JP4817338B2 - コンテンツ評価装置及びコンテンツ検索装置、コンテンツ評価方法及びコンテンツ検索方法、並びに第1及び第2のコンピュータプログラム - Google Patents

コンテンツ評価装置及びコンテンツ検索装置、コンテンツ評価方法及びコンテンツ検索方法、並びに第1及び第2のコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ミュージックサーバ等の記録装置に保存された複数のコンテンツのうち、一のコンテンツに係る一の検索語についての適合度合いを評価するためのコンテンツ評価装置及び方法、並びにコンピュータをそのようなコンテンツ評価装置として機能させる第1のコンピュータプログラム、更に、コンテンツ評価装置を利用してコンテンツを検索するためのコンテンツ検索装置及び方法、並びにコンピュータをそのようなコンテンツ検索装置として機能させる第2のコンピュータプログラムの技術分野に関する。
この種のコンテンツ評価装置、及びコンテンツ評価装置を利用してコンテンツを検索するためのコンテンツ検索装置として、ユーザの感性に適合した楽曲を提示することを目的とした選曲装置が提案されている(特許文献1参照)。この技術によると、予め設定された人物特性(例えば、年代・性別)や感性語(例えば、「明るい」・「悲しい」)に対応した楽曲の特徴量(例えば、和音変化度・ビート)を有する楽曲が、複数の楽曲各々の特徴量に応じて選曲される。この際、ある特徴量を有する楽曲が、感性語にどれだけ適合しているかを示す感性適合値の大小に基づいて評価され、その結果に基づいて選曲が行われる。
特開2005−209276号公報
しかしながら、例えば前述の特許文献1に開示されている技術によると、以下のような問題が生じ得るため、好ましい検索結果が得られない虞がある。具体的には、感性適合値は、選択された感性語(例えば、「明るい」)に関して、各特徴量の平均値からの距離に基づいて算出されている。この算出方法は、平均値の標本となる特徴量の分布が、正規分布であるとの仮定に成り立つものである。従って、ピークが2つ以上存在する場合、明確にピークが無い場合、或いはピークが1つでも左右対称形にならない場合のように、上記仮定が不成立の場合には、評価の信頼性は低下し得る。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、楽曲等のコンテンツを好適に評価可能なコンテンツ評価装置、及び方法、並びにコンピュータをそのようなコンテンツ評価装置として機能させるコンピュータプログラムを提供することを課題とする。更に、コンテンツ評価装置を利用してコンテンツを好適に検索可能なコンテンツ検索装置及び方法、並びにコンピュータをそのようなコンテンツ検索装置として機能させるコンピュータプログラムを提供することを課題とする。

(コンテンツ評価装置)
本発明に係るコンテンツ評価装置は上述の課題を解決するために、記録装置に保存された複数のコンテンツのうち、一のコンテンツに係る一の検索語についての適合度合いを評価するコンテンツ評価装置であって、前記コンテンツを定量的に特徴付ける特徴量を、前記複数のコンテンツの各々について抽出する抽出手段と、前記複数のコンテンツのうち前記一の検索語について肯定的又は否定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の分布を補間する補間手段と、前記補間された分布に基づいて、前記特徴量にスコアが対応付けられたスコア曲線を作成する作成手段と、前記作成されたスコア曲線に基づいて、前記スコアを算出する算出手段とを備える。
本発明に係るコンテンツ評価装置によれば、例えばミュージックサーバ等の記録装置に保存された複数のコンテンツのうち、一のコンテンツに係る一の検索語についての適合度合いを評価するためのスコアが、以下のようにして算出される。ここでいう「コンテンツ」とは、楽曲、映像、或いはホームページのように、記録装置に保存され、且つユーザにより評価の対象となり得るコンテンツ及びそのデータである。「検索語」とは、コンテンツが如何なる観点について評価されるのかを示す、いわば評価の軸を示す言葉であり、典型的には、「明るい」、「静かな」、或いは「ノリのよい」といったユーザの主観的な感性を示す。かかる検索語は、評価の際に予めユーザによって或いは自動的に複数候補の中から選択される。そして、例えば「明るい」という検索語が選択された場合には、一のコンテンツがユーザにとってどの程度「明るい」かがスコアとして評価される。「適合度合いを評価するためのスコア」とは、少なくとも2段階で、一のコンテンツが一の検索語にどの程度適合しているかを定量的に評価する指標であり、典型的には「FIT(即ち、「適合している」という肯定的な評価)」、「UNFIT(即ち、「適合していない」という否定的な評価)」の2段階である。
上述したスコアを算出するにあたり先ず、コンテンツを定量的に特徴付ける特徴量(例えば、コンテンツが楽曲であれば、リズムの速さ、音声レベルの平均値、和音変化の速さ、周波数スペクトル重心等)が、演算装置等を有する抽出手段により、上述した複数のコンテンツの各々について抽出される。
この複数のコンテンツのうち、肯定的又は否定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の分布が、演算装置等を有する補間手段により、補間される。ここでいう「肯定的又は否定的に評価された履歴」とは、過去に一の検索語について適合している(即ち、「FIT」)と肯定的に、又は適合していない(即ち、「UNFIT」)と否定的に評価された履歴をいう。このように肯定的又は否定的に評価された履歴をもつコンテンツの特徴量の分布パターンから、評価対象となっている一のコンテンツのスコアを推測する趣旨である。「補間」とは、離散的な特徴量の分布を、混合ガウスモデル等の補間技術により連続的な分布にすることをいう。
上述のように補間された分布に基づいて、演算装置等を有する作成手段により、特徴量にスコアが対応付けられたスコア曲線が作成される。ここでいう「スコア曲線」は、
