JP4812567B2 - パイロット信号の割り当て方法およびそれを利用した無線装置 - Google Patents

パイロット信号の割り当て方法およびそれを利用した無線装置 Download PDF

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本発明は、パイロット信号の割り当て技術に関し、特にマルチキャリア信号にパイロット信号を割り当てるパイロット信号の割り当て方法およびそれを利用した無線装置に関する。
地上デジタル放送や無線LAN等の伝送方式として、マルチパスやゴーストに対する耐性にすぐれ、かつ移動受信も可能にするOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送方式が採用されている。これは、周波数軸上において互いに直交した複数のサブキャリアを使用しながらデータを変調する方式である。このようなOFDM信号において、ひとつの伝送シンボル単位での伝送路特性を推定可能にするために、所定のサブキャリア間隔にパイロット信号が配置される。なお、パイロット信号は、既知信号である。また、高速フェージング環境下における伝送路特性の推定を可能にするために、時間軸上において、パイロット信号が連続的に配置される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−124125号公報
受信側において推定した伝送路特性に含まれる誤差が大きくなると、伝送路特性をもとにデータを復調したときの受信特性が悪化する。そのため、推定した伝送路特性に含まれる誤差を小さくするようなサブキャリアへのパイロット信号の配置が要求される。一方、周波数選択性フェージングの影響によって、受信強度などの無線品質は、一般的にサブキャリア単位に異なる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信側において推定した伝送路特性に含まれる誤差を低減するためのパイロット信号の割り当て技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の無線装置は、複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得する取得部と、取得部において取得した無線品質をもとに、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する特定部と、特定部において特定したサブキャリアにパイロット信号を割り当てながら、複数のサブキャリアによって形成されるマルチキャリア信号を送信する送信部とを備える。特定部は、サブキャリアの数よりも少ない数のブロックに複数のサブキャリアを分類した場合に、ブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されるように、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する。
「取得する」とは、無線装置において無線品質を測定することであってもよく、通信対象において測定された無線品質をデータとして受信することであってもよく、通信対象において測定された値をもとに、無線装置において無線品質を導出することであってもよい。つまり、無線品質が確認できればよいものとする。この態様によると、無線品質に応じてパイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定するので、推定した伝送路特性に含まれる誤差を低減させることができる。
特定部は、ブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアを特定の対象として、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定し、取得部は、少なくとも特定の対象となるサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得してもよい。「ブロックの中心周波数付近」とは、ひとつのブロックが占有する帯域の中心付近に相当する。この場合、ブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアにパイロット信号を割り当てるので、複数のブロックにわたって、均等にパイロット信号を配置できる。
特定部は、取得部において取得した無線品質に対して、ブロックの中心周波数に近づくほど無線品質が改善するような重みづけを実行した後に、ブロック単位に無線品質が最良となるサブキャリアを特定してもよい。この場合、ブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアにパイロット信号を割り当てやすくなるので、複数のブロックにわたって、均等にパイロット信号を配置できる。
通信対象の無線装置からのマルチキャリア信号を受信する受信部をさらに備える。取得部は、受信部において受信したマルチキャリア信号から、複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を測定し、送信部は、受信部において受信したマルチキャリア信号と同一の周波数帯を使用しながら、マルチキャリア信号を送信してもよい。この場合、無線品質を自ら測定するので、通信対象の無線装置から無線品質を送信してもらう手順を省略でき、伝送効率の低下を抑制できる。
送信部は、マルチキャリア信号をパケット信号として送信しており、パケット信号の前方の期間において、特定部において特定したサブキャリアの情報を送信してもよい。この場合、通信対象の無線装置に対して、特定したサブキャリアの情報を通知できる。
