以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の一側面の監視装置は、予め登録された登録者の顔画像を蓄積する第1の蓄積手段(例えば、図10の生体情報DB22)と、照合対象者の顔画像を取得する取得手段(例えば、図10の顔画像取得部221)と、前記取得手段により取得された前記照合対象者の顔画像と、前記第1の蓄積手段に蓄積された登録者の顔画像との類似度を計算し、照合する照合手段(例えば、図10の類似度計算部232)と、前記照合手段の照合結果である類似度と所定の閾値との比較により、前記照合対象者の顔画像が登録者の顔画像と一致するか否かを判定する類似度判定手段(例えば、図10の類似度判定部233)と、前記照合対象者によって遊技が開始された遊技台を識別する識別情報を取得する遊技台情報取得手段(例えば、図10の遊技台情報取得部227)と、前記登録者の顔画像に対応付けて、前記登録者の通信端末の送信先、および前記登録者の嗜好する遊技台の情報としての嗜好情報を蓄積する第2の蓄積手段(例えば、図12の会員管理DB18)と、前記類似度判定手段により前記照合対象者が前記登録者と一致すると判定された場合、前記第2の蓄積手段により蓄積されている前記照合対象者に対応する前記登録者の通信端末の送信先を検索する検索手段(例えば、図12の会員来店情報照合部272)と、前記検索手段により検索された前記照合対象者に対応する前記登録者の通信端末に対して、前記顔画像に対応付けて登録されている遊技台の嗜好情報に応じた所定の情報を送信する送信手段(例えば、図12の送受信部275)と、前記遊技台情報取得手段により取得された識別情報により識別される遊技台と、前記第2の蓄積手段で前記顔画像毎に登録されている嗜好情報に基づいた、前記登録者が嗜好する遊技台とが一致するか否かを判定し、一致しない場合、前記遊技台情報取得手段により取得された識別情報により識別される遊技台を、前記登録者の嗜好する遊技台として前記嗜好情報を更新する嗜好情報管理手段(例えば、図12の機種管理部281b)とを含む。
画像を撮像する撮像手段(例えば、図1のカメラ38)と、前記撮像手段により撮像された画像より、前記照合対象者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段(例えば、図9の顔画像抽出部202)と、前記照合対象者の顔画像より特徴量を抽出する特徴量抽出手段(例えば、図10の特徴量抽出部231)とをさらに含ませるようにすることができ、前記照合手段(例えば、図10の類似度計算部232)には、前記取得手段により取得された照合対象者の顔画像と、前記蓄積手段に蓄積された登録者の顔画像との特徴量を用いて類似度を計算し、前記取得手段により取得された照合対象者の顔画像と、前記第1の蓄積手段に蓄積された登録者の顔画像とを照合させるようにすることができる。
前記第2の蓄積手段(例えば、図12の会員管理DB18)には、前記登録者の顔画像に対応付けて、前記登録者の通信端末の送信先、および前記登録者の遊技台の嗜好情報に加えて、前記照合対象者の顔画像と一致した回数、および、前記照合対象者の顔画像と一致した回数に応じたレベルの情報を蓄積させるようにすることができる。
前記照合対象者と一致した回数に応じて、前記レベルを更新するレベル更新手段(例えば、図12の顧客レベル管理部281a)を含ませるようにすることができる。
本発明の一側面の監視方法は、予め登録された登録者の顔画像を蓄積する第1の蓄積ステップと、照合対象者の顔画像を取得する取得ステップ(例えば、図24のステップS221)と、前記取得ステップの処理により取得された前記照合対象者の顔画像と、前記第1の蓄積手段に蓄積された登録者の顔画像との類似度を計算し、照合する照合ステップ(例えば、図24のステップS224)と、前記照合ステップの処理での照合結果である類似度と所定の閾値との比較により、前記照合対象者の顔画像が登録者の顔画像と一致するか否かを判定する類似度判定ステップ(例えば、図24のステップS225)と、前記照合対象者によって遊技が開始された遊技台を識別する識別情報を取得する遊技台情報取得ステップ(例えば、図27のステップS291)と、前記登録者の顔画像に対応付けて、前記登録者の通信端末の送信先、および前記登録者の嗜好する遊技台の情報としての嗜好情報を蓄積する第2の蓄積ステップと、前記類似度判定ステップの処理により前記照合対象者が前記登録者と一致すると判定された場合、前記第2の蓄積手段により蓄積されている前記照合対象者に対応する前記登録者の通信端末の送信先を検索する検索ステップ(例えば、図24のステップS242)と、前記検索ステップの処理により検索された前記照合対象者に対応する前記登録者の通信端末に対して、前記顔画像に対応付けて登録されている遊技台の嗜好情報に応じた所定の情報を送信する送信ステップ(例えば、図24のステップS243)と、前記遊技台情報取得ステップの処理により取得された識別情報により識別される遊技台と、前記第2の蓄積ステップの処理で前記顔画像毎に登録されている嗜好情報に基づいた、前記登録者が嗜好する遊技台とが一致するか否かを判定し、一致しない場合、前記遊技台情報取得ステップの処理により取得された識別情報により識別される遊技台を、前記登録者の嗜好する遊技台として前記嗜好情報を更新する嗜好情報管理ステップ(例えば、図27のステップS334,S338)とを含む。
図1は、本発明に係る遊技店の監視システムの一実施の形態の構成を示す図である。
遊技店1−1乃至1−nは、いわゆるパチンコ店、パチスロ店、または、カジノ店である。また、これらの遊技店1−1乃至1−nは、系列店舗または生体情報管理センタや第3者遊技店管理センタの加盟店であって、複数の店舗を統括的に管理する必要のある店舗である。各遊技店1−1乃至1−nは、生体情報管理バス6、第3者遊技店管理バス7、および会員情報管理バス13により接続されており、それらのバスおよびインターネット等に代表される公衆通信回線網8,9,12を介して、相互にそれぞれ生体情報、第3者遊技店管理情報、および会員管理情報を授受している。尚、以降において、遊技店1−1乃至1−nのそれぞれについて、特に区別する必要がない場合、単に、遊技店1と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
生体情報管理バス6は、主に各遊技店1の生体情報認識装置21により管理される生体情報を流通させるための伝送路として機能する。また、第3者遊技店管理バス7は、主に各遊技店1の媒体貸出装置管理装置27により管理される媒体貸出管理情報を流通させるための伝送路として機能する。さらに、会員情報管理バス13は、主に各遊技店1の会員管理端末17により管理される会員管理情報を流通させるための伝送路として機能する。
生体情報管理センタ2は、生体情報管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、生体情報管理データベース(以降、DBとも称するものとする)3で管理されている登録遊技者DBを各遊技店1により生成される未登録者DBに基づいて更新すると共に、更新した最新の登録遊技者DBを各遊技店1の生体情報認識装置21に対して配信する。
第3者遊技店管理センタ4は、第3者遊技店管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、第3者遊技店管理データベース(DB)5で管理されている媒体貸出管理情報からなるDBを各遊技店1より供給されてくる情報に基づいて更新すると共に、更新した最新の媒体貸出管理情報を各遊技店1の媒体貸出管理装置27に対して配信する。
会員情報管理センタ10は、会員情報センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、会員情報管理データベース(DB)11で管理されている会員管理情報からなるDBを各遊技店1より供給されてくる会員情報に基づいて更新すると共に、更新した最新の会員管理情報を各遊技店1の会員管理端末17に対して配信する。尚、ここで言う会員とは、後述するお得意様として登録された登録遊技者である。
会員管理端末17は、遊技店1内に設けられている会員登録端末16、または、遊技者により所持されるカメラ付携帯電話機(以下、単に携帯電話機とも称する)20により、お得意様として会員登録された遊技者の会員登録を受け付けると共に、受け付けた会員情報を、CRT(Cathode Tube Ray)またはLCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示部19に表示し、遊技者の個人情報を顔画像に対応付けて会員管理データベース(DB)18に登録する。また、会員管理端末17は、生体情報認識装置21より来店が認識されたことを示す情報を受けると、表示部19に表示すると共に、対応する顔画像の会員情報に含まれている携帯電話機20のアドレスに対してサービスメールを送信する。さらに、会員管理端末17は、会員情報管理バス13および公衆通信回線網12を介して、会員管理DB18の情報を会員情報管理センタ10に供給する。
