JP4801373B2 - タービンの車室構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスタービンや蒸気タービンなどのタービンの車室構造に関する。
産業用大型ガスタービンや蒸気タービンなどのタービンでは、その内部が高温になることから、内部と外部の温度差の影響が大きく、その結果静止部の熱変形が発生しオーバル変形等を引き起こし、静止側(後述の内部車室に組み付けられた静翼等)と回転側(ロータに組み付けられた動翼等)に、より大きな隙間が必要となってくる。その熱影響を少なくする為、車室の内部に更に車室(内部車室)を設けた構造(二重ケーシング構造)が用いられており、高温ガスの流れるガス流路部分と車室外の大気との間に一層の空気層が設けられた構造となっている。
前記内部車室は、静止側の翼を支持する構造となっており、その内部車室は外部車室に支持、固定される構造となっている。
このような構造を有するタービンの一例として、図10に示すようなタービンの車室構造30がある。このタービンの車室構造30では、外部車室31に対する内部車室(翼環)32の支持、及び位置決め(アライメント調整)が、タービンの上流側より見て左右方向についてはトルクピン33、上下方向については水平キー34にてそれぞれ行われている。水平キー34は、図11に示すように、下半の内部車室32aの分割面32bにボルト35により固定されており、その先端部34a側が外部車室31の分割面31a近傍に設けられた上下ライナ36,37間に設置されている。
前述した二重ケージング構造を有するタービンの他例として、特許文献1に記載のタービンケーシングの位置決め機構が知られている。このタービンケーシングの位置決め機構では、エンジンケーシング(外部車室)に形成された調整孔に偏心ピンが挿入され、その胴部を調整孔内に配置させる一方、前記胴部に対して偏心した先端部をタービンケーシング(内部車室)に形成された軸方向に延びる調整溝に配置させ、平行ピンを取り付けて調整孔に対して偏心ピンを回り止めし、偏心ピンの頭部に接して配置された蓋体によりエンジンケーシングに固定させている。
特許文献2には、上・下側ケーシングを締結するフランジレスケーシングの締結構造が開示されている。このフランジレスケーシングの締結構造では、上・下側ケーシングにボルト孔が形成され、前記上側ケーシングのボルト孔における接合面近傍に設けられたねじ穴に、外周に形成された外ねじを螺合させて円筒状スリーブを装着させ、前記下側ケーシングのボルト孔にボルトを締結させたときに、スリーブ上端面に接合する大径部をボルトに形成させ、前記ボルトを前記ボルト孔に差し込ませて、上・下側ケーシングを固定させている。
特許文献3には、静翼環を車室に固定する連結型180°分割静翼の上下ボルト締め構造が開示されている。この連結型180°分割静翼の上下ボルト締め構造では、穴付ボルトにより上下静翼を一体化させ、前記穴付ボルトの穴に固定されたキーを、車室に設けられた上下ライナー間に配置させて、前記静翼環を前記車室に固定させている。
特開2004−162536号公報 特開2001−107922号公報 特開平9−112204号公報
前述したタービンの車室構造30では、近年、性能向上や信頼性の面より、回転側と静止側のクリアランスの設定において、精度の向上が求められている。そのため、外部車室31内に内部車室32を搭載した後に、内部車室32と外部車室31とのクリアランスを計測し、この計測値が設計値の許容範囲内でなければ、外部車室31内から内部車室32を取り出し、前記クリアランスを最適にさせるべく水平キー34を加工し、加工した水平キー34を用いて、外部車室31内に内部車室32を再度組み込ませている。よって、従来のタービンの車室構造30では、外部車室31に対して内部車室32の上下方向の位置を外部から調整することができないため、その調整作業の効率が悪く、作業コストを増加させてしまう、という課題がある。