簡単には、補間された分布そのものであるが、後述するように分布に対して更に何らかの補正がなされたものでもよい。
このように作成されたスコア曲線に基づいて、演算装置等を有する算出手段により、上述のスコアが算出される。具体的に例えば、評価対象となる一のコンテンツに係る一の検索語についての特徴量を抽出し、抽出された特徴量に、スコア曲線上で対応付けられたスコアを読み取ることで、スコアが算出される。尚、特徴量が複数種類あるならば、各特徴量に関するスコアを個別に求め、各スコアの総和をもってスコアを算出してもよい。この際、各特徴量に関するスコア毎の重み付けを個別に変えて総和をとしてもよい。
以上の結果、一のコンテンツに係る一の検索語についての適合度合いを好適に評価できる。仮に分布が正規分布ではなくとも、補間された分布に基づいてスコア曲線が作成されるので、補間されずに平均値からの距離としてスコアが算出される場合に比べて、スコアの精度が高く、実践上非常に有利である。
本発明に係るコンテンツ評価装置の一態様では、前記補間手段は、前記複数のコンテンツのうち肯定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の第1の分布を補間し、前記複数のコンテンツのうち否定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の第2の分布を補間し、前記作成手段は、前記補間された第1の分布から、前記補間された第2の分布を差し引くことで、前記少なくとも一のスコア曲線を作成する。
この態様によれば、補間手段によって、複数のコンテンツのうち肯定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の第1の分布が補間され、複数のコンテンツのうち否定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る、抽出された特徴量の第2の分布が補間される。そして、作成手段によって、補間された第1の分布から、補間された第2の分布が差し引かれることで、少なくとも一のスコア曲線が作成され、このスコア曲線に基づいて、上述したようにスコアが算出される。このように、「肯定的に評価された履歴」のみならず、「否定的に評価された履歴」に基づいてスコア曲線が作成されるので、スコア曲線にはユーザの感性が一層強く反映され、評価精度が向上する。
本発明に係るコンテンツ評価装置の他の態様では、前記補間手段は、前記複数のコンテンツ各々に係る特徴量全ての第3の分布を更に補間し、前記補間された第3の分布に基づいて、前記スコア曲線の形状に対する、前記第3の分布による寄与を低減するように、前記スコア曲線を補正する補正手段を更に備える。
この態様によれば、補間手段によって、複数のコンテンツに係る特徴量の第3の分布が更に補間される。ここでいう「複数のコンテンツ」は、典型的には全コンテンツである。そして、補正手段によって、スコア曲線の形状に対する、第3の分布による寄与を低減するように、補間された第3の分布に基づいて、スコア曲線が補正される。上述した第1の分布は、純粋に肯定的に評価された履歴を有するコンテンツに特有の分布を示しているわけでなく、全コンテンツの分布(即ち、第3の分布)による影響を元々大なり小なり受けているからである。第2の分布についても同様である。補正の具体的態様例としては、スコア曲線を作成する前に第1及び第2の分布を第3の分布で除算する、或いは作成されたスコア曲線を第3の分布で除算する等が想定されるが、これに限られる趣旨ではない。いずれにせよ、このように補正され、スコア曲線の形状に対する、第3の分布による寄与が低減されるので、評価精度が一層向上する。
本発明に係るコンテンツ評価装置の他の態様では、前記補間手段は、前記複数のコンテンツに係る特徴量の第3の分布を更に補間し、前記スコア曲線の形状に対する前記第3の分布による寄与を低減するように、前記補間された第3の分布に基づいて、前記補間された第1の分布を補正すると共に、前記補間された第2の分布を補正する補正手段を更に備える。
この態様によれば、補間された第3の分布に基づいて、第1及び第2の分布が補正されるので、上述したようにスコア曲線が補正される場合と同様に、スコア曲線の形状に対する、第3の分布による寄与が低減され、もって評価精度が一層向上する。
(コンテンツ検索装置)
本発明に係るコンテンツ検索装置は、上記課題を解決するために、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンテンツ評価装置と、前記算出されたスコアに基づいて、前記複数のコンテンツの中から前記一の検索語に適合するコンテンツを検索する検索手段と、前記検索されたコンテンツをユーザに対して出力する出力手段とを備える。
本発明に係るコンテンツ検索装置によると、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンテンツ評価装置によって、複数のコンテンツの各々についてスコアが算出される。こうして算出されたスコアに基づいて、例えば演算装置等を有する検索手段によって、複数のコンテンツの中から一の検索語に適合するコンテンツが検索される。具体的に例えば、複数のコンテンツの各々に対して、一の検索語についてのスコアがされ、スコアが比較的高い幾つかのコンテンツが、一の検索語に適合するコンテンツであるとして検索される。このように検索されたコンテンツは、ディスプレイ等を有する出力手段によって、ユーザに対して出力される。従って、コンテンツが例えば楽曲である場合、ユーザは、出力された幾つかの楽曲の中から、所望の楽曲を選択し、再生等が可能となる。以上説明したように、本発明に係るコンテンツ検索装置によると、精度良く算出されたスコアに基づいて好適にコンテンツを検索可能となり、検索精度も向上するので、実践上非常に有利である。
本発明に係るコンテンツ検索装置の一態様では、前記検索手段は、前記複数のコンテンツのうち、前記算出されたスコアが、所定スコア閾値を超えるものを検索する。
