JP4795172B2 - 横軸ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、真空ポンプに水が流入しないようにした、吸気管に立ち上がり部を設けた満水装置を有する横軸ポンプに関するものである。
従来の真空ポンプに水が流入しないように吸気管に立ち上がり部を設けた満水装置を有する横軸ポンプの一例が、特開2002−206494号公報に示されている。この公報に示された一例を図6を参照して簡単に説明する。図6は、特開2002−206494号公報に示される満水装置を有する横軸ポンプの一例の全体構造図である。図6において、横軸ポンプは、ポンプケーシング10の上流側に吸込エルボ12を介して吸込管14が連接されこの吸込管14の先端部の吸込口16が吸込水槽18の水面下に没入され、またポンプケーシング10の下流側にルーズ短管20を介して吐出弁22が設けられ、さらに吐出弁22に吐出管24が連接され、この吐出管24の先端部の吐出口26が吐出水槽28の水面下に没入される。そして、吸込エルボ12の壁を水平方向に主軸30が貫通し、この主軸30の一端に羽根車32が固定されて、ポンプケーシング10内で回転自在に配設される。主軸30の他端は、減速機34を介して電動機36に駆動連結される。
また、ポンプケーシング10の最上部に吸気孔38が穿設され、この吸気孔38が満水検出手段40に連通され、この満水検出手段40に吸気管42の一端が連通される。この吸気管42は立ち上がり部42aと真空遮断弁44を順次に介してその他端部が2つに分岐され、一方の分岐が真空ポンプ52に連通され、他方の分岐が圧力調整弁56に連通される。なお、立ち上がり部42aには、真空破壊弁48が連通される。そして、満水検出手段40で満水を検出すると、その信号が制御手段54に与えられて、真空遮断弁44を閉塞させるとともに真空ポンプ52の運転が停止される。満水操作では、真空破壊弁48は閉塞され、真空遮断弁44は開成されて真空ポンプ52が運転されることは勿論である。そして、横軸ポンプの運転が停止されると、真空破壊弁48が開成されてポンプケーシング10内から落水がなされる。ここで、圧力調整弁56は、真空ポンプ52による吸気管42内の最低圧力P1(kPa)を所望の大きさに調整するものである。
かかる構成において、圧力調整弁56により設定された吸気管42内の最低圧力P1(kPa)と、吸気孔38から吸気管42の立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)と、満水操作がなされる吸込水槽18の最高水位WHから吸気孔38までの高さh2(m)と、満水操作がなされる最低水位WLと最低水位WHまでの高さh3(m)とが、
h1+h2>10−P1/9.8>h2+h3
の関係に設定される。
これは、吸込水槽18の最低水位WLの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の最低圧力P1(kPa)は、h2+h3の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−(P1/9.8)>h2+h3
である必要がある。
また、吸気管42内の真空能力が大きすぎると、吸込水槽18の水が吸気孔38から吸気管42の立ち上がり部48aの頂点を超えて真空ポンプ52に流入する。これを防ぐためには、吸込水槽18の最高水位WHの状態で満水操作を行った際に、吸気管42の立ち上がり部48a内でh1+h2の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2>10−(P1/9.8)
である必要がある。
なお、上記2つの関係式から、h1>h3でなければならないことは当然である。そして、吸込水槽18の最低水位WLの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げ得るように吸気管42内の最低圧力P1が、圧力調整弁56により適宜に設定される。また、吸込水槽18の最低水位WLから最高水位WHまでの水位の変化に応じて、吸気管42の立ち上がり部48aの高さh1が適宜に設定される。
満水操作において、吸込水槽18の水が吸い上げられ満水検出手段40で満水が検知され、さらに吸気管42の立ち上がり部42aの途中まで水位が上昇する。制御手段54は、満水検出手段40で満水が検知されても、真空遮断弁44を閉塞することなく開成を維持し、また真空ポンプ52の運転を継続する。この吸気管42の立ち上がり部42aの途中までの水位は、それ以上に上昇して立ち上がり部42aの頂点を超えることがない。したがって、真空ポンプ52には水が流入することがない。そこで、真空ポンプ52に、乾式の真空ポンプを使用することも可能である。
特開2002−206494号公報
上述の特開2002−206494号公報に記載される横軸ポンプにあっては、満水操作がなされる吸込水槽18の最低水位WLから最高水位WHまでの水位の変化に応じて、吸気管42の立ち上がり部48aの高さh1が適宜に設定される。そこで、吸込水槽18の最低水位WLから最高水位WHまでの水位の変化が大きい場合には、吸気管42の立ち上がり部48aの高さh1も大きなものとなり、場合によっては3m以上となることもある。吸気管42の立ち上がり部48aの高さh1が大きな場合には、配管工事が煩雑化するとともに、背の低い建屋では立ち上がり部48aを屋内に設置できないという問題があった。
本発明は、上述したごとき技術の不具合を改善すべくなされたもので、真空ポンプに水が流入しないようにする吸気管の立ち上がり部の高さが小さなものに出来るようにした横軸ポンプを提供することを目的とする。
かかる、目的を達成するために、本発明の横軸ポンプは、吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側を3つに分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の1つの分岐を第1の圧力調整弁に連通し、更に他の1つの分岐を開閉弁を介して第2の圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/2の範囲にあると前記開閉弁を閉成するとともに前記1/2の水位から前記最高水位までの範囲にあると前記開閉弁を開成し、前記第1の圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第1の最低圧力P1(kPa)と、前記第2の圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第2の最低圧力P2(kPa)と、前記吸気孔から前記立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最高水位から前記吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最低水位から前記最高水位までの高さh3(m)とを、
