JP4817890B2 - 増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置 - Google Patents

増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4817890B2
JP4817890B2 JP2006060211A JP2006060211A JP4817890B2 JP 4817890 B2 JP4817890 B2 JP 4817890B2 JP 2006060211 A JP2006060211 A JP 2006060211A JP 2006060211 A JP2006060211 A JP 2006060211A JP 4817890 B2 JP4817890 B2 JP 4817890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
power supply
quantizer
modulation
supply voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006060211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006295900A (ja
Inventor
耐一 池戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006060211A priority Critical patent/JP4817890B2/ja
Publication of JP2006295900A publication Critical patent/JP2006295900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4817890B2 publication Critical patent/JP4817890B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

本発明は、第1の入力信号を増幅する非線形型の高周波電力増幅器と、外部電源を入力し、第2の入力信号に基づいて高周波増幅器の電源電圧を形成する電源電圧制御部とを有し、高周波電力増幅器によって第1の入力信号の信号レベルを第2の入力信号に応じたレベルに増幅する増幅装置、及びそのような増幅装置を搭載したポーラ変調送信装置及び無線通信装置に関する。
従来、線形送信変調器として用いる増幅装置の設計には、一般に電力効率と線形性との間にトレードオフの関係がある。しかし、最近では、ポーラ変調を用いることで線形送信変調器において、高効率と線形性とを両立可能とした増幅装置が提案されている。
図8はポーラ変調を適用した増幅装置の構成例を示したブロック図である。増幅装置1は、非線形の高周波電力増幅器2と、電源電圧制御部3とを有する構成となっている。
電源電圧制御部3には、図示しない振幅位相分離部によってベースバンド変調信号から分離されたベースバンド振幅変調信号(例えば√(I+Q))4が入力される。電源電圧制御部3は、ベースバンド振幅変調信号4に基づいて、高周波電力増幅器2の電源電圧を形成する。電源電圧制御部3によって形成された電源電圧は、高周波電力増幅器2に供給される。
高周波電力増幅器2には、位相変調高周波信号5が入力される。位相変調高周波信号5は、先ずベースバンド変調信号の位相成分(例えば、変調シンボルとI軸のなす角度)を振幅位相分離部(図示せず)によって分離し、この位相成分によってキャリア周波数信号を変調することにより得られたものである。
高周波電力増幅器2は非線形増幅器でなり、電源電圧値と位相変調高周波信号5とを掛け合わせた信号を高周波電力増幅器2の利得分だけ増幅して、これを送信出力信号6として出力する。送信出力信号6はアンテナ(図示せず)から送信される。
このようにポーラ変調方式を用いると、高周波電力増幅器2に入力される位相変調高周波信号5を、振幅方向の変動成分をもたない定包絡線信号とすることができるため、高周波電力増幅器2として高効率の非線形増幅器を用いることができるようになる。この結果、図8の構成の増幅装置1においては、高効率と線形性とを両立させることができるようになる。
ところで、電源電圧制御部3は、電力効率を最大にするため、その出力段としてD級増幅器を有するスイッチングモード電源を使って実施されることが多い。通常のスイッチングモード電源はパルス幅変調を利用して実現されていることが多く、そのような電源の出力は、Hi(ハイレベル)/Lo(ローレベル)の比率がベースバンド振幅変調信号4を表す矩形波となる。
ところが、電源電圧制御部3において上記のようにパルス幅変調を行うと、送信出力信号に相互変調歪が発生する。これを解決するための技術として、図9に示すように、電源電圧制御部3を、加算器11と、量子化器12と、低域通過フィルタ13と、補償器14と、減衰器15とからなるデルタ変調器構成とし、ベースバンド振幅変調信号4をデルタ変調して高周波電力増幅器2に供給するものがある(例えば、特許文献1参照)。これにより、スイッチングモード電源をデルタ変調を利用して実現し、このデルタ変調の負帰還ループによって、送信出力信号6に現れる歪を改善することができる。
しかしながら、量子化器12は高周波電力増幅器2を駆動するため、大電流をスイッチングする必要がある。さらに、電源電圧制御部3に入力されるベースバンド振幅変調信号4の帯域が広くなると、量子化器12のサンプリングレートを高速にする必要がある。一般的に、スイッチング素子の大電流動作と高速動作はトレードオフの関係にあるため、大電流かつ高速なスイッチング動作が要求される量子化器12の設計は非常に困難であるという問題があった。
