JP4795163B2 - トナーコンテナおよび画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機やファクシミリ装置、さらにはプリンタ等として適用される画像形成装置に設けられた現像装置に着脱自在に装着されるトナーコンテナおよびこのトナーコンテナが採用された画像形成装置に関するものである。
電子写真方式による画像形成装置は、感光体ドラム(像担持体)の周囲に帯電器、露光器、現像装置、転写装置およびクリーニング装置等を備えて構成され、帯電器によって一様な電荷が付与された感光体ドラムの周面に露光器からの画像情報を有する光が照射されることによって同周面に静電潜像を形成し、この静電潜像に向けて現像装置からトナーを供給することによって同周面にトナー像を形成し、このトナー像を用紙(被転写材)に転写するようになされている。転写処理の施された用紙は、感光体ドラムの下流側に設けられた定着装置で加熱されてトナー像の定着処理が施され、その後外部に排出されるようになっている。
このような画像形成装置において、現像装置内に充填されているトナーは、現像処理で消費されるため補給する必要がある。トナーの補給方式として、通常、以下の2種類の内のいずれか一方が採用される。
まず、第1の方式は、現像装置としてトナー容器を一体的に備えた現像ユニットを採用し、トナーがなくなるとトナー容器にトナーが満杯に充填されている新品と現像ユニットごと交換する方式(例えば特許文献1に記載のもの)である。
これに対し、第2の方式は、現像装置にトナーを供給するトナーコンテナを着脱自在に装着し、トナーコンテナ内のトナーがなくなると現像装置は交換することなくトナーコンテナのみをトナーが満杯の新たなトナーコンテナと交換する方式(例えば特許文献2に記載のもの)である。
第1の方式ものは、トナーがなくなる度に未だ使用可能な現像装置そのものまでも交換しなければならずコストが嵩むばかりか、1回の交換で少なくとも4000枚程度の用紙に対応し得るようにトナーを貯留しているため大容量になり装置のコンパクト化に逆行する。これに対し、第2の方式のものは、トナーコンテナのみの交換であるため低コストであり、従ってトンーコンテナの容量をそれ程大きくする必要がなく、その分装置のコンパクト化に貢献することができる。
特開2004−45960号公報 特開2002−278424号公報
ところで、第2の方式では、特許文献2に記載があるように、装置本体に対して装着されたトナーコンテナは、ロックバネ等の係止部材で装置本体から抜止めされるとともに、この抜止め状態を解除部材の押圧操作で解消するようになされている等、確実な装着状態を確保するための工夫が凝らされているが、装着されたトナーコンテナの引き出し操作を容易に行い得るようにすることについてはあまり考慮されておらず、従って、トナーコンテナの交換作業時には、装置本体に装着されているトナーコンテナを引き出すことについて相当の努力が要求され、飛散したトナーで手や衣服が汚染されたりするという不都合が存在した。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであり、交換時に装置本体からの引き出し操作が容易であり、これによって手や衣服をトナーで汚染させるような不都合を回避しつつ新旧の交換作業を極めて容易に行うことができるトナーコンテナおよびこのトナーコンテナが採用された画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、画像形成用のトナーを現像装置に補給するべく所定の装置本体(11)の装着凹部(41)に着脱自在に装着される、トナーを装填するためのコンテナ容器(31)を備えたトナーコンテナ(30)であって、前記コンテナ容器(31)の前方板(314)に装着される正面蓋体(36)には、前記装置本体(11)からの引き出し方向(−Y)に向いた面の両側部にそれぞれ指を差し入れ可能に凹設された一対の摘み凹部(365)が備えられ、前記一対の摘み凹部(365)の指で摘む面(366b)における前記引き出し方向(−Y)の端縁には、該引き出し方向(−Y)に向けて上方から下方に傾斜した傾斜縁部(366a)を有する摘み片(366)が備えられ、前記傾斜縁部(366a)には、前記両側部で互いに離反する方向に延びる一対の突条(366c)が備えられており、前記傾斜縁部(366a)が、作業者が当該トナーコンテナ(30)を装置本体(11)から引き出すべく前記一対の摘み凹部(365)に指を差し入れる場合に、指先を下方に案内する傾斜を有することで、前記作業者が指先を前記突条(366c)に引っ掛け、当該トナーコンテナ(30)が引き出される場合に、当該トナーコンテナ(30)の前面側(−Y)が前記下方に向いた作業者の指先で上方に誘導され、後面側(+Y)の下端縁部が前記装着凹部(41)に当接した状態で引き出されることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、コンテナ容器には、装置本体からの引き出し方向に向いた面の両側部に指を差し入れて摘み得る摘み凹部が形成されているため、これらの凹部の一方に例えば親指を差し入れるとともに、同他方に人差し指を差し入れてコンテナ容器を摘持することによりトナーコンテナを装置本体から容易に引き出すことができる。
また、通常、トナーコンテナは、装置本体内の狭隘な空間に装着され、これによってトナーコンテナの周囲が他の部材やフレーム等に当接している場合が多いが、このような状態であっても、摘み凹部は、トナーコンテナの引き出し方向に向いた面に形成されているため、フレーム等に干渉することなく指を摘み凹部に差し入れることができ、トナーコンテナの引き出し操作の容易性が確保される。
しかも、一対の摘み凹部の指で摘む面には、コンテナ容器の引き出し方向に向けて先下がりに傾斜した突条が備えられているため、トナーコンテナを装置本体から引き出すべく一対の摘み凹部に指を差し入れた状態で、指先が傾斜縁部の突条に引っ掛かって指が斜め上方に誘導されることになり、これによってコンテナ容器の前側(引き出し方向の先端側)が浮き上がった状態になる。従って、この状態でトナーコンテナを引き出し方向に向けて引くと、指先の向く方向が斜めになっていることで自然と引き出し方向に対し若干上方に向かう分力がトナーコンテナに作用する。この分力によってトナーコンテナは、前面(引き出し方向側の面)側が若干浮き上がった状態が継続されるため、結局後面側の下端縁部が装置本体側に当接した状態で引き出され、これによってトナーコンテナは、コンテナ容器の裏面全面が装置本体側に当接している場合に比較し、軽く容易に引き出される。
また、通常、コンテナ容器は、装置本体に対する装着状態の安定性を確保するべく、その前面下端縁部等が装置本体側に設けられた所定の当接部材に当接され、この当接部材を越えなければトナーコンテナを引き出し得ないようになされているが、突条を有する摘み凹部摘んだ指が斜めになっていることによりトナーコンテナの引き出し時に上方へ向かう分力が作用してコンテナ容器の前縁部を自然と持ち上げた状態になるため、当接部材を容易に乗り越えられる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のトナーコンテナにおいて、前記突条は、前記摘み凹部の前記引き出し方向側の端縁部に設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、突条は、摘み凹部の引き出し方向側の端縁部に設けられているため、指先を当該突条の奥側に形成された摘む部の全面に差し入れることができ、これによって摘み凹部は、安定して摘み得る状態になる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記突条は、前記コンテナ容器の引き出し方向に向いた面からその一部または全部が突出する突出部に形成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、突条の一部または全部をコンテナ容器の引き出し方向に向いた面から突出させることにより、摘み凹部の面積をその分広くすることが可能になり、これによって摘み凹部は、指先で確実に摘み得るようになる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記摘み凹部は、コンテナ容器の角部を凹没させることによって形成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、摘み凹部は、コンテナ容器の角部を凹没させることによって形成されているため、トナーコンテナの容量や機能に大きな影響を与えることなく摘み易い状態の摘み凹部が形成される。
請求項5記載の発明は、静電潜像が形成された所定の像担持体に現像装置からトナーを供給することにより像担持体にトナーを形成させ、このトナー像を被転写材に転写処理するように構成された画像形成装置において、前記請求項1乃至4のいずれかに記載のトナーコンテナが採用されていることを特徴とする画像形成装置である。
かかる構成によれば、画像形成装置は、請求項1〜3のトナーコンテナが備えた作用効果を享受するものになる。
請求項1記載の発明によれば、コンテナ容器には、装置本体からの引き出し方向に向いた面の両側部に指を差し入れ得る摘み凹部が形成されているため、これらの凹部の一方に例えば親指を差し入れるとともに、同他方に人差し指を差し入れてトナーコンテナを摘持することにより当該トナーコンテナを装置本体から容易に引き出すことができ、トナーコンテナの引き出し操作の操作性を向上させることができる。
しかも、一対の摘み凹部の指で摘む面には、コンテナ容器の引き出し方向に向けて先下がりに傾斜した突条が備えられているため、トナーコンテナを装置本体から引き出すべく一対の摘み凹部に指を差し入れた状態で、指先が傾斜縁部の突条に引っ掛かって指が斜め上方に誘導され、コンテナ容器の前側が浮き上がった状態になり、これによってトナーコンテナを装置本体から容易に引き出すことができる。
請求項2記載の発明によれば、突条は、摘み凹部の引き出し方向側の端縁部に設けられているため、指先を当該突条の奥側に形成された摘む部の全面に差し入れることができ、これによって摘み凹部を安定した状態で摘むことができる。
