JP4816184B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、木質バイオマス燃料等を燃焼して温水ボイラ等の熱源として供給する際に用いて好適な燃焼装置に関するものである。
近年、地球温暖化防止のための二酸化炭素(CO2)削減対策の一つとして、石炭や石油等の化石燃料に代えて、木材をチップ状やペレット状等に加工した固形の木質バイオマス燃料を用いた燃焼熱の利用が注目されている。
このような木質バイオマス燃料を用いた燃焼装置によれば、CO2の発生量を抑制することができるのみならず、燃料自体が廉価であるために、経済性にも優れるという利点がある。
例えば、下記特許文献1においても、産業用ボイラ等において石炭代替燃料であるバイオマスを、炉本体内に供給して燃焼させる燃焼装置が開示されている。
特開2004−354031号公報
ところで、従来のこの種の木質バイオマス燃料を用いた燃焼装置のうち、燃料下込め式のものにあっては、一般に燃焼炉の底部に上記燃料を供給するとともに、炉床となるロストル部分に形成した空気口と、両側壁に形成した空気孔とから、当該燃焼炉の上方および中心に向けて燃焼空気を噴出させることにより、上記燃料を燃焼させていた。
しかしながら、上記従来の燃焼装置にあっては、ロストル部分の空気口と両側壁の空気孔とから噴き出す空気によっては、燃焼時に木質バイオマス燃料から揮発した未燃ガスと炎および上記燃焼空気とがバランスよく混合されず、この結果高い濃度の一酸化炭素(CO)が排出されてしまうという問題点があった。
加えて、上記燃焼装置をボイラの熱源として用いた場合には、燃焼に寄与しなかった燃焼空気が、燃焼炉の炉壁や後段のボイラにおける熱交換器である煙管内等を冷却してしまい、よってボイラ効率を下げる一因ともなっていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、未燃ガス、炎および燃焼空気を効率的に混合させ、かつ燃焼炉内における燃焼ガスの滞留時間を長くすることができ、よって当該燃焼ガス中の一酸化炭素濃度を大幅に低減することができるとともに、炉内温度を高めて熱的な効率を向上させることができる燃焼装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、底部に燃料が供給されて燃焼部が形成されるとともに上部に燃焼ガスの排気流路が設けられた筒状の燃焼炉と、この燃焼炉の上記燃焼部に燃焼一次空気を供給する一次空気供給手段と、上記燃焼炉の内壁に沿って間隔をおいて立設された複数本の空気噴出管と、これら空気噴出管内に燃焼二次空気を供給する二次空気供給手段とを備えてなり、上記空気噴出管は、頂部開口が塞がれるとともに、側壁に、上記燃焼炉の周方向に上記燃焼二次空気を噴出する第1の空気噴出孔と、上記燃焼炉の中心部に向けて上記燃焼二次空気を噴出する第2の空気噴出孔とが穿設され、かつ上記燃焼炉の下部には、上記内壁に沿って上記燃焼部を囲繞するとともに、上記空気噴出管を支承する環状の耐火部材が配設されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、複数の上記空気噴出管における上記第1の噴出孔が、互いに同方向となる上記周方向の一方側に向けて上記燃焼二次空気を噴出するように穿設されていることを特徴とするものである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記燃焼炉が円筒状に形成されるとともに、上記空気噴出管が、3本以上であり、かつ互いに上記燃焼炉の円周方向に等間隔をおいて配設されていることを特徴とするものである。
請求項1〜のいずれかに記載の発明においては、燃焼炉の底部において燃焼一次空気を供給しつつ燃料を燃焼させ、その燃焼ガスを上部の排気流路から排出するのと並行して、空気噴出管から燃料炉の中央方向と周方向へと燃焼二次空気を噴出させると、上記燃焼ガスは、第1の空気噴出孔から噴出される二次燃焼空気によって燃焼炉内において旋回流を形成しつつ上記排気流路へと向けて上昇する。なお、上記燃焼一次空気は、燃焼炉の底部から上方に向けて供給することが好ましい。