また、特許文献1に記載のタービンケーシングの位置決め機構では、エンジンケーシングとタービンケーシングの上下部に位置決め機構をそれぞれ配置することで、前記エンジンケーシングに対する前記タービンケーシングの左右方向位置がその上部と下部で拘束されており、前記タービンケーシングが熱膨張しても、その中心位置が前記エンジンケーシングに対して左右方向にずれることがなく、前記エンジンケーシングと前記タービンケーシングの同心関係を維持することができるものの、この位置決め機構を用いても、前記エンジンケーシングに対して前記タービンケーシングの上下方向の位置を調整できない、また、この位置決め機構を前記エンジンケーシングおよび前記タービンケーシングの分割面近傍に配置しても、前記エンジンケーシングに対して前記タービンケーシングの上下方向の位置を調整できない。そのため、前記タービンケーシングの位置決め機構では、タービンの車室構造30と同様に、前記エンジンケーシングと前記タービンケーシングとのクリアランスを最適に調整するためには、前記エンジンケーシングから前記タービンケーシングを取り出し、前記位置決め機構および上下方向位置決め機構を加工して調整する必要があるので、前記エンジンケーシングに対して前記タービンケーシングの上下方向の位置を外部から調整することができない、という課題がある。
特許文献2に記載のフランジレスケーシングの締結構造では、上下に分割された内部車室同士あるいは外部車室同士を連結することができるものの、前記外部車室に対して前記内部車室の上下方向の位置を外部から調整することができない、という課題がある。
特許文献3に記載の連結型180°分割静翼の上下ボルト締め構造では、上・下半部静翼を連結する穴付ボルトに固定されたキーを車室に設けられた上下ライナー間に配置させることで、外部車室に対して内部車室を所定の位置にて固定することができるものの、前記外部車室に対して前記内部車室の上下方向の位置を調整するには、キーなどを加工する必要があるため、前記外部車室に対して前記内部車室の上下方向の位置を外部から調整することができない、という課題がある。
そこで、本発明は、前述した問題に鑑み提案されたもので、外部車室に対して内部車室の上下方向の位置を外部から調整可能にしたタービンの車室構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明に係るタービンの車室構造は、外部車室と、前記外部車室内に配置される内部車室を有するタービンの車室構造であって、前記内部車室に形成された凹部内に配置され、該凹部の上部及び下部に接し、側部に接しない形状のブッシュと、前記外部車室に形成された連通穴に差し込まれ、先端が前記ブッシュに当接して配置された偏心軸と、前記偏心軸に係止して配置され、前記外部車室に固定された固定部材と、を有する位置調整機構が、前記タービンの上流側から見て前記車室の左右両側のそれぞれに配置され、前記固定部材が、前記偏心軸に形成された歯車状の被係合部と係合するように形成された係合部を備えることを特徴とする。
前記偏心軸としては、先端部側の軸中心と頭部側の軸中心とが偏心した軸が挙げられる。
上述した課題を解決する第の発明に係るタービンの車室構造は、第の発明に記載されたタービンの車室構造であって、前記固定部材に確認穴が形成されることを特徴とする。
第1の発明に係るタービンの車室構造によれば、偏心軸の周方向における位置を調整して固定部材により固定することで、前記偏心軸の先端では、その左右方向の移動がブッシュによりキャンセルされるものの、その上下方向の移動がブッシュを介して内部車室に作用しており、前記外部車室に対して前記内部車室の上下方向の位置を外部から調整可能になる。その結果、作業の効率化が図れる。製造時において、偏心軸の偏心量、偏心軸の被係合部、及び固定部材の係合部の組み合わせを記録しておけば、現地での設置時に、製造時と同様の状態にタービンの車室構造を容易に組み付けることができる。さらに、外部車室に対して内部車室の上下方向の位置を精度良く設定することができる。
の発明に係るタービンの車室構造によれば、第の発明に記載されたタービンの車室構造と同様な作用効果を奏する他、確認穴から偏心軸の被係合部の位置を確認することができるので、前記被係合部と固定部材の係合部との組み合わせを容易に調整することができ、作業の効率化が図れる。
