JP4820856B2 - 高圧放電ランプ点灯装置、それを用いた高圧放電ランプ装置、その高圧放電ランプを用いたプロジェクタ、および高圧放電ランプの点灯方法 - Google Patents

高圧放電ランプ点灯装置、それを用いた高圧放電ランプ装置、その高圧放電ランプを用いたプロジェクタ、および高圧放電ランプの点灯方法 Download PDF

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Description

本発明は、高圧放電ランプ点灯装置、それを用いた高圧放電ランプ装置、その高圧放電ランプを用いたプロジェクタ、および高圧放電ランプの点灯方法に関する。
近時、プロジェクタは、会議等でのプレゼンテーションにパーソナルコンピュータとともに多く利用されている。また、一般家庭においてもホームシアターの用途としてプロジェクタが利用されている。
このようなプロジェクタは、光源からの射出光を画像情報に応じて変調し、その光学像を拡大投射するものである。その光源としては、点光源により近く、高輝度で高演色な例えば高圧水銀ランプが使用されている。
具体的にそのようなランプは、内部に発光物質として水銀が例えば200[mg/cm]以上封入され、かつタングステン製の一対の電極が互いに略対向するように配置された発光管を備えている。また、この発光管内には水銀の他に、いわゆるハロゲンサイクル作用を利用し、点灯中、電極の構成材料であるタングステンが飛散して発光管の内面に付着して黒化するのを防止するべく、ハロゲン物質も封入されている。
高圧水銀ランプでは、電極間に発生するアークの起点が移動するいわゆるアークジャンプの発生を抑制することが重要である。アークジャンプはプロジェクタの投射映像のちらつきにつながるために極力抑制されるべきものである。
そこで、特許文献1では、アークを安定させるため、ランプに供給される交流電流の瞬時値を極性反転直前に高める技術が提案されている。これによれば、電極が陽極から陰極に極性反転する直前に電極のアーク起点となっている箇所を局部的に温度上昇させ、電極が陰極に極性反転したときにその箇所から電子を放出させやすくすることができる。これが交流電流の半周期毎に繰り返されることにより、アークの起点を安定させることができる。
また、特許文献2では、ランプの電極間距離を検出して(実際には電極間距離を指標するランプ電圧を検出している)、検出された電極間距離に応じてランプ電流を再形成(reshape)する技術が提案されている。一般に、高圧水銀ランプでは、累積点灯時間に応じて電極先端部の突起部が成長したり減退したりする(すなわちランプ電圧が低下したり上昇したりする)ことが知られている。特許文献2によれば、アーク電圧の連続的な上昇を防止することができると記載されている。電極先端部の突起部が異常に成長したり減退したりするとアークの安定を保てなくなるので、交流電流の波形を切り替えて突起部の異常な成長または減退を抑制するとのことである。
特開2004−134176号公報 特表2002−532866号公報
発明者らの検討によれば、特許文献1の技術では、特に、ランプ始動直後のランプ電圧が低い期間(すなわちランプに供給される電流が大きい期間)に、電流ピーク値が大きくなりすぎて電極温度が過剰に上昇し、その結果、電極が損傷する場合があることが判明した。これを防止するため、例えば、特許文献2の技術を転用して、ランプ電圧が閾値以上の場合に交流電流の瞬時値を極性反転直前に高める波形を適用し、閾値未満の場合には交流電流の瞬時値を高めない波形を適用することが考えられる。
通常、高圧放電ランプの電極温度は、ランプ立ち上がり時の定電流制御から定電力制御に切り替わる時点近辺でピークとなる。そのため、ランプ始動直後の電極損傷を防止する観点からは、ランプ電圧の閾値を高くしておくことが望まれる。しかしながら、上述したように高圧放電ランプは累積点灯時間に応じて定常点灯時のランプ電圧が変動する特性をもつため、ランプ電圧の閾値を高くしすぎると、累積点灯時間によっては定常点灯時でもランプ電圧が閾値未満となり、交流電流の瞬時値を極性反転直前に高める波形を適用できない場合がある。
そこで、本発明は、累積点灯時間にかかわらず、ランプ始動直後における電極損傷の防止と、定常点灯時におけるアーク起点の安定とを両立させることができる高圧放電ランプ点灯装置、それを用いた高圧放電ランプ装置、その高圧放電ランプを用いたプロジェクタ、および高圧放電ランプの点灯方法を提供することを目的とする。
本発明に係る高圧放電ランプ点灯装置は、内部に、ハロゲン物質が封入され、かつ先端部に突起部が形成されている一対の電極が配置されている発光管を有する高圧放電ランプに対して、交流電流を供給して点灯させるものであって、前記高圧放電ランプに供給される交流電流を生成する交流電流生成部と、前記交流電流生成部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記高圧放電ランプの点灯開始から所定時間が経過するまで、交流電流の半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くしない第1波形を適用させ、前記所定時間が経過すれば、半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くする第2波形を適用させて、前記交流電流生成部に交流電流を生成させる。
