JP4800052B2 - リニアモータ式単軸ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、リニアモータを用いた単軸ロボットに関するものである。
従来から、例えば特許文献1に示されるように、永久磁石を軸方向に配列したマグネットシャフトと、このマグネットシャフトを囲繞するコイルが設けられた可動部材とを備え、上記コイルに対する通電が制御されることにより可動部材がマグネットシャフトの軸に沿った方向に直線的に移動するように構成されたリニアモータは一般に知られている。
この種のリニアモータは各種分野において物品の搬送等に用いられ、単軸ロボットにも適用されている。この場合には、ロボット本体に上記マグネットシャフトとリニアガイドが設けられ、前記リニアガイドに可動部材がスライド可能に装着されるとともに、この可動部材にマグネットシャフトを遊嵌するようにコイルが装備され、前記可動部材に各種作業用の部材が着脱可能に取り付けられる。
特開平5−34902号公報
ところで、この種のリニアモータを用いた単軸ロボットでは、マグネットシャフトとコイルとの接触を防止してそれらの間の絶縁を確保することが求められる。他方、この単軸ロボットでは、マグネットシャフトとその周辺に配置される磁性体(例えばリニアガイド等)との間に発生する磁気吸引力や同シャフトの自重によりマグネットシャフトが変形(撓み)することが考えられる。そのため、マグネットシャフトの変形による同シャフトとコイルとの接触を防止してそれらの間の絶縁を適切に確保することが求められる。
なお、この種の単軸ロボットでは、マグネットシャフトとコイルとの間のクリアランスを一定に保つべく、可動部材にマグネットシャフトの外周面上を摺動する樹脂製の滑り軸受けを受けることも行われている。ところが、このような構成では、同シャフトとコイルとの接触を防止することは可能となるが、可動部材以外の部分でマグネットシャフトの変形(撓み)が起きていると、この変形により滑り軸受けの摺動抵抗が増加し、可動部材の滑らかな移動が大きく妨げられるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑み、可動部材の滑らかな移動を損なうことなく、マグネットシャフトとコイルとの間に適切に一定のクリアランを保つことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の永久磁石軸方向に配列されかつ水平に配置されたマグネットシャフトを有するロボット本体と、記マグネットシャフトが遊嵌されるコイルを具備し、かつ前記ロボット本体に対して前記マグネットシャフトの軸方向と平行な方向に移動可能に支持される可動部材とを備えたリニアモータ式単軸ロボットにおいて、前記ロボット本体は、前記マグネットシャフトの上下両側にそれぞれ配置され、かつ前記マグネットシャフトと平行に延びて前記可動部材を案内するガイドレールを備え、これらガイドレールはそれぞれ磁性体からなり、前記永久磁石との間に生じる磁気的吸引力により前記マグネットシャフトに対して上向きの軸矯正力を生じさせるように、上側のガイドレールと前記マグネットシャフトとの間隔が下側のガイドレールと前記マグネットシャフトとの間隔に比べて狭く設定されているものである(請求項1)。
この構成によれば、マグネットシャフトの撓みを防止(矯正)する方向の軸矯正力を積極的に同シャフトに付与することが可能となり、これによって同シャフトをより真っ直ぐな状態に保つことが可能となる。しかも、マグネットシャフトを構成する永久磁石の磁力を利用して前記軸矯正力を発生させるため、簡単、かつ合理的な構成でマグネットシャフトの変形(撓み)を矯正することが可能となる。
なお、各ガイドレール、マグネットシャフトの長手方向全域に対応して配置されているのがより好適である(請求項)。
すなわち、マグネットシャフトにはその支点間で自重による撓み(変形)が発生するため、上記構成によると、分布荷重となる自重に対して、分布荷重をそれぞれの個所で打ち消すように分布する軸矯正力をマグネットシャフトの長手方向全域に渡って作用させることが可能となり、これによって自重による撓みの発生をその長手方向全体に亘って防止(矯正)することが可能となる。
本発明のリニアモータ式単軸ロボットによると、マグネットシャフトに対して上向きの力(軸矯正力)を積極的に付与し得るように構成されているので、自重による撓みを効果的に矯正することができる。従って、マグネットシャフトをより真っ直ぐな状態に保つことが可能となり、その結果、可動部材の滑らかな移動を損なうことなく、マグネットシャフトとコイルとの間に適切に一定のクリアランを保つことできるようになる。
