JP4792498B2 - 適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及びその方法 - Google Patents

適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4792498B2
JP4792498B2 JP2008503976A JP2008503976A JP4792498B2 JP 4792498 B2 JP4792498 B2 JP 4792498B2 JP 2008503976 A JP2008503976 A JP 2008503976A JP 2008503976 A JP2008503976 A JP 2008503976A JP 4792498 B2 JP4792498 B2 JP 4792498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
feedback
relay
reverse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008503976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008532459A (ja
Inventor
ベク、スン‐ジュン
チャン、ビュン‐ソー
リー、ソン‐チョン
リョー、キョー‐テ
キム、ジョン‐ウィ
リー、ジョン‐シク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KT Corp
Airpoint Co Ltd
Original Assignee
KT Corp
Airpoint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KT Corp, Airpoint Co Ltd filed Critical KT Corp
Publication of JP2008532459A publication Critical patent/JP2008532459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4792498B2 publication Critical patent/JP4792498B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/20Repeater circuits; Relay circuits
    • H04L25/24Relay circuits using discharge tubes or semiconductor devices
    • H04L25/242Relay circuits using discharge tubes or semiconductor devices with retiming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B15/00Suppression or limitation of noise or interference
    • H04B15/02Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/36Repeater circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15564Relay station antennae loop interference reduction
    • H04B7/15585Relay station antennae loop interference reduction by interference cancellation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/36Modulator circuits; Transmitter circuits
    • H04L27/366Arrangements for compensating undesirable properties of the transmission path between the modulator and the demodulator
    • H04L27/367Arrangements for compensating undesirable properties of the transmission path between the modulator and the demodulator using predistortion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

本発明は、適応型帰還予測消去器(AFEC)及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及び前記方法を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体に関し、より詳しくは、同期信号を用いて無線チャネル環境の変化に適応的に動作して信号中継の安定性を向上させ、中継対象信号から帰還信号成分を完壁に除去してサービス品質を向上させるための、適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及び前記方法を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体に関する。
まず、本発明では、基地局から端末への信号の伝達方向を「順方向」と称し、端末から基地局への信号の伝達方向を「逆方向」と称することとする。
時分割二重化(以下、「TDD」とする)無線中継装置は、基地局の無線送受信部を延長するための装置であって、ビル内、地下などのような電波陰影地域において割安な費用で移動通信サービスを非常に効果的に提供することのできる装置である。そのため、TDD無線中継装置は、加入者容量の増大や特定地域向けのサービスによく利用されている。
また、TDD無線中継装置は、同じ送受信周波数を用いて一定時間の間隔で基地局から端末へ(順方向)、端末から基地局へ(逆方向)の信号伝達を周期的にON/OFFする装置であって、基地局からの電波を受信してサービスエリアに放射するダウンリンクと、サービスエリア(端末)からの電波を受信してこれを基地局に送信するアップリンクとが交互にON/OFFされるよう動作を行う。このようなON/OFF動作は、同期獲得部により制御されるが、切替部がドナーアンテナ端及びサービスアンテナ端に位置し、基地局から端末へ又は端末から基地局へ信号が伝達されるよう前記同期獲得部の制御によって動作する。
