JP4833041B2 - ヒンジ装置及び扉機構 - Google Patents

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この発明は、各種の扉を扉枠に対して回動可能に組み合わせるために用いられるヒンジ装置、およびかかるヒンジ装置と扉と扉枠とを含んで構成される扉機構に関する。
扉と扉枠との間に手指が挟まれたときに、扉を傾動させて扉と扉枠との間に下に向かうに連れて広くなる隙間を形成させるようにした扉装置がある。これは、ピンを中心に回動可能に組み付け合わされる枠側取付片と扉側取付片のうち、枠側取付片に扉枠に対する複数の取付孔を多段に設けると共に、最上段の取付孔以外を横方向に長い長孔とし、最上段の取付孔に通されて扉枠に止着されたねじ金具を中心に手指が挟まったとき扉を傾動させるようにしたものである。(特許文献1参照)
しかるに、かかる扉装置にあっては、扉の傾動を許容させるために、扉枠の内周上部に中空シール部材で塞がれた隙間を形成する必要を生じさせるものであった。また、手指が挟まれたときに扉の傾動により形成される隙間は下に向かうに連れて広くなる隙間であるため、こうした隙間を作っても挟まれた手指に扉の荷重を上方から作用させてしまうものであった。
特開2006−2403号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、扉の回動組み付け側の端面と扉枠との間に手指などが挟まれたときに、扉を傾動させることなく、この手指などをそれ以上挟み付けないようにする点にある。
前記目的を達成するために、この発明にあっては、ヒンジ装置を、以下の(1)〜(5)の構成を備えたものとした。
(1)扉及び扉枠のいずれか一方に取り付けられる第一ヒンジ要素と、
(2)この第一ヒンジ要素に対して回動可能に組み合わされる第二ヒンジ要素と、
(3)第二ヒンジ要素に対してスライド移動可能に組み合わされると共に、扉及び扉枠の他方に取り付けられる第三ヒンジ要素と、
(4)前記スライド移動をさせないようにする保持手段とを備えており、
(5)この保持手段の保持力が、扉を閉める過程で扉の回動組み付け側の端面と扉枠との間に手指などが挟まった場合において所定の大きさ以上の閉じ方向の力が扉に作用されているときに、前記スライド移動を許容する大きさにしてある。
通常は、保持手段によって第二ヒンジ要素と第三ヒンジ要素とは一体化されていることから、扉は軸を中心に回動される。開いた扉を閉める過程で扉の回動組み付け側の端面と扉枠との間に手指などが挟まった場合において扉に前記所定の大きさ以上の閉じ方向の力が作用されていると、保持手段による第二ヒンジ要素と第三ヒンジ要素との保持が解かれ第三ヒンジ要素が第二ヒンジ要素からスライド移動して離れ出すことから、第二ヒンジ要素と第一ヒンジ要素との間の間隔をそれ以上狭めさせずに、扉の回動組み付け側の端面を扉枠の内面から離れさせることができ、これによって挟まれた手指などがそれ以上圧迫されないようにすることができる。
第二ヒンジ要素に棒状体を備えさせ、第三ヒンジ要素にこの棒状体を通す貫通孔を備えさせるようにすれば、保持手段の保持が解けたときは第三ヒンジ要素を棒状体をガイドにしてこの棒状体の長さ方向に沿ってスライド移動させ、扉も同じ向きに移動させることができる。
第三ヒンジ要素における第二ヒンジ要素に向き合わない側において貫通孔に筒内を連通させるように配される筒体を備えており、第三ヒンジ要素のスライド移動が棒状体の先端に設けられた規制部にこの筒体の先端が突き当たる位置で規制されるようにしておけば、指などの前記挟まりが解消した後は第三ヒンジ要素と第二ヒンジ要素とが保持手段によって一体化された通常状態に簡単に復帰させることができる。