本発明に係る高圧放電ランプ装置は、内部に、ハロゲン物質が封入され、かつ先端部に突起部が形成されている一対の電極が配置されている発光管を有する高圧放電ランプと、前記高圧放電ランプを点灯させる上述の高圧放電ランプ点灯装置とを備える。
本発明に係るプロジェクタは、上述の高圧放電ランプ装置を備える。
本発明に係る高圧放電ランプの点灯方法は、内部に、ハロゲン物質が封入され、かつ先端部に突起部が形成されている一対の電極が配置されている発光管を有する高圧放電ランプに対して、交流電流を供給して点灯させるものであって、前記高圧放電ランプの点灯開始から所定時間が経過するまで、交流電流の半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くしない第1波形で交流電流を前記高圧放電ランプに供給し、前記所定時間が経過すれば、半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くする第2波形で交流電流を前記高圧放電ランプに供給する。
上記構成によれば、ランプの点灯開始から所定時間が経過するまで第1波形が適用されるので、ランプ点灯始動直後における電極損傷の防止を図ることができ、所定時間が経過すれば第2波形が適用されるので定常点灯時におけるアーク起点の安定を図ることができる。このように、ランプ電圧を基準とするのではなく、ランプの点灯開始からの経過時間を基準として交流電流の波形を切り替えることで、たとえ累積点灯時間に応じて定常点灯時のランプ電圧が変動したとしても、電極損傷の防止およびアーク起点の安定を両立させることができる。
以下、本発明の最良な実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
<構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る高圧放電ランプ装置のブロック図を示す。
図1に示すように、高圧放電ランプ装置101は、外部の交流電源(AC100[V])に接続されるDC電源回路102から高圧放電ランプ点灯装置103(電子安定器)を介して高圧放電ランプ、例えば高圧水銀ランプ104に接続された構成からなる。
DC電源回路102は、例えば整流回路(図示せず)を有しており、家庭用の交流電圧(100[V])から一定の直流電圧を生成し、高圧放電ランプ点灯装置103に供給する。
高圧放電ランプ点灯装置103は、主にDC/DCコンバータ105、DC/ACインバータ106、高電圧発生部107、ランプ電流検出部108、ランプ電圧検出部109、マイコン111、乗算部112、割算部113、比較部114、計時部115、点灯波形発生部116および参照信号生成部117を備える。
DC/DCコンバータ105は、入力端子、出力端子および制御端子を有する。入力端子にはDC電源回路102が接続されている。出力端子にはDC/ACインバータ106が接続されている。制御端子には比較部114が接続されている。DC/DCコンバータ105は、PWM(Pulse Width Modulation)制御を用いて、制御端子に入力された信号レベルに応じた大きさの直流電流を生成する。なお、DC/DCコンバータ105は、ランプ始動直後からランプが立ち上がるまでのランプ電圧が低い期間、言い換えればランプ電流が大きい期間には、制御端子に入力された制御信号にかかわらず、定電流制御を実行する。ここで、「定電流制御」とは、電流値を一定にする制御だけを指すのではなく、ランプが立ち上がるまでのランプ電圧が低い期間においてランプに過電流が流れるのを防ぐために電流に制限をかけた制御全般を示す。したがって、電流値が一定でない場合も含む。
DC/ACインバータ106は、入力端子、出力端子および制御端子を有する。入力端子にはDC/DCコンバータ105が接続されている。出力端子には高電圧発生部107を介して高圧水銀ランプ104が接続されている。制御端子には点灯波形発生部116が接続されている。DC/ACインバータ106は、制御端子に入力されたスイッチング信号の周波数に応じた周波数の交流電流を生成する。
高電圧発生部107は、例えばトランス(図示せず)を有しており、高圧水銀ランプ104の電極19間での絶縁破壊を促し、高圧水銀ランプ104を始動させるべく高電圧を発生させて高圧水銀ランプ104に印加する。
ランプ電流検出部108は、DC/DCコンバータ105とDC/ACインバータ106とを結ぶ配線に流れる電流(ランプ電流に相当する)を検出し、ランプ電流の電流値を示す電流値信号を出力する。
ランプ電圧検出部109は、DC/DCコンバータ105の出力電圧(ランプ電圧に相当する)を検出し、ランプ電圧の電圧値を示す電圧値信号を出力する。
マイコン111は、電流値信号および電圧値信号に基づいて、計時部115および点灯波形発生部116を制御する。制御の詳細については後述する。
