JP4824981B2 - 結像光学系及びそれを備えた交換レンズ装置 - Google Patents

結像光学系及びそれを備えた交換レンズ装置 Download PDF

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Description

本発明は、カメラ(特にレンズ交換式カメラ)等に用いられる結像光学系及びそれを備えた交換レンズ装置に関するものである。
特に、CCD(固体撮像素子)やC−MOS等の電子撮像素子を備えたカメラに用いられる結像光学系、特にレンズ交換式のデジタルカメラの交換レンズに適した結像光学系及びそれを備えた交換レンズ装置に関するものである。
近年、銀塩フィルムを使用する一眼レフカメラに代わって、CCD、C−MOS等、光学像を電気信号に変換する電子撮像素子を用いたデジタル一眼レフカメラが注目されている。
これらデジタル一眼レフカメラは、フィルム用カメラでは一般的な135フォーマットの受光面積よりも小さい受光面積を持つ電子撮像素子を用いたものが主流である。
このような、受光面積のサイズの小型化に合わせて、結像光学系自体も小型化が行なわれている。
一方、135フォーマット専用の標準画角を持つ結像光学系として、ガウスタイプと呼ばれる結像光学系が知られている。このガウスタイプと呼ばれる結像光学系は、明るさ絞りに対して概略対称系に配されたレンズ構成となっており、その対称性のよさから、優れた収差補正能力を持つことが知られている。
しかしながら、これらのガウスタイプとよばれるタイプの結像光学系は、主として135フォーマットのフィルム用に設計されたものが多い。そのため、前述のように受光面積が小さいタイプのカメラに用いようとすると、十分な画角が得られなくなってくる。
受光面積のサイズに併せて結像光学系を小さくしようとすると、こんどはバックフォーカスが短くなってくる。バックフォーカスが短くなると、デジタル一眼レフレックスカメラの場合、クイックリターンミラーなどの光路分割部材やフィルター類を配するスペースが小さくなり、光学レイアウト上不利となってくる。
一方、バックフォーカスの確保と画角の維持のためにレトロフォーカスタイプのレンズ構成とすると、結像光学系の入射面の径が大きくなり易い。
そのため、ガウスタイプの対称性をできるだけ維持したまま長いバックフォーカスを得た従来技術として、例えば、次の特許文献1、2に記載のものが提案されている。
これらの先行技術は、一般的なガウスタイプのレンズを基に、絞り直前の負レンズ成分とその物体側の正レンズ成分の配置を入れ替えることで、バックフォーカスを長くしたものである。
特公昭61−28973号公報 特公昭56−46128号
しかしながら、上述の先行技術文献のものであっても、昨今のデジタル一眼レフに求められるバックフォーカスを考慮すると、焦点距離に対するバックフォーカスの長さの確保が十分とはいい難い。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、バックフォーカスの長さを確保し、光学性能も良好に確保することのできる結像光学系及びそれを備えた交換レンズ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による結像光学系は、物体側から順に、正の屈折力を持つ前群と、明るさ絞りと、正の屈折力を持つ後群とからなり、前記前群が、物体側から順に、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きい正レンズ成分と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ成分と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ成分とからなり、前記後群が、物体側から順に、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きい負レンズ成分と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ成分である第1の正レンズ成分と、像側の面の曲率の絶対値が物体側の面の曲率の絶対値よりも大きい第2の正レンズ成分とからなり、次の条件式(1),(2),(4’)を満足することを特徴としている。
−4.0<fR12A/f<−0.5 ・・・(1)
0.7<fb/f<1.5 ・・・(2)
−0.8<(rAF+rAR)/(rAF−rAR)<1.1・・・(4’)
ただし、fは全系の焦点距離、fR12Aは前記後群の前記負レンズ成分と前記第1の正レンズ成分とに挟まれる空気レンズの焦点距離、fbは前記後群の前記第2の正レンズ成分の射出面から焦点までの光軸上での空気換算距離、rAFは前記後群の前記負レンズ成分の像側の面の近軸曲率半径、rARは前記後群の前記第1の正レンズ成分の物体側の面の近軸曲率半径、である。
また、レンズ成分、光軸上において、各レンズ成分における最も物体側の面と最も像側の面のみが空気と接する単レンズ又は接合レンズである。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(3)を満足することが好ましい。