h1+h2+h3・1/2>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2>10−P2/9.8>h2+h3・1/2
となるように構成されている。
そして、吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側をn+1(nは2以上の正数)に分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の1つの分岐を第1の圧力調整弁に連通し、更に他の分岐をそれぞれに開閉弁を介して第a(aは2からnまでの正数)の圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/nの範囲にあると前記開閉弁を閉成するとともに前記最低水位から前記最高水位までの(a−1)/nの水位からa/nの水位までの範囲にあると前記第aの圧力調整弁に連通する前記開閉弁を開成し、前記第1の圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第1の最低圧力P1(kPa)と、前記第aの圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第aの最低圧力Pa(kPa)と、前記吸気孔から前記立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最高水位から前記吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最低水位から前記最高水位までの高さh3(m)とを、
h1+h2+h3・1/n>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2+h3・(n−a)/n>10−Pa/9.8かつ
10−Pa/9.8>h2+h3・(n−a+1)/n
となるように構成しても良い。
また、吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側を2つに分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の1つの分岐を開閉弁を介して圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/2の範囲にあると前記開閉弁を閉成するとともに前記1/2の水位から前記最高水位までの範囲にあると前記開閉弁を開成し、前記真空ポンプにより設定される前記吸気管内の第1の最低圧力P1(kPa)と前記圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第2の最低圧力P2(kPa)と、前記吸気孔から前記立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最高水位から前記吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最低水位から前記最高水位までの高さh3(m)とを、
h1+h2+h3・1/2>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2>10−P2/9.8>h2+h3・1/2
となるように構成することもできる。
そしてまた、吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側をn(nは2以上の正数)に分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の分岐をそれぞれに開閉弁を介して第a(aは2からnまでの正数)の圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/nの範囲にあると前記開閉弁を閉成するとともに前記最低水位から前記最高水位までの(a−1)/nの水位からa/nの水位までの範囲にあると前記第aの圧力調整弁に連通する前記開閉弁を開成し、前記真空ポンプにより設定される前記吸気管内の第1の最低圧力P1(kPa)と、前記第aの圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第aの最低圧力Pa(kPa)と、前記吸気孔から前記立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最高水位から前記吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最低水位から前記最高水位までの高さh3(m)とを、
h1+h2+h3・1/n>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2+h3・(n−a)/n>10−Pa/9.8かつ
10−Pa/9.8>h2+h3・(n−a+1)/n
となるように構成することも可能である。
さらに、吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側を複数に分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の分岐を開閉弁を介してまたは1つの分岐は開閉弁を介することなくそれぞれに圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までを複数に区分したいずれの範囲にあるかを判別するとともにその区分に応じて前記開閉弁を閉成または開成することで前記真空ポンプまたは前記圧力調整弁により前記吸気管内の最低圧力(kPa)を異なる複数の圧力に設定し、これらの複数の前記最低圧力は、該当する各区分の下側水位から前記吸気孔まで水を吸い上げ得る圧力より大きく、しかも各区分の上側水位から前記立ち上がり部の頂点まで水を吸い上げ得る圧力より小さくなるようにそれぞれに設定して構成することもできる。
そしてさらに、前記吸気管の前記立ち上がり部の少なくとも一部を貯水容量の大きな太径として構成することもできる。
