JP4816564B2 - フィルムアンテナ及び電子機器 - Google Patents

フィルムアンテナ及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4816564B2
JP4816564B2 JP2007131729A JP2007131729A JP4816564B2 JP 4816564 B2 JP4816564 B2 JP 4816564B2 JP 2007131729 A JP2007131729 A JP 2007131729A JP 2007131729 A JP2007131729 A JP 2007131729A JP 4816564 B2 JP4816564 B2 JP 4816564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
film
length
antenna elements
coaxial cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007131729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008288867A (ja
JP2008288867A5 (ja
Inventor
茂 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2007131729A priority Critical patent/JP4816564B2/ja
Priority to EP08008035.1A priority patent/EP1993164B1/en
Priority to US12/117,042 priority patent/US7928920B2/en
Priority to CN2008100965502A priority patent/CN101308958B/zh
Publication of JP2008288867A publication Critical patent/JP2008288867A/ja
Publication of JP2008288867A5 publication Critical patent/JP2008288867A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4816564B2 publication Critical patent/JP4816564B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/28Conical, cylindrical, cage, strip, gauze, or like elements having an extended radiating surface; Elements comprising two conical surfaces having collinear axes and adjacent apices and fed by two-conductor transmission lines
    • H01Q9/285Planar dipole
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、フィルムアンテナ及び電子機器に関する。
従来、ハンディターミナル、PDA(Personal Digital Assistant)等の無線通信機能を有する携帯端末において、無線通信用のアンテナの小型化が行われている。携帯端末の無線通信用のアンテナとして、共振帯域を大きくした(広帯域の)ダイポールアンテナが考えられている。
上記広帯域のダイポールアンテナとして、平面の二等辺三角形のエレメントを、蝶の羽の形状のように対にして有するアンテナが考えられている(例えば、特許文献1参照)。つまり、エレメントの面積を増やして広帯域にした構成である。
また、上記広帯域のダイポールアンテナとして、短い棒状のアンテナエレメントと、長い棒状のアンテナエレメントと、を対にして有するアンテナが考えられていた(例えば、特許文献2参照)。つまり、共振周波数が異なる2つの棒状のエレメントを対にして有する構成である。
特開2007−27906号公報 特開2007−43594号公報
しかし、従来の蝶の羽の形状のエレメントを有するダイポールアンテナでは、各エレメントの縦方向の長さが長くなり、ダイポールアンテナ及びその搭載機器の小型化が難しくなっていた。
また、上記2つの棒状のエレメントを対にして有するダイポールアンテナでは、インピーダンスが50[Ω]よりも大きな値となってしまっていた。このため、インピーダンスマッチングのためにバランが必要になっていた。バランとは、インピーダンス整合器である。従って、バランを形成するための面積が必要となり、ダイポールアンテナ及びその搭載機器の小型化が難しくなっていた。
本発明の課題は、小型化が容易な広帯域のアンテナを実現することである。
請求項1に記載の発明のフィルムアンテナは、
絶縁材料からなるベースフィルムと、
前記ベースフィルム上に形成されたフィルム状の導電体の第1及び第2のアンテナエレメントを備え、
前記第1及び第2のアンテナエレメントのそれぞれは、給電点から先端までの一方側の端面の長さが第1の共振周波数に対応する第1の長さを有し、且つ給電点から先端までの他方側の端面の長さが前記第1の共振周波数と異なる第2の共振周波数に対応する第2の長さを有する平面形状であり、
前記第1のアンテナエレメントは、給電点に同軸ケーブルの芯線が接続され、
前記第2のアンテナエレメントは、給電点に同軸ケーブルの外部導体が接続され、
前記第1及び第2のアンテナエレメントは、インピーダンスマッチングを行うコンデンサとしての面積を有する。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明のフィルムアンテナにおいて、
前記ベースフィルムの前記第1及び第2のアンテナエレメント面側並びに前記ベースフィルムの裏面側の少なくとも一つに貼り付けられる誘電体シートを備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のフィルムアンテナにおいて、
前記第1及び第2のアンテナエレメントの上に絶縁保護シートを備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のフィルムアンテナにおいて、
前記絶縁保護シートは、前記第1及び第2のアンテナエレメントと前記同軸ケーブルとのハンダ接続を介し前記給電点の位置に配置される穴部を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のフィルムアンテナにおいて、
前記第1のアンテナエレメントの長手方向の長さは、前記第2のアンテナエレメントの長手方向の長さよりも、前記同軸ケーブルの芯線及び外部導体の間のむき出しになった絶縁体の軸方向長さ分短い。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のフィルムアンテナにおいて、
前記第1及び第2のアンテナエレメントは、それぞれ、当該第1及び第2のアンテナエレメントの長手方向と垂直な線上に配置され各給電点位置に対応するオーバーラップ部を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載のフィルムアンテナにおいて、
前記ベースフィルムは、ポリイミドからなる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載のフィルムアンテナにおいて、
前記第1及び第2のアンテナエレメントは、銅箔からなる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載のフィルムアンテナにおいて、