そこで、図10に示すように、電源電圧制御部3を、ポリフェーズ量子化器21を使用したデルタ変調器構成としたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。ポリフェーズ量子化器21は、図11に示すように、N個の量子化器(1〜N)22−1〜22−Nで構成されている。各量子化器22−1〜22−Nは、図9に示すように1個の量子化器でデルタ変調器構成とした場合のサンプリングレートに対して、(1/N)の速度で、(360/N)度ずつ位相がずれて動作する。各量子化器22−1〜22−N出力は合成器23により合成される。なお、ここでは便宜上、合成器23を各量子化器22−1〜22−Nの直後に設けた場合で説明するが、各量子化器22−1〜22−Nと合成器23との間に低域通過フィルタを設け、各量子化器22−1〜22−Nの出力を低域通過フィルタに通した後に合成するようにしてもよい。
図12は、ポリフェーズ量子化器21の動作(N=4の場合)を波形で示したものである。ポリフェーズ量子化器21の最終的な出力波形は図12(a)で示す形をしており、図12(b)〜図12(e)で示したような複数の量子化器22−1〜22−N出力の合成波となっている。このようなポリフェーズ量子化器21を使用することで、各量子化器22−1〜22−Nの速度を低減することができるので、量子化器22−1〜22−Nへの要求条件を緩和することができ、電源電圧制御部3においてより広帯域な振幅変調が可能になる。
特開平10−256843号公報(段落0008−0009、図11) 特開2001−156554号公報(段落0010−0012、図12)
しかしながら、ポリフェーズ量子化器を使用すると、多相化にともなって量子化器の数が多くなるので、その分だけ回路規模が増大する。さらに、量子化器をアナログ回路で構成した場合には、複数の量子化器の間で特性がばらつくことによる特性劣化が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、高周波電力増幅器と、外部電源から高周波電力増幅器の電源電圧を形成する電源電圧制御部とを有する増幅装置において、電源電圧制御部をデルタ変調器構成又はデルタシグマ変調器構成とすることで、高周波電力増幅器の出力歪みを低減するにあたって、量子化器を多相化する場合と比較して、簡易な構成で特性の良い電源電圧を形成することができる増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明の増幅装置の一つの態様は、第1の入力信号を増幅する非線形型の高周波電力増幅器と、外部電源を入力し、第2の入力信号に基づいて高周波増幅器の電源電圧を形成する電源電圧制御部とを有し、高周波電力増幅器によって第1の入力信号の信号レベルを第2の入力信号に応じたレベルに増幅した第3の信号を出力する増幅装置であって、電源電圧制御部は、デルタ変調器構成又はデルタシグマ変調器構成でなり、第2の入力信号の信号レベルを補償した第4の信号を量子化する量子化器と、量子化器により得られた量子化出力を、量子化器のサンプリングレートよりも低速で、かつそれぞれ位相をずらしてダウンサンプルする複数のダウンサンプラーと、複数のダウンサンプラーの出力を合成する合成器とを具備し、前記合成器は、前記外部電源を入力し、前記各ダウンサンプラーの出力信号をスイッチング信号として電源電圧をオンオフ出力する複数のスイッチを具備し、当該複数のスイッチから出力される電流又は電圧を合成することで前記高周波電力増幅器の電源電圧を形成する構成を採る。

本発明の増幅装置の一つの態様は、前記複数のダウンサンプラーは、N個のダウンサンプラーでなり、各ダウンサンプラーは、前記量子化器のサンプリングレートに対して、(1/N)の速度で、かつ(360/N)度ずつ位相をずらして、前記量子化出力をダウンサンプルする構成を採る。
これらの構成によれば、ポリフェーズ量子化器と同様の動作を、1つの量子化器と複数のダウンサンプラーによって行うことができるようになる。加えて、量子化器と比べて回路構成の簡易なダウンサンプラーを用いるので、ポリフェーズ量子化器を用いる場合と比較して、回路規模の増大を抑えることができる。しかも、1つの量子化器だけで量子化しているため、ポリフェーズ量子化器を用いる場合と比較して、複数の量子化器の特性がばらつくことによる特性劣化も抑えることが可能となる。
本発明の増幅装置の一つの態様は、前記合成器は、前記外部電源を入力し、前記各ダウンサンプラーの出力信号をスイッチング信号として電源電圧をオンオフ出力する複数のスイッチを具備し、当該複数のスイッチから出力される電流又は電圧を合成することで前記高周波電力増幅器の電源電圧を形成する構成を採る。
この構成によれば、大電流の電源電流は量子化器よりも後段の合成器で形成されるので、量子化器の設計が容易となる。すなわち、本発明の構成では、量子化器をポリフェーズ量子化器に比して、高いサンプリングレートで動作させる必要があるが、量子化器の出力で直接高周波電力増幅器を駆動するのではなく、量子化器の出力は複数のダウンサンプラーを駆動できればよい構成となるため、量子化器を大電流でスイッチングさせる必要はなくなる。この結果、量子化器に大電流動作が要求されないため、大電流動作と高速動作のトレードオフを回避でき、量子化器の設計が容易となる。
本発明の増幅装置の一つの態様は、複数のダウンサンプラーのうち動作させるダウンサンプラーの数を、変調モードに応じて変える構成を採る。
この構成によれば、電源電圧制御部を複数の変調方式で共用することができると共に、複数のダウンサンプラーの相数をそれぞれの変調方式に応じて最適に設定することができるようになる。この結果、複数の変調方式に対応可能で、かつ消費電流の小さい増幅装置を実現できる。
