JP4814287B2 - Socket for adapter and module - Google Patents
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Description
本発明は、プラグを接続するためのアダプタおよびモジュール用ソケットに関し、特に、嵌合状態を確認するための技術に関する。 The present invention relates to an adapter for connecting a plug and a module socket, and more particularly to a technique for confirming a fitting state.
光通信システムにおいては、ノード間に敷設した光ファイバケーブルを通して光信号を伝送することで通信を行う。光ファイバケーブル同士、または光ファイバケーブルと機器とを接続するために、プラグ、アダプタ等の光コネクタが用いられる。特許文献1には、光ファイバを固定するフェルールを、割りスリーブ内に挿入して接続する光コネクタであって、割スリーブに設けられた固定具により、フェルールを前方に付勢するように係止するコネクタが開示されている。
光ファイバケーブルのみならず、一般的にケーブルを接続する際には、ケーブルの端部と他のケーブルの端部または機器の端子とを物理的に接触させ、その接触を安定的に保持する必要がある。接続する際に、ユーザが適切に接続できたと判断した場合であっても、実際には物理的接触が充分でない状況や、接続が安定的に保持されていないような状況も生じうる。この場合、わずかな振動により接続が切断されたり、接続不良の原因となったりする。 When connecting not only optical fiber cables but generally cables, it is necessary to physically contact the end of the cable with the end of another cable or the terminal of the device, and keep that contact stable. There is. Even when it is determined that the user has been able to connect properly at the time of connection, there may actually be a situation where physical contact is not sufficient or a connection is not stably maintained. In this case, the connection may be disconnected or cause a connection failure due to slight vibration.
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、嵌合状態について、ユーザが効果的に判断することができるアダプタおよびモジュール用ソケットを提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a subject, The objective is to provide the socket for adapters and modules which a user can judge effectively about a fitting state.
上記課題を解決するために、本発明のある態様のアダプタは、一組のプラグを相互に接続するアダプタであって、両端にプラグを挿入する開口を有するハウジングと、開口からハウジング内部に挿入されるプラグを固定するラッチとを備え、ハウジング内壁には、弾性を有する部材で形成された嵌合補助体が回転可能に取り付けられている。 In order to solve the above-described problems, an adapter according to an aspect of the present invention is an adapter for connecting a set of plugs to each other, and includes a housing having openings into which plugs are inserted at both ends, and being inserted into the housing from the openings. And a fitting auxiliary body made of an elastic member is rotatably attached to the inner wall of the housing.
本発明の別の態様は、光モジュール用ソケットである。この光モジュール用ソケットは、光プラグを光モジュールに接続する光モジュール用ソケットであって、一端に開口を有するハウジングと、開口からハウジング内部に挿入されるプラグを固定するラッチとを備え、ハウジング内壁には、弾性を有する部材で形成された嵌合補助体が回転可能に取り付けられている。 Another aspect of the present invention is an optical module socket. This optical module socket is an optical module socket for connecting an optical plug to an optical module, and includes a housing having an opening at one end and a latch for fixing a plug inserted into the housing through the opening, and an inner wall of the housing A fitting auxiliary body formed of a member having elasticity is attached to be rotatable.
本発明によれば、ケーブルの端部に装着されたプラグを相互に接続するためのアダプタ、またはケーブルの端部に装着されたプラグと機器とを接続するモジュール用ソケットにおいて、その嵌合状態の適否を効果的に判断することができる。 According to the present invention, in the adapter for connecting the plugs attached to the ends of the cable to each other, or the module socket for connecting the plug attached to the end of the cable and the device, Appropriateness can be determined effectively.
以下の実施形態においては、本発明を、光ファイバケーブルを接続するために用いられるSC形光コネクタに適用した例に関して説明する。SC形光コネクタはF04型コネクタとしてJIS(C5973)で規定されている。SC形光コネクタは、光コネクタプラグ(以下、「プラグ」とも呼ぶ)、光コネクタアダプタ(以下、「アダプタ」とも呼ぶ)および光コネクタレセプタクル(以下、「ソケット」とも呼ぶ)の3種類を含む。なお、コネクタプラグは、一般的に「コネクタ」と呼ばれることもある。 In the following embodiment, an example in which the present invention is applied to an SC type optical connector used for connecting an optical fiber cable will be described. The SC type optical connector is defined by JIS (C5973) as an F04 type connector. The SC type optical connector includes three types: an optical connector plug (hereinafter also referred to as “plug”), an optical connector adapter (hereinafter also referred to as “adapter”), and an optical connector receptacle (hereinafter also referred to as “socket”). The connector plug may be generally called a “connector”.