2.2<fFG/f<40.0 ・・・(3)
ただし、fFGは前記前群の焦点距離、である。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(5)を満足することが好ましい。
0.60<dS/ΣdA ・・・(5)
ただし、dSは前記明るさ絞りを挟む空気レンズの間隔、ΣdAは全系の各レンズ間隔の総和、である。
また、本発明の結像光学系においては、前記前群の入射面から前記前群の前記負メニスカスレンズ成分までが負の屈折力を持ち、次の条件式(6)を満足することが好ましい。
0.035<dA2/f<0.1 ・・・(6)
ただし、dA2は前記前群の前記負メニスカスレンズ成分と前記前群の前記正メニスカスレンズ成分との空気間隔、である。
また、本発明の結像光学系においては、次の条件式(7)を満足することが好ましい。
0.8<fRP1/fRP2<2.0 ・・・(7)
ただし、fRP1は前記後群の前記第1の正レンズ成分の焦点距離、fRP2は前記後群の前記第2の正レンズ成分の焦点距離、である。
また、本発明の結像光学系においては、前記前群が、物体側から順に、正レンズと、負レンズと、正レンズの3枚のレンズからなることが好ましい。
また、本発明の結像光学系においては、無限遠合焦状態から近距離合焦を行う際に前記前群と前記後群との間隔が変化することが好ましい。
さらに、本発明の結像光学系においては、前記後群のレンズが、全て単レンズで構成されていることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明による交換レンズ装置は、上記本発明のいずれかの結像光学系と、該結像光学系をカメラ本体に取り付け可能とするマウント部を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、バックフォーカスを長くしても、光学性能も良好に確保することのできる結像光学系及びそれを備えた交換レンズ装置が得られる。さらには、レンズの外径の大型化を抑え易い結像光学系及びそれを備えた交換レンズ装置が得られる。
実施例の説明に先立ち、本発明のより具体的な作用効果について説明する。
本発明の結像光学系は、物体側から順に、正の屈折力を持つ前群と、明るさ絞りと、正の屈折力を持つ後群とからなり、前記前群が、物体側から順に、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きい正レンズ成分と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ成分と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ成分からなり、前記後群が、物体側から順に、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きい負レンズ成分と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ成分である第1の正レンズ成分と、像側の面の曲率の絶対値が物体側の面の曲率の絶対値よりも大きい第2の正レンズ成分からなり、次の条件式(1),(2),(4’)を満足する。
−4.0<fR12A/f<−0.5 ・・・(1)
0.7<fb/f<1.5 ・・・(2)
−0.8<(rAF+rAR)/(rAF−rAR)<1.1・・・(4’)
ただし、fは全系の焦点距離、fR12Aは前記後群の前記負レンズ成分と前記第1の正レンズ成分とに挟まれる空気レンズの焦点距離、fbは前記後群の前記第2の正レンズ成分の射出面から焦点までの光軸上での空気換算距離、rAFは前記後群の前記負レンズ成分の像側の面の近軸曲率半径、rARは前記後群の前記第1の正レンズ成分の物体側の面の近軸曲率半径、である。
また、レンズ成分、光軸上において、各レンズ成分における最も物体側の面と最も像側の面のみが空気と接する単レンズ又は接合レンズである。
即ち、本発明の結像光学系では、明るさ絞りを挟む前群と後群とで正の屈折力を分担している。このように、明るさ絞りに対して対称な屈折力の配置とすると、歪曲収差等の軸外収差の補正に有利となる。
ただし、このような明るさ絞りを挟む前群と後群とで正の屈折力を分担する光学構成において、バックフォーカスを長くしようとすると、前群の正の屈折力が弱くなり易い。
そこで、本発明では、条件式(2)で規定するバックフォーカスを確保しても、収差を良好に補正するために、条件式(1)を満足するように構成している。
条件式(1)は、結像光学系全系の焦点距離に対する、後群の負レンズ成分と第1の正レンズ成分とに挟まれる空気レンズの焦点距離を規定した式である。
この空気レンズの焦点距離fR12Aは負の値となるが、この負の屈折力条件式(1)を満足するように適度に強くすると、後群の物体側に負の屈折力を寄せることが可能となる。そして、この空気レンズの像側に複数の正レンズ成分を配置し、後群における正の屈折力をこの空気レンズの像側にて負担させている。このようにすると、前群、後群のパワーバランスを維持し易くなり、光学性能も良好に保ちつつ、バックフォーカスを長くすることが可能となる。