このとき、TDD方式が用いられることから、アップリンク及びダウンリンクのON/OFF動作タイミングを合わせるためには、基地局から端末へのダウンリンクに対する同期獲得の過程が必要となる。このような同期獲得の過程は、通常、ダウンリンクのプリアンブルを用いて行われる。プリアンブルは、TDD方式における同期獲得を効果的に行えるよう構造化されており、基地局ID及びセグメント情報を有しているため、同期獲得部の信号処理過程を経てこのような情報を得ることができる。
図1は、従来のTDD無線中継装置の一例を示す図である。
同図に示すように、従来のTDD無線中継装置は、基地局に接続された信号を送受信するドナーアンテナ100と、該ドナーアンテナ100を介して送受信される信号を帯域フィルタリングするドナー帯域通過フィルタ101と、該ドナー帯域通過フィルタ101と、第1ダウン変換部103及び第2アップ変換部112との間に位置し、同期獲得部105の制御により送受信信号を切り替えるドナー切替部102と、該ドナー切替部102からの受信信号をダウン変換する第1ダウン変換部103と、該第1ダウン変換部103によりダウン変換された受信信号をフィルタリングする第1帯域フィルタ104と、該第1帯域フィルタ104からの受信信号を受信してTDD無線中継信号の同期を獲得する同期獲得部105と、前記第1帯域フィルタ104からの受信信号を受信してダウン変化された中継信号(受信信号)を元の中継信号にアップ変換する第1アップ変換部106と、該第1アップ変換部106及び第2ダウン変換部110と、サービス帯域通過フィルタ108との間に位置し、前記同期獲得部105の制御により送受信信号を切り替えるサービス切替部107と、サービスアンテナ109を介して送受信される信号を帯域フィルタリングするサービス帯域通過フィルタ108と、サービスエリアの端末に接続された信号を送受信するサービスアンテナ109とを備える。ここで、逆方向(端末から基地局への信号送信)の動作は、前述した順方向の動作と同一であるため、前記説明及び図1を参照して当業者が容易に理解できることから、これ以上の説明は省略する。
このようなTDD無線中継装置は、ドナーアンテナ100から出力された信号が強い場合、出力信号がサービスアンテナ109に帰還して再増幅され、ドナーアンテナ100を介して放射されて発振する問題が発生する。これは、その逆も成立する。このような発振現象を最小化するためには、ドナーアンテナ100とサービスアンテナ109との離隔度が利得よりも大きくなるよう2つのアンテナを大きく離隔させて設置しなければならないが、このように2つのアンテナを大きく離隔させて設置する場合には、設置費用が増大するという短所がある。加えて、送信信号の帰還現象(発振問題)を十分に軽減させるためには、無線中継装置の利得を低くして設計しなければならないという制約が伴う。
この問題を解決するため、図2に示すような無線中継装置が提案された。
図2は、従来の無線中継装置の他の例を示す図であって、ダウンリンクの構造を示している。
同図に示す無線中継装置における同期獲得の過程は、図1の説明と同様であり、ここでは、アップリンク及びダウンリンクの構造が同一であるため、切替部なしに、ダウンリンクについてのみ説明する。
同図に示す無線中継装置と図1で説明しているTDD無線中継装置との相違点は、特定のトーンを用いて受信アンテナに帰還する信号の位相及び大きさを推定し、推定された信号の位相及び大きさを用いて受信アンテナに入力される受信信号から帰還信号を除去することにより、無線中継装置の増幅利得を減らすことなく、発振問題を防止する機能を有することである。
同図の無線中継装置は、特定のトーンを用いて特定のトーンに対する位相及び大きさを検出し、これを用いて帰還信号を除去する逆位相を決定する初期動作機能と、初期動作状態において決定された逆位相にしたがって実際の中継信号から帰還信号を除去して放射する正常動作機能とを行う。
まず、マイクロプロセッサ230は、初期動作状態において同期獲得部231からのダウンリンクに対する同期信号を待つ。TDD無線中継装置は、基地局との同期獲得が先行されなければならず、同期獲得が行われると、同期信号に応じてマイクロプロセッサ230が送信側トーン発生部220を介して特定のトーンを発生させる。すると、前記発生した特定のトーンは、送信側帯域通過フィルタ222でフィルタリングされた後、送信側アンテナを介してサービスエリアに放射される。
次いで、送信信号が受信側アンテナに誘起(帰還)して受信されると、受信側帯域通過フィルタ200でフィルタリングされた後、受信側増幅部201で増幅され、元の信号経路の位相合成部211に入力される。このとき、位相合成部211の前段に位置する受信側トーン位相・大きさ検出部202により特定のトーンの位相及び大きさの変化量が検出され、このように検出された値は、位相・大きさ比較部210に入力される。すると、位相・大きさ比較部210は、受信側トーン位相・大きさ検出部202の出力値及び送信側帯域通過フィルタ222の後段に位置する送信側トーン位相・大きさ検出部223から得られた特定のトーンの位相及び大きさを比較して、その比較結果をマイクロプロセッサ230に伝達する。
すると、マイクロプロセッサ230は、特定のトーンに対する大きさ及び位相の変化量を用いて得られた特定のトーンに対する逆位相値を送信側トーン発生部220及び逆位相合成部212に送信する。これにより、逆位相合成部212は、マイクロプロセッサ230からの逆位相値、及び利得減衰・帰還経路部213と分配器214とを介して内部帰還された特定のトーンを用いて逆位相を有する特定のトーンを生成して位相合成部211に伝達し、受信信号から特定のトーンを除去させる。
このような動作によって、受信信号から特定のトーン(帰還信号)が除去されると、受信側トーン検出部215が特定のトーンの大きさを測定して一定の大きさ以下になると、マイクロプロセッサ230にその旨を通知して初期状態の動作を終了させる。
次に、正常動作状態において、無線中継装置は、基地局からの電波を受信して増幅した後、これをサービスエリアに放射し、送信側トーン発生部220、受信側トーン位相・大きさ検出部202、及び位相・大きさ比較部210の動作を中止させ、逆位相合成部212及び位相合成部211を動作させ、初期動作状態で求めた特定のトーンに対する位相及び大きさ値を用いて帰還信号を除去する。このとき、位相合成部211を通過した帰還信号の除去された受信信号は、送信側増幅部221で増幅され、送信側帯域通過フィルタ222でフィルタリングされた後、送信アンテナを介して放射される。
また、受信側トーン検出部215は、引き続き位相合成部211を通過した帰還信号の除去された受信信号の出力を監視して、受信信号の出力が指定されたレベル以上として検出されれば発振と判断し、この判断結果をマイクロプロセッサ230に伝達する。すると、マイクロプロセッサ230は、RF切替部216を遮断して位相合成部211と送信側増幅部221との接続通路を遮断することにより、再び初期状態の動作が行われるようにする。