この態様によれば、検索手段によって、複数のコンテンツのうち、算出されたスコアが、所定スコア閾値を超えるものが検索される。「所定スコア閾値」とは、コンテンツが一の検索語に適合していると見なし得るスコアの下限値として、予め実験或いはシミュレーションにより算出された値である。この所定スコア閾値は、固定でもよいし、ユーザによって事後的に変更されてもよい。このような制限が設けられると、コンテンツが膨大な量である場合にも、必要な分だけが出力されることになり、実践上有効である。
本発明に係るコンテンツ検索装置の他の態様では、前記検索されたコンテンツに対して評価された履歴を、前記ユーザによる評価に従って更新する更新手段を更に備える。
この態様によれば、検索されたコンテンツに対して評価された履歴が、更新手段によって、ユーザによる評価に従って更新される。例えば、「明るい」という検索語について検索されたコンテンツが、ユーザにとって「明るい」と感じられる場合、ユーザは肯定的に評価して、即ち、「FIT」であると評価して、かかる評価に従って履歴が更新される。逆に、「明るい」と感じられない場合、ユーザは否定的に評価して、即ち、「UNFIT」であると評価して、かかる評価に従って履歴が更新される。典型的には、最古の履歴から更新される。「ユーザによる評価」は、典型的には「FIT」又は「UNFIT」の2段階、或いはそれ以上の段階でなされる。かかる評価は、例えばディスプレイ上の選択肢からユーザが手動で選択することで行われてもよいし、或いはコンテンツを視聴中のユーザの脳波等を解析して自動で行われてもよい。このように、履歴が更新されれば、極力新しいユーザの主観的な判断に基づいてスコア曲線が作成され、コンテンツが検索されるので検索精度が向上する。
(コンテンツ評価方法)
本発明のコンテンツ評価方法は上記課題を解決するために、記録装置に保存された複数のコンテンツのうち、一のコンテンツに係る一の検索語についてのユーザの感性との適合度合いを評価するコンテンツ評価装置におけるコンテンツ評価方法であって、前記コンテンツ評価装置が前記コンテンツを定量的に特徴付ける特徴量を、前記複数のコンテンツの各々について抽出する抽出工程と、前記コンテンツ評価装置が前記複数のコンテンツのうち、前記一の検索語について当該ユーザの感性との適合度合いが当該ユーザによって肯定的又は否定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の分布を補間する補間工程と、前記コンテンツ評価装置が前記補間された分布に基づいて、前記特徴量にスコアが対応付けられたスコア曲線を作成する作成工程と、前記コンテンツ評価装置が前記一のコンテンツであって前記履歴を有さないコンテンツに係る前記一の検索語についての当該ユーザの感性との適合度合いを示すスコアを、当該一のコンテンツについて抽出された特徴量に対応する、前記作成されたスコア曲線上の値を読み取ることで推測又は算出する算出工程とを備える。
本発明のコンテンツ評価方法によれば、上述した本発明のコンテンツ評価装置の場合と同様に、一のコンテンツが一の検索語についてどの程度適合しているかを好適に評価可能となる。
尚、本発明のコンテンツ評価方法においても、上述した本発明のコンテンツ評価装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
(コンテンツ検索方法)
本発明のコンテンツ検索方法は上記課題を解決するために、コンテンツ評価装置を備えるコンテンツ検索装置におけるコンテンツ検索方法であって、前記コンテンツ評価装置が、請求項8に記載のコンテンツ評価方法により、前記複数のコンテンツの各々について前記スコアを算出する工程と、前記コンテンツ検索装置が、前記算出されたスコアに基づいて、前記複数のコンテンツの中から前記一の検索語に適合するコンテンツを検索する検索工程と、前記コンテンツ検索装置が、前記検索されたコンテンツをユーザに対して出力する出力工程とを備える。
本発明のコンテンツ検索方法によれば、上述した本発明のコンテンツ検索装置の場合と同様に、精度良く算出されたスコアに基づいて好適にコンテンツを検索可能となり、検索精度も向上するので、実践上非常に有利である。
尚、本発明のコンテンツ検索方法においても、上述した本発明のコンテンツ検索装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
(第1のコンピュータプログラム)
本発明に係る第1のコンピュータプログラムは上記課題を解決するために、コンピュータを、請求項1から4のいずれか一項に記載のコンテンツ評価装置として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムによれば、上述した本発明のコンテンツ評価装置の場合と同様に、一のコンテンツが一の検索語についてどの程度適合しているかを好適に評価可能となる。
尚、本発明のコンピュータプログラムにおいても、上述した本発明のコンテンツ評価装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
コンピュータ読取可能な媒体内の第1のコンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、上述した本発明のコンテンツ評価装置(但し、その各種形態も含む)に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記コンテンツ評価装置の少なくとも一部(具体的には、例えば 抽出手段、補間手段、作成手段、及び算出手段の少なくとも一つ)として機能させる。
