JP4808255B2 - ピコネットを併合するビーコン管理方法 - Google Patents

ピコネットを併合するビーコン管理方法 Download PDF

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Description

本発明は通信方法に係り、より詳しくは改善されたピコネット併合用ビーコン管理方法に関する。
無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)は、新規無線技術として家庭環境内の音声/映像装置用の短距離接続に使用されている。
ピア・ツー・ピア(P2P)ネットワークは自立構成化する傾向があり、システム設定を単純かつ容易にしている。分散P2PWPANは、リソース管理やタイミング保全用の中心コントローラが全く存在しないネットワークアーキテクチャを有するネットワークである。このWPANでは、各装置はその固有ビーコンを送信する。ネットワーク内の各装置は専用ビーコンスロットを有しており、各装置がそのビーコン内へ他装置のビーコンスロットを指し示す。この種ネットワークの主要な利点は、ネットワークが単一ノード欠陥を効果的に排除する点にある。例えば中央管理ネットワークの場合、中央コントローラが機能不全となれば、ネットワーク全体が機能不全に陥る。分散ネットワークアーキテクチャにより単一ノード欠陥が排除できるようになるため、それは家庭用ネットワークに使用するコンシューマーエレクトロニクス(CE)システム向けに支持されるようになった。
しかしながら、この種ネットワーク内のビーコン管理は、特に異なるP2PWPAN(ピコネットとしても公知)内の装置が相互に影響し合うことがあるため、問題を抱えている。ピコネットは、例えば伝搬環境や移動性や或いは他の影響における変動が故に互いの範囲内外を移動し得る。これが、異なるピコネット上の異なる装置のビーコン間での衝突や、一つのピコネット上の一つの装置のビーコンと異なるピコネット上の別の装置のデータパケットとの間の衝突や、異なるピコネット上の異なる装置のデータパケット間の衝突を招来することがある。それ故、たとえそれらが互いに通信しようとしていなくとも、ピコネットは通常例えば異なるピコネットを単一のピコネットへ併合させることで同期させるのである。
本発明は、第1と第2のピコネット間の同期通信方法において実施するものである。本方法は、第1及び第2のピコネットからビーコンを検出し、被検出ビーコンからの個々のビーコン期間開示時間に従って第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが同期しているかどうか判定するステップを含むものである。第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが同期していないときは、1)ビーコン期間の間の重複と、2)予約期間の間の重複と、3)第1及び第2のピコネットのスーパーフレームに対応するビーコン期間と予約期間との間の重複とに対応する重複種を判定する。第1と第2のピコネットは、判定重複種に基づき規約に従って併合ピコネットへ併合する。
本発明はさらに、各ピコネットが通信するビーコンが非同期である場合に、第1と第2のピコネットとの間の通信を同期させる方法において実施するものである。本方法は、第1のピコネットにより第2のピコネットの異質スーパーフレームを検出し、第2のピコネットの異質スーパーフレーム期間中に第1のピコネットのビーコンを第2のピコネットへ送信するステップを含む。本方法はさらに、第2のピコネットにより送信ビーコンを検出し、第2のピコネットの異質ビーコンを第1のピコネットのビーコン期間へ再配置し、第1及び第2のピコネットを一つのピコネットへ併合するステップを含む。
本発明はさらに、第1のピコネット又は第2のピコネットを装置に関連付ける方法において実施するものである。本方法は、第1及び第2のピコネットに対応する装置によりビーコンを検出し、第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが被検出ビーコンからの個々のビーコン期間開始時間に従って同期しているかどうか判定するステップを含む。第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが同期していないときは、1)ビーコン期間の間の重複と、2)予約期間の間の重複と、3)第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームのビーコン期間と予約期間との間の重複とに対応する重複種を判定する。本方法はさらに、装置と第1及び第2のピコネットを併合し、対応するスーパーフレームが同期しているか或いは重複種かに基づき第1の併合ピコネットを形成するステップを含む。本方法はさらに、残る未併合ピコネットの装置を第1の併合ピコネット内へ併合させて第2の併合ピコネットを形成するステップを含む。
本発明は、添付図面に関連させて読むときに下記の詳細な説明から最も良く理解されるものである。一般的な慣例により、図面の各種特徴/要素が実寸で描かれていない点を強調しておきたい。これとは逆に、明確にすべく各種特徴/要素の寸法は随意拡大或いは縮減することができる。さらに図面中、同様の特徴/要素を表すのに共通の参照符号を用いている。図面に含まれるのは、図面の簡単な説明にある図である。
特定の実施形態を参照して本発明をここに図示し説明するが、本発明は図示の細部に限定する意図はないものである。むしろ、特許請求の範囲の等価物の範囲と領域内で本発明から逸脱することなく、細部に様々な改変を施すことができる。
本発明は、ピコネットの併合方法を提供するものである。ピコネットは、互いに接近したときに非同期とすることができる。ピコネットは、個々のビーコン期間(BP)の間か、個々の分散予約プロトコル(DRP)期間の間か、又はBPとDRPとの間に重複を含むことがある。本発明は、ピコネットが非同期であるかどうかとさらにピコネットのスーパーフレーム間の重複種を判定する。本発明によれば、ピコネットは重複種に基づき規約を用いて併合する。本発明はさらに、併合性能を改善し電力消費を低減すべく互いに発見し合う二つのピコネットのための方法を提供するものである。本発明のさらなる態様によれば、BP関連付け方法が提示され、かくして二つの独立したピコネットの近傍にある装置に重複種に基づき適当なピコネットを、さらに続いて残存ピコネットが併合できるようにしてある。本発明は、データパケット及び/又は異なるビーコンに関連するビーコン間の衝突事例の接続性の喪失を伴なうことなくピコネットを併合し、これらのピコネットの併合性能を改善する方法を提供するものである。
P2P WPAN(すなわちピコネット)の一種は、直交周波数分割多重(OFDM)と特にマルチバンドOFDMに基づく超広帯域(UWB)発信を用いている。この種P2P WPANは、マルチバンドOFDM連合(MBOA)により発展中である。UWB装置を含む超広帯域(UWB)通信システムは、例えば本出願の発明者の一人が発明した「METHOD AND APPARATUS FOR RECOVERING DATA IN A RECEIVED CONVOLUTION−ENCODED DATA STREAM(受信畳み込み符号化データストリームにおけるデータ再生方法及び装置)」と題する米国特許出願第10/751,366号に図示され説明されている如く、公知である。
本発明はUWB通信システムについて説明するが、本発明は非UWB周波数ホッピングや時間ホッピング通信システム等の他の通信システムに適用することもできる。例えば、本発明の実施形態はマルチバンド通信システムに概ね適用可能にできることは熟慮されたい。
マルチバンドOFDM連合(MBOA)は、とりわけ「DISTRIBUTED MEDIUM ACCESS CONTROL(MAC) FOR WIRELESS NETWORKS(無線ネットワーク用分散メディアアクセス制御(MAC))」と題するマルチバンドOFDM連合メディアアクセス制御(MBOA MAC)仕様素案0.95版の現行仕様を含む幾つかの工業規格/仕様を生み出す生産企業連合である。本明細書は、接続性の一時的喪失に配慮し、ピコネットを如何に併合させる(衝突発生時)かは明確に詳述しない。
MBOA MACの仕様は、分散編成MACである。MACでは、ピコネット管理用の中央コントローラは皆無である。異なる近傍ピコネットからの装置は、ピコネット管理用のビーコン技術を用いて自ら調整する。各装置はビーコンを送信し、それらのビーコン用に他装置を聴取する。ビーコンは、ビーコン群を形成している。装置を既存のビーコン群に合体させると、この装置はビーコン群の端部にそのビーコンを置く。装置がビーコン群を離れると、他装置がそれらのビーコンを前方へ移動させてビーコン群を出来得る限り短くする。短いビーコン群は、スーパーフレーム内のより多くの時間をデータ交換に配置できるようにする。
図1は、通信システム内の複数の装置間の通信に使用する例示的なスーパーフレーム100のタイミングチャートである。データ交換用の基本的なタイミング構造がスーパーフレーム、例えばスーパーフレーム100である。スーパーフレーム100は、(1)タイミング配置の設定に用いられ、ピコネット用の管理情報を通信するビーコン期間(BP)103と、(2)コマンド及び/又は同期データの通信に用いる競合準拠チャンネルアクセスである優先チャンネルアクセス(PCA)期間(図示せず)と、(3)装置に予約ブロック或いはスーパーフレーム100のBP103外部のメディアアクセススロット(MAS)105の予約を可能にする分散予約プロトコル(DRP)期間(図示せず)とを含む。装置が為した予約は、1以上の他装置と通信するのに用いることのできる1以上の予約ブロックすなわちMAC105を特定するものである。送信又は受信用のDRPを用いる装置は、それらのビーコン内にDRP情報要素(IE)を含ませることで予約105を表明することができる。