図2に示す無線中継装置は、特定のトーンを用いてサービスエリアに放射された信号が再び受信アンテナに帰還した場合、帰還信号の位相及び大きさを調べて帰還信号を除去することにより、信号の発振を防止することができる。しかし、同図の無線中継装置は、特定のトーンを用いて位相及び大きさを検出する過程を行う間は実際の信号を中継することができないという短所がある。
更に、無線環境においては、周囲の物体が動いたりビルを建築したりするなどの周辺環境の変化により、帰還信号の位相及び大きさが変化し続け、これによって最適の位相及び大きさ値も変化するため、最適の位相及び大きさを更新し続けて帰還信号を除去しなければ、帰還信号の除去後も帰還信号成分が存在するようになる。したがって、同図の無線中継装置は、残留する帰還信号成分により信号が発振する問題がある。
特に、同図の無線中継装置は、無線中継装置の動作を初期動作状態と正常動作状態とに分離して行うことにより、初期動作状態において位相及び大きさを正確に予測できなければ、正常動作状態においてその性能は低下し、外部環境の突然の変化に対応できなくなる。また、出力の大きさの調整が不可能なため、無線チャネル環境の急激な変化の際に安定性を保障することができず、基地局と移動通信端末との間の出力品質を一定水準に維持することも不可能となる。
本発明は、上記のような問題を解決するために提案されたものであり、その目的は、同期信号を用いて無線チャネル環境の変化に適応的に動作して信号中継の安定性を向上させ、中継対象信号から帰還信号成分を完壁に除去してサービス品質を向上させるための、適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及び前記方法を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、同期信号を用いて無線チャネル環境の変化に適応的に動作して信号中継の安定性を向上させ、中継対象信号から帰還信号成分を完璧に除去してサービス品質を向上させるだけでなく、中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止するための、適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及び前記方法を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体を提供することにある。
更に、本発明の更なる目的は、同期信号を用いて無線チャネル環境の変化に適応的に動作して信号中継の安定性を向上させ、中継対象信号から帰還信号成分を完璧に除去してサービス品質を向上させるだけでなく、プリディストーション情報を用いて電力増幅器の非線形特性を線形化するための、適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及び前記方法を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体を提供することにある。
本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解することができ、本発明の実施形態により更に明確になるはずである。また、本発明の目的及び長所は、特許請求の範囲に示す手段及びその組み合わせにより実現され得ることが容易に分かるであろう。
上記の目的を達成するための本発明の装置は、適応型帰還予測消去器において、中継しようとする順方向・逆方向中継信号内に存在する帰還信号を除去した後に順方向・逆方向中継信号を送信するよう、外部の同期獲得部からの同期信号と基地局情報とを用いて制御情報を生成して出力する制御手段と、該制御手段からの制御情報に基づき順方向中継信号内に存在する帰還信号を適応的に除去し、順方向中継信号の利得を自動調節する第1帰還予測消去手段と、前記制御手段からの制御情報に基づき逆方向中継信号内に存在する帰還信号を適応的に除去し、逆方向中継信号の利得を自動調節する第2帰還予測消去手段とを備える。
また、上記の他の目的を達成するための前記本発明の装置は、前記制御手段の制御により、順方向中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する第1自動遅延調節部と、前記制御手段の制御により、逆方向中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する第2自動遅延調節部とを更に備える。
更に、上記の更なる目的を達成するための前記本発明の装置は、前記制御手段が、外部電力増幅部の非線形性を補正するプリディストーション信号処理を制御する機能を更に行うことを特徴とする。
一方、上記の目的を達成する本発明の他の装置は、時分割二重化(TDD)無線中継装置において、基地局と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するドナーアンテナと、該ドナーアンテナを介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングする第1フィルタリング手段と、同期獲得部の制御により、前記第1フィルタリング手段からの順方向中継信号を第1ダウン変換部に切り替えるか、第2アップ変換部からの逆方向中継信号を前記第1フィルタリング手段に切り替えるドナー切替部と、該ドナー切替部で切り替えられた順方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換する前記第1ダウン変換部と、該第1ダウン変換部でダウン変換された順方向中継信号を用いて前記基地局との同期を獲得する前記同期獲得部と、該同期獲得部からの情報に基づき、前記第1ダウン変換部でダウン変換された順方向中継信号又は第2ダウン変換部でダウン変換された逆方向中継信号から帰還信号を除去し、順方向・逆方向中継信号の利得を調節する適応型帰還予測消去器と、該適応型帰還予測消去器からの順方向中継信号を高周波帯域の中継信号にアップ変換する第1アップ変換部と、サービスエリアの端末と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するサービスアンテナと、該サービスアンテナを介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングする第2フィルタリング手段と、前記同期獲得部の制御により、前記第1アップ変換部からの順方向中継信号を前記第2フィルタリング手段に切り替えるか、当該第2フィルタリング手段からの逆方向中継信号を前記第2ダウン変換部に切り替えるサービス切替部と、該サービス切替部で切り替えられた逆方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換して前記適応型帰還予測消去器に伝達する前記第2ダウン変換部と、前記適応型帰還予測消去器からの逆方向中継信号を高周波帯域の中継信号にアップ変換して前記ドナー切替部に伝達する前記第2アップ変換部とを備える。