そして、上記旋回流が形成されることにより、従来の燃焼装置と比較して、燃焼炉内における燃焼ガスの滞留時間が大幅に長くなり、かつ当該旋回流によって未燃ガス、炎および燃焼空気が効率的に混合されることに加えて、第2の空気噴出孔から噴出される二次燃焼空気によって上記未燃ガスの燃焼が促進される。この結果、排気流路から排出される燃焼ガス中の一酸化炭素濃度を、大幅に低減することができるとともに、炉内温度を高めて熱的な効率を向上させることができる。
この際に、上記燃焼炉の下部に、内壁に沿って燃焼部を囲繞する環状の耐火部材を配設しているために、特に燃料として固形の木質バイオマス燃料を用いた場合に、上記環状の耐火部材によって上記燃料の堆積形状を保持することができるとともに、当該耐火部材の蓄熱により、より一層燃料炉内を高温に保持して上記熱的な効率を向上させることができる。
また、請求項に記載の発明においては、複数の空気噴出管の周方向に向けた第1の噴出孔を、互いに同方向に燃焼二次空気を噴出するように穿設しているために、燃焼炉内に、平面視において時計回り方向または反時計回り方向であって、かつ上方に向けて螺旋状となる安定的な旋回流を形成することができるとともに、これに第2の噴出孔から燃焼炉の中央部に向けて未燃ガスの燃焼に十分な燃焼二次空気が供給されるために、一段と未燃ガス、炎および燃焼空気の混合および未燃ガスの燃焼を促進させて一酸化炭素低減効果を高めることができる。
なお、上記燃焼炉が円筒状に形成されている場合に、請求項に記載の発明のように、3本以上の上記空気噴出管を互いに燃焼炉の円周方向に等間隔をおいて配設することが好ましい。また、上記空気噴出管の本数の上限は、燃焼炉の内径に応じて適宜選択されるものであるが、例えば本発明に係る燃焼装置を一般的な温水ボイラの熱源として使用する場合には、上記空気噴出管の好ましい本数は、3本〜12本の範囲である。
図1〜図5は、本発明に係る燃焼装置の最良の実施形態およびこれを熱源として一体に組み込んだ温水ボイラを示すものであり、図中符号1がボイラである。
このボイラ1は、給水孔35から内部に供給された水を、木材をチップ状に加工した固形燃料Fを燃焼させて発生した燃焼ガスによって加熱し、得られた温水を給湯孔36から取り出すものであり、燃焼装置2と、この燃焼装置2に上記固形燃料Fを供給する燃料供給装置3と、燃焼装置2から排出された燃焼ガスにより温水を発生させる熱交換器4とから概略構成されたものである。
ここで、燃焼装置2は、底部に配設された方形の支持板5上に、天井部が塞がれた円筒状の燃焼炉6が設置されるとともに、この支持板5の中央に、大気に開放された下方と連通する円形の開口部7が形成されている。また、下面側には、中空箱状の燃焼二次空気用のチャンバー8が設けられており、支持板5には、このチャンバー8内に連通する複数本(図では8本)の鞘管9が開口部7の外方に沿う円周上に等間隔をおいて立設されている。そして、支持板5の下方側部には、チャンバー8内に燃焼二次空気を送るための二次空気ファン10が取り付けられている。
また、支持板5の開口部7内には、円筒状の燃料導入管11が配置されている。この燃料導入管11は、開口部7よりも小径に形成されており、これにより燃料導入管11と開口部7との間に、大気に開放された下方から燃焼炉6内に燃焼一次空気を流入させるための流路12が形成されている。そして、燃料導入管11の下端部が、燃料供給装置3に接続されている。
この燃料供給装置3は、図3に示すように、チップ状の固形燃料が投入される燃料ピット13と、一端部にこの燃料ピット13の下端部が接続されるとともに、他端部に燃料導入管11の下端部が接続されたストーカーボックス14と、このストーカーボックス14内に回転自在に設けられて燃料ピット13から供給される固形燃料を燃料導入管11へと送る螺旋翼を備えたストーカースクリュー15と、このストーカースクリュー15の回転軸15aを回転駆動するギアモータ16とから構成されている。