本発明の増幅装置の一つの態様は、ダウンサンプラーの後段に設けられた低域通過フィルタを、さらに具備し、当該低域通過フィルタの通過帯域幅を、変調モードに応じて可変する構成を採る。
この構成によれば、変調方式の変調レートに応じた帯域幅の電源電圧を得ることができるようになる。
本発明のポーラ変調送信装置の一つの態様は、上記いずれかの増幅装置と、ベースバンド変調信号に基づいて、ベースバンド振幅変調信号とベースバンド位相変調信号とを形成し、当該ベースバンド振幅変調信号を前記第2の入力信号として前記増幅装置の前記電源電圧制御部に供給する振幅位相分離手段と、ベースバンド位相変調信号によってキャリア周波数を変調することで位相変調高周波信号を形成し、当該位相変調高周波信号を前記第1の入力信号として前記高周波電力増幅器に供給する周波数シンセサイザとを具備する構成を採る。
本発明のポーラ変調送信装置の一つの態様は、前記ベースバンド振幅変調信号と利得制御信号との掛け算をして利得制御振幅変調信号を形成し、当該利得制御振幅変調信号を前記第2の入力信号として前記増幅装置の前記電源電圧制御部に供給する掛算器をさらに具備する構成を採る。
この構成によれば、高周波電力増幅器から出力される送信信号のレベルを利得制御信号に応じて変えることができるようになる。
本発明の無線通信装置の一つの態様は、上記ポーラ変調送信装置を有する無線送信部と、受信信号を復調する無線受信部と、アンテナと、無線送信部からアンテナへの送信信号の供給とアンテナから無線受信部への受信信号の供給とを切り替える送受切替部とを具備する構成を採る。
この構成によれば、量子化器を多相化する場合と比較して量子化器1個で、特性の良い電源電圧制御信号を形成することができるので、簡易な構成でかつ高品質な送信信号を形成できるようになる。この結果、例えば携帯電話機に適用した場合には、高品質の音声信号及びデータ信号を送信できる小型の携帯電話機を実現できるようになる。
このように本発明によれば、量子化器を多相化する場合と比較して、簡易な構成で特性の良い電源電圧を形成することができる増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
以下の実施の形態では、本発明の増幅装置を、ポーラ変調送信装置に適用した場合を例にとって説明する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1に係る増幅装置110を搭載したポーラ変調送信装置100の構成を示す。ポーラ変調送信装置100は、例えば、移動体通信システムの携帯端末装置、又はこの携帯端末装置と無線通信を行う基地局装置などに用いられる。
ポーラ変調送信装置100は、ベースバンド変調信号S1を振幅変調成分(例えば√(I+Q))であるベースバンド振幅変調信号S2と位相変調成分(例えば、変調シンボルとI軸のなす角度)であるベースバンド位相変調信号S3とに分離する振幅位相分離部101と、ベースバンド位相変調信号S3により高周波信号を位相変調して位相変調高周波信号S4に変換する周波数シンセサイザ102とを有する。
これに加えて、ポーラ変調送信装置100は、増幅装置110を有する。増幅装置110は、周波数シンセサイザ102の出力の位相変調高周波信号S4を増幅する非線形型の高周波電力増幅器130と、電源端子T1を介して入力された電源(バッテリ)140の電源電圧から、ベースバンド振幅変調信号S2に基づいて高周波電力増幅器130の電源電圧(この実施の形態の場合、デルタ変調信号)S5を形成する電源電圧制御部120とを有する。高周波電力増幅器130は、デルタ変調信号S5を電源電圧として、位相変調高周波信号S4を増幅する。これは換言すれば、位相変調高周波信号S4に電源電圧制御部120から与えられるデルタ変調信号S5を掛け合わせて合成することに相当する。
電源電圧制御部120は、デルタ変調器構成でなり、ベースバンド振幅変調信号S2をデルタ変調することでデルタ変調信号S5を得、これを高周波電力増幅器130の電源電圧として出力する。電源電圧制御部120は、加算器121と、加算器121の出力を所定のしきい値に応じて量子化する量子化器122と、ポリフェーズダウンサンプラー123と、ポリフェーズダウンサンプラー123の出力をフィードバックする際の帰還量を補償する補償器127と、補償器127の出力をベースバンド振幅変調信号S2のレベルに合わせて加算器121に出力する減衰器128とを有する。
ポリフェーズダウンサンプラー123は、量子化器122により得られた量子化出力を、量子化器122のサンプリングレートよりも低速で、かつそれぞれ位相をずらしてダウンサンプルする複数のダウンサンプラー124−1〜124−Nと、複数のダウンサンプラー124−1〜124−Nの出力を合成する合成器125とを有する。本実施の形態の場合、各ダウンサンプラー124−1〜124−Nは、量子化器122のサンプリングレートに対して、(1/N)の速度で、かつ(360/N)度ずつ位相がずれて動作するようになっている。
図2に、合成器125の具体的な構成例を示す。合成器125は、各ダウンサンプラー124−1〜124−Nの後段に、各スイッチ141−1〜141−Nと、各低域通過フィルタ142−1〜142−Nを従続接続した構成となっている。各スイッチ141−1〜141−Nには、電源140からの電源電圧と、対応するダウンサンプラー124−1〜124−Nからの出力とが入力される。各スイッチ141−1〜141−Nは、対応するダウンサンプラー124−1〜124−Nからの出力をスイッチング制御信号として、オンオフ動作する。具体的には、各スイッチ141−1〜141−Nは、対応するダウンサンプラー124−1〜124−Nからの出力が「High」レベルだった場合にはオン動作して電源140から低域通過フィルタに電流を供給し、「Low」レベルだった場合にはオフ動作して電源140から低域通過フィルタに電流を供給しない。低域通過フィルタ142−1〜142−Nは、ダウンサンプラー124−1〜124−Nの出力に含まれる量子化雑音を除去する。