スーパーフレーム100の始端はビーコン期間開始時間(BPST)に対応し、異なるピコネットごとに異なる。すなわち、異なるピコネットごとにBPSTは通常同期してはいない。各スーパーフレーム100はBPSTで始まり、最大BP長ビーコンスロット102に拡張窓を加えた最大長を有するビーコン期間(BP)103を有する。BP103内のビーコンスロット104は順番に番号付けされ、0で始まり最大番号付き占有ビーコンスロットで終わる。BP103が空のビーコンスロット104を全く持たない(すなわち、充填済みビーコンスロット104とBP103終端の拡張窓とBP103の始端における発信スロット101しか含まない)ときに、BP103は最短となる。このBP種は、良好に形成されたBPと見なされる。
装置が全てのフレーム(すなわち、ビーコン或いはデータパケット)を送信する前、それはビーコンを少なくとも一つのスーパーフレーム期間について走査することができる。この装置が走査期間中にビーコンを一切受信しない場合、それは新規BPを作成し、第1のビーコンスロット104においてビーコンを送信する。走査期間中に装置が1以上のビーコンを受信した場合、装置は新規BPを作成はできないが、その代りに他装置と通信する前に、それは走査し(観察され)BP103の最大BP長内にある最大番号の付いた可利用ビーコンスロット104後にビーコンスロット104の一つにおいてBP103内でビーコンを送信することができる。
アクティブモードにある装置はBP103内でビーコンを送信し、各スーパーフレーム100内のBP103により特定された全てのビーコンスロット104内の他装置のビーコンを聴取する。装置は、望ましくは利用可能(すなわち、未使用)なビーコンスロット104を見出して、そのビーコンを送信することができる。この装置は望ましくは、装置或いは他装置(すなわち、同じピコネット上の隣接装置)のいずれかがビーコンスロット104が占有されていることを検出した場合、そのビーコン送信用にビーコンスロット104を選択はできない。この規約の侵害は、ビーコンの衝突に通ずることになろう。
各装置は、そのビーコン内にピコネット内の各ビーコンスロット104の状態を記述するビーコン期間占有情報要素(BPOIE)を含めることができる。衝突の場合、対応ビーコンスロット104は「不良」と判定することができる。装置が隣接装置から受信する場合、装置のビーコンスロット104を示すBPOIEを有するビーコンは最多喪失ビーコン数スーパーフレームについて「不良」と見なされ、装置はそれ自体衝突に巻き込まれたと判断し、新規ビーコンスロット104を選択することで衝突を解決する。
ビーコン送信とシフト目的に合わせ、ビーコンスロットはスロット上に一切送信が存在しないかの如く受け取るよう利用可能と判断するか、或いは最後の最多喪失ビーコン数スーパーフレーム内で受信した何らかのビーコンでBPOIE内が占有されたとは報告しない。システム内の各装置は幾つかのスーパーフレーム上での送信を監視し、装置がその送信を省略せず、すなわち送信を喪失しなかったことを保証する。例えば、装置はビーコン群の合体直後の送信を省略し、これにより群内の他装置のどれもそのビーコンスロット期間中に送信できないよう保証することができる。可変最多喪失ビーコン数は、ピコネットが許容することのできる所定期間内の喪失ビーコンの最大数である。
多くのビーコン機能のうちの一つに、DRPIEをそのビーコン内に含めることによるDRP予約105の立ち上げを含めることができる。MAS105内のDRP予約の折衝は、二つの方法により行うことができる。すなわち、明示的折衝又は暗示的折衝である。明示的折衝については、予約権利所有主体と標的はDRP予約要求と応答コマンドフレームとを用い所望のMAS105を予約する。暗示的折衝については、予約権利所有主体と標的はそれらのビーコン内で送信されたDRPIEを使用する。DRP予約が効力を有している間、権利所有主体と標的は予約状態ビットが1に設定されてDRP予約を表明している状態でそれらのビーコン内にDRPIEを含む。
現行慣例によれば、予約権利所有主体或いは標的が最大喪失ビーコン数スーパーフレームに関する予約において、他の参加者からビーコンを受信しない場合、それは予約が終了し、そのビーコンから対応DRPIEが取り除かれたと判断することができる。
装置が他装置と共通のBPST(すなわち、その固有のBPSTと同じBPST)を示す別の装置からビーコンを受信した場合、このビーコンは隣接ビーコンと呼ばれ、装置は隣接装置と呼ばれる。逆に、装置が整合していない、すなわちそのBPSTに非同期であるBPSTを示すビーコンを受信した場合、このビーコンは異質ビーコンと呼ばれ、装置は異質装置と呼ばれる。異質ビーコン内のBPST長とBP長により規定されるBPは、異質ビーコン期間或いは異質BPと呼ばれる。複数のBPが存在するとき、どのBPも他のBPに対し異質のBPと見なすことができる。
重複BP或いは非重複BPに基づくBPの併合
ピコネットの伝搬環境内の変化やピコネット装置の移動性或いは開/閉ドアの影響等の他の影響が原因で、2以上の非整列BPSTを用いる装置は互いの通信範囲(例えば、無線/送信範囲)内に移動し得る。このことで、異なるピコネットに所属するスーパーフレームが重複する。現行MBOA MAC仕様は2種の範疇に基づき重複スーパーフレームを取り扱っており、すなわち重複BPを有するスーパーフレームと非重複BPを有するスーパーフレームとである。各場合において重複スーパーフレームを解決するよう、規約が定められている。
図2Aは、二つのピコネットを併合させる従来の方法を示すフローチャートである。ステップ200において、一方のピコネットの装置が他方のピコネットからの異質ビーコンを検出する。ステップ202において、ピコネットの装置はピコネットのBPSTに基づきピコネットA,B用のスーパーフレームが非同期であるかどうか検出する。
ステップ204において、ピコネットA,Bに関するBPが重複しているかどうか判定する。BPが重複している場合、ステップ204はステップ206へ進む。ステップ206において、ピコネットA,B内の装置を重複BPに関する規約に従って併合させる。BPが重複していない場合、ステップ204はステップ208へ進む。ステップ208において、ピコネットA,B内の装置は非重複BPに関する規約に従い併合させる。
図3は、二つの例示ピコネットAとBに関する重複ビーコン期間を示すタイミングチャートである。ピコネットAのスーパーフレーム301は、ビーコン期間(BP)303(以下、時にBP(A)と呼ぶ)を含む。ピコネットBのスーパーフレーム302は、BP304(以下、時にBP(B)と呼ぶ)を含む。BP303と304が重複するときに、幾つかの規約が現行MBOA MAC仕様に当てはまる。これらの規約は、BPが一部或いは完全に重複するかどうかに当てはまる。
図2Bを参照するに、ステップ206にて重複BPに基づきピコネットを重複させる従来の方法を説明するフローチャートが提示してある。重複BP303,304を有するスーパーフレーム301,302(図3)については、それぞれ装置、例えばピコネットB上の各装置のBPSTが異質BP303内に含まれる場合、装置はステップ206において規約に従い、そのビーコンを異質BP203へ再配置する。ステップ210において、装置は、そのBPSTを異質BP203のBPSTへ変更する。ステップ212において、装置はそのビーコンスロット番号を調整し、これにより新規ビーコンスロット番号が既存のビーコンスロット番号に最長の検出異質BP長を加えたものとなるようにする。さもなければ、ステップ212において、装置は従前のBP合体規約に従い、そのビーコンを異質BP203へ再配置し、すなわち装置はMBOA MAC仕様に記載されている如く、拡張窓内で無作為にBP端部のそのビーコンスロットを選択することができる。ステップ214において、装置はその以前のBP内のさらなるビーコンの送信を終了する。本例の場合、BP(B)はBP(A)に併合する。
図4は、例示ピコネットA,Bに関する非重複BPを示すタイミングチャートである。
ピコネットAのスーパーフレーム401はBP403(BP(A)により表記)を含み、ピコネットBのスーパーフレーム402はBP404(BP(B)により表記)を含む。BP403,404が非重複であるときに、幾つかの取り決めが現行MBOA MAC仕様に当てはまる。
ここで図2Cを参照するに、ステップ208にて非重複BPに基づきピコネットを併合する従前の方法を示すべくフローチャートが提示してある。非重複BP403,404を有するスーパーフレーム401,402(図4)は、それぞれ装置或いは併合器、例えばピコネットAの装置が異質BP404を検出し、BP403,404は重複せず、BP403,404をステップ208において併合することができる。ピコネットA,Bの併合器は、最大で最多喪失ビーコン数スーパーフレーム(これはその後にビーコンが喪失、すなわち利用不能とされた後のスーパーフレームの数)の異質ビーコンの喪失にさらされることがある。この場合、併合は下記の規約に従って行われる。ステップ216において、装置はそのビーコン内に予約種が異質BP304に関する異質BPに設定された状態のDRP IEを含む。