以下に、本発明に係るタービンの車室構造を実施するための最良の形態を実施例に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造を適用したタービンの概略断面図であり、図2は、図1における囲み線IIの拡大図であり、図3は、図2におけるIII−III矢視図である。図4は、図2におけるIV矢視図である。図5は、本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造が有する位置調整機構の説明図であり、図6は、それが有する蓋部材の後面視図である。図7は、それが有する蓋部材と偏心軸との係合組み合わせと内部車室の上下移動量との関係を示す図であり、図7(a)に前記偏心軸の偏心位置(頭部の軸中心に対する先端部の軸中心の位置)が上流側にある場合を示し、図7(b)に前記偏心軸の偏心位置が下流側にある場合を示す。図8は、本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造を組み付けたときの状態を示す図であり、図9は、本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造が有する偏心軸の軸調整用治具の側面図である。
タービンの車室構造10は、図1に示すように、上下二つに分割された外部車室1と、外部車室1内に配置され、上下二つに分割された内部車室2とを有し、タービンの上流側から見て、外部車室1の上部及び下部には、トルクピン(周方向移動抑止手段)3がそれぞれ取り付けられ、下半の外部車室1の分割面1a近傍に、且つタービンの上流側から見て、外部車室1の左右両側部には、位置調整機構4がそれぞれ取り付けられる。内部車室2には、図示しないロータを回転自在に支持し、前記ロータに多段に組み付けられた動翼(図示せず)の間に配置された複数の静翼(図示せず)が組み付けられる。
トルクピンにより、外部車室1に対して内部車室2の左右方向の位置が調整され、外部車室1に対して内部車室2の周方向への移動が抑止される。位置調整機構4により、外部車室1に対して内部車室2の上下(垂直)方向の位置が調整される。トルクピン3及び位置調整機構4の近傍には、外部車室1に対して内部車室2の位置を計測する計測ゲージ5がそれぞれ取り付けられる。
位置調整機構4は、図2乃至図6に示すように、内部車室2の内部に向かって凹んだ凹部12に配置されたブッシュ7と、内部車室2の凹部12に対向して外部車室1に形成された車室内外を連通する連通穴1bに差し込まれ、その先端8aがブッシュ7に当接して配置された偏心軸8と、偏心軸8の頭部8bに接して配置され、外部車室1にボルト9により固定される固定部材である蓋部材11とを有する。ただし、ブッシュ7は、図3に示すように、ボルト6により該凹部12内に固定されて該凹部12からの抜けが阻止され、内部車室2の凹部12の上部12a及び下部12bとは接するものの、その側部12c,12dとは接しない形状となっており、凹部12内における上下方向への移動が阻止されるものの、凹部12内における左右方向への移動が自在である形状となる。
蓋部材11は、図2、図4乃至図6に示すように、ボルト9が挿通するボルト穴11aと、後述する偏心軸8の被係合部14に係合する係合部13を有する。ボルト穴11aは、蓋部材11の外周に沿って所定の間隔にて形成されており、ここでは7個形成される。蓋部材11の係合部13は、筒状になっており、その内部に形成され、外側に凸となる凸部13aと、隣接する凸部13aの間の凹部13bとからなる。この係合部13では、凸部13a及び凹部13bがそれぞれ12個形成される。蓋部材11には確認穴11bが形成されており、この穴11bから偏心軸8の被係合部14の軸凸部14aに対応して偏心軸8の頭部8bに記載された文字の確認が可能となる。
偏心軸8の頭部8bには、図5に示すように、蓋部材11の係合部13に係合する被係合部14が形成される。偏心軸8の被係合部14は、その外側に凸となる軸凸部14aと、隣接する軸凸部14aの間の軸凹部14bとからなる歯車状のものである。この被係合部14では、軸凸部14a及び軸凹部14bがそれぞれ12個形成される。ただし、偏心軸8の頭部8bにおける軸中心C1は、図4に示すように、その先8aの軸中心C2に対して距離Lだけ偏心している。ここでは、距離Lは、0.8mmである。
