JP4801740B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関する。
3GPPにおいて標準化が行われているHSDPAシステムの実用化が一部で始まっている。HSDPAシステムは、スケジューラを用いて送信割り当てを実施する移動通信システムである。
図1〜図3は、従来のHSDPAシステムを説明する図である。
下り高速伝送を実施するためのHSDPAシステムを例として、図1の概念図、図2の端末構成例、図3の基地局構成例を用いて説明する。
端末において、例えば受信した下りパイロット信号を元に無線回線品質指標(以後CQI : Channel Quality Indicatorと略す)を算出する。具体的には、パイロット信号の受信電力と干渉電力を測定することにより、SIRを算出し、これを元にCQIを算出する。この結果を符号化し変調し、上り無線回線で基地局へ伝送する。すなわちCQIを基地局へ報告する。図2において、アンテナ10で受信された基地局からの信号は、無線部11、復調・復号部12によって復号され、受信データのCQIが、CQI測定・算出部13で算出される。CQI制御部14で、算出されたCQIを所定のフォーマットに換算し、CQI送信部15で、CQIが送信データに構成され、符号化・変調部16、無線部17によって変調され、アンテナ10から基地局へ送信される。
一方、基地局内に備えたスケジューラにおいて、例えば端末から報告された無線回線品質指標(以後CQI : Channel Quality Indicatorと略す)を用いて端末の優先順位を算出し、優先順位の高いものから送信パラメータを選択し送信を実施する。図3において、アンテナ20で受信された、端末からのCQI情報は、無線部21、復調・復号部22で復号され、CQI部23で検出される。CQI部23で検出されたCQIの内容により、スケジューラ24は、基地局から端末への下り通信をスケジューリングし、端末が基地局からの信号を受信するために必要な制御情報を有する制御信号を制御信号作成部25に作成させ、符号化・変調部27、無線部28、アンテナ20を介して、端末に制御信号を送信する。制御信号を送信した後には、送信データバッファ26に格納されているユーザデータなどの送信データを、同様に端末に送信する。
スケジューラは、図1に示されるように、端末UE1〜6から得たCQIの値(ここでは、1〜30の値を取るものとしている)に基づいて、端末UE1〜6に優先順位を算出して、優先順位に従い送信する端末UEを選択し、下り信号を送信する。この場合、端末が6個あるので、優先順位計算も6回行う必要がある。
優先順位の算出方法として、CQIの値の高いものから選択するMAX CIR法や、CQIの高いものから選択し、かつ、機会が均等となるように選択するPF(Proportional Fairness)法などが使用されている。
ところで、上述の3GPPにおいて、次世代移動通信システムとしてE3G(Evolved 3G)システムの仕様検討が行われている。これにおいては、多元接続方式として、下りにOFDMA方式、上りSC-FDMA方式の導入が検討されている。
また、E3Gシステムでは、従来のHSDPAより広い周波数帯域(例えば4倍)を用い、HSDPAシステムと同様にスケジューリングを実施する。周波数帯域が4倍になると、E3Gの下り送信におけるスケジューリングにおいて、スケジューリング対象の端末数は、HSDPAシステムと比較し単純には数倍(例えば4倍)となる。また、送信間隔が従来のHSDPAシステムの2msecに比較し1/4である0.5msecとすることが検討されている。
以上の2点から、例えば、E3Gシステムでは、従来のHSDPAの16倍のスケジューリング速度が要求される。言い換えれば、優先順位計算時間を1/16としなければならない。
一方、E3Gのサービス開始までに、スケジューリングを行うCPUやDSPの処理性能の向上は、E3Gのサービス開始目標である2010年を基準に考えると、ムーアの法則(18ヶ月で処理速度2倍)を考慮しても4倍程度としかならず、上記16倍には及ばない。よって、E3Gシステムを実現するためには、スケジューリング処理の高速化が必要不可欠である。
更に、CQIの基地局への報告について考えると
・端末数の増加により、CQI報告数が増加する。
・仕様帯域幅が従来のHSDPAシステムと比較し4倍となるため、複数のCQIを測定及び報告する必要がある。
・端末が使用可能な帯域幅が複数あることから、使用帯域幅とシステム帯域幅により、複数の帯域CQIを測定・報告する必要がある
という問題が生じる。
以上のように、従来のHSDPAシステムと比較し、CQI測定・報告数が増えることから、上り通信の電波干渉が増加してしまうという問題も生じる。
特開2005-110070号公報 R2-052897, "Qualcomm proposal for E-UTRAN Architecture and Protocols", Qualcomm Europe, 7-11, Nov, 2005
本発明の課題は、基地局と端末との間の通信スケジューリングを高速に行うことが出来る無線通信システムを提供することである。
