JP4792986B2 - 監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、監視システムに関するものである。
従来から、監視システムとしての機能を備えたドアホンシステムが提供されている。このようなドアホンシステムは、屋内に設置されるドアホン親機と、住宅屋内外間で通話を行うために屋外に設置されるドアホン子器と、検知領域への侵入者や来客の存在を映像として映し出して確認するために屋外に設置されるセンサ付きカメラ装置とを備えており、ドアホン親機は、カメラ装置の画像を表示するためのモニタ装置を有しており、検知領域に人が侵入したときには、使用者に人の侵入を報知するとともに、カメラ装置の画像を録画するように構成されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−32523号公報(第2図及び第3図)
しかしながら、上記従来技術では、センサ付きカメラ装置からドアホン親機へは、過去画像信号が先に伝送され、リアルタイム画像信号がその後に伝送されているため、ドアホン親機のモニタ装置にはリアルタイム画像よりも過去画像が先に表示される。そのため、侵入者等を検知して、現在の状況を確認しようとしても、過去画像から先に表示されて、現在の状況をすぐに確認できないという問題が生じていた。
一方、現在の状況をすぐに確認するために、リアルタイム画像信号を先に伝送してから過去画像信号を伝送して、リアルタイム画像を過去画像よりも先に表示するものが提案されている。
この場合、リアルタイム画像が過去画像よりも先に表示されるので、現状の状況をすぐに確認することはできるが、リアルタイム画像の後に過去画像が表示されることになるため、違和感がある画像が表示されてしまうという問題が新たに生じていた。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、違和感がない画像表示を行えるとともに、現在の状況をすぐに確認できる監視システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の監視システムの発明では、カメラ装置と、該カメラ装置で得られた画像をモニタするモニタ装置とを備え、前記カメラ装置は、所定領域内の人の存在を検知する人体検知手段と、前記所定領域を撮像する撮像手段と、該撮像手段により得られた画像データ群を時間軸に対して圧縮して蓄積する画像蓄積手段と、前記人体検知手段が人の存在を検知した際に、画像蓄積手段により蓄積された画像データ群のうち少なくとも撮像時刻が検知時刻以前の画像データを有する画像データ群からなる過去画像データをその撮像時刻順に前記モニタ装置に伝送し、前記過去画像データの伝送が終了すると、撮像手段により撮像中のリアルタイム画像データをモニタ装置に伝送する伝送手段とを備え、モニタ装置は、画像表示手段と、カメラ装置から伝送された画像データに基づく画像を画像表示手段に順次表示する信号処理手段と、カメラ装置から伝送された画像データに基づく画像を順次録画する録画手段と、録画手段が録画した画像を画像表示手段に表示する再生手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2の監視システムの発明では、請求項1の構成に加えて、カメラ装置は屋外に設置され、モニタ装置は屋内に設置されて住宅屋内外間の通話を可能とするドアホンシステム用のドアホン親機に設けられていることを特徴とする。
請求項3の監視システムの発明では、請求項1又は2の構成に加えて、過去画像データは、画像蓄積手段により蓄積された画像データ群のうち、撮像時刻が検知時刻以前の画像データから撮像時刻が現在時刻と略同時刻の画像データまでの画像データ群からなることを特徴とする。
請求項4の監視システムの発明では、請求項1〜3のいずれか1項の構成に加えて、カメラ装置からモニタ装置に過去画像データを伝送するか否かを選択する選択手段を備えていることを特徴とする。