請求項1記載の横軸ポンプにあっては、吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて、吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/2の範囲と1/2の水位から最高水位までの範囲とで、制御手段は吸気管内を第1と第2の最低圧力P1、P2に切り換え調整する。そこで、第1と第2の最低圧力P1、P2と、吸気孔から立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる吸込水槽の最高水位から吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる吸込水槽の最低水位から最高水位までの高さh3(m)とを、
h1+h2+h3・1/2>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2>10−P2/9.8>h2+h3・1/2
となるようにすることで、吸気管の立ち上がり部の頂点を越えることなしに、吸気管の立ち上がり部の頂点の高さを、特許文献1記載の技術の約1/2まで低くすることができる。
請求項2記載の横軸ポンプにあっては、吸込水槽の水位を最低水位から最高水位までをnに区分し、制御手段は吸気管内の最低圧力を各区分に応じて設定する。そこで、各区分の最低圧力と、吸気孔から立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる吸込水槽の最高水位から吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる吸込水槽の最低水位から最高水位までの高さh3(m)とを、適宜に設定することで、吸気管の立ち上がり部の頂点の高さを、特許文献1記載の技術の約1/nまで低くすることができる。
請求項3、4記載の横軸ポンプにあっては、真空ポンプにより設定される圧力を、下側水位が最低水位の区分の最低圧力として利用するので、圧力調整弁の数を1つ少なくでき、配管もそれだけ簡便となり、経済的である。
請求5記載の横軸ポンプにあっては、吸込水槽の水位を最低水位から最高水位までを複数に区分し、制御手段は吸気管内の最低圧力を各区分の下側水位と上側水位とに応じて設定する。これらの各区分の最低圧力は、当該区分の下側水位から吸気孔まで水を吸い上げることができ、しかも上側水位から吸気管の立ち上がり部の頂点までは水を吸い上げられないように設定される。そこで、吸気管の立ち上がり部の高さh1(m)を、下側水位と上側水位の最も大きい区分に応じて設定すれば良い。ここで、吸込水槽の水位を最低水位から最高水位までを均等の幅で複数に区分しなくても良い。
請求項6記載の横軸ポンプにあっては、吸気管の立ち上がり部の一部を太径として貯水容量を多くしたので、真空ポンプの運転で吸い上げられた気液混合水の流速がこの太径部で低下し、気液分離がなされる。よって、水分が真空ポンプに流入することがない。
以下、本発明の第1実施例を図1を参照して説明する。図1は、本発明の横軸ポンプの第1実施例の全体構成図である。図1において、図6と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図1において、ポンプケーシング10の最上部に穿設された吸気孔38が満水検出手段40を介して吸気管42の一端に連通され、この吸気管42が真空遮断弁44を介して立ち上がり部42aに順次に連通され、さらに吸気管42の他端部が3つに分岐され、その1つの分岐が真空ポンプ52に連通され、他の1つの分岐が第1の圧力調整弁56に連通され、別の他の1つの分岐が開閉弁60を介して第2の圧力調整弁62に連通される。なお、吸気管42の立ち上がり部42aに、真空破壊弁48が連通されている。さらに、吸込水槽18内には水位計66が配設され、水位が最低水位WL(水位a)から最高水位WH(水位c)までの1/2の水位bまでの範囲にあるか、1/2の水位bから最高水位WH(水位c)までの範囲にあるか制御手段64で演算検出できるようになされる。そして、この制御手段64は、水位計66の信号に応じて、吸込水槽18の水位が水位aから水位bまでの範囲にあれば開閉弁60を閉成し、水位bから水位cまでの範囲にあれば開閉弁60を開成するように制御する。なお、この制御手段64は、満水検出手段40で満水を検知した信号が与えられると、真空遮断弁44および真空ポンプ52を適宜に制御することは、従来のこの種の装置と同様である。
そして、第1の圧力調整弁56で調整設定された吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)と、第2の圧力調整弁62で調整設定された吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)と、吸気孔38から吸気管42の立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)と、満水操作がなされる吸込水槽18の最高水位WHから吸気孔38までの高さh2(m)と、満水操作がなされる最低水位WLと最低水位WHまでの高さh3(m)とが、
h1+h2+h3・1/2>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2>10−P2/9.8>h2+h3・1/2
の関係に設定される。
これは、吸込水槽18の最低水位WLの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)は、h2+h3の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P1/9.8>h2+h3
である必要がある。
また、吸気管42内の真空能力が大きすぎると、吸込水槽18の水が吸気孔38と吸気管42の立ち上がり部48aの頂点を超えて真空ポンプ52に流入するが、吸気管42内が最低圧力P1(kPa)での満水操作は、水位aから水位bまでの範囲であり、この水位bの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2+h3・1/2の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2+h3・1/2>10−P1/9.8
である必要がある。なお、上記2つの関係式から、h1>h3・1/2であることは当然である。
また、吸込水槽18の水位が水位bから最高水位WH(水位c)の範囲にあれば、制御手段64により開閉弁62が開成されて、吸気管42内は第2の圧力調整弁62で設定された第2の最低圧力P2となる。そこで、吸込水槽18の水位bの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)は、h2+h3・1/2の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P2/9.8>h2+h3・1/2
