JP4807454B2 - 放電灯点灯装置、照明装置、及び液晶表示装置 - Google Patents

放電灯点灯装置、照明装置、及び液晶表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、フィラメントを有する放電灯を高周波点灯する放電灯点灯装置、これを用いた照明装置、及び液晶表示装置に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ、OA機器、液晶テレビ等の液晶表示装置、及び看板灯等の照明装置においては、表示面を背面から照明する光源(バックライト)が多く用いられる。中でも広い発光面を高輝度に照明するために、反射板上に配置された複数本の放電灯と、放電灯の上方に配置された拡散板とを備える直下型バックライトが知られている。
液晶表示装置の分野では画面の大型化、高輝度化、及び均一化が要求されている。このため、装置1セット当たりに採用される放電灯の数は増加し、使用される放電灯の管電圧はより高電圧になる傾向にある。例えば、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)による32インチサイズのバックライトにおいては、管電圧はおよそ1kVrmsである。このため、高インピーダンス負荷と筐体との間の寄生容量の影響が無視できず、筐体への漏れ電流の影響で放電灯の輝度分布に偏りが生じ、輝度が不均一になるという問題が発生する。
そこで、CCFLよりも高出力で、管電圧の低い熱陰極蛍光ランプ(HCFL:Hot Cathode Fluorescent Lamp)を利用することが考えられる。HCFLを用いれば、CCFLに比べて放電灯の本数を激減させることができ、点灯回路を減らすことができる。また、管電圧が低く、放電灯と筐体との間の寄生容量に流れる漏れ電流が小さくなるため、放電灯の輝度の偏りも小さくなる。さらに低ノイズであるため、周辺回路への影響も小さくなる。
しかし、HCFLをインバータ回路により、高周波点灯する放電灯点灯装置では、無負荷状態(放電灯が外れた状態)又は寿命末期等において、放電灯のフィラメントが断線した場合、インバータ回路の発振が継続されると、出力部及びソケット部分に高電圧が発生し、感電等の危険が生じる虞がある。このため、上記のような異常発生時にはインバータ回路の発振を強制的に停止することが一般的に行われている。
特許文献1には、放電灯の一対のフィラメントを予熱するために、一方のフィラメントの非電源側端子と他方のフィラメントの非電源側端子との間に共振コンデンサ(コンデンサC1)を接続し、放電灯のステム間の電圧を検出し、それがフィラメントの断線を示す所定値を超えた場合にインバータ回路を停止又は出力を低下させる構成が開示されている。
ところで、特許文献1のように、共振コンデンサが予熱用コンデンサと兼用された放電灯点灯装置では、フィラメントの電流は共振特性によって決まる。しかしながら、フィラメントは加熱されると抵抗値が大きくなる特性を有している。そのため、フィラメントに定電流を流した場合、抵抗値に応じて電圧が高くなるため、フィラメントが正常であっても、ステム間の電圧が大きく変動する。したがって、ステム間の電圧を検出するための比較器の検出閾値は、正常状態におけるステム間の電圧の変動範囲よりも高く設定しなければならない。このため、特許文献1の放電灯点灯装置では、フィラメントの断線の検出精度が低いという問題がある。
放電灯が液晶テレビ用のバックライトに使用される場合、バックライトの薄型化が望まれるため、放電灯はより細管化の傾向にある。さらに、液晶テレビではバックライトの長寿命が望まれるため、フィラメントの予熱条件の制約が厳しい。そのため、放電灯点灯装置の共振特性とは独立してフィラメントの予熱電流を定めることができる放電灯点灯装置を採用することが好ましい。
そこで、特許文献2では、予熱トランスを用いてフィラメントに予熱電流を流す巻線予熱方式の放電灯点灯装置において、放電灯のフィラメントに直流電流を流し、この直流電流の有無によりフィラメントの断線を検出する放電灯点灯装置が開示されている。この放電灯点灯装置では、共振特性とは独立して予熱電流を定めることができるが、フィラメントの抵抗値によって、フィラメントの予熱電流が変化するため、ステム間の電圧変化は小さい。
しかしながら、特許文献2に示す放電灯点灯装置では、フィラメントに直流電流を流すために、直流電源部とフィラメントとの間に抵抗が接続されている。この場合、放電灯の始動電圧等のストレスを考慮すると、抵抗を複数個直列にする必要があり、部品点数が増大するという問題が発生する。
また、前記直流電源部と放電灯負荷とを絶縁する必要がある場合、フィラメントの断線を検出するための電源部が別途必要となり、部品点数が増大するという問題が生じる。