ステップ218において、所定時間内に異質ビーコンを受信したかどうか判定する。二つの場合を、下記に別個に説明する。異質ビーコンが所定時間内に受信されない場合、処理はステップ218において完了する。異質ビーコンを所定時間内に受信した場合、ステップ218はステップ220へ進む。
ステップ220において、受信異質ビーコンがBP切り替えIE(下記)を含まないかどうか判定する。BP切り替えIEが含まれると判定された場合、処理はステップ220において完了する。BP切り替えIEが含まれないと判定された場合、ステップ220はステップ222へ進む。ステップ222において、装置はそのビーコンを異質BPへ再配置し、この処理を完了する。一般に、装置はその異質BP404内で受信したビーコンがBP切り替えIEを含むときを除き、何時でも異質BPへ再配置することができる。
ここで特定の場合の所定時間に言及するに、ステップ218において、異質ビーコンがBP併合待機時間値スーパーフレーム(すなわち、異質ピコネットへ併合する前に装置が待機するスーパーフレームの数)について受信した場合、ステップ218はステップ220へ進む。この場合、異質BPSTは装置のスーパーフレームの前半に対応(すなわち、その間に発生)する。ステップ220において、BP切り替えIEが何処かの受信異質ビーコン内に出現した場合、装置はステップ222にてそのビーコンを異質BP404へ再配置する。ステップ218において、異質ビーコンがBP併合待機時間値+最多喪失ビーコン数スーパーフレームにわたって受信された場合、ステップ218はステップ220へ進む。ステップ220において、いずれの受信異質ビーコンにもBP切り替えIEが出現しない場合、装置はステップ222にてそのビーコンを異質ビーコンBP404へ再配置する。本例では、BP(A)をBP(B)へ併合させる。
図5は、例示通信システムに使用するビーコン期間切り替え情報要素(BP切り替えIE)フォーマットのデータ線図である。BP切り替えIE500のフォーマットには、要素ID501と長さインジケータ502とBP移動減数計数503とビーコンスロットオフセット504とBPSTオフセット505とが含まれる。装置は、そのビーコンを異質BP404(図4)へ再配置する前に最多喪失ビーコン数スーパーフレームについてそのビーコン内にBP切り替えIE500を含ませることができる。BP切り替えIE500を使用した場合、そのパラメータは下記の規約に従って設定することができる。すなわち、(1)BP移動減数計数フィールド503を、そのBPSTを異質BP404のそれへ切り替える前に全スーパーフレーム402の残存数に設定し、かくして続くスーパーフレーム内でこのフィールド503が以前の値から一つだけ減数できるようにする。(2)BPSTオフセットフィールド505を、異質BPSTと装置のBPSTとの間の差分として算出する。(3)ビーコンスロットオフセットフィールド504を異質BP404内で受信したあらゆるビーコン内に指示された少なくとも最大占有ビーコンに対応するよう設定するか、或いは装置が正規の合体規約を用いて異質BP404に合体することを指示するようゼロに設定することができる。
装置がBP切り替えIE500を含むその固有のビーコン群内のビーコンを受信した場合、それには受信された切り替え済みIEの対応フィールドに設定されたフィールド501〜505を有する同様のBP切り替えIEを含ませることができる。装置が任意のスーパーフレーム、例えばゼロを上回るBP移動減数計数フィールド503を有するBP切り替えIE500を含むスーパーフレーム402内のBP切り替えIE500を有するBP404(図4)内の異質ビーコンを受信した場合、それは再配置処理を中断し、BP404内の異質ビーコンがあたかも最初に受信したものであるかの如く着手させることができる。装置がゼロに等しいBP移動減数計数フィールド503を有するBP切り替えIE500を含むスーパーフレーム402の終端において、装置はそのBPSTを調整して次の異質BP404に整合させる。
しかしながら、良好に形成されたBPの二つのピコネットが互いに干渉するときに問題が存在しよう。二つのピコネットは、互いに干渉し合わないよう互いに十分離れさせて動作開始させることができる。そこで、例えば伝搬環境や移動性や開扉/閉扉の影響や他の影響の変化に起因して、ピコネットが互いに通信(例えば、無線)範囲内へ到来或いは移入することがある。ピコネットA,Bのスーパーフレーム301と302(図3)或いは401と402(図4)の重複が、ピコネットが通信範囲内に到来したときに生ずることがある。このような場合、ピコネットA,Bは整合(同期)していない、すなわちピコネットが異なるBPSTを有する可能性がある。この場合、一方のピコネット内の装置は他方のピコネットのビーコンとDRP予約(MAS内)105を異質と判断する。
現行MBOA MAC仕様では、二つのピコネットの重複は二つの範疇に分けられる。すなわち、(1)例えば図3に示す如きBPの重複と、(2)例えば図4に示す如きBPの非重複とである。この実装は、ピコネットA,Bの併合効率に多大の影響を及ぼすことがある。さらに、DRP105はピコネットA,Bの併合期間中に十分な保護を取得せず、そのことがまたシステム性能を損なう。
DRP保護
現行MBOA MAC仕様は、予約権利所有主体又は標的が最大喪失ビーコン数スーパーフレームに関する予約において他の参加者からビーコンを受信しない場合、それは予約が終了し、そのビーコンから対応DRPIEが取り除かれたものと判断する。しかしながら、同時に最大喪失ビーコン数スーパーフレーム内で衝突が弁別される。すなわち、BPに対するあらゆる衝突が、衝突に巻き込まれた装置に対し、予約された全てのDRPの終了の原因となることがある。
さらに、BPが部分重複する場合、装置は衝突を解決し、単一のピコネットへ併合し、新たに形成された単一のピコネット内でそれらのDRP予約を再折衝する。それらの予約の折衝時に、ピコネット内の装置はDRP予約向けリソース要求における衝突に巻き込まれ、これらの衝突の弁別に若干の時間を要することがある。その結果、多数のスーパーフレームを取り込んで処理全体を完了させ得る。他の場合、衝突或いはノイズがピコネットを損壊させ得る。
BP併合期間中のDRP保護を改善すべく、本発明の一実施形態はMACパラメータ最大DRP残存数を含む。すなわち、DRPは関連装置が参加者から最大DRP残存数スーパーフレームを上回ってビーコンを受信する前に終了することはなく、ここで最大DRP残存数は最大喪失ビーコン数+1以上である。このことで、DRPは早期終了を防止され、そのことがより安定したピコネットをもたらす。
重複種に基づくBP併合
本願明細書に説明し、下記の各種図面に図示した如く、BP重複は異質BPや異質DRP予約或いはノイズ等の異なる事象により生成されよう。これらの全ての事例に使用する共通の処置が各事例ごとに良好な性能をもたらさないことは、熟慮されたい。すなわち、各事例は違う処理が可能である。各事例ごとに併合/動作規約を決定し、改善された性能の達成に使用することができる。通信システムの性能を最適化するには、適当な規約を適用する上でBP重複原因を検出することが望ましい。残念ながら、BP重複が発生すると、影響を受けた装置はその隣接装置からビーコンを正確に受信できず、そのことがこの種事例を判定する装置の能力を制限する。すなわち、この種装置は他装置の支援(すなわち、他装置からの協力)無しでBP重複原因を正確に識別するのは困難である。
現行MBOA MAC仕様は、BP重複検出のための協力を規定はしていない。現行仕様は、併合処理の終端において併合装置がその以前のビーコンスロット番号にビーコンスロットオフセットフィールド504からの値を加算したものに等しい番号を有するビーコンスロットへそのビーコンを再配置すると規定している。発信スロット用に予約された発信スロット数計数値スロットが存在するが故に、かつ最大番号付き被占有ビーコンスロット(HNOBS)がこれらの発信スロットを含む範囲を規定しているが故に、再配置処置は新規BP(すなわち、併合BP)内の二群の発信スロット数計数スロット、すなわち発信スロット数計数値スロットが新規BPの始端部にある一方の群と、発信スロット数計数値−1スロットが新規BPの中間部にある他方の群とに至る。始端群は発信スロットとして機能し、一方で他方の群(すなわち、新規BPの中間部に位置する群)は発信群として機能はしないが、その代りに正規ビーコンスロットとして扱われる。これらのビーコンスロットは、BP併合に続くBP縮小により充填される。
一例として、現行MBOA仕様に依拠すると、(1)ピコネットA,Bが良好に形成されている場合と、(2)HNOBS(A)が5に等しく、HNOBS(B)が2に等しい(すなわち、スロット番号2〜5を充たす4個の装置がピコネットA内に存在し、スロット番号2を充たす一つの装置がピコネットB内に存在する)場合と、(3)ピコネットBがピコネットAに併合され、発信スロット数計数値が2に等しく、すなわち各ピコネットA,Bごとに第1のスロット0,1が発信スロットとして予約され、かくしてピコネットBからの装置がそのビーコンをピコネットAのビーコンスロット番号7へ再配置する場合とが存在する。従って、第6番目のスロットは空のままであり、BP縮小がその後に発生しピコネットAのBPを良好形成状態とする。
スーパーフレームの重複は、上記に特定されたもの以外のさらなる範疇へ分解することができる。すなわち、(1)BP或いはDRP予約の重複を伴なわない二つのスーパーフレームの重複と、(2)二つのBPの部分重複或いは完全重複、すなわちビーコン衝突を伴なう二つのスーパーフレームの重複と、(3)一方のピコネットのBPと他方のピコネットのDRP予約との重複、すなわちビーコン衝突を伴なう二つのスーパーフレームの重複と、(4)DRP予約の重複を伴なうも、BPの重複の無い二つのスーパーフレームの重複とである。