他方、支持板5の上面に形成された方形の凹部5a内には、回動杆17を間に介して、方形板状の固定火格子18が取り付けられている。ここで、回動杆17は、燃料導入管11の外周を囲繞するリング部17aと、このリング部17aから直径方向外方に延出する一対の操作杆17b、この操作杆17bの上面から突出する回動ピン17cとが一体に形成されたもので、燃料導入管11の外周回りに回動自在に設けられている。
また、固定火格子18は、中心部および外周部に、それぞれ支持板5から突出する燃料導入管11および鞘管9を挿通させるための開口18aおよび孔部18bが穿設されている。加えて、これら開口18aと孔部18bとの間には、燃焼一次空気の流路12と連通する複数(図では、12)の略扇型状の流通口18cが互いに円周方向に等間隔をおいて放射状に穿設されるとともに、さらに回動杆17の回動ピン17cが挿入されて、回動杆17の回動を所定の角度範囲において許容する短円弧状の溝部18dが穿設されている。
そして、固定火格子18上に、回転火格子20が配設されている。この回転火格子20は、中心部に燃料導入管11とほぼ等しい内径の開口20aが形成されるとともに、この開口20aの周囲に、固定火格子18の流通口18cと連通する複数(図では、12)の略扇型状の流通口20bが形成されている。また、外周の2箇所には、固定火格子18の溝部18dから突出する回動杆17の回動ピン17cが係合する切欠部20cが形成されている。
これにより、操作杆17bによって回動杆17を固定火格子18の溝部18dの長さ範囲で回動させて回転火格子20を一体的に回動させることにより、その流通口18cと回転火格子20の流通口20bとの連通面積、すなわち燃焼一次空気の流入量が調節可能になっている。
そして、固定火格子18上には、燃焼炉6の内壁に沿って、複数(図では8つ)の耐火煉瓦21により全体として円筒状に形成された耐火部材が配設されている。ここで、各々の耐火煉瓦21の外周面には、上下方向に貫通するU字状の凹部21aが形成されており、この凹部21a内に空気噴出管22が挿入されている。この空気噴出管22は、上端部が塞がれた円筒状の部材で、下端開口部が支持板5に立設された鞘管9内に挿入されている。
これにより、空気噴出管22は、燃焼炉6の内壁に沿ってその円周方向に等間隔をおいて耐火煉瓦21に支承されるとともに、内部が燃焼二次空気用のチャンバー8に連通されている。そして、各々の空気噴出管22の耐火煉瓦21から突出する側壁には、燃焼炉6の円周方向の一方向に燃焼二次空気を噴出する第1の空気噴出孔23と、燃焼炉6の中心部に向けて燃焼二次空気を噴出する第2の空気噴出孔24とが、それぞれ上下方向に間隔をおいた複数箇所(図では2箇所)に穿設されている。
この結果、二次空気ファン10、チャンバー8、鞘管9、空気噴出管22、第1の空気噴出孔23および第2の空気噴出孔24により、燃焼炉6内に燃焼二次空気を供給する二次空気供給手段が構成されている。
他方、燃焼炉6の上部側壁には、燃焼炉6内で生じた燃焼ガスを排出するための排気口25が形成されている。ここで、排気口25は、燃焼炉6の円周方向に間隔をおいた2箇所に形成されており、さらに燃焼炉6の外壁には、上部が各排気口25に連通するとともに、下部が隣接する熱交換器4の下部に連通する2本のダクト26が形成されている。
この熱交換器4は、燃焼炉6に隣接して配置された矩形の箱状部材で、内部空間が上部仕切板4aおよび下部仕切板4bによって上下方向に下部燃焼ガスチャンバー27、水室チャンバー28および上部燃焼ガスチャンバー29の3室に仕切られている。さらに、下部燃焼ガスチャンバー27は、隔壁30によって上流側27aおよび下流側27bに区画されている。
そして、これら上部仕切板4aおよび下部仕切板4b間には、下部燃焼ガスチャンバー27と上部燃焼ガスチャンバー29とを連通させる多数本(図では11本×4列=合計44本)の煙管31が設けられている。ここで、11本×2列の煙管31は、下部燃焼ガスチャンバー27の上流側27aと上部燃焼ガスチャンバー29との間に配置されるとともに、他の11本×2列の煙管31は、上部燃焼ガスチャンバー29と下部燃焼ガスチャンバー27の下流側27bとの間に配置されている。
