JP4819585B2 - 引き戸用錠 - Google Patents

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Description

本発明は、引き戸用錠に関する。さらに詳しくは、内側側面に凹状のガイド溝が形成された構体と、対向する面に孔が形成され、施錠操作の動きに連動して直線的に移動するスライド部材と、該スライド部材の対向する面に形成された孔から突出して前記構体に形成されたガイド溝に両端が嵌合し、前記スライド部材の移動に伴って、前記孔およびガイド溝の形状に沿って移動する2本の連動軸と、該2本の連動軸によって保持され、施錠時に前記構体から突出するフックとを有する引き戸用錠に関する。
従来より、引き戸を施錠するために引き戸用の錠が用いられている。また、近年、引き戸の種類も多様化し、その引き戸の種類に応じた機能的な錠を提案していく必要がある。
バリアフリーの観点や、有効利用できていない空間すなわちデッドスペースの問題を解消する観点から注目されている代表的な引き戸としては、連送式引き戸があげられる。連送式引き戸の場合、2枚以上の戸により、引き戸全体が構成されている。
特許文献1には、2本の連動軸によって保持されたフックが、前記2本の連動軸の移動によって回転運動することにより、錠本体からフックを突出させ、さらに、不正な解除を防ぐための鎌片保護部材を突出させて施錠状態にする引き戸用錠が開示されている。
特開2004−169491号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、施錠時であっても、施錠する側の戸と施錠される側の戸との間の引き戸の厚さ方向の隙間が開いた状態であり、各々の戸がそれぞれ揺動することによる引き戸のガタツキが問題であった。とくに、連送式引き戸においては、戸の枚数が多いことに加え、各々の戸が通常の引き戸に比べて小型であり、ちょっとした風などを受けても引き戸のガタツキが顕著に現れるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を鑑みたもので、施錠時に、引き戸間の厚さ方向の隙間をあけることなく、密接させて固定し、引き戸のがたつきを抑えることができ、かつ、防犯面においても有用な引き戸用錠を提供することを目的としている。
本発明の引き戸用錠によれば、(a)対向する内側側面に凹状のガイド溝が形成された構体と、(b)対向する面に孔が形成され、施錠操作の動きに連動して直線的に移動するスライド部材と、(c)該スライド部材の対向する面に形成された孔から突出して前記構体に形成されたガイド溝に両端が嵌合し、前記スライド部材の移動に伴って、前記孔およびガイド溝の形状に沿って移動する2本の連動軸と、(d)該2本の連動軸によって保持され、施錠時に前記構体から突出するフックとを有し、前記(a)の構体内に、前記(b)のスライド部材が、前記(a)の構体のガイド溝が形成された面と、前記(b)のスライド部材の孔が形成された対向する面とが平行になるように収容された引き戸用錠であって、前記スライド部材には、前記フックが突出する側に向けて凸の略円弧状の誘導孔と、前記フックが突出する側から離れる方向に延びるような形状の誘導孔とが形成され、前記構体には、前記スライド部材の進行方向に延びるような形状のガイド溝と、前記スライド部材の進行方向に対して垂直な方向に延びるような形状のガイド溝とが形成されてなることにより、上記目的が達成される。
さらに、本発明の引き戸用錠によれば、(a)対向する内側側面に凹状のガイド溝が形成された構体と、(b)対向する面に孔が形成され、施錠操作の動きに連動して直線的に移動するスライド部材と、(c)該スライド部材の対向する面に形成された孔から突出して前記構体に形成されたガイド溝に両端が嵌合し、前記スライド部材の移動に伴って、前記孔およびガイド溝の形状に沿って移動する2本の連動軸と、(d)該2本の連動軸によって保持され、施錠時に前記構体から突出するフックとを有し、前記(a)の構体内に、前記(b)のスライド部材が、前記(a)の構体のガイド溝が形成された面と、前記(b)のスライド部材の孔が形成された対向する面とが平行になるように収容された引き戸用錠であって、前記スライド部材には、該スライド部材の進行方向に延びるような形状の誘導孔と、前記フックが突出する側から離れる方向に延びるような形状の誘導孔とが形成され、前記構体には、前記フックが突出する側の反対方向に向けて凸の略円弧状のガイド溝と、前記スライド部材の進行方向に対して垂直な方向に延びるような形状のガイド溝とが形成されてなることにより、上記目的が達成される。