請求項3記載の発明によれば、突条の一部または全部がコンテナ容器の引き出し方向に向いた面から突出されているため、摘み凹部の面積をその分広くすることが可能になり、これによって摘み凹部を指先でより確実に摘むことができる。
請求項5記載の発明によれば、画像形成装置を、請求項1〜3のトナーコンテナが備えた作用効果を享受し得るものにすることができる。
図1は、本発明に係るプリンタの一実施形態を示す外観視の斜視図であり、図1(A)は、メンテナンスリッドが閉止された状態、図1(B)は、メンテナンスリッドが開放された状態、図1(C)は、メンテナンスリッドが開放されてトナーコンテナが取り外された状態をそれぞれ示している。なお、図1において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図1に示すように、プリンタ(画像形成装置)10は、カラー印刷が可能に構成されたものであり、外観視で略立方体状を呈した筐体としてのプリンタ本体(装置本体)11内に後述する各種の機器が装着されることによって構成されている。前記プリンタ本体11は、全体的に丸みを帯びた形状とされ、ユーザーに対して視覚的に優しく、かつ、コンパクトな印象を与え得るようにデザインされている。かかるプリンタ本体11は、上面に排紙トレイ161が設けられ、ユーザーが対面する前面上部にメンテナンスリッド112が設けられ、このメンテナンスリッド112の下部に挿脱自在の用紙カセット121が配設され、これらによってユーザビリティを考慮した極めて使用し易いものになっている。
前記排紙トレイ161は、印刷処理が施された用紙Pを受けるものであり、プリンタ本体11の上面後方で前方を向いて形成された排紙口162から排出される用紙Pを受け得るように前方に向かって円弧状で先上がりに傾斜した傾斜面によって形成されている。
前記メンテナンスリッド112は、普段は図1(A)に示すように閉止され、後に詳述するトナーコンテナ30の交換時に、図1(B)および図1(C)示すように、開放されるようになっている。かかるメンテナンスリッド112は、プリンタ本体11の一対の側板111の前方位置間で用紙カセット121より若干上方位置に架設された支持軸122a回りに回動自在に軸支され、当該支持軸122a回りに正逆回動することでプリンタ本体11の前面開口110を閉止した閉止姿勢S1(図1(A))と、プリンタ本体11の前面開口110を開放した開放姿勢S2(図1(B)および図1(C))との間で姿勢変更可能になっている。
このようなメンテナンスリッド112には、前記支持軸122a回りに回動自在に軸支された手差しトレイ122が設けられている。この手差しトレイ122は、印刷用の用紙Pを手差しでプリンタ10へ供給するときに使用されるものであり、メンテナンスリッド112が閉止姿勢S1(図1(A)に実線で表示)に姿勢設定された状態で支持軸122a回りに時計方向に回動されることにより、図1(A)に二点鎖線で示すように、当該メンテナンスリッド112から引き出されるようになっている。
前記トナーコンテナ30は、ブラックトナーが充填されたブラック用コンテナ30K、シアントナーが充填されたシアン用コンテナ30C、マゼンタトナーが充填されたマゼンタ用コンテナ30Mおよびイエロートナーが充填されたイエロー用コンテナ30Yの4種類が採用されている。かかるブラック〜イエロー用コンテナ30K,30C,30M,30Yは、プリンタ本体11内で前面開口110に臨んで左から右へ向かってブラック用コンテナ30K、シアン用コンテナ30C、マゼンタ用コンテナ30Mおよびイエロー用コンテナ30Yの順に並設されている。
従って、ユーザーは、メンテナンスリッド112を開放することにより、図1(B)に示すように、ブラック〜イエロー用コンテナ30K,30C,30M,30Yと対面することになる。この状態で交換のためにブラック〜イエロー用コンテナ30K,30C,30M,30Yをプリンタ本体11内から取り除くと、図1(C)に示す状態になる。
前記用紙カセット121は、印刷用の用紙Pを貯留するためのものであり、プリンタ本体11に対して挿脱可能に装着されている。図1に示す例では、用紙カセット121は2段で設けられているが、2段であることに限定されるものではなく、1段であってもよいし、3段以上であってもよい。
図2は、プリンタ10の内部構造の一実施形態を示す側面断面視の説明図である。なお、図2におけるYによる方向表示は、図1の場合と同様(Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。図2に示すように、プリンタ10は、用紙Pを後述する画像形成部13へ送り込む給紙部12と、この給紙部12から送り込まれた用紙Pを搬送しながら当該用紙Pにトナー像を転写する画像形成部13と、この画像形成部13で用紙Pに転写されたトナー像に対し定着処理を施す定着部14と、定着部14で定着処理の施された用紙Pの排出先を切り換える排出先切換え部15と、印刷処理が完了した用紙Pを排出する排紙部16とがプリンタ本体11に装着されることによって構成されている。
前記給紙部12は、プリンタ本体11内の下部に挿脱自在に装着された複数枚の用紙Pが貯留可能な前記用紙カセット121と、用紙Pを手差しで給紙するときに用いられる前記手差しトレイ122とを備えて構成されている。
前記各用紙カセット121の前側上方位置にはピックアップローラ123がそれぞれ設けられ、このピックアップローラ123の駆動によって用紙カセット121に貯留されている用紙Pが1枚ずつピックアップされて画像形成部13に向けて送り出されるようになっている。
前記画像形成部13は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ってトナー像が形成される左右方向(図2の紙面に直行する方向)に延びた軸心回りに回転可能な感光体ドラム131と、この感光体ドラム131の周面に帯電処理を施すことにより同周面に一様な電荷を形成させる帯電ローラ132と、この帯電ローラ132により一様な電荷の付与された感光体ドラム131の周面に画像情報に基づくレーザー光を照射することにより同周面に静電潜像を形成させる露光装置133と、この静電潜像の形成された感光体ドラム131の周面にトナーを供給することにより同周面にトナー像を形成させる回転式現像装置20と、この回転式現像装置20にトナーを供給するトナーコンテナ30と、前記感光体ドラム131の周面に形成されたトナー像が転写される転写ベルト134と、感光体ドラム131上のトナー像を静電的に引き剥がして転写ベルト134の表面に転写させる一次転写ローラ135と、転写ベルト134上のトナー像を静電的に引き剥がして給紙部12から送り込まれた用紙Pに転写させる二次転写ローラ136と、転写ベルト134へ転写後の感光体ドラム131の周面を清浄化処理するローラクリーニング装置137と、用紙Pに対する転写処理後の転写ベルト134の表面に清浄化処理を施すベルトクリーニング装置138とを備えて構成されている。
前記帯電ローラ132は、図略の電源から印加された高圧電圧によって周面に所定の極性の電荷が形成されるようになっている。かかる帯電ローラ132の周面が感光体ドラム131の周面に当接されていることにより、感光体ドラム131の周面に一様な電荷が形成されるようになっている。
前記露光装置133は、前記帯電ローラ132によって一様に帯電された感光体ドラム131の周面に、図略のコンピュータ等から入力された画像データに基づくレーザー光を照射するものであり、このレーザー光の照射によって感光体ドラム131の周面に静電潜像が形成されるようになっている。かかる静電潜像に回転式現像装置20からのトナーが供給されることにより、感光体ドラム131の周面にトナー像が形成され、このトナー像が周回している転写ベルト134に転写されるようになっている。
前記回転式現像装置20は、側面視(図2の紙面に直行する方向からみた状態)で円形に形成された回転枠体21と、この回転枠体21に周方向で等ピッチに装着された4つの現像器22とを備えて構成されている。前記回転枠体21は、感光体ドラム131の後方位置で当該感光体ドラム131の軸心と平行に、かつ、略同一高さレベルで配設された枠体軸211回りに回転可能に軸支されている。かかる回転枠体21は、枠体軸211から径方向に向けて突設された4枚の仕切板212によって周方向に均等に4区画に区分され、各区画に現像器22が装着されている。
前記現像器22は、ブラックトナーが充填されるブラック用現像器22Kと、シアントナーが充填されるシアン用現像器22Cと、マゼンタトナーが充填されるマゼンタ用現像器22Mと、イエロートナーが充填されるイエロー用現像器22Yとの4種類が存在する。そして、感光体ドラム131の周面にイエロートナーでトナー像を形成させるときは、回転枠体21の枠体軸211回りの回転によってイエロー用現像器22Yが感光体ドラム131と対向する位置に設定され、この状態で感光体ドラム131が一周することによりその周面にイエローのトナー像を形成させるようになされている。このイエローのトナー像は、周回している転写ベルト134に直ちに転写される。
感光体ドラム131の周面にマゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像を形成されるときもイエローのときと同様であり、対象の色のトナーの充填された現像器22が感光体ドラム131の周面と対向され、これによって転写ベルト134への転写処理によりトナー像が消滅した感光体ドラム131の周面には次の色のトナー像が順次転写されていくことになる。そして、転写ベルト134の周回と感光体ドラム131のトナー像形成動作とを適正に同期させることにより、転写ベルト134の表面には、カラー画像が形成されることになる。このカラー画像が給紙部12から給紙された用紙Pに二次転写ローラ136の作用で転写されることにより用紙Pに対しカラー印刷が行われることになる。
なお、二次転写ローラ136の直上流側の位置にはレジストローラ対124が設けられ、給紙部12から画像形成部13へ送り込まれた用紙Pは、このレジストローラ対124によって搬送タイミングが調整されるようになされている。かかるレジストローラ対124による搬送タイミングのタイミング調整によって転写ベルト134上のカラー画像が用紙P上の適正な位置に転写されるようになっている。