本発明の目的は、部品点数を増大することなくフィラメントの断線を安全に検出することができる放電灯点灯装置、照明装置、及び液晶表示装置を提供することである。
特許第3858317号公報 特開平10−284275号公報
本発明による放電灯点灯装置は、フィラメントを有する放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、直流電源部からの出力を高周波出力に変換し、前記放電灯に供給するインバータ回路と、前記フィラメントに予熱電流を供給するための予熱巻線と、前記予熱巻線と前記フィラメントとの間に接続された予熱用コンデンサとを含むフィラメント予熱回路と、直列接続された整流素子と抵抗とを含み、前記フィラメントに並列接続された直列回路と、前記予熱用コンデンサの直流電圧成分を検出する検出回路と、前記検出回路の出力を基準電圧と比較する比較器と、前記比較器の出力を受けて前記インバータ回路の出力を制限若しくは前記インバータ回路の動作を停止させる制御回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明による照明装置は上記の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする。
また、本発明による液晶表示装置は、上記の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする。
本発明の実施の形態1による放電灯点灯装置の回路図である。 図1に示す放電灯点灯装置の動作説明図である。 フィラメントの抵抗値の変化に対する予熱用コンデンサの直流電圧成分の変化を示している。 図1に示す放電灯点灯装置に用いられる検出回路と比較器との回路図を示している。 本発明の実施の形態2による放電灯点灯装置の回路図を示している。 本発明の実施の形態3による放電灯点灯装置における検出回路の回路図を示している。 本発明の実施の形態4による放電灯点灯装置の回路図を示している。 図7に示す放電灯点灯装置の動作説明図である。 本発明の実施の形態による液晶表示装置の構成図を示している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による放電灯点灯装置の回路図である。直流電源部DCは、所定の直流電圧を出力する電源回路により構成され、例えば商用交流電圧を全波整流する整流回路と、全波整流された商用交流電圧を昇圧して平滑化する昇圧チョッパ回路とを含む。
直流電源部DCの負極は1次側基準電位G1(グランド)に接続されている。直流電源部DCの正極と負極との間には、直列接続されたスイッチング素子Q1,Q2により構成されたハーフブリッジ回路が接続されている。スイッチング素子Q1,Q2は、例えばパワーMOSFETにより構成され、制御回路15からの出力を、ドライバ16を介して受け、高周波で交互にオン・オフする。スイッチング素子Q2の両端には、直流カット用コンデンサC8を介して、絶縁トランスT1の1次巻線T11が接続されている。
なお、スイッチング素子Q1,Q2、直流カット用コンデンサC8、及び絶縁トランスT1は、インバータ回路I1を構成する。インバータ回路I1は、直流電源部DCからの出力を高周波出力に変換し、放電灯FLに供給する。
絶縁トランスT1の2次巻線T12には、コンデンサC3と予熱トランスT2の1次巻線T21との直列回路が並列接続されている。予熱トランスT2は、インバータ回路I1の出力を受ける1次巻線T21と、1次巻線T21に磁気結合された一対の2次巻線T22−1,T22−2とを備える。2次巻線T22−1は、予熱用コンデンサC4を介してフィラメントFL1に接続されている。2次巻線T22−2は、予熱用コンデンサC5を介してフィラメントFL2に接続されている。
放電灯FLはフィラメントFL1,FL2を有する熱陰極型の蛍光ランプである。コンデンサC3、予熱用コンデンサC4,C5及び予熱トランスT2によりフィラメント予熱回路が構成されている。
絶縁トランスT1の2次巻線T12には、共振回路I2が接続されている。共振回路I2は、インダクタL1、及びコンデンサC1,C2を備えている。共振回路I2には、放電灯FLが接続されており、インバータ回路I1から出力された高周波出力を放電灯FLに供給する。共振回路I2のコンデンサC2は、インダクタL1とフィラメントFL1の端子Aとの間に接続されている。共振回路I2のコンデンサC1は、フィラメントFL2の端子CとインダクタL1との間に接続されている。
端子Bは、予熱用コンデンサC4を介して2次巻線T22−1に接続されている。また、端子Dは、予熱用コンデンサC5を介して2次巻線T22−2に接続されている。
フィラメントFL1の端子Aと端子Bとの間には、ダイオードD1(整流素子の一例)と抵抗R1との直列回路が並列接続されている。ダイオードD1はアノードがコンデンサC2に接続され、カソードが抵抗R1に接続されている。