条件式(1)の下限値を下回って空気レンズの負の屈折力が小さくなると、必要なバックフォーカスを確保するためには前群の正の屈折力が弱くなり易くなる。そのため、明るさ絞りの前後の屈折力の対称性を良好にすることが難しくなり、全体の収差バランスがとり難くなる。
一方、条件式(1)の上限値を上回って空気レンズの負屈折力が強くなると、後群の第1の正レンズ成分に入射する光束の発散性が強くなりすぎてしまう。そのため、後群に第1の正レンズ成分と第2の正レンズ成分というように複数の正レンズ成分を備えても、収差補正が難しくなり、特に、球面収差がアンダーになり易くなる。
条件式(2)の下限値を下回ると、バックフォーカスが短くなってしまう。
一方、条件式(2)の上限値を上回ると、バックフォーカスが長くなりすぎてしまい、結像光学系の入射面から像面までの距離が長くなりすぎてしまい、小型化に不利となる。
なお、条件式(1)の下限値を−3.5とすると、より好ましい。
また、条件式(1)の上限値を−0.8、更には−1.0とすると、より好ましい。
また、条件式(2)の下限値を0.8、更には0.95とすると、より好ましい。
また、条件式(2)の上限値を1.3、更には1.2とすると、より好ましい。
また、本発明の結像光学系においては、前記前群が、前記明るさ絞り側に向けた凹面を有する、該前群における最も像側のレンズ成分と、該前群における最も像側のレンズ成分よりも物体側に配置された正レンズ成分を有し、前記後群の前記負レンズ成分が、前記明るさ絞り側に凹面を向けるのが好ましい。
即ち、本発明の結像光学系では、明るさ絞りを挟む前群と後群とで正の屈折力を分担することに加えて、明るさ絞りを挟む空気レンズが両凸形状となるようにして、この空気レンズに負の屈折力を与えるのが好ましい。このようにすれば、前群、後群中の正レンズ成分とも相まって、球面収差、ペッツバール和の補正が行い易くなる。また、明るさ絞りに対して対称性を維持し易く、軸外収差補正や、光学系の小径化にも有利となる。
また、条件式(4’)は、上述した後群中の第1レンズ成分(即ち、負レンズ成分)と第2レンズ成分(即ち、第1の正レンズ成分)との間の空気レンズの形状を規定した式である。
この空気レンズには、上述の条件式(1)で規定したように、負の屈折力を持たせている。空気レンズの形状は、両凸形状や平凸形状に近いことが好ましい。
条件式(4’)の下限値を下回ると、後群の負レンズ成分における像側の凹面の曲率が強くなり、コマ収差等の収差バランスがとり難くなる。
一方、条件式(4’)の上限値を上回ると、空気レンズが、両側の曲率が強いメニスカス形状となる。そのため、後群中の負の屈折力を物体側に寄せる機能を十分に得ることが難しくなり、バックフォーカスを長く保ちながらの収差補正が難しくなる。
なお、条件式(4’)の下限値を0.0、更には0.5とすると、より好ましい。
また、条件式(4’)の上限値を1.0、更には0.9とすると、より好ましい。
また、後群の第1レンズ成分の像側の面を平面、即ち、(rAF+rAR)/(rAF−rAR)=1とすると、製造上有利となる。
また、レンズ構成を上記のように構成すると、レンズ成分の数を少なく抑えつつ、結像光学系全系における明るさ絞りに対する対称性を良好に確保し、軸外主光線の入射角も小さくすることができ、諸収差の補正に有利となる。
また、前群内のレンズ成分のパワー配置を上述の正、負、正の配置とすることで、結像光学系全系の対称性を確保しつつも、負レンズ成分の発散作用を物体側に寄せることができバックフォーカスも長くし易くなる。
さらに、前群と後群を明るさ絞りに対して対称的な配置に近づけることができ、諸収差の補正に有利となる。
さらに、上記本発明の結像光学系においては、次の条件式(3)を満足することが好ましい。
2.2<fFG/f<40.0 ・・・(3)
ただし、
fFGは前記前群の焦点距離、
である。
条件式(3)は、前群の焦点距離を結像光学系全系の焦点距離で規定したものである。
条件式(3)の下限値を下回ると、前群の正の屈折力が強くなりすぎてしまい、バックフォーカスの確保に不利となる。
一方、条件式(3)の上限値を上回ると、前群の正の屈折力が弱くなりすぎてしまい、結像光学系の対称性が崩れ易く収差バランスがとり難くなる。
なお、条件式(3)の下限値を2.4、更には2.5とするとより好ましい。
また、条件式(3)の上限値を30.0、更には25.0とするとより好ましい。
さらに、上記本発明のいずれの結像光学系においても、次の条件式(5)を満足することが好ましい。
0.60<dS/ΣdA ・・・(5)
ただし、dSは前記明るさ絞りを挟む空気レンズの間隔、ΣdAは全系の各レンズ間隔の総和、である。
条件式(5)の下限値を下回ると、前群、後群の空気間隔が長くなりすぎてしまい、コンパクト化が難しくなる。
あるいは、明るさ絞りを挟む空気レンズの間隔が小さくなりすぎてしまい、諸収差のバランスがとり難くなる。
なお、条件式(5)の下限値を0.65、更には0.70とすると、より好ましい。
なお、dS/ΣdAは、1.0以上にはならない。
さらに、上記本発明のいずれの結像光学系においても、前記前群の入射面から前記前群の前記負メニスカスレンズ成分までが負の屈折力を持ち、次の条件式(6)を満足することが好ましい。
