JP4812178B2 - 画像投射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像投射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、投射型の画像表示装置がテレビジョン用やデータ表示用に広く用いられるようになってきた。特に、データ表示用では、より多くの画像情報を扱う必要があり、投射型画像表示装置の画素数も年々改良が加えられてきている。
【0003】
従来のデータ表示用投射型表示装置では、図17に示すように液晶パネル531,532,533などのライトバルブを3枚用い、光源511の光をダイクロイックミラー(521,522)などで分光して各液晶パネル(531,532,533)を照明し、これをダイクロイックプリズム571により再度合成し、投射レンズ551に導くいわゆる3板式の投射装置が一般的である。図において、561はスクリーン、541はミラーを示している。581〜584はライトバルブを均一に照明するためのインテグレータ光学系を構成するレンズ群である。
【0004】
また、別の方法として、1枚のライトバルブを用い、
(1) マイクロカラーフィルタ、
(2) 傾斜配置させたダイクロイックフィルタ及びマイクロレンズ、
(3) ホログラム分光素子
などを用いてカラー表示する方法も知られている。
【0005】
(1)のマイクロカラーフィルタ方式は、通常の直視型の液晶表示素子と同様に、画素に対応させてカラーフィルタを配置した液晶パネルを用いるものである。
【0006】
(2)は図18に示すように傾斜配置させたダイクロイックミラー581R,581Gとマイクロレンズ555とを用い、色毎に隣接する画素を照明するように構成したものである。図中、511はライトバルブとしての1枚の液晶パネル、531は光源、41,551,561,552はライトバルブを均一に照明するためのインテグレータ光学系を構成するレンズ群、542は投射レンズ、571はスクリーンである。また、580はダイクロイックミラー581R,581Gとミラー591とによる分光手段である。
【0007】
(3)は図19に示すように傾斜させたダイクロイックミラー581R,581Gの代わりに分光、集光特性を有するホログラム素子583を用い、色毎に隣接する画素を照明するようにしたものである。図中、512はライトバルブとしての1枚の液晶パネルである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術において、3板式は分光、合成光学系が必要で装置が大きくなるという問題がある。また、ライトバルブが3枚必要であるので、高コストとなるという問題がある。
【0009】
一方、単板式の場合、光学系の小型化は比較的容易であるが、カラーフィルタを用いた場合にはカラーフィルタによる吸収のため光量の損失が大きいという問題がある。
【0010】
また、傾斜させたダイクロイックミラーを用いる方式とホログラム素子を用いる方式では、光学素子によるロスを除いては、光量ロスは少ないが、単板式共通の問題点として、ライトバルブの画素数に対して表示される画素数が1/3になるという欠点がある。
【0011】
表示させる画素数を増やすためにはライトバルブの画素数を増加させればよいが、実際には技術的な問題により容易ではない。
【0012】
即ち、ライトバルブの表示面積を変えず画素を高密度化する場合、ライトバルブの配線やスイッチング素子の寸法の制約から高密度化に伴って画素の開口率が低下し、光の利用効率が低下するという問題がある。また、ライトバルブの加工上の問題によっても高精細化に限界がある。
【0013】
一方、ライトバルブの精細度を変えず、ライトバルブ自体の表示面積を増やす方法もある。
【0014】
しかしながら、ライトバルブの面積を増やすと、加工上の欠陥に伴う歩留まりが低下し、非常にコストが高くなるという問題がある。さらに、光学部品の大型化によりコスト上昇を招くという問題もある。
【0015】