本発明の別の態様もまた、無線装置である。この装置は、通信対象の無線装置からのマルチキャリア信号であって、かつサブキャリアの数よりも少ない数のブロックに複数のサブキャリアを分類した場合に、ブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されたマルチキャリア信号を受信する受信部と、受信部において受信したマルチキャリア信号と、パイロット信号との相関処理をサブキャリア単位に実行する相関部と、相関部における相関処理の結果をもとに、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアをブロック単位に推定する推定部と、推定部において推定したサブキャリアでのパイロット信号を使用しながら、受信部において受信したマルチキャリア信号を処理する処理部と、を備える。
相関処理の対象となる「パイロット信号」は、予め記憶したパイロット信号であってもよく、受信したマルチキャリア信号に含まれたパイロット信号であってもよい。前者の場合の相関処理は、相互相関処理に相当し、後者の場合の相関処理は、自己相関処理に相当する。この態様によると、通信対象の無線装置から、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアに関する情報を受けつけなくても、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアを特定するので、伝送効率を向上できる。
本発明のさらに別の態様は、パイロット信号の割り当て方法である。この方法は、複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得するステップと、取得した無線品質をもとに、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定するステップと、特定したサブキャリアにパイロット信号を割り当てながら、複数のサブキャリアによって形成されるマルチキャリア信号を送信するステップとを備える。特定するステップは、サブキャリアの数よりも少ない数のブロックに複数のサブキャリアを分類した場合に、ブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されるように、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する。
特定するステップは、ブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアを特定の対象として、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定し、取得するステップは、少なくとも特定の対象となるサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得してもよい。特定するステップは、取得した無線品質に対して、ブロックの中心周波数に近づくほど無線品質が改善するような重みづけを実行した後に、ブロック単位に無線品質が最良となるサブキャリアを特定してもよい。
通信対象の無線装置からのマルチキャリア信号を受信するステップをさらに備える。取得するステップは、受信したマルチキャリア信号から、複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を測定し、送信するステップは、受信するステップにおいて受信したマルチキャリア信号と同一の周波数帯を使用しながら、マルチキャリア信号を送信してもよい。送信するステップは、マルチキャリア信号をパケット信号として送信しており、パケット信号の前方の期間において、特定したサブキャリアの情報を送信してもよい。
本発明のさらに別の態様は、受信方法である。この方法は、通信対象の無線装置からのマルチキャリア信号であって、かつサブキャリアの数よりも少ない数のブロックに複数のサブキャリアを分類した場合に、ブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されたマルチキャリア信号を受信するステップと、受信したマルチキャリア信号と、パイロット信号との相関処理をサブキャリア単位に実行するステップと、相関処理の結果をもとに、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアをブロック単位に推定するステップと、推定したサブキャリアでのパイロット信号を使用しながら、受信したマルチキャリア信号を処理するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
受信側において推定した伝送路特性に含まれる誤差を低減できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、基地局装置と、少なくともひとつの端末装置によって構成される通信システムに関する。通信システムでは、複数のサブキャリアにてひとつのサブキャリアブロックが構成され、複数のサブキャリアブロックにてマルチキャリア信号が構成されている。基地局装置は、ひとつのサブキャリアブロックをひとつの端末装置に割り当てることによって、OFDMAを実行する。また、基地局装置は、複数のサブキャリアブロックをひとつの端末装置に割り当ててもよい。端末装置が伝送路特性を推定できるように、基地局装置は、パイロット信号を所定のサブキャリアに配置する。
