JP4806688B2 - アナログ/デジタル変換方法及びこれを用いた半導体装置 - Google Patents

アナログ/デジタル変換方法及びこれを用いた半導体装置 Download PDF

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本発明は、アナログ/デジタル(以下「A/D」という。)変換方法、及びA/D変換機能を有する集積回路(以下「IC」という。)、大規模集積回路(以下「LSI」という。)等の半導体装置に関するものである。
図11は、従来のA/D変換機能を有するLSIの一例を示す概略の構成図である。
このLSI10は、外部端子として電源電圧VDDを入力する電源端子11、グランド(以下「GND」という。)端子12、及び複数(例えば、4つ)のアナログ信号AIN0,AIN1,AIN2,AIN3をそれぞれ入力する4つのアナログ入力端子13−0〜13−3等を有し、内部に、A/D変換回路20、レギュレータ21、及び中央処理装置(以下「CPU」という。)22等が設けられている。
A/D変換回路20は、例えば、10ビット精度(=210−1=1024階調)の逐次比例型のA/D変換回路であり、電源端子11から電源電圧VDD、及びグランド(GND)端子12からGND電圧がそれぞれ供給されると共に、アナログ入力端子13−0〜13−3から入力される、電源電圧VDDよりも低い電圧のアナログ信号AIN0〜AIN3が与えられると、このアナログ信号AIN0〜AIN3を図示しないマルチプレクサで選択的に切り替え、選択されたアナログ信号AINに対し、電源電圧VDDを基準電圧としてデジタル信号に変換してA/D変換値AOUTを生成し、CPU22へ出力する機能を有している。
A/D変換回路20に対するアナログ信号AINの入力電圧範囲は、AIN≦基準電圧(=VDD)である。このA/D変換回路20では、例えば、電源電圧VDDと同等の電圧のアナログ信号AINが入力されると、最高値を示すA/D変換値AOUT(=1023)を出力し、1/2×VDDと同等の電圧のアナログ信号AINが入力されると、最高値の半分のA/D変換値AOUT(=512)を出力する機能を有している。
レギュレータ21は、電源端子11から電源電圧VDD、及びGND端子12からGND電圧がそれぞれ供給されると、電源電圧VDDに関わらず、この電源電圧VDDよりも低い安定電圧VREGOをCPU22へ出力する回路であり、例えば、2.0V<VDD<3.6Vの印加電圧に対して1.5Vの安定電圧VREGOを出力する。CPU22は、レギュレータ21からの安定電圧VREGOの供給を受けて動作し、A/D変換回路20からのA/D変換値AOUTを入力し、このA/D変換値AOUTに対する処理を行うと共に、A/D変換回路20等の動作を制御する機能を有している。
図12は、図11のA/D変換動作において電源電圧VDDに対するA/D変換値AOUTの特性を示す図である。
アナログ信号AIN*(*=0,1,2,3)を入力するためのアナログ入力端子13−0〜13−3に3.6Vの電圧が掛けられている場合、電源電圧VDD=3.6V以下のとき、A/D変換値AOUTは常に最高値=1023を示す。アナログ信号AIN*(*=0,1,2,3)を入力するためのアナログ入力端子13−0〜13−3に1.5Vの電圧が掛けられている場合、電源電圧VDD=2.OVのとき、電源電圧VDDの3/4の電圧が掛かっているため、A/D変換値AOUT(=(AIN/VDD)×1023)は最高値の3/4である768を示す。又、電源電圧VDD=3.6Vのときは、電源電圧VDDの1.5/3.6の電圧が掛かっているため、A/D変換値AOUTは1023×(1.5/3.6)≒426を示す。
図13は、図11のレギュレータ21の動作において電源電圧VDDに対する安定電圧VREGOの特性を示す図である。
レギュレータ21の特性として2.0V<VDD<3.6Vの電圧が供給されている場合、定常的に1.5Vの安定電圧VREGOを出力する。
このような図11に示すA/D変換機能を有する半導体装置に関する従来の技術文献としては、例えば、次のようなものがある。
特開平10−150365号公報 特開平11−88165号公報
特許文献1では、図11のLSI10に相当するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という。)を有し、このマイコンの外部に外付けのレギュレータが設けられ、マイコンの内部に、図11のA/D変換回路20に相当するA/D変換器やCPU等が設けられたA/D変換器内蔵マイコンの技術が開示されている。外付けのレギュレータは、図11の内蔵のレギュレータ21に相当するものであり、この外付けのレギュレータから出力される一定電圧が、図11の電源端子11に印加され、マイコン内のA/D変換器及びCPU等に供給される。A/D変換器では、入力されるアナログ信号をアナログ入力切り替え回路により選択的に切り替え、外付けのレギュレータから供給される一定電圧を基準電圧として、選択されたアナログ信号に対してA/D変換を行う。
又、特許文献2では、図11のLSI10に相当するアナログ入力装置を有し、このアナログ入力装置の内部に、交流/直流(以下「AC/DC」という。)変換を行ってDC電圧(この電圧は温度変化に対して不安定な電圧)を生成する電源回路と、入力される複数のアナログ信号を選択的に切り替えるマルチプレクサと、前記DC電圧からこれよりも低い電圧で且つ温度安定性を有する規定電圧を生成するための図11のレギュレータ21に相当するシャントレギュレータと、前記DC電圧を基準電圧として、前記規定電圧と前記選択されたアナログ信号とに対して別々の経路でそれぞれA/D変換を行うための図11のA/D変換回路20に相当する変換回路と、図11のCPU22に相当するマイクロプロセッサ等とが設けられた技術が開示されている。マイクロプロセッサは、前記DC電圧の温度変動に基づくアナログ信号のA/D変換誤差を、前記規定電圧のA/D変換値を規定値として、補正する機能を有している。
この特許文献2の技術では、アナログ入力装置の内部に電源回路を設けているので、電源回路から発生する熱により、この電源回路から出力されるDC電圧が温度変化に対して不安定な電圧となるため、温度変動に基づくアナログ信号のA/D変換誤差をプロセッサにて補正することが必要になる。