乗算部112は、入力された電流値信号と入力された電圧値信号との乗算結果である電力値信号を出力する。電力値信号は、高圧水銀ランプ104に供給されている電力値を示す。
割算部113は、入力された電力値信号と入力された波形信号との割算結果である比率信号を生成する。波形信号は、目標とする電力波形(高圧水銀ランプは定電圧特性を有するため、目標とする電流波形とも言える)を示す信号であり、点灯波形発生部116から供給される。
比較部114は、入力された比率信号と入力された参照信号との減算結果である差分信号を生成する。参照信号は、目標とする電力値を示す信号であり、参照信号生成部117から供給される。
計時部115は、高圧水銀ランプ104の点灯開始からの経過時間を計測する。
点灯波形発生部116は、マイコン111から入力された制御信号に基づいて、波形信号およびスイッチング信号を発生させる。制御信号には、例えば、矩形波および階段波の何れかを指定する情報、ならびに、点灯周波数を指定する情報が含まれている。波形信号は上述のとおり、目標とする電力波形を示す信号である。スイッチング信号は、DC/ACインバータ106により生成される交流電流の周波数を定める信号である。
以上の構成から、DC/DCコンバータ105、DC/ACインバータ106および高電圧発生部107が交流電流生成部として機能する。また、ランプ電流検出部108、ランプ電圧検出部109、マイコン111、乗算部112、割算部113、比較部114、計時部115、点灯波形発生部116および参照信号生成部117が制御部として機能する。また、マイコン111は、点灯波形を矩形波および階段波の何れにするかを選択する選択部として機能する。
次に、一例として定格電力180[W]の高圧水銀ランプ104の概略構成について図2を参照して説明する。
図2に示すように、高圧水銀ランプ104の発光管は、その容囲器の構成材料が例えば石英ガラスからなり、管中央部の略回転楕円体形状の発光部16と、この両側からそれぞれ外方向に延在するように連接された略円柱体形状の封止部17とを有する。
発光部16の内部(放電空間18)には、発光物質である水銀(Hg)と、始動補助用の希ガスとして例えばアルゴンガス(Ar)、クリプトンガス(Kr)、あるいはキセノンガス(Xe)またはそれら2種以上の混合ガスと、ハロゲンサイクル作用のためのヨウ素(I)あるいは臭素(Br)、またはそれらの混合物とがそれぞれ所定量封入されている。一例として、水銀の封入量は150[mg/cm]以上390[mg/cm]以下の範囲内で、アルゴンガスの封入量(25℃)は0.01[MPa]以上1[MPa]以下の範囲内で、臭素の封入量は1×10−10[mol/cm]以上1×10−4[mol/cm]以下の範囲内で、好ましくは1×10−9[mol/cm]以上1×10−5[mol/cm]以下の範囲内でそれぞれ設定されている。
また、発光部16内には、一対のタングステン(W)製の電極19の一端部側がそれぞれ互いに略対向するように配置されている。一例として、この一対の電極19間の距離L(図2参照)は、0.5[mm]以上2.0[mm]以下の範囲内で設定される。
電極19は、電極棒とその一端部に取り付けられた電極コイルとからなる。特に電極19の先端部は、電極棒の一部と電極コイルの一部とがそれぞれ一体的に溶融されて例えば略半球状、略球状または略円錐状等の形状に加工されている。また、この電極19の先端部には、点灯中のハロゲンサイクル作用によって、電極19の構成材料であるタングステンが蒸発した後、ハロゲンによって再び電極19、特にその先端部の頂点部に戻って堆積し、その堆積物からなる突起部23が機械的加工を行うことなく自己形成される。ここで示す突起部23は製造工程の点灯工程中に形成させたもので、製品完成時には既に形成された状態にある。電極19間の距離Lは、具体的にはこれら突起部23間の距離を示す。
なお、電極19の先端部を例えば略半球状、略球状または略円錐状等の形状に形成するに当たり、電極棒の一部と電極コイルの一部とをそれぞれ溶融させて形成する以外に、予め略半球状、略球状または略円錐状に削り出したもの、またはそのような形状で焼結したもの電極棒の先端部に取り付けてもよい。
電極19の他端部は、封止部17に気密に封着されたモリブデン製の金属箔24を介して外部リード線25の一端部に接続されている。外部リード線25の他端部は封止部17の端面から外部に突出し、図示していない電力供給線または口金等に接続される。
図3は、第1の実施形態に係るランプ電流、ランプ電力、ランプ電圧、電極温度、電力制御および点灯波形の時間的推移を示す図である。
高圧放電ランプ点灯装置103は、ランプの点灯開始2[s]後、水銀の蒸発に伴ってランプ電圧が上昇して所定の電圧(例えば、60[V])に到達するまで定電流制御(例えば、3[A]一定)を行い、所定の電圧(例えば、60[V])に達すると、ランプ電力を一定(180[W])とする定電力制御に移行する。
また、高圧放電ランプ点灯装置103は、ランプが点灯開始してから所定時間(例えば、100[s])まで点灯波形を矩形波とし、所定時間(例えば、100[s])を経過すれば、点灯波形を階段波とする。