また、フィラメントFL2の端子Cと端子Dとの間にはダイオードD2と抵抗R2との直列回路が並列接続されている。ダイオードD2は、アノードが絶縁トランスT1に接続され、カソードが抵抗R2に接続されている。
ここで、端子Cの電位を2次側基準電位G2とし、2次側基準電位G2を基準に高圧側、低圧側と呼んでいる。したがって、フィラメントFL1は高圧側のフィラメントとなり、フィラメントFL2は低圧側のフィラメントとなる。2次側基準電位G2は、絶縁トランスT1によって、1次側基準電位G1と絶縁されている。
検出回路11は、予熱用コンデンサC4に並列接続され、予熱用コンデンサC4の直流電圧成分を検出する。これにより、フィラメントFL1の断線が検出される。検出回路12は、予熱用コンデンサC5に並列接続され、予熱用コンデンサC5の直流電圧成分を検出する。これにより、フィラメントFL2の断線が検出される。
比較器13は、検出回路11の出力を基準電圧(図示せず)と比較する。また、比較器14は、検出回路12の電圧を基準電圧(図示せず)と比較する。ここで、基準電圧としては、断線を検出するうえで予め定められた好ましい電圧を採用することができる。
制御回路15は、例えばスイッチング素子Q1,Q2を駆動するための駆動信号を生成し、比較器13,14からの出力にしたがって、駆動信号の発振周波数を変化させる又は駆動信号の発振を停止させる。ここで、駆動信号としては、例えばPWM信号を採用することができる。
予熱用コンデンサC4,C5に充電される直流電圧の極性は、ダイオードD1,D2の向きによって決まる。フィラメントFL1,FL2が端子A〜Dのいずれの端子から外れた場合であっても、予熱用コンデンサC4,C5は同じ極性に充電される。なお、検出回路11,12は、予熱用コンデンサC4,C5に充電される直流電圧成分の極性を考慮して構成すればよいので、ダイオードD1,D2の向きは特に限定されない。
もっとも、予熱トランスT2の偏磁を抑制するためには、図1に示すように、予熱トランスT2の出力が一方の極性ではダイオードD1の順方向となり、他方の極性ではダイオードD2の順方向となるように、ダイオードD1,D2の向きを互いに逆極性にすることが好ましい。つまり、本放電灯点灯装置では、予熱トランスT2の出力がフィラメントFL1,FL2の断線検出用の直流電源としても兼用されており、フィラメントFL1,FL2の等価抵抗が高くなると、予熱トランスT2からダイオードD1,D2と抵抗R1,R2とを介して予熱用コンデンサC4,C5が充電される。
図2は、図1に示す放電灯点灯装置の動作説明図である。ここでは、高圧側のフィラメントFL1の断線時の動作について説明するが、低圧側のフィラメントFL2の断線時の動作も基本的に同じである。図中の矢印は、直流電流の流れを示す。
フィラメントFL1の等価抵抗をRf1とする。正常時における等価抵抗Rf1と抵抗R1との関係をRf1≪R1とする。予熱トランスT2からダイオードD1、抵抗R1を介して予熱用コンデンサC4に流れる直流電流により予熱用コンデンサC4が充電されても、予熱トランスT2の出力の極性が反転したときに予熱用コンデンサC4の充電電荷はフィラメントを介して放電される。そのため、予熱用コンデンサC4に直流電圧成分はほとんど残らない。したがって、正常時には予熱用コンデンサC4の直流電圧成分はほぼ0である。
今、フィラメントFL1が断線し、フィラメントFL1の等価抵抗Rf1が増大したとする。以下、フィラメントFL1の断線には、フィラメントFL1の切断、フィラメントFL1の端子外れ、及び端子A〜Dの接触不良等が含まれる。そうすると、予熱トランスT2からダイオードD1、抵抗R1を介して予熱用コンデンサC4に流れる直流電流により予熱用コンデンサC4が充電され、予熱トランスT2の極性が反転したときに予熱用コンデンサC4の充電電荷は、フィラメントFL1を介して放電されない、或いは正常時に比べて放電されにくくなる。その結果、予熱用コンデンサC4に直流電圧成分が発生する。この直流電圧成分を検出することによってフィラメントFL1の断線が検出可能になる。
図3は、フィラメントの抵抗値の変化に対する、予熱用コンデンサの直流電圧成分の変化を示している。横軸は、フィラメントFL1の等価抵抗Rf1を示し、縦軸は予熱用コンデンサC4の直流電圧成分を示す。等価抵抗Rf1がR1/10辺りから直流電圧成分が上昇していることが分かる。なお、図3においては、R1=1kΩである。抵抗R1を過度に小さい値にすると、正常動作時のフィラメントFL1の抵抗でも予熱用コンデンサC4に直流電圧成分が発生する。そこで、フィラメントFL1の熱間抵抗をRhとすると、少なくともR1>Rhで、実用上はR1>10×Rhとすることが好ましい。