なお、電源電圧制御部120の各要素は、アナログ回路で実現してもよいし、ディジタル回路で実現してもよい。
次に、本実施の形態の動作について、主に増幅装置110の動作を中心に説明する。
電源電圧制御部120の加算器121は、入力されるベースバンド振幅変調信号S2と、帰還ループに設けられた減衰器128の出力とを加算(実際は負帰還のため減算)する。量子化器122は加算器121の出力を所定のしきい値に応じて量子化する。
ポリフェーズダウンサンプラー123は、量子化器122の出力を、量子化器122のサンプリングレートに対して、(1/N)の速度で、かつ(360/N)度ずつ位相がずれて動作するN個のダウンサンプラーによりダウンサンプルしてラッチし、それらの出力を合成器125にて合成して出力する。
図3は、このポリフェーズダウンサンプラー123の動作(N=4の場合)を波形で示したものである。図3(a)で示された量子化器122の出力を複数のダウンサンプラー124−1〜124−4でダウンサンプルしてラッチすることで得られた出力を図3(b)〜図3(e)に示す。
具体的に、図3(b)を用いて、ダウンサンプラー(1)124−1の動作について説明する。ダウンサンプラー(1)124−1は、時点t1、t2、t3、t4、t5、………でサンプリング動作を行う。このサンプリング間隔は、量子化器122のサンプリング間隔をQとすると、Q×Nである。ダウンサンプラー(1)124−1は、サンプリング時点t1での量子化器122の出力が「High」なのでサンプリング時点t2まで「High」出力をラッチする。続くサンプリング時点t2では量子化器122の出力が「Low」なのでサンプリング時点t3まで「Low」出力をラッチする。このように、ダウンサンプラー(1)124−1は、サンプリング及びラッチ動作を量子化器122のサンプリングレートの(1/N)の速度で行う。図3(c)〜図3(e)に示すダウンサンプラー(2)〜(4)は、同様のサンプリング及びラッチ動作を、それぞれ(360/N)度ずつ位相をずらして行う。
最終的にポリフェーズダウンサンプラー123により得られる波形、つまり合成器125の出力波形は、図3(f)で示すように、図3(b)〜図3(e)で示したような複数のダウンサンプラー(1)〜(4)の出力の合成波となる。なお、図3(f)の波形は合成器125の動作を説明するために矩形波が合成された波形としているが、実際には合成器125内部の低域通過フィルタによって平滑化されたものが出力される。
このように本実施の形態の電源電圧制御部120では、ポリフェーズダウンサンプラー123によって、量子化器122の出力を、量子化器122のサンプリングレートに対して、(1/N)の速度で、かつ(360/N)度ずつ位相がずれて動作するN個のダウンサンプラーによりダウンサンプルしてラッチすることで、ポリフェーズ量子化器と同じ動作をするようにしている。
但し、各ダウンサンプラー124−1〜124−Nは、ポリフェーズ量子化器を構成する各量子化器がアナログ波形を量子化するのと比較して、量子化後の2値信号をダウンサンプルするといった簡単な処理で済むので、回路構成を簡単化できる。
因みに、本実施の形態の構成では、量子化器122を従来のポリフェーズ量子化器に比して、N倍のサンプリングレートで動作させる必要があるが、量子化器122の出力で直接高周波電力増幅器130を駆動するのではなく、量子化器122の出力はN個のダウンサンプラー124−1〜124−Nを駆動できればよいため、量子化器122を大電流でスイッチングさせる必要はない。すなわち、本実施の形態の量子化器122は大電流動作が要求されないため、大電流動作と高速動作のトレードオフを回避でき、量子化器122の設計が容易となる。
このように、本実施の形態の電源電圧制御部120においては、複数の量子化器を用いずに、1つの量子化器122と、その量子化出力を量子化器122のサンプリングレートの(1/N)の速度でかつ(360/N)度ずつ位相をずらしてダウンサンプリングしてラッチ出力する複数のダウンサンプラー124−1〜124−Nを設けるようにしたので、ポリフェーズ量子化器を用いる場合と比較して、回路規模の増大を抑えることができる。しかも、1つの量子化器122だけで量子化しているため、ポリフェーズ量子化器を用いる場合と比較して、複数の量子化器の特性がばらつくことによる特性劣化も抑えることが可能となる。
かくして、高周波電力増幅器と、外部電源から高周波電力増幅器の電源電圧を形成する電源電圧制御部とを有する増幅装置において、電源電圧制御部120をデルタ変調器構成とすることで、高周波電力増幅器130の出力歪みを低減するにあたって、量子化器を多相化する場合と比較して、簡易な構成で特性の良い電源電圧(デルタ変調信号S5)を形成することができる増幅装置110を実現できる。また、この増幅装置110を搭載することで、簡易な構成で特性の良い送信出力信号S6を形成することができるポーラ変調送信装置100を実現できる。
なお、上述した実施の形態では、本発明をデルタ変調器構成の電源電圧制御部120に用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、デルタシグマ変調器構成の電源電圧制御部にも同様に適用することができる。この場合には、加算器121と量子化器122の間に積分器を設け、加算器121の出力を積分したものを量子化器122に入力すればよい。これは、後述する実施の形態2、3についても同様である。