0.035<dA2/f<0.1 ・・・(6)
ただし、dA2は前記前群の前記負メニスカスレンズ成分と前記前群の前記正メニスカスレンズ成分との空気間隔、である。
前群をこのようなパワー配置で構成すると、早い段階(即ち、より物体側に寄った位置)で発散作用を持たせることができ、バックフォーカスの確保に有利となる。
条件式(6)の下限値を下回ると、空気間隔dA2が小さくなりすぎてしまい、焦点距離に対するバックフォーカスを長くする機能が低下してしまう。
一方、条件式(6)の上限値を上回ると、空気間隔dA2が長くなりすぎてしまい、コンパクト化に不利となる。また、光学系の対称性が崩れ易くなり、負のディストーション等を抑えることが難しくなる。
なお、条件式(6)の下限値を0.04、更には0.043とすると、より好ましい。
また、条件式(6)の上限値を0.08、更には0.06とすると、より好ましい。
さらに、上記本発明のいずれの結像光学系においても、次の条件式(7)を満足することが好ましい。
0.8<fRP1/fRP2<2.0 ・・・(7)
ただし、fRP1は前記後群の前記第1の正レンズ成分の焦点距離、fRP2は前記後群の前記第2の正レンズ成分の焦点距離、である。
前記後群における第1の正レンズ成分と第2の正レンズ成分との屈折力比を、条件式(7)を満足するようにすれば、光学性能を良好に維持したままバックフォーカスを長くすることが可能となる。
条件式(7)の上限値を上回ると、バックフォーカスを長くすることに対しては有利となるが、後群における第2の正レンズ成分の屈折力が強くなりすぎてしまい、アンダーの球面収差が出易くなる。また、第2の正レンズ成分でのコマ収差が発生し易くなってしまう。
一方、条件式(7)の下限値を下回ると、後群における第1の正レンズ成分の屈折力が強くなりすぎてしまい、バックフォーカスの確保に不利となる。また、第1の正レンズ成分の直前に形成される空気レンズの負の屈折力を確保しようとすると、第1の正レンズ成分の像側の面の曲率が大きくなり易く、この面での収差が発生し易くなってしまう。
なお、条件式(7)の下限値を0.85とすると、より好ましい。
また、条件式(7)の上限値を1.7、更には、1.6とすると、より好ましい、
さらに、上記本発明のいずれの結像光学系においても、前記前群が、物体側から順に、正レンズと、負レンズと、正レンズの3枚のレンズからなるのが好ましい。
一般的なガウスタイプの前群の構成としては、正レンズ、正レンズ、負レンズの順で構成されるものが主流であるが、物体側から二番目のレンズに関し、正レンズと負レンズとを入れ替えると、負レンズ成分の発散作用を物体側に寄せることができ、バックフォーカスの確保に有利となる。
さらに、上記本発明のいずれの結像光学系においても、無限遠合焦状態から近距離合焦を行う際に前記前群と前記後群との間隔が変化するように構成するのが好ましい。
明るさ絞りが配置される空間を変化させるフローティングを行うと、光学性能の維持が容易となり、マクロレンズとしての使用が可能となる。
具体的には、至近合焦側で発生し易いコマ収差の補正に有利となり、例えば、等倍撮影付近まで光学性能の確保が可能となる。
さらに、上記本発明のいずれの結像光学系においても、前記後群のレンズが、全て単レンズで構成されているのが好ましい。
上述したように本発明のいずれの結像光学系も、レンズ枚数を少なくしても光学性能を良好に確保することができる構成となっている。そこで、上述のように前記後群のレンズを全て単レンズで構成すれば、光学性能を良好に確保しつつ、コスト低減、小型軽量化に有利となる。
さらに、上記本発明のいずれの結像光学系においても、前記前群のレンズが、全て単レンズで構成されているのが好ましい。
上述したように本発明のいずれの結像光学系も、レンズ枚数を少なくしても光学性能を良好に確保することができる構成となっている。そこで、さらに、上述のように前記前群のレンズを全て単レンズで構成すれば、光学性能を良好に確保しつつ、コスト低減、小型軽量化に有利となる。
さらに、本発明の結像光学系を備えた交換レンズ装置は、上記本発明のいずれかの結像光学系と、該結像光学系をカメラ本体に取り付け可能とするマウント部を備えたことを特徴としている。
上述したように、上記本発明の結像光学系は、いずれもバックフォーカスの確保と光学性能とのバランスが良好にとることができる。このため、上記本発明のいずれの結像光学系は、例えば、クイックリターンミラー、ローパスフィルターなどを結像光学系の像側に結像光学系を配置するような構成の光学装置に適用すると有用である。
そのような使用形態の1つとして、上述の交換レンズ装置に用いると好適である。
なお、上述した本発明の結像光学系の各構成は、当該結像光学系の無限遠物点に対して合焦を行った状態での構成である。
また、上述した本発明の結像光学系の各構成は、任意に組み合わせて同時に満足させるようにするのが好ましい。