図3は、現像器22の一実施形態を示す斜視図である。図3に示すように、現像器22は、側面視で中心角が90°に設定された一対の扇形側板221と、これら一対の扇形側板221間に挟持されたトナー貯留容器222と、このトナー貯留容器222に隣接した状態で一対の扇形側板221間に架設された現像スリーブ223とを備えている。前記トナー貯留容器222の適所には、トナーを現像器22内に導入するためのトナー導入開口224が穿設されているとともに、このトナー導入開口224を閉止するゴム等の弾性材料製のシート状蓋体225が貼着その他で設けられている。シート状蓋体225の略中央位置には、後述するトナー移送パイプ51の先端を差し込むためのスリット225aが設けられている。
そして、トナー移送パイプ51のトナー装填筒53(図5)がスリット225aに差し込まれることにより、トナーコンテナ30からのトナーがトナー貯留容器222内に装填されるようになっている。トナー貯留容器222内には攪拌フィン等を備えた図略の攪拌部材が設けられ、トナー貯留容器222内に供給されたトナーは、この攪拌部材による攪拌処理により均一に分散された状態で現像スリーブ223の周面に付与され、引き続き感光体ドラム131の周面に供給されるようになっている。
図2に戻り、前記転写ベルト134は、前記一次転写ローラ135と、この一次転写ローラ135の若干後方位置に設けられたアイドルローラ134cと、感光体ドラム131の下方の若干後方側に設けられた図略の駆動モータの駆動で駆動回転する駆動ローラ134aと、感光体ドラム131の下方の前方位置で駆動ローラ134aと対向配置された従動ローラ134bとに掛け回されている。前記従動ローラ134bは、コイルスプリング等の付勢部材134dの付勢力によって駆動ローラ134aから離間する方向に向けて付勢され、これによって転写ベルト134の緊張状態が維持されるようになっている。そして、前記二次転写ローラ136は、駆動ローラ134aの直下位置で転写ベルト134を介して当該駆動ローラ134aと対向配置されている。
前記二次転写ローラ136には、転写ベルト134上のトナー画像を静電的に引き剥がすバイアス電圧が図略の電源から印加されている。従って、転写ベルト134と二次転写ローラ136との間を通過する用紙Pには、転写ベルト134のトナー画像が転写されることになる。
そして、駆動ローラ134aとアイドルローラ134cとの間には、用紙Pに対する転写処理後の転写ベルト134の表面を清浄化処理するベルトクリーニング装置138が設けられ、このベルトクリーニング装置138によって清浄化処理が施された転写ベルト134は、次の転写処理を受けるために感光体ドラム131へ向かうことになる。
前記定着部14は、画像形成部13で用紙Pに転写された転写画像に定着処理を施すものであり、通電発熱体により加熱される定着ローラ141と、下部でこの定着ローラ141に対向配置され、周面が定着ローラ141の周面に押圧当接される加圧ローラ142とを備えて構成されている。そして、前記画像形成部13で転写ベルト134により転写処理の施された用紙Pは、転写ベルト134と二次転写ローラ136とに挟持された状態で転写ベルト134の周回に誘導されて定着部14に導入され、定着ローラ141と加圧ローラ142との間を通過するときの加熱によりトナー像が当該用紙Pに定着処理されるようになっている。定着処理後の用紙Pは、第1排出ローラ対143の駆動により排紙搬送路101へ導出され、第2排出ローラ対102の順駆動で排紙搬送路101を上昇させられ、排紙口162を通ってプリンタ本体11の頂部に設けられた排紙トレイ161へ排出されるようになっている。
前記排出先切換え部15は、用紙Pに対して両面印刷処理を施す場合に利用されるものであり、片面の定着処理が完了して定着部14から一旦排紙搬送路101へ送り出された用紙Pを表裏逆転させた状態で再度画像形成部13へ返送するようになっている。かかる排出先切換え部15は、排紙搬送路101の下端部に第1排出ローラ対143の下方のものと周面同士が互いに当接するように対向配置された返送ローラ151と、この返送ローラ151の下部から定着部14の下を通ってレジストローラ対124の前方側へ延びた返送搬送路152とを備えて構成されている。
そして、用紙Pに両面印刷を施すに際しては、片面印刷が完了した定着処理後の用紙Pを、その後端が第1排出ローラ対143を通過するまで排紙搬送路101へ導出し、引き続き第2排出ローラ対102を逆駆動させるようになされている。こうすることで片面印刷の完了した用紙Pは、返送ローラ151の駆動に誘導されて返送搬送路152へ逆送され、この返送搬送路152を通って表裏が逆転した状態でレジストローラ対124へ向かわせられるため、以後、画像形成部13において当該用紙Pの裏面側に印刷処理が施されることになる。
前記トナーコンテナ30は、回転式現像装置20のブラック用現像器22K、シアン用現像器22C、マゼンタ用現像器22Mおよびイエロー用現像器22Y(図1(B))に対してそれぞれ各カラーのトナーを補給するべく当該各カラーのトナーを貯留するものであり、ブラック〜イエロー用現像器22K,22C,22M,22Yに対応して4台が採用されている。これら4台のトナーコンテナ30は、図1(B)および図1(C)に示すように、プリンタ本体11内の前方の略中段位置に左右方向に延びるように設けられた台座40の上に着脱可能に装着されている。かかる各トナーコンテナ30と回転式現像装置20との間には、トナーコンテナ30内のトナーを各現像器22へ送り込むためのトナー移送機構50が設けられている。
図4は、回転式現像装置20、トナーコンテナ30、台座40およびトナー移送機構50の相対的な位置関係を示す概略斜視図である。なお、図4におけるXおよびYによる方向表示は図1の場合と同様(Xは左右向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
図4に示すように、台座40には、左方から右方に向けてブラック用コンテナ30K、シアン用コンテナ30C、マゼンタ用コンテナ30Mおよびイエロー用コンテナ30Yが並列状態でそれぞれ装着されている。
前記トナー移送機構50は、上流端(前方端)が台座40を介してブラック〜イエロー用コンテナ30K,30C,30M,30Yのそれぞれに接続される4本のトナー移送パイプ51と、各トナー移送パイプ51の下流端(後方端)にそれぞれ接続された4台のトナー装填装置52とを備えて構成されている。
前記トナー移送パイプ51は、ゴムや軟質の合成樹脂等からなる可撓性を備えた材料によって形成され、弾性変形することでトナー装填装置52の所定の動作に追随し得るようになっている。かかるトナー移送パイプ51の内部には、所定の駆動手段によって軸心回りに駆動回転可能なコイルスプリング製のスパイラルフィーダ511が装着されている。そしてこのスパイラルフィーダ511の軸心回りの所定方向に向かう駆動回転によりトナーコンテナ30内からのトナーがトナー移送パイプ51内を移動し、トナー装填装置52を介して現像器22内に装入されるようになっている。
前記トナー装填装置52は、回転式現像装置20の上方位置でブラック〜イエロー用現像器22K,22C,22M,22Yのそれぞれのシート状蓋体225に対応するように4台が左右方向に並設されている。そして、トナー装填装置52の一部がシート状蓋体225のスリット225aを貫通して現像器22内に侵入した状態でトナー移送パイプ51内を移送されてきたトナーがトナー装填装置52を介して現像器22内に供給されるようになっている。
図5は、トナー装填装置52の一実施形態を示す断面図であり、図5(A)は、トナー装填筒53が退避位置T1に位置設定された状態、図5(B)は、トナー装填筒53が装填位置T2に位置設定された状態をそれぞれ示している。図5に示すように、トナー装填装置52は、前記トナー移送パイプ51の下流端が接続されるトナー装填筒53と、このトナー装填筒53の筒心と同心で当該トナー装填筒53に内装された図略の駆動手段の駆動で軸心回りに駆動回転するスクリューフィーダ54と、前記トナー装填筒53を現像器22から上方へ離間した退避位置T1(図5(A))と現像器22内に侵入した装填位置T2(図5(B))との間で昇降させる昇降機構55とを備えて構成されている。
前記トナー装填筒53は、内筒体531と、この内筒体531に摺接状態で外嵌された外筒体532とを有する二重構造になっている。前記トナー移送パイプ51の下流端は、内筒体531に接続されているとともに、前記外筒体532は、トナー移送パイプ51に干渉することなく所定の範囲で内筒体531回りに正逆回動し得るようになっている。
このような内筒体531および外筒体532の下端部は、いずれも先細りに円錐状に形成されているとともに、この円錐状の部分にそれぞれ開口(内筒体531に設けられた内筒開口531aおよび外筒体532に設けられた外筒開口532a)が設けられ、これら各開口531a,532aが重なり合った状態(すなわち図5(B)に示すシャッタ開の状態)でトナー装填筒53内に送り込まれたトナーが各開口531a,532aを通って外部に導出される一方、この状態から外筒体532が内筒体531回りに所定角度回動することで外筒体532の壁面が内筒開口531aを塞ぐ状態(すなわち図5(A)に示すシャッタ閉の状態)となり、トナーの漏出が防止されるようになっている。かかる外筒体532の回動操作は、昇降機構55によるトナー装填筒53の昇降動作に連動して行われるようになっている。
そして、トナー装填筒53が退避位置T1に位置設定されることによりトナー装填筒53の下端部は、図5(A)に示すように、内筒開口531aが外筒体532によって閉止された状態で現像器22のシート状蓋体225から離間しているのに対し、トナー装填筒53が装填位置T2に位置変更されることにより、図5(B)に示すように、トナー装填筒53の下端部は、内筒開口531aが外筒開口532aと重なり合って開放された状態でシート状蓋体225のスリット225aから現像器22内に侵入している。
従って、トナー装填筒53が退避位置T1に位置設定された状態では、トナー装填筒53内のトナーが内筒開口531aから漏洩することが防止される一方、トナー装填筒53が装填位置T2に位置設定された状態では、トナー装填筒53内のトナーが内筒開口531aおよび外筒開口532aを介して現像器22内に供給されることになる。