よって、このような形状を有する偏心軸8によれば、偏心軸8を回転させると、偏心軸8の先端8aが所定の大きさの円を描く(左右方向及び上下方向に移動する)ことになるが、偏心軸8の先端8aでは、左右方向の移動がブッシュ7によりキャンセルされるものの、上下方向の移動がブッシュ7を介して内部車室2に作用しており、外部車室1に対して内部車室2の上下方向の位置を外部から調整可能になる。その結果、作業の効率化が図れる。
ここで、蓋部材11の1つのボルト穴11a及び確認穴11bを12時方向に配置させ、且つ偏心軸8の先端8aの軸中心C2が9時方向に配置させた状態にて、12時方向(車室基準軸の方向)に位置するボルト穴11aをAとし、同方向に位置する(確認穴11bから見える)軸凸部14aをaとする。各ボルト穴11aに対して反時計回りにAからGまで順次符号を付ける。同様に、各軸凸部14aに、反時計回りにaからh、jからmまで順次符号を付ける。
以下に、本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造10の組み付け手順を説明する。
(1)最初に、図8に示すように、下半の内部車室2aの分割面2bに接して保持板15を配置させると共に、下半の内部車室2aの分割面2bに形成されたボルト穴2cと、保持板15に形成された貫通穴15aを一致して配置させ、筒体であるカラー16を貫通穴15a及びボルト穴2cに差し込ませる。続いて、ボルト17をカラー16及びボルト穴2cに差し込ませ、ボルト17の頭部に袋ナット18を取り付けて、保持板15を下半の内部車室2aに固定させる。このように保持板15を固定した下半の内部車室2aを下半の外部車室1cに組み込ませる。
(2)続いて、図2及び図8に示すように、偏心軸8及び蓋部材11を仮組みする。すなわち、外部車室1の連通穴1bに偏心軸8を差し込ませ、その先端8aを内部車室2の凹部12に配置されたブッシュ7に当接させる。偏心軸8の被係合部14に蓋部材11の係合部13を係合させ、ボルト9により外部車室1に固定させる。ただし、このとき、偏心軸8の符号dの位置(偏心軸8の偏心位置)を確認する。
(3)現在の偏心軸8の被係合部14と蓋部材11の係合部13の組み合わせを記録する。
(4)続いて、保持板15、カラー16及び袋ナット18を下半の内部車室2aから取り外し、下半の内部車室2aに上半の内部車室を組み付け、下半の外部車室1cに上半の外部車室を組み付ける。
(5)続いて、蓋部材11を取り外し、図に示すように、偏心軸8の位置を調整可能な軸調整用治具19を偏心軸8に組み付ける。
続いて、本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造が有する位置調整機構4による内部車室2の上下方向の位置を調整する手順について、以下に説明する。
(i)要求される移動量に最も近い上下移動量を図7に記載の表から読み取り記録する。すなわち、偏心軸8及び蓋部材11を仮組みした際に、タービンの上流側から見て、偏心軸8の偏心位置が上流側にある場合には、図7(a)に記載の表から読み取り記録し、偏心軸8の偏心位置が下流側にある場合には、図7(b)に記載の表から読み取り記録する。
(ii)現在の内部車室2の位置を計測ゲージ5にて計測し、記録する。
(iii)続いて、押上ボルト20で内部車室2を支持させると共に、押上ボルト20を外部車室1に固定させ、偏心軸8及び蓋部材11を外部車室1から取り外す。
(iv)続いて、上下の移動量を確認し、計測ゲージを見ながら、押上ボルト20にて内部車室2を移動させる。
(v)続いて、(i)にて記録した偏心軸8と蓋部材11の係合組み合わせの符号となるように、偏心軸8及び蓋部材11を組み付ける。ただし、偏心軸8及び蓋部材11を組み合わせ通り組み付けにくいときには、押上ボルト20で内部車室2の位置を調整しても良い。
(vi)外部車室1に対して内部車室2の上下方向の位置を調整する作業が終了し、蓋部材11の確認穴11bに塞止プラグ(図示せず)などを組み込ませる。
