JP4803471B2 - 印刷装置および印刷制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置および印刷制御プログラムに関する。
従来より、着色剤(トナーやインク)の残量が所定量以下になった場合に、画像データに基づく元画像を、当該元画像本来の濃度よりも低い濃度でシートに印刷する印刷装置がある。この印刷装置によれば、濃度を低くして着色剤の使用量を抑えることで、着色剤の残量が少なくなった後もできる限り長い期間、印刷可能状態を維持することが可能である。
特開平5−158293号公報
しかし、上記従来の印刷装置では、着色剤の残量が所定量以下になった場合、元画像のうちはっきりと印刷したい部分まで低い濃度で印刷され得るため、画像に対する再現性が低下してしまうおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、着色剤の使用量を抑えつつ、画像に対する再現性が低下することを抑制することが可能な印刷装置および印刷制御プログラムを提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る印刷装置は、画像データに基づき、着色剤により画像をシートに印刷する印刷部と、前記着色剤の残量及び使用量の少なくとも1つを検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づき、前記着色剤の使用可能量が第1基準量以下であるかどうかを判断する判断部と、前記使用可能量が前記第1基準量よりも多いと前記判断部が判断した場合には、前記画像データに基づく元画像をシートに印刷する通常印刷を行い、前記使用可能量が前記第1基準量以下であると前記判断部が判断した場合には、前記元画像から裏写りであるとみなした画像を除去した画像をシートに印刷する裏写り除去印刷を行うように、前記印刷部を制御する切替処理を実行する制御部と、を備える。
この発明の印刷装置は、着色剤の使用可能量が第1基準量以下である場合に、元画像から裏写りであるとみなした画像を除去した画像をシートに印刷する裏写り除去印刷を行うことにより、着色剤の使用量を抑制する構成である。これにより、元画像のうち裏写りであるとみなした画像以外の画像は本来の濃度で印刷することが可能になるので、使用可能量が少なくなった場合に元画像を低い濃度で印刷する従来の印刷装置に比べて、画像の再現性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明の印刷装置であって、裏写り除去印刷モードおよび切替モードのいずれかをユーザが選択した結果を示す選択情報を取得する第1取得部を備え、前記制御部は、前記選択情報に基づき、前記ユーザが前記裏写り除去印刷モードを選択したと判断した場合には、前記使用可能量が前記第1基準量以下であるかどうかにかかわらず前記裏写り除去印刷を行うよう前記印刷部を制御し、前記ユーザが前記切替モードを選択したと判断した場合には、前記切替処理を実行する。
この発明によれば、ユーザの希望に応じて裏写り除去印刷を行うことが可能である。
第3の発明は、第1または第2の発明の印刷装置であって、ユーザによる前記裏写り除去印刷の禁止指示を取得する第2取得部を備え、前記制御部は、前記第2取得部が前記禁止指示を取得した場合には、前記使用可能量が前記第1基準量以下であるかどうかにかかわらず前記通常印刷を行うよう前記印刷部を制御する。
この発明によれば、ユーザが裏写り除去印刷を禁止することにより、裏写り画像ではない画像が除去されてしまうことを回避することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明の印刷装置であって、前記判断部は、前記検出部の検出結果に基づき、更に、前記使用可能量が第1基準量より少ない第2基準量以下であるかどうかを判断し、前記制御部は、前記使用可能量が前記第2基準量以下であると判断した場合には、前記元画像を当該元画像本来の濃度よりも低い濃度でシートに印刷する低濃度印刷を行うように、前記印刷部を制御する。
