JP4793682B2 - 電動機 - Google Patents
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Description
なお、図において、32は前記反負荷側ブラケット14の外部側に配置された回転検出器である。
(1)前記歯部25bにステータコイル27を巻回するため、トルク発生に寄与しないコイルエンド27aの軸方向厚みをステータコア25の両側端面に確保する必要があり、電動機の小型化を阻害している。
(2)モールドした樹脂がフレーム側およびエアーギャップ側に漏れることがあり、ステータコア25をフレーム22に嵌合するときの支障、およびエアーギャップの確保の支障になるため、後処理工程が必要で樹脂31の除去作業が面倒である。
本発明は、このような問題に解決するためになされたもので、小型化が可能で、かつ後処理工程が不要な樹脂モールドを可能とする電動機を提供することを目的とするものである。
(1)ステータコイルを巻装している歯部の軸方向長さ以上にロータの永久磁石の軸方向長さを大きくすることと併せて、ステータコイルを巻装しない歯部先端を軸方向に突出させることで、ロータの永久磁石より発生する磁束をステータの歯部へ供給することが可能となる。これにより、コイルエンドを含めた電磁部長さを変更することなく、永久磁石長さに比例して電動機定数を向上させることが可能となる。つまり、電動機の性能に対して小形化することができる。
(2)ヨークを軸方向に突出させることで、ヨークの軸方向断面積が増加するため磁束密度を下げることが可能となり、鉄損が低減する。また、ヨークを軸方向に突出させることと併せて外ヨークの半径方向厚さを薄肉として、外ヨークの軸方向断面積を同じとすることにより、スロット面積を広くすることが可能となり、ステータコイルの投入量アップが可能となり電動機定数を向上させることが可能となる。
(3)前記ヨーク突出部と歯部先端突出部間で、樹脂をモールドするので、樹脂がフレーム側およびエアーギャップ側に漏れることがなく、後処理工程が不要で製造が簡単になる。
(4)、前記フレームを、軽量で熱伝達の良好なアルミニウム製とし、前記ヨーク突出部を、前記フレーム2の内面と密着させているので、ステータコアの重量増加を電動機全体で緩和することができるとともに、ステータコアからの熱がフレームに伝達されやすく電動機の冷却を良好に行うことができる。
図1において、永久磁石形電動機は、基本的な構成は従来の永久磁石形電動機と同じである。すなわち、永久磁石同期電動機などの電動機1は、筒状をしたフレーム2と、前記フレーム2の軸方向端部にそれぞれ取り付けた負荷側ブラケット3と反負荷側ブラケット4と、前記フレーム2の内面に取り付けられヨーク部5aと歯部5bに2分割されて構成されてなるステータコア5と、前記ステータコア5の歯部5bにボビン6を介して巻装したステータコイル7とからなるステータSと、前記負荷側ブラケット3と反負荷側ブラケット4に軸受8を介して回転自在に支持したシャフト9とこのシャフト9の外周面に取り付けた永久磁石10とを有してなる回転子Rとを備えて構成されている。
また、前記ステータSは、コイルエンド7aを含めて樹脂11でモールドされている。
なお、図において、12は前記反負荷側ブラケット4の外部側に配置された回転検出器である。
本発明が、従来技術と異なるところは、前記ステータコア5のヨーク部5aと歯部5bを、前記ステータコイル7のコイルエンド7bの上下部分を覆うように軸方向に突出させ、前記ボビン6の軸方向端部位置まで延ばしてヨーク突出部5cと歯部先端突出部5dを形成するとともに、前記ヨーク突出部5cを、前記フレーム2の内面と密着させた点と、前記ヨーク突出部5cと歯部先端突出部5d間を、ステータコイル7を覆うようにして樹脂11でモールドした点と、前記永久磁石を、前記歯部先端突出部と径方向に対向するように、軸方向に延ばした点と、ステータコア5の重量増加を電動機全体で緩和するため、および冷却能力の向上のために、前記フレーム2を、軽量で熱伝達の良好なアルミニウム製とした点である。
