JP4807092B2 - 議事録作成システム及び議事録作成方法。 - Google Patents

議事録作成システム及び議事録作成方法。 Download PDF

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Description

本発明は、補完的な情報を有する議事録を作成できる議事録作成システム及び議事録作成方法に関し、特に、説明対象の切替時刻と説明内容の区切時刻とに基づいて抽出した補完情報である発言音声等が関連付けられた議事録を作成できる議事録作成システム及び議事録作成方法に関する。
会議の議事録により会議の要旨を知ることができるが、会議の様子を知ることはできない。そこで、会議における発言音声等を予め録音等しておき、後に再生することによって、その会議の様子を知ることができるだけでなく、更に再確認もできる。この際に、重要な発言に関する音声を、予め抽出しておくことができれば、会議の内容を効率的に確認することができ、短時間で会議の要旨を把握することができる。
このような機能を有する情報処理装置としては、会議中に重要な発言等がなされたと判断した場合に会議の参加者は時刻の記録を指示し、指示された時刻の所定時間以上前であって予め定められた時間区切りから始まる記録音声を重要発言として抽出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005‐244523
また、予め抽出しておいた発言音声等の利用価値は、予め抽出した音声等の再生順序を編集する等して議事録等と関連付けることで格段に向上する。
このような機能を有する情報処理システムとしては、会議中に重要な発言等がなされたと判断した場合に会議の参加者は時刻の記録を指示し、指示された指示時刻に基づいて任意の時間区分における発言音声等を抽出し、抽出された時間区分の発言音声等の再生順序等を指示時刻に基づいて入替等する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許3664132号
ところで、上記のように重要な発言であると判断した時点のみを基準として一定時間前の時刻を重要な発言の開始時刻であると推測する情報処理システムでは、発言の終了時刻を推定できなかった。このため、実際に重要な発言のなされた時間区間であり議事録の記録対象とした時間区間(以下、重要発言区間と言う)と抽出された時間区間(以下、抽出発言区間と言う)との差異が発生していた。
また、上記のように会議の参加者が時刻の記録を指示し、指示された指示時刻に基づいて任意の時間区分における発言音声等を抽出する情報処理システムでは、説明対象とする表示を切替えながら会議を行う場合においては、説明対象の切替に基づいた発言音声等の抽出をすることができなかった。
通常は、説明対象について発言がなされるので説明対象の切替に伴って発言内容も切り替わる。よって、上記情報処理システムでは、重要発言区間と抽出発言区間との差異が発生していた。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、説明対象を切替えながら行われる会議において重要発言区間との差異を少なく抽出発言区間を抽出できる議事録作成システム及び議事録作成方法を提供することにある。
本発明に係る議事録作成システムは、会議で表示される情報である複数のストリームの画像としての被表示画像の内で説明対象とする被表示画像を切替えを検出する検出手段と、被表示画像の内容を時間的に区切る区切りを検出する区切検出手段と、切替検出手段が説明対象とする被表示画像の切替えを検出した時刻である切替時刻と区切検出手段が区切を検出した時刻である区切時刻とに基づいて、複数のストリームに対応して、議事録を構成する議事録情報の記録対象とされる時間区間である被記録時間区間を抽出する抽出手段と、を備えることを特徴としている
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、切替可能に表示されている被表示画像の区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、切替時刻と区切時刻との双方に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
上記構成において、抽出手段は、切替時刻を区切時刻に基づいて補完した切替時刻である補完切替時刻で区切られる被記録時間区間を抽出することを特徴としている。
一例として、切替時刻と区切時刻とが接近した時間区間において発言がなされることは少ない。また、この構成によれば、補正切替時刻に基づいて被記録時間区間を抽出できるため、一例として、補完しない切替時刻と区切時刻とに基づいて被記録時間区間を抽出する装置と比べて、発言などのなされることが少ない区間を抽出するおそれが無く、抽出された被記録時間区間と実際に議事録の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
上記構成において、補完切替時刻とは、以下の条件式(4)を満足する時刻であることを特徴としている。
(数4)
T=(Tmin+Tmax)/2…(4)
但し、TCは切替時刻、Tfは最もTCに近い切替元の被表示画像の区切時刻、Ttは最もTCに近い切替先の被表示画像の区切時刻、TminはTC、Tf、Ttの内で最も早い時刻、及び、TmaxはTC、Tf、Ttの内で最も遅い時刻を示す。
一例として、切替時刻と区切時刻とが接近した時間区間において発言がなされることは少ない。また、この構成によれば、補正切替時刻に基づいて被記録時間区間を抽出できるため、一例として、補完しない切替時刻と区切時刻とに基づいて被記録時間区間を抽出する装置と比べて、発言などのなされることが少ない区間を抽出するおそれが無く、抽出された被記録時間区間と実際に議事録の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
上記構成において、補完切替時刻とは、以下の条件式(5)を満足する時刻であることを特徴としている。
(数5)
T=Tf1…(5)
df<dt
df=|TC−Tf1|/|Tf1−Tf0|
dt=|TC−Tt0|/|Tt1−Tt0|
但し、TCは切替時刻、Tf1は最もTCに近い切替元の被表示画像の区切時刻、Tf0はTf1に最も近くTf1より早い切替元の被表示画像の区切時刻、Tt0は最もTCに近い切替先の被表示画像の区切時刻、Tt1はTf0に最も近くTt0より遅い切替先の被表示画像の区切時刻を示す。
一例として、切替時刻と区切時刻とが接近した時間区間において発言がなされることは少ない。また、この構成によれば、補正切替時刻に基づいて被記録時間区間を抽出できるため、一例として、補完しない切替時刻と区切時刻とに基づいて被記録時間区間を抽出する装置と比べて、発言などのなされることが少ない区間を抽出するおそれが無く、抽出された被記録時間区間と実際に議事録の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
上記構成において、補完切替時刻とは、以下の条件式(6)を満足する時刻であることを特徴としている。
(数6)
T=Tt0…(6)
df>dt
df=|TC−Tf1|/|Tf1−Tf0|
dt=|TC−Tt0|/|Tt1−Tt0|
但し、TCは切替時刻、Tf1は最もTCに近い切替元の被表示画像の区切時刻、Tf0はTf1に最も近くTf1より早い切替元の被表示画像の区切時刻、Tt0は最もTCに近い切替先の被表示画像の区切時刻、Tt1はTf0に最も近くTt0より遅い切替先の被表示画像の区切時刻を示す。
一例として、切替時刻と区切時刻とが接近した時間区間において発言がなされることは少ない。また、この構成によれば、補正切替時刻に基づいて被記録時間区間を抽出できるため、一例として、補完しない切替時刻と区切時刻とに基づいて被記録時間区間を抽出する装置と比べて、発言などのなされることが少ない区間を抽出するおそれが無く、抽出された被記録時間区間と実際に議事録の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
上記構成において、抽出手段は、区切時刻に基づいて区切られる被記録時間区間を抽出することを特徴としている。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、被表示画像の区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、区切時刻で区切られた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
上記構成において、被表示画像とは、会議で表示されるスライドデータを含み、区切検出手段は、スライドデータの表示の切替時刻を区切時刻として検出することを特徴としている。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、表示されているスライドデータに対してなされる。よってこの構成によれば、スライドの表示切替時刻に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
上記構成において、会議において使用されるスライドデータを取得するスライドデータ取得手段と、抽出手段で抽出された被記録時間区間を記録した議事録情報とスライドデータ取得手段で取得したスライドデータであって抽出手段で抽出された被記録時間区間に表示されていたスライドデータとを関連付けて蓄積する蓄積手段と、を更に備えることを特徴としている。
一例として、通常、議事録情報は表示対象とされたスライドデータに対する発言を記録対象とする。よってこの構成によれば、議事録情報の記録対象とした時間区間に表示されていたスライドを知ることができる。
上記構成において、会議における音声を収音する収音手段と、抽出手段で抽出された被記録時間区間を記録した議事録情報と抽出手段で抽出された被記録時間区間に収音手段で収音された収音音声とを関連付けて蓄積する蓄積手段と、を更に備えることを特徴としている