また、上述した実施の形態では、合成器125内に複数の低域通過フィルタ142−1〜142−Nを設け、各スイッチ141−1〜141−Nから出力される電流を各低域通過フィルタ142−1〜142−Nを通した後に合成する場合について述べたが、これに限らず、各スイッチ141−1〜141−Nから出力される電源電圧を合成した後に、この合成信号に含まれる量子化雑音を1つの低域通過フィルタによってまとめて除去するようにしてもよい。
(実施の形態2)
図1との対応部分に同一符号を付して示す図4に、本発明の実施の形態2に係る増幅装置210を搭載したポーラ変調送信装置200の構成を示す。
本実施の形態の増幅装置210は、変調モード切り換え制御信号S7により、ポリフェーズダウンサンプラー230を構成するN個のダウンサンプラー231−1〜231−Nの中で実際に動作させるダウンサンプラーの数を制御できるようになっている。ここで実際に動作させるダウンサンプラーの数をn(≦N)とすると、動作するダウンサンプラーは、量子化器122のサンプリングレートに対して、(1/n)の速度で、かつ(360/n)度ずつ位相をずらして、量子化出力をダウンサンプルするようになっている。つまり、ポリフェーズダウンサンプラー230においては、変調モード(例えば、UMTS規格、GSM規格などに対応した変調方式)に応じて、変調モード切り換え制御信号S7によって、動作させるダウンサンプラーの数、および動作させるダウンサンプラーの動作速度及び位相ずらし量が可変となっている。
加えて、増幅装置210は、変調モード切り換え制御信号S7を合成器232にも入力する。図5に、合成器232の具体的な構成を示す。合成器232は、各ダウンサンプラー231−1〜231−Nの後段に、各スイッチ234−1〜234−Nと、各低域通過フィルタ235−1〜235−Nと、各モードスイッチ236−1〜236−Nとを従続接続した構成となっている。各スイッチ234−1〜234−Nには、電源140からの電源電圧と、対応するダウンサンプラー231−1〜231−Nからの出力とが入力される。各スイッチ234−1〜234−Nは、対応するダウンサンプラー231−1〜231−Nからの出力をスイッチング制御信号として、オンオフ動作する。具体的には、各スイッチ234−1〜234−Nは、対応するダウンサンプラー231−1〜231−Nからの出力が「High」レベルだった場合にはオン動作して電源から低域通過フィルタに電流を供給し、「Low」レベルだった場合にはオフ動作して電源から低域通過フィルタに電流を供給しない。
各低域通過フィルタ235−1〜235−Nとしては、帯域幅が可変の可変低域通過フィルタが用いられており、各低域通過フィルタ235−1〜235−Nは変調モード切り換え制御信号S7に応じて通過帯域幅が制御される。モードスイッチ236−1〜236−Nは、変調モード切り換え制御信号S7に応じてオンオフ動作する。具体的には、動作していないダウンサンプラー231−1〜231−Nに対応するモードスイッチ236−1〜236−Nのみがオフ動作するようになっている。これにより、動作していないダウンサンプラー231−1〜231−Nに対応するラインからの洩れ電流を防止することができる。
次に、本実施の形態の動作について、主に電源電圧制御部220のポリフェーズダウンサンプラー230の動作を中心に説明する。
図4において、ベースバンド振幅変調信号S2の変調レートが低い変調方式(例えば数十kbps)に対しては、量子化器122のサンプリングレートを高速にする必要がなく、ポリフェーズダウンサンプラー230の相数を増やす必要がないので、変調モード切り替え制御信号S7によってポリフェーズダウンサンプラー230を構成するダウンサンプラー231−1〜231−Nの中で実際に動作させるダウンサンプラーの数が少なくなるように制御すると共に変調レートに応じて可変低域通過フィルタ235−1〜235−Nの帯域幅を狭くする。
一方、ベースバンド振幅変調信号S2の変調レートが高い変調方式(例えば数Mbps)に対しては、量子化器122のサンプリングレートを高速にする必要があり、ポリフェーズダウンサンプラー230の相数を増やす必要があるので、変調モード切り替え制御信号S7によってポリフェーズダウンサンプラー230を構成するダウンサンプラー231−1〜231−Nの中で実際に動作させるダウンサンプラーの数が多くなるように制御すると共に変調レートに応じて可変低域通過フィルタ235−1〜235−Nの帯域幅を広くする。
このように本実施の形態によれば、実施の形態1の構成に加えて、複数のダウンサンプラー231−1〜231−Nのうち実際に動作させるダウンサンプラーの数を、変調モードに応じて選定(可変)するようにしたことにより、電源電圧制御部220を複数の変調方式で共用することができると共にポリフェーズダウンサンプラー230の相数をそれぞれの変調方式に応じて最適に設定することができる増幅装置210を実現できる。このように、本実施の形態の増幅装置210においては、ポリフェーズダウンサンプラー230の相数をそれぞれの変調方式に応じて最適に設定することができるので、例えば変調レートが高い場合に比べて、変調レートが低い場合は動作させるダウンサンプラー231−1〜231−Nの数を減らすことができ、消費電流を削減することができる。また、この増幅装置210を搭載することで、複数の変調方式に対応可能で、簡易な構成で特性の良い送信出力信号S6を形成することができるポーラ変調送信装置200を実現できる。
また、本実施の形態によれば、ダウンサンプラー231−1〜231−Nの後段に設けられた低域通過フィルタ235−1〜235−Nの通過帯域幅を、変調モードに応じて選定(可変)するようにしたことにより、変調方式の変調レートに応じた帯域幅の電源電圧(本実施の形態の場合、デルタ変調信号S5)を得ることができるようになる。