本発明の目的は、上述のような問題が解決された小型で高精細な表示が可能であり、低コストの画像投射装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像投射装置は、ライトバルブと、このライトバルブを照明する照明手段と、この照明手段による照明光を分光し、分光した光で各色毎に前記ライトバルブの異なる画素領域を照明させる分光手段と、前記分光手段による各色光が照明する前記ライトバルブの画素領域を時系列的に変化させる光路変更手段と、を備え、前記光路変更手段は、前記照明光を直進させる平行平板部分と、前記照明光の光軸を第1の方向に曲折させる第1のプリズム形状部分と、前記照明光の光軸を第2の方向に曲折させる第2のプリズム形状部分と、を含み、前記照明手段と前記分光手段との間に配置された光学素子を備え、前記照明光が前記平行平板部分または前記第1のプリズム形状部分または前記第2のプリズム形状部分を透過して前記分光手段に入射するように前記光学素子を動かすことで、前記分光手段への入射光の入射角を変化させるものであることを特徴とする。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像投射装置において、隣接した画素が異なる色光で照明されることを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像投射装置において、前記分光手段が、互いに異なる傾斜角で配置された複数のダイクロイックミラーとマイクロレンズとよりなることを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像投射装置において、前記分光手段が、ホログラム素子よりなることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施の形態の原理を説明するための図である。r1〜r6,C1〜C6はライトバルブ1の画素の行及び列を表す。図中で実線の四角で囲まれた領域がライトバルブの各角画素を表す。点線の四角で表したA1〜A3は照明光の照明領域(画素領域)を表し、A1〜A3は各々異なる波長域の光で照明される。
【0032】
例えば、或る時間範囲t1〜t2においては、照明領域A1が青(B)、A2が緑(G)、A3が赤(R)のように照明される。このとき、照明領域A1〜A3内の各角画素は、照明されている色に対応する画像情報が書き込まれ、照明光を変調する。
【0033】
ここまでは、従来のホログラム素子や傾斜させたダイクロイックミラーを用いた単板方式と同様であるが、本実施の形態では、各色が照明する領域を時間的(時系列的)に変化させることを特徴とする。
【0034】
即ち、時刻t2に引き続くt2〜t3の期間、各色光は別の照明領域を照明する。例えば、照明領域A1が赤、A2が青、A3が緑のようにである。さらに、時刻t3に引き続くt3〜t4の期間には、照明領域A1が緑、A2が赤、A3が青のように照明される。この例では、時間t1〜t4の間に全ての画素が時間分割で3色各々の画像情報を変調することになる。
【0035】
このように構成することにより、3色に分光した場合には、x×yの画素数を持つライトバルブにより、x×yのカラー画像情報を表示することが可能となる。
【0036】
一方、従来の単板式では同じ画素数のライトバルブでx×y/3の画像情報しか表示することができない。従来公知の3板式においてもx×yのカラー表示を行わせることが可能であるが、この場合、ライトバルブを3枚用いるため、高コストである上、光を分光するためのミラー等を配置するスペースが必要となり、装置が大型化する。
【0037】
この点、本実施の形態によれば、小型で低コストの装置で、高密度の画像情報を表示することが可能となる。
【0038】
光源の白色光は分光手段によって各色光に分光され、各色光毎に図1のように異なる照明領域を照明するよう構成される。
【0039】
分光手段としては、角度を異ならせて配置させた複数のダイクロイックミラーとマイクロレンズとの組合せや、ホログラム分光素子を好適例として挙げることができる。
【0040】
図2は本実施の形態の画像投射装置の構成例を示したものである。照明手段としての光源31からの光は分光手段80によって分光され、ライトバルブとしての液晶パネル11を照明する。照明光は液晶パネル11によって変調され、投射レンズ42によってスクリーン71上に投影される。51,52は必要に応じて設けられるインテグレータ光学系、41,61も必要に応じて設けられる光学素子であって、各々フィールドレンズ、偏光変換素子を表す。分光手段80は、入射光に対して赤反射特性を有するダイクロイックフィルタ81R、緑反射特性を有するダイクロイックフィルタ81G及びミラー91によって3色に分解するように構成されている。
【0041】
なお、図1では、インテグレータ光学系を一対のフライアイレンズ51,52で構成したが、本実施の形態はこれに限定するものではない。また、フィールドレンズの使用及び配置についても同様に限定するものではない。
【0042】