図6は、本発明の例示実施形態になる重複種に基づくピコネット併合方法を示すフローチャートである。ステップ600において、ピコネットA,Bからビーコンを検出する。ステップ602において、ピコネットのBPSTに基づきスーパーフレームが同期しているかどうか判定する。スーパーフレームが同期している場合、処理はステップ602において完了する。
ステップ604において、ピコネットA,BのBPが重複しているかどうか判定する。ピコネットA,BのBPが重複していない場合、ステップ604はステップ606へと進む。ステップ606において、図2Cの規約に従ってピコネットは併合される。ピコネットA,BのBPが重複している場合、ステップ604はステップ608へ進む。
ステップ608において、重複種を割り出す。重複種は、1)ビーコン期間の間の重複と、2)DRP期間の間の重複と、3)ピコネットA,Bのスーパーフレームのビーコン期間とDRP期間との間の重複とし得る。ステップ610において、ピコネットA,Bはステップ608において判定された重複種に基づき一つのピコネットへ併合する。
図7は、BPが本発明の例示的な実施形態に従って完全重複するか或いは部分重複するかどうかに基づき二つのピコネットを併合する方法を示すフローチャートである。ステップ700において、BP重複度が割り出される。ステップ702において、BPが完全重複しているかどうか判定される。BPが完全重複している場合、ステップ702は完全重複BPに基づき規約に合わせステップ704へ進む。BPが完全重複していない場合、ステップ702は部分重複BPに基づき規約に合わせステップ708へ進む。
完全重複BPに向けたBP併合
図10は、ピコネットAのBPにピコネットBのDRPが完全重複する二つの例示ピコネットA,Bのスーパーフレームを示すタイミングチャートである。ピコネットAのスーパーフレーム1001はBP1003とDRP1004を含み、ピコネットBのスーパーフレーム1002はBP1005とDRP1006を含む。ピコネットAのBP1003が完全重複しているが故に、ピコネットA内の全ての装置は隣接装置からビーコンを正確に受信することはできない。重複ソースがピコネットBのDRP1006であるとして図示してあるが、この種重複のソースが1以上の異種ピコネットのBP及び/又はDRP或いはノイズ等の他の影響を含む多くのソースとなり得ることは熟慮されたい。
図7に戻りこれを参照するに、ステップ704において異質ビーコンを検出できるかどうか判定する。異種ビーコンが検出できない場合は、ステップ704は図8Bに示すステップBへ進む。異種ビーコンを検出できた場合は、ステップ704はステップ706へ進む。ステップ706において、異質ビーコンがBPの内部或いは外部で受信できるかどうか判定する。処理はそこで、図8Aへ進む。
図8Aは異種ビーコンが検出される場合の完全重複する二つのピコネットを併合する方法を例示するフローチャートである。ステップ800において、異質ビーコンがBP外部或いは内部で受信されたかどうか判定する。異種ビーコンはBP外部で受信した場合、ステップ800はステップ802へ進む。
ピコネットAのBP1003(図10)はピコネットBのDRP1006により完全に覆われているため、ピコネットA内の装置はピコネットA内の隣接装置のビーコンを受信することはできない。ピコネットAのBP1003が完全に覆われている場合、ピコネットBのBP1005はピコネットAのBP1003の外部(すなわち、最大番号付き占有ビーコンスロットに拡張窓を加えたもの)にある。ピコネットAからの装置は、隣接装置ビーコン(ピコネットA上の装置からのビーコン)又はピコネットAのBP1003内の異質ビーコンのいずれも受信することはできない。しかしながら、この種の場合、ピコネットAの装置は最多喪失ビーコン数スーパーフレームに関するピコネットAのBP1003期間中のそれらのアンテナに対する物理(PHY)層通信チャンネル使用率(ここではPHY使用率として規定)を検出することができる。これは、異質ビーコンをBP外部から受信する場合に対応する。
図8Aに戻ってこれを参照するに、ピコネットA内の装置がピコネットAのBP1003(図10)内の隣接装置ビーコンや異質装置ビーコンのいずれも受信できないときは、この装置はステップ802において、望ましくはスーパーフレーム1001の終端まで、可能性のある異質BPについて追加最多喪失ビーコン数−1について走査を継続する。
ステップ804において、異質BPが拡張走査内で発見されたかどうか判定する。異質BPが発見されない場合、処理はステップ804において完了する。拡張走査期間中に異質BPが発見された場合、ステップ804はステップ806へ進む。ステップ806では、装置はその次のビーコン内にBP移動減数計数フィールド503がゼロに設定された状態のBP切り替えIE500を含み、ピコネットA内の他装置に対し装置が次のスーパーフレーム内のそのBPSTをマルチホップ環境に向け切り替えようとしていることを表明する。マルチホップ環境にあっては、ピコネット内の各装置は例えばUWBシステム内で動作し、周波数多様性とマルチパスや固定周波数妨害に対する耐性を提供すべく複数周波数チャンネル間の周波数ホッピングを行うことができる。各装置は望ましくは異なるホッピング系列を含み、複数装置は周波数チャンネル間のホッピング時に衝突無しで同時に動作させることができる。
ステップ808において、装置は次のスーパーフレームにおいてピコネットBの異質BP1005にそのビーコンを再配置する。ステップ810において、この装置はそのBP切り替えIE500に従って新規のビーコンスロットを選択する。ステップ812において、別の装置がゼロに設定されたBP移動減数計数フィールド503を持ったBP切り替えIE500を有するビーコンを受信した場合、それはそのビーコンを次のスーパーフレーム内に再配置する。DRP予約、例えばDRP予約1004に向け、装置はこの予約を終了はしないものの、或いは既知のBPSTオフセット505を用いて予約済みMASの数を再計算する。このことで、DRP1004が早期に終了しないようになり、より安定なデータ接続を提供することができる。併合処置は、Hホップネットワーク内に最多喪失ビーコン数+Hスーパーフレームを、さもなければ、単一のホップネットワークについて最多喪失ビーコン数+1スーパーフレームを取り込む。上記特定された手順では、ステップ802〜812をこれ以降BP切り替えIE処置と呼ぶことにする。
図8Aに戻ってこれを参照するに、異質ビーコンをBP内で受信すると、ステップ800はステップ814へ進む。図11A〜図11B、図12、図13A、図13B、図14は、異質ビーコンがBPと共に受信したときに二つの例示ピコネットA,Bに対する併合動作を示すものである。より具体的には、11A〜11Bは例示ピコネットA,Bについてそれらが一つのピコネットへ併合する際の本発明の一実施形態に従う例示衝突弁別を示すタイミングチャートである。図12は、二つのマルチホップピコネットA,Bの例示構成を説明する概略線図である。図13Aと図13Bは、例示ピコネットA,Bについてそれらが一つのピコネットへ併合する際の本発明の別の実施形態に従う例示衝突弁別を示すタイミングチャートである。図14は、二つのマルチホップピコネットA,Bの別の例示構成を示す概略線図である。
ここで、図11A〜図11Bを参照するに、ピコネットAのBP1101がより長い異質BP1102により覆われたときに、ピコネットA内の装置A1,A2は隣接装置のビーコンは受信できないが、ピコネットAのBP1101内の異質ビーコンを受信することができる。しかしながら、ピコネットAのBP1101はピコネットBのBP1102により完全に覆われているため、ピコネットBの装置B1,B2,B3はピコネットAからビーコンを受信できない。その結果、ピコネットB内の装置は現行MBOA MAC仕様に従ってピコネットAへ、それらのビーコンを再配置することはできない。
装置A1,A2,B1,B2からのビーコンが衝突するため、装置B3はビーコンを全く受信しないが、さもなければ、個々のビーコンスロットにおけるPHY使用率を検出する。装置B3はBPOIEを用いてその固有のビーコン群におけるこれらのビーコンスロットを含む衝突の情報を同報通信する。装置B1,B2はそれらが衝突に巻き込まれていて、ピコネットのAとBのいずれがより早期に開始した(例えば、より早期のBPSTを有する)かに従って衝突を弁別する。
装置A1,A2(図11A〜図11B)はピコネットA内で動作し、装置B1,B2,B3は隣接ピコネットB内(すなわち、通信範囲内)で動作する。ピコネットAのBPSTは、ピコネットBのそれ以前である。現行MBOA MAC仕様によれば、装置B1,B2は最多喪失ビーコン数スーパーフレームを弁別し、それらのビーコンをシフトさせ、全ての装置B1,B2,B3をそこで即座にピコネットAに併合する。本方法は単一ホップネットワーク内で良好に動作するが、マルチホップ環境内で深刻な問題を生ずることがある。
ここで図12を参照するに、ここではピコネットBの装置B3だけがピコネットAの装置A1,A2からビーコンを受信することができる。これは、装置B1,B2が装置A1,A2の通信範囲外にあるからである。ピコネットA,Bの通信範囲は、それぞれ点線1201,1202により図示してある。この場合、B1とB2が衝突を弁別した後、B3だけがピコネットA内へ併合され、その一方でB1とB2は隔離される。装置B1,B2をBP(A)の検索においてピコネットAへ併合するのには、若干の時間を要する。