図4は、図1に示す放電灯点灯装置に用いられる検出回路11と比較器13との回路図を示している。検出回路11は、抵抗R41とコンデンサC41とを含み、予熱用コンデンサC4の電圧を平滑化する。比較器13は、フォトカプラPC1と、ツェナーダイオードZD1とを備えている。ツェナーダイオードZD1は、アノードがフォトカプラPC1に接続され、カソードがコンデンサC41に接続されている。フォトカプラPC1は、1次側がツェナーダイオードZD1に接続され、2次側が制御回路15に接続されている。
コンデンサC41の直流電圧がツェナーダイオードZD1の電圧を超えるとツェナーダイオードZD1がオンとなり、フォトカプラPC1がオンする。これを受けて制御回路15はインバータ回路I1を保護する。
このように、本実施の形態による放電灯点灯装置によれば、フィラメントFL1,FL2と並列に、ダイオードD1,D2と抵抗R1,R2との直列回路を接続し、予熱用コンデンサC4,C5が直流電圧成分を検出しているため、2次側に別途、直流電源部を設ける必要がなく、簡素な構成でフィラメントFL1,FL2の断線を検出することができる。
また、特許文献2に示すように直流電源部からフィラメントに直流電流を流すための抵抗が不要となるため、部品数を削減できると共に、フィラメントの断線を安全に検出することができる。
なお、図1においては、絶縁トランスT1の2次巻線T12に、直流カット用のコンデンサC3を介して予熱トランスT2を接続しているが、予熱トランスT2の2次巻線T22−1,T22−2を絶縁トランスT1の2次側に設けてもよい。或いは、スイッチング素子Q2のソース・ドレイン間に、直流カット用のコンデンサC3を介して予熱トランスT2を接続してもよい。更に、図1において、スイッチング素子Q1,Q2は、フィラメント予熱回路のスイッチング素子とインバータ回路I1のスイッチング素子とを兼用しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、別途、フィラメント予熱回路用のスイッチング素子を設け、制御回路15がこのスイッチング素子をインバータ回路I1と独立に制御してもよい。また、図1において、共振回路I2を省いてもよい。なお、これらの変形例は、以下の各実施の形態においても適用可能である。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2による放電灯点灯装置の回路図を示している。本実施の形態では、予熱用コンデンサC4,C5の直流電圧成分を検出するために、2次側基準電位G2を基準としたときの端子B,Dの直流電圧成分を検出することを特徴とする。
端子Bには、2次側基準電位G2に対する直流電圧成分を検出する検出回路11bが接続されている。また、端子Dには、2次側基準電位G2に対する直流電圧成分を検出する検出回路12dが接続されている。
検出回路11bは、抵抗R1b,R2b、及びコンデンサC1bを備えている。抵抗R1bは、抵抗R2bとコンデンサC1bとの並列回路に直列接続されている。抵抗R1b,R2b、及びコンデンサC1bの時定数は、入力された高周波電圧を平滑化して、その直流電圧成分を検出して出力できるような値に設定されている。
検出回路12dは、抵抗R1d,R2d、及びコンデンサC1dを備えている。抵抗R1dは、抵抗R2dとコンデンサC1dとの並列回路に直列接続されている。抵抗R1d,R2d、及びコンデンサC1dの時定数は、入力された高周波電圧を平滑化して、その直流電圧成分を検出して出力できるような値に設定されている。
検出回路11b,12dの入力インピーダンスはフィラメントFL1,FL2の等価抵抗に比べて高い値に設定されている。
<フィラメントFL2の断線時の動作説明>
フィラメントFL2が断線していない場合、フィラメントFL2の等価抵抗は十分小さい。また、フィラメントFL2にはダイオードD2と抵抗R2とが接続されている。そのため、ダイオードD2と抵抗R2との直列回路によって生じる直流電圧成分は、大部分がフィラメントFL2により消費され、フィラメントFL2の端子Dの直流電圧成分はほぼ0となる。その結果、検出回路12dの出力もほぼ0となる。
フィラメントFL2が断線し、フィラメントFL2の等価抵抗が増大した場合、ダイオードD2と抵抗R2とが接続されているため、フィラメントFL2は、ダイオードD2と抵抗R2との直流回路によって生じる直流電圧成分を消費し切れなくなる。そのため、直流電圧成分が予熱用コンデンサC5に充電され、端子Dに直流電圧成分が発生する。端子Dの電圧は、検出回路12dによって平滑化され、その直流電圧成分が比較器14に入力される。
比較器14は、検出回路12dの出力が基準電圧を超えた場合にフィラメントFL2が断線したと判断し、制御回路15に異常判定信号を出力する。制御回路15は、異常判定信号が入力されると、放電灯点灯装置が危険なモードにならないような所定の発振周波数に駆動信号を変化させる、又は発振を停止させ、インバータ回路I1を保護する。