なお、本実施形態においては、トナー装填筒53の筒心の延びる方向と水平線との間の角度θはトナーの安息角より大きく設定され、これによってトナー装填筒53内に導入されたトナーが当該トナー装填筒53内で詰まるのを防止するようにしている。因みに、トナーの安息角は略40°であるが、前記角度θは略70°に設定している。
前記スクリューフィーダ54は、トナー装填筒53の筒心と同心のスクリュー軸541と、このスクリュー軸541の周面に同心で一体形成されたスクリューフィン542とからなっている。スクリュー軸541の上端部はトナー装填筒53から外部に突出し、この突出した部分に同心でスクリューギヤ543が固定されている。そして、このスクリューギヤ543が図略の駆動手段によって軸心回りに回転されることにより、スクリューフィン542がスクリュー軸541回りに一体回転し、これによってトナー移送パイプ51から送り込まれたトナーが下方へ向けて強制移動されるようになっている。
前記昇降機構55は、内筒体531の周面に形成された筒心方向に延びるラック551と、このラック551に噛合するピニオン552と、所定の中継ギヤを介してピニオン552へ駆動力を与える図略の駆動モータとを備えて構成されている。一方、外筒体532には、前記ラック551に対応した部分に切欠き窓が設けられ、ラック551は、この切欠き窓を介して外部に露出した状態になっている。切欠き窓は、周方向の長さがラック551の幅寸法(周方向の長さ)より長く設定され、これによってラック551に対し所定の範囲で筒心回りに相対回動し得るようになっている。
また、外筒体532の適所には、図略の被案内突起が設けられている一方、外筒体532を囲繞する円筒状のカム部材が設けられ、このカム部材の内周面に前記被案内突起が摺接状態で嵌り込む螺旋カム溝が形成されている。そして、駆動モータの駆動で中継ギヤ、ピニオン552およびラック551を介して内筒体531が昇降するとこれに追従してトナー装填筒53も昇降し、このトナー装填筒53の昇降によって被案内突起がカム部材の螺旋カム溝に案内され、これによって外筒体532が筒心回りに正逆回動するようになっている。
そして、本実施形態においては、トナー装填筒53が退避位置T1に位置設定されることによる外筒体532の所定方向への回動により内筒体531の内筒開口531aが外筒体532により閉止される一方、トナー装填筒53が装填位置T2に位置設定されることによる外筒体532の逆方向への回動により内筒体531の内筒開口531aが外筒体532の外筒開口532aと重なり合って開放されるようになっている。
以下、プリンタ本体11の前面開口110位置(図1参照)に着脱自在に装着されるトナーコンテナ30について詳細に説明する。図6は、トナーコンテナ30の一実施形態を示す一部切り欠き分解斜視図であり、図7は、その組み立て斜視図である。因みに図6および図7においては、4つのトナーコンテナ30の内のシアン〜イエロー用コンテナ30C,30M,30Yのいずれかを例に挙げて示している。ブラック用コンテナ30Kについては、その容量が他のものより大きめになっているが、基本的な構造はシアン〜イエロー用コンテナ30C,30M,30Yと同様である。また、図6および図7において、XおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず図6に示すように、トナーコンテナ30は、トナーが装填される略直方体状を呈したコンテナ容器31と、このコンテナ容器31に内装されて内部のトナーを攪拌する攪拌部材32と、コンテナ容器31に内装されて開閉動作を行うとともに内部のトナーを前記トナー移送パイプ51(図5)へ向けて切り出すシャッタ部材33と、前記攪拌部材32およびシャッタ部材33にトナーの攪拌動作およびトナーの切り出し動作を行わせるとともに、シャッタ部材33に対して開閉動作を行わせるべく構成されたギヤ機構34と、トナーコンテナ30のプリンタ本体11に対する装着状態をロックするロックプレート35とを備えて構成されている。
前記コンテナ容器31は、底板311と、この底板311の左縁部から立設された左側板312と、底板311の右縁部から立設された右側板313と、底板311の前縁部から立設された前方板314と、底板311の後縁部から立設された後方板315とを備え、これら底板311、左側板312、右側板313、前方板314および後方板315によって囲繞された空間にトナーを貯留するトナー貯留空間Vが形成されている。
前記底板311は、左方位置に形成された正面視で小さい上に向かって凹の円弧状を呈する小円弧底板311aと、右方位置に形成された正面視で小円弧底板311aより大きい上に向かって凹の円弧状を呈する大円弧底板311bとからなっている。小円弧底板311aの最下位レベルは、大円弧底板311bの最下位レベルより若干上方に位置するようにレベル設定されている。かかる小円弧底板311aの最下位置おける前後方向の略中央部には、前後方向に長尺の長孔状の払出開口311cが設けられている。
また、前方板314および後方板315には、小円弧底板311aの曲率中心に対応した位置に前記シャッタ部材33を装着するためのシャッタ部材装着孔316が穿設されている。さらに、前方板314および後方板315における大円弧底板311bの曲率中心に対応した位置には、前記攪拌部材32を装着するための攪拌部材装着孔317が穿設されている。そして、前記ギヤ機構34は、前方板314の外面側に装着され、シャッタ部材装着孔316および攪拌部材装着孔317を介してシャッタ部材33および攪拌部材32と連携するようになっている。
かかるコンテナ容器31の上面開口は、所定量のトナーがトナー貯留空間Vに装填された後に上部蓋体318によって一体的に閉止されるとともに、ギヤ機構34は、コンテナ容器31の前方板314側に装着される正面蓋体36により覆われて保護されるようになっている。
前記攪拌部材32は、コンテナ容器31の前記一対の攪拌部材装着孔317に軸心回りに回転自在に嵌挿される攪拌軸321と、トナー貯留空間V内においてこの攪拌軸321の両側部から径方向に向けて突設された前後方向一対の攪拌アーム322と、これら一対の攪拌アーム322の先端部間に架設された攪拌シート323とを備えて構成されている。前記攪拌軸321の前方板314から外部に突出した部分の先端側には、周面の一部が扁平に切削されることにより形成したDカット面321aが形成されている。
前記攪拌アーム322は、攪拌軸321の軸心から先端までの長さ寸法が大円弧底板311bの曲率半径の内寸法より若干短めに設定され、これによってトナー貯留空間V内で攪拌軸321回りに一体回転し得るようになっている。また、前記攪拌シート323は、可撓性を有する材料によって形成され、攪拌アーム322と直交する方向(図6に示す例では正面視で反時計方向)に向けて延びるように設けられている。
従って、攪拌軸321が軸心回りに時計方向に向けて回転されることにより、攪拌シート323は、先端縁部が右側板313および大円弧底板311bに摺接しながら攪拌軸321回りに回転し、これによってコンテナ容器31のトナー貯留空間V内に貯留されているトナーが攪拌されることになる。
前記シャッタ部材33は、コンテナ容器31の一対のシャッタ部材装着孔316に嵌挿されるシャッタ軸331と、このシャッタ軸331に同心で一体回転可能に外嵌されるスパイラルフィン332と、このスパイラルフィン332を囲繞した状態でシャッタ軸331のコンテナ容器31内に位置する部分に相対回転可能に外嵌されるシャッタ円筒333とを備えて構成されている。
前記シャッタ円筒333は、外径寸法が小円弧底板311aの曲率内径寸法より僅かに小さく設定され、これによって小円弧底板311aと摺接状態でシャッタ軸331回りに相対回転し得るようになっている。かかるシャッタ円筒333には、前後方向の中央位置において周方向に所定の角度(本実施形態では略180°以上)で開口されたトナーをシャッタ円筒333内に導入するための導入開口333aが設けられているとともに、この導入開口333aと同一周面上に前記払出開口311cを閉止し得る円弧状シャッタ板333b形成されている。この円弧状シャッタ板333bには、前後方向へ延びる長孔333cが穿設されている。
そして、この円弧状シャッタ板333bが払出開口311cを塞ぐことによってトナー貯留空間V内に貯留されているトナーの払出開口311cを介した払い出しが阻止される一方、前記長孔333cが前記払出開口311cと重なり合った状態でコンテナ容器31内のトナーがシャッタ部材33を介し長孔333cおよび払出開口311cを通ってトナー移送パイプ51へ払い出されるようになっている。
また、前記シャッタ円筒333には、その前端部から同心で前方に向けて突設され、かつ、シャッタ軸331に摺接状態で外嵌されるブッシュ334が設けられている。シャッタ部材33は、このブッシュ334が摺接状態でシャッタ部材装着孔316に嵌入されることによりコンテナ容器31内に装着されるようになっている。そして、このブッシュ334にギヤ機構34からの駆動力が伝達されることによりシャッタ円筒333がシャッタ軸331回りに回動し得るようになっている。かかるブッシュ334にはDカット面334aが形成されているとともに、シャッタ軸331の前端部にもDカット面331aが形成されている。各Dカット面331a,334aは、ギヤ機構34からの駆動力をシャッタ軸331およびシャッタ円筒333へ向けてそれぞれ互いに独立した状態で伝達するためのものである。
前記ギヤ機構34は、プリンタ本体11内の所定の駆動モータからの駆動力が伝達される駆動ギヤ341と、この駆動ギヤ341に噛合する第1従動ギヤ342と、この第1従動ギヤ342の後面側に同心で一体回転可能に固定された第2従動ギヤ343と、この第2従動ギヤ343に噛合する第3従動ギヤ344と、この第3従動ギヤ344と同心で相対回転する第1セクトギヤ345と、この第1セクトギヤ345に噛合した状態で前記第2従動ギヤ343と同心で相対回転する第2セクトギヤ346と、この第2セクトギヤ346と同心で、かつ、前記第2従動ギヤ343と噛合する第4従動ギヤ347とを備えて構成されている。
前記駆動ギヤ341は、正面蓋体36の内面側(前面側)におけるコンテナ容器31の前方板314から左方下部に外れた位置から前方に向けて突設された突設軸341a回りに回転自在に軸支されている。かかる駆動ギヤ341の後面側には継手突起341bが突設され、プリンタ本体11内の図略の駆動手段からの駆動力がこの継手突起341bを介して駆動ギヤ341へ伝達されるようになっている。