また、前記スライド部材に形成された前記フックが突出する側から離れる方向に延びるような形状の誘導孔が、前記スライド部材の施錠時における進行方向の側から離れる方向に延びるように階段状に形成されてなることが好ましい。
また、前記スライド部材に形成された、前記フックが突出する側から離れる方向に延びるような形状の誘導孔が、前記スライド部材の施錠時における進行方向の側から離れる方向に延びるように直線状に形成されてなることが好ましい。
本発明の引き戸用錠によれば、施錠時に、フックの回転運動の後、フックを錠本体に引き寄せる引込運動を行うので、施錠する側の引き戸が施錠される側の引き戸を引き寄せ、引き戸間の厚さ方向の隙間をあけることなく、密接させて固定するので、引き戸のガタツキを抑えることができる。さらに、このような、施錠時に、引き戸間の厚さ方向の隙間を設けないようにする引き戸用錠は、防犯面においても有用である。
本発明の引き戸用錠は、箱状の構体内に、構体内を直線的に移動するスライド部材と、スライド部材に形成された孔を貫通し、両端が構体に形成された溝に嵌合された2本の連動軸と、2本の連動軸によって保持されたフックとを有し、スライド部材を移動させると、2本の連動軸が、それぞれ、前記孔または前記溝の形状に沿って移動するものである。とくに、スライド部材に形成される孔と構体に形成される溝の形状および組み合わせを特定することにより、施錠時に、フックの回転運動の後、フックを錠本体に引き寄せる引込運動を行う。このようにして、フックの回転運動とフックの引込運動とが結合された動きを実現する。
添付図面を参照しながら、本発明の引き戸用錠を以下で詳細に説明する。
図1は、本発明の引き戸用錠の使用状態を表す斜視図、図2は、本発明の引き戸用錠の使用状態を表す縦断面図、図3は、実施の形態1のスライド部材を示す斜視図、図4は、図3のスライド部材の側面図、図5は、実施の形態1の構体を示す斜視図、図6は、図5の構体の側面図、図7は、フックの側面図、図8は、図7のフックの斜視図、図9(a)は、連動軸の一例を示す斜視図であり、また、(b)は、連動軸の他の一例を示す斜視図、図10は、フックの係合部を示す図、図11は、操作手段の一例を示す縦断面図、図12(a)は、実施の形態1の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが構体内に収まった状態を示す図、図12(b)は、実施の形態1の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが回転運動をしている状態を示す図、図12(c)は、実施の形態1の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが回転運動から水平運動に転換する状態を示す図、図12(d)は、実施の形態1の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが構体内に引き込まれる状態を示す図、図13は、実施の形態2のスライド部材を示す斜視図、図14は、図13に示すスライド部材の側面図、図15は、実施の形態2の構体を示す斜視図、図16は、実施の形態2の構体を示す側面図、図17(a)は、実施の形態2の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが構体内に収まった状態を示す図、図17(b)は、実施の形態2の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが回転運動をしている状態を示す図、図17(c)は、実施の形態2の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが回転運動から水平運動に転換する状態を示す図、図17(d)は、実施の形態2の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが構体内に引き込まれる状態を示す図である。