また、上記の他の目的を達成するための本発明の他の装置は、時分割二重化(TDD)無線中継装置において、基地局と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するドナーアンテナと、該ドナーアンテナを介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングする第1フィルタリング手段と、同期獲得部の制御により、前記第1フィルタリング手段からの順方向中継信号を第1ダウン変換部に切り替えるか、第2アップ変換部からの逆方向中継信号を前記第1フィルタリング手段に切り替えるドナー切替部と、該ドナー切替部で切り替えられた順方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換する前記第1ダウン変換部と、該第1ダウン変換部でダウン変換された順方向中継信号を用いて前記基地局との同期を獲得する前記同期獲得部と、該同期獲得部からの情報に基づき、前記第1ダウン変換部でダウン変換された順方向中継信号又は第2ダウン変換部でダウン変換された逆方向中継信号から帰還信号を除去し、順方向・逆方向中継信号の利得を調節し、プリディストーション信号処理部に相互連動して、プリディストーション情報を用いて順方向中継信号の線形電力増幅を制御する適応型帰還予測消去器と、該適応型帰還予測消去器に相互連動して、プリディストーション情報に基づき前記適応型帰還予測消去器からの順方向中継信号を線形的に電力増幅する前記プリディストーション信号処理部と、サービスエリアの端末と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するサービスアンテナと、該サービスアンテナを介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングする第2フィルタリング手段と、前記同期獲得部の制御により、前記プリディストーション信号処理部からの順方向中継信号を前記第2フィルタリング手段に切り替えるか、当該第2フィルタリング手段からの逆方向中継信号を前記第2ダウン変換部に切り替えるサービス切替部と、該サービス切替部で切り替えられた逆方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換して前記適応型帰還予測消去器に伝達する前記第2ダウン変換部と、前記適応型帰還予測消去器からの逆方向中継信号を高周波帯域の中継信号にアップ変換して前記ドナー切替部に伝達する前記第2アップ変換部とを備える。
更に、上記の更なる目的を達成するための本発明の他の装置は、前記適応型帰還予測消去器が、順方向中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する第1自動遅延調節機能と、逆方向中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する第2自動遅延調節機能とを更に行うことを特徴とする。
一方、上記の目的を達成するための本発明の方法は、適応型帰還予測消去方法において、中継しようとする中継信号及び利得が調節されてフィードバックされた中継信号から帰還信号の位相及び大きさを検出して更新する帰還信号検出ステップと、前記利得が調節されてフィードバックされた中継信号及び前記帰還信号検出ステップで検出された帰還信号の位相及び大きさを用いて逆帰還信号を生成する逆帰還信号生成ステップと、前記中継しようとする中継信号内に存在する帰還信号を前記逆帰還信号生成ステップで生成された逆帰還信号を用いて除去する帰還信号除去ステップと、該帰還信号除去ステップで帰還信号の除去された中継信号の利得を自動調節する自動利得調節ステップとを含む。
また、上記の他の目的を達成するための前記本発明の方法は、帰還信号の発生時点を調節して中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止するステップを更に含む。
更に、上記の更なる目的を達成するための前記本発明の方法は、プリディストーション情報を用いて順方向中継信号の線形電力増幅を制御するステップを更に含む。
一方、本発明は、プロセッサを備えた適応型帰還予測消去器において、中継しようとする中継信号及び利得が調節されてフィードバックされた中継信号から帰還信号の位相及び大きさを検出して更新する帰還信号検出機能と、前記利得が調節されてフィードバックされた中継信号及び前記帰還信号検出機能で検出された帰還信号の位相及び大きさを用いて逆帰還信号を生成する逆帰還信号生成機能と、前記中継しようとする中継信号内に存在する帰還信号を前記逆帰還信号生成機能で生成された逆帰還信号を用いて除去する帰還信号除去機能と、該帰還信号除去機能で帰還信号の除去された中継信号の利得を自動調節する自動利得調節機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体を提供する。
また、前記本発明は、帰還信号の発生時点を調節して中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する機能を更に実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体を提供する。
更に、前記本発明は、プリディストーション情報を用いて順方向中継信号の線形電力増幅を制御する機能を更に実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体を提供する。
このように、本発明は、同期獲得部に最適化したアルゴリズムを適用して基地局との同期を安定的に獲得し、適応型帰還予測消去器などの信号処理過程で発生する遅延時間を考慮してアップリンク及びダウンリンクのためのON/OFF切替タイミングを制御する。また、本発明は、付加的に帰還信号が多重経路信号と重ならないようその発生時間を調節して帰還信号をより一層効果的に除去することにより、出力品質を一定水準に維持することができる。更に、本発明は、プリディストーション信号処理機能を行うことにより、電力増幅器の非線形特性を線形化することができる。
本発明は、設置費用を最小化しつつ中継信号から帰還信号を効果的に除去することができ、出力の大きさを一定水準に維持することができ、多重経路信号との干渉を防止することができるという効果がある。
すなわち、本発明は、周辺のチャネル環境の変化に応じた送受信信号を用いて帰還信号を除去し、利得を自動調節して出力信号の大きさを制御することができるため、設置費用を低減することができ、出力の大きさの制限及び設置上の制約の問題を克服しつつ高出力特性を保障することができるという利点がある。