前記第1及び第2のアンテナエレメントは、それぞれ、三角形と、台形と、平行四辺形と、直線及び曲線を有する図形と、のうちのいずれか一つである。
請求項10に記載の発明の電子機器は、
請求項1から9のいずれか一項に記載のフィルムアンテナを有し、当該フィルムアンテナを介して外部機器と無線通信を行う通信手段と、
前記フィルムアンテナを介する前記通信手段の通信を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、小型化が容易な広帯域のフィルムアンテナを実現できる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施の形態及び変形例を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1〜図12を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。先ず、図1〜図6を参照して本実施の形態の装置構成を説明する。図1(a)に、本実施の形態のハンディターミナル1の正面構成を示す。図1(b)に、ハンディターミナル1の側面構成を示す。図1(c)に、ハンディターミナル1の上面構成を示す。
本実施の形態の電子機器としてのハンディターミナル1は、ユーザ操作による情報の入力、記憶等の機能を有する携帯端末である。ハンディターミナル1は、特に、無線LAN(Local Area Network)方式によりアクセスポイントを介して外部機器と無線通信を行う機能を有するものとする。
図1(a),(b),(c)に示すように、ハンディターミナル1は、ケース2上に、入力部12、表示部14等を備え、内部に、フィルムアンテナ20、基板等を備えて構成される。フィルムアンテナ20は、上記無線(LAN)通信を行うためのダイポールアンテナである。
図2に、ハンディターミナル1の内部構成を示す。図2に示すように、ハンディターミナル1は、制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11、入力部12、RAM(Random Access Memory)13、表示部14、ROM(Read Only Memory)15、フィルムアンテナ20を有する通信手段としての無線通信部16、フラッシュメモリ17、I/F(InterFace)18等を備えて構成され、各部がバス19を介して接続される。
CPU11は、ハンディターミナル1の各部を中央制御する。CPU11は、ROM15に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU11は、各種プログラムとの協働により、入力部12を介する操作情報の入力を受け付け、ROM15から各種情報を読み出し、フラッシュメモリ17に各種情報の読み書きを行い、無線通信部16及びフィルムアンテナ20を介して外部機器と無線通信を行い、I/F18を介して外部機器と有線通信を行う。
入力部12は、カーソルキー、数字キー及び各種機能キー等を有するキーパッドを備え、操作者から押下入力された各キーの入力信号をCPU11に出力する。また、入力部12は、表示部14と一体的にタッチパネルが構成されることとしてもよい。
RAM13は、揮発性のメモリであり、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有し、情報を一時的に格納する。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、ELD(ElectroLuminescent Display)等で構成され、CPU11からの表示信号に従って画面表示を行う。
ROM15は、各種プログラム、各種データの情報が予め読み出し専用に記憶される記憶部である。
無線通信部16は、フィルムアンテナ20と接続され、フィルムアンテナ20を介して無線LAN方式によりアクセスポイント等を介して外部機器と情報の送受信を行う。本実施の形態では、無線通信として、周波数帯域が2.4[GHz]帯の無線LAN通信を用いる場合を説明する。しかし、これに限定されるものではなく、無線通信として、周波数帯域が5.2[GHz]帯等、他の周波数帯域の無線LAN通信や、他の通信方式の無線通信としてもよい。
フラッシュメモリ17は、各種データ等の情報が読み出し及び書き込み可能な記憶部である。I/F18は、通信ケーブルを介して外部機器と情報を送受信する。I/F18は、例えば、USB(Universal Serial Bus)方式の有線通信部である。
図3に、フィルムアンテナ20の構成を示す。図3に示すように、フィルムアンテナ20は、第1のアンテナエレメントとしてのアンテナエレメント21と、第2のアンテナエレメントとしてのアンテナエレメント22と、ベースフィルム23と、絶縁保護シート24と、を備え、同軸ケーブル30と接続されて構成される。
アンテナエレメント21は、導電体としての銅箔で形成され、台形(略平行四辺形)の形状を有する。アンテナエレメント22は、導電体としての銅箔から形成され、台形(略等脚台形)の形状を有する。但し、アンテナエレメント21,22の材料は、銅箔に限定されない。ベースフィルム23は、絶縁体としてのポリイミドにより形成されている。但し、ベースフィルム23の材料は、ポリイミドに限定されない。アンテナエレメント21,22は、ベースフィルム23上にパターン形成される。さらに、アンテナエレメント21,22上に絶縁保護シート24が形成され、外部部品とのショートが保護されている。
同軸ケーブル30は、互いに絶縁された導電体の芯線31と、網状等の導電体の外部導体32と、を有する。同軸ケーブル30の一端の芯線31は、アンテナエレメント21にハンダ付けされて接続される。また、同軸ケーブル30の一端の外部導体32は、アンテナエレメント22にハンダ付けされて接続される。アンテナエレメント21,22における同軸ケーブル30との接続点を、給電点とする。同軸ケーブル30の他端は、ハンディターミナル1の基板上の無線通信部16に接続される。
無線通信の通信対象周波数の電磁波の波長を波長λとする。すると、アンテナエレメント21,22の長手方向のサイズは、それぞれ、(1/4)λとなる。この原理については後述する。
図4に、ゴムシート25を貼り付けたフィルムアンテナ20を示す。図4に示すように、フィルムアンテナ20は、誘電体シートとしてのゴムシート25を有する。ゴムシート25は、ベースフィルム23のアンテナエレメント21,22面上に貼り付けられている。なお、ゴムシート25は、ベースフィルム23のアンテナエレメント21,22面と逆側の面上に貼り付けられる構成としてもよい。また、ゴムシート25は、ベースフィルム23のアンテナエレメント21,22面及び逆側の面上の両面に貼り付けられる構成としてもよい。
また、ゴムシート25は、誘電体として機能する。このため、ゴムシート25の誘電率に応じて、フィルムアンテナ20の長手方向の長さが短縮される。対象周波数の波長に対するゴムシート25の誘電率によるアンテナエレメント21,22の長手方向の長さの短縮効果は、誘電率εeffを用いて次式(1)で表される。
1/(εeff1/2 …(1)
ゴムシート25は、絶縁体としても機能する。ゴムシート25により、ハンディターミナル1の筐体(ケース2等)へのフィルムアンテナ20実装時に、アンテナエレメント21,22、芯線31、外部導体32と他部品との干渉を無くすことができる。特に、導電体部分がむき出しとなる同軸ケーブル30の芯線31、外部導体32及びそのハンダ付け部分を覆うように、ゴムシート25がベースフィルム23等に貼り付けられることが好ましい。また、ゴムシート25により、フィルムアンテナ20自体を安定して実装できる(ガタツキをなくすことができる)。