本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1〜図3は、本発明に係るリニアモータ式単軸ロボットを概略的に示しており、図1はそれぞれ断面図で当該単軸ロボットを示している。
これらの図に示すように、リニアモータ式単軸ロボット(以下、単軸ロボットと略す)は、ロボット本体1と、このロボット本体1に一定方向に直線的に移動可能に支持される可動部材2とを備えている。
上記ロボット本体1は、フレーム11と一対のカバー部材12とを有し、このフレーム11とカバー部材12とで一軸方向に延びる横長枠状に形成されている。このロボット本体1は、上記フレーム11が上記カバー部材12の下方に位置した状態(図示した姿勢)で設置されるものである。なお、当実施形態では、説明の便宜のためにロボット本体1の延びる一軸方向(図1の左右方向)を前後方向とし、ロボット本体1の幅方向(図2の左右方向)を左右方向として説明する。
上記フレーム11は、所定厚みを有する底壁部11aと、この底壁部11aの左右両側で底壁部11aよりも上方に突出する側壁部11bとからなり、上方に開口する断面略コ字状で前後方向に延びている。このフレーム11は、例えばアルミニウム合金等の押出し材で構成することが可能である。
上記一対のカバー部材12は、それぞれが互いに対象な断面略L字状をなし、水平部12aと垂直部12bとを有している。そして、垂直部12bの下端部が上記フレーム11の側壁部11bにおける外側の側面の上端部にボルトで固着されて、垂直部12b及び水平部12aが全長にわたって側壁部11bの上方の空間を外側から覆っているとともに、両水平部12aの間に一定幅の開口が形成されている。また、上記両水平部12a上には、当該両水平部12aの間に形成される開口を塞ぐ上部カバー13が載置可能となっている。
上記ロボット本体1内には、上記フレーム11の側壁部11b上に前後方向に延びる左右一対のガイドレール3が配置されているとともに、両側壁部11bの間に前後方向に延びるマグネットシャフト4が配置されている。
上記マグネットシャフト4は、N,Sの磁極が交互に逆向きになるように軸方向に配列された多数個の永久磁石4aが非磁性体からなるスリーブ内に収容されたものであり、断面円形状に形成されている。このマグネットシャフト4は、その両端部がフレーム11の前後方向両端部に固定された支持部材14とその上方に配設された固定部材15とで挟み込まれて固定されている。なお、ロボット本体1の両端部は端部カバー16で覆われている。
また、上記フレーム11の側壁部11bのうち一方側(図2では右側)の側壁部11bの上面には、上記ガイドレール3に沿ってその外側に細長のプレート状の磁気スケール17が側壁部11bの略全長にわたって設けられている。この磁気スケール17は、後述するMRヘッド25により読取可能なように磁気的に目盛りを記録したものである。
上記可動部材2は、スライドテーブル21とこのスライドテーブル21の下面に連結された可動ブロック22とを有している。
上記スライドテーブル21は、上記一対のガイドレール3を跨ぐ形状に形成され、その下面の左右両端部には、上記ガイドレール3に係合する被ガイド部31が前後2箇所に取付けられており、これにより当該スライドテーブル21がガイドレール3に摺動自在に支持されている。そして、このスライドテーブル21下面の中央部分に上記可動ブロック22が連結されている。
上記可動ブロック22は、前後方向に延び、その両端部は前後方向に開口する筒状に形成され、中間部分は上方に開口する断面略コ字状に形成されており、当該可動ブロック22を上記マグネットシャフト4が挿通可能となっている。そして、この可動ブロック22内の中間部分には、電機子を構成するコイル23が設けられ、両端部には、当該可動ブロック22と上記マグネットシャフト4とが同シャフト4の径方向において相対的に変位することを防止する後記滑り軸受け52等が装着されている。
上記コイル23は、上記マグネットシャフト4が遊嵌可能な内径を有しており、可動部材2がロボット本体1に組み付けられた状態で、マグネットシャフト4を径方向外側から囲繞するようになっている。すなわち、2つのガイドレール3によって図2に示す左右方向及び上下方向(各々正負の2方向)にスライドテーブル21が位置決めされることにより、マグネットシャフト4とコイル23との間に周方向にわたって一定のクリアランスが形成されている。また、上記コイル23は、その上方に設けられた基板24に接続され、この基板24及び当該基板24に接続されたケーブルWを介して図外の電源及び制御回路に電気的に接続されるようになっている。なお、ロボット本体1の外部には可撓性ダクトDが配備され、上記ケーブルWはこのダクトDに収容されるようになっている。