次に、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施例1にかかる結像光学系の光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は無限遠合焦時の状態、(b)は近距離合焦時の状態(至近状態(等倍))を夫々示している。図2は実施例1にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示すグラフであり、(a)は無限遠合焦時の状態、(b)は近距離合焦時の状態(至近状態(等倍))を夫々示している。
実施例1の結像光学系は、物体側から順に、正の屈折力を持つ前群G1と、明るさ絞りSと、正の屈折力を持つ後群G2とで構成されている。なお、図1中、IMは結像面である。
前群G1は、物体側から順に、(明るさ絞りS側に向けた凹面を有する前群G1における最も像側のレンズ成分よりも物体側に配置された正レンズ成分としての)物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、(負レンズ成分としての)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、(明るさ絞りS側に向けた凹面を有する、前群G1における最も像側の正メニスカスレンズ成分としての)物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とで構成されている。正メニスカスレンズL11は、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きくなるように(即ち、物体側の面の曲率半径r1の絶対値が像側の面の曲率半径r2の絶対値よりも小さくなるように)形成されている。また、これらのレンズL11〜L13は、全て単レンズで構成されている。また、前群G1は、レンズL11からレンズL12までにかけて負の屈折力を持っている。
後群G2は、物体側から順に、(明るさ絞りS側に凹面を向けた負レンズ成分としての)物体側が凹面で像側が平面の平凹レンズL21と、(第1の正レンズ成分としての)物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL22と、(第2の正レンズ成分としての)両凸レンズL23とで構成されている。両凸レンズL23は、像側の面の曲率の絶対値が物体側の面の曲率の絶対値より大きくなるように(即ち、像側の面の曲率半径r13の絶対値が物体側の面の曲率半径r12の絶対値より小さくなるように)形成されている。また、これらのレンズL21〜L23は、全て単レンズで構成されている。
また、無限遠合焦状態から近距離合焦を行う際に、前群G1と後群G2は、ともに物体側に移動し、且つ、互いの間隔が広がるようになっている。
次に、実施例1の結像光学系を構成する光学部材の数値データを示す。数値データ中、r1、r2、・・・は光学部材の曲率半径、d1、d2、・・・は光学部材の面間隔(肉厚又は空気間隔)、nd1、nd2、・・・は光学部材のd線での屈折率、νd1、νd2、・・・は光学部材のd線でのアッベ数、fは焦点距離、FNOはFナンバー、IHは像高、ωは半画角である。これらは以下の各実施例の数値データにおいて共通である。
また、実施例1の数値データは、無限遠合焦時と、近距離合焦時(至近状態(等倍))のそれぞれにおけるデータである。
数値データ1(実施例1)
焦点距離(f) 35.59mm
Fナンバー(FNO) 2.793
像高(IH) 11.15mm
半画角(ω) 17.6°
至近状態(等倍)での像側の面の面頂から結像面までの距離(空気換算距離) 70.79mm

1 =31.402
1 =2.20 nd1 =1.8044 νd1 =39.59
2 =103.805
2 =0.20
3 =18.004
3 =1.23 nd3 =1.58267 νd3 =46.42
4 =10.237
4 =1.64
5 =10.612
5 =2.12 nd =1.757 νd5 =47.82
6 =11.886
6 =3.19
7 =∞(明るさ絞り)
7 =D7
8 =-12.458
8 =2.00 nd8 =1.78472 νd8 =25.68
9 =∞
9 =0.50
10=-46.137
10=3.30 nd10=1.7725 νd10=49.6
11=-16.376
11=0.35
12=111.996
12=3.30 nd12=1.51633 νd12=49.6
13 =-23.531
Figure 0004824981
図3は本発明の実施例2にかかる結像光学系の光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、無限遠合焦時の状態を示している。図4は実施例2にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示すグラフであり、無限遠合焦時の状態を示している。
実施例2の結像光学系は、物体側から順に、正の屈折力を持つ前群G1と、明るさ絞りSと、正の屈折力を持つ後群G2とで構成されている。