一例として、通常、議事録情報は発言を記録対象とする。よってこの構成によれば、議事録情報の記録対象とした発言を知ることができる。
上記構成において、会議における画像を撮像する撮像手段と、抽出手段で抽出された被記録時間区間を記録した議事録情報と抽出手段で抽出された被記録時間区間に撮像手段で撮像された撮像画像とを関連付けて蓄積する蓄積手段と、を更に備えることを特徴としている。
一例として、通常、議事録情報は発言を記録対象とする。よってこの構成によれば、議事録情報の記録対象とした発言の行われた際の会議の様子を知ることができる。
上記構成において、蓄積手段によって蓄積された議事録を構成する議事録情報の内で配信対象とする議事録情報で構成される配信議事録を作成する配信議事録作成手段と、配信議事録作成手段で作成された配信議事録を配信する配信手段と、を更に備えることを特徴としている。
この構成によれば、既に作成された議事録に基づいて配信用の議事録を作成することができるため、一例として、既に作成された議事録に基づかずに配信用の議事録を作成する場合と比べて、議事録を作成に要する書記の労力を軽減できる。
上記構成において、配信手段により配信された配信議事録は、配信議事録を構成する議事録情報の記録対象とした被記録時間区間と関連付けて蓄積手段に蓄積された被表示画像、収音音声、撮像画像のいずれか1つ以上に対してアクセス可能に張られたリンクを有することを特徴としている。
この構成によれば、配信議事録と被記録時間区間における会議で使用されたスライドデータ等の被表示画像、会議における音声、又は、会議における映像とをリンクとして関連付けるので、配信される議事録のデータの増加を抑制しながら議事録にコンテンツ情報と言う補完情報を付加することができる。
上記構成において、複数のストリームの画像としての被表示画像は、複数の画面に表示するための複数のストリームの画像データであり、被表示画像は、個別のスライドである、構成を採用できる。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、切替可能に表示されている画面に表示されたスライドの区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、切替時刻と区切時刻との双方に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
上記構成において、複数のストリームの画像としての被表示画像は、複数のスクリーンへに投影するための複数のストリームの画像データであり、被表示画像は、個別の投影されたスライドである、構成を採用できる。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、切替可能に表示されているスクリーンに表示されたスライドの区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、切替時刻と区切時刻との双方に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
本発明に係る議事録作成方法は、会議で表示される情報である被表示画像の表示対象の切替えを検出する切替検出ステップと、被表示画像の内容を時間的に区切る区切時刻を検出する区切検出ステップと、切替検出ステップが検出した切替時刻と区切検出ステップの検出した区切時刻とに基づいて、議事録を構成する議事録情報の記録対象とされる時間区間である被記録時間区間を抽出する抽出ステップと、を備えることを特徴としている。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、切替可能に表示されている被表示画像の区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、切替時刻と区切時刻との双方に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
本発明によれば、説明対象を切替えた時刻と説明内容を区切る時刻とに基づいて抽出発言区間を抽出することで、説明対象を切替えながら行われる会議において重要発言区間との差異を少なく抽出発言区間を抽出できる議事録作成システム及び議事録作成方法を提供できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施例に係る議事録作成システムの構成図である。
本発明の議事録作成システム1は、複数の取得装置10、切替検出装置20、出音装置30、表示装置40、入力装置50、及び、議事録作成装置100、で構成されている。
先ず、図2を用いて、取得装置10の一構成例を説明する。図2は、取得装置10の一構成を説明するための図である。
一又は複数の取得装置10は、切替検出装置20に直接、又は、ネットワーク500を介して接続されている。取得装置10は、区切検出手段でありスライドデータ取得手段であるプロジェクタ11、収音手段であるマイクロフォン12、撮像手段であるビデオカメラ13で構成される。
プロジェクタ11は、例えば、液晶プロジェクタ等で構成され、切替検出装置20に接続している。また、このプロジェクタ11は、会議で使用されるスライドをスクリーンへ投影する。
また、プロジェクタ11は、それぞれのプロジェクタを識別する情報(以下単に、プロジェクタ識別情報と言う)を有している。プロジェクタ11は、投影したスライドの電子データ、投影するスライドの切替を検出し、時間的に内容が区切れたことを表す信号(以下単に、区切信号と言う)をプロジェクタ識別情報と関連付けて切替検出装置20へ送信する。尚、区切信号の代わりに区切を検出した時刻である区切時刻を送信する構成を採用することもできる。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、表示されているスライドデータに対してなされる。よってこの構成によれば、スライドの表示切替時刻に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
マイクロフォン12は、例えば、圧電マイクで構成される。マイクロフォン12は、各出席者の音声を収音可能に配置、携帯されている。
また、マイクロフォン12は、マイクロフォンを識別する情報(以下単に、マイク識別情報と言う)を有する。マイクロフォン12は、収音した音声情報とマイク識別情報と関連付けて切替検出装置20へ送信する。
ビデオカメラ13は、例えば、CCDカメラで構成される。ビデオカメラ13は、各出席者及び会議の様子を撮像可能に配置されている。
また、ビデオカメラ13は、ビデオカメラを識別する情報(以下単に、ビデオカメラ識別情報と言う)を有する。ビデオカメラ13は、撮像した撮像情報とカメラ識別情報とを関連付けて切替検出装置20へ送信する。
ここで、図1に戻り議事録作成システムの構成について引き続き説明する。
切替検出装置20は、例えば、切替器等で構成される。切替検出装置20は、プロジェクタ11、マイクロフォン12、ビデオカメラ13、算出部110、及び、制御部140に接続されている。
切替検出装置20は、会議で表示される情報である複数の被表示画像の内で説明対象とする被表示画像が切替えられたことを検出する。尚、被表示画像とは、会議においてプロジェクタ11によって投影されるスライドデータ等の情報を含む。
具体的には、複数の取得装置10を構成するプロジェクタ11によって投影されたスライドをそれぞれ一台のビデオカメラ13が撮像する構成を採用した場合であって、投影されたスライドの内で説明対象としているスライドを撮像した撮像画像のみを、表示装置40の表示する画面の特定の位置に表示する場合について説明する。
先ず、ユーザ400は、説明対象としているスライドを撮像した撮像画像へ表示装置40の表示を変更する命令を入力装置50に入力する。その後、入力装置50に入力された命令と変更先のカメラのカメラ識別情報とが、制御部140を通じて切替検出装置20へ通知される。
次に、切替検出装置20は、説明対象であったスライドを撮像していたビデオカメラ(以下単に、切替元ビデオカメラと言う)の撮像した撮像画像から、切り替えられて新たに説明対象とするスライドを撮像しているビデオカメラ(以下単に、切替先ビデオカメラと言う)の撮像した撮像画像へ切替えて制御部140へ送信する。
よって、切替検出装置20は、撮像画像の切替によって説明対象とする被表示画像が切替えられたことを検出する。
その後、切替検出装置20は、切替元ビデオカメラのカメラ識別情報(以下単に、切替元カメラ識別情報)と切替先ビデオカメラのカメラ識別情報(以下単に、切替先カメラ識別情報)と切替を検出したことを表す信号(以下単に、切替信号と言う)とを関連付けて議事録作成装置100の算出部110へ送信する。尚、切替信号の代わりに切替を検出した時刻である切替時刻を送信する構成を採用することもできる。
出音装置30は、例えば、スピーカ等で構成される。出音装置30は、制御部140に接続している。出音装置30は、制御部140から受信した音声情報等を出音する。
表示装置40は、例えば、液晶表示装置又はCRT等で構成される。表示装置40は、制御部140に接続している。表示装置40は、制御部140から受信した表示情報を表示する。
入力装置50は、例えば、キーボード、マウス、又は、タッチパネル等から構成され、制御部140に接続している。入力装置50は、書記300から会議識別情報、各種命令、及び、議事録情報等を入力される。入力装置50は、入力された会議識別情報、実行命令、及び、議事録情報等を制御部140へ送信する。
議事録作成装置100は、例えば、パーソナルコンピュータ等で構成される。議事録作成装置100は、算出部110、議事録作成手段である議事録作成部120、蓄積手段である蓄積部130、制御部140、抽出手段である抽出部150、配信議事録作成手段である配信議事録作成部160、及び、配信手段である配信部170等から構成されている。