周波数選択性フェージングの影響を受けると、端末装置において受信されたマルチキャリア信号の信号強度は、サブキャリア単位に異なった値になる。信号強度が小さくなるサブキャリアにパイロット信号が配置されていれば、当該パイロット信号をもとに推定された伝送路特性であって、かつ端末装置において推定された伝送路特性に含まれる誤差が大きくなる。端末装置は、推定した伝送路特性をもとにデータを復調するので、伝送路特性に含まれた誤差が大きくなると、受信特性が悪化する。これに対応するため、本実施例に係る基地局装置は、以下の処理を実行する。
なお、基地局装置から端末装置へ送信される下り回線のパケット信号と、端末装置から基地局装置へ送信される上り回線のパケット信号とは、同様に構成される。基地局装置は、端末装置から受信したマルチキャリア信号に対して、サブキャリア単位に無線品質、例えばEVM(Error Vector Magnitude)を測定する。また、基地局装置は、サブキャリアブロック単位に、複数のEVMを比較し、最良のEVMに対応したサブキャリアへのパイロット信号の割当を決定する。基地局装置は、決定したサブキャリアにパイロット信号を割り当ててから、マルチキャリア信号を送信する。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、端末装置10、基地局装置12、ネットワーク18を含む。また、端末装置10は、端末用アンテナ14を含み、基地局装置12は、基地局用アンテナ16を含む。
基地局装置12は、一端に基地局用アンテナ16を介して端末装置10を接続し、他端にネットワーク18を接続する。また、端末装置10は、端末用アンテナ14を介して基地局装置12に接続する。基地局装置12は、図示しない複数の端末装置10に対してチャネルを割り当てることによって、複数の端末装置10との通信を実行する。具体的には、端末装置10が基地局装置12に対してチャネル割当の要求信号を送信し、基地局装置12は、受信した要求信号に応答して、端末装置10にチャネルを割り当てる。
また、基地局装置12は、端末装置10に割り当てたチャネルに関する情報を送信し、端末装置10は、割り当てられたチャネルを使用しながら、基地局装置12との通信を実行する。その結果、端末装置10から送信されたデータは、基地局装置12を介して、ネットワーク18に出力され、最終的にネットワーク18に接続された図示しない通信装置に受信される。また、通信装置から端末装置10の方向にもデータは伝送される。
図2は、通信システム100において送信されるマルチキャリア信号の構成を示す。特に、図2は、OFDM伝送方式での信号のスペクトルを示す。OFDM伝送方式における複数のキャリアのひとつをサブキャリアと一般的に呼ぶが、ここではひとつのサブキャリアを「サブキャリア番号」によって指定するものとする。ここでは、サブキャリア番号「1」から「z」までのz個のサブキャリアが規定されている。また、複数のサブキャリアにて構成されたひとつの信号の単位であって、かつ時間領域のひとつの信号の単位は、「OFDMシンボル」と呼ばれるものとする。
図3は、通信システム100において送信されるパケット信号の構成を示す。図3の縦方向は、周波数軸を示しており、図3の横方向は、時間軸を示す。また、縦方向の周波数軸は、図2のスペクトルに相当しており、図2のごとく、z個のサブキャリアが含まれたマルチキャリア信号によってパケット信号が形成されている。パケット信号の周波数成分において、所定数のマルチキャリアがひとつのサブキャリアブロックに含まれることによって、第1サブキャリアブロックから第NサブキャリアブロックのM個のサブキャリアブロックが形成される。ここで、Mはzよりも小さい値を有している。
つまり、サブキャリアの数よりも少ない数のサブキャリアブロックに、複数のサブキャリアは分類されている。このような複数のサブキャリアブロックは、時間方向に並列に配置されている。図1の基地局装置12は、少なくともひとつのサブキャリアブロックを前述のチャネルとして端末装置10に割り当てる。なお、図3のパケット信号は、図1の基地局装置12から端末装置10へ送信される下り回線でのパケット信号を示しているが、端末装置10から基地局装置12へ送信される上り回線でのパケット信号も同様に構成されればよいので、ここでは説明を省略する。
図4は、サブキャリアブロックの構成を示す。図4は、図3に示された複数のサブキャリアブロックのうちのいずれかを詳細に示す。ここで、図4の縦方向は、図3と同様に周波数軸を示しており、図4の横方向は、図3と同様に時間軸を示す。また、図2において説明したように、サブキャリアブロックに含まれるサブキャリアは、サブキャリア番号「i」から「i+14」にて示される。ここでは、ひとつのサブキャリアブロックに含まれるサブキャリアの数は、「15」とされる。時間軸におけるパケット信号の先頭から、「STS」、「LTS」、「SIG」、「データ」の順に配置がなされる。
ここで、「STS」は、端末装置10におけるAGC(Automatic Gain Control)設定用およびタイミング検出用の既知信号であり、「LTS」は、端末装置10における伝送路特性の推定用の既知信号であり、「SIG」は、制御信号である。さらに、「データ」は、図4の「データ1」から「データN」を総称したものであり、基地局装置12から端末装置10に送信すべきデータに相当する。「STS」は、サブキャリア番号「i+1」、「i+5」、「i+9」、「i+13」に配置され、「LTS」は、サブキャリア番号「i」、「i+2」、「i+4」、「i+6」、「i+8」、「i+10」、「i+12」、「i+14」に配置される。つまり、STSとLTSとは、互いに異なったサブキャリアに配置される。一方、「SIG」は、ひとつのサブキャリアブロックに含まれるすべてのサブキャリアに配置される。