この発明の印刷装置は、着色剤の使用可能量が第1基準量より少ない第2基準量以下である場合には、元画像を当該元画像本来の濃度よりも低い濃度でシートに印刷する低濃度印刷を行う。これにより、着色剤の使用量をより効果的に抑制することができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれか一つの発明の印刷装置であって、原稿の片面の画像を読み取る片面読み取りと、前記原稿の両面の画像を読み取る両面読み取りとを実行可能な読取部を備え、前記制御部は、前記片面読み取りにより生成された読取データに対して前記切替処理を実行せず、前記両面読み取りにより生成された読取データに対して前記切替処理を実行する。
片面読み取りを実行する場合、原稿が片面のみ印刷されている可能性が高く、裏写り除去印刷を実行すると、実際に裏写りである画像を削除することによる着色剤抑制のメリットの大きさに対し、本来裏写りでない画像をも削除してしまうデメリットの大きさが高くなるおそれがある。一方、両面読み取りを実行する場合、原稿が両面印刷されている可能性が高く、裏写り除去印刷により着色剤を抑制することが特に期待できる。このため、本発明では、片面読み取りにより生成された読取データに対して切替処理を実行せず、両面読み取りにより生成された読取データに対して切替処理に基づき裏写り除去印刷を実行するようにした。
第6の発明に係る印刷制御プログラムは、画像データに基づき、着色剤により画像をシートに印刷する印刷部、及び、前記着色剤の残量及び使用量の少なくとも1つを検出する検出部を備える印刷装置が有するコンピュータに、前記検出部の検出結果に基づき、前記着色剤の使用可能量が第1基準量以下であるかどうかを判断する判断処理と、前記使用可能量が前記第1基準量よりも多いと前記判断処理で判断した場合には、前記画像データに基づく元画像をシートに印刷する通常印刷を行い、前記使用可能量が前記第1基準量以下であると前記判断処理で判断した場合には、前記元画像から裏写りとみなした画像を除去した画像をシートに印刷する裏写り除去印刷を行うように、前記印刷部を制御する切替処理と、を実行させる。
本発明によれば、着色剤の使用量を抑えつつ、画像に対する再現性が低下することを抑制することが可能である。
本発明の一実施形態に係る複合機の電気的構成を示すブロック図 コピー処理のフローチャートを示す図 時間経過に伴うトナー残量の変化を示すグラフ 複合機が原稿の一方面に対して通常コピーを実行して出力したシートを示す図 複合機が原稿の一方面に対して低濃度コピーを実行して出力したシートを示す図 複合機が原稿の一方面に対して裏写り除去コピーを実行して出力したシートを示す図
本発明の一実施形態について図を参照しつつ説明する。
1.複合機の電気的構成
図1は、複合機1(印刷装置の一例)の電気的構成を示すブロック図である。複合機1は、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能など、複数の機能を実行可能である。複合機1は、読取部3、印刷部5、操作部7、表示部9、トナーセンサ11(検知部の一例)、CPU13(判断部、制御部の一例)、ROM15、RAM17、記憶素子19(例えばNVRAM、フラッシュROM、HDDなどの不揮発性メモリ)、ネットワークインターフェイス21を備える。
読取部3は、原稿の画像を読み取って、その読み取った画像(元画像の一例 以下、「読取画像」という)に応じた画像データ(以下、「読取データ」という)を生成する。また、読取部3は、原稿の片面の画像のみを読み取る「片面読み取り」と、原稿の両面の各画像を読み取る「両面読み取り」とを実行可能である。
印刷部5は、上記読取データなどの画像データに基づく画像(モノクロ画像、カラー画像)を、例えば電子写真方式によりシートXに印刷する。操作部7は、複数のボタンを有し、ユーザにより各種の入力操作が可能である。表示部9は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。
トナーセンサ11は、例えば光学センサであって、印刷部5が有するトナー収容部(図示せず)内に残存するトナー量(着色剤の使用可能量の一例 以下、「トナー残量」という)に応じた検出信号を出力する。ROM15には、後述するコピー処理を実行するためのコピー制御プログラム((印刷制御プログラムの一例)や、この複合機1の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU13は、ROM15から読み出したプログラムに従って、その処理結果を内部メモリ(RAM17または記憶素子19)に記憶させながら各部の制御を行う。
