JP4831877B2 - 顕微鏡撮影装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顕微鏡の観察像を撮影、記録する顕微鏡撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、顕微鏡に付属する周辺装置として、顕微鏡の観察像を撮影、記録する顕微鏡デジタルカメラなどの顕微鏡撮影装置が用いられている。
【0003】
このような顕微鏡撮影装置では、所定の機能について誤動作せずに立ち上がるようにすることが重要であり、このような考えを採用したものとして、従来、特開平10−189700号公報に開示されたビデオカメラの信号からコントラストを計算することにより合焦位置を検出するオートフォーカス装置が知られている。
【0004】
このオートフォーカス装置では、電源投入時にビデオカメラ信号の有無を検出し、ビデオカメラが接続されていれば、通常通り初期化してオートフォーカスを行い、ビデオカメラが接続されていなければ、エラーとして警告音を発するとともに、これ以降のオートフォーカス動作を行わないようにしている。これにより、誤ってビデオカメラが接続されていない場合に電源が投入され、顕微鏡の操作が行われた場合も、オートフォーカスの誤動作により標本や顕微鏡本体を破損するような恐れを回避できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した顕微鏡デジタルカメラなどの顕微鏡撮影装置については、観察像を撮影する撮影モード(以下、RECモード)、記録した画像を確認する再生モード(以下、PLAYモード)、さらにPCケーブルを接続してパソコンとの通信を行う通信モード(以下、PC通信モード)などの機能を備えており、このうちのRECモードでは、カメラヘッドが接続されていなければ、撮影動作は行えないが、PLAYモードやPC通信モードについては、カメラヘッドの接続に関係なく動作できることが必要である。
【0006】
このことは、従来のオートフォーカス装置のようにビデオカメラが接続されていないと初期化を行わない考えのものでは、PLAYモードやPC通信モード対して必要な信号が入手できないためエラーとなってしまい、これらモードでの動作できなくなるという問題がある。
【0007】
一方、顕微鏡デジタルカメラなどの顕微鏡撮影装置には、利便性のため、電源切断時に選択されていたモードに自動的に復帰するようにしたものがある。しかし、電源投入時と同時に前回の電源切断時に選択されていたモードが初期設定されると、例えば、カメラヘッドが接続されていないにもかかわらず、RECモードで立ち上がったり、PC通信ケーブルを接続してPC通信モードにしたい場合も、PLAYモードで立ち上がってしまう。このように所望するモードで立ち上がらない場合は、モードを切換えて目的とするモードを設定する必要があり、かえって不便になることがある。特に、PLAYモードで立ち上がった場合は、メディア内の画像読み出しが始まり、読み出しが終了するまではモードの切換えを受け付けられなくなるため、読み出す画像がサイズの小さなファイルの場合は問題ないが、例えば、300万画素クラスのデジタルカメラで、非圧縮画像を読み出す場合には、数十秒〜数分もかかるため、モード切換えに時間がかかり、操作性を著しく損ねることがあった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、操作性の向上を図ることができる顕微鏡撮影装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、顕微鏡の観察像を撮影する撮像素子を有する撮影手段と、前記撮影手段に接続される制御手段と、を備える顕微鏡撮影装置において、前記制御手段は、前記撮影手段の設定を行う入力操作手段と、前記撮影手段によって撮影された画像を表示する表示手段と、外部制御手段とデータ通信を行うためのPCI/Fと、前記入力操作手段および前記表示手段の前記顕微鏡撮影装置に対する接続状態を検出する接続検出手段と、記顕微鏡撮影装置の電源投入時に初期設定される観察像を撮影する撮影モード、撮影した画像を確認する再生モードおよび前記外部制御手段とデータ通信を行う通信モードを含む動作モードと、前記入力操作手段の接続状態および前記表示手段の接続状態とが対応づけられて成るテーブルが記憶される記憶手段と、を有し、前記顕微鏡撮影装置の電源投入時に、前記接続検出手段により前記表示手段及び前記入力操作手段のうち少なくともいずれか一方の手段の未接続が検出されると、前