「データ」は、時間軸において複数のシンボルにわたって配置される。また、図4は、ひとつのシンボルに、15個のデータ、例えば「データ1」から「データ15」が配置されているように示しているが、実際は、15のサブキャリアのうちの少なくともひとつにパイロット信号が含まれている。例えば、サブキャリア番号「i+7」のサブキャリアにパイロット信号が割り当てられている場合、「データ8」の代わりに「パイロット信号」が配置される。また、サブキャリア番号「i+7」のサブキャリアにパイロット信号が割り当てられている場合、複数のシンボルにパイロット信号が配置される。
図5は、基地局装置12の構成を示す。基地局装置12は、基地局用アンテナ16、無線部20、FFT(Fast Fourier Transform)部22、復調部24、測定部26、制御部28、デサブチャネルゼーション部30、サブチャネルゼーション部32、変調部34、IFFT部36、ベースバンド処理部38を含む。
無線部20は、受信処理として、基地局用アンテナ16において端末装置10から受信した無線周波数のマルチキャリア信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドのマルチキャリア信号を生成する。さらに、無線部20は、ベースバンドのマルチキャリア信号をFFT部22に出力する。一般的に、ベースバンドのマルチキャリア信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線によって伝送されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。また、無線部20には、AGCやA/D変換部も含まれる。
無線部20は、送信処理として、IFFT部36から入力したベースバンドのマルチキャリア信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数のマルチキャリア信号を生成する。さらに、無線部20は、無線周波数のマルチキャリア信号を基地局用アンテナ16に出力する。つまり、無線部20は、無線周波数のマルチキャリア信号を基地局用アンテナ16から送信する。なお、無線部20は、受信したマルチキャリア信号と同一の無線周波数帯を使用しながら、マルチキャリア信号を送信する。つまり、TDD(Time Division Duplex)が使用されているものとする。また、無線部20には、PA(Power Amplifier)、D/A変換部も含まれる。なお、無線部20において処理されるマルチキャリア信号は、図2から図4に示されたマルチキャリア信号を時間領域に変換した信号である。また、時間領域に変換した信号には、ガードインターバルが付加されていてもよいが、ここでは、説明を省略する。
FFT部22は、無線部20から入力したベースバンドのマルチキャリア信号に対して、時間領域から周波数領域への変換を実行する。FFT部22は、周波数領域に変換したマルチキャリア信号を復調部24に出力する。周波数領域に変換したマルチキャリア信号は、図2から図4のごとく、複数のサブキャリアのそれぞれに対応した成分を有する。なお、FFT部22は、タイミング同期、つまりFFTのウインドウの設定を実行し、ガードインターバルの削除も実行する。タイミング同期等には、前述の「STS」が使用されるが、公知の技術が使用されればよいので、ここでは、説明を省略する。
復調部24は、FFT部22において周波数領域に変換したマルチキャリア信号を復調する。なお、復調のために伝送路特性が推定されるが、伝送路特性の推定には、前述の「LTS」が使用される。伝送路特性の推定には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは、説明を省略するが、伝送路特性は、サブキャリア単位に推定される。復調部24は、復調した結果をデサブチャネルゼーション部30に出力する。
デサブチャネルゼーション部30は、復調部24から復調結果を受けつけ、復調結果を端末装置10単位に分離する。つまり、復調結果は、図3および図4のごとく、複数のサブキャリアブロックによって構成されている。そのため、ひとつのサブキャリアブロックがひとつのチャネルとして、ひとつの端末装置10に割り当てられている場合、復調結果には、複数の端末装置10からの信号が含まれている。デサブチャネルゼーション部30は、このような復調結果を分離する。デサブチャネルゼーション部30は、分離した復調結果に対して、送信元の端末装置10を識別するための情報と宛先を識別するための情報とを付加して、ベースバンド処理部38に出力する。
ベースバンド処理部38は、デサブチャネルゼーション部30から受けつけた復調結果をネットワーク18に出力する。復調結果の宛先は、復調結果に付加された情報であって、かつ宛先を識別するための情報をもとに設定される。ここで、宛先を識別するための情報は、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスによって示される。また、ベースバンド処理部38は、ネットワーク18から複数の端末装置10に対するデータを入力する。制御部28は、入力したデータをサブチャネルゼーション部32に出力する。
サブチャネルゼーション部32は、デサブチャネルゼーション部30とは逆の処理を実行する。サブチャネルゼーション部32は、ベースバンド処理部38から、複数の端末装置10へのデータを受けつけ、データをサブキャリアブロックに割り当て、複数のサブキャリアブロックからマルチキャリア信号を形成する。つまり、サブチャネルゼーション部32は、図3および図4のごとく、複数のサブキャリアブロックによって構成されるマルチキャリア信号を形成する。なお、データが割り当てられるべきサブキャリアブロックは、予め決められており、それに関する指示は、図示しない信号線によって制御部28から受けつけるものとする。サブチャネルゼーション部32は、マルチキャリア信号を変調部34に出力する。