本発明の無線通信システムは、基地局が端末との通信手続をスケジューリングし、端末と通信する無線通信システムにおいて、基地局は、端末が測定・算出した、下り回線の無線回線品質を取得し、無線回線品質の第1の閾値を算出する下り閾値算出手段と、該下り閾値算出手段で算出された第1の閾値を各端末に送信する送信手段とを備え、端末は、基地局からの下り信号の無線通信品質を測定・算出する下り無線回線品質測定・算出手段と、基地局から送信されてきた第1の閾値を格納する格納手段と、測定・算出して得た下り回線の無線回線品質と該第1の閾値とを比較し、該無線回線品質が該第1の閾値より大きいときには、該無線回線品質を基地局に通知し、該無線回線品質が該第1の閾値以下のときは、該無線回線品質の基地局への送信を停止する制御手段とを備え、前記基地局は、該無線回線品質を送信してこない端末をスケジューリング対象外として下り通信のスケジューリングを行うことを特徴とする。
従来のHSDPAシステムを説明する図(その1)である。 従来のHSDPAシステムを説明する図(その2)である。 従来のHSDPAシステムを説明する図(その3)である。 本発明の第1の原理図である。 本発明の端末のブロック図である。 本発明の基地局のブロック図である。 第1の原理の動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第2の原理を説明する図(その1)である。 本発明の第2の原理を説明する図(その2)である。 本発明の第2の原理を説明する図(その3)である。 本発明の第3の原理を説明する図(その1)である。 本発明の第3の原理を説明する図(その2)である。 本発明の第3の原理を説明する図(その3)である。 本発明の第4の原理を説明する図(その1)である。 本発明の第4の原理を説明する図(その2)である。 本発明の第4の原理を説明する図(その3)である。 本発明の効果を説明する図である。 本発明の端末の第1の構成例である。 本発明の基地局の第1の構成例である。 本発明の基地局の第1の構成例の変形例である。 本発明の端末の第2の構成例である。 本発明の基地局の第2の構成例である。 本発明の端末の第3の構成例である。 本発明の基地局の第3の構成例である。 本発明の基地局の第4の構成例である。 本発明の基地局の第5の構成例である。 図25の基地局の構成に対応する端末の第4の構成例である。 本発明の端末の第4の構成例である。 本発明の端末の第5の構成例である。 本発明の端末の第6の構成例である。 本発明の端末の第7の構成例である。 本発明の基地局の第6の構成例である。 図31に対応する本発明の端末の第8の構成例である。 本発明の基地局の第7の構成例である。 図33に対応する本発明の端末の第9の構成例である。
本発明の実施形態においては、スケジューラ動作を高速化するために、見かけの端末数の削減を行う。
以下、HSDPAシステムを例として説明する。
図4は、本発明の第1の原理図である。図5は、本発明の端末のブロック図である。図6は、本発明の基地局のブロック図である。図5、図6において、図2、図3に対応する構成には、同じ参照符号を付している。
基地局のスケジューラ24が、ある時間に選択した端末の無線回線品質指標(CQI値)を元に、無線回線品質指標報告閾値(以後CQI閾値と略す)を、無線回線品質指標報告閾値作成部46において算出する。この結果(CQI閾値;図4では閾値=18)を、符号化・変調部27において、符号化し、変調し、無線部28によって、無線周波数に変換し、アンテナ20を介してその基地局と通信中の各端末に対して送信する。送信に際しては、送信データと一緒に符号化し変調し送信してもよいし、異なる無線チャネルを用いて別々に符号化し送信してもよい。
端末では、受信した信号を無線部31でベースバンド信号に変換し、復調・復号部12で、復調し、復号の後、受信信号(例えばパイロット信号)の受信電力と干渉電力を無線回線品質指標測定・算出部13で測定することにより、無線回線品質を測定し、CQIを算出する。
この結果と、同様に復調復号され無線回線品質指標報告閾値記憶部34に記憶された報告閾値(以後CQI閾値と略す)とを比較し、閾値以下の場合、基地局に対してCQI値を報告しないようにする。更に、無線回線品質指標測定・算出部13にて、一定期間CQI値算出を行わないよう設定する。閾値以上の場合はCQI値を報告する。
これにより、基地局は受信したCQI値数が削減される。報告されるCQI値が減少することにより、優先順位算出時間を短縮することができる。たとえば、図4においては、CQI閾値を18と設定したことにより、CQI値の報告を行う端末の数が3個になる。基地局は、CQI値を報告してきた端末のみをスケジューリング対象とすることにより、スケジューリングにおいて優先順位を計算する対象の数が減り、計算時間を短縮することが出来る。図4の場合には、優先順位計算回数は3回のみとなっている。
図7は、第1の原理の動作を説明するシーケンス図である。
図7において、基地局は、端末に対し、無線回線品質測定用信号(パイロット信号)を送信する(1)。端末は、下り回線の無線回線品質を測定し、無線回線品質指標(CQI)を算出し(2)、基地局に無線回線品質指標(CQI)を通知する(3)。基地局は、配下の全ての端末から無線通信品質指標を受信すると、これらの平均を取る、あるいは、スケジューラのスケジューリングの結果を用いるなどして、無線回線品質指標(CQI)の閾値を算出する(4)。そして、無線回線品質指標閾値(CQI)を各端末に通知する(5)。以上により、各端末に閾値の設定が完了する。
