JP4826025B2

JP4826025B2 - Electronic ticket system and method of using electronic ticket using the system

Info

Publication number: JP4826025B2
Application number: JP2001127846A
Authority: JP
Inventors: 寿朗中尾; 幸一藤本; 正宏谷口
Original assignee: Omron Corp
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 2001-04-25
Filing date: 2001-04-25
Publication date: 2011-11-30
Anticipated expiration: 2021-04-25
Also published as: JP2002324256A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
【従来の技術】
従来の鉄道や航空などの交通機関の自動発券機や自動改札機などを利用した改札システムでは、磁気券を利用して多くの自動化が実現されている。
一方、このような磁気券に替わり非接触ＩＣカードなどの電子媒体を用いたいわゆる電子チケットやこれと携帯端末と組み合わせたシステムも提案されている。
【０００２】
このような携帯端末を利用した電子チケットシステムの先行技術としては、特開平１０-１６２１７６号公報がある。この技術では、電子チケットを発行するチケットセンタと、通信網を経由して電子チケットデータをダウンロードし格納できる携帯端末と、携帯端末との無線通信によって改札の通行を制御する自動改札システムについて提案されている。
【０００３】
また、同様の先行技術として、特開２００１-５２２１３号公報のように、携帯電話端末にチケットデータを格納し非接触無線通信で自動改札機とデータを授受する方法が考案されている。
これらの方式では、利用者は各々が対象とするサービスに対して独立して発行されるチケットを購入し、使用することが前提となっている。
【０００４】
ところで、あるサービスを利用したことを条件に別のサービスの利用を優遇するようなサービス形態が考えられる。
たとえば、ある店舗で買い物をする際に、行き帰りの交通費を店舗が負担するというような割引サービスがこれに該当する。
このような場合に、店舗や施設の利用時に割引券が発行され、その後利用者が帰途の際に鉄道会社で切符を購入するときにこの割引券を切符購入窓口で提示して割引を受けていた。
【０００５】
また、また別のサービス例として、鉄道の利用を証明する証明書を鉄道会社に発行してもらい、この証明書を店舗で提示して買い物の支払額から割り引くことも考えられる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来技術では、利用者に対して割引券などの入手や、利用証明書などの取得といった煩わしい作業を強いることになる。
また店舗や施設には、割引券の発行、割引相当額の鉄道会社への支払い、利用証明書の確認といった煩雑な手間が発生する。
さらに鉄道会社においては、割引は通常の切符発行とは異なる処理のため割引券の確認や金額の算定や証明書の発行などの人手を要する処理が必要であり、人件費を増大させる要因となっていた。
また多数の割引利用者が集中すると、切符購入窓口等において、これらの処理のために時間を要し、混雑を誘発しやすい。
【０００７】
以上のように、利用者、サービス提供者（店舗）、鉄道会社の３者のいずれにも負担をかけるという問題があるため、このような割引サービスは、あまり実施されていないのが現実である。
【０００８】
本発明考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、電子チケットを用いることにより、一つのサービス利用を前提にした他のサービス利用の際の料金割引を人為的かつ煩雑な手続きを経ることなく実現することを技術的課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を採用した。
【００１０】
すなわち、基地局を経由して電子チケット提供サーバと交信可能な携帯端末本体と、前記携帯端末本体を介して受信した電子チケットのチケットデータおよび利用履歴を記録するとともに、前記携帯端末本体を介することなく外部機器との交信により前記チケットデータの消費または蓄積を記録するデータキャリアとからなる携帯端末とした。
前記データキャリアに蓄積された電子チケットは、たとえば鉄道等の交通手段を利用する際の改札口のゲートを通過時に消費される。
本発明は、このような電子チケットに優待処理を受けられるようにしたものである。優待処理とはたとえば特定の店舗での一定額以上の買い物を条件に、前記交通費を店舗側が負担するような場合である。このような優待処理を前記データキャリアに蓄積された利用履歴情報や、ＰＯＳ端末または店舗サーバに蓄積された利用履歴、ゲートの利用履歴情報等に基づいて携帯端末自身、電子チケットサーバまたは決済サーバで実現できるようにしたものである。
なお、本発明における携帯端末の語には、携帯電話、ＰＤＡあるいは可搬型のパーソナルコンピュータまたはメール端末等を含むものとする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
【００１２】
【実施例１】
本実施例１では、店舗へ向かう行きの鉄道料金は利用者が負担し、その利用記録を携帯端末で保持し、店舗での購買の際に支払いから差し引く場合の具体例である。
【００１３】
図１は本実施例の稼動するシステムの全体構成図、図３は、実施例で使われる携帯電話等の携帯端末の構成図、図５は、実施例で使われるゲートの構成図、図６は実施例で使われるＰＯＳ端末の構成図である。
【００１４】
本実施例において、携帯端末１は図３に示すような構成となっている。
【００１５】
すなわち、同図において、携帯端末１は、中央処理装置（ＣＰＵ）で構成された携帯端末制御部２と、テンキー等の携帯端末入力部３と、液晶等の表示部で構成された携帯端末出力部４と、携帯端末対基地局無線部５と、携帯端末メモリ部７と携帯端末データＲ／Ｗ部１０とがバス（ＢＵＳ）で接続された内部構成を有している。
【００１６】
携帯端末対基地局無線部５はアンテナ６を有しており基地局１４との相互通信を行うインターフェースとして機能している。
【００１７】
携帯端末メモリ部７には、携帯電話毎に付与された携帯端末ＩＤ８が格納されている。なお、この携帯端末メモリ部７は、当該携帯端末１とは別体の着脱可能なメモリカード等で構成されていてもよい。また、この携帯端末１には当該携帯端末１とは別体のデータキャリア１１が収容または近接配置可能となっており、このデータキャリアは前記携帯端末データＲ／Ｗ部１０とデータ交信が可能となっている。この携帯端末データＲ／Ｗ部１０とデータキャリア１１との交信は前記バス（ＢＵＳ）を介した直接接続、無線通信または赤外線通信のいずれであってもよい。
【００１８】
データキャリア１１には対ゲート及びＰＯＳ端末アンテナ１２が設けられており、外部の交通機関の改札口等におけるゲート２６や後述するＰＯＳ端末と無線交信が可能となっている。
【００１９】
前記携帯端末１が相互交信可能な基地局１４は、図１に示すように携帯通信網１５に接続されている。そしてこの携帯通信網１５は、電子チケットサーバ１６，決済サーバ１７およびＷｅｂサーバ１８と接続されている。
【００２０】
さらに携帯通信網１５は、インターネット（ＴＣＰ／ＩＰによるデータ通信網）２０と相互接続されており、このインターネット２０には、ルータ２２を介して通過データを収集するための集計機２３ａ，２３ｂ〜２３ｍが、その下位に電子チケットを使用した通過を検知してデータを上位機に転送するゲート２６ａ，２６ｂ・・・２６ｍ（以下、特に記さない限り符号２６で代表する）がそれぞれ接続されている。
【００２１】
また、当該インターネット２０には、前記Ｗｅｂサーバ１８の店舗などの割引きサービスの広告などの内容の更新や閲覧等に用いられるパーソナルコンピュータ（ＰＣ）がダイヤルアップ等の接続技術で接続されている。
【００２２】
また、店舗や施設にはＰＯＳ端末２４が設けられており、携帯端末１（データキャリア１１）と交信して顧客の支払を処理するようになっている。
【００２３】
本実施例において、まず利用者は携帯端末１より携帯端末対基地局無線部６を経由して、携帯通信網１５へアクセスする。そしてさらに電子チケットサーバ１６にアクセスし電子チケットを取得する。ここで電子チケットとは、鉄道等の交通手段における貨幣同等価値データであり、図４に示したデータキャリア１１内に登録される価値データの総称を意味する。このデータキャリア１１内に書き込まれた価値データは、利用者からは直接アクセスできない構成となっており、電子チケットサーバ１６、ＰＯＳ端末２４やゲート２６との交信によりその価値データの追加記録、更新および消去が可能となっている。
【００２４】
すなわち、電子チケットの取得といった場合、技術的には、携帯端末１から電子チケットサーバ１６にアクセスして所定の価値データを携帯端末１の携帯端末メモリ部７に一旦ダウンロードして、これを携帯端末データＲ／Ｗ部を介してデータキャリア１１に登録する処理を意味する。なお、このときの電子チケット購入代金の決済は、電子チケットサーバ１６から利用者があらかじめ利用者登録を行った決裁サーバ１７への通知によりクレジットなどによる決済にて行われる。
【００２５】
前記電子チケットサーバ１６はこの実施例では、鉄道会社で利用する電子チケットを発行、管理するもので、携帯通信網１５およびインターネット２０を経由して電子チケットの取引サービスを提供し、例えば販売額の一定率を図示しない鉄道会社から得て収益として運営するものである。したがって、電子チケットサーバ１６は当該携帯端末１の他にパーソナルコンピュータ２１からもアクセス可能である。
【００２６】
データキャリア１１には、図４に示すように、複数の電子チケットデータを登録可能で、携帯端末１の電源状態（基地局１４との交信が可能か否か）とは無関係に外部（たとえばゲート２６）からの読み出しおよび書き込みが可能な構成となっている。また、データキャリア１１には電子チケットの利用履歴情報部が設定されており、利用者が電子チケットをゲート通過等の駅の機器やアミューズメント施設へアクセスした状況に関する情報（以下、利用履歴情報）を記録できるようになっている。
【００２７】
図５は、ゲート２６の内部構成を示している。
同図に示すようにゲート２６は、中央処理装置（ＣＰＵ）で構成されたゲート制御部３１を中心に、バス（ＢＵＳ）で接続されたゲートメモリ部３２，通行制御部３３、ゲートデータＲ／Ｗ部３４およびＬＡＮアクセス部３５で構成されている。
【００２８】
ゲートデータＲ／Ｗ部３４は、対携帯端末アンテナ４３と接続され携帯端末１（データキャリア１１）との相互通信が可能となっている。ＬＡＮアクセス部３５は、駅構内ＬＡＮ３６と接続され、具体的には図１に示したように他のゲート２６および上位の集計機２３ａ，２３ｂ・・・２３ｍと接続されている。
【００２９】
利用者が携帯端末１（データキャリア１１）をゲートデータＲ／Ｗ部３４と通信可能な状態（一定範囲の接近状態）にすると、ゲート制御部３１はゲートＲ／Ｗ部３４に指示してデータキャリア１１の電子チケットデータを読み込む。
【００３０】
そして、この電子チケットデータに基づいて通行制御部３３は当該利用者がゲート２６を通過可能であるかを判定し判定結果をゲート制御部３１に通知する。
【００３１】
ゲート制御部３１は、この通知に基づいて通過が可能との判定である場合には、通過に関する利用履歴情報を携帯端末１側のデータキャリア１１の利用履歴情報部に書き込む。
【００３２】
本実施例１におけるＰＯＳ端末２４は図６に示すような構成となっている。
このＰＯＳ端末２４は、サービスを提供しようとする各店舗や施設に設置される。そして、このＰＯＳ端末２４は、中央処理装置（ＣＰＵ）からなるＰＯＳ制御部３７を中心にバス（ＢＵＳ）で接続されたＰＯＳ入力部３８、ＰＯＳメモリ４０、ＰＯＳ出力部４１およびＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２で構成されている。
【００３３】
ここで、ＰＯＳ入力部３８は、図示しないバーコードリーダ、各種カード読取装置やレジのキー等であり、利用者の支払料金額を入力する機能を有している。また、ＰＯＳ出力部４１は液晶表示装置等で構成されている。ＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２は、対携帯端末アンテナ４３を有しており、携帯端末１のデータキャリア１１と交信可能である。
【００３４】
ここで、ＰＯＳ端末２４の設置される店舗では、本サービスの実施を広く一般に流布することが必要であり、Ｗｅｂサーバ１８での広告の閲覧や、携帯端末１への電子メールによる直接配信によって広告情報を提供している。これをここではサービスの公開という。このとき、店舗の図示しないオペレータは、パーソナルコンピュータ２１を使用してＷｅｂサーバ１８に対して広告情報を登録する。
【００３５】
また、電子メールによる場合は、当該パーソナルコンピュータ２１や電子チケットサーバ１６などより携帯端末１の電子メールアドレスを特定して、広告情報や各種イベントなどの案内情報を送信する。
【００３６】
この広告情報には、店舗での購入金額に応じて鉄道料金の一部もしくは全部を負担する割引情報が含まれている。
【００３７】
たとえば、「Ａ百貨店では、お客様が５０００円以上の買い物をした場合、鉄道料金の半額を負担します、但し負担の上限５００円です。」または「Ａ百貨店では、お客様が１００００円以上の買い物をした場合、鉄道料金の全額を負担します。但し負担の上限は１０００円です。」というような割引情報である。
【００３８】