これにより、ヨーク部5aの軸方向断面積が増加するため磁束密度を小さくすることが可能となり、鉄損が低減する。また、ステータコイル7を巻回しないヨーク突出部5cを軸方向に突き出すことと併せてヨーク部5aの半径方向厚さを薄肉として、ヨーク部5aの軸方向断面積を同じとすることにより、歯部5b間に形成されるスロットの面積を広くすることが可能となり、ステータコイル7の投入量アップが可能となって電動機定数を向上させることができる。
また、ロータRの軸方向に長く延ばした永久磁石2より発生する磁束をステータコア4へ供給することが可能となり、コイルエンド7bを含めた電磁部長さを変更することなく、磁石2の長さに比例して電動機定数を向上させることが可能となる。
さらに、前記ヨーク突出部5cと歯部先端突出部5d間で、樹脂11をモールドするので、樹脂11がフレーム2側およびエアーギャップ側に漏れることがなく、後処理工程が不要で製造が簡単になる。
またさらに、前記フレーム2を、軽量で熱伝達の良好なアルミニウム製とし、前記ヨーク突出部5cを、前記フレーム2の内面と密着させているので、ステータコア5の重量増加を電動機全体で緩和することができるとともに、ステータコア5からの熱がフレーム2に伝達されやすく電動機の冷却が良好に行える。
なお、前記実施例においては、ステータコア5は、ヨーク部5aと歯部5bに2分割されて構成されたものを示し、ステータコイル7はボビン6を介して歯部5bに巻装されたものを示しているが、ステータコア5は、ヨーク部5aと歯部5bを一体に形成し、ステータコイル7は、2つの絶縁部材を歯部5bに軸方向両側から挟みこんで構成するインシュレータを介して歯部5bに巻装するようにしてもかまわない。
2,22 フレーム
3,23 負荷側ブラケット
4,24 反負荷側ブラケット
5,25 ステータコア
5a,25b ヨーク部
5b,25b 歯部
5c,25c ヨーク突出部
5d,25d 歯部先端突出部
6,26 ボビン
7,27 ステータコイル
7a,27a コイルエンド
8,28 軸受
9,29 シャフト
10,30 永久磁石
11,31 樹脂
12,32 回転検出器
R,R’ ロータ
S,S’ ステータ
Claims (1)
- 筒状をしたフレームと、
前記フレームの軸方向端部にそれぞれ取り付けた負荷側ブラケットと反負荷側ブラケットと、
前記フレームの内面に取り付けられヨーク部と歯部とからなるステータコアと、前記ステータコアにボビンあるいはインシュレータを介して巻装したステータコイルとからなるステータと、
前記負荷側ブラケットと反負荷側ブラケットに軸受を介して回転自在に支持したシャフトとこのシャフトの外周面に取り付けた永久磁石とを有するロータとを備えてなる電動機において、
前記ステータコアのヨーク部とステータコイルを巻装しない歯部先端を、前記ステータコイルのコイルエンドの上下部分を覆うように軸方向に突出させ、前記ボビンの軸方向端部位置まで延ばしてヨーク突出部と歯部先端突出部を形成するとともに、前記ヨーク突出部を、前記フレームの内面と密着させ、
前記ヨーク突出部と前記歯部先端突出部間を、前記ステータコイルを覆うようにして樹脂でモールドし、
前記永久磁石を、前記歯部先端突出部と径方向に対向するように、軸方向に延ばし、
前記樹脂の軸方向両側または片側端面を前記ヨーク突出部および前記歯部先端突出部端面と一致させたことを特徴とする電動機。
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JP2006008284A JP4793682B2 (ja) | 2006-01-17 | 2006-01-17 | 電動機 |
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JP2006008284A JP4793682B2 (ja) | 2006-01-17 | 2006-01-17 | 電動機 |
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