保持手段を、第二ヒンジ要素及び第三ヒンジ要素のいずれか一方に備えられる磁石を備えた吸着部と、これらの他方に備えられてこの磁石によって吸着部に吸着される被吸着部とから構成しておけば、通常は磁石の磁力による吸着部の被吸着部への吸着により第二ヒンジ要素と第三ヒンジ要素とを一体化させておくことができる。また、開いた扉を閉める過程で扉の回動組み付け側の端面と扉枠との間に手指などが挟まった場合において扉に前記所定の大きさ以上の閉じ方向の力が作用されているときには、前記吸着が解けて、第三ヒンジ要素が第二ヒンジ要素からスライド移動して離れ出されるようにすることができる。手指などの挟まりが解消された場合には被吸着部に吸着部を再び吸着させることで簡単に通常状態へ復帰させることができる。
これらのヒンジ装置を介して扉枠に扉を回動可能に組み合わせてなる扉機構にあっては、通常は前記第一ヒンジ構成体と第二ヒンジ構成体とを組み合わせる軸を中心に扉の開閉動作が規則的に行われると共に、開いた扉を閉め切る過程で前記一方端面と扉枠の内面との間に手指などが挟まったときにはこの手指などをそれ以上圧迫しないように扉の回動をそのスライド移動に切り替えることができる。
この発明にかかるヒンジ装置にあっては、扉の回動組み付け側の端面と扉枠との間に手指などが挟まれたときに、扉を傾動させることなく扉の回動を扉枠の内面からその一方端面を離れ出させる向きの移動に切り替えてこの手指などをそれ以上圧迫しないようにすることができる。
以下、図1〜図6に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1〜図6は、この発明を実施するための最良の形態の一つにかかるヒンジ装置Hおよび扉機構を示したものであり、図1はかかるヒンジ装置Hを構成する各部品を分離させた状態で、図2は通常時の扉Dを閉め切った状態を平面視の状態として、図3は通常時の扉Dを開いた状態を平面視の状態として、図4は扉Dを閉じる過程で手指Zなどが挟まったときの状態を平面視の状態として、図5は通常時のヒンジ装置Hの要部を断面にして正面から見た状態として、図6は手指Zなどが挟まったときのヒンジ装置Hの要部を断面にして正面から見た状態として、それぞれ示している。
この実施の形態にかかるヒンジ装置Hは、各種の扉Dを扉枠Fに対して回動可能に組み合わせるために用いられるものである。また、この実施の形態にかかる扉機構は、かかるヒンジ装置Hと扉Dと扉枠Fとを含んで構成されるものである。
かかるヒンジ装置Hは、
(1)第一ヒンジ要素1
(2)第二ヒンジ要素2
(3)第三ヒンジ要素3
(4)第一ヒンジ要素1と第二ヒンジ要素2とを回動可能に組み合わせる軸4
(5)保持手段5
を含んで構成される。
かかるヒンジ装置Hは、典型的には、扉Dの上下方向に亘る一方端面Daと、扉枠Fの上下方向に亘る扉Dによって塞がれる開口Faの内方に向けられた内面Fbとの間に介在して、この扉枠Fに扉Dを回動可能に組み付ける。扉Dを閉め切ると扉Dの一方端面Daは扉枠Fの内面Fbにわずかな隙間を開けて向き合う。かかるヒンジ装置Hは、通常は後述する軸4を中心に扉Dの開閉動作を規則的に行わしめると共に、開いた扉Dを閉め切る過程で前記一方端面Daと扉枠Fの内面Fbとの間に手指Zなどが挟まったときにはこの手指Zなどを強く圧迫しないように扉Dの回動を扉枠Fの内面Fbからその一方端面Daを離れ出させる向きの移動に切り替えるものである。
かかるヒンジ装置Hは、扉Dの大きさなどに応じて、扉枠Fとの間に一箇所から数カ所備えられて、この扉Dと扉枠Fと一緒に扉機構を構成させる。このように構成される扉機構にあっては、通常は後述する軸4を中心に扉Dの開閉動作が規則的に行われると共に、開いた扉Dを閉め切る過程で前記一方端面Daと扉枠Fの内面Fbとの間に手指Zなどが挟まったときにはこの手指Zなどをそれ以上圧迫しないように扉Dの回動は扉枠Fの内面Fbからその一方端面Daを離れ出させる向きの移動に切り替えられる。