前群G1は、物体側から順に、(明るさ絞りS側に向けた凹面を有する前群G1における最も像側のレンズ成分よりも物体側に配置された正レンズ成分としての)物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、(負レンズ成分としての)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、(明るさ絞りS側に向けた凹面を有する、前群G1における最も像側の正メニスカスレンズ成分としての)物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とで構成されている。正メニスカスレンズL11は、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きくなるように(即ち、物体側の面の曲率半径r1の絶対値が像側の面の曲率半径r2の絶対値よりも小さくなるように)形成されている。また、これらのレンズL11〜L13は、全て単レンズで構成されている。また、前群G1は、レンズL11からレンズL12までにかけて負の屈折力を持っている。
後群G2は、物体側から順に、(明るさ絞りS側に凹面を向けた負レンズ成分としての)両凹レンズL21’と、(第1の正レンズ成分としての)物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL22と、(第2の正レンズ成分としての)両凸レンズL23とで構成されている。両凹レンズL21’は、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きくなるように(即ち、物体側の面の曲率半径r8の絶対値が像側の面の曲率半径r9の絶対値よりも小さくなるように)形成されている。両凸レンズL23は、像側の面の曲率の絶対値が物体側の面の曲率の絶対値より大きくなるように(即ち、像側の面の曲率半径r13の絶対値が物体側の面の曲率半径r12の絶対値より小さくなるように)形成されている。また、これらのレンズL21’〜L23は、全て単レンズで構成されている。
次に、実施例2の結像光学系を構成する光学部材の数値データを示す。
実施例2の数値データは、無限遠合焦時におけるデータである。
数値データ2(実施例2)
焦点距離(f) 30.50mm
Fナンバー(FNO) 3.290
像高(IH) 11.15mm
半画角(ω) 20.7°

1=39.0231
1=2.20 nd1=1.8044 νd1=39.59
2=124.3583
2=0.20
3=21.8137
3=1.23 nd3=1.497 νd3=81.54
4=9.0005
4=1.69
5=10.6888
5=2.12 nd5=1.757 νd5=47.82
6=13.3166
6=3.19
7=∞(明るさ絞り)
7=5.21
8=-12.5403
8=2.00 nd8=1.84666 νd8=23.78
9=782.1809
9=0.50
10=-93.024
10=3.30 nd10=1.7725 νd10=49.6
11=-15.1073
11=0.35
12=120.3961
12=3.30 nd12=1.7725 νd12=49.6
13=-23.6548
図5は本発明の実施例3にかかる結像光学系の光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、無限遠合焦時の状態を示している。図6は実施例3にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示すグラフであり、無限遠合焦時の状態を示している。
実施例3の結像光学系は、物体側から順に、正の屈折力を持つ前群G1と、明るさ絞りSと、正の屈折力を持つ後群G2とで構成されている。
前群G1は、物体側から順に、(明るさ絞りS側に向けた凹面を有する前群G1における最も像側のレンズ成分よりも物体側に配置された正レンズ成分としての)物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、(負レンズ成分としての)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、(明るさ絞りS側に向けた凹面を有する、前群G1における最も像側の正メニスカスレンズ成分としての)物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とで構成されている。正メニスカスレンズL11は、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きくなるように(即ち、物体側の面の曲率半径r1の絶対値が像側の面の曲率半径r2の絶対値よりも小さくなるように)形成されている。また、これらのレンズL11〜L13は、全て単レンズで構成されている。また、前群G1は、レンズL11からレンズL12までにおいて負の屈折力を持っている。
後群G2は、物体側から順に、(明るさ絞りS側に凹面を向けた負レンズ成分としての)両凹レンズL21’と、(第1の正レンズ成分としての)物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL22と、(第2の正レンズ成分としての)両凸レンズL23とで構成されている。両凹レンズL21’は、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きくなるように(即ち、物体側の面の曲率半径r8の絶対値が像側の面r9の曲率半径の絶対値よりも小さくなるように)形成されている。両凸レンズL23は、像側の面の曲率の絶対値が物体側の面の曲率の絶対値より大きくなるように(即ち、像側の面の曲率半径r13の絶対値が物体側の面の曲率半径r12の絶対値より小さくなるように)形成されている。また、これらのレンズL21’〜L23は、全て単レンズで構成されている。