これにより、排気口25からダクト26を介して下部燃焼ガスチャンバー27の上流側27aに至り、さらに22本の煙管31を通じて上部燃焼ガスチャンバー29から、再び他の22本の煙管31を通じて下部燃焼ガスチャンバー27の下流側27bに至る燃料ガスの排気流路が形成されている。そして、下部燃焼ガスチャンバー27の下流側27bには、上記燃焼ガスを排気するための外部排気管32の下端部が接続されている。
また、この外部排気管32には、上記排気流路を介して燃焼炉6内の燃焼ガスを排気するとともに当該燃焼炉6内を負圧に保持しつつ、流路12から内部に燃焼一次空気を流入させるための排気ガスファン(一次空気供給手段)33が設けられている。
なお、図中符号34は、燃料供給装置3によって燃料導入管11から燃焼炉6の底部に供給されたチップ状の木材からなる固形燃料Fに点火するための自動点火装置である。
以上の構成からなる燃焼装置2を組み込んだ温水ボイラ1においては、木材をチップ状に加工した固形燃料Fを、燃料供給装置3の燃料ピット13に投入し、ギアモータ16によってストーカースクリュー15を回転させることにより、ストーカーボックス14内を移送して燃料導入管11内へと供給する。すると、この燃料導入管11内に送られた固形燃料Fは、耐火煉瓦21によって囲まれた燃焼炉6底部の回転火格子20上に堆積する。
また、これと並行して、排ガスファン33によって燃焼炉6内の空気を吸引して、内部を負圧に保持しつつ、燃焼一次空気を開口部7の流路12から固定火格子18の流通口18cと回転火格子20の流通口20bとの間を介して燃焼炉6の底部から、図中点線矢印で示すように、上方へと流入させる。次いで、自動点火装置34を作動させて、固形燃料Fに着火し、これを燃焼させることにより、燃焼炉6の底部に燃焼部を形成させる。
そしてさらに、二次空気ファン10によって、燃焼二次空気をチャンバー8内に送り、図中実線矢印で示すように、空気噴出管22の第1の空気噴出孔23および第2の空気噴出孔24から、燃料炉6の中央方向と円周方向の一方向へと噴出させる。すると、上記燃焼ガスは、燃焼炉6の底部から上方に供給される燃焼一次空気と第1の空気噴出孔23から燃焼炉6の円周方向に噴出される燃焼二次空気によって、燃焼炉6内において旋回流を形成しつつ上昇し、その過程において未燃ガス、炎および燃焼空気が効率的に混合されるとともに、さらに第2の噴出孔24から中央部に向けて噴出される燃焼二次空気によって未燃ガスの燃焼が促進される。
そして、燃料炉6の上部に達した燃焼ガスは、排気口25からダクト26へと排気されて行く。次いで、ダクト26内の燃焼ガスは、排ガスファン33によって、下部燃焼ガスチャンバー27の上流側27aに流入し、22本の煙管31を通じて上部燃焼ガスチャンバー29へと送られた後に、さらに他の22本の煙管31を通じて下部燃焼ガスチャンバー27の下流側27bに流れ、外部排気管32から外部へと排気されて行く。この際に、煙管31において、給水孔35から供給された水室チャンバー28内の水と熱交換して、当該水を温水にする。そして、この水室チャンバー28内で得られた温水は、給湯孔36から排出されて使用に供される。
以上のように、上記構成からなる燃焼装置2によれば、燃焼炉6の底部から上方に向けて燃焼一次空気を供給しつつ固形燃料Fを燃焼させ、その燃焼ガスを排ガスファン33によって上部の排気口25から排出するのと並行して、空気噴出管22から燃料炉6の中央方向と周方向へと燃焼二次空気を噴出させることにより、上記燃焼ガスを、燃焼炉6内において旋回流となって上昇させているため、燃焼炉6内における燃焼ガスの滞留時間が大幅に長くなり、よって未燃ガス、炎および燃焼空気を効率的に混合することができる。
加えて、空気噴出管22の第2の噴出孔24から、燃焼炉6の中央部に向けて未燃ガスの燃焼に十分な燃焼二次空気が供給されるために、燃焼二次空気による上記未燃ガスの燃焼が促進される。この結果、最終的に外部排気管32から排出される燃焼ガス中の一酸化炭素濃度を、従来と比較して大幅に低減することができるとともに、炉内温度を高めて熱的な効率を向上させることもできる。