変調部34は、サブチャネルゼーション部32から受けつけたマルチキャリア信号に対して、変調を実行する。また、変調部34は、変調したマルチキャリア信号をIFFT部36に出力する。IFFT部36は、変調部34から入力した変調したマルチキャリア信号に対して、周波数領域から時間領域への変換を実行する。IFFT部36は、時間領域に変換したマルチキャリア信号をベースバンドのマルチキャリア信号として無線部20に出力する。なお、IFFT部36は、ガードインターバルの付加も実行するが、ここでは説明を省略する。
測定部26は、複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質として、EVMを測定する。つまり、測定部26は、受信したマルチキャリア信号から、複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を測定する。そのために、測定部26は、復調部24から、FFT部22において周波数領域に変換したマルチキャリア信号、つまり復調前の信号を受けつける。また、測定部26は、復調部24から、検波したマルチキャリア信号、つまり復調後の信号も受けつける。測定部26は、復調前の信号と復調後の信号とを使用しながら、EVMをサブキャリア単位に導出する。EVMの導出の説明は、後述する。
制御部28は、端末装置10に対するチャネルの割当、基地局装置12全体のタイミング制御等を実行する。また、制御部28は、測定部26において測定したEVMをもとに、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する。具体的に説明すると、制御部28は、サブキャリアブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されるように、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する。ここでは、ひとつのサブキャリアブロックにひとつのパイロット信号が配置されるものとする。制御部28は、サブキャリアブロック単位に、EVMの大きさを比較する。図4の例では、15個のサブキャリアのそれぞれに対応したEVMの大きさが比較される。また、制御部28は、最小のEVMに対応したサブキャリアを特定する。制御部28は、特定したサブキャリアをサブチャネルゼーション部32に通知する。
サブチャネルゼーション部32は、制御部28において特定したサブキャリアにパイロット信号を割り当てながら、複数のサブキャリアによって形成されるマルチキャリア信号をパケット信号として生成する。例えば、制御部28が図4のサブキャリア番号「i+7」のサブキャリアを特定すれば、サブチャネルゼーション部32は、「データ7」、「データN−7」等にパイロット信号を割り当てる。なお、複数のシンボルにわたるパイロット信号のパターンは、予め規定されているものとする。さらに、サブチャネルゼーション部32は、パケット信号の前方の期間において、測定部26において特定したサブキャリアの情報を送信する。ここで、測定部26において特定したサブキャリアの情報は、図4の「SIG」に含まれる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図6は、復調部24と測定部26の構成を示す。復調部24は、キャリア再生部50、検波部52を含み、測定部26は、再変調部54、EVM計算部56を含む。復調部24に入力される信号は、前述のごとく、周波数領域に変換したマルチキャリア信号である。そのため、複数のサブキャリアに応じた成分が並列に復調部24に入力されるべきである。しかしながら、ここでは、図を明瞭にするために、ひとつの信号線によってこれを示すものとする。
キャリア再生部50は、前述の伝送路特性をサブキャリア単位に推定する。キャリア再生部50の動作については、説明を省略する。また、キャリア再生部50は、推定した伝送路特性の逆特性を出力する。検波部52は、キャリア再生部50からの伝送路特性の逆特性を使用しながら、周波数領域に変換したマルチキャリア信号を検波する。ここで、検波部52は、サブキャリアを対応づけながら、サブキャリア単位に検波を実行する。検波部52は、検波した結果を前述の復調結果として出力する。
再変調部54は、検波部52から復調結果を受けつけ、受けつけた復調結果をサブキャリア単位に再変調して出力する。再変調については公知の技術を使用すればよいので、ここでは説明を省略する。再変調部54は、再変調した信号を参照信号としてEVM計算部56に出力する。EVM計算部56は、周波数領域に変換したマルチキャリア信号と、再変調部54からの参照信号を受けつける。EVM計算部56は、EVMをサブキャリア単位に導出する。
図7は、EVM計算部56における計算の概要を示す。図7は、ひとつのサブキャリアに対する計算の概要に相当する。また、図7の横軸はI軸に相当し、縦軸はQ軸に相当する。図中の「IQmeasured」は、周波数領域に変換したマルチキャリア信号に相当し、「IQreference」は、参照信号に相当する。I軸上における「IQmeasured」と「IQreference」との誤差は、図示のごとく「Ierr」と示され、Q軸上における「IQmeasured」と「IQreference」との誤差は、図示のごとく「Qerr」と示される。ここで、EVMは、以下のように導出される。
