JP4832066B2 - 印刷機用ドクター装置におけるドクター位置・角度・圧力微調整装置 - Google Patents

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本発明は、例えばグラビア印刷等の印刷機、グラビアコート、ロールコート等の塗工機等における使用時の例えばかすれ、版かぶり、塗工ムラ、塗工スジ等の除去を可能とした印刷機用ドクター装置におけるドクター位置・角度・圧力微調整装置に関する。
従来、印刷機、塗工機における印刷機用ドクター装置は該ドクター装置の装置本体の位置、角度の調整を行なうことにより印刷や塗工の微調整を行なっていた。また、これらの調整部にはバネやエアーシリンダー等を用いて押し圧の調整を行なっている。
従来のグラビア印刷機用ドクターナイフ装置としては、特許文献1に開示されているように、ドクターナイフを、版胴に接触する前方に位置するナイフAと、後方に位置するナイフBとの2枚構成にして配置し、ナイフAの圧力をナイフBの圧力よりも大きくしているものがある。
さらに、従来の凹版印刷機用ドクター装置として特許文献2に開示されているように、印刷シリンダに対して変位可能なドクターブレードの作動ストロークを調整可能とし、フレームに固定されたモータ駆動形回転斜板が、変位可能なビームと一緒にドクターブレードを駆動すると共に、ドクターブレードの作動ストロークが、調節レバーに連結されたハンドホイールを介して、回転斜板の枢動度合いを設定することにより調節されるものがある。
特開2001−287335号公報 特開平8−207231号公報
しかしながら、従来におけるこれらの調整方式では、ドクター先端部で起きている例えばインキ・塗料等の乾燥による微妙な液圧の変化や、細かなゴミなどが詰まった場合の除去等には対応できなかった。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は、印刷機用ドクター装置のドクターブレード先端部の版ロールに対する圧着圧力、圧着角度の微調整を可能にしてグラビア印刷等の印刷機、グラビアコート、ロールコート等の塗工機等における使用時の例えばかすれ、版かぶり、塗工ムラ、塗工スジ等の除去を確実且つ容易に行なうことにある。しかもドクターブレード先端部で起きているインキ・塗料の乾燥による微妙な液圧の変化や、細かなゴミなどが詰まった場合の除去等にも対応可能とした印刷機用ドクター装置におけるドクター位置・角度・圧力微調整装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため本発明にあっては、圧力供給源2と、該圧力供給源2に圧力調整弁3を介して接続され、該圧力供給源2からの供給圧力によって外径方向に膨出または内径方向に収縮可能とした単数もしくは複数の可変チューブ体4とを備え、ドクターホルダー11内に固定されているドクターブレードPの片面側に前記可変チューブ体4を配することで版ロールQの回転に伴って生じるドクターブレードP自体の湾曲度を制御可能にしたものである。
圧力調整弁3は、可変チューブ体4内部の圧力を電気信号に変えるよう当該可変チューブ体4側に設けた圧力センサー5にコントローラ6を介して接続され、該コントローラ6で受けた圧力センサー5の電気信号に基づいて圧力調整弁3自体を作動させることにより可変チューブ体4内部の圧力変動を制御可能にしたものとする。
ドクターブレードPの片面側に配した可変チューブ体4に対向する当該ドクターブレードPの反対面側、または可変チューブ体4に当接する当該ドクターブレードP面側の少なくとも一つに補強板14を付設したものとする。
ドクターホルダー11内に、ドクターブレードPの上方側もしくは下方側の少なくとも一つ側への逃げとなる調整凹部12を設けて成るものとできる。