しかしながら、図11に示す従来のA/D変換回路20を内蔵したLSI10においては、電源端子11に入力される電源電圧VDDが電池等の消耗によって変化すると、この電源電圧VDDの変化に依存してA/D変換値が変動するため、一定の電源電圧VDDが電源端子11に供給されることが保証されたシステム等にLSI10を使用しなければならず、使用環境に制限を受けるという問題があった。
このような問題を解決するために、特許文献1の技術を利用して、電源端子11に外付けのレギュレータを接続することが考えられる。しかし、外付けのレギュレータを設けると、外付け部品の増加に伴い、回路構成が複雑化して高価格化してしまう欠点がある。しかも、外付けのレギュレータは、このレギュレータに印加される電源電圧よりも低い一定電圧を出力する回路であるため、LSI10内のA/D変換回路20では、その一定電圧を基準電圧としてA/D変換動作を行うので、入力されるアナログ信号AIN0〜AIN3の電圧範囲がその一定電圧以下に制限されてしまうという欠点がある。
そこで、特許文献2のプロセッサを用いた温度変動補正技術を利用して、特許文献1の前記欠点を解決することが考えられる。しかし、特許文献2の技術を利用した場合、本来、CPUを安定動作させるために必要となる一定電圧供給用のレギュレータ21の他に、規定電圧生成用のシャントレギュレータを新たに設け、このシャントレギュレータから出力される規定電圧を通常のA/D変換の経路とは別に設けなければならないので、変換回路等の回路規模が大きくなり、しかも、それらに対する配線等も増設しなければならないので、LSI10の回路構成が複雑になり、回路規模を小さくして低価格化を図ることが困難になるという課題が生じる。
本発明は、このような従来技術の課題を解決し、LSI等の半導体装置の回路構成を簡単にして回路規模を小さくし、低価格化が可能なA/D変換方法と、これを用いたA/D変換機能を有する半導体装置を提供することを目的とする。
本発明のA/D変換方法では、電源電圧から前記電源電圧よりも低い安定電圧を生成し、前記安定電圧と入力されたアナログ信号とを選択的に切り替え、前記安定電圧が選択されたときには、前記電源電圧を基準電圧として前記安定電圧をデジタル信号に変換して第1のA/D変換値を生成し、前記アナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換して第2のA/D変換値を生成し、前記安定電圧により駆動される制御手段により、前記電源電圧の変化によって前記第2A/D変換値に生じる誤差を前記第1のA/D変換値に基づいて補正演算し、その結果をデジタル変換値として出力する。
本発明の他のA/D変換方法では、電源電圧を入力すると共に、与えられる第1のアナログ信号が前記電源電圧よりも低い電圧のときには前記第1のアナログ信号をそのまま入力し、与えられる第2のアナログ信号が前記電源電圧よりも高い電圧のときには前記第2のアナログ信号を降圧手段により所定の降圧率で前記電源電圧よりも低い電圧に降圧して入力し、安定化電源手段によって前記電源電圧から前記電源電圧よりも低い安定電圧を生成する。
次に、前記安定電圧、前記第1のアナログ信号、及び前記降圧された第2のアナログ信号を選択的に切り替え、前記安定電圧が選択されたときには、A/D変換手段により、前記電源電圧を基準電圧として前記安定電圧をデジタル信号に変換して第1のA/D変換値を生成し、前記第1のアナログ信号が選択されたときには、前記A/D変換手段により、前記基準電圧に基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換して第2のA/D変換値を生成し、前記降圧された第2のアナログ信号が選択されたときには、前記A/D変換手段により、前記基準電圧に基づいて前記降圧された第2のアナログ信号をデジタル信号に変換して第3のA/D変換値を生成する。
その後、前記安定電圧により駆動される制御手段により、前記電源電圧の変化によって前記第2及び第3のA/D変換値に生じる誤差の内、前記第2のA/D変換値に生じる誤差については前記第1のA/D変換値に基づいて補正演算し、前記第3のA/D変換値に生じる誤差については前記第1のA/D変換値及び前記所定の降圧率に基づいて補正演算した後に前記降圧手段の機能を停止する。
本発明の半導体装置では、電源電圧を入力する電源端子と、前記電源電圧よりも低い電圧のアナログ信号を入力する複数のアナログ入力端子と、前記電源端子から入力される前記電源電圧から前記電源電圧よりも低い安定電圧を生成する安定化電源手段と、前記複数のアナログ入力端子の内の所定のアナログ入力端子に対して外部において接続され、前記安定化電源手段により生成される前記安定電圧を外部へ出力して前記所定のアナログ入力端子に入力する出力端子と、A/D変換手段と、制御手段とを有している。
ここで、前記A/D変換手段は、前記アナログ入力端子から入力される前記安定電圧及び前記アナログ信号を選択的に切り替え、前記安定電圧が選択されたときには、前記電源電圧を基準電圧として前記安定電圧をデジタル信号に変換して第1のA/D変換値を生成し、前記アナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記アナログ信号をデジタル信号に変換して第2のA/D変換値を生成するものである。更に、前記制御手段は、前記安定電圧により駆動され、前記電源電圧の変化によって前記第2のA/D変換値に生じる誤差を前記第1のA/D変換値に基づいて補正演算するものである。
本発明の他の半導体装置では、電源電圧を入力する電源端子と、前記電源電圧よりも低い電圧の第1のアナログ信号を入力する複数の第1のアナログ入力端子と、前記電源電圧よりも高い電圧又は前記電源電圧よりも低い電圧の第2のアナログ信号を入力する第2のアナログ入力端子と、降圧手段と、安定化電源手段と、A/D変換手段と、制御手段とを有している。
ここで、前記降圧手段は、前記第2のアナログ入力端子に入力される前記第2のアナログ信号が前記電源電圧よりも高い電圧のときには、前記第2のアナログ信号を所定の降圧率で前記電源電圧よりも低い電圧に降圧して出力し、前記第2のアナログ入力端子に入力される前記第2のアナログ信号が前記電源電圧よりも低い電圧のときには、切り替えられて前記第2のアナログ信号をそのまま出力するものである。前記安定化電源手段は、前記電源端子から入力される前記電源電圧から前記電源電圧よりも低い安定電圧を生成するものである。