特に、以下の実施形態においては、SC形光コネクタアダプタに本発明を適用した例について説明する。このアダプタは、両端の開口から挿入されたプラグが保持する光ファイバ端面のアラインメントを揃え、接触させた状態で保持することにより、光ファイバケーブルを光学的に接続する。 In particular, in the following embodiments, an example in which the present invention is applied to an SC type optical connector adapter will be described. This adapter optically connects the optical fiber cables by aligning the optical fiber end faces held by the plugs inserted from the openings at both ends and holding them in contact with each other.
はじめに、図1〜図6を用いて、本発明を適用したアダプタの構成例について説明する。図1は、本実施形態にかかるアダプタ10A、およびアダプタ10Aに挿入して嵌合させるプラグ50の上面図である。アダプタ10Aの内部の構造を破線で示している。図2は図1のアダプタ10Aおよびプラグ50を側面から見た図である。なお、アダプタ10Aにおいては、ユーザが二のプラグを対向させてアダプタ10Aに取り付けることにより、一の光ファイバケーブルと他の一の光ファイバケーブルとが接続されるが、図1、図2および後述する図5においては簡単のため、一のプラグのみを示す。図3は、本実施形態にかかるアダプタ10Aを開口14側から見た図である。図4は、図1および図2に示した鎖線AA’におけるアダプタ10Aの断面図である。図5は、図1の一点鎖線BB’におけるアダプタ10Aの断面と、図5のプラグ50の内部構造を示す側面図である。白抜きの矢印の先に、鎖線で囲った領域Pの拡大図を示す。なお、同一の構成には同一の符号を付している。
First, a configuration example of an adapter to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a top view of an
アダプタ10Aは、長手方向の両端に開口14を有する角筒状のハウジング12Aの外側にフランジ16および係止部18を備える。開口14はプラグ50の挿入口である。フランジ16および係止部18はアダプタ10Aを所望の位置に固定する際に用いられる。ハウジング12Aはさらに、開口14から挿入されるプラグの向きを調整するためのスリット20を備える。アダプタ10Aはハウジング12Aの内部に、一対の光ファイバ端面をアラインメントを揃えて接触させるための割スリーブ26、および割スリーブ26を保持するスリーブ24を備える。アダプタ10Aはさらに、一対の光ファイバ端面を接触させた状態で保持するためにプラグ50を固定するラッチ22を備える。ここで、スリーブ24およびラッチ22はハウジング12Aと一体として成形されてもよく、別の部材として成形されてもよい。
The
ハウジング12Aの内壁には、回転軸32が、開口14の縁に平行、すなわちプラグ50の挿入方向に対して垂直に取り付けられ、回転軸32には、弾性部材で形成された嵌合補助体30Aが回転可能に取り付けられている。嵌合補助体30Aは、プラグ50がアダプタ10Aに挿入される際に、半嵌合の状態に留まり難くし、適切な嵌合を促すために設けられている。図1〜4においては、ハウジング12Aの片側の上面内壁および下面内壁にそれぞれ3個、アダプタ10A全体で12個の嵌合補助体30Aを設けた例を示している。回転軸32は嵌合補助体30Aの中心から外れた箇所を貫通している。したがって、嵌合補助体30Aが回転軸32の周りを回転する際には、例えば図3において、ハウジング12Aの内壁に対する嵌合補助体30Aの高さが変化することとなる。
A
嵌合補助体30Aは例えば、偏球状に形成される。ここで偏球状とは、楕円を長軸または短軸の回りに一回転してできる立体である回転楕円体や、いわゆる卵型の立体形状などを含む。嵌合補助体30Aは例えば、ゴム硬度が20〜60程度(JIS K 6253A)の、シリコーン、ウレタン、ニトリル、ブタジエン、エチレン等の弾性を有する材質で形成される。
The fitting
嵌合補助体30Aの表面において、ハウジング12Aと接触可能である箇所に、コーティングを施してもよい。これにより、コーティングを施した部分が滑らかになり、嵌合補助体30Aがハウジング12Aの内壁と接触しつつ、容易に回転することが可能となる。コーティングは例えば、フッ素、テフロン(登録商標)、ウレタン、グラファイト等によって施してもよい。
On the surface of the fitting