請求項1の監視システムの発明は、人体検知手段が人の存在を検知した際に、時間軸に対して圧縮された過去画像データをその撮像時刻順に前記モニタ装置に伝送してから、撮像手段により撮像中のリアルタイム画像データをモニタ装置に伝送し、モニタ装置では、カメラ装置から伝送された画像データに基づく画像を順次録画するとともに画像表示手段に表示するので、モニタ装置の画像表示手段に表示される画像の時系列が前後することがなくなって、違和感がない画像表示を行えるようになるという効果を奏する。また、カメラ装置からモニタ装置へ画像データを伝送する際には、過去画像データの伝送が終了してからリアルタイム画像データを伝送するから、過去画像データとリアルタイム画像データとを並行して伝送するような場合に比べて伝送用線路の数を減らすことができて、伝送用の回路構成等のハード的な面と、伝送処理用のプログラム等のソフト的な面との両方の面において低コスト化が図れるという効果を奏する。しかも、過去画像は、時間軸に対して圧縮されているから、従来のように時間軸に対して圧縮されていない過去画像を表示してからリアルタイム画像を表示する場合に比べて、過去画像の表示開始からリアルタイム画像の表示開始までの時間を短縮することができ、これにより、現在の状況をすぐに確認できるようになるという効果を奏する。
請求項2の監視システムの発明は、監視システムとしても用いることができるドアホンシステムを提供できるという効果を奏する。
請求項3の監視システムの発明は、最後に表示される過去画像の時刻と、最初に表示されるリアルタイム画像の時刻とが略同時刻となり、これにより最後に表示される過去画像の時刻と、最初に表示されるリアルタイム画像の時刻との時間差が大きくなることがなく、さらに違和感がない画像表示を行えるという効果を奏する。
請求項4の監視システムの発明は、画像表示部に過去画像を表示させるか否かを選択できるという効果を奏する。
以下に、本発明の監視システムの一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
本発明の監視システムは、例えば住宅屋内外間で通話を行うためのドアホンシステムに組み込まれており、このドアホンシステムは、図2に示すように、庭に設置されるカメラ装置Aと、カメラ装置Aで得られた画像をモニタするモニタ装置B1を備えるとともに住宅Hの屋内に設置されるドアホン親機Bと、住宅Hの屋外に設置されるドアホン子器Cとで構成されている。尚、ドアホン子器Cは、従来周知のものを用いることができるから、本実施形態では、ドアホン子器Cについては説明を省略し、カメラ装置Aと、ドアホン親機Bとについて説明する。
まず、カメラ装置Aについて説明する。カメラ装置Aは、例えばセンサ付きカメラ装置であって、図1に示すように、所定領域内の人の存在を検知する人体検知手段として画像処理型人体検知器1及び熱線式人体検知器(PIR)2を備えるとともに、報知部3を備えている。
ここで、画像処理型人体検知器1は、撮像部10と、FPGA11と、記憶部12と、YUV/NTSC変換部13と、画像処理部14と、輪郭画像記憶部15と、信号処理部16と、通信部17とを備えており、撮像した画像に画像処理を施すことで人体検知を行うとともに、撮像部10で撮像した画像をドアホン親機Bに伝送するものである。
撮像部10は、前記所定領域を時系列で連続して撮像する撮像素子(図示せず)と、撮像素子から出力される画像をデジタルデータに変換して濃淡画像データ(以下、単に「画像データ」と称する)を生成し、そのYUV信号を出力するA/D変換器とで構成されており、本実施形態では、15FPS(Frames Per Seconds)のものを用いている。また、撮像素子としては、CCD等の固体撮像素子や、CMOSイメージセンサ等を使用している。尚、一般的なCMOSカメラのようにデバイス自体がデジタル信号を出力するものであれば前記のA/D変換器を設けなくてもよい。
記憶部11は、RAM等の記憶装置であり、撮像部10で撮像した画像を蓄積するために用いられる。
FPGA(Field Programmable Gate Array)12は、撮像部10からの画像データ(YUV信号)を画像処理部14や、YUV/NTSC変換部13に出力する画像伝送部12aと、撮像部10により得られた時系列順の画像データ群を時間軸に対して圧縮して記憶部11に蓄積する画像蓄積部12bとを有しており、これらはソフトウェアにより実現されている。