Figure 0004812567
図6に戻る。EVM計算部56は、導出したサブキャリア単位のEVMを図示しない制御部28に出力する。
以上の構成による基地局装置12の動作を説明する。図8は、基地局装置12における送信手順を示すフローチャートである。制御部28は、初期の状態において、サブキャリアブロックの中心にパイロット信号を配置させる(S10)。サブチャネルゼーション部32、変調部34、IFFT部36、無線部20は、パケット信号を送信する(S12)。無線部20、FFT部22、復調部24、デサブチャネルゼーション部30は、パケット信号を受信する(S14)。測定部26は、サブキャリア単位にEVMを計算する(S16)。制御部28は、EVMをもとに、サブキャリアブロック単位にサブキャリアを特定する(S18)。制御部28は、特定したサブキャリアへのパイロット信号の割当をサブチャネルゼーション部32に指示する(S20)。データが終了しなければ(S22のN)、ステップ12に戻る。データが終了すれば(S22のY)、処理は終了される。
これまでの実施例において、基地局装置12は、パイロット信号を割り当てたサブキャリアに関する情報を「SIG」に含ませている。端末装置10は、「SIG」に含まれた情報を取得し、情報からパイロット信号が割り当てられたサブキャリアを特定した後に、パイロット信号から伝送路特性を推定する。以下では、基地局装置12が、パイロット信号を割り当てたサブキャリアに関する情報を「SIG」に含ませない場合を説明する。端末装置10は、パイロット信号のパターンを予め記憶しており、記憶したパイロット信号と受信したマルチキャリア信号との相互相関をサブキャリア単位に実行する。また、端末装置10は、相関値の大きいサブキャリアにパイロット信号が配置されていると推定する。さらに、端末装置10は、パイロット信号から伝送路特性を推定する。
ここでの端末装置10は、図5に示された基地局装置12と同様のタイプである。しかしながら、端末装置10は、基地局装置12と異なって、ネットワーク18に接続されておらず、パイロット信号の割当および端末装置10に対するチャネルの割当を実行しない。図9は、端末装置10における測定部26と制御部28との構成を示す。測定部26は、相関部60を含み、制御部28は、推定部62を含む。
図示しない無線部20、FFT部22は、図示しない基地局装置12からのマルチキャリア信号であって、かつ前述のサブキャリアブロックに複数のサブキャリアを分類した場合に、サブキャリアブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されたマルチキャリア信号を受信する。端末装置10は、どのサブキャリアにパイロット信号が割り当てられているかを予め認識していないものとする。そのため、復調部24は、FFT部22から、周波数領域に変換されたマルチキャリア信号を受けつけた後、これを一旦記憶する。
相関部60は、予めパイロット信号のパターンを記憶しており、FFT部22において周波数領域に変換されたマルチキャリア信号と、記憶したパイロット信号のパターンとの相互相関処理をサブキャリア単位に実行する。パイロット信号のパターンとは、複数のシンボルにわたって規定される値である。相関部60は、以上の処理を実行するためにマッチドフィルタによって構成されており、パイロット信号のパターンをタップ係数に設定する。このようなマッチドフィルタは、複数のサブキャリアのそれぞれに対して設けられている。なお、相関部60は、相互相関処理ではなく、自己相関処理を実行してもよい。その際、パイロット信号のパターンは、それよりも短いパターンが複数回数組み合わされることによって構成されている。また、自己相関処理のための遅延時間は、短いパターンを形成する周期に設定される。
推定部62は、相関部60において導出した相関値の大きさを比較する。また、推定部62は、最大の相関値に対応したサブキャリアをサブキャリアブロック単位に特定する。推定部62は、特定したサブキャリアにパイロット信号が割り当てられていると推定する。推定部62は、推定したサブキャリアに関する情報を図示しない復調部24に出力する。
復調部24は、推定部62において推定したサブキャリアに関する情報を取得し、情報に対応したサブキャリアにパイロット信号が配置されているとしながら、記憶した周波数領域のマルチキャリア信号を復調する。復調部24は、LTSの期間において伝送路特性を推定するとともに、公知の技術を使用しながらパイロット信号をもとに、伝送路特性を更新する。なお、端末装置10において、図示しないデサブチャネルゼーション部30およびサブチャネルゼーション部32は、当該端末装置10に対して割り当てられたサブチャネルブロックを処理の対象とする。
本発明の実施例によれば、EVMに応じてパイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定するので、端末装置において推定した伝送路特性に含まれる誤差を低減させることができる。また、EVMに応じてパイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定するので、品質が悪化しているサブキャリアへのパイロット信号の割当を回避できる。また、伝送路特性に含まれる誤差を低減させるので、受信品質を向上できる。また、サブキャリアブロック単位に割当を実行するので、チャネルと割当の単位を同一にできる。また、割当の単位が同一になるので、処理を簡易にできる。また、EVMを自ら測定するので、端末装置からEVMを送信してもらう手順を省略でき、伝送効率の低下を抑制できる。また、パイロット信号を割り当てたサブキャリアに関する情報をSIGにおいて送信するので、端末装置に対して、特定したサブキャリアの情報を通知できる。また、無線環境に応じてパイロット信号が割り当てられるサブキャリアを変更するので、受信品質の悪化を抑制できる。