ハウジング12Aにおいて、嵌合補助体30Aとハウジング内壁が接触可能である位置に、凹部34Aを設けてもよい。凹部34Aは例えば、ハウジング12Aの内壁に窪みを設けることにより形成する。凹部34Aの形を決定するにあたっては、プラグ50がアダプタ10Aに全く挿入されていない状態、または挿入され適切に嵌合された状態においては嵌合補助体30Aが安定して凹部34Aに収まり、半嵌合の状態においては嵌合補助体30Aが凹部34Aに収まり難く不安定な姿勢となるように定める。凹部34Aは例えば、図5の領域Pの拡大図に示すように、主に二つの窪みにより形成されてもよい。凹部34Aにおいても前述の嵌合補助体30Aと同様に、コーティングが施されてもよい。コーティングを施すことにより、凹部34Aの表面が滑らかになり、嵌合補助体30Aが凹部34Aと接触しつつ容易に回転することができる。コーティングは例えば、フッ素、テフロン(登録商標)、ウレタン、グラファイト等によって施してもよい。
In the housing 12 </ b> A, a
嵌合補助体30Aの形、数は上述に限られず、アダプタの大きさや、形、使用態様等に応じて適宜変形し、また増減させてよい。また、上記の例においては、3つの嵌合補助体30Aに共通の一の回転軸32を設けているが、個々の嵌合補助体30Aについてそれぞれ別の回転軸32を設けてもよい。また、嵌合補助体30Aの取り付け位置はハウジング12Aの上面内壁と下面内壁とに限られず、ハウジング12Aの側面の内壁であってもよく、また上面、下面、および左右の側面の全てに嵌合補助体30Aを取り付けることとしてもよい。
The shape and number of the fitting
プラグ50は、光ファイバ素線を収容するフェルール54を備える。プラグ50の筐体60の側面には穴が形成され、この穴がラッチ受入部62として機能する。プラグ50の筐体60の上面には挿入方向を調整するための突起56が形成される。プラグ50の筐体の内部には、フェルール保持部58が筐体60に対してスライド可能に配設されている。フェルール保持部58において、ラッチ受入部62の穴を通して筐体外部から到達可能である箇所に段部64が設けられている。
The
プラグ50をハウジング12に挿入する際、ラッチ22はいったん押し開かれ、プラグ50が適切な位置まで挿入されると、ラッチ22はプラグ50のラッチ受入部62に収まり、ラッチ22のフックはプラグ50の段部64と係合する。そしてフェルール保持部58はスリーブ24とラッチ22との間に収まり、フェルール54はスリーブ24および割スリーブ26の内側に収まる。このように嵌合することにより、フェルール54と対向して挿入された別のフェルール54とはアラインメントを揃えて当接し、付勢された状態で固定され、光ファイバケーブル同士が光学的に接続される。
When the
プラグ50とラッチ22とが嵌合した際にクリック音が生ずるため、ユーザは、このクリック音によってアダプタ10とプラグ50とが嵌合したか否かを確認することができる。しかしながら、実際には片側のラッチのみが嵌合した場合にもクリック音が生じる場合があり、完全に嵌合していないにもかかわらず嵌合したものと誤認されるという問題があった。
Since a click sound is generated when the
また、プラグ50の上面には、プラグ50とアダプタ10が適切に接続されたか否かを確認するための白線52が目印として付されている。適切に接続された状態では白線がアダプタ10Aのハウジング12Aに隠される。しかしながら、実際には片側のラッチのみが嵌合して反対側のラッチは嵌合していないような半嵌合の状態でも、白線52がほぼ隠されて目視できなくなる場合があり、ユーザが適切に接続されたものと誤認するという問題があった。半嵌合の状態では、接続不良の原因となったり、振動などにより簡単に接続が切れてしまったりする。さらに、嵌合していない状態で長時間放置されると、嵌合していない側のラッチが不自然に開いた状態で保持されるため、ラッチが22が変形してしまい、使用できなくなるといった問題もある。
A
ハウジング12Aにおいて嵌合補助体30Aを設ける位置は、ユーザがプラグ50をアダプタ10Aに挿入する過程において、最初にプラグ50の筐体60の縁と嵌合補助体30Aとが接触した際には、ユーザにとって未だ嵌合していないことが明らかであるような位置とする。例えば、挿入過程において、まだプラグ50に付した白線がアダプタ10Aに覆い隠されておらず、少なくとも一部が目視可能であるような状態で、嵌合補助体30Aとプラグ50の筐体60の縁とが接触可能となるように定めてもよい。
The position where the fitting
図6を用いて、嵌合補助体の形および個数について上述の例とは異なる例について説明する。図6は、柱状に形成された嵌合補助体30Bを有するアダプタ10Bの、図1の鎖線AA’に相当する位置における断面図である。嵌合補助体30Bは、例えば、断面が楕円である柱状に形成され、前記回転軸32は該嵌合補助体を、中心から外れた位置において柱軸方向に貫通する。嵌合補助体30Bの断面は楕円に限られず、矩形状、紡錘状、星形、あるいはこれらに切り欠きを加えた形など様々な形であってよい。このように、柱状の嵌合補助体を使うことにより、プラグ50の筐体60上面に対して、より大きな力を及ぼすことができる。なお、アダプタ10Bにおいて、アダプタ10Aと同様の構成には同一の符号を付している。