上記スライドテーブル21の右側部には、磁気ヘッドとしてのMRヘッド25が設けられている。このMRヘッド25は、上記磁気スケール17に対向し、可動部材2の移動中に上記磁気スケール17を読取ることにより可動部材2の位置を検出するものである。
また、スライドテーブル21の上方には、作業部材支持用のテーブル27が配設され、このテーブル27に、用途に応じた各種の作業部材が取付けられるようになっている。このテーブル27は、断熱板26を介して上記スライドテーブル21の上面に載置された状態で、複数箇所においてボルトBにより断熱板26と一緒にスライドテーブル21に固定されている。
上記テーブル27の上面複数箇所には、作業部材をボルト止め等で取付けるための取付け座27aが設けられ、この取付け座27aを除く部分でテーブル27が蓋カバー28により覆われている。
また、上記テーブル27は、その内部を上記上部カバー13が通過可能な形状に形成され、適所にはローラ27bが設けられている。上記ローラ27bは、当該テーブル27が位置する部分では上部カバー13を上方に凸となるように案内するとともに当該テーブル27が位置しない部分では可撓性を有する上部カバー13を上記カバー部材12の水平部12a上に位置させるようになっている。これにより、上記両水平部12a間の開口を上部カバー13で塞いだ状態のままで可動部材2を移動させることが可能になっている。
上記可動ブロック22のうち、その前後両端部には、上記マグネットシャフト4に接触して当該マグネットシャフト4の外周面上を転動するローラ53と、上記マグネットシャフト4に接触して当該マグネットシャフト4の外周面上を摺動する滑り軸受け52とが設けられている。
これらのローラ53及び滑り軸受け52は、上記マグネットシャフト4に接触することでマグネットシャフト4の径方向における同シャフト4と上記可動ブロック22との相対的な変位を防止し、これにより可動ブロック22に設けられたコイル23とマグネットシャフト4とのクリアランスを保ってそれらの間の絶縁を確保するものである。すなわち、マグネットシャフト4が自重で重力方向に撓もうとする場合、あるいは後述するように磁力の影響でマグネットシャフト4が撓もうとする場合でも、ローラ53や滑り軸受け52がマグネットシャフト4を支持することにより、可動ブロック22の部分における同シャフト4の撓みが有効に防止され、その結果、コイル23とマグネットシャフト4とのクリアランスが一定に保たれるようになっている。
上記滑り軸受け52は、合成樹脂等からなり、上記マグネットシャフト4の下側部分を開放してその他の部分を覆うように断面略C字状に形成されている。これにより滑り軸受け52の内周面がマグネットシャフト4の上側外周面であってその周方向略180°にわたって同シャフトに接触している。この滑り軸受け52は、上記可動ブロック22の両端部の筒状部分に固定された端部材51に内嵌されており、当該端部材51に固定される固定プレート56により前後外側から抜け止め固定されている。
一方、上記ローラ53は、その軸54が左右方向に延びる状態で上記マグネットシャフト4の下方であって滑り軸受け52と対向する位置に配置されている。このローラ53は、マグネットシャフト4の外径寸法よりも大きな長さ寸法を有しており、上記軸54にベアリング55を介して回動可能に支持される中空円筒状のスリーブ53bと、このスリーブ53bの外周面に被設された樹脂層53aとで構成され、この樹脂層53aの中央部に形成された円弧状断面をもつ接触部53cでマグネットシャフト4をその下側から支持するようになっている。
なお、フレーム11の両側壁部11bのうち磁気スケール17が配設される側とは反対側の側壁部11b(図2では左側の側壁部11b)には、可動ブロック22の可動領域に対向する面にシャフト矯正部材35が固定されている。
このシャフト矯正部材35は、マグネットシャフト4(永久磁石4a)との相互作用により同シャフト4がその磁力によって撓むのを防止(撓みを矯正)するための部材で鉄等の強磁性体から構成されている。例えば当実施形態では、このシャフト矯正部材35は断面矩形の鉄製プレートから構成されており、側壁部11bの前後方向全体に亘って連続的に、あるいは一定のピッチで断続的に図外のボルト等により固定されている。