前記第1従動ギヤ342および第2従動ギヤ343の中心位置には、これら第1および第2従動ギヤ342,343を正面蓋体36の第2突設軸341a′に外嵌連結するための連結孔342aが穿設されている。第2従動ギヤ343は、第2突設軸341a′に外嵌された状態で第3従動ギヤ344および第4従動ギヤ347の双方に対して噛合し、第2従動ギヤ343が第2突設軸341a′回りに回転することによって第3従動ギヤ344および第4従動ギヤ347を同時に同一方向に向けて回転させ得るようになっている。
前記第3従動ギヤ344は、その中心位置から後方に向かって同心で突設された軸筒344aを有している。この軸筒344aの内径寸法は、前記攪拌軸321の径寸法より僅かに大きく径設定されているとともに、攪拌軸321のDカット面321aと対応するように正面視でD字状に形成されている。従って、軸筒344aを攪拌軸321に外嵌することにより、攪拌軸321は第3従動ギヤ344と一体回転することになる。
前記第1セクトギヤ345は、第2セクトギヤ346を介して前記シャッタ部材33のシャッタ円筒333に開閉動作を行わせるものである。かかる第1セクトギヤ345は、第2セクトギヤ346と対向した縁面に所定の角度範囲でギヤ歯が形成されているとともに、ギヤ歯の形成されていない周面から略上方に向かって突設された操作ノブ37を有している。この操作ノブ37は、第1セクトギヤ345の前面よりさらに前方に向かって突出して設けられ、これによって正面蓋体36を貫通してその前面側に位置し得るようになっている。
かかる第1セクトギヤ345の中心位置には、前記第3従動ギヤ344の軸筒344aに摺接状態で外嵌される外嵌孔345aが穿設され、これによって第1セクトギヤ345は、操作ノブ37の操作で軸筒344a回りに正逆回動し得るようになっている。
また、第1セクトギヤ345の裏面側(後面側)には、前記外嵌孔345aと同心で同一径寸法の孔を備えた円形カム345bが設けられている。この円形カム345bは、前記ロックプレート35を操作するためのものであり、操作ノブ37が最右方に操作された状態で下方に向かう偏心量が最大になるように設置位相が設定されている。
前記第2セクトギヤ346は、その周縁面に第1セクトギヤ345のギヤ歯と対応したギヤ歯を有し、操作ノブ37の操作による第1セクトギヤ345の正逆回転に応じて逆方向に回転するようになっている。かかる第2セクトギヤ346の中心位置には、前記シャッタ円筒333のブッシュ334に外嵌される外嵌孔346aが穿設されている。この外嵌孔346aは、ブッシュ334のDカット面334aに対応するように正面視でD字状に形成され、外嵌孔346aをブッシュ334に嵌め込むことによってシャッタ円筒333は第2セクトギヤ346と一体回転し得るようになっている。
従って、操作ノブ37の操作で第1セクトギヤ345を軸筒344a回りに正逆回動操作することにより、この操作は第2セクトギヤ346を介してシャッタ円筒333に伝達され、これによってシャッタ円筒333の円弧状シャッタ板333bが払出開口311cを閉止したり開放したりすることになる。
前記第4従動ギヤ347は、中心位置に、前記シャッタ部材33のシャッタ軸331に外嵌される外嵌孔347aが穿設されている。この外嵌孔347aは、シャッタ軸331のDカット面331aに対応するように正面視でD字状に形成され、外嵌孔347aをシャッタ軸331の前端に嵌め込むことによってシャッタ軸331が第4従動ギヤ347と一体回転し得るようになっている。
従って、駆動ギヤ341の駆動回転は、第1従動ギヤ342、第2従動ギヤ343および第4従動ギヤ347を介してシャッタ軸331に伝達され、これによるスパイラルフィン332のシャッタ軸331回りの一体回転によってシャッタ円筒333内のトナーが移動され、これによってシャッタ円筒333内のトナーが長孔333cおよび払出開口311cを介して容易に外部へ排出されるようになっている。
前記ロックプレート35は、トナーコンテナ30がプリンタ本体11に装着され、かつ、操作ノブ37の操作によりシャッタ部材33が開放された状態で当該トナーコンテナ30をプリンタ本体11に対し抜け止めするためのものであり、第1セクトギヤ345とコンテナ容器31の前方板314との間に挟持されるようになっている。
かかるロックプレート35は、矩形状を呈する平板によって形成され、中央部分に前記第1セクトギヤ345の円形カム345bに外嵌される被案内孔351が穿設されているとともに、下縁部の中央位置には、下方に向けて突設された係止突起352が設けられている。
そして、ロックプレート35は、操作ノブ37が開放位置U1(図8(A)および図8(B)参照)に位置設定されることにより円形カム345bに下方へ向けて押圧され、これによって係止突起352が台座40のガイド溝42の溝底に穿孔されたロック孔421に嵌り込んでトナーコンテナ30が台座40から抜け止めされる一方、操作ノブ37を閉止位置U2(図8(C)および図8(D)参照)に位置変更することによる円形カム345bの攪拌軸321回りの偏心回動でロックプレート35が上昇し、これによってトナーコンテナ30の台座40に対するロック状態が解除されるようになっている。
前記正面蓋体36は、ギヤ機構34を覆って外観視を美麗にするとともに、ギヤ機構34を保護するものである。かかる正面蓋体36は、正面視の形状がコンテナ容器31の前方板314の形状と対応し、かつ、若干大きめに形状設定されている。
かかる正面蓋体36は、前面側に前記第2従動ギヤ343および第3従動ギヤ344に対応した正面視で二瘤状の膨出部361が形成されているとともに、この膨出部361の右側上部には、前記操作ノブ37が貫通されて正面蓋体36の前面側に引き出されるノブ引出開口362が設けられている。このノブ引出開口362の下端部からは、反時計方向に向けて第1セクトギヤ345の軸心(すなわち軸筒344aの軸心)を曲率中心とした円弧状の円弧開口363が設けられ、この円弧開口363によって正面蓋体36の前面側に突出した操作ノブ37をノブ引出開口362の位置から反時計方向に向けて回動させ得るようになっている。
また、正面蓋体36の右側下縁部には、後述するレバー部材48の係止片483(図11、図12)が嵌り込む係止凹部364が設けられている。さらに、正面蓋体36の上部の左右の縁部には、角が切り欠かれた状態で凹没した摘み凹部365がそれぞれ設けられている。これら一対の摘み凹部365は、いずれも指先を差し入れ得るように寸法設定されている。従って、図7に示すように、一方の摘み凹部365に親指を入れるとともに、他方の摘み凹部365に人差し指を入れて摘むことにより、台座40に装着されたトナーコンテナ30を台座40から容易に取り外すことができるようになっている。
そして、本発明においては、一対の摘み凹部365における指で摘む面側の縁部には、トナーコンテナ30の引き出し方向である前方に向けて突設された突出摘み片366がそれぞれ設けられている。この突出摘み片366は、前端縁部が上端部から前方に向けて先下がりに傾斜した傾斜縁部366aを有し、これによって下方に向かうに従い側面視の面積(左右方向から見た面積)が広くなっている。かかる突出摘み片366の左右方向の外面側は、前記摘み凹部365における指で摘む面と面一に設定されている。
また、本実施形態においては、摘み凹部365における指で摘む面の下部および突出摘み片366における外側の面の下部は、それぞれ段差のない状態で外方に向かって凹の凹円弧面366bとされている。
さらに、本発明においては、各摘み凹部365にトナーコンテナ30のプリンタ本体11からの引き出し方向に向けて先下がりに傾斜した突条366cが設けられている。本実施形態においては、各突条366cは、摘み凹部365の前縁部の突出摘み片366における傾斜縁部366aから(すなわち、摘み凹部におけるトナーコンテナ30のプリンタ本体11からの引き出し方向側の端縁部から)互いに反対方向に向けて突設されている。
かかる摘み凹部365によれば、突出摘み片366の摘み面の面積は、当該突出摘み片366の前方の端縁が前方に向かって先下がりに傾斜した傾斜縁部366aとされていることで上部から下部に向けて漸増していること、およびこの傾斜縁部366aに突条366cが設けられていることで、摘み凹部365に指を差し入れるに際し、当該指を突出摘み片366における面積の大きい下部に向ける傾向になり、これによって、一対の摘み凹部365に2本の指を差し入れた状態では、図7に示すように、指先がコンテナ容器に向けて自然と先下がりになるとともに、トナーコンテナ30を実際に引き出すに際しては、指先が突条366cに引っ掛かる。
従って、この状態でトナーコンテナ30を引き出し方向に向けて引くと、指先の向く方向が斜めになっていること、および指先が突条366cに引っ掛かることで自然と引き出し方向に対し若干上方に向かう分力がトナーコンテナ30に作用する。この分力によってトナーコンテナ30は、引き出し方向側である前面側が若干浮き上がった状態になるため、結局コンテナ容器31の後面側の下端縁部が台座40の装着凹部41(図9)の溝底に当接した状態で引き出され、これによってトナーコンテナ30を、コンテナ容器31の裏面全面が装着凹部41の溝底に当接している場合に比較し軽く、かつ、容易に引き出すことができる。
また、通常、コンテナ容器31は、プリンタ本体11に対する装着状態の安定性を確保するべく、その前面下端縁部等(本実施形態においては後述のコンテナ側係止爪383b(図9))がプリンタ本体11側に設けられた所定の当接部材(本実施形態においては後述の台座側係止爪434(図9))に当接され、コンテナ側係止爪383bこの台座側係止爪434を越えなければトナーコンテナ30を引き出し得ないようになされているが、傾斜縁部366aを有する突出摘み片366によりトナーコンテナ30の引き出し時に突出摘み片366を摘んだ指が斜めになっていることから上方へ向かう分力が作用してコンテナ容器31の前縁部を自然と持ち上げた状態になるため、無意識の内にコンテナ側係止爪383bが台座側係止爪434を乗り越えることができる。
これに加えて本実施形態においては、突出摘み片366の下部に凹円弧面366bが形成されているため、指を水平にして突出摘み片366を摘もうとすれば、指の側面が凹円弧面366bに当たって摘み難く、これを回避するべく自然と指を立ててその先端を凹円弧面366bに当接させるようになされるため、これによっても指を斜めにして突出摘み片366を摘ませることの助けになる。