各端末に閾値が設定されると、端末は定常状態に移行する。端末は、無線回線品質を測定し、無線回線品質指標(CQI)を算出する(6)。端末は、算出した無線回線品質指標と閾値とを比較し、自端末が無線回線品質指標を基地局に報告するか否かを判定する(7)。報告しないと判定した場合には、端末は、基地局のスケジューリング対象外となり、自端末宛には、基地局からはデータが送られてこないので、休止状態となる。すなわち、基地局には、無線回線品質指標(CQI)を通知せず(8)、基地局では、当該端末をスケジューリング対象外とする(9)。したがって、基地局から端末へは、送信制御情報やデータを送信しない(10)、(11)。無線回線品質指標を報告すると判定した場合には、基地局に無線回線品質指標を通知する。基地局では、報告を受けると、報告してきた端末を対象として、下り回線の通信用にスケジューリングを行い送信する端末を選択し、選択された端末に対して送信制御情報を通知し、次に、データを端末に送信する。
図8〜図10は、本発明の第2の原理を説明する図である。
CQI値が閾値以下となった場合、端末から基地局に対して、スケジューリング対象外とするために、スケジューリング対象外を要求するメッセージ、あるいは、特定なCQI値を報告しても良い。なお、この特定なCQI値は、事前に基地局から端末に対して伝送されるか、無線通信システムとして設定されているものとする。
図8に示されるように、端末が基地局に積極的に、自端末をスケジューリング対象が意図するべきことを要求することによって、基地局側では、その端末のスケジューリングをしなくて良いばかりではなく、基地局自身が、どの端末がスケジューリング対象外となっているかの管理を行うことが出来るようになる。
図9は、第2の原理の動作を示すシーケンス図(その1)である。
閾値設定状態における処理は、第1の原理と同様である。無線回線品質指標(CQI)の閾値が各端末に設定されると、各端末は、定常状態に入る。定常状態では、端末は、CQIを測定、算出し、算出されたCQI値と閾値とを比較して、CQI値を基地局に報告するか否かを判定する(7)。算出されたCQI値が閾値より小さい場合には、基地局に対し、スケジューリング対象としてくれるよう要求するメッセージを通知する(8)。基地局では、配下の端末から、スケジューリング対象のCQI値か、特定のメッセージを受け取ると、どの端末についてスケジューリングするかを確認して(9)、スケジューリングを行う(10)。スケジューリングの結果、スケジューリング対象の端末には、送信制御情報と、データを送信する。スケジューリング対象外の端末には、送信制御情報とデータを送信しない(11)、(12)。
図10は、第2の原理の動作を示すシーケンス図(その2)である。
閾値設定状態における処理は、第1の原理と同様である。無線回線品質指標(CQI)の閾値が各端末に設定されると、各端末は、定常状態に入る。定常状態では、端末は、CQIを測定、算出し、算出されたCQI値と閾値とを比較して、CQI値を基地局に報告するか否かを判定する(7)。算出されたCQI値が閾値より小さい場合には、基地局に対し、予め決められた、スケジューリング対象外としてくれるよう要求する意味を持ったCQIを通知する(8)。基地局では、配下の端末から、スケジューリング対象のCQI値か、特定のCQI値を受け取ると、どの端末についてスケジューリングするかを確認して(9)、スケジューリングを行う(10)。スケジューリングの結果、スケジューリング対象の端末には、送信制御情報と、データを送信する。スケジューリング対象外の端末には、送信制御情報とデータを送信しない(11)、(12)。
図11〜図13は、本発明の第3の原理を説明する図である。
図11において、端末が特殊なCQI値を報告しスケジューリング対象外とすることで、スケジューリング対象外となっている期間に、その端末は、他基地局や他周波数帯域のCQI値や受信電界強度を測定する。更に、その結果によっては、ハンドオーバ処理を実施する。
図12は、第3の原理の動作を示すシーケンス図(その1)である。
図12においては、図9とほぼ同じ動作となるが、定常状態において、端末は、基地局に、自端末をスケジューリング対象外とするよう要求した後、他の基地局や他の周波数帯域のCQI値や受信電界強度を測定しに行く(13)。
図13は、第3の原理の動作を示すシーケンス図(その2)である。
図13においては、定常状態において、端末は、他帯域あるいは他基地局からのCQIを測定する必要があるか否かを端末自身が判断し(7)、必要ありと判断した場合には、測定している間、当該基地局との伝送(上りと下り)を停止する必要があると判断する。これに伴って、基地局に対してスケジューリング対象外を通知することで(8)、基地局からの送信を停止し、他帯域あるいは他基地局のCQIを測定しに行く(13)。他帯域または他基地局のCQIを測定する必要性ありとする場合は、たとえば、ハンドオーバが必要と判断した場合や、より高速な伝送を実施するための可能性を確認したい場合等である。
なお、上述では下りについて説明したが、上りに対しても適用可能である。この場合、基地局において測定し算出したCQI値に対して閾値を設定し、閾値以下となった場合はスケジューリング対象としない。