実施の形態1
実施の形態1の引き戸用錠は、施錠する側の引き戸D1に設けられた錠本体100と、施錠される側の引き戸D2に設けられた係合部6と、錠本体100に取り付けられて利用者が施錠操作を行う操作手段5とから構成されている。
錠本体100は、図2に示されるように、構体1と、スライド部材2と、フック3と、2本の連動軸4とから構成されている。
構体1は、図5に示されるように、箱状で内側側面の対向する1対の面に凹状のガイド溝が形成されている。また、構体1には、ガイド溝が形成された一方の面と同一の面にスライド部材2の移動距離とほぼ同一の長さの操作手段連結孔1cが形成され、操作手段連結孔1cが形成された面に対して垂直な面にフック突出孔1dが長方形状に形成されている。
ガイド溝は、図6に示されるように、連動軸4の移動を誘導するためのもので、連動軸aの移動を誘導するために形成された連動軸aのガイド溝1aと、連動軸bの移動を誘導するために形成された連動軸bのガイド溝1bとから構成されている。さらに、ガイド溝1aは、スライド部材2の移動方向に平行に形成された回転運動ガイド溝1a1と、回転運動ガイド溝1a1のスライド部材2の移動方向sの側の端部と連続し、スライド部材2の移動方向に対して垂直であり、かつ、フック突出側Fから離れる方向へむけて形成された連動軸aの引込ガイド溝1a2とに分けられる。また、ガイド溝1bは、スライド部材2の移動方向sに対して垂直で、フック突出側Fから離れる方向へ向けて形成された連動軸bの引込ガイド溝1b1からなる。
スライド部材2は、図3に示されるように、コ字状の部材であり、1対の対向する面に孔が形成され、この1対の対向する面が構体1のガイド溝が形成された面に平行になるように構体1内に収容される。また、スライド部材2には、操作手段5と嵌合し、施錠操作の動きをスライド部材に伝達するための、突出した円柱形状の操作手段接続部21が設けられている。また、スライド部材2は、施錠の際に図4に示される矢印sの方向(紙面上方)へ直線的に移動する。
スライド部材2の一対の対向する面には、図4に示されるように、連動軸aの移動を誘導するために形成された誘導孔2aと、連動軸bの移動を誘導するためのスライド部材2の移動方向に延びるような形状の誘導孔2bとが形成されている。さらに、誘導孔2aは、連動軸aの回転運動誘導孔2a1と、フック突出側Fから離れる方向であって、施錠時のスライド部材2の移動方向と反対の方向(図4紙面右斜め下方)に階段状に延びるような形状の連動軸aの引込誘導孔2a2とに分けられる。また、誘導孔2bは、フック突出側Fに凸の略円弧状の連動軸bの回転運動誘導孔2b1と、フック突出側Fから離れる方向であって、かつ、施錠時のスライド部材2の移動方向sと反対の方向(図4紙面右斜め下方)へ延びるように形成された階段状の連動軸bの引込誘導孔2b2とに分けられる。
ここで、構体1に形成された連動軸aの回転運動ガイド溝1a1と、スライド部材2に形成された連動軸bの回転運動誘導孔2b1との関係について説明する。構体1に形成された回転運動ガイド溝1a1のスライド部材移動方向に平行な長さとスライド部材2の回転運動誘導孔2b1のスライド部材移動方向に平行な長さとがほぼ同一の長さyになるように設定する。このように、構体1に形成されるガイド溝の長さとスライド部材2に形成される誘導孔の長さを設定することにより、スライド部材2が施錠時に垂直方向(図4紙面上方)へyだけ移動したとき、すなわち連動軸b4bがスライド部材2に形成された回転運動誘導孔2b1と引込誘導孔2b2との境界位置に達したときに、連動軸a4aがちょうど構体1に形成された回転運動ガイド溝1a1と引込ガイド溝1a2との境界位置に達する。