次に、実施例3の結像光学系を構成する光学部材の数値データを示す。
実施例3の数値データは、無限遠合焦時におけるデータである。
数値データ3(実施例3)
焦点距離(f) 30.60mm
Fナンバー(FNO) 2.80
像高(IH) 11.15mm
半画角(ω) 17.5°

1=34.1904
1=2.50 nd1=1.8044 νd1=39.59
2=178.6685
2=0.20
3=18.735
3=1.23 nd3=1.58267 νd3=46.42
4=10.2208
4=1.70
5=11.5169
5=2.12 nd5=1.757 νd5=47.82
6=13.9416
6=2.71
7=∞(明るさ絞り)
7=5.35
8=-13.1851
8=2.00 nd8=1.78472 νd8=25.68
9=225.1578
9=0.70
10=-38.2218
10=3.30 nd10=1.7725 νd10=49.6
11=-16.9776
11=0.20
12=159.7236
12=3.30 nd12=1.7725 νd12=49.6
13=-20.7761
次に、各実施例における条件式の数値パラメータ対応値を次の表1に示す。
Figure 0004824981
以上説明した本発明の結像光学系は、それを備えた交換レンズ装置として、その結像光学系で結像した物体像をCCDやCMOS等の撮像素子に受光されて撮影を行う電子撮像装置、特にレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラに用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図7は本発明の結像光学系を備えた交換レンズ装置として、撮影レンズに用いた一眼レフレックスカメラの断面図である。図7において、1は一眼レフレックスカメラ、2は撮影レンズ、3は撮影レンズ2を一眼レフレックスカメラ1に着脱可能とするマウント部であり、スクリュータイプのマウントやバヨネットマウント等が用いられる。この例では、バヨネットタイプのマウントを用いている。また、4は受光面、5は撮影レンズ2の光路6上のレンズ系と受光面4との間に配置されたクイックリターンミラー、7はクイックリターンミラーより反射された光路に配置されたファインダースクリーン、8はペンタプリズム、9はファインダー、Eは観察者の眼(アイポイント)である。受光面4は、撮像素子として小型のCCDまたはC−MOS等の受光面として、デジタル一眼レフカメラへの適用が可能である。このような構成の一眼レフレックスカメラ1の撮影レンズ2を構成する光学系として、例えば上記実施例1〜3に示した本発明の結像光学系が用いられる。
本発明の結像光学系及びそれを備えたレンズ交換装置は、CCD、C−MOS等、光学像を電気信号に変換する電子撮像素子を用いたデジタル一眼レフカメラを使用する技術分野において有用である。
本発明の実施例1にかかる結像光学系の光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は無限遠合焦時の状態、(b)は近距離合焦時の状態(至近状態(等倍))を夫々示している。 実施例1にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示すグラフであり、(a)は無限遠合焦時の状態、(b)は近距離合焦時の状態(至近状態(等倍))を夫々示している。 本発明の実施例2にかかる結像光学系の光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、無限遠合焦時の状態を示している。 実施例2にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示すグラフであり、無限遠合焦時の状態を示している。 本発明の実施例3にかかる結像光学系の光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、無限遠合焦時の状態を示している。 実施例3にかかる結像光学系の球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示すグラフであり、無限遠合焦時の状態を示している。 本発明の結像光学系を備えた交換レンズ装置として、撮影レンズに用いたレンズ交換式一眼レフレックスカメラの断面図である。
符号の説明
E 観察者の眼
G1 前群
G2 後群
IM 結像面
L11 物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
L12 物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