図8Aに戻りこれを参照するに、ステップ814において、装置のBPSTが異質BPSTよりも先であるかどうか判定する。装置(ピコネットAの)のBPSTがより早期であると判定された場合、ステップ814はステップ816へ進む。ステップ816において、併合器のための時間を低減すべく、ステップ806〜812に従い、装置B3は併合前にBP切り替えIE500を用いてビーコンを送信する。このビーコンの受信後、装置B1,B2はさらなるBP検索を伴なうことなく直接ピコネットAへ併合でき、併合処理は二つのスーパーフレーム内で完了する。
ここで図13A,13Bを参照するに、装置A1,A2はピコネットA内で動作し、装置B1,B2,B3は隣接ピコネットB内(すなわち、通信範囲)で動作する。ピコネットB内のBP1302のBPSTは、ピコネットA内のBP1301のそれよりも早期である。現行MBOA MAC仕様によれば、装置A1,A2は即座にピコネットBへ併合される。本方法は単一のホップネットワーク内で良好に動作するが、マルチホップ環境では深刻な問題が存在することがある。
ここで図14を参照するに、ピコネットAの装置A2だけがピコネットBの装置B1,B2,B3からビーコンを受信している。これは、装置A1が装置B1,B2,B3の通信範囲外にあるからである。ピコネットA,Bの通信範囲は、それぞれ点線1401,1402により図示してある。ピコネットA,BのBPが良好に形成され、ピコネットBのBP長がピコネットAのそれに拡張窓を加えたものよりも長い場合(ここでは、現行MBOA MAC仕様では最多休眠ビーコンスロット数は8に等しい)、装置A2だけがピコネットBに併合され、一方で装置A2の新規ビーコンスロットがピコネットAのBP外にあるが故に装置A1は隔離されている。通知を受けなければ、装置A1は装置A2がピコネットを離脱したものと見なそう。装置は、BP内だけでビーコンを聴取する。上記例によれば、ピコネットAのBP長はピコネットBのそれとは異なる。装置A2がピコネットを切り替えた場合、すなわちピコネットBへ移動した場合、装置A1は装置A2を聴取できず、何故なら装置A2はたとえ装置A1,A2が依然として互いの通信範囲内にあろうとも、A1のBPが既に終了した時にそのビーコンを送信できるからである。
図8Aに戻ってこれを参照するに、ステップ814において、装置のBPSTが異質BPST以前であるかどうか判定される。(ピコネットAの)装置のBPSTがより遅いと判定された場合、ステップ814はステップ818へ進む。ステップ818において、併合器のための時間を低減すべく、併合装置A2はステップ806〜812に続き併合前にBP切り替えIE500を有するビーコンを送信することができる。このビーコンを受信した後、装置A1はさらなるBP検索を伴なうことなく直接ピコネットBへ併合され、併合処理は二つのスーパーフレームにおいて完了する。
図8B、図15A〜図15C、図16、図17A〜図17C、図18A,図18Bは、ピコネットA内の装置が隣接装置のビーコンや異質装置ビーコンのいずれも受信しないときの併合動作を示すものである。より具体的には、図15A〜図15Cと図16はピコネットAのBPがピコネットBのBPにより完全に覆われておらず、ピコネットBのBPがピコネットAのBPにより完全に覆われて(重複して)いるときを示すものである。すなわち、ピコネットA,Bがいずれも図15Aに図示した如く同一のBP長であるとき、或いはBP長が図16のスーパーフレーム1601,1602に図示した如く1BPスロットだけ異なる場合に、ピコネットA,BのBPは完全重複する。さらに、図17A〜図17Cは両ピコネットA,Bが異質DRPの終端で重複しているときを示し、図18Aと図18Bは安定ノイズがピコネットAのBPに重複しているときを示すものである。
図8Bは、BPが完全重複し異質ビーコンが全く検出されないときの併合方法を示すフローチャートである。ステップ820において、重複原因を判定する。装置のBPと異質BPが完全重複している場合、ステップ820はステップ822へ進む。装置のBPが異質DRPと重複している場合、ステップ820はステップ830へ進む。装置のBPに安定ノイズが重複している場合、ステップ820はステップ836へ進む。
図15A〜図15Cを参照するに、ピコネットAはスーパーフレーム1501を含み、ピコネットBはスーパーフレーム1502を含む。スーパーフレーム1503は、BP重複に起因するピコネットAの装置A1〜A4のビーコンのシフト後の例示スーパーフレームを表す。スーパーフレーム1504は、BP重複に起因するピコネットBの装置B1〜B4のビーコンのシフト後の例示スーパーフレームを表す。さらに、スーパーフレーム1505,1506はそれぞれピコネットAへのピコネットBの併合を可能にする装置A1〜A4とB1〜B4のビーコンの整合ならびに縮小後の例示スーパーフレームを表す。
各スーパーフレーム1501〜1506は、少なくとも個別スーパーフレーム1501〜1506始端のBPとその後の対応DRP予約とを含む。ピコネットAのBPと異質BPが相互に完全重複しているときは、ピコネットA,B内の装置A1〜A4,B1〜B4は(最多喪失ビーコン数スーパーフレームに関するスーパーフレーム全体の走査期間中)異質ビーコンを全く受信しないが、最大番号付き占有ビーコンスロットから最大長(最大BP長)までのそれらの個々のBP内で利用可能なビーコンスロットを見出すことができる。
ピコネットAのBPと異質BPが相互に完全重複しているときに、ステップ822において、個々のピコネットA,B内の装置は利用可能なものの中から新規のビーコンスロットを即座に選択する。ステップ824において、ピコネットA,B内の装置はDRP予約を保存する。ステップ826において、ピコネットA,BはそれらのBPSTを整合させて併合する。ステップ828において、一方のピコネットが併合BPを縮小させる。
併合処置は、装置のBPSTが異質BP内に含まれる場合に、そのビーコンを異質BPへ再配置することを含む。装置は、そのビーコンを、(i)そのBPSTを異質BPのBPSTへ切り替え、(ii)ビーコンスロット番号を調整し、新規ビーコンスロット番号が既存のビーコンスロット番号に最長の検出異質BP長を加えたものか或いは正規BP合体規約に従い異質BPへそのビーコンを再配置し、(iii)その以前のBP内でビーコンの送信を終了することにより、再配置する。
ピコネットAとBの併合を同じ長さのBPについてだけ例示したが、スーパーフレームのBP長、例えば図16の1601,1602がたった一つのBPスロットだけ異なる場合に使用できることは熟慮されたい。
図17A〜図17Cを参照するに、ピコネットAはスーパーフレーム1701を含み、ピコネットBはスーパーフレーム1702を含む。スーパーフレーム1703は、スーパーフレーム1702のDRP予約とのBP全体の重複に起因するピコネットAのBPのシフト後の例示スーパーフレームを表す。スーパーフレーム1704は、スーパーフレーム1701のDRP予約とのBP全体の重複に起因するピコネットBのBPのシフト後の例示スーパーフレームを表す。さらに、スーパーフレーム1705,1706はピコネットA,Bの併合を可能にするピコネットA,BのBPの整合と縮小後の例示的スーパーフレームを表す。
図8Bに戻ってこれを参照するに、ピコネットAのBPにピコネットBのDRP予約の終端が重複し、ピコネットBのBPがピコネットAのDRP予約の終端が重複していると、ステップ820はステップ830へ進む。この場合、高位番号付けビーコンスロット(すなわち、最大重複スロットに1を加えたものから最大BP長まで)が図17Aに示す如く利用可能のままに止まる。ステップ830において、ピコネットA,Bの装置はそれらのビーコンを利用可能なスロット(図17Bに示す如き)へシフトさせる。ステップ832において、ピコネットA,B内の装置はそれらのDRP予約を保存する。ステップ834において、ピコネットA,Bは一方のピコネットのBPを他方のピコネットへ併合させる(図17Cに示す如く)。ピコネットBのBPSTがピコネットAのスーパーフレーム1703の前半期間中に発生した場合、そのときは、ピコネットAはピコネットBに併合する。
図18Aと図18Bは、対応ノイズ期間を有する例示ピコネットのスーパーフレームを示すタイミングチャートである。ピコネットBはスーパーフレーム1801を含み、ピコネットBのBP全期間中に安定ノイズが発生する。スーパーフレーム1802は、この安定ノイズとの完全なBP重複に起因するピコネットBのBPのシフト後の例示スーパーフレームを表す。図8Bに戻ってこれを参照するに、ピコネットBのBPにこの安定ノイズが重複している場合、ステップ820はステップ836へ進む。安定ノイズには、例えばピコネットBの通信範囲内にあるピコネットBにより受信されるほどには接近していない別のピコネットのBP又はDRPを含ませることができる。この場合、高位の番号の付いたスロット(すなわち、最も重複するスロットに1を加えたものから最大BP長まで)は、図18Aに示す如く利用可能なままである。ステップ836では、ピコネットB内の装置はそれらのビーコンを、影響を受けた(重複した)領域外へシフトさせる。ステップ838において、ピコネットB内の装置はDRPの予約を保存する。さらに、この種の場合、併合時間はビーコンシフトを伴なう起き得る衝突が故に延長される。ステップ842において、最多DRP残存ビーコン数の受信後にDRPは終了し、ここで最多DRP残存ビーコン数は望むらくは(2×最多喪失ビーコン数+1)以上に設定することができる。
部分重複BP向けBP併合