また、具体的には、回転する版ロールQに対し、この版ロールQの回転方向の反対側に向かって凸状に湾曲して先端が当接するドクターブレードPを、その先端側一部が突出するように湾曲度を制御可能にしてドクターホルダー11に固定して成るドクター位置・角度・圧力微調整装置において、ドクターホルダー11は、版ロールQの回転方向の反対側に配したベースホルダー部11aと、同じく回転方向の前方側に配したカバーホルダー部11bとで上下に二分割されて成り、これらのベースホルダー部11aとカバーホルダー部11bとの間で、ベースホルダー部11aの上面の前後に形成した段差12a,12bによって2点支持状にしてドクターブレードPの後側を固定すると共に、この前後の段差12a,12bの間の版ロールQの回転方向の反対側に位置するベースホルダー部11aの上面に形成した収容凹部13に、圧力調整弁3を介して接続された圧力供給源2からの供給圧力によって外径方向に膨出または内径方向に収縮可能としてドクターブレードPに当接する単数もしくは複数の可変チューブ体4を挿入し、ドクターブレードPの下方側のベースホルダー部11aの上面に、ドクターブレードPを湾曲可能にさせる空隙(いわゆる逃げ)となる調整凹部12を設け、当該調整凹部12の中に前記収容凹部13を設けたことを特徴とする。
以上のように構成された本発明に係る印刷機用ドクター装置におけるドクター位置・角度・圧力微調整装置にあって、ドクターブレードPの下面側に配された可変チューブ体4には、圧力供給源2からの圧縮エアーや作動液体等の流体が圧力調整弁3を介して導入または排出される。
このとき圧力調整弁3の手動による直接調整により可変チューブ体4自体の内圧力が調整され、該可変チューブ体4は外径方向へ膨出させられるかまたは内径方向へ収縮させられ、これによりドクターブレードPの湾曲度を制御させる。このように可変チューブ体4内の圧力を変えることによりドクターブレードP先端部の版ロールQに対する圧着圧力と圧着角度を微妙に変化させる。
圧力センサー5は、可変チューブ体4の内圧力を電気信号に変えてコントローラ6に送り、コントローラ6で受けた圧力センサー5の電気信号は、これに基づいて圧力調整弁3自体を作動させる。これによって可変チューブ体4内部に微妙に圧力変動が付与されてドクターブレードP先端の異物や印刷インク・塗料乾燥による固形物を除去させる。
また、補強板14は、肉厚の薄いドクターブレードP自体に強度を付与させ、版ロールQに当接されているドクターブレードPが当該版ロールQの回転による摺接摩擦で生じるドクターブレードP自体の歪曲による塑性変形を阻止させる。
調整凹部12は、ドクターホルダー11内におけるドクターブレードPの可変チューブ体4による湾曲範囲幅を増加させる。
本発明によれば、印刷機用ドクター装置のドクターブレードP先端部の版ロールQに対する圧着圧力、圧着角度の微調整を可能にして、例えばグラビア印刷等の印刷機、グラビアコート、ロールコート等の塗工機等における使用時の例えばかすれ、版かぶり、塗工ムラ、塗工スジ等の除去を確実且つ容易に行なうことができる。しかもドクターブレードP先端部で起きているインキ・塗料等の乾燥による微妙な液圧の変化や、細かなゴミなどが詰まった場合の除去等にも対応可能となる。
すなわちこれは本発明が、圧力供給源2からの圧力調整弁3を介しての供給圧力によって外径方向に膨出または内径方向に収縮可能とした単数もしくは複数の可変チューブ体4を、ドクターホルダー11内に固定されているドクターブレードPの片面側に配したことで、版ロールQの回転に伴って生じるドクターブレードP自体の湾曲度を制御可能にしたからである。これにより、ドクターブレードP先端部の版ロールQに対する微妙な圧着圧力、圧着角度の微調整が可能となり、印刷物や塗工の精度を変えることなくドクターブレードP先端部で起きている諸々の問題を一機に解決できる。また、ドクターブレードPの取り付け時における曲がりや歪みの発生、あるいはドクターホルダー11自体の撓み等があっても版ロールQの幅方向に均一な圧着圧力を付与できる。