L13 物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ
L21 物体側が凹面で像側が平面の平凹レンズ
L21’ 両凹レンズ
L22 物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ
L23 両凸レンズ
S 明るさ絞り
1 一眼レフレックスカメラ
2 撮影レンズ
3 一眼レフレックスカメラ
4 受光面
5 クイックリターンミラー
6 撮影レンズ2の光路
7 ファインダースクリーン
8 ペンタプリズム
9 ファインダー

Claims (9)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を持つ前群と、明るさ絞りと、正の屈折力を持つ後群とからなり、
    前記前群が、物体側から順に、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きい正レンズ成分と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ成分と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ成分とからなり、
    前記後群が、物体側から順に、物体側の面の曲率の絶対値が像側の面の曲率の絶対値よりも大きい負レンズ成分と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ成分である第1の正レンズ成分と、像側の面の曲率の絶対値が物体側の面の曲率の絶対値よりも大きい第2の正レンズ成分とからなり
    次の条件式(1),(2),(4’)を満足することを特徴とする結像光学系。
    −4.0<fR12A/f<−0.5 ・・・(1)
    0.7<fb/f<1.5 ・・・(2)
    −0.8<(rAF+rAR)/(rAF−rAR)<1.1・・・(4’)
    ただし、
    は全系の焦点距離、
    fR12Aは前記後群の前記負レンズ成分と前記第1の正レンズ成分とに挟まれる空気レンズの焦点距離、
    fbは前記後群の前記第2の正レンズ成分の射出面から焦点までの光軸上での空気換算距離、
    rAFは前記後群の前記負レンズ成分の像側の面の近軸曲率半径、
    rARは前記後群の前記第1の正レンズ成分の物体側の面の近軸曲率半径、
    である。
    また、レンズ成分、光軸上において、各レンズ成分における最も物体側の面と最も像側の面のみが空気と接する単レンズ又は接合レンズである。
  2. 次の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
    2.2<fFG/f<40.0 ・・・(3)
    ただし、
    fFGは前記前群の焦点距離、
    である。
  3. の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の結像光学系。
    0.60<dS/ΣdA ・・・(5)
    ただし、
    dSは前記明るさ絞りを挟む空気レンズの間隔、
    ΣdAは全系の各レンズ間隔の総和、
    である。
  4. 前記前群の入射面から前記前群の前記負メニスカスレンズ成分までが負の屈折力を持ち、次の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の結像光学系。
    0.035<dA2/f<0.1 ・・・(6)
    ただし、
    dA2は前記前群の前記負メニスカスレンズ成分と前記前群の前記正メニスカスレンズ成分との空気間隔、
    である。
  5. 次の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の結像光学系。
    0.8<fRP1/fRP2<2.0 ・・・(7)
    ただし、
    fRP1は前記後群の前記第1の正レンズ成分の焦点距離、
    fRP2は前記後群の前記第2の正レンズ成分の焦点距離、
    である。
  6. 前記前群が、物体側から順に、正レンズと、負レンズと、正レンズの3枚のレンズからなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の結像光学系。
  7. 無限遠合焦状態から近距離合焦を行う際に前記前群と前記後群との間隔が変化することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の結像光学系。
  8. 前記後群のレンズが、全て単レンズで構成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の結像光学系。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の結像光学系と、該結像光学系をカメラ本体に取り付け可能とするマウント部を備えたことを特徴とする交換レンズ装置。
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