また、本発明は、同期獲得の過程で探し出した基地局情報を用いて中継器周辺の無線チャネル環境を推定し、帰還信号が多重経路信号と同じ瞬間に入力されないよう帰還信号の入力時間を遅延させることにより、多重経路信号と帰還信号とを区別して帰還信号を効果的に除去することができる。
更に、TDD無線中継装置は、同じ送受信周波数を用いることから、ダウンリンクを介して無線チャネル環境を探し出してアップリンクに同様に適用することができる。したがって、本発明は、帰還信号を除去するため、無線中継サービスを中断する必要はなく、サービスの提供中にも周辺環境の変化に適応してチャネル推定値を更新しながら持続的なサービスを提供することができる。
このように本発明は、周辺環境の変化に適応して発振現象を防止することで安定性を向上させ、出力信号の大きさを一定に維持してサービス品質を一定水準に維持することができ、様々な移動通信システムに適用することができるという利点がある。
上述した目的、特徴及び長所は、添付された図面に関する、以下の詳細な説明により更に明確になるはずであり、それにより、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施することができるであろう。また、本発明を説明するにあたり、本発明に係る公知技術に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明にする可能性があると判断された場合、その詳細な説明を省略することにする。以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態をより詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る時分割二重化(TDD)無線中継装置を示す図である。
同図に示すように、本発明に係る時分割二重化(TDD)無線中継装置は、基地局と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するドナーアンテナ300と、該ドナーアンテナ300を介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングするドナー帯域通過フィルタ301と、同期獲得部305の制御により、前記ドナー帯域通過フィルタ301からの順方向中継信号を第1ダウン変換部303に切り替えるか、第2アップ変換部311からの逆方向中継信号をドナー帯域通過フィルタ301に切り替えるドナー切替部302と、該ドナー切替部302で切り替えられた順方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換する第1ダウン変換部303と、該第1ダウン変換部303でダウン変換された順方向中継信号を用いて前記基地局との同期を獲得する同期獲得部305と、該同期獲得部305からの情報に基づき、前記第1ダウン変換部303でダウン変換された順方向中継信号又は第2ダウン変換部310でダウン変換された逆方向中継信号から帰還信号を除去し、順方向・逆方向中継信号の利得を調節する適応型帰還予測消去器(AFEC)304と、該適応型帰還予測消去器304からの順方向中継信号を再び高周波帯域の中継信号にアップ変換する第1アップ変換部306と、サービスエリアの端末と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するサービスアンテナ309と、該サービスアンテナ309を介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングするサービス帯域通過フィルタ308と、前記同期獲得部305の制御により、前記第1アップ変換部306からの順方向中継信号を前記サービス帯域通過フィルタ308に切り替えるか、当該サービス帯域通過フィルタ308からの逆方向中継信号を第2ダウン変換部310に切り替えるサービス切替部307と、該サービス切替部307で切り替えられた逆方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換して前記適応型帰還予測消去器304に伝達する第2ダウン変換部310と、前記適応型帰還予測消去器304からの逆方向中継信号を再び高周波帯域の中継信号にアップ変換して前記ドナー切替部302に伝達する第2アップ変換部311とを備える。
ここで、前記適応型帰還予測消去器304は、同期獲得部305とともに中継しようとする信号に対する帰還信号を除去し、利得を自動調節して出力信号の大きさを制御する機能を行う。ここで、前記適応型帰還予測消去器304は、帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する自動遅延調節機能を更に行う。すなわち、前記適応型帰還予測消去器304は、多重経路信号の受信されない瞬間に帰還信号が生成され得るよう帰還信号の発生の遅延を調節し、多重経路信号と帰還信号とが互いに重ならない状態で帰還信号を消去できるようにする。これについての詳細な内容は、図4を参照して後述する。
また、前記適応型帰還予測消去器304は、同期獲得部305から獲得した基地局IDと順方向中継信号との相関性を用いて帰還信号及びTDD無線中継装置周辺の無線チャネル環境を推定する。これについての詳細な内容は、図4を参照して後述する。
更に、前記同期獲得部305は、信号の一定の大きさ以上(例えば、平均入力信号の大きさの約1/10以上)の条件で一定時間以上(例えば、複数のフレームにわたって同一の信号強度と見なし得る時間であって約3秒以上)の同期信号を安定的に得たときに同期獲得が行われ、適応型帰還予測消去器305に同期信号を印加する。一方、同期獲得が行われない場合、適応型帰還予測消去器305に同期信号が印加されないことにより、同期獲得が行われるまでTDD無線中継装置の全ての動作が中止する。また、前記同期獲得部305は、TDD無線中継装置の適応型帰還予測消去器305で所要する信号処理時間及びフィルタやその他の構成要素などで所要する時間を考慮してアップリンク及びダウンリンクのON/OFF切替動作が円滑に行われるように制御する。
このような動作によって、TDD無線中継装置の有する出力制限問題、設置上の制約問題などを克服することができ、高出力特性を得られるだけでなく、設置費用を節減することができるという利点を提供する。
以下、前記適応型帰還予測消去器304の詳細な構成及び動作を図4を参照して詳細に説明する。
図4は、図3に示す適応型帰還予測消去器を詳細に示す構成図である。
