JP4807312B2 - 多極同軸コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、同軸ケーブルが複数並列配置される多極同軸コネクタに関する。
従来の多極同軸コネクタとして、例えば、特許文献1に示すように、同軸ケーブルを基板接続用の端子に接続するものが知られている。すなわち、多極同軸コネクタは着脱自在に嵌合されるプラグとレセプタクルとを備え、それらプラグおよびレセプタクルを嵌合して結合することにより、プラグ側の信号芯線(プラグ信号芯線)とレセプタクル側の信号芯線(レセプタクル信号芯線)とを導通させるとともに、プラグ側の芯線用シールド(プラグ芯線用シールド)とレセプタクル側の芯線用シールド(レセプタクル芯線用シールド)とを導通させるようになっている。
このとき、上記プラグ信号芯線はピン状に形成されるとともに、上記レセプタクル信号芯線には、そのピン状のプラグ信号芯線の外側を弾発力をもって両側から挟み込むように一対の接触片が設けられて、それら接触片によって良好な接触状態が得られるようになっている。
また、上記プラグ芯線用シールドは、上記プラグ信号芯線を囲繞するように筒状に形成されるとともに、上記レセプタクル芯線用シールドには、上記レセプタクル信号芯線と同様に上記筒状のプラグ芯線用シールドの外側を弾発力をもって両側から挟み込むように一対の接触片が設けられて、良好な接触状態が得られるようになっている。
特開2004−355932号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される従来の多極同軸コネクタにあっては、レセプタクル信号芯線の一対の接触片とレセプタクル芯線用シールドの一対の接触片とは、それぞれの挟み込み方向が同一方向となっている。
このため、レセプタクル信号芯線の一対の接触片に持たせる開閉余裕代と、レセプタクル芯線用シールドの一対の接触片に持たせる開閉余裕代とが同じ方向に重なってしまい、結果的にプラグ側とレセプタクル側の双方の結合部分の幅が大きくなって、多極同軸コネクタの大型化が来されてしまうという問題があった。
特に、複数の同軸ケーブルが並設される多極化された多極同軸コネクタでは、上記結合部分の増加幅が並設方向に累積されるため、多極同軸コネクタの更なる大型化が余儀なくされてしまう。
そこで、本発明は、比較的簡単な構成をもって小型化することが可能な多極同軸コネクタを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、同軸ケーブルの信号線となる内部導体に接続される信号ポストと、当該同軸ケーブルのアース線となる外部導体に接続されるグラウンドポストと、を有し、それら信号ポストとグラウンドポストの組み合わせが複数並列配置されたプラグと、上記信号ポストに対応する信号コンタクトと、上記グラウンドポストに対応するグラウンドコンタクトと、を有し、それら信号コンタクトとグラウンドコンタクトの組み合わせが複数並列配置されたレセプタクルと、を備え、上記プラグと上記レセプタクルとを結合することにより、それぞれ対応する信号ポストと信号コンタクトとが相互に接触して導通されるとともに、それぞれ対応するグラウンドポストとグラウンドコンタクトとが相互に接触して導通される多極同軸コネクタにおいて、上記信号ポストと上記グラウンドポストとをそれぞれ1枚の導電板で形成し、それら信号ポストとグラウンドポストとが、絶縁ブロックを挟んでそれぞれの並列配置方向に対して直角方向に対向配置され、かつ、上記信号コンタクトと上記グラウンドコンタクトとをそれぞれ1枚の導電板で形成し、それら信号コンタクトとグラウンドコンタクトとが、上記対向配置した信号ポストとグラウンドポストの外側を弾発力をもって挟み込むように対向配置されたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記グラウンドポストと上記同軸ケーブルの外部導体とを繋ぐ連結部が、当該同軸ケーブルに対してその並列配置方向に対する直角方向の一方側に配置されたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記連結部の両側辺からその長さ方向にずれた位置に片持ち状の複数の加締め片が突設され、それら加締め片で上記絶縁ブロックの長さ方向にずれた複数箇所が加締め固定されるとともに、絶縁ブロックには加締め片の配置部分に該加締め