生体情報認識装置21は、カメラ38−1乃至38−m、入口カメラ40−1乃至40−p、および店内カメラ41−1乃至41−qにより撮像された画像より画像処理ユニット39−1乃至39−(m+p+q)により抽出されて、生体情報バス31を介して供給されてくる顔画像の情報に基づいて、生体情報データベース22に予め会員登録されている顔画像と照合し、一致する場合、登録遊技者の来店を携帯端末42に通知したり、CRTまたはLCDなどからなる表示部23に表示する。また、生体情報認識装置21は、生体情報データベース22に予め会員登録されている顔画像と照合し、一致する場合、登録遊技者の来店を会員管理端末17に通知する。
遊技店管理装置24は、いわゆるホールコンピュータと呼ばれるものであり、遊技店管理情報バス30を介して遊技台36−1乃至36−mの動作を監視しており、遊技台36より遊技の開始を示す情報が供給されてくると、その情報を生体情報認識装置21に供給する。遊技店管理装置24は、遊技台36の出玉もしくはメダルの払い出しの情報、各遊技台36−1乃至36−mの遊技者の呼び出し情報、またはエラーの発生などの監視状況に応じて、所定の処理を実行し、実行結果をCRTやLCDなどからなる表示部25に表示する。遊技店管理装置24は、精算販売機33、貸出機34、計数機35、遊技台36−1乃至36−m、および遊技台周辺端末37−1乃至37−mのぞれぞれより供給されてくる情報を、それぞれを識別する識別情報(例えば、遊技台番号)とを対応付けて遊技台管理データベース26により管理する。
媒体貸出管理装置27は、精算販売機33、貸出機34、および計数機35からの情報に基づいて、貸し出される遊技媒体の媒体貸出管理情報を媒体貸出管理データベース29を用いて管理すると共に、媒体貸出管理データベース29に登録されている媒体貸出管理情報を更新する際、その更新情報を、第3者遊技店管理バス7および公衆通信回線網9を介して第3者遊技店管理センタ4に送る。さらに、媒体貸出管理装置27は、第3者遊技店管理バス7および公衆通信回線網9を介して第3者遊技店管理センタ4により供給されてくる媒体貸出管理情報を取得し、媒体貸出管理データベース29に蓄積させる。
貸出機34は、遊技者が遊技台36で遊技する際、現金やプリペイドカードなどにより所定の金額を受け付けると、金額に応じた個数の遊技媒体を貸し出す。この際、貸出機34は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と共に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理装置27に供給する。これにより、媒体貸出管理装置27は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と共に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理情報データベース29に登録する。
精算販売機33は、貸球を借りるための度数をつけてプリペイドカードを販売する。このとき、精算販売機33は、販売したプリペイドカードの度数を払いうけた金額を媒体貸出管理装置27に供給する。また、精算販売機33は、プリペイドカードなどの度数として貸し出した遊技媒体の残数に基づいて現金を精算して払い出す。このとき、精算販売機33は、プリペイドカードの残数と払い戻した現金の金額を媒体貸出管理装置27に供給する。
計数機35は、遊技者が遊技台36により遊技することにより獲得した遊技媒体の数を、計数し、計数結果を磁気カードやレシートなどとして出力する。
遊技台36−1乃至36−mは、遊技者により所定の操作がなされることにより、遊技を実行し、いわゆる小当たりや大当たりに応じて、遊技球、または、メダルを払い出す。
遊技台周辺端末37−1乃至37−mは、各遊技台36−1乃至36−mに対応して設けられている、いわゆる台間機であり、台間球貸機(原理的には、貸出機34と同様のもの)などが設けられている。また、遊技台周辺端末37は、遊技台36を遊技する遊技者の顔画像などの生体情報を取得し、遊技台識別情報(遊技台番号)と共に遊技台管理装置24に送信する。尚、図1においては、生体情報を取得する機能として、遊技者の顔画像を取得するカメラ38−1乃至38−mが設けられている例が示されている。
カメラ38−1乃至38−mは、例えば、図2で示されるように、各遊技台36−1乃至36−4のそれぞれの上部に設けられた台表示ランプ61−1乃至61−4の下部に図3で示されるように、読取範囲δ内に遊技者が撮像できるように設け、顔画像を撮像するようにしてもよく、このようにすることにより、各カメラIDは、同時に遊技台IDとして使用することが可能となる。
また、カメラ38−1乃至38−mは、例えば、図4で示されるように、遊技台周辺端末37−1乃至37−4に凸部71−1乃至71−4を設け、図5で示されるように読取範囲θ内に遊技者の顔画像が撮像できるように設けるようにしてもよい。
さらに、カメラ38−1乃至38−mは、例えば、図6で示されるように、遊技台36の中央部(遊技台36の盤面上)に設けるようにして、撮像するようにしてもよい。すなわち、図6の設置部81にカメラ36が設置されることにより、図7で示されるように、読取範囲φ内に遊技者を撮像する。
入口カメラ40−1乃至40−pおよび店内カメラ41−1乃至41−qは、遊技店1の店内における出入口および所定の場所に設置され、撮像した画像をそれぞれ画像処理ユニット39−(m+1)乃至39−(m+p+q)に供給する。
入口カメラ40−1乃至40−pおよび店内カメラ41−1乃至41−qは、例えば、図8で示されるように設定される。図8は、遊技店1内の入口カメラ40−1乃至40−pおよび店内カメラ41−1乃至41−qの設置例を示している。
すなわち、図8においては、出入口112−1乃至112−3が設けられており、入口カメラ40−1乃至40−3は、それぞれの出入口112より入店してくる遊技者を撮像する。また、店内カメラ41−1乃至41−10は、島設備111−1乃至111−5のそれぞれ両面をそれぞれ一列に渡って撮像できる位置に設定されている。島設備111は、両面に遊技台36が設置されており、すなわち、図中の島設備111を上下方向に挟むように設置されている。カメラ38、入口カメラ40および店内カメラ41は、いずれにおいてもパンチルトズーム機能を備えているため、図8で示されるように、店内カメラ41−1乃至41−10が配置されることにより、遊技台36で遊技する全遊技者が、店内カメラ41−1乃至41−10のいずれかで撮像できる。
さらに、店内カメラ41−aは、貸出機34の前に設けられており、店内カメラ41−bは、精算販売機33の前に設けられており、店内カメラ41−cは、計数機35の前に設けられており、それぞれ、貸出機34、精算販売機33、および計数機35を利用する遊技者を撮像することができる。
すなわち、図8で示されるように、遊技店1においては、来店する遊技者、遊技台36で遊技する遊技者、並びに、貸出機34、精算販売機33、および計数機35を利用する遊技者といった、遊技店1において遊技者が取るであろうことが想定される行動のほぼ全てを監視できるように、カメラ38、入口カメラ40、および店内カメラ41が設置されている。
次に、図9を参照して、画像処理ユニット39の構成例について説明する。
画像取得部201は、生体情報認識装置21より画像の取得が指示されると、カメラ38(または、入口カメラ40もしくは店内カメラ41)により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部202に供給する。尚、画像取得部201は、生体情報認識装置21からの指示などを受けることが無い状態でも、カメラ38(または、入口カメラ40もしくは店内カメラ41)により撮像された画像を取得し続けて、顔画像抽出部202に供給することもできる。顔画像抽出部202は、画像取得部201より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して送信部203に供給する。送信部203は、顔画像を生体情報認識装置21に送信する。
次に、図10を参照して、生体情報認識装置21の構成例について説明する。