フック3は、図7および図8に示されるように、かぎ部の内側輪郭が係合部6の縦断面形状に沿った形状を有している。また、フック3には、連動軸a4aを貫通させるための連動軸a貫通孔3aと、連動軸b4bを貫通させるための連動軸b貫通孔3bとが形成されている。フック3は、この連動軸a貫通孔3aを貫通した連動軸a4aおよび連動軸b貫通孔3bを貫通した連動軸b4bを介して、構体1内のスライド部材2の孔が形成された対向する2面の間に保持されている。施錠時に、フック3が構体1から突出する際には、連動軸b貫通孔3bを中心とし、連動軸a貫通孔3aと連動軸b貫通孔3b間の距離を半径とした回転運動が行われる。
2本の連動軸4は、図9(a)および図9(b)に示されるように、円柱状または円柱の両端部の径を構体1に形成されたガイド溝に嵌合しやすいように小さく設定した形状の軸を用いる。上述したように、フック3の連動軸a貫通孔3aに貫通させる連動軸を連動軸a4a、フック3連動軸b貫通孔3bに貫通させる連動軸を連動軸b4bとする。2本の連動軸4は、それぞれ、フック3に形成された連動軸貫通孔およびスライド部材2の向かい合う2面に形成された孔を貫通し、構体1に形成されたガイド溝にその両端が嵌合している。施錠時には、この2本の連動軸4が、スライド部材2の直線的な移動に伴って、スライド部材2の誘導孔および構体1のガイド溝の形状に沿ってそれぞれ移動する。図4のスライド部材2に示された矢印AおよびBは、それぞれ、スライド部材2における連動軸a4aおよび連動軸4bの施錠時の軌道をあらわしている。また、図6の構体1に示された矢印A’およびB’は、それぞれ、構体1における連動軸a4aおよび連動軸b4bの施錠時の軌道をあらわしている。なお、図4に示されるスライド部材2における連動軸a4aおよび連動軸b4bの施錠時の軌道(矢印AおよびB)は、スライド部材2の直線的な移動に伴う連動軸a4aおよび連動軸b4bの相対的な軌道を示したものである。
係合部6は、図2および図10に示されるように、施錠される側の引き戸D2に設けられ、その縦断面形状は、図2に示されるように、フック3のかぎ部の内側輪郭に沿うような形状であることが好ましい。
操作手段5は、図11に示されるように、操作プレート52と、取り付け体53とから構成されている。操作プレート52は、取り付け体53に嵌合するように設けられた板状の部材であり、その一方の面(錠本体に面した面)には、構体1内に収容されたスライド部材2と操作手段5とを接続するための凹部5aが形成され、この凹部5aにスライド部材2に設けられた操作手段接続部21が嵌合する。また、操作プレート52の他方の面には、凸状の操作部51が設けられている。さらに、操作プレート52には、操作プレート52の位置を上方に保持するための係止部54が、操作プレート52の厚さ方向の面に、操作プレート52の内部へ入り込むように取り付けられている。係止部54には、圧縮コイルバネが組み込まれ、この圧縮コイルバネの付勢力が取り付け体53を押圧する方向へ向けられていることにより、操作プレート52は上方に保持される。
利用者が、操作部51を、垂直方向に押し上げると、操作部51と一体的に設けられた操作プレート52が連動して垂直方向に押し上がり、操作プレート52に形成された凹部5aに嵌合したスライド部材の操作手段接続部21を介して、構体1内に収容されたスライド部材2が上方に移動する。
以下で、本発明の引き戸用錠本体100の動作を、図12(a)〜図12(d)を用いて説明する。
まず、初期状態として、施錠していない状態について説明する。図12(a)に示されるように、初期状態では、操作手段接続部21が操作手段連結孔1cの下方(図12(a)紙面下方)にあり、構体1内に収容されたスライド部材2も構体1内の下方に位置している。このとき、フック3の連動軸a貫通孔3aを貫通した連動軸a4aは、スライド部材2に形成された誘導孔2aの回転運動誘導孔2a1における施錠時のスライド部材2の進行方向s側の端部に位置しており、構体1に形成されたガイド溝1aの回転運動ガイド溝1a1の下端に位置している。また、フック3の連動軸b貫通孔3bを貫通した連動軸b4bは、スライド部材2に形成された誘導孔2bの回転運動誘導孔2b1における施錠時のスライド部材2の進行方向s側の端部に位置しており、構体1に形成されたガイド溝1bのフック突出側F側に位置している。また、フック3は、連動軸a貫通孔3aおよび連動軸b貫通孔3bの位置関係により、フック3の状態が決定され、構体1内にその全体が収容された状態である。