また、本実施形態においては、正面蓋体36の左右の側縁部における摘み凹部365に対応した位置から後方に向かって突設された環状係止片367がそれぞれ設けられている一方、コンテナ容器31の前方板314には、左右の縁部に前記各環状係止片367に対応して当該環状係止片367に嵌り込む係止突起314aがそれぞれ外方に向かって突設されている。従って、正面蓋体36をコンテナ容器31の前面側に装着することにより、図7に示すように、係止突起314aが環状係止片367に嵌り込み、正面蓋体36は、これによる係止でコンテナ容器31に対して外れ止めされ、正面蓋体36のコンテナ容器31に対する装着状態が安定するようになされている。
図8は、ギヤ機構34の作用を説明するための説明図であり、図8(A)および図8(B)は、第1セクトギヤ345の操作ノブ37がシャッタ部材33を開通させる開放位置に位置設定された状態、図8(C)および図8(D)は、第1セクトギヤ345の操作ノブ37がシャッタ部材33を閉止させる閉止位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。なお、図8(A)および図8(C)は、正面蓋体36が取り除かれた状態でのギヤ機構34の正面図であり、図8(B)および図8(D)は、シャッタ部材33の開閉状態を示す図である。
まず、図8(A)に示すように、操作ノブ37が正面視でコンテナ容器31の右方へ寄った開放位置U1に位置設定された状態においては、第1セクトギヤ345の円形カム345bの最大偏心部分が攪拌軸321の軸心を起点として下方に向いているため、被案内孔351がこの円形カム345bに外嵌されたロックプレート35はロック位置へ下降し、これによる係止突起352のガイド溝42のロック孔421への嵌入によって、トナーコンテナ30は、台座40にロックされてプリンタ本体11から外れ止めされた状態になっている。
また、操作ノブ37が開放位置U1に位置設定された状態では、図8(B)に示すように、円筒状を呈したシャッタ部材33の長孔333cがコンテナ容器31の小円弧底板311aの払出開口311cと対向し、これによってコンテナ容器31内のトナーがこれら長孔333cおよび払出開口311cを通って払い出し可能の状態になっている。
従って、この状態で図略の駆動モータにより駆動ギヤ341を駆動回転させると、この回転は、第1従動ギヤ342および第2従動ギヤ343を介して第3従動ギヤ344および第4従動ギヤ347に伝達されてこれらが回転する。そして、第3従動ギヤ344の攪拌軸321回りの一体回転は、攪拌部材32に伝達されてコンテナ容器31内のトナーの攪拌に供されるとともに、第4従動ギヤ347のシャッタ軸331回りの一体回転は、スパイラルフィン332に伝達されてシャッタ円筒333内のトナーを長孔333cへ向かわせるため、コンテナ容器31内のトナーが効率的に排出されることになる。
ついで、トナーコンテナ30内のトナーが消費されてしまったことにより新たなトナーコンテナ30と交換するに際しては、図8(A)に示す開放位置U1に位置設定されていた操作ノブ37は、左方に向けて操作されることによって、図8(D)に示すように、閉止位置U2へ位置変更される。この位置変更によって第1セクトギヤ345は、攪拌軸321回りに反時計方向に向けて相対回動する。この回動によって第1セクトギヤ345と噛合している第2セクトギヤ346が時計方向に向けて一体回動することになる。
そしてこの第2セクトギヤ346の回動によって、シャッタ部材33がブッシュ334回りに時計方向に当該第2セクトギヤ346と一体回動するため、シャッタ部材33の円弧状シャッタ板333bがコンテナ容器31の払出開口311cを閉止する。
一方、操作ノブ37の開放位置U1から閉止位置U2への位置変更による第1セクトギヤ345の攪拌軸321回りの反時計方向へ向かう回動によって、円形カム345bが反時計方向に攪拌軸321回りに偏心回転し、これによるロックプレート35の上昇によって係止突起352が、図8(C)に示すように、ロック孔421から外れてロック状態が解消されため、トナーコンテナ30をプリンタ本体11から取り外すことができる。この取り外しに際し、コンテナ容器31の払出開口311cはシャッタ部材33の円弧状シャッタ板333bによって閉止されているため、トナーコンテナ30内に残留したトナーが長孔333cを介して漏洩するような不都合の発生を有効に防止することができる。
図9および図10は、トナーコンテナ30が装着される台座40の一実施形態を示す部分斜視図であり、図9は、トナーコンテナ30が台座40から取り外された状態、図10は、トナーコンテナ30が台座40に装着された状態をそれぞれ示している。なお、図9および図10におけるXおよびYによる方向表示は図1の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず、図9に示すように、台座40の上面には、トナーコンテナ30の大円弧底板311bの形状に沿うように凹没され正面視で円弧状を呈する前後方向に延びた装着凹部41が設けられているとともに、この装着凹部41の底部には、前後方向に延びたガイド溝42が凹設されている。
一方、前記コンテナ容器31の底板311には、その大円弧底板311bの外面に、図6に示すような前記ガイド溝42に嵌め込まれてガイドされる前後方向に延びた被ガイド凸条319が設けられ、この被ガイド凸条319をガイド溝42に嵌め込んだ状態でトナーコンテナ30を後方に向かって押圧することにより、当該トナーコンテナ30は、位置決め状態でガイド溝42にガイドされつつ台座40に装着されるようになっている。
かかるコンテナ容器31の小円弧底板311aには、払出開口311cに対応した位置にコンテナ側シャッタ装置38が装着されている。このコンテナ側シャッタ装置38は、小円弧底板311aの前縁部から後方に向かって延びるガイド板381と、このガイド板381に前後動可能に嵌め込まれた正面視でU字形状を呈するU字シャッタ板382と、このU字シャッタ板382の右端部前側位置から後方に向かって延設された係止アーム383とを備えて構成されている。
前記ガイド板381の左右方向の各側面には、前後方向に延びる案内溝381aがそれぞれ凹設されている一方、U字シャッタ板382の左右方向の各側板の上縁部には、前記案内溝381aに摺接状態で嵌り込む被案内縁部382aがそれぞれ設けられ、これら一対の被案内縁部382aを対応した一対の案内溝381aにそれぞれ嵌め込むことにより、U字シャッタ板382がガイド板381に沿って前後方向に正逆移動し得るようになっている。また、ガイド板381には、コンテナ容器31の払出開口311cに対向した位置に同一寸法の開口が設けられている(以後この開口も含めて払出開口311cと称することにする)。
そして、前記U字シャッタ板382は、ガイド板381に沿って後方へ移動した状態で払出開口311cを閉止する一方、ガイド板381に沿って前方へ移動した状態で払出開口311cを開放するように長さ寸法が設定されている。
前記係止アーム383は、基端側(前端側)がU字シャッタ板382と一体に固定された前後方向に延びるアーム本体383aと、このアーム本体383aの先端(後端)において下方に向けて突設されたコンテナ側係止爪383bとからなっている。前記アーム本体383aは、U字シャッタ板382と略同一の長さに設定され、弓形に弾性変形し得るようになっている。また、前記コンテナ側係止爪383bは、後端が先鋭とされてもどしを備えた釣り針の先端状に形成されている。
一方、台座40の左側の天板401には前記払出開口311cと対向した位置に払出開口311cから払い出されたトナーを受け入れる受入開口44が設けられているとともに、この受入開口44に被さった状態で前記コンテナ側シャッタ装置38と対応する台座側シャッタ装置43が設けられている。
前記台座側シャッタ装置43は、天板401における前記受入開口44の左右の縁部より若干外側の位置に配設された左右一対の逆L形ガイドレール431と、これら一対の逆L形ガイドレール431により包持された状態で前後動し得る台座側シャッタ板432と、この台座側シャッタ板432を前方に向かわせることにより受入開口44を閉止するべく付勢する一対のコイルスプリング433と、天板401の前方右縁部に前記コンテナ側シャッタ装置38のコンテナ側係止爪383bに対向するように突設された台座側係止爪434とを備えて構成されている。
前記台座側シャッタ板432には、その後端左右の縁部にそれぞれ上方へ向かって突設された一対の支持突起435が突設され、前記各コイルスプリング433は、引っ張り状態で支持突起435と逆L形ガイドレール431との間に架設されている。従って、図9に示すように、台座40にトナーコンテナ30が装着されていない状態では、台座側シャッタ板432は、一対のコイルスプリング433の付勢力によって受入開口44を閉止した状態になっている。
また、前記一対の逆L形ガイドレール431およびU字シャッタ板382は、トナーコンテナ30の被ガイド凸条319を台座40の前端からガイド溝42に嵌め込んでいくことにより互いに干渉するような相対的な位置関係で設置位置が設定されているとともに、一対の逆L形ガイドレール431の上縁部間の隙間寸法は、ガイド板381の左右幅寸法より若干広めに寸法設定されている。
そして、被ガイド凸条319をガイド溝42の前端に嵌め込んだ状態でトナーコンテナ30を後方に向けて押圧すると、当該トナーコンテナ30は、ガイド溝42に案内されつつ後進していき、図10に示すように、台座40に装着された状態になる。この装着操作によりU字シャッタ板382および台座側シャッタ板432はいずれも開放されるのであるが、これらの開放動作については後に図12を基に説明する。
前記天板401の下部には、受入開口44から落下したトナーを中継する中継空間V1が設けられ、この中継空間V1の後端にトナー移送パイプ51の上流端開口が臨まされている。前記中継空間V1内には、所定の駆動モータの駆動で軸心回りに回転する前後方向に延びた駆動軸45が設けられている。この駆動軸45は、前端が台座40の前壁を貫通して外部に突出されている。かかる駆動軸45の前端に前記駆動ギヤ341の継手突起341b(図6)に対応した継手部材46が設けられている。駆動軸45の後端は、中継空間V1内で自由端となっている。