顔画像取得部221は、画像処理ユニット39より供給される顔画像を取得し、照合部222に供給する。照合部222は、顔画像取得部221により取得された顔画像と、生体情報DB22に予め登録されている登録遊技者の顔画像とを照合し、類似度の高い候補となる顔画像があれば、顔画像取得部221により取得された顔画像と、その会員登録された遊技者の顔画像とが一致したものとみなし、一致したとみなされた顔画像を表示部23に表示させると共に、会員登録された遊技者が来店したことを通信部224を介して遊技店の係員により所持されている携帯端末42に通知させ、さらに、来店した遊技者の顔画像と同一であると登録されている顔画像の顔IDを会員来店情報報知部223に供給する。
より詳細には、照合部222の特徴量抽出部231は、顔画像を識別するための特徴量を抽出して、顔画像と共に類似度計算部232に供給する。類似度計算部232は、生体情報DB22に登録されている登録遊技者の顔画像の特徴量を抽出すると共に、特徴量抽出部231より供給されてくる特徴量とを用いて、生体情報DB22に登録されている全ての登録遊技者の顔画像との類似度を求め、顔画像取得部221より供給されてきた顔画像、および、最上位の顔画像を類似度判定部233に供給する。より具体的には、類似度計算部232は、例えば、目と目の間隔、あごから額までの長さと、あごから鼻までの長さの比率などの各種の顔の特徴量に基づいて、それぞれの差分和、平均比率、または比率和などを類似度として求める。
類似度判定部233は、類似度計算部232より供給されてくる類似度が最上位の顔画像との類似度と、所定の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、会員登録された顔画像が、顔画像取得部221より供給されてきた顔画像に対して類似している場合(類似度が高い程類似していることを示す類似度の場合、所定の閾値よりも高いとき、また、類似度が低い程類似していることを示す類似度の場合、所定の閾値よりも低いとき)、顔画像取得部221により取得された顔画像と登録会員の顔画像とが一致したものとみなし、表示部23に表示させると共に、通信部224に供給させて、遊技店1の係員により所持される携帯端末42に通知する。さらに、このとき、類似度判定部233は、来店した遊技者の顔画像と同一であると登録されている顔画像の顔IDを会員来店情報報知部223に供給し、会員管理端末17に通知させる。
会員登録部225は、会員管理端末17より会員登録が要求されてきた場合、顔画像を生体情報22に登録する。この際、会員登録部225は、特徴量抽出部225aを制御して、会員管理端末17より供給されてきた顔画像より特徴量を抽出し、類似度計算部225bを制御して、既に生体情報DB22に登録されている顔画像と類似度を計算し、類似度判定部225cを制御して、類似度の高い顔画像を表示部23に表示する。表示部23に表示された顔画像より重複登録の有無が判定され、係員により操作部226が操作されることにより、選択された顔画像を登録する。尚、基本的に、特徴量抽出部225a、類似度計算部225b、および類似度判定部225cは、照合部222の特徴量抽出部2331、類似度計算部232、および類似度判定部233と同様の機能を備えるものである。
生体情報DB22は、例えば、図11で示されるように、顔IDに対応して複数の顔画像が登録される。図11においては、左に顔ID欄が設けられており、各顔IDについて、第1顔情報乃至第3顔情報が記録されている例が示されている。
尚、ここでは、類似度は、例えば、比率和で示されるような登録遊技者として登録されている顔画像に近いほど高い値を示すものであるとし、類似度が所定の閾値よりも高い値であるとき、その類似度に対応する登録遊技者の顔画像であるものとして判定する例について説明する。しかしながら、例えば、類似度が撮像された顔画像と登録遊技者として登録されている顔画像とのそれぞれの特徴量における差分和として表現されている場合、類似度判定部233は、類似度が閾値よりも小さければ、撮像された顔画像が登録遊技者の顔画像であるとみなすことになり、または、平均比率などの場合、0乃至1の範囲で所定の値以上であって、1に近い値であれば、同一の人物であるとみなすことができる。
遊技台情報取得部227は、遊技台36の遊技が開始されたことを示す情報が遊技台管理装置24より供給されてくると、遊技台36を識別する情報(例えば、遊技台番号または遊技台ID)を撮像指示部228および会員来店情報報知部223に供給する。撮像指示部228は、遊技台情報取得部227より遊技台を識別する情報に基づいて、対応する画像処理ユニット39に対して画像の取得を指示して、顔画像の供給を要求する。会員来店情報報知部223は、顔IDおよび顔画像と共に、対応する顔画像のお得意様が来店したことを示す旨を会員管理端末17に通知する。
次に、図12を参照して、会員管理端末17の構成例について説明する。
会員来店情報受信部271は、生体情報認識装置21より供給されてくる会員来店情報を受信し、会員来店情報に含まれている顔IDを会員情報照合部272に供給する。会員情報照合部272は、会員来店情報受信部271より供給されてくる顔IDに基づいて、会員管理DB18より対応する会員情報を検索して読み出し、表示部19に表示させると共に、会員情報をメール生成部274に供給し、さらに、読み出した会員情報を会員情報変更部273に供給する。
会員情報変更部273は、会員情報照合部272より供給されてきた会員情報を管理する。より具体的には、会員情報変更部273は、顧客レベル管理部281aを制御して、会員情報に含まれている顧客レベルを変更する必要があるか否かを判定し、必要がある場合、顧客レベルを更新するように会員情報変更処理部282に指示する。顧客レベルとは、会員登録されている遊技者の来店回数に応じて設定されるレベルであり、例えば、来店回数が1回乃至5回の場合、顧客レベルをCとし、来店回数が6回乃至10回の場合、顧客レベルをBとし、来店回数が11回以上の場合、顧客レベルをAとする。また、会員情報変更部273は、機種管理部281bを制御して、遊技者の嗜好である遊技台36の機種の情報、すなわち、パチンコ台を主に遊技するか、または、パチスロ台を遊技するのかといった情報を更新する必要があるか否かを判定させ、必要に応じて会員情報変更処理部282に対して変更を指示する。
会員情報変更処理部282は、会員情報の変更が指示されると指示された内容に、会員管理DB18に登録されている会員情報を更新し、更新したことを示す通知を送受信部275に供給して、会員登録されている遊技者に通知させる。
メール生成部274は、会員情報照合部272より供給されてきた会員情報に含まれている情報、および、RTC(Real Time Clock)272aにより発生される時刻情報に基づいて、サービスメールを生成し、送受信部275に供給し、会員登録されている遊技者の所持する携帯電話機20に送信させる。
会員登録受付部276は、携帯電話機20または会員登録端末16より会員登録を受け付けて登録内容を顔IDを付して会員管理DB18に登録させると共に、顔IDおよび顔画像を会員登録依頼部277に供給する。会員登録依頼部277は、顔IDが付された顔画像を生体情報認識装置21に供給して、顔画像の登録を依頼する。
会員管理DB18は、例えば、図13で示されるような構成である。図13においては、図中の左から会員NO、氏名、性別、性別、年代、メールアドレス、顧客レベル、メール内容(PまたはPSは、それぞれパチンコ、または、パチスロを示しており、パチンコ客へのメール内容とするか、パチスロ客へのメール内容とするかが示されている)、ポイント、店外メールの有無(来店していない状態でのサービスメールの配信を希望するか否か)、イベントメールの有無、店外メール禁止時刻(来店していない状態でのサービスメールの配信を希望している場合の配信禁止時刻)、来店カウント(月)、店舗ID(会員登録した遊技店1を識別するID)、顔ID(生体情報DB22に登録された顔画像を識別するID)、並びに直近履歴(直近に来店した際に、遊技した遊技台のメーカおよび種類)が記録されている。
従って、図13においては、会員NO=1の遊技者は、氏名が「AB」であり、性別が男性であり、年代が20歳乃至39歳であり、メールアドレスが、「
[email protected]」であり、顧客レベルがAであり、メール内容がパチンコとパチスロの両方であり、ポイントが「100」であり、店外メールが要求されており、イベントメールが要求されており、店外メール禁止時刻として「平日の9:00乃至18:00」が設定されており、来店カウントが「10回」であり、店舗IDが「0001」であり、顔IDが「3」であり、直近の遊技した遊技台のメーカが「AA社」製の「OOO」であることが示されている。
また、会員NO=2の遊技者は、氏名が「CD」であり、性別が男性であり、年代が20歳乃至39歳であり、メールアドレスが、「