である必要がある。
また、吸気管42内が第2の最低圧力P2(kPa)での満水操作は、水位bから最高水位WHの水位cまでの範囲であり、この水位cの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2>10−P2/9.8
である必要がある。ここでも、上記2つの関係式から、h1>h3・1/2でなければならないことは当然である。また、第1の最低圧力P1が第2の最低圧力P2より大きな真空能力でなければならないことは当然である。
したがって、吸込水槽18の最低水位WLと最高水位WHの範囲を、水位aから水位bまでの範囲と、水位bから水位cまでの範囲との2つに等分に分け、それぞれの水位の区分に応じて、満水操作を行う吸気管42内の最低圧力を第1と第2の最低圧力P1とP2に制御することで、吸気管42の立ち上がり部48aの高さh1を、従来の約1/2に設定することができる。
次に、本発明の第2実施例を図2を参照して説明する。図2は、本発明の横軸ポンプの第2実施例の全体構成図である。図2において、図1および図6と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図2において、図1に示す構造と相違するところは、吸気管42の他端部が2つに分岐され、図1に示す第1の圧力調整弁56が省かれ、その1つの分岐が真空ポンプ52に連通され、たの分岐が開閉弁60を介して第2の圧力調整弁62に連通され、真空ポンプ52自体の真空能力により吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)が設定されることにある。第2の圧力調整弁62により吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)が設定されることは、第1実施例と同様である。そして、真空ポンプ52により設定された吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)と、第2の圧力調整弁62で調整された吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)と、吸気孔38から吸気管42の立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)と、満水操作がなされる吸込水槽18の最高水位WHから吸気孔38までの高さh2(m)と、満水操作がなされる最低水位WLと最低水位WHまでの高さh3(m)とが、
h1+h2+h3・1/2>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2>10−P2/9.8>h2+h3・1/2
の関係に設定される。
この第2実施例にあっては、第1実施例で第1の圧力調整弁56で設定されていた吸気管42内の第1の最低圧力が、真空ポンプ52の真空能力により設定されるので、それだけ圧力調整弁の数が1つ減り、配管工事の手間も省け、経済的である。
また、本発明の第3実施例を図3を参照して説明する。図3は、本発明の横軸ポンプの第3実施例の全体構成図である。図3において、図1と図2および図6と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図3において、図1に示す構造と相違するところは、吸気管42の他端部が5つに分岐され、その1つの分岐が真空ポンプ52に連通され、他の1つの分岐が第1の圧力調整弁56に連通され、別の他の1つの分岐が開閉弁60、68、72をそれぞれに介して第2の圧力調整弁62、第3の圧力調整弁70、第4の圧力調整弁74に連通される。また、吸気管42の立ち上がり部42aに、貯水容量の大きな太径の太径部42bが介装される。さらに、吸込水槽18内に配設された水位計66は、水位が最低水位WL(水位a)から最高水位WH(水位e)までの1/4の水位bまでの範囲にあるか、1/4の水位bから2/4の水位cまでの範囲にあるか、2/4の水位cから3/4の水位dまでの範囲にあるか、3/4の水位dから最高水位WH(水位e)までの範囲にあるかが、制御手段76で演算検出できるようになされる。そして、この制御手段76は、水位計66の信号に応じて、吸込水槽18の水位が水位aから水位bまでの範囲にあれば、開閉弁60、68、72を閉成し、水位bから水位cまでの範囲にあれば、第2の圧力調整弁62に連通する開閉弁60を開成し、水位cから水位dまでの範囲にあれば、第3の圧力調整弁70に連通する開閉弁68を開成し、水位dから水位eまでの範囲にあれば、第4の圧力調整弁74に連通する開閉弁72を開成するように制御する。
そして、第1の圧力調整弁56で調整設定された吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)と、第2の圧力調整弁62で調整設定された吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)と、第3の圧力調整弁70で調整設定された吸気管42内の第3の最低圧力P3(kPa)と、第4の圧力調整弁74で調整設定された吸気管42内の第4の最低圧力P4(kPa)と、吸気孔38から吸気管42の立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)と、満水操作がなされる吸込水槽18の最高水位WHから吸気孔38までの高さh2(m)と、満水操作がなされる最低水位WLと最低水位WHまでの高さh3(m)とが、
h1+h2+h3・3/4>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2+h3・2/4>10−P2/9.8>h2+h3・3/4
であり、また
h1+h2+h3・1/4>10−P3/9.8>h2+h3・2/4
であり、また
h1+h2>10−P4/9.8>h2+h3・1/4
の関係に設定される。
これは、吸込水槽18の最低水位WL(水位a)の状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)は、h2+h3の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P1/9.8>h2+h3
である必要がある。
また、吸気管42内が第1の最低圧力P1(kPa)での満水操作は、水位が水位aから水位bまでの範囲であり、この水位bの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2+h3・3/4の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2+h3・3/4>10−P1/9.8