An example different from the above-described example regarding the shape and number of the fitting assisting bodies will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a cross-sectional view of the
このように、嵌合補助体30Bが柱状である場合、凹部34Bは溝状に形成される。例えば、断面が波状の溝としてもよい。図1の鎖線BB’に相当する位置におけるアダプタ10Bの縦断面図は、図5に示すアダプタ10AのBB’断面図と同様である。以下、嵌合補助体30Aと嵌合補助体30Bとを総称して、嵌合補助体30とも呼び、凹部34Aと凹部34Bとを総称して、凹部34とも呼ぶ。また、ハウジング12Aとハウジング12Bを総称してハウジング12とも呼び、アダプタ10Aとアダプタ10Bを総称してアダプタ10とも呼ぶ。
Thus, when fitting
次に、図7(A)〜(C)を用いて、本実施形態にかかるアダプタ10にプラグ50を挿入する際の動作を説明する。この例においては、嵌合補助体30はアダプタ10のハウジング12の上面と下面の内壁に取り付けてあるため、ユーザがプラグ50をアダプタ10に挿入すると、嵌合補助体30は、プラグ50の筐体60の上面あるいは下面と接触する。ここでは、図5の鎖線Pで囲まれた部分に含まれる嵌合補助体30に着目して説明する。
Next, operation | movement at the time of inserting the
ユーザがプラグ50をアダプタ10に挿入すると、図7(A)に示すように、まず、プラグ50の筐体60の縁が、嵌合補助体30と接触する。プラグ50が押し込まれるに従って、嵌合補助体30は筐体60との間の摩擦力によってハウジング12の奥に向かって押し込まれ、回転軸32のまわりに回転する。図7(B)は、プラグ50を挿入する途中の過渡的状態を示す。嵌合補助体30は回転軸32のまわりに回転し、嵌合補助体30の、偏球状体あるいは柱状体の断面の長軸が筐体60表面と垂直となっている。嵌合補助体30は筐体60から、ハウジング内壁側に力を受け、押しつぶされるように変形している。また、嵌合補助体30のプラグ50と接触していない側の端は、凹部34の二つの窪みあるいは溝の間の凸部に接触している。
When the user inserts the
この状態において、嵌合補助体30の姿勢は不安定であり、また嵌合補助体30は押しつぶされて変形しており弾性力によるエネルギーを有するため、嵌合補助体30は図7(A)の状態に戻る方向または、さらに奥に押し込まれる方向のいずれかに回転して安定な姿勢をとろうとする。これに伴って、プラグ50は嵌合補助体30から、押し戻されて抜去される向き、または奥に挿入される向き、のいずれかの力を受ける。すなわち、嵌合補助体30は、プラグ50がラッチ22と半嵌合の状態にあるときには、挿入を後押しする向きまたは挿入を妨げる向きのいずれかにプラグ50を付勢する。プラグ50が押し戻されて図7(A)の状態に戻った場合には、ユーザはいまだ適切に嵌合していないことを容易に理解できるため、再び挿入を試みるなど、必要な対策をとることができる。
In this state, the posture of the fitting
一方、プラグ50がさらに奥に押し込まれる方向の力を受けた場合には、プラグ50は適切な位置まで挿入され、アダプタ10と適切に嵌合される。図7(C)は、嵌合補助体30が、さらにハウジング12の奥に押し込まれる方向に回転し、再び安定な状態となり、挿入作業が完了した状態を示す。嵌合補助体30の一部が、凹部34のくぼみはあるいは溝の一部分におさまっており、嵌合補助体30は、安定な姿勢にある。
On the other hand, when the
好ましくは、図7(A)において嵌合補助体30が筐体60に接触し、回転して図7(C)のように再び安定な状態になるまでに、筐体60が嵌合補助体30から力を受けてハウジング12の奥に向かって移動する距離は、嵌合補助体30が筐体60に接触してから、適切に嵌合するまでに必要な移動距離とほぼ等しい。この条件を考慮して、嵌合補助体30のサイズや取り付け位置等を定める。例えばSCコネクタの例においては、嵌合補助体30が筐体60に接触し、回転して再び安定な状態になるまでの筐体60の移動距離が1.5mm±20パーセントとなるように嵌合補助体30のサイズや取り付け位置を定めてもよい。
Preferably, in FIG. 7 (A), when the fitting
このように本発明を適用したアダプタ10においては、プラグ50をアダプタ10に挿入する過程において、ユーザが嵌合の適否について誤認しがちである中途半端な範囲では、嵌合補助体30が不安定な姿勢となる。これにより、プラグ50がその中途半端な範囲に留まり難くなるため、適切に嵌合された状態か、半嵌合の状態であるかの判断が容易となる。よって、ユーザは必要な場合には即座に一旦プラグ50を抜去して再び挿入するなどの対策を講じることができる。従って、半嵌合であるにもかかわらず嵌合していると誤認してしまうために生じる接続不良の問題や、ラッチが変形してしまうといった問題を回避することが可能となる。