図5に、同軸ケーブル30の構成を示す。図5に示すように、同軸ケーブル30は、軸の中心から外側に向かって、芯線31、ポリエチレン等の絶縁体33、外部導体32、絶縁体としての保護被覆部34を順に同心円状に備えて構成される。
同軸ケーブル30において、フィルムアンテナ20取付け側のむき出しになった芯線31の長さを長さL1とする。同様に、同軸ケーブル30において、フィルムアンテナ20取付け側のむき出しになった絶縁体33の長さを長さL2とする。同様に、同軸ケーブル30において、フィルムアンテナ20取付け側のむき出しになった外部導体32の長さを長さL3とする。
図6に、アンテナエレメント21,22及びその配置を示す。図6に示すように、アンテナエレメント21は、同軸ケーブル30の接続点側から順に、オーバーラップ部211、斜辺部212、平行部213、斜辺部214、を有する。アンテナエレメント22は、同軸ケーブル30の接続点側から順に、オーバーラップ部221、斜辺部222、平行部223、斜辺部224、を有する。オーバーラップ部211は、芯線31とハンダ付けにより接続される。オーバーラップ部221は、外部導体32とハンダ付けにより接続される。
アンテナエレメント21,22の長手方向は、同一方向である。また、オーバーラップ部211,221は、フィルムアンテナ20(アンテナエレメント21,22)の長手方向と垂直な線上に配置される。このため、アンテナエレメント21,22の長手方向と、同軸ケーブル30の軸方向とが、垂直になる。従って、フィルムアンテナ20をハンディターミナル1の筐体に容易且つ安定的に実装できる。
アンテナエレメント21において、斜辺部212、平行部213、斜辺部214により、略平行四辺形が形成されている。アンテナエレメント22において、斜辺部222、平行部223、斜辺部224により、台形が形成されている。
フィルムアンテナ20の長手方向の各長さを説明する。アンテナエレメント21の長手方向の全長を長さL11とする。アンテナエレメント22の長手方向の全長を長さL21とする。オーバーラップ部211の(アンテナエレメント21長手方向の)長さを長さL12とする。例えば、オーバーラップ部221の(アンテナエレメント22長手方向の)長さも長さL12とするが、これに限定されない。
また、アンテナエレメント22のオーバーラップ部221及び斜辺部222の長手方向の長さを長さL22とする。例えば、アンテナエレメント21のオーバーラップ部211及び斜辺部212の長手方向の長さも長さL22とするが、これに限定されない。また、アンテナエレメント22の斜辺部224の長手方向の長さを長さL23とする。例えば、アンテナエレメント21の斜辺部214の長手方向の長さも長さL23とするが、これに限定されない。また、アンテナエレメント22(平行部223)の短手方向の長さを長さL24とする。例えば、アンテナエレメント21の短手方向の長さも長さL24とするが、これに限定されない。
また、オーバーラップ部211とオーバーラップ部221との間の長さは、図5の絶縁体33の長さL2に相当する。アンテナエレメント21,22の長さL11と長さL21とにおいて、図5における長さL2を用いて、次式(2)を満たすように設定される。
L11+L2=L21 …(2)
また、アンテナエレメント21において、給電点となるオーバーラップ部211から先端までの対角線(図7の点線)で区切った上部を三角部21aとし、下部を三角部21bとする。同様に、アンテナエレメント22において、給電点となるオーバーラップ部221から先端までの対角線(図7の点線)で区切った下部を三角部22aとし、上部を三角部22bとする。後述するように、原理的には、三角部21a,22aのみでも機能する。しかし、オーバーラップ部211,221付近の幅(アンテナエレメント21,22の長手方向と垂直方向の)を稼ぐために三角部21b,22bが設けられている。
次に、フィルムアンテナ20の動作原理について説明する。図7に、一般的なダイポールアンテナ40を示す。先ず、図7に示すように、フィルムアンテナ20の基本となる2つの棒状のダイポールアンテナ40を考える。
次に、フィルムアンテナ20の動作原理について説明する。図7に、一般的なダイポールアンテナ40を示す。先ず、図7に示すように、フィルムアンテナ20の基本となる2つの棒状のダイポールアンテナ40を考える。
ダイポールアンテナ40は、棒状のアンテナエレメント41,42を備えて構成される。アンテナエレメント41,42は、一直線状に順に並べられて配置される。また、アンテナエレメント21,22と同様に、アンテナエレメント41,42は、各端部に同軸ケーブルの芯線及び外部導体が接続される。その接続点を給電点30Aとして表現した。
無線通信の通信対象周波数(帯)の電磁波の波長が波長λであるとする。アンテナエレメント41及び42の長手方向の長さが(1/2)λである場合に、ダイポールアンテナ40が共振して無線通信が良好に行われる。このため、ダイポールアンテナ40の長手方向の長さが(1/2)λに設定されることが好ましい。
図8に、平面アンテナのアンテナエレメント21A,22Aの構成を示す。図9に、図8の平面アンテナの周波数に対するSWR(Standing Wave Ratio:定在波比)を示す。
図8に示す平面アンテナのアンテナエレメント21A,22Aにおいて、アンテナエレメント21Aの長手方向の辺の長さを長さLAとし、アンテナエレメント21Aの短手方向の辺の長さを長さLBとする。アンテナエレメント21Aの長辺は、(LA+LB1/2の長さとなる。アンテナエレメント22Aも同様とする。
通信対象周波数帯がGHz帯である場合に、アンテナエレメント21A,22Aに流れるアンテナ電流は、表皮効果により、エッジ部分(端面及び表面)に集中する。このため、アンテナエレメント21A,22Aは、実際には、長さLAの辺に対応するエレメントと、長さ(LA+LB1/2の辺に対応するエレメントと、に対応するダイポールアンテナとして機能する。
図9に示すように、アンテナエレメント21A,22AのSWRの周波数特性において、SWRが低い2つの共振点PA,PBが表れていることが分かる。共振点PAが、アンテナエレメント21A,22Aの長さ(LA+LB1/2の辺に対応している。共振点PBが、アンテナエレメント21A,22Aの長さLAの辺に対応している。この長さLAと長さ(LA+LB1/2とが近接する帯域に共振点PA,PBをとり、合成することで、アンテナ全体としての共振帯域幅を広くし、広帯域のダイポールアンテナを形成できる。
アンテナエレメント21Aが、フィルムアンテナ20のアンテナエレメント21の三角部21aに対応する。また、アンテナエレメント22Aが、フィルムアンテナ20のアンテナエレメント22の三角部22aに対応する。このため、フィルムアンテナ20も広帯域幅を有するアンテナとなる。また、アンテナエレメント21,22が三角部21a,22aに加えて、三角部21b,22bを有しても同様に、広帯域幅を有する構成となる。
次いで、フィルムアンテナ20のコンデンサとして機能する原理を説明する。図10に、アンテナエレメント21,22の概略を示す。
図7に示したダイポールアンテナ40のように、2つのアンテナエレメントが180度開いたダイポールアンテナのインピーダンスは、理論上73[Ω]になる。しかし、このインピーダンスを給電点のインピーダンスである50[Ω]にあわせる(インピーダンスマッチングする)必要がある。従来は、バランを設けてインピーダンスマッチングを行っていた。
バランを設けずにインピーダンスマッチングを行うためには、ダイポールアンテナと並列にコンデンサ成分を設ける必要がある。そのコンデンサの電気容量は、0.4[pF]が必要である。フィルムアンテナ20において、アンテナエレメント21,22は、空気を誘電体としたコンデンサとして機能する。具体的には、図10の両端矢印に表現されるように、アンテナエレメント21,22間に空気が媒質として満たされていると考える。なお、ゴムシート25及びその誘電率も考慮される。