第一ヒンジ要素1は、扉D及び扉枠Fのいずれか一方に取り付けられるものである。図示の例では、かかる第一ヒンジ要素1は扉枠Fの前記内面Fbにネジ止めにより取り付けられるようになっている。
第二ヒンジ要素2は、かかる第一ヒンジ要素1に対して軸4により回動可能に組み合わされるものである。図示の例では、軸4は鉛直方向に沿った軸となっている。ヒンジ装置Hは、この軸4を扉の回動組み付け側において扉Dの一面から前方に突き出すようにして、この扉Dと扉枠Fとの間に位置づけられる。
第三ヒンジ要素3は、第二ヒンジ要素2に対して、スライド移動可能に組み合わされると共に、扉D及び扉枠Fの他方に取り付けられるものである。図示の例では、かかる第三ヒンジ要素3は扉Dの前記一方端面Daにネジ止めにより取り付けられるようになっている。(そのためのねじ穴を符号32で示す。)第三ヒンジ要素3と第二ヒンジ要素2とは後述する保持手段5によって通常はその他面2”、3”同士を重ね合わせ状にして一体化されることから、第二ヒンジ要素2には第三ヒンジ要素3を扉Dの回動組み付け側の端面Daにネジ止めするときのネジの通し穴23が形成されている。開いた扉Dを閉め切る過程で前記一方端面Daと扉枠Fの内面Fbとの間に手指Zなどが挟まったときに扉Dに所定の閉じ方向の力が作用されている場合、この保持手段5の保持が解かれて第三ヒンジ要素3は扉Dと一緒に第二ヒンジ要素2から全体として離れる向きにスライド移動される。
保持手段5は、第二ヒンジ要素2からの第三ヒンジ要素3のスライド移動を通常はさせないようにする両者を保持するものである。すなわち、かかる保持手段5は、一定の保持力をもって、通常は第二ヒンジ要素2と第三ヒンジ要素3とを一体となった状態におき、扉Dの回動が軸4を中心として規則的に行われるように保つものである。
そして、この保持手段5の保持力は、扉Dを閉める過程で扉Dの回動組み付け側の端面Da(具体的には前記一方端面Da)と扉枠F(具体的には前記内面Fb)との間に手指Zなどが挟まった場合において所定の大きさ以上の閉じ方向の力が扉Dに作用されているときに、第二ヒンジ要素2からの第三ヒンジ要素3のスライド移動を許容する大きさになっている。
通常は、保持手段5によって第二ヒンジ要素2と第三ヒンジ要素3とは一体化されていることから、扉Dは軸4を中心に回動される。(図2から図3)開いた扉Dを閉める過程で扉Dの回動組み付け側の端面Daと扉枠Fとの間に手指Zなどが挟まった場合において扉Dに前記所定の大きさ以上の閉じ方向の力が作用されていると、保持手段5による第二ヒンジ要素2と第三ヒンジ要素3との保持が解かれ第三ヒンジ要素3が第二ヒンジ要素2からスライド移動して離れ出すことから、第二ヒンジ要素2と第一ヒンジ要素1との間の間隔をそれ以上狭めさせずに、扉Dの回動組み付け側の端面Daを扉枠Fの内面Fbから離れさせることができ、これによって挟まれた手指Zなどがそれ以上圧迫されないようにすることができる。(図4、図6)
図示の例では、かかる保持手段5を、第三ヒンジ要素3に備えられる板状磁石50aを備えた吸着部50と、これらの他方に備えられてこの磁石50aによって吸着部50に吸着される被吸着部51とから構成させている。
これによりこの例では、通常は磁石50aの磁力による吸着部50の被吸着部51への吸着により第二ヒンジ要素2と第三ヒンジ要素3とを一体化させておくことができる。また、開いた扉Dを閉める過程で扉Dの回動組み付け側の端面Daと扉枠Fとの間に手指Zなどが挟まった場合において扉Dに前記所定の大きさ以上の閉じ方向の力が作用されているときには、前記吸着が解けて第三ヒンジ要素3が第二ヒンジ要素2からスライド移動して離れ出されるようにすることができる。手指Zなどの挟まりが解消された場合には被吸着部51に吸着部50を再び吸着させることで簡単に通常状態へ復帰させることができる。