Thus, in the adapter 10 to which the present invention is applied, in the process of inserting the
図8は、本発明にかかる嵌合補助体30の表面の一部を非平滑面とした場合の嵌合補助体30Cを示す。ここでは、嵌合補助体30の表面のうち、プラグ50の筐体60に接触可能である部分を非平滑面とした例を示している。非平滑面はたとえば、凹凸面として形成されてもよい。凹凸の形状、深さや細かさなどは、実験または経験により任意に定めてよく、嵌合補助体30の表面と筐体60の上面との間の摩擦係数を所望の値に調整できればよい。非平滑面は例えば、水玉状、縞状、格子状などの凸状構造や凹状構造を形成し、または図8に示すように、複数の溝を刻むことにより形成されてもよい。
FIG. 8 shows a fitting
このように、嵌合補助体30とプラグ50の筐体60との間の摩擦力を増加させることにより、嵌合補助体30が筐体60の縁に引っかかり易くなる。よって、図7(A)の状態のまま滑ってしまって、プラグ50が中途半端に挿入されてしまうといった事態を防止することができる。
As described above, by increasing the frictional force between the fitting
図9は、嵌合補助体30において、開口14から挿入されるプラグ50の筐体60と接触可能である位置に、切り欠き部を設けた嵌合補助体30Dを示す。偏球形状の嵌合補助体30Aの場合には、偏球形状の一部に窪みを形成して切り欠き部を設けることにより嵌合補助体30Dとしてもよく、また、偏球形状の一部を平面として切り欠き部としてもよい。柱状の嵌合補助体30Bの場合には、断面がV字状やU字状の溝を形成して切り欠き部を設けることにより嵌合補助体30Dとしてもよく、また、楕円状の断面の一部を直線となるように、切り欠き部を設けてもよい。このように、嵌合補助体30とプラグ50の筐体60の縁が係合し易い形状とすることで、プラグ50の挿入過程において、嵌合補助体30と筐体60の上面とが滑ってしまって、図7(A)の状態のまま、プラグ50が中途半端に挿入されてしまうといった事態を防止することができる。
FIG. 9 shows a fitting
上記においては、いわゆるSC−SCアダプタに本発明を適用した例について説明したが、異なる形式のプラグを接続するアダプタに本発明を適用してもよい。たとえば本発明は、いわゆるSC−FCアダプタや、SC−LCアダプタにも適用可能である。 In the above description, an example in which the present invention is applied to a so-called SC-SC adapter has been described. However, the present invention may be applied to an adapter that connects different types of plugs. For example, the present invention is also applicable to so-called SC-FC adapters and SC-LC adapters.
また本発明は、アダプタのみならず、ケーブルと機器とを接続するために用いられるモジュール用ソケットに適用することもできる。図10は、SCプラグを接続するための光モジュール用ソケットに本発明を適用した例を示す。光モジュール用ソケットは、発光、受光素子などの光モジュールと、これらに対向して配置される光ファイバケーブル端面との位置決めを行い、光学的に接続する。 Further, the present invention can be applied not only to an adapter but also to a module socket used for connecting a cable and a device. FIG. 10 shows an example in which the present invention is applied to an optical module socket for connecting an SC plug. The optical module socket positions and optically connects an optical module such as a light emitting and light receiving element and an end face of the optical fiber cable disposed facing the optical module.