記初期設定される動作モードとして前記通信モードを決定することを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記接続検出手段は、さらに前記外部制御手段の接続状態を検出し、前記テーブルにおいては、さらに、前記動作モードと、前記外部制御手段の接続状態とが対応づけられており、前記制御手段は、前記顕微鏡撮影装置の電源投入時に、前記接続検出手段により前記外部制御手段の接続が検出されると、前記初期設定されるモードとして前記通信モードを決定することを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記接続検出手段は、さらに前記撮影手段の接続状態を検出し、前記テーブルにおいては、さらに、前記動作モードと、前記撮影手段の接続状態とが対応づけられており、前記制御手段は、前記顕微鏡撮影装置の電源投入時に、前記接続検出手段により前記撮像手段の未接続が検出されると、前記初期設定される動作モードとして前記再生モードを決定することを特徴としている。
【0012】
この結果、本発明によれば、各ユニットの接続状態を検出し、これらユニットの接続状態に応じて予め用意されたテーブルに従って、最適な動作モードによる初期設定を自動的に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
【0014】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に適用される顕微鏡撮影装置としての顕微鏡デジタルカメラの全体構成を示している。
【0015】
図において、1は観察者により操作され標本の観察を行うための顕微鏡で、この顕微鏡1に顕微鏡デジタルカメラ2が接続されている。この顕微鏡デジタルカメラ2は、顕微鏡1のカメラポートに取り付けられた撮影手段としてカメラヘッド3と、このカメラヘッド3にカメラヘッドケーブル4を介して接続される制御手段としてコントロールボックス5を有している。コントロールボックス5は、観察像を撮影するRECモード、記録した画像を確認するPLAYモード、パソコンとの通信を行うPC通信モードなどの動作モードの設定を始め、画像の撮影、撮影画像の確認、カメラ設定などを行うものである。また、コントロールボックス5には、ビデオケーブル6を介して外部TVモニタ7と、PC通信ケーブル8を介して外部制御手段としてパソコン(以下、PCと称する。)9が接続され、カメラヘッド3で撮影した観察画像を外部TVモニタ7に表示したり、PC9にダウンロードできるようになっている。
【0016】
図2は、このような顕微鏡デジタルカメラ2の概略構成を示す図である。
【0017】
この場合、カメラヘッド3は、顕微鏡1の観察画像を撮影する撮像素子としてCCD301、このCCD301の駆動パルスを発生するタイミングゼネレータ302、CCD301からの出力画像をアナログ/デジタル変換するA/D変換器303を一体にして有している。
【0018】
また、カメラヘッド3に接続されるコントロールボックス5は、カメラヘッド3のA/D変換器303を介して出力された画像データを受信するカメラヘッドI/F501、カメラヘッドI/F501を介して受信されたデジタル画像データを一時的に蓄えるRAM502、このRAM502のデータの書き込み/読み出しアドレスを管理するメモリコントローラ503、RAM502に蓄えられた画像データを記録する記録媒体504、RAM502に蓄えられたデジタル画像データを液晶モニタ506または外部TVモニタ7に表示可能なアナログデータに変換するD/A変換器505、このD/A変換器505で変換された画像データを表示するための表示手段として液晶モニタ506、外部TVモニタ7へのビデオケーブル6が接続される外部ビデオI/F507、PC9へのPC通信ケーブル8が接続され、記録媒体504に記録されたデータをPC9に読み出したり、PC9からカメラ制御のデータ通信を行うためのPCI/F508、観察者が顕微鏡デジタルカメラ2の各種操作および設定を行うための入力操作手段としてスイッチパネル(以下、SWパネルと称する。)509、カメラヘッド3、液晶モニタ506、外部ビデオI/F507(ビデオケーブル6)、PCI/F508(PC通信ケーブル8)などの各ユニットの接続状態を検出する接続検出手段510およびこの接続検出手段510からの接続状態の検出信号を基に顕微鏡デジタルカメラ2としての動作モードを予め決められたモードに初期設定するとともに、装置全体の制御を指示する制御装置511などのを一体に有している。この制御装置511は、後述する電源の投入時に初期設定される動作モードの優先順位を各ユニットの接続状態に関連付けて記憶したテーブルを記憶する記憶手段を有している。