ここで、画像伝送部12aは、過去画像伝送機能と、リアルタイム画像伝送機能とを備えている。過去画像伝送機能は、信号処理部16から後述する伝送開始信号を受け取った際に、画像蓄積部12bにより記憶部11に蓄積された画像データ群のうち撮像時刻が検知時刻(人の存在を検知した時刻)t1(図3(a)〜(c)参照)以前の画像データから撮像時刻が現在時刻と略同時刻の画像データまでの画像データ群からなる過去画像データを取得して、撮像時刻順(撮像時刻が古い順)にYUV/NTSC変換部13に伝送する機能である。
本実施形態において過去画像伝送機能は、図3(a)〜(c)に示すように、記憶部11に蓄積された画像データ群(画像データP3,P6,P9…)のうち、撮像時刻が検知時刻t1の1秒前の時刻t0と略同時刻(さらに言えば、時刻t0に最も近く且つ時刻t0以降の時刻)である画像データP3から、撮像時刻が現在時刻t2と略同時刻(さらに言えば、時刻t2に最も近く且つ時刻t2以前の時刻)である画像データP21までの7つの画像データ(画像データP3,P6,P9,P12,P15,P18,P21)からなる画像データ群を、過去画像データとしてYUV/NTSC変換部13に伝送するようになっている。
一方、リアルタイム画像伝送機能は、前記過去画像伝送機能による過去画像データの伝送が終了した後に、撮像部10により撮像中のリアルタイム画像データP23…をYUV/NTSC変換部13に伝送する機能である。尚、信号処理部16から後述する伝送終了信号を受け取った際に、リアルタイム画像伝送機能は動作を停止するようになっている。
また、画像蓄積部12bは、撮像部10により得られる15FPSの画像データ群(図3(a)参照)を、時間軸に対して圧縮して5FPSの画像データ群(図3(b)参照)として記憶部11に蓄積するように構成されている。
YUV/NTSC変換部13は、撮像部10からFPGA12を介して出力されたYUV信号からなる画像データをNTSC(National TV Standards Committee)信号からなる画像データに変換するものである。
画像処理部14は、撮像部10により得られた画像情報に基づいて所定領域内の人の検知を行うためのものであって、輪郭抽出部14aと、移動輪郭抽出部14bと、移動領域検出部14cと、領域特徴量検出部14dとを備えている。
輪郭抽出部14aは、撮像部10からFPGA11を介して得られる濃淡画像データを、一般的に知られたSOBELフィルタ等を使用して微分処理してエッジ(輪郭)の抽出を行い、各画像毎のエッジ画像を輪郭画像記憶部15に一定期間保存するものである。
移動輪郭抽出部14bは、輪郭画像記憶部15に保存された時系列のエッジ画像を用いて論理合成を行い、移動体のエッジのみを抽出した合成画像を作成するものである。
移動領域検出部14cは、移動輪郭抽出部14bで作成した合成画像をラベリングして移動体に相当する領域(以下、「移動領域」と称する)を検出するものである。尚、上記移動領域は、移動体の輪郭に外接する四角形等の移動枠で表わせばデータ量が減って、計算が容易となり、この手法を用いればフレーム差分等とは異なり、残像がなく、移動した領域のエッジのみを抽出することができる。
領域特徴量検出部14dは、輪郭画像記憶部15に保存されたエッジ画像と、移動領域検出部14cで検出した移動体の移動領域とに基づいて、移動領域内の移動エッジ部分の方向値を抽出してそのエッジ方向値分布を作成し、このエッジ方向値分布を移動領域のエッジ方向の特徴量として、このエッジ方向の特徴量に基づいて領域移動が外乱によるものか、人によるものかを判定し、領域移動が人によるものであれば人体検知信号を信号処理部16へ出力するものである。
ここで、人体のエッジには直線部分より曲線部分が多く且つ複雑な形状なため、そのエッジ方向はあらゆる方向に分布しており、対して構造物の影等のエッジは直線的な成分が多く、エッジの分布は偏った分布になりやすい。また、ある移動領域が人体を表わしている否かを判定するために、エッジ方向値分布をテーブルに格納し、人体の動きによるエッジ方向値分布テーブルと互いの分布を比較することも可能である。