[email protected]」であり、顧客レベルがCであり、メール内容がパチンコのみであり、ポイントが「5」であり、店外メールが要求されておらず、イベントメールが要求されておらず、店外メール禁止時刻が設定なしであり、来店カウントが「2回」であり、店舗IDが「0003」であり、顔IDが「8」であり、直近の遊技した遊技台のメーカが「BB社」製の「PPP」であることが示されている。
さらに、会員NO=3の遊技者は、氏名が「EF」であり、性別が女性であり、年代が40歳乃至60歳であり、メールアドレスが、「
[email protected]」であり、顧客レベルがBであり、メール内容がパチンコのみであり、ポイントが「55」であり、店外メールが要求されており、イベントメールが要求されておらず、店外メール禁止時刻として「休日終日」と設定されており、来店カウントが「5回」であり、店舗IDが「0005」であり、顔IDが「20」であり、直近の遊技した遊技台のメーカが「CC社」製の「QQQ」であることが示されている。
会員NO=4の遊技者は、氏名が「GH」であり、性別が女性であり、年代が20歳乃至39歳であり、メールアドレスが、「
[email protected]」であり、顧客レベルがAであり、メール内容がパチスロのみであり、ポイントが「122」であり、店外メールが要求されており、イベントメールが要求されており、店外メール禁止時刻が設定されておらず、来店カウントが「15回」であり、店舗IDが「0009」であり、顔IDが「120」であり、直近の遊技した遊技台のメーカが「DD社」製の「RRR」であることが示されている。
会員管理DB変更送受信部278は、会員管理DB18が更新された場合、更新された会員情報を読み出して会員情報管理センタ10に送信する。会員情報管理センタ10は、遊技店1の各店舗より供給されてくる、店舗単位で更新された会員情報に基づいて、会員管理情報DB11を更新する。さらに、会員情報管理センタ10は、所定の期間で全ての店舗で更新された会員情報に基づいて更新した会員管理情報DB11の情報を各遊技店1の会員管理端末17に送信する。これを受けて、会員管理端末17の会員管理DB変更送受信部278は、会員情報管理センタ10より送信されてきた会員情報管理DB11における情報を会員管理DB18に上書きして更新する。
次に、図14を参照して、携帯電話機20の構成例について説明する。
操作部301は、キー操作部301aおよび画像取得部301bを備えている。キーボードやボタンなどから構成されるキー操作部301aは、店外の遠隔地から会員登録をする際、各種のデータを入力する際操作される。画像取得部301bは、画像を撮像する際使用され、キー操作部301aの操作内容に応じて、画像を撮像する。操作部301は、操作内容に応じた情報を送受信部302に供給すると共に、操作内容に応じた情報、または、取得した画像を表示部306に供給し、表示させる。
送受信部302は、操作部301より供給されてきた会員情報に登録する際の情報を会員管理端末17に送信すると共に、会員登録の完了が通知されると、登録した会員情報をメモリ303に記憶させる。
会員登録端末通信部304は、店内に設けられた会員登録端末16により会員登録がなされた場合、その際に登録された会員情報を会員登録端末16より受信して、メモリ303に記憶させる。
次に、図15を参照して、会員登録端末16の構成例について説明する。
操作部321は、キー操作部321aおよび画像取得部321bを備えている。キーボードやボタンなどから構成されるキー操作部321aは、遊技店1内で会員登録をする際、各種のデータを入力する際操作される。画像取得部321bは、画像を撮像する際使用され、キー操作部321aの操作内容に応じて、画像を撮像する。操作部321は、操作内容に応じた情報を会員登録情報送受信部322に供給すると共に、操作内容に応じた情報、または、取得した画像を表示部325に供給し、表示させる。
会員登録情報送受信部322は、操作部321より供給されてきた会員情報に登録する際の情報を会員管理端末17に送信すると共に、会員登録の完了が通知されると、登録した会員情報を携帯電話機通信部323に供給し、携帯電話機20に送信させる。
次に、図16を参照して、遊技台管理装置24の構成例について説明する。
遊技台情報検出部341は、遊技台36より供給されてくる遊技が開始されたことを示す情報と共に、遊技台36を識別するための情報を取得すると、遊技台情報送信部342に供給する。遊技台情報送信部342は、遊技台情報検出部341より供給されてきた、遊技が開始された遊技台を識別するための情報を生体情報認識装置21に送信する。
次に、図17のフローチャートを参照して、遊技店1の店外の遠隔地において携帯電話機20による、お得意様情報登録処理について説明する。尚、お得意様とは、上述した登録会員を示す名称であり、会員として登録された遊技客を以降においては、お得意様とも称するものとする。
ステップS1において、携帯電話機20の操作部301は、キー操作部301aを制御して、キー操作部301aが遊技者により操作されて、遠隔地におけるお得意様登録を希望する旨を通知する空メール(文面不要のメール)の送信が指示されたか否かを判定し、空メールの送信が指示されたと判定されるまで、その処理を繰り返す。ステップS1において、例えば、送信先となる、お客様登録をしようとする遊技店1により管理運営されている会員管理端末17のメールアドレスが入力されて、空メールの送信が指示された場合、ステップS2において、その旨を送受信部302に供給し、お客様登録をしようとする遊技店1により管理運営されている会員管理端末17に空メールを送信する。
ステップS31において、会員管理端末17の会員登録受付部276は、空メールが送信されてきたか否かを判定し、空メールが送信されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS31において、例えば、ステップS2の処理により、空メールが送信されてきた場合、ステップS32において、会員登録受付部276は、空メールを受信する。
ステップS33において、会員登録受付部276は、空メールの送信元のアドレスに対して、新規のお得意様登録フォーマットを添付してメールを送信する。
ステップS3において、送受信部302は、お得意様登録フォーマットが送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS3において、例えば、ステップS33の処理により、お得意様登録フォーマットが送信されてきた場合、ステップS4において、送受信部302は、送信されてきたお得意様登録フォーマットを受信し、ステップS5において、例えば,図18の画面401で示されるように、表示部306に表示し、必要事項の入力を促す。
図18の画面401においては、お得意様情報と最上段に示されており、それ以下に、会員管理DB18に登録される情報が表示されており上から、氏名欄、会員No.欄、メール(メールアドレス)欄、来店ポイント欄、遊技機種欄、遊技店外メール要否欄、イベントメール要否欄、およびメール禁止時刻設定の項目が設けられており、それぞれの入力ができるように構成されている。ただし、会員No、および来店ポイントについては、予め会員登録端末17により設定された値が入力されており、操作部301により操作することはできない。
図18の画面401においては、氏名として「AB」が、会員No.として「1」が、メール(メールアドレス)として「
[email protected]」が、来店ポイントとして「100」が、遊技機種として「パチンコ」が、遊技店外メールの要否として「要」が、イベントメールの要否として「要」が、メール禁止時刻の設定が「有」、平日の9:00乃至18:00が設定されていることが示されている。尚、会員No.および来店ポイント以外の情報は、操作部301を操作することにより遊技者により入力することができる。
ステップS6において、操作部301は、キー操作部301aが操作されることにより、お得意様登録フォーマットへの入力が完了したとの指示が入力されたか否かを判定し、完了したとの指示が入力されるまで、その処理を繰り返す。ステップS6において、例えば、キー操作部301aが、操作されて、お得意様登録フォーマットへの入力が完了したとの指示が入力された場合、ステップS7において、表示部306は、顔画像の撮像を促す画面を表示する。
ステップS8において、操作部301は、画像取得部301bが操作されて顔画像が撮像されたか否かを判定し、顔画像が撮像されたと判定されるまで、その処理を繰り返す。ステップS8において、例えば、画像取得部301bが操作されて、顔画像が撮像されたと判定された場合、ステップS9において、操作部301は、撮像された顔画像と共に入力が完了しているお得意様登録フォーマットを送受信部302に供給する。送受信部302は、入力済みのお得意様登録フォーマットに顔画像を付加する。