このような情報を得た利用者は、当該店舗での買い物をすることを前提にして、任意の区間を指定して鉄道の電子チケットを購入する。この電子チケットの購入手順は先に述べた通りである。ここでは、利用者の最寄駅である「駅１」から、店舗の最寄駅である「駅２」への移動を想定する。
【００３９】
利用者が購入した電子チケットデータは図４のデータ内容の例に示すように、チケットデータ１〜４としてデータキャリア１１内に格納される。
【００４０】
次に、利用者は「駅１」のゲート２６ａから入場する。
ここで、入場の処理に関するゲート２６ａ（ゲート制御部３１）での処理手順を図８のフローチャートで説明する。
【００４１】
まず、ゲート２６ａが起動されるとゲート制御部３１は、携帯端末１（データキャリア１１）との通信が可能になるまでゲートデータＲ／Ｗ部３４を制御し待機する（Ｓ８０１否定枝）。
【００４２】
次に、携帯端末１（データキャリア１１）との通信が可能になると（Ｓ８０１肯定枝）、ゲート制御部３１は、ゲートデータＲ／Ｗ部３４を経由してデータキャリア１１の電子チケットデータのデータを読み取る（Ｓ８０２）。
【００４３】
次にゲート制御部３１は、通行制御部３３に前記データ部の内容を解析させて、当該データがゲート２６ａを通過するに妥当な電子チケットがあるかを判定させる（Ｓ８０３）。
【００４４】
ここで、通過可能との判定がなされれば（Ｓ８０３肯定枝）、ゲート制御部３１は、ゲートデータＲ／Ｗ部を経由して携帯端末１側のデータキャリア１１の該当する電子チケットの電子チケットデータの格納領域に対して通過済の記録を書き込み、ゲートを開放・閉鎖する等の通行許可・阻止の処理を行う（Ｓ８０４）。
【００４５】
さらに入場に関する、入場駅や時刻などの利用履歴情報をデータキャリア１１の電子チケットの利用履歴領域に書き込む（Ｓ８０５）。
利用履歴情報は図４のデータ内容の例に示す利用履歴情報１のような形式で格納される。
【００４６】
一方、電子チケットデータの残金の不足等の理由により、通行制御部３３が通行許可の判定を行わなかった場合（Ｓ８０３否定枝）には、通行を阻止する処理、たとえばゲート２６ａの閉塞維持やアラーム発生等の処理を行う（Ｓ８０６）。
【００４７】
以上の処理は自動改札機（ゲート２６ａ）を通過す間にゲート制御部３１等により全て自動的に処理されるので、利用者はゲート２６ａに対して特別な操作を行う必要はなく、ゲート２６ａを特に意識する必要もない。
【００４８】
次に利用者は、前記店舗の最寄駅である「駅２」に到着しゲート２６ｂから出場する。
【００４９】
ここで、ゲート２６ｂでの処理手順は上述の入場時と同様であるが、通過可能であれば（Ｓ８０３肯定枝）、データキャリア１１の該当する電子チケットの電子チケットデータ領域に使用済みの記録を書き込み、ゲート２６ｂを開放する等の通行許可の処理を行う（Ｓ８０４）。
【００５０】
図４の例ではチケットデータ１の回数券の枚数が１枚減算されるようになっている。さらに出場に関する、出場駅や時刻などの利用履歴情報がデータキャリア１１の利用履歴情報領域に書き込まれる（Ｓ８０５）。図４の例では利用履歴情報２が追記されるようになっている。
【００５１】
次に利用者が店舗で買い物をした場合の処理を説明する。
Ｗｅｂサーバ１８や電子メールでの広告による鉄道料金の割引に該当する場合には、当該店舗での支払時に、利用者は、料金負担の希望を申し出る。
【００５２】
店舗側はＰＯＳ端末２４の確認機能を起動し、当該利用者が負担条件に合致するかを確認し所定の割引処理を行う。
【００５３】
この処理の手順を図９のフローチャートで説明する。
確認機能が起動されると、ＰＯＳ制御部３７は、携帯端末１（データキャリア１１）との通信が可能になるまでＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２を制御して待機する（Ｓ９０１否定枝）。
【００５４】
次に、携帯端末１（データキャリア１１）との通信が可能になると（Ｓ９０１肯定枝）ＰＯＳ制御部３７は、ＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２を経由してデータキャリア１１の電子チケットデータの利用履歴情報を読み取る（Ｓ９０２）。
【００５５】
次に読み取った利用履歴情報を解析し、店舗側の設定した負担条件に合致しているかを確認する（Ｓ９０３）。具体的には、出場駅が店舗の最寄駅（ここでは「駅２」）であるか？、出場の日時がその日の来店に近い時刻か？、入場駅（ここでは「駅１」）が妥当な距離であり負担に妥当な金額か？、既に同じサービスを受けていないか？などである。
【００５６】
日付時刻や距離あるいは金額について、図４の例では利用履歴情報１、２を参照することにより確認ができる。既にサービスを受けているか否かは、ＰＯＳメモリ４０に利用済リストを設定し、利用済となった携帯端末ＩＤを記録し、重複しないかを確認することも可能である。
【００５７】
ここで、負担条件を満たさない場合（Ｓ９０３否定枝）には、負担不能であることがＰＯＳ端末３７のＰＯＳ出力部４１（表示装置）に表示され（Ｓ９０５）、用者に通知される。
【００５８】
一方、負担条件が満たされている場合（Ｓ９０３肯定枝）には、既定の鉄道料金負担金額を利用者の支払額から減算し、負担を実施済であることを携帯端末１（データキャリア１１）の電子チケットデータの利用履歴情報もしくはＰＯＳ端末２４の利用済リストに記録する（Ｓ９０４）。
【００５９】
当該負担の記録は、携帯端末１の携帯端末メモリ部７に格納された携帯端末ＩＤ８もしくは利用者が電子チケットに対して有する利用者ＩＤなどによって一意に特定される。
【００６０】
なお上記ＰＯＳ端末２４による決裁手段は、現金支払い、クレジット決裁、携帯端末を利用した電子決済などいずれの手段であってもかまわない。
【００６１】
このように、本実施例によれば以下の効果が得られる。
（１）利用者は、電子チケット利用について、所定の店舗での購入を条件として電子チケットの対象であるサービスについて割引きを受けることができる。
（２）利用者は、従来の紙媒体での割引券や割引き証明書を受け取るなどの煩雑な手続きを取る必要がなく割引の利益を享受できる。
（３）利用者は、訪問を予定している店舗・施設等の割引きに際して事前の割引券の入手行為が不要となる。
（４）サービス提供側（店舗、施設など）は、交通機関や周辺の店舗・施設と連動した割引きによって多数の顧客を誘導し囲い込むことができる。
（５）サービス提供側は、従来の紙媒体での割引券の配布における広告や配布の手間を削減できる。
（６）サービス提供側は、利用者の提示する割引きの妥当性の検証を正確かつ効率的に行うことができる。
（７）サービス提供側は、利用者を携帯端末ＩＤで特定できるため、不正利用を防止できる。
（８）鉄道会社は、鉄道の利用者を増加させることが可能となる。
（９）鉄道会社は、割引きは鉄道料金ではなく、店舗での支払いからの減算により行われるので、鉄道会社とサービスの提供側の金銭の直接授受が不要であり、これらの手間が不要となる。
（１０）鉄道会社は、利用を証明する事務的な処理を自動化でき、少ない負担で運用できる。また、入出場の記録は現在普及している自動改札システムでも行われているので、特段の改造や設備の追加は必要ない。
（１１）電子チケットサーバの運営者は、電子チケットの利用を増大し、より大きい収入を鉄道会社とサービスの提供側から得ることが可能となる。
【００６２】
【実施例２】
本実施例２は、鉄道会社のサーバの利用履歴を用いて往路の利用料金を負担する場合である。
【００６３】
店舗へ向かう行きの鉄道料金は利用者が負担し、その利用記録を鉄道会社の収入管理サーバで保持し、店舗での購買の際に支払いから差し引く場合の例である。
【００６４】
図２は本実施例の稼動するシステムの全体構成図である。実施例２のシステムには店舗サーバ４５および収入管理サーバ４６が追加されている。店舗サーバ４５は、割引済のＩＤ情報を管理する機能を有しており、収入管理サーバ４６は電子チケットの決済と履歴情報を管理する機能を有している。
【００６５】
なお、携帯端末１およびゲート２６等は実施例１と同様であるので、図３乃至図５は実施例２にも適用可能である。
【００６６】
図７は、本実施例２で用いられるＰＯＳ端末４４の構成を示したものである。
ＰＯＳ端末４４の構成は、図６に示した実施例１のＰＯＳ端末２４とほぼ同様であるが、ＰＯＳ対インターネットアクセス部４９が設けられている点が異なる。
【００６７】
本実施例において、携帯端末１において、利用履歴情報は、携帯端末１側には保持しておらず、鉄道会社側の収入管理サーバ４６に蓄積・管理されている。
【００６８】
本実施例２において、ゲート２６で受信された利用者の通過情報は各駅に設置されている集計機２３を経由して収入管理サーバ４６に集約され集計されるようになっている。そして、ここに格納される利用履歴情報はインターネット２０を経由してＰＯＳ端末４４から随時アクセス可能となっている。
【００６９】
ゲート２６は図５に示すような構成であり、その機能は実施例１と同様であるが、ゲート２６で受信された入場および出場の通過情報はＬＡＮアクセス部３５を経由して各駅に設置されている集計機２３に集められ、さらにＬＡＮを経由して収入管理サーバ４６に集約され集計される点が異なる。
【００７０】
ＰＯＳ端末４４は図７に示すような構成となっている。機能は実施例１のＰＯＳ端末２４とほぼ同様であるが、利用者が割引き等の条件に合致しているか否かを確認する目的で、利用履歴情報を鉄道会社の収入管理サーバ４６に照会するためにＰＯＳ対インターネットアクセス部４９を有している点が異なる。
【００７１】
またこのＰＯＳ対インターネットアクセス部４９は、割引き処理を実施した履歴を店舗サーバ４５に照会するためにも使用される。
【００７２】
本実施例２におけるサービスの公開に関する手順は実施例１と同様である。
次に、入場、出場の処理に関する手順を図８のフローチャートで説明する。
【００７３】
ゲート２６が起動されるとゲート制御部３１は、携帯端末１との通信が可能になるまでゲートデータＲ／Ｗ部３４を制御し待機する（Ｓ８０１否定枝）。
【００７４】
携帯端末１との通信が可能になると（Ｓ８０１肯定枝）、ゲートデータＲ／Ｗ部３４を経由して電子チケットデータのデータを読み取る（Ｓ８０２）。
【００７５】
次にデータの中身を解析し、ゲート２６を通過するのに妥当な電子チケットがあるか否かを確認する（Ｓ８０３）。ここで、通過可能な電子チケットデータが存在していれば（Ｓ８０３肯定枝）、該当する電子チケットのデータ領域に入場もしくは出場の通過の記録を書き込み、ゲート２６を開放・閉鎖する等の通行許可・阻止の処理を行う（Ｓ８０４）。
【００７６】
さらに入出場に関する、入場駅（「駅１」）や時刻などの入場記録および出場駅（「駅２」）や出場時刻などの出場記録からなる利用履歴情報を集計機２３を経由して収入管理サーバ４６に送る（Ｓ８０５）。通行が許可されない場合（Ｓ８０３否定枝）は、通行を阻止する処理を行う（Ｓ８０６）。
【００７７】
次に利用者は店舗で買い物をする。このとき、広告にある鉄道料金の負担条件に該当する場合には、利用者は支払時に、料金負担の希望を申し出る。店舗側はＰＯＳ端末４４の確認機能を起動し利用者が当該の負担条件に合致するかを確認し所定の割引き処理を実行する。
【００７８】
ＰＯＳ端末４４における処理の手順を図１０のフローチャートで説明する。
ＰＯＳ制御部３７により確認機能が起動されると携帯端末１との通信が可能になるまでＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２を制御し待機する（Ｓ１００１否定枝）。
【００７９】
次に、携帯端末１との通信が可能になると（Ｓ１００１肯定枝）、ＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２を経由して電子チケットデータのデータと携帯端末ＩＤとを読み取る（Ｓ１００２）。
【００８０】
ＰＯＳ制御部３７は、携帯端末ＩＤをもとに、鉄道会社の収入管理サーバ４６にＰＯＳ対インターネットアクセス部４９を経由して問い合わせて、利用履歴情報を照会する。
【００８１】
またＰＯＳ制御部３７は、店舗サーバ４５にも同様の手段で問い合わせ、該店舗サーバ４５より利用済リストを得る（Ｓ１００３）。
【００８２】
次にＰＯＳ制御部３７は、利用履歴情報の内容を解析し、割引きに該当する利用があったか否かを確認する（Ｓ１００４）。具体的には、出場駅が店舗の最寄駅であるか？、出場の日時がその日の来店に近い時刻か？、入場駅が妥当な距離であり負担に妥当な金額か？、利用済リストに当該携帯端末での同条件での割引き利用が未実施であり二重に割引きをすることはないか？などである。
【００８３】
なお、本実施例では、利用済リストを店舗サーバ４５で管理し、確認時はＰＯＳ対インターネットアクセス部４９を経由し店舗サーバ４５にアクセスすることで複数のＰＯＳ端末４４でも重複利用を確認可能としているが、利用済リストをＰＯＳ端末４４のＰＯＳメモリ４４に格納して、ＰＯＳ端末４４をスタンドアロンで利用することも可能である。
【００８４】
これによって、ＰＯＳ端末４４の１台のみで運用できる小規模店舗において適用可能となる。
【００８５】
ＰＯＳ端末４４において、負担条件を満たさない場合（Ｓ１００４否定枝）には、負担不能であることがＰＯＳ出力部４１（表示装置）に表示され（Ｓ１００７）、利用者に通知される。
【００８６】
負担条件が満たされる場合（Ｓ１００４肯定枝）には、既定の鉄道料金負担金額を利用者の支払額から減算し（Ｓ１００５）、負担を実施済であることを携帯端末１の電子チケットデータの利用履歴情報もしくはＰＯＳ端末４４の利用済リストに記録する（Ｓ１００６）。
【００８７】
前記負担の記録は携帯端末１に格納された携帯端末ＩＤ、もしくは利用者が電子チケットに対して定義されている利用者ＩＤなどによって一意に特定される。
【００８８】
なお上記の決裁方法については、現金支払い、各種カード決裁、携帯端末１を利用した電子決済などいずれの方法であってもかまわない。
【００８９】
このように、本実施例によれば実施例１で述べた（１）乃至（１１）の他に、さらに以下の効果が得られる。