本発明の第1のコンピュータプログラム製品によれば、当該第1のコンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該第1のコンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該第1のコンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明のコンテンツ評価装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該第1のコンピュータプログラム製品は、上述した本発明のコンテンツ評価装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
(第2のコンピュータプログラム)
本発明の第2のコンピュータプログラムは上記課題を解決するために、コンピュータを、請求項5から7のいずれか一項に記載のコンテンツ検索装置として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムによれば、上述した本発明のコンテンツ検索装置の場合と同様に、好適にコンテンツを検索可能となる。
尚、本発明のコンピュータプログラムにおいても、上述した本発明のコンテンツ検索装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
コンピュータ読取可能な媒体内の第2のコンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、上述した本発明のコンテンツ検索装置(但し、その各種形態も含む)に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記コンテンツ検索装置の少なくとも一部(具体的には、例えば検索手段及び出力手段の少なくとも一つ)として機能させる。
本発明の第2のコンピュータプログラム製品によれば、当該第2のコンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該第2のコンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該第2のコンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明のコンテンツ検索装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該第2のコンピュータプログラム製品は、上述した本発明のコンテンツ検索装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
以上、説明したように、本発明のコンテンツ評価装置によれば、抽出手段、補間手段、作成手段、算出手段を備え、本発明のコンテンツ評価方法によれば、抽出工程、補間工程、作成工程、算出工程を備えるので、一のコンテンツに係る一の検索語についての適合度合いを好適に評価できる。加えて、本発明のコンピュータプログラムによれば、コンピュータを抽出手段、補間手段、作成手段、算出手段として機能させるので、上述した本発明のコンテンツ評価装置を、比較的容易に構築できる。更に、本発明のコンテンツ検索装置によれば、上記コンテンツ評価装置に加えて、検索手段及び出力手段を備え、本発明のコンテンツ検索方法によれば、上記コンテンツ評価方法に加えて、検索工程及び出力工程を備えるので、評価結果に基づいて、好適にコンテンツを検索できる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされよう。
本発明の実施例に係る、コンテンツ評価装置を搭載したコンテンツ検索装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。 実施例に係る、コンテンツ検索装置の動作処理を示すフローチャートである。 実施例に係る、各楽曲について抽出された楽曲の特徴量の一覧図である。 実施例に係る、検索語に対して主観的に評価した評価履歴の一覧図である。 実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合の評価履歴分布補間グラフを示す特性図である。 実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合の全曲分布補間グラフを示す特性図である。 実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合のFIT評価履歴分布補間補正グラフを作成する過程を示す特性図である。 実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合のUNFIT評価履歴分布補間補正グラフを作成する過程を示す特性図である。 実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合のスコア曲線を作成する過程を示す特性図である。 実施例に係る、「スコア曲線=FIT評価履歴分布補間」とした場合のスコア曲線を作成する過程を示す特性図である。 実施例に係る、「スコア曲線=FIT評価履歴分布補間グラフ−UNFIT評価履歴分布補間グラフ」とした場合のスコア曲線を作成する過程を示す特性図である。
符号の説明
1 コンテンツ検索装置
11 特徴量抽出部
22 分布補間部
24 スコア曲線作成部
25 スコア算出部
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(1)実施例
本実施例に係るコンテンツ評価装置を搭載したコンテンツ検索装置の構成及び動作処理を図1から図9を参照して説明する。
(1−1)構成
先ず、本実施例に係るコンテンツ評価装置を搭載したコンテンツ検索装置の構成について、図1を参照して説明する。ここに、図1は、本発明の実施例に係る、コンテンツ評価装置を搭載したコンテンツ検索装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例に係るコンテンツ検索装置1は、検索対象となるコンテンツの一例として楽曲を検索する装置であり、楽曲入力部10、特徴量抽出部11、特徴量保存部12、評価入力部20、評価履歴保存部21、分布補間部22、評価履歴補正部23、スコア曲線作成部24、スコア算出部25、検索語選択部30、検索結果出力部40を備える。このうち、楽曲入力部10からスコア算出部25までは、本発明に係る「コンテンツ評価装置」としても機能する。以下、各部の詳細について説明を加える。