つぎに、施錠時の動作について説明する。利用者が操作手段5の操作部51を上方に押し上げると、スライド部材2がこの操作に連動して垂直方向へ移動し始める。図12(b)に示されるように、操作手段接続部21は操作手段連結孔1cの若干上方へ上昇し、操作手段接続部21の移動と共に、スライド部材2も若干上方へ直線的に上昇する。このとき、フック3の連動軸a貫通孔3aを貫通した連動軸a4aは、スライド部材2に形成された誘導孔2aの回転運動誘導孔2a1の側縁部に係止された状態で、スライド部材2の上昇と共に構体1に形成されたガイド溝1aの回転運動ガイド溝1a1を若干上方へ移動する。また、フック3の連動軸b貫通孔3bを貫通した連動軸b4bは、スライド部材2に形成された誘導孔2bの回転運動誘導孔2b1を通過し、構体1に形成されたガイド溝1bのフック突出側F側に向かってやや移動する。また、フック3は、連動軸b4bを回転の中心として、連動軸b4bの軸心と連動軸a4aの軸心との距離を回転半径として、回転運動を始め、構体1に形成されたフック突出孔1dからその一部を突出させる。
さらに、利用者が操作手段5の操作部51を上方に押し上げると、スライド部材2がさらに上方へ移動する。図12(c)に示されるように、操作手段接続部21は操作手段連結孔1cのさらに上方へ移動し、操作手段接続部21の移動と共に、スライド部材2もさらに上方へ直線的に上昇する。このとき、フック3の連動軸a貫通孔3aを貫通した連動軸a4aは、スライド部材2に形成された誘導孔2aの回転運動誘導孔2a1と引込誘導孔2a2との境界に位置しており、構体1に形成されたガイド溝1aの回転運動ガイド溝1a1と引込ガイド溝1a2との境界に到達する。また、フック3の連動軸b貫通孔3bを貫通した連動軸b4bは、スライド部材2に形成された誘導孔2bの回転運動誘導孔2b1と引込誘導孔2b2との境界に到達し、構体1に形成されたガイド溝1bのフック突出側F側から、初期状態の位置に戻る。また、フック3は、錠本体100の外側へ突出した状態である。
最後に、フック3の引込動作について説明する。利用者が操作手段5の操作部51を可動な範囲の最上部まで押し上げると、スライド部材2が最上部まで移動する。図12(d)に示されるように、操作手段接続部21は操作手段連結孔1cの最上部まで上昇し、操作手段接続部21の移動と共に、スライド部材2も最上部まで直線的に上昇する。このとき、フック3の連動軸a貫通孔3aを貫通した連動軸a4aは、スライド部材2に形成された誘導孔2aの引込誘導孔2a1を通過し、フック突出側Fから離れる方向へ図4に示す距離xだけ水平に誘導され、構体1に形成されたガイド溝1aの引込ガイド溝1a2のフック突出側Fの反対方向の端(図12(d)紙面右側)に到達する。また、フック3の連動軸b貫通孔3bを貫通した連動軸b4bは、スライド部材2に形成された誘導孔2bの引込誘導孔2b2を通過し、フック突出側Fから離れる方向へ図4に示す距離xだけ水平に誘導され、構体1に形成された引込ガイド溝1b1のフック突出側Fの反対方向の端(図12(d)紙面右端)に到達する。すなわち、スライド部材2に形成された引込誘導孔(2a2および2b2)が、構体1に形成された引込ガイド溝(1a2および1b1)とすれ違う際に、連動軸a4aおよび連動軸b4bをフック突出側Fから離れる方向へ水平移動させる。また、フック3は、連動軸a4aおよび連動軸b4bのフック突出側Fの反対方向(紙面右方向)への水平移動に伴い、フック突出側Fの反対方向(図12(d)紙面右方向)方へ引き寄せられる。この際のフック3の引き込み動作により、引き戸間の厚さ方向の隙間をあけることなく、引き戸を密接させて固定する。
一方、施錠を解除する際には、利用者が、操作手段5の操作部51を下方へ押し下げることにより、錠本体100が上述した施錠時の動作と逆の順序で進行し、施錠が解除される。
本発明の引き戸用錠は、施錠時に、施錠する側の引き戸D1が施錠される側の引き戸D2を引き寄せ、引き戸間の厚さ方向の隙間をあけることなく、密接させて固定するので、とくに、連送引き戸などの錠として用いることが好ましい。
実施の形態2
