JP4815571B2 - 多タイム・スロットおよび多モード動作における無線通信機器のデジタル・インターフェース用拡張型ビット・マッピング - Google Patents

多タイム・スロットおよび多モード動作における無線通信機器のデジタル・インターフェース用拡張型ビット・マッピング Download PDF

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Description

本発明は、無線通信機器のデジタル・ベースバンド伝送路に関し、より厳密には、デジタル・インターフェースを介するこのような機器の変調装置および/または利得制御装置の制御に関する。
GSM(Global System for Mobile communications:移動体通信のためのグローバル・システム)などの特定の通信ネットワークにおいて、いわゆるEGPRS(Enhanced General Packet Radio Service:拡張型汎用パケット無線サービス)規格などの新しい規格によってデータ・レートを向上させることが提案されてきた。たとえば、EGPRS規格はGSMネットワークに8PSK(8 Phase Shift Keying:8位相偏移変調)と呼ばれる新しい変調手法を取り入れて、GMSK(Gaussian Minimum Shift Keying:ガウス最小偏移変調)変調手法により前もって提供されたデータ・レートを向上させる。
データ伝送の柔軟性のため、EGPRS規格は多タイム・スロット(すなわちマルチスロット)を定義し、およびGSMフレームを分割する8個のタイム・スロットのうちの1つより多いタイム・スロットを必要とする多モード動作が、GMSKまたは8PSK変調を伴うデータ伝送のために使用され得る。したがって、EGPRS無線通信機器は、連続したタイム・スロットにおいてGMSK変調手法から8PSK変調手法に、またその逆に容易に切り換えることができる変調器を備えなければならない。
しかし、当業者には知られているように、GMSKは、高効率を伴う飽和電力増幅の使用を可能とする定包絡線変調手法であり、8PSKは、位相だけでなく振幅も変化する変調された搬送波を供給する変調手法であり、したがって、線形振幅を除いては、飽和電力増幅の使用を可能とし得ない。
したがって、マルチスロット動作では変調手法は変化するが、多分電力振幅モードも変化し、それは残念ながら、連続したタイム・スロットに関連する隣接チャネル間の干渉を生じさせる。
これらの干渉を低減させるために、電力増幅器の利得制御装置を用いて送信電力を傾斜減少させ、連続したタイム・スロット間に設けられた保護期間中に変調器および/または電力増幅モードを変更させることが提案されてきた。保護期間は、データ伝送なしの制御および/または切換え動作に専用の時間間隔であることが思い出されよう。
この解決策の代替案が、特に特許文献第WO 2004/021659号に記載されている。それは、電力増幅モードも復調器も変更しないI/Q信号の整形(ただしIおよびQは、それぞれ同相および直交成分である)による電力のランピング[ramping―傾斜をもつ変化―]に適応された結合GMSK/8PSK・I/Q変調器から成る。これは、結合GMSK/8PSK・I/Q変調器にゼロを供給することによって行なわれ、それによってI/Q信号の電力の制御を可能にする。
外部電力制御ループが使用される場合、変調器機能が電力制御ループから切り離されること、または換言すると、電力増幅器のランピングが変調器の動作によってではなく、厳密には電力制御ループによって決定されることが必要とされる。この厳しい状況は、変調器出力信号が滑らかな遷移ではなく、オン/オフ状態(データ・モード対強制ゼロ・モード)間で瞬時の遷移を有することを必要とする。こうした遷移は、変調切換えならびに利得切換えが正確でタイミングが合わせられることを必要とする。
工業規格が、デジタル・ベースバンド・プロセッサ(すなわちデバイス)、ベースバンド・インターフェース(すなわちBAI)、および(電力増幅器(すなわちPA)に接続された)無線周波数(RF)デバイスの間のインターフェースを標準化するために提案されてきた。
送信方向について、デジタル・ベースバンド・プロセッサは、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)と、BAIにインターフェースするコントローラ・デバイス(ARMなど)とを主に備え、ベースバンド・インターフェース(すなわちBAI)は、変調器と、利得制御装置と、デジタル・アナログ変換器(すなわちDAC)と、無線周波数(RF)デバイスにインターフェースするポストフィルタとを主に備え、RFデバイスは、フィルタと、利得段と、ミキサとを主に備えることが思い出される。デジタル・ベースバンド・プロセッサ(すなわちデバイス)と、ベースバンド・インターフェース(すなわちBAI)と、無線周波数(RF)デバイスと、電力増幅器(すなわちPA)は、無線通信機器の伝送路と呼ばれるものを定義する。
デジタル・ベースバンド・プロセッサ、BAIおよびRFデバイスは、同じチップ上で定義されてもよく、別個のチップ上で定義されてもよく、これらの3つのデバイスのうちの2つの任意の組合せもまた、同じチップ上で定義されてもよい。したがって、それらは「チップ間接続モード」、または「ブロック間接続モード」(それらが同じチップ上に集積化される場合)で互いに接続されてもよい。しかし、どの接続モードであってもそれらは、デジタル・インターフェースを介してインターフェースされることが必要である。
工業規格は、「デジタルRFインターフェース」と呼ばれており、「digRF」という名前のプロトコルを実行することができるデジタル・インターフェース、およびベースバンド・デバイスとベースバンド・インターフェース(すなわちBAI)の間のデータ伝送を容易にするための制御デバイスを定義する。これは、制御デバイス内に格納されており、無線周波数デバイス用のシンボルとデジタル・インターフェースを介してこの無線周波数デバイスに送信するために符号化値との間の対応を確立している符号化テーブルを用いて行なわれる。
たとえば、GMSK/8PSK・I/Q変調器の場合、符号化テーブルは16個のシンボルを備え、2個がGMSK・I/Q変調器に供給するためのデータ・ワードに対応し、8個が8PSK・I/Q変調器に供給するためのデータ・ワードに対応し、最後の6個が独自の使用(proprietary use)のために使用される。
デジタル・インターフェース、digRFプロトコルおよびその環境についてのいくらかのさらなる情報は、インターネット・アドレス「www.digrf.com」で、たとえば文献「DigRF, Baseband / RF digital interface specification : Logical, Electrical and timing characteristics」、第1.12版で見られてもよい。
この工業規格はまだ十分ではない。したがって、本発明の目的は、その状況を改善することである。
このためそれは、無線通信機器のベースバンド・デバイスとベースバンド・インターフェース・デバイス(すなわちBAIデバイス)(利得制御装置への供給を行なう少なくとも変調器を備える)とを接続するデジタル・インターフェースに符号化された値を送信することの制御に専用であり、BAIデバイス用のシンボルとデジタル・インターフェースを介したBAIデバイスへの送信のための符号化値との間の対応を確立する符号化テーブルを格納する格納手段を備える制御デバイスを提供する。
