JP4805061B2 - 回転体制御装置及びこれを備える洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転時に生じる偏心状態、いわゆるアンバランスが発生する可能性を有する回転体の動作を制御する回転体制御装置及びこれを備える洗濯機に関する。
前述のアンバランスが発生する回転体としては、例えば洗濯機のスピンバスケットが挙げられる。洗濯機の脱水工程においては、スピンバスケット内にある洗濯物がスピンバスケットの内周に沿って不均一に配置されて前記アンバランスが発生する。この状態でスピンバスケットを高速回転した場合には、スピンバスケットの回転軸に偏った力が加わり大きな振動が発生する。
このようなアンバランスによる振動を防止するために、スピンバスケットと同心状に設けられたレースと該レースの内部にオイルとともに収容された複数の転動体とを有するバランシング手段を備えた洗濯機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この洗濯機においては、スピンバスケットが高速回転された際に、アンバランスを打ち消すように転動体がレース内を自動的に移動して、回転軸に偏った力が加わることを防止できる。
特開平10−43472号公報
ところで、前述のバランシング手段を備えた洗濯機においては、アンバランス重量が転動体の総重量よりも大きいときには、転動体がアンバランスの周方向反対側(逆位相)に位置した場合でもアンバランスを十分に打ち消すことができずに、定常的に振動が発生してしまう。なお、アンバランス重量とは、回転時に発生した回転体の偏心量である。
また、前述のバランシング手段においては、スピンバスケットの回転数がこのスピンバスケットの固有振動数よりも高い場合には、アンバランスと釣り合うように転動体が安定して位置することが知られている。
一方、スピンバスケットの回転数が前記固有振動数よりも低い場合には、転動体の移動速度とアンバランスの移動速度(すなわちスピンバスケットの回転速度)とにずれが生じて、アンバランスと転動体との相対位置が周期的に変化することになる。
ここで、転動体とアンバランスとが周方向の同位置(同位相)に配置された場合には、より大きな力が回転軸に加わって、大きな振動が発生してしまう。さらに、スピンバスケットの回転数が前記固有振動数と一致する時点で、転動体とアンバランスとが同位相に配置されると共振が一層激しくなって異常振動が発生してしまう。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであって、バランシング手段を備えた回転体において、バランシング手段による振動抑制効果を確実に奏功せしめることができるとともに、回転体に発生するアンバランスとバランシング手段の転動体との相対位置の変動による異常振動の発生を確実に抑制できる回転体制御装置及びこれを備えた洗濯機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る回転体制御装置は、回転軸を中心に回転自在に取り付けられた回転体の回転動作を制御する回転体制御装置において、前記回転体と一体にかつ当該回転体の回転軸と同心に設けられた環状形状でなるレースと、当該レースの内部で移動自在に収容された複数の転動体とを有するバランシング手段と、前記回転体の回転時に生じる当該回転体の偏心量と、前記レースの内部における各前記転動体の相対位置の変動量とに基づき発生するうなり信号を検知する検知手段と、前記検知手段により検知された前記うなり信号の振幅変動を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記回転体の回転動作を制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
この構成の回転体制御装置においては、前記回転体の回転時に生じる当該回転体の偏心量と、前記レースの内部における各前記転動体の相対位置の変動量とに基づき発生するうなり信号を検知し、このうなり信号の振幅変動を解析することによって、回転体のアンバランスとバランシング手段の転動体との周方向における相対位置やアンバランス重量を算出することができる。これらの算出結果に応じて回転体の動作を制御することで、回転体の定常的振動や異常振動を抑制することができる。
ここで、前記回転体の回転時に生じる当該回転体の偏心量と、前記レースの内部における各前記転動体の相対位置の変動量とに基づき発生するうなり信号としては、例えば、回転体をモータで回転させた際のモータ回転速度、モータ電流及びモータの加速度などが挙げられる。
本発明によれば、バランシング手段を備えた回転体において、バランシング手段による振動抑制効果を確実に奏功せしめることができるとともに、回転体に発生するアンバランスとバランシング手段の転動体との相対位置の変動による異常振動の発生を確実に抑制できる回転体制御装置及びこれを備えた洗濯機を提供することができる。
以下に、本発明の一実施形態である洗濯機について添付した図面を参照にしながら説明する。
本実施形態における洗濯機10は、洗濯工程、脱水工程を行うことが可能なドラム式洗濯機である。この洗濯機10は、図1に示すように、筐体11と、筐体11の内部に配置されたタブ12と、タブ12の内部に回転自在に設けられたスピンバスケット20(回転体)と、このスピンバスケット20を回転軸L回りに回転させるモータ30と、スピンバスケット20に発生するアンバランスを打ち消すためのバランシング装置40(バランシング手段)とを備えている。