楽曲入力部10は、CD等のディスクを再生するディスクプレーヤ、或いは楽曲データのストリーミング配信を受け入れるストリーミングインターフェースであり、本発明に係る「コンテンツ」の一例である楽曲の波形データと、楽曲の識別子を入力する。楽曲の波形データは、CD等のメディア経由、或いはインターネット経由で、例えば、PCMデータ、MP3データとして入力される。
特徴量抽出部11は、本発明に係る「抽出手段」の一例であり、CPU等の演算回路を含んで構成されており、入力された波形データから楽曲の特徴量(例えば、リズムの速さ、音声レベルの平均値、和音変化の速さ、周波数スペクトル重心等)を定量的に解析し、抽出する(図3参照)。
特徴量保存部12は、ハードディスク等の記憶装置を含んで構成されており、抽出された楽曲の特徴量を楽曲毎に、リレーショナルデータベースのように関連付け、識別可能な方法で保存する。また、評価履歴を更新する時、各特徴量分布を補間する時、或いはスコアを算出する時に、保存された楽曲の特徴量が読み出される。
評価入力部20は、本発明に係る「更新手段」の一例であり、例えばタッチパネルのような入力デバイスを含み、ユーザの主観による楽曲Mのイメージが、検索語S(例えば「明るい」等)に適合しているか否かを示す値(即ち、「主観情報」)と、楽曲M、検索語Sの各識別子を入力して、評価履歴を更新可能に構成されている。例えば、ユーザが、視聴した楽曲Mを「明るい」と肯定的に感じる場合には、「FIT」という評価を、逆に「明るくない」と否定的に感じる場合には「UNFIT」という評価を入力して、評価履歴を更新できる。この評価の段階は、「FIT」又は「UNFIT」のような2段階に限られる趣旨ではなく、3段階以上のより詳細な評価を入力可能としてもよい。かかる評価は、ユーザによって入力されるまで、デフォルト値を採用するとよい。なお、評価は必ずしも手動で入力される必要はなく、例えば、ユーザの脳波のスペクトル周波数を解析することで感性を定量化し感性値として出力可能な評価入力部20が、楽曲Mを視聴した際の感性に基づいて、自動的に評価してもよい。一般に、人間の脳は与えられた刺激によって反応し、これに応じて脳波が変化する。しかし、脳には機能の局在があるとされており、怒り、喜び、悲しみ等の感性の状態により、関与する部位と関与しない部位によって特徴的な電位分布が形成されることを利用したものである。
評価履歴保存部21は、ハードディスク等の記憶装置を含んで構成されており、入力された楽曲Mの特徴量を読み出し、検索語Sの評価履歴に追記する。言い換えれば、検索語Sと、楽曲Mの特徴量とが関連付けられる。評価の段階が「FIT」又は「UNFIT」のように2段階である場合、評価履歴はFIT履歴とUNFIT履歴とに分類され、入力された評価結果に基づいて、いずれかの履歴に振り分けられる。
分布補間部22は、CPU、メモリ等を含んで構成されており、混合ガウスモデル等の補間技術に基づいて、各種離散的なグラフを補間する。具体的には、評価履歴を読み込み、任意の検索語、主観、特徴量の分布グラフ(「評価履歴分布グラフ」ともいう。図5参照)を作成し、このグラフを補間したグラフ(「評価履歴分布補間グラフ」ともいう。図5参照)を作成する。また、保存されている全楽曲の任意の特徴量の分布グラフ(「全曲分布グラフ」ともいう。図6参照)を作成し、更に、これを補間したグラフ(「全曲分布補間グラフ」ともいう。図6参照)を作成する。
評価履歴補正部23は、本発明に係る「補正手段」の一例であり、CPU、メモリ等を含んで構成されており、評価履歴分布補間グラフを全曲分布補間グラフで補正した評価履歴分布補間補正グラフを評価の段階毎に作成する。評価の段階が「FIT」又は「UNFIT」のように2段階である場合、FIT、UNFITそれぞれの評価履歴分布補間グラフについて、全曲分布補間グラフで補正したグラフを作成する(これらのグラフを「FIT評価履歴分布補間補正グラフ」、「UNFIT評価履歴分布補間補正グラフ」ともいう。図7及び図8参照)。
スコア曲線作成部24は、本発明に係る「作成手段」の一例であり、CPU、メモリ等を含んで構成されており、評価履歴分布補間グラフ或いは評価履歴分布補間補正グラフに基づいて、スコアを算出するために必要なスコア曲線を生成する(図9参照)。尚、スコア曲線は、FIT評価履歴分布補間グラフ或いはFIT評価履歴分布補間補正グラフそのものとしてもよいし、UNFIT評価履歴分布補間グラフ或いはUNFIT評価履歴分布補間補正グラフを正負反転したものとしてもよいし、FIT評価履歴分布補間グラフからUNFIT評価履歴分布補間グラフを差し引いたグラフ、このグラフを全曲分布補間グラフで更に補正したもの、或いは後述するようにFIT評価履歴分布補間補正グラフからUNFIT評価履歴分布補間補正グラフを差し引いたものとしてもよい。いずれにせよ、少なくとも補間された特徴量の分布グラフに基づいてスコア曲線が作成される。
スコア算出部25は、本発明に係る「算出手段」の一例であり、CPU、メモリ等を含んで構成されており、各コンテンツの特徴量を読み込み、それとスコア曲線上で対応付けられた値をスコアとして算出する。即ち、コンテンツ評価装置としてコンテンツを評価する。特に、スコア算出にあたり、スコア曲線上で、任意の特徴量にスコアが対応付けられているので、評価対象となるコンテンツの特徴量が如何なる値であっても、その特徴量に対応付けられたスコアを、スコア曲線上で読み取ることができる。したがって、仮に特徴量の分布グラフ(第1の分布)が正規分布ではなくとも、補間されずに平均値からの距離としてスコアが算出される場合に比べて、スコアの精度が高く、実践上非常に有利である。