（１２）利用者は、利用履歴情報を鉄道会社の収入管理サーバ４６に置くため、携帯端末１を紛失するなどした場合にも、携帯端末ＩＤさえわかっていれば利用の確認ができ、割引サービスの享受が可能である。
（１３）サービス提供者は、利用済リストを店舗サーバ４５で管理しているため、ネットワーク化されたＰＯＳシステムであれば、いずれの店舗内ＰＯＳ端末でも同様の割引きサービスを提供でき、割引きサービスの重複提供を防止できる。
【００９０】
【実施例３】
本実施例３は、帰りの鉄道料金を当該店舗の支払額を割り引くことで負担する場合の例である。すなわち、負担条件に関する処理までは行きの鉄道料金を負担する場合（実施例１および２）と同じであるが、負担する金額の減算のタイミングが異なる。
【００９１】
本実施例３におけるシステムの全体構成、携帯端末、ゲートおよびＰＯＳ端末の構成については実施例２と同様であるので、図２乃至図５および図７は実施例２のものをそのまま用いて説明する。
【００９２】
本実施例３におけるサービスの公開に関する手順は実施例２と同様である。
本実施例３において、まず利用者は割引きサービスを確認し当該の店舗で買い物をする。広告にある鉄道料金の負担を希望する場合は、支払時に申し出る。
【００９３】
以下に本実施例３におけるＰＯＳ端末４４での処理手順を図１１のフローチャートを用いて説明する。
【００９４】
ＰＯＳ制御部３７により確認機能が起動されると携帯端末１との通信が可能になるまでＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２を制御し待機する（Ｓ１１０１否定枝）。
【００９５】
次に、携帯端末１との通信が可能になると（Ｓ１１０１肯定枝）ＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２を経由して携帯端末１から電子チケットの利用履歴情報と携帯端末ＩＤとを読み出す（Ｓ１１０２）。
【００９６】
次にＰＯＳ制御部３７は、読み出した端末ＩＤをもとに、ＰＯＳ対インターネットアクセス部４９を経由して店舗サーバ４５にアクセスして、店舗サーバ４５に格納されている利用済リストを読み出す（Ｓ１１０３）。
【００９７】
次にＰＯＳ制御部３７は、端末ＩＤと利用済リストから割引きに該当する利用が既にあったか否かを確認する（Ｓ１１０４）。
【００９８】
なお、本実施例３では、利用済リストを店舗サーバ４５で管理し、確認時はＰＯＳ対インターネットアクセス部４９を経由し店舗サーバ４５にアクセスすることで複数のＰＯＳ端末でも重複利用を確認可能としているが、利用済リストを当該ＰＯＳ端末４４のＰＯＳメモリ４０に格納して単独のＰＯＳ端末のみでスタンドアロン処理することも可能である。このようなスタンドアロン処理は、ＰＯＳ端末１台のみで運用される小規模店舗に適用される。
【００９９】
ＰＯＳ制御部３７により条件を満たさないと判断された場合（Ｓ１１０４否定枝）には、負担不能であることがＰＯＳ出力部４１（表示装置）に表示され（Ｓ１１０７）利用者に通知される。
【０１００】
一方、条件が満たされる場合（Ｓ１１０４肯定枝）には、ＰＯＳ制御部３７は、所定の支払代金を割引き額とあわせて店舗サーバ４５に対して決裁処理案件として登録する（Ｓ１１０５）。この案件には割引き条件および割引き処理の期限も含む。
【０１０１】
次にＰＯＳ制御部３７は、料金負担を登録済であることを店舗サーバ４５の利用済リストに登録する（Ｓ１１０６）。ここで、負担の記録は携帯端末１が有する携帯端末ＩＤもしくは利用者が電子チケットに対して有する利用者ＩＤなどによって一意に特定される。
【０１０２】
なお上記の決裁方法は、各種カード決裁、携帯端末を利用した電子決済などの即時決裁でも後決裁でも何でもよい。
【０１０３】
次に店舗サーバ４５での処理を図１３のフローチャートで説明する。
店舗サーバ４５に登録された決済処理案件はその処理期限の順にソートされ、処理期限となった順に処理がされる。
【０１０４】
店舗サーバ４５の図示しない処理装置によって１件の処理案件が読み込まれる（Ｓ１３０１）。ここで当該処理案件に記載されている携帯端末ＩＤをもとに鉄道会社の収入管理サーバ４６に対して利用履歴情報を照会する（Ｓ１３０２）。
【０１０５】
次にＳ１３０１で得られた割引き条件と、端末ＩＤをキーにＳ１３０２で得られた利用履歴情報から抽出された当該利用者の利用履歴とを比較し、割引き条件に合致するか否かを判断する（Ｓ１３０３）。
【０１０６】
店舗サーバ４５は、条件が満たされる場合（Ｓ１３０３肯定枝）には、既定の鉄道料金負担金額を減額した額を決裁金額として利用者の指定した支払方法、たとえば指定の銀行口座から引き落とすなどの処理依頼を決裁サーバに送付する（Ｓ１３０４）。条件が満たされない場合（Ｓ１３０３否定枝）、割引きは行わず割引き前の決裁金額として利用者の指定した支払方法にしたがい決裁サーバ１７に処理依頼を送付する（Ｓ１３０５）。決済サーバ１７は、サービス事業者の収入管理サーバ４６から当該利用者ＩＤに基づく鉄道の利用履歴を参照し、もし、当該店舗利用者が帰路に当該鉄道を利用している場合には、この利用代金を割り引いた決済を行う。
【０１０７】
そして、割引きサービスの実施の有無についての結果は電子メールなどの手段により利用者に通知する（Ｓ１３０６）。
【０１０８】
このように、本実施例によれば以下の効果が得られる。
（１）利用者は、電子チケットを利用することで割引きのメリットを享受することができる。
（２）利用者は、従来の割引券や割引証明書といった煩雑な手続きを取る必要がなくなる。
（３）サービス提供側は、割引きによって多数の顧客を誘導することができる。
（４）サービス提供側は、従来の割引券を配布する手法での、広告や配布の手間を削減できる。
（５）サービス提供側は、利用者の提示する割引きの妥当性の検証を正確に行うことができる。たとえば、実際に利用されたことを確認してから決裁を行うので、割引きサービスは、必ず利用者にのみ還元され、割引きを他人に譲渡されてしまうことによる理不尽な負担を回避することができる。
（６）サービス提供側は、利用者を携帯端末ＩＤまたは利用者ＩＤで特定し不正な利用を防止できる。
（７）鉄道会社は、鉄道の利用者を増加させることができる。
（８）鉄道会社は、割引きは鉄道料金ではなく、店舗での支払いからの減算によるので、鉄道会社とサービスの提供側の金銭の直接授受が不要であり、これらの手間を必要としない。
（９）鉄道会社は、利用を証明する事務的な処理を自動化でき、少ない負担で運用できる。入出場の記録は現在普及している自動改札システムでも行われているので、特段の改造およびシステムの追加が不要となる。
（１０）電子チケットサーバの運営者は、電子チケットの利用を増大し、より大きい収入を鉄道会社とサービスの提供側から得ることが可能となる。
（１１）サービス提供者は、利用済リストを店舗サーバに格納するため、ネットワーク化されたＰＯＳシステムであれば、いずれでも同様の割引きサービスを提供でき、割引きサービスの重複提供を防止できる。
【０１０９】
【実施例４】
本実施例４は、帰りの鉄道料金の負担相当額を当該店舗からの電子クーポンを受け取り、電子チケットの購入時に充当する例である。負担条件に関する処理までは行きの鉄道料金を負担する場合（実施例１）と同じであるが、負担する金額の減算のタイミングが異なる。
【０１１０】
なお、携帯端末１、ゲート２６およびＰＯＳ端末等は実施例１と同様であるので、図３乃至図５および図７は実施例２にも適用可能である。
【０１１１】
本実施例４において、サービスの公開に関する手順は実施例１〜３と同様である。
利用者は割引きサービスを確認し当該の店舗で買い物をする。広告にある鉄道料金の負担を希望する場合は、支払時に申し出る。
【０１１２】
次の処理手順を図１２のフローチャートによって説明する。
ＰＯＳ制御部３７により確認機能が起動されると携帯端末１との通信が可能になるまでＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２を制御し待機する（Ｓ１２０１否定枝）。
【０１１３】
次に、携帯端末１との通信が可能になると（Ｓ１２０１肯定枝）、ＰＯＳデータＲ／Ｗ部４２を経由して電子チケットデータと端末ＩＤを読み取る（Ｓ１２０２）。
【０１１４】
次に、ＰＯＳ制御部３７は、端末ＩＤをもとに、店舗サーバ４５に対してＰＯＳ対インターネットアクセス部４９を経由して問い合わせて店舗サーバ４５の利用済リストを読み出す（Ｓ１２０３）。
【０１１５】
次に、ＰＯＳ制御部３７は、端末ＩＤと利用済リストとから割引きに該当する利用が既にあったか否かを確認する（Ｓ１２０４）。
【０１１６】
なお、本実施例４では、利用済リストを店舗サーバ４５で管理し、確認時はＰＯＳ対インターネットアクセス部４９を経由し店舗サーバ４５にアクセスすることで、複数のＰＯＳ端末からなるシステムでも重複利用を確認可能としているが、利用済リストをＰＯＳ端末４４のＰＯＳメモリ４０に置いてスタンドアロン処理で実行することも可能である。これはＰＯＳ端末４４の１台のみで運用可能な小規模店舗において適用できる。
【０１１７】
ＰＯＳ制御部３７において、条件を満たさないと判定された場合（Ｓ１２０４否定枝）には、負担不能であることがＰＯＳ出力部４１（表示装置）に表示され（Ｓ１２０７）利用者に通知される。
【０１１８】
一方、条件が満たされる場合（Ｓ１２０４肯定枝）には、所定の割引金額に相当する電子クーポンを携帯端末１のデータキャリア１１のデータ領域に書き込む（Ｓ１２０５）。
【０１１９】
図４の例ではチケットデータ４に当該のクーポンが追記されてる。ここでいう電子クーポンとは電子チケットの一種と考えてよく、同じ電子チケットデータ領域に格納される。
【０１２０】
電子クーポンは電子チケットの購入時に代金に充当することが可能である。電子クーポンは電子チケットサーバ１６の運用者によって発行されるもので、店舗では、これを事前購入あるいは使用後の後決裁により配布することができる。したがって割引きの金銭授受は電子チケットサーバ１６が行うので鉄道会社からは、店舗と個別に割引きに関する金銭の授受は必要ない。
【０１２１】
次にＰＯＳ制御部３７は、料金負担を登録済であることを店舗サーバ４５の利用済リストに登録する（Ｓ１２０６）。ここで、負担の記録は携帯端末１が有する携帯端末ＩＤもしくは利用者が電子チケットに対して持っている利用者ＩＤなどによって一意に特定される。
【０１２２】
なお上記の決裁方法は、現金、各種カード決裁、携帯端末を利用した電子決済のいずれでもよい。
【０１２３】
次に電子クーポンを受け取った利用者は、帰りの鉄道利用時や後日の鉄道利用時に当該の電子クーポンを利用してチケットを購入する。
【０１２４】
図４の例ではＫ鉄道会社が新宿を起点とし2001年4月3日22:00までに電子チケットを購入すれば５００円を上限に割引を受けることができる。携帯端末１を利用して電子チケットを購入するのであれば、電子クーポンの有無と割引きの可否は電子チケットサーバが判断するので、利用者は電子クーポンを意識した余分な操作は必要としない。
【０１２５】
このように、本実施例によれば以下の効果が得られる。
（１）利用者は、電子チケットを利用することで割引きの利益を享受することができる。
（２）利用者は、従来の割引券や割引証明書といった煩雑な手続きが不要となる。
（３）サービス提供側は、割引きによって多数の顧客を誘導することができる。
（４）サービス提供側は、従来の割引券を配布する手法での、広告や配布の手間を削減できる。
（５）サービス提供側は、利用者の提示する割引きを正確に行うことができる。たとえば、発行する電子クーポンには利用経路や利用時間の制限を正確に設定できるので、割引きサービスは、必ず利用者にのみ還元され、割引きを他人に譲渡されてしまうことによる理不尽な負担を回避することができる。
（６）サービス提供側は、利用者を携帯端末ＩＤで特定し不正な利用を防止できる。
（７）鉄道会社は、鉄道の利用者を増加させることができる。
（８）鉄道会社は、割引きは鉄道料金ではなく、店舗での電子クーポンの発行と電子チケットサーバでの相殺により行われるので、鉄道会社とサービスの提供側の金銭の直接授受が不要であり、これらの手間を必要としない。
（９）鉄道会社は、利用を証明する事務的な処理を自動化でき、少ない負担で運用することができる。入出場の記録は現在普及している自動改札システムでも行われているので、特段の改造やシステムの追加は必要ない。
（１０）電子チケットサーバの運営者は、電子チケットの利用を増大し、より大きい収入を鉄道会社とサービスの提供側から得ることが可能となる。
（１１）サービスの提供者は、利用済リストを店舗サーバに登録するため、ネットワーク化されたＰＯＳシステムであれば、いずれでも同様の割引サービスを提供でき、割引サービスの重複提供を防止できる。
（１２）電子チケットサーバの運営者は、電子クーポンの発行による、収益の増大を図ることができる。
【発明の効果】
本発明によれば、電子チケットを用いることにより、一つのサービス利用を前提にした他のサービス利用の際の料金割引を人為的かつ煩雑な手続きを経ることなく実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１の全体システム構成
【図２】実施例２，３および４の全体システム構成
【図３】実施例で用いる携帯端末の構成
【図４】実施例のデータキャリア部の構成
【図５】実施例のゲートの構成
【図６】実施例１のＰＯＳ端末の構成
【図７】実施例２，３および４のＰＯＳ端末の構成
【図８】実施例１のゲートの処理フロー
【図９】実施例１のＰＯＳ端末の処理フロー
【図１０】実施例２のＰＯＳ端末の処理フロー
【図１１】実施例３のＰＯＳ端末の処理フロー
【図１２】実施例４のＰＯＳ端末の処理フロー
【図１３】実施例３の店舗サーバの処理フロー
【符号の説明】
１携帯端末
２携帯端末制御部
３携帯端末入力部
４携帯端末出力部
５携帯端末対基地局無線部
６対基地局アンテナ
７携帯端末メモリ部
８携帯端末ＩＤ
１０携帯端末データＲ／Ｗ部
１１データキャリア
１２対ゲート及びＰＯＳ端末アンテナ
１４基地局
１５携帯通信網
１６電子チケットサーバ
１７決裁サーバ
１８Ｗｅｂサーバ
２０インターネット