すなわち、この単軸ロボットでは、上記の通りフレーム11の両側壁部11bにそれぞれ鉄製(強磁性体)のガイドレール3が設けられるが、これらガイドレール3のうち一方側のもの(同図では右側のガイドレール3)は、図2に示すように磁気スケール17との関係で内側に偏ったレイアウト設計とされており、その結果、右側のガイドレール3とマグネットシャフト4との間隔L1(左右方向の距離)が左側のガイドレール3との同間隔L2よりも狭くなっている。そのため、マグネットシャフト4の磁力(磁気吸引力)が右側のガイドレール3に対してより強く作用することとなり、その結果、反力としてマグネットシャフト4に略右向きの力が働いて同シャフト4が右方向に変形(撓む)する傾向がある。そこで、この単軸ロボットでは、マグネットシャフト4を挟んで上記撓みの方向とは反対側の位置、つまり左側の側壁部11bに強磁性体からなる上記シャフト矯正部材35を固定して当該部材35とマグネットシャフト4との間に磁気吸引作用を生じさせ、これにより同マグネットシャフト4に対して左向きの力(軸矯正力)を付与することによりマグネットシャフト4に働く左右各方向の力のバランスを図り、その結果、マグネットシャフト4が撓むのを防止するようになっている。
シャフト矯正部材35は側壁11bの前後方向全体に亘って連続的に配置する場合、軸方向に分布しマグネットシャフト4に作用して変形させようとする前記反力に対し、マグネットシャフト4の軸方向の各位置において、変形させようとする前記反力を打ち消すように、軸矯正力をマグネットシャフト4に作用させることができ、マグネットシャフト4の撓みは軸方向の各位置において矯正することができる。これにより、マグネットシャフト4の軸方向どの位置に可動部材2があっても、コイル23とマグネットシャフト4との間のクリアランスは一定に保たれる。なお、側壁11bの前後方向全体に亘って一定のピッチで断続的にシャフト矯正部材35が配置される場合でも、あるいは、マグネットシャフト4の撓みが最も大きくなる中央にのみシャフト矯正部材35を配置する場合でも、マグネットシャフト4の剛性が所定以上確保できれば、コイル23とマグネットシャフト4との間のクリアランスは、前後方向で一定に保たれることはないが、コイル23とマグネットシャフト4とが直接接触することは、無くすことができる。
以上のような構成のリニアモータ式単軸ロボットによると、可動部材2のコイル23に流れる電流が制御されることにより、その電流とマグネットシャフト4の永久磁石4aによる磁界との相互作用によって生じる推力により、可動部材2がマグネットシャフト4の軸方向に移動する。その際、可動ブロック22の両端部に設けられたローラ53がマグネットシャフト4の外周面上を転動するとともに滑り軸受け52がマグネットシャフト4の外周面上を摺動し、これによりマグネットシャフト4の径方向におけるマグネットシャフト4と可動ブロック22との相対的な変位が抑制されてコイル23とマグネットシャフト4とのクリアランスが適切に保たれる。そのため、マグネットシャフト4とコイル23との接触を確実に防止してそれらの間の絶縁を適切に確保することができる。
また、上記のようにマグネットシャフト4と左右のガイドレール3との間隔が不均一(L1<L2)なレイアウト構成でありながらも、シャフト矯正部材35が設けられることにより、当該レイアウト構成に起因したマグネットシャフト4の撓みが防止(矯正)されるようになっているので、マグネットシャフト4に沿った可動部材2の円滑な移動が適切に確保されることとなる。すなわち、この単軸ロボットでは、上記の通り可動ブロック22に滑り軸受け52やローラ53が設けられてマグネットシャフト4とコイル23との間が一定のクリアランスに保たれるようになっているため、マグネットシャフト4に変形(撓み)が起きていると、この変形によって滑り軸受け52等の摺動抵抗が増加し、可動ブロック22の滑らかな移動が大きく妨げられることとなるが、この単軸ロボットでは、上記の通りシャフト矯正部材35とマグネットシャフト4(永久磁石4a)との相互作用により同シャフト4の撓みが有効に防止されて、同シャフト4がほぼ真っ直ぐな状態に適切に保たれ得るように構成されているので、マグネットシャフト4の撓みに伴う滑り軸受け52等の摺動抵抗の増大が有効に防止され、その結果、マグネットシャフト4に沿った可動部材2の円滑な移動が確保されることとなる。従って、この単軸ロボットによると、可動ブロック22の滑らかな移動を損なうことなく、可動ブロック22とコイル23との間に一定のクリアランを適切に保つことできる。