片を収納する凹部が形成されることを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記同軸ケーブル、上記信号ポスト、上記グラウンドポスト、および上記絶縁ブロックを備えてケーブルユニットが構成され、互いに隣接されるケーブルユニットが、それらを並列配置した方向に対して直角方向に所定量ずれて千鳥状に配置されることを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、相互に隣接する2つの上記ケーブルユニットについて、各グラウンドポストが、上記直角方向の他方のケーブルユニットから離間した側に配置されるとともに、上記信号ポストおよび上記グラウンドポストが配置される先端部の中心が、同一高さに設定されたことを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、上記連結部は、同軸ケーブルの外部導体に半田付けされる接続部を有し、その接続部に透孔または溝が形成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、それぞれ1枚の導電板で形成した信号ポストとグラウンドポストとを、絶縁ブロックを挟んでそれぞれの並列配置方向に対して直角方向に対向配置し、かつ、それら信号ポストとグラウンドポストの外側を弾発力をもって挟み込むように、それぞれ1枚の導電板で形成した信号コンタクトとグラウンドコンタクトとを対向配置したので、信号ポストとグラウンドポストならびに信号コンタクトとグラウンドコンタクトを、それぞれ上記並列配置方向に対して直角となる方向に対向配置させて、並列配置方向に重畳させて配置せずに済む分、並列配置されるピッチを小さくできるようになり、多極同軸コネクタの上記並列配置方向の幅を狭くして小型化を達成することができる。
また、対向配置した上記信号ポストと上記グラウンドポストを、それらと同一方向に対向配置した上記信号コンタクトと上記グラウンドコンタクトによって弾発力をもって挟み込むようにしたので、それら信号ポストと信号コンタクトならびにグラウンドポストとグラウンドコンタクトとの接触圧力を個体間で略一定に維持し易くなり、それらの接触信頼性を向上することができる。
請求項2の発明によれば、上記グラウンドポストと上記同軸ケーブルの外部導体とを繋ぐ連結部を、当該同軸ケーブルに対してその並列配置方向に対する直角方向の一方側に配置したので、上記連結部を同軸ケーブルの並列配置方向に配置せずに済む分、並列配置方向のピッチを小さくできるようになり、多極同軸コネクタの上記並列配置方向の幅を狭くして小型化を達成することができる。
請求項3の発明によれば、連結部の両側辺からその長さ方向にずれた位置に突設された複数の加締め片で、絶縁ブロックの当該長さ方向にずれた複数箇所が加締め固定され、かつ、それら加締め片は絶縁ブロックに形成した凹部に収納されるので、絶縁ブロックと連結部とを固定する際に絶縁ブロックの両側に加締め片が存在する部分を無くすことができ、その分、並列配置方向のピッチを小さくできるようになり、多極同軸コネクタの上記並列配置方向の幅を狭くして小型化を達成することができる。
請求項4の発明によれば、互いに隣接されるケーブルユニットを千鳥状に配置した分、ケーブルユニットを一列に揃えて並べた場合に比べて、並列配置方向のピッチを小さくできるようになり、多極同軸コネクタの上記並列配置方向の幅を狭くして小型化を達成することができる。
請求項5の発明によれば、相互に隣接するケーブルユニットのグラウンドポスト同士が上記直角方向に離間配置されて、上記並列配置方向に隣接しなくなる分、各グラウンドポストの並列配置方向両側に絶縁領域を確保しやすくなって、ケーブルユニットのピッチをより小さく設定することができる。
さらに、ケーブルユニットの上記先端部の中心が同一高さに設定されるため、相互に隣接する信号ポストとグラウンドポストとでそれぞれの高さを等しくでき、以て、互いに隣接するケーブルユニットについて信号コンタクトあるいはグラウンドコンタクトとして用いる端子部品の共用化を図ることができ、組立作業性の向上と相俟って製造コストの抑制に資する。