電極温度は、直接測定することができないので、特定波長のスペクトル強度を測定し、その測定結果を温度に換算して得たものである。図3に示すように、高圧水銀ランプ104の電極温度は定電流制御から定電力制御に切り替わる時点近辺(数秒程度のずれ)でピークとなる。
図4は、点灯波形発生部により発生される波形信号およびスイッチング信号を示す図であり、(a)は点灯波形を矩形波とする場合、(b)は点灯波形を階段波とする場合を示す。また、図5は、図4の各信号に基づいてDC/DCコンバータおよびAC/DCインバータを制御した場合における高圧水銀ランプのランプ電圧およびランプ電流を示す図であり、(a)は点灯波形を矩形波とする場合、(b)は点灯波形を階段波とする場合を示す。
波形信号は、目標とする電力波形として、割算部113および比較部114を介してDC/DCコンバータ105に入力される。一方、スイッチング信号は、点灯周波数を定める信号としてDC/ACインバータ106に入力される。DC/ACインバータ106は、スイッチング信号がハイレベルのときに正方向にランプ電流を流し、スイッチング信号がローレベルのときに逆方向にランプ電流を流す。
したがって、図4(a)に示す波形信号の場合には、図5(a)に示すように、ランプ電流は半周期にわたり交流電流の瞬時値が略一定となる矩形波となる。なお、「略一定」とは、オーバーシュートおよびアンダーシュートを含める意図である。
一方、図4(b)に示す波形信号の場合には、図5(b)に示すように、ランプ電流は半周期の初期区間で電流の瞬時値が階段状に漸増し、半周期の中間区間で電流の瞬時値がそのまま維持され、半周期の終期区間で電流の瞬時値がさらに漸増するような階段波となる。
<動作>
次に、第1の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置103の動作例を説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置の動作を示すフローチャートである。
(1)まず、高圧水銀ランプ104を放電開始させるための点灯スイッチ(図示せず)がオンされると、マイコン111は、高電圧発生部107に例えば3[kV]、100[kHz]の高周波電圧を発生させる(ステップS11)。発生された高周波電圧は高圧水銀ランプ104に印加される。
(2)高圧水銀ランプ104における電極19間において絶縁破壊が起こると電極19間に高周波のアーク放電電流が通電し始める。すなわち、高圧水銀ランプ104は放電を開始する。放電開始後も一定期間、高周波電圧が高圧水銀ランプ104に印加され続ける。
マイコン111は、電流値信号からランプの点灯を検知すると計時部115を動作させる。その後、マイコン111は、計時部115がウォームアップ期間(例えば、2[s])の終了を示すまで、点灯波形発生部116に10[kHz]以上500[kHz]以下の範囲内から選択される高周波のスイッチング信号を発生させる。このウォームアップ期間の2[s]を経過すると、いわゆる始動動作が完了する(ステップS12:YES)。
なお、上記始動動作において、高圧水銀ランプ104を放電開始させるための高電圧発生部107からの出力は高周波の高電圧に限定されるものでなく、これに代えて公知の間欠発振型の高電圧パルスを用いてもよい。また、放電開始後のアーク放電を安定させる方法についても当該高周波動作に限るものでなく、これに代えて公知の直流動作または20[Hz]未満の低周波電流による定電流制御の動作を用いてもよい。
(3)始動動作後、マイコン111は、点灯波形発生部116に、制御信号Aを入力する。制御信号Aには、矩形波を指定する情報および周波数A(例えば、170[Hz])を指定する情報が含まれている。これにより、170[Hz]の矩形波の交流電流が高圧水銀ランプ104に供給される(ステップS13)。なお、周波数Aは、40[Hz]以上700[Hz]以下の範囲内から予め選択されている。
(4)マイコン111は、計時部115の示す時間が所定時間(例えば、100[s])を経過するまで(ステップS14:NO)、制御信号Aの入力を維持し、所定時間を経過すれば(ステップS14:YES)、制御信号Bの入力に切り替える。制御信号Bは、階段波を指定する情報および周波数B(例えば、170[Hz])を指定する情報が含まれている。これにより、170[Hz]の階段波の交流電流が高圧水銀ランプ104に供給される(ステップS15)。なお、周波数Bは、20[Hz]以上1000[Hz]以下の範囲内から予め選択されている。上記の例では、周波数Aおよび周波数Bは何れも170[Hz]で一致しているが、特にこれに限らず、周波数Aと周波数Bとが異なることとしてもよい。
(5)その後、消灯(点灯スイッチOFF)されるまで、この状態が維持される。
第1の実施形態である高圧放電ランプ装置101は、上述したとおりの特徴を有する高圧放電ランプ点灯装置103を備えているので、次のような作用効果を発揮することができる。