同図に示すように、本発明に係る適応型帰還予測消去器304は、中継しようとする順方向中継信号の出力信号の大きさを自動調節する第1自動利得調節部410と、該第1自動利得調節部410から入力される基底帯域の順方向中継信号及び前記第1ダウン変換部303から入力される基底帯域の順方向中継信号から順方向中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出し、帰還信号の位相及び大きさを更新する第1帰還信号検出部408と、前記第1自動利得調節部410から入力される基底帯域の順方向中継信号及び前記第1帰還信号検出部408から入力される帰還信号の位相及び大きさを用いて、順方向中継信号内に存在する帰還信号の除去に用いる逆帰還信号を生成する第1逆帰還信号合成部406と、前記第1ダウン変換部303でダウン変換された順方向中継信号内に存在する帰還信号を前記第1逆帰還信号合成部406からの逆帰還信号を用いて除去し、前記第1自動利得調節部410に伝達する第1帰還信号除去部404と、中継しようとする逆方向中継信号の出力信号の大きさを自動調節する第2自動利得調節部422と、該第2自動利得調節部422から入力される基底帯域の逆方向中継信号及び前記第2ダウン変換部310から入力される基底帯域の逆方向中継信号から逆方向中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出し、帰還信号の位相及び大きさを更新する第2帰還信号検出部420と、前記第2自動利得調節部422から入力される基底帯域の逆方向中継信号及び前記第2帰還信号検出部420から入力される帰還信号の位相及び大きさを用いて、逆方向中継信号内に存在する帰還信号の除去に用いる逆帰還信号を生成する第2逆帰還信号合成部418と、前記第2ダウン変換部310でダウン変換された逆方向中継信号内に存在する帰還信号を前記第2逆帰還信号合成部418からの逆帰還信号を用いて除去し、前記第2自動利得調節部422に伝達する第2帰還信号除去部416と、中継しようとする順方向・逆方向中継信号内に存在する帰還信号を除去した後に順方向・逆方向中継信号を送信するよう、前記各構成要素を制御する制御部414とを備える。
上述のように、適応型予測消去器304は、TDD無線中継装置の特性上、アップリンク及びダウンリンクが同じ周波数を用いることから、アップリンク及びダウンリンクの無線チャネル特性は同一と考えられる。したがって、アップリンク及びダウンリンクに存在する構成要素の動作が同一なため、以下では、2つの構成要素を別途に説明するのではなく、ダウンリンクの構成要素についてのみその具体例を説明する。
ここで、前記同期獲得部305は、TDD方式による無線中継装置に欠かせない必須構成要素であって、基地局から端末へ(順方向)又は端末から基地局へ(逆方向)の信号の流れを正確に制御するのに必要な同期信号を抽出する。このような同期信号の抽出(獲得)の過程は、基地局から端末へのダウンリンクの最初の部分に位置する信号、すなわち、プリアンブルを探すのである。プリアンブルは、TDD方式において同期信号を効率的に抽出できるよう構造化されており、この同期信号の獲得の過程で基地局IDやセグメント情報などの基地局情報を付加的に得ることができる。このように、前記同期獲得部305が同期信号を獲得し、基地局に関する情報を探し出して前記制御部414に伝達すると、当該制御部414では、前記同期獲得部305から伝達された同期信号と基地局情報とを用いてTDD方式による無線中継装置の動作を制御する。
特に、前記第1帰還信号検出部408では、前記同期獲得部305から得た基地局IDを用いて帰還信号成分を推定することができる。すなわち、基地局IDは、擬似ノイズコード(PN Code)からなるため、基地局IDと順方向中継信号との相関値を計算すると、帰還信号の位相及び大きさを推定することができる。したがって、前記第1帰還信号検出部408では、前記制御部414からの基地局IDと、前記第1ダウン変換部303及び前記第1自動利得調節部410からの順方向中継信号との相関値を計算して、順方向中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出し、前記第1逆帰還信号合成部406に伝達する。
また、前記第1自動利得調節部410は、第1帰還信号除去部404から入力される順方向中継信号の大きさ、適応型帰還予測消去器304の現在の状態による利得調節値、並びに制御部414から入力される既設定の目標出力の大きさ値及び目標利得値を用いて利得値を決定し、前記第1帰還信号除去部404で帰還信号の除去された順方向中継信号の利得(出力信号の大きさ)を前記決定された利得値を用いて自動調節する。このとき、自動利得調節方式について、一例を挙げてより詳細に説明すると、出力値が既設定の目標出力の大きさ値よりも大きければ、第1自動利得調節部410では、利得をそれ以上上げない方式で出力の大きさを制限し、既設定の目標出力の大きさ値よりも小さい場合は、第1帰還信号除去部404から入力される信号の大きさが目標利得値になるまで一定の単位時間(例えば、3dB)で利得を増大させる。
更に、前記第1帰還信号除去部404は、前記第1逆帰還信号合成部406から伝達された逆帰還信号を用いて前記第1ダウン変換部303から伝達された順方向中継信号(帰還信号の含まれている信号)から帰還信号を除去し、前記第1自動利得調節部410に伝達する。
すなわち、前記第1帰還信号除去部404は、前記第1ダウン変換部303から入力される順方向中継信号と前記第1逆帰還信号合成部406から入力される逆帰還信号とを合成して、順方向中継信号内に存在する帰還信号を除去した後、順方向中継信号を前記第1自動利得調節部410に伝達する。
また、前記第1逆帰還信号合成部406は、前記第1自動利得調節部410から入力される利得の自動調節された基底帯域の順方向中継信号及び前記第1帰還信号検出部408から入力される帰還信号の位相及び大きさを用いて、順方向中継信号内に存在する帰還信号の除去に用いる信号の大きさ及び位相を調節して逆帰還信号を生成する。
更に、前記制御部414は、前記同期獲得部305から伝達された同期信号を用いてアップリンク及びダウンリンクのタイミングを探し出して基地局から端末へ、端末から基地局への信号の流れを制御し、前記同期獲得部305から伝達された基地局情報を用いて帰還信号の検出に必要なコード(例えば、基地局ID)を前記第1帰還信号検出部408に伝達する。また、前記同期獲得部305は、ドナー切替部302及びサービス切替部307の動作を制御し(図3参照)、前記同期獲得部305における基地局から端末への同期獲得の結果に基づき、前記制御部414が前記第1自動利得調節部410、前記第1帰還信号検出部408、前記第1逆帰還信号合成部406、及び前記第1帰還信号除去部404の動作を制御する。仮に、受信信号に送出信号が含まれている場合、すなわち、同期獲得部305から同期信号と基地局情報とを獲得した場合、前記制御部414は、前記第1自動利得調節部410、前記第1帰還信号検出部408、前記第1逆帰還信号合成部406、及び前記第1帰還信号除去部404を正常動作させる。このとき、目標出力の大きさ値を特定値に予め設定して前記第1自動利得調節部410に伝達する。反面、受信信号に送出信号が含まれていない場合、すなわち、同期獲得部305から同期信号を獲得できなかった場合、前記制御部414は、前記第1自動利得調節部410、前記第1帰還信号検出部408、前記第1逆帰還信号合成部406、及び前記第1帰還信号除去部404の動作を中止させる。