請求項6の発明によれば、上記連結部の接続部を同軸ケーブルの外部導体に半田付けする際に、その接続部に形成した透孔または溝に溶融した半田を溜めることができるので、より安定した半田付けが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)図1〜図11は本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタを示す。なお、本実施形態では、複数の同軸ケーブルが共通部分としてのプラグハウジングに接続されたプラグと、基板に固定されたレセプタクルとが相互に嵌合して接続される、多極化された多極同軸コネクタについて例示する。また、以下の説明では、便宜上、プラグハウジングに対する同軸ケーブルの挿入方向手前側を前方、挿入方向奥側(先側)を後方とする。
図1は、プラグとレセプタクルとを分離した多極同軸コネクタの全体斜視図、図2は、1つのケーブルユニットを示す斜視図、図3は、図1中A方向から見たプラグの要部拡大端面図である。
多極同軸コネクタ1は、図1に示すように、抜き差し可能に嵌着されるプラグ2とレセプタクル3とを備えて構成される。
プラグ2には、図3に示すように、複数の同軸ケーブル4が並列配置され、各同軸ケーブル4には、図2に示すように、信号線となる内部導体41に信号ポスト5が接続されるとともに、アース線となる外部導体42にグラウンドポスト6が接続され、それら信号ポスト5とグラウンドポスト6とが絶縁ブロック7に取り付けられることによりケーブルユニットCUが構成される。
同軸ケーブル4は、一般に知られるように、不平衡な電気信号を伝送するための特性インピーダンスが規定された電線であって、本実施形態では、図2に示すように、導体からなる線材としての内部導体41と、当該内部導体41の外周を被覆する絶縁体43と、当該絶縁体43の外周を被覆する外部導体42と、さらに最外層の保護被膜としてのシース44とを備え、略円形断面を有する可撓性のケーブルとして構成されている。
プラグ2では、図1に示すように、プラグハウジング21にケーブルユニットCUが複数並列配置されている。
一方、レセプタクル3では、シェル31に、信号ポスト5に対応する信号コンタクト8と、グラウンドポスト6に対応するグラウンドコンタクト9との複数の組み合わせが、一列に並べて取り付けられている。
プラグ2とレセプタクル3とを差し込んで結合すると、それぞれ対応する信号ポスト5と信号コンタクト8とが相互に接触して導通されるとともに、それぞれ対応するグラウンドポスト6とグラウンドコンタクト9とが相互に接触して導通されるようになっている。。
図4は、レセプタクルを前方から見た斜視図である。この図4に示すように、レセプタクル3の前部には複数のケーブルユニットCUの先端部を個々に挿入する複数の挿入穴32が形成されており、それら挿入穴32内に信号コンタクト8とグラウンドコンタクト9とが配置されている。
図5は、ケーブルユニットとコンタクトとを分離した状態を示す正面図、図6は、ケーブルユニットの先端部がコンタクトと対向した状態を示す分解斜視図である。これら図5,図6および図2に示すように、本実施形態では、信号ポスト5とグラウンドポスト6とをそれぞれ1枚の導電板としての金属板で形成し、それら信号ポスト5とグラウンドポスト6とが絶縁ブロック7を挟んでそれぞれの並列配置方向に対して直角方向、つまり、本実施形態では上下方向に対向配置されている。
すなわち、絶縁ブロック7は、図2に示すように、略直方体状の本体部分71と、この本体部分71の後端部から上・下段部72a,72bを設けて突出する幅狭の先端部分72と、を合成樹脂により一体成形することによって得られる。信号ポスト5は絶縁ブロック7の先端部分72の上側に配置されるとともに、グラウンドポスト6は当該先端部分72の下側に配置される。
また、信号ポスト5は、図1,図5に示すように、絶縁ブロック7の先端部分72に配置された上段部72aの前端(図5中左端)から絶縁ブロック7の内部に埋設されて前方(図中左方)に向かって延在し、その埋設部分51の前端部が絶縁ブロック7の本体部分71の前端71aの中心部から突出して、その突出部分が同軸ケーブル4の内部導体41との接続部52となり、この接続部52の上面に内部導体41が半田付けされる。この半田付け際には、接続部52の上面に内部導体41を嵌合して溶融半田を溜める溝部が形成されていることが好ましい。
ここで、本実施形態では、図5,図6に示すように、信号コンタクト8およびグラウンドコンタクト9は、それぞれ1枚の導電板としての金属板で形成されており、これら信号コンタクト8およびグラウンドコンタクト9は、対向配置された信号ポスト5およびグラウンドポスト6の外側を弾発力をもって挟み込むように対向配置されている。