輪郭画像記憶部15は、例えば、RAM等の記憶装置であって、輪郭抽出手段14aで抽出されたエッジ画像を一定期間保存するために用いられる。
信号処理部16は、CPU等で構成されるもので、画像処理型人体検知器1の各部の動作を制御する機能をソフトウェア等により実現しており、この信号処理部16には、熱線式人体検知部2と、報知部3とが接続されている。そして、この信号処理部16では、画像処理部14の人体検知信号、又は熱線式人体検知部2の後述する人体検知信号を受け取った際(つまりは、人の存在を検知した際)に、FPGA12に前述の伝送開始信号を出力するとともに、報知部3に報知開始信号を出力するように構成されている。
また、信号処理部16は、人体検知信号を受け取ってから所定時間が経過した後(本実施形態では、検知時刻t1から30秒経過した後)に、FPGA12に前述の伝送終了信号を出力するように構成されている。さらに、信号処理部16は、人体検知信号を受け取ってから所定時間が経過した後(本実施形態では、検知時刻t1から3秒経過した後)に、報知部3に報知終了信号を出力するように構成されている。
尚、伝送終了信号及び報知終了信号を出力するタイミングは、上記の例に限られるものではなく、例えば、伝送終了信号を検知時刻t1から1分秒経過した後にFPGA12に出力し、報知終了信号を検知時刻t1から5秒経過した後に報知部3に出力するようにしてもよく、つまりは、伝送終了信号及び報知終了信号を出力するタイミングは状況に応じて適宜変更すればよい。勿論、伝送終了信号及び報知終了信号を同じタイミングで出力するようにしてもよい。或いは、伝送終了信号及び報知終了信号を出力するタイミングは、使用者が自由に設定できるようにしてもよい。
送信部17は、YUV/NTSC変換部13から出力されるNTSC信号を伝送用の信号に変調してドアホン親機Bへ出力するものであり、後述するドアホン親機Bの受信部4と伝送用の接続線Lを用いて接続されている。尚、送信部17からモニタ装置B1への画像データの伝送のタイミングは、撮像部10の撮像のタイミング(15FPS)と同期させている。
熱線式人体検知器2は、上記画像処理型人体検知器1とは異なる方法で検知領域内の人体検知を行い、夜間においても感度低下を引き起こすことのないもので、検知領域からの熱線を集光する光学系を構成するレンズ2aと、集光した熱線の変化を電気信号に変換する焦電素子2bと、電気信号を増幅する増幅回路2cと、増幅した信号のレベルを閾値と比較して検知領域内の人の滞在を検知する比較器2dとを備え、人体から放出される熱線によって人体を検知した時には人体検知信号を信号処理部16へ出力する。
報知部3は、侵入者に対して威嚇用の報知を行うためのものであって、視覚的な威嚇に用いられるライト3aや、聴覚的な威嚇に用いられる電気音響変換器(ブザーやスピーカ)等を備えており、信号処理部16から報知開始信号を受け取ってから報知終了信号を受け取るまでの間、ライト3aを点灯したり、電気音響変換器から音声を出力するように構成されている。
以上によりカメラ装置Aは構成されており、次に、ドアホン親機Bについて説明する。ドアホン親機Bは、図1に示すように、カメラ装置Aから伝送された画像データに基づいて画像表示を行うモニタ装置B1を備えるとともに、ドアホン子器Cとの間で通話を行うための通話装置B2を備えている
モニタ装置B1は、前述の受信部4と、信号処理部5と、液晶ディスプレイ(LCD)等の画像表示部6と、録画部7と、RAM等の記憶装置からなる記憶部7aと、再生部8とを備えている。受信部4は、送信部17より伝送される画像データを受信するためのものであり、カメラ装置Aの送信部17と接続線Lによって接続されている。尚、受信部4と送信部17との間の伝送経路としては、接続線Lを用いる有線式のものに限らず、赤外線通信等の無線式のものであってもよい。
信号処理部5は、例えば、CPU等からなり、受信部4で受信した画像データを復調して、順次、画像表示部6に表示する機能をソフトウェア等により実現している。録画部7は、カメラ装置Aから伝送された画像データに基づく画像を記憶部7aに順次録画するものである。再生部8は、記憶部7aに録画された画像を、画像表示装置6に表示するものである。