ネットワークインターフェイス21は、図示しないネットワーク回線を介して外部の装置(例えばパーソナルコンピュータや複合機など 図示せず)等に接続され、当該外部の装置との間で相互のデータ通信を可能にする。
2.コピー処理
図2は、コピー処理のフローチャートを示す図である。図3は、時間経過に伴うトナー残量の変化を示すグラフである。また、以下の説明では一方の面に「A」が印刷され、他方の面に「abc」が印刷された原稿上の各面の画像をコピーする場合を例に挙げて説明する。図4Aは複合機1が当該原稿の一方面に対して、後述する通常コピーを実行して出力したシートXを示す図であり、図4Bは複合機1が当該原稿の一方面に対して、後述する低濃度コピーを実行して出力したシートXを示す図であり、図4Cは複合機1が当該原稿の一方面に対して、後述する裏写り除去コピーを実行して出力したシートXを示す図である。
例えばユーザが上記操作部7にてコピー機能の実行を指示する操作を行うと、CPU13は、上記内部メモリからコピー制御プログラムを読み出してコピー処理を実行する。なお、ユーザは、このコピー機能の実行を指示する際に、操作部7にて「片面読み取り」及び「両面読み取り」のいずれかの読み取り方式を選択し、更に「禁止モード(裏写り除去印刷の禁止指示に対応するモードの一例)」、「切替モード」、及び、「裏写り除去モード」のいずれかのモードを選択する。これにより、操作部7は、ユーザが選択した結果を示す選択情報を取得し、CPU13に送信する。このとき、操作部7は第1,2取得部として機能する。なお、ユーザが、読み取り方式を選択せずにコピー機能の実行を指示する操作を行った場合、読取部3は、「片面読み取り」を実行する。また、ユーザが、モードを選択せずにコピー機能の実行を指示する操作を行った場合、CPU13は、「切替モード」を実行する。
CPU13は、まず上記トナーセンサ11からの検出信号に基づき、現在のトナー残量を把握し、そのトナー残量が第2基準量以下であるかどうかを判断する(S1)。この第2基準量は、例えば読取画像本来の濃度(或いは、ユーザが操作部7等で指定した読取濃度)では印刷できない程度(ニアエンプティ)に減少したトナー残量であることが好ましい。なお、複合機1が複数色のトナーを有する場合には、上記トナー残量は、複数色のトナーのうち、現在、印刷で使用するトナーの残量であることが好ましく、また、使用するトナーが複数色ある場合には、そのうちの少なくとも1色のトナーの残量であることが好ましい。
(1)トナー残量が第2基準量以下であるとき
CPU13は、トナー残量が第2基準量以下であると判断すれば(S1:YES)、ユーザがどのモードを選択したかどうかにかかわらず、低濃度コピーを実行し(S13 図3参照)、その後に本コピー処理を終了する。具体的には、CPU13は、上記選択情報に従って片面読み取りまたは両面読み取りを実行するように読取部3を制御し、その読取部3が生成した読取データを内部メモリに書き込む。そして、この読取データを印刷可能なデータに変換し、その変換後のデータに基づきシートXに低濃度印刷を行うよう印刷部5を制御する。
低濃度印刷とは、読取画像の全部または一部の画像を、当該画像本来の濃度(或いはユーザが操作部7等で指定した読取濃度)よりも低い濃度でシートXに印刷することをいう。一部の画像の濃度を低くする方法の一例としては、濃度(読取部3での受光量)が所定値以上であるかどうかにより読取画像のエッジ部分を抽出し、そのエッジ以外の部分の濃度を、当該部分本来の濃度よりも低い濃度で印刷する方法が挙げられる。特に読取画像の全体の濃度を低くする方法であれば、後述する裏写り除去印刷に比べて、トナー使用量を確実且つ効果的に抑制して印刷をより長い時間継続できるため、トナー残量が第2基準量以下になった場合には特に有効である。
この低濃度コピーを実行すると、図4Bに示すように、裏写り画像「abc」を除去でき得るが、読み取るべき画像「A」まで低い濃度で印刷されるため、画像「A」の再現性が低下してしまうおそれがある。従って、トナー残量が第2基準量以下になるまでは可能な限り、低濃度コピーを実行しないようにすることが好ましい。
(2)片面読み取りのとき
CPU13は、トナー残量が第2基準量よりも多いと判断した場合には(S1:NO)、上記選択情報を参照してユーザが読み取り方式として両面読み取りを選択したかどうかを判断する(S3)。片面読み取りを選択したと判断した場合には(S3:NO)、通常コピーを実行し(S15 図3参照)、その後に本コピー処理を終了する。片面読み取りでは、原稿の片面のみに画像が印刷されている可能性が高く裏写りはほとんど発生せず、後述する裏写り除去コピーを実行してもトナー使用量を効果的に抑制することが期待できないと考えられるからである。