アンテナエレメント21,22のコンデンサの電気容量は、アンテナエレメント21,22の面積により決定されるので、この面積の調整により、インピーダンスマッチングがなされる。例えば、三角部21b,22bを設けることにより、アンテナエレメント21,22の面積を広く調整できる。
このように、バランを設けないこととにより、フィルムアンテナ20の小型化が可能となる。このため、図1(a)〜図1(c)に示すように、ハンディターミナル1のケース2の先端部等の幅が限られている部分にも、フィルムアンテナ20を容易に実装可能となる。
次に、図11を参照して、フィルムアンテナ20の製造方法について説明する。図11に、フィルムアンテナ20の断面を示す。
図11に示すように、フィルムアンテナ20において、ベースフィルム23上にアンテナエレメント21,22が形成され、アンテナエレメント21,22上に絶縁保護シート24が形成される。
絶縁保護シート24は、アンテナエレメント21のオーバーラップ部211及び同軸ケーブル30芯線31の接続部分と、アンテナエレメント22のオーバーラップ部221及び同軸ケーブル30の外部導体32の接続部分と、に穴部26が設けられている。この穴部26がハンダ付けのパッド部分になる。
このように、ベースフィルム23、アンテナエレメント21,22、穴部26を有する絶縁保護シート24が形成されたシートに、同軸ケーブル30の芯線31及び外部導体32がハンダ付けされる。穴部26を有する絶縁保護シート24により、ハンダ付け位置を特定の正確な位置に固定することができる。このため、フィルムアンテナ20生産時に、ハンダ位置のバラツキによるアンテナ特性のバラツキを低減できる。
次に、フィルムアンテナ20のアンテナ特性を説明する。図12に、フィルムアンテナ20の周波数に対するSWRを示す。
図12に示すように、フィルムアンテナ20について、周波数が2[GHz]〜3[GHz]のSWRを測定した。通信対象周波数帯域を、2.4[GHz]帯とした。試験規格としては、2400[MHz]〜2500[MHz]の帯域で、SWRが2以下であり且つ一定であることが要求されている。これに対し、図12の測定結果では、範囲Rに示す2150[MHz]〜2800[MHz]の帯域で、SWRが2以下であり且つ一定している。このため、フィルムアンテナ20は、2150[MHz]〜2800[MHz]の広帯域のアンテナ特性が得られた。
以上、本実施の形態によれば、フィルムアンテナ20は、給電点から先端まで端面(アンテナエレメント21の上側の辺、アンテナエレメント22の下側の辺)及び対角線(図6の点線)に異なる2つの長さを有する平面形状のアンテナエレメント21,22を備える。このため、アンテナエレメント21,22の短手方向の長さL24を低減でき、小型化が容易な広帯域のフィルムアンテナ20を実現できる。
また、アンテナエレメント21,22が空気を介したコンデンサとして機能し、その面積がインピーダンスマッチングをとるよう調整されている。このため、インピーダンスマッチングのため、バラン等の部品を設ける必要が無く、フィルムアンテナ20をさらに小型化できる。
また、アンテナエレメント21,22の面上にゴムシート25が貼り付けられている。このため、アンテナエレメント21,22と同軸ケーブル30との接続部分(給電点)が外部部品とショートすることを防ぐことができるとともに、フィルムアンテナ20を安定してガタツキ無くケース2に実装できる。
また、アンテナエレメント21,22の面上に絶縁保護シート24を備える。このため、アンテナエレメント21,22が外部部品とショートすることを防ぐことができる。
また、絶縁保護シート24は、アンテナエレメント21,22と同軸ケーブル30とをハンダ付けする部分に、給電点位置に対応する穴部26を有する。このため、アンテナエレメント21,22と同軸ケーブル30とのハンダ付けを正確な位置に行うことができ、フィルムアンテナ20の製造において、アンテナ特性のバラツキを低減でき安定化できる。
また、アンテナエレメント21,22は、アンテナエレメント21,22の長手方向と垂直な線上に配置され各給電点位置に対応するオーバーラップ部211,221を備える。このため、同軸ケーブル30の軸方向をアンテナエレメント21,22の長手方向に垂直にして、アンテナエレメント21,22に同軸ケーブル30を接続できる。従って、フィルムアンテナ20を容易に製造でき製造効率を上げることができ、また製造バラツキを低減できる。
また、アンテナエレメント21の長さL11は、アンテナエレメント22の長さL21よりも、同軸ケーブル30のむき出しになった絶縁体33の長さL2分短い。このため、フィルムアンテナ20における端末処理分(取り付けのための同軸ケーブル端末処理分)のミスマッチングを防止できる。
また、ベースフィルム23の材料をポリイミドとする。このため、ベースフィルム23を、その特性を良好にして構成できる。また、アンテナエレメント21,22の材料を銅箔とする。このため、アンテナエレメント21,22を、その特性を良好にして構成できる。
また、ハンディターミナル1は、フィルムアンテナ20を有する無線通信部16と、無線通信部16を制御するCPU11と、を備える。このため、ハンディターミナル1がフィルムアンテナ20を用いて広帯域の通信を行うことができるとともに、ハンディターミナル1を小型化できる。
(変形例)
図13を参照して、上記実施の形態の変形例を説明する。図13(a)に、フィルムアンテナ50の概略構成を示す。図13(b)に、フィルムアンテナ60の概略構成を示す。図13(c)に、フィルムアンテナ70の概略構成を示す。図13(d)に、フィルムアンテナ80の概略構成を示す。図13(e)に、フィルムアンテナ90の概略構成を示す。図13(f)に、フィルムアンテナ100の概略構成を示す。
上記実施の形態では、1組のアンテナエレメントとして、台形(略平行四辺形)及び台形(略等脚台形)の組み合わせの構成を説明したが、この形状に限定されるものではない。例えば、図13(a)に示すようなフィルムアンテナ50としてもよい。フィルムアンテナ50は、互いに鏡像関係にある三角形のアンテナエレメント51,52を有する構成である。アンテナエレメント51,52は、給電点30Aを間にして配置される。フィルムアンテナ50において、アンテナエレメント51,52は、給電点30A側が同じ位置(高さ)になる形状となる。
この構成では、例えば、アンテナエレメント51,52の各給電点がアンテナエレメント51,52の長手方向に沿って左右になるように配置する構成とする。そして、同軸ケーブルの芯線と外部導体とを左右に分ける先端処理を行う。例えば、芯線を左に分け、外部導体を右に分け、芯線をアンテナエレメント51の給電点にハンダ付けし、外部導体をアンテナエレメント52の給電点にハンダ付けする。このように接続することにより、アンテナエレメント51,52の長手方向に対し、同軸ケーブルのハンダ付け部分を除く軸方向を垂直にして接続できる。
また、例えば、アンテナエレメント51,52自体をそれぞれ上下にずらし、給電点30A側で上下にオーバーラップさせるように配置する構成としてもよい。このように接続することにより、アンテナエレメント51,52の長手方向に対し、同軸ケーブル軸方向を垂直にして接続できる。以上説明したフィルムアンテナ50の構成は、2つのアンテナエレメントの給電点30A側が同じ位置になる下記の他のフィルムアンテナでも同様である。
また、図13(b)に示すようなフィルムアンテナ60としてもよい。フィルムアンテナ60は、互いに同形の台形(略等脚台形又は等脚台形)であり、上側の底辺が長く下側の底辺が短いアンテナエレメント61,62を有する構成である。アンテナエレメント61,62は、給電点30Aを間にして配置されている。