図7に戻ってこれを参照するに、ステップ708において、全ての装置が衝突に巻き込まれているかどうか判定する。全ての装置が衝突に含まれるとは限らない場合、ステップ708はステップ712へ進む。全ての装置が衝突に巻き込まれている場合、ステップ708はステップ710へ進む。ステップ710において、衝突に巻き込まれた装置からのデータがBP内部で或いは外部で受信できるかどうか判定する。処理は、そこで図9へ進む。
例えば、(1)幾つかの事例では、全てのBPが良好に形成されているとは限らず、かくしてピコネットA,B内の全てのビーコンが全て衝突しているとは限らず、(2)他の事例では、BPの始端或いは終端だけが重複に遭遇することを熟慮されたい。ピコネットのBP、例えばピコネットAは部分重複している。一部装置のビーコンは、隣接装置(すなわち、ピコネットA内の他装置)が正確に受信することができる。一部重複ソースは、異質ピコネットBのBP又はDRPのいずれかの重複を含むことがある。
図19Aと図19Bは、現行MBOA MAC仕様に従う衝突の弁別を示すタイミングチャートである。ピコネットAはスーパーフレーム1901のBPを含み、ピコネットBはスーパーフレーム1902のBPを含む。スーパーフレーム1903は、ピコネットAのBPの装置B1,B2併合後の例示スーパーフレームを表す。ピコネットA,Bでは、全ての装置が衝突に巻き込まれるとは限らない。装置B1,B2はピコネットAの一部ビーコンを正確に受信することができ、その一方で装置B3,B4はビーコンを受信することもなく、またそれらのビーコンをピコネットA内の装置A1〜A4が受信することもない。
現行MBOA MAC仕様によれば、装置B1,B2はそれらのビーコンをピコネットAのBPへ即座に再配置する。しかしながら、ピコネットBの装置B3,B4はそれらがピコネットAのビーコンを受信できないが故に再配置はできない。装置B1,B2がシフト(ピコネットAへ併合)し、その一方で装置B3,B4がそうしない場合、B1,B2,B3,B4間で衝突が発生し、装置B1,B2,B3,B4間のDRP接続は喪失しよう。現行MBOA MAC仕様は、装置B3とB4の再配置規約を規定しておらず、それらは隔離されることになろう。
図20Aと図20Bは、例示ピコネットA,Bについての本発明のさらなる実施形態による衝突弁別を示すタイミングチャートである。ピコネットAはスーパーフレーム2001のBPを含み、ピコネットBはスーパーフレーム2002のBPを含む。スーパーフレーム2003,2004はピコネットBのBPの装置B1,B2,B3,B4をシフトさせてスーパーフレーム2001,2002のBPの重複を防止した後の例示スーパーフレームを表す。全ての装置がピコネットA,Bの間の衝突に巻き込まれるとは、限らない。装置B1,B2はピコネットAの一部ビーコンを正確に受信し、一方で装置B3,B4はビーコンを受信せず、またそれらのビーコンがピコネットA内の装置A1〜A4により受信されることもない。
図7に戻ってこれを参照するに、両ピコネット内の全ての装置が衝突に巻き込まれているとは限らない場合、ステップ708はステップ712へ進む。ステップ712において、ピコネットA内の装置がピコネットAのBP内の隣接装置ビーコンや異質装置ビーコンのいずれも受信しないときに、装置は望ましくはスーパーフレームの最大で終端まで可能性のある異質BPについて追加の最多喪失ビーコン数−1のスーパーフレームについて走査を継続し、拡張期間中に異質ビーコンを発見したときに、この装置がBP切り替えIE処理を行うことができる。従って、ステップ712がステップ802,812に続く(図8A)。このことで、DRPが早期に終了しないようにでき、より安定したデータ接続が提供できるようになる。すなわち、BP切り替えIE500を用いることで、ピコネットB上の全ての装置B1〜B4は低減された併合時間でもってピコネットA内へ効率的に併合される。
図9を参照するに、部分重複BPを有するピコネットの併合方法が本発明の例示実施形態に従い図示してある。ステップ900において、BPの始端或いは終端がDRPとの衝突状態にあるかどうか判定する。BPの始端がDRPと衝突状態にある場合、ステップ900はステップ902へ進み、BPの終端がDRPと衝突状態にある場合、ステップ900はステップ908へ進む。
図21は、別のスーパーフレームのDRP予約期間或いは、さもなければ、安定ノイズに対応するスーパーフレームのBPを示すタイミングチャートである。ピコネットAはスーパーフレーム2101のBPを含み、DRP予約或いはさもなければ安定ノイズ2102のいずれかがピコネットAのBPの始端期間中に発生する。すなわち、例えばピコネットAのBPにこの安定ノイズが部分的に重複することがあるが、このノイズはピコネットAの通信範囲内の別のピコネットのBP或いはDRPを含み得るが、ピコネットAにより受信するほどには接近していないものである。
ピコネットAのBPの始端にDRPか或いは図21に示す如く別のピコネットの安定ノイズが重複するときに、装置A2は装置A1に関するビーコンは受信できないものの、PHY使用率を検出することができる。装置A2はBPOIEを介してその固有ビーコン内でこのビーコンスロットに対する衝突を同報通信でき、装置A1はそれが衝突に巻き込まれていることを学習することができる。
現行MBOA MAC仕様によれば、A1は最多喪失ビーコン数スーパーフレーム内のこの衝突を弁別する。これは長時間期間であり、DRP予約の喪失へ通ずることがある。図9に戻ってこれを参照するに、ステップ902において、最多喪失ビーコン数スーパーフレームにおけるピコネットA,B内の装置間の衝突を弁別する。ステップ904において、装置はそのビーコンを前記した併合処理に従い異質BPへ再配置する。ステップ906において、装置、例えば装置A1のDRP接続を保存すべく、装置は最多喪失ビーコン数+1以上である最多DRP残存数を用いてそれらのDRPを終了させる。
図22は、別のスーパーフレームのDRP予約期間或いは、さもなければ、安定ノイズに対応するスーパーフレームのBPを示すタイミングチャートである。ピコネットAはスーパーフレーム2201のBPを含み、ピコネットAのBPの終端部分の期間中に生成するDRP予約或いはさもなければ安定ノイズのいずれかを含む。ピコネットAのBPの終端に別のピコネットのDRP或いは安定ノイズが重複していて、図22に示す如く最大でBP長までの全ての後続ビーコンスロットが汚染されるようになると、装置A2は衝突に遭遇し、衝突を弁別できなくなる。図9を参照するに、BPの終端がDRPと衝突している場合、ステップ900はステップ908へ進む。ステップ908において、装置はステップ802〜812に従って併合される(図8A)。装置A2にとって最多喪失ビーコン数スーパーフレームについてスーパーフレーム2201(その一部のみ図示)全体を走査することが望ましく、装置A2が異質ビーコンを受信した場合、それはBP切り替えIE処置に関連する規約に従い再配置処理を開始し、発信スロット内でそのビーコンを送信する。衝突に巻き込まれていない装置A1が発信スロット101内でBP切り替えIE500を有するビーコンを受信した場合、装置A1はその固有ビーコン内に同様のBP切り替えIE500を含めることができる。衝突に巻き込まれていない装置A1が発信スロット101内で衝突を発見した場合、装置A1は最大BP長スーパーフレームまで聴取することができる。全てのビーコンスロットが利用可能でない場合、装置A1はスーパーフレーム全体を走査して異質ピコネットを見出すことができる。一つのピコネットのBPの終端に別のピコネットの安定ノイズが重複しているときに、同様の処置を続けることができることを熟慮されたい。
異質BP発見
BPの全期間中、装置が他装置からのビーコンを監視することが望ましい。しかしながら、省電力を目的に、装置がBPを越える走査を行うことは期待していない。ピコネットA,BのBP403,404(図4)が重複していない場合、ピコネットA内の装置はピコネットBからビーコンを受信できず、例えばピコネットB内の装置はピコネットAからビーコンを受信できない。現行MBOA MAC仕様では、異質スーパーフレームの後半にBPSTが発生する装置は異質装置を待機してそれらのBPSTを再配置できるが、時にその固有のBPSTを再配置はできないと規定されている。すなわち、ピコネットAのBPST、すなわちBPST(A)がピコネットAの通信範囲内にあるか又はピコネットBのBPST以前の異なるピコネットBのスーパーフレームの後半の期間中に生じたときに、ピコネットAがピコネットBを発見する事例について併合処置はBP併合待機時間+初期減数計数値スーパーフレーム内で完了する。しかしながら、ピコネットBがピコネットAを発見するもピコネットAがピコネットBを発見しない場合、それはBP併合待機時間+初期減数計数値+最多喪失ビーコン数スーパーフレームを取り込んで併合処理を完了することができる。これは、併合手順が開始する前にピコネットBが最多喪失ビーコン数スーパーフレームを待機するからである。すなわち、現行MBOA MAC仕様では、ピコネットBは併合を促進させるべくピコネットAの支援に巻き込まれることはない。従って、併合処置を改善することができる。より具体的には、現行MBOA MAC仕様はBP重複発見用の処置を扱ってはいない。BP発見処置を用いないと、通信システムの幾つかの要件は例えば幾つかの状況におけるDRP接続性損失を含め満たすことがない。
異質BPの重複を見出す仕方についての課題に対する最も単純な解決策は、ビーコンを常時(すなわち、各スーパーフレーム全体に)走査することにある。残念ながら、この解決策は余りにエネルギ不足であって展開できない。