前記A/D変換手段は、前記安定電圧、前記第1のアナログ信号、前記降圧手段から出力される前記降圧された第2のアナログ信号、及び前記降圧手段からそのまま出力された第2のアナログ信号を選択的に切り替え、前記安定電圧が選択されたときには、前記電源電圧を基準電圧として前記安定電圧をデジタル信号に変換して第1のA/D変換値を生成し、前記第1のアナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換して第2のA/D変換値を生成し、前記降圧された第2のアナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記降圧された第2のアナログ信号をデジタル信号に変換して第3のA/D変換値を生成し、前記そのまま出力された第2のアナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記そのまま出力された第2のアナログ信号をデジタル信号に変換して第4のA/D変換値を生成するものである。
更に、前記制御手段は、前記安定電圧により駆動され、前記電源電圧の変化によって前記第2、第3及び第4のA/D変換値に生じる誤差の内、前記第2及び第4のA/D変換値に生じる誤差については前記第1のA/D変換値に基づいて補正演算し、前記第3のA/D変換値に生じる誤差については前記第1のA/D変換値及び前記所定の降圧率に基づいて補正演算した後に前記降圧手段を切り替えるものである。
本発明のA/D変換方法によれば、第2のアナログ信号を降圧手段により所定の降圧率で電源電圧よりも低い電圧に降圧してA/D変換を行い、安定化電源手段で生成された安定電圧により駆動される制御手段により、電源電圧の変化によって第2及び第3のA/D変換値に生じる誤差の内、第3のA/D変換値に生じる誤差については第1のA/D変換値及び所定の降圧率に基づいて補正演算した後に降圧手段の機能を停止するようにしている。そのため、降圧された第2のアナログ信号のA/D変換の期間に若干の消費電力を消費する程度で、電源電圧以上の電圧の第2のアナログ信号に対しても、簡単な補正演算により、絶対値が算出可能となる。
本発明の半導体装置によれば、安定化電源手段で生成された安定電圧を外部へ出力するための出力端子を設け、この出力端子をユーザが必要に応じてアナログ入力端子に接続する構成にしている。これにより、簡単に、通常のA/D変換経路と同一の経路で、安定電圧をA/D変換し、常に一定電圧のA/D変換値を得ることができ、他のアナログ入力端子から入力されるアナログ信号の電圧の絶対値が簡単な補正演算にて算出可能となる。その上、安定電圧を通常のA/D変換経路と同一の経路でA/D変換しているので、A/D変換手段の回路規模を小さくでき、しかも、A/D変換手段周辺の配線も簡略化できるので、半導体装置の内部回路を簡単にして回路規模を小さくし、低価格化を図ることができる。
本発明の他の半導体装置によれば、第2のアナログ信号を降圧手段により所定の降圧率で電源電圧よりも低い電圧に降圧してA/D変換を行い、安定化電源手段で生成された安定電圧により駆動される制御手段により、電源電圧の変化によって第2及び第3のA/D変換値に生じる誤差の内、第3のA/D変換値に生じる誤差については第1のA/D変換値及び所定の降圧率に基づいて補正演算した後に降圧手段の機能を停止する構成にしている。そのため、降圧された第2のアナログ信号のA/D変換の期間に若干の消費電力を消費する程度で、電源電圧以上の電圧の第2のアナログ信号に対しても、簡単な補正演算により、絶対値が算出可能となる。しかも、第2のアナログ信号が電源電圧よりも低い電圧のときには、制御手段により降圧手段が切り替えられ、第2のアナログ信号がそのまま出力されてA/D変換されるので、第2のアナログ信号を降圧して測定する必要がなく、より精度の高い測定結果を得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1におけるA/D変換機能を有する半導体装置(例えば、LSI)を示す概略の構成図である。
このLSI30は、外部端子として電池等からの電源電圧VDD(例えば、2.0V<VDD<3.6V)を入力する電源端子31、GND電圧を入力するGND端子32、クロック信号CLKを入力するクロック入力端子33、センサ等からの複数(例えば、4つ)のアナログ信号AIN0,AIN1,AIN2,AIN3を入力する4つのアナログ入力端子34−0〜34−3、及び安定電圧VREGOを出力する出力端子35等を有している。出力端子35は、LSI30の外部において、アナログ入力端子34−3に接続される。LSI30の内部には、A/D変換手段(例えば、A/D変換回路)40と、安定化電源手段(例えば、安定化電源回路の1つであるレギュレータ)44と、演算・制御機能を有する制御手段(例えば、CPU)45等とが設けられている。
A/D変換回路40は、例えば、CPU45により制御され、10ビット精度(=210−1=1024階調)、サンプリングレート62.5KHzの逐次比例型のA/D変換回路であり、デコーダ41及び入力切り替えスイッチ42からなるマルチプレクサと、A/D変換部42等とにより構成されている。デコーダ41は、CPU45から与えられるスイッチ切り替え用の選択信号SEL0,SEL1をデコードする回路であり、この出力側に入力切り替えスイッチ42が接続されている。入力切り替えスイッチ42は、デコーダ41のデコード結果に基づき、アナログ入力端子34−0〜34−3から入力される、例えば、電源電圧VDDよりも低い電圧のアナログ信号AIN0〜AIN3を選択的に切り替え、選択されたアナログ信号AINを出力する4チャネルのスイッチであり、この出力側に、A/D変換部43が接続されている。
A/D変換部43は、例えば、CPU45から与えられる制御信号WRNにより制御され、入力切り替えスイッチ42から与えられるアナログ信号AINに対して、クロック入力端子33から供給されるクロック信号CLKにより、電源電圧VDDを基準電圧としてデジタル信号に変換してA/D変換値AOUTを生成し、CPU45へ出力すると共に、変換動作の状態を示す状態信号STATをアサートしてA/D変換の完了をCPU45へ通知する等の機能を有している。このA/D変換部43では、入力切り替えスイッチ42から与えられるアナログ信号AINが、例えば、アナログ入力端子34−3から入力される安定電圧VREGOのときには、この安定電圧VREGOをA/D変換して第1のA/D変換値AOUT1をCPU45へ出力し、アナログ入力端子34−0〜34−2から入力されるアナログ信号AIN0〜AIN2のときには、この各アナログ信号AIN0〜AIN2をA/D変換して第2のA/D変換値AOUT2をCPU45へ出力する。