この制御装置は、その符号化テーブルが、変調器に供給するためのデータ・ワードを備える第1のシンボル群と、変調器および/または利得制御装置の動作を制御するためのコマンド・ワードを備える第2のシンボル群とを備えることを特徴とするが、それがベースバンド・デバイスからシンボルを受信するときにそれがデジタル・インターフェースを介して無線周波数デバイスに送信され得るように、格納手段内でこのシンボルに対応する符号化された値を決定するように構成された制御手段を備えることをも特徴とする。
換言すると、本発明は、変調器にデータおよび残りのシンボルを供給するために符号化テーブルに格納されており、またデジタル・インターフェースを介して変調器および/または利得制御装置にコマンドを送信するために符号化テーブルに格納されているシンボルの一部を使用することを提供する。
本発明による制御デバイスは、個々にまたは組み合わせて考慮される追加の特性、特に以下を含んでもよい。
−第2群のシンボルのうちの少なくとも1つが、選択された利得値を利得制御装置に割り当てるためのコマンド・ワードであってもよい。
−第2群のシンボルのうちの少なくとも1つが、選択された動作モードを変調器のフィルタ手段および/または変調手段に割り当てるためのコマンド・ワードであってもよい。
−第2群のシンボルのうちの少なくとも1つが、選択された動作モードを変調器のフィルタ手段および/または変調手段に、また選択された利得値を利得制御装置に割り当てるためのコマンド・ワードであってもよい。
−動作モードは、たとえば、変調器の即時の立上げのためフィルタ手段に回転された有効シンボルの選択されたシーケンスを事前ロードするための「初期化モード」、あるいはゼロの2進値を変調器のフィルタの遅延鎖に強制的に入れるための「再設定モード」(すべての遅延をゼロにして、ゼロ出力への急激な遷移、すなわち変調器の即時の立下げをもたらす)、そうでない場合は、少なくとも1つのゼロの2進値を変調器に強制的に入れるための「強制ゼロ・モード」(入力において滑らかな立下げ/立上げをもたらす)であってもよい。この場合、制御デバイスは、保護間隔を埋める最後の保護ビットをフィルタ手段に送信する前に初期化モードを割り当てるためのコマンド・ワードを供給し、かつ/またはデータ・バーストのアクティブ部分をフィルタ手段に送信する直後および保護期間中に再設定モードを割り当てるためのコマンド・ワードを供給するように構成されてもよい。
−変調器がGMSK・I/Q変調器と8PSK・I/Q変調器とを備える場合、符号化された各値は、3つの最上位ビット(MSB:most significant bit)と、GMSK・I/Q変調器を8PSK・I/Q変調器と区別するための1つの下位ビット(LSB:low significant bit)とを備える4ビット・ワードであってもよい。この場合、第1群は少なくとも8つのシンボルを備えてもよく、第2群は少なくとも6つのシンボルを備えてもよい。
本発明は、デジタル・インターフェースを介してベースバンド・デバイスに接続されるように適応されたBAIデバイスを備え、また上記で述べられた制御デバイスなどの制御デバイスを備える無線通信機器用の前記ベースバンド・デバイスをも提供する。
本発明は、上記で述べられたベースバンド・デバイスなどのベースバンド・デバイスを備え、デジタル・インターフェースを介してBAIデバイスに接続されるように適応された無線通信機器用のベースバンド・インターフェース・デバイス(すなわちBAIデバイス)をも提供する。このBAIデバイスは、少なくとも変調器と、変調器からの供給を受ける利得制御装置と、デジタル・インターフェースによって送信される符号化値と、その動作を制御するためのコマンド・ワードを表すシンボルおよび変調器に供給するためのデータ・ワードとの間の対応を確立する制御テーブルを格納するように構成された格納手段と、デジタル・インターフェース、変調器および利得制御装置に結合されており、それがデジタル・インターフェースから符号化値を受信するときにそれを変調器および/または利得制御装置に送信するため、格納手段内で受信された符号化値に対応するワードを決定するように構成された制御手段とを備える。
代替法では、BAIデバイスは、デジタル・インターフェースを介してそれに接続されたベースバンド・デバイスと、上記で述べられた制御デバイスなどの制御デバイスとを備える無線通信機器に専用である。
ベースバンド・デバイス、BAIデバイスおよびRFデバイスが同じチップ上で定義されても、個別のチップ上で定義されてもよく、これらの3つのデバイスのうちの2つの任意の組合せもまた同じチップ上で定義されてもよいことに留意されたい。しかし、構成がどうであれ、これらのデバイスは、上述のデジタル・インターフェースを使用しなければならない。
本発明は、ベースバンド・デバイスとデジタル・インターフェースと、上記で述べられた制御デバイスなどの制御デバイスと、デジタル・インターフェースを介してベースバンド・デバイスに接続された、上記で述べられたBAIデバイスなどのBAIデバイスと、BAIデバイスに接続されたRFデバイスとを備える無線通信装置をも提供する。
代替法では、無線通信機器は、上記で述べられたベースバンド・デバイスなどのベースバンド・デバイスと、デジタル・インターフェースと、デジタル・インターフェースを介してベースバンド・デバイスに接続された、上記で述べられたBAIデバイスなどのBAIデバイスと、BAIデバイスに接続されたRFデバイスとを備えてもよい。
こうした機器は、たとえば携帯電話であってもよい。
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な仕様および添付の図面を精査すると明らかになろう。
添付の図面は、本発明を完全なものにするのに役立つだけでなく、必要であればその定義に寄与することもある。
上述され、また図1に概略的に示されているように、無線通信機器のデジタル・ベースバンド伝送路が、デジタル・ベースバンド・プロセッサ(すなわちデバイス)BBDと、少なくとも変調器Mと利得制御装置GCと、デジタル・インターフェースIを介してデジタル・ベースバンド・デバイスBBDに接続されたデジタル・アナログ変換器DACフィルタとを備えるベースバンド・インターフェース・デバイスBAIとを備えている。デジタル・ベースバンド伝送路は、アンテナANに接続された電力増幅器PAにそれ自体が接続される無線周波数(RF)デバイスRFDに接続される。デジタル・ベースバンド伝送路、無線周波数(RF)デバイスRFDおよび電力増幅器PAは、伝送路を構成する。
デジタル・ベースバンド伝送路の利得段は通常分散され、一部は(デジタルまたはアナログの形で)ベースバンド・インターフェース・デバイスBAI内に置かれた利得制御装置GCを備え、別の部分は(アナログの形で)RFデバイスRFD内に置かれることに留意されたい。
以降の説明では、デジタル・インターフェースIは、上記で引用された文献「DigRF, Baseband / RF digital interface specification : Logical, Electrical and timing characteristics」、第1.12版で述べられているインターフェースのタイプのものであることが考慮されるであろう。したがって、以降の説明では、例示的な実施例として、デジタル・インターフェースIはdigRFプロトコル・スタックの少なくとも一部を実行できることが考慮されるであろう。
しかし、本発明は、この種類のデジタル・インターフェースに限定されない。
さらに、以降の説明では、(実施形態の非限定な例において)ベースバンド・インターフェース・デバイスBAIは、ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスであることが考慮されるであろう。