本実施の形態において、照明光は分光手段80とマイクロレンズ55とによってライトバルブとしての液晶パネル11の画素を図1に示したように照明する。21は照明光の光路変更手段であり、これによって照明光の入射角が時間によって時系列的に変調され、ライトバルブを照明する各色光の照射領域が変更可能となっている。光路変更手段は21bとして示すように分光手段80の後方の光路上に配置することもできる。
【0043】
光源31としては、図示したようなランプ、一般的には放電ランプの他、発光ダイオード、レーザー、エレクトロルミネッセンス素子などを用いることができる。また、インテグレータ光学系としては、ロッドインテグレータによって構成することもできる。ライトバルブは、透過型又は反射型の液晶パネルやマイクロミラーデバイスなど、光強度、偏光状態、光路、位相などを変調するものであれば使用できる。
【0044】
図2は透過型の液晶パネル11を用いた場合の構成例を示しているが、他のライトバルブの場合には、その光学的特性に応じて、配置及び用いる光学素子を変更、追加する必要がある。
【0045】
各色光がライトバルブを照明する時間、例えば、Δt=t2−t1は15msec以下であることが必要で、10msec以下であることが好ましい。さらには、7msec以下であることがより好ましい。この時間が長い場合には、ちらつきが目視され、好ましくない。
【0046】
本実施の形態では、照明領域A1〜A3を時間によって時系列的に切換える必要がある。これは、具体的には、分光手段80への入射光の入射角を変化させる方法、分光手段80を入射光に対して傾斜させる方法、異なる配光特性を有する分光手段80を切換える方法、ライトバルブ11自体を照明光に対して位置変化させる方法、分光手段80とライトバルブ11との間に光路変更手段を設ける方法等を好適例として挙げることができる。
【0047】
このような光路変更手段としては、レンズ、プリズム等の光学部材の位置変化によるもの、電気光学結晶や液晶などの電気光学素子を用いたものを好適例として挙げることができる。また、液晶と複屈折性材料とから構成される光路偏光手段も好適例として挙げることができる。
【0048】
このように構成することによって、光源光は照明系での吸収や反射等の損失を除いては、ほぼ全てライトバルブ11に導かれることになる。
【0049】
従って、カラーフィルタを用いた単板式投射装置のようなカラーフィルタ等による光量ロスが無い。
【0050】
ちなみに、時間的に照明光の波長域を回転カラーフィルタなどを用いて切換え、照明光の色に対応する画像情報をライトバルブに表示し、時間的に各色の情報を重ね合わせる方式がフィールドシークエンシャル方式として知られている。時間的に色情報を重ね合わせるという観点からは、本実施の形態も、この技術範囲に属するが、複数色を同時に照明し、かつ、時間的に照明領域を切換える点では、大きく技術思想が異なるものである。即ち、従来のフィールドシークエンシャル方式では、同時刻にはライトバルブは単一の色光で照明され、その際、他の色光は回転カラーフィルタ(円盤状に複数のカラーフィルタが組合されたフィルタユニット:回転させることで透過光の波長域を順次切換える)によって吸収又は反射される。従って、原理的に3色に分光した場合には1/3の光量が損失となる。これに対し、本実施の形態では、前述のように全ての光源光をライトバルブ11に導くため、極めて効率が高い。
【0051】
【実施例】
上述した本実施の形態の原理に基づく、より具体的な構成例を実施例として、以下に説明する。
【0052】
<実施例1>
図3は、本実施例の画像投射装置の分光素子及びライトバルブ(液晶ライトバルブ)の周辺構造を示す拡大模式図である。入射光L1は赤反射特性を有するダイクロイックフィルタ81R、緑反射特性を有するダイクロイックフィルタ81G及びミラー91によって構成された分光手段80によりR,G,Bの3色に分解される。各フィルタ81R,81G及びミラー91は図示するように傾斜角が異なるように配置され、それによって、分解された各色光は色毎に異なる入射角でマイクロレンズ55に入射することになる。マイクロレンズ55は各色光L1B,L1G,L1R毎にライトバルブ11の異なる画素領域に対して集光、照明するよう機能する。
【0053】
21は光路変更手段であり、分光手段80に入射する光の光路(光軸)を変化させる機能を有する。
【0054】
図4は、光路変更手段21によって光軸が別の状態に変更された後の光路を模式的に図示したものである。このように光路変更手段21への入射光の入射角を変化させることによって、各色光が照明する画素領域を時系列的に変化させることができる。