議事録作成装置100は、書記300により、実行命令、及び、議事録を構成する議事録情報等の情報を入力される。議事録作成装置100は、表示情報を表示する。尚、議事録情報とは議事録を構成する情報を言い、特に、議事録を構成する文であるコメントを含む。
議事録作成装置100は、図示を省略するが、ネットワーク500を介して会議の参加者等の利用する遠隔端末及び取得装置10に接続している。議事録作成装置100は、ネットワーク500を通じて配信議事録を遠隔端末へ送信する。また、議事録作成装置100は、遠隔端末から配信議事録にリンクされた収音音声、撮像画像、又は、スライドデータを参照される。
また、議事録作成装置100は、ネットワーク500を通じて取得装置10からスライドデータ、区切信号、及び、プロジェクタ識別情報、切替元カメラ識別情報、切替先カメラ識別情報、及び、切替信号、撮像画像及びカメラ識別情報、並びに、収音音声及びマイク識別情報等を受信する。
以降に説明する算出部110、議事録作成部120、蓄積部130、制御部140、抽出部150、配信議事録作成部160、及び、配信部170は、例えば、CPU及びメモリとそれらを制御するソフトウェア等から構成される。
算出部110は、切替検出装置20、議事録作成部120、及び、制御部140に接続している。算出部110は、切替検出装置20からスライドデータ、区切信号、及び、プロジェクタ識別情報、切替元カメラ識別情報、切替先カメラ識別情報、及び、切替信号、撮像画像及びカメラ識別情報、並びに、収音音声及びマイク識別情報等を受信する。
また、算出部110は、制御部140から書記300が議事録情報を入力していることを示す信号(以下単に、入力信号と言う)を書記の入力から遅延無く受信する。これにより、算出部110は、書記300の議事録情報入力時刻及び終了時刻を知ることができ、議事録情報の入力を行った時間区間(以下単に、議事録情報入力区間と言う)を算出する。
その後、算出部110は、切替検出装置20から受信したスライドデータ、区切信号、及び、プロジェクタ識別情報、切替元カメラ識別情報、切替先カメラ識別情報、及び、切替信号、撮像画像及びカメラ識別情報、並びに、収音音声及びマイク識別情報と、算出した議事録情報入力区間とを議事録作成部120へ送信する。
議事録作成部120は、算出部110、蓄積部130、及び、制御部140に接続している。議事録作成部120は、算出部110からスライドデータ、区切信号、及び、プロジェクタ識別情報、切替元カメラ識別情報、切替先カメラ識別情報、及び、切替信号、撮像画像及びカメラ識別情報、収音音声及びマイク識別情報、並びに、議事録情報入力区間等を受信する。
また、議事録作成部120は、制御部140から書記300が入力中の議事録情報等と議事録を作成を指示する命令等を受信する。その後、議事録作成部120は、受信した命令に従って受信した議事録情報に基づいて議事録を作成する。次に、議事録作成部120は、作成した議事録を制御部140へ送信する。
また、議事録作成部120は、受信したスライドデータ、区切信号、及び、プロジェクタ識別情報、切替元カメラ識別情報、切替先カメラ識別情報、及び、切替信号、撮像画像及びカメラ識別情報、収音音声及びマイク識別情報、並びに、議事録情報入力区間と作成した議事録とを蓄積部130へ送信する。
蓄積部130は、スライドデータ、区切信号、及び、プロジェクタ識別情報、切替元カメラ識別情報、切替先カメラ識別情報、及び、切替信号、撮像画像及びカメラ識別情報、収音音声及びマイク識別情報、議事録情報入力区間、並びに、議事録を受信する。
また、蓄積部130は、区切信号を受信した時刻をプロジェクタが区切を検出した時刻である区切時刻とみなし、切替信号を受信した時刻を切替検出装置20が切替を検出した時刻である切替時刻とみなす。
蓄積部130は、受信したスライドデータと区切時刻とプロジェクタ識別情報とを関連付けてデータベース180に蓄積する。尚、区切信号を受信した時刻はシステム時刻を元に作成される。
尚、抽出部150は、議事録情報と抽出した被記録時間区間とを関連付けて蓄積するため、時刻情報を介して、議事録情報と少なくとも抽出部150で抽出される被記録時間区間に表示されていたスライドデータとを関連付けて蓄積できる。
一例として、通常、議事録情報は表示対象とされたスライドデータに対する発言を記録対象とする。よってこの構成によれば、議事録情報の記録対象とした時間区間に表示されていたスライドを知ることができる。
また、蓄積部130は、撮像画像とカメラ識別情報とシステム時刻とを関連付けてデータベース180に蓄積する。これによって、議事録情報と抽出部150で抽出される被記録時間区間を含む撮像画像とを関連付けて蓄積できる。
一例として、通常、議事録情報は発言を記録対象とする。よってこの構成によれば、議事録情報の記録対象とした発言の行われた際の会議の様子を知ることができる。
更に、蓄積部130は、収音音声及びマイク識別情報とシステム時刻とを関連付けてデータベース180に蓄積する。これによって、議事録情報と抽出部150で抽出される被記録時間区間を含む収音音声とを関連付けて蓄積できる。
一例として、通常、議事録情報は発言を記録対象とする。よってこの構成によれば、議事録情報の記録対象とした発言を知ることができる。
また、蓄積部130は、議事録情報入力区間と議事録とを関連付けてデータベース180に蓄積する。最後に、切替時刻と切替元カメラ識別情報と切替先カメラ識別情報とを関連付けて蓄積する。
制御部140は、切替検出装置20、出音装置30、表示装置40、入力装置50、算出部110、議事録作成部120、抽出部150、配信議事録作成部160、及び、配信部170に接続している。
制御部140は、切替検出装置20から説明対象であるスライドを撮像しているビデオカメラの撮像した撮像画像を受信する。
制御部140は、出音装置30が収音音声等を出力するよう制御し、表示装置40が撮像画像等を表示するよう制御する。また、制御部140は、入力装置50から命令、及び、議事録情報等を受信する。また、制御部140は、切替検出装置20から受信した撮像画像を表示装置40へ表示する制御を行うため、表示情報を送信する。
制御部140は、入力装置50から書記300が入力中のコメントを受信し、遅延無く算出部110へ入力信号を送信する。尚、算出部110は入力信号に基づいて議事録情報入力区間を算出する。
制御部140は、入力装置50を通じて入力された抽出を指示する命令を受信するか、又は、所定の時刻の経過を検出した後に、抽出部150へ実行命令を送信する。
更に、制御部140は、入力装置50から受信した入力中の議事録情報、及び、議事録情報を議事録に追加する旨の命令を議事録作成部120へ送信する。
また、制御部140は、配信議事録作成部160にデータベース180から参照した受信アドレス、送信アドレス、会議書誌情報、議事録情報、並びに、配信する議事録情報を送信する。尚、配信議事録情報とは、制御装置140がデータベース180から参照した議事録を構成する議事録情報であって、入力装置50等を通じて書記300が配信対象とする議事録情報として選択した議事録情報を言う。
制御部140は、入力装置50を通じて入力された配信命令を受信し、配信部170へ配信命令を送信する。また、制御部140は、データベース部180から蓄積した出席者の氏名、受信アドレス、送信アドレス、会議書誌情報、及び、議事録等を参照する。
抽出部150は、制御部140及びデータベース180に接続している。抽出部150は、制御部140を通じてユーザ400が入力装置50で入力した抽出を指示する命令を受信するか、又は、所定の時刻の経過を検出した後に、議事録を構成する議事録情報に関連付けて蓄積された議事録情報入力区間に基づいて、議事録情報の記録対象とされた時間区間である被記録時間区間を暫定的に抽出する。尚、暫定的に抽出された被記録時間区間を暫定被記録時間区間と言う。尚、議事録情報入力区間と被記録時間区間と一致させる構成を採用することもできる。
具体的には、抽出部150は、データベース180に蓄積された切替時刻と区切時刻とを参照する。その後、抽出部150は、参照した切替時刻と区切時刻とスライドストリームとに基づいて、仮想スライド区間を有する仮想ストリームを作成する処理(以下単に、仮想ストリーム作成処理と言う)を実行する。
尚、スライドストリームとは、それぞれの取得装置10のプロジェクタ11に投影するように入力したスライドデータであって、直接又はネットワーク500を介して議事録作成装置100のデータベース180に蓄積された情報の一連の流れを言う。尚、スライドデータは、会議で表示される情報の一つである。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、切替可能に表示されているスクリーンに表示されたスライドの区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、切替時刻と区切時刻との双方に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
また、それぞれの取得装置10は、プロジェクタ11の代わりに例えば、液晶ディスプレイやCRT表示装置等を有する構成を採用できる。このような実施例の場合には、スライドストリームとは、それぞれの取得装置10の液晶ディスプレイ等に表示するように入力したスライドデータであって、直接又はネットワーク500を介して議事録作成装置100のデータベース180に蓄積された情報の一連の流れを言う。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、切替可能に表示されている画面に表示されたスライドの区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、切替時刻と区切時刻との双方に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