２１パーソナルコンピュータ（ＰＣ）
２２ルータ
２３ａ〜２３ｍ集計機
２４ＰＯＳ端末
２６，２６ａ〜２６ｍゲート
３１ゲート制御部
３２ゲートメモリ部
３３通行制御部
３４ゲートデータＲ／Ｗ部
３５ＬＡＮアクセス部
３６駅構内ＬＡＮ
３７ＰＯＳ制御部
３８ＰＯＳ入力部
４０ＰＯＳメモリ
４１ＰＯＳ出力部
４２ＰＯＳデータＲ／Ｗ部
４３対携帯端末アンテナ
４４ＰＯＳ端末
４５店舗サーバ
４６収入管理サーバ
４９ＰＯＳ対インターネットアクセス部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
[Prior art]
Conventional ticket gate systems using automatic ticketing machines and automatic ticket gates for transportation such as railways and aviation use magnetic tickets to achieve a lot of automation.
On the other hand, a so-called electronic ticket using an electronic medium such as a non-contact IC card instead of such a magnetic ticket and a system in combination with this and a portable terminal have been proposed.
[0002]
As a prior art of an electronic ticket system using such a portable terminal, there is JP-A-10-162176. In this technology, a ticket center that issues electronic tickets, a portable terminal that can download and store electronic ticket data via a communication network, and an automatic ticket gate system that controls the passage of ticket gates by wireless communication with the portable terminal are proposed. ing.
[0003]
As a similar prior art, a method of storing ticket data in a mobile phone terminal and exchanging data with an automatic ticket gate by non-contact wireless communication has been devised as disclosed in JP-A-2001-52213.
In these methods, it is assumed that a user purchases and uses a ticket that is issued independently for each target service.
[0004]
By the way, the service form which preferentially uses another service on the condition that a certain service is used can be considered.
For example, a discount service in which a store bears the transportation costs for going back and forth when shopping at a store is applicable.
In such a case, a discount voucher is issued at the time of use of the store or facility, and when the user purchases a ticket at the railway company on the way back, the discount voucher is presented at the ticket purchase window to receive a discount. It was.
[0005]
As another service example, it is also possible to have a railway company issue a certificate proving the use of the railway, presenting this certificate at the store, and discounting the amount paid for shopping.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in these conventional techniques, the user is forced to perform troublesome work such as obtaining a discount coupon or obtaining a usage certificate.
Also, in stores and facilities, troublesome work such as issuance of discount coupons, payment to railway companies for discounts, and confirmation of usage certificates occurs.
Furthermore, in railway companies, discount processing is different from normal ticket issuance, requiring manual processing such as confirmation of discount tickets, calculation of amounts, and issuance of certificates, which increases labor costs. It was.
In addition, when a large number of discount users are concentrated, it takes time for these processes at a ticket purchase window or the like, and it is easy to induce congestion.
[0007]
As described above, since there is a problem that burdens are imposed on all of the users, service providers (stores), and railway companies, it is a reality that such discount services are not implemented so much. .
[0008]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems. By using an electronic ticket, a fee discount when using another service on the premise of using one service is an artificial and complicated procedure. It is a technical issue to realize without passing through.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following means in order to solve the above problems.
[0010]
That is, the portable terminal body that can communicate with the electronic ticket providing server via the base station, the ticket data and usage history of the electronic ticket received through the portable terminal body, and the portable terminal body The portable terminal is composed of a data carrier that records consumption or accumulation of the ticket data through communication with an external device.
The electronic ticket stored in the data carrier is consumed when passing through a gate of a ticket gate when using a transportation means such as a railroad.
In the present invention, such an electronic ticket can receive a special treatment. The preferential treatment process is, for example, a case where the store side bears the transportation cost on condition that a purchase of a certain amount or more at a specific store. Such a preferential treatment is performed by the mobile terminal itself, the electronic ticket server or the settlement server based on the usage history information accumulated in the data carrier, the usage history accumulated in the POS terminal or the store server, the usage history information of the gate, etc. It can be realized.
The term “mobile terminal” in the present invention includes a mobile phone, a PDA, a portable personal computer, a mail terminal, and the like.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
[Example 1]
The first embodiment is a specific example in the case where the user pays the railway fee to go to the store, holds the use record in the portable terminal, and deducts it from the payment at the time of purchase at the store.
[0013]
1 is an overall configuration diagram of a system in which the present embodiment operates, FIG. 3 is a configuration diagram of a portable terminal such as a mobile phone used in the embodiment, FIG. 5 is a configuration diagram of a gate used in the embodiment, FIG. FIG. 3 is a configuration diagram of a POS terminal used in the embodiment.
[0014]
In this embodiment, the mobile terminal 1 has a configuration as shown in FIG.
[0015]
That is, in the figure, a mobile terminal 1 is a mobile terminal control unit 2 configured by a central processing unit (CPU), a mobile terminal input unit 3 such as a numeric keypad, and a mobile terminal output configured by a display unit such as a liquid crystal. Unit 4, mobile terminal-to-base station radio unit 5, mobile terminal memory unit 7, and mobile terminal data R / W unit 10 are connected by a bus (BUS).