【0055】
図5は本実施例における光路変更手段21の例を示したものである。本実施例の光路変更手段21用の光学素子は、ガラス等の透光部材により構成され、平行平板部分211及びプリズム形状部分212,213から構成される。照明光が平行平板部分211に入射した際には光軸は曲がらず直進するが、プリズム形状部分212,213に入射した場合には図示したように、光軸が曲折される。この素子を、図中、上下方向に動かすことにより、照明光の角度を変調することが可能となる。
【0056】
<実施例2>
図6は本実施例による画像投射装置を示す模式図である。82はホログラム素子からなる分光素子である。他の符号は、実施例1の場合と同じ素子等を示し、説明も省略する。
【0057】
図7はホログラム素子からなる分光手段82及びライトバルブ11、光路変更手段の機能を説明する図である。照明光L211(図7では、3画素に対応する照明光のみを図示)はホログラム素子82によって分光、集光され、ライトバルブ11の或る画素領域を照明する。光路変更手段によって入射角が変えられた照明光L212は隣接する画素領域に集光するように素子を構成する。
【0058】
このように時系列的に入射角を変えることにより、各画素領域を時分割で異なる色光で照明することが可能となる。
【0059】
<実施例3>
図8は、図3において、光路変更手段を用いずに、分光手段80の角度を可変とし、時系列的に分光手段80の傾斜角を変化させる構成を図示したものである。
【0060】
このような構成によっても、時分割でライトバルブ11の各画素領域を異なる色光で照明することが可能である。
【0061】
<実施例4>
図9は実施例2において、複数の分光素子(本実施例では、ホログラム素子)82を備え、それらを順次切換えるように構成した例である。ホログラム素子82は図10に示すように、複数の領域からなるホログラム素子821,822,823を有している。各領域のホログラム素子821,822,823は異なる配向特性を有しており、これを回転させることにより配向特性を変化させることができる。各ホログラム素子821,822,823が異なる画素領域を照明するよう配向特性を制御するように設計することにより、時分割で各色光を異なる画素領域に照明することができる。
【0062】
<実施例5>
図11は本実施例の構成例を示すもので、ライトバルブ11が横方向に可動可能な構造とされている。分光素子(本実施例では、ホログラム素子)821によって各色光は隣接する画素領域を照明するが、ライトバルブ11の移動に伴って、各色光の照明する画素領域もシフトし、異なる画素領域を照明するようになる。
【0063】
このような構成により時分割で各色光を異なる画素領域に照明することができる。
【0064】
<実施例6>
図12は本実施例の構成例を示すもので、分光手段82とライトバルブ11との間には光路変更手段83が配置されている。光路変更手段83は図13に示すように照明光L211の光軸をシフト又は曲折させるように作用する。光路変更手段83による光路変更量は可変となっている必要がある。
【0065】
このような構成により時分割で各色光を異なる画素領域に照明することができる。
【0066】
図14は光路変更手段83として光路を曲折させる構成例を示し、平行平板状のガラスが配置されており回転可能となっている。光軸に対して、図14(b)に示すようにガラス板を傾斜させることにより、図のように光路をシフトさせることが可能となる。
【0067】
<実施例7>
図15は光路変更手段83として光路を曲折させる構成例を示したものである。2枚の透光性基板831の間に液晶832が配置されている。液晶832は傾斜した配向と垂直又は水平に配向した状態の少なくとも2状態以上の配向間でスイッチング可能なように構成する。基板831上に構成された電極(図示せず)に電圧を印加することにより液晶832の配向を変化させ、それに伴って入射光の光軸をシフトさせる。図中、矢印で示した偏光は、図中、左側に示すように、傾斜配向した液晶層を透過することにより、光軸がシフトする。シフト量を調整するには液晶の角度を制御するか、図のような素子を複数重ね、別個に動作させればよい。
【0068】
<実施例8>
図16は光路変更手段83として光路を曲折させる別の構成例を示したものである。強誘電性液晶833及び結晶の光軸が入射光の光軸に対して斜めに配置された光学結晶834から基本的に構成される。
【0069】