A/D変換部43に対するアナログ信号AINの入力電圧範囲は、AIN≦基準電圧(=VDD)であり、A/D変換に際して電源電圧VDDを基準電圧として用いているのは、制御及び回路構成が簡単で、回路規模も小さくなって低価格化が可能になるからである。このA/D変換部43では、例えば、電源電圧VDDと同等の電圧のアナログ信号AINが入力されると、最高値を示すA/D変換値AOUT(=1023)を出力し、1/2×VDDと同等の電圧のアナログ信号AINが入力されると、最高値の半分のA/D変換値AOUT(=512)を出力する機能を有している。
レギュレータ44は、電源端子31から電源電圧VDD(例えば、2.0V<VDD<3.6V)、及びGND端子32からGND電圧がそれぞれ供給されると、電源電圧VDDに関わらず、この電源電圧VDDよりも低い安定した一定の安定電圧VREGO(例えば、1.5V)を出力端子35及びCPU45へ出力する回路であり、例えば、リニア・レギュレータの1つであるシャント・レギュレータ等により構成されている。このレギュレータ44において、電源電圧VDDよりも低い安定電圧VREGOを出力する回路構成になっているのは、回路構成が簡単で、回路規模も小さくなって低価格化が可能になるからである。
CPU45は、レギュレータ44からの安定電圧VREGOの供給を受けて動作し、A/D変換部43からのA/D変換値AOUT(=AOUT1,AOUT2)を入力し、電源電圧VDDの変化によって第2のA/D変換値AOUT2に生じる誤差を第1のA/D変換値AOUT1に基づいて補正演算する演算機能と、A/D変換回路40に対して制御信号WRN及び選択信号SEL0,SEL1を与えて制御する制御機能等とを有している。
図2は、図1中のA/D変換部43を示す概略の構成図である。
A/D変換部43は、クロック信号CLK及び制御信号WRN等を入力すると共に状態信号STAT等を出力するコントロールインタフェース43aと、このコントロールインタフェース43aに接続されたサンプルホールド回路兼10ビットデジタル/アナログ変換部(以下「S/H回路兼D/A変換部」という。)43b、コンパレータ43c、逐次比較ロジック43d、及び出力レジスタ43e等とにより構成され、例えば、次のような機能を有している。
A/D変換部43では、入力されたアナログ信号AINの電圧をクロック信号入力に同期してS/H回路兼D/A変換部43bに取り込み、コンパレータ43cへ出力する。逐次比較ロジック43dは、1/2VDD相当のデジタル値を出力レジスタ43eへ出力する。出力レジスタ43eは、S/H回路兼D/A変換部43bへそのデジタル値を与える。S/H回路兼D/A変換部43bは、そのデジタル値をD/A変換してコンパレータ43cへ出力する。コンパレータ43cは、入力されたアナログ信号AINの電圧と、出力レジスタ43eからの入力値を変換したアナログ値とを比較して、結果を逐次比較ロジック43dへ送出する。逐次比較ロジック43dは、アナログ信号AINと出力レジスタ43eの値との大小を確認し、アナログ信号AINの値が大きい場合は3/4VDDとなるデジタル値を出力し、再度出力レジスタ43eから生成されるアナログ値と比較する。このように、逐次比較ロジック43dにてアナログ信号AINの電圧と出力レジスタ43eから生成されるアナログ電圧とがほぼ同じ値(但し、10ビット精度の誤差は許容)が得られるまでレジスタ値を変更して比較を繰り返す。コントロールインタフェース43aは、逐次比較ロジック43dでの比較が完了すると、状態信号STATをアサートしてA/D変換の完了をCPU45へ通知する。
(実施例1のA/D変換方法)
図3は、図1のA/D変換回路40における安定電圧VREGOのA/D変換値を示す図である。更に、図4は、図1のLSI30におけるA/D変換方法を示すフローチャートである。
図4のフローチャートのステップSP1において、A/D変換動作が開始されると、レギュレータ44で生成された安定電圧VREGOが出力端子35からLSI外部へ出力され、アナログ入力端子34−3からLSI内部へ入力されて入力切り替えスイッチ42へ与えられる。ステップSP2において、CPU45から出力された選択信号SEL0,SEL1がデコーダ41でデコードされ、入力切り替えスイッチ42が切り替えられて安定電圧VREGOが選択され、この安定電圧VREGOがA/D変換部43にて、図3に示すようにA/D変換される。
アナログ入力端子34−3の入力電圧は、レギュレータ44から出力された安定電圧VREGOであるため、2.OV<VDD<3.6Vの電源電圧範囲において常に1.5V固定となる。そのため、A/D変換部43でA/D変換された第1のA/D変換値AOUT1は、次式(1)で算出される。
AOUT1=1024×(1.5/VDD)−1
又は、AOUT1=1023×(1.5/VDD) ・・・ (1)
但し、2.0V<VDD<3.6V
A/D変換部43でのA/D変換動作が終わると、状態信号STATがアサートされてA/D変換の完了がCPU45へ通知され、A/D変換値AOUT1がCPU45へ格納される。ステップSP3において、CPU45により、安定電圧VREG0のA/D変換値AOUT1が格納されたか否かが判定され、格納されていない場合(NO)には、ステップSP2に戻り、格納されている場合(YES)には、ステップSP4へ進む。ステップSP4において、CPU45から出力された選択信号SEL0,SEL1がデコーダ41でデコードされ、入力切り替えスイッチ42が切り替えられて、アナログ入力端子34−0〜34−2に入力されたアナログ信号AIN0,AIN1,AIN2の選択がなされる。ステップSP5において、選択されたアナログ信号AINがA/D変換部43にてA/D変換され、状態信号STATがアサートされてA/D変換の完了がCPU45へ通知され、その第2のA/D変換値AOUT2がCPU45へ格納される。
ステップSP6において、CPU45により、第2のA/D変換値AOUT2が格納されたか否かが判定され、格納されていない場合(NO)には、ステップSP4に戻り、格納されている場合(YES)には、ステップSP7へ進む。ステップSP7において、電池の消耗等による電源電VDDの変化(例えば、低下)によりA/D変換値AOUT2に誤差が生じている場合には、CPU45により、次式(2)の補正式に基づいて補正演算が行われて補正後のA/D変換値AOUTRが算出される。
AOUTR=(AOUT2/AOUT1)×1.5 ・・・ (2)
但し、AIN0〜AIN3<VDD
ここで、アナログ入力端子34−3に入力される安定電圧VREGOが既知の値(1.5V)を示すため、アナログ入力端子34−0〜34−2に入力されるアナログ信号AIN0〜AIN2の電圧が電源電圧VDDよりも低い条件下で、式(2)の補正式により、CPU45において電源電圧VDDの相対値から絶対値(入力アナログ信号AINの電圧値)が算出可能となる。
ステップSP8において、入力切り替えスイッチ42にて選択されたアナログ信号AIN(=AIN0,AIN1又はAIN2)の測定が終了したか否かが状態信号STATに基づいてCPU45により判定され、測定が終了していない場合(NO)には、ステップSP4に戻り、測定が終了している場合(YES)には、ステップSP9においてA/D変換動作が終了する。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、次の(a)、(b)のような効果がある。
(a) LSI30内のレギュレータ44で生成された安定電圧VREG0(=1.5V)を外部へ出力するための出力端子35をLSI30に設け、この出力端子35をユーザが必要に応じてアナログ入力端子34−3に接続する構成にしている。これにより、通常のA/D変換経路と同一の経路で、安定電圧VREGOをA/D変換部43にてA/D変換し、常に1.5VのA/D変換値AOUT1を容易に得ることができ、アナログ入力端子34−0〜34−2から入力されるアナログ信号AIN0〜AIN2の電圧の絶対値が式(2)のような補正式にて容易に算出可能となる。
(b) CPU45を安定動作させるために必要となる一定電圧供給用のレギュレータ44から出力される安定電圧VREG0をLSI30の外部へ出力するための出力端子35を設け、これをアナログ入力端子34−3に接続し、その安定電圧VREGOを通常のA/D変換経路と同一の経路でA/D変換し、電源電圧VDDの変化によってA/D変換値AOUT2に生じる誤差をCPU45にて補正演算する構成にしている。そのため、A/D変換回路40の回路規模を小さくでき、しかも、A/D変換回路周辺の配線も簡略化できるので、LSI30の内部回路を簡単にして回路規模を小さくし、低価格化を図ることができる。
(実施例2の構成)
図5は、本発明の実施例2におけるA/D変換機能を有する半導体装置(例えば、LSI)を示す概略の構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。なお、図5では、図面を簡略化するために図1中のクロック入力端子33等の一部が省略されている。
本実施例2のLSI30Aでは、実施例1のLSI30と同様に、外部端子として電源端子31、GND端子32、図示されていないクロック入力端子、複数(例えば、4つ)の第1のアナログ入力端子34−0〜34−3、及び安定電圧VREGOを出力する出力端子35を有し、この出力端子35がLSI30Aの外部において第1のアナログ入力端子34−3に接続されている。
LSI30Aの外部には、外付け部品として、第2のアナログ信号VINを入力するための第2のアナログ入力端子36と、このアナログ入力端子36に接続された降圧手段(例えば、分圧回路)37とが追加されている。分圧回路37は、アナログ入力端子36に入力されるアナログ信号VINが電源電圧VDDよりも高い電圧のときには、そのアナログ信号VINを所定の降圧率(例えば、1/3)で電源電圧VDDよりも低い電圧に降圧して出力電圧ROUT側から出力し、アナログ入力端子36に入力されるアナログ信号VINが電源電圧VDDよりも低い電圧のときには、切り替えられてアナログ信号VINをそのまま出力電圧ROUT側から出力する機能を有している。この分圧回路37は、入力端子36に接続された高入力電圧HIN側と、低入力電圧LIN側との間に直列に接続された2つの分圧抵抗37a,37bにより構成され、この分圧抵抗37a,37b間の出力電圧ROUT側が、アナログ入力端子34−2に接続されている。例えば、分圧回路37の直列合成抵抗値R37は数10KΩ、分圧抵抗37aの抵抗値R37aと分圧抵抗37bの抵抗値37bとの比は1:3である。
LSI30Aの内部には、実施例1と同様のA/D変換回路40及びレギュレータ44と、実施例1のCPU45とは機能の異なる制御手段(例えば、CPU)45Aと、このCPU45Aにより制御される追加された出力ポート46とが設けられている。CPU45Aは、CPU45と同一の機能を有する他に、出力ポート46を制御して分圧回路37の出力を切り替えるための制御信号PDO,PENを出力する機能が追加されている。出力ポート46は、制御信号PENにより動作して制御信号PDOを駆動するトライステートバッファ46aと、このトライステートバッファ46aの出力信号GPIOをLSI30Aの外部へ出力する出力端子46bとにより構成され、この出力端子46bが分圧回路37の低入力電圧LIN側に接続されている。
図6は、図5中の出力ポート46における出力信号GPIOの真理値を示す図である。
CPU45Aから出力される制御信号PENが論理“0”のときには、トライステートバッファ46aがオン状態になり、このトライステートバッファ46aに入力される制御信号PDOが論理“0”のときに、このトライステートバッファ46aの出力信号GPIOが論理“0”(=0V)、制御信号PDOが論理“1”のときに、出力信号GPI0が論理“1”(=VDD)となる。制御信号PENが論理“1”のときには、トライステートバッファ46aがオフ状態になり、入力される制御信号PDOの論理内容に関わらず(“x”)、このトライステートバッファ46aの出力が高インピーダンス(以下「Hiz」という。)状態になる。
図7は、図5中の分圧回路37の電気的特性を示す図である。
分圧回路37は、高入力電圧HINと低入力電圧LINとの差を抵抗分割にて出力電圧ROUT側から出力する機能を有している。この分圧回路37において、高入力電圧HIN側にアナログ信号VINが入力され、低入力電圧LIN側が0Vのときには、出力電圧ROUTが(1/3)×VIN(但し、抵抗値R37a:抵抗37b=1:3)となる。高入力電圧HINが不定(“x”)で、低入力電圧LIN側がHiz状態のときには、アナログ信号VINがそのまま出力電圧ROUT側から出力される。
(実施例2のA/D変換方法)
図8は、図5のLSI30AにおけるA/D変換方法を示すフローチャートである。
このフローチャートのステップSP10において、A/D変換動作が開始されると、CPU45Aの出力信号PENが“1”になって、出力ポート46の出力信号GPIO側がHiz状態に設定され、分圧回路37の低入力電圧LIN側がHiz状態になる。そのため、分圧回路37には殆ど電流が流れない(≒0A)。この状態で、実施例1と同様に、レギュレータ44で生成された安定電圧VREGO(例えば、1.5V)が出力端子35からLSI外部へ出力され、アナログ入力端子34−3からLSI内部のA/D変換回路40へ入力される。
ステップSP11において、実施例1と同様に、CPU45Aの制御によりA/D変換回路40にて、安定電圧VREGOが選択されてA/D変換され、この第1のA/D変換値AOUT1がCPU45Aへ格納される。ステップSP12において、CPU45Aにより、安定電圧VREG0のA/D変換値AOUT1が格納されたか否かが判定され、格納されていない場合(NO)には、ステップSP11に戻り、格納されている場合(YES)には、ステップSP13へ進む。ステップSP13において、アナログ入力端子36に入力されたアナログ信号VINの電圧がVIN≧VDDのときにはステップSP14へ進み、VIN<VDDのときにはステップSP19へ進む。
ステップSP14において、CPU45Aの出力信号PDO及びPENが共に“0”になって、出力ポート46の出力信号GPIOが“0”(=0V)に設定され、分圧回路37の低入力電圧LIN側が0Vになる。そのため、アナログ入力端子36から分圧回路37へ電流(=アナログ信号VINの電圧/分圧回路37の抵抗値R37)が流れ、アナログ信号VIN(≧VDD)の電圧が分圧抵抗37a,37b(但し、37a,37bの抵抗値1:3)で分圧された出力電圧ROUT(=(1/3)×VIN)が、アナログ入力端子34−2に入力される。
ステップSP15において、CPU45Aの制御によりA/D変換回路40にて、アナログ入力端子34−2に入力されたアナログ信号VIN(≧VDD)が選択されてA/D変換され、この第3のA/D変換値AOUT3がCPU45Aへ格納される。ステップSP16において、CPU45Aにより、アナログ信号VINのA/D変換値AOUT3が格納されたか否かが判定され、格納されていない場合(NO)には、ステップSP15に戻り、格納されている場合(YES)には、ステップSP17へ進む。
ステップSP17において、電池の消耗等による電源電VDDの変化(例えば、低下)によりA/D変換値AOUT3に誤差が生じている場合には、CPU45Aにより、次式(3)の補正式に基づいて補正演算が行われて補正後のA/D変換値AOUTRが算出される。
AOUTR=(AOUT3/AOUT1)×1.5×3 ・・・ (3)
但し、アナログ入力端子34−2の入力電圧(ROUT)<3×VDD
ここで、実施例1と同様に、アナログ入力端子34−3に入力される安定電圧VREGOが既知の値(1.5V)を示すため、アナログ入力端子34−2に入力される分圧回路37の出力電圧ROUTが電源電圧VDDよりも低いので、式(3)の補正式により、CPU45Aにおいて電源電圧VDDの相対値から絶対値(入力アナログ信号VINの電圧値)が算出可能となる。
ステップSP18において、A/D変換回路40にて選択されたアナログ信号VIN(≧VDD)の測定が終了したか否かがCPU45Aにより判定され、測定が終了していない場合(NO)には、ステップSP15に戻り、測定が終了している場合(YES)には、ステップSP19へ進む。ステップSP19において、CPU45Aの出力信号PENが“1”になって、出力ポート46の出力信号GPIO側がHiz状態に設定され、分圧回路37の低入力電圧LIN側がHiz状態になる。そのため、アナログ入力端子36とアナログ入力端子34−2とが、小さな抵抗値R37aの分圧抵抗37aを介してほぼ短絡された状態になり、且つ、分圧回路37には殆ど電流が流れない(≒0A)。
ステップSP20において、CPU45Aにより、アナログ入力端子36に入力されるアナログ信号VIN(<VDD)の測定が終了しているか否かが判定され、測定が終了している場合(YES)には、ステップSP24においてA/D変換動作が終了する。測定が終了していない場合(NO)には、ステップSP21へ進む。ステップSP21において、アナログ入力端子36からアナログ入力端子34−2へ入力されたアナログ信号VIN(<VDD)は、CPU45Aの制御によりA/D変換回路40にて選択されてA/D変換され、この第4のA/D変換値AOUT4がCPU45Aへ格納される。
ステップSP22において、CPU45Aにより、アナログ信号VIN(<VDD)のA/D変換値AOUT4が格納されたか否かが判定され、格納されていない場合(NO)には、ステップSP21に戻り、格納されている場合(YES)には、ステップSP23へ進む。ステップSP23において、電源電VDDの変化によりA/D変換値AOUT4に誤差が生じている場合には、CPU45Aにより、前記式(2)の補正式に基づいて補正演算が行われて補正後のA/D変換値AOUTRが算出され、ステップSP24においてA/D変換動作が終了する。
このように、電源電圧VDD以上の電圧のアナログ信号VINをA/D変換回路40にて測定する場合には、先ず、安定電圧VREGOを測定するために、アナログ入力端子34−3に入力された安定電圧VREGOのA/D変換値AOUT1を測定する。次に、出力ポート46の出力信号GPIO側を0Vに設定し、アナログ入力端子36から入力されるアナログ信号VIN(≧VDD)の電圧を分圧回路37にて1/3に降圧し、この1/3の電圧値をアナログ入力端子34−2からA/D変換回路40に入力してA/D変換し、この第3のA/D変換値AOUT3を測定する。その後、出力ポート46の出力信号GPIO側をHiz状態に設定し、測定を完了する。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、次の(a)〜(c)のような効果がある。
(a) 本実施例2では、実施例1に出力ポート46を追加し、この出力ポート46を制御する機能を追加したCPU45Aを有するLSI30Aに、アナログ入力端子36に入力されるアナログ信号VINの電圧を一律1/3に低減させる分圧回路37を設け、この分圧回路37の出力電圧ROUTをアナログ入力端子34−2に入力する構成にしている。そのため、式(3)の補正式を用いて、アナログ入力端子34−2に入力される出力電圧ROUTのA/D変換の期間に若干の消費電力を消費する程度で、電源電圧VDD以上の電圧のアナログ信号VINに対しても絶対値が算出可能となる。
(b) アナログ信号VIN(<VDD)を測定する場合、出力ポート46の出力信号GPIO側をHiz状態に設定することで、アナログ信号VIN(<VDD)を1/3に降圧して測定する必要がなく、より精度の高い測定結果を得ることができる。
(c) 分圧回路37を外付けにしているので、ユーザが必要に応じて分圧抵抗37a,37bの抵抗値R37a,R37bを変更することができる。そのため、アナログ信号VINの電圧値の変更に対する対応が容易になる。
(実施例3の構成)
図9は、本発明の実施例3におけるA/D変換機能を有する半導体装置(例えば、LSI)を示す概略の構成図であり、実施例2を示す図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3のLSI30Bでは、実施例2のLSI30Aの構成に対して、安定電圧VREGOの出力端子35を削除して、レギュレータ44における安定電圧VREGOの出力部をA/D変換回路40のアナログ信号入力部へ直接接続し、外付けの分圧回路37に代えて内蔵用の分圧回路37BをLSI30Bの内部へ配置、出力ポート46に代えて出力端子46bを削除したトライステートバッファ46aからなる出力部46Bを設け、トライステートバッファ46aの出力側を分圧回路37Bの低入力電圧LIN側へ接続し、分圧回路37Bの高入力電圧HIN側をアナログ入力端子34−2へ接続し、更に、分圧回路37Bの出力電圧ROUT側をA/D変換回路40のアナログ信号入力部へ接続している。
(実施例3のA/D変換方法)
本実施例3のLSI30Bでは、実施例2と同様のA/D変換動作が行われる。
(実施例3の効果)
本実施例3のLSI30Bによれば、実施例2のLSI30Aの構成に対して、出力ポート46の出力端子46bと安定電圧VREGOの出力端子35とを削除し、分圧回路37BをLSI30Bに内蔵している。そのため、外付け部品の分圧回路37としていない分LSI端子数の増加を抑え、回路構成を複雑化することも抑えて精度の高いA/D変換を行う半導体装置を低価格化で提供することが可能となる。
図10は、本発明の実施例4におけるA/D変換機能を有する半導体装置(例えば、LSI)を示す概略の構成図であり、実施例2を示す図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例4のLSI30Cでは、実施例2のLSI30Aの構成に対して、安定電圧VREGOの出力端子35を削除して、レギュレータ44における安定電圧VREGOの出力部をA/D変換回路40のアナログ信号入力部へ直接接続している。このLSI30Cによれば、実施例2と同様のA/D変換動作が行われる。効果としては、安定電圧VREGOの出力端子35を削除したので、LSI端子数を削減でき、回路構成が簡単になって低価格化が可能となる。更に、実施例2と同様に、分圧回路37を外付けにしているので、ユーザが必要に応じて分圧抵抗37a,37bの抵抗値R37a,R37bを変更することができ、アナログ信号VINの電圧値の変更に対する対応が容易になる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1〜4に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(1)、(2)のようなものがある。
(1) 逐次比較型のA/D変換回路40の構成は、図1及び図2以外の他の回路構成に変更しても良く、更に、本発明は、逐次比較型のA/D変換回路以外の他の方式のA/D変換回路にも適用可能である。
(2) 出力ポート46及び出力部46Bは、出力型の回路構成のものについて説明したが、入力バッファ及び出力バッファを逆並列状態に接続した入出力型の入/出力部(I/O)や、出力が“0”又はHiz状態に可変できるオープンドレイン型の出力バッファ等にも適用可能である。
本発明の実施例1におけるA/D変換機能を有する半導体装置(例えば、LSI)を示す概略の構成図である。 図1中のA/D変換部43を示す概略の構成図である。 図1のA/D変換回路40における安定電圧VREGOのA/D変換値を示す図である。 図1のLSI30におけるA/D変換方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例2におけるA/D変換機能を有する半導体装置(例えば、LSI)を示す概略の構成図である。 図5中の出力ポート46における出力信号GPIOの真理値を示す図である。 図5中の分圧回路37の電気的特性を示す図である。 図5のLSI30AにおけるA/D変換方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例3におけるA/D変換機能を有する半導体装置(例えば、LSI)を示す概略の構成図である。 本発明の実施例4におけるA/D変換機能を有する半導体装置(例えば、LSI)を示す概略の構成図である。 従来のA/D変換機能を有するLSIの一例を示す概略の構成図である。 図11のA/D変換動作において電源電圧VDDに対するA/D変換値AOUTの特性を示す図である。 図11のレギュレータ21の動作において電源電圧VDDに対する安定電圧VREGOの特性を示す図である。
符号の説明
30,30A,30B,30C LSI
31 電源端子
32 GND端子
33 クロック端子
34−0〜34−3 アナログ入力端子
35 出力端子
37,37B 分圧回路
40 A/D変換回路
44 レギュレータ
45,45A CPU

Claims (9)

  1. 電源電圧から前記電源電圧よりも低い安定電圧を生成し、
    前記安定電圧と入力されたアナログ信号とを選択的に切り替え、前記安定電圧が選択されたときには、前記電源電圧を基準電圧として前記安定電圧をデジタル信号に変換して第1のアナログ/デジタル変換値を生成し、前記アナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換して第2のアナログ/デジタル変換値を生成し、
    前記安定電圧により駆動される制御手段により、前記電源電圧の変化によって前記第2アナログ/デジタル変換値に生じる誤差を前記第1のアナログ/デジタル変換値に基づいて補正演算し、その結果をデジタル変換値として出力することを特徴とするアナログ/デジタル変換方法。
  2. 電源電圧を入力すると共に、与えられる第1のアナログ信号が前記電源電圧よりも低い電圧のときには前記第1のアナログ信号をそのまま入力し、与えられる第2のアナログ信号が前記電源電圧よりも高い電圧のときには前記第2のアナログ信号を降圧手段により所定の降圧率で前記電源電圧よりも低い電圧に降圧して入力し、
    安定化電源手段によって前記電源電圧から前記電源電圧よりも低い安定電圧を生成し、
    前記安定電圧、前記第1のアナログ信号、及び前記降圧された第2のアナログ信号を選択的に切り替え、前記安定電圧が選択されたときには、アナログ/デジタル変換手段により、前記電源電圧を基準電圧として前記安定電圧をデジタル信号に変換して第1のアナログ/デジタル変換値を生成し、
    前記第1のアナログ信号が選択されたときには、前記アナログ/デジタル変換手段により、前記基準電圧に基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換して第2のアナログ/デジタル変換値を生成し、
    前記降圧された第2のアナログ信号が選択されたときには、前記アナログ/デジタル変換手段により、前記基準電圧に基づいて前記降圧された第2のアナログ信号をデジタル信号に変換して第3のアナログ/デジタル変換値を生成し、
    前記安定電圧により駆動される制御手段により、前記電源電圧の変化によって前記第2及び第3のアナログ/デジタル変換値に生じる誤差の内、前記第2のアナログ/デジタル変換値に生じる誤差については前記第1のアナログ/デジタル変換値に基づいて補正演算し、前記第3のアナログ/デジタル変換値に生じる誤差については前記第1のアナログ/デジタル変換値及び前記所定の降圧率に基づいて補正演算した後に前記降圧手段の機能を停止することを特徴とするアナログ/デジタル変換方法。
  3. 電源電圧を入力する電源端子と、
    前記電源電圧よりも低い電圧のアナログ信号を入力する複数のアナログ入力端子と、
    前記電源端子から入力される前記電源電圧から前記電源電圧よりも低い安定電圧を生成する安定化電源手段と、
    前記複数のアナログ入力端子の内の所定のアナログ入力端子に対して外部において接続され、前記安定化電源手段により生成される前記安定電圧を外部へ出力して前記所定のアナログ入力端子に入力する出力端子と、
    前記アナログ入力端子から入力される前記安定電圧及び前記アナログ信号を選択的に切り替え、前記安定電圧が選択されたときには、前記電源電圧を基準電圧として前記安定電圧をデジタル信号に変換して第1のアナログ/デジタル変換値を生成し、前記アナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記アナログ信号をデジタル信号に変換して第2のアナログ/デジタル変換値を生成するアナログ/デジタル変換手段と、
    前記安定電圧により駆動され、前記電源電圧の変化によって前記第2のアナログ/デジタル変換値に生じる誤差を前記第1のアナログ/デジタル変換値に基づいて補正演算する制御手段と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  4. 電源電圧を入力する電源端子と、
    前記電源電圧よりも低い電圧の第1のアナログ信号を入力する複数の第1のアナログ入力端子と、
    前記電源電圧よりも高い電圧又は前記電源電圧よりも低い電圧の第2のアナログ信号を入力する第2のアナログ入力端子と、
    前記第2のアナログ入力端子に入力される前記第2のアナログ信号が前記電源電圧よりも高い電圧のときには、前記第2のアナログ信号を所定の降圧率で前記電源電圧よりも低い電圧に降圧して出力し、前記第2のアナログ入力端子に入力される前記第2のアナログ信号が前記電源電圧よりも低い電圧のときには、切り替えられて前記第2のアナログ信号をそのまま出力する降圧手段と、
    前記電源端子から入力される前記電源電圧から前記電源電圧よりも低い安定電圧を生成する安定化電源手段と、
    前記安定電圧、前記第1のアナログ信号、前記降圧手段から出力される前記降圧された第2のアナログ信号、及び前記降圧手段からそのまま出力された第2のアナログ信号を選択的に切り替え、前記安定電圧が選択されたときには、前記電源電圧を基準電圧として前記安定電圧をデジタル信号に変換して第1のアナログ/デジタル変換値を生成し、前記第1のアナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記第1のアナログ信号をデジタル信号に変換して第2のアナログ/デジタル変換値を生成し、前記降圧された第2のアナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記降圧された第2のアナログ信号をデジタル信号に変換して第3のアナログ/デジタル変換値を生成し、前記そのまま出力された第2のアナログ信号が選択されたときには、前記基準電圧に基づいて前記そのまま出力された第2のアナログ信号をデジタル信号に変換して第4のアナログ/デジタル変換値を生成するアナログ/デジタル変換手段と、
    前記安定電圧により駆動され、前記電源電圧の変化によって前記第2、第3及び第4のアナログ/デジタル変換値に生じる誤差の内、前記第2及び第4のアナログ/デジタル変換値に生じる誤差については前記第1のアナログ/デジタル変換値に基づいて補正演算し、前記第3のアナログ/デジタル変換値に生じる誤差については前記第1のアナログ/デジタル変換値及び前記所定の降圧率に基づいて補正演算した後に前記降圧手段を切り替える制御手段と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記安定化電源手段により生成される前記安定電圧を出力端子によって外部へ出力して前記第1のアナログ入力端子に入力する構成にしたことを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項4又は5記載の半導体装置において、
    前記降圧手段を外部に設け、前記降圧手段の出力信号を前記第1のアナログ入力端子に入力する構成にしたことを特徴とする半導体装置。
  7. 前記制御手段により、前記アナログ/デジタル変換手段の動作を制御する構成にしたことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記安定化電源手段は、安定化電源回路により構成し、
    前記制御手段は、中央処理装置により構成したことを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記降圧手段は、分圧抵抗により構成したことを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
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