一つのパラメータ、すなわち最多発見時間を導入することができる。電力消費を低減すべく、装置はスーパーフレーム全体を走査して異質ピコネットを見出すことができる。この走査は常に行われるとは限らないが、その代りに少なくとも各最多発見時間のスーパーフレームごとに非定期的に発生する。装置がより頻繁に走査することが望ましい場合、上層プロトコルからの要求を行ってより高頻度で走査させることができる。このことは、例えば装置を正に起動したり、とりわけそれがその周波数を切り替えたり或いはそれがそのチャンネル番号を切り替えたときに行われよう。
ピコネットBのBPST、すなわちBPST(B)がピコネットAのスーパーフレームの前半にある場合、結果的にはピコネットA又はBからの装置の一方が他方のピコネット(すなわち、異質ピコネット)を見出す(発見する)。装置が、異質ピコネットがピコネットAからのものであることを発見した場合、ピコネットAからの装置はそれらのビーコンをピコネットBSPのBPへ再配置する。しかしながら、異質ピコネットがピコネットBからであることを発見した装置は、現行MBOA仕様に従い、ピコネットBからの装置がピコネットA上の装置を待機し、最多喪失ビーコン数スーパーフレームに関する併合を開始する。
この待機時間を減らすべく、異質ピコネットを検出する装置がそのビーコンを最多喪失ビーコン数スーパーフレームに関する異質ピコネットの信号スロットへ送信することができる。信号スロットは、無作為に選択することができる。
図23は本発明の例示実施形態になる二つのピコネット間の異質BP発見用の方法を示すフローチャートである。ステップ2300において、ピコネットAはスーパーフレーム全体を定期的に走査することでピコネットBの異質スーパーフレームを検出する。ステップ2302において、ピコネットAはピコネットBの異質スーパーフレーム期間中にビーコンを送信する。
ステップ2304において、ピコネットBがピコネットAからの送信ビーコンを検出する。ピコネットBもまたスーパーフレーム全体を定期的に走査し、ピコネットBが送信ビーコンを検出する前にピコネットAが所定数のビーコンを送信できるようにしてある。ステップ2306において、一つのピコネットに併合すべくピコネットBはその外部ビーコンをピコネットAのBPに再配置する。
装置(すなわち、ピコネットB)がその単一のスロット内で異質ビーコンを受信した場合、それは併合処置を完了するか、或いは併合処置中に異質ピコネットが範囲外に退出するまでスーパーフレーム全体を聴取することができる。この装置は、少なくとも最多喪失ビーコン数スーパーフレームについて異質ビーコンを一切受信しない場合、異質ピコネットが範囲を逸脱したと判断することができる。この種処置はピコネットA,B両方の電力消費を低減することができ、何故ならピコネットA,B上の装置は隣接ピコネットを見出すのにスーパーフレーム全体を常時聴取してはいないからである。この処置が併合時間もまた低減し、かくして併合処理を改善することができる。
BP関連付け
図24は、二つの独立した例示ピコネットA,B間に位置する通信装置を例示する概略線図である。装置C1をスイッチオンさせ、互いに十分離れていて(すなわち、通信範囲外にあって)互いに独立して動作するピコネットA,Bを発見することができる。装置C1は、どのピコネットA,Bを合体させ、選択されたピコネットA又はBについて如何にしてビーコンを選択するか決定する必要がある。装置C1は両ピコネットA,Bの通信範囲内にある(すなわち、その通信範囲の外縁が点線501で図示してあり、その部分がピコネットA,Bの通信範囲内に含まれる)ため、ピコネットA,Bを、装置C1を介して連結し、単一のより大きなピコネットA:Bを生み出すことができる。現行MBOA MAC仕様は、この種状況を弁別する規約を定義してはいない。
現行MBOA MAC仕様は複数のピコネットが互いに通信範囲にあるときに、全てのピコネットが一つのピコネットに併合されるよう要求するものである。図25は、本発明の例示実施形態になる二つの独立ピコネット間に位置する装置のBP関連付け方法を示すフローチャートである。ステップ2500において、装置C1はピコネットA,Bに対応するビーコンを受信する。ステップ2502において、図6のステップを用いてピコネットA,Bのスーパーフレームが同期しているかどうか、そしてBPが重複している場合は重複種を判定する。
ステップ2504において、装置C1は同期或いは重複種に基づきピコネットA,Bに併合する。例えば、(1)ピコネットA,BのBPが重複し、ピコネットBのBPSTがピコネットAのBP期間中に発生する場合、或いは(2)ピコネットA,BのBPが重複せず、ピコネットAのBPSTがピコネットBのスーパーフレームの前半の間に発生する場合、装置C1をピコネットAに合体させることができる。
ステップ2506において、残るピコネットを併合して一つのピコネットを形成する。例えば、装置C1をピコネットAに合体させた後、ピコネットA,Bは装置C1を介して間接的に接続されるようになる。ピコネットA,Bは、ピコネットAに併合される。装置C1をピコネットAに合体させた場合、効率は改善されるが、それは装置C1が続くBP併合においてそのビーコンのシフトを強いられないからである。このことで、最終的には単一のピコネットとなるピコネットAに対し装置C1を合体させることにより併合処理全体は減る。他の処理では、装置C1はBP併合においてそのビーコンをシフトさせねばならない。
さらに、装置C1は好ましくはHNUBS+オフセットスロット後にビーコンスロットを選択することができ、ここでHNUBSはピコネットA内で観察される(最大番号付きの利用不能ビーコンスロットであり、オフセットはBPST(A)とBPST(B)との間の差分を包含するビーコンスロットの数である。すなわち、
オフセット=ceil{(BPST(B)−BPST(A))/最大ビーコンスロット長}
であり、ここでceil(x)はx以上の最小の整数である。換言すれば、装置C1は最高位のビーコンスロット後にビーコンスロットを選択することができ、そこでそれは最新のスーパーフレーム内のPHY使用率を観察する。
例示方法がハードウェアやソフトウェアやそれらの組み合わせにて実行できることを、理解されたい。この種実施形態では、下記に記載する各種構成要素とステップはハードウェア及び/又はソフトウェアにて実装することができる。
本発明は通信システムにおいて説明してきたが、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)のソフトウェアにて実行できることを熟慮されたい。本実施形態では、各種構成要素の1以上の機能を汎用コンピュータを制御するソフトウェアにて実行することができる。このソフトウェアは、コンピュータ可読キャリア、例えば磁気ディスクや光ディスクやメモリカード、或いは音声周波や無線周波や光搬送波にて実施することができる。
加えて、本発明は特定の実施形態を参照して図示し説明したが、本発明を図示の細部に限定する意図はないものである。むしろ、特許請求の範囲の範囲と領域内で本発明から逸脱することなく様々な改変を施すことができる。
通信システム内の複数装置間の通信に使用する例示的スーパーフレームのタイミングチャートである。(先行技術) 二つのピコネットを統合する従来方法を示すフローチャートである。(先行技術) 二つのピコネットを統合する従来方法を示すフローチャートである。(先行技術) 二つのピコネットを統合する従来方法を示すフローチャートである。(先行技術) 二つの例示ピコネットに関する重複ビーコン期間(BP)を示すタイミングチャートである。(先行技術) 二つの例示ピコネットに関する非重複BPを示すタイミングチャートである。(先行技術) 例示通信システムに使用するビーコン期間切り替え情報要素(BP切り替えIE)フォーマットのデータ線図である。(先行技術) 本発明の例示実施形態になる重複種に基づく二つのピコネットの併合方法を示すフローチャートである。 本発明の例示実施形態に従いピコネットのBPが完全重複又は部分重複するかどうかに基づき二つのピコネットを併合する方法を示すフローチャートである。 本発明の例示実施形態になる完全重複BPを有する二つのピコネットの併合方法を示すフローチャートである。 本発明の例示実施形態になる完全重複BPを有する二つのピコネットの併合方法を示すフローチャートである。 本発明の例示実施形態に従い部分重複BPを有する二つのピコネットの併合方法を示すフローチャートである。 一方のピコネットのBPに他方のピコネットの分散予約プロトコル(DRP)期間が完全重複する二つの例示ピコネットのスーパーフレームを示すタイミングチャートである。 例示ピコネットに関する本発明の一実施形態に従う衝突弁別を示すタイミングチャートである。 例示ピコネットに関する本発明の一実施形態に従う衝突弁別を示すタイミングチャートである。 二つのマルチホップピコネットの例示構成を示す概略線図である。 例示ピコネットに関する本発明の一実施形態に従う衝突弁別を示すタイミングチャートである。 例示ピコネットに関する本発明の一実施形態に従う衝突弁別を示すタイミングチャートである。 二つのマルチホップピコネットの別の例示構成を示す概略線図である。 二つの例示ピコネットに関するスーパーフレームの併合を示すタイミングチャートである。 二つの例示ピコネットに関するスーパーフレームの併合を示すタイミングチャートである。 二つの例示ピコネットに関するスーパーフレームの併合を示すタイミングチャートである。 二つの例示ピコネットのスーパーフレームを示すタイミングチャートである。 二つの例示ピコネットに関するスーパーフレームの併合を示すタイミングチャートである。 