また、基地局装置から、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアに関する情報を受けつけなくても、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアを特定するので、伝送効率を向上できる。また、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアを特定するので、基地局装置において、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアが随時変更される場合であっても、パイロット信号を特定できる。また、パイロット信号を使用するので、受信品質を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、測定部26は、無線品質として、EVMをサブキャリア単位に測定している。しかしながらこれに限らず例えば、測定部26は、無線品質として、受信信号の強度をサブキャリア単位に導出してもよい。本変形例によれば、測定部26における処理を簡易にできる。また、制御部28は、測定部26において測定した無線品質を受けつけるのではなく、端末装置10において測定された無線品質を受けつけてもよい。本変形例によれば、上り回線の周波数と下り回線の周波数とが異なる場合であっても、本発明を適用できる。つまり、サブキャリア単位の無線品質が取得できればよい。
本発明の実施例において、測定部26、制御部28は、サブキャリアブロックに含まれた複数のサブキャリアを処理の対象としている。しかしながらこれに限らず例えば、制御部28は、サブキャリアブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアを特定の対象として、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定してもよい。具体的には、図4のサブキャリア番号「i+5」から「i+9」までの5つのサブキャリアが特定の対象とされる。その際、測定部26は、少なくとも特定の対象となるサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得する。本変形例によれば、サブキャリアブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアにパイロット信号を割り当てるので、複数のサブキャリアブロックにわたって、均等にパイロット信号を配置できる。また、均等にパイロット信号が配置されるので、フェージングの影響を低減できる。また、サブキャリアブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアを処理の対象とするので、処理量を低減できる。つまり、パイロット信号を割り当てるべきサブキャリアが特定されればよい。
本発明の実施例において、制御部28は、測定部26において測定したEVMの大きさをそのまま比較している。しかしながらこれに限らず例えば、制御部28は、測定部26において取得したEVMに対して、サブキャリアブロックの中心周波数に近づくほどEVNが改善するような重みづけを実行した後に、サブキャリアブロック単位の特定を実行してもよい。具体的には、図4のサブキャリア番号「i+7」のサブキャリアに対して1/4の重みづけを実行し、サブキャリア番号「i+4」から「i+6」および「i+8」から「i+10」のサブキャリアに対して1/2の重みづけを実行する。その結果、重みづけがなされたサブキャリアに対するEVMは小さくなるので、制御部28による特定がなされやすくなる。なお、無線品質が受信信号の強度である場合、受信信号の強度が大きくなるような重みづけがなされる。さらに、本変形例にと前記の変形例とが組み合わされてもよい。本変形例によれば、サブキャリアブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアにパイロット信号を割り当てやすくなるので、複数のサブキャリアブロックにわたって、均等にパイロット信号を配置できる。つまり、パイロット信号を割り当てるべきサブキャリアが特定されればよい。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の通信システムにおいて送信されるマルチキャリア信号の構成を示す図である。 図1の通信システムにおいて送信されるパケット信号の構成を示す図である。 図3のサブキャリアブロックの構成を示す図である。 図1の基地局装置の構成を示す図である。 図5の復調部と測定部の構成を示す図である。 図6のEVM計算部における計算の概要を示す図である。 図5の基地局装置における送信手順を示すフローチャートである。 図1の端末装置における測定部と制御部との構成を示す図である。
符号の説明
10 端末装置、 12 基地局装置、 14 端末用アンテナ、 16 基地局用アンテナ、 18 ネットワーク、 20 無線部、 22 FFT部、 24 復調部、 26 測定部、 28 制御部、 30 デサブチャネルゼーション部、 32 サブチャネルゼーション部、 34 変調部、 36 IFFT部、 38 ベースバンド処理部、 100 通信システム。

Claims (7)