[0016]
The portable terminal-to-base station radio unit 5 has an antenna 6 and functions as an interface for performing mutual communication with the base station 14.
[0017]
The mobile terminal memory unit 7 stores a mobile terminal ID 8 assigned to each mobile phone. The mobile terminal memory unit 7 may be configured with a removable memory card or the like that is separate from the mobile terminal 1. In addition, the mobile terminal 1 can accommodate or be placed in close proximity to the data carrier 11 separate from the mobile terminal 1, and the data carrier can communicate with the mobile terminal data R / W unit 10. It has become. Communication between the portable terminal data R / W unit 10 and the data carrier 11 may be any of direct connection, wireless communication, or infrared communication via the bus (BUS).
[0018]
The data carrier 11 is provided with a counter gate and a POS terminal antenna 12 so that wireless communication with a gate 26 at a ticket gate of an external transportation facility or a POS terminal described later is possible.
[0019]
The base station 14 with which the mobile terminal 1 can communicate with each other is connected to a mobile communication network 15 as shown in FIG. The mobile communication network 15 is connected to an electronic ticket server 16, a settlement server 17, and a web server 18.
[0020]
Further, the mobile communication network 15 is interconnected with the Internet (a data communication network based on TCP / IP) 20, and the Internet 20 collects passing data via a router 22. Tally machine 23a, 23b to 23m are gates 26a, 26b... 26m (represented by reference numeral 26 unless otherwise specified) for detecting passage using an electronic ticket below and transferring data to a host machine. It is connected.
[0021]
The Internet 20 is connected to a personal computer (PC) used for updating or browsing contents such as discount service advertisements at the store of the Web server 18 by a connection technology such as dial-up.
[0022]
Further, a POS terminal 24 is provided in the store or facility, and the customer's payment is processed by communicating with the portable terminal 1 (data carrier 11).
[0023]
In this embodiment, the user first accesses the mobile communication network 15 from the mobile terminal 1 via the mobile terminal to base station radio unit 6. Further, the electronic ticket server 16 is accessed to obtain an electronic ticket. Here, the electronic ticket is money equivalent value data in a transportation means such as a railroad, and means a generic name of value data registered in the data carrier 11 shown in FIG. The value data written in the data carrier 11 cannot be directly accessed by the user, and the value data is additionally recorded, updated, and deleted by communication with the electronic ticket server 16, the POS terminal 24, and the gate 26. Is possible.
[0024]
That is, in the case of obtaining an electronic ticket, technically, the mobile terminal 1 accesses the electronic ticket server 16 to temporarily download predetermined value data to the mobile terminal memory unit 7 of the mobile terminal 1, and this is downloaded to the mobile terminal. It means a process of registering in the data carrier 11 via the data R / W unit. Note that the payment of the electronic ticket purchase price at this time is made by payment by credit or the like by notification from the electronic ticket server 16 to the approval server 17 in which the user has registered in advance.
[0025]
In this embodiment, the electronic ticket server 16 issues and manages an electronic ticket used by a railway company, and provides an electronic ticket transaction service via the mobile communication network 15 and the Internet 20, for example, A certain rate is obtained from a railway company (not shown) and operated as revenue. Therefore, the electronic ticket server 16 can be accessed from the personal computer 21 in addition to the portable terminal 1.
[0026]
As shown in FIG. 4, a plurality of electronic ticket data can be registered in the data carrier 11, and external (for example, a gate) regardless of the power state of the mobile terminal 1 (whether or not communication with the base station 14 is possible). 26) can be read from and written to. In addition, the data carrier 11 has an electronic ticket usage history information section, and information (hereinafter referred to as usage history information) regarding the situation in which the user has accessed the electronic ticket to a station device such as a gate or an amusement facility. It can be recorded.
[0027]
FIG. 5 shows the internal configuration of the gate 26.
As shown in the figure, the gate 26 is centered on a gate control unit 31 constituted by a central processing unit (CPU), and a gate memory unit 32, a traffic control unit 33, a gate data R / connected by a bus (BUS). A W unit 34 and a LAN access unit 35 are included.
[0028]
The gate data R / W unit 34 is connected to the portable terminal antenna 43 and can communicate with the portable terminal 1 (data carrier 11). The LAN access unit 35 is connected to the station premise LAN 36, and more specifically, as shown in FIG. 1, is connected to the other gate 26 and the higher-order aggregation machines 23a, 23b,.
[0029]
When the user sets the mobile terminal 1 (data carrier 11) in a state where it can communicate with the gate data R / W unit 34 (an approaching state within a certain range), the gate control unit 31 instructs the gate R / W unit 34 to perform data processing. The electronic ticket data of the carrier 11 is read.
[0030]
Based on the electronic ticket data, the traffic control unit 33 determines whether the user can pass through the gate 26 and notifies the gate control unit 31 of the determination result.
[0031]
If it is determined that the passage is possible based on the notification, the gate control unit 31 writes the use history information regarding the passage into the use history information portion of the data carrier 11 on the mobile terminal 1 side.
[0032]
The POS terminal 24 according to the first embodiment is configured as shown in FIG.
The POS terminal 24 is installed in each store or facility where service is to be provided. The POS terminal 24 includes a POS input unit 38, a POS memory 40, a POS output unit 41, and a POS data R / W connected by a bus (BUS) with a POS control unit 37 including a central processing unit (CPU) as a center. The unit 42 is configured.
[0033]
Here, the POS input unit 38 is a bar code reader (not shown), various card reading devices, a cash register key, and the like, and has a function of inputting a user's payment fee. The POS output unit 41 is configured by a liquid crystal display device or the like. The POS data R / W unit 42 has a portable terminal antenna 43 and can communicate with the data carrier 11 of the portable terminal 1.
[0034]
Here, in the store where the POS terminal 24 is installed, it is necessary to widely disseminate the implementation of this service, and the advertisement is viewed by browsing the advertisement on the Web server 18 or by direct delivery to the mobile terminal 1 by e-mail. Information is provided. This is referred to here as service disclosure. At this time, an operator (not shown) of the store registers advertisement information in the Web server 18 using the personal computer 21.
[0035]
Further, in the case of e-mail, the e-mail address of the portable terminal 1 is specified from the personal computer 21 or the electronic ticket server 16, and information such as advertisement information and various events is transmitted.
[0036]
This advertisement information includes discount information for paying a part or all of the railway fee according to the purchase price at the store.
[0037]
For example, “If you make a purchase of 5000 yen or more at a department store, you will pay half of the railway fee, but the upper limit is 500 yen.” Or “At a department store, you can purchase more than 10,000 yen. If you do, you will bear the full amount of the railway fee, but the upper limit of the burden is 1000 yen. "
[0038]
A user who has obtained such information purchases a railway electronic ticket by designating an arbitrary section on the assumption that shopping is performed at the store. The procedure for purchasing the electronic ticket is as described above. Here, it is assumed that the user moves from “Station 1”, which is the nearest station, to “Station 2”, which is the nearest station of the store.
[0039]
The electronic ticket data purchased by the user is stored in the data carrier 11 as ticket data 1 to 4 as shown in the data content example of FIG.
[0040]
Next, the user enters from the gate 26a of "Station 1".
Here, the processing procedure in the gate 26a (gate control unit 31) regarding the entrance processing will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0041]
First, when the gate 26a is activated, the gate control unit 31 controls and waits for the gate data R / W unit 34 until communication with the portable terminal 1 (data carrier 11) becomes possible (No in S801).
[0042]
Next, when communication with the portable terminal 1 (data carrier 11) becomes possible (Yes in S801), the gate control unit 31 passes through the gate data R / W unit 34 and the data of the electronic ticket data of the data carrier 11 Is read (S802).
[0043]
Next, the gate control unit 31 causes the traffic control unit 33 to analyze the contents of the data unit to determine whether there is an electronic ticket that is valid for the data to pass through the gate 26a (S803).
[0044]
Here, if it is determined that it can be passed (Yes in S803), the gate control unit 31 passes through the gate data R / W unit and the electronic ticket of the corresponding electronic ticket of the data carrier 11 on the portable terminal 1 side. A pass record is written in the data storage area, and passage permission / blocking processing such as opening / closing the gate is performed (S804).
[0045]
Further, usage history information related to the entrance, such as an entrance station and time, is written in the usage history area of the electronic ticket of the data carrier 11 (S805).
The usage history information is stored in a format such as usage history information 1 shown in the data content example of FIG.
[0046]
On the other hand, if the traffic control unit 33 does not determine whether to permit traffic due to a lack of balance in the electronic ticket data (No in S803), processing for blocking traffic, for example, maintaining the gate 26a closed or alarming Processing such as generation is performed (S806).
[0047]
All the above processing is automatically performed by the gate control unit 31 and the like while passing through the automatic ticket gate (gate 26a), so the user does not need to perform any special operation on the gate 26a. There is no need to be particularly conscious of.
[0048]
Next, the user arrives at “Station 2” which is the nearest station of the store and enters from the gate 26b.
[0049]
Here, the processing procedure at the gate 26b is the same as that at the time of admission described above, but if it can be passed (Yes in S803), the used record is recorded in the electronic ticket data area of the corresponding electronic ticket of the data carrier 11. The passage permission processing such as writing and opening the gate 26b is performed (S804).
[0050]
In the example of FIG. 4, the number of coupon tickets of ticket data 1 is decremented by one. Further, usage history information related to participation, such as a participating station and time, is written in the usage history information area of the data carrier 11 (S805). In the example of FIG. 4, usage history information 2 is additionally written.
[0051]
Next, processing when a user shop at a store will be described.
In the case of a railway fee discount by advertisement via the Web server 18 or e-mail, the user makes a request for payment of the fee at the time of payment at the store.
[0052]
The store side activates the confirmation function of the POS terminal 24, confirms whether the user meets the burden condition, and performs predetermined discount processing.
[0053]
The procedure of this process will be described with reference to the flowchart of FIG.
When the confirmation function is activated, the POS control unit 37 controls the POS data R / W unit 42 and waits until communication with the portable terminal 1 (data carrier 11) becomes possible (No in S901).
[0054]
Next, when communication with the portable terminal 1 (data carrier 11) becomes possible (Yes in S901), the POS control unit 37 uses the electronic ticket data of the data carrier 11 via the POS data R / W unit 42. Information is read (S902).
[0055]
Next, the read usage history information is analyzed, and it is confirmed whether it matches the burden condition set on the store side (S903). Specifically, is the participating station the nearest station of the store (here, “Station 2”)? Is the date and time of participation close to the visit of the day? Is the entrance station (here “Station 1”) a reasonable distance and a reasonable amount of money? Are you already receiving the same service? Etc.
[0056]
The date time, distance, or amount can be confirmed by referring to the usage history information 1 and 2 in the example of FIG. Whether or not the service has already been received can be determined by setting a used list in the POS memory 40, recording the used portable terminal ID, and checking whether there is any overlap.
[0057]
Here, when the burden condition is not satisfied (No in S903), the fact that the burden is impossible is displayed on the POS output unit 41 (display device) of the POS terminal 37 (S905), and the user is notified.
[0058]
On the other hand, when the burden condition is satisfied (S903) Affirmative branch ) Subtract the predetermined railway charge burden from the amount paid by the user, and indicate that the burden has already been implemented using the electronic ticket data usage history information of the mobile terminal 1 (data carrier 11) or using the POS terminal 24 Record in the completed list (S904).
[0059]
The record of the burden is uniquely specified by the mobile terminal ID 8 stored in the mobile terminal memory unit 7 of the mobile terminal 1 or the user ID that the user has for the electronic ticket.
[0060]
The settlement means by the POS terminal 24 may be any means such as cash payment, credit settlement, and electronic payment using a portable terminal.
[0061]
Thus, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) A user can receive a discount for a service that is the subject of an electronic ticket on the condition that the electronic ticket is used at a predetermined store.
(2) The user can enjoy the benefit of the discount without having to take a complicated procedure such as receiving a discount ticket or discount certificate on a conventional paper medium.