ランプの点灯開始から所定時間が経過するまで矩形波が適用されるので、ランプ点灯始動直後における電極損傷の防止を図ることができ、所定時間が経過すれば階段波が適用されるので定常点灯時におけるアーク起点の安定を図ることができる。また、アークが初期の位置からずれることによる反射鏡からの射出光の低下を抑えることができる。
なお、この所定時間は、ランプの点灯開始から電極温度がピークになるまでの時間よりも長いことが望ましい。より詳細には、30[s]以上300[s]以下であることが望ましい。30[s]より短い場合、ランプがまだ立ち上がっておらず、電極損傷を防げなくなる可能性がある。また、300[s]より長い場合、ランプが安定点灯状態となり、フリッカが発生する可能性がある。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る高圧放電ランプ装置101について説明する。第2の実施形態では、定常点灯時において高圧水銀ランプ104のランプ電圧が所定値よりも低くなった場合に、点灯周波数を切り替えることを行う。これ以外の点については、第1の実施形態と同様なので説明を省略する。
<動作>
図7は、本発明の第2の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置の動作を示すフローチャートである。
ランプの点灯開始から100[s]を経過するまでの動作(ステップS21〜S24)は、第1の実施形態の動作(ステップS11〜S14)と同様である。
マイコン111は、計時部115の示す時間が所定時間(例えば、100[s])を経過すれば(ステップS24:YES)、点灯波形発生部116に制御信号Bを入力する。制御信号Bは、階段波を指定する情報および周波数B(例えば、170[Hz])を指定する情報が含まれている。これにより、170[Hz]の階段波の交流電流が高圧水銀ランプ104に供給される(ステップS25)。
マイコン111は、電圧値信号の示すランプ電圧が所定値(例えば、57[V])よりも低くならない限り(ステップS26:NO)、制御信号Bの入力を維持し、所定値(例えば、57[V])よりも低くなれば(ステップS26:YES)、制御信号Cの入力に切り替える。制御信号Cは、階段波を指定する情報および周波数C(例えば、340[Hz])を指定する情報が含まれている。これにより、340[Hz]の階段波の交流電流が高圧水銀ランプ104に供給される(ステップS27)。なお、周波数Cは、300[Hz]以上1000[Hz]以下の範囲内において、周波数B(例えば、170[Hz])よりも高くなるように予め選択されている。
マイコン111は、電圧値信号の示すランプ電圧が所定値(例えば、60[V])よりも高くならない限り(ステップS28:NO)、制御信号Cの入力を維持し、所定値(例えば、60[V])よりも高くなれば(ステップS28:YES)、制御信号Bの入力に切り替える。
なお、交流電流の周波数を300[Hz]以上1000[Hz]以下の範囲内から選択される周波数Cに切り替える条件は、高圧水銀ランプ104のランプ電圧に基づいているが、その具体的な値については57[V]に限るものではなく、またその後、周波数Bに切り替える条件も60[V]に限るものではなく、高圧水銀ランプ104の定格電力等の各種仕様によって適宜設定されるものである。また、本実施形態では、3[V]のヒステリシスを持たせて57[V]および60[V]としているが、これについても適宜設定されるものである。
第2の実施形態では、第1の実施形態の作用効果に加えて、次のような作用効果を発揮することができる。
高圧水銀ランプ104の累積点灯時間の初期段階(例えば500時間以内)においては、ハロゲンサイクル作用が活発に働いている。この段階で高圧水銀ランプ104の周囲温度が何らかの環境変化で変動した場合などでは、電極19の突起部23が成長し過ぎて電極19間の距離Lが所望とする範囲よりも小さくなり、高圧水銀ランプ104のランプ電圧が頻繁にまたは長時間に亘って所望とする値よりも低くなる低電圧状態に陥る場合がある。
そこで、高圧水銀ランプ104のランプ電圧が所定値(例えば57[V])よりも低くなった場合のような低電圧状態に陥ったとき、300[Hz]以上1000[Hz]以下の範囲内から選択される周波数C(例えば340[Hz])の交流電流を供給することとしている。これにより、電極19の突起部23の成長を抑止することができる。
なお、交流電流の周波数Cとして340[Hz]を採用したが、これは高圧水銀ランプ104の仕様上決定される値であって実験的に導出されるものである。その導出された値以上で1000[Hz]以下の範囲内から選択される値であれば上記と同様の作用効果を得られる。第1の実施形態で示した本発明が想定している高圧水銀ランプ104の仕様範囲においては周波数Cとして適切とされる周波数範囲は300[Hz]以上1000[Hz]以下である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る高圧放電ランプ装置101について説明する。第3の実施形態では、ランプの点灯開始から所定時間(例えば、100[s])が経過する前後で点灯周波数を切り替える。これ以外の点については、第2の実施形態と同様なので説明を省略する。
<動作>