圧力調整弁3は、可変チューブ体4内部の圧力を電気信号に変えるよう当該可変チューブ体4側に設けた圧力センサー5にコントローラ6を介して接続され、該コントローラ6で受けた圧力センサー5の電気信号に基づいて圧力調整弁3自体を作動させることにより可変チューブ体4内部の圧力変動を制御可能にしたので、ドクターブレードP先端部の版ロールQに対する微妙な圧着圧力、圧着角度の微調整における自動制御を可能とした超高感度ドクターシステム(Super−high sensitivity Doctor system)を構築できる。
さらに、ドクターブレードPの片面側に配した可変チューブ体4に対向する当該ドクターブレードPの反対面側、または可変チューブ体4に当接する当該ドクターブレードP面側の少なくとも一つに補強板14を付設したので、印刷機の使用時での版ロールQの回転に伴って生じるドクターブレードPの湾曲時での歪曲による塑性変形の発生、およびこれに伴う破断等を未然に防止できる。
特に、可変チューブ体4に対向する当該ドクターブレードPの反対面側に加えて、可変チューブ体4に当接する当該ドクターブレードP面側にも補強板14を付設することで肉厚の薄いドクターブレードPの補強を増大でき、湾曲時での歪曲による塑性変形の発生、およびこれに伴う破断等を確実に防止できる。
ドクターホルダー11内に、ドクターブレードPの上方側もしくは下方側の少なくとも一つ側へのいわゆる逃げ、すなわちドクターブレードPを湾曲させるに足る空隙となる調整凹部12を設けて成るので、可変チューブ体4によるドクターブレードPの湾曲範囲幅を多くすることができ、版ロールQの回転に伴って生じるドクターブレードP自体の湾曲度を広い範囲にわたって制御可能にする。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明する。尚、本実施の形態においては、グラビア印刷機を例として説明しているが、これに限らず、グラビアコート、ロールコート等の塗工機に応用しても良いことは勿論である。
図において示される符号1は、グラビア印刷機に備え付けられたドクター装置本体である。該ドクター装置本体1は、図1に示すように、水性等の印刷インキを溜めておくためのインキバンK内の当該印刷インキ中に浸漬され且つ外周版面に圧ローラRを介して基材フィルムSを押圧させて成る版ロールQに斜方向から近接させるようにして対向配置されている。そして、ドクター装置本体1の肉厚の薄いドクターブレードPの先端部が版ロールQに、所定の圧着圧力、圧着角度でもって当接するように配置され、図5に示されるように回転する版ロールQに対し当接しているとき、回転方向の反対側に向かって凸状となって湾曲している。
ドクター装置本体1は、位置偏角調整機構15を備えたドクターホルダー11の先端側からドクターブレードP自体の先端側一部が突出するように構成してある。すなわち、図2に示すように、ドクターホルダー11は下側のベースホルダー部11aと、上側のカバーホルダー部11bとに二分割されている。ベースホルダー部11aの上面には前後両側の段差12a,12bを介して全体を窪ませた広幅溝状の調整凹部12が形成され、この調整凹部12の前側寄りには、略円筒状の可変チューブ体4が挿入されるよう横長の収容凹部13が形成されている。
そして、ベースホルダー部11aの収容凹部13に挿入された可変チューブ体4の上側から、ドクターブレードPの先端側一部がベースホルダー部11a前方側に突出するようにして調整凹部12位置にドクターブレードPが装着されている。さらにドクターブレードPの上面側に矩形薄板状の補強板14を配してからベースホルダー部11a上側をカバーホルダー部11bで被せ、ボルト等で締結固定してある。こうすることにより、前後両側の段差12a,12bでドクターブレードPの後側が2点支持状に固定される。
このとき、補強板14の先端部はドクターホルダー11の先端側から突出されるも、ドクターホルダー11前方側に突出しているドクターブレードPの長さよりも短くする。これによって当該ドクターブレードP先端側の湾曲を許容する。