また、図13(c)に示すようなフィルムアンテナ70としてもよい。フィルムアンテナ70は、互いに同形の台形(略等脚台形又は等脚台形)であり、上側の底辺が長く下側の底辺が短いアンテナエレメント71と、上側の底辺が短く下側の底辺が長いアンテナエレメント72と、を有する構成である。アンテナエレメント71,72は、給電点30Aを間にして配置されている。給電点30A側において、アンテナエレメント71,72の端部が上下に分かれるので、その間隔をとることが容易である。
また、図13(d)に示すようなフィルムアンテナ80としてもよい。フィルムアンテナ80は、互いに鏡像関係にある図形であり、1辺に曲線を有し他の2辺に直線を有するアンテナエレメント81,82とを有する構成である。アンテナエレメント81,82は、給電点30Aを間にして配置されている。
また、図13(e)に示すようなフィルムアンテナ90としてもよい。フィルムアンテナ90は、互いに鏡像関係にある平行四辺形であり、下側の底辺における給電点30A側の内角が鋭角であるアンテナエレメント91,92とを有する構成である。アンテナエレメント91,92は、給電点30Aを間にして配置されている。
また、図13(f)に示すようなフィルムアンテナ100としてもよい。フィルムアンテナ100は、互いに同形の平行四辺形であり、下側の底辺における給電点30A側の内角が鋭角であるアンテナエレメント101と、上側の底辺における給電点30A側の内角が鋭角であるアンテナエレメント102と、を有する構成である。アンテナエレメント101,102は、給電点30Aを間にして配置されている。給電点30Aにおいて、アンテナエレメント101,102の端部が上下に分かれるので、その間隔をとることが容易である。
フィルムアンテナが有する2つのアンテナエレメントのそれぞれは、給電点から先端へエッジ及び対角線の少なくとも一つが2つの異なる共振長を有する形状であれば、図13に示した例に限定されない。フィルムアンテナが有する2つのアンテナエレメントが、互いに同形又は異なる形状で、それぞれ、三角形、台形、平行四辺形、直線及び曲線を有する図形及びその他の図形のうちのいずれか一つの図形であればよい。
以上、本変形例によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏するとともに、設置部分に合った形状のフィルムアンテナを実現できる。
さらに、上記実施の形態と同様に、フィルムアンテナが有する2つのアンテナエレメントの給電点が上下に分かれ、それぞれ給電点位置のオーバーラップ部を有し、2つのアンテナエレメントの長手方向と、その2つのオーバーラップ部を結ぶ方向とが垂直になることが好ましい。この構成では、2つのアンテナエレメントの長手方向と、同軸ケーブルの軸方向とを垂直にして、フィルムアンテナに同軸ケーブルを接続できる。従って、フィルムアンテナを容易に製造でき製造効率を上げることができ、また製造バラツキを低減できる。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係るフィルムアンテナ及び電子機器の一例であり、これに限定されるものではない。
上記実施の形態及び変形例では、電子機器としてハンディターミナルを用いる構成としたが、PDA等、他の電子機器としてもよい。
また、上記実施の形態におけるフィルムアンテナ20、ハンディターミナル1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
(a)は、本発明に係る実施の形態のハンディターミナルの正面図である。(b)は、ハンディターミナルの側面図である。(c)は、ハンディターミナル1の上面図である。 ハンディターミナルの内部構成を示すブロック図である。 フィルムアンテナの構成を示す図である。 ゴムシートを貼り付けたフィルムアンテナを示す図である。 同軸ケーブルの構成を示す図である。 アンテナエレメント及びその配置を示す図である。 一般的なダイポールアンテナを示す。 平面アンテナの構成を示す。 図8の平面アンテナの周波数に対するSWRを示す図である。 アンテナエレメントの概略図である。 フィルムアンテナの断面図である。 フィルムアンテナの周波数に対するSWRを示す図である。 (a)は、変形例のフィルムアンテナの構成を示す概略図である。(b)は、他の変形例のフィルムアンテナの構成を示す概略図である。(c)は、他の変形例のフィルムアンテナの構成を示す概略図である。(d)は、他の変形例のフィルムアンテナの構成を示す概略図である。(e)は、他の変形例のフィルムアンテナの構成を示す概略図である。(f)は、他の変形例のフィルムアンテナの構成を示す概略図である。
符号の説明
1 ハンディターミナル
2 ケース
11 CPU
12 入力部
13 RAM
14 表示部
15 ROM
16 無線通信部
17 フラッシュメモリ
18 I/F
19 バス
20 フィルムアンテナ
21,22 アンテナエレメント
211,221 オーバーラップ部
212,222 斜辺部
213,223 平行部
214,224 斜辺部
21a,22a,21b,22b 三角部
23 ベースフィルム
24 絶縁保護シート
25 ゴムシート
26 穴部
30 同軸ケーブル
31 芯線
32 外部導体
33 絶縁体
34 保護被覆部
40 ダイポールアンテナ
41,42 アンテナエレメント
30A 給電点
21A,22A アンテナエレメント
50,60,70,80,90,100 フィルムアンテナ
51,52,61,62,71,72,81,82,91,92,101,102 アンテナエレメント

Claims (10)

  1. 絶縁材料からなるベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上に形成されたフィルム状の導電体の第1及び第2のアンテナエレメントを備え、
    前記第1及び第2のアンテナエレメントのそれぞれは、給電点から先端までの一方側の端面の長さが第1の共振周波数に対応する第1の長さを有し、且つ給電点から先端までの他方側の端面の長さが前記第1の共振周波数と異なる第2の共振周波数に対応する第2の長さを有する平面形状であり、
    前記第1のアンテナエレメントは、給電点に同軸ケーブルの芯線が接続され、
    前記第2のアンテナエレメントは、給電点に同軸ケーブルの外部導体が接続され、
    前記第1及び第2のアンテナエレメントは、インピーダンスマッチングを行うコンデンサとしての面積を有するフィルムアンテナ。
  2. 前記ベースフィルムの前記第1及び第2のアンテナエレメント面側並びに前記ベースフィルムの裏面側の少なくとも一つに貼り付けられる誘電体シートを備える請求項1記載のフィルムアンテナ。
  3. 前記第1及び第2のアンテナエレメントの上に絶縁保護シートを備える請求項1又は2に記載のフィルムアンテナ。
  4. 前記絶縁保護シートは、前記第1及び第2のアンテナエレメントと前記同軸ケーブルとのハンダ接続を介し前記給電点の位置に配置される穴部を有する請求項3記載のフィルムアンテナ。
  5. 前記第1のアンテナエレメントの長手方向の長さは、前記第2のアンテナエレメントの長手方向の長さよりも、前記同軸ケーブルの芯線及び外部導体の間のむき出しになった絶縁体の軸方向長さ分短い請求項1から4のいずれか一項に記載のフィルムアンテナ。
  6. 前記第1及び第2のアンテナエレメントは、それぞれ、当該第1及び第2のアンテナエレメントの長手方向と垂直な線上に配置され各給電点位置に対応するオーバーラップ部を備える請求項1から5のいずれか一項に記載のフィルムアンテナ。
  7. 前記ベースフィルムは、ポリイミドからなる請求項1から6のいずれか一項に記載のフィルムアンテナ。
  8. 前記第1及び第2のアンテナエレメントは、銅箔からなる請求項1から7のいずれか一項に記載のフィルムアンテナ。