図8は、本発明の第3の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置の動作を示すフローチャートである。
ランプの始動動作(ステップS31、S32)は、第2の実施形態の動作(ステップS21、S22)と同様である。
始動動作後、マイコン111は、点灯波形発生部116に、制御信号Dを入力する。制御信号Dには、矩形波を指定する情報および周波数D(例えば、100[Hz])を指定する情報が含まれている。これにより、100[Hz]の矩形波の交流電流が高圧水銀ランプ104に供給される(ステップS33)。なお、周波数Dは、50[Hz]以上200[Hz]以下の範囲内において予め選択されている。
マイコン111は、計時部115の示す時間が所定時間(例えば、100[s])を経過するまで(ステップS34:NO)、制御信号Dの入力を維持し、所定時間を経過すれば(ステップS34:YES)、制御信号Bの入力に切り替える。
これ以降の動作(ステップS35〜S38)については、第2の実施形態の動作(ステップS25〜S28)と同様である。
ここで、交流電流の周波数Dとしては、騒音の発生を十分に抑え、かつ突起部23が変形または蒸発消滅することのない、50[Hz]以上200[Hz]以下の範囲内から選択されることが好ましい。すなわち、可聴感度の高低は、等ラウドネス曲線やISO 226で規格された指標に基づいて判断することができる。本発明者らは、これらの指標を参考にしつつ、実際に被験者を用いた評価を行った結果、周波数Dの好適例として200[Hz]以下に設定されることが望ましいことを見出した。等ラウドネス曲線によれば周波数Dは低ければ低いほど可聴感度は低くなるが、一方、始動動作後の定電流制御時にはそのランプ電流の値が定電力制御時のランプ電流の値よりも高く、それに伴って電極19の温度も過度に上昇しており、この状況下で固定周波数Dが低すぎると、電極19の温度が極度に上昇して突起部23が変形または蒸発消滅するおそれがある。これに対しては、ランプの点灯開始から所定時間が経過するまで、周波数Dの好適例として50[Hz]以上に設定することにより、電極19の極度な温度上昇を抑えることができ、突起部23が変形または蒸発消滅するのを確実に防止することができる。
第3の実施形態では、第2の実施形態の作用効果に加えて、次のような作用効果を発揮することができる。
ランプが点灯開始してから所定時間が経過するまでは、可聴感度の高い周波数C(例えば340[Hz])での点灯を禁止しているので、耳障りな騒音の発生を抑えることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態であるプロジェクタについて、図9〜図11を参照して説明する。
高圧水銀ランプ104は、図9に示すように、反射鏡26内に組み込まれてランプユニット27を構成する。
すなわち、ランプユニット27は、図9に示すように、上記した高圧水銀ランプ104と、内面が凹面の反射面28を有する基体がガラスまたは金属からなる反射鏡26とを備えており、この反射鏡26内に高圧水銀ランプ104がその長手方向の中心軸Xと反射鏡26の光軸Yとが略一致するように組み込まれ、高圧水銀ランプ104からの射出光が反射面28により反射されるように構成されている。
高圧水銀ランプ104には、発光管の一方の封止部17に、電源接続用端子29が付設された円筒形の口金30が装着されている。一方の封止部17から外部に導出した外部リード線25が電源接続用端子29に接続されている。他方の外部リード線25には電力供給線31が接続されている。
そして、この高圧水銀ランプ104は、口金30が反射鏡26のネック部32内に挿入され、かつ接着剤33を介して固着されている。このとき、電力供給線31は、反射鏡26に設けられた貫通孔34に挿通される。
なお、反射面28は、例えば回転楕円体面や回転放物体面からなり、多層干渉膜等が蒸着されている。
図10は、フロントプロジェクタ35の概略構成を示す図である。フロントプロジェクタ35は、その前方に設置したスクリーン(図示せず)に向けて画像を投影するタイプのプロジェクタである。なお、図10は、後述する筐体36の天板を取り除いた状態を示している。
フロントプロジェクタ35は、筐体36に収納された、光源であるランプユニット27、光学ユニット37、制御ユニット38、投射レンズ39、冷却ファンユニット40、および電源ユニット41等から構成されている。光学ユニット37は、入射光を変調して画像を形成する画像形成ユニット、およびランプユニット27からの照明光をその画像形成ユニットに照射する照明ユニット(いずれも図示せず)を有している。照明ユニットは、3色のカラーフィルタからなるカラーホイール等(図示せず)を有し、照明光を3原色に分解して画像形成ユニットに照射する。制御ユニット38は、画像形成ユニット等を駆動制御する。投射レンズ39は、画像形成ユニットにより変調されて形成された光学像を拡大投射する。電源ユニット41は、上記した高圧放電ランプ点灯装置103を含み、商用電源から供給される電力を、制御ユニット38やランプユニット27に適した電力に変換してそれぞれ供給する。