尚、肉厚の薄いドクターブレードP自体の補強をさらに増大させるために、当該ドクターブレードPの下面側にも補強板14を付設しても良い。また、可変チューブ体4を収容する収容凹部13を複数にして隣接配置することでドクターブレードP下面側に複数の可変チューブ体4を当接配置させても良い。さらには1個の収容凹部13内に複数の可変チューブ体4を配装しても良い。
また、ドクターブレードPの補強を必要としない場合には、図3に示すように、ベースホルダー部11aの調整凹部12位置にドクターブレードPを装着するに際し、補強板14を使用せずに直接ベースホルダー部11a上側をカバーホルダー部11bで被せてからボルト等で締結固定するようにしても良い。
このようにドクターブレードPの補強を必要としない場合において、可変チューブ体4によるドクターブレードPの湾曲範囲幅を大きくするために、カバーホルダー部11b側にもベースホルダー部11aの調整凹部12と同様な調整凹部12を設けることでドクターブレードPの上方側への湾曲が可能となる空隙である、いわゆる逃げを作るようにしても良い。
可変チューブ体4には、複数に分岐された給送パイプ7の各分岐先端側を連結し、該給送パイプ7の基端側を、手動または自動で切り替え可能とした圧力調整弁3を介して圧力供給源2に接続してある。そのため、該圧力供給源2からの圧縮エアーや作動液体等の流体の供給によって可変チューブ体4を外径方向に膨出させたり、または内径方向に収縮させたりする。
具体的には、図4に示すように、ドクターブレードPが幅広であることにより可変チューブ体4自体が長いものとなる。この場合には、当該可変チューブ体4内への圧力供給を効率良くするために、二股以上の例えば4本に分岐された給送パイプ7を可変チューブ体4の両端部と、周側面における例えば長さ1/3箇所位置および2/3箇所位置の合計4箇所に接続する。
さらに、複数に分岐された給送パイプ7の一つには、可変チューブ体4内部の圧力を電気信号に変えるための圧力センサー5が付設され、該圧力センサー5と圧力調整弁3とがコントローラ6を介して接続される。そのため、該コントローラ6で受けた圧力センサー5の電気信号に基づいて圧力調整弁3自体を動作させて可変チューブ体4内部の圧力変動を自動的に制御する。
コントローラ6は、印刷機に設けた欠点検出装置8に接続されている。圧力センサー5によって可変チューブ体4内部の圧力を電気信号に変えて圧力調整弁3を制御するに際し、当該欠点検出装置8により例えばかすれ、版かぶり、ムラ、スジ等の欠点検出信号をもらってドクターブレードPの制御を行なうことで上記した欠点物の除去を行なう。
尚、可変チューブ体4内の圧力の調整は、コントローラ6による自動制御に依らずに圧力供給源2からの圧縮エアーや作動液体等の流体の圧力を手動による圧力調整弁3の切り替えによって直接調整するようにしても良い。
次に、以上のように構成された最良の形態についての組立、使用、動作の一例について説明する。図2に示すように、先ず、ベースホルダー部11aの収容凹部13に可変チューブ体4を挿入し、該可変チューブ体4の上側を覆うように調整凹部12位置にドクターブレードPを位置決め装着しておく。
そして、ドクターブレードPの上面側に補強板14を配してからベースホルダー部11a上側をカバーホルダー部11bで被せてボルト等で締結固定する。このとき、ベースホルダー部11aの調整凹部12前後における段差12a,12bでドクターブレードPの後側が2点支持状に固定された状態でドクターブレードPの先端側一部をドクターホルダー11前方側に突出するように配置する。
印刷機の使用に際し、版ロールQの回転前において、図5(a)に示すように、ドクターブレードP先端部を版ロールQに当接配置しておく。このとき、ドクターブレードPは湾曲せずに直線に沿って配置されている。
そして、このようにドクターブレードP先端部を版ロールQに当接した状態で当該版ロールQを時計方向に回転させると、ドクターブレードPは版ロールQとの摺接摩擦力によって、図5(b)に示すように、下方へ向けて弓なり状または円弧状に強制的に湾曲変形させられる。