図14〜図16は、本発明の第4の原理を説明する図である。
図14においては、スケジューリング非対象となった端末に対して、その旨を通知する。更に、スケジューリング非対象となった端末に対して、CQI値を基地局に報告しないように要求する。通知を受信した端末は、スケジューリング非対象となっている間に、他の基地局や他周波数帯域のCQI値や受信電界強度を測定、算出する。更に、その結果によってはハンドオーバ処理を実施する。
図15及び図16は、第4の原理の動作を示すシーケンス図である。
図15は、第1の基地局と端末とのやり取りであり、図12とほぼ同じであるが、スケジューリング対象外となった場合には、基地局からCQI報告停止要求が送られる。端末は、CQI報告停止要求に基づいて、基地局に対し、CQI値の報告を停止するので、上り回線の無線リソースの使用量を少なくすることが出来る。そして、第1の基地局へのCQI値の報告を停止すると、他の帯域または他基地局からのCQIを測定する。
図16は、他基地局と端末とのやり取りを示すシーケンス図である。
他基地局(第2の基地局)等のCQIを測定しにいくシーケンスも図15と同じであるが、第2の基地局等でもスケジューリング対象外となった場合には、更に他の基地局(第3の基地局)等のCQIを測定に行く。
上述ではCQIに限定し説明したが、受信電界強度、伝搬環境、無線回線品質や受信品質(SIR、CIR等)を用いてもよい。無線回線品質というのは、これらの総称するものとする。
図17は、本発明の効果を説明する図である。
前述のように、CQI報告数を削減することによって、スケジューリング対象となる見かけの端末数が削減されることにより、優先順位算出処理も削減され、処理を高速化できる。
図17は、縦軸を計算回数、横軸を閾値の値(CQI平均値からのオフセット)として、スケジューリングの優先度計算回数をシミュレーションした結果の図である。
CQI値が一様分布する32端末の中から、CQI値の順に上位4つの端末を選択するとする。このとき、選択に要する計算回数は、3.2×10回となる。すなわち、32個の端末のCQI値に1〜30の値を一様に割り当てるために10回の試行をシミュレーションで実施し、その結果の優先度計算回数が3.2×10回となる。
このとき、32端末のCQI値の平均値をCQI閾値とし、閾値以下の端末をスケジューリング対象外とすると、スケジューリング対象の端末は16端末となり、端末選択に要する計算回数は1.6×10と半減する。よって、スケジューリング処理を高速化することが可能となる。
同様に、閾値を平均値から大きくしていくと、スケジューリング対象が減るので、計算回数はどんどん少なくなっていく。また、閾値を平均値から小さくしていくと、スケジューリング対象が多くなるので、計算回数が多くなっていく。閾値の設定は、選択すべき端末が不足することがないよう、また選択の誤りが生じないように設定することが好ましい。 また、最も厳しい条件である端末が同時にCQIを報告する場合で考えると、従来方法では32端末が同時に報告することになり、一方本発明では報告する端末数が16と半減することから、上り干渉は3dB減少する。このように端末のCQI報告を制御することにより、上り無線チャネルを利用したCQI報告数が削減され、その結果上り回線の干渉が低減される。
図18は、本発明の端末の第1の構成例である。図19は、本発明の基地局の第1の構成例である。図20は、本発明の基地局の第1の構成例の変形例である。図18において、図5に対応する構成には同じ参照符号を付す。図19及び図20において、図6に対応する構成には同じ参照符号を付す。
図18の端末の構成において、アンテナ10、無線部11、復調・復号部12で受信されたデータは、CQI測定・算出部13に入力され、CQI値が算出される。算出されたCQI値は、CQI制御部14において、1〜30の値に変換される。また、算出されたCQI値は、CQI閾値記憶部34に記憶された閾値と比較され、CQI値を基地局に送信するか否かが判断される。送信することに決まった場合には、算出されたCQI値は、CQI送信部15において、CQI値報告フォーマットに組み立てられて、符号化・変調部16、無線部17、アンテナ10を介して送信される。
図19の基地局では、アンテナ20、無線部21、復調・復号部22において、CQI報告が受信され、CQI部23で、報告されたCQI値が抽出される。抽出されたCQI値は、スケジューラ24に与えられて、スケジューリングに使用される。スケジューリングの結果がCQI閾値作成部46に与えられて、CQI閾値が算出される。CQI閾値は、符号化・変調部27、無線部28、アンテナ20を介して、端末に送られる。各端末にCQI閾値が設定されると、再び端末からCQI値が報告されるので、CQI値を報告してきた端末に対してのみスケジューリングを行い、スケジューリングにより選択された端末に対して通信を行うための制御信号と送信データを送信する。