ステップS10において、送受信部302は、顔画像が付加された、入力済みのお得意様登録フォーマットを会員管理端末17に送信する。
ステップS34において、会員管理端末17の会員登録受付部276は、入力済みのお得意様登録フォーマットが携帯電話機20より送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、その処理を繰り返す。例えば、ステップS34において、ステップS10の処理により、入力済みのお得意様登録フォーマットが送信されてきた場合、ステップS35において、会員登録受付部276は、送信されてきたお得意様登録フォーマットの情報に基づいて、会員管理DB18に登録するための情報を生成する。より具体的には、会員登録受付部276は、お得意様登録フォーマットに含まれていなかった情報を付加して、会員管理DB18に登録するための情報を生成する。また、会員登録受付部276は、お得意様登録フォーマットに付されていた顔画像に顔IDを付する。
ステップS36において、会員登録受付部276は、生成した情報を会員管理DB18に登録する。この際、会員登録受付部276は、例えば、図19で示されるような画面411を表示部19に表示する。
図19においては、最上段に、「お得意様登録」と表示されており、お得意様登録フォーマットの情報に基づいて、上から、氏名欄、会員No.欄、メール(メールアドレス)欄、顧客レベル欄、遊技機種欄、遊技店外メール要否欄、イベントメール要否欄、およびメール禁止時刻設定の項目が設けられている。
図19の画面411においては、氏名として「AB」が、会員No.として「1」が、メール(メールアドレス)として「
[email protected]」が、顧客レベルとして「C」が、遊技機種として「パチンコ」が、遊技店外メールの要否として「要」が、イベントメールの要否として「要」が、メール禁止時刻の設定が「有」、平日の9:00乃至18:00が設定されていることが示されている。
画面411の中央下部には、顔画像登録ボタン421が表示されており、顔画像の登録処理が指示されるとき、操作される。また、顔画像登録ボタン421の右側には、戻るボタン422が表示されており、画面411の表示を終了するとき、操作される。尚、画面411は、基本的に所定時間だけ表示されると表示が終了する。従って、顔画像登録ボタン421、および戻るボタン422は、画面411が表されている所定時間内に操作可能になるボタンである。
ステップS37において、会員登録受付部276は、携帯電話機20より送信されてきたお得意様登録フォーマットに付されていた顔画像を抽出し、会員登録依頼部277に供給する。
ステップS38において、会員登録依頼部277は、抽出した顔画像、および、お得意様登録フォーマットの情報と共に顔画像の登録を依頼する旨の通知を、生体情報認識装置21に送信する。
ステップS61において、会員登録部225は、顔画像の登録が依頼されてきたか否かを判定し、顔画像の登録が依頼されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS61において、例えば、ステップS38の処理により、顔画像の登録の依頼があった場合、処理は、ステップS62に進む。
ステップS62において、会員登録部225は、会員管理端末17より送信されてきた顔画像を取得する。この際、顔画像には、顔IDが付されている。
ステップS63において、会員登録部225は、特徴量抽出部225aを制御して、送信されてきた顔画像より特徴量を抽出させる。
ステップS64において、会員登録部225は、特徴量抽出部225aを制御して、顔画像より特徴量が抽出可能であるか否かを判定する。
ステップS64において、例えば、顔画像より特徴量が抽出可能であった場合、ステップS65において、会員登録部225は、類似度計算部225bを制御して、特徴量抽出部225aにより抽出された特徴量に基づいて、生体情報DB22に登録されている顔画像毎の類似度を計算させる。
ステップS66において、会員登録部225は、類似度判定部225cを制御して、生体情報DB22に登録されている顔画像との類似度に基づいて、類似度が上位n位までの顔画像を抽出して、例えば、図20で示されるように、顔画像の重複登録を確認させる画面441を表示する。
図20の画面441の最上段には「お得意様顔重複確認」と表示され、その左下には会員管理端末17より送信されてきた顔画像が表示される。また、画面441の右上部には、お得意様登録フォーマットの情報より、上から、氏名欄、メール(メールアドレス)欄、および顧客レベル欄が表示されており、図20においては、氏名として「AB」が、メール(メールアドレス)として「
[email protected]」が、顧客レベルとして「C」が、それぞれ設定されていることが示されている。
さらに、図20の中段部には、類似度が上位6位までの顔画像が表示されている。また、最下部には、類似度が上位6位までの顔画像、および登録が依頼された顔画像のうち、登録に利用される顔画像を選択するとき、操作部226により操作される指定ボタン451、および画面441の表示を終了させて、元の状態に戻るとき操作される戻るボタン452が表示されている。すなわち、この処理により、登録が依頼された顔画像が、予め登録済みであった場合、登録済みの顔画像を登録することができるので、結果として、同じ人物の顔画像が重複して登録されることが防止される。
ステップS67において、会員登録部225は、操作部226が操作されて、類似度が上位6位までの顔画像、および登録が依頼された顔画像のうちのいずれかの顔画像が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定されるまで、その処理を繰り返す。
ステップS67において、例えば、操作部226が操作されて、類似度が上位6位までの顔画像、および登録が依頼された顔画像のうちのいずれかの顔画像が選択された場合、ステップS68において、会員登録部225は、選択された顔画像を、通知された顔IDで生体情報DB22に登録する。
ステップS69において、会員登録部225は、依頼を受けた顔画像の登録が完了したことを会員管理端末17に通知する。
一方、ステップS64において、特徴量の抽出が不可能であると判定された場合、ステップS70において、会員登録部225は、登録が依頼された顔画像については、問題がある顔画像であることを会員管理端末17に通知する。
ステップS39において、会員登録依頼部277は、登録を依頼した顔画像が、登録に問題があるとの通知を受けたか否かを判定する。
ステップS39において、例えば、ステップS69の処理により、顔画像の登録を完了したことを示す通知を受けた場合、ステップS40において、会員登録依頼部277は、お得意様の登録が完了したことを会員登録受付部276に通知する。この通知を受けて、会員登録受付部276は、お得意様登録が完了したことを、例えば、図21の画面471で示されるように表示部19に表示すると共に、携帯電話機20にお得意様登録が完了したことを通知する。
図21においては、最上段に、「お得意様更新完了通知」と表示されており、お得意様登録フォーマットの情報に基づいて、上から、氏名欄、会員No.欄、メール(メールアドレス)欄、顧客レベル欄、遊技機種欄、遊技店外メール要否欄、イベントメール要否欄、およびメール禁止時刻設定の項目が設けられている。
図21の画面471においては、氏名として「AB」が、会員No.として「1」が、メール(メールアドレス)として「
[email protected]」が、顧客レベルとして「C」が、遊技機種として「パチンコ」が、遊技店外メールの要否として「要」が、イベントメールの要否として「要」が、メール禁止時刻の設定が「有」、平日の9:00乃至18:00が設定されていることが示されている。
画面411の中央下部には、「現在のお得意様は123人」と表示されており、会員管理DB18に登録されているお得意様として登録されている人数が表示されている。
一方、ステップS39において、登録の依頼があった顔画像が、登録に問題があることが通知されてきた場合、ステップS41において、会員登録依頼部277は、顔画像の再送を携帯電話機20に対して送信するように、会員登録受付部276に指示する。これを受けて、会員登録受付部276は、携帯電話機20に対して、再度、顔画像を再送するように通知する。
ステップS11において、会員情報受信部305は、お得意様登録が完了したことが通知されてきたか否かを判定する。ステップS11において、例えば、ステップS40の処理により、お得意様の登録が完了したことを示す通知が送信されてきた場合、ステップS12において、会員情報受信部305は、お得意様の登録が完了したことを、例えば、図22の画面491で示されるように表示すると共に、お得意様登録フォーマットに入力された、会員管理DB18に登録されている会員情報を、メモリ303に記憶させる。