仮想スライド区間とは、スライドストリームの内容を区切る区切時刻で区分されたスライド区間を、更に切替時刻で区分した区間である。また、仮想スライド区間は、会議の開始時刻及び終了時刻までの時間区間をも有する。
その後、参照した切替時刻と区切時刻とに基づいて平均値を用いた補完処理(以下単に、平均値補完処理と言う)を実行することで切替時刻を補完する。尚、補完された切替時刻を補完切替時刻と呼ぶことにする。また、平均値補完処理については後述する。
又は、抽出部150は参照した区切時刻に基づいて乖離率を用いた補完処理(以下単に、乖離率補完処理と言う)を実行することで切替時刻を補完する。尚、同様に、補完された切替時刻を補完切替時刻と呼ぶことにする。また同様に、乖離率補完処理については後述する。
次に、抽出部150は、補完切替時刻を基に仮想スライド区間を補正し、補正された仮想スライド区間と既に抽出した暫定被記録時間区間とに基づいて被記録時間区間を抽出する。その後、抽出した被記録時間区間と議事録を構成する議事録情報と被記録時間区間とを関連付けてデータベース180に蓄積する。
よって、データベース180に蓄積された議事録情報と被記録時間区間と被記録時間区間に表示されていたスライドデータと被記録時間区間に収音されていた収音音声と被記録時間区間に撮像された撮像画像とは、時刻情報を基に関連付く。
先ず、切替時刻の補完方法について説明する前に、図3を用いて補完の必要性について説明する。図3は、切替時刻の補完の必要性について説明した図である。
通常、議事録の記録対象とされる発言等は、説明対象とするスライドに対して行われる。よって、記録対象とされる発言は説明対象を切替えた時刻TC0ないし3をまたぐことは少ない。
また、通常、発言等は、説明対象とするスライドの内容に対して行われる。よって、発言は表示スライドが切替られて表示内容が時間的に区切られた時刻TD11、14、TD21、TD24、TD32、及び、TD33をまたぐことは少ない。
よって、切替時刻TC及び区切時刻TDで区切られた時間区間に基づいて発言等がなされた時間区間(つまり、被記録時間区間)を抽出することで、実際に発言のなされた時間区間と抽出された時間区間との差異が生じ難くなる。
理想的には、TC2とTD14及びTD32との関係の様に、切替時刻TCと区切時刻TDとが一致することが望ましい。しかし、プロジェクタ等を操作してスライドの表示切替により内容の区切りを指示するオペレータと説明対象とするスライドストリームの切替をを指示するオペレータとが異なる場合や、複数のスライドストリームをネットワークを介して受信しており、ネットワークに遅延が生じている場合等には、TC1とTD11及びTD21、若しくは、TC3とTD33及びTD24との関係の様に、切替時刻TCと区切時刻TDとが一致せずに誤差が発生する。
よって、単純に切替時刻TCと区切時刻TDとに基づいて時間区間を区切る場合には、誤差によって生じる微小区間の影響を受けるてしまうため、切替時刻TCを区切時刻TDに基づいて、又は、切替時刻TCを区切時刻TDと切替時刻TCとに基づいて補完した切替時刻で区切られる被記録時間区間を抽出する必要がある。
次に、図4を用いて抽出部150の実行する平均補完処理を説明する。図4は、抽出部150の実行する平均補完処理を示すフローチャートである。
先ず、抽出部150は、処理対象とする切替時刻TCを取得する(ステップST1)。次に、説明対象の切替先とするスライドストリーム(以下単に、切替先ストリームと言う)における区切時刻Ttを取得する。ただし、Ttとは、切替先ストリームの区切時刻の内で最も切替時刻Tに近いものを言う(ステップST2)。
次に、抽出部150は、説明対象の切替元であるスライドストリーム(以下単に、切替元ストリームと言う)における区切時刻Tfを取得する。ただし、Tfとは、切替先ストリームの区切時刻の内で最も切替時刻Tに近いものを言う(ステップST3)。
その後、抽出部150は、区切時刻Tf及びTt、並びに、切替時刻TCの内で最も遅い時刻Tmaxを取得する(ステップST4)。
次に、抽出部150は、区切時刻Tf及びTt、並びに、切替時刻TCの内で最も早い時刻Tminを取得する(ステップST5)。
その後、抽出部150は、切替時刻TCの補完時刻である補完切替時刻TをTmax及びTminの平均値として算出する(ステップST6)。その後、抽出部150は処理を終了する。
一例として、切替時刻と区切時刻とが接近した時間区間において発言がなされることは少ない。また、この構成によれば、補正切替時刻に基づいて被記録時間区間を抽出できるため、一例として、補完しない切替時刻と区切時刻とに基づいて被記録時間区間を抽出する装置と比べて、発言などのなされることが少ない区間を抽出するおそれが無く、抽出された被記録時間区間と実際に議事録の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
次に、図5ないし7を用いて補完切替時刻と切替時刻及び区切時刻との関係を説明する。図5は、補完切替時刻と切替時刻T及び区切時刻との関係を説明するための図の一例である。
図5の上図及び下図では、切替先ストリームの区切時刻Ttと切替元ストリームの区切時刻Tfとの間で、ストリームの切替が発生した場合を説明する。双方の場合には、TtとTfとの中間時点Tに、切替時刻TCは補正される。
図6は、補完切替時刻と切替時刻T及び区切時刻との関係を説明するための図の他例である。
図6の上図及び下図では、切替先ストリームの区切時刻Tt及び切替元ストリームの区切時刻Tfの双方よりも前に、ストリームの切替が発生した場合を説明する。TtよりもTfが遅い場合には切替時刻TCとTfの中間時点Tに、そうでない場合には切替時刻TCとTtの中間時点Tに、切替時刻TCは補正される。
図7は、補完切替時刻と切替時刻T及び区切時刻との関係を説明するための図の他例である。
図7の上図及び下図では、切替先ストリームの区切時刻Tt及び切替元ストリームの区切時刻Tfの双方よりも後に、ストリームの切替が発生した場合を説明する。TtよりもTfが早い場合には切替時刻TCとTfの中間時点Tに、そうでない場合には切替時刻TCとTtの中間時点Tに、切替時刻TCは補正される。
次に、図8を用いて抽出部150の実行する乖離率補完処理を説明する。図8は、抽出部150の実行する乖離率補完処理を示すフローチャートである。
先ず、抽出部150は、処理対象とする切替時刻TCを取得する(ステップST101)。次に、切替元ストリームにおける区切時刻Tf0及びTf1を取得する。ただし、Tf1とは、切替元ストリームの区切時刻の内で最も切替時刻Tに近いものを言い、Tf0とは、Tf1に最も近くTf1より早い切替元ストリームの区切時刻を言う。(ステップST102)。
次に、抽出部150は、ステップST102で取得した区切時刻Tf1及びTf0と切替時刻TCとに基づいて乖離率dfを算出する(ステップST103)。具体的には、切替時刻TCと区切時刻Tf1との差を区切時刻Tf1と区切時刻Tf0の差で除算した値を求め、求めた値の絶対値を乖離率dfとして算出する。
その後、抽出部150は、切替先ストリームにおける区切時刻Tt0及びTt1を取得する。ただし、Tt0とは、切替先ストリームの区切時刻の内で最も切替時刻Tに近いものを言い、Tt1とは、Tt0に最も近くTt0より遅い切替先ストリームの区切時刻を言う。(ステップST104)。
次に、抽出部150は、ステップST104で取得した区切時刻Tt1及びTt0と切替時刻TCとに基づいて乖離率dtを算出する(ステップST105)。具体的には、切替時刻TCと区切時刻Tt0との差を区切時刻Tt1と区切時刻Tt0の差で除算した値を求め、求めた値の絶対値を乖離率dtとして算出する。
その後、抽出部150は、ステップST103で算出した乖離率dfがステップST105で算出したdtよりも小さいかを判断する(ステップST106)。抽出部150は、乖離率dfがdtよりも小さいと判断した場合にはステップST107の処理を、そうでない場合にはステップST108の処理を実行する。
ステップST106において、抽出部150は、乖離率dfがdtよりも小さいと判断した場合には、切替時刻TCをTf1と補完する(ステップST107)。その後、抽出部150は処理の実行を終了する。
ステップST106において、抽出部150は、乖離率dfがdt以上であると判断した場合には、切替時刻TCをTt0と補完する(ステップST108)。その後、抽出部150は処理の実行を終了する。
一例として、切替時刻と区切時刻とが接近した時間区間において発言がなされることは少ない。また、この構成によれば、補正切替時刻に基づいて被記録時間区間を抽出できるため、一例として、補完しない切替時刻と区切時刻とに基づいて被記録時間区間を抽出する装置と比べて、発言などのなされることが少ない区間を抽出するおそれが無く、抽出された被記録時間区間と実際に議事録の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
次に、図9ないし10を用いて補完切替時刻と区切時刻との関係を説明する。図9は、補完切替時刻と区切時刻との一の関係を説明するための図である。
図9の上図、中図及び下図では、切替先ストリームの区切時刻Tt0及びTt1で定まる区間と切替元ストリームの区切時刻Tf0及びTf1で定まる区間とが重なる場合を示している。また、上から順に、切替時刻がTt0よりも前、Tt0とTf1との間、Tf1の後である場合における補完切替時刻Tと区切時刻Tt0、Tt1、Tf0、及び、Tf1との関係を表している。
上、中、及び、下図いずれの場合であっても、補完切替時刻TがTt0又はTf1のいずれとなるかは、乖離率dt及びdfに依存する。尚、図9においては上及び中図では乖離率dtはdfより小さく、補完切替時刻TはTt0となり、下図では乖離率dtはdfより大きく補完切替時刻TはTf1と補完される場合を示した。
図10は、補完切替時刻と区切時刻との他の関係を説明するための図である。図10の上図、中図及び下図では、切替先ストリームの区切時刻Tt0及びTt1で定まる区間と切替元ストリームの区切時刻Tf0及びTf1で定まる区間とが重ならない場合を示している。また、上から順に、切替時刻がTt0よりも前、Tt0とTf1との間、Tf1の後である場合における補完切替時刻Tと区切時刻Tt0、Tt1、Tf0、及び、Tf1との関係を表している。
上、中、及び、下図いずれの場合であっても、補完切替時刻TがTt0又はTf1のいずれとなるかは、乖離率dt及びdfに依存する。尚、図9においては上及び中図では乖離率dtはdfより小さく、補完切替時刻TはTt0となり、下図では乖離率dtはdfより大きく補完切替時刻TはTf1と補完される場合を示した。
次に、図11ないし15を参照して抽出部150の実行する仮想スライド作成処理を説明する。図11は、仮想スライド作成処理を制御する処理(以下単に、仮想スライド作成制御処理と言う)を示すフローチャートである。尚、仮想スライド作成制御処理は、本議事録作成装置100に入力されるスライドストリームの全てに対して順に実行される。
先ず、抽出部150は、処理対象とするストリームにおける切替番号を表すテンポラリ変数iを1とする(ステップST201)。次に、処理対象とするストリームの会議中i番目の切替時刻TCiを取得する(ステップST202)。
その後、抽出部150は、iが1であるかを判断する。つまり、処理対象とするストリームの最初の切替であるかを判断する(ステップST203)。抽出部150は、iが1であると判断した場合にはステップST204の処理を、そうでない場合にはステップST210の処理を実行する。
ステップST203において、抽出部150は、iが1であると判断した場合には、切替区間の開始時刻を会議の開始時刻TCsとする(ステップST204)。尚、切替区間とは、ステップST212で説明する仮想スライド作成処理の処理対象とする時間区間であって、ステップST204、206、210又は211で採用される処理対象とするストリームの切替時刻(若しくは、会議開始時刻TCs又は終了時刻TCe)で区切られた区間(TCi,TCi+1)(若しくは(TCs,TC1)又は(TCn,TCe))を言う。
ここで、図12を参照して、図11の仮想スライド作成制御処理のステップST204で説明した切替区間開始時刻の変更について説明する。図12は、仮想スライド作成処理の概念を説明するための図である。
図12は、3つのスライドストリームを使用する会議が時刻TCsに開始し、その後、時刻TC1でストリーム2及び3について最初の説明対象の切替を行い、時刻TC2でストリーム1について最初の説明対象の切替をし、ストリーム2については2番目の説明対象の切替を行なった場合を示している。
会議における発言や議事録の記録は、会議の開始時刻TCsから始まる。しかし、スライドの投影開始時刻TC1は会議の開始時刻TCsよりも通常は遅い。よって、会議の開始時刻から説明対象となるストリームの切替がなされるまでの間を1つの区切とする。
具体的には、図12に示すように、スライドストリーム1ないし3についてそれぞれI11、21、及び、31と言う区間を定めて、定めた区間について仮想スライド作成処理を実行する。この構成によって、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
次に、図11に戻り引き続き仮想スライド作成制御処理について説明する。
ステップST204又はステップST210を実行した後には、抽出部150は、iがnであるかを判断する。つまり、処理対象とするストリームの切替の番号iが最後の切替の番号nであるかを判断する(ステップST205)。抽出部150は、iがnであると判断した場合にはステップST206の処理を、そうでない場合にはステップST211の処理を実行する。
ステップST205において、抽出部150は、iがnであると判断した場合には、切替区間の終了時刻を会議の終了時刻TCeとする(ステップST206)。
ステップST206又はステップST211を実行した後には、抽出部150は、上記ステップST204、206、210又は211で求めた区間において、スライドストリームへ入力されたスライドの時間区間(以下単に、スライド区間と言う)の全てを取得する。
その後、抽出部150は、仮想スライド作成処理を実行する(ステップST212)。尚、仮想スライド作成処理については後述する。
次に、抽出部150は、ステップST205と同様に、iがnであるかを判断する。つまり、処理対象とするストリームの切替の番号iが最後の切替の番号nであるかを判断する(ステップST208)。抽出部150は、iがnであると判断した場合にはステップST209の処理を、そうでない場合にはステップST213の処理を実行する。
ステップST208において、抽出部150は、iがnであると判断した場合には、入力切替補完処理を実行する(ステップST209)。その後、抽出部150は処理の実行を終了する。尚、入力切替補完処理については後述する。
ステップST203において、抽出部150は、iが1でないと判断した場合には、切替区間の終了時刻を会議の終了時刻TCiとする(ステップST210)。その後、抽出部150は、ステップST205の処理を実行する。
ここで、図12を再度参照して、図11の仮想スライド作成制御処理のステップST210で説明した切替区間の終了時刻の変更について説明する。
図12は、3つのスライドストリームを使用する会議がスライドの投影を終了した後に、時刻TCeにその会議が終了した場合を示している。
会議における発言や議事録の記録は、会議の終了時刻TCeまで続く。しかし、スライドの投影は会議の終了時刻TCeよりも先に終わることがある。よって、スライドの最後の切替から会議の終了時刻TCeまでの間を1つの区切とする。
具体的には、図12に示すように、スライドストリーム1ないし3についてそれぞれI13、25、及び、34と言う切替区間を定めて、定めた区間について仮想スライド作成処理を実行する。この構成によって、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
次に、図11に戻り引き続き仮想スライド作成制御処理について説明する。
ステップST205において、抽出部150は、iがnでないと判断した場合には、切替区間の終了時刻をi+1番目の切替時刻Ci+1とする(ステップST211)。その後、抽出部150はステップST207の処理を実行する。
ステップST208において、抽出部150は、iがnでないと判断した場合には、処理対象とする切替の番号iを1だけインクリメントする(ステップST213)。その後、抽出部150は、ステップST202に戻って上記処理を繰り返す。
次に、図13を用いて、抽出部150の実行する図11のステップST212で説明した仮想スライド作成処理について説明する。図13は、抽出部150の実行する仮想スライド作成処理を示すフローチャートである。
先ず、抽出部150は、切替区間の最初のスライド区間を処理対象とする(ステップST301)。尚、処理対象とするスライド区間を処理対象スライド区間と以下単に言う。
次に、抽出部150は、処理対象スライド区間が切替区間の最初のスライド区間であるかを判断する(ステップST302)。抽出部150は、処理対象スライドが切替区間の最初のスライド区間であると判断した場合にはステップST303を、そうでない場合にはステップST307を実行する。
ステップST302において、抽出部150は、処理対象スライドが切替区間の最初のスライド区間であると判断した場合には、処理対象スライド区間の一つ前のスライド区間を取得する(ステップST303)。尚、一つ前のスライド区間が存在しない場合には、会議の開始時刻TCsから処理対象スライドの区間開始時刻までをスライド区間として取得する。
次に、抽出部150は、切替時刻からST303で取得した一つ前のスライドの終了時刻までの仮想スライド区間を追加する(ステップST304)。
その後、抽出部150は、処理対象スライド区間の区間開始時刻及び終了時刻を有する仮想スライド区間を作成する(ステップST305)。
ステップST305、ステップST308、又は、ステップST309を実行した後には、抽出部150は、処理対象スライド区間が切替区間の最後のスライド区間であるかを判断する(ステップST306)。抽出部150は、処理対象スライドが切替区間の最後のスライド区間であると判断した場合には仮想スライド区間作成処理を終了し、そうでない場合にはステップST310の処理を実行する。
ステップST302において、抽出部150は、処理対象スライド区間が切替区間の最初のスライド区間でないと判断した場合には、処理対象スライドが切替区間中の最後のスライド区間であるかを判断する(ステップST307)。抽出部150は、処理対象スライドが切替区間の最後のスライド区間であると判断した場合にはステップST308の処理を、そうでない場合にはステップST309の処理を実行する。
ステップST307において、抽出部150は、処理対象スライド区間が切替区間の最後のスライド区間であると判断した場合には、仮想スライド区間の終了時刻を次の(i+1番目の)切替時刻とする仮想スライド区間を作成する。その後、ステップST306の処理を実行する。
ステップST307において、抽出部150は、処理対象スライドが切替区間の最後のスライド区間でないと判断した場合には、処理対象スライドの区間開始時刻及び終了時刻を有する仮想スライド区間を作成する(ステップST309)。その後、ステップST306の処理を実行する。
ステップST306において、抽出部150は、処理対象スライドが切替区間の最後のスライド区間でないと判断した場合には、切替区間の処理対象スライド区間の次のスライド区間を処理対象スライド区間とする(ステップST310)。その後、ステップST302に戻り上記処理を繰り返す。
ここで、図14を用いて、図13で説明した仮想スライド作成処理を再度説明する。図14は、図12で示す切替区間I12を説明する部分拡大図である。
例えば、図12に示す切替区間I12について仮想スライド作成処理を実行する場合には、処理対象スライドは、最初にIS12、2番目にIS13、最後にIS14と言う順番に処理対象とされる。
また、処理対象スライドが最初のスライドのIS12である場合には、処理対象スライドの一つ前のスライドであるIS11を取得する(ステップST303)。
その後、抽出部150は、切替時刻C11からST303で出取得した一つ前のスライドIS11の終了時刻Te11までの仮想スライド区間IPS11_3を追加する(ステップST304)。
尚、ST303で出取得した一つ前のスライドが存在しない場合には、会議開始時刻TCsから終了時刻Te10までの仮想スライド区間IPS11_1を追加する(ステップST303)。
更に、抽出部150は、処理対象スライドが切替区間の最後のスライドIS14である場合には、処理対象スライドの区間開始時刻Te12から開始して2番目の切替時刻で終了する仮想スライド区間IPS14_0を追加する(ステップST309)。
次に、図15を参照して図11で示したステップST209の入力切替補完処理について説明する。図16は、抽出部150の実行する入力切替補完処理を示すフローチャートである。
先ず、抽出部150は、最初の仮想スライド区間を処理対象とする(ステップST401)。次に、抽出部150は、処理対象仮想スライド区間を取得とする(ステップST402)。その後、抽出部150は、処理対象仮想スライド区間長が所定の閾値より小さいか判断する(ステップST403)。抽出部150は、処理対象仮想スライド区間長が所定の閾値より小さいかと判断した場合にはステップST404の処理を、そうでない場合にはステップST411の処理を実行する。
ステップST403において、抽出部150は、処理対象仮想スライド区間長が所定の閾値より小さいかと判断した場合には、処理対象仮想スライドを削除する(ステップST404)。
一例として、切替時刻と区切時刻とが接近した時間区間において発言がなされることは少ない。このような区間を削除することで抽出された被記録時間区間と実際に議事録の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
次に、抽出部150は、処理対象スライド区間が処理対象とするスライドストリームの最後のスライド区間であるかを判断する(ステップST405)。抽出部150は、最後のスライド区間であるとを判断する場合にはステップST406の処理を、そうでない場合にはステップST411の処理を実行する。
ステップST405において、抽出部150は、処理対象スライド区間が処理対象とするスライドストリームの最後のスライド区間であるとを判断した場合には、ステップST404で削除されずに残存した仮想スライド区間の内で最初のものを処理対象仮想スライド区間とする(ステップST406)。
次に、抽出部150は、処理対象仮想スライド区間の前後に削除された区間があるか判断する(ステップST407)。抽出部150は、削除された区間があると判断する場合にはステップST408を、そうでない場合にはステップST412の処理を実行する。
ステップST407において、抽出部150は、処理対象仮想スライド区間の前後に削除された区間があると判断する場合には、削除された区間に関連する切替時刻を補完する(ステップST408)。尚、切替時刻の補完処理の内で平均値を用いる補完処理については図4を用いて、また、乖離率を用いる補完処理については図8を用いて説明したため、説明は省略する。
一例として、切替時刻と区切時刻とが接近した時間区間において発言がなされることは少ない。また、この構成によれば、補正切替時刻に基づいて被記録時間区間を抽出できるため、一例として、補完しない切替時刻と区切時刻とに基づいて被記録時間区間を抽出する装置と比べて、発言などのなされることが少ない区間を抽出するおそれが無く、抽出された被記録時間区間と実際に議事録の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
次に、抽出部150は、処理対象仮想スライドの区間開始時刻又は終了時刻の内で、隣接する仮想スライド区間が削除された時刻をステップST408で補完された切替時刻で補正する(ステップST409)。
次に、抽出部150は、処理対象スライド区間が処理対象とするスライドストリームの最後のスライド区間であるかを判断する(ステップST410)。抽出部150は、最後のスライド区間であるとを判断する場合には処理を終了し、そうでない場合にはステップST412の処理を実行する。
ステップST403において、抽出部150は、処理対象仮想スライド区間長が所定の閾値より小さくないと判断した場合、又は、ステップST405において、処理対象スライド区間が処理対象とするスライドストリームの最後のスライド区間でないとを判断した場合には、処理対象スライド区間を次のスライド区間とする(ステップST411)。その後、ステップST402に戻り上記処理を繰り返す。
ステップST407において、抽出部150は、処理対象仮想スライド区間の前後に削除された区間がないと判断する場合、又は、ステップST410において、処理対象スライド区間が処理対象とするスライドストリームの最後のスライド区間でないと判断した場合には、処理対象スライド区間を次のスライド区間とする(ステップST412)。その後、ステップST407に戻り上記処理を繰り返す。
次に、抽出部150は、議事録情報入力区間に基づいて暫定的に求めた被記録時間区間である暫定被記録時間区間を、仮想スライド区間作成制御処理で作成し、補正した仮想スライド区間で分割する。その後、分割された暫定被記録時間区間の先頭区間のみを被記録時間区間として抽出する。
次に、図16を用いて、抽出部150の行なう被記録時間区間を抽出する処理(以下単に、被記録時間区間抽出処理と言う)を説明する。図16は、抽出部150の行なう被記録時間区間抽出処理を示すフローチャートである。
先ず、抽出部150は、暫定被記録時間区間の開始時刻を取得する(ステップST501)。次に、抽出部150は、暫定被記録時間区間の終了時刻を取得する(ステップST502)。
次に、抽出部150は、暫定被記録時間区間の終了時刻を取得できたか判断する(ステップST503)。抽出部150は、暫定被記録時間区間の終了時刻を取得できたと判断する場合にはステップST504の処理を、そうでない場合にはステップST508の処理を実行する。
ステップST503において、抽出部150は、暫定被記録時間区間の終了時刻を取得できたと判断する場合、又は、ステップST508を実行した後には、暫定被記録時間区間内に補正後の仮想スライドの区間区切(つまり、補完後の切替又は区切)があるかを判断する(ステップST504)。抽出部150は、暫定被記録時間区間内に補正後の仮想スライドの区間の区切があると判断した場合にはステップST505の処理を、そうでない場合にはステップST506の処理を実行する。
ステップST504において、抽出部150は、暫定被記録時間区間内に補正後の仮想スライドの区間区切があると判断した場合には、暫定被記録時間区間の終了時刻を補完後の仮想スライドの区間区切時刻に補正することで被記録時間区間を抽出する(ステップST505)。
一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、切替可能に表示されている被表示画像の区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、切替時刻と区切時刻との双方に基づいて区切りを定められた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
また、一例として、議事録情報の記録対象とする発言等は、被表示画像の区切りある内容に対してなされる。よってこの構成によれば、区切時刻で区切られた被記録時間区間を抽出できるため、抽出された被記録時間区間と実際に議事録情報の記録対象とされ時間区間との差異が生じ難くなる。
ステップST504において、抽出部150は、暫定被記録時間区間内に補正後の仮想スライドの区間区切がないと判断した場合、又は、ステップST505を実行した後には、抽出部150は、抽出した被記録時間区間に対応する収音音声がデータベース180に蓄積されているか判断する(ステップST506)。抽出部150は、被記録時間区間に対応する収音音声がデータベース180に蓄積されていると判断する場合にはステップST507の処理を、そうでない場合には処理を終了する。
ステップST506において、抽出部150は、被記録時間区間に対応する収音音声がデータベース180に蓄積されていると判断する場合には、
被記録時間区間に対応するデータベース180に蓄積された収音音声を抽出し、被記録時間区間と議事録情報と収音音声とを関連付けてデータベース180に蓄積する。
ステップST503において、抽出部150は、暫定被記録時間区間の終了時刻を取得できなかったと判断した場合には、暫定被記録時間区間の開始時刻より所定時間遅い時刻を終了時刻とする(ステップST508)。その後、ステップST504の処理を実行する。
次に、図17及び18を参照して、図16で説明した被記録時間区間抽出処理を再度説明する。図17は、暫定被記録時間区間と被記録時間区間とスライド区間との一の関係を説明するための図である。
図17で示す、抽出部150が抽出した暫定被記録時間区間(R1s,R1e)に切替時刻TCは含まれていない。ここで、抽出部150は、仮想スライド区間SLt2_0を、図15を用いて説明した入力切替補完処理で所定の区間長に達しなかっため削除した(ステップST404)。
よって、平均値に基づく補完処理を実行した結果、切替時刻TCは暫定被記録時間区間(R1s,R1e)に含まれる補完切替時刻Tと補完された(ステップST408)。その後、抽出部150は、削除された仮想スライド区間SLt2_0に隣接する仮想スライド区間SLt2_1の開始時刻を補完切替時刻Tと補正する(ステップST409)。
そこで、抽出部150は、暫定被記録時間区間(R1s,R1e)に補完切替時刻Tが含まれると判断し(ステップST504)、暫定被記録時間区間の終了時刻R1eを補完切替時刻Tと補正して被記録時間区間(R1s,T)を抽出する(ステップST505)。
また、抽出部150が抽出した暫定被記録時間区間(R2s,R2e)は、区切時刻Tt2eを含むと判断する(ステップST504)。そこで、抽出部150は、暫定被記録時間区間の終了時刻R2eを区切時刻Tt2eと補正することで被記録時間区間(R2s,区切時刻Tt2e)を抽出する(ステップST505)。
また、図18で示す、抽出部150が抽出した暫定被記録時間区間(R1s,R1e)も同様に切替時刻TCは含まれていない。ここで、抽出部150は、仮想スライド区間SLt2_0を、図15を用いて説明した入力切替補完処理で所定の区間長に達しなかっため、図17と同様に削除した(ステップST508)。
次に、図17と異なり、乖離率に基づく補完処理を実行した結果、切替時刻TCは暫定被記録時間区間(R1s,R1e)に含まれる補完切替時刻Tと補完された(ステップST408)。その後、図17と同様に、抽出部150は、削除された仮想スライド区間SLt2_0に隣接する仮想スライド区間SLt2_1の開始時刻を補完切替時刻Tと補正する(ステップST409)。
そこで、抽出部150は、暫定被記録時間区間の終了時刻R1eを補完切替時刻Tと補正することで被記録時間区間(R1s,T)を抽出する点も図17の例と同様である(ステップST505)。
更に、抽出部150が抽出した暫定被記録時間区間(R2s,R2e)については、図17の例と同様であるために説明を省略する。
ここで、図1に戻り本議事録作成装置100の構成を引き続き説明する。
データベース180は、例えば、リレーショナルデータベースで構成され、蓄積部130、制御部140、抽出部150、及び、配信部170に接続している。
データベース180は、スライドデータと区切時刻とプロジェクタ識別情報とを蓄積部130によって関連付けられて蓄積している。
また、データベース180は、撮像画像とカメラ識別情報と時刻情報とを蓄積部130によって関連付けられて蓄積している。
更に、データベース180は、収音音声及びマイク識別情報と時刻情報とを蓄積部130によって関連付けられて蓄積している。
また、データベース180は、議事録情報入力区間と議事録とを蓄積部130によって関連付けられて蓄積している。
更に、データベース180は、切替時刻と切替元カメラ識別情報と切替先カメラ識別情報とを蓄積部130によって関連付けられて蓄積している。
データベース180は、説明対象とされるスライドを投影するプロジェクタのプロジェクタ識別情報とそれを説明する参加者の音声を収音可能に配置されたマイクロフォンのマイク識別情報と投影されたスライド又はスライド説明者を撮像可能に配置されたビデオカメラのカメラ識別情報とを関連付けて蓄積している。
これにより、切替先カメラ識別情報に基づいて説明対象の切替先であるスライドデータ(以下単に、切替先スライドデータと言う)と切替先スライドデータを説明した音声とを関連付けることができる。
また、データベース180は、会議の出席者を識別する情報(以下単に、出席者識別情報と言う)、出席者の氏名等の個人情報、配信される議事録(以下単に、配信議事録と言う)を通常受信する端末(以下単に、端末と言う)及び配信議事録を受信するメールアドレス(以下単に、受信アドレスと言う)とを関連付けて蓄積している。
また、データベース180は、書記300を識別する情報と配信議事録を送信するメールアドレス(以下単に、送信アドレスと言う)とを関連付けて蓄積している。
更にまた、データベース180は、会議識別情報と会議の書誌的情報(以下単に、会議書誌情報と言う)と会議の出席者の出席者識別情報とを関連付けて蓄積している。尚、会議の書誌的情報とは、会議名、場所、開催時刻、出席者、議事日程(アジェンダ)等を予め記載したメモ情報等を言う。
データベース180は、制御部140により、蓄積した出席者の氏名、受信アドレス、送信アドレス、及び、会議書誌情報等を参照される。更にまた、蓄積部130は、配信部170により、蓄積したスライドデータ、収音音声、又は、撮像画像等を参照される。
配信議事録作成部160は、制御部140及び配信部170に接続している。配信議事録作成部160は、制御部140から受信アドレス、送信アドレス、会議書誌情報、議事録、及び、配信議事録情報等を取得する。
その後、制御部140から受信する配信議事録情報に基づいて配信議事録を作成する。その後、作成した配信議事録を制御部140及び配信部170へ送信する。尚、配信議事録は、例えば、HTML等の構造化文書で構成されており、電子メールとして配信される。
この構成によれば、既に作成された議事録に基づいて配信用の議事録を作成することができるため、一例として、既に作成された議事録に基づかずに配信用の議事録を作成する場合と比べて、議事録を作成に要する書記の労力を軽減できる。
配信部170は、制御部140、配信議事録作成部160及び蓄積部130に接続している。配信部170は、配信議事録作成部160から配信議事録を受信する。その後、制御部140から配信命令を受信し、ネットワーク500を通じて配信議事録を配信する。
構造化文書で構成される配信議事録は、配信議事録の配信議事録情報の内で特にコメントを記録する対象とした被記録時間区間に説明対象とされていたスライドデータ、収音された収音音声、及び、撮像された撮像画像であって、本議事録作成装置100のデータベース180に蓄積されたスライドデータ、収音音声、及び、撮像画像にアクセス可能にリンクが張られている。
よって、配信議事録の配信を受けた会議の参加者は、それぞれの操作する端末においてリンク先を参照することで、本議事録作成装置100のデータベース180に蓄積された被記録時間区間に説明対象とされていたスライドデータ、収音された収音音声、及び、撮像された撮像画像を配信部170を通じて取得し、取得した情報を視聴できる。
この構成によれば、配信議事録と被記録時間区間における会議で使用されたスライドデータ等の被表示画像、会議における音声、又は、会議における映像とをリンクとして関連付けるので、配信される議事録のデータの増加を抑制しながら議事録にコンテンツ情報と言う補完情報を付加することができる。
次に、図19を参照して、本発明の他実施例に係る議事録作成システムの構成図を説明する。図19は本発明の他実施例に係る議事録作成システムの構成図である。
本議事録作成システムの構成は、図1で例示した議事録作成システムの構成とほぼ同じであるが、関連情報指示装置60を備える点で異なる。
取得装置10の接続、及び、機能は、図1で例示した議事録作成システムを構成する取得装置10と同じであるため省略する。
図1で例示した議事録作成システムを構成する切替検出装置20が説明対象とするスライドを撮像した撮像画像を切り替えるのに対し、本議事録作成システムの切替検出装置20は、説明対象とするスライドを説明する音声を収音音声を切替る点でことなる。
また、図1で例示した議事録作成システムを構成する切替検出装置20が説明対象スライドの切替を、制御部140へ送信するスライドを撮像した撮像画像の切替に基づいて検出するのに対し、本議事録作成システムの切替検出装置20は、収音音声を切替えに基づいて検出する点で異なる。
切替検出装置20の接続は、図1で例示した議事録作成システムを構成する取得装置10とほぼ同じであるが、関連情報指示装置60に接続している点で異なる。
また、切替検出装置20は、図1で例示した切替検出装置20と同様に、制御部140から切替命を指示する命令と変更先のカメラのカメラ識別情報とを受領した後に、関連情報指示装置100へカメラ識別情報を送信し、カメラ識別情報に関連付けられたマイク識別情報を取得する。
その後、切替検出装置20は、説明対象であったスライドを説明する音声を収音可能に配置されたマイクロフォン(以下単に、切替元マイクロフォンと言う)の収音した収音音声から説明対象とするスライドを説明する音声を収音可能に配置されたマイクロフォン(以下単に、切替先マイクロフォンと言う)の収音した収音音声へ切替えて制御部140へ送信する。よって、切替検出装置20は、収音音声の切替によって説明対象とする被表示画像が切替えられたことを検出する。
その後、切替検出装置20は、切替元マイクロフォンのマイク識別情報(以下単に、切替元マイク識別情報)と切替先マイクロフォンのマイクロ識別情報(以下単に、切替先マイクロ識別情報)と切替を検出したことを表す信号(以下単に、切替信号と言う)とを関連付けて算出部
100へ送信する。尚、切替信号の代わりに切替を検出した時刻である切替時刻を送信する構成を採用することもできる。
関連情報指示装置60は、切替検出装置20に接続している。関連情報指示装置60は、説明対象とされる投影されたスライドを撮像可能に配置されたカメラのカメラ識別情報と、説明を収音可能に配置されたマイクロフォンのマイク識別情報とを関連付けて記憶している。
切替検出装置20からカメラ識別情報を受信し、予め記憶していたカメラ識別情報と関連付けられたマイク識別情報を切替検出装置20へ送信する。
出音装置30、表示装置40、入力装置50、議事録作成装置100、算出部110、議事録作成部120、蓄積部130、制御部140、抽出部150、配信議事録作成部160、配信部170、及び、データベース180の接続及び構成等は、図1で例示したものと同様であるため省略する。
上記実施形態では、配信議事録は作成された議事録に対してただ一つ作成される場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、制御部140は、会議の参加者の所属をデータベース180から参照し、配信議事録作成部160は、会議の参加者の所属に関連する議事録情報のみから配信議事録を作成するように制御することで、配信議事録の配信先別に異なる配信議事録を作成する構成を採用できる。
上記実施形態では、CCDカメラを用いた場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、CMOSイメージセンサを用いたカメラ等を採用することも可能である。
上記実施形態では、複数のプロジェクタ11により投影されたスライドを撮像する複数のビデオカメラ13又は説明を収音音声するマイクロフォン12を切替検出装置20によって切り替える場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、複数のコンピュータに1台のプロジェクタ11を切替検出装置20介して接続する構成を採用することができる。これによって、説明対象とするスライドを出力するコンピュータを切替検出装置20が切替えることができるだけでなく、説明対象の切替えを検出できる。
本発明の一実施例に係る議事録作成システムの構成図である。 取得装置の一構成を説明するための図である。 切替時刻の補完の必要性について説明した図である。 抽出部の実行する平均補完処理を示すフローチャートである。 補完切替時刻と切替時刻及び区切時刻との関係を説明するための図の一例である。 補完切替時刻と切替時刻及び区切時刻との関係を説明するための図の他例である。 補完切替時刻と切替時刻及び区切時刻との関係を説明するための図の他例である。 抽出部の実行する乖離率補完処理を示すフローチャートである。 補完切替時刻と区切時刻との一の関係を説明するための図である。 補完切替時刻と区切時刻との他の関係を説明するための図である。 仮想スライド作成制御処理を示すフローチャートである。 仮想スライド作成処理の概念を説明するための図である。 抽出部100の実行する仮想スライド作成処理を示すフローチャートである。 図13で示す切替区間I12を説明する部分拡大図である。 抽出部150の実行する入力切替補完処理を示すフローチャートである。 抽出部150の行なう被記録時間区間抽出処理を示すフローチャートである。 暫定被記録時間区間と被記録時間区間とスライド区間との一の関係を説明するための図である。 暫定被記録時間区間と被記録時間区間とスライド区間との他の関係を説明するための図である。 本発明の他実施例に係る議事録作成システムの構成図である。
符号の説明
1…議事録作成システム
10…取得装置
11…プロジェクタ
12…マイクロフォン
13…ビデオカメラ
20…切替検出装置
30…出音装置
40…表示装置
50…入力装置
60…関連情報指示装置
100…議事録作成装置
110…算出部
120…議事録作成部
130…蓄積部
140…制御部
150…抽出部
160…配信議事録作成部
170…配信部
180…データベース
300…書記
400…ユーザ
500…ネットワーク
Cij…ストリームiのj番目の切替
i…処理対象スライドストリームにおける処理対象切替番号
Iij…ストリームiのj番目の切替区間
IPSij…ストリームiのj番目の仮想スライド区間
ISij…ストリームiのj番目のスライド区間
n…処理対象スライドストリームにおける最後の切替番号
SLij…ストリームiのj番目のスライド区間
T…補完後のストリーム切替時刻
T…時刻
T11,14,21,24,32,33…区切時刻
TC…ストリーム切替時刻
TC0〜3…切替時刻
TC1〜n…切替時刻
TCe…会議終了時刻
TD14,…TD32
Teij…ストリームiのj番目スライド区間の終了時刻
Tfie…切替元ストリームi番目のスライドの区間終了時刻
Tfis…切替元ストリームi番目のスライドの区間開始時刻
TRis…i番目の議事録入力区間開始時刻
TRie…i番目の議事録入力区間終了時刻
Ttie…切替先ストリームi番目のスライドの区間終了時刻
Ttis…切替先ストリームi番目のスライドの区間開始時刻

Claims (15)

  1. 会議で表示される情報である複数のストリームの画像としての被表示画像の内で説明対象とする被表示画像の切替えを検出する検出手段と、
    前記被表示画像の内容を時間的に区切る区切りを検出する区切検出手段と、
    前記切替検出手段が説明対象とする被表示画像の切替えを検出した時刻である切替時刻と前記区切検出手段が区切を検出した時刻である区切時刻とに基づいて、前記複数のストリームに対応して、議事録を構成する議事録情報の記録対象とされる時間区間である被記録時間区間を抽出する抽出手段と、を備える議事録作成システム。
  2. 前記抽出手段は、前記切替時刻を区切時刻に基づいて補完した切替時刻である補完切替時刻で区切られる前記被記録時間区間を抽出することを特徴とする請求項1に記載の議事録作成システム。
  3. 補完切替時刻とは、以下の条件式(1)を満足する時刻であることを特徴とする請求項2に記載の議事録作成システム。
    (数1)
    T = (Tmin + Tmax) / 2 …(1)
    但し、TCは前記切替時刻、Tfは最もTCに近い切替元の前記被表示画像の区切時刻、Ttは最もTCに近い切替先の前記被表示画像の区切時刻、TminはTC、Tf、Ttの内で最も早い時刻、及び、TmaxはTC、Tf、Ttの内で最も遅い時刻を示す。
  4. 補完切替時刻とは、以下の条件式(2)を満足する時刻であることを特徴とする請求項2に記載の議事録作成システム。
    (数2)
    T = Tf1 …(2)
    df < dt
    df = |TC − Tf1| / |Tf1 − Tf0|
    dt = |TC − Tt0| / |Tt1 − Tt0|
    但し、TCは前記切替時刻、Tf1は最もTCに近い切替元の前記被表示画像の区切時刻、Tf0はTf1に最も近くTf1より早い切替元の前記被表示画像の区切時刻、Tt0は最もTCに近い切替先の前記被表示画像の区切時刻、Tt1はTf0に最も近くTt0より遅い切替先の前記被表示画像の区切時刻を示す。
  5. 補完切替時刻とは、以下の条件式(3)を満足する時刻であることを特徴とする請求項2に記載の議事録作成システム。
    (数3)
    T = Tt0 …(3)
    df >= dt
    df = |TC − Tf1| / |Tf1 − Tf0|
    dt = |TC − Tt0| / |Tt1 − Tt0|
    但し、TCは前記切替時刻、Tf1は最もTCに近い切替元の前記被表示画像の区切時刻、Tf0はTf1に最も近くTf1より早い切替元の前記被表示画像の区切時刻、Tt0は最もTCに近い切替先の前記被表示画像の区切時刻、Tt1はTf0に最も近くTt0より遅い切替先の前記被表示画像の区切時刻を示す。
  6. 前記抽出手段は、前記区切時刻に基づいて区切られる前記被記録時間区間を抽出することを特徴とする請求項1ないし5に記載の議事録作成システム。
  7. 前記被表示画像とは、会議で表示されるスライドデータを含み、
    前記区切検出手段は、スライドデータの表示の切替時刻を区切時刻として検出することを特徴とする請求項1ないし6に記載の議事録作成システム。
  8. 会議において使用されるスライドデータを取得するスライドデータ取得手段と、
    前記抽出手段で抽出された被記録時間区間を記録した議事録情報と前記スライドデータ取得手段で取得したスライドデータであって前記抽出手段で抽出された被記録時間区間に表示されていたスライドデータとを関連付けて蓄積する蓄積手段と、を更に備える請求項7に記載の議事録作成システム。
  9. 会議における音声を収音する収音手段と、
    前記抽出手段で抽出された被記録時間区間を記録した議事録情報と前記抽出手段で抽出された被記録時間区間に前記収音手段で収音された収音音声とを関連付けて蓄積する蓄積手段と、を更に備える請求項8に記載の議事録作成システム。
  10. 会議における画像を撮像する撮像手段と、
    前記抽出手段で抽出された被記録時間区間を記録した議事録情報と前記抽出手段で抽出された被記録時間区間に前記撮像手段で撮像された撮像画像とを関連付けて蓄積する蓄積手段と、を更に備える請求項9に記載の議事録作成システム。
  11. 前記蓄積手段によって蓄積された議事録を構成する議事録情報の内で配信対象とする議事録情報で構成される配信議事録を作成する配信議事録作成手段と、
    前記配信議事録作成手段で作成された配信議事録を配信する配信手段と、を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の議事録作成システム。
  12. 配信手段により配信された配信議事録は、配信議事録を構成する議事録情報の記録対象とした被記録時間区間と関連付けて前記蓄積手段に蓄積された被表示画像、収音音声、撮像画像のいずれか1つ以上に対してアクセス可能に張られたリンクを有することを特徴とする請求項11に記載の議事録作成システム。
  13. 前記複数のストリームの画像としての被表示画像は、複数の画面に表示するための複数のストリームの画像データであり、
    前記被表示画像は、個別のスライドである、ことを特徴とする請求項1ないし12に記載の議事録作成システム。
  14. 前記複数のストリームの画像としての被表示画像は、複数のスクリーンへに投影するための複数のストリームの画像データであり、
    前記被表示画像は、個別の投影されたスライドである、ことを特徴とする請求項1ないし12に記載の議事録作成システム。
  15. 会議で表示される情報である被表示画像の表示対象の切替えを検出する切替検出ステップと、
    前記被表示画像の内容を時間的に区切る区切時刻を検出する区切検出ステップと、
    前記切替検出ステップが検出した切替時刻と前記区切検出ステップの検出した区切時刻とに基づいて、議事録を構成する議事録情報の記録対象とされる時間区間である被記録時間区間を抽出する抽出ステップと、を備える議事録作成方法。
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