また、信号コンタクト8の信号ポスト5に接触される部分から後端部は、下方に折曲されて、その先端部に図示省略した基板のプリント導電部に半田付けされる信号端子81が形成される。一方、グラウンドコンタクト9のグラウンドポスト6に接触される部分から後端部は、下方に折曲されて、その先端部に基板のプリント導電部に半田付けされるグラウンド端子91が形成される。
信号コンタクト8およびグラウンドコンタクト9は、図1,図4に示すように、それぞれの後端部82,92がレセプタクル3の挿入穴32の上側と下側に圧入固定されて、それぞれの先端部83,93に互いに近接する方向の弾発力が付与されている。この挿入穴32にケーブルユニットCUの先端部、つまり、絶縁ブロック7の先端部分72が差し込まれると、信号コンタクト8の先端部83が信号ポスト5の上面に弾発力をもって接触されるとともに、グラウンドコンタクト9の先端部93がグラウンドポスト6の下面に弾発力をもって接触されるようになっている。
図7は、グラウンドポストと絶縁ブロックとの結合状態を示す斜視図、図8は、図7のB−B断面図、図9は、図7のC−C断面図である。図7に示すように、グラウンドポスト6と同軸ケーブル4の外部導体42とは、グラウンドポスト6を前方に延設した連結部61によって繋がっており、その連結部61は絶縁ブロック7に対してその並列配置方向に対して直角方向の一方側、つまり、本実施形態では絶縁ブロック7の下側に配置されている。
そして、連結部61の両側辺からその長さ方向にずらして片持ち状に一対の加締め片62,63が突設され、図8に示すように、それら加締め片62,63で絶縁ブロック7の長さ方向にずれた2箇所(K1,K2)が加締め固定されるようになっている。また、絶縁ブロック7における加締め片62,63の配置部分(K1,K2)には、該加締め片62,63を収納する凹部73,74が形成されている。
加締め片62,63は、例えば、図9によって前方の配置部分K1を示すように、絶縁ブロック7の本体部分71の片側側面と上面とに加締められ、このとき、一対の加締め片62,63によって本体部分71の反対側面が固定されて、絶縁ブロック7と連結部61とが強固に固定される。
なお、図8に示すように、絶縁ブロック7の本体部分71に埋設された信号ポスト5の埋設部分51については、加締め片62,63を収納する凹部73,74に対応する部分に切欠部51a,51bが形成されて、加締め片62,63と埋設部分51との間に十分な幅の絶縁部分が確保されるようになっている。
図10は、複数の同軸ケーブルが並列配置された状態を示す斜視図、図11は、複数の同軸ケーブルが並列配置された状態を底面から見た斜視図である。
図2,図5,図10,図11に示すように、連結部61の前端部には、同軸ケーブル4の外部導体42に半田付けされる接続部64が設けられており、その接続部64には長さ方向に沿って複数の透孔64aが形成されている。
したがって、接続部64を外部導体42に半田付けする際には、溶融した半田が透孔64aに溜まるため、ロー付けするための半田の必要量を付着させることができる。なお、透孔64aに代えて、接続部64の外部導体42が接触する面に溝を形成してもよい。
ところで、接続部64が接続部64に連なる前端部には、下方に向かって前方部分が切り起こされる係止爪65が設けられ、ケーブルユニットCUをプラグハウジング21に差し込んだ際に、係止爪65が、図1に示すように、プラグハウジング21の下面に形成された係止穴22に係止されることにより、ケーブルユニットCUが容易に抜けないようになっている。また、係止爪65と係止穴22との係止状態を解除することにより、ケーブルユニットCUの交換が可能である。
以上の構成により本実施形態の多極同軸コネクタ1によれば、それぞれ1枚の金属板で形成した信号ポスト5とグラウンドポスト6とを、絶縁ブロック7を挟んでそれぞれ上下方向に対向配置し、かつ、それぞれ1枚の金属板で形成した信号コンタクト8とグラウンドコンタクト9とによって、信号ポスト5とグラウンドポスト6の外側を弾発力をもって挟み込むようにしたので、信号ポスト5とグラウンドポスト6および信号コンタクト8とグラウンドコンタクト9を、それぞれケーブルユニットCUの並列配置方向に対して直角となる上下方向に対向配置できる。
このため、信号ポスト5とグラウンドポスト6ならびに信号コンタクト8とグラウンドコンタクト9を、それぞれ上記並列配置方向に対して直角となる方向に対向配置させて、並列配置方向に重畳させて配置せずに済む分、並列配置されるピッチを小さくできるようになり、多極同軸コネクタ1の上記並列配置方向の幅W(図1参照)を狭くして小型化を達成することができる。
また、対向配置した信号ポスト5とグラウンドポスト6を、それらと同一方向に対向配置した信号コンタクト8とグラウンドコンタクト9によって弾発力をもって挟み込むようにしたので、それら信号ポスト5と信号コンタクト8ならびにグラウンドポスト6とグラウンドコンタクト9との接触圧力を個体間で略一定に維持し易くなり、それらの接触信頼性を向上することができる。
さらに、グラウンドポスト6と同軸ケーブル4の外部導体42とを繋ぐ連結部61を、同軸ケーブル4に対してその並列配置方向に対する直角方向の一方側(下側)に配置したので、連結部61を同軸ケーブル4の並列配置方向に配置せずに済む分、並列配置方向のピッチを小さくできるようになり、多極同軸コネクタ1の幅Wを狭くして小型化を達成することができる。
さらにまた、連結部61の両側辺からその長さ方向にずれた位置に突設された片持ち状の一対の加締め片62,63で、絶縁ブロック7の長さ方向にずれた2箇所(K1,K2)が加締め固定され、かつ、それら加締め片62,63が絶縁ブロック7に形成した凹部73,74に収納されるようにしたため、絶縁ブロック7と連結部61とを固定する際に絶縁ブロック7の両側に加締め片が存在する部分を無くすことができ、その分、絶縁ブロック7や信号ポスト5の幅を所要量確保しながら、並列配置方向のピッチを小さくできるようになり、多極同軸コネクタ1の並列配置方向の幅Wを狭くして小型化を達成することができる。
また、本実施形態では連結部61の前端部に同軸ケーブル4の外部導体42に半田付けする接続部64が設けられ、その接続部64に複数の透孔64aを形成したため、接続部64を外部導体42に半田付けする際に透孔64aに溶融した半田を溜めることができ、より安定した半田付けが可能となる。
(第2実施形態)図12〜図14は本発明の第2実施形態を示す。なお、本実施形態にかかる多極同軸コネクタ1Aは、上記第1実施形態にかかる多極同軸コネクタ1と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
図12は、プラグとレセプタクルとを分離した多極同軸コネクタの斜視図、図13は、図12中D方向から見たプラグの要部拡大端面図である。図12に示すように、本実施形態の多極同軸コネクタ1Aは、基本的に第1実施形態と同様にプラグ2とレセプタクル3とを備えて構成され、同軸ケーブル4、信号ポスト5、グラウンドポスト6および絶縁ブロック7を備えて構成されるケーブルユニットCUが複数並列配置されており、本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、図13に示すように、互いに隣接されるケーブルユニットCUが、それらを並列配置した方向に対して直角方向(本実施形態では上下方向)に所定量ずれて、千鳥状に配置されている。
また、本実施形態では、相互に隣接する2つのケーブルユニットCUについて、各グラウンドポスト6が、上記直角方向の他方のケーブルユニットCUから離間した側に配置されるようになっている。すなわち、相互に隣接する2つのケーブルユニットCUは、上下方向に反転した姿勢となっている。このとき、図12に示すように、反転されたケーブルユニットCUに設けられる係止爪65を係止する係止穴22は、プラグハウジング21の上面に形成されている。
図14(a)は、図13のE−E断面図、図14(b)は、図13のF−F断面図である。これら図14(a),(b)に示すように、上下方向に対称となるように千鳥状に配置された各ケーブルユニットCUについて、信号ポスト5およびグラウンドポスト6が配置される先端部Tの中心Cが、隣接されるケーブルユニットCUと相互に同一高さとなるように各ケーブルユニットCUを並列配置方向に整列させてある。
したがって、本実施形態の多極同軸コネクタ1Aによれば、互いに隣接されるケーブルユニットCUを千鳥状に配置した分、ケーブルユニットCUを一列に揃えて並べた場合に比べて、並列配置方向のピッチを小さくできるようになり、多極同軸コネクタ1Aの並列配置方向の幅を狭くして小型化を達成することができる。
また、相互に隣接するケーブルユニットCUのグラウンドポスト6同士が直角方向に離間配置されて、並列配置方向に隣接しなくなる分、各グラウンドポスト6の並列配置方向両側に絶縁領域を確保しやすくなって、ケーブルユニットCUのピッチをより小さく設定することができる。
さらに、ケーブルユニットCUの先端部Tの中心が同一高さに設定されるため、相互に隣接する信号ポスト5とグラウンドポスト6とでそれぞれの高さを等しくでき、以て、互いに隣接するケーブルユニットCUについて信号ポスト5あるいはグラウンドポスト6として用いる端子部品の共用化を図ることができ、組立作業性の向上と相俟って製造コストの抑制に資する。
つまり、図12に示すように、レセプタクル3には、背の高いコンタクトCHと背の低いコンタクトCLとの2種類が設けられるが、並列された背の高いコンタクトCHは信号コンタクト8とグラウンドコンタクト9として交互に用いられるとともに、並列された背の低いコンタクトCLはグラウンドコンタクト9と信号コンタクト8として交互に用いられている。また、この場合、信号端子81とグラウンド端子91とは、同じものが2つづつ隣接して、その2つづつ隣接したものが交互に配置されている。
ところで、第2実施形態では高さの異なる2種類のコンタクトCHおよびCLで信号コンタクト8およびグラウンドコンタクト9を交互に形成したことにより、図12に示すように、信号端子81とグラウンド端子91とは、同じものが2つづつ隣接して、その隣接する2つづつが交互に配置されることになる。これに対し、図15に示すように、4種類のコンタクトC1〜C4を用いることにより信号端子81とグラウンド端子91とを交互に配置することも可能である。このように信号側の端子81とアース側の端子91とを交互に配置するようにすれば、信号の相互干渉が抑制されて耐ノイズ性を向上することができる。
この場合、背の高い2種類のコンタクトC2,C4と、背の低い2種類のコンタクトC1,C3とによって構成されるが、図16(a)に示すように、プレス加工による打抜きおよび折曲により、フープ100にコンタクトC1とC3を形成する一方、図16(b)に示すように、同様にプレス加工によりフープ101にコンタクトC1とC3を形成し、それらコンタクトC2,C4およびコンタクトC1,C3をフープ100,101に連結した状態でレセプタクル3に組み付けた後、フープ100,101を分離する組付方法により、作業工数を削減することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、信号ポスト5、グラウンドポスト6、信号コンタクト8、グラウンドコンタクト9および絶縁ブロック7は、各実施形態に限ることなく目的に応じたその他の形状として得ることができ、また、多極同軸コネクタ1,1Aのプラグ2やレセプタクル3は、それらの形状や構造に限ることは無く、内部の導通部材を保持および保護して相互に着脱できる構造であればよい。
本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタのプラグとレセプタクルとが分離された状態での斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタに含まれる1つのケーブルユニットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタのプラグを図1中A方向から見た要部拡大端面図である。 本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタのレセプタクルを前方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタのケーブルユニットとコンタクトとを分離した状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタのケーブルユニットの先端部がコンタクトと対向した状態を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタのグラウンドポストと絶縁ブロックとの結合状態を示す斜視図である。 図7のB−B断面図である。 図7のC−C断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタの複数の同軸ケーブルが並列配置された状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる多極同軸コネクタの複数の同軸ケーブルが並列配置された状態を底面から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかる多極同軸コネクタのプラグとレセプタクルとが分離された状態での斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかる多極同軸コネクタのプラグを図12中D方向から見た要部拡大端面図である。 本発明の第2実施形態にかかる多極同軸コネクタの断面図であって、(a)は、図13のE−E断面図、(b)は、図13のF−F断面図である。 本発明の他の実施形態にかかる多極同軸コネクタのレセプタクルの背面斜視図である。 本発明の他の実施形態にかかる多極同軸コネクタに用いられる4種類のコンタクトの形成工程を示す斜視図である。
符号の説明
1,1A 多極同軸コネクタ
2 プラグ
3 レセプタクル
4 同軸ケーブル
41 内部導体
42 外部導体
5 信号ポスト
6 グラウンドポスト
61 連結部
62,63 加締め片
64 接続部
64a 透孔
7 絶縁ブロック
73,74 凹部
8 信号コンタクト
9 グラウンドコンタクト
CU ケーブルユニット
T (ケーブルユニットの)先端部
C 先端部の中心

Claims (6)

  1. 同軸ケーブルの信号線となる内部導体に接続される信号ポストと、当該同軸ケーブルのアース線となる外部導体に接続されるグラウンドポストと、を有し、それら信号ポストとグラウンドポストの組み合わせが複数並列配置されたプラグと、
    前記信号ポストに対応する信号コンタクトと、前記グラウンドポストに対応するグラウンドコンタクトと、を有し、それら信号コンタクトとグラウンドコンタクトの組み合わせが複数並列配置されたレセプタクルと、を備え、
    前記プラグと前記レセプタクルとを結合することにより、それぞれ対応する信号ポストと信号コンタクトとが相互に接触して導通されるとともに、それぞれ対応するグラウンドポストとグラウンドコンタクトとが相互に接触して導通される多極同軸コネクタにおいて、
    前記信号ポストと前記グラウンドポストとをそれぞれ1枚の導電板で形成し、それら信号ポストとグラウンドポストとが、絶縁ブロックを挟んでそれぞれの並列配置方向に対して直角方向に対向配置され、かつ、
    前記信号コンタクトと前記グラウンドコンタクトとをそれぞれ1枚の導電板で形成し、それら信号コンタクトとグラウンドコンタクトとが、前記対向配置した信号ポストとグラウンドポストの外側を弾発力をもって挟み込むように対向配置されたことを特徴とする多極同軸コネクタ。
  2. 前記グラウンドポストと前記同軸ケーブルの外部導体とを繋ぐ連結部が、当該同軸ケーブルに対してその並列配置方向に対する直角方向の一方側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の多極同軸コネクタ。
  3. 前記連結部の両側辺からその長さ方向にずれた位置に片持ち状の複数の加締め片が突設され、それら加締め片で上記絶縁ブロックの長さ方向にずれた複数箇所が加締め固定されるとともに、絶縁ブロックには加締め片の配置部分に該加締め片を収納する凹部が形成されることを特徴とする請求項2に記載の多極同軸コネクタ。
  4. 前記同軸ケーブル、前記信号ポスト、前記グラウンドポスト、および前記絶縁ブロックを備えてケーブルユニットが構成され、互いに隣接されるケーブルユニットが、それらを並列配置した方向に対して直角方向に所定量ずれて千鳥状に配置されることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の多極同軸コネクタ。
  5. 相互に隣接する2つの前記ケーブルユニットについて、各グラウンドポストが、前記直角方向の他方のケーブルユニットから離間した側に配置されるとともに、前記信号ポストおよび前記グラウンドポストが配置される先端部の中心が、同一高さに設定されたことを特徴とする請求項4に記載の多極同軸コネクタ。
  6. 前記連結部は、同軸ケーブルの外部導体に半田付けされる接続部を有し、その接続部に透孔または溝が形成されることを特徴とする請求項2〜5のうちいずれか1つに記載の多極同軸コネクタ。
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