図22の画面471においては、登録完了メールと最上段に示されており、それ以下の記載情報は、図18のお得意様情報と同様であるので、その説明は省略する。
一方、ステップS11において、例えば、ステップS41の処理により、顔画像の再送が通知されてきた場合、処理は、ステップS7に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
以上の処理により、携帯電話機20を利用することで、遊技店1の店外の遠隔地から顔画像が生体情報認識装置21に登録されると共にお得意様として会員情報が会員管理端末17に登録され、お得意様として登録された会員情報が、携帯電話機20にも記憶される。
次に、図23のフローチャートを参照して、遊技店1の店内で会員登録端末16を利用した店内お得意様登録処理について説明する。尚、図23のフローチャートにおけるステップS121乃至S128の処理、およびステップS151乃至S160の処理は、図17のフローチャートにおけるステップS34乃至S41の処理、およびステップS61乃至S70の処理と同様であるので、その説明は省略するものとする。
ステップS91において、操作部321は、キー操作部321aが操作されてお得意様の登録が要求されたか否かを判定し、要求されるまでその処理を繰り返す。ステップS91において、例えば、お得意様の登録が要求された場合、処理は、ステップS92に進む。
ステップS92において、操作部321は、お得意様登録フォーマットを表示部325に表示し、必要事項の入力を促す。
ステップS93において、操作部321は、キー操作部321aが操作されることにより、お得意様登録フォーマットへの入力が完了したとの指示が入力されたか否かを判定し、完了したとの指示が入力されるまで、その処理を繰り返す。ステップS93において、例えば、キー操作部321aが、操作されて、お得意様登録フォーマットへの入力が完了したとの指示が入力された場合、ステップS94において、表示部325は、顔画像の撮像を促す画面を表示する。
ステップS95において、操作部321は、画像取得部321bが操作されて顔画像が撮像されたか否かを判定し、顔画像が撮像されたと判定されるまで、その処理を繰り返す。ステップS95において、例えば、画像取得部321bが操作されて、顔画像が撮像されたと判定された場合、ステップS96において、操作部321は、撮像された顔画像と共に入力が完了しているお得意様登録フォーマットを会員登録情報送受信部322に供給する。会員登録情報送受信部322は、入力済みのお得意様登録フォーマットに顔画像を付加する。
ステップS97において、会員登録情報送受信部322は、顔画像が付加された、入力済みのお得意様登録フォーマットを会員管理端末17に送信する。
ステップS98において、会員情報受信部324は、お得意様登録が完了したことが通知されてきたか否かを判定する。ステップS98において、例えば、ステップS127の処理により、お得意様の登録が完了したことを示す通知が送信されてきた場合、ステップS99において、会員情報受信部324は、お得意様の登録が完了したことを示す通知が送信されてきた場合、お得意様登録フォーマットに入力された、会員管理DB18に登録されている会員情報を携帯電話機通信部323に供給し、携帯電話機20に送信し、携帯電話機20に登録させる。この処理により、携帯電話機20の会員登録端末通信部304は、お得意様登録フォーマットに入力された、会員管理DB18に登録されている会員情報を受信すると、メモリ303に記憶させる。
一方、ステップS98において、例えば、ステップS128の処理により、顔画像の再送が通知されてきた場合、処理は、ステップS94に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
以上の処理により、遊技店1の店内において会員登録端末16を利用することで、遊技店1内で顔画像が生体情報認識装置21に登録されると共にお得意様として会員情報が会員管理端末17に登録され、お得意様として登録された会員情報が、携帯電話機20にも記憶される。さらに、この処理により画像を撮像する機能を備えていない携帯電話機20であっても、携帯電話機20のメモリ303にお得意様として登録される際の会員情報が記録されることになる。
次に、図24のフローチャートを参照して、お得意様登録した遊技者の来店時におけるサービスメールの配信処理について説明する。
ステップS201において、入口カメラ40は、撮像している画像の情報、または、出入口112の扉からの信号に基づいて、出入口112の扉が開いたか否かを判定し、所定の時間が経過するまで、その処理を繰り返す。
ステップS201において、扉が開いたと判定された場合、ステップS202において、入口カメラ40は、設置されている範囲の画像を撮像し、撮像した画像を画像処理ユニット39に供給する。画像処理ユニット39の画像取得部201は、供給された画像を取得し、顔画像抽出部202に供給する。
ステップS203において、顔画像抽出部202は、供給された画像より遊技者の顔画像を抽出し、送信部203に供給する。より具体的には、顔画像抽出部202は、例えば、撮像された画像の色などから肌が露出した部分であって、目や鼻といった特徴的な部位の配置などから顔画像を抽出して、送信部203に供給する。
ステップS204において、送信部203は、顔画像抽出部202より供給されてきた顔画像を生体情報認識装置21に送信する。この際、送信部203は、カメラ38、入口カメラ40、または店内カメラ41のそれぞれを識別するカメラIDや、送信時刻の情報などの情報を顔画像に付加して生体情報認識装置21に送信する。
ステップS221において、生体情報認識装置21の顔画像取得部221は、顔画像を取得する。ステップS222において、顔画像取得部221は、供給された顔画像のうち、いずれか未処理の1つを抽出し、特徴量抽出部231に供給する。
ステップS223において、照合部222の特徴量抽出部231は、供給されてきた顔画像より特徴量を抽出して、顔画像と共に類似度計算部232に供給する。
ステップ224において、類似度計算部232は、特徴量抽出部231より供給された顔画像について、目と目の間隔、あごから額までの長さと、あごから鼻のまでの長さの比率などの各種の顔の特徴量を求めて、それぞれの差分和、平均比率、または比率和などを類似度として計算し、計算結果である類似度の順位を求め、最上位の顔画像と類似度の情報を、特徴量抽出部231より供給されてきた顔画像と共に類似度判定部233に供給する。
ステップS225において、類似度判定部233は、類似度計算部232より供給されてくる最上位の顔画像と類似度の情報に基づいて、最上位の類似度が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する。すなわち、類似度判定部233は、最も類似しているお得意様として登録されている登録遊技者(生体情報DB22に登録されている顔画像のうち、顔画像取得部221により取得された顔画像と最も類似している登録遊技者:ここでは、類似度の最も高い登録遊技者)の類似度を所定の閾値と比較する。
尚、上述のように、類似度の定義により、撮像された顔画像と最も類似している登録遊技者の顔画像との類似度は、その値そのものが最も高いとは限らないため、類似度と閾値との大小関係はこの例の場合とは異なることがある。
ステップS225において、最上位の類似度が所定の閾値よりも大きいと判定された場合、ステップS226において、類似度判定部233は、類似度計算部232より供給されてきた最上位の顔画像が登録遊技者の顔画像を、お得意様が来店したことを示す画像として表示部23を制御して表示させると共に、通信部224を制御して、遊技店の係員に所持されている携帯端末42に通知させる。さらに、類似度判定部233は、最上位の顔画像の顔IDを会員来店情報報知部223に供給する。会員来店情報報知部223は、顔IDおよび顔画像と共に、対応する顔画像のお得意様が来店したことを示す旨を会員管理端末17に通知する。
一方、ステップS225において、最上位の類似度が所定の閾値よりも大きくないと判定された場合、ステップS226の処理がスキップされる。
ステップS227において、顔画像取得部221は、供給された顔画像の全てについて処理を行なったか否かを判定し、未処理の顔画像がある場合、処理は、ステップS222に戻る。すなわち、全ての顔画像について処理が行なわれるまで、ステップS222乃至S227の処理が繰り返される。そして、全ての顔画像について処理が終了したと判定された場合、処理は、ステップS221に戻る。