一方、通話装置B2は、ドアホン子器Cとの間で通話を行うためのものであって、ドアホン子器Cとの間で音声データ等の送受信を行う通信部(図示せず)や、音声入力用のマイク(図示せず)、音声出力用のスピーカ(図示せず)等を備えている。尚、ドアホン子器Cがカメラ付きのものであるならば、ドアホン子器Cの動作時に、ドアホン子器Cのカメラで撮像した画像を、画像表示部6に表示するようにしてもよい。
以上によりカメラ装置A及びドアホン親機Bが構成されており、以下に、監視システムの動作について、図3(a)〜(c)を参照して説明する。
カメラ装置Aは、図3(a)に示すように、起動している間は常時撮像部10により所定領域を15FPSで撮像しており、撮像部10により得られた画像データP1…は、FPGA12に伝送される。FPGA12に伝送された画像データP1…は、画像伝送部12aにより画像処理部14へ送られる一方、画像蓄積部12bによって、図3(b)に示すように、5FPSとなるように時間軸に対して圧縮されて記憶部11に蓄積される、言い換えれば、撮像部10により得られた画像データP1…は2つおきに(画像データP3,P6,P9,P12,P15…のみが)記憶部11に蓄積される。
そして、画像処理部14に送られた画像には、画像処理部14による解析処理が為され、人を検知した際には、人体検知信号が画像処理部14から信号処理部16へ出力される。また、人の検知は、熱線式人体検知器2によっても行われており、この熱線式人体検知器2により人を検知した際には、熱線式人体検知器2から信号処理部16へ人体検知信号が出力される。
ここで、時刻t1において画像処理型人体検知器1、又は熱線式人体検知器2、或いは両方から人体検知信号が信号処理部16へ出力されると、信号処理部16は、FPGA12に伝送開始信号を出力するとともに、報知部3に報知開始信号を出力する。これにより報知部3では、侵入者に対する威嚇用の報知が行われる。この報知は、例えば、検知時刻t1から3秒後の時刻に信号処理部16から報知終了信号が出力されるまで継続される。
一方、伝送開始信号を受け取ったFPGA12は、過去画像伝送機能によって、画像蓄積部12bにより蓄積された画像データの中から、撮像時刻が検知時刻t1の1秒前の時刻t0と略同時刻の画像データP3から順にYUV/NTSC変換部13へ伝送し、撮像時刻が現在時刻t2と略同時刻である画像データP21をYUV/NTSC変換部13に伝送した時点で、過去画像データの伝送を終了する。
そして、過去画像データの伝送が終了した後は、リアルタイム画像伝送機能によって、撮像部10により撮像中のリアルタイム画像データ(画像データP23,P24,P25,P26…P60…)が順次YUV/NTSC変換部13に伝送される。この後に、検知時刻t1から30秒経過すると、信号処理部16からは伝送終了信号が出力され、これによりリアルタイム画像データの伝送は終了する(本実施形態では、リアルタイム画像データとして画像データP23,P24,P25,P26…P60…がモニタ装置B1へ伝送される)。
このようにしてYUV/NTSC変換部13に伝送された過去画像データである画像データP3,P6,P9,P12,P15,P18,P21、及びリアルタイム画像データである画像データP23,P24,P25,P26…P60…は、YUV信号からNTSC信号に変換された後に、送信部17に出力され、この送信部17によって伝送用に変調されてドアホン親機Bの受信部4へ順次伝送される。
一方、ドアホン親機Bでは、受信部4で受信した画像データが信号処理部5によって復調される。そして、信号処理部5によって、復調された画像データに基づく画像が、図3(c)に示すように、画像表示部6に順次(つまりは、画像データP3,P6,P9,P12,P15,P18,P21,P23,P24,P25,P26…P60…の順に)表示されるとともに、録画部7によって記憶部7aに順次録画される。そして、このようにして記憶部7aに録画された画像は、カメラ装置Aによる画像データの伝送が終了した後に、再生部8を操作することによって、画像表示部6に表示させることができるようになっている。