  9. 前記第1及び第2のアンテナエレメントは、それぞれ、三角形と、台形と、平行四辺形と、直線及び曲線を有する図形と、のうちのいずれか一つである請求項1から8のいずれか一項に記載のフィルムアンテナ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のフィルムアンテナを有し、
    当該フィルムアンテナを介して外部機器と無線通信を行う通信手段と、
    前記フィルムアンテナを介する前記通信手段の通信を制御する制御手段と、
    を備える電子機器。
JP2007131729A 2007-05-17 2007-05-17 フィルムアンテナ及び電子機器 Active JP4816564B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007131729A JP4816564B2 (ja) 2007-05-17 2007-05-17 フィルムアンテナ及び電子機器
EP08008035.1A EP1993164B1 (en) 2007-05-17 2008-04-25 Film antenna and electronic equipment
US12/117,042 US7928920B2 (en) 2007-05-17 2008-05-08 Film antenna and electronic equipment
CN2008100965502A CN101308958B (zh) 2007-05-17 2008-05-16 薄膜天线及电子设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007131729A JP4816564B2 (ja) 2007-05-17 2007-05-17 フィルムアンテナ及び電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008288867A JP2008288867A (ja) 2008-11-27
JP2008288867A5 JP2008288867A5 (ja) 2010-06-03
JP4816564B2 true JP4816564B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=39647811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007131729A Active JP4816564B2 (ja) 2007-05-17 2007-05-17 フィルムアンテナ及び電子機器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7928920B2 (ja)
EP (1) EP1993164B1 (ja)
JP (1) JP4816564B2 (ja)
CN (1) CN101308958B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4613950B2 (ja) 2007-12-27 2011-01-19 カシオ計算機株式会社 平面モノポールアンテナ及び電子機器
JP4775406B2 (ja) * 2008-05-29 2011-09-21 カシオ計算機株式会社 平面アンテナ及び電子機器
CN101807740A (zh) * 2009-02-13 2010-08-18 联想(北京)有限公司 用于移动终端上的天线装置及移动终端
JP2010278586A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Casio Computer Co Ltd マルチバンド平面アンテナ及び電子機器
WO2011030609A1 (ja) 2009-09-09 2011-03-17 株式会社村田製作所 アンテナ、その製造方法及び無線icデバイス
US8976067B2 (en) * 2011-06-09 2015-03-10 Adc Telecommunications, Inc. Antenna module having integrated radio frequency circuitry
US9184226B2 (en) 2011-08-15 2015-11-10 Texas Instruments Incorporated Embedded tungsten resistor
USD743384S1 (en) 2013-12-17 2015-11-17 World Products Inc. Antenna and radio module for water meter
USD751535S1 (en) * 2013-12-17 2016-03-15 World Products, Inc. Antenna for water meter
JP6013568B2 (ja) * 2015-01-23 2016-10-25 株式会社ルミカ 無線通信用補助具および無線通信方法
CN107278341A (zh) * 2016-04-01 2017-10-20 深圳市大疆创新科技有限公司 天线、通信组件及无人飞行器
JP6603640B2 (ja) * 2016-09-22 2019-11-06 株式会社ヨコオ アンテナ装置
KR101962820B1 (ko) * 2017-11-06 2019-03-27 동우 화인켐 주식회사 필름 안테나 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
CN109273818A (zh) * 2018-08-16 2019-01-25 易力声科技(深圳)有限公司 一种可折式的宽带天线
CN110957562A (zh) * 2019-12-20 2020-04-03 东软睿驰汽车技术(沈阳)有限公司 一种v2x用天线及电动汽车

Family Cites Families (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1093332A (ja) 1996-09-13 1998-04-10 Nippon Antenna Co Ltd 複共振逆f型アンテナ
US5926150A (en) 1997-08-13 1999-07-20 Tactical Systems Research, Inc. Compact broadband antenna for field generation applications
US5986609A (en) * 1998-06-03 1999-11-16 Ericsson Inc. Multiple frequency band antenna
GB2345196B (en) * 1998-12-23 2003-11-26 Nokia Mobile Phones Ltd An antenna and method of production
SG90061A1 (en) 1999-08-24 2002-07-23 Univ Singapore A compact antenna for multiple frequency operation
WO2001028035A1 (en) 1999-10-12 2001-04-19 Arc Wireless Solutions, Inc. Compact dual narrow band microstrip antenna
JP2001111322A (ja) * 1999-10-14 2001-04-20 Matsushita Graphic Communication Systems Inc アンテナ固定構造およびアンテナ固定方法
JP2001185938A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Mitsubishi Electric Corp 2周波共用アンテナ、多周波共用アンテナ、および2周波または多周波共用アレーアンテナ