したがって、本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造10によれば、偏心軸8の周方向における位置を調整して蓋部材11により固定することで、偏心軸8の先端8aでは、その左右方向の移動がブッシュ7によりキャンセルされるものの、その上下方向の移動がブッシュ7を介して内部車室2に作用しており、外部車室1に対して内部車室2の上下方向の位置を外部から調整可能になり、作業の効率化が図れる。また、製造時において、偏心軸8の偏心量、偏心軸8の被係合部14、蓋部材11の係合部13の組み合わせを記録しておけば、現地での設置時に、製造時と同様の状態にタービンの車室構造を容易に組み付けることができる。さらに、外部車室1に対して内部車室2の上下方向の位置を精度良く設定することができる。確認穴11bから偏心軸8の被係合部14の位置を確認することができるので、被係合部14と、蓋部材11の係合部13との組み合わせを容易に調整することができ、作業の効率化が図れる。
なお、上記では、偏心軸8の頭部8bに係合して配置され、外部車室1に固定される蓋部材11を用いて説明したが、偏心軸8を係止すると共に、外部車室1に固定することができる部材であれば良い。また、偏心軸8の偏心量を大きくすれば、外部車室1に対して内部車室2の上下移動範囲が大きくなり、蓋部材11の係合部13、および偏心軸8の被係合部14の数量を増やせば前記上下移動範囲内を細かいピッチにて調整可能になり、蓋部材11の係合部13、および偏心軸8の被係合部14の数量を減らせば前記上下移動範囲内を粗いピッチにて調整可能になる。
本発明は、タービンの車室構造に利用することが可能である。
本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造を適用したタービンの概略断面図である。 図1における囲み線IIの拡大図である。 図2におけるIII−III矢視図である。 図2におけるIV矢視図である。 本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造が有する位置調整機構の説明図である。 本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造が有する蓋部材の後面視図である。 本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造が有する蓋部材と偏心軸との係合組み合わせと内部車室の上下移動量との関係を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造を組み付けたときの状態を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るタービンの車室構造が有する偏心軸の軸調整用治具の側面図である。 従来のタービンの車室構造を適用したタービンの概略断面図である。 図10おける囲み線XIの拡大図である。
符号の説明
1 外部車室
2 内部車室
3 トルクピン
4 位置調整機構
5 計測ゲージ
6 ボルト
7 ブッシュ
8 偏心軸
9 ボルト
10 タービンの車室構造
11 蓋部材
12 凹部
13 係合部
14 被係合部
15 保持板
16 カラー
17 ボルト
18 袋ナット
19 軸調整用治具
20 押上ボルト

Claims (2)

  1. 外部車室と、前記外部車室内に配置される内部車室を有するタービンの車室構造であって、
    前記内部車室に形成された凹部内に配置され、該凹部の上部及び下部に接し、側部に接しない形状のブッシュと、
    前記外部車室に形成された連通穴に差し込まれ、先端が前記ブッシュに当接して配置された偏心軸と、
    前記偏心軸に係止して配置され、前記外部車室に固定された固定部材と、を有する位置調整機構が、前記タービンの上流側から見て前記車室の左右両側のそれぞれに配置され
    前記固定部材は、前記偏心軸に形成された歯車状の被係合部と係合するように形成された係合部を備える
    ことを特徴とするタービンの車室構造。
  2. 請求項に記載されたタービンの車室構造であって、
    前記固定部材に確認穴が形成される
    ことを特徴とするタービンの車室構造。
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