、
    前記運用益還元利息算出工程によって算出された前記還元可能な利息としての消し込まれる累積利息に基づいて、前記顧客が負担する利息のうち、消し込まれる累積利息の状況を前記顧客の操作する端末に報知する消し込み利息状況報知工程と、
    を含んだことを特徴とする利息状況報知方法。
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