そのため、本実施形態の監視システムでは、リアルタイム画像(画像データP23,P24,P25,P26…P60…)が画像表示部6に表示されるまでにかかる時間は、過去画像データ(画像データP3,P6,P9,P12,P15,P18,P21)のフレーム数に応じた時間、すなわち本実施形態では7フレーム(約0.5秒)となる。これに対して、従来のように単に過去画像データを伝送した後にリアルタイム画像データを伝送するものでは、リアルタイム画像(画像データP23,P24,P25,P26…P60…)が表示されるまで22フレームの過去画像(画像データP1〜P22)が表示されるので、リアルタイム画像が表示されるまでにかかる時間は、本実施形態のおよそ3倍の約1.5秒となる。
このように本実施形態の監視システムによれば、リアルタイム画像が表示されるまでにかかる時間を大幅に短縮できていることがわかる。
以上述べた本実施形態の監視システムでは、人体検知手段である画像処理型人体検知器1又は熱線式人体検知器2によって人の存在を検知した際に、時間軸に対して圧縮して蓄積された撮像時刻が検知時刻t1以前の画像データ(画像データP3,P6,P9,P12,P15)を有する画像データ群からなる過去画像データ(画像データP3,P6,P9,P12,P15,P18,P21)をその撮像時刻順にドアホン親機Bのモニタ装置B1に伝送してから、撮像部10により撮像中のリアルタイム画像データ(画像データP23,P24,P25,P26…P60…)をモニタ装置B1に伝送し、モニタ装置B1では、カメラ装置Aから伝送された画像データ(画像データP3,P6,P9,P12,P15,P18,P21,P23,P24,P25,P26…P60…)に基づく画像を順次画像表示部6に表示するとともに、録画するように構成されている。
したがって、本実施形態の監視システムによれば、過去画像を表示するから、検知時刻からモニタ装置B1で画像を表示するまでの間に人が通り過ぎてしまった場合でも、このような人をモニタ装置B1に表示できるという効果を奏する。また、モニタ装置B1の画像表示部6に表示される画像の時系列が前後することがなくなって、違和感がない画像表示を行えるようになるという効果を奏する。
さらに、カメラ装置Aからモニタ装置B1へ画像データを伝送する際には、過去画像データの伝送が終了してからリアルタイム画像データを伝送するから、過去画像データとリアルタイム画像データとを並行して伝送するような場合に比べて伝送用線路の数を減らすことができて、伝送用の回路構成等のハード的な面と、伝送処理用のプログラム等のソフト的な面との両方の面において低コスト化が図れるという効果を奏する。
しかも、過去画像データを順次蓄積するのではなく、時間軸に対して圧縮して蓄積するようにしているから、従来のように過去画像データを時間軸に対して圧縮しない場合に比べて、過去画像の表示開始からリアルタイム画像の表示開始までの時間を短縮することができ、これにより、現在の状況をすぐに確認できるようになるという効果を奏する。また、本実施形態の監視システムでは、画像蓄積部12bにより記憶部11に蓄積された画像データ群のうち、撮像時刻が検知時刻t1の1秒前の時刻t0と略同時刻の画像データから、撮像時刻が現在時刻t2と略同時刻である画像データまでの画像データ群(画像データP3,P6,P9,P12,P15,P18,P21)を過去画像データとして用いているから、最後に表示される過去画像(画像データP21)の撮像時刻と、最初に表示されるリアルタイム画像(画像データP23)の撮像時刻とが略同時刻となり、これにより最後に表示される過去画像の撮像時刻と、最初に表示されるリアルタイム画像の撮像時刻との時間差が大きくなることがなく、さらに違和感がない画像表示を行えるという効果を奏する。
ところで、上記のドアホン親機B又はカメラ装置Aに、人体検知時にカメラ装置Aからドアホン親機Bのモニタ装置B1に過去画像データを伝送するか否かを選択する選択手段を設けてもよい。この場合、選択手段を操作することによって、過去画像を画像表示部6に表示させるか否かの選択が行えるようになるから、使用者が過去画像を画像表示部6に表示させる必要がないと感じた場合には、人体検知時から直ちにリアルタイム画像を画像表示部6に表示させることが可能となり、使用者の好みに合わせた使い方ができるという効果を奏する。