このように湾曲変形したドクターブレードPは下側にある可変チューブ体4を圧潰し、圧力センサー5によって可変チューブ体4内部の圧力が読み取られ、該圧力信号はコントローラ6に送られることで圧力調整弁3の開閉弁動作が制御開始される。このとき、欠点検出装置8によって版ロールQの例えばかすれ、版かぶり、ムラ、スジ等の欠点検出信号をコントローラ6で受けて圧力調整弁3の制御を行なう。
こうして可変チューブ体4内の圧力に微妙な変動を加えることによりドクターブレードP先端部の版ロールQに対する圧着圧力と圧着角度とが微妙に変化される。これによってドクターブレードP先端部の異物や印刷インク・塗料乾燥による固形物等が確実に除去される。
本発明を実施するための最良の形態における印刷機用ドクター装置を取り付けた印刷機の要部を示す概略説明図である。 同じく印刷機用ドクター装置に備えたドクター位置・角度・圧力微調整装置の一例を示す一部切欠断面図である。 同じくドクター補強用の補強板を除去した状態のドクター位置・角度・圧力微調整装置の一例を示す一部切欠断面図である。 同じくドクター位置・角度・圧力微調整装置の圧力供給の回路構成の一例を示す構成図である。 同じくドクター位置・角度・圧力微調整装置によるドクターの動作の一例を示し、(a)は印刷機使用前の状態を示す説明図、(b)は印刷機使用時の状態を示す説明図である。
符号の説明
P…ドクターブレード Q…版ロール
R…圧ローラ S…基材フィルム
K…インキバン
1…ドクター装置本体 2…圧力供給源
3…圧力調整弁 4…可変チューブ体
5…圧力センサー 6…コントローラ
7…給送パイプ 8…欠点検出装置
11…ドクターホルダー 11a…ベースホルダー部
11b…カバーホルダー部 12…調整凹部
12a,12b…段差 13…収容凹部
14…補強板 15…位置偏角調整機構

Claims (3)

  1. 回転する版ロールに対し、この版ロールの回転方向の反対側に向かって凸状に湾曲して先端が当接するドクターブレードを、その先端側一部が突出するように湾曲度を制御可能にしてドクターホルダーに固定して成るドクター位置・角度・圧力微調整装置において、ドクターホルダーは、版ロールの回転方向の反対側に配したベースホルダー部と、同じく回転方向の前方側に配したカバーホルダー部とで上下に二分割されて成り、これらのベースホルダー部とカバーホルダー部との間で、ベースホルダー部の上面の前後に形成した段差によって2点支持状にしてドクターブレードの後側を固定すると共に、この前後の段差の間の版ロールの回転方向の反対側に位置するベースホルダー部の上面に形成した収容凹部に、圧力調整弁を介して接続された圧力供給源からの供給圧力によって外径方向に膨出または内径方向に収縮可能としてドクターブレードに当接する単数もしくは複数の可変チューブ体を挿入し、ドクターブレードの下方側のベースホルダー部の上面に、ドクターブレードを湾曲可能にさせる空隙となる調整凹部を設け、当該調整凹部の中に前記収容凹部を設けたことを特徴とする印刷機用ドクター装置におけるドクター位置・角度・圧力微調整装置。
  2. 圧力調整弁は、可変チューブ体内部の圧力を電気信号に変えるよう当該可変チューブ体側に設けた圧力センサーにコントローラを介して接続され、該コントローラで受けた圧力センサーの電気信号に基づいて圧力調整弁自体を作動させることにより可変チューブ体内部の圧力変動を制御可能にした請求項1記載の印刷機用ドクター装置におけるドクター位置・角度・圧力微調整装置。
  3. ドクターブレードの片面側に配した可変チューブ体に対向する当該ドクターブレードの反対面側、または可変チューブ体に当接する当該ドクターブレード面側の少なくとも一つに補強板を付設した請求項1または2記載の印刷機用ドクター装置におけるドクター位置・角度・圧力微調整装置。
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