検索語選択部30は、本発明に係る「検索手段」の一例であり、タッチパネルのような入力デバイスを含み、例えばディスプレイに表示された複数の検索語の候補から、ユーザが特定の検索語Sを選択可能に構成される。
検索結果出力部40は、本発明に係る「出力手段」の一例であり、ディスプレイ等を含み、選択された検索語Sに該当する(即ち、FITする)楽曲を、検索結果としてユーザに対して表示可能に構成される。かかる検索結果の中からユーザが好みの楽曲を決定すると、その楽曲が再生される。
以上、図1を用いて説明したように、本実施例に係るコンテンツ評価装置を搭載したコンテンツ検索装置1は構成されているので、コンテンツ評価装置により精度良く算出されたスコアに基づいて、記録装置に蓄積されたコンテンツの中から、コンテンツを好適に検索可能となる。
(1−2)動作処理
次に、本実施例に係るコンテンツ検索装置1の動作処理について、図1に加えて、図2に基づき、図3から図9を適宜参照しながら説明する。ここに、図2は、実施例に係る、コンテンツ検索装置の動作処理を示すフローチャートである。
(イ)楽曲入力
図2において先ず、検索対象となる楽曲が以下のように入力され、その特徴量が抽出・保存される。具体的には先ず、工場出荷時に予め、或いはユーザによって事後的に、本検索装置における検索対象とするべく、楽曲の波形データ及び楽曲の識別子が、楽曲入力部10を介して入力される(ステップS10)。この波形データが特徴量抽出部11によって定量的に解析され、楽曲の特徴量(例えば、リズムの速さ、音声レベルの平均値、和音変化の速さ、周波数スペクトル重心等)が抽出される(ステップS11)。抽出された特徴量は、例えば基準となる平均と標準偏差により標準化され、図3に示すように楽曲の識別子と対応付けて特徴量保存部12に保存される(ステップS12)。ここに、図3は、実施例に係る、各楽曲について抽出された楽曲の特徴量の一覧図である。
図3において、識別子1の楽曲の「リズムの速さ」は「−2.2」であり、音声レベルの平均値は、「1.7」である。
(ロ)評価入力
図2に戻り、例えば工場出荷時に予め、或いは検索語に基づいて検索された楽曲を視聴したユーザによって事後的に、楽曲に対する評価が以下のようになされる。具体的には先ず、楽曲Mに対する評価(FIT 又は UNFIT)として、ユーザの主観に基づく楽曲Mに対するイメージが検索語Sに適合しているか否かを示す主観情報が、評価入力部20を介して入力される(ステップS20)。また、評価対象となった楽曲Mの特徴量が、楽曲Mの識別子に基づいて特徴量保存部12から読み出される(ステップS121)。この特徴量が、検索語Sに関する楽曲Mの主観情報と共に、図4(a)に示すような評価履歴として評価履歴保存部21に保存される(ステップS21)。この際、評価履歴を格納可能な容量は有限であるので、例えば最古の履歴に上書きされる。ここに、図4は、実施例に係る、検索語に対して主観的に評価した評価履歴の一覧図である。図4(a)において、評価履歴には、各検索語についての評価(FIT 又は UNFIT)がなされた楽曲の特徴量が、管理番号を付けられて保存されている。例えば、「明るい」という検索語について、「FIT」の評価を得た楽曲毎の特徴量が、管理番号0、1、2・・・10、11・・・のように管理番号を付けられて保存されることになる。尚、図4(b)に示すように、評価履歴保存部21には、特徴量に代えて、その特徴量を有する楽曲の識別子を、評価履歴として保存してもよい。即ち、楽曲の識別子をキーとして、図4(b)に示す評価履歴と図3に示す楽曲特徴量とを、所謂リレーショナルデータベースとして関連付けてもよい。この場合、特徴量は、評価履歴保存部21から直接読み出せなくとも、楽曲の識別子を辿って、楽曲特徴量保存部12から間接的に読み出し可能である。従って、評価履歴分布グラフを作成するために必要な楽曲の特徴量が読み出し可能であることを維持しつつも、評価履歴保存部21の容量を節約できる。
(ハ)検索語選択
図2に戻り、例えばユーザが「明るい」楽曲を聴きたくなる場合、以下のように楽曲を検索可能である。具体的には先ず、検索語選択部30を介して、検索語「明るい」がユーザにより選択される(ステップS30)。分布補間部22は、選択された検索語「明るい」の評価履歴に記録されている楽曲の特徴量に関して、評価された楽曲の分布(評価履歴分布グラフ)を、混合ガウスモデルなどで補間して、図5に示す評価履歴分布補間グラフを求める(ステップS22)。ここに図5は、実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合の評価履歴分布補間グラフを示す特性図である。
図5において、横軸は特徴量の一例である「リズムの速さ」を、縦軸は補間前には楽曲の「サンプル数」を、補間後にはサンプルが存在する「確率」を夫々示す。このような評価履歴分布補間グラフを、「リズムの速さ」に「FIT」するもの、及び「UNFIT」するもの夫々について作成する(図7のFIT評価履歴分布補間グラフ、図8のUNFIT評価履歴分布補間グラフを参照)。他の特徴量についても同様の評価履歴分布補間グラフを作成する。補間の結果、評価履歴に保存されていない「リズムの速さ」を有する楽曲についても、好適にスコア算出が可能となる。
また、上述のような分布の補間が、特徴量保存部12に保存されている全楽曲の特徴量についても行われる。例えば、図6に示すように、「リズムの速さ」に関して、特徴量保存部12に保存されている全楽曲の分布を示す全曲分布グラフを、混合ガウスモデルなどで近似して、全曲分布補間グラフを作成する。ここに図6は、実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合の全曲分布補間グラフを示す特性図である。図6において、横軸は特徴量の一例である「リズムの速さ」を、縦軸は補間前には楽曲の「サンプル数」を、補間後にはサンプルが存在する「確率」を夫々示す。尚、他の特徴量についても同様の全曲分布補間グラフが作成される。
