JP4824800B2 - 基地局及び受信方法 - Google Patents
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データチャネル、データチャネルに関連しない第1パイロットチャネル、データチャネ
ルに関連した第2パイロットチャネル、制御チャネルが含まれた信号を受信する受信部と、
前記受信部において受信した信号に含まれたデータチャネル、第1パイロットチャネル、第2パイロットチャネル、制御チャネルを処理する処理部とを備え、
前記受信部において受信した信号では、複数のリソースブロックに第1パイロットチャネルがマッピングされ、データチャネルがマッピングされたリソースブロックと同一のリソースブロックに第2パイロットチャネルがマッピングされているとともに、制御チャネルとデータチャネルとが同一サブフレームにマッピングされているか否かに応じて、制御チャネルをマッピングしたリソースブロックが変えられていることを特徴とする基地局である。
基地局でのスケジューリングなしに移動局から送信される衝突許容チャネルは、移動局(より一般的には固定局も含むユーザ装置(UE: user equipment))がいつでも送信できる。衝突許容チャネルは広い帯域にわたって送信されることが望ましい。そうすることで伝送時間を短くすることができる。また、一部の周波数で信号品質が非常に劣化したとしても、帯域が広いので周波数ダイバーシチ効果が得られ、その劣化を補償するための電力増幅(パワーランピング)等は必須でなくてよい。衝突許容チャネルはユーザ間で競合してしまうおそれがあるが、簡易に高速に通信できる。現行のUTRAと同様な時分割多重(TDM)方式が使用されるが、本実施例では他ユーザとの衝突をなるべく減らす観点から、周波数分割多重(FDM)及び/又は符号分割多重(CDM)が行われる。但し、他ユーザとの間で衝突が生じてしまった場合には、それらのユーザは必要に応じて衝突許容チャネルを再度送信してもよい。
高速アクセスチャネルは、小さなデータサイズの制御メッセージを含んでもよいし、小さなデータサイズのトラフィックデータを含んでもよいし、それらの双方を含んでもよい。データサイズを小さく限定する1つの理由は伝送遅延を短くするためである。制御メッセージは例えばレイヤ3のハンドオーバに関する情報を含んでもよい。小さなサイズのトラフィックデータは、例えば情報量の少ない電子メールや、ゲームのコマンド等を含んでもよい。高速アクセスチャネルは何らの予約もなしにユーザ装置が基地局に送信できるので、送信に要する処理時間が少なくて済む。高速アクセスチャネルは、事前に割り当てられた1以上の周波数チャンクで送信される。複数の周波数チャンクの内のどれで送信すべきかは、下りリンクの報知チャネル(ブロードキャストチャネル)で基地局からユーザ装置に通知されてもよい。この通知の内容は、特定の1つの周波数チャンクしか使用できないことを示してもよいし、特定の複数の周波数チャンクの内のどの1つでも(又はいくつでも)使用できることを示してもよい。後者はユーザ間の衝突の確率を前者よりも少なくできる点で有利である。
予約チャネルは、衝突非許容チャネルのスケジューリングを要求する情報を含む。その情報は、ユーザ装置を識別する識別情報、トラフィックデータ種別(音声や画像等)、データサイズ、所要品質情報(QoS等)、及びユーザ装置の送信電力等を含んでもよい。予約チャネルも、事前に割り当てられた周波数チャンクで送信される。複数の周波数チャンクの内のどれで送信すべきかは、下りリンクの報知チャネル(ブロードキャストチャネル)で基地局からユーザ装置に通知されてもよい。
本実施例ではシングルキャリア方式で上りリンクの信号伝送が行われ、マルチパス干渉を抑制するための等化が行われる。効果的な等化を行うには、様々なユーザから受信される受信タイミングが所定のガードインターバルの期間内に収まるように、同期が維持されることが望ましい。この同期を維持するために、上り同期チャネルが使用される。
衝突非許容チャネルは、基地局でなされたスケジューリングに従ってユーザ装置から送信される。
上り共有データチャネルは、トラフィックデータ及びレイヤ3の制御メッセージの双方又は一方を含む。制御メッセージにはハンドオーバに関する情報や、再送制御に必要な情報等が含まれてもよい。上り共有データチャネルには、時間領域又は時間及び周波数双方の領域でのスケジューリングに従って、1以上のリソースブロック(又はチャンク)が割り当てられる。この場合に、時間領域又は時間及び周波数の両方の領域で、より良好な伝搬路(チャネル)に関連するユーザが優先的にパケットを送信できるように、リソース割り当てが基地局で計画される(スケジューリングされる)。割り当てられるリソースブロック数はユーザ装置が送信しようとするデータレートやデータサイズ等に依存して決定される。比較的低いデータレートしか要求しない複数のユーザが存在する場合には、1つのリソースブロックが複数のユーザで共用されてもよい。しかし、あるユーザのトラフィックサイズが所定のサイズを超える場合には、1つのリソースブロック総てを1人のユーザが使用してもよい。また、1人のユーザが複数のリソースブロックを使用してもよい。1つのリソースブロックが複数のユーザで共用される場合には、そのリソースブロック内で複数のユーザのチャネルが互いに直交するように、何らかの多重化が行われる。例えば、その1リソースブロック内でローカルFDMや分散型FDMが行われてもよい。