実施の形態2の引き戸用錠は、施錠する側の引き戸D1に設けられた錠本体100と、施錠される側の引き戸D2に設けられた係合部6と、錠本体100に取り付けられて利用者が施錠操作を行う操作手段5とから構成されている。
錠本体100は、構体1と、スライド部材2と、フック3と、2本の連動軸4とから構成されている。
構体1は、図15に示されるように、箱状で内側側面の対向する1対の面に凹状のガイド溝が形成されている。また、構体1には、ガイド溝が形成された一方の面と同一の面にスライド部材2の移動距離とほぼ同一の長さの操作手段連結孔1cが形成され、操作手段連結孔1cが形成された面に対して垂直な面にフック突出孔1dが長方形状に形成されている。
ガイド溝は、図16に示されるように、連動軸4の移動を誘導するためのもので、連動軸aの移動を誘導するために形成された連動軸aのガイド溝1aと、連動軸bの移動を誘導するために形成された連動軸bのガイド溝1bとから構成されている。さらに、ガイド溝1aは、フックが突出する側Fの反対方向に向けて凸の略円弧状の回転運動ガイド溝1a1と、回転運動ガイド溝1a1のスライド部材2の移動方向sの側の端部と連続し、スライド部材2の移動方向に対して垂直であり、かつ、フック突出側Fから離れる方向へむけて形成された連動軸aの引込ガイド溝1a2とに分けられる。また、ガイド溝1bは、スライド部材2の移動方向sに対して垂直で、フック突出側Fから離れる方向へ向けて形成された連動軸bの引込ガイド溝1b1からなる。
スライド部材2は、図13に示されるように、コ字状の部材であり、1対の対向する面に孔が形成され、この1対の対向する面が構体1のガイド溝が形成された面に平行になるように構体1内に収容される。また、スライド部材2には、操作手段5と嵌合し、施錠操作の動きをスライド部材に伝達するための、突出した円柱形状の操作手段接続部21が設けられている。また、スライド部材2は、施錠の際に図14に示される矢印sの方向(紙面上方)へ直線的に移動する。
スライド部材2の一対の対向する面には、図14に示されるように、連動軸aの移動を誘導するために形成された誘導孔2aと、連動軸bの移動を誘導するためのスライド部材2の移動方向に延びるような形状の誘導孔2bとが形成されている。さらに、誘導孔2aは、連動軸aの回転運動誘導孔2a1と、フック突出側Fから離れる方向であって、施錠時のスライド部材2の移動方向と反対の方向(図14、紙面右斜め下方)に直線状に延びるような形状の連動軸aの引込誘導孔2a2とに分けられる。また、誘導孔2bは、スライド部材2の進行方向に平行に延びるように形成された連動軸bの回転運動誘導孔2b1と、フック突出側Fから離れる方向であって、かつ、施錠時のスライド部材2の移動方向sと反対の方向(図14、紙面右斜め下方)へ延びるように形成された直線状の連動軸bの引込誘導孔2b2とに分けられる。
ここで、構体1に形成された連動軸aの回転運動ガイド溝1a1と、スライド部材2に形成された連動軸bの回転運動誘導孔2b1との関係について説明する。構体1に形成された回転運動ガイド溝1a1のスライド部材移動方向に平行な長さとスライド部材2の回転運動誘導孔2b1のスライド部材移動方向に平行な長さとがほぼ同一の長さyになるように設定する。このように、構体1に形成されるガイド溝の長さとスライド部材2に形成される誘導孔の長さを設定することにより、スライド部材2が施錠時に垂直方向(図14、紙面上方)へyだけ移動したとき、すなわち連動軸b4bがスライド部材2に形成された回転運動誘導孔2b1と引込誘導孔2b2との境界位置に達したときに、連動軸a4aがちょうど構体1に形成された回転運動ガイド溝1a1と引込ガイド溝1a2との境界位置に達する。また、実施の形態1と実施の形態2との違いについて説明する。まず、実施の形態1では、スライド部材2にフック3の回転運動を誘導するための「円弧状」の孔が形成され、かつ、構体1にフック3の回転運動を誘導するための「直線状」の溝が形成されている。これに対し、実施の形態2では、スライド部材2にフック3の回転運動を誘導するための「直線状」の孔が形成され、かつ、構体1にフック3の回転運動を誘導するための「円弧状」の溝が形成されている。つまり、フック3の回転運動は、一方の部材に形成される直線状の溝または孔と、他方の部材に形成される円弧状の溝または孔とが組み合わされることにより実現されている。