そして、評価履歴補正部23が、図6の全曲分布補間グラフで、図5の評価履歴分布補間グラフを補正して、評価履歴分布補間補正グラフを作成する(ステップS23)。具体的には、「FIT評価履歴分布補間補正グラフ=FIT評価履歴分布補間グラフ/全曲分布補間グラフ」として、図7に示すようなFIT評価履歴分布補間補正グラフが作成される。ここに図7は、実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合のFIT評価履歴分布補間補正グラフを作成する過程を示す特性図である。
同様に、図8に示すUNFIT評価履歴分布補間補正グラフも作成する。ここに図8は、実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合のUNFIT評価履歴分布補間補正グラフを作成する過程を示す特性図である。
上述した補正の結果、FIT及びUNFIT評価履歴分布補間グラフの精度が夫々向上する。そもそも全楽曲の分布は、必ずしも一様ではなく、仮に補正がなされなければ、評価履歴分布補間グラフの分布形状が特徴量に特有であるのか、或いは元々そのような分布であるのかが判別できないからである。そして、同様の補正が、各特徴量について行われる。
続いて、スコア曲線作成部24が、上記FIT、UNFIT評価履歴分布補間補正グラフに基づいて、特徴量毎にスコア曲線を作成する(ステップS24)。具体的には、「スコア曲線=FIT評価履歴分布補間補正グラフ−UNFIT評価履歴分布補間補正グラフ」として、図9に示すようなスコア曲線を作成する。ここに図9は、実施例に係る、楽曲の特徴量が「リズムの速さ」である場合のスコア曲線を作成する過程を示す特性図である。他の特徴量についても同様にしてスコア曲線が作成される。この結果、肯定的な評価である「FIT」のみならず、否定的な評価である「UNFIT」についての分布も加味されているので、ユーザの嗜好を一層強く反映したスコア曲線が得られる。
尚、スコア曲線の作成に用いられる式は、上記式に限られない。例えば、「スコア曲線=FIT評価履歴分布補間グラフ」、「スコア曲線=−UNFIT評価履歴分布補間グラフ」、「スコア曲線=FIT評価履歴分布補間グラフ−UNFIT評価履歴分布補間グラフ」、或いは「スコア曲線=FIT評価履歴分布補間グラフ/全曲分布補間グラフ」、「スコア曲線=−UNFIT評価履歴分布補間グラフ/全曲分布補間グラフ」、「スコア曲線=(FIT評価履歴分布補間グラフ−UNFIT評価履歴分布補間グラフ)/全曲分布補間グラフ」のいずれかの式に従って、スコア曲線が作成されてもよい。いずれにせよ、少なくとも補間された分布に基づいてスコア曲線が作成されるので、補間されずに平均値からの距離としてスコアが算出される場合に比べて、スコアの精度が高くなる。これら6式のうち、1、3番目の式に従って作成されたスコア曲線を、図10及び図11に示す。ここに図10は、実施例に係る、「スコア曲線=FIT評価履歴分布補間」とした場合のスコア曲線を作成する過程を示す特性図であり、図11は、実施例に係る、「スコア曲線=FIT評価履歴分布補間グラフ−UNFIT評価履歴分布補間グラフ」とした場合のスコア曲線を作成する過程を示す特性図である。また、6番目の式に従って作成されたスコア曲線は、図9に示すものと同様である。
上記スコア曲線に基づいて、スコア算出部25は、検索語「明るい」における各楽曲のスコアを夫々算出する(ステップS25)。ある楽曲Mの、検索語「明るい」におけるスコアを算出するには、各特徴量に関するスコア曲線上で、楽曲Mの特徴量に対するスコアを夫々読み取り、特徴量毎に読み取られたスコアの総和を、楽曲Mの検索語「明るい」における最終的なスコアとする。例えば、楽曲Mの検索語「明るい」における、「リズムの速さ」に関するスコアが0.14、「音声レベルの平均値」に関するスコアが0.1、「和音変化の速さ」に関するスコアが0.2、「周波数スペクトル重心」に関するスコアが0.3である場合、楽曲Mの検索語「明るい」における最終的なスコアは、0.14+0.1+0.2+0.3=0.74である。尚、かかる総和の際には、単純な加算のみならず、各特徴量毎に異なる重み付けをした後に加算がなされてもよい。上述したスコアを、その他の楽曲についても同様に算出し、算出されたスコア順に全楽曲がソートされる(ステップS26)。
そして、ソートされた楽曲が識別子と共に、検索結果出力部40によって出力される(ステップS40)。出力される楽曲は、ソートされた楽曲全てでもよいし、或いはその一部(例えば、ある正の閾値以上のスコアであるもの)でもよい。こうして「明るい」楽曲として出力された楽曲の一覧から、ユーザは最終的に自分が視聴したい楽曲を選択し、再生することができる。ユーザは、視聴後に、評価入力部20を介して上述した楽曲の評価を入力することができる(ステップS20)。その結果、評価履歴が更新され、更新された評価履歴に基づいて極力新しいユーザの感性を反映させた検索が可能となる。
以上、図1に加えて、図2に基づき、図3から図9を適宜参照しながら説明したように、本実施例に係るコンテンツ評価装置を搭載したコンテンツ検索装置によると、楽曲をはじめとする各種コンテンツを好適に評価し、かかる評価結果に基づいて精度良く検索可能となるのである。
又、本実施例に示す動作処理は、コンテンツ評価方法に加えて、検索工程及び出力工程を備えるコンテンツ検索方法に基づいてコンテンツ検索装置を動作させることによって実現してもよい。或いは、コンテンツ検索装置に設けられたコンピュータに第1及び第2のコンピュータプログラムを読み込ませることで実現してもよい。
因みに、コンテンツ評価装置は必ずしも検索のために使用する必要はない。単体で、或いは他の用途で利用することも当然可能である。
尚、本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うコンテンツ評価装置及びコンテンツ検索装置、コンテンツ評価方法及びコンテンツ検索方法、並びに第1及び第2のコンピュータプログラムもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係るコンテンツ評価装置及びコンテンツ検索装置、コンテンツ評価方法及びコンテンツ検索方法、並びに第1及び第2のコンピュータプログラムは、例えば、ミュージックサーバ等の記録装置に保存された複数のコンテンツのうち、一のコンテンツに係る一の検索語についての適合度合いを評価するためのコンテンツ評価装置等に利用可能である。