なお、この実施の形態では、合成器232内に複数の低域通過フィルタ235−1〜235−Nを設け、各スイッチ234−1〜234−Nから出力される電流の帯域を変調モードに応じた帯域に制限してから合成する場合について述べたが、これに限らず、各スイッチ234−1〜234−Nから出力される電源電圧を合成した後に、この合成信号の帯域を1つの可変低域通過フィルタによってまとめて制限するようにしてもよい。
また、この実施の形態では、可変低域通過フィルタ235−1〜235−Nの帯域幅を変調レートに応じて設定するようにした場合について述べたが、使用を想定している変調方式を全てカバーできるように低域通過フィルタの帯域幅を設定することができれば、必ずしも低域通過フィルタの帯域幅を可変にする必要はない。
さらに、実施の形態1、2で説明したような増幅装置を、携帯電話機等の無線通信装置に用いるようにすれば、量子化器を多相化する場合と比較して量子化器1個で、高周波電力増幅器130の電源電圧として特性の良い電源電圧を形成することができるので、簡易な構成でかつ高品質な送信信号を形成できる無線通信装置を実現できる。例えば携帯電話機に適用した場合には、高品質の音声信号及びデータ信号を送信できる小型の携帯電話機を実現できるようになる。
図6に、本発明の増幅装置を適用した無線通信装置の構成例を示す。無線通信装置300は、図1の構成のポーラ変調送信装置100を有する無線送信部301と、受信信号の復調処理等の所定の受信処理を行う無線受信部302と、アンテナ304と、無線送信部301からアンテナ304への送信信号の供給とアンテナ304から無線受信部301への受信信号の供給とを切り替える共用器303とを備えている。これにより、無線通信装置300においては、無線送信部301の構成を簡単化できるので、装置全体を小型化することができる。
(実施の形態3)
図1との対応部分に同一符号を付して示す図7に、実施の形態3のポーラ変調送信装置の構成を示す。
ポーラ変調送信装置400は、ベースバンド振幅変調信号S2と利得制御信号S8との掛け算をして、その結果である利得制御振幅変調信号S9を電源電圧制御部120の加算器121に送出する掛算器401を有することを除いて、実施の形態1のポーラ変調送信装置100と同様の構成でなる。
これにより、ポーラ変調送信装置400においては、実施の形態1で得られる効果に加えて、利得制御信号S8に応じて送信出力信号の出力レベルを制御することができる。
特に、利得制御信号S8により利得制御振幅変調信号S9が小さくなる場合、加算器121の出力は量子化器122のしきい値付近になることが多くなる。よって、従来のポリフェーズ量子化器を用いる場合、複数の量子化器の特性がばらつくことによる特性劣化は顕著になるのに対して、本実施の形態では実施の形態1で詳述した増幅装置110を用いているのでそのような問題はおこらない。
本発明の増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置は、通信端末やその基地局等の無線機器に広く適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る増幅装置を適用したポーラ変調送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の合成器の具体的な構成例を示すブロック図 ポリフェーズダウンサンプラーの動作の説明に供する波形図 本発明の実施の形態2に係る増幅装置を適用したポーラ変調送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態2の合成器の具体的な構成例を示すブロック図 本発明の増幅装置を搭載した無線通信装置の構成例を示すブロック図 実施の形態3のポーラ変調送信装置の構成を示すブロック図 従来の増幅装置の構成例を示すブロック図 従来の電源電圧制御部の構成例を示すブロック図 従来の電源電圧制御部の構成例を示すブロック図 ポリフェーズ量子化器の構成例を示すブロック図 ポリフェーズ量子化器の動作の説明に供する波形図
符号の説明
100、200、400 ポーラ変調送信装置
101 振幅位相分離部
102 周波数シンセサイザ
110、210 増幅装置
120、220 電源電圧制御部
121 加算器
122 量子化器
123、230 ポリフェーズダウンサンプラー
124−1〜124−N、231−1〜231−N ダウンサンプラー
125、232 合成器
127 補償器
128 減衰器
130 高周波電力増幅器
140 電源
141−1〜141−N、234−1〜234−N スイッチ
142−1〜142−N、235−1〜235−N 低域通過フィルタ
236−1〜236−N モードスイッチ
300 無線通信装置
401 掛算器
S1 ベースバンド変調信号
S2 ベースバンド振幅変調信号
S3 ベースバンド位相変調信号
S4 位相変調高周波信号
S5 デルタ変調信号
S6 送信出力信号
S7 変調モード切り換え制御信号

Claims (7)

  1. 第1の入力信号を増幅する非線形型の高周波電力増幅器と、
    外部電源を入力し、第2の入力信号に基づいて前記高周波増幅器の電源電圧を形成する電源電圧制御部と
    を有し、
    前記高周波電力増幅器によって前記第1の入力信号の信号レベルを前記第2の入力信号に応じたレベルに増幅した第3の信号を出力する増幅装置であって、
    前記電源電圧制御部は、デルタ変調器構成又はデルタシグマ変調器構成でなり、
    前記第2の入力信号の信号レベルを補償した第4の信号を量子化する量子化器と、