【0019】
ここで、接続検出手段510での各ユニットの接続状態の具体的検出方法として、カメラヘッド3の検出は、カメラヘッド3からの画像信号の有無を検出するセンサの出力や、カメラヘッド3が接続されることで電圧レベルが確定する端子の電圧をモニタする方法が用いられ、液晶モニタ506、SWパネル509の検出は、これらユニットが接続されることで電圧レベルが確定する端子の電圧をモニタする方法が用いられる。ここで、液晶モニタ506が収納可能なもので、収納されているか否か(ノート型パソコンのようにSWパネル509を覆うような形で収納されているとき)を検出するには、液晶モニタ506が収納された状態を検出する光学式や磁気式のセンサの出力や液晶モニタ506の一部が機械的にスイッチを押すことによる出力をモニタする方法が用いられる。また、外部ビデオI/F507、PCI/F508の検出は、ビデオケーブル6およびPC通信ケーブル8の挿入を検出するスイッチ回路を内蔵したコネクタを使用したり、ビデオケーブル6およびPC通信ケーブル8が接続されることによる線路のインピーダンスの変化を検出する方法などが用いられる。
【0020】
図3は、SWパネル509の概略構成を示すもので、本実施の形態の操作に関係あるスイッチとして、モードスイッチ509a、コントロールパネル509b、EXPOSEスイッチ509c、メニュースイッチ509d、十字スイッチ509e、SET/OKスイッチ509fを有している。
【0021】
このようなSWパネル509を用いて撮影操作を行うには、まず、観察者は、図示しない電源スイッチを操作して電源を投入する。次に、モードスイッチ509aを操作してRECモードまたはPLAYモードを選択する。この場合、RECモードには、カメラヘッド3の露出時間を設定をマニュアルで切りかえることができるマニュアルRECモードと露出時間の設定を自動で行うオートRECモードがあり、観察者は、さらにモードスイッチ509aを操作して一方のRECモードを設定する。この時の設定モードは、コントロールパネル509b上にモードを示す矢印などで表示される。
【0022】
この状態で、カメラヘッド3を通して取得される標本の観察画像を液晶モニタ506に表示し、これを見ながら顕微鏡1の操作を行うとともに、図示しないスイッチの操作により撮影画像のフレーミングおよびフォーカスを行う。そして、撮影可能になったところで、EXPOSEスイッチ509cを操作する。これにより、カメラヘッド3による撮影が行われ、この撮影された観察像は、図2に示すRAM502に一時蓄えられた後、記録媒体504に記録される。この場合、カメラヘッド3での撮影に関する記録画質モード、時刻設定、ISOなどの設定は、メニュースイッチ509dの操作により液晶モニタ506上に表示されるメニューを十字スイッチ509eとSET/OKスイッチ509fを操作することで決定する。また、撮影画像を確認したい場合は、モードスイッチ509aを操作してPLAYモードを選択する。このPLAYモードでは、撮影済みの観察画像が記録媒体504から読み出され、液晶モニタ506上に表示される。
【0023】
このようにしてモードスイッチ509aの操作によりRECモードやPLAYモードなど各種モードを切換えることができるが、本実施の形態では、電源を再投入した時に初期設定されるモードを、以下述べるようにして決定している。
【0024】
図4は、電源を投入した時に初期設定される動作モードの優先順位を各ユニットごとに記憶したテーブルで、制御装置511の図示しない記憶手段に予め記憶されている。この場合、テーブルの列方向の項目は、例えば、接続検出手段510で検出されるSWパネル509、液晶モニタ506、液晶モニタ506の収納、PC通信ケーブル8およびカメラヘッド3などの各検出ユニットで、行方向の項目は、初期設定を優先する順位である。そして、このテーブルの要素は、それぞれのユニットが接続/未接続だった場合にどの動作モードが初期設定されるか、すなわち顕微鏡デジタルカメラ2がどの動作モードで初期設定されるかを示している。
【0025】