上り共有制御チャネルは物理制御メッセージ及びレイヤ2制御メッセージ(FFS)を伝送する。上り共有データチャネルについては、より良好な伝搬路(チャネル)に関連するユーザが優先的にパケットを送信できるようにリソース割り当てが基地局で計画される。しかし、上り共有制御チャネルについては、チャネル状態の優劣に依存したスケジューリングは必須ではない(但し、共有制御チャネルについて何らかのリンクアダプテーションが行われてもよい。)。基地局は、各ユーザ装置にリソースブロックを割り当て、共有制御チャネルの競合を回避するようにスケジューリングを行う。上り共有制御チャネルについては、基地局はユーザ数に依存したスケジューリングを行う。パケットエラーレートを低く維持するため、高精度な送信電力制御が行われることが望ましい。また、上り共有制御チャネルを幅広い周波数範囲にわたって送信し、周波数ダイバーシチ効果を得ることで、受信パケットの高品質化を図ることが望ましい。
パイロットチャネルは、時分割多重化(TDM)、周波数分割多重化(FDM)、符号分割多重化(CDM)又はこれらの組み合わせでユーザ装置から送信することができる。但し、ピーク対平均電力比(PAPR)を小さくする観点からはTDM方式を使用することが望ましい。パイロットチャネルとデータチャネルをTDM方式で直交させることで、受信側でパイロットチャネルを正確に分離でき、チャネル推定精度の向上に寄与することができる。
上りリンクでシングルキャリア方式を採用する移動通信システムで使用される送信装置であって、
パイロットチャネル、制御チャネル及びデータチャネルを多重する多重手段と、
パイロットチャネル及び制御チャネルを少なくとも含む送信シンボルを上りリンクで送信する送信手段と、
を有し、前記パイロットチャネルは、上りリンクのチャネル状態を受信装置で測定するための第1パイロットチャネルと、上りリンクで伝送されたチャネルを補償するための第2パイロットチャネルとを含み、
前記データチャネルは1以上のリソースブロックを用いて送信され、
前記第1パイロットチャネルは複数のリソースブロックにわたる周波数帯域で送信され、
前記第2パイロットチャネルは自局に割り当てられたリソースブロックで送信され、
自局及び他局の制御チャネルは周波数分割多重(FDM)方式で互いに直交させられる
ことを特徴とする送信装置。
自局及び他局の制御チャネルが、ディストリビュートFDM方式で互いに直交させられる
ことを特徴とする第1項記載の送信装置。
自局の制御チャネルが、自局のデータチャネル用に割り当てられたリソースブロックで送信される
ことを特徴とする第1項記載の送信装置。
自局の制御チャネルが、自局のデータチャネル用の割り当てられたリソースブロック以上の広い帯域を用いて送信される
ことを特徴とする第1項記載の送信装置。
自局の制御チャネルが、1つまたは数個のリソースブロックの周波数帯域で送信される
ことを特徴とする第1項記載の送信装置。
自局及び他局のデータチャネルは周波数分割多重(FDM)方式で、自局及び他局のパイロットチャネルは符号分割多重(CDM)方式で互いに直交させられる
ことを特徴とする第1項記載の送信装置。
上りリンクでシングルキャリア方式を採用する移動通信システムで使用される受信装置であって、
パイロットチャネル、制御チャネル及びデータチャネルを含む送信シンボルを上りリンクで受信する受信手段と、
受信シンボルからパイロットチャネル、制御チャネル及びデータチャネルを分離する分離手段と、
を有し、前記パイロットチャネルは、上りリンクのチャネル状態を受信装置で測定するための第1パイロットチャネルと、上りリンクで伝送されたチャネルを補償するための第2パイロットチャネルとを含み、
前記データチャネルは1以上のリソースブロックで受信され、
前記第1パイロットチャネルは複数のリソースブロックにわたる周波数帯域で受信され、
前記第2パイロットチャネルは個々の送信装置に割り当てられたリソースブロックでされ、
自局及び他局の制御チャネルは周波数分割多重(FDM)方式で互いに直交させられる
ことを特徴とする受信装置。
233 共有制御チャネル生成部
235 共有データチャネル生成部
236,241 離散フーリエ変換部
237,242 マッピング部
238,243 高速逆フーリエ変換部
244 分離部
251〜253 スイッチ
255〜258 変調及び符号化部
259 多重部
Claims (10)
- 上りリンクでシングルキャリア方式を採用し、かつシステム帯域が複数のリソースブロックによって分割された移動通信システムで使用される基地局であって、
データチャネル、データチャネルに関連しない第1パイロットチャネル、データチャネ
ルに関連した第2パイロットチャネル、制御チャネルが含まれた信号を受信する受信部と、
前記受信部において受信した信号に含まれたデータチャネル、第1パイロットチャネル、第2パイロットチャネル、制御チャネルを処理する処理部とを備え、