ステップS241において、会員来店情報受信部271は、生体情報認識装置21よりお得意様の来店が通知されてきたか否かを判定し、お得意様の来店が通知されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS241において、例えば、ステップS226の処理により、お得意様の来店が通知されてきた場合、ステップS242において、会員来店情報受信部271は、送信されてきたお得意様来店情報に付されている顔IDを抽出して、会員情報照合部272に供給する。会員情報照合部272は、供給されてきた顔IDに基づいて、会員管理DB18に登録されている会員情報を照合し、対象となる会員情報を読み出して、会員情報変更部273およびメール生成部274に供給する。
ステップS243において、メール生成部274は、供給されてきた会員情報、および、RTC274aで発生される日時の情報に基づいて、配信すべきサービスメールを生成し、送受信部275に供給して、お得意様として来店が検出された遊技者の所持する携帯電話機20に対して送信させる。
ステップS244において、メール生成部274は、お得意様が来店した際のサービスメールの送信が完了したことを、例えば、図25で示されるような画面511を表示部19に表示させる。
図25の画面511においては、最上段に「来店通知」と表示され、左側に来店したお得意様の顔画像が表示される。また、右側には、来店したお得意様の会員情報として、上から、氏名欄、会員No.欄、メール(メールアドレス)欄、顧客レベル欄、遊技機種欄、およびメール内容欄が設けられている。さらに、画面511の最下段には、「メールの配信は完了しました」と表示されており、サービスメールが送信されたことを示している。
図25の画面511においては、氏名として「AB」が、会員No.として「1」が、メール(メールアドレス)として「
[email protected]」が、顧客レベルとして「C」が、遊技機種として「パチンコ」が、メール内容として「本日のイベント内容は、パチンコキャンペーンです」とされていることが示されている。
ステップS245において、会員情報変更部273は、顧客レベル管理部281aを制御して、会員情報のうち、来店カウントを1インクリメントさせ、会員情報変更処理部282に供給する。会員情報変更処理部282は、会員管理DB18にアクセスし、登録されている来店カウントを1インクリメントして更新させる。
ステップS246において、会員情報変更部273は、顧客レベル管理部281aを制御して、来店カウントが顧客レベルを変更させる値であるか否かを判定する。すなわち、例えば、来店カウントが5回までは顧客レベルがCであり、来店カウントが6回から10回までは顧客レベルがBであり、来店カウントが11回以上は顧客レベルがAである場合、来店カウントが1インクリメントされることにより6回になった場合、顧客レベルはCからBに変更される値であると判定される。
ステップS246において、来店カウントが顧客レベルを変更させる値であると判定された場合、ステップS247において、顧客レベル管理部281aは、顧客レベルを変更させ、処理は、ステップS241に戻る。
一方、ステップS246において、来店カウントが顧客レベルを変更させる値ではないと判定された場合、ステップS247の処理がスキップされる。
ステップS261において、携帯電話機20の送受信部302は、会員管理端末17よりサービスメールが送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS261において、例えば、ステップS243の処理によりサービスメールが送信されてきた場合、ステップS262において、送受信部302は、会員管理端末17よりサービスメールを受信する。
ステップS263において、送受信部302は、受信したサービスメールの情報を、例えば、図26で示されるような画面521を表示部306に表示させる。
図26においては、最上段に「来店情報」と表示されており、以下に「会員No.AB様いらっしゃいませ」との定型文書の後段に「本日のイベントは、パチンコキャンペーンです。」と表示されており、本日のイベントがお得意様として登録された会員である遊技者に認識させることができる。
以上の処理により、お得意様として登録された遊技者は、遊技店1の出入口112より入店しただけで、所持している携帯電話機20に上述したようなサービスメールが配信される。
次に、図27のフローチャートを参照して、お得意様登録した遊技者の遊技開始時におけるサービスメールの配信処理について説明する。
ステップS291において、遊技台情報取得部227は、遊技台管理装置24より遊技台36の稼動が通知されてきたか否かを判定し、稼動が通知されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS291において、例えば、お得意様登録された遊技者が、遊技台36において遊技を開始すると、遊技台36は、自らを識別する情報と共に、遊技が開始されたことを遊技台管理装置24に通知する。これにより遊技台管理装置24の遊技台情報検出部341が、遊技台36を識別する情報と共に遊技が開始されたことを示す情報を検出すると、検出された遊技台を識別する情報を遊技台情報送信部342に供給する。遊技台情報送信部342は、この遊技台36を識別する情報と共に、生体情報認識装置21に対して遊技が開始された遊技台36を識別する情報を送信する。結果として、遊技台情報取得部227は、遊技台36を識別する情報と共に、遊技が稼動された通知を受信し、処理は、ステップS292に進む。
ステップS292において、遊技台情報取得部227は、受信した遊技台36を識別する情報を撮像指示部228に供給する。撮像指示部228は、遊技台36を識別する情報に基づいて、稼動が開始された遊技台36に対応するカメラ38に対して画像の撮像を(画像の取得を)指示する。
ステップS311において、カメラ38は、撮像が指示されたか否かを判定し、撮像が指示されるまで、その処理を繰り返す。
ステップS311において、例えば、ステップS292の処理により撮像が指示された場合、ステップS312において、カメラ38は、遊技が開始された遊技台36を遊技しているお得意様として登録された遊技者の画像を撮像し、画像処理ユニット39に供給する。画像処理ユニット39の画像取得部201は、供給された画像を取得し、顔画像抽出部202に供給する。
ステップS313において、顔画像抽出部202は、供給された画像より遊技者の顔画像を抽出し、送信部203に供給する。
ステップS314において、送信部203は、顔画像抽出部202より供給されてきた顔画像を生体情報認識装置21に送信する。この際、送信部203は、カメラ38、入口カメラ40、または店内カメラ41のそれぞれを識別するカメラIDや、送信時刻の情報などの情報を顔画像に付加して生体情報認識装置21に送信する。
ステップS293において、生体情報認識装置21の顔画像取得部221は、顔画像を取得する。ステップS294において、顔画像取得部221は、供給された顔画像のうち、いずれか未処理の1つを抽出し、特徴量抽出部231に供給する。
ステップS295において、照合部222の特徴量抽出部231は、供給されてきた顔画像より特徴量を抽出して、顔画像と共に類似度計算部232に供給する。
ステップ296において、類似度計算部232は、特徴量抽出部231より供給された顔画像について、目と目の間隔、あごから額までの長さと、あごから鼻のまでの長さの比率などの各種の顔の特徴量を求めて、それぞれの差分和、平均比率、または比率和などを類似度として計算し、計算結果である類似度の順位を求め、最上位の顔画像と類似度の情報を、特徴量抽出部231より供給されてきた顔画像と共に類似度判定部233に供給する。
ステップS297において、類似度判定部233は、類似度計算部232より供給されてくる最上位の顔画像と類似度の情報に基づいて、最上位の類似度が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する。すなわち、類似度判定部233は、最も類似している登録遊技者の類似度を所定の閾値と比較する。
ステップS297において、最上位の類似度が所定の閾値よりも大きいと判定された場合、ステップS298において、類似度判定部233は、類似度計算部232より供給されてきた最上位の顔画像が登録遊技者の顔画像を、お得意様が来店したことを示す画像として表示部23を制御して表示させると共に、通信部224を制御して、遊技店の係員に所持されている携帯端末42に通知させる。さらに、類似度判定部233は、最上位の顔画像の顔IDを会員来店情報報知部223に供給する。会員来店情報報知部223は、顔ID、顔画像、および遊技台を識別する情報と共に、対応する顔画像のお得意様が来店したことを示す旨を会員管理端末17に通知する。