しかも、マグネットシャフト4の上記のような撓み矯正機能は、マグネットシャフト4を構成する永久磁石4aの磁力を利用し、この永久磁石4aと鉄製プレートからなるシャフト矯正部材35との相互作用によって発揮されるため、簡単、かつ合理的な構成で上記のような効果を得ることができるという利点もある。
なお、この実施形態では、側壁部11bの前後方向全体に亘って連続的に、あるいは一定のピッチで断続的にシャフト矯正部材35を配置しているが、例えば、マグネットシャフト4の寸法がさほど長くなく撓みが比較的発生し難いような場合には、マグネットシャフト4の中央部分にのみシャフト矯正部材35を設けるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を用いて説明する。
図4は、第2の実施形態に係る単軸ロボットを断面図で示している。なお、第2の実施の形態の単軸ロボットも、その基本構成は第1の実施形態のものと共通するので、共通する部分については同一符号を付して説明を省略し、相違点についてのみ以下に詳細に説明することにする。
第2の実施形態に係る単軸ロボットは、壁面等にロボット本体1を固定することにより当該壁面に沿ってテーブル27を移動させるタイプ(壁掛仕様)のもので、基本的には、同図に示すように第1の実施形態の単軸ロボットを横向き(フレーム11の側壁部11bを設置させた状態)にし、可動部材2の滑り軸受け52やローラ53を、第1の実施形態のものに対して90°だけマグネットシャフト4回りに変位させた構成となっている。
また、各ガイドレール3は、第1の実施形態のような磁気スケール17による配置制約は無いが、マグネットシャフト4に対して不均一なレイアウト構成となっている。具体的には、マグネットシャフト4とその上側に位置するガイドレール3との間隔L3が同下側のガイドレール3との間隔L4よりも狭くなるように、各ガイドレール3が側壁部11bに組み付けられている(フレーム11の底壁部11a、側壁部11bについても便宜上、第1実施形態のものをそのまま用いて説明する)。
また、シャフト矯正部材35は、フレーム11のうち、同図に示すようにマグネットシャフト4を挟んでガイドレール3の反対側、つまりフレーム11の底壁部11aに組み付けられている。
このような第2の実施形態の単軸ロボットによると、可動ブロック22に設けられた滑り軸受け52及びローラ53によりマグネットシャフト4とコイル23とのクリアランスが適切に保たれる。そのため第1の実施形態と同様に、マグネットシャフト4とコイル23との接触が防止されてそれらの間の絶縁が適切に確保されることとなる。
また、シャフト矯正部材35がフレーム11に設けられ、さらにマグネットシャフト4に対してガイドレール3が上記のようなレイアウトで配置されていることにより、マグネットシャフト4が撓むことが効果的に防止され、その結果、可動部材2の円滑な移動が確保されることとなる。
詳しくは、この第2の実施形態では、同図に示すように両方のガイドレール3がマグネットシャフト4を挟んで水平方向一方側(同図では右側)に配置されている結果、マグネットシャフト4の磁力(磁気吸引力)によって同シャフト4に右向きの力が作用するが、上記のように、フレーム11の底壁部11aにシャフト矯正部材35が固定され、これによって当該部材35に対してマグネットシャフト4の磁気吸引力を作用させて同シャフト4に働く左右各向きの力をバランスさせるように構成されている。そのため、マグネットシャフト4の左右方向の変形(撓み)が有効に防止される。また、自重によってマグネットシャフト4に下向きの力が作用するが、上記のように、マグネットシャフト4に対して両ガイドレール3が配置されて(L3<L4)、上側のガイドレール3に対してマグネットシャフト4の磁力(磁気吸引力)がより強く作用するようにされ、これによってマグネットシャフト4に働く上下各向きの力をバランスさせるように構成されている。そのため、マグネットシャフト4の上下方向の変形(撓み)、特に自重による撓みが有効に防止されることとなる。つまり、この構成によりマグネットシャフト4がほぼ真っ直ぐな状態に保たれてマグネットシャフト4の撓みに起因する滑り軸受け52等の摺動抵抗の増大が有効に防止される結果、マグネットシャフト4に沿った可動部材2の円滑な移動が確保されることとなる。
従って、この第2の実施形態に係る単軸ロボットについても、第1の実施形態と同様に、可動ブロック22の滑らかな移動を損なうことなく、可動ブロック22とコイル23との間に一定のクリアランスを適切に保つことができる。