  1. 複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得する取得部と、
    前記取得部において取得した無線品質をもとに、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する特定部と、
    前記特定部において特定したサブキャリアにパイロット信号を割り当てながら、複数のサブキャリアによって形成されるマルチキャリア信号を送信する送信部とを備え、
    前記特定部は、サブキャリアの数よりも少ない数のブロックに複数のサブキャリアを分類し、ブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されるように、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する場合、前記取得部において取得した無線品質に対して、ブロックの中心周波数に近づくほど無線品質が改善するような重みづけを実行した後に、ブロック単位に無線品質が最良となるサブキャリアを特定することを特徴とする無線装置。
  2. 前記特定部は、ブロックの中心周波数付近に配置されたサブキャリアを特定の対象として、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定し、
    前記取得部は、少なくとも特定の対象となるサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 通信対象の無線装置からのマルチキャリア信号を受信する受信部をさらに備え、
    前記取得部は、前記受信部において受信したマルチキャリア信号から、複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を測定し、
    前記送信部は、前記受信部において受信したマルチキャリア信号と同一の周波数帯を使用しながら、マルチキャリア信号を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の無線装置。
  4. 前記送信部は、マルチキャリア信号をパケット信号として送信しており、パケット信号の前方の期間において、前記特定部において特定したサブキャリアの情報を送信することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の無線装置。
  5. 請求項1に記載の無線装置を通信対象とする無線装置であって、
    前記通信対象の無線装置からのマルチキャリア信号であって、かつサブキャリアの数よりも少ない数のブロックに複数のサブキャリアを分類した場合に、ブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されたマルチキャリア信号を受信する受信部と、
    前記受信部において受信したマルチキャリア信号と、パイロット信号との相関処理をサブキャリア単位に実行する相関部と、
    前記相関部における相関処理の結果をもとに、パイロット信号が割り当てられたサブキャリアをブロック単位に推定する推定部と、
    前記推定部において推定したサブキャリアでのパイロット信号を使用しながら、前記受信部において受信したマルチキャリア信号を処理する処理部と、
    を備えることを特徴とする無線装置。
  6. 複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得するステップと、
    取得した無線品質をもとに、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定するステップと、
    特定したサブキャリアにパイロット信号を割り当てながら、複数のサブキャリアによって形成されるマルチキャリア信号を送信するステップとを備え、
    前記特定するステップは、サブキャリアの数よりも少ない数のブロックに複数のサブキャリアを分類し、ブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されるように、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する場合、前記取得するステップにおいて取得した無線品質に対して、ブロックの中心周波数に近づくほど無線品質が改善するような重みづけを実行した後に、ブロック単位に無線品質が最良となるサブキャリアを特定することを特徴とするパイロット信号の割り当て方法。
  7. 複数のサブキャリアのそれぞれに対する無線品質を取得するステップと、
    取得した無線品質をもとに、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定するステップと、
    特定したサブキャリアにパイロット信号を割り当てながら、複数のサブキャリアによって形成されるマルチキャリア信号を送信するステップとを備え、
    前記特定するステップは、サブキャリアの数よりも少ない数のブロックに複数のサブキャリアを分類し、ブロック単位に少なくともひとつのパイロット信号が配置されるように、パイロット信号を割り当てるサブキャリアを特定する場合、前記取得するステップにおいて取得した無線品質に対して、ブロックの中心周波数に近づくほど無線品質が改善するような重みづけを実行した後に、ブロック単位に無線品質が最良となるサブキャリアを特定することをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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