二つの例示ピコネットに関するスーパーフレームの併合を示すタイミングチャートである。 二つの例示ピコネットに関するスーパーフレームの併合を示すタイミングチャートである。 対応ノイズ期間を有する例示ピコネットのスーパーフレームを示すタイミングチャートである。 対応ノイズ期間を有する例示ピコネットのスーパーフレームを示すタイミングチャートである。 現行MBOA MAC仕様に従う衝突弁別を示すタイミングチャートである。(先行技術) 現行MBOA MAC仕様に従う衝突弁別を示すタイミングチャートである。(先行技術) 各ピコネットの装置の一部装置が衝突に巻き込まれている例示ピコネットに関する本発明の一実施形態に従う衝突弁別を示すタイミングチャートである。 各ピコネットの装置の一部装置が衝突に巻き込まれている例示ピコネットに関する本発明の一実施形態に従う衝突弁別を示すタイミングチャートである。 別のスーパーフレームのDRP予約期間か、BPの終了部期間中に発生する安定ノイズに対応するスーパーフレームのBPを示すタイミングチャートである。 別のスーパーフレームのDRP予約期間か、さもなければ、BPの終了部期間中に発生する安定ノイズに対応するスーパーフレームのBPを示すタイミングチャートである。 本発明の一例示実施形態に従う二つのピコネット間の異質BP発見方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に従うBP関連付け処置を示すよう両者間に配置した通信装置を備える二つの独立したピコネットを示す概略線図である。 本発明の例示実施形態に従う二つの独立したピコネット間に位置する装置のBP関連付け方法を示すフローチャートである。
符号の説明
100 スーパーフレーム
101 発信スロット
102 最大BP長ビーコンスロット
103 ビーコン期間
104 ビーコンスロット
105 メディアアクセススロット

Claims (10)

  1. 第1及び第2のピコネットの間の通信を同期させる方法であって、
    前記第1及び第2のピコネットからビーコンを検出するステップと、
    前記第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが前記被検出ビーコンからの個々のビーコン期間開始時間に従って同期しているかどうか判定するステップと、
    前記第1及び第2のピコネットに対応する前記スーパーフレームが同期していないときに、1)ビーコン期間の間の重複と、2)予約期間の間の重複と、3)前記第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームのビーコン期間と予約期間との間の重複に対応する重複種を判定するステップと、
    前記判定重複種に基づき規約に従い前記第1及び第2のピコネットを併合ピコネットへ併合するステップとを含む、ことを特徴とする方法。
  2. 幾つかの喪失ビーコンが所定数の喪失ビーコンを上回るときに、前記第1及び第2のピコネットに対応する前記スーパーフレームの予約期間を終了させるステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記重複種の判定ステップはさらに、前記重複度が完全重複であるか部分重複であるか、前記第1及び第2のピコネットのうちの一方のピコネットのビーコン期間と前記第1及び第2のピコネットのうちの他方のピコネットに対応する異質ビーコン期間及び異質予約期間のうちの少なくとも一方との間で計測される重複度を割り出すステップを含み、
    前記第1及び第2のピコネットとを併合するステップはさらに、前記重複種判定と前記重複度判定とに基づき規約に従い前記第1及び第2のピコネットを前記併合ピコネットへ併合させるステップを含む、請求項1記載の方法。
  4. 前記重複度が完全重複であると判定されたきに、前記第1及び第2のピコネットの併合ステップはさらに、
    前記他方のピコネットに対応する異質ビーコンの存在を検出するステップと、
    前記異質ビーコンが前記一方のピコネットにより検出されたときに、前記一方のピコネットのビーコンを前記他方の異質ビーコン期間へ再配置する前に前記一方のピコネットのビーコン内に所定の併合パラメータを包含させ、それによって前記所定の併合パラメータが前記一方のピコネット内の装置に該一方のピコネットが前記他方のピコネットを併合していることを通知する前記ステップと、
    前記異質ビーコンが前記一方のピコネットにより検出されておらず、前記一方のピコネットに対応する前記スーパーフレーム内の所定数のスロットが利用可能であるときに、前記第1及び第2のピコネットを前記併合ピコネットへ併合させる前に前記第1及び第2のピコネットに関連する予約期間情報を保存するステップとを含む、請求項3記載の方法。
  5. 前記重複度が部分重複であると判定されたときに、前記第1及び第2のピコネットの併合ステップはさらに、
    前記一方のピコネット内の全ての装置が前記他方のピコネットとの衝突に巻き込まれているかどうか判定するステップを含み、
    前記一方のピコネット内の全ての装置が衝突に巻き込まれていないと判定されたときに、前記一方のピコネットの前記ビーコンを前記他方の異質ビーコン期間に再配置する前に前記一方のピコネットのビーコン内に所定の併合パラメータを包含させ、それによって前記併合パラメータが前記一方のピコネット内の前記装置に前記一方のピコネットが前記他方のピコネットを併合していることを通知し、
    前記一方のピコネット内の全ての装置が前記衝突内に巻き込まれていると判定されたときに、1)前記一方のピコネット内の前記装置と所定数の喪失ビーコン内の他のピコネットとの間の衝突を弁別し、2)前記喪失ビーコン数が前記第1及び第2のピコネットを併合ピコネットへ併合させる前の前記所定数の喪失ビーコン数を上回るときに、前記第1及び第2のピコネットに対応する前記スーパーフレームの予約期間を終了するステップとを含む、請求項3記載の方法。
  6. コンピュータに請求項1記載の方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含む、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体
  7. 装置を第1のピコネット又は第2のピコネットに関連付ける方法であって、
    前記第1及び第2のピコネットに対応する装置によりビーコンを検出するステップと、
    前記第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが前記被検出ビーコンからの個々のビーコン期間開始時間に従って同期しているかどうか判定するステップと、
    前記第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが同期していないときに、1)ビーコン期間の間の重複と、2)予約期間の間の重複と、3)前記第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームのビーコン期間と予約期間との間の重複に対応する重複種を判定するステップと、
    前記対応するスーパーフレームが同期しているかどうか或いは重複種に基づき、前記装置と前記第1のピコネット又は前記第2のピコネットとを併合し、第1の併合ピコネットを形成するステップと、
    残る未併合ピコネットの装置を前記第1の併合ピコネットへ併合し、第2の併合ピコネットを形成するステップとを含む、ことを特徴とする方法。
  8. 前記第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが同期していないときに、前記装置と前記第1のピコネット又は前記第2のピコネットとを併合するステップはさらに、
    前記第1のピコネットと前記第2のピコネットに対応するビーコン期間とが重複するかどうか検出するステップと、
    前記ビーコン期間が重複するときに、物理的利用率が認められる箇所の最高位ビーコンスロットを検出し、前記物理的利用率が認められた箇所の前記最高位ビーコンスロットを上回る前記第1のピコネット又は第2のピコネット内の信号スロットを選択するステップとを含む、請求項7記載の方法。
  9. コンピュータに請求項7記載の方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含む、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体
  10. 第1のピコネット又は第2のピコネットに関連付ける構成とした装置であって、
    前記第1のピコネットと前記第2のピコネットに対応するビーコンを検出する手段と、
    前記第1及び第2のピコネットに対応するスーパーフレームが前記検出ビーコンからの個々のビーコン期間開始時間に従って同期しているかどうか判定する手段と、
    前記第1及び第2のピコネットに対応する前記スーパーフレームが同期していないときに重複種を判定する手段で、前記重複種が1)ビーコン期間の間の重複と、2)予約期間の間の重複と、3)前記第1及び第2のピコネットに対応する前記スーパーフレームのビーコン期間と予約期間との間の重複に対応する前記手段と、
    前記対応スーパーフレームが同期しているか或いは前記重複種かに基づき、前記装置と前記第1のピコネット又は前記第2のピコネットとを併合し、第1の併合ピコネットを形成する手段とを備える、ことを特徴とする装置。
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