この例では、第一ヒンジ要素1は、扉枠Fの内面Fbに一面を接しさせるようにしてこの内面Fbに取り付けられるプレート部10と、このプレート部10における上下方向に亘る一辺部に筒軸を上下方向に配するように一体に設けられたパイプ部11とを備えている。パイプ部11はプレート部10の下端から上下方向略中程の位置までに亘って形成されている。プレート部10には扉枠Fに止着されるネジの通し穴12が形成されている。パイプ部11には軸4が通されている。この例では、パイプ部11は内径の大きい上部11aと内径の小さい下部11bとよりなり、この上部11aと下部11bとの間には上方を向いた段差面11cが形成されている。軸4の中間にはフランジ40が形成されており、軸4はこのフランジ40を段差面11cに上方から引っ掛けるようにしてパイプ部11に入れ込み支持されるようになっている。
また、第二ヒンジ要素2は、上下方向に長い略長方形状のプレート部20と、このプレート部20の上下方向に沿った一辺部の上部側においてこのプレート部20に連続する突片を上下方向に筒軸を沿わせる筒状に成形して構成させたパイプ部21とを備えている。第二ヒンジ要素2のパイプ部21に前記のように第一ヒンジ要素1に支持された軸4の上部が下方から入れ込まれる。パイプ部21の下部は第一ヒンジ要素1のパイプ部11の上部11aの内側に入り込み、パイプ部21の連接基部21aはこのパイプ部11の割欠き11dに納まる。
第二ヒンジ要素2のプレート部20には貫通孔22が備えられており、頭部61を備えた丸棒状をなす棒状体6としてのシャフト60がプレート部20の一面2’側から頭部61が引っかかる位置までこの貫通孔22に通され頭部61をこのプレート部20に溶着などして固定することでこのプレート部20に一体に備えられている。すなわち、第二ヒンジ要素2は、プレート部20の他面2”側からこの他面2”に略直交する向きに突き出す棒状体6を備えている。
シャフト60の先端(プレート部20からの突き出し先端)には、シャフト60の軸線に直交する向きに延びシャフト60の直径方向両側においてそれぞれ開放されたねじ穴62が形成されていると共に、このねじ穴62に規制部63となるねじ63aがそのねじ両端をそれぞれこのねじ穴62から突き出すようにしてネジ付けられている。
また、第三ヒンジ要素3は、上下方向に長い略長方形状のプレート部30を有しており、このプレート部30の長さ方向略中程の位置には丸穴状をなす貫通孔31が形成されている。図示の例では、ヒンジ装置Hは、扉Dの回動組み付け側に、この扉Dの端面Daにおいて開放されて扉Dの左右方向に延びる取り付け穴Dbに入れ込まれる筒体7を備えており、この取り付け穴Dbに入れ込まれた筒体7の筒一端が第三ヒンジ要素3のプレート部30の一面3’側において前記貫通孔31に連通するようになっている。この例では、この筒体7の筒一端には外鍔70が形成されており、第三ヒンジ要素3のプレート部30の一面3’にはこの外鍔70が突き当てられるようになっている。
図示の例では、かかるプレート部30の四辺にはそれぞれこのプレート部30の他面3”側において立ち上がり部30aが形成されていると共に、このプレート部30の他面3”側には、貫通孔31を挟んだ上下にそれぞれ吸着部50が形成されている。吸着部50は中心に貫通孔50a’を備えた板状磁石50aと、この板状磁石50aの磁極面の一方への添装板部50cとこの添装板部50cの左右縁部からこの板状磁石50aの磁極面の他方側に向けて一体に立ち上がる立ち上がり板部50dとを備えたヨーク50bとから構成されている。図示の例ではヨーク50bに板状磁石50aの貫通孔50a’に連通する連通孔50eが形成されており、板状磁石50aの貫通孔50a’とこの連通孔50eに通したネジ50fをヨーク50bの側を先にしてプレート部30のネジ穴33にネジ止めすることで、この吸着部50がプレート部30に備え付けられている。この吸着部50のヨーク50bの立ち上がり板部50dの突き出し端は、板状磁石50aの磁極面の他方よりもやや前方に位置され、かつ、第三ヒンジ要素3のプレート部30の立ち上がり部30aの先端よりもやや前方に位置されている。この吸着部50のヨーク50bの立ち上がり板部50dは通常状態においては第二ヒンジ要素2の他面2’に接しこれに吸着される。すなわち、この例では第二ヒンジ要素2におけるかかる吸着を蒙る箇所が被吸着部51として機能するようになっている。