US6853336B2 (en) * 2000-06-21 2005-02-08 International Business Machines Corporation Display device, computer terminal, and antenna
JP2002055733A (ja) 2000-07-25 2002-02-20 Samsung Electronics Co Ltd 携帯端末
AU2002234045A1 (en) * 2000-12-18 2002-07-01 Textron Automotive Company Inc. Integrated dual function circuitry and antenna system
JP3830358B2 (ja) 2001-03-23 2006-10-04 日立電線株式会社 平板アンテナおよびそれを備えた電気機器
JP2003078333A (ja) 2001-08-30 2003-03-14 Murata Mfg Co Ltd 無線通信機
EP1425820A1 (en) 2001-09-13 2004-06-09 Fractus, S.A. Multilevel and space-filling ground-planes for miniature and multiband antennas
DE10147921A1 (de) 2001-09-28 2003-04-17 Siemens Ag Planare Inverted-F-Antenne
JP3622959B2 (ja) 2001-11-09 2005-02-23 日立電線株式会社 平板アンテナの製造方法
US6847328B1 (en) 2002-02-28 2005-01-25 Raytheon Company Compact antenna element and array, and a method of operating same
ATE316295T1 (de) 2002-03-14 2006-02-15 Eingebaute mehrband-planarantenne mit inverted-l- haupt- und parasitär- antennenelementen
JP3656610B2 (ja) 2002-03-27 2005-06-08 日立電線株式会社 板状アンテナおよびそれを備えた電気機器
WO2003094289A1 (en) 2002-05-02 2003-11-13 Sony Ericsson Mobile Communications Ab A printed built-in antenna for use in a portable electronic communication apparatus
US6621464B1 (en) 2002-05-08 2003-09-16 Accton Technology Corporation Dual-band dipole antenna
JP4187478B2 (ja) 2002-08-08 2008-11-26 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯無線通信端末
JP2004096341A (ja) 2002-08-30 2004-03-25 Fujitsu Ltd 共振周波数が可変な逆f型アンテナを含むアンテナ装置
JP3916068B2 (ja) 2002-11-06 2007-05-16 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 無線装置
TW583785B (en) 2003-04-08 2004-04-11 Yageo Corp Integrated antenna for portable computer
WO2004097980A1 (ja) 2003-04-25 2004-11-11 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 広帯域平板状アンテナ
TWI264149B (en) 2003-05-07 2006-10-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Tri-band dipole antenna
KR101088523B1 (ko) 2003-05-14 2011-12-05 엔엑스피 비 브이 무선 단말기 및 무선 모듈
JP2004356823A (ja) 2003-05-28 2004-12-16 Nec Corp 携帯端末
US6985114B2 (en) 2003-06-09 2006-01-10 Houkou Electric Co., Ltd. Multi-frequency antenna and constituting method thereof
US20050035919A1 (en) 2003-08-15 2005-02-17 Fan Yang Multi-band printed dipole antenna
JP4206325B2 (ja) 2003-10-24 2009-01-07 京セラ株式会社 アンテナ
TWM258432U (en) 2004-03-09 2005-03-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Multi-band antenna
JP2005286915A (ja) 2004-03-30 2005-10-13 Nissei Electric Co Ltd 多周波用アンテナ
TWI279030B (en) 2004-06-21 2007-04-11 Accton Technology Corp Antenna and antenna array
TWI304664B (en) 2004-06-30 2008-12-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Antenna
JP4018698B2 (ja) 2004-07-12 2007-12-05 株式会社東芝 広帯域アンテナおよびこの広帯域アンテナを具備する通信装置
JP2006033583A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Sumitomo Electric Ind Ltd アンテナ
TW200605435A (en) 2004-07-30 2006-02-01 Arcayan Technology Corp Dual band and broadband flat dipole antenna
JP2006067234A (ja) 2004-08-26 2006-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナ装置
JP4332494B2 (ja) 2004-12-22 2009-09-16 アルプス電気株式会社 アンテナ装置
JP4633605B2 (ja) * 2005-01-31 2011-02-16 富士通コンポーネント株式会社 アンテナ装置及び電子装置、並びに、電子カメラ、電子カメラの発光装置、並びに、周辺装置
TWI261387B (en) * 2005-02-03 2006-09-01 Ind Tech Res Inst Planar dipole antenna
JP4672389B2 (ja) * 2005-02-24 2011-04-20 富士通株式会社 アンテナ装置
JP2006287452A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Digital Electronics Corp アンテナ装置および電子機器