通常コピーでは、CPU13は、片面読み取りを実行するように読取部3を制御し、その読取部3が生成した読取データを内部メモリに書き込む。そして、この読取データを印刷可能なデータに変換し、その変換後のデータに基づきシートXに通常印刷を行うよう印刷部5を制御する。通常印刷とは、読取画像を、当該読取画像本来の濃度(或いはユーザが操作部7等で指定した読取濃度)でシートXに印刷することをいう。
この通常コピーを実行すると、図4Aに示すように、読み取るべき画像「A」をはっきりと印刷することができるが、他方面の画像「abc」をも印刷してしまう、裏写りが発生してしまうおそれがある。なお、この裏写りは特にシートXが薄い場合に顕著に現れる。他方面の画像「abc」が透けて読取画像「A」と共に読取部3によって読み取られてしまいやすくなるからである。
(3)両面読み取りのとき
(3−1)禁止モード
CPU13は、S3で両面読み取りを選択したと判断した場合には(S3:YES)、上記選択情報を参照してユーザが禁止モードを選択したかどうかを判断する(S5)。禁止モードを選択したと判断した場合には(S5:YES)、トナー残量が後述する第1基準量以下であるかどうかにかかわらず上記通常コピーを実行し(S15 図3参照)、その後に本コピー処理を終了する。なお、裏写り除去コピーを実行すると、裏写り画像でない画像まで、裏写り画像とみなして除去されてしまうおそれがある。そのため、ユーザは、それを好まないときには禁止モードを選択すればよい。
(3−2)切替モード
CPU13は、ユーザが切替モードを選択したと判断した場合には(S5:NO、且つ、S7:YES)、切替処理を実行する。このときCPU13は「制御部、判断部」として機能する。具体的には、まずトナー残量が第1基準量以下であるかどうかを判断する(S9 判断処理の一例)。この第1基準量は、上記第2基準量よりも多いトナー残量である。トナー残量が第1基準量よりも多いと判断した場合には(S9:NO)、トナー使用量を抑制しなくても印刷を継続できるとみなし、上記通常コピーを実行し(S15 図3参照)、その後に本コピー処理を終了する。
CPU13は、トナー残量が第1基準量以下であると判断した場合には(S9:YES)、裏写り除去コピーを実行し(S11 図3参照)、その後に本コピー処理を終了する。具体的には、CPU13は、上記選択情報に従って両面読み取りを実行するように読取部3を制御し、その読取部3が生成した読取データを内部メモリに書き込む。そして、この読取データを印刷可能なデータに変換し、その変換後のデータに基づきシートXに裏写り除去印刷を行うよう印刷部5を制御する。
裏写り除去印刷とは、読取画像の全部または一部の画像から裏写りとみなした画像を抽出し、その裏写りとみなした画像を除去した画像をシートXに印刷することをいう。なお、裏写りとみなした画像を抽出するには、多くの公知技術を利用することが可能である。その公知技術の一例としては、読取画像のうち濃度が所定の閾値以下であり、且つ/または、面積が所定の閾値以下である画像を、裏写り画像とみなすものが挙げられる。
このように裏写り除去コピーによれば、裏写り画像を削除する分だけトナー使用量を抑制して印刷をより長く時間継続できる。しかも、この裏写り除去コピーは、裏写り画像以外の画像(本来の原稿画像)を、当該画像本来の濃度(或いはユーザが操作部7等で指定した読取濃度)でシートXに印刷するため、本来の原稿画像まで濃度を低下させるおそれのある低濃度コピーに比べて、原稿画像の再現性を向上させることができる。具体的には、図4Cに示すように、読み取るべき画像「A」をはっきりと印刷しつつ、裏写りの発生を抑制することができる。
(3−3)裏写り除去モード
CPU13は、ユーザが裏写り除去モードを選択したと判断した場合には(S5:NO、且つ、S7:NO)、トナー残量が第1基準量以下であるかどうかにかかわらず、裏写り除去コピーを実行し(S11)、その後に本コピー処理を終了する。これにより、ユーザの希望に応じて裏写り除去印刷を行うことが可能である。
3.本実施形態の効果
複合機1は、トナー残量が第1基準量以下である場合に、裏写り除去印刷を行うことにより、トナーの使用量を抑制する構成である。これにより、読取画像のうち裏写りであるとみなした画像以外の画像は本来の濃度で印刷することが可能になるので、トナー残量が少なくなった場合に読取画像を低い濃度で印刷する従来の印刷装置に比べて、原稿画像の再現性を向上させることができる。