<フィラメントFL1の断線時の動作説明>
フィラメントFL1が断線していない場合、フィラメントFL1の等価抵抗が十分小さく、ダイオードD1と抵抗R1とが接続されているため、ダイオードD1と抵抗R1との直列回路によって生じる直流電圧成分は、大部分がフィラメントFL1により消費される。そのため、フィラメントFL1の端子Bの直流電圧成分はほぼ0となり、検出回路11bの出力もほぼ0となる。
フィラメントFL1が断線し、フィラメントFL1の等価抵抗が増大した場合、ダイオードD1と抵抗R1とが接続されているため、フィラメントFL1は、ダイオードD1と抵抗R1との直列回路によって生じる直流電圧成分を消費し切れなくなる。そのため、直流電圧成分が予熱用コンデンサC4に充電され、端子Bに直流電圧成分が発生する。検出回路11bは、端子Bの電圧を平滑化し、その直流電圧成分を比較器13に出力する。比較器13は、検出回路11bの出力が基準電圧を超えたときフィラメントが断線したと判断し、制御回路15に異常判定信号を出力する。制御回路15は、異常判定信号が入力されると、放電灯点灯装置が危険なモードにならないように駆動信号の発振周波数に変化させる、又は駆動信号の発振を停止させ、インバータ回路I1を保護する。
以上のように、実施の形態2による放電灯点灯装置によれば、予熱トランスT2により電源と負荷との間を絶縁した場合であっても、フィラメントFL1,FL2の断線を検出し、インバータ回路I1を保護することができ、安全性を高めることができる。
また、放電灯FLの寿命末期にフィラメントFL1,FL2のいずれか一方のエミッタが消耗して放電灯FLに整流作用が現れた場合、端子A、Bにほぼ同等の直流電圧成分が発生する。この直流電圧成分は、検出回路11bによって検出される。この場合、比較器13を2つの基準電圧を備えるウィンドウコンパレータにより構成する。そして、比較器13は、端子Bの直流電圧成分が2つの基準電圧の範囲内であれば放電灯FLが寿命末期に到達していないと判断し、2つの基準電圧の範囲外となった場合に放電灯FLが寿命末期であると判断し、制御回路15に異常判定信号を出力し、インバータ回路I1を保護させる。これにより、放電灯FLの寿命末期の保護も可能である。
放電灯FLが寿命末期に到達していない場合、予熱トランスT2の2次巻線T22−1,T22−2は、交流矩形波電圧を出力しており、基本的には直流電圧成分は0である。そのため、フィラメントFL1,FL2には交流電圧が印加される。この状態において、端子A,Bの直流電圧成分はどちらもほぼ0、すなわち、端子A,Bの電位は等しくなっている。
一方、放電灯FLが寿命末期に到達して、放電灯FLに整流作用が現れた場合、放電灯FLの両端電圧(フィラメントFL1とフィラメントFL2との間の電圧)が正負非対象になる。すなわち、放電灯FLの両端に直流電圧成分が発生する。この直流電圧成分の極性は、フィラメントFL1とフィラメントFL2とのうち、どちらのエミッタが消耗したかによって決定される。ここでは、端子Cが接地されているので、端子A,Bに直流電圧成分が発生する。そのため、検出回路11bをウィンドウコンパレータにより構成することで、放電灯FLが寿命末期に到達して端子Bに正又は負の直流電圧成分が発生したとしても、それを検出することが可能となり、放電灯FLの寿命を確実に検出することが可能となる。
具体的には、ウインドウコンパレータの2つの基準電圧のうち一方の基準電圧を、放電灯FLが寿命末期に到達した場合に端子Bに発生することが想定される正の直流電圧成分の値に設定し、他方の基準電圧を、放電灯FLが寿命末期に到達した場合に端子Bに発生することが想定される負の直流電圧成分の値に設定すればよい。
なお、フィラメントFL1が断線した場合に端子Bに現れる直流電圧成分の極性は、ダイオードD1の極性によって決定される。そのため、ウインドウコンパレータの2つの基準電圧のうち一方の基準電圧は、フィラメントFL1の断線の判定と、放電灯FLの寿命末期の判定とに兼用されることになる。
したがって、図5においては、放電灯FLの寿命末期の検出と、フィラメントFL1の断線の検出との区別ができない。これに対して、上述の実施の形態1または次の実施の形態3では予熱用コンデンサC4の電圧変化を検出することで、放電灯FLが寿命末期に到達しているか否かにかかわらず、フィラメントFL1の断線を確実に検出することが可能である。
なお、図5においては、検出回路11bを端子Bに接続したが、端子Aに接続してもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3の放電灯点灯装置は、フィラメントの断線検出と、放電灯FLの寿命末期の検出とのうちフィラメントの断線検出のみを検出可能な構成を採用したことを特徴とする。図6は、本発明の実施の形態3による放電灯点灯装置における検出回路11a,11bの回路図を示している。ここで、フィラメントFL1に対する検出回路11aを図示しているが、フィラメントFL2についても、検出回路11aと同様の構成を有する検出回路を採用してもよい。