この例では、通常は保持手段5によって、第二ヒンジ要素2と第三ヒンジ要素3とはその他面2”、3”同士を近接させた状態で重ね合わせ状に一体化されている。(図2)
扉Dの回動組み付け側の端面Daと扉枠Fの内面Fbとの間に指Zなどが挟まった場合に扉Dに所定の大きさ以上の閉じ方向の力が作用されていると、保持手段5の保持が解け第三ヒンジ要素3は棒状体6をガイドにしてこの棒状体6の長さ方向に沿ってスライド移動され、扉Dも同じ向きに移動される。(図4)
この例では、第三ヒンジ要素3と第二ヒンジ要素2とは、第三ヒンジ要素3の貫通孔31に通した棒状体6を前記筒体7にさらに通しその上でこの棒状体6の先端に規制部63を設けることで組み合わされている。通常時には第三ヒンジ要素3の筒体7の先端と第二ヒンジ要素2の棒状体6の先端に設けられた規制部63との間に間隔sが開けられており、(図2)前記スライド移動はこの規制部63に筒体7の先端が突き当たる位置で止まる。これにより、指Zなどの前記挟まりが解消した後は第三ヒンジ要素3と第二ヒンジ要素2とが保持手段5によって一体化された通常状態に簡単に復帰させることができる。
第一ヒンジ要素1、第二ヒンジ要素2、および第三ヒンジ要素3の主要部は典型的には金属などの剛性の高い材料により構成する。
ヒンジ装置Hの分解斜視構成図 同使用状態を示す平面構成図 同使用状態を示す平面構成図 同手指Zなどが挟まったときの状態を示す平面構成図 同要部断面構成図 同要部断面構成図(図4の状態)
符号の説明
H ヒンジ装置
D 扉
Da 端面
F 扉枠
Z 手指
1 第一ヒンジ要素
2 第二ヒンジ要素
3 第三ヒンジ要素
4 軸
5 保持手段

Claims (3)

  1. 扉及び扉枠のいずれか一方に取り付けられる第一ヒンジ要素と、
    この第一ヒンジ要素に対して回動可能に組み合わされる第二ヒンジ要素と、
    第二ヒンジ要素に対してスライド移動可能に組み合わされると共に、扉及び扉枠の他方に取り付けられる第三ヒンジ要素と、
    前記スライド移動をさせないようにする保持手段とを備えており、
    この保持手段の保持力が、扉を閉める過程で扉の回動組み付け側の端面と扉枠との間に手指などが挟まった場合において所定の大きさ以上の閉じ方向の力が扉に作用されているときに、前記スライド移動を許容する大きさにしてあり、
    しかも、第二ヒンジ要素に棒状体が備えられていると共に、第三ヒンジ要素にこの棒状体を通す貫通孔が備えられており、
    さらに、この第三ヒンジ要素における第二ヒンジ要素に向き合わない側において前記貫通孔に筒内を連通させるように配される筒体が備えられており、
    第三ヒンジ要素のスライド移動が棒状体の先端に設けられた規制部にこの筒体の先端が突き当たる位置で規制されるようになっていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 保持手段を、第二ヒンジ要素及び第三ヒンジ要素のいずれか一方に備えられる磁石を備えた吸着部と、これらの他方に備えられてこの磁石によって吸着部に吸着される被吸着部とから構成していることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のヒンジ装置を介して扉枠に扉を回動可能に組み合わせてなることを特徴とする扉機構。
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