である必要がある。なお、上記2つの関係式から、h1>h3・1/4でなければならないことは当然である。
また、吸込水槽18の水位が水位bから水位cの範囲にあれば、制御手段76により第2の圧力調整弁62に連通する開閉弁60が開成されて、吸気管42内は第2の圧力調整弁62で設定された第2の最低圧力P2となる。そこで、吸込水槽18の水位bの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)は、h2+h3・3/4の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P2/9.8>h2+h3・3/4
である必要がある。
また、吸気管42内が第2の最低圧力P2(kPa)での満水操作は、水位bから水位cまでの範囲であり、この水位cの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2+h3・2/4の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2+h3・2/4>10−P2/9.8
である必要がある。ここでも、上記2つの関係式から、h1>h3・1/4でなければならないことは当然である。
同様に、吸込水槽18の水位が水位cから水位dの範囲にあれば、制御手段76により第3の圧力調整弁70に連通する開閉弁68が開成されて、吸気管42内は第3の圧力調整弁70で設定された第3の最低圧力P3となる。そこで、吸込水槽18の水位cの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第3の最低圧力P3(kPa)は、h2+h3・2/4の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P3/9.8>h2+h3・2/4
である必要がある。
また、吸気管42内が第3の最低圧力P3(kPa)での満水操作は、水位cから水位dまでの範囲であり、この水位dの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2+h3・1/4の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2+h3・1/4>10−P3/9.8
である必要がある。ここでも、上記2つの関係式から、h1>h3・1/4でなければならないことは当然である。
そしてまた、吸込水槽18の水位が水位dから水位eの範囲にあれば、制御手段76により第4の圧力調整弁74に連通する開閉弁72が開成されて、吸気管42内は第4の圧力調整弁74で設定された第4の最低圧力P4となる。そこで、吸込水槽18の水位dの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第4の最低圧力P4(kPa)は、h2+h3・1/4の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P4/9.8>h2+h3・1/4
である必要がある。
また、吸気管42内が第4の最低圧力P4(kPa)での満水操作は、水位dから水位eまでの範囲であり、この水位eの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2>10−P4/9.8
である必要がある。ここでも、上記2つの関係式から、h1>h3・1/4でなければならないことは当然である。
したがって、第3実施例にあっては、吸込水槽18の最低水位WLと最高水位WHの範囲を、水位aから水位bまでの範囲と、水位bから水位cまでの範囲と、水位cから水位dまでの範囲と、水位dから水位eまでの範囲との4つに均等に分け、それぞれの水位の区分に応じて、満水操作を行う吸気管42内の最低圧力を第1と第2と第3と第4の最低圧力P1とP2とP3とP4に制御することで、吸気管42の立ち上がり部42aの高さh1を、従来の約1/4に設定することができる。また、立ち上がり部42aに太径部42bを設けることで貯水容量を多くしたので、真空ポンプの運転で吸い上げられた気液混合水の流速がこの太径部42bで低下し、ここで気液分離がなされる。よって、水分が真空ポンプに流入する虞がない。
上記第3実施例にあっては、吸込水槽18の最低水位WLと最高水位WHの範囲を4つの区分に均等に分けているが、3つまたは5つ以上の区分に分けても良い。それには、吸気管42の他端側をn+1(nは2以上の正数)に分岐し、1つの分岐を真空ポンプ52に連通し、他の1つの分岐を第1の圧力調整弁56に連通し、更に他の分岐をそれぞれに開閉弁を介して第a(aは2からnまでの正数)の圧力調整弁に連通する。そして、制御手段76は吸込水槽18の水位が最低水位WLから最高水位WHまでの1/nの範囲にあると開閉弁を閉成するとともに最低水位WLから最高水位WHまでの(a−1)/nの水位からa/nの水位までの範囲にあると第aの圧力調整弁に連通する開閉弁を開成するようにする。第1の圧力調整弁56の調整により設定される第1の最低圧力P1(kPa)と、第aの圧力調整弁の調整により設定される最低圧力Pa(kPa)と、吸気孔38から立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)と、吸込水槽18の最高水位WHから吸気孔38までの高さh2(m)と、吸込水槽18の最低水位WLから最高水位WHまでの高さh3(m)とを、
h1+h2+h3・1/n>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2+h3・(n−a)/n>10−Pa/9.8かつ
10−Pa/9.8>h2+h3・(n−a+1)/n
となるように構成すれば良い。
そしてまた、本発明の第4実施例を図4を参照して説明する。図4は、本発明の横軸ポンプの第4実施例の全体構成図である。図4において、図1ないし図3および図6と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図4において、図3に示す構造と相違するところは、吸気管42の他端部が4つに分岐され、その1つの分岐が真空ポンプ52に連通され、他の分岐が開閉弁60、68、72をそれぞれに介して第2の圧力調整弁62、第3の圧力調整弁70、第4の圧力調整弁74に連通されたことにある。すなわち、図3に示す第1の圧力調整弁56が省かれ、真空ポンプ52自体により吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)が設定されることにある。そして、真空ポンプ52により設定された吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)と、第2の圧力調整弁62で調整設定された吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)と、第3の圧力調整弁70で調整設定された吸気管42内の第3の最低圧力P3(kPa)と、第4の圧力調整弁74で調整設定された吸気管42内の第4の最低圧力P4(kPa)と、吸気孔38から吸気管42の立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)と、満水操作がなされる吸込水槽18の最高水位WHから吸気孔38までの高さh2(m)と、満水操作がなされる最低水位WLと最低水位WHまでの高さh3(m)とが、第3実施例と同様に、