タブ12は、有底円筒状をなしており、その中心軸が水平面と平行に配置されて前方側(図1において右側)に開口部が配置されている。このタブ12は、筐体11内部において複数のバネ13やダンパ14によって支持されている。また、タブ12の底面には、後述するスピンバスケット20の主軸24を支持する軸受15が設けられている。
このタブ12の内部に配置されたスピンバスケット20は、円筒状の側面板21とこの側面板21の前後面にそれぞれ結合される前面板22及び後面板23とを有している。前面板22には開口部が形成されており、スピンバスケット20の内部に洗濯物Wを出し入れできるように構成されている。
また、後面板23の後方側(図1において左側)には、スピンバスケット20を回転軸L回りに回転可能とする主軸24が設けられており、この主軸24がタブ12の軸受15に軸支されている。これにより、スピンバスケット20の回転軸Lとタブ12の中心軸とが一致するように配置される。
側面板21には、内周側に向けて突出したリフタ21Aが、周方向に等間隔で複数形成されている。このリフタ21Aはスピンバスケット20の回転に伴って内部の洗濯物Wをかき上げるものである。
また、側面板21には、スピンバスケット20の内部とタブ12とを連通する多数の通水孔21Bが穿設されており、洗濯時にはタブ12に注水された水をこの通水孔21Bを通じてスピンバスケット20内に供給し、脱水時には洗濯物Wから脱水された水をタブ12へと排出する構成とされている。
モータ30は、例えばDCモータ30であって、主軸24をその回転軸L回りに回転させる構成とされている。
そして、このモータ30には、モータ30の回転速度ωを測定するためのHall−ICセンサ31が備えられている。このモータ30の動作は、モータ回転制御部32によって制御されている。
バランシング装置40は、スピンバスケット20の前面板22及び後面板23にそれぞれ設けられている。このバランシング装置40は、スピンバスケット20の回転軸Lを中心として同心状に形成された溝状のレース41と、このレース41の内部にオイルとともに収容される複数のボール42とを備えている。これら複数のボール42は前記レース41内を摺動可能に配置されている。
次に、バランシング装置40の動作について説明する。スピンバスケット20の内部に洗濯物Wを投入してスピンバスケット20を回転させると、図2に示すように、スピンバスケット20の内周面の一部に洗濯物Wが張り付くようにして配置される。これによりスピンバスケット20にはアンバランスが発生することになる。スピンバスケット20をその固有振動数νよりも高い回転数Nで回転させると、バランシング装置40内の複数のボール42が自動的に移動してアンバランスを打ち消すように配置される。
一方、スピンバスケット20の回転数Nが前記固有振動数νよりも低い場合には、重力によってボール42の移動速度がアンバランスの移動速度(スピンバスケット20の回転速度)よりも遅くなって、アンバランスとボール42との周方向における相対位置が周期的に変動することになる。この変動に起因してうなり信号Bが発生する。本実施形態においては、図3に示すように、Hall−ICセンサ31を検出手段として、モータ30の回転速度ωの変動をうなり信号Bとして検出するように構成されている。
本実施形態においては、図3に示すように、モータ30の回転速度ωをHall−ICセンサ31(検知手段)で測定して前記うなり信号Bを検出し、解析手段33によってうなり信号B(モータ30の回転速度ω)の振幅Δωの変動を解析し、モータ回転制御部32(制御手段)によってモータ30の回転(スピンバスケット20の回転)動作を制御している。より具体的には、アンバランス重量算出部34でうなり信号Bからアンバランス重量を算出し、アンバランス重量判定部35でアンバランス重量とボール重量との関係を判定する。また、相対位置算出部36でうなり信号Bからボール42とアンバランスとの相対位置を算出して加速タイミング判定部37でスピンバスケット20の加速タイミングを決定する。これらアンバランス重量判定部35及び加速タイミング判定部37からの判定に基いてモータ回転制御部32によってスピンバスケット20の回転動作を制御する。
アンバランスとボール42との周方向における相対位置とうなり信号Bとの関係を図4に示す。アンバランスとボール42とが周方向において逆位相に配置されると振動が抑えられるので、うなり信号Bの振幅(モータ30の回転速度ωの振幅Δω)が最小となる。一方、アンバランスとボール42とが周方向において同位相に配置されると回転軸Lに大きな力が作用して振動が大きくなるので、うなり信号Bの振幅(モータ30の回転速度ωの振幅Δω)が最大となる。
そして、うなり信号Bの振幅が徐々に大きくなっていく状態ではアンバランスとボール42とが逆位相から同位相へと相対移動しており、うなり信号Bの振幅が徐々に小さくなっていく状態ではアンバランスとボール42とが同位相から逆位相へと相対移動していることになる。
次に、うなり信号Bからアンバランス重量を算出する方法について説明する。モータ30の回転速度ωは、(1)式で表される。なお、(1)式において、Munb:アンバランス重量、Mball:ボール42の総重量、ω;スピンバスケット20の回転速度、ω;ボール42の回転速度、α、β;それぞれの初期位相、J;慣性の総量、r;回転半径、g;重力加速度、τ;モータ30のトルクを表す。
Figure 0004805061
ここで、モータ30の速度ωの振幅Δωは、アンバランスとボール42とが同位相に配置された場合に最大となり、逆位相に配置された場合に最小となる。したがって、(1)式を最大と最小のみに特定すると、以下のように表現される。
同位相の場合、Δωmax=k×(Munb+Mball) …(2)
逆位相の場合、Δωmin=k×|Munb−Mball| …(3)
これら(2)式、(3)式から、アンバランス重量(Munb)は次のように表される。なお、k=1/2kである。
unb>Mball の場合、Munb=k×(Δωmax+Δωmin) …(4)
unb<Mball の場合、Munb=k×(Δωmax−Δωmin) …(5)
これら(4)式、(5)式によって、モータ30の回転速度ωの測定値からアンバランス重量を算出することができる。
本実施形態においては、アンバランス重量がボール42の総重量よりも大きいかどうかを判断するため、(4)式のみに着目する。(Δωmax+Δωmin)=Aを計測すると、図5に示すように、アンバランス重量がボール42の総重量(Mball)よりも小さい場合には(Δωmax+Δωmin)=Aは一定であり、アンバランス重量がボール42の総重量(Mball)を超えると増加に転じる。この特性を利用することでアンバランス重量がボール42の総重量(Mball)を超えたことを検出することができる。なお、この(Δωmax+Δωmin)=Aの値は、図5に示すように、スピンバスケット20内の洗濯物Wの重量によって変化するため、既知の布量検出手段によってスピンバスケット20内の洗濯物Wの重量を測定しておき、(Δωmax+Δωmin)=Aの閾値ζを予め選択することになる。
このようにしてモータ30の回転速度ωをHall−ICセンサ31によって測定して、アンバランス重量算出部34で前述のようにしてアンバランス重量を算出し、アンバランス重量判定部35においてアンバランス重量とボール42の総重量を比較し、アンバランス重量が大きい場合には、図7のフローチャートに示すように、スピンバスケット20の回転数Nを低下させて、スピンバスケット20の内周面に張り付いていた洗濯物Wをほぐしてアンバランスの修正を行う。
次に、うなり信号Bからアンバランスとボール42との相対位置を算出して、スピンバスケット20の回転動作を制御する方法について説明する。図4に示したように、モータ30の回転速度ωの振幅Δωを一定期間測定することで、振幅Δωの変動によってアンバランスとボール42との相対位置を算出することができる。
ここで、脱水工程の初期段階においては、洗濯物Wが水を多く含んでいるために脱水された水の排出が不十分となるため、スピンバスケット20の回転数Nを急速に上昇させることはできない。このため脱水工程の初期段階では、図6に示すように、低い回転数N=γで一定時間回転させるとともに一定の上昇比率(加速度)で回転数Nを上昇することになる。
したがって、初期の回転数N=γと上昇比率(加速度)とによって、加速開始からこのスピンバスケット20の固有振動数νに達するまでの加速時間t1が算出される。加速タイミング判定部37によって、この加速時間t1における位相変化を計算して、スピンバスケット20の回転数Nが固有振動数νに達する際にボール42とアンバランスとが逆位相となるように加速のタイミングを図る。
なお、本実施形態においては、図7のフローチャートに示すように、うなり信号Bの振幅を順次測定して、これらの測定値Δω1、Δω2、Δω3を比較して、Δω1>Δω2、Δω2>Δω3となるように、つまり振幅Δωが減少傾向にある場合に、スピンバスケット20の回転数Nを上昇させるように構成されている。
この構成の洗濯機10によれば、モータ30の回転速度ωをうなり信号Bとして検出するHall−ICセンサ31と、うなり信号Bを解析してアンバランス重量を算出するアンバランス重量算出部34と、アンバランス重量とボール42の総重量を比較するアンバランス重量判定部35とを備えており、アンバランス重量がボール42の総重量を超えた場合にはスピンバスケット20の回転数Nを一時低下させてアンバランスの修正を行うようにモータ回転制御部32で制御するので、バランシング装置40によるスピンバスケット20の振動抑制効果を確実に奏功せしめることができる。したがって、脱水工程における定常的な振動の発生を確実に防止することができる。
さらに、うなり信号Bを解析してボール42とアンバランスとの相対位置を算出する相対位置算出部36と、スピンバスケット20の加速タイミングを決定する加速タイミング判定部37とを備えているので、スピンバスケット20の回転数Nが固有振動数νに達する時点でボール42とアンバランスとの相対位置が逆位相となるように加速タイミングを決定することができ、スピンバスケット20の激しい共振を防止して異常振動の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、うなり信号Bを検出する検出手段として、モータ30に備えられたHall−ICセンサ31を利用しているので、特別なセンサを別途設けることなくうなり信号Bを検出することができ、洗濯機10の製造コストの上昇させることなく振動を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態である洗濯機10について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
この回転体制御装置を備える装置としては、洗濯機10に限定されることはなく、遠心分離機等の他の産業機器や民生品であっても良い。
さらに、うなり信号Bとしてモータ30の回転速度ωの周期変動をHall−ICセンサ31によって検知するものとして説明したが、これに限定されることはなく、モータ30の回転速度ωを一定に制御してその際のモータ30電流値の変動をうなり信号Bとして検知するものでも良いし、あるいは、加速度センサによってモータ30の加速度の周期変動をうなり信号Bとして検知しても良い。
本発明の一実施形態である洗濯機の断面模式図である。 図1に示す洗濯機に備えられたバランシング装置の概略説明図である。 図1に示す洗濯機のブロック図である。 図1に示す洗濯機のうなり信号を示す図である。 図4に示すうなり信号の振幅とアンバランス重量との関係を示す図である。 脱水工程におけるモータ回転数の上昇パターンを示す説明図である。 図1に示す洗濯機の脱水工程におけるフローチャートである。
符号の説明
10 洗濯機
20 スピンバスケット(回転体)
31 Hall−ICセンサ(検出手段)
32 モータ回転制御部(制御手段)
33 解析手段
34 アンバランス重量算出部(アンバランス重量算出手段)
35 アンバランス重量判定部(アンバランス重量判定手段)
36 相対位置算出部(相対位置算出手段)
37 加速タイミング判定部(加速タイミング判定手段)
40 バランシング装置(バランシング手段)
41 レース
42 ボール(転動体)

Claims (6)

  1. 回転軸を中心に回転自在に取り付けられた回転体の回転動作を制御する回転体制御装置において、
    前記回転体と一体にかつ当該回転体の回転軸と同心に設けられた環状形状でなるレースと、当該レースの内部で移動自在に収容された複数の転動体とを有するバランシング手段と、
    前記回転体の回転時に生じる当該回転体の偏心量と、前記レースの内部における各前記転動体の相対位置の変動量とに基づき発生するうなり信号を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された前記うなり信号の振幅変動を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果に基づいて、前記回転体の回転動作を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする回転体制御装置。
  2. 前記解析手段は、
    前記検知手段により検知された前記うなり信号の振幅変動に基づいて、前記回転体に発生したアンバランス重量を算出した後、当該アンバランス重量と各前記転動体の総重量とを比較し、
    前記制御手段は、
    前記アンバランス重量が各前記転動体の総重量よりも大きくなった時点で、前記回転体の回転数を一時低下させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転体制御装置。
  3. 前記解析手段は、
    前記検知手段により検知された前記うなり信号の振幅変動に基づいて、偏心状態にある前記回転体と各前記転動体との相対位置を算出した後、前記回転体の回転数が当該回転体の固有振動数と一致する時点で、前記回転体と各前記転動体との相対位置が逆位相となるように前記回転体の加速タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転体制御装置。
  4. 請求項1に記載の回転体制御装置を備え、
    前記回転体は、洗濯物を収容するための内部空間を有し、かつ前記回転軸を中心に回転自在に取り付けられたスピンバスケットである
    ことを特徴とする洗濯機。
  5. 前記解析手段は、
    前記検知手段により検知された前記うなり信号の振幅変動に基づいて、前記スピンバスケットに発生したアンバランス重量を算出した後、当該アンバランス重量と各前記転動体の総重量とを比較し、
    前記制御手段は、
    前記アンバランス重量が各前記転動体の総重量よりも大きくなった時点で、前記スピンバスケットの回転数を一時低下させるように制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の洗濯機。
  6. 前記解析手段は、
    前記検知手段により検知された前記うなり信号の振幅変動に基づいて、偏心状態にある前記スピンバスケットと各前記転動体との相対位置を算出した後、前記スピンバスケットの回転数が当該スピンバスケットの固有振動数と一致する時点で、前記スピンバスケットと各前記転動体との相対位置が逆位相となるように前記スピンバスケットの加速タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の洗濯機。
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