さらに、以降の説明では、変調器Mは、EGPRS(またはEDGE)標準に準拠した拡張型データ・レートを伴うGSM携帯電話など、無線通信装置内に設置された結合8PSK/GMSK・I/Q変調器であることが考慮されるであろう。換言すると、変調器Mは、多モード動作においてGSMフレームの連続するタイム・スロットでGMSK変調手法から8PSK変調手法に、またその逆に切り換わるように構成適応される。
しかし、本発明は、電力増幅器の線形および非線形モード間の切換えを必要とする切換えの種類に制限されない。確かに、本発明は一般に、変調器の任意の切換え手法、および特に振幅変調パルスの重ね合せによるデジタル位相変調された信号のローランの構成に基づくものに適用される。このローランの構成に関するいくらかのさらなる詳細は、P.A. Laurentの文献「Exact and approximate construction of digital phase modulations by superposition of amplitude modulated pulses (AMO)」、IEEE Transactions on communications、42巻、 第2/3/4号、1994年において見られてもよい。
さらに、この発明は、携帯電話内に設置された変調器に限定されない。この発明による変調器は、任意の無線通信機器内、特に通信デバイスを備えたラップトップまたはPDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)内に設置されてもよい。
当業者に知られているように、(たとえば)携帯電話のベースバンド・デバイスBBDは主に、音声コーダとチャネル・コーダとインタリーバと暗号器(ciphering)とを備える。このベースバンド・デバイスBBDは、特にデジタル・インターフェースIを介して(他の接続手段が設けられてもよい)ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAIに連結される。ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAIは、処理モジュールPM(バースト・フォーマッタ(すなわちビルダ)とGMSK信号用の差動エンコーダと制御モジュールCTMとを備える)と、結合8PSK/GMSK・I/Q変調器Mと利得制御装置GCとデジタル・アナログ変換器DACとを備える。
図1に概略的に示されるように、制御モジュールCMTは変調器Mの外部にあってもよいが、それは、結合8PSK/GMSK変調器Mの一部をも構成してもよい。
制御モジュールCTM、結合8PSK/GMSK・I/Q変調器M、利得制御装置GCおよびデジタル・アナログ変換器DACは好ましくは集積回路である。
図1に示されるように、ベースバンド・デバイスBBDは(この非限定的実施例では)digRFプロトコル・スタックを実行することができるデジタル・インターフェースIを介して変調器Mに符号化された値を送信することを制御するための制御デバイスCDの少なくとも一部を備えてもよい。この制御デバイスCDについて以下で述べられる。
変調器Mは、処理モジュールPMによってデジタル入力信号ISが供給され、述べられた実施例では変調する入力信号ISのタイプに従って8PSK・I/Q変調器M1または線形化GMSK・I/Q変調器M2に供給するように構成される。図2で、M1はMP1とF0とを備え、M2はM2とM2とを備え、M2はMP2とF0(M1と共有される)とを備え、M2はMP2とF1とを備える。
図2Aおよび2Bに示されるように、線形化GMSK・I/Q変調器M2は好ましくは、線形経路とも呼ばれるゼロ次変調経路M2(MP2およびF0)と、同じ入力信号ISが供給される、直交経路とも呼ばれる少なくとも1次変調経路M2(MP2およびF1)とを備える。線形化GMSK・I/Q変調器M2はより一般的には、同じ入力信号ISが供給されるn+1個の変調経路(n≧0)を備えるn次GMSK・I/Q変調器であることに留意されたい。したがって、変調器Mは、3つ以上の変調経路を備えるGMSK・I/Q変調器を備えてもよい。
線形経路は、C0フィルタとも呼ばれるフィルタ部分F0に供給を行なう変調部分MP2を備える。直交経路は、C1フィルタとも呼ばれるフィルタ部分F1に供給を行なう変調部分MP2を備える。
8PSK・I/Q変調器M1は、C0フィルタF0に供給を行なう変調部分MP1を備え、このC0フィルタF0を、8PSK・I/Q変調器M1が線形化GMSK・I/Q変調器M2の線形経路と共有する。
C0フィルタF0およびC1フィルタF1のそれぞれの出力は、主要コンバイナMCに変調されフィルタリングされたI/Q信号を供給するために主要コンバイナMCの入力に接続される。主要コンバイナMCの出力は、デジタル・アナログ変換機DACに変調されフィルタリングされたI/Q信号OSを供給するためにデジタル・アナログ変換機DACにそれ自体が接続された利得制御装置GCに接続される。
8PSK・I/Q変調器M1および線形化GMSK・I/Q変調器M2はそれぞれ、GSMフレームのタイム・スロットに関連する変調されたデジタルI/Q信号を生成するための変調部と、変調されフィルタリングされたデジタルI/Q信号の出力のためフィルタ値によって定義された選択されたパルス形状をデジタルI/Q信号に適用するためのフィルタ部とを備える。
図2Aに概略的にされるように、マルチスロット8PSK・I/Q変調器M1の変調部分MP1は、変調器MのマルチプレクサMUによってシリアル・データ・ストリーム(またはデジタル入力信号)ISが供給される直列並列変換器SPCを備えてもよい。音声信号(しかし、それは純粋なデータであることもある)は音声コーダによって量子化され、次いでチャネル・コーダによってデータ・フレームに編成されてもよいことが思い出されよう。
たとえば、直列並列変換器SPCは、3ビットの並列信号を出力する、少なくとも3ビット直列並列変換器である。それは好ましくは、4ビットの並列信号を出力する4ビット直列並列変換器であり、ただし、LSB(Least Significant Bit:最下位ビット)が、GMSKデータと8PSKデータの間、ならびに様々なアクティブ(すなわち利得)/再設定/事前ロード・モードの間の区別のために使用される。
マルチスロット8PSK・I/Q変調器M1の変調部MP1は、3ビット並列信号が供給され、また各ビット・トリプレットを8つの複素信号のうちの1つ上にマッピングするように構成されたグレイ・マッパGM(grey mapper)をも備える。
マルチスロット8PSK・I/Q変調器M1の変調部分MP1は、グレイ・マッパGMによって出力されたI/Q信号を整形するように構成された複素乗算器CM0をも備える。より厳密には、複素乗算器CM0は、それが受信するk番シンボルを単位円にマッピングする役割を担う。複素乗算器CM0は、3kπ/半径の回転を生じさせるために、受信された各信号に、式(jk3π/8)に等しい回転信号を掛ける。
シンボル・マッピングは、グレイ・マッパGMによって出力された信号、ならびに式(j3πk/8)の項の追加の回転シンボルを組み合わせる。グレイ・マッパGMは、3ビット・シンボルを、選択された規則に従って単位円上の対応する位置に変換するゲート群と見なされることができる。したがって、乗算器CM0は、RF包絡線上のゼロ交差の回避を可能とする回転されたシンボルを出力している。
またマルチスロット8PSK・I/Q変調器M1の変調部分MP1は、複素乗算器CM0から供給される第1の入力と、ゼロ設定用の第2の入力と、変調部分MP2の複素乗算器CM1から供給される第3の入力と、各入力サンプルの後にN−1個のゼロを挿入するためのアップサンプリングを実施するように適応されたアップサンプラUS1に入力サンプルを供給する1つの出力とを備える「共有された」3×1マルチプレクサMX1をも備える。たとえば、また図示されるように、N=16である。