一方、本発明に係る無線中継装置のための適応型帰還予測消去器304は、帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する第1自動遅延調節部412を更に備える。すなわち、第1自動遅延調節部412は、多重経路信号の受信されない瞬間に帰還信号が生成され得るよう前記第1自動利得調節部410に接続して帰還信号の発生の遅延を調節し、多重経路信号と帰還信号とが互いに重ならない状態で帰還信号を消去できるようにする。このため、無線中継装置では、多重経路信号の発生する時点、すなわち、多重経路成分の位置を予め確認しておく。また、アップリンクにも同一機能の第2自動遅延調節部424が第2自動利得調節部422に更に接続されて備えられる。
図5は、本発明の一実施形態に係る適応型帰還予測消去方法及びそれを用いた時分割二重化(TDD)無線中継方法を示すためのフローチャートであって、最初の順方向信号を中継した後、そこから発生する帰還信号を用いてその後の順方向中継信号に残留する帰還信号を除去する方法を示している。
TDD無線中継方式におけるダウンリンクの場合、ドナーアンテナ300から第1ダウン変換部303までの経路を介して適応型帰還予測消去器304に受信される信号には、基地局が実際のサービスを中継するために送信する中継信号と、サービスアンテナ309を介して空間に放射された信号が再び戻ってきた帰還信号とが同時に存在するか、不特定のノイズを含む帰還信号のみが存在し得る。基地局送出信号は、無線チャネル環境による多重経路信号として表され、無線中継装置に受信される信号に帰還信号のみが存在する場合とは、基地局から移動通信端末へ送出信号を送信しない場合であり、これは、端末から基地局へのアップリンクでも同様であるため、ここでは、ダウンリンクについてのみ説明する。
まず、ドナーアンテナ300を介して信号(順方向中継信号)が受信されると、ドナー帯域通過フィルタ301でドナー帯域通過フィルタリングを行い(501)、ドナー切替部302がこの順方向中継信号を第1ダウン変換部303に切り替えて(503)、第1ダウン変換部303に伝達する。すると、第1ダウン変換部303が高周波帯域の順方向中継信号を基底帯域の順方向中継信号にダウン変換する(505)。
その後、同期獲得部305で前記基底帯域の順方向中継信号を用いて基地局から端末へのダウンリンクに対する同期信号を獲得し、基地局に関する情報を得て適応型帰還予測消去器304の制御部414に伝達する(507)。
仮に、ここで同期信号を獲得できなければ(509)、前記「507」の過程を繰り返して行い、同期獲得部305によってダウンリンクの同期獲得が行われた場合(509)、制御部414が第1自動利得調節部410、第1帰還信号検出部408、第1逆帰還信号合成部406、及び第1帰還信号除去部404を正常作動させて、前記第1帰還信号検出部408で帰還信号の位相及び大きさを更新させる(511)。それにより、第1逆帰還信号合成部406は、前記第1帰還信号検出部408で更新された帰還信号の位相及び大きさを用いて逆帰還信号を生成する(513)。また、第1帰還信号除去部404は、基底帯域の順方向中継信号と前記第1逆帰還信号合成部406で生成された逆帰還信号とを合成して、順方向中継信号内に含まれている帰還信号を除去する(515)。
このように送出しようとする順方向中継信号から帰還信号が除去された後、第1自動利得調節部410は、順方向中継信号の出力の大きさ(利得)を自動調節する(517)。このとき、第1自動利得調節部410は、第1帰還信号除去部404から入力される順方向中継信号の大きさ、適応型帰還予測消去器404の現在の状態による利得調節値、並びに制御部404から入力される既設定の目標出力の大きさ値及び目標利得値を用いて利得値を決定し、第1帰還信号除去部404で帰還信号の除去された順方向中継信号の利得(出力信号の大きさ)を前記決定された利得値を用いて自動調節する。すなわち、順方向中継信号の大きさを増幅又は減衰して出力信号の大きさを自動調節する。
その後、利得調節された順方向中継信号を第1アップ変換部306で高周波帯域の順方向中継信号にアップ変換し(519)、サービス切替部307が前記アップ変換された順方向中継信号をサービス帯域通過フィルタ308に切り替えて(521)、それにより、サービス帯域通過フィルタ308がサービス帯域通過フィルタリング(523)を行い、サービスアンテナ309を介して出力させる。
前記過程のうち、帰還信号の位相及び大きさを更新する過程(511)についてより具体的に説明すると、次の通りである。第1帰還信号検出部408は、第1ダウン変換部303から入力される基底帯域の順方向中継信号と、同期獲得部305によって獲得されて制御部414を介して入力される基地局情報(例えば、基地局ID)とに基づき、2つの信号間の相関性を用いて帰還信号の位相及び大きさを推定する。
一方、制御部414は、多重経路信号の存在しない時点に帰還信号が入力されるよう制御することが好ましい。これは、多重経路信号と帰還信号とが互いに重なって再受信される場合、正確な無線チャネル特性を予測することができず、これにより、帰還信号を正確に除去することができないため、多重経路信号が微弱であったり、多重経路信号の受信されない瞬間に帰還信号が受信されるようにするためである。
一方、本発明に係る他の実施形態を図6及び図7を参照して説明すると、次の通りである。ここでは、上述の一実施形態と技術的要旨が同一の部分についての説明は省略し、技術的要旨の異なる部分のみを中心に説明する。
図6は、本発明の他の実施形態に係る時分割二重化(TDD)無線中継装置を示す図である。
同図に示すように、プリディストーション信号処理部610は、前記適応型帰還予測消去器620に相互連動して、プリディストーション情報に基づき前記適応型帰還予測消去器620からの順方向中継信号を線形的に電力増幅してサービス切替部307に伝達する。
すなわち、前記プリディストーション信号処理部610は、前記適応型帰還予測消去器620からの順方向中継信号をアップ変換した後、前記適応型帰還予測消去器620からのプリディストーション情報に基づき線形的に電力増幅してサービス切替部307に伝達し、前記電力増幅された順方向中継信号を測定して干渉信号量の決定のための制御情報を前記適応型帰還予測消去器620に伝達し、プリディストーション情報として活用させる。
それにより、前記適応型帰還予測消去器620は、前記プリディストーション信号処理部610に相互連動して、プリディストーション情報を用いて順方向中継信号の線形電力増幅を制御する。