フック3、2本の連動軸4、係合部6および操作手段5は、実施の形態1と同様のものを使用することができるので、ここでの説明は省略する。
2本の連動軸4は、施錠時には、スライド部材2の直線的な移動に伴って、スライド部材2の誘導孔および構体1のガイド溝の形状に沿ってそれぞれ移動する。図14のスライド部材2に示された矢印AおよびBは、それぞれ、スライド部材2における連動軸a4aおよび連動軸b4bの施錠時の軌道をあらわしている。また、図16の構体1に示された矢印A’およびB’は、それぞれ、構体1における連動軸a4aおよび連動軸b4bの施錠時の軌道をあらわしている。なお、図14に示されるスライド部材2における連動軸a4aおよび連動軸b4bの施錠時の軌道(矢印AおよびB)は、スライド部材2の直線的な移動に伴う連動軸a4aおよび連動軸b4bの相対的な軌道を示したものである。実施の形態1と実施の形態2との共通点は、実施の形態1では、図6中の矢印B’に示されるように、連動軸b4bが回転運動時に水平方向(図6、紙面左右方向)に移動する。一方、実施の形態2では、図14中の矢印Aに示されるように、連動軸a4aが回転運動時に水平方向(図14、紙面左右方向)に移動する点にある。このように、連動軸a4aまたは連動軸b4bが、回転運動時に、水平方向へ移動できるように構体1またはスライド部材2に孔または溝を形成する。これにより、フック3に形成される連動軸a貫通孔3aまたは連動軸b貫通孔3bの形状を別途特定することなく、フックの回転運動を実現することができる。
実施の形態2の引き戸用錠本体110は、図17(a)〜図17(d)に示されるように、実施の形態1とほぼ同様に動作するので、ここでの詳細な説明は省略する。
以上の実施の形態によれば、スライド部材2に形成される孔と構体1に形成される溝の形状および組み合わせを特定することにより、施錠時に、フックの回転運動の後、フックを錠本体に引き寄せる引込運動を行うので、施錠する側の引き戸が施錠される側の引き戸を引き寄せ、引き戸間の厚さ方向の隙間をあけることなく、密接させて固定するので、引き戸のがたつきを抑えることができる。さらに、このような、施錠時に、引き戸間の厚さ方向の隙間を設けないようにする引き戸用錠は、引き戸間の隙間を利用した不正な開錠を防ぐことができ、防犯面においても有用である。また、上記実施の形態における本発明の引き戸用錠は、施錠操作する位置がフックの突出する面に対して垂直な位置にあるので、施錠操作する操作手段の位置を引き戸の厚さ方向の面に設けることができ、引き戸の厚さに関係なく取り付けることができる。また、上記実施の形態における本発明の引き戸用錠は、施錠操作する位置がフックの突出する面に対して垂直な位置(引き戸の厚さ面)にあるので、引き戸の意匠面にも配慮することができる。
なお、上記実施の形態中では、施錠操作する操作手段5をフック3の突出する面に対して垂直な位置に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、施錠手段5をフック3の突出する面に対向する位置に設けても構わない。この場合、操作手段連結孔1cをフック3が突出する面に対向する面に形成し、操作手段接続部21をフック3が突出する面に対向する面に向けて設ける。
また、上記実施の形態中では、施錠手段5の操作部51を垂直方向に移動させて施錠する施錠手段5の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、施錠手段5の操作部51を回転させて施錠する形態であっても構わない。操作部51の動きに連動して、スライド部材2が直線的に移動できればよい。
また、上記実施の形態中では、施錠手段5の操作部51を上方へ押し上げることにより施錠する形態について説明したが、本発明はこれに限らず、施錠手段5の操作部51を下方へ押し下げることにより施錠する形態(図示せず)であっても構わない。