図20の基地局では、アンテナ20、無線部21、復調・復号部22において、CQI報告が受信され、CQI部23で、報告されたCQI値が抽出される。抽出されたCQI値は、スケジューラ24に与えられて、スケジューリングに使用される。一方、CQI部23は、報告されたCQI値を平均して、CQI閾値作成部46に与え、CQI閾値作成部46においてCQI閾値が算出される。CQI閾値は、符号化・変調部27、無線部28、アンテナ20を介して、端末に送られる。各端末にCQI閾値が設定されると、再び端末からCQI値が報告されるので、CQI値を報告してきた端末に対してのみ、通信を行うために、制御信号と送信データを送信する。
図21は、本発明の端末の第2の構成例である。図22は、本発明の基地局の第2の構成例である。図21において、図5に対応する構成には同じ参照符号を付す。図22において、図6に対応する構成には同じ参照符号を付す。
図21の端末の構成において、アンテナ10、無線部11、復調・復号部12で受信されたデータは、CQI測定・算出部13に入力され、CQI値が算出される。算出されたCQI値は、CQI制御部14において、1〜30の値に変換される。また、算出されたCQI値は、基地局と端末が通信する際に保持しているQoS(Quality Of Service)をもとにした重み付け値と乗算され、この乗算結果がCQI閾値記憶部34に記憶された閾値と比較され、CQI値を基地局に送信するか否かが判断される。QoSは、たとえば、送受信するデータの必要伝送速度や許容送信遅延時間を示し、要求されるデータの送信間隔を示す。高速伝送を必要とするデータの場合には、重み付け値を大きくし、低速伝送でよいデータの場合には重み付けを小さくする。これにより、データの伝送速度を考慮した閾値を設定することが可能となる。送信することに決まった場合には、算出されたCQI値は、CQI送信部15において、CQI値報告フォーマットに組み立てられて、符号化・変調部16、無線部17、アンテナ10を介して送信される。
図22の基地局では、アンテナ20、無線部21、復調・復号部22において、CQI報告が受信され、CQI部23で、報告されたCQI値が抽出される。抽出されたCQI値は、そのままスケジューラ24に与えられて、スケジューリングに使用される。抽出されたCQI値の平均値がCQI送信閾値作成部46に与えられるか、スケジューリングの結果がCQI閾値作成部46に与えられ、更に、基地局に格納されている、端末ごとのQoSもCQI閾値作成部46に与えられ、CQI閾値が算出される。QoSを用いるのは、端末によっては、高速伝送が要求されるデータを通信している場合があるので、これを考慮するためである。CQI閾値は、符号化・変調部27、無線部28、アンテナ20を介して、端末に送られる。各端末にCQI閾値が設定されると、再び端末からCQI値が報告されるので、CQI値を報告してきた端末に対してのみ、通信を行うために、制御信号と送信データを送信する。
図23は、本発明の端末の第3の構成例である。図23において、図5に対応する構成には同じ参照符号を付す。
図23の端末の構成において、アンテナ10、無線部11、復調・復号部12で受信されたデータは、CQI測定・算出部13に入力され、CQI値が算出される。算出されたCQI値は、CQI制御部14において、1〜30の値に変換される。また、算出されたCQI値は、基地局と端末が通信する際に保持しているQoS(Quality Of Service)の重み付け値と乗算され、この乗算結果がCQI閾値記憶部34に記憶された閾値と比較され、CQI値を基地局に送信するか否かが判断される。送信することに決まった場合には、算出されたCQI値は、CQI送信部15において、CQI値報告フォーマットに組み立てられて、符号化・変調部16、無線部17、アンテナ10を介して送信される。CQI値を送信しないことに決定した場合には、送信制御信号送信部40で、特定のCQI値あるいは、スケジューリング対象外としてくれるよう要求するメッセージを生成し、基地局対して送信する。
図24は、本発明の基地局の第3の構成例である。図24において、図6に対応する構成には同じ参照符号を付す。
図24の基地局では、アンテナ20、無線部21、復調・復号部22において、CQI報告が受信され、CQI部23で、報告されたCQI値が抽出される。抽出されたCQI値は、そのまま下りスケジューラ24に与えられて、下りのスケジューリングに使用される。スケジューリングの結果がCQI閾値作成部46に与えられ、CQI閾値が算出される。すなわち、スケジューリングによって選択されたk個の端末のCQI値をCQI値作成部へ与え、最も小さいCQI値を元にCQI閾値を作成する(たとえば、上記k個のCQI値の最小CQIに−αした結果を閾値とする)。CQI閾値は、符号化・変調部27、無線部28、アンテナ20を介して、端末に送られる。各端末にCQI閾値が設定されると、再び端末からCQI値が報告されるので、CQI値を報告してきた端末に対してのみ、通信を行うために、制御信号と送信データを送信する。
なお、ここでは、端末から送られてくるメッセージや特定のCQI値を抽出する対象外通知抽出部41が設けられる。対象外抽出部41では、端末からスケジューリング対象外としてくれるよう要求するメッセージあるいは特定のCQI値を検出したら、下りスケジューラ24に与えて、当該端末を下り回線のスケジュール対象からはずす。また、この情報は、上りスケジューラ43にも与えられる。上りCQI測定・算出部42は、端末からの上り信号のCQI値を算出するものであり、算出結果を上りスケジューラ43に与える。上りスケジューラ43が、当該端末がスケジュール対象外であるとの通知を受けると、上りCQI測定・算出部42にこれを通知して、当該端末のCQIの測定、算出を停止する。また、上り制御信号作成部44は、上りスケジューラ43のスケジューリングにしたがって、端末に、上り通信に必要な制御信号を送信するものであるが、スケジューリング対象外となった端末については、上りの制御信号も送出を停止する。