また、複合機1は、トナー残量が第2基準量以下である場合には、低濃度印刷を行う。これにより、トナーの使用量をより効果的に抑制し、印刷可能状態を更に長い時間、維持することができる。
さらに、片面読み取りを実行する場合、原稿が片面のみ印刷されている可能性が高く、裏写り除去コピーを実行すると、実際に裏写りである画像を削除することによる着色剤抑制のメリットの大きさに対し、本来裏写りでない画像をも削除してしまうデメリットの大きさが高くなるおそれがある。一方、両面読み取りを実行する場合、原稿が両面印刷されている可能性が高く、裏写り除去コピーによりトナーの使用量を抑制することが特に期待できる。このため、複合機1は、片面読み取りにより生成された読取データに対して切替処理を実行せず、両面読み取りにより生成された読取データに対して切替処理に基づき裏写り除去印刷を実行するようにした(図2のS3参照)。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、読取部3を備えた複合機1を例に挙げて説明したが、本発明の「印刷装置」はこれに限られない。例えば読取部を備えない印刷装置でもよい。この場合、外部の読取装置(複合機)から直接或いは情報処理装置(例えばパーソナルコンピュータ)を介して間接的に読取データを受信し、その読取データに基づき上記コピー処理(画像読み取りのための処理は除く)を行うことになる。
(2)上記実施形態では、コピー機能の実行により読取部3にて生成された読取データに対して本発明を適用した例を説明したが、本発明の適用例はこれに限れない。例えばスキャン機能の実行により複合機1の内部メモリや外部メモリに格納された読取データに対して本発明を適用してもよい。更には、読取データに限らず、例えばアプリケーションで作成した非読取データに対して本発明を適用してもよい。具体的には、ユーザが操作部7等にて印刷機能の実行指示を行うと、CPU13は、上記読取データや非読取データに基づき上記コピー処理(画像読み取りのための処理は除く)を行うようにする。なお、非読取データでは、そもそも裏写り画像は存在しないが、上記裏写り除去印刷を行うことにより、元画像から比較的に必要性の低い画像を、裏写り画像とみなして除去することで、必要性の高い画像をはっきりと印刷しつつ、トナー使用量を抑制することができる。
(3)上記実施形態では、電子写真方式の複合機を例に挙げて説明したが、本発明の「印刷部」はこれに限られず、例えばインク(着色剤の一例)により画像をシートに印刷するインクジェット方式の印刷装置でもよい。
(4)上記実施形態では、トナーセンサ11は、トナー残量に応じて検出信号を出力する構成であったが、本発明の「検出部」はこれに限られない。例えば、トナーセンサ自体が、トナー残量と、第1基準量、第2基準量とを比較する比較器を有し、その比較結果に応じた信号を出力する構成でもよい。
(5)上記実施形態では、コピー処理においてトナー残量を本発明の「使用可能量」として各基準量と比較したが、本発明はこれに限られない。例えば、ある時点からのトナーの使用量(トナーの減少量)を累積し、その累積量と所定の使用上限量との差を「使用可能量」としてもよい。
(6)上記実施形態では、選択情報を操作部7が取得したが、本発明の「第1,2取得部」はこれに限られない。例えば選択情報を外部の装置(例えばパーソナルコンピュータ)から受信する構成でもよく、この場合には、ネットワークインターフェイス21が「第1,2取得部」として機能することになる。
(7)上記実施形態では、トナー残量が第1基準量以下であるかどうかによって切替処理を実行するかどうかを決定したが、本発明はこれに限られない。例えばトナー残量が第2基準量以下であるかどうかによって切替処理を実行するかどうかを決定してもよい。
(8)上記実施形態では、コピー処理において、トナー残量と第2基準量との比較(S1)、読取方式の判断(S3)の順で行ったが、これらの順序が逆でもよい。また、片面読み取りの場合でもS5に進み、切替処理を実行可能としてもよい。
(9)上記実施形態では、コピー処理のS3で両面読み取りを選択したかどうかを判断したが、本発明はこれに限られない。例えばS3において、シートXの薄さが所定値以下であるかどうかや、読取濃度が所定値以上であるどうかなどを判断し、肯定判断の場合にS5に進むようにしてもよい。