前記受信部において受信した信号では、複数のリソースブロックに第1パイロットチャネルがマッピングされ、データチャネルがマッピングされたリソースブロックと同一のリソースブロックに第2パイロットチャネルがマッピングされているとともに、制御チャネルとデータチャネルとが同一サブフレームにマッピングされているか否かに応じて、制御チャネルをマッピングしたリソースブロックが変えられていることを特徴とする基地局。 - 前記受信部において受信した信号では、データチャネルがマッピングされたサブフレームにおいて、データチャネルをマッピングしたリソースブロックに制御チャネルもマッピングされ、データチャネルがマッピングされていないサブフレームにおいて、他のユーザ装置のデータチャネルに割り当てたリソースブロック以外のリソースブロックに制御チャネルがマッピングされていることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
- 前記処理部は、第1パイロットチャネルを測定のために使用し、第2パイロットチャネルをデータチャネルの復調のために使用することを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
- 前記受信部において受信した信号では、データチャネル、第1パイロットチャネル、第2パイロットチャネルが時分割多重されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の基地局。
- 前記受信部において受信した信号では、1つまたは数個のリソースブロックに制御チャネルがマッピングされていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基地局。
- 上りリンクでシングルキャリア方式を採用し、かつシステム帯域が複数のリソースブロックによって分割された移動通信システムの基地局で使用される受信方法であって、
データチャネル、データチャネルに関連しない第1パイロットチャネル、データチャネルに関連した第2パイロットチャネル、制御チャネルが含まれた信号を受信するステップと、
受信した信号に含まれたデータチャネル、第1パイロットチャネル、第2パイロットチャネル、制御チャネルを処理するステップとを備え、
前記受信するステップにおいて受信した信号では、複数のリソースブロックに第1パイロットチャネルがマッピングされ、データチャネルがマッピングされたリソースブロックと同一のリソースブロックに第2パイロットチャネルがマッピングされているとともに、制御チャネルとデータチャネルとが同一サブフレームにマッピングされているか否かに応じて、制御チャネルをマッピングしたリソースブロックが変えられていることを特徴とする受信方法。 - 前記受信するステップにおいて受信した信号では、データチャネルがマッピングされたサブフレームにおいて、データチャネルをマッピングしたリソースブロックに制御チャネルもマッピングされ、データチャネルがマッピングされていないサブフレームにおいて、他のユーザ装置のデータチャネルに割り当てたリソースブロック以外のリソースブロックに制御チャネルがマッピングされていることを特徴とする請求項6に記載の受信方法。
- 前記処理するステップは、第1パイロットチャネルを測定のために使用し、第2パイロットチャネルをデータチャネルの復調のために使用することを特徴とする請求項6または7に記載の受信方法。
- 前記受信するステップにおいて受信した信号では、データチャネル、第1パイロットチャネル、第2パイロットチャネルが時分割多重されていることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の受信方法。
- 前記受信するステップにおいて受信した信号では、1つまたは数個のリソースブロックに制御チャネルがマッピングされていることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の受信方法。
Priority Applications (1)
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JP2009191389A JP4824800B2 (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 基地局及び受信方法 |
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JP2006127996A Division JP4531722B2 (ja) | 2006-05-01 | 2006-05-01 | ユーザ装置、送信方法及び移動通信システム |
Publications (3)
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JP2009273170A5 JP2009273170A5 (ja) | 2010-10-07 |
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Family
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JP2009191389A Active JP4824800B2 (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 基地局及び受信方法 |
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2009
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