図25は、本発明の基地局の第4の構成例である。図25において、図24に対応する構成には同じ参照符号を付す。
図25の基地局では、アンテナ20、無線部21、復調・復号部22において、端末からの上り信号が受信され、上りCQI測定・算出部42でCQIが算出される。これが上りスケジューラ43に与えられる。また、算出された上りのCQI値は、上りCQI閾値作成部50に与えられて、この閾値が上りスケジューラ43に与えられる。上りスケジューラ43が、当該端末のCQI値が閾値より小さく、当該端末がスケジュール対象外であると判断すると、上りCQI測定・算出部42にこれを通知して、当該端末のCQIの測定、算出を停止する。また、上り制御信号作成部44は、上りスケジューラ43のスケジューリングにしたがって、端末に、上り通信に必要な制御信号を送信するものであるが、スケジューリング対象外となった端末については、上りの制御信号も送出を停止する。
図26は、本発明の基地局の第5の構成例である。図27は、図26の基地局の構成に対応する端末の第4の構成例である。図26において、図25に対応する構成には同じ参照符号を付す。図27において、図5に対応する構成には同じ参照符号を付す。
図26においては、新たに、スケジューリング対象外通知信号作成部51が設けられている。スケジューリング対象外通知信号作成部51は、上りスケジューラ43によってスケジューリング対象外となった端末に対しては、一定期間、パイロット信号などの制御信号及び上り送信データを基地局に送信しないように通知する通知信号を生成し、当該端末に送信する。
図27の端末では、スケジューリング対象外通知信号抽出部53で、基地局からのスケジューリング対象外通知を検出すると、一定期間、パイロット信号生成部54を停止すると共に、送信データの送信も一定期間停止する。
図28は、本発明の端末の第4の構成例である。図29は、本発明の端末の第5の構成例である。図28、図29においては、図18に対応する構成には同じ参照符号を付す。
図28においては、図18と比較して、タイマ60が新たに設けられている。タイマ60は、予め定められた時間を計数し、タイムアップしたらCQI制御部14に通知する。CQI制御部14は、測定されたCQI値とCQI閾値との比較によって、CQIの送信停止状態ある端末においても、タイマ60がタイムアップした場合には、CQI値を測定、算出し基地局に送信するようにCQI測定・算出部13およびCQI送信部15を制御する。これにより、いったん、CQI非報告端末となり、スケジューリング対象外となった端末においても、一定時間後には、再びCQI値を基地局に通知するので、その後、スケジューリング対象となって、基地局と通信を再開することが可能となる。タイマの設定時間は、基地局に収容されている端末数、停止する端末のCQI値やそのデータのQoS等を考慮し決定する。
図29は、図28において、CQI制御部14のCQI値送信判断にQoSも用いる構成である。QoSの設定値により、当該端末が、高速伝送データを送受信していると判明した場合には、タイマ60のタイムアップ時間を短く設定し、端末が基地局と通信を停止している時間を短くし、連続性の高いデータの送受信を優先して行うようにする。
図30は、本発明の端末の第6の構成例である。図30において、図18に対応する構成には同じ参照符号を付して、説明を省略する。
図30の構成においては、端末が基地局にCQIを報告しない場合には、他の周波数帯域あるいは他の基地局のCQIを測定、算出するために、CQI制御部14が無線部11、復調・復号部12の検波周波数を設定し、CQI測定・算出部にCQIの測定・算出を再開させる。特に、他の周波数帯、あるいは、他の基地局のCQIを測定、算出する場合には、元の基地局に特定のCQI値を通知するか、その旨のメッセージを通知する。また、他の周波数帯域、あるいは、他の基地局のCQIの測定、算出及び閾値との比較の結果、その周波数帯域あるいは基地局と通信できると判断された場合には、無線部17、符号化・変調部16を制御して、その周波数帯域あるいは基地局と通信をするようにする。
図31は、本発明の端末の第7の構成例である。図31において、図18に対応する構成には同じ参照符号を付して、説明を省略する。
図31においては、送信制御信号送信部65が設けられている。送信制御信号送信部65は、端末が、他の周波数帯域あるいは他の基地局のCQIの測定、算出を実施するあたり、スケジューリング対象外となった周波数帯域、あるいは、基地局からの送信を停止する停止要求を基地局に送信する。
図32は、本発明の基地局の第6の構成例である。図33は、図32に対応する本発明の端末の第8の構成例である。図32において、図24に対応する構成には同じ参照符号を付し、説明を省略する。図33において、図21に対応する構成には同じ参照符号を付し、説明を省略する。