h1+h2+h3・3/4>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2+h3・2/4>10−P2/9.8>h2+h3・3/4
であり、また
h1+h2+h3・1/4>10−P3/9.8>h2+h3・2/4
であり、また
h1+h2>10−P4/9.8>h2+h3・1/4
の関係に設定される。
この第4実施例にあっては、第3実施例で第1の圧力調整弁56で設定していた吸気管42内の1つの第1の最低圧力P1を、真空ポンプ52自体の真空能力により設定するので、それだけ構造が簡単であり、配管工事の手間も省ける。
上記第4実施例にあっては、吸込水槽18の最低水位WLと最高水位WHの範囲を4つの区分に均等に分けているが、3つまたは5つ以上の区分に分けても良い。それには、吸気管42の他端側をn(nは2以上の正数)に分岐し、1つの分岐を真空ポンプ52に連通し、他の分岐をそれぞれに開閉弁を介して第a(aは2からnまでの正数)の圧力調整弁に連通する。そして、制御手段76は吸込水槽18の水位が最低水位WLから最高水位WHまでの1/nの範囲にあると開閉弁を閉成するとともに最低水位WLから最高水位WHまでの(a−1)/nの水位からa/nの水位までの範囲にあると第aの圧力調整弁に連通する開閉弁を開成するようにする。真空ポンプ52により設定される第1の最低圧力P1(kPa)と、第aの圧力調整弁の調整により設定される最低圧力Pa(kPa)と、吸気孔38から立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)と、最高水位WHから吸気孔38までの高さh2(m)と、最低水位WLから最高水位WHまでの高さh3(m)とを、
h1+h2+h3・1/n>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2+h3・(n−a)/n>10−Pa/9.8かつ
10−Pa/9.8>h2+h3・(n−a+1)/n
となるように構成すれば良い。
上記第1実施例ないし第4実施例においては、吸込水槽18の水位が最低水位WLから最高水位WHまでの範囲を均等にnの区分に分けることで、吸気孔38から吸気管42の立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)を、区分の数に対して最も効果的に短いものとしている。しかしながら、本発明にあっては、吸込水槽18の水位が最低水位WLから最高水位WHまでの範囲を均等にnの区分に分けるものに限られない。かかる本発明の第5実施例を図5を参照して説明する。図5は、本発明の横軸ポンプの第5実施例の全体構成図である。図5において、図1ないし図4および図6と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
図5において、図3に示す構造と相違するところは、吸気管42の他端部が4つに分岐され、その1つの分岐が真空ポンプ52に連通され、他の1つの分岐が第1の圧力調整弁56に連通され、別の他の分岐が開閉弁60、68をそれぞれに介して第2の圧力調整弁62、第3の圧力調整弁70に連通される。そして、吸込水槽18内に配設された水位計66は、水位が最低水位WL(水位a)から最高水位WH(水位d)までを3つに区分した最初の区分の水位aから水位bまでの範囲にあるか、第2の区分の水位bから水位cまでの範囲にあるか、第3の区分の水位cから最高水位WHの水位dまでの範囲にあるかが、制御手段76で演算検出できるようになされる。なお、第1と第2と第3の区分は、均等である必要はない。そして、この制御手段76は、水位計66の信号に応じて、吸込水槽18の水位が水位aから水位bまでの範囲にあれば、開閉弁60、68を閉成し、水位bから水位cまでの範囲にあれば、第2の圧力調整弁62に連通する開閉弁60を開成し、水位cから水位dまでの範囲にあれば、第3の圧力調整弁70に連通する開閉弁68を開成するように制御する。
そして、第1の圧力調整弁56で調整設定された吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)と、第2の圧力調整弁62で調整設定された吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)と、第3の圧力調整弁70で調整設定された吸気管42内の第3の最低圧力P3(kPa)と、吸気孔38から吸気管42の立ち上がり部42aの頂点までの高さh1(m)と、満水操作がなされる吸込水槽18の最高水位WHから吸気孔38までの高さh2(m)と、満水操作がなされる最低水位WLと最高水位WHまでの高さh3(m)とが、
h1+h2+(水位bから水位dの高さ)>10−P1/9.8>h2+h3
であり、また
h1+h2+(水位cから水位dの高さ)>10−P2/9.8かつ
10−P2/9.8>h2+(水位bから水位dの高さ)
であり、また
h1+h2>10−P3/9.8>h2+(水位cから水位dの高さ)
の関係に設定されれば良い。
これは、吸込水槽18の最低水位WL(水位a)の状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第1の最低圧力P1(kPa)は、h2+h3の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P1/9.8>h2+h3
である必要があり、また、吸気管42内が第1の最低圧力P1(kPa)での満水操作は、水位が水位aから水位bまでの範囲であり、この水位bの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2+(水位bから水位dの高さ)の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2+(水位bから水位dの高さ)>10−P1/9.8
である必要がある。