検出回路11aは、抵抗R1a,R2a,R3a、コンデンサC1a、及び直流電源部V1を備えている。抵抗R1aは、コンデンサC1aを介して2次側基準電位G2に接続されている。コンデンサC1aは、比較器13´の−端子に接続されている。抵抗R2aはコンデンサC1aに並列接続されている。抵抗R3aは、一端が比較器13´の−端子に接続され、他端が直流電源部V1を介して2次側基準電位G2に接続されている。
検出回路11bは、抵抗R1b,R2b、及びコンデンサC1bを備えている。抵抗R2bは比較器13´の+端子に接続されている。抵抗R1bはコンデンサC1bを介して2次側基準電位G2に接続されている。抵抗R2bはコンデンサC1bに並列接続されている。
図6の回路では、フィラメントFL1の端子A,Bの直流電圧成分を検出回路11a,11bでそれぞれ検出し、それらを比較器13´で比較している。また、フィラメントFL1の断線の有無を容易に判別可能とするために、検出回路11aにより検出された端子Aの検出電圧Vaは、直流電源部V1による直流電圧が重畳される。そして、検出電圧Vaを比較器13´の基準電圧とする。また、検出回路11bにより検出された端子Bの検出電圧をVbとする。
フィラメントFL1の断線が無ければ、予熱用コンデンサC4の直流電圧成分はほぼ0となる。このとき、端子Aと端子Bとの直流電圧成分の差はほとんどないので、直流電源部V1によるバイアスにより、Va>Vbとなる。
フィラメントFL1が断線した場合、予熱用コンデンサC4に直流電圧成分が発生し、図6に示すダイオードD1の極性では端子Bの直流電圧成分が端子Aの直流電圧成分よりも上昇する。このとき、Va<Vbとなるように検出回路11a,11bの回路定数が設定されている。これにより、放電灯FLに異常が発生した場合、比較器13´の出力が反転するので、制御回路15にインバータ回路I1を保護させることができる。
一方、放電灯FLが寿命末期に到達し、放電灯FLに整流作用が現れた場合、フィラメントFL1が断線していなければ、端子A,B間の直流電圧成分はほぼ0であるため、Va>Vbとなる。よって、放電灯FLの寿命末期が検出されない。
このように本実施の形態による放電灯点灯装置によれば、直流電源部V1によってフィラメント断線検出の基準電圧が決定されるので、フィラメントの断線のみを検出することが可能となる。
なお、図6において、放電灯FLの寿命末期を検出する場合は、検出回路11a及び11bの少なくともいずれか一方の出力が入力されるウインドウコンパレータを別途、設ければよい。そして、ウインドウコンパレータは、検出回路11a又は検出回路11bの出力が、2つの基準電圧の範囲外となった場合、放電灯FLが寿命末期に到達したと判断して、制御回路15に異常判定信号を出力する。そして、制御回路15は、インバータ回路I1を保護動作に移行させればよい。これにより、寿命末期において放電灯FLを保護することが可能となる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4による放電灯点灯装置の回路図を示している。実施の形態4による放電灯点灯装置は、複数の放電灯を直列接続させたことを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜3と同一のものは説明を省略する。図7の場合、2個の放電灯FLa,FLbが直列接続されている。放電灯FLaは、フィラメントFLa1,FLa2を備えている。フィラメントFLa1は端子A1と端子B1との間に接続されている。フィラメントFLa2は端子C1と端子E1との間に接続されている。
放電灯FLbは、フィラメントFLb1,FLb2を備えている。フィラメントFLb1は、端子A2と端子B2との間に接続されている。フィラメントFLb2は、端子C2と端子E2との間に接続されている。
フィラメントFLa2とフィラメントFLb1とは端子C1及び端子A2を介して接続されている。端子E1は、ダイオードD3と抵抗R3との直列回路を介して端子B2に接続されている。
予熱トランスT2は、一対の2次巻線T22−1,T22−2に加えて、更に1つの2次巻線T22−3を備えている。2次巻線T22−3は、一端が端子B2に接続され、他端がコンデンサC6を介して端子E1に接続されている。
コンデンサC6には、検出回路17が並列に接続されている。検出回路17は、フィラメントFLa2,FLb1の断線を検出するために、コンデンサC6の直流電圧成分を比較器18に出力する。