そして、トナーコンテナ30を台座40の装着凹部41に装着することにより、当該トナーコンテナ30の駆動ギヤ341が継手突起341bおよび継手部材46を介して駆動軸45と連結されるようになっている。また、駆動軸45の軸心回りの回転がスパイラルフィーダ511の前端部に伝達されるようになっている。従って、トナーコンテナ30を装着凹部41に装着することにより、所定の駆動モータの駆動力がトナーコンテナ30のギヤ機構34およびトナー移送パイプ51内のスパイラルフィーダ511に同時に伝達されることになる。
また、台座40の前壁には、ガイド溝42に対応した位置に上下方向に延びた前後方向一対のガイド片47が設けられているとともに、これら一対のガイド片47にガイドされつつ昇降するレバー部材48が設けられている。ガイド片47は、端面視でL字状に形成され、前記レバー部材48は、L字状を呈した一対のガイド片47に包持されることにより前方へ抜止め状態で昇降し得るようになっている。
図11は、レバー部材48の一実施形態を示す図であり、図11(A)は斜視図、図11(B)は断面図である。図11(A)に示すように、レバー部材48は、台座40の装着凹部41に装着されたトナーコンテナ30の抜け止めを行うとともに、その操作で抜け止め状態を解除するものである。かかるレバー部材48は、一対のガイド片47に昇降可能に挟持される昇降板片481と、この昇降板片481の両側部から外方に向かって突設された上下方向に延びる一対のアーム片482と、昇降板片481の上縁部から上方に向けて突設された係止片483と、昇降板片481の下縁部から前方に向けて突設された操作レバー484とからなっている。
前記一対のアーム片482は、上部のみが昇降板片481と固定され、下部が昇降板片481の側縁から離間した状態になっている。これによって、各アーム片482は、下部が互いに接近する方向に向けて弾性変形し得るようになっている。かかる一対のアーム片482の下端部には、互いに反対方向に向けて突設された係止爪482aがそれぞれ設けられ、昇降板片481が一旦一対のガイド片47間に嵌め込まれると、これらの係止爪482aが一対のガイド片47の対向面に形成されている図略の係止溝に嵌り込み、これによって上方へ向けた抜止めが行われるようになっている。
また、昇降板片481の下面側には、図11(B)に示すように、下縁部から上方に向かって切り欠かれることによって形成した装着凹部481aが設けられ、この装着凹部481aに圧縮状態でコイルバネ(付勢手段)481bが装着されることにより、レバー部材48は、ガイド片47間に装着された状態で上方へ向かって付勢されるようになっている。前記係止片483は、かかる付勢が行われた状態でガイド溝42から上方に突出するように突出量が設定されている。
前記操作レバー484は、左右幅寸法が昇降板片481のそれと同様に寸法設定された括れ部484bの前端側に形成されているとともに、上面の左右方向中央部が最下位になるように円弧状に形成された円弧面484aを有している。この円弧面484aは、図11(B)に示すように、前方に向かって先下がりに傾斜され、これによって円弧面484aに指先を押し当てた際に、たとえ爪が延びていても操作レバー484に対して支障なく押圧操作を行い得るようになっている。
以下、図12を基にコンテナ側シャッタ装置38,台座側シャッタ装置43およびレバー部材48の互いに関連した相対的な作用について説明する。図12は、コンテナ側シャッタ装置38、台座側シャッタ装置43およびレバー部材48それぞれの相対的な作用を説明するべくこれらの関係を模式的に示した説明図であり、図12(A)は、トナーコンテナ30の後端を台座40の前端に対向させた状態、図12(B)は、トナーコンテナ30を前進させることによりU字シャッタ板382の後端が逆L形ガイドレール431の前端と当接した状態、図12(C)は、トナーコンテナ30をさらに後進させることによりコイルスプリング433の付勢力に抗して台座側シャッタ板432を開放するとともに、U字シャッタ板382も開放しつつある状態、図12(D)は、U字シャッタ板382および台座側シャッタ板432の双方が開放された状態をそれぞれ示している。
まず、図12(A)に示す状態では、台座40の天板401に設けられた受入開口44は、コイルスプリング433の付勢力で右方に向けて移動された台座側シャッタ板432によって閉止された状態になっている。
この状態で、トナーコンテナ30を後方(図12の紙面では左方)に向け押し込んでいくと、図12(B)に示すように、コンテナ側シャッタ装置38のガイド板381の先端が台座側シャッタ装置43の台座側シャッタ板432にまず当接するとともに、コンテナ側シャッタ装置38のU字シャッタ板382が台座側シャッタ装置43の逆L形ガイドレール431に近接位置で対向する。また、このとき係止アーム383のコンテナ側係止爪383bは、台座側係止爪434と干渉することによるアーム本体383aの弾性変形によって台座側係止爪434を遣り過し、当該台座側係止爪434の後方(図12の紙面の左方)に位置している。
この状態でトナーコンテナ30の台座40に対する押し込み操作を継続すると、ガイド板381が台座側シャッタ板432を後方に向けて押圧するため、台座側シャッタ板432は、コイルスプリング433の付勢力に抗して後方へ向けて移動し、これによって受入開口44は順次開放されていく。これに対し、U字シャッタ板382は、台座側シャッタ装置43の逆L形ガイドレール431に当止していることから、ガイド板381が後方へ向けて移動してもこれに追随して移動することはなく、逆にガイド板381に対して相対的に後方へ向けて移動するため、図12(C)に示すように、払出開口311cが順次開放されていくことになる。
そして、トナーコンテナ30が台座40の最奥部にまで押し込まれた状態では、図12(D)に示すように、台座側シャッタ板432が最も後方にまで移動して受入開口44が全開されるとともに、U字シャッタ板382がガイド板381に対して相対的に最前方に移動して払出開口311cが全開されるため、トナーコンテナ30内のトナーは、これら払出開口311cおよび受入開口44を介して台座40の下方の中継空間V1へ向けて払い出されることになる。
また、トナーコンテナ30が図12(C)に示す状態から、図12(D)に示す状態にまで移動するに際し、レバー部材48は、その係止片483の上縁部前方の傾斜部分がトナーコンテナ30の正面蓋体36の下縁部と干渉し、コイルバネ481bの付勢力に抗して一旦下降したのち係止凹部364へ嵌り込み(係止姿勢)、これによって、図12(D)に示すように、トナーコンテナ30が前方へ向けて抜け出るのを防止するようにしている。
トナーコンテナ30を台座40から引き出すに際しては、まず先に、図8を基に説明したように、操作ノブ37を図8(C)に示すように左方に操作して払出開口311c内側から閉止した上で、操作レバー484の上面を指で下方へ向けて押圧すればよい。こうすることによってレバー部材48の係止片483がトナーコンテナ30の正面蓋体36の係止凹部364から外れ、これによってトナーコンテナ30は、台座側シャッタ板432の付勢力によって台座40から外方に向けて引き出されることになる。
また、トナーコンテナ30が台座40から引き出されるに際し、トナーコンテナ30の係止アーム383のコンテナ側係止爪383bが台座側係止爪434に係止されているため、U字シャッタ板382がガイド板381に対して相対的に移動し、これによって払出開口311cがU字シャッタ板382によって閉止される。従って、トナーコンテナ30を台座40から取り外した状態で、トナーコンテナ30内に残留していたトナーが払出開口311cを通って外部に飛散することを有効に防止することができる。
以上詳述したように、本発明に係るプリンタ10は、トナーを回転式現像装置20に補給するためのトナーコンテナ30がプリンタ本体11に対して着脱可能に装着されてなるものであり、トナーコンテナ30には、プリンタ本体11からの引き出し方向に向いた面の両側部に指を差し入れて摘み得る摘み凹部365が形成されているため、これらの凹部の一方に例えば親指を差し入れるとともに、同他方に人差し指を差し入れてトナーコンテナ30を摘持することにより当該トナーコンテナ30をプリンタ本体11から容易に引き出すことができる。
また、通常、トナーコンテナ30は、プリンタ本体11内の狭隘な空間に装着され、これによってトナーコンテナ30の周囲が他の部材やフレーム等に当接している場合が多いが、このような状態であっても、摘み凹部365は、トナーコンテナ30の引き出し方向に向いた面に形成されているため、フレーム等に干渉することなく指を摘み凹部365に差し入れることができ、トナーコンテナ30の装着状態に拘わらず引き出し操作の容易性を確保することができる。
しかも、一対の摘み凹部365における指で摘む面側の縁部には、トナーコンテナ30のプリンタ本体11からの引き出し方向に向けて突設された突出摘み片366がそれぞれ設けられ、しかもこの突出摘み片366の前縁部には、引き出し方向に向けて先下がりに傾斜した突条366cが設けられているため、トナーコンテナを装置本体から引き出すべく一対の摘み凹部に指を差し入れた状態で、指先が傾斜縁部の突条に引っ掛かって指が斜め上方に誘導されることになり、これによってコンテナ容器の前側(引き出し方向の先端側)が浮き上がった状態になる。
従って、この状態でトナーコンテナ30を引き出し方向に向けて引くと、指先の向く方向が斜めになっていることで自然と引き出し方向に対し若干上方に向かう分力がトナーコンテナ30に作用する。この分力によってトナーコンテナ30は、前面側が若干浮き上がった状態になるため、結局後面側の下端縁部が装置本体側に当接した状態で引き出され、これによってトナーコンテナ30は、コンテナ容器の裏面全面が装置本体側に当接している場合に比較し、軽く容易に引き出される。
そして、突出摘み片366は、上端部から前記引き出し方向に向けて先下がりに傾斜した傾斜縁部366aを有し、これによって突出摘み片366の摘み面の面積は、上部から下部に向けて漸増しているため、自然とこの面積の広い部分目掛け上から斜めに腕を伸ばして突出摘み片366を摘むようになる。このように、斜め上からトナーコンテナ30を摘むと、当該トナーコンテナ30をプリンタ本体11から引き出すに際し、指先が突条366cに引っ掛かった状態で上方へ向かう分力がトナーコンテナ30に作用するため、特に意識しなくてもトナーコンテナ30の前縁部が台座40の装着凹部41の底部から浮き上がり、これによってトナーコンテナ30をプリンタ本体11から容易に引き出すことができる。