また、吸込水槽18の水位が水位bから水位cの範囲にあれば、制御手段76により第2の圧力調整弁62に連通する開閉弁60が開成されて、吸気管42内は第2の圧力調整弁62で設定された第2の最低圧力P2となる。そこで、吸込水槽18の水位bの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第2の最低圧力P2(kPa)は、h2+(水位bから水位dの高さ)の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P2/9.8>h2+(水位bから水位dの高さ)
である必要があり、また、吸気管42内が第2の最低圧力P2(kPa)での満水操作は、水位bから水位cまでの範囲であり、この水位cの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2+(水位cから水位dの高さ)の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2+(水位cから水位dの高さ)>10−P2/9.8
である必要がある。
同様に、吸込水槽18の水位が水位cから最高水位WHの水位dの範囲にあれば、制御手段76により第3の圧力調整弁70に連通する開閉弁68が開成されて、吸気管42内は第3の圧力調整弁70で設定された第3の最低圧力P3となる。そこで、吸込水槽18の水位cの状態で満水操作を行った際に、吸込水槽18の水を吸気孔38まで吸い上げるためには、吸気管42内の第3の最低圧力P3(kPa)は、h2+(水位cから水位dの高さ)の水柱を保持できる真空能力が必要である。そこで
10−P3/9.8>h2+(水位cから水位dの高さ)
である必要があり、また、吸気管42内が第3の最低圧力P3(kPa)での満水操作は、水位cから水位dまでの範囲であり、この水位dの状態で満水操作を行った際に、吸気管42内がh1+h2の水柱を保持できない真空能力であれば良い。そこで、
h1+h2>10−P3/9.8
である必要がある。
したがって、第5実施例にあっては、吸込水槽18の最低水位WLと最高水位WHの範囲を複数の区分とし、吸気管42の他端側を複数に分岐し、1つの分岐を真空ポンプ52に連通し、他の分岐を開閉弁60、68を介してまたは1つの分岐は開閉弁を介することなくそれぞれに圧力調整弁56、60、62、70に連通し、吸込水槽18内に水位計66を配設し、この水位計66の信号に応じて制御手段76は吸込水槽18の水位が最低水位WLから最高水位WHまでが複数に区分されたいずれの範囲にあるかを判別するとともにその区分に応じて開閉弁60、68を閉成または開成することで吸気管42内の最低圧力(kPa)を異なる複数の圧力に設定し、これらの複数の最低圧力は、該当する各区分の下側水位から吸気孔38まで水を吸い上げ得る圧力より大きく、しかも各区分の上側水位から立ち上がり部42aの頂点まで水を吸い上げ得る圧力より小さくなるようにそれぞれに設定すれば良い。ここで、吸気管42の立ち上がり部42aの高さは、下側水位から上側水位までの高さが区分の中で最も高いものに合わせて適宜に設定されれば良いことは、容易に理解されるであろう。
この第5実施例にあっては、吸込水槽18の最低水位WLと最高水位WHの範囲を均等に複数の区分とする必要がなく、適宜にそれぞれの区分の高さを設定できる。そして、第5実施例では、区分の数を3つに分けているが、2つまたは4つ以上の区分に分けても良いことは当然である。
なお、上記実施例において、吸気孔38が、ポンプケーシング10の上部に設けられているが、これに限られず、吸込エルボ12の上部またはルーズ短管20の上部に設けられても良く、最も高い位置に設けられることが望ましい。そして、吸気管42には、満水検出手段40と立ち上がり部42aの間に真空遮断弁44が設けられているが、吸気管42の他の部分に介装されても良い。また、吸気管42の立ち上がり部42aの頂点に真空破壊弁48が連通して設けられているが、この部分に連通されたものに限られず、吸気管42の他の部分に連通しても良い。さらに、水位計66は、吸込水槽18の水位が、最低水位WLと最高水位WHの範囲を複数の区分に分けたいずれの範囲にあるかが検出できれば良く、最低水位WLと最高水位WHと複数に分けた各区分の境界にそれぞれに検出手段を設けて、制御手段64、76で適宜に水位の位置を検出できるようにしても良い。そしてまた、上記実施例では、吸気管42の一端が吸気孔38に満水検出手段40を介して連通されているが、満水検出手段40でポンプケーシング10の満水が検出できれば良く、吸気孔38と吸気管42の間に介装される必要はない。吸気管42の一端が、満水検出手段40を介して、または満水検出手段40を介することなしに直接的に、吸気孔38に連通する構造のいずれであっても良い。
本発明の横軸ポンプの第1実施例の全体構成図である。 本発明の横軸ポンプの第2実施例の全体構造図である。 本発明の横軸ポンプの第3実施例の全体構造図である。 本発明の横軸ポンプの第4実施例の全体構造図である。 本発明の横軸ポンプの第5実施例の全体構成図である。 特開2002−206494号公報に示される満水装置を有する横軸ポンプの一例の全体構造図である。
符号の説明
10 ポンプケーシング
12 吸込エルボ
18 吸込水槽
38 吸気孔
40 満水検出手段
42 吸気管
42a 立ち上がり部
42b 太径部
44 真空遮断弁
48 真空破壊弁
52 真空ポンプ
54、64、76 制御手段
56 第1の圧力調整弁
60、68、72 開閉弁
62 第2の圧力調整弁
70 第3の圧力調整弁
74 第4の圧力調整弁

Claims (6)

  1. 吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側を3つに分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の1つの分岐を第1の圧力調整弁に連通し、更に他の1つの分岐を開閉弁を介して第2の圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/2の範囲にあると前記開閉弁を閉成するとともに前記1/2の水位から前記最高水位までの範囲にあると前記開閉弁を開成し、前記第1の圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第1の最低圧力P1(kPa)と、前記第2の圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第2の最低圧力P2(kPa)と、前記吸気孔から前記立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最高水位から前記吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最低水位から前記最高水位までの高さh3(m)とを、