比較器18は、検出回路17からの出力が所定の基準電圧(図略)を超えた場合、フィラメントFLa2,FLb1が断線したと判定して、異常判定信号を制御回路15に出力する。制御回路15は、異常判定信号が入力されると、インバータ回路I1を保護する。
フィラメントFLa2,FLb1が断線した場合、コンデンサC6に充電される直流電圧成分の極性は、ダイオードD3の向きによって決定される。また、フィラメントFLa2,FLb1のうちどちらが断線しても、コンデンサC6は同じ極性で充電される。そのため、検出回路17は、コンデンサC6に充電される直流電圧成分の極性を考慮して構成すればよいので、ダイオードD3の向きは特に限定されない。
図8は、図7に示す放電灯点灯装置の動作説明図である。図中の矢印は直流電流の向きを示している。フィラメントFLa2,FLb1が断線していない場合、直流電流によりコンデンサC6が充電されても、2次巻線T22−3の極性が反転したときにコンデンサC6の充電電荷はフィラメントFLa2,FLb1を介して放電される。そのため、コンデンサC6は直流電圧成分によりほとんど充電されない。したがって、正常時には、コンデンサC6の直流電圧成分はほぼ0である。
今、フィラメントFLa2が断線したとする。そうすると、直流電流によりコンデンサC6が充電され、2次巻線T22−3の極性が反転したときに、コンデンサC6の充電電荷は、フィラメントFLa2を介して放電されない、或いは正常時に比べて放電されにくくなる。
その結果、コンデンサC6に直流電圧成分が発生する。この直流電圧成分を検出することによってフィラメントFLa2の断線を検出することができる。
このように、実施の形態4による放電灯点灯装置によれば、2つのフィラメントFLa2,FLb1の断線を、ダイオードD3と抵抗R3との1つの直列回路と、1つのコンデンサC6と、1つの検出回路17と、1つの比較器18により検出することができるため、部品点数を増大することなく2つのフィラメントFLa2,FLb1の断線を検出することができる。
(液晶表示装置)
図9は、本発明の実施の形態による液晶表示装置の構成図を示している。液晶パネルLCPの背面(直下)には、バックライトBLが配置されている。バックライトBLは、筐体21と、筐体21の上方に設置された反射板22と、反射板22の上方に配置された放電灯1〜8と、放電灯1〜8の上方に設置された拡散板23と、拡散板23の上方に配置された、プリズムシート等の1又は複数の光学シート24とを備えている。
また、筐体21の背面には、放電灯1〜8を点灯する放電灯点灯装置10が設置されている。放電灯点灯装置10としては、実施の形態1〜4のいずれかの放電灯点灯装置を採用することができる。反射板22は、放電灯1〜8の光を前面に指向させる。拡散板23は、放電灯1〜8及び反射板22からの光を拡散させ、前面への照明光の輝度分布を平均化する。
本実施の形態による液晶表示装置によれば、液晶パネルLCPの各画素では、映像信号に応じて液晶が駆動され、バックライトBLから放射された光が透過され、液晶パネルLCP上に画像が表示される。
なお、実施の形態1〜4に示す放電灯点灯装置を照明装置に適用してもよい。なお、照明装置の全体構成図は、実施の形態1〜4に示す放電灯点灯装置の全体構成図と同様であるため、図示を省略する。
(本発明の纏め)
(1)本発明による放電灯点灯装置は、フィラメントを有する放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、直流電源部からの出力を高周波出力に変換し、前記放電灯に供給するインバータ回路と、前記フィラメントに予熱電流を供給するための予熱巻線と、前記予熱巻線と前記フィラメントとの間に接続された予熱用コンデンサとを含むフィラメント予熱回路と、直列接続された整流素子と抵抗とを含み、前記フィラメントに並列接続された直列回路と、前記予熱用コンデンサの直流電圧成分を検出する検出回路と、前記検出回路の出力を基準電圧と比較する比較器と、前記比較器の出力を受けて前記インバータ回路の出力を制限若しくは前記インバータ回路の動作を停止させる制御回路とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、フィラメントと並列に、ダイオードと抵抗との直列回路を接続し、予熱用コンデンサが直流電圧成分を検出しているため、2次側に別途、直流電源部を設ける必要がなく、簡素な構成でフィラメントの断線を検出することができる。
また、特許文献2に示すように直流電源部からフィラメントに直流電流を流すための抵抗が不要となるため、部品数を削減できると共に、フィラメントの断線を安全に検出することができる。
(2)また、上記構成において、前記検出回路は、前記フィラメントの少なくとも一端の電圧の直流電圧成分を検出することが好ましい。
この構成によれば、フィラメントの少なくとも一端の電圧の直流電圧成分を検出することで、フィラメントの断線を検出することができる。