この際に、燃焼炉6の下部に、内壁に沿って燃焼部を囲繞する複数の耐火煉瓦21によって筒状に構成された耐火部材を配設しているために、上記筒状の耐火部材によって固形燃料Fの堆積形状を保持することができるとともに、当該耐火部材の蓄熱により、より一層燃料炉6内を高温に保持して上記熱的な効率を向上させることができる。
ちなみに、従来の上記固形燃料を燃焼させる燃焼装置においては、燃焼ガス中の一酸化炭素(CO)濃度が2000ppm程度であったのに対して、上記構成からなるボイラを運転して、外部排気管32から排出される燃焼ガス中の一酸化炭素(CO)濃度を検出したところ、50ppm以下と大幅に低下したことが確認された。また、同時に燃焼炉6内の温度も、従来の約600℃から680℃に上昇し、かつ燃焼ガスの温度も約160℃から170℃へと上がったことにより、ボイラ効率が約85%から約90%に向上したことも確認された。
なお、上記実施の形態においては、本発明に係る燃焼装置をボイラ1に組み込んだ場合についてのみ説明したが、これに限るものではなく、様々な機器類の燃焼装置として適用することが可能である。また、燃料炉6の形状についても、円筒状に限らず、角筒状のものであっても、同様の作用効果を得ることができる。
また、空気噴出管22の高さ寸法や本数、さらには当該空気噴出管22に穿設する第1および第2の空気噴出孔23、24の個数についても、燃焼炉6の高さ寸法や内径等に応じて適宜選択されるものであり、上記実施の形態に限定されるものではない。
さらに、第1および第2の空気噴出孔23、24の穿設位置も、耐火煉瓦21の上方に限らず、例えば耐火煉瓦21の根元に穿設し、炎の根元部分から上記旋回流を発生させることにより、未燃ガスの二次燃焼を一層促進させるようにしてもよく、さらに第1および第2の空気噴出孔23、24の形状についても、円形に限らず、旋回性を向上させ得る各種の形状が選択可能である。
本発明に係る燃焼装置の一実施形態を組み込んだ温水ボイラを示す縦断面図である。 図1の横断面図である。 図1の燃焼装置における下部の側断面図である。 図1の燃焼装置における下部の燃焼炉内部を示す斜視図である。 図4の分解斜視図である。
符号の説明
2 燃焼装置
3 燃料供給装置
6 燃焼炉
10 二次空気ファン
20 回転火格子
21 耐火煉瓦(耐火部材)
22 空気噴出管
23 第1の空気噴出孔
24 第2の空気噴出孔
25 排気口
33 排ガスファン(一次空気供給手段)
F 固形燃料

Claims (3)

  1. 底部に燃料が供給されて燃焼部が形成されるとともに上部に燃焼ガスの排気流路が設けられた筒状の燃焼炉と、この燃焼炉の上記燃焼部に燃焼一次空気を供給する一次空気供給手段と、上記燃焼炉の内壁に沿って間隔をおいて立設された複数本の空気噴出管と、これら空気噴出管内に燃焼二次空気を供給する二次空気供給手段とを備えてなり、
    上記空気噴出管は、頂部開口が塞がれるとともに、側壁に、上記燃焼炉の周方向に上記燃焼二次空気を噴出する第1の空気噴出孔と、上記燃焼炉の中心部に向けて上記燃焼二次空気を噴出する第2の空気噴出孔とが穿設され、かつ上記燃焼炉の下部には、上記内壁に沿って上記燃焼部を囲繞するとともに、上記空気噴出管を支承する環状の耐火部材が配設されていることを特徴とする燃焼装置。
  2. 複数の上記空気噴出管における上記第1の噴出孔は、互いに同方向となる上記周方向の一方側に向けて上記燃焼二次空気を噴出するように穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 上記燃焼炉は円筒状に形成されるとともに、上記空気噴出管は、3本以上であり、かつ互いに上記燃焼炉の円周方向に等間隔をおいて配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼装置。
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