(3) Users are not required to obtain discount coupons in advance when discounting stores and facilities that they plan to visit.
(4) Service providers (stores, facilities, etc.) can guide and enclose a large number of customers with discounts linked to transportation facilities and nearby stores / facility.
(5) The service providing side can reduce the burden of advertisement and distribution in the distribution of discount coupons using conventional paper media.
(6) The service provider can accurately and efficiently verify the validity of the discount presented by the user.
(7) Since the service providing side can identify the user by the portable terminal ID, it can prevent unauthorized use.
(8) The railway company can increase the number of railway users.
(9) The railway company does not require direct exchange of money between the railway company and the service provider, because the discount is made not by the railway fee but by subtraction from the payment at the store. .
(10) The railway company can automate the administrative process of proving use and can operate with a small burden. In addition, since entry / exit recording is also performed in the currently popular automatic ticket gate system, no special modification or addition of equipment is required.
(11) The operator of the electronic ticket server increases the use of the electronic ticket, and can obtain a larger income from the railway company and the service provider.
[0062]
[Example 2]
The second embodiment is a case in which the usage fee of the server of the railway company is used to bear the usage fee for the outbound route.
[0063]
This is an example in which the user pays for the railway fee to the store, and the usage record is held in the revenue management server of the railroad company, and is deducted from the payment at the store purchase.
[0064]
FIG. 2 is an overall configuration diagram of a system in which the present embodiment operates. A store server 45 and an income management server 46 are added to the system of the second embodiment. The store server 45 has a function of managing discounted ID information, and the revenue management server 46 has a function of managing electronic ticket settlement and history information.
[0065]
Since the portable terminal 1 and the gate 26 are the same as those in the first embodiment, FIGS. 3 to 5 are also applicable to the second embodiment.
[0066]
FIG. 7 shows the configuration of the POS terminal 44 used in the second embodiment.
The configuration of the POS terminal 44 is almost the same as that of the POS terminal 24 of the first embodiment shown in FIG. 6 except that a POS-to-Internet access unit 49 is provided.
[0067]
In the present embodiment, in the mobile terminal 1, usage history information is not held on the mobile terminal 1 side, but is stored and managed in the revenue management server 46 on the railway company side.
[0068]
In the second embodiment, the user passage information received by the gate 26 is aggregated and aggregated in the income management server 46 via the aggregator 23 installed at each station. The usage history information stored here can be accessed from the POS terminal 44 at any time via the Internet 20.
[0069]
The gate 26 is configured as shown in FIG. 5 and its function is the same as in the first embodiment. However, the entrance and exit passage information received by the gate 26 is installed at each station via the LAN access unit 35. The difference is that the data is collected by the totaling machine 23 and further collected and collected by the income management server 46 via the LAN.
[0070]
The POS terminal 44 is configured as shown in FIG. The function is almost the same as that of the POS terminal 24 of the first embodiment, but the usage history information is inquired to the railway company's revenue management server 46 for the purpose of confirming whether the user meets the conditions such as the discount. Therefore, the point that it has the POS-to-Internet access part 49 is different.
[0071]
The POS-to-Internet access unit 49 is also used to inquire the store server 45 about the history of discount processing.
[0072]
The procedure regarding the service disclosure in the second embodiment is the same as that in the first embodiment.
Next, a procedure relating to entry and exit processing will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0073]
When the gate 26 is activated, the gate control unit 31 controls and waits for the gate data R / W unit 34 until communication with the portable terminal 1 becomes possible (No in S801).
[0074]
When communication with the portable terminal 1 becomes possible (Yes in S801), the electronic ticket data is read via the gate data R / W unit 34 (S802).
[0075]
Next, the contents of the data are analyzed, and it is confirmed whether there is a valid electronic ticket to pass through the gate 26 (S803). Here, if there is electronic ticket data that can be passed (Yes in S803), the passage permission such as opening / closing the gate 26 is written in the data area of the corresponding electronic ticket, writing the entry / exit passage record. A blocking process is performed (S804).
[0076]
Furthermore, with regard to entry and exit, usage history information consisting of entry records such as entry station (“Station 1”) and time, and entry records such as entry station (“Station 2”) and entry time, is managed through the aggregation machine 23 as income management. The data is sent to the server 46 (S805). If the passage is not permitted (No in S803), a process for blocking the passage is performed (S806).
[0077]
The user then shop at the store. At this time, in the case where the railway fee burden condition in the advertisement is met, the user makes a request for the burden of the fee at the time of payment. The store side activates the confirmation function of the POS terminal 44, confirms whether the user meets the burden condition, and executes predetermined discount processing.
[0078]
The processing procedure in the POS terminal 44 will be described with reference to the flowchart of FIG.
When the confirmation function is activated by the POS control unit 37, the POS data R / W unit 42 is controlled and waits until communication with the portable terminal 1 becomes possible (No in S1001).
[0079]
Next, when communication with the portable terminal 1 becomes possible (Yes in S1001), the electronic ticket data and the portable terminal ID are read via the POS data R / W unit 42 (S1002).
[0080]
The POS control unit 37 sends a POS to the railway company's revenue management server 46 based on the mobile terminal ID. versus An inquiry is made through the Internet access unit 49 to inquire usage history information.
[0081]
Further, the POS control unit 37 inquires to the store server 45 by the same means, and obtains a used list from the store server 45 (S1003).
[0082]
Next, the POS control unit 37 analyzes the contents of the usage history information and confirms whether or not there is a usage corresponding to the discount (S1004). Specifically, is the participating station the nearest station of the store? Is the date and time of participation close to the visit of the day? Is the entrance station a reasonable distance and a reasonable amount for the burden? Isn't there a double discount on the used list because the discount is not available on the mobile terminal under the same conditions? Etc.
[0083]
In the present embodiment, the used list is managed by the store server 45, and at the time of confirmation, it is possible to confirm duplicate use even at a plurality of POS terminals 44 by accessing the store server 45 via the POS-to-Internet access unit 49. However, it is also possible to store the used list in the POS memory 44 of the POS terminal 44 and use the POS terminal 44 as a stand-alone.
[0084]
Accordingly, the present invention can be applied to a small-scale store that can be operated with only one POS terminal 44.
[0085]
When the burden condition is not satisfied in the POS terminal 44 (No in S1004), it is displayed on the POS output unit 41 (display device) that the burden is impossible (S1007), and the user is notified.
[0086]
When the burden condition is satisfied (S1004) Affirmative branch ) Subtracts the predetermined railway charge from the amount paid by the user (S1005), and indicates that the burden has been implemented by using the electronic ticket data usage history information of the mobile terminal 1 or the used list of the POS terminal 44. (S1006).
[0087]
The record of the burden is uniquely specified by the mobile terminal ID stored in the mobile terminal 1 or the user ID defined by the user for the electronic ticket.
[0088]
Note that the above-described approval method may be any method such as cash payment, various card approvals, and electronic payment using the mobile terminal 1.
[0089]
Thus, according to the present embodiment, in addition to (1) to (11) described in the first embodiment, the following effects can be obtained.
(12) Since the user puts the usage history information on the revenue management server 46 of the railway company, even if the mobile terminal 1 is lost, the user can confirm the use as long as the mobile terminal ID is known. Can be enjoyed.
(13) Since the service provider manages the used list by the store server 45, any in-store POS terminal can provide the same discount service as long as it is a networked POS system. Duplicate provision can be prevented.
[0090]
[Example 3]
The third embodiment is an example in the case where the return train fee is paid by discounting the payment amount of the store. In other words, the processing up to the burden condition is the same as when the future railway fee is paid (Examples 1 and 2), but the timing of subtracting the amount to be paid is different.
[0091]
Since the overall configuration of the system and the configuration of the portable terminal, the gate, and the POS terminal in the third embodiment are the same as those in the second embodiment, FIGS. 2 to 5 and FIG. .
[0092]
The procedure regarding the service disclosure in the third embodiment is the same as that in the second embodiment.
In the third embodiment, the user first confirms the discount service and shop at the store. If you wish to pay for the railway fare in the advertisement, make an offer at the time of payment.
[0093]
The processing procedure at the POS terminal 44 in the third embodiment will be described below with reference to the flowchart of FIG.
[0094]
When the confirmation function is activated by the POS control unit 37, the POS data R / W unit 42 is controlled and waits until communication with the portable terminal 1 becomes possible (No in S1101).
[0095]
Next, when communication with the portable terminal 1 becomes possible (Yes in S1101), the use history information and portable terminal ID of the electronic ticket are read from the portable terminal 1 via the POS data R / W unit 42 (S1102).
[0096]
Next, the POS control unit 37, based on the read terminal ID, versus The store server 45 is accessed via the Internet access unit 49, and the used list stored in the store server 45 is read (S1103).
[0097]
Next, the POS control unit 37 confirms whether or not the usage corresponding to the discount has already been made from the terminal ID and the used list (S1104).
[0098]
In the third embodiment, the used list is managed by the store server 45, and at the time of confirmation, the store server 45 is accessed via the POS-to-Internet access unit 49, so that multiple use can be confirmed even at a plurality of POS terminals. However, it is also possible to store the used list in the POS memory 40 of the POS terminal 44 and perform stand-alone processing using only a single POS terminal. Such a stand-alone process is applied to a small-scale store operated by only one POS terminal.
[0099]
When the POS control unit 37 determines that the condition is not satisfied (No in S1104), it is displayed on the POS output unit 41 (display device) that the burden is impossible (S1107), and the user is notified.
[0100]
On the other hand, if the condition is satisfied (S1104) Affirmative branch ), The POS control unit 37 registers the predetermined payment price together with the discount amount in the store server 45 as an approval process case (S1105). This deal also includes discount conditions and discount processing deadlines.
[0101]
Next, the POS control unit 37 registers in the used list of the store server 45 that the charge burden has been registered (S1106). Here, the record of the burden is uniquely specified by the mobile terminal ID of the mobile terminal 1 or the user ID of the user with respect to the electronic ticket.
[0102]
Note that the above-described approval method may be any final approval such as various card approvals and electronic payment using a mobile terminal, or any subsequent approval.
[0103]
Next, processing in the store server 45 will be described with reference to the flowchart of FIG.
The settlement processing items registered in the store server 45 are sorted in the order of their processing deadlines, and are processed in the order in which the processing deadlines are reached.
[0104]
One processing item is read by a processing device (not shown) of the store server 45 (S1301). Here, the use history information is inquired to the revenue management server 46 of the railway company based on the portable terminal ID described in the processing case (S1302).
[0105]
Next, the discount condition obtained in S1301 is compared with the use history of the user extracted from the use history information obtained in S1302 using the terminal ID as a key, and it is determined whether or not the discount condition is met. (S1303).
[0106]
If the condition is satisfied (Yes in S1303), the store server 45 performs a process such as debiting from a specified bank account, for example, a payment method designated by the user as the final amount, with the amount reduced from the predetermined railway fee burden amount. The request is sent to the approval server (S1304). When the condition is not satisfied (S1303 negative branch) The processing request is sent to the settlement server 17 according to the payment method designated by the user as the settlement amount before the discount without performing the discount (S1305). The settlement server 17 refers to the use history of the railway based on the user ID from the service provider's revenue management server 46, and if the store user uses the railway on the way back, this use is made. Make a payment with a discount.
[0107]
The result of the discount service is notified to the user by means of e-mail or the like ( S1306 ).
[0108]
Thus, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The user can enjoy the merit of discount by using the electronic ticket.
(2) The user does not need to take a complicated procedure such as a conventional discount ticket or discount certificate.
(3) The service provider can guide a large number of customers with discounts.
(4) The service provider can reduce the burden of advertisement and distribution by the conventional method of distributing discount coupons.
(5) The service provider can accurately verify the validity of the discount presented by the user. For example, since the decision is made after confirming that it has actually been used, the discount service is always returned only to the user, and the unreasonable burden of transferring the discount to another person can be avoided.