本発明の引き戸用錠の使用状態を表す斜視図である。 本発明の引き戸用錠の使用状態を表す縦断面図である。 実施の形態1のスライド部材を示す斜視図である。 図3のスライド部材の側面図である。 実施の形態1の構体を示す斜視図である。 図5の構体の側面図である。 フックの斜視図である。 図7のフックの側面図である。 図9(a)は、連動軸の一例を示す斜視図である。また、(b)は、連動軸の他の一例を示す斜視図である。 フックの係合部を示す図である。 操作手段の一例を示す縦断面図である。 実施の形態1の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが構体内に収まった状態を示す。 実施の形態1の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが回転運動をしている状態を示す。 実施の形態1の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが回転運動から水平運動に転換する状態を示す。 実施の形態1の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが構体内に引き込まれる状態を示す。 実施の形態2のスライド部材を示す斜視図である。 図13に示すスライド部材の側面図である。 実施の形態2の構体を示す斜視図である。 実施の形態2の構体を示す側面図である。 実施の形態2の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが構体内に収まった状態を示す。 実施の形態2の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが回転運動をしている状態を示す。 実施の形態2の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが回転運動から水平運動に転換する状態を示す。 実施の形態2の錠本体の動作を説明するための側面図であり、フックが構体内に引き込まれる状態を示す。
符号の説明
1 構体
1a、1b ガイド溝
1a1 回転運動ガイド溝
1a2、1b1 引込ガイド溝
2 スライド部材
21 操作手段接続部
2a、2b 誘導孔
2a1、2b1 回転運動誘導孔
2a2、2b2 引込誘導孔
3 フック
4 連動軸
4a 連動軸a
4b 連動軸b
100、110 錠本体

Claims (3)

  1. (a)対向する内側側面に凹状のガイド溝が形成された構体と、
    (b)対向する面に孔が形成され、施錠操作の動きに連動して直線的に移動するスライド部材と、
    (c)該スライド部材の対向する面に形成された孔から突出して前記構体に形成されたガイド溝に両端が嵌合し、前記スライド部材の移動に伴って、前記孔およびガイド溝の形状に沿って移動する2本の連動軸と、
    (d)該2本の連動軸によって保持され、施錠時に前記構体から突出するフックとを有し、
    前記(a)の構体内に、前記(b)のスライド部材が、前記(a)の構体のガイド溝が形成された面と、前記(b)のスライド部材の孔が形成された対向する面とが平行になるように収容された引き戸用錠であって、
    前記スライド部材には、前記フックが突出する側に向けて凸の略円弧状の誘導孔と、前記フックが突出する側から離れる方向に延びるような形状の誘導孔とが形成され、
    前記構体には、前記スライド部材の進行方向に延びるような形状のガイド溝と、前記スライド部材の進行方向に対して垂直な方向に延びるような形状のガイド溝とが形成されてなる引き戸用錠。
  2. 前記スライド部材に形成された前記フックが突出する側から離れる方向に延びるような形状の誘導孔が、前記スライド部材の施錠時における進行方向の側から離れる方向に延びるように階段状に形成されてなる請求項1記載の引き戸用錠。
  3. 前記スライド部材に形成された、前記フックが突出する側から離れる方向に延びるような形状の誘導孔が、前記スライド部材の施錠時における進行方向の側から離れる方向に延びるように直線状に形成されてなる請求項1記載の引き戸用錠。
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