また、図11は、リアプロジェクタ42の概略構成を示す図である。リアプロジェクタ42は、ランプユニット27、光学ユニット、投射レンズ、ミラーおよび高圧放電ランプ点灯装置(いずれも図示せず)等が筐体43内に収納された構成を有している。投射レンズから投射されミラーで反射された画像が、透過式スクリーン44の裏側から投影されて画像表示される。
以上、本発明に係る高圧放電ランプ点灯装置等について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(1)実施形態では、アークジャンプを抑制するための点灯波形として、図5(b)に示す階段波を用いているが、本発明はこれに限られない。アークジャンプを抑制するには、半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くした波形を用いればよい。したがって、例えば、図12(a)に示すような、半周期にわたり交流の瞬時値が一定のレートで漸増する波形でもよいし、図12(b)に示すような、半周期中の最終区間以外の区間における交流電流の瞬時値を略一定とし、半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値だけを高める波形でもよい。さらに、図12(c)に示すような、最終区間の直前の1区間で極性反転するものでもよいし、図12(d)に示すような、最終区間の直前の2区間で極性反転するものでもよく、あるいは、3区間以上で極性反転するものでも構わない。これらは、低周波の基本波の半周期毎に高周波の別の波を重畳してなる変形波である。このような変形波における「半周期」とは、基本波とみなせる波の半周期を指すものとする。
(2)実施形態では、電極の損傷を防止するための点灯波形として、図5(a)に示す矩形波を用いているが、本発明はこれに限らず、半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くしなければよい。もっとも、半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値が、波形の歪みなどの影響により、半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりごくわずかに(例えば、5%程度)高くなっている場合や、ランプの点灯開始から所定時間内のごく短時間(例えば、1秒程度)だけ高くなる場合でも、実質上、本発明への効果に影響を及ぼすものではない。そのため、上記のような場合であっても、「半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くしない」という技術思想に含まれるものとする。
(3)第2の実施形態では、ランプ電圧に応じた点灯周波数の切り替え(ステップS25〜S28)は、所定時間が経過しなければ実施されない仕様となっているが、本発明はこれに限られない。例えば、ランプが点灯開始してからランプ電圧に応じた点灯周波数の切り替えを実施することとしてもよい。
本発明は、プロジェクタ等に広く利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る高圧放電ランプ装置のブロック図 高圧水銀ランプの構成を示す図 第1の実施形態に係るランプ電流、ランプ電力、ランプ電圧、電極温度、電力制御および点灯波形の時間的推移を示す図 点灯波形発生部により発生される波形信号およびスイッチング信号を示す図であり、(a)は点灯波形を矩形波とする場合、(b)は点灯波形を階段波とする場合を示す 図4の各信号に基づいてDC/DCコンバータおよびAC/DCインバータを制御した場合における高圧水銀ランプのランプ電圧およびランプ電流を示す図であり、(a)は点灯波形を矩形波とする場合、(b)は点灯波形を階段波とする場合を示す 本発明の第1の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置の動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置の動作を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態に係る高圧放電ランプ点灯装置の動作を示すフローチャート ランプユニットの概略構成を示す図 フロントプロジェクタの概略構成を示す図 リアプロジェクタの概略構成を示す図 交流電流の波形の変形例を示す図
符号の説明
16 発光部
17 封止部
18 放電空間
19 電極
23 突起部
24 金属箔
25 外部リード線
26 反射鏡
27 ランプユニット
28 反射面
29 電源接続用端子
30 口金
31 電力供給線
32 ネック部
33 接着剤
34 貫通孔
35 フロントプロジェクタ
36 筐体
37 光学ユニット
38 制御ユニット
39 投射レンズ
40 冷却ファンユニット
41 電源ユニット
42 リアプロジェクタ
43 筐体
44 透過式スクリーン
101 高圧放電ランプ装置
102 DC電源回路
103 高圧放電ランプ点灯装置
104 高圧水銀ランプ
105 DC/DCコンバータ