図10(A)は、本発明を適用したソケットを備える光モジュール70の上面図を示す。図10(B)は、光モジュール70の側面図を示す。図10(C)は、光モジュール70の底面図を示す。図10(A)〜(C)において、光モジュール70の内部の構造を破線で示している。光モジュール70は、光発信素子や光受信素子、回路などを含む光モジュール本体部74とソケット部72とで構成される。光モジュール本体部74は、ピン76を備える。この例においては、光モジュール70として、その底面を光配線板などに装着するモジュールを想定している。
FIG. 10A shows a top view of an
ソケット部72の構造は、前述のアダプタ10Aにおいてハウジング12Aを長手方向の半分のみのハウジング12Cとし、他の構成要素も片側のみとした構造とほぼ同様である。同様の構成には同じ符号を付している。図10(A)〜(C)においては、偏球状の嵌合補助体30Aを取り付けた例を示しているが、勿論、柱状の嵌合補助体30Bを取り付けてもよい。
The structure of the
ソケット部72は、アダプタ10に関して述べたのと同様に動作する。この場合にも、ユーザがプラグ50がソケット部72に差し込む際に、半嵌合の状態では不安定な状態となって押し戻され、あるいは押し込まれるため、ユーザは嵌合の適否について容易に判断することが可能となる。これにより、半嵌合であるにもかかわらず嵌合していると誤認してしまうために生じる接続不良の問題や、ラッチが変形してしまうといった問題を回避することができる。
The
以上、本発明を実施形態にもとづいて説明した。本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。 In the above, this invention was demonstrated based on embodiment. The present invention is not limited to the above-described embodiment, and an appropriate combination of the elements of the embodiment is also effective as an embodiment of the present invention. Various modifications such as design changes can be added to the embodiments based on the knowledge of those skilled in the art, and embodiments to which such modifications are added can be included in the scope of the present invention.
例えば、本実施の形態では、主にSC形コネクタのアダプタおよびソケットについて説明したが、これ以外にも本発明は、嵌合の適否が判断し難いアダプタおよびモジュール用ソケットに適用することができる。 For example, in the present embodiment, the adapter and socket of the SC connector have been mainly described. However, the present invention can be applied to adapters and module sockets where it is difficult to determine whether fitting is appropriate.
以上のように本発明は、ケーブルを接続するアダプタおよびソケットに利用可能である。 As described above, the present invention can be used for an adapter and a socket for connecting a cable.
10 アダプタ、12 ハウジング、14 開口、16 フランジ、18 係止部、20 スリット、22 ラッチ、24 スリーブ、26 割スリーブ、30 嵌合補助体、50 プラグ、52 白線、54 フェルール、58 フェルール保持部、60 筐体、62 ラッチ受入部、64 段部、70 光モジュール、72 ソケット部、74 光モジュール本体部、76 ピン。 10 Adapter, 12 Housing, 14 Opening, 16 Flange, 18 Locking part, 20 Slit, 22 Latch, 24 Sleeve, 26 Split sleeve, 30 Fitting body, 50 Plug, 52 White wire, 54 Ferrule, 58 Ferrule holding part, 60 housing, 62 latch receiving part, 64 step part, 70 optical module, 72 socket part, 74 optical module body part, 76 pins.
Claims (11)
両端にプラグを挿入する開口を有するハウジングと、
前記開口から前記ハウジング内部に挿入される前記プラグを固定するラッチとを備え、
前記ハウジング内壁には、弾性を有する部材で形成された嵌合補助体が回転可能に取り付けられていることを特徴とするアダプタ。 An adapter that connects a set of plugs to each other,
A housing having openings for inserting plugs at both ends;
A latch for fixing the plug inserted into the housing from the opening,
An adapter, characterized in that a fitting auxiliary body made of an elastic member is rotatably attached to the inner wall of the housing.
一端に開口を有するハウジングと、
前記開口から前記ハウジング内部に挿入される前記プラグを固定するラッチとを備え、
前記ハウジング内壁には、弾性を有する部材で形成された嵌合補助体が回転可能に取り付けられていることを特徴とする光モジュール用ソケット。 An optical module socket for connecting an optical plug to an optical module,
A housing having an opening at one end;
A latch for fixing the plug inserted into the housing from the opening,
An optical module socket, wherein a fitting auxiliary member made of an elastic member is rotatably attached to the inner wall of the housing.
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