    h1+h2+h3・1/2>10−P1/9.8>h2+h3
    であり、また
    h1+h2>10−P2/9.8>h2+h3・1/2
    となるように構成したことを特徴とする横軸ポンプ。
  2. 吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側をn+1(nは2以上の正数)に分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の1つの分岐を第1の圧力調整弁に連通し、更に他の分岐をそれぞれに開閉弁を介して第a(aは2からnまでの正数)の圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/nの範囲にあると前記開閉弁を閉成するとともに前記最低水位から前記最高水位までの(a−1)/nの水位からa/nの水位までの範囲にあると前記第aの圧力調整弁に連通する前記開閉弁を開成し、前記第1の圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第1の最低圧力P1(kPa)と、前記第aの圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第aの最低圧力Pa(kPa)と、前記吸気孔から前記立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最高水位から前記吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最低水位から前記最高水位までの高さh3(m)とを、
    h1+h2+h3・1/n>10−P1/9.8>h2+h3
    であり、また
    h1+h2+h3・(n−a)/n>10−Pa/9.8かつ
    10−Pa/9.8>h2+h3・(n−a+1)/n
    となるように構成したことを特徴とする横軸ポンプ。
  3. 吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側を2つに分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の1つの分岐を開閉弁を介して圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/2の範囲にあると前記開閉弁を閉成するとともに前記1/2の水位から前記最高水位までの範囲にあると前記開閉弁を開成し、前記真空ポンプにより設定される前記吸気管内の第1の最低圧力P1(kPa)と前記圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第2の最低圧力P2(kPa)と、前記吸気孔から前記立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最高水位から前記吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最低水位から前記最高水位までの高さh3(m)とを、
    h1+h2+h3・1/2>10−P1/9.8>h2+h3
    であり、また
    h1+h2>10−P2/9.8>h2+h3・1/2
    となるように構成したことを特徴とする横軸ポンプ。
  4. 吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側をn(nは2以上の正数)に分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の分岐をそれぞれに開閉弁を介して第a(aは2からnまでの正数)の圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までの1/nの範囲にあると前記開閉弁を閉成するとともに前記最低水位から前記最高水位までの(a−1)/nの水位からa/nの水位までの範囲にあると前記第aの圧力調整弁に連通する前記開閉弁を開成し、前記真空ポンプにより設定される前記吸気管内の第1の最低圧力P1(kPa)と、前記第aの圧力調整弁の調整により設定される前記吸気管内の第aの最低圧力Pa(kPa)と、前記吸気孔から前記立ち上がり部の頂点までの高さh1(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最高水位から前記吸気孔までの高さh2(m)と、満水操作が行われる前記吸込水槽の前記最低水位から前記最高水位までの高さh3(m)とを、
    h1+h2+h3・1/n>10−P1/9.8>h2+h3
    であり、また
    h1+h2+h3・(n−a)/n>10−Pa/9.8かつ
    10−Pa/9.8>h2+h3・(n−a+1)/n
    となるように構成したことを特徴とする横軸ポンプ。
  5. 吸込水槽に垂下される吸込管が連接される吸込エルボまたはこの吸込エルボに連接されるポンプケーシングまたはこのポンプケーシングに連接されるルーズ短管の上部に吸気孔を設け、この吸気孔に一端が連通する吸気管に立ち上がり部を形成し、この吸気管に真空遮断弁を介装し、前記吸気管の他端側を複数に分岐し、1つの分岐を真空ポンプに連通し、他の分岐を開閉弁を介してまたは1つの分岐は開閉弁を介することなくそれぞれに圧力調整弁に連通し、前記吸込水槽内に水位計を配設し、前記水位計の信号に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段を設け、前記制御手段は前記吸込水槽の水位が最低水位から最高水位までを複数に区分したいずれの範囲にあるかを判別するとともにその区分に応じて前記開閉弁を閉成または開成することで前記真空ポンプまたは前記圧力調整弁により前記吸気管内の最低圧力(kPa)を異なる複数の圧力に設定し、これらの複数の前記最低圧力は、該当する各区分の下側水位から前記吸気孔まで水を吸い上げ得る圧力より大きく、しかも各区分の上側水位から前記立ち上がり部の頂点まで水を吸い上げ得る圧力より小さくなるようにそれぞれに設定して構成したことを特徴とする横軸ポンプ。
  6. 請求項1ないし5記載のいずれかの横軸ポンプにおいて、前記吸気管の前記立ち上がり部の少なくとも一部を貯水容量の大きな太径として構成したことを特徴とする横軸ポンプ。
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