106 DC/ACインバータ
107 高電圧発生部
108 ランプ電流検出部
109 ランプ電圧検出部
111 マイコン
112 乗算部
113 割算部
114 比較部
115 計時部
116 点灯波形発生部
117 参照信号生成部

Claims (10)

  1. 内部に、ハロゲン物質が封入され、かつ先端部に突起部が形成されている一対の電極が配置されている発光管を有する高圧放電ランプに対して、交流電流を供給して点灯させる高圧放電ランプ点灯装置であって、
    前記高圧放電ランプに供給される交流電流を生成する交流電流生成部と、前記交流電流生成部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記高圧放電ランプの点灯開始から所定時間が経過するまで、交流電流の半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くしない第1波形を適用させ、前記所定時間が経過すれば、半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くする第2波形を適用させて、前記交流電流生成部に交流電流を生成させること
    を特徴とする高圧放電ランプ点灯装置。
  2. 前記交流電流生成部は、第1信号が入力されれば前記第1波形の交流電流を生成し、第2信号が入力されれば前記第2波形の交流電流を生成するものであり、
    前記制御部は、
    前記高圧放電ランプの点灯開始からの経過時間を計測する計時部と、
    前記交流電流生成部に入力される第1信号および第2信号を選択的に発生する点灯波形発生部と、
    前記計時部の経過時間が前記所定時間を超えるまで、前記点灯波形発生部に前記第1信号を発生させ、前記計時部の経過時間が前記所定時間を超えれば、前記点灯波形発生部に前記第2信号を発生させる選択部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  3. 前記所定時間は、前記高圧放電ランプの点灯開始から前記高圧放電ランプの電極温度がピークに達するまでの時間よりも長いこと
    を特徴とする請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  4. 前記所定時間は、30[s]以上300[s]以下の範囲内であること
    を特徴とする請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  5. 前記第1波形は、半周期にわたり交流電流の瞬時値を略一定とする波形であること
    を特徴とする請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  6. 前記制御部は、さらに、前記高圧放電ランプのランプ電圧が所定値よりも高ければ、前記高圧放電ランプに供給される交流電流の周波数を第1の値とし、前記高圧放電ランプのランプ電圧が所定値より低ければ、前記高圧放電ランプに供給される交流電流の周波数を前記第1の値よりも高い第2の値とするように、前記交流電流生成部を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  7. 前記制御部は、さらに、前記高圧放電ランプの点灯開始から前記所定時間が経過するまでは、前記高圧放電ランプのランプ電圧にかかわらず、前記高圧放電ランプに供給される交流電流の周波数を前記第2の値よりも低い第3の値とするように、前記交流電流生成部を制御すること
    を特徴とする請求項6に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  8. 内部に、ハロゲン物質が封入され、かつ先端部に突起部が形成されている一対の電極が配置されている発光管を有する高圧放電ランプと、
    前記高圧放電ランプを点灯させる請求項1〜7のいずれか1項に記載された高圧放電ランプ点灯装置と、を備えたことを特徴とする高圧放電ランプ装置。
  9. 請求項8に記載された高圧放電ランプ装置を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  10. 内部に、ハロゲン物質が封入され、かつ先端部に突起部が形成されている一対の電極が配置されている発光管を有する高圧放電ランプに対して、交流電流を供給して点灯させる高圧放電ランプの点灯方法であって、
    前記高圧放電ランプの点灯開始から所定時間が経過するまで、交流電流の半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くしない第1波形で交流電流を前記高圧放電ランプに供給し、
    前記所定時間が経過すれば、半周期中の最終区間における交流電流の瞬時値を半周期中のそれ以外の区間における交流電流の瞬時値よりも高くする第2波形で交流電流を前記高圧放電ランプに供給すること
    を特徴とする高圧放電ランプ点灯方法。
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