図32において、基地局は、下りスケジューラ43においてスケジューリング対象外となった端末を特定し、その端末の情報を他セルCQI測定要求制御信号作成部66に通知する。他セルCQI測定要求制御信号作成部66では、通知された端末に対し、他セル(他の周波数帯域あるいは他の基地局)のCQIを測定、算出して、他セルでの通信を試みるよう要求する通知を端末に送信する。なお、下りスケジューラ43は、上りスケジューラに組み込むことも可能である。
図33は、図32の構成に対応する端末の構成であり、他セルCQI測定要求信号抽出部67を備えている。他セルCQI測定要求信号抽出部67は、アンテナ10、無線部11、復調部・復号部12で受信された基地局からの受信データの中に、他セルCQI測定要求信号が含まれている場合、これを抽出する。他セルCQI測定要求信号を抽出した場合には、CQI制御部14に指示を出して、他セルのCQIを測定、算出するよう、無線部11、17、復調・復号部12、符号化・変調部16の設定周波数を変える。
図34は、本発明の基地局の第7の構成例である。図35は、図34に対応する本発明の端末の第9の構成例である。図34において、図32に対応する構成には同じ参照符号を付して説明を省略する。図35において、図28及び図31に対応する構成には同じ参照符号を付して説明を省略する。
図34においては、他セルCQI測定期間設定部68が設けられている。他セルCQI測定期間設定部68は、他セルCQI測定要求制御信号作成部66からの、端末への当該要求信号に他セルのCQIの測定期間を設定して、端末へ送信させると共に、下りスケジューラ43に他セルのCQIの測定期間を設定し、端末に、限定された期間においてのみ、他セルのCQIの測定を実施させるようにするものである。そして、この期間の間には、当該基地局と当該端末の間では、通信を行わないように制御する。なお、下りスケジューラ43は、上りスケジューラに組み込むことも可能である。
図35においては、端末に、図33と同様に、他セルCQI測定要求信号抽出部67が設けられているが、ここでは、基地局から送られてくる、他セルのCQIの測定期間を他セルCQI測定要求信号から読み出し、測定期間をCQI制御部14に設定する。CQI制御部14は、タイマ60が生成するクロック信号に基づき、他セルのCQIの測定期間を認識する。そして、この測定期間の間のみ他セルのCQIの測定、算出を行うようにする。
以上説明したように、本発明により、スケジューリング対象となる見かけの端末数を削減することが可能となることから、スケジューリング処理時間を短縮することが可能となる。また、スケジューリング対象外の端末は、上り制御チャネルを用いて、下りCQIの報告を行わないことから、上り干渉を低減することができる。更に、スケジューリング対象外となった端末の基地局との通信を停止することにより、他セルのCQI測定を可能とできる。また、これによりスケジューリングのよって選択されない端末が、他セルへハンドオーバすることが容易となり、スループットの改善が可能となる。

Claims (13)

  1. 基地局が端末との通信をスケジューリングし、端末と通信する無線通信システムにおいて、
    基地局は、
    端末が測定・算出した、下り回線の無線回線品質を取得し、無線回線品質の閾値を算出する下り閾値算出手段と、
    該下り閾値算出手段で算出された閾値を各端末に送信する送信手段とを備え、
    端末は、
    基地局からの下り信号の無線通信品質を測定・算出する下り無線回線品質測定・算出手段と、
    基地局から送信されてきた閾値を格納する格納手段と、
    測定・算出して得た下り回線の無線回線品質と該閾値とを比較し、該無線回線品質が該閾値より大きいときには、該無線回線品質を基地局に通知し、該無線回線品質が該閾値以下のときは、該無線回線品質の基地局への送信を停止する制御手段とを備え、
    前記基地局は、該無線回線品質を送信してこない端末をスケジューリング対象外とし、該無線回線品質を送信する端末をスケジューリング対象とし、該スケジューリング対象の端末に対して、該無線回線品質をもとに下り通信のスケジューリングを行い、
    スケジューリング対象外の端末へは、基地局から送信制御情報やデータを送らないことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前基地局の下り閾値算出手段は、端末とのデータ通信に設定されたサービス品質情報を更に加味して前記閾値を算出し、
    前記端末の制御手段は、測定・算出して得た無線回線品質を基地局へ送信するか否かを決定する場合、基地局とのデータ通信に設定されたサービス品質情報を更に加味することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記端末は、更に、