ところで、上記の例では、画像蓄積部12bにより記憶部11に蓄積された画像データ群のうち、撮像時刻が検知時刻t1の1秒前の時刻t0と略同時刻の画像データから、撮像時刻が現在時刻t2と略同時刻である画像データまでの画像データ群(画像データP3,P6,P9,P12,P15,P18,P21)を過去画像データとして用いているが、過去画像データは、画像蓄積部12bにより記憶部11に蓄積された画像データ群のうち、少なくとも撮像時刻が検知時刻t1以前の画像データを有する画像データ群であってもよい。例えば、画像蓄積部12bにより記憶部11に蓄積された画像データ群のうち、撮像時刻が検知時刻t1の1秒前の時刻t0の画像データから、撮像時刻が検知時刻t1と略同時刻である画像データまでの画像データ群(画像データP3,P6,P9,P12,P15)を過去画像データとして用いるようにしてもよい。
尚、本実施形態では、時刻t0を検知時刻t1の1秒前としているが、時刻t0を検知時刻t1の0.5秒前や、2秒前、3秒前等としてもよいし、このような時刻t0の設定を、使用者が好みに応じて自由に設定できるようにしてもよい。
一方、本実施形態では、監視システムをドアホンシステムに組み込むようにしているが、勿論、監視システムとドアホンシステムとを別個に構築するようにしてもよい。
本発明の監視システムのブロック構成示す説明図である。 本発明の監視システムの設置状況を示す説明図である。 (a)は、撮像部により得られる画像データの説明図であり、(b)は、カメラ装置の記憶部に蓄積される画像データの説明図であり、(c)は、モニタ装置に伝送される画像データの説明図である。
符号の説明
A カメラ装置
B ドアホン親機
B1 モニタ装置
1 画像処理型人体検知器
10 撮像部
11 記憶部
12a 画像伝送部
12b 画像蓄積部
2 熱線式人体検知器
6 画像表示部
7 録画部
7a 記憶部
8 再生部

Claims (4)

  1. カメラ装置と、該カメラ装置で得られた画像をモニタするモニタ装置とを備え、前記カメラ装置は、所定領域内の人の存在を検知する人体検知手段と、前記所定領域を撮像する撮像手段と、該撮像手段により得られた画像データ群を時間軸に対して圧縮して蓄積する画像蓄積手段と、前記人体検知手段が人の存在を検知した際に、画像蓄積手段により蓄積された画像データ群のうち少なくとも撮像時刻が検知時刻以前の画像データを有する画像データ群からなる過去画像データをその撮像時刻順に前記モニタ装置に伝送し、前記過去画像データの伝送が終了すると、撮像手段により撮像中のリアルタイム画像データをモニタ装置に伝送する伝送手段とを備え、モニタ装置は、画像表示手段と、カメラ装置から伝送された画像データに基づく画像を画像表示手段に順次表示する信号処理手段と、カメラ装置から伝送された画像データに基づく画像を順次録画する録画手段と、録画手段が録画した画像を画像表示手段に表示する再生手段とを備えていることを特徴とする監視システム。
  2. カメラ装置は屋外に設置され、モニタ装置は屋内に設置されて住宅屋内外間の通話を可能とするドアホンシステム用のドアホン親機に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 過去画像データは、画像蓄積手段により蓄積された画像データ群のうち、撮像時刻が検知時刻以前の画像データから撮像時刻が現在時刻と略同時刻の画像データまでの画像データ群からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の監視システム。
  4. カメラ装置からモニタ装置に過去画像データを伝送するか否かを選択する選択手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の監視システム。
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