結晶に入射する光の偏光方向が結晶軸の傾斜面に平行であるとき、光路は図中、左側に示すようにシフトする。それに対して、結晶軸の傾斜面に垂直である場合には、図中、右側に示すように光路は偏向を受けない。
【0070】
強誘電性液晶833は1/2波長板として作用するか否かを電気的に制御することが可能であり、結晶に入射する偏光の方向を制御するように作用する。835はライトバルブに入射する偏光を制御するための強誘電性液晶セルであり、必要に応じて配置される。強誘電性液晶セル835を強誘電性液晶833と同期させて動作させた場合には、照明光は常に同一の偏光となり、特に偏光制御を行う液晶ライトバルブの場合、好適例となる。この場合、多値のシフト量の制御は、このような素子を積層することで容易に達成することができる。
【0071】
【発明の効果】
請求項1及び2記載の発明によれば、高精細な画像表示を簡略化された小型の投射装置で実現することができる。また、照明領域を効率よくかつ簡略に変更する光路変更手段の具体的構成例が明らかとなる。
【0072】
請求項3及び4記載の発明によれば、色光を異なる画素領域に分光・集光する効率的な装置構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すライトバルブの原理的な正面図である。
【図2】その画像投射装置の構成例を示す概略側面図である。
【図3】本発明の実施例1の画像投射装置の構成例を示す概略側面図である。
【図4】その光軸状態が変化した後の様子を示す概略側面図である。
【図5】その光路変更手段の構成例を示す側面図である。
【図6】本発明の実施例2の画像投射装置の構成例を示す概略側面図である。
【図7】その光路変更手段等の機能を説明するための概略側面図である。
【図8】本発明の実施例3の画像投射装置の一部の構成例を示す概略側面図である。
【図9】本発明の実施例4の画像投射装置の一部の構成例を示す概略側面図である。
【図10】そのホログラム素子の構成例を示す正面図である。
【図11】本発明の実施例5の画像投射装置の一部の構成例を示す概略側面図である。
【図12】本発明の実施例6の画像投射装置の構成例を示す概略側面図である。
【図13】その光路変更手段等の機能を説明するための概略側面図である。
【図14】光路変更手段の構成例を示す側面図である。
【図15】本発明の実施例7の画像投射装置の一部の構成例を示す概略側面図である。
【図16】本発明の実施例8の画像投射装置の一部の構成例を示す概略側面図である。
【図17】従来の画像投射装置の構成例を示す概略側面図である。
【図18】他の従来の画像投射装置の構成例を示す概略側面図である。
【図19】さらに他の従来の画像投射装置の構成例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 ライトバルブ
11 ライトバルブ
21 光路変更手段
31 照明手段
55 マイクロレンズ
80 分光手段
81R,81G ダイクロイックミラー
83 光路変更手段
821 ホログラム素子、分光手段

Claims (4)

  1. ライトバルブと、
    このライトバルブを照明する照明手段と、
    この照明手段による照明光を分光し、分光した光で各色毎に前記ライトバルブの異なる画素領域を照明させる分光手段と、
    この分光手段による各色光が照明する前記ライトバルブの画素領域を時系列的に変化させる光路変更手段と、を備え、
    前記光路変更手段は、
    前記照明光を直進させる平行平板部分と、前記照明光の光軸を第1の方向に曲折させる第1のプリズム形状部分と、前記照明光の光軸を第2の方向に曲折させる第2のプリズム形状部分と、を含み、前記照明手段と前記分光手段との間に配置された光学素子を備え、
    前記照明光が前記平行平板部分または前記第1のプリズム形状部分または前記第2のプリズム形状部分を透過して前記分光手段に入射するように前記光学素子を動かすことで、前記分光手段への入射光の入射角を変化させるものであることを特徴とする画像投射装置。
  2. 隣接した画素が異なる色光で照明されることを特徴とする請求項1記載の画像投射装置。
  3. 前記分光手段が、互いに異なる傾斜角で配置された複数のダイクロイックミラーとマイクロレンズとよりなることを特徴とする請求項1記載の画像投射装置。
  4. 前記分光手段が、ホログラム素子よりなることを特徴とする請求項1記載の画像投射装置。
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