(10)また、切替処理において裏写り除去印刷を実行する際、次の構成でもよい。即ち、制御部が、裏写りとみなした画像の濃度やサイズ等に基づき当該画像に対するトナー使用量を推定し、その推定量から、裏写り画像の除去によるトナー抑制量を判断する。そして、当該トナー抑制量が所定量よりも多い場合には裏写り除去印刷をそのまま実行し、トナー抑制量が所定量以下である場合には、裏写り除去印刷ではトナー使用量を効果的に抑制できないとみなし、低濃度印刷に代えて実行する。
1...複合機
3...読取部
5...印刷部
7...操作部
11...トナーセンサ
13...CPU
X...シート

Claims (6)

  1. 画像データに基づき、着色剤により画像をシートに印刷する印刷部と、
    前記着色剤の残量及び使用量の少なくとも1つを検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づき、前記着色剤の使用可能量が第1基準量以下であるかどうかを判断する判断部と、
    前記使用可能量が前記第1基準量よりも多いと前記判断部が判断した場合には、前記画像データに基づく元画像をシートに印刷する通常印刷を行い、前記使用可能量が前記第1基準量以下であると前記判断部が判断した場合には、前記元画像から裏写りであるとみなした画像を除去した画像をシートに印刷する裏写り除去印刷を行うように、前記印刷部を制御する切替処理を実行する制御部と、を備える印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    裏写り除去印刷モードおよび切替モードのいずれかをユーザが選択した結果を示す選択情報を取得する第1取得部を備え、
    前記制御部は、前記選択情報に基づき、前記ユーザが前記裏写り除去印刷モードを選択したと判断した場合には、前記使用可能量が前記第1基準量以下であるかどうかにかかわらず前記裏写り除去印刷を行うよう前記印刷部を制御し、前記ユーザが前記切替モードを選択したと判断した場合には、前記切替処理を実行する、印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷装置であって、
    ユーザによる前記裏写り除去印刷の禁止指示を取得する第2取得部を備え、
    前記制御部は、前記第2取得部が前記禁止指示を取得した場合には、前記使用可能量が前記第1基準量以下であるかどうかにかかわらず前記通常印刷を行うよう前記印刷部を制御する、印刷装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記判断部は、前記検出部の検出結果に基づき、更に、前記使用可能量が第1基準量より少ない第2基準量以下であるかどうかを判断し、
    前記制御部は、前記使用可能量が前記第2基準量以下であると判断した場合には、前記元画像を当該元画像本来の濃度よりも低い濃度でシートに印刷する低濃度印刷を行うように、前記印刷部を制御する、印刷装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    原稿の片面の画像を読み取る片面読み取りと、前記原稿の両面の画像を読み取る両面読み取りとを実行可能な読取部を備え、
    前記制御部は、前記片面読み取りにより生成された読取データに対して前記切替処理を実行せず、前記両面読み取りにより生成された読取データに対して前記切替処理を実行する、印刷装置。
  6. 画像データに基づき、着色剤により画像をシートに印刷する印刷部、及び、前記着色剤の残量及び使用量の少なくとも1つを検出する検出部を備える印刷装置が有するコンピュータに、
    前記検出部の検出結果に基づき、前記着色剤の使用可能量が第1基準量以下であるかどうかを判断する判断処理と、
    前記使用可能量が前記第1基準量よりも多いと前記判断処理で判断した場合には、前記画像データに基づく元画像をシートに印刷する通常印刷を行い、前記使用可能量が前記第1基準量以下であると前記判断処理で判断した場合には、前記元画像から裏写りとみなした画像を除去した画像をシートに印刷する裏写り除去印刷を行うように、前記印刷部を制御する切替処理と、を実行させる、印刷制御プログラム。
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