(3)また、上記構成において、前記検出回路は、前記フィラメントの一端に接続された第1の検出回路と、前記フィラメントの他端に接続された第2の検出回路とを備え、前記比較器は、前記第1及び第2の検出回路のうち一方の検出回路の検出電圧を基準電圧とし、前記第1及び第2の検出回路の検出電圧同士を比較することが好ましい。
この構成によれば、フィラメントの両端の電圧の直流電圧成分をそれぞれ検出して比較するようにしたので、放電灯の寿命末期の整流作用に関係なく、フィラメントの断線や放電灯の接続不良を確実に検出できる。
(4)前記整流素子と直列接続される抵抗の抵抗値をR、前記フィラメントの熱間抵抗をRhとすると、R>Rhであることが好ましい。
この構成によれば、フィラメントの正常時と異常時とにおいて、予熱用コンデンサに現れる直流電圧成分の差を大きくすることができ、フィラメントの異常の検出精度を高くすることができる。
(5)前記インバータ回路は、前記直流電源部側を1次とし、前記放電灯側を2次とするトランスを含むことが好ましい。
この構成によれば、インバータ回路はトランスを備えているため、高電圧の放電灯を点灯することができる。そのため、細管又は長尺のランプの放電灯を点灯することが可能となり、照明装置及び液晶表示装置の大面積化及び薄型化が容易となる。
(6)前記トランスは絶縁トランスであることが好ましい。
この構成によれば、インバータ回路は絶縁トランスを備えているため、直流電源部と放電灯とが絶縁され、感電を防止することができる。
(7)本発明の照明装置は、(1)〜(6)のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする。
この構成によれば、(1)〜(6)のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備える照明装置を提供することができる。
(8)本発明の液晶表示装置は、(1)〜(6)のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする。
この構成によれば、(1)〜(6)のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備える液晶表示装置を提供することができる。

Claims (8)

  1. フィラメントを有する放電灯を点灯する放電灯点灯装置であって、
    直流電源部からの出力を高周波出力に変換し、前記放電灯に供給するインバータ回路と、
    前記フィラメントに予熱電流を供給するための予熱巻線と、前記予熱巻線と前記フィラメントとの間に接続された予熱用コンデンサとを含むフィラメント予熱回路と、
    直列接続された整流素子と抵抗とを含み、前記フィラメントに並列接続された直列回路と、
    前記予熱用コンデンサの直流電圧成分を検出する検出回路と、
    前記検出回路の出力を基準電圧と比較する比較器と、
    前記比較器の出力を受けて前記インバータ回路の出力を制限若しくは前記インバータ回路の動作を停止させる制御回路とを備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記検出回路は、前記フィラメントの少なくとも一端の電圧の直流電圧成分を検出することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記検出回路は、前記フィラメントの一端に接続された第1の検出回路と、前記フィラメントの他端に接続された第2の検出回路とを備え、
    前記比較器は、前記第1及び第2の検出回路のうち一方の検出回路の検出電圧を基準電圧とし、前記第1及び第2の検出回路の検出電圧同士を比較することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記整流素子と直列接続される抵抗の抵抗値をR、前記フィラメントの熱間抵抗をRhとすると、R>Rhであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記インバータ回路は、前記直流電源部側を1次とし、前記放電灯側を2次とするトランスを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記トランスは絶縁トランスであることを特徴とする請求項5記載の放電灯点灯装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする照明装置。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備えることを特徴とする液晶表示装置。
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