Claims (11)

  1. 記録装置に保存された複数のコンテンツのうち、一のコンテンツに係る一の検索語についてのユーザの感性との適合度合いを評価するコンテンツ評価装置であって、
    前記コンテンツを定量的に特徴付ける特徴量を、前記複数のコンテンツの各々について抽出する抽出手段と、
    前記複数のコンテンツのうち、前記一の検索語について当該ユーザの感性との適合度合いが当該ユーザによって肯定的又は否定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の分布を補間する補間手段と、
    前記補間された分布に基づいて、前記特徴量にスコアが対応付けられたスコア曲線を作成する作成手段と、
    前記一のコンテンツであって前記履歴を有さないコンテンツに係る前記一の検索語についての当該ユーザの感性との適合度合いを示すスコアを、当該一のコンテンツについて抽出された特徴量に対応する、前記作成されたスコア曲線上の値を読み取ることで推測又は算出する算出手段と
    を備えることを特徴とするコンテンツ評価装置。
  2. 前記補間手段は、前記複数のコンテンツのうち肯定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の第1の分布を補間し、前記複数のコンテンツのうち否定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の第2の分布を補間し、
    前記作成手段は、前記補間された第1の分布から、前記補間された第2の分布を差し引くことで、前記スコア曲線を作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  3. 前記補間手段は、前記複数のコンテンツ各々に係る特徴量全ての第3の分布を更に補間し、
    前記スコア曲線の形状に対する前記第3の分布による寄与を低減するように、前記補間された第3の分布に基づいて、前記スコア曲線を補正する補正手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  4. 前記補間手段は、前記複数のコンテンツに係る特徴量の第3の分布を更に補間し、
    前記スコア曲線の形状に対する前記第3の分布による寄与を低減するように、前記補間された第3の分布に基づいて、前記補間された第1の分布を補正すると共に、前記補間された第2の分布を補正する補正手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ評価装置。
  5. 請求項1に記載のコンテンツ評価装置と、
    前記算出されたスコアに基づいて、前記複数のコンテンツの中から前記一の検索語に適合するコンテンツを検索する検索手段と、
    前記検索されたコンテンツをユーザに対して出力する出力手段と
    を備えることを特徴とするコンテンツ検索装置。
  6. 前記検索手段は、前記複数のコンテンツのうち、前記算出されたスコアが、所定スコア閾値を超えるものを検索する
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ検索装置。
  7. 前記検索されたコンテンツに対して評価された履歴を、前記ユーザによる評価に従って更新する更新手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ検索装置。
  8. 記録装置に保存された複数のコンテンツのうち、一のコンテンツに係る一の検索語についてのユーザの感性との適合度合いを評価するコンテンツ評価装置におけるコンテンツ評価方法であって、
    前記コンテンツ評価装置が前記コンテンツを定量的に特徴付ける特徴量を、前記複数のコンテンツの各々について抽出する抽出工程と、
    前記コンテンツ評価装置が前記複数のコンテンツのうち、前記一の検索語について当該ユーザの感性との適合度合いが当該ユーザによって肯定的又は否定的に評価された履歴を有するコンテンツに係る特徴量の分布を補間する補間工程と、
    前記コンテンツ評価装置が前記補間された分布に基づいて、前記特徴量にスコアが対応付けられたスコア曲線を作成する作成工程と、
    前記コンテンツ評価装置が前記一のコンテンツであって前記履歴を有さないコンテンツに係る前記一の検索語についての当該ユーザの感性との適合度合いを示すスコアを、当該一のコンテンツについて抽出された特徴量に対応する、前記作成されたスコア曲線上の値を読み取ることで推測又は算出する算出工程と
    を備えることを特徴とするコンテンツ評価方法。
  9. コンテンツ評価装置を備えるコンテンツ検索装置におけるコンテンツ検索方法であって、
    前記コンテンツ評価装置が、請求項8に記載のコンテンツ評価方法により、前記複数のコンテンツの各々について前記スコアを算出する工程と、
    前記コンテンツ検索装置が、前記算出されたスコアに基づいて、前記複数のコンテンツの中から前記一の検索語に適合するコンテンツを検索する検索工程と、
    前記コンテンツ検索装置が、前記検索されたコンテンツをユーザに対して出力する出力工程と
    を備えることを特徴とするコンテンツ検索方法。
  10. コンピュータを、
    請求項1に記載のコンテンツ評価装置として機能させる
    ことを特徴とする第1のコンピュータプログラム。
  11. コンピュータを、
    請求項5に記載のコンテンツ検索装置として機能させる
    ことを特徴とする第2のコンピュータプログラム。
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