    前記無線回線品質を基地局に送信しない場合には、基地局に対し、自端末をスケジューリング対象外とすることを要求することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記自端末をスケジューリング対象外とすることを要求する信号は、予め決められた特定の無線回線品質値を通知するものであることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 下り通信についてスケジューリング対象外となった端末は、上り通信についてもスケジューリング対象外とすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 基地局が端末との通信をスケジューリングし、端末と通信する無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    端末からの上り信号の無線回線品質を測定・算出する上り無線回線品質測定・算出手段と、
    上り信号の無線回線品質の閾値を算出する上り閾値算出手段とを備え、
    該閾値より大きい上りの無線回線品質を有する端末を、上り通信のスケジューリング対象とし、該スケジューリング対象の端末に対して、該無線回線品質をもとに下り通信のスケジューリングを行い、該閾値以下の上りの無線回線品質を有する端末を、上り通信のスケジューリング対象外とし、スケジューリング対象外の端末へは、基地局から送信制御情報やデータを送らないことを特徴とする無線通信システム。
  7. 基地局は、スケジューリング対象外となった端末に対し、スケジューリング対象外である旨を通知し、該通知を受け取った端末は、一定期間パイロット信号及び上り送信データを送信しないことを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 端末は、更に、
    所定時間を計数するタイマ手段を更に備え、
    スケジューリング対象外となった端末は、該タイマ手段がタイムアウトした場合には、基地局に対する無線回線品質の送信を再開することを特徴とする請求項1または6に記載の無線通信システム。
  9. 前記タイマ手段がタイムアウトする時間は、基地局と端末との通信サービスについて設定されたサービス品質情報を加味して設定することを特徴とする請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 前記端末は、前記基地局に対し、無線回線品質を送信しない間、他の周波数帯域、あるいは、他の基地局の下り通信の無線回線品質を測定・算出することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  11. 基地局が端末との通信をスケジューリングし、端末と通信する無線通信システムにおける端末において、
    基地局からの下り信号の無線通信品質を測定・算出する下り無線回線品質測定・算出手段と、
    基地局から送信されてきた、無線通信品質の閾値を格納する格納手段と、
    測定・算出して得た下り回線の無線回線品質と該閾値とを比較し、該無線回線品質が該閾値より大きいときには、該無線回線品質を基地局に通知し、該無線回線品質が該閾値以下のときは、該無線回線品質の基地局への送信を停止する制御手段と、
    を備え、
    基地局は、該無線回線品質を送信する端末をスケジューリング対象とし、該スケジューリング対象の端末に対して、該無線回線品質をもとに下り通信のスケジューリングを行い、該無線回線品質を送信してこない端末をスケジューリング対象外とし、スケジューリング対象外の端末へは、基地局から送信制御情報やデータを送らないことを特徴とする端末。
  12. 基地局が端末との通信をスケジューリングし、端末と通信する無線通信システムにおける基地局において、
    端末が測定・算出した、下り回線の無線回線品質を取得し、無線回線品質の閾値を算出する下り閾値算出手段と、
    該下り閾値算出手段で算出された閾値を各端末に送信する送信手段とを備え、
    該閾値と測定・算出した無線回線品質の比較をおこなった結果に基づいて、該無線回線品質を送信する端末をスケジューリング対象とし、該スケジューリング対象の端末に対して、該無線回線品質をもとに下り通信のスケジューリングを行い、スケジューリング対象外の端末へは、基地局から送信制御情報やデータを送らないことを特徴とする基地局。
  13. 基地局が端末との通信をスケジューリングし、端末と通信する無線通信システムにおける通信方法であって、
    基地局は、
    端末が測定・算出した、下り回線の無線回線品質を取得し、無線回線品質の第1の閾値を算出し、
    該下り閾値算出手段で算出された閾値を各端末に送信し、
    端末は、
    基地局からの下り信号の無線通信品質を測定・算出し、
    基地局から送信されてきた閾値を格納し、
    測定・算出して得た下り回線の無線回線品質と該閾値とを比較し、該無線回線品質が該閾値より大きいときには、該無線回線品質を基地局に通知し、該無線回線品質が該閾値以下のときは、該無線回線品質の基地局への送信を停止することにより、
    前記基地局は、該無線回線品質を送信する端末をスケジューリング対象とし、該スケジューリング対象の端末に対して、該無線回線品質をもとに下り通信のスケジューリングを行い、該無線回線品質を送信してこない端末については、スケジューリング対象外として下り通信のスケジューリングを行わず
    スケジューリング対象外の端末へは、基地局から送信制御情報やデータを送らない
    ことを特徴とする通信方法。
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