また、摘み凹部365は、トナーコンテナ30に装着される正面蓋体36の角部を凹没させることによって形成されているため、トナーコンテナ30の容量や機能に大きな影響を与えることなく摘み易い状態の摘み凹部365を容易に形成することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、画像形成装置としてプリンタ10を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置がプリンタ10であることに限定されるものではなく、複写機であってもよいし、ファクシミリ装置であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、現像装置として回転式現像装置20が採用され、この回転式現像装置20に対応して1台の感光体ドラム131が適用されているが、本発明は、現像装置として回転式現像装置20を採用することに限定されるものではなく、通常の現像装置と4台の感光体ドラムを採用するものであってもよい。
(3)上記の実施形態においては、突条366cが摘み凹部365の前縁部に設けられているが、本発明は、突条366cが摘み凹部365の前縁部に設けられることに限定されるものではなく、状況に応じて摘み凹部365の前縁部より後方に寄った位置に設けてもよい。
本発明に係るプリンタの一実施形態を示す外観視の斜視図であり、(A)は、メンテナンスリッドが閉止された状態、(B)は、メンテナンスリッドが開放された状態、(C)は、メンテナンスリッドが開放されてトナーコンテナが取り外された状態をそれぞれ示している。 プリンタの内部構造の一実施形態を示す側面断面視の説明図である。 現像器の一実施形態を示す斜視図である。 回転式現像装置、トナーコンテナ、台座およびトナー移送機構の相対的な位置関係を示す概略斜視図である。 トナー装填装置の一実施形態を示す断面図であり、(A)は、トナー装填筒が退避位置に位置設定された状態、(B)は、トナー装填筒が装填位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。 トナーコンテナの一実施形態を示す一部切り欠き分解斜視図である。 図6に示すトナーコンテナの組み立て斜視図である。 ギヤ機構の作用を説明するための説明図であり、(A)は、第1セクトギヤの操作ノブがシャッタ部材を開通させる開通位置に位置設定された状態、(B)は、第1セクトギヤの操作ノブがシャッタ部材を閉止させる閉止位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。 トナーコンテナが装着される台座の一実施形態を示す部分斜視図であり、トナーコンテナが取り外された状態を示している。 トナーコンテナが装着される台座の一実施形態を示す部分斜視図であり、トナーコンテナが装着された状態を示している。 レバー部材の一実施形態を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 コンテナ側シャッタ装置、台座側シャッタ装置およびレバー部材それぞれの相対的な作用を説明するべくこれらの関係を模式的に示した説明図であり、(A)は、トナーコンテナの後端を台座の前端に対向させた状態、(B)は、トナーコンテナを前進させることによりU字シャッタ板の後端が逆L形ガイドレールの前端と当接した状態、(C)は、トナーコンテナをさらに前進させることによりコイルスプリングの付勢力に抗して台座側シャッタ板を開放するとともに、U字シャッタ板も開放しつつある状態、(D)は、U字シャッタ板および台座側シャッタ板の双方が開放された状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置)
101 排紙搬送路 102 排出ローラ対
11 プリンタ本体(装置本体)
110 前面開口 111 側板
12 給紙部 121 用紙カセット
122 手差しトレイ 122a 支持軸
123 ピックアップローラ 124 レジストローラ対
13 画像形成部
131 感光体ドラム 132 帯電ローラ
133 露光装置 134 転写ベルト
134a 駆動ローラ 134b 従動ローラ
134c アイドルローラ 134d 付勢部材
135 一次転写ローラ 136 二次転写ローラ
137 ローラクリーニング装置
138 ベルトクリーニング装置
14 定着部 141 定着ローラ
142 加圧ローラ 143 排出ローラ対
15 排出先切換え部 151 返送ローラ
152 返送搬送路 16 排紙部
161 排紙トレイ 162 排紙口
20 回転式現像装置 21 回転枠体
211 枠体軸 212 仕切板
22 現像器 22K ブラック用現像器
22C シアン用現像器 22M マゼンタ用現像器
22Y イエロー用現像器 221 扇形側板
222 トナー貯留容器 223 現像スリーブ
224 トナー導入開口 225 シート状蓋体
225a スリット 30 トナーコンテナ
30C シアン用コンテナ 30K ブラック用コンテナ
30M マゼンタ用コンテナ 30Y イエロー用コンテナ
31 コンテナ容器 311 底板
311a 小円弧底板 311b 大円弧底板
311c 払出開口 312 左側板
313 右側板 314 前方板
314a 係止突起 315 後方板
316 シャッタ部材装着孔 317 攪拌部材装着孔
318 上部蓋体 319 被ガイド凸条
32 攪拌部材 321 攪拌軸
321a カット面 322 攪拌アーム
323 攪拌シート 33 シャッタ部材
331 シャッタ軸 331a カット面
332 スパイラルフィン 333 シャッタ円筒
333a 導入開口 333b 円弧状シャッタ板
334 ブッシュ 334a カット面
34 ギヤ機構 341 駆動ギヤ
341a 突設軸 341b 継手突起
342 第1従動ギヤ 342a 連結孔
343 第2従動ギヤ 344 第3従動ギヤ
344a 軸筒 345,346 セクトギヤ
345a,346a 外嵌孔 347 第4従動ギヤ
35 ロックプレート 351 被案内孔
352 係止突起 36 正面蓋体
361 膨出部 362 ノブ引出開口
363 円弧開口 364 係止凹部
365 摘み凹部 366 突出摘み片
366a 傾斜縁部 366b 凹円弧面
366c 突条 367 環状係止片
37 操作ノブ 38 コンテナ側シャッタ装置
381 ガイド板 381a 案内溝
382 U字シャッタ板 382a 被案内縁部
383 係止アーム 383a アーム本体
383b 係止爪 40 台座
41 装着凹部 42 ガイド溝
43 台座側シャッタ装置 44 受入開口
45 駆動軸 46 継手部材
47 ガイド片 48 レバー部材
481 昇降板片 481a 装着凹部
481b コイルバネ(付勢手段)
482 アーム片 482a 係止爪
483 係止片 484 操作レバー
484a 円弧面 484b 括れ部
50 トナー移送機構 51 トナー移送パイプ
511 スパイラルフィーダ 52 トナー装填装置
53 トナー装填筒 531 内筒体
531a 内筒開口 532 外筒体
532a 外筒開口 54 スクリューフィーダ
541 スクリュー軸 542 スクリューフィン
543 スクリューギヤ 55 昇降機構
551 ラック 552 ピニオン
P 用紙 S1 閉止姿勢
S2 開放姿勢 T1 退避位置
T2 装填位置 V トナー貯留空間
V1 中継空間

Claims (5)

  1. 画像形成用のトナーを現像装置に補給するべく所定の装置本体(11)の装着凹部(41)に着脱自在に装着される、トナーを装填するためのコンテナ容器(31)を備えたトナーコンテナ(30)であって、
    前記コンテナ容器(31)の前方板(314)に装着される正面蓋体(36)には、前記装置本体(11)からの引き出し方向(−Y)に向いた面の両側部にそれぞれ指を差し入れ可能に凹設された一対の摘み凹部(365)が備えられ、
    前記一対の摘み凹部(365)の指で摘む面(366b)における前記引き出し方向(−Y)の端縁には、該引き出し方向(−Y)に向けて上方から下方に傾斜した傾斜縁部(366a)を有する摘み片(366)が備えられ、前記傾斜縁部(366a)には、前記両側部で互いに離反する方向に延びる一対の突条(366c)が備えられており、
    前記傾斜縁部(366a)が、作業者が当該トナーコンテナ(30)を装置本体(11)から引き出すべく前記一対の摘み凹部(365)に指を差し入れる場合に、指先を下方に案内する傾斜を有することで、前記作業者が指先を前記突条(366c)に引っ掛け、当該トナーコンテナ(30)が引き出される場合に、当該トナーコンテナ(30)の前面側(−Y)が前記下方に向いた作業者の指先で上方に誘導され、後面側(+Y)の下端縁部が前記装着凹部(41)に当接した状態で引き出されることを特徴とするトナーコンテナ。
  2. 前記突条(366c)は、前記摘み凹部(365)の前記引き出し方向側の端縁部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のトナーコンテナ。
  3. 前記突条(366c)は、前記コンテナ容器の引き出し方向に向いた面からその一部または全部が突出する突出部(366a)に形成されていることを特徴とする請求項2記載のトナーコンテナ。
  4. 前記摘み凹部(365)は、コンテナ容器の角部を凹没させることによって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のトナーコンテナ。
  5. 静電潜像が形成された所定の像担持体に現像装置からトナーを供給することにより像担持体にトナーを形成させ、このトナー像を被転写材に転写処理するように構成された画像形成装置において、前記請求項1乃至4のいずれかに記載のトナーコンテナが採用されていることを特徴とする画像形成装置。
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