ところで、以上説明した単軸ロボットは、本発明に係るリニアモータ式単軸ロボットの好ましい一の実施形態であって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第2の実施形態では、マグネットシャフト4とその上下両側に配置されるガイドレール3の間隔を上記のように設定(L3<L4)することによりマグネットシャフト4に作用する上下方向の力のバランスを図るようにしているが、例えば、図5に模式的に示すように、マグネットシャフト4を上下に挟むように、それぞれ複数の永久磁石36a、37bかなるシャフト矯正部材36,37(上側矯正部材36、下側矯正部材37という)をフレーム11(底壁部11a)に組み付けるようにしてもよい。この場合、上側矯正部材36については、各磁石36aの磁極がマグネットシャフト4を構成する各永久磁石4aの磁極と逆向に並ぶように構成する一方、下側磁石37については、各磁石37aの磁極が永久磁石4aの磁極と一致するように構成する。
このような構成によると、上側矯正部材36とマグネットシャフト4との間に磁気吸引力が、また下側矯正部材37とマグネットシャフト4との間に磁気排斥力がそれぞれ作用することとなり、その結果、マグネットシャフト4に上向きの力が作用して同シャフト4の自重による撓みが有効に防止されることとなる。
このような構成は、例えば設計上の制約等により、図4に示すようなガイドレール3のレイアウト構成(L3<L4)を採用することができない場合に特に有効となるが、例えば、可動部材2の可動ストロークが大きく、長尺のマグネットシャフト4を設ける必要がある単軸ロボットについては、図4に示すガイドレール3のレイアウト構成と併用することにより、マグネットシャフト4の自重による撓みを有効に防止することが可能となる。
なお、図5の例では、マグネットシャフト4のうちその長手方向一部分に対応する箇所に上側矯正部材36及び下側矯正部材37を設けているが、勿論、マグネットシャフト4に沿ってその長手方向全体に亘って各矯正部材36,37を連続的に、あるいは断続的に設けるようにしてもよい。
また、図5に示す例では、各矯正部材36、37の磁石36a,37aは、それぞれ磁極(N極、S極)が前後方向に並ぶように配列されているが、例えば、図6に示すように磁極(N極、S極)が上下方向に並ぶものであってもよい。この場合、上側矯正部材36については、例えばS極をマグネットシャフト4に向けた状態で、各永久磁石4aの突き合わせ部分のうちN極同士が突き合わされる部分に対応して各磁石36aを配置し、又はN極をマグネットシャフト4に向けた状態で、各永久磁石4aの突き合わせ部分のうちS極同士が突き合わされる部分に対応して各磁石36aを配置する一方、下側矯正部材37については、N極をマグネットシャフト4に向けた状態で、各永久磁石4aのN極同士の突き合わせ部分に各磁石37aを配置するようにすればよい。このような構成の場合にも、図5に示したもの同様の作用効果を奏することが可能となる。
なお、このような図5および図6に示すような構成は、第1の実施形態についても有効である。すなわち、第1の実施形態の単軸ロボットの構成において、フレーム11の底壁部11aに下側矯正部材37に相当する部材を組み込むことによりマグネットシャフト4と当該磁石との間に磁気排斥力を生じさせ、これによりマグネットシャフト4に上向きの力を付与することによりマグネットシャフト4の自重による撓みを防止するようにしてもよい。
また、図5および図6に示す構成においては、各永久磁石4aと各磁石36a、さらに各永久磁石4aと各磁石37aを、前後方向で位置が一致するように配置し、軸矯正力を軸方向と直交する方向成分のみとしているが、相対的に前後方向に僅かにずらしても良い。この場合には、各永久磁石4aと各磁石36aの間、あるいは各永久磁石4aと各磁石37aの間に作用する矯正力は、マグネットシャフトの軸方向と直交する方向成分だけでなく、軸方向の成分も有することになる。この内軸方向成分は、マグネットシャフト4から固定部材15を介してロボット本体1に支持される。軸矯正力のうち、軸方向と直交する方向成分は、マグネットシャフトの変形(撓み)を打ち消すように作用する。
また、本発明に係るシャフト矯正部材としては、上記実施形態のように専用のシャフト矯正部材35〜37を設ける代わりに、ガイドレール3をシャフト矯正部材として兼用するようにしてもよい。これは、第2の実施形態で既に説明した構成、つまりマグネットシャフト4と各ガイドレール3との間隔をアンバランスに設定して(L3<L4)、マグネットシャフト4に上向きの力を与えるものがその一つに該当するが、これ以外にも、例えばガイドレール3のうち一方側を磁性体で、他方側を非磁性体でそれぞれ構成したり、あるいは両ガイドレール3を磁性体で構成した上で、そのボリュームに差を持たせる等してガイドレール3と前記マグネットシャフト4(永久磁石4a)との相互作用により同シャフトに力(軸矯正力)を付与するものが考えられる。