例えば、電源投入時、SWパネル509が未接続の場合は、カメラヘッド3の操作は、PC通信ケーブル8を介してPC9により行うことしかできないため、PC通信モードで初期化されることになる。同様に、液晶モニタ506が接続されていない場合は、撮影用のフレーミング、フォーカシングを始め、撮影した画像の確認は行えないため、この場合もPC通信ケーブル8を介してPC9のモニタ上で確認すると判断してPC通信モードで初期化される。さらに、液晶モニタ506がノート型パソコンのようにSWパネル509を覆うような形で収納されているときも、PC通信ケーブル8を介してPC9側でスイッチ操作、画像の認識などを行うものと判断してPC通信モードで初期化される。そして、カメラヘッド3が接続されていない場合は、PLAYモードでしか使用できないので、PLAYモードで初期化される。また、以上の項目に当てはまらない場合は、通常モードとして、前回、電源切断時に使用されていたモードで初期化されるようになっている。
【0026】
次に、このようなテーブルを使用して電源投入時の初期化(動作モードの初期設定)を行う具体例を図5に示すフローチャートに従い説明する。
【0027】
この場合、図示しない電源スイッチを操作して電源を投入すると、ステップS501で、接続検出手段510は、コントロールボックス5への、SWパネル509、カメラヘッド3、液晶モニタ506、外部ビデオI/F507(ビデオケーブル6)、PCI/F508(PC通信ケーブル8)などの各ユニットの接続状態を検出する。そして、ステップS502で、SWパネル509が検出されているかを判断する。ここで、SWパネル509が検出されない場合は、図4に示したテーブルを参照してPC通信モードを判断し、ステップS503で、PC通信モードにより初期化を行い、処理を終了する。一方、SWパネル509が検出されている場合は、ステップS504に進み、今度は、液晶モニタ506が検出されているかを判断する。ここで、液晶モニタ506が検出されない場合は、図4に示したテーブルを参照してPC通信モードを判断し、ステップS503で、PC通信モードにより初期化を行い、処理を終了する。
【0028】
ステップS504の判断で、液晶モニタ506が検出されている場合は、ステップS505に進み、今度は、液晶モニタ506が収納されているかを判断する。ここで、液晶モニタ506が収納されている場合は、図4に示したテーブルを参照してPC通信モードを判断し、ステップS503で、PC通信モードにより初期化を行い、処理を終了する。
【0029】
ステップS505の判断で、液晶モニタ506が収納されていない場合は、ステップS506に進み、PC通信ケーブル8が検出されているか判断する。ここで、PC通信ケーブル8が検出されている場合は、図4に示したテーブルを参照してPC通信モードを判断し、ステップS503で、PC通信モードにより初期化を行い、処理を終了する。
【0030】
ステップS506の判断で、PC通信ケーブル8が検出されない場合は、ステップS507に進み、カメラヘッド3が検出されているか判断する。ここで、カメラヘッド3が検出されない場合は、図4に示したテーブルを参照してPLAYモードを判断し、ステップS508で、PLAYモードにより初期化を行い、処理を終了する。
【0031】
そして、ステップS507の判断で、カメラヘッド3が検出された場合は、ステップS509に進み、通常モードとして、前回、電源切断時に使用されていたモードで初期化を行い、処理を終了する。
【0032】
従って、このようにすれば、電源投入時の各ユニットの接続状態を検出し、これらユニットの接続状態に応じて予め用意されたテーブルに従って、最適なモードによる初期設定を自動的に行うことができるので、余分な操作を必要としないことから操作が簡単になり、操作性の向上を図ることができる。
【0033】
また、所望するモード以外が初期設定されることがなくなるので、無駄なモード切変え時間が発生せず、操作時間を短縮できるとともに、撮影、観察のスループットを向上させることができる。
【0034】
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態の顕微鏡デジタルカメラ2の概略構成を示すもので、図2と同一部分には、同符号を付している。
【0035】
この場合、コントロールボックス5は、不揮発性メモリからなる設定記憶部512を設けるようにしている。この設定記憶部512は、図4で述べたような初期設定されるモードの優先順位を設定したテーブルを記憶するもので、観察者により初期設定モード、すなわち顕微鏡デジタルカメラがどの動作モードで初期化されるかの設定、変更を可能にしている。例えば、PC通信ケーブル8を接続したままで、観察像の撮影を図3に示すSWパネル509のEXPOSEスイッチ509cにより行うとともに、撮影画像をPC通信によりPC9に取り込んで確認したいような場合は、図4で述べたテーブルの一部を図7に示す斜線部分のように変更できるようになっている。
【0036】
この場合、観察者は、まず、図3に示すSWパネル509のメニュースイッチ509dを操作して、図8に示すように液晶モニタ506上にメニュー画面を表示させ、このメニューの中から初期設定モードの設定を十字スイッチ509eなどを用いてハイライトさせSET/OKスイッチ509fを操作する。すると、図9に示すように液晶モニタ506上には初期設定モード設定用のサブメニューが表示される。この初期設定モード設定用のサブメニューは、図4で述べたテーブルに対応するもので、列方向の項目は、接続検出手段510で検出される各ユニットで、行方向の項目は、初期設定の優先順位である。ここで、図面中の太枠のカーソル11で表示される部分が入力可能な要素を示している。この太枠のカーソル11の位置は、十字スイッチ509eを上下左右に移動させることにより、任意の要素を指定できるようになっている。
【0037】
この状態で、初期設定モード設定用サブメニュー上で太枠のカーソル11の位置を選択してSET/OKスイッチ509fを操作する。すると、図10に示す画面が表示され、選択した要素に対する変更、設定を行うことが可能になる。この場合、選択した要素が示すユニットの検出のあり/なしを選択する。これも十字スイッチ509eの上下方向のスイッチ操作により太枠のカーソル11を移動し、SET/OKスイッチ509fにより決定する。これにより、図11に示す初期設定モードの設定画面が表示される。この画面中には、PC通信、REC、PLAY、defauitが表示され、それぞれPC通信モード、RECモード、PLAYモード、defauit(通常の初期化と同様、前回の電源切断時と同じモードが初期設定される)が設定できるようになっている。
【0038】
この場合、太枠のカーソル11を移動してRECモードを選択してSET/OKスイッチ509fを操作する。すると、図12に示す画面に戻り、選択された要素に対して設定される初期モード(RECモード)が表示され、図4で述べたテーブルの一部が図7に示すように変更されることになる。そして、この変更されたテーブルは、設定記憶部512に記憶され、次回の電源投入時から初期化に使用される。これにより、これ以降、PC通信ケーブル8が検出されている場合は、図7に示すテーブル参照によりRECモードを判断し、顕微鏡デジタルカメラ2は、RECモードにより初期化される。
【0039】
なお、上述では、優先順位のテーブルの要素の一部を変更する場合を述べたが、図11に示す初期設定モードの設定画面を用いて、PC通信モード、RECモード、PLAYモード、defauitの設定を繰り返して行えば、優先順位のテーブルの全てについて、初期設定モードの設定を行うことができる。
【0040】
従って、このようにすれば、初期設定モードの優先順位を設定したテーブルを記憶する設定記憶部512を設けるとともに、観察者によってテーブル内容の設定、変更を可能にしたので、観察者毎に使用条件に合った初期設定を行うことができるようになる。これにより、毎回同様な操作を繰り返す、例えば、半導体の検査工程などに適用すれば、作業内容を簡単にでき、作業効率の向上を図ることができる。
【0041】
なお、上述した各実施の形態では、初期設定モードの優先順位を設定したテーブルは、1種類のみであるが、複数種類のテーブルを用意して、これらテーブルを観察条件や観察者によって切換えて使用するようにしてもよい。また、テーブルは、記録媒体504に保存して読み出すようにしてもよい。さらに、上述では、カメラヘッド3の撮像素子としてCCDを用いたが、これ以外の撮像素子としてCMDなどを用いることもできる。さらに、上述した接続検出手段570は、ハードウェアにより各ユニットの接続状態を検出する場合を述べたが、ソフトウェアにより任意のレジスタにデータをライトし、リードすることで接続状態を確認するようにもできる。
【0042】
なお、上述した実施の形態には、以下の発明も含まれる。
【0043】
(1)請求項1記載の顕微鏡撮影装置において、
前記各種のユニットの一つとして前記表示手段は収納が可能であり、
前記接続検出手段は前記表示手段の収納状態を検出する機能を更に有し、
前記テーブルは、前記表示手段の収納状態と前記顕微鏡撮影装置の電源投入時に初期設定される動作モードとを対応づける情報を含むことを特徴としている。
【0044】
こうすれば、観察者によってテーブル内容の設定、変更を可能にできるので、観察者毎に使用条件に合った初期設定を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、操作性の向上を図ることができる顕微鏡撮影装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態のに適用される顕微鏡デジタルカメラの概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態に用いられるSWパネルの概略構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態に用いられる初期設定されるモードの優先順位を記憶したテーブルを示す図。
【図5】第1の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施の形態のに適用される顕微鏡デジタルカメラの概略構成を示す図。
【図7】第2の実施の形態に用いられる初期設定されるモードの優先順位を記憶したテーブルを示す図。
【図8】第2の実施の形態の初期設定モード設定のメニュー画面を示す図。
【図9】第2の実施の形態の初期設定モードの設定を説明する図。
【図10】第2の実施の形態の初期設定モードの設定を説明する図。
【図11】第2の実施の形態の初期設定モードの設定を説明する図。
【図12】第2の実施の形態の初期設定モードの設定を説明する図。
【符号の説明】
1…顕微鏡
2…顕微鏡デジタルカメラ
3…カメラヘッド
4…カメラヘッドケーブル
5…コントロールボックス
6…ビデオケーブル
7…TVモニタ
8…PC通信ケーブル
9…PC
11…カーソル
301…CCD
302…タイミングゼネレータ
303…A/D変換器
501…カメラヘッドI/F
502…RAM
503…メモリコントローラ
504…記録媒体
505…D/A変換器
506…液晶モニタ
507…外部ビデオI/F
508…PCI/F
509…SWパネル
509a…モードスイッチ
509b…コントロールパネル
509c…EXPOSEスイッチ
509d…メニュースイッチ
509e…十字スイッチ
509f…SET/OKスイッチ
510…接続検出手段
511…制御装置
512…設定記憶部

Claims (3)

  1. 顕微鏡の観察像を撮影する撮像素子を有する撮影手段と、
    前記撮影手段に接続される制御手段と、
    を備える顕微鏡撮影装置において、
    前記制御手段は、
    前記撮影手段の設定を行う入力操作手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像を表示する表示手段と、
    外部制御手段とデータ通信を行うためのPCI/Fと、
    前記入力操作手段および前記表示手段の前記顕微鏡撮影装置に対する接続状態を検出する接続検出手段と、
    記顕微鏡撮影装置の電源投入時に初期設定される観察像を撮影する撮影モード、撮影した画像を確認する再生モードおよび前記外部制御手段とデータ通信を行う通信モードを含む動作モードと、前記入力操作手段の接続状態および前記表示手段の接続状態とが対応づけられて成るテーブルが記憶される記憶手段と、
    を有し、
    前記顕微鏡撮影装置の電源投入時に、前記接続検出手段により前記表示手段及び前記入力操作手段のうち少なくともいずれか一方の手段の未接続が検出されると、前記初期設定される動作モードとして前記通信モードを決定する
    ことを特徴とする顕微鏡撮影装置。
  2. 前記接続検出手段は、さらに前記外部制御手段の接続状態を検出し、
    前記テーブルにおいては、さらに、前記動作モードと、前記外部制御手段の接続状態とが対応づけられており、
    前記制御手段は、前記顕微鏡撮影装置の電源投入時に、前記接続検出手段により前記外部制御手段の接続が検出されると、前記初期設定されるモードとして前記通信モードを決定することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡撮影装置。
  3. 前記接続検出手段は、さらに前記撮影手段の接続状態を検出し、
    前記テーブルにおいては、さらに、前記動作モードと、前記撮影手段の接続状態とが対応づけられており、
    前記制御手段は、前記顕微鏡撮影装置の電源投入時に、前記接続検出手段により前記撮像手段の未接続が検出されると、前記初期設定される動作モードとして前記再生モードを決定することを特徴とする請求項1または2記載の顕微鏡撮影装置。
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