    前記量子化器により得られた量子化出力を、前記量子化器のサンプリングレートよりも低速で、かつそれぞれ位相をずらしてダウンサンプルする複数のダウンサンプラーと、
    前記複数のダウンサンプラーの出力を合成する合成器とを具備し、
    前記合成器は、前記外部電源を入力し、前記各ダウンサンプラーの出力信号をスイッチング信号として電源電圧をオンオフ出力する複数のスイッチを具備し、当該複数のスイッチから出力される電流又は電圧を合成することで前記高周波電力増幅器の電源電圧を形成する増幅装置。
  2. 前記複数のダウンサンプラーは、N個のダウンサンプラーでなり、
    各ダウンサンプラーは、前記量子化器のサンプリングレートに対して、(1/N)の速度で、かつ(360/N)度ずつ位相をずらして、前記量子化出力をダウンサンプルする
    請求項1に記載の増幅装置。
  3. 複数のダウンサンプラーのうち動作させるダウンサンプラーの数を、変調モードに応じて変える
    請求項1に記載の増幅装置。
  4. 前記ダウンサンプラーの後段に設けられた低域通過フィルタを、さらに具備し、
    当該低域通過フィルタの通過帯域幅を、変調モードに応じて可変する
    請求項3に記載の増幅装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の増幅装置と、
    ベースバンド変調信号に基づいて、ベースバンド振幅変調信号とベースバンド位相変調信号とを形成し、当該ベースバンド振幅変調信号を前記第2の入力信号として前記増幅装置の前記電源電圧制御部に供給する振幅位相分離手段と、
    前記ベースバンド位相変調信号によってキャリア周波数を変調することで位相変調高周波信号を形成し、当該位相変調高周波信号を前記第1の入力信号として前記高周波電力増幅器に供給する周波数シンセサイザと
    を具備するポーラ変調送信装置。
  6. 前記ベースバンド振幅変調信号と利得制御信号とを掛け算した利得制御振幅変調信号を形成し、当該利得制御振幅変調信号を前記第2の入力信号として前記増幅装置の前記電源電圧制御部に供給する掛算器をさらに具備する
    請求項5に記載のポーラ変調送信装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のポーラ変調送信装置を有する無線送信部と、
    受信信号を復調する無線受信部と、
    アンテナと、
    前記無線送信部から前記アンテナへの送信信号の供給と、前記アンテナから前記無線受信部への受信信号の供給とを切り替える送受切替部と
    を具備する無線通信装置。
JP2006060211A 2005-03-17 2006-03-06 増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置 Expired - Fee Related JP4817890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006060211A JP4817890B2 (ja) 2005-03-17 2006-03-06 増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005076898 2005-03-17
JP2005076898 2005-03-17
JP2006060211A JP4817890B2 (ja) 2005-03-17 2006-03-06 増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006295900A JP2006295900A (ja) 2006-10-26
JP4817890B2 true JP4817890B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=37415908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006060211A Expired - Fee Related JP4817890B2 (ja) 2005-03-17 2006-03-06 増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4817890B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101305515B (zh) * 2006-01-10 2012-07-04 日本电气株式会社 放大设备
JP5003134B2 (ja) 2006-01-10 2012-08-15 日本電気株式会社 増幅装置
JP5126234B2 (ja) 2007-11-05 2013-01-23 日本電気株式会社 電力増幅器およびこれを備える電波送信機
JP4966181B2 (ja) * 2007-12-25 2012-07-04 株式会社東芝 通信装置
JP5273056B2 (ja) * 2008-02-14 2013-08-28 日本電気株式会社 電力増幅器
JP5032637B2 (ja) * 2010-07-30 2012-09-26 株式会社東芝 増幅器及びそれを用いた無線送信機
US8953670B1 (en) * 2013-10-25 2015-02-10 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Digital power encoder for direct digital-RF transmitter