(6) The service providing side can identify the user by the mobile terminal ID or the user ID and prevent unauthorized use.
(7) Railway companies can increase the number of railway users.
(8) The railroad company does not require the hassle of direct exchange of money between the railway company and the service provider because the discount is not a railway fee but a subtraction from the payment at the store.
(9) The railway company can automate the administrative process of proving use and can operate with a small burden. Since entry / exit recording is also performed in the currently popular automatic ticket gate system, no special modification or system addition is required.
(10) The operator of the electronic ticket server can increase the use of the electronic ticket and obtain a larger income from the railway company and the service provider.
(11) Since the service provider stores the used list in the store server, any networked POS system can provide the same discount service, and can prevent the discount service from being redundantly provided.
[0109]
[Example 4]
The fourth embodiment is an example in which an electronic coupon from the store is received at the time of purchase of an electronic ticket, and the amount equivalent to the return train fee is received. The processing up to the burden condition is the same as when the future railway fee is paid (Example 1), but the timing of subtracting the amount to be paid is different.
[0110]
Since the portable terminal 1, the gate 26, the POS terminal, and the like are the same as those in the first embodiment, FIGS. 3 to 5 and FIG. 7 are also applicable to the second embodiment.
[0111]
In the fourth embodiment, the procedure related to service publication is the same as in the first to third embodiments.
The user confirms the discount service and shop at the store. If you wish to pay for the railway fare in the advertisement, make an offer at the time of payment.
[0112]
The next processing procedure will be described with reference to the flowchart of FIG.
When the confirmation function is activated by the POS control unit 37, the POS data R / W unit 42 is controlled and waits until communication with the portable terminal 1 becomes possible (No in S1201).
[0113]
Next, when communication with the portable terminal 1 becomes possible (Yes in S1201), the electronic ticket data and the terminal ID are read via the POS data R / W unit 42 (S1202).
[0114]
Next, the POS control unit 37 sends the POS to the store server 45 based on the terminal ID. versus An inquiry is made via the Internet access unit 49 and the used list of the store server 45 is read (S1203).
[0115]
Next, the POS control unit 37 checks whether or not the use corresponding to the discount has already been made from the terminal ID and the used list (S1204).
[0116]
In the fourth embodiment, the used list is managed by the store server 45, and at the time of confirmation, the store server 45 is accessed via the POS-to-Internet access unit 49, so that even a system including a plurality of POS terminals is used repeatedly. However, it is also possible to place the used list in the POS memory 40 of the POS terminal 44 and execute the stand-alone process. This can be applied to a small-scale store that can be operated with only one POS terminal 44.
[0117]
If the POS control unit 37 determines that the condition is not satisfied (No in S1204), it is displayed on the POS output unit 41 (display device) that the burden is not possible (S1207), and the user is notified.
[0118]
On the other hand, when the condition is satisfied (S1204) Affirmative branch ), An electronic coupon corresponding to a predetermined discount amount is written in the data area of the data carrier 11 of the portable terminal 1 (S1205).
[0119]
In the example of FIG. 4, the coupon is added to the ticket data 4. Here, the electronic coupon may be considered as a kind of electronic ticket, and is stored in the same electronic ticket data area.
[0120]
Electronic coupons can be used for payment when purchasing electronic tickets. The electronic coupon is issued by the operator of the electronic ticket server 16 and can be distributed at the store by prior purchase or post-approval after use. Therefore, since the electronic ticket server 16 performs money transfer for discounts, it is not necessary to transfer money related to discounts individually from the railway company.
[0121]
Next, the POS control unit 37 registers in the used list of the store server 45 that the charge burden has been registered (S1206). Here, the record of the burden is uniquely specified by the portable terminal ID of the portable terminal 1 or the user ID that the user has for the electronic ticket.
[0122]
The settlement method may be any of cash, various card settlements, and electronic payment using a mobile terminal.
[0123]
Next, the user who has received the electronic coupon purchases a ticket using the electronic coupon when using the return train or when using the train at a later date.
[0124]
In the example of FIG. 4, if K Railway Company starts from Shinjuku and purchases an electronic ticket by 22:00 on April 3, 2001, it can receive a discount up to 500 yen. If an electronic ticket is purchased using the mobile terminal 1, the electronic ticket server determines whether or not an electronic coupon exists and whether or not a discount is available, so that the user does not need an extra operation in consideration of the electronic coupon.
[0125]
Thus, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) A user can enjoy a discounted profit by using an electronic ticket.
(2) The user does not need a complicated procedure such as a conventional discount ticket or discount certificate.
(3) The service provider can guide a large number of customers with discounts.
(4) The service provider can reduce the burden of advertisement and distribution by the conventional method of distributing discount coupons.
(5) The service provider can accurately perform the discount presented by the user. For example, since the usage route and usage time restrictions can be accurately set for issued electronic coupons, discount services are always returned only to users, avoiding the unreasonable burden of transferring discounts to others. be able to.
(6) The service providing side can identify the user by the portable terminal ID and prevent unauthorized use.
(7) Railway companies can increase the number of railway users.
(8) The railroad company does not require the direct transfer of money between the railroad company and the service provider, because the discount is not a railroad fee but is issued by issuing an electronic coupon at the store and offsetting at the electronic ticket server. These troubles are not required.
(9) The railway company can automate the administrative process of proving use and can operate with a small burden. Since entry / exit recording is also performed in the currently popular automatic ticket gate system, no special remodeling or system addition is required.
(10) The operator of the electronic ticket server can increase the use of the electronic ticket and obtain a larger income from the railway company and the service provider.
(11) Since the service provider registers the used list in the store server, the same discount service can be provided in any networked POS system, and the duplicate provision of the discount service can be prevented.
(12) The operator of the electronic ticket server can increase profits by issuing electronic coupons.
【The invention's effect】
According to the present invention, by using an electronic ticket, it is possible to realize a discount on charges when using another service on the premise of using one service without going through an artificial and complicated procedure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall system configuration of a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 shows the overall system configuration of Examples 2, 3, and 4.
FIG. 3 is a configuration of a mobile terminal used in the embodiment.
FIG. 4 shows the configuration of the data carrier part of the embodiment.
FIG. 5 shows a gate configuration of the embodiment.
FIG. 6 shows the configuration of the POS terminal according to the first embodiment.
FIG. 7 is a configuration of a POS terminal according to the second, third, and fourth embodiments.
FIG. 8 is a processing flow of a gate according to the first embodiment.
FIG. 9 is a processing flow of the POS terminal according to the first embodiment.
FIG. 10 is a processing flow of the POS terminal according to the second embodiment.
FIG. 11 is a processing flow of the POS terminal according to the third embodiment.
FIG. 12 is a processing flow of the POS terminal according to the fourth embodiment.
FIG. 13 is a processing flow of the store server according to the third embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Mobile device
2 Mobile terminal controller
3 Mobile terminal input section
4 Mobile terminal output section
5 Mobile terminal to base station radio section
6 Base station antenna
7 Mobile terminal memory
8 Mobile device ID
10 Mobile terminal data R / W section
11 Data carrier
12 Pair gate and POS terminal antenna
14 base stations
15 Mobile communication network
16 Electronic ticket server
17 Approval server
18 Web server
20 Internet
21 Personal computer (PC)
22 routers
23a-23m counting machine
24 POS terminal
26, 26a-26m gate
31 Gate control unit
32 Gate memory section
33 Traffic control unit
34 Gate data R / W section
35 LAN access section
36 Station LAN
37 POS control unit
38 POS input section
40 POS memory
41 POS output section
42 POS data R / W section
43 Mobile phone antenna
44 POS terminal
45 store server
46 Revenue management server
49 POS vs. Internet Access Department

Claims

基地局を経由して電子チケット提供サーバと交信可能な携帯端末本体と、
前記携帯端末本体を介して受信した交通機関の電子チケットのチケットデータおよび利用履歴を記録するとともに、前記携帯端末本体を介することなく外部機器との交信により前記チケットデータの消費または蓄積を記録するデータキャリアとからなる携帯端末であって、
前記携帯端末は、交通機関のゲートを開閉するゲート装置を通過したときに前記利用履歴を更新して前記電子チケットが使用済みであるものとし、
前記携帯端末は、サービス提供者である店舗または施設に設置される、前記交通機関と前記サービス提供者が連動して前記携帯端末の利用者に対して提供する優待サービスの可否を前記利用履歴に基づいて判定するＰＯＳ端末に前記利用履歴を送信して、前記サービス提供者における優待サービスを受けることが可能との判定を要求する
ことを特徴とする携帯端末。 A mobile terminal body capable of communicating with an electronic ticket providing server via a base station;
Data for recording ticket data and usage history of electronic tickets for transportation received via the portable terminal body, and recording consumption or accumulation of the ticket data through communication with an external device without going through the portable terminal body A mobile terminal consisting of a carrier ,
The portable terminal updates the usage history when passing through a gate device that opens and closes a gate of transportation, and the electronic ticket is already used.
In the usage history, the portable terminal is installed in a store or facility which is a service provider, and the use history indicates whether or not a preferential service provided to the user of the portable terminal in cooperation with the transportation facility and the service provider. The usage history is transmitted to the POS terminal to be determined based on the request, and a determination is made that the service provider can receive the preferential service
A portable terminal characterized by that.

交通機関の通過希望者の適否を判定しゲートを開閉するゲート装置であって、
前記通過希望者が所持する、前記交通機関の電子チケットのチケットデータと利用履歴を格納する携帯端末から前記チケットデータを読み取る手段と、
前記携帯端末に格納された利用履歴を更新し、前記電子チケットが使用済みであるものとすることにより、前記交通機関と連動して前記通過希望者に優待サービスを提供するサービス提供者である店舗または施設に設置されるＰＯＳ端末での購買精算時に前記優待サービスを受けることを可能にする手段と
からなるゲート装置。A gate device that opens and closes a gate by determining the suitability of a person who wants to pass through a transportation facility
Means for reading the ticket data from the portable terminal that stores the ticket data and usage history of the electronic ticket of the transportation facility possessed by the applicant who wants to pass ;
To update the usage history stored before Symbol mobile end the end, by as the electronic ticket has already been used, a service provider to provide a preferential service to the passing seekers in conjunction with the transportation A gate device comprising means for making it possible to receive the preferential treatment service at the time of purchase settlement at a POS terminal installed in a certain store or facility .

サービス提供者である店舗または施設に設置され、交通機関の電子チケットのチケットデータおよび利用履歴の格納された携帯端末との間で通信可能なＰＯＳ端末であって、
前記携帯端末と通信を行い、前記携帯端末の電子チケットの利用履歴から、前記携帯端末が前記交通機関のゲートを開閉するゲート装置を通過したことにより前記利用履歴が更新されたかどうかを読み出す手段と、
読み出した前記利用履歴に基づいて、前記交通機関と前記サービス提供者が連動して前記携帯端末の利用者に対して提供する優待サービスの可否を判定する手段と、
前記優待サービスを提供可能と判断した場合、前記サービス提供者における決済時に前記優待サービスを実行する手段と
からなるＰＯＳ端末。A POS terminal that is installed in a store or facility that is a service provider and can communicate with a portable terminal in which ticket data of an electronic ticket for transportation and a use history are stored,
Means for communicating with the portable terminal, and reading from the use history of the electronic ticket of the portable terminal whether the use history has been updated by passing the gate device that opens and closes the gate of the transportation facility ; ,
Means for determining whether or not a preferential service provided to the user of the mobile terminal in cooperation with the transportation facility and the service provider based on the read usage history ;
A POS terminal comprising means for executing the preferential service at the time of settlement by the service provider when it is determined that the preferential service can be provided .