マルチプレクサMX1の機能は、各保護期間中のゼロと、タイム・スロット(すなわちバーストのアクティブ部分)中の回転された8PSKまたはGPSKシンボルとの間で選択することである。保護期間中にアップサンプラUS1(および後続のC0フィルタF0)にゼロを供給すると、C0フィルタF0の滑らかなステップ・オンおよびステップ・オフ応答が可能となる。
このアップサンプラUS1は、共有されたフィルタ部分(すなわちC0フィルタ)F0に、マルチプレクサMX2を介してゼロ、あるいは変調されたデジタル8PSKまたはGMSK・I/Q信号を供給する。
直列並列変換器SPC、グレイ・マッパGM、乗算器CM0、共有されたマルチプレクサMX1および共有されたアップサンプラUS1は、マルチスロット8PSK・I/Q変調器M1の変調部分MP1を形成する。
C0フィルタF0は、たとえば80タップC0(i=0からn、ただしn=79)を有するパルス整形フィルタであり、またm=1〜80として、それぞれが80/mフィルタ係数C0を有する(たとえばm=5の場合、それぞれが16タップを有する5つのセクションがある)m個のセクションF0(s=1〜m)に分割されてもよい。このC0フィルタF0は、8PSK用に使用され、GMSK変調器のゼロ次部分と共有される。GSMでは、時間帯域幅積がBT=0.3であり、ガウス・パルスが−2T…2Tに制限されるものとして扱われることが思い出されよう。
C0パルス整形フィルタF0は好ましくは、有限インパルス応答(FIR:finite impulse response)フィルタを定義するロー・パス・フィルタである。こうしたロー・パス・フィルタについては、P. Jungの文献「Laurent's representation of binary digital continuous phase modulated signals with modulation index 1/2 revisited」、IEEE Trans. Comm.、42巻、221〜224頁、1994年に記載されている。
C0パルス整形フィルタF0の各部分F0は、変調されフィルタリングされたデジタルI/Q信号を出力するために、フィルタ値(すなわち係数)C0(t)によって定義される選択されたパルス形状を、それが受信する変調されたデジタルI/Q信号に適用する。この信号は、すべてのF0を順次通過する。
C0パルス整形フィルタF0の各フィルタ係数C0はマルチプレクサMX2を介して(多分時間遅延された)同じ信号が供給される。より厳密にはフィルタ係数C0はマルチプレクサMX2の出力から供給され、このマルチプレクサMX2はモジュールTを介して後続のマルチプレクサMX2の3つの入力のうちの1つにも供給を行なう。フィルタ係数C0はマルチプレクサMX2の出力から供給され、このマルチプレクサMX2はモジュールTを介して後続のマルチプレクサMX2の3つの入力のうちの1つにも供給を行ない、以下同様に続く。最後に、フィルタ係数C0は、モジュールTを介してマルチプレクサMX2の出力から供給される。それぞれのモジュールT(i=1〜n)は、時間領域内で選択された遅延を生じさせるように構成される。
図示される実施形態では、C0フィルタF0は、そのn個の各フィルタ係数C0によってそれぞれ出力された信号を共に組み合わせるためのn−1個のコンバイナ(すなわち加算器)C1からCnをも備える。したがって、C0フィルタF0の最後のコンバイナ(すなわち加算器)Cnの出力は、主要コンバイナMCの2つの入力のうちの1つに接続され、この主要コンバイナMCの出力は、それ自体がデジタル・アナログ変換器DACに接続された利得制御装置GCに接続される。
マルチスロット線形化GMSK・I/Q変調器M2のゼロ次変調経路(MP2およびF0)は、受信された各信号を2つの複素信号のうちの1つの信号にマッピングするように構成されたマッパM0を備える。
ゼロ次変調経路は、マッパM0によって出力されたI/Q信号を整形するように構成された複素乗算器CM1をも備える。複素乗算器CM1は、それが受信するシンボルを単位円にマッピングする役割を担う(マッパM0はあり得るアルファベット−1、1を出力し、複素乗算器CM1はアルファベットを、4つの可能な位置のうちの1つを選択する単位円にマッピングする。複素乗算器CM1は、kπ/2半径の回転を生じさせるために、受信された各信号に、式(jkπ/2)に等しい回転信号を掛ける。
乗算器CM1は、上述の共有された3×1マルチプレクサMX1の第3の入力に接続される。
マッパM0、乗算器CM1、共有されたマルチプレクサMX1および共有されたアップサンプラUS1は、マルチスロットGMSK・I/Q変調器M2の変調部分MP2を構成する。
マルチスロット線形化GMSK・I/Q変調器M2の1次(すなわち直交)変調経路(MP2およびF1)は、ゼロ次変調経路(MP2およびF0)のマッパM0と同じデジタルGMSK信号が供給される有限状態マシンFMSを備える。
1次変調経路は、有限状態マシンFSMから来る各信号を2つの複素信号のうちの1つにマッピングするように構成されたマッパM1をも備える。
1次変調経路は、マッパM1によって出力されたI/Q信号を整形するように構成された複素乗算器CM2をも備える。複素乗算器CM2は、(k−1)π/2半径の回転を生じさせるために、受信された各信号に、式(j(k−1)π/2)に等しい回転信号を掛ける。
1次変調経路は、複素乗算器CM2の出力から供給される1つの入力と、ゼロ設定用の入力と、各入力サンプルの後にN−1個のゼロを挿入するためのアップサンプリングを実施するように適応されたアップサンプラUS2に入力サンプルを供給する1つの出力とを備える2×1マルチプレクサMX3をも備える。たとえば、また図示されるように、N=16である。
マルチプレクサMX3の機能は、各保護期間中のゼロと、タイム・スロット(すなわちバーストのアクティブ部分)の間の回転されたGMSKシンボル(すなわちビット)間で選択することである。
有限状態マシンFSMとマッパM1と複素乗算器CMとマルチプレクサMX3とアップサンプラUS2が合わさって、マルチスロット線形化GMSK・I/Q変調器M2の1次変調経路の変調部分MP2を定義している。
アップサンプラUS2は、マルチプレクサMX4を介してフィルタ部分(すなわちC1フィルタ)F1にゼロまたは変調されたデジタルGMSK・I/Q信号を供給する。
C1フィルタF1は、たとえば48タップC1(J=0〜k、ただしk=47)を有し、それぞれが16個のフィルタ係数C1を有するp個のセクション(F1、ただしこの実施例では、p=1〜3)に分割されるパルス整形フィルタである。両方のフィルタF0とF1のフィルタ長は同じ、すなわち80タップ(したがってk=n)でなければならない。しかし、C1フィルタF1の上部の32タップは0であり、したがって、それらは認識される必要はない。適切な時間整合を保証するために、C0フィルタF0とC1フィルタF1の出力間の合計は適切に行なわれなければならないことに留意されたい。
C1パルス整形フィルタF1は好ましくは、有限インパルス応答(FIR)フィルタを定義するロー・パス・フィルタである。こうしたロー・パス・フィルタは、上述のP. Jungの文献にも記載されている。
C1パルス整形フィルタF1の各部分F1は、変調されフィルタリングされたデジタルI/Q信号を出力するために、フィルタ値(すなわち係数)C1(t)によって定義される、選択されたパルス形状をそれが受信する変調されたデジタルI/Q信号に適用する。
C1パルス整形フィルタF1の各係数フィルタC1は、マルチプレクサMX4を介して同じ信号(またはその遅延されたバージョン)が供給される。より厳密にはフィルタ係数C1はマルチプレクサMX4の出力から供給され、このマルチプレクサMX4はモジュールTを介して後続のマルチプレクサMX4の3つの入力のうちの1つにも供給を行なう。フィルタ係数C1はマルチプレクサMX4の出力から供給され、このマルチプレクサMX4はモジュールTを介して後続のマルチプレクサMX4の3つの入力のうちの1つにも供給を行ない、以下同様に続く。最後に、フィルタ係数C1は、モジュールTを介してマルチプレクサMX4の出力から供給される。
図示される実施形態では、C0フィルタF1は、そのk個の各フィルタ係数C1によってそれぞれ出力された信号を共に組み合わせるためのk−1個のコンバイナ(すなわち加算器)C1からCkをも備える。したがって、C1フィルタF1の最後のコンバイナ(すなわち加算器)Ckの出力は、主要コンバイナMCの2つの入力のうちの1つに接続され、この主要コンバイナMCの出力は、それ自体がデジタル・アナログ変換器DACに接続された利得制御装置GCに接続される。
図示される実施例では、結合変調器Mは、2つのタイム・スロット間の保護期間の間、すなわち、バーストのアクティブ部分の送信の前(「初期化モード」)および/またはバーストのアクティブ部分の送信の直後(「再設定モード」)、回転された有効シンボルの「ダミー」シーケンスをFIRフィルタ状態にロードする初期化(すなわち事前ロード)手段をも備える。回転されたこれらの有効シンボルは、連続した保護ビットおよびデータ・ビットと時間整合がとられ、保護ビットおよびデータ・ビットは、保護期間、およびその保護期間を囲む連続したタイム・スロットをそれぞれ埋める。
より厳密には、初期化操作は、C0 FIRフィルタF0およびC1 FIRフィルタF1((時間領域の遅延のための)モジュールT)内のすべてのフリップ・フロップに有効なシンボルをロードすることを目的とする。有効なシンボルは、GMSKアルファベットからのいずれかの可能なビット組合せであり、適切に回転(および遅延)される。
ダミー・シーケンスの回転は、位相ジャンプなしにダミー・シーケンスとデータ・ビットの間の切換えを可能にする。事実上、80タップを有するフィルタ(F0、F1)においては、入力信号は出力において見える前に、まずフィルタを通過しなければならない。したがって、回転された有効シンボルの有効ダミー・シーケンスは、それが電力−時間テンプレートに適合している限り何でも送信することが可能である場合、保護期間の間にFIRフィルタ内にロードされなければならない。
この種類の初期化を用いて、(保護期間の間、送信が行なわれないことによる)非常に小さい振幅から、必要とされる振幅レベルへの急な遷移を得ることができる。
初期化(すなわち事前ロード)手段は2つの部分に分けられてもよい。少なくとも線形化GMSK・I/Q変調器M2のゼロ次経路(MP2およびF)に、また多分(図2Aに示されるような)マルチスロット8PSK・I/Q変調器M1に専用の第1の部分MIa、および(図2Bに示されるような)線形化GMSK・I/Q変調器M2のマルチスロット1次経路(MP2およびF1)に専用の第2の部分MIb。
図2Aに示される実施例では、初期化(すなわち事前ロード)手段の第1の部分MIaは、マルチスロット8PSK・I/Q変調器M1に専用の(GMSK切換えだけが使用される場合は必須でない)下位部分MIOと、線形化GMSK・I/Q変調器M2のゼロ次経路(MP2およびF0)に専用の第2の部分MI1とを備える。
第1の下位部分MI0は、選択された初期化(すなわち事前ロード)シーケンス・ビットPLSが供給される直列並列変換器SPC’を備える。直列並列変換器SPCとして、この直列並列変換器SPC’は、たとえば、3ビットの並列信号PLSを出力する3ビット直列並列変換器である。
第1の下位部分MI0は3ビットの並列信号が供給され、また各ビット・トリプレットを8つの複素信号のうちの1つにマッピングするように構成されたグレイ・マッパGM’をも備える。
第1の下位部分MI0は、グレイ・マッパGM’によって出力された信号を整形するように構成された複素乗算器CM0’をも備える。複素乗算器CM0’は、3kπ/8半径の回転を生じさせるために、受信された各信号に、式(jk3π/8)に等しい回転信号を掛ける。したがって、複素乗算器CM0’は、事前ロード、再設定およびアクティブ・モード間で切り換えるときにその信号を入力データと適切に位相合わせすることを可能とする回転されたシンボルを出力する。
代替法では、すべてのビットがゼロ(0)または一(1)に等しい入力シーケンスを生成することが可能である。このため、複素乗算器CM0’の入力をマイナス一(−1)または一(1)に配線することが可能であり、したがって直列並列変換器SPC’が、またグレイ・マッパ(または8PSK初期化切換えが予見されない場合には分岐全体さえ)もが省かれる。
第2の下位部分MI1は、選択された初期化(すなわち事前ロード)シーケンス・ビットPLS’が供給され、またマッパM0として各ビットを2つの複素信号のうちの1つにマッピングするように構成されたマッパM0’を備える。
第2の下位部分MI1は、マッパM0’によって出力された信号を整形するように構成された複素乗算器CM1’をも備える。複素乗算器CM1’は、kπ/2半径の回転を生じさせるために、受信された各信号に、式(jkπ/2)に等しい回転信号を掛ける。したがって、複素乗算器CM1’は、事前ロード、再設定およびアクティブ・モード間で切り換えるときにその信号を入力データと適切に位相合わせすることを可能とする回転されたシンボルを出力する。
代替法では、すべてのビットがゼロ(0)または一(1)に等しい入力シーケンスを生成することが可能である。このため、複素乗算器CM1’の入力をマイナス一(−1)または一(1)に配線することが可能であり、したがってマッパM0’が省かれる。
初期化手段の第1の部分MIaもまた、複素乗算器CM0’の出力から供給される第1の入力と、複素乗算器CM1’から供給される第2の入力と、初期化(すなわち事前ロード)モードのため選択された有効回転ビットを出力するため各入力サンプルの後にN−1個のゼロを挿入するためのアップサンプリングを実施するように適応されたアップサンプラUS1’に入力サンプルを供給する1つの出力とを備えた、共有された2×1マルチプレクサMX0を備える。図示される実施例では、N=16である。
マルチプレクサMX0の機能は、事前ロードまたは再設定モードの間(それが実装される場合、すなわち8PSK経路の初期化が予見される場合)、回転された8PSKとGPSKシンボル間で選択することである。
アップサンプラUS1’の出力は、マルチプレクサMX2の第1の入力に、またそれぞれモジュールT’からT’(時間領域遅延のモジュール)を介して他の各マルチプレクサMX2からMX2の第1の各入力に接続される。
したがって各マルチプレクサMX2iの第1の入力には初期化(すなわち事前ロード)モードのための回転された信号が供給され、各マルチプレクサMX2iの第2の入力にはアクティブ・モードのための回転された信号が供給され、各マルチプレクサMX2iの第3の入力には再設定モードのためのゼロ・シーケンスが供給される。
初期化(すなわち事前ロード)手段の第2の部分MIbは、マッパM0’と同じ選択された初期化(すなわち事前ロード)ビット・シーケンスPLS’が好ましくは供給される有限状態マシンFSMを備える。
第2の部分MIbは、有限状態マシンFSM’から来る各信号を2つの複素信号のうちの1つにマッピングするように構成されたマッパM1’をも備える。
第2の部分MIbは、マッパM1’から出力された信号を整形するように構成された複素乗算器CM2’をも備える。複素乗算器CM2’は、(k−1)π/2半径の回転を生じさせるために、受信された各信号に、式(j(k−1)π/2)に等しい回転信号を掛ける。したがって、複素乗算器CM2’は、アクティブ、事前ロードおよび再設定モード間で切り換えるときにその信号を適切に位相合わせすることを可能とする回転されたシンボルを出力する。
第2の部分MIbは、回転されたシンボル・サンプルが乗算器CM2’の出力から供給され、また初期化(すなわち事前ロード)モードのため選択された有効回転ビットを出力するため各サンプルの後にN−1個のゼロを挿入するためのアップサンプリングを実施するように構成されたアップサンプラUS2’をも備える。図示される実施例では、N=16である。
アップサンプラUS2’の出力は、マルチプレクサMX4の第1の入力に、またそれぞれモジュールT’からT’(時間領域遅延のモジュール)を介して他の各マルチプレクサMX4からMX4の第1の各入力に接続される。
したがって、各マルチプレクサMX4の第1の入力には初期化(すなわち事前ロード)モードのための回転された信号が供給され、各マルチプレクサMX4の第2の入力にはアクティブ・モードのための回転された信号が供給され、各マルチプレクサMX4の第3の入力には再設定モードのためのゼロ・シーケンスが供給される。
代替法では、すべてのビットがゼロ(0)または一(1)に等しい入力シーケンスを生成することが可能である。このため、複素乗算器CM2’の入力をマイナス一(−1)または一(1)に配線することが可能であり、したがってマッパM2’および有限状態マシンFSM’が省かれる。
複素乗算器CM1およびCM2は、選択された定数値およびそれぞれ式(jkπ/2)および式(j(k−1)π/2)項が供給される追加の入力を備えてもよく、それによってマッパMOおよびM1の省略がもたらされることに留意されよう。これは、初期化(すなわち事前ロード)が、有効な適切に回転されたシンボルだけを用いて行なわれる必要があるので可能である。このため、追加の入力を1(または−1)に配線することが可能であり、CMiにより依然として回転させることによって、アクティブ・モードと位相合わせされ、すなわち位相ジャンプを生じさせずに切り換えられ得る適切に回転されたダミー・シーケンスがもたらされる。この場合、それがあらゆる定数入力について同じ出力を計算するので、有限状態マシンFSM(ほぼモジュロ2加算器の働きをする)を省くことも可能である。
結合変調器Mは、バーストのアクティブ部分の送信直後および保護期間の間に、FIRフィルタ状態にすべてゼロのシーケンス(係数C0(i)およびC1(j))をロードする再設定手段をも備えてもよい。選択されたこのすべてゼロのシーケンスは、FIRフィルタ状態が(送信振幅を伴う)最後の有効シンボルから、非常に小さい振幅に対応する保護期間のすべてゼロの状態に高速に遷移することを得るために供給される。FIRフィルタを通過するゼロ・シーケンスは、フィルタの出力での滑らかなステップ・オン/ステップ・オフとして現れる。
こうしたすべてゼロのシーケンスは、それが初期化手段(この場合には初期化手段は再設定手段としても働く)によって生成される場合、各マルチプレクサMX2またはMX4の第3の入力を介して、そうでなければ各マルチプレクサMX2またはMX4の第1の入力(事前ロード(または初期化)信号に専用)を介して取り入れられてもよい。
上述したように、オン/オフ状態(データ・モード対初期化モード)の間の遷移が瞬間的であるように、変調切換えならびに利得変更は、正確にタイミングがとられなければならない。
このため、本発明による制御デバイスCDは専用メモリMM1を備え、この専用メモリMM1内では、ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAI用のシンボルとデジタル・インターフェースIを介した無線周波数デバイスRFDへの送信のための符号化値の間の対応を確立する符号化テーブルが格納される。
より厳密には、この符号化テーブルは、変調器M(M1、M2およびM2)に供給するためのデータ・ワードを備える第1群のシンボル(たとえば少なくとも8個、好ましくは10個(8PSKのための8個、GMSKのための2個)と、変調器Mおよび/または利得制御装置GCの動作を制御するためのコマンド・ワードを備える(たとえば少なくとも6個の)第2のシンボル群とを備える。
こうした符号化テーブルは、ベースバンド・デバイスBBD内で生成されたシンボルをデジタル・インターフェースIを介してベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAIに送信されるように適応された特定の符号化された値(すなわち送信シンボル・ビット)に変換することを可能にする。
ベースバンド・デバイスBBDは、ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAIにデータまたは1つまたは複数のコマンドを送信する必要がある場合、それ(またはそれら)を制御デバイスCDに送信する。次いで、制御デバイスCDは制御モジュールCRMにデータまたは1つまたは複数のコマンドを送信し、この制御モジュールCRMは、制御デバイスCDが備えており、送信するデータ、または1つまたは複数のコマンドに対応する符号化された値をその符号化テーブル内で決定するために専用メモリMMIにアクセスするように構成される。次いで、制御モジュールCRMは、この符号化された値がベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAIに送信され得るように、それをベースバンド・デバイスBBDに送信する。
図示される実施例では、制御装置CD全体(制御モジュールCRMおよび専用メモリMM1)がベースバンド・デバイスBBD内に置かれているが、これは、これは必須ではない。確かに、制御装置CDの一部、特に専用メモリMM1は、ベースバンド・デバイスBBDの外部に置かれてもよい。
符号化テーブルはソフトウェアまたはファームウェアとして実装されてもよいが、それは、デジタル・インターフェースI上で実行されるプロトコル・スタックであることもある。
ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAIの処理モジュールPMは、符号化テーブルの符号化値と、変調器Mおよび/または利得制御装置GCの動作を制御するためのコマンド・ワードを表すシンボル、ならびに変調器Mに供給するためのデータ・ワードとの間の対応を確立する制御テーブルを格納する専用メモリMM2と、メモリMM2、符号化テーブルを用いて符号化された送信シンボル・ビットを受信するためデジタル・インターフェースIに、また変調器M(より厳密にはマルチプレクサMX1、MX2、MX3およびMX4、また予見される場合にはMX0にも)および利得制御装置GCに接続された制御モジュールCTMとを備える。
制御モジュールCTMは、デジタル・インターフェースIから符号化された値、すなわち符号化テーブルで符号化された送信シンボル・ビットを受信するとき、専用メモリMM2にアクセスして、その制御テーブル内で、受信された符号化値に対応するワードを決定する。次いで、それは、このワードを変調器Mおよび/または利得制御装置GCに送信する。
図示される実施例では、制御モジュールCTMおよび専用メモリMM2は、ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAI内に置かれているが、これは必須ではない。確かに、少なくとも専用メモリMM2は、ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスBAIの外部に置かれてもよい。
制御テーブルは、ソフトウェアまたはファームウェアとして実装されてもよいが、それは、デジタル・インターフェースI上で実行されるプロトコル・スタックとすることもできる。プロトコル・スタックを含む変調器全体は、ファームウェアでも実装され得る。
第2群のシンボルは、変調器Mおよび/または利得制御装置GCの動作を制御するように構成されたあらゆるタイプのコマンドを定義するために使用されてもよい。
たとえば、コマンド・ワードが、選択された利得値を利得制御装置GCに割り当てるため、または選択された動作モードをC0フィルタF0(マルチプレクサMX2)および/またはC1フィルタF1(マルチプレクサMX4)、および/または変調部分MIa(マルチプレクサMX0およびMX1)および/またはMIb(マルチプレクサMX3)に割り当てるために提供されてもよい。
コマンド・ワードもまた、選択された動作モードをC0フィルタF0(マルチプレクサMX2)および/またはC1フィルタF1(マルチプレクサMX4)、および/または変調部分MIa(マルチプレクサMX0およびMX1)および/またはMIb(マルチプレクサMX3)に割り当てるため、また選択された利得値を利得制御装置GCに割り当てるためにも提供されてもよい。
ここでは、「動作モード」は、変調器Mの即時の立上げのために、回転された有効なシンボルの選択されたシーケンスをフィルタF0および/またはF1に事前ロードするために使用される上述の初期化モード、または変調器Mの即時の立下げのために変調器Mのすべての遅延にゼロの2進値を強制的に入れ、そうでない場合は変調器のアルファベットからの有効データ・シンボルの送信を強制するために使用される上述の再設定モードを意味する。
しかし、他の動作モードが考えられてもよい。
変調器Mまたは利得制御装置GCは、制御モジュールCTMからワードを受信すると、関係する要素(マルチプレクサおよび/または直列並列変換機および/またはマッパおよび/または有限状態マシンおよび/または利得乗算器)が対応する動作を適切な瞬間に実施することができるように、それにワードを送信する。
変調器MがGMSK・I/Q変調器M2およびM2と、8PSK・I/Q変調器M1とを備える場合、符号化テーブルおよび制御テーブルは好ましくは、上述の文献「DigRF, Baseband / RF digital interface specification : Logical, Electrical and timing characteristics」、第1.12版で定義されたタイプのものである。
より厳密には、digRF規格に準拠した符号化された各値は、3つの最上位ビット(MSB)と1つの下位ビット(LSB)とを備える4ビットのワードである。LSBは、GMSK・I/Q変調器M2およびM2を、8PSK・I/Q変調器M1と区別するために使用される。MSBがまず送信される。
さらに、またやはりdigRF規格によれば、第1のシンボル群は、それぞれが互いに異なるデータに専用である10個のシンボルを備え、第2のシンボル群は、互いに異なるコマンドの専用である6個のシンボルを備える。
符号化テーブルの一例が以下に示されている(制御テーブルは、入出力を反転させることによって、この符号化テーブルから容易に推論され得る)。
Figure 0004815571
格納された符号化テーブルまたは制御テーブルは、16進値と2進値の両方を備える必要はないことに留意されたい。
このテーブルでは、最初の2つのシンボルは、GMSK・I/Q変調器M2およびM2のための2つの異なるデータ・ワードに専用であり、6つの後続のシンボルは、最初は独自の使用に専用であり、最後は6つの変調器M(マルチプレクサ構成)および/または利得制御装置GC(利得変更)コマンドに割り当てられ、最後の8つのシンボルは、8PSK・I/Q変調器M1のための8つの異なるデータ・ワードに専用である。
符号化された値の他の形式が考えられてもよい。
本発明によれば、独自のビットを使用して、i)デジタル乗算器またはアナログ・スケーリング回路を用いて利得を変更し、ii)通常のI/Qパルス整形フィルタのステップ・オンのためにFIRフィルタ(F0およびF1)を事前ロードし、iii)通常のI/Qパルス整形フィルタのステップ・オフのためにFIRフィルタを再設定し、iv)利得変更を事前ロード、再設定または強制ゼロ入力と組み合わせることが現在可能である。
コマンド・ワード(独自のビット)の使用は、対応する動作を適切な瞬間に実施し得るように、各コマンド・ワードが変調器Mおよび/または利得制御装置GCに送信されなければならない厳密な時を定義する適切なタイミング図なしでは「無意味」である。
線形化GMSK・I/Q変調器M2について、より厳密にはそのマルチプレクサMX1およびMX3(上部)およびそのマルチプレクサMX2およびMX4(下部)についてのタイミング図の非限定的な例が、図3に示されている。
ここでは、事前ロード(すなわち初期化)は、G1からG4で参照される4つの先行保護ビットの後に行なわれ、これらの先行保護ビットの後に、特別に定義された他の保護ビットG5からG7が続く。これらの保護ビットは、データ・ビットで埋められた連続した2つのタイム・スロット間に挿入された保護期間を埋めている。
より厳密には、この実施例では保護期間はG1、…、G7(保護ビット)を要するが、変調器M2はG4の後にだけオンにされる。したがって、G1、G2およびG3の間、マルチプレクサMX1およびMX3は、強制のゼロに設定され(第2入力オン)、マルチプレクサMX2およびMX4はアクティブに設定される(第2入力オン)。したがって、前のGMSKバーストからの滑らかなステップ・ダウンが得られる。G4で、マルチプレクサMX1およびMX3はGMSK2に切り換えられ(第1入力オン)、マルチプレクサMX2およびMX4は、ダミー・シーケンスのC0またはC1フィルタへの事前ロードを可能にするため事前ロードに設定される(第1入力オン)。したがって、高速振幅遷移は出力で生じ、新しいデータ・ビットがダミー・シーケンスの後に続き、「実際のデータ」が2.5シンボル後に出力に到達する。
図3で、末尾ビットT0およびT2の後にはデータ・ビット(図示されておらず、「通常の」遷移に対応する)が続き、このデータ・ビットの後には他の末尾ビットT’0からT’2が続いており、t/Tビットは「正規化された時間尺度」を表す。
この実施例では、再設定部分(強制のゼロ)は、第3の後続保護ビットG’3、すなわちバーストのアクティブ・モードの後、また特別に定義されたさらなる3つの保護ビット(G’0からG’2)の追加の送信の後に続く。再設定モードはG’0の間に既にアクティブ化され得るが、実際には、スイッチ・オフ・プロセスのためにいくらかの時間を取り入れることが好ましい。
図3の上部のグレイ・シンボルは、いずれか1つが選択され得ることを示している。
この実施例では、変調器のマルチプレクサ上の動作だけが予見されているが、再設定ならびに事前ロードは、利得制御装置GC内の利得変更と組み合わされてもよい。
本発明は、単に例として上述されている制御デバイス、ベースバンド・デバイス、ベースバンド(およびオーディオ)インターフェース・デバイス、および無線通信機器に限定されないが、それは、特許請求の範囲内で当業者によって考慮されてもよいすべての代替実施形態を包含するものである。
したがって、上記の説明では、それは集積回路として実装された変調器について述べられているが、本発明は、すべての値が事前に計算され格納される純粋なルックアップ・テーブルとして、そうでない場合は純粋なファームウェアとして実装される変調器にも適用される。
本発明による制御デバイスを備える伝送路の一例の概略図である。 本発明による通信デバイスの結合8PSK/GMSK・I/Q変調器に属する8PSK・I/Q変調器および線形化GMSK・I/Q変調器のゼロ次経路の実施形態の簡略化された実施例の概略図である。 本発明によるベースバンド・インターフェース・デバイスの結合8PSK/GMSK・I/Q変調器に属する線形化GMSK・I/Q変調器の1次(すなわち直交)経路の実施形態の簡略化された実施例の概略図である。 図3Aおよび3Bの線形化されたGMSK・I/Q変調器についてのタイミング図のあり得る実施例の概略図である。

Claims (16)

  1. 無線通信機器のベースバンド・デバイスと利得制御装置への供給を行なう少なくとも変調器を備えたベースバンド・インターフェース・デバイスとを接続するデジタル・インターフェースに符号化された値を送信することを制御するための制御デバイスであって、前記ベースバンド・インターフェース・デバイス用のシンボルと、前記デジタル・インターフェースを介して前記ベースバンド・インターフェース・デバイスに送信する符号化値の間の対応を確立する符号化テーブルを格納する格納手段を備え、前記符号化テーブルが、前記変調器に供給するためのデータ・ワードを備えるシンボルの第1の群と、前記変調器および/または前記利得制御装置の動作を制御するためのコマンド・ワードを備えるシンボルの第2の群とを備え、前記ベースバンド・デバイスからシンボルを受信するときにシンボルが前記デジタル・インターフェースを介して前記ベースバンド・インターフェース・デバイスに送信され得るように、前記格納手段内でこのシンボルに対応する前記符号化された値を決定するように構成された制御手段をも備えることを特徴とする制御デバイス。
  2. 前記第2群の前記シンボルのうちの少なくとも1つが、選択された利得値を前記利得制御装置に割り当てるためのコマンド・ワードであることを特徴とする請求項1に記載の制御デバイス。
  3. 前記第2群の前記シンボルのうちの少なくとも1つが、選択された動作モードを前記変調器のフィルタ手段および/または変調手段に割り当てるためのコマンド・ワードであることを特徴とする請求項1および2の一項に記載の制御デバイス。
  4. 前記第2群の前記シンボルのうちの少なくとも1つが、選択された動作モードを前記変調器のフィルタ手段および/または変調手段に、また選択された利得値を前記利得制御装置に割り当てるためのコマンド・ワードであることを特徴とする請求項1から3の一項に記載の制御デバイス。
  5. 前記動作モードが、前記変調器の即時立上りのため回転された有効シンボルの選択されたシーケンスを前記フィルタ手段に事前ロードするための初期化モードと、前記変調器の即時の立下りのため前記変調器の前記フィルタ手段にゼロの2進値を強制的に入れるための再設定モードと、少なくとも1つのゼロの2進値を前記変調器に強制的に入れるための強制ゼロ・モードとを少なくとも備えるグループ内で選択されることを特徴とする請求項3および4の一項に記載の制御デバイス。
  6. 保護期間を埋める最後の保護ビットの前記フィルタ手段への送信の前に初期化モードを割り当てるためのコマンド・ワードを供給するように構成されることを特徴とする請求項5に記載の制御デバイス。
  7. データ・バーストのアクティブ部分の前記フィルタ手段への送信直後、および保護期間の間に再設定モードを割り当てるためのコマンド・ワードを供給するように構成されることを特徴とする請求項5および6の一項に記載の制御デバイス。
  8. 前記変調器がGMSK・I/Q変調器と8PSK・I/Q変調器とを備え、符号化された各値が、3つの最上位ビットと、前記GMSK・I/Q変調器を前記8PSK・I/Q変調器と区別するための1つの下位ビットとを備える4ビット・ワードであることを特徴とする請求項1から7の一項に記載の制御デバイス。
  9. 前記第1群が少なくとも8つのシンボルを備え、前記第2群が少なくとも6つのシンボルを備えることを特徴とする請求項8に記載の制御デバイス。
  10. デジタル・インターフェースを介してベースバンド・デバイスに接続されるように適応されたベースバンド・インターフェース・デバイスを備える無線通信機器用の前記ベースバンド・デバイスであって、請求項1から9の一項に記載の制御デバイスを備えることを特徴とするベースバンド・デバイス。
  11. デジタル・インターフェースを介してベースバンド・インターフェース・デバイスに接続された、請求項10に記載のベースバンド・デバイスを備える無線通信機器用の前記ベースバンド・インターフェース・デバイスであって、少なくとも変調器と、前記変調器から供給される利得制御装置とを備え、i)前記デジタル・インターフェースによって送信される符号化値と、その動作を制御するためのコマンド・ワードを表すシンボルおよび前記変調器に供給するためのデータ・ワードとの間の対応を確立する制御テーブルを格納するように構成された格納手段と、ii)前記デジタル・インターフェース、変調器および利得制御装置に接続されており、前記デジタル・インターフェースから符号化値を受信するときにそれを前記変調器および/または前記利得制御装置に送信するために前記格納手段内で前記受信された符号化値に対応する前記ワードを決定するように構成された制御手段とを備えることを特徴とするベースバンド・インターフェース・デバイス。
  12. ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスを構成することを特徴とする請求項11に記載のベースバンド・インターフェース・デバイス。
  13. デジタル・インターフェースを介してベースバンド・インターフェース・デバイスに接続されたベースバンド・デバイスと、請求項1から9の一項に記載の制御デバイスとを備える無線通信装置用の前記ベースバンド・インターフェース・デバイスであって、少なくとも変調器と、前記変調器から供給される利得制御装置とを備え、i)前記デジタル・インターフェースによって送信される符号化値と、その動作を制御するためのコマンド・ワードを表すシンボルおよび前記変調器に供給するためのデータ・ワードとの間の対応を確立する制御テーブルを格納するように構成された格納手段と、ii)前記デジタル・インターフェース、変調器および利得制御装置に接続されており、前記デジタル・インターフェースから符号化値を受信するときにそれを前記変調器および/または前記利得制御装置に送信するために、前記格納手段内で前記受信された符号化値に対応する前記ワードを決定するように構成された制御手段とを備えることを特徴とするベースバンド・インターフェース・デバイス。
  14. ベースバンドおよびオーディオ・インターフェース・デバイスを構成することを特徴とする請求項13に記載のベースバンド・インターフェース・デバイス。
  15. ベースバンド・デバイスとデジタル・インターフェースとを備える無線通信機器であって、前記ベースバンド・デバイスに接続された請求項1から9の一項に記載の制御デバイスと、前記デジタル・インターフェースを介して前記ベースバンド・デバイスに接続された請求項13および14の一項に記載のベースバンド・インターフェース・デバイスとを備えることを特徴とする無線通信機器。
  16. 請求項10に記載のベースバンド・デバイスと、請求項11および12の一項に記載のベースバンド・インターフェース・デバイスと、前記ベースバンド・デバイスを前記ベースバンド・インターフェース・デバイスに接続するデジタル・インターフェースとを備えることを特徴とする無線通信機器。
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