また、このように本発明に係るシャフト矯正部材35としてガイドレール3を兼用する以外に、フレーム11、カバー部材12および上部カバー13等の材質やボリュームを適宜考慮することにより、これらの部材をシャフト矯正部材として兼用するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、より詳細な構成、例えば第1、第2実施形態のシャフト矯正部材35の具体的な材質、形状、寸法、あるいは第2実施形態における各ガイドレール3の間隔、さらに図5及び図6に示す上側矯正部材36、および上側矯正部材36の数、配置等は、具体的な単軸ロボットの構造に応じ、マグネットシャフト4の変形(撓み)をより効果的に防止(矯正)し得るように適宜選定すればよい。
また、当実施形態では、マグネットシャフト4の変形(撓み)要因がガイドレール3の配置、およびマグネットシャフト4の自重にある場合を例に、その撓みを防止(矯正)する場合の構成について説明したが、例えばロボット本体1を構成する他の構成部分にマグネットシャフト4の変形要因がある場合には、その変形を防止し得るように当該変形方向に応じてシャフト矯正部材35〜37等を配置するようにすればよい。
なお、上述した各実施形態では、部品としてのマグネットシャフト4単体の真直度が確保されていることを前提として説明したものであるが、例えば部品としてのマグネットシャフト4がその個体差として多少の変形(撓み)をもつものである場合にも本発明は有効である。すなわち、この場合には、マグネットシャフト4のうち当該変形箇所に対応する部分に上記のようなシャフト矯正部材35〜37等を適宜設けて同シャフト4に対して積極的に力を付与することでマグネットシャフト4を真っ直ぐな状態に矯正することが可能となる。そのため、マグネットシャフト4がその個体差として多少の変形をもつものである場合でも、マグネットシャフト4とコイル23とのクリアランスを適切に保ちつつ可動部材2を円滑に移動させることができるようになる。
本発明に係るリニアモータ式単軸ロボットの一実施形態を示す縦断側面図である。 リニアモータ式単軸ロボットを示す図1のII−II線断面図である。 リニアモータ式単軸ロボットを示す図1のIII−III線断面図である。 本発明に係るリニアモータ式単軸ロボットの他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係るリニアモータ式単軸ロボットの他の実施形態を示す縦断側面図(要部)である。 本発明に係るリニアモータ式単軸ロボットの他の実施形態を示す縦断側面図(要部)である。
符号の説明
1 ロボット本体
2 可動部材
3 ガイドレール
4 マグネットシャフト
11 フレーム
12 カバー部材
21 スライドテーブル
22 可動ブロック
23 コイル
27 テーブル
35 シャフト矯正部材
52 滑り軸受け
53 ローラ

Claims (2)

  1. 複数の永久磁石軸方向に配列されかつ水平に配置されたマグネットシャフトを有するロボット本体と、記マグネットシャフトが遊嵌されるコイルを具備し、かつ前記ロボット本体に対して前記マグネットシャフトの軸方向と平行な方向に移動可能に支持される可動部材とを備えたリニアモータ式単軸ロボットにおいて、
    前記ロボット本体は、前記マグネットシャフトの上下両側にそれぞれ配置され、かつ前記マグネットシャフトと平行に延びて前記可動部材を案内するガイドレールを備え、
    これらガイドレールはそれぞれ磁性体からなり、前記永久磁石との間に生じる磁気的吸引力により前記マグネットシャフトに対して上向きの軸矯正力を生じさせるように、上側のガイドレールと前記マグネットシャフトとの間隔が下側のガイドレールと前記マグネットシャフトとの間隔に比べて狭く設定されていることを特徴とするリニアモータ式単軸ロボット。
  2. 請求項1に記載のリニアモータ式単軸ロボットにおいて、
    略マグネットシャフトの長手方向全域に対応して前記ガイドレールが組み込まれていることを特徴とするリニアモータ式単軸ロボット
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