基地局を経由して、交通機関の電子チケットのチケットデータおよび利用履歴を格納する記憶手段を有する携帯端末と交信可能な電子チケット提供サーバであって、
前記電子チケットの決済は、後日決済サーバにおいて行われるものであり、
前記携帯端末からの要求にしたがって電子チケットデータを送信する手段と、
サービス提供者である店舗または施設に設置されるＰＯＳ端末が読み出した、前記携帯端末が交通機関のゲートを開閉するゲート装置を通過したことにより前記利用履歴が更新されたかどうかの情報に基づいて、前記サービス提供者が前記交通機関と連動して前記電子チケットに対して提供する優待サービスの可否を判定する手段と、
前記優待サービスを提供可能と判断した場合、前記電子チケットデータに対応した決済処理に前記優待サービスを行うように決済サーバに指示する手段と
からなる電子チケット提供サーバ。An electronic ticket providing server capable of communicating with a portable terminal having a storage means for storing ticket data and usage history of an electronic ticket for transportation via a base station,
The electronic ticket is settled at a settlement server at a later date,
Means for transmitting electronic ticket data in accordance with a request from the portable terminal;
Based on information read from the POS terminal installed in the store or facility that is the service provider, whether the usage history has been updated by the mobile terminal passing through the gate device that opens and closes the gate of the transportation facility, Means for determining whether or not a preferential service provided for the electronic ticket by the service provider in conjunction with the transportation means;
An electronic ticket providing server comprising means for instructing a payment server to perform the preferential service for the payment processing corresponding to the electronic ticket data when it is determined that the preferential service can be provided.

電子チケットデータを携帯端末にダウンロードすることにより電子チケットを販売する電子チケット処理システムであって、
電子チケット提供サーバは、携帯端末に対する交信手段を有し、
携帯端末は、電子チケットのデータ格納部と利用履歴情報部からなる記憶手段と、携帯端末ＩＤまたは利用者ＩＤなどの電子決済に必要な情報からなる携帯端末メモリ部を有しており、
前記電子チケット提供サーバが前記携帯端末からの要求により電子チケットをダウンロードさせ、前記データ格納部に登録させることで電子チケット販売を実行し、
前記携帯端末を所有する利用者がゲート装置を通過すると、前記携帯端末の電子チケットが登録された前記データ格納部に使用済みの記録が書き込まれることにより、使用済み電子チケットとして前記記憶手段のデータ格納部上で更新され、
その後の利用者のサービス提供者である店舗または施設での購買精算時にＰＯＳ端末と前記携帯端末との交信により当該サービス提供者での利用者の優待サービスの可否が、電子チケットの利用履歴が前記サービス提供者の設定した条件に合致しているかどうかに基づいて判定され、前記購買精算に反映される
電子チケット処理システム。An electronic ticket processing system for selling electronic tickets by downloading electronic ticket data to a mobile terminal,
The electronic ticket providing server has means for communicating with the mobile terminal,
The portable terminal has a storage means composed of an electronic ticket data storage section and a usage history information section, and a portable terminal memory section composed of information necessary for electronic payment such as a portable terminal ID or a user ID.
The electronic ticket providing server downloads an electronic ticket in response to a request from the mobile terminal, and executes electronic ticket sales by causing the data storage unit to register the electronic ticket,
Wherein when the user who owns the portable terminal passes through the gate device, by the portable terminal of the electronic ticket is already used in the data storage unit registered record is written, the storage means as the used electronic ticket Updated on the data store,
Whether or not the subsequent use of the service providers in a store or user preferential treatment services in the service provider by the communication with the POS terminal at the time of purchase settlement at the facility and the portable terminal, the electronic ticket usage history is the An electronic ticket processing system that is determined based on whether or not a condition set by a service provider is met and is reflected in the purchase settlement .

電子チケットデータを携帯端末にダウンロードすることにより電子チケットを販売する電子チケット処理システムであって、
電子チケット提供サーバは、携帯端末に対する交信手段を有し、
電子チケットの利用履歴を管理する収入管理サーバは、携帯端末及びＰＯＳ端末に対する交信手段を有し、
携帯端末は、電子チケットのデータ格納部からなる記憶手段と、携帯端末ＩＤまたは利用者ＩＤなどの電子決済に必要な情報からなる携帯端末メモリ部を有しており、
前記電子チケット提供サーバが前記携帯端末からの要求により電子チケットをダウンロードさせ、前記データ格納部に登録させることで電子チケット販売を実行し、
前記携帯端末を所有する利用者がゲート装置を通過すると、前記電子チケットの利用履歴が前記収入管理サーバ上で更新され、
その後の利用者のサービス提供者である店舗または施設での購買精算時にＰＯＳ端末と前記収入管理サーバとの交信により当該サービス提供者での利用者の優待サービスの可否が、電子チケットの利用履歴が前記サービス提供者の設定した条件に合致しているかどうかに基づいて判定され、前記購買精算に反映される
電子チケット処理システム。An electronic ticket processing system for selling electronic tickets by downloading electronic ticket data to a mobile terminal,
The electronic ticket providing server has means for communicating with the mobile terminal,
The revenue management server that manages the use history of the electronic ticket has a communication means for the portable terminal and the POS terminal,
The portable terminal has a storage means including an electronic ticket data storage unit, and a portable terminal memory unit including information necessary for electronic payment such as a portable terminal ID or a user ID.
The electronic ticket providing server downloads an electronic ticket in response to a request from the mobile terminal, and executes electronic ticket sales by causing the data storage unit to register the electronic ticket,
Wherein when the user who possesses the mobile terminal passes through the gate device, the electronic ticket usage history is updated on the revenue management server,
In subsequent store or at the time of purchase settlement at the facility who is a user of the service provider by the communication between the POS terminal and the revenue management server whether the preferential service of the user of in the service provider, the use history of the electronic ticket An electronic ticket processing system that is determined based on whether or not a condition set by the service provider is met and is reflected in the purchase settlement .

交通機関およびサービス提供者である店舗または施設の顧客利用履歴を蓄積管理する管理サーバであって、
前記顧客は交通機関の電子チケットのチケットデータを格納する記憶手段を有する携帯端末を保持しており、
前記交通機関のゲートを開閉するゲート装置から、前記携帯端末が前記ゲート装置を通過したことを示す電子チケット利用履歴を収集する収集手段と、
前記サービス提供者に設置されたＰＯＳ端末または決済サーバからの照会であって、前記交通機関およびサービス提供者が連動して前記電子チケットに対して提供する優待サービスの可否を判断するための前記電子チケット利用履歴の照会を受け付ける通信手段と、
前記収集した電子チケット利用履歴を電子チケット利用者ＩＤ毎に管理する記憶手段と、
前記ＰＯＳ端末または決済サーバからの照会に対して、前記記憶手段より電子チケット利用履歴を回答する回答手段と
を有する管理サーバ。A management server that accumulates and manages customer usage histories of stores or facilities that are transportation facilities and service providers ,
The customer has a portable terminal having storage means for storing ticket data of an electronic ticket for transportation,
Collecting means for collecting an electronic ticket use history indicating that the portable terminal has passed through the gate device from a gate device that opens and closes the gate of the transportation facility ;
The electronic device which is an inquiry from a POS terminal or a payment server installed in the service provider, and which determines whether or not a preferential service provided to the electronic ticket by the transportation facility and the service provider in conjunction with each other is determined. A communication means for receiving a ticket usage history inquiry ;
Storage means for managing the collected electronic ticket usage history for each electronic ticket user ID;
Wherein for the query from the POS terminal or the payment server, the management server and a reply unit configured to answer the electronic ticket usage history from the storage unit.

電子チケット提供サーバと、
電子チケットのデータ格納部からなる記憶手段と、携帯端末ＩＤまたは利用者ＩＤなどの電子決済に必要な情報からなる携帯端末メモリ部を備えた携帯端末と、
前記電子チケットの利用履歴を管理する収入管理サーバと、
前記収入管理サーバから前記電子チケットの利用履歴を取得する手段を備えた店舗サーバと、
前記電子チケットの決済を行う決済手段とからなり、
前記電子チケット提供サーバが前記携帯端末からの要求により電子チケットをダウンロードさせ、前記データ格納部に登録させることで販売し、
前記携帯端末の所有者がゲート装置を通過する際に前記電子チケットの利用履歴が前記収入管理サーバ上で更新され、
その後所有者が店舗で購買する際に、前記店舗サーバは前記電子決済に必要な情報を元に前記収入管理サーバから前記電子チケットの利用履歴を取得し、当該利用履歴が前記店舗の設定した条件に合致しているかどうかに基づいて優待サービス提供の可否を決定し、提供可と判断した場合は前記決済手段に対して前記条件に応じた割引を行うことにより前記優待サービスの提供を指示する
電子チケット処理システム。An electronic ticket providing server;
A storage device comprising an electronic ticket data storage unit, a portable terminal comprising a portable terminal memory unit comprising information necessary for electronic payment such as a portable terminal ID or a user ID,
An income management server for managing the usage history of the electronic ticket;
A store server comprising means for obtaining the use history of the electronic ticket from the revenue management server;
A payment means for payment of the electronic ticket,
The electronic ticket providing server downloads an electronic ticket in response to a request from the portable terminal , and sells it by registering it in the data storage unit ,
When the owner of the mobile terminal passes through the gate device, the usage history of the electronic ticket is updated on the revenue management server,
Thereafter, when the owner purchases at the store, the store server acquires the use history of the electronic ticket from the revenue management server based on the information necessary for the electronic payment, and the use history is a condition set by the store. determining whether the preferential services provided based on whether meets the instructs the provision of the preferential service by if it is determined that the providable performing discounted in accordance with the condition to the payment means electronic Ticket processing system.

前記請求項８において、前記携帯端末メモリ部には、電子チケット購入時に割引が受けられるクーポン情報を蓄積する電子クーポン蓄積記憶部を有しており、
前記店舗サーバが優待サービスの提供可を判定したときは、当該店舗サーバは前記決済手段に対して優待処理を指示するかわりに、前記電子クーポンを前記携帯端末メモリ部に設定する
電子チケット処理システム。In Claim 8, the portable terminal memory unit has an electronic coupon storage unit that stores coupon information that can be discounted when purchasing an electronic ticket,
An electronic ticket processing system in which, when the store server determines that a preferential service can be provided, the store server sets the electronic coupon in the portable terminal memory unit instead of instructing the payment means to perform preferential processing.

交通機関の電子チケットシステムにおいて、電子チケット提供サーバが電子チケットデータを携帯端末にダウンロードすることにより電子チケットを販売する電子チケット販売方法であって、
前記携帯端末は前記電子チケットを購入する際に優待サービスを受けられる電子クーポンを記録するデータ領域を有しており、
前記携帯端末の利用者が前記交通機関と連動して前記優待サービスを提供するサービス提供者である店舗または施設を利用した際に、前記サービス提供者のＰＯＳ端末が前記携帯端末に前記電子クーポンを記録するステップと、
前記電子チケット提供サーバが、前記携帯端末への電子チケット販売に際して前記携帯端末のデータ領域を照会し、前記電子クーポンの記録がなされているときに、所定の料金
分だけ電子チケットの販売代金を減算するステップと、
を有する電子チケット販売方法。 In an electronic ticket system for transportation, an electronic ticket selling method in which an electronic ticket providing server sells an electronic ticket by downloading electronic ticket data to a mobile terminal,
The mobile terminal has a data area for recording an electronic coupon that can receive a preferential service when purchasing the electronic ticket,
When the user of the portable terminal uses a store or facility that is a service provider that provides the preferential service in conjunction with the transportation facility, the POS terminal of the service provider gives the electronic coupon to the portable terminal. Recording step;
The electronic ticket providing server, the query the data area of the portable terminal when the electronic ticket sales to the mobile terminal, when the electronic coupon records have been made, the sales price of the prescribed toll amount corresponding electronic ticket Subtracting , and
An electronic ticket selling method comprising: