JP4815419B2 - 実装条件決定方法、実装条件決定装置、部品実装機及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、基板に部品を実装することにより実装基板を生産する部品実装機の実装条件を決定する実装条件決定方法に関し、特に、実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する実装条件決定方法に関する。
基板に部品を実装することにより実装基板を生産する部品実装機の実装条件決定するための実装条件決定アルゴリズムが、これまで各種存在する。実装条件決定アルゴリズムは、実装基板の特徴によって実装条件を決定するのに向き不向きがある。このため、最適な実装条件決定アルゴリズムを決定するための方法が各種提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特許文献1には、基板の組み付け作業規模(部品の実装点数)が大の場合とそれ以外の場合とで実装条件決定アルゴリズムを切り替える方法が開示されている。また、特許文献2には、基板に実装する部品が微小部品であるか又は汎用部品であるかにより実装条件決定アルゴリズムを切り替える方法が開示されている。
特開昭62−203731号公報 特許第3418188号公報
上述のように部品の実装点数の規模や実装する部品種により実装条件決定アルゴリズムを切り替えるものは従来からあるが、近年、実装基板は多種多様化されてきている。このため、部品の実装点密度、実装位置の分散度、仕様部品種、基板の大きさなどの実装基板の特徴を詳細に分析し、その分析結果に最も合致する実装条件決定アルゴリズムを決定することが重要である。
しかし、実装基板の特徴を分析して、その結果から実装条件決定アルゴリズムを決定する、といっても、実装基板の特徴が多種多様に存在し、かつ実装条件決定アルゴリズムも多種存在する状況において、実装基板の特徴に最も合致する実装条件決定アルゴリズムを決定することは困難である。このため、オペレータが適切な実装条件決定アルゴリズムを簡単に選定できることが求められてきている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、オペレータが適切な実装条件決定アルゴリズムを簡単に選定することができる実装条件決定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る実装条件決定方法は、基板に部品を実装することにより実装基板を生産する部品実装機における実装条件を決定する実装条件決定方法であって、前記実装基板の納入先を示す納入先名の入力を受け付ける納入先名受付ステップと、第1の所定規則に従って、前記納入先名受付ステップにおいて受け付けられた前記納入先名から、当該納入先名で示される納入先に納入される前記実装基板の特徴を示す基板特徴量を決定する基板特徴量決定ステップと、第2の所定規則に従って、前記基板特徴量決定ステップにおいて決定された前記基板特徴量から、当該基板特徴量を有する前記実装基板を生産する際に用いられる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第1アルゴリズム決定ステップと、前記第1アルゴリズム決定ステップにおいて決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記実装基板を生産するための生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第1実装条件決定ステップとを含むことを特徴とする。
オペレータが納入先名を入力するだけで、その業界に納入される実装基板を生産する際に用いられる部品実装条件を決定するのに最適な実装条件決定アルゴリズムを決定することができる。また、そのアルゴリズムを用いて実装条件が決定される。このため、オペレータは、適切な実装条件決定アルゴリズムを簡単に選定することができる。なお、納入先には、納入先業界や納入先カスタマーなどが含まれる。
好ましくは、上述の実装条件決定方法は、さらに、前記第1実装条件決定ステップにおいて決定された前記実装条件に基づいて前記部品実装機を稼働させ前記実装基板を生産した際の、前記実装基板の生産効率を計測する計測ステップと、前記計測ステップにおける計測結果に基づいて、現在の前記生産効率よりもより高い生産効率が得られる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第2アルゴリズム決定ステップと、前記第2アルゴリズム決定ステップにおいて決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第2実装条件決定ステップとを含むことを特徴とする。
実際に部品実装機を稼働させて実装基板の生産を行なうと予想とは異なる生産効率しか得られない場合がある。このような場合であっても、計測された生産効率に基づいて実装条件決定アルゴリズムの決定のし直しを行なうことができ、より最適な実装条件を決定することができる。
さらに好ましくは、上述の実装条件決定方法は、さらに、前記基板特徴量の入力を受け付ける基板特徴量受付ステップと、前記第2の所定規則に従って、前記基板特徴量受付ステップにおいて受け付けられた前記基板特徴量から、当該基板特徴量を有する前記実装基板を生産する際に用いられる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第3アルゴリズム決定ステップと、前記第3アルゴリズム決定ステップにおいて決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第3実装条件決定ステップとを含むことを特徴とする。
納入先名に基づいて取得された基板特徴量とこれから生産しようとする実装基板の基板特徴量とが異なる場合であっても、基板特徴量の入力を行なうことにより、オペレータは、基板特徴量の入力のみで最適な実装条件アルゴリズムを簡単に選定することができる。
なお、本発明は、このような特徴的なステップを含む実装条件決定方法として実現することができるだけでなく、実装条件決定方法に含まれる特徴的なステップを手段とする実装条件決定装置として実現したり、実装条件決定方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明によると、オペレータが適切な実装条件決定アルゴリズムを簡単に選定することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る部品実装システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。
部品実装システム10は、基板上に部品を装着し、回路基板を生産するシステムであり、複数の部品実装機120と、部品実装条件決定装置300とを備えている。
図2は、複数の部品実装機120の内部を示す平面図である。同図に示すように、部品実装機120は、上流から下流に向けて基板20を搬送しながら、基板20上に部品を装着していく。
部品実装条件決定装置300は、各部品実装機120における部品の実装条件を決定する装置である。
図3は、部品実装機120内部の主要な構成を示す平面図である。
部品実装機120は、上流から下流に向けて回路基板を送りながら電子部品を実装していく装置であり、お互いが協調して、交互動作を行ないながら部品実装を行なう2つのサブ設備(前サブ設備120a及び後サブ設備120b)を備える。なお、本実施の形態では、マルチ装着ヘッド121が前側(前サブ設備120a)と後側(後サブ設備120b)とに備えられる事例について説明するが、本発明が適用される部品実装機は、このような部品実装機に限定されるものではない。例えば、基板搬送方向の上流側と下流側との各々にマルチ装着ヘッドを備え、マルチ装着ヘッドが協調しながら基板に交互に部品を実装する部品実装機であってもよい。つまり、どのような配置のマルチ装着ヘッドであろうとも、部品供給部と基板との移動距離がそれぞれ異なるマルチ装着ヘッドを複数備える部品実装機であれば、本発明を適用可能である。また、マルチ装着ヘッドを1つしか備えていない部品実装機であっても本発明を適用可能である。さらに、XYテーブルにより位置決めした基板上に間欠回転するロータリーヘッドにより部品を装着するタイプのロータリー装着機や、その他のタイプの部品実装機にも、本発明を適用可能である。
前サブ設備120aは、部品テープを収納する部品カセット123の配列からなる部品供給部125aと、それら部品カセット123から電子部品を吸着し基板20に装着することができる複数の吸着ノズル(以下、単に「ノズル」ともいう。)を有するマルチ装着ヘッド121と、マルチ装着ヘッド121が取り付けられるビーム122と、マルチ装着ヘッド121に吸着された部品の吸着状態を2次元又は3次元的に検査するための部品認識カメラ126等を備える。後サブ設備120bも前サブ設備120aと同様の構成を有する。なお、後サブ設備120bには、トレイ部品を供給するトレイ供給部(図示せず)が備えられているが、トレイ供給部などはサブ設備によっては備えない場合もある。
ここで、「部品テープ」とは、同一部品種の複数の部品がテープ(キャリアテープ)上に並べられたものであり、リール(供給リール)等に巻かれた状態で供給される。主に、チップ部品と呼ばれる比較的小さいサイズの部品を部品実装機に供給するのに使用される。
この部品実装機120は、具体的には、高速装着機と呼ばれる部品実装機と多機能装着機と呼ばれる部品実装機それぞれの機能を併せもつ実装装置である。高速装着機とは、主として□10mm以下の電子部品を1点あたり0.1秒程度のスピードで装着する高い生産性を特徴とする設備であり、多機能装着機とは、□10mm以上の大型電子部品やスイッチ・コネクタ等の異形部品、QFP(Quad Flat Package)・BGA(Ball Grid Array)等のIC部品を装着する設備である。
すなわち、この部品実装機120は、ほぼ全ての種類の電子部品(装着対象となる部品として、0.4mm×0.2mmのチップ抵抗から200mmのコネクタまで)を装着できるように設計されており、この部品実装機120を必要台数だけ並べることで、実装ラインを構成することができる。
部品実装機120は、その内部に基板20の搬送方向(X軸方向)と直交する部品実装機120の前後方向(Y軸方向)に前サブ設備120a及び後サブ設備120bを備えている。
前サブ設備120a及び後サブ設備120bは、お互いが協調し1枚の基板20に対して実装作業を行う。
前サブ設備120a及び後サブ設備120bは、部品供給部125a及び部品供給部125bをそれぞれ備えている。また、前サブ設備120a及び後サブ設備120bの各々は、ビーム122と、マルチ装着ヘッド121とを備えている。さらに、部品実装機120には前後のサブ設備間に基板20搬送用のレール129が一対備えられている。
レール129は、固定レール129aと可動レール129bとからなり、固定レール129aの位置は予め固定されているものの、可動レール129bは、搬送される基板20のY軸方向の長さに応じてY軸方向に移動可能な構成になっている。
なお、部品認識カメラ126及びトレイ供給部などは本願発明の主眼ではないため、同図においてその記載を省略している。
ビーム122は、X軸方向に延びた剛体であって、Y軸方向(基板20の搬送方向と垂直方向)に設けられた軌道(図示せず)上をX軸方向と平行を保ったままで移動することができるものである。また、ビーム122は、当該ビーム122に取り付けられたマルチ装着ヘッド121をビーム122に沿って、すなわちX軸方向に移動させることができるものであり、自己のY軸方向の移動と、これに伴ってY軸方向に移動するマルチ装着ヘッド121のX軸方向の移動とでマルチ装着ヘッド121をXY平面内で自在に移動させることができる。また、これらを駆動させるためのモータ(図示せず)など複数のモータがビーム122に備えられており、ビーム122を介してこれらモータなどに電力が供給されている。
図4及び図5は、部品実装機120による部品実装について説明するための図である。
図4に示されるように、後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121は、部品供給部125bからの部品の「吸着」、吸着した部品の部品認識カメラ126による「認識」、部品認識カメラ126から基板20までの「移動」及び認識された部品の基板20への「装着」という4つの動作を交互に繰り返すことにより、部品を基板20上に実装していく。
なお、前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121も同様に、「吸着」、「認識」、「移動」及び「装着」という4つの動作を交互に繰り返すことにより、部品を基板20上に実装していく。
なお、2つのマルチ装着ヘッド121が同時に部品の「装着」を行うことによるマルチ装着ヘッド121同士の衝突を防ぐために、2つのマルチ装着ヘッド121は、協調動作を行ないながら部品を基板20上に実装していく。具体的には、図5(a)に示されるように、後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121が「移動」動作及び「装着」動作を行なっている際には、前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121は「吸着」動作及び「認識」動作を行なう。逆に、図5(b)に示されるように、前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121が「移動」動作及び「装着」動作を行なっている際には、後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121は「吸着」動作及び「認識」動作を行なう。このように、「装着」動作を2つのマルチ装着ヘッド121が交互に行なうことにより、マルチ装着ヘッド121同士の衝突を防ぐことができる。なお、理想的には、一方のマルチ装着ヘッド121による「移動」及び「装着」動作を行なっている間に、他方のマルチ装着ヘッド121による「吸着」動作及び「認識」動作が終了していれば、一方のマルチ装着ヘッド121による「装着」動作が完了した時点で、滞りなく他方のマルチ装着ヘッド121による「移動」及び「装着」動作に移ることができ、生産効率を向上させることができる。
図6は、部品実装条件決定装置300の機能的構成を示すブロック図である。
この部品実装条件決定装置300は、部品実装機120ごとに、基板20への部品の実装順序の決定及び各部品実装機120への部品の供給位置の決定等の処理を行なうコンピュータであり、演算制御部301、表示部302、入力部303、メモリ部304、プログラム格納部305、通信I/F(インターフェース)部306及びデータベース部307等から構成される。以下に説明するように、部品実装条件決定装置300は、実装基板の納入先業界に特有な実装基板の特徴を分析して、その結果から最もその実装基板を生産するのに適した部品実装機120の実装条件を導き出すことができる実装条件決定アルゴリズムを決定する。
この部品実装条件決定装置300は、本発明に係るプログラムをパーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータシステムが実行することによって実現され、部品実装機120と接続されていない状態で、スタンドアローンのシミュレータ(部品実装条件の決定ツール)としても機能する。なお、この部品実装条件決定装置300の機能が部品実装機120の内部に備わっていても構わない。
演算制御部301は、CPU(Central Processing Unit)や数値プロセッサ等であり、オペレータからの指示等に従って、プログラム格納部305からメモリ部304に必要なプログラムをロードして実行し、その実行結果に従って、各構成要素302〜307を制御する。
表示部302はCRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等であり、入力部303はキーボードやマウス等であり、これらは、演算制御部301による制御の下で、部品実装条件決定装置300とオペレータとが対話する等のために用いられる。
通信I/F部306は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、部品実装条件決定装置300と部品実装機120等との通信等に用いられる。メモリ部304は、演算制御部301による作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)等である。
データベース部307は、この部品実装条件決定装置300による部品実装条件決定処理等に用いられる入力データ(実装点データ307a、部品ライブラリ307b、実装装置情報307c、実装点数情報307d、基板特徴量データ307e等)や、部品実装条件決定装置300による処理の結果生成される部品供給部における部品配置を示す部品配置データ等を記憶するハードディスク等である。
図7〜図11は、それぞれ、実装点データ307a、部品ライブラリ307b、実装装置情報307c、実装点数情報307d及び基板特徴量データ307eの一例を示す図である。
実装点データ307aは、実装の対象となる全ての部品の実装点を示す情報の集まりである。図7に示されるように、1つの実装点piは、部品種ci、X座標xi、Y座標yi、制御データφi、実装角度θiからなる。ここで、「部品種」は、図8に示される部品ライブラリ307bにおける部品名に相当し、「X座標」及び「Y座標」は、実装点の座標(基板上の特定位置を示す座標)であり、「制御データ」は、その部品の実装に関する制約情報(使用可能な吸着ノズルのタイプ、マルチ装着ヘッド121の最高移動速度等)である。なお、最終的に求めるべきNC(Numeric Control)データとは、ラインタクトが最小となるような実装点の並びである。「実装角度」は、部品種ciの部品を吸着した吸着ノズルが、部品吸着時から部品装着時までの間に回転させなければならない部品の角度を示す。
部品ライブラリ307bは、部品実装機120等が扱うことができる全ての部品種それぞれについての固有の情報を集めたライブラリであり、図8に示されるように、部品種ごとの部品サイズ、タクト(一定条件下における部品種に固有のタクト)、その他の制約情報(使用可能な吸着ノズルのタイプ、部品認識カメラ126による認識方式、マルチ装着ヘッド121の最高速度レベル等)からなる。なお、本図には、参考として、各部品種の部品の外観も併せて示されている。
実装装置情報307cは、生産ラインを構成する全てのサブ設備ごとの装置構成や上述の制約等を示す情報であり、図9に示されるように、マルチ装着ヘッド121のタイプ、すなわちマルチ装着ヘッド121に備えられている吸着ノズルの本数等に関するヘッド情報、マルチ装着ヘッド121に装着され得る吸着ノズルのタイプ等に関するノズル情報、部品カセット123の最大数等に関するカセット情報、トレイ供給部が収納しているトレイの段数等に関するトレイ情報等からなる。
実装点数情報307dは、基板20上に実装される実装点の部品種と、その員数(実装点数)とが対応付けられている情報である。図10に示されるように、部品実装機120で実装される部品種は、A、B、C、D及びEの5種類であり、それぞれの実装点数は、6、7、8、9及び2であることが示されている。
図11に示されるように、基板特徴量データ307eは、実装基板の納入先業界毎に、実装基板の特徴を示した情報であり、納入先業界名と、実装基板の基板サイズ、実装点数、実装点密度及び極性有り部品の多少とが対応付けられている情報である。本実施の形態では、「納入先業界名」として、「携帯業界」、「PC(パーソナルコンピュータ)業界」、「デバイス業界」、「車載業界」及び「家電業界」を想定している。「基板サイズ」は、基板20の面積の大小を示しており、しきい値処理により「大」、「普通」及び「小」の3種類に分類されるものとする。例えば、基板サイズ(基板20の面積)が予め定められた第1の基板サイズしきい値よりも大きい場合に、「基板サイズ」は「大」に分類され、基板サイズが第1の基板サイズしきい値以下であり、かつ予め定められた第2の基板サイズしきい値よりも大きい場合に、「基板サイズ」は「普通」に分類され、「基板サイズ」が第2の基板サイズしきい値以下の場合に、「基板サイズ」は小に分類されるものとする。ここで、第1の基板サイズしきい値の方が第2の基板サイズしきい値よりも大きいものとする。
「実装点数」は、実装基板に含まれる部品の員数の大小を示しており、例えば、しきい値処理により「普通」、「全体普通」、「0603多」、「QFP多」及び「全体少」などに分類されるものとする。ここで、「全体普通」は、この業界(同図では「PC業界」)では実装点数が多い実装基板や少ない実装基板が存在するものの、全体的に見れば実装点数は普通であることを示している。「全体少」は、この業界(同図では「家電業界」)では、実装点数が多い実装基板や普通の実装基板が存在するものの、全体的に見れば実装点数は少ないことを示している。「0603多」は、0603サイズ(0.6mm×0.3mm)の部品が多く使用されることを示している。「QFP多」は、QFPが多く使用されることを示している。
「実装点密度」は、実装基板上の実装点の密度の高低を示しており、しきい値処理により「高」、「中」及び「低」の3種類に分類されるものとする。例えば、実装点密度が予め定められた第1の実装点密度しきい値より大きい場合に「実装点密度」は「高」に分類され、実装点密度が第1の実装点密度しきい値以下であり、かつ予め定められた第2の実装点密度しきい値よりも大きい場合に、「実装点密度」は「中」に分類され、実装点密度が第2の実装点密度しきい値以下の場合に、「実装点密度」は「低」に分類されるものとする。ここで、第1の実装点密度しきい値のほうが第2の実装点密度しきい値よりも大きいものとする。
「極性有り部品」は、実装基板に含まれる極性がある部品の員数の大小を示しており、しきい値処理により「多」及び「少」の2種類に分類されるものとする。例えば、極性のある部品の員数が予め定められた極性部品員数しきい値よりも大きい場合に「極性有り部品」は「多」に分類され、それ以外の場合には「極性有り部品」は「少」に分類されるものとする。なお、極性のある部品は、基板上に部品を装着する際に装着する方向が規定されている部品であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)などである。
なお、納入先業界名や基板特徴量は上述の分類に限定されるものではなく、その他の納入先業界名や基板特徴量が含まれていてもよいし、一部の納入先業界名や基板特徴量がなくてもよい。また、基板特徴量の分類も上述したものに限定されるものではない。
図6に示すプログラム格納部305は、部品実装条件決定装置300の機能を実現する各種プログラムを記憶しているハードディスク等である。プログラムは、部品実装機120による部品実装条件を決定するプログラムであり、機能的に(演算制御部301によって実行された場合に機能する処理部として)、部品実装条件決定部305a等から構成される。
部品実装条件決定部305aは、実装基板の納入先業界に特有な実装基板の特徴を分析して、その結果から最もその実装基板を生産するのに適した部品実装機120による実装基板の実装条件を導き出すことができる実装条件決定アルゴリズムを決定する。その上で、部品実装条件決定部305aは、実装条件決定アルゴリズムに従って部品実装機120による実装基板の実装条件を決定する。
次に、以上のように構成された部品実装条件決定装置300の動作について説明する。
図12は、部品実装条件決定装置300の実行する処理のフローチャートである。
部品実装条件決定部305aは、オペレータから実装基板の納入先業界名の入力を受け付ける(S2)。つまり、部品実装条件決定部305aは、図13に示すような入力画面402を表示部302に表示する。入力画面402には、実装基板の納入先である納入先業界を示す納入先業界名が示されている。同図では、納入先業界名として「携帯業界」、「PC業界」、「デバイス業界」、「車載業界」、「家電業界」及び「その他」が示されている。「その他」は、「携帯業界」、「PC業界」、「デバイス業界」、「車載業界」及び「家電業界」以外の業界を示す。また、入力画面402には、表示されている納入先業界名をオペレータが指定するためのチェックボックス403a〜403fが示されている。オペレータは、入力部303を操作することにより、いずれかのチェックボックスを指定することにより、納入先業界名の入力を行なう。ここでは、オペレータが納入先業界名として「家電業界」を指定した例を示している。
部品実装条件決定部305aは、入力部303より入力された納入先業界名が「その他」であるか否かを判断する(S4)。「その他」ではない場合(S4でNO)、つまり入力された納入先業界名が「携帯業界」、「PC業界」、「デバイス業界」、「車載業界」及び「家電業界」のいずれかである場合には、部品実装条件決定部305aは、基板特徴量データ307eからその納入先業界名に対応する基板特徴量を取得する(S6)。例えば、部品実装条件決定部305aは、入力された納入先業界名が「携帯業界」の場合には、図11に示した基板特徴量データ307eより、携帯業界の実装基板の基板特徴量として、(基板サイズ、小)、(実装点数、普通)、(実装点密度、高)及び(極性有り部品、少)を取得する。
入力部303より入力された納入先業界名が「その他」の場合には(S4でYES)、基板特徴量データ307eには、対応する基板特徴量が含まれていない。このため、部品実装条件決定部305aは、オペレータから基板特徴量の入力を受け付ける(S8)。つまり、部品実装条件決定部305aは、図14に示すような入力画面404を表示部302に表示する。入力画面404には、基板特徴量である「基板サイズ」、「実装点数」、「実装点密度」及び「極性有り部品」の取り得る値を選択するためのチェックボックスが示されている。オペレータは、入力部303を操作し、いずれかのチェックボックスを指定することにより、値の入力を行なう。例えば、オペレータがチェックボックス404aを指定した場合には、部品実装条件決定部305aは入力特徴量「基板サイズ」として「小」を受け付ける。
部品実装条件決定部305aは、S6で取得された基板特徴量又はS8で入力された基板特徴量を分析して、その基板特徴量を有する実装基板を生産するのに最も適した部品実装機120の実装条件を決定することのできる実装条件決定アルゴリズムを選択する(S10)。この処理については後述する。
部品実装条件決定部305aは、選択された実装条件決定アルゴリズムを用いて、実装基板を生産するための生産データ(実装点データ307a、部品ライブラリ307b、実装装置情報307c及び実装点数情報307d等)から部品実装機120の実装条件を最適化する(S12)。なお、基板特徴量と最適化後の実装条件は、表示部302に表示される。
実装条件決定アルゴリズムの選択に用いられた基板特徴量が、実際にこれから生産しようとしている実装基板の基板特徴量と合致しない場合には、オペレータは、基板特徴量を変更することができる。その場合には、オペレータは、入力部303を操作し、部品実装条件決定部305aに対して基板特徴量の変更要求を行なう。変更要求は、例えば、コマンドを入力するものであってもよいし、表示部302に表示された所定のボタンを押下するものであってもよい。
基板特徴量の変更要求があった場合には(S14でYES)、部品実装条件決定部305aは、オペレータから基板特徴量の入力を受け付ける(S16)。この処理は、S8の処理と同様であるため、その詳細な説明はここでは繰り返さない。
部品実装条件決定部305aは、入力された基板特徴量を分析して、その基板特徴量を有する実装基板を生産するのに最も適した部品実装機120の実装条件を決定することのできる実装条件決定アルゴリズムを選択する(S18)。この処理については後述する。
部品実装条件決定部305aは、選択された実装条件決定アルゴリズムを用いて、実装基板を生産するための生産データ(実装点データ307a、部品ライブラリ307b、実装装置情報307c及び実装点数情報307d等)から部品実装機120の実装条件を最適化する(S20)。なお、基板特徴量と最適化後の実装条件は、表示部302に表示される。
決定された実装条件に基づいて実装基板の生産を行なった際に、実装時間が予想よりも長い場合や、部品実装機120間でタクトタイム(1枚の実装基板を生産するのに必要な時間)のばらつきがある場合には、実装条件決定アルゴリズムを変更することができる。その場合には、オペレータは、入力部303を操作し、部品実装条件決定部305aに対して実装条件決定アルゴリズムの変更要求を行なう。変更要求は、例えば、コマンドを入力するものであってもよいし、表示部302に表示された所定のボタンを押下するものであってもよい。
実装条件決定アルゴリズムの変更要求があった場合には(S22でYES)、部品実装条件決定部305aは、部品実装機120を稼働させた場合の実装基板の生産効率を計測する(S24)。部品実装条件決定部305aは、生産効率として、例えば、タクトタイムを部品実装機120毎に計測するものとする。
部品実装条件決定部305aは、計測されたタクトタイムに基づいて、現在の実装条件決定アルゴリズムを、現在の生産効率よりも高い生産効率が得られる実装条件を決定するのに最適な実装条件決定アルゴリズムに変更する(S26)。この処理については、後述する。
部品実装条件決定部305aは、変更後の実装条件決定アルゴリズムを用いて、実装基板を生産するための生産データ(実装点データ307a、部品ライブラリ307b、実装装置情報307c及び実装点数情報307d等)から部品実装機120の実装条件を最適化する(S28)。なお、基板特徴量と最適化後の実装条件は、表示部302に表示される。
以上の処理により、オペレータは、納入先業界名を入力することにより最適な実装条件を導き出すことができる実装条件決定アルゴリズムを選択することができる。
次に、実装条件決定アルゴリズム選択処理(S10、S18)について詳細に説明を行なう。
図15は、実装条件決定アルゴリズム選択処理の詳細なフローチャートである。
部品実装条件決定部305aは、取得又は入力された基板特徴量のうちの「基板サイズ」が「小」であるか否かを判断する(S52)。「基板サイズ」が「小」の場合には(S52でYES)、部品実装条件決定部305aは、実装条件決定アルゴリズムとして、「対向テーブル吸着方法変更アルゴリズム」を選択する(S54)。このアルゴリズムについては後述する。
「基板サイズ」が「小」ではない場合には(S52でNO)、「基板サイズ」が「大」であるか否かを判断する(S56)。「基板サイズ」が「大」の場合には(S56でYES)、部品実装条件決定部305aは、実装条件決定アルゴリズムとして、「実装点Yソートアルゴリズム」を選択する(S58)。このアルゴリズムについては後述する。
「基板サイズ」が「小」及び「大」以外の場合には(S56でNO)、部品実装条件決定部305aは、基板特徴量「実装点密度」が「低」か否かを判断する(S60)。「実装点密度」が「低」の場合には(S60でYES)、部品実装条件決定部305aは、実装条件決定アルゴリズムとして、「実装点Yソートアルゴリズム」を選択する(S62)。
「実装点密度」が「低」以外の場合には(S60でNO)、部品実装条件決定部305aは、基板特徴量「極性有り部品」が「多」か否かを判断する(S64)。「極性有り部品」が「多」の場合には(S64でYES)、部品実装条件決定部305aは、実装条件決定アルゴリズムとして「実装角度θソートアルゴリズム」を選択する(S66)。このアルゴリズムについては後述する。
「極性有り部品」が「多」以外の場合には(S64でNO)、部品実装条件決定部305aは、3つのアルゴリズム以外のアルゴリズムを選択する(S68)。なお、この処理は、S52〜S66で説明したのと同様に、基板特徴量に基づいて実装条件決定アルゴリズムを決定する。
例えば、納入先業界名が「携帯業界」の場合には、図11に示した基板特徴量データ307eより、その基板特徴量は「基板サイズ」が「小」である。このため、部品実装条件決定部305aは、「携帯業界」の実装条件決定アルゴリズムとして「対向テーブル吸着方法変更アルゴリズム」を選択する。また、納入先業界名が「デバイス業界」の場合には、その基板特徴量は「極性有り部品」が「多」である。このため、部品実装条件決定部305aは、「デバイス業界」の実装条件決定アルゴリズムとして「実装角度θソートアルゴリズム」を選択する。図16は、図11に示した基板特徴量データ307eに基づいて選択された実装条件決定アルゴリズムを納入先業界名毎に示した図である。
次に、「対向テーブル吸着方法変更アルゴリズム」、「実装点Yソートアルゴリズム」及び「実装角度θソートアルゴリズム」について説明する。
まず、「対向テーブル吸着方法変更アルゴリズム」について説明する。このアルゴリズムは、「基板サイズ」が「小」の場合に選択されるアルゴリズムである。図3に示されるように、固定レール129aは、前サブ設備120a側に設けられており、基板20のサイズに応じて可動レール129bが奥側に移動する。このため、基板20のサイズが小さい場合には、距離Fが距離Rに比べてかなり小さくなる。ここで、距離Fは、前サブ設備120aに設けられた部品認識カメラ126から基板20の中心までの距離とし、距離Rは、後サブ設備120bに設けられた部品認識カメラ126から基板20の中心までの距離とする。
図4及び図5を用いて説明を行なったように、一方のマルチ装着ヘッド121が「移動」動作及び「装着」動作を行なっている間に、他方のマルチ装着ヘッド121が「吸着」動作及び「認識」動作を行なう。距離Fが距離Rに比べてかなり小さいため、前サブ設備120aの「移動」動作に要する時間が短い。このため、2つのマルチ装着ヘッド121が滞りなく作業を続けるためには、後サブ設備120bの「吸着」動作及び「認識」動作に要する時間を短くする必要がある。なお、「認識」動作に要する時間を短くすることは、部品認識カメラ126の性能等によるため困難である。このため、「吸着」動作に要する時間を短くする必要がある。一方、後サブ設備120bの「移動」動作に要する時間は長い。このため、前サブ設備120aの「吸着」動作に要する時間は長くしてもよい。
「対向テーブル吸着方法変更アルゴリズム」は、後サブ設備120bの「吸着」動作に要する時間を短くするために部品の実装条件を決定するアルゴリズムである。つまり、このアルゴリズムは、後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121を優先させて、当該マルチ装着ヘッド121の吸着ノズルがなるべく部品を同時に吸着することができるように、部品カセット123の並び、各タスクでマルチ装着ヘッド121の吸着ノズルに吸着される部品の並び、吸着ノズルのタイプ等の実装条件を決定するアルゴリズムである。ここで、「タスク」とは、マルチ装着ヘッド121による部品の吸着・認識・移動・装着という一連の動作の繰返しにおける1回分の一連動作を指すものとする。例えば、図17に示すように、後サブ設備120bの部品供給部125bに部品A、B、C及びDの順で部品カセット123が並んでおり、マルチ装着ヘッド121の吸着ノズルがあるタスクで吸着する部品の並びが部品A、B、C及びDであったとすると、マルチ装着ヘッド121の吸着ノズルは、部品A、B、C及びDを同時吸着することができる。一方、前サブ設備120aの「吸着」動作に要する時間は長くてもよい。このため、前サブ設備120aでは、必ずしも部品を同時吸着させる必要はない。
次に、「実装点Yソートアルゴリズム」について説明を行なう。このアルゴリズムは、「基板サイズ」が「大」の場合、又は「実装点密度」が「低」の場合に選択されるアルゴリズムである。
図18に示されるように、基板20のサイズが大きい場合には、マルチ装着ヘッド121の部品実装点の位置によっては、マルチ装着ヘッド121の移動距離が長くなってしまう。例えば、前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121に着目した場合、マルチ装着ヘッド121は、Y軸方向に可動レール129bまで移動することとなる。可動レール129b付近に位置する部品は、後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121から見れば近い位置に存在するのにも関わらず、前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121が装着することとすると、前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121の「移動」動作に要する時間が大きくなる。同じことが、後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121についても言える。「移動」動作に要する時間が大きくなると、タクトタイムが大きくなる。なお、実装点密度が低い場合にも、同じことが言える。
このアルゴリズムでは、マルチ装着ヘッド121の「移動」動作に要する時間を短くするために、基板20上の実装点が固定レール129aに近い側に位置する部品は前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121で実装し、かつ基板20上の実装点が可動レール129bに近い側に位置する部品は後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121で実装するように、各タスクで実装する部品を決定する。つまり、部品の実装点をY座標でソートし、Y座標が小さい(固定レール129aに近い)側から全部品数の半数の部品を前サブ設備120aに割り当て、残りの部品を後サブ設備120bに割り当てる。これにより、図18において基板20の中心線130よりも下側に実装点がある部品の大半は前サブ設備120aに割り当てられ、中心線130よりも上側に実装点がある部品の大半は後サブ設備120bに割り当てられることとなる。このように部品を割り当てた上で、実装順序等の実装条件が決定される。
図18に示されるように、基板20のサイズが大きい場合には、距離Fと距離Rとは略等しくなる。このため、前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121及び後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121の「移動」動作に要する時間も略等しくなる。よって、「対向テーブル吸着方法変更アルゴリズム」のように、後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121の吸着時間を優先させて短くするよりも、上述したような部品の割り当てを行なう方がタクトタイムを短くすることができる。
図19(a)は、「実装点密度」が「低」の場合の基板20上の実装点のばらつきを示す図であり、図19(b)は、「実装点密度」が「高」の場合の基板20上の実装点のばらつきを示す図である。同図では、丸印又は四角印で実装点を表している。図19(a)に示されるように「実装点密度」が「低」の場合には、実装点が基板20の様々な箇所に存在する。このため、上述したように「実装点Yソートアルゴリズム」を用いて、中心線130の上と下とで主に部品を実装するマルチ装着ヘッド121を変える。これにより、後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121が基板20の下側の方まで移動したり、前サブ設備120aのマルチ装着ヘッド121が基板20の上側の方まで移動したりすることがなくなり、マルチ装着ヘッド121の移動距離を短くすることができる。一方、図19(b)に示されるように「実装点密度」が「高」の場合には、実装点が基板20の特定の箇所に集中して存在する。例えば、同図に示すように基板20の中心部付近に実装点が集中する場合を考える。このような場合に「実装点Yソートアルゴリズム」を用いて、部品を前サブ設備120a又は後サブ設備120bのマルチ装着ヘッド121に割り当てたとしても、割り当てずに部品の実装順序を決定した場合と比べて、各マルチ装着ヘッド121の移動距離はあまり変わらない。このため、「実装点Yソートアルゴリズム」の効果が得られにくい。よって、「実装点密度」が「低」以外の場合には、部品実装条件決定部305aは、他のアルゴリズムを選択する。
なお、複数の部品実装機が生産ライン上に並べられており、それらが協調して1枚の実装基板を生産する場合であっても、複数の部品実装機に「実装点Yソートアルゴリズム」を適用させることが可能である。例えば、互いにY座標が近い実装点のグループが1台の部品実装機に割り付けられるように、部品を各部品実装機に割り付けるようにしてもよい。これにより、1つのタスクの部品装着において、実装点間のマルチ装着ヘッド121の移動距離が小さくなり、タクトタイムを短縮することができる。
最後に、「実装角度θソートアルゴリズム」について説明する。このアルゴリズムは「極性有り部品」が「多」の場合に選択されるアルゴリズムである。
図20に示すように、マルチ装着ヘッド121は、その構造上、複数の吸着ノズル121aを独立に回転させることができない。このため、ある吸着ノズル121aを回転させると、他の吸着ノズル121aも同じ角度だけ回転してしまう。吸着ノズル121aが180度回転した状態は、極性のない部品では回転していない状態と同じであるみなし、その部品を基板20に装着することができる。これに対して、極性のある部品では、吸着ノズル121aが回転していない状態と180度回転した状態とでは、同じ状態とみなすことができない。よって、極性のある部品をマルチ装着ヘッド121が吸着した場合と極性のない部品をマルチ装着ヘッド121が吸着した場合とを比較すると、前者の方がより吸着ノズル121aの回転角度が大きくなる傾向にある。回転角度が大きくなると、マルチ装着ヘッド121の「装着」動作に時間を要するほか、回転による部品の位置ずれが発生しやすくなる。このため、極性のある部品が多い場合には、1つのタスク内でマルチ装着ヘッド121に吸着される部品の実装角度を揃えておくのが望ましい。このアルゴリズムでは、実装角度順に部品の実装点をソートし、実装角度が同じ又は近い実装点同士が1つのタスク内に含まれるように実装順序を決定する。
なお、複数の部品実装機が生産ライン上に並べられており、それらが協調して1枚の実装基板を生産する場合であっても、複数の部品実装機に「実装角度θソートアルゴリズム」を適用させることが可能である。例えば、実装角度θが同じ実装点のグループが1台の部品実装機に割り付けられるように、部品を各部品実装機に割り付けるようにしてもよい。これにより、1つのタスクの部品装着において、実装点間をマルチ装着ヘッド121が移動する際に吸着ノズルを回転させなくてもよい。このため、実装動作を高速に行なうことができ、タクトタイムを短縮することができる。
次に、アルゴリズム変更処理(図12のS26)の一例について説明する。
図21は、アルゴリズム変更処理について説明するための図である。図21(a)のように部品実装機120が4台並んだ構成について考える。ここでは、4台の部品実装機を部品実装機A、B、C及びDとする。また、既に選択され実装条件を決定するために用いられている実装条件決定アルゴリズムは、部品実装機間でタクトタイムが均等になるように部品の振り分けを行ない、実装順序を決定するためのアルゴリズムであるものとする。このようなアルゴリズムに従い決定された実装条件のもとで部品実装機A〜Dの各々の部品実装点数は、100点であるものとする。
生産効率計測処理(図12のS24)においては、部品実装機A、B、C及びDのタクトタイムが、40秒、20秒、30秒及び20秒とそれぞれ計測されたものとする。このときの、各部品実装機の部品実装点数とタクトタイムとを図21(b)に示す。
このように部品実装機間でタクトタイムにばらつきがあるため、部品実装条件決定部305aは、タクトタイムのばらつきを少なくしラインバランスを取るために、実装条件決定アルゴリズムの変更を行なう。
つまり、部品実装条件決定部305aは、まずタクトタイムの平均値を求める。タクトタイムの平均値は、以下の式により27.5秒と求められる。
平均値=(40+20+30+20)/4
次に、部品実装条件決定部305aは、各タクトタイムとタクトタイムの平均値との比を求める。例えば、部品実装機Aのタクトタイムは、タクトタイムの平均値の145(=40/27.5×100)%である。同様に、部品実装機B、C及びDのタクトタイムは、それぞれタクトタイムの平均値の73%、105%及び73%である。
部品実装機Aについては、タクトタイムが平均よりも45%長い。このため、部品実装条件決定部305aは、部品実装機Aによる部品実装点数の目標値を45%減少させる。すなわち、部品実装条件決定部305aは、部品実装機Aによる実装点数の目標値を55(=100−100×45/100)にする。部品実装機Bについては、タクトタイムが平均よりも27%短い。このため、部品実装条件決定部305aは、部品実装機Bによる実装点数の目標値を27%増加させる。すなわち、部品実装条件決定部305aは、部品実装機Bによる実装点数の目標値を127(=100+100×27/100)にする。同様にして、部品実装条件決定部305aは、部品実装機C及び部品実装機Dによる実装点数の目標値をそれぞれ91及び127に変更する。
このように、部品実装条件決定部305aは、各部品実装機における実装点数の目標値を変更する。このようにして実装条件決定アルゴリズムの変更が行なわれる。
部品実装条件決定部305aは、実装点数の目標値が変更された実装条件決定アルゴリズムを用いて、各部品実装機における実装条件を決定する(図12のS28)。変更後の実装条件に基づいて、部品実装機A、B、C及びDのタクトタイムを計測すると、例えば、30秒、28秒、28秒及び26秒とそれぞれ計測され、ラインバランスが改善していることがわかる。このときの、各部品実装機の部品実装点数とタクトタイムとを図21(c)に示す。このように、アルゴリズムを変更することにより、より最適な実装条件を導き出すことができる。
以上説明したように、本実施の形態によると、オペレータは納入先業界名を入力するだけで、その業界に納入される実装基板を生産する際に用いられる部品実装条件を決定するのに最適な実装条件決定アルゴリズムを決定することができる。また、そのアルゴリズムを用いて実装条件が決定される。このため、オペレータは、適切な実装条件決定アルゴリズムを簡単に選定することができる。
また、納入先業界名に基づいて取得された基板特徴量とこれから生産しようとする実装基板の基板特徴量とが異なる場合であっても、基板特徴量の入力を行なうことにより、オペレータは、基板特徴量の入力のみで最適な実装条件アルゴリズムを簡単に選定することができる。
さらに、実際に部品実装機を稼働させて実装基板の生産を行なうと予想とは異なる生産効率しか得られない場合がある。このような場合であっても、計測された生産効率に基づいて実装条件決定アルゴリズムの決定のし直しを行なうことができ、より最適な実装条件を決定することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る部品実装システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上述の説明では、アルゴリズム変更処理(図12のS26)において、実装点数の目標値を変更するようにしたが、必ずしもこのような方法に限定されるものではない。例えば、アルゴリズム自体を全く異なるものに変更してもよいし、アルゴリズムの中で実行される処理の順序を変更してもよい。
また、部品実装条件決定装置300の備える機能が部品実装機120に備えられており、部品実装機120が実装条件を決定し、決定した実装条件に従い部品実装を行うものであってもよい。
また、納入先業界名の代わりに納入先カスタマー(顧客)名を入力し、納入先カスタマー名に基づいて実装条件決定アルゴリズムを決定するようにしてもよい。例えば、納入先カスタマー名と納入先業界名との関係を示すテーブルをデータベース部307に予め記憶しておき、そのテーブルを参照することにより、入力された納入先カスタマー名から納入先業界名を特定し、特定された納入先業界名から上述の実施の形態と同様にして実装条件決定アルゴリズムを決定する。または、納入先カスタマー名と基板特徴量との関係を示すテーブルをデータベース部307に予め登録しておき、そのテーブルを参照することにより、入力された納入先カスタマー名から基板特徴量を特定し、特定された基板特徴量から上述の実施の形態と同様にして実装条件決定アルゴリズムを決定する。
なお、単に納入先という場合には、納入先業界または納入先カスタマーの両方を含むものとする。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、回路基板を生産する部品実装機の実装条件を決定する部品実装条件決定装置等に適用できる。
本発明の実施の形態に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。 複数の部品実装機の内部を示す平面図である。 部品実装機内部の主要な構成を示す平面図である。 部品実装機による部品実装について説明するための図である。 部品実装機による部品実装について説明するための図である。 部品実装条件決定装置の機能的な構成を示すブロック図である。 実装点データの一例を示す図である。 部品ライブラリの一例を示す図である。 実装装置情報の一例を示す図である。 実装点数情報の一例を示す図である。 基板特徴量データの一例を示す図である。 部品実装条件決定装置の実行する処理のフローチャートである。 納入先業界名を入力するための画面の一例を示す図である。 基板特徴量を入力するための画面の一例を示す図である。 実装条件決定アルゴリズム選択処理の詳細なフローチャートである。 基板特徴量データに基づいて選択された実装条件決定アルゴリズムを納入先業界名毎に示した図である。 後サブ設備における部品カセットの並びとマルチ装着ヘッドに吸着される部品の並びとの一例を示した図である。 「対向テーブル吸着方法変更アルゴリズム」について説明するための図である。 (a)は、「実装点密度」が「低」の場合の基板上の実装点のばらつきを示す図であり、(b)は、「実装点密度」が「高」の場合の基板上の実装点のばらつきを示す図である。 「実装角度θソートアルゴリズム」について説明するための図である。 アルゴリズム変更処理について説明するための図である。
符号の説明
10 部品実装システム
20 基板
120 部品実装機
120a 前サブ設備
120b 後サブ設備
121 マルチ装着ヘッド
121a 吸着ノズル
122 ビーム
123 部品カセット
125a、125b 部品供給部
126 部品認識カメラ
129 レール
129a 固定レール
129b 可動レール
130 中心線
300 部品実装条件決定装置
301 演算制御部
302 表示部
303 入力部
304 メモリ部
305 プログラム格納部
305a 部品実装条件決定部
306 通信I/F部
307 データベース部
307a 実装点データ
307b 部品ライブラリ
307c 実装装置情報
307d 実装点数情報
307e 基板特徴量データ
402、404 入力画面
403a、403b、403c、403d、403e、403f、404a チェックボックス

Claims (10)

  1. 基板に部品を実装することにより実装基板を生産する部品実装機における実装条件を決定する実装条件決定方法であって、
    前記実装基板の納入先を示す納入先名の入力を受け付ける納入先名受付ステップと、
    第1の所定規則に従って、前記納入先名受付ステップにおいて受け付けられた前記納入先名から、当該納入先名で示される納入先に納入される前記実装基板の特徴を示す基板特徴量を決定する基板特徴量決定ステップと、
    第2の所定規則に従って、前記基板特徴量決定ステップにおいて決定された前記基板特徴量から、当該基板特徴量を有する前記実装基板を生産する際に用いられる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第1アルゴリズム決定ステップと、
    前記第1アルゴリズム決定ステップにおいて決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記実装基板を生産するための生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第1実装条件決定ステップと
    を含むことを特徴とする実装条件決定方法。
  2. 前記第1の所定規則は、前記納入先名と前記基板特徴量との関係を示した規則であり、
    前記第2の所定規則は、前記基板特徴量と前記実装条件決定アルゴリズムとの関係を示した規則である
    ことを特徴とする請求項1に記載の実装条件決定方法。
  3. 前記部品実装機は、部品を吸着した複数のヘッドが交互に基板に進入しながら部品を実装する部品実装機であり、
    前記第1アルゴリズム決定ステップは、前記基板特徴量決定ステップにおいて決定された前記基板特徴量である基板サイズが所定のしきい値よりも小さい場合には、前記基板までの距離が遠いヘッドほど部品供給部から部品を同時に吸着できるように部品の実装条件を決定するアルゴリズムを前記実装条件決定アルゴリズムとして決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の実装条件決定方法。
  4. 前記第1アルゴリズム決定ステップは、前記基板特徴量決定ステップにおいて決定された前記基板特徴量である基板サイズが第1のしきい値よりも大きい場合、または前記基板特徴量決定ステップにおいて決定された前記基板特徴量である前記実装基板上の部品実装点の密度を示す実装点密度が第2のしきい値よりも小さい場合には、基板上に部品を実装する複数のヘッドにおいて、各前記ヘッドの当該実装点までの移動距離が最短になるように各前記ヘッドが実装する部品の前記実装点を決定するアルゴリズムを前記実装条件決定アルゴリズムとして決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の実装条件決定方法。
  5. 前記第1アルゴリズム決定ステップは、前記基板特徴量決定ステップにおいて決定された前記基板特徴量である極性のある部品の員数が所定のしきい値よりも大きい場合には、前記基板上に部品を実装するヘッドによる部品の吸着・移動・装着という一連の動作の繰り返しにおける1回分の一連動作によって実装される部品群に含まれる部品の実装角度が同一になるように部品の実装条件を決定するアルゴリズムを前記実装条件決定アルゴリズムとして決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の実装条件決定方法。
  6. さらに、
    前記第1実装条件決定ステップにおいて決定された前記実装条件に基づいて前記部品実装機を稼働させ前記実装基板を生産した際の、前記実装基板の生産効率を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップにおける計測結果に基づいて、現在の前記生産効率よりもより高い生産効率が得られる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第2アルゴリズム決定ステップと、
    前記第2アルゴリズム決定ステップにおいて決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第2実装条件決定ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の実装条件決定方法。
  7. さらに、
    前記基板特徴量の入力を受け付ける基板特徴量受付ステップと、
    前記第2の所定規則に従って、前記基板特徴量受付ステップにおいて受け付けられた前記基板特徴量から、当該基板特徴量を有する前記実装基板を生産する際に用いられる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第3アルゴリズム決定ステップと、
    前記第3アルゴリズム決定ステップにおいて決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第3実装条件決定ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の実装条件決定方法。
  8. 基板に部品を実装することにより実装基板を生産する部品実装機における実装条件を決定する実装条件決定装置であって、
    前記実装基板の納入先を示す納入先名の入力を受け付ける納入先名受付手段と、
    第1の所定規則に従って、前記納入先名受付手段において受け付けられた前記納入先名から、当該納入先名で示される納入先に納入される前記実装基板の特徴を示す基板特徴量を決定する基板特徴量決定手段と、
    第2の所定規則に従って、前記基板特徴量決定手段において決定された前記基板特徴量から、当該基板特徴量を有する前記実装基板を生産する際に用いられる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第1アルゴリズム決定手段と、
    前記第1アルゴリズム決定手段において決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記実装基板を生産するための生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第1実装条件決定手段と
    を備えることを特徴とする実装条件決定装置。
  9. 基板に部品を実装することにより実装基板を生産する部品実装機における実装条件を決定し、決定された前記実装条件に従い部品の実装を行なう部品実装機であって、
    前記実装基板の納入先を示す納入先名の入力を受け付ける納入先名受付手段と、
    第1の所定規則に従って、前記納入先名受付手段において受け付けられた前記納入先名から、当該納入先名で示される納入先に納入される前記実装基板の特徴を示す基板特徴量を決定する基板特徴量決定手段と、
    第2の所定規則に従って、前記基板特徴量決定手段において決定された前記基板特徴量から、当該基板特徴量を有する前記実装基板を生産する際に用いられる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第1アルゴリズム決定手段と、
    前記第1アルゴリズム決定手段において決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記実装基板を生産するための生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第1実装条件決定手段と、
    前記第1実装条件決定手段において決定された前記実装条件に従い、前記基板上に部品を実装する実装手段と
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  10. 基板に部品を実装することにより実装基板を生産する部品実装機における実装条件を決定するプログラムであって、
    前記実装基板の納入先を示す納入先名の入力を受け付ける納入先名受付ステップと、
    第1の所定規則に従って、前記納入先名受付ステップにおいて受け付けられた前記納入先名から、当該納入先名で示される納入先に納入される前記実装基板の特徴を示す基板特徴量を決定する基板特徴量決定ステップと、
    第2の所定規則に従って、前記基板特徴量決定ステップにおいて決定された前記基板特徴量から、当該基板特徴量を有する前記実装基板を生産する際に用いられる前記実装条件を決定するための実装条件決定アルゴリズムを決定する第1アルゴリズム決定ステップと、
    前記第1アルゴリズム決定ステップにおいて決定された前記実装条件決定アルゴリズムを用いて、前記実装基板を生産するための生産データから前記部品実装機における実装条件を決定する第1実装条件決定ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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