一方、ステップS297において、最上位の類似度が所定の閾値よりも大きくないと判定された場合、ステップS298の処理がスキップされる。
ステップS299において、顔画像取得部221は、供給された顔画像の全てについて処理を行なったか否かを判定し、未処理の顔画像がある場合、処理は、ステップS294に戻る。すなわち、全ての顔画像について処理が行なわれるまで、ステップS294乃至S299の処理が繰り返される。そして、全ての顔画像について処理が終了したと判定された場合、処理は、ステップS291に戻る。
ステップS331において、会員来店情報受信部271は、生体情報認識装置21よりお得意様の来店が通知されてきたか否かを判定し、お得意様の来店が通知されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS331において、例えば、ステップS298の処理により、お得意様の来店が通知されてきた場合、ステップS332において、会員来店情報受信部271は、送信されてきたお得意様来店情報に付されている顔IDを抽出して、会員情報照合部272に供給する。会員情報照合部272は、供給されてきた顔IDに基づいて、会員管理DB18に登録されている会員情報を照合し、対象となる会員情報を読み出して、会員情報変更部273およびメール生成部274に供給すると共に、遊技台36を識別する情報に基づいて、現在遊技している遊技機種の情報を会員情報変更部273に供給する。
ステップS333において、会員情報変更部273の会員情報管理部281は、会員情報更新処理部282を制御して、お得意様が遊技を開始した遊技台36の機種の情報を会員管理DB18における直近履歴として記録させる。
ステップS334において、会員情報変更部273の会員情報管理部281は、読み出した会員情報に含まれている遊技機種の情報と、遊技台36を識別する情報に基づいた、お得意様が遊技している遊技台の遊技機種とを比較し、登録された遊技機種と異なる遊技機種を遊技しているか否かを判定する。ステップS334において、例えば、会員管理DB18に登録された会員情報においては、メール内容として「パチンコ」が登録されているにもかかわらず、遊技している遊技台36の機種が「パチスロ」であったような場合、異なる遊技機種で遊技しているとみなされ、その処理は、ステップS335に進む。
ステップS335において、会員情報管理部281は、会員情報に含まれる直近履歴情報を参照して、過去にも登録された遊技機種以外の遊技機種を遊技したことがあるか否かを判定する。ステップS335において、例えば、メール内容がパチンコであるのにもかかわらず、パチスロを遊技していたことが過去にもあった場合、過去にも登録された遊技機種以外の遊技機種を遊技したことがあると判定され、処理は、ステップS336に進む。
ステップS336において、会員情報管理部281は、メール生成部274を制御して、遊技機種の追加登録の有無を問い合わせるメールを生成させ、送受信部275よりお得意様の携帯電話機20に送信する。
ステップS361において、送受信部302は、会員管理端末17より問合メールが送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS361において、例えば、ステップS336の処理により、遊技機種の追加登録の有無を問い合わせるメールが送信されてくると、ステップS362において、送受信部302は、遊技機種の追加登録の有無を問い合わせるメールを受信し、表示部306に表示する。
ステップS363において、操作部301は、キー操作部301aが、操作されて、追加登録が要求されたか否かを判定する。ステップS363において、追加が要求された場合、ステップS364において、操作部301は、送受信部302を制御して、追加登録を要求するメールを返信する。一方、ステップS363において、追加が要求されない場合、ステップS364の処理はスキップされる。
ステップS337において、会員情報管理部281は、送受信部275を制御して、携帯電話機20より追加登録を要求するメールがあるか否かを判定し、例えば、ステップS364の処理により追加登録を要求するメールが返信されることにより、追加登録が要求されたと判定された場合、ステップS338において、会員情報更新処理部282を制御して、会員管理DB18に登録されている会員情報のうち、メール内容に異なる遊技機種の内容を追加して登録させる。一方、ステップS337において、追加登録が要求されない場合、ステップS338の処理は、スキップされる。
ステップS339において、会員情報管理部281は、メール生成部274を制御して、店外メールの有無を問い合わせるメールを生成させ、送受信部275よりお得意様の携帯電話機20に送信する。
ステップS365において、送受信部302は、会員管理端末17より問合メールが送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS365において、例えば、ステップS339の処理により、店外メールの有無を問い合わせるメールが送信されてくると、ステップS366において、送受信部302は、店外メールの有無を問い合わせるメールを受信し、表示部306に表示する。
ステップS367において、操作部301は、キー操作部301aが、操作されて、店外メールが要求されたか否かを判定する。ステップS367において、店外メールが要求された場合、ステップS368において、操作部301は、送受信部302を制御して、店外メールを要求するメールを返信する。一方、ステップS367において、店外メールが要求されない場合、ステップS368の処理はスキップされる。
ステップS340において、会員情報管理部281は、送受信部275を制御して、携帯電話機20より店外メールを要求するメールがあるか否かを判定し、例えば、ステップS368の処理により店外メールを要求するメールが返信されることにより、店外メールが要求されたと判定された場合、ステップS342において、会員情報更新処理部282を制御して、会員管理DB18に登録されている会員情報のうち、店外メールを「要」として登録させる。一方、ステップS340において、店外メールが要求されない場合、ステップS341の処理は、スキップされる。
ステップS342において、会員情報管理部281は、メール生成部274を制御して、会員情報の更新完了を示す更新案内メールを生成させ、送受信部275よりお得意様の携帯電話機20に送信させる。
ステップS369において、送受信部302は、会員管理端末17より更新完了メールが送信されてきたか否かを判定し、送信されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS369において、例えば、ステップS342の処理により、更新完了メールが送信されてくると、ステップS370において、送受信部302は、更新完了メールを受信し、例えば、図28で示されるように、画面551として表示部306に表示する。
図28においては、最上段に「更新案内」と表示されており、更新完了を通知するメールであることが示されている。また、以降には、「会員No.1 AB様 変更受け付けました。」と表示され、さらに、その下に、上から来店ポイントが「100」として、遊技機種が「パチスロ」として、遊技店外メールの要求が無く、メールの禁止時間の設定が無いことが示されている。
以上の処理により、お得意様として登録された遊技者は、遊技台36の種類を意識することなく遊技しても、登録された遊技機種と異なる遊技機種を遊技するだけで、会員情報は異なる遊技機種が登録されていることが通知され、さらに、変更の意思を確認した上で、所持している携帯電話機20により登録を変更させるようにすることが可能となる。
尚、以上においては、遊技者が携帯電話機20を所持している例について説明してきたが、メールの配信が受けられる携帯端末装置であれば携帯電話機20に限るものではなく、例えば、携帯電話機20の代わりに、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯型のパーソナルコンピュータなどであってもよいことは言うまでもない。
本発明によれば、顔画像により認識した人物の携帯端末に対してのみメールを送信することが可能となる。
ところで、上述した一連の監視処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図29は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011から読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。