EP1868263A4 (en) * 2005-04-01 2009-08-12 Nissha Printing TRANSPARENT ANTENNA FOR DISPLAY, PHOTON-TRANSMITTER MEMBER FOR DISPLAY HAVING AN ANTENNA, AND ELEMENT FOR HOUSING, WITH ANTENNA
WO2006114724A1 (en) * 2005-04-25 2006-11-02 Koninklijke Philips Electronics N. V. Wireless link module comprising two antennas
JP4649634B2 (ja) 2005-06-30 2011-03-16 独立行政法人情報通信研究機構 マルチバンドモノポールアンテナ
JP2007027906A (ja) 2005-07-12 2007-02-01 Maspro Denkoh Corp アンテナ
CN1901278A (zh) 2005-07-22 2007-01-24 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 平面倒f型天线及其制作方法
JP4723947B2 (ja) 2005-08-05 2011-07-13 小島プレス工業株式会社 2周波共用アンテナ
US7324059B2 (en) * 2005-08-19 2008-01-29 Electronics And Telecommunications Research Institiute Stub printed dipole antenna (SPDA) having wide-band and multi-band characteristics and method of designing the same
US7336236B2 (en) * 2005-08-24 2008-02-26 Arcadyan Technology Corporation Triangular dipole antenna
JP2007124346A (ja) 2005-10-28 2007-05-17 Taiyo Yuden Co Ltd アンテナ素子及びアレイ型アンテナ
TWI318022B (en) 2005-11-09 2009-12-01 Wistron Neweb Corp Slot and multi-inverted-f coupling wideband antenna and electronic device thereof
US7432860B2 (en) 2006-05-17 2008-10-07 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Multi-band antenna for GSM, UMTS, and WiFi applications
KR100843424B1 (ko) * 2006-07-06 2008-07-03 삼성전기주식회사 스퍼터링 공정을 이용한 필름형 안테나 제조 방법
US7423598B2 (en) * 2006-12-06 2008-09-09 Motorola, Inc. Communication device with a wideband antenna
DE202006019045U1 (de) * 2006-12-18 2007-02-22 Albea Kunststofftechnik Gmbh Folienaufbau mit zumindest einer Antenne
US7265720B1 (en) 2006-12-29 2007-09-04 Motorola, Inc. Planar inverted-F antenna with parasitic conductor loop and device using same
KR100843442B1 (ko) * 2007-01-02 2008-07-03 삼성전기주식회사 필름형 안테나 및 이를 이용한 이동통신 단말기 케이스
JP4306734B2 (ja) 2007-01-31 2009-08-05 カシオ計算機株式会社 平面円偏波アンテナ及び電子機器
JP4613950B2 (ja) 2007-12-27 2011-01-19 カシオ計算機株式会社 平面モノポールアンテナ及び電子機器
JP4775406B2 (ja) 2008-05-29 2011-09-21 カシオ計算機株式会社 平面アンテナ及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
CN101308958A (zh) 2008-11-19
EP1993164A1 (en) 2008-11-19
JP2008288867A (ja) 2008-11-27
EP1993164B1 (en) 2017-01-04
US20080284662A1 (en) 2008-11-20
CN101308958B (zh) 2012-09-12
US7928920B2 (en) 2011-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4816564B2 (ja) フィルムアンテナ及び電子機器
US7791546B2 (en) Antenna device and electronic apparatus
JP5458981B2 (ja) マルチバンドアンテナ及び電子機器
US7345637B2 (en) Radio device and electronic apparatus
JP4613950B2 (ja) 平面モノポールアンテナ及び電子機器
JP4742134B2 (ja) 小型広帯域アンテナおよび無線通信装置
US7893877B2 (en) Antenna for WWAN and integrated antenna for WWAN, GPS and WLAN
JP6891878B2 (ja) アンテナ
US20070200774A1 (en) Antenna for WWAN and integrated antenna for WWAN, GPS and WLAN
US20180138588A1 (en) Pattern antenna
US20080261667A1 (en) Mobile terminal having an improved internal antenna
JP3912754B2 (ja) 無線装置
JP4235149B2 (ja) ノートブック型コンピュータ
US8896494B2 (en) Hanging type monopole wideband antenna
JP2009194783A (ja) パターンアンテナ及びパターンアンテナを親基板に実装したアンテナ装置
CN112106254B (zh) 小型偶极子天线
TWI521786B (zh) 可攜式電腦及其偶極天線
US8654015B2 (en) Antenna, adjustment method thereof, and electronic device in which the antenna is mounted
JP2014521235A (ja) 印刷カードに組み込まれる逆fアンテナ型アンテナ、及びシステム
JP6004173B2 (ja) アンテナ装置
TW201644102A (zh) 天線結構
TWM473614U (zh) 天線結構

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100420

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110706

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4816564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150