JP2016119518A (ja) 2014-12-18 2016-06-30 富士通株式会社 増幅装置及び増幅方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3829442B2 (ja) * 1997-11-27 2006-10-04 ヤマハ株式会社 A/d変換装置
JPH09214289A (ja) * 1996-01-30 1997-08-15 Uniden Corp フィルタ回路
CA2402468A1 (en) * 2000-03-10 2001-09-13 Paragon Communications Ltd. Improved method and apparatus for improving the efficiency of power amplifiers, operating under a large peak-to-average ratio
WO2002025809A2 (en) * 2000-09-21 2002-03-28 Koninklijke Philips Electronics N.V. Switching power amplifier
JP3894478B2 (ja) * 2002-04-08 2007-03-22 松下電器産業株式会社 送信機用増幅装置
JP3927478B2 (ja) * 2002-09-30 2007-06-06 株式会社ルネサステクノロジ D/aコンバータ
US20060245517A1 (en) * 2003-07-25 2006-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Amplifier apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006295900A (ja) 2006-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4817890B2 (ja) 増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置
US7792214B2 (en) Polar modulation transmitter circuit and communications device
CN101388878B (zh) 不具有模拟滤波器的极化调制器及其实现装置和实现方法
US9236838B2 (en) Power amplification device
JPWO2005011109A1 (ja) 増幅装置
WO2011070952A1 (ja) 送信装置
US9813086B2 (en) RF transmitter, integrated circuit device, wireless communication unit and method therefor
US20100124290A1 (en) Digital Signal Transmission for Wireless Communication
US7474708B1 (en) Multimode transmitter architecture
JP2004048703A (ja) 増幅回路、送信装置、増幅方法、および送信方法
US7502422B2 (en) Electromagnetic wave transmitter systems, methods and articles of manufacture
EP2019485B1 (en) Digital RF modulator
US6903619B2 (en) Electromagnetic wave transmitter systems, methods and articles of manufacture
US7460843B2 (en) Amplifier apparatus, polar modulation transmission apparatus and wireless communication apparatus
JP2011077741A (ja) Δς変換器の制御値に基づいて電力増幅器を制御する送信機、プログラム及び方法
JP2009171460A (ja) 通信装置、発振器、並びに周波数シンセサイザ
JP2002057732A (ja) 送信回路装置
US6870435B2 (en) Electromagnetic wave transmitter, receiver and transceiver systems, methods and articles of manufacture
WO2004034603A2 (en) Transmitter and methods of transmission using separate phase and amplitude modulators
JP4128488B2 (ja) 送信回路装置、及び無線通信装置
US11621716B1 (en) Return-to-zero (RZ) digital-to-analog converter (DAC) for image cancellation
JP2006502683A (ja) 電磁波送信機システム、方法及び製品
EP1750411B1 (en) Electromagnetic wave transmitter systems, methods and articles of manufacture
JP2005295534A (ja) 送信変調装置
WO2004034596A2 (en) Method and apparatus for transmission using digital modulator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees