JP4804220B2 - 金属板への裏打ち材貼付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根材を生産するために鋼板等の金属板にポリエチレン発泡シート等の裏打ち材を貼付ける装置に関するものである。
折板屋根に用いられる屋根材は、鋼板の裏面に、断熱や吸音、結露の防止等を目的として、ポリエチレン発泡シートやグラスウールシート等の裏打ち材を貼り付けている。従来、鋼板に裏打ち材を貼り付ける手法としては、特許文献1等に記載されているように、溶剤タイプの接着剤を鋼板にロールコーターで塗布して貼り合わせる手法と、特許文献2等に記載されているように、鋼板又は裏打ち材に再活性タイプのホットメルト接着剤をあらかじめ塗布しておき、鋼板をホットメルト接着剤が再活性する温度以上に加熱した上で両者を圧着して貼り合わせる手法があった。
鋼板に溶剤タイプの接着剤を塗布して貼り合わせる場合には、有機溶剤が空気中に拡散して工場内の作業者の健康を害するおそれがある。ホットメルト接着剤の再活性により貼り合わせる場合には、鋼板を高温に加熱する装置や、裏打ち材を貼り合わせた後に鋼板に冷却エアや水を吹き付けて冷却する装置が必要となるため、装置が複雑化、大型化し、設備投資の費用やランニングコストが高くなる不都合がある。
特許文献3には、金属板と断熱材を、繊維状にした弾性を有する粘着性接着剤によって接着して構成した建築用外装構造が記載されている。さらに、粘着性接着剤としてホットメルトタイプの合成ゴム系接着剤を用いること、加熱して軟化させた当該接着剤を多数の小径穴が直線に並べられたノズルからホットエアーとともに吐出して、断熱材の表面に塗布することが記載されている。粘着性接着剤を塗布した断熱材は、位置決め治具にセットして金属板をその上に重ね、上面より均等に加圧保持することで、金属板と断熱材を接着している。
上記特許文献3記載のものにおいて、小径穴のノズルからホットエアーとともに吐出したホットメルト接着剤は、短い繊維に分断されて断熱材の表面に不規則に付着する(特許文献3、図2参照。)。そのため、ホットメルト接着剤の繊維が重なって付着しているところと全く付着していないところが生じ、金属板を押し付けたときにホットメルト接着剤が重なって付着しているところだけが金属板に点状に接着することとなって、全面的な接着が得られない。また、ノズルから吐出して断熱材に付着させたホットメルト接着剤は、数秒で冷やされて接着力が著しく低下するものであり、上述のように、ホットメルト接着剤を塗布してから断熱材を位置決め治具にセットしたり金属板を重ねたりする内に、ホットメルト接着剤が冷やされて接着強度が低下する。そのため、裏打ち材が金属板からはがれてくることがあった。
さらに、ホットメルト接着剤をホットエアーと共にノズルから吐出すると、ホットメルト接着剤が霧状となって空気中に飛散し、作業環境を悪化させると共に、ホットメルト接着剤が無駄になる不都合があった。
また屋根材では、特許文献1にも記載されているように、金属板の前側や後側の端部に裏打ち材が貼り付けられていない部分を有するものが求められることがある。そのような屋根材を生産するためには、裏打ち材を所定の長さにカットしたり、裏打ち材を金属板の所定の位置に貼り付けるために位置決めをしたりする必要がある。金属板に裏打ち材を圧着しながら送りローラーで送る途中で、裏打ち材のカットや位置決めのために送りローラーを停止すると、裏打ち材のコイルが惰性で回転し、裏打ち材にたるみが生ずる。裏打ち材がたるむと、金属板に貼り付けたときにシワが生じたり、裏打ち材の長さや貼り付け位置に誤差が生じたりする。裏打ち材のたるみを防止するには、裏打ち材のコイルにブレーキをかけることが考えられるが、そうすると裏打ち材に伸びが生じ、また裏打ち材をカットしたときには裏打ち材が縮むため、裏打ち材の長さや貼付け位置に誤差が生ずる。
また、従来の装置では、裏打ち材を供給する経路で裏打ち材が蛇行し、裏打ち材を金属板にまっすぐに貼り付けるのが困難であった。
特開平7−24659号公報 特開平8−142261号公報 特開2001−295420号公報
本発明は以上に述べた実情に鑑みてなされたものであって、本発明の第1の目的は、金属板を加熱・冷却する設備が不要で、作業環境を良好に維持することができ、尚且つ金属板と裏打ち材を全面的に強く接着することのできる金属板への裏打ち材貼付け装置を提供することである。さらに本発明の第2の目的は、裏打ち材のたるみや伸び縮みを防止することである。本発明の第3の目的は、裏打ち材の蛇行を防止して、金属板に裏打ち材をまっすぐに貼付けできるようにすることである。
上記の課題を達成するために、請求項1記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、金属板を連続的に供給する金属板供給部と、裏打ち材を連続的に供給する裏打ち材供給部と、裏打ち材に熱で溶かしたホットメルト接着剤を塗布する接着剤塗布部と、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材を金属板に重ねて圧着する圧着部とを備え、接着剤塗布部は、裏打ち材の幅方向に並べて設けた複数のノズルを有し、ノズルからホットメルト接着剤の繊維を螺旋状のパターンで連続的に吐出するものであり、ノズルは上下に移動可能に設けてあり、ホットメルト接着剤を吐出するときはノズルが下降して裏打ち材に近づき、ホットメルト接着材を吐出しないときはノズルが上昇して裏打ち材から遠ざかることを特徴とする。
請求項2記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、金属板を連続的に供給する金属板供給部と、裏打ち材を連続的に供給する裏打ち材供給部と、裏打ち材に熱で溶かしたホットメルト接着剤を塗布する接着剤塗布部と、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材を金属板に重ねて圧着する圧着部と、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材を金属板に圧着する手前でカットする裏打ち材カット部とを備え、接着剤塗布部は、裏打ち材の幅方向に並べて設けた複数のノズルを有し、ノズルからホットメルト接着剤の繊維を螺旋状のパターンで連続的に吐出するものであり、ノズルは上下に移動可能に設けてあり、ホットメルト接着剤を吐出するときはノズルが下降して裏打ち材に近づき、ホットメルト接着材を吐出しないときはノズルが上昇して裏打ち材から遠ざかることを特徴とする。
請求項3記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項2記載の発明の構成に加え、裏打ち材カット部は、回転する円盤状のカッターと、カッターを裏打ち材の幅方向に移動させるカッター移動手段と、裏打ち材をカットするときに裏打ち材を挟んで保持する裏打ち材挟み部とを有することを特徴とする。
請求項4記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項3記載の発明の構成に加え、裏打ち材カット部には、カッターにシリコンオイルを塗布するシリコンオイル塗布手段を有していることを特徴とする。
請求項5記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項3記載の発明の構成に加え、裏打ち材挟み部は、裏打ち材のホットメルト接着剤が塗布された面を受ける受けローラーと、シリンダーにより上下動する押さえ部材とで構成され、受けローラーは、外周面に非粘着性の粒状体を多数付着してあることを特徴とする。非粘着性の粒状体としては、例えばフッ素をコーティングしたガラスビーズを用いることができる。
請求項記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項1乃至記載の発明の構成に加え、接着剤塗布部は、複数のノズルの内からホットメルト接着剤を吐出するノズルを裏打ち材の幅に応じて選択可能としていることを特徴とする。
請求項記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項1乃至記載の発明の構成に加え、裏打ち材供給部には、裏打ち材のホットメルト接着剤が塗布された面に向けて加熱空気を吹き付ける加熱空気吹き付け部を有していることを特徴とする。
請求項記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項1乃至記載の発明の構成に加え、裏打ち材供給部には、裏打ち材のコイルの端面に摩擦材を押し付けることで裏打ち材にテンションを付与するテンション付与機構を備えていることを特徴とする。
請求項記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項記載の発明の構成に加え、テンション付与機構は、摩擦材がバネの力で裏打ち材のコイルの端面に押し付けてあり、且つバネの力を調節自在としたことを特徴とする。バネには、コイルバネ、皿バネ、空気バネ等のあらゆるバネが含まれる。
請求項10記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項8又は9記載の発明の構成に加え、摩擦材を、コイルが回転する向きとは逆向きに回転させることを特徴とする。
請求項11記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項1乃至10記載の発明の構成に加え、裏打ち材供給部には、裏打ち材が蛇行したときに裏打ち材のコイルを金属板の送り方向と直行する方向に移動させて蛇行を修正する蛇行修正機構を備えていることを特徴とする。
請求項1記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、金属板供給部と裏打ち材供給部から金属板と裏打ち材を連続的に供給し、接着剤塗布部において熱で溶かしたホットメルト接着剤を裏打ち材に塗布し、圧着部でホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材を金属板に圧着するため、金属板を加熱・冷却する装置が不要であり、装置の構成を簡略化、小型化できる。さらに接着剤塗布部は、裏打ち材の幅方向に並べて設けた複数のノズルを有し、各ノズルからホットメルト接着剤の繊維を螺旋状のパターンで連続的に吐出するようにしたので、裏打ち材の移動に伴い、裏打ち材の長さ方向にホットメルト接着剤の繊維が螺旋状の一定のパターンで連続的に付着し、且つ裏打ち材の全幅にわたって各ノズルから吐出されたホットメルト接着剤の螺旋状の繊維が均等に付着するため、裏打ち材の全面にホットメルト接着剤をムラ無く均一に塗布することができ、裏打ち材と金属板とが全面的に接着する。しかも、ホットメルト接着剤を螺旋状のパターンで吐出することで、ホットメルト接着剤が空気中に飛散するのを防止することができ、作業環境を良好に維持できる。さらに本発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、接着剤塗布部のノズルが上下に移動可能に設けてあり、ホットメルト接着剤を吐出するときはノズルが下降して裏打ち材に近づき、ホットメルト接着材を吐出しないときはノズルが上昇して裏打ち材から遠ざかるようにしたので、ポリエチレン発泡シートのような熱に弱い裏打ち材にホットメルト接着剤を塗布する場合でも、裏打ち材がノズルの熱で変形したり破れたりするのを防止できる。
請求項2記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、請求項1記載の発明と同様の効果を有することに加え、裏打ち材カット部により、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材を金属板に圧着する手前でカットすることで、金属板の送り方向の一部に裏打ち材を貼り付けない部分を設けることができる。
請求項3記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、回転する円盤状のカッターをカッター移動手段により裏打ち材の幅方向に移動させて裏打ち材をカットすることで、カッターに裏打ち材がくっつくことがなく、しかも裏打ち材挟み部で裏打ち材を挟むことで、裏打ち材をまっすぐにきれいにカットできる。
請求項4記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、カッターにシリコンオイルを塗布するシリコンオイル塗布手段を有しているので、カッターにホットメルト接着剤が付着するのを防ぎ、カッターの切れ味を良好に維持できる。
請求項5記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、裏打ち材挟み部の受けローラーの外周面に非粘着性の粒状体を多数付着してあることで、受けローラーと押え部材とで裏打ち材を挟んだときに、裏打ち材のホットメルト接着剤が塗布された面を受けローラーの非粘着性の粒状体が多数の点で受けるため、受けローラーに裏打ち材がくっつくのを防止できる。
請求項記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、接着剤塗布部は、複数のノズルの内からホットメルト接着剤を吐出するノズルを裏打ち材の幅に応じて選択可能としているので、裏打ち材からはみ出す位置にあるノズルからはホットメルト接着剤を吐出しないことで、ホットメルト接着剤の余分な消費がなくなり、且つホットメルト接着剤が機械に付着するのを防止できる。
請求項記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、裏打ち材供給部には、裏打ち材のホットメルト接着剤が塗布された面に向けて加熱空気を吹き付ける加熱空気吹き付け部を有しているので、裏打ち材に塗布したホットメルト接着剤が冷えるのを防止して、金属板に強力に接着することができる。
請求項記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、裏打ち材供給部に、裏打ち材のコイルの端面に摩擦材を押し付けることで裏打ち材にテンションを付与するテンション付与機構を備えているので、送りが停止したときに裏打ち材のコイルが惰性で回転するのを防ぎ、且つ裏打ち材に常にテンションを付与し、裏打ち材にたるみが生ずるのを防止できる。
請求項記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、テンション付与機構は、摩擦材がバネの力で裏打ち材のコイルの端面に押し付けてあり、且つバネの力を調節自在としたことにより、裏打ち材のテンションの強さを適宜調整して、裏打ち材に生ずる伸びや縮みが小さくなるようにすることができる。
請求項10記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、摩擦材を、コイルが回転する向きとは逆向きに回転させることにより、送りが停止したときに裏打ち材のコイルが惰性で回転するのを防ぐ効果が高まるので、裏打ち材のテンションをなるべく小さくして裏打ち材の伸びや縮みが小さくなるようにしながら、尚且つ裏打ち材のたるみを防止できる。
請求項11記載の発明による金属板への裏打ち材貼付け装置は、裏打ち材供給部には、裏打ち材が蛇行したときに裏打ち材のコイルを金属板の送り方向と直行する方向に移動させて蛇行を修正する蛇行修正機構を備えているので、裏打ち材の蛇行を防止して、裏打ち材を金属板にまっすぐに貼り付けることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明による金属板への裏打ち材貼付け装置(以下、単に裏打ち材貼付け装置という)の一実施形態を示しており、この裏打ち材貼付け装置は、屋根材を生産するために金属板に裏打ち材を貼り付ける装置であり、金属板1をコイル24から引き出して連続的に供給する金属板供給部2と、裏打ち材3をコイル19から引き出して連続的に供給する裏打ち材供給部4と、裏打ち材の供給過程で裏打ち材3の裏面に熱で溶かしたホットメルト接着剤を塗布する接着剤塗布部5と、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材3を金属板1に重ねて圧着する圧着部6と、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材3を金属板1に圧着する手前でカットする裏打ち材カット部9とを備えている。金属板1としては、主に鋼板が用いられる。裏打ち材3には、一般的にはポリエチレン発泡シート等の合成樹脂発泡シートが用いられ、耐火性が要求される場合にはグラスウールシートが用いられる。
金属板供給部2は、金属板のコイル24を支持する金属板コイル支持部25と、歪み取りローラー26と、モーター27で駆動される上下一対のローラーで金属板1を挟んで送る二組の送りローラー28,28とを有している。送りローラー28,28は、金属板1が後述する圧着部6の送りローラー29に到達するまで金属板1を送るためのものであり、金属板1が圧着部6の送りローラー29に到達した後は金属板1から離れるようにしている。
裏打ち材供給部4は、架台30上に裏打ち材のコイル19を支持する裏打ち材コイル支持部31が設けてある。裏打ち材のコイル19は、図5に示すように、筒状の芯材32の周囲にシート状の裏打ち材3を巻きつけたものであり、芯材32に軸33を挿通し、軸33は裏打ち材コイル19の両側で軸受け板34に支持されている。裏打ち材3は、圧着部6の送りローラー29により金属板1に圧着して一緒に送られることでコイル19から引き出され、引き出されることでコイル19が図1に示すように反時計回りに回転する。
圧着部6の送りローラー29が停止したときに、コイル19が惰性で回転して裏打ち材3にたるみが生ずるのを防止するため、図5に示すように、コイル19の両側の端面に木製の角材を用いてなる摩擦材20がバネ22の力で押し付けてある。摩擦材20は、キーやスプライン等を用いて軸33の長手方向にスライド自在に、且つ軸33に対して空回りしないように取付けられている。バネ22の強さは、軸33に嵌めたバネ押しリング35の位置を調整することにより任意に調整できる。軸33は、モーター36により回転する回転軸37にカップリング38で連結してあり、軸33と摩擦材20は、図1に示すように、裏打ち材3が引き出されたときにコイル19が回転する方向とは逆向きに回転する。バネ22の力を強くしすぎると、裏打ち材3のたるみを防止できる反面、裏打ち材3に伸びが生じやすくなると共に、裏打ち材3を裏打ち材カット部9でカットしたときに裏打ち材3が大きく縮むおそれがある。上記のように、摩擦材20をコイル19の回転方向と逆向きに回転させることで、コイル19が惰性で回転するのを止める効果が高められるので、裏打ち材3にかかるテンションをなるべく小さくして裏打ち材3の伸びや縮みが大きくならないようにバネ22の力を調整しながら、裏打ち材3のたるみを確実に防止できる。摩擦材20は、常時回転させてもよいが、送りローラー29で送っている間だけ回転させたり、送りローラー29が停止する直前から送りローラー29が停止した直後の間だけ回転するようにすることもできる。
さらに本装置では、軸33からの距離が異なる2箇所に光センサー39a,39bを設置してコイル19の径を検知しており、コイル19の径が大きいときには摩擦材20の回転速度を遅くし、コイル19の径が小さくなったときには摩擦材20の回転速度を速くしている。コイル19の径が小さくなったときには、コイル19が速く回転するため、それに応じて摩擦材20の回転速度も速くすることで、コイル19の径によらず裏打ち材3のたるみを確実に防止できる。
裏打ち材供給部4の架台30の下部には、図1に示すように、車輪40と車軸41が取付けてあり、車輪40は金属板1の送り方向と直行する方向に設置したレール42に載っている。車軸41をモーター43で回転させることで、架台30が金属板1の送り方向Aと直交する方向に移動する。図6に示すように、裏打ち材カット部9の架台44には、裏打ち材3の縁を検知する二つのセンサー45a,45bが裏打ち材3の幅方向に位置をずらした状態で設置してある。図6(a)に示すように、内側のセンサー45bのみが裏打ち材3を検知した状態が正常な状態であり、図6(b)に示すように、両方のセンサー45a,45bが裏打ち材3を検知したときには、前記モーター43を駆動して外側のセンサー45aが裏打ち材3を検知しなくなる位置まで裏打ち材供給部4の架台30を奥側に移動させる。反対に、図6(c)に示すように、両方のセンサー45a,45bが裏打ち材3を検知しない場合には、前記モーター43を駆動して内側のセンサー45aが裏打ち材3を検知する位置まで裏打ち材供給部4の架台30を手前側に移動させる。この構成により、裏打ち材3の蛇行を修正して、裏打ち材3を金属板1に対してまっすぐに貼り付けることができる。
架台30を移動させることなく、裏打ち材のコイル19のみ、若しくは裏打ち材支持部31のみを裏打ち材の幅方向に移動させて蛇行を修正することも可能であるが、本実施形態のように、架台30を移動させて裏打ち材供給部4全体を移動させることで、すばやく確実な蛇行修正が行える。
コイル19から引き出された裏打ち材3は、図1に示すように、裏打ち材供給部4の架台30内部に、複数のローラー76,76,…,76を介して金属板1の送り方向とは逆向きに引き込んでおり、その部分で裏打ち材3は裏面を上にして送られ、その上方に設置した接着剤塗布部5によりホットメルト接着剤を塗布している。
接着剤塗布部5には、ノードソン株式会社製のモジュール式のホットメルト接着剤吐出装置46、ユニバーサルモジュールUM22シリーズを使用している。このホットメルト接着剤吐出装置46は、図2と図3に示すように、横長の板状のマニホールドブロック47が裏打ち材3の上方を横断するように架設してあり、マニホールドブロック47の前面には幅Wが22mmの縦長のブロック状のノズルユニット48,48,…,48が隣接して多数取付けてある。マニホールドブロック47には、高温に溶けたホットメルト接着剤を供給するホース49と、加圧空気を供給するホース50が接続してあり、マニホールドブロック47の内部にはホットメルト接着剤の流路と加圧空気の流路が設けてあり、ホットメルト接着剤と加圧空気の流路は各ノズルユニット48に分岐し、各ノズルユニット48にホットメルト接着剤と加圧空気を供給している。各ノズルユニット48の内部には、ホットメルト接着剤の流路を開閉するバルブが組み込まれており、且つ各ノズルユニット48にはバルブ作動用の加圧空気が個々に供給されており、バルブの動作によって各ノズルユニットからホットメルト接着剤を選択的に吐出できる。各ノズルユニット48の下部には、図2に示すように、ノズル7がクランプ部材52で保持して着脱自在に取付けてある。なお、このようなモジュール式のホットメルト接着剤吐出装置46の構造は、特開平11−267568号公報に詳細に開示されている。
ノズル7は、ホットメルト接着剤の繊維8を螺旋状のパターンで連続的に吐出できる、いわゆるスパイラルノズルとなっている。スパイラルノズルの構造や原理は、特開2002−361119号公報等に開示されているが、簡単に説明すると、ノズル7の中心にはノズルユニット48のホットメルト接着剤の流路に連通するホットメルト接着剤の吐出孔が設けてあり、接着剤吐出孔を取り巻く円周囲にノズルユニット48の加圧空気の流路に連通する加圧空気噴出孔が複数傾斜して設けてあり、加圧空気噴出孔から噴出する加圧空気の流れはうずを巻く旋回流となり、これが接着剤吐出孔から吐出されるホットメルト接着剤の繊維に作用することで、ホットメルト接着剤の繊維8が引き伸ばされ且つ回転する動きが与えられ、図2中に仮想線で示す円錐面77上を通るように横に広がりながら回転する連続的な螺旋状の軌跡を描く。このようにノズル7からホットメルト接着剤の繊維8を螺旋状のパターンで連続的に吐出しながら裏打ち材3が移動することで、裏打ち材3の裏面には、図4に示すように、多数の円弧部51が裏打ち材3の移動方向に少しずつずれながら連続する螺旋状のパターンでホットメルト接着剤の繊維8が付着する。円弧部51の大きさは、ノズル7と裏打ち材3との距離によって変わるが、隣接するノズル7から吐出されたホットメルト接着剤の繊維8の円弧部が互いにオーバーラップするように距離を調整している。実際には、ノズル7と裏打ち材3との距離hは、約25mmにしている。また、隣接するノズル7から吐出されたホットメルト接着剤の繊維8のピッチPは、ノズルユニット48の幅Wと同じ22mmとなる。
このように、ホットメルト接着剤を隣接するノズル7,7,…,7から螺旋状に吐出して裏打ち材3に付着させることで、幅の広い裏打ち材3の全面にホットメルト接着剤を塗りムラを生ずることなく均一に塗布することができるため、裏打ち材3を金属板1に圧着したときに全面的に接着する。しかも、スパイラルノズルを用いてホットメルト接着剤を螺旋状のパターンで吐出することで、ホットメルト接着剤が空気中に飛散するのを防止することができ、作業環境を良好に維持できる。また、ポリエチレン発泡シートのように熱に弱く、ロールコーターによる塗布が困難なものに対しても、ホットメルト接着剤を均一に塗布することができるし、且つロールコーターで塗布したときよりも少ない接着剤の量で、より強力に接着できる。
ホットメルト接着剤には、合成ゴム系のホットメルト接着剤を使用することができる。ホットメルト接着剤の塗布量は、各ノズル7から吐出するホットメルト接着剤の量(繊維の太さ)や、裏打ち材3の移動スピードを変更することで適宜調節できるが、ポリエチレン発泡シートの場合には約10g/m、グラスウールの場合には約40g/mが適当である。
ホットメルト接着剤吐出装置46は、図2と図3に示すように、上面にプレート53を取付け、プレート53にガイドバー54とシリンダー55を連結して、全体的に上下に移動可能としている。そして、裏打ち材3が移動するときには、ノズル7と裏打ち材3との距離が約25mmとなる位置までホットメルト接着剤吐出装置46が下降してノズル7,7,…,7からホットメルト接着剤を吐出し、裏打ち材3が停止したときには、図2中に仮想線で示すように、ホットメルト接着剤吐出装置46が上昇して裏打ち材3から離れるようにしている。ホットメルト接着剤吐出装置46は、150℃を越す高温になるので、裏打ち材3が停止したときまで接近した位置のままであると、発泡樹脂シートのような熱に弱い裏打ち材3が変形したり破れたりするおそれがあるが、ホットメルト接着剤吐出装置46が上昇して裏打ち材3から離れることで、そのような不都合を回避できる。
また本装置では、図3に示すように、複数のノズル7,7,…,7のうちから裏打ち材3の幅内にあるノズル7,7,…,7だけを選択してホットメルト接着剤を吐出し、裏打ち材3の幅から外れた位置にあるノズル7,7,…,7からはホットメルト接着剤を吐出しないようにしている。これは、各ノズルユニット48内のバルブの操作により行うことができる。このように、裏打ち材3の幅に応じて複数のノズル7,7,…,7から選択的にホットメルト接着剤を吐出することで、ホットメルト接着剤を無駄に消費することがないと共に、且つホットメルト接着剤が機械に付着するのを防止できる。
図1に示すように、裏打ち材供給部4の架台30内部には、裏打ち材3のホットメルト接着剤が塗布された面に向けて加熱空気を吹き付ける加熱空気吹き付け部18を設けてある。加熱空気吹き付け部18は、ブロワーで起こした風をヒーターに通して熱風を発生させる熱風発生装置とホース56で連結され、裏打ち材3の接着剤塗布面に向けて開口した熱風吹き出し口57a,57bから、150℃程度に加熱された加熱空気が吹き出すようにしている。一方の熱風吹き出し口57aはやや上向きに設けてあり、もう一方の熱風吹き出し口57bはやや下向きに設けてある。これにより、裏打ち材3を金属板1に圧着する前に、塗布したホットメルト接着剤が冷えて接着力が低下するのを防止している。
裏打ち材カット部9は、図7〜図9に示すように、モーター58で回転する円盤状のカッター10と、カッター10を裏打ち材3の幅方向に移動させるロッドレスシリンダー11と、裏打ち材3をカッター10でカットする際に裏打ち材3を挟んで保持する裏打ち材挟み部12と、切断した裏打ち材3の切れ端を金属板1に押し付ける押し付け部59と、カッター10にシリコンオイルを塗布するシリコンオイル塗布手段13と、金属板1の搬送ガイド60とを備えている。
カッター10は、周囲に鋸刃状の刃が多数設けてあり、高速で回転しながらロッドレスシリンダー11で裏打ち材3の幅方向に移動させることで、裏打ち材3をカットする。なおカッター10は、図8で右から左に移動した場合、左から右に移動した場合のどちらでも裏打ち材3をカットすることができ、裏打ち材3をカットした後にカッター10を元の位置に戻す時間を省いて、裏打ち材カット時のサイクルタイムを短縮している。
シリコンオイル塗布手段13は、スタンドで高い位置に保持したシリコンオイルのタンク61と、カッター10の両面に向けてそれぞれ設置した噴射ノズル62,62と、タンク61からノズル62にシリコンオイルを供給するホース63とを有している。カッター10が裏打ち材3をカットした後に、ノズル62からシリコンオイルを噴射してカッター10の両面に吹き付けることで、カッター10にホットメルト接着剤が付着するのを防ぎ、カッター10の切れ味を常に良好に維持できる。シリコンオイル塗布手段13は、図8に示すように、右側と左側の両方に設けてある。
裏打ち材挟み部12は、図9に示すように、金属板1と裏打ち材3の間の高さ位置に、これらに非接触の状態で両端部を軸受け64で支持して設けた受けローラー14と、裏打ち材3の上方に配置されシリンダー15により上下動する板状の押え部材16とで構成してある。受けローラー14は、フッ素をコーティングした直径20ミクロン程度の球状の微細なガラスビーズ17がびっしりと表面に付着したテープを、外周面に貼り付けている。前記テープには、篠田商事株式会社より販売されているICPテープを使用することができる。このようにすることで、受けローラー14と押え部材16とで裏打ち材3を挟んだときに、多数の非粘着性の粒状体(ガラスビーズ17)が裏打ち材3のホットメルト接着剤が塗布された面を点で受けることになるため、受けローラー14に裏打ち材3がくっつくのを防止できる。ガラスビーズ17が損耗して受けローラー14の離型性が低下したときや、裏打ち材3の材質に合わせてガラスビーズ17の粒径等を変更したい場合には、テープを貼りかえればよい。
押し付け部59は、板状の押し付け部材65をシリンダー66で上下させるものである。
圧着部6には、図1に示すように、上下で一組のローラーが計4組並べて設けてあり、金属板送り方向手前側の二組のローラー29,29は、金属板1と裏打ち材3を挟んで圧着しながら送る送りローラーであり、下側のローラー29bがモーター67により駆動され、上側のローラー29aも上下のローラー軸の端部に設けた図示しないギアが噛み合うことで回転する。上側のローラー29aはバネ68の力で下方に押し付けられており、バネの力はハンドル69を回してバネ押しブロック70を上下にスライドさせることで調節することができる。
3番目のローラー71は、上側のローラー71aが送りローラー29aと同様にバネの力で下方に押し付けてあり、上下のローラー71a,71bが金属板1と裏打ち材3が送られるとそれに伴って連れ回りする。下側のローラー71bの軸にはエンコーダー72が取付けてあり、このエンコーダー72の信号に基づいて金属板3の送り長さを算出し、各部のモーターやシリンダーの動きを制御している。エンコーダー72を取付けたローラーの軸は、モーターにより駆動していないために空回りすることがなく、金属板3の送り長さを正確に計測できる。
4番目のローラー73は、図11(c)に示すように、ローラー外周に設けたスリッター刃で金属板1と裏打ち材3に同時に切れ目を入れて所定の幅でカットするためのスリッターローラーである。切れ目を入れる必要が無いときには、送りローラー29と同じ平滑なローラーが取付けられ、送りローラーとして機能する。
4番目のローラー73の隣には、シャーリング部74を有している。
本裏打ち材貼付け装置によれば、図11(a)に示すように、任意の長さLの金属板1の全長に亘って裏打ち材3を貼り付けたものが生産できることに加え、図11(b)に示すように、任意の長さの金属板1の前後の端部に、任意の長さa,bだけ裏打ち材3が貼り付けられない部分をつくることも可能である(a又はbの何れかを0にすることもできる)。
図11(a)のものを生産する場合には、エンコーダー72の信号に基づいて長さLだけ送りローラー29で送るごとにシャーリング部74を起動して切断すればよい。
図11(b)のものを生産する場合には、上記のシャーリング部74の動作に加え、裏打ち材カット部9を以下のように動作させる。まず、図10(a)に示すように、シャーリング部74による切断予定位置75がカッター10から寸法aだけ手前に到達した時点で、送りローラー29を停止させ、シリンダー15を起動して押え部材16を下降させ、押え部材16と受けローラー14とで裏打ち材3を挟む。このときの送りローラー29を停止するタイミングは、エンコーダー72を取り付けたローラー71からのシャーリング部74とカッター10までのそれぞれの距離と、金属板1の切断長さLとから算出することができる。次に、図10(b)に示すように、カッター10をモーター58で回転させるとともに、ロッドレスシリンダー11で裏打ち材3の幅方向に移動させて裏打ち材3をカットする。次に図10(c)に示すように、送りローラー29で寸法a+bだけ金属板3を送った後に送りローラー29を停止し、シリンダー66を起動して押し付け部材65により裏打ち材3の切れ端を金属板1に押し付ける。次に、図10(d)に示すように、シリンダー15,66を起動して押え部材16と押し付け部材65を上昇させた後、送りローラー29により金属板1を送れば、裏打ち材3は押し付け部材65で押し付けた部分が金属板1に接着するために金属板1と共に引き出され、受けローラー14は僅かに回転し、裏打ち材3が受けローラー14から離れる。
本裏打ち材貼付け装置は、裏打ち材供給部4に設けた摩擦材20を利用したテンション付与機構21により、送りローラー29を停止したときに裏打ち材のコイル19が惰性で回転してたるみが生ずるのを防いでいるため、裏打ち材3がシワになることなくきれいに貼り付けることができると共に、裏打ち材3の伸びや縮みが抑えられるため、裏打ち材3の長さや貼り付ける位置が正確になる。さらに、裏打ち材供給部4には、裏打ち材のコイル19を金属板1の送り方向に直交する方向に移動させて裏打ち材3の蛇行を修正する蛇行修正機構を有しているので、裏打ち材3を金属板1に対してまっすぐ貼ることができる。
本発明は、以上に述べた実施形態に限定されない。裏打ち材カット部は、省略することができる。金属板として、アルミ板を用いることもできる。
本発明の金属板への裏打ち材貼付け装置の正面図である。 接着剤塗布部を拡大して示す正面図である。 図2のX矢視図である。 裏打ち材へのホットメルト接着剤の塗布状態を示す平面図である。 図1のX矢視図である。 蛇行修正機構の動作を示す概略平面図である。 裏打ち材カット部を拡大して示す正面図である。 図7のX矢視図である。 図7のY矢視図である。 裏打ち材カット部の動作を順に示す概略正面図である。 図1の装置により生産できる製品の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 金属板
2 金属板供給部
3 裏打ち材
4 裏打ち材供給部
5 接着剤塗布部
6 圧着部
7 ノズル
8 ホットメルト接着剤の繊維
9 裏打ち材カット部
10 カッター
11 ロッドレスシリンダー(カッター移動手段)
12 裏打ち材挟み部
13 シリコンオイル塗布手段
14 受けローラー
15 シリンダー
16 押さえ部材
17 ガラスビーズ(粒状体)
18 加熱空気吹き付け部
19 裏打ち材のコイル
20 摩擦材
21 テンション付与機構
22 バネ
23 蛇行修正機構

Claims (11)

  1. 金属板(1)を連続的に供給する金属板供給部(2)と、裏打ち材(3)を連続的に供給する裏打ち材供給部(4)と、裏打ち材に熱で溶かしたホットメルト接着剤を塗布する接着剤塗布部(5)と、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材を金属板に重ねて圧着する圧着部(6)とを備え、接着剤塗布部は、裏打ち材の幅方向に並べて設けた複数のノズル(7)を有し、ノズルからホットメルト接着剤の繊維(8)を螺旋状のパターンで連続的に吐出するものであり、ノズル(7)は上下に移動可能に設けてあり、ホットメルト接着剤を吐出するときはノズルが下降して裏打ち材(3)に近づき、ホットメルト接着材を吐出しないときはノズルが上昇して裏打ち材から遠ざかることを特徴とする金属板への裏打ち材貼付け装置。
  2. 金属板(1)を連続的に供給する金属板供給部(2)と、裏打ち材(3)を連続的に供給する裏打ち材供給部(4)と、裏打ち材に熱で溶かしたホットメルト接着剤を塗布する接着剤塗布部(5)と、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材を金属板に重ねて圧着する圧着部(6)と、ホットメルト接着剤が塗布された裏打ち材を金属板に圧着する手前でカットする裏打ち材カット部(9)とを備え、接着剤塗布部は、裏打ち材の幅方向に並べて設けた複数のノズル(7)を有し、ノズルからホットメルト接着剤の繊維(8)を螺旋状のパターンで連続的に吐出するものであり、ノズル(7)は上下に移動可能に設けてあり、ホットメルト接着剤を吐出するときはノズルが下降して裏打ち材(3)に近づき、ホットメルト接着材を吐出しないときはノズルが上昇して裏打ち材から遠ざかることを特徴とする金属板への裏打ち材貼付け装置。
  3. 裏打ち材カット部(9)は、回転する円盤状のカッター(10)と、カッターを裏打ち材の幅方向に移動させるカッター移動手段(11)と、裏打ち材をカットするときに裏打ち材を挟んで保持する裏打ち材挟み部(12)とを有することを特徴とする請求項2記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
  4. 裏打ち材カット部(9)には、カッター(10)にシリコンオイルを塗布するシリコンオイル塗布手段(13)を有していることを特徴とする請求項3記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
  5. 裏打ち材挟み部(12)は、裏打ち材(3)のホットメルト接着剤が塗布された面を受ける受けローラー(14)と、シリンダー(15)により上下動する押さえ部材(16)とで構成され、受けローラーは、外周面に非粘着性の粒状体(17)を多数付着してあることを特徴とする請求項3又は4記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
  6. 接着剤塗布部(5)は、複数のノズル(7)の内からホットメルト接着剤を吐出するノズルを裏打ち材(3)の幅に応じて選択可能としていることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
  7. 裏打ち材供給部(4)には、裏打ち材(3)のホットメルト接着剤が塗布された面に向けて加熱空気を吹き付ける加熱空気吹き付け部(18)を有していることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
  8. 裏打ち材供給部(4)には、裏打ち材のコイル(19)の端面に摩擦材(20)を押し付けることで裏打ち材(3)にテンションを付与するテンション付与機構(21)を備えていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
  9. テンション付与機構(21)は、摩擦材(20)がバネ(22)の力で裏打ち材のコイル(19)の端面に押し付けてあり、且つバネの力を調節自在としたことを特徴とする請求項記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
  10. 摩擦材(20)を、コイル(19)が回転する向きとは逆向きに回転させることを特徴とする請求項8又は9記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
  11. 裏打ち材供給部(4)には、裏打ち材(3)が蛇行したときに裏打ち材のコイル(19)を金属板(1)の送り方向と直行する方向に移動させて蛇行を修正する蛇行修正機構(23)を備えていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10記載の金属板への裏打ち材貼付け装置。
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