すなわち、前記適応型帰還予測消去器620は、前記プリディストーション信号処理部610から伝達された干渉信号量の決定のための制御情報(例えば、電力増幅部の出力の線形性及び信号の大きさを含む)に基づき増幅出力を決定し、その決定結果をプリディストーション情報として用いて前記プリディストーション信号処理部610における順方向中継信号の線形電力増幅を制御する。
このとき、順方向中継信号についてのみプリディストーション信号処理機能を行う理由は、端末側への順方向中継信号がより遠く放射されるように順方向中継信号をより大きく電力増幅するほど、それに伴う干渉信号も強く作用するからである。もちろん、費用に対する効果がある場合は、逆方向中継信号についてもプリディストーション信号処理機能を行うこともできる。
図7は、図6に示す適応型帰還予測消去器及びプリディストーション信号処理部を詳細に示す図である。
同図に示すように、前記プリディストーション信号処理部610は、前記適応型帰還予測消去器620からの順方向中継信号を高周波帯域の信号RFにアップ変換するRF変換部611と、該RF変換部611からの順方向中継信号を前記適応型帰還予測消去器620からのプリディストーション情報に基づき線形的に電力増幅する電力増幅部612と、該電力増幅部612で電力増幅された順方向中継信号を測定して干渉信号量の決定のための制御情報を前記適応型帰還予測消去器620に伝達し、プリディストーション情報として活用させる信号変換部613とを備える。
このとき、前記プリディストーション信号処理部610は、前記電力増幅部612で電力増幅された順方向中継信号をフィルタリングしてサービス切替部307に伝達する帯域通過フィルタ(図示せず)を更に備えることもできる。
ここで、前記信号変換部613は、前記電力増幅部612で電力増幅された順方向中継信号の出力信号を測定して干渉信号量の決定のための制御情報(例えば、電力増幅部の出力の線形性及び信号の大きさを含む)を前記適応型帰還予測消去器620の制御部621に伝達し、1つの制御部で増幅信号の線形性を補正する補正量を決定する制御信号や干渉信号の発振などの異常状態を防止するため、増幅信号の信号の大きさ補正を行うなどの干渉除去及びプリディストーション情報として活用させる。
このとき、前記信号変換部613は、前記電力増幅部612で電力増幅された順方向中継信号の出力信号を測定(例えば、信号の大きさ及び線形性)した後、デジタル形態の基底帯域信号に変換して前記適応型帰還予測消去器620の制御部621に伝達する。
すると、前記適応型帰還予測消去器620の制御部621は、前記プリディストーション信号処理部610の信号変換部613から伝達された干渉信号量の決定のための制御情報(例えば、電力増幅部の出力の線形性及び信号の大きさを含む)に基づき電力増幅部612の増幅出力を決定し、その決定結果をプリディストーション情報として用いて前記電力増幅部612における順方向中継信号の線形電力増幅を制御する。
すなわち、前記制御部621は、前記電力増幅部612の非線形性を補正するプリディストーション信号処理機能を制御する。それにより、前記電力増幅部612の非線形特性を線形化することができる。
このとき、前記順方向中継信号の増幅信号の線形性補正及び増幅信号の信号の大きさ補正を行う線形電力増幅制御方式について、一例を挙げてより詳細に説明すると、次の通りである。
第一に、線形性補正において、出力値が既設定の目標出力の大きさ値(例えば、以前の時間の出力値よりも傾きで比較した値)よりも大きければ、適応型帰還予測消去器の制御部621で利得をそれ以上上げない方式で出力の大きさを制限することによって線形性を確保し、既設定の目標出力の大きさ値よりも小さい場合は、適応型帰還予測消去器の制御部621から入力される信号の大きさが目標利得値になるまで一定の単位時間(例えば、3dB)で利得を増大させる。
第二に、増幅信号の信号の大きさ補正において、出力値が既設定の目標出力の大きさ値(例えば、装置で設定された絶対出力値であって装置の定格出力仕様の範囲内の値)よりも大きければ、適応型帰還予測消去器の制御部621から入力される信号の大きさが目標利得値以下になるまで一定の単位時間(例えば、3dB)で利得を急減させて発振を防止する役割を果たす。
上述した本発明の方法は、プログラムで実現され、コンピュータ可読形態で記録媒体(CD−ROM、ROM、RAM、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスクなど)に格納され得る。このような過程は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できることから、これ以上の詳細な説明は省略する。
以上で説明した本発明は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で様々な置換、変形及び変更が可能なため、上述した実施形態及び添付された図面により限定されるものではない。
従来のTDD無線中継装置の一例を示す図である。 従来の無線中継装置の他の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る時分割二重化(TDD)無線中継装置を示す図である。 図3に示す適応型帰還予測消去器を詳細に示す図である。 本発明の一実施形態に係る適応型帰還予測消去方法及びそれを用いた時分割二重化(TDD)無線中継方法を示すためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る時分割二重化(TDD)無線中継装置を示す図である。 図6に示す適応型帰還予測消去器及びプリディストーション信号処理部を詳細に示す図である。
符号の説明
300 ドナーアンテナ
301 ドナー帯域通過フィルタ
302 ドナー切替部
303 第1ダウン変換部
304 適応型帰還予測消去器(AFEC)
305 同期獲得部
306 第1アップ変換部
307 サービス切替部
308 サービス帯域通過フィルタ
309 サービスアンテナ
310 第2ダウン変換部
311 第2アップ変換部
404 第1帰還信号除去部
406 第1逆帰還信号合成部
408 第1帰還信号検出部
410 第1自動利得調節部
412 第1自動遅延調節部
414 制御部
416 第2帰還信号除去部
418 第2逆帰還信号合成部
420 第2帰還信号検出部
422 第2自動利得調節部
424 第2自動遅延調節部
610 プリディストーション信号処理部
611 RF変換部
612 電力増幅部
613 信号変換部

Claims (21)

  1. 適応型帰還予測消去器において、
    中継しようとする順方向・逆方向中継信号内に存在する帰還信号を除去した後に順方向・逆方向中継信号を送信するよう、外部の同期獲得部からの同期信号と基地局情報とを用いて制御情報を生成して出力する制御手段と、
    該制御手段からの制御情報に基づき順方向中継信号内に存在する帰還信号を適応的に除去し、順方向中継信号の利得を自動調節する第1帰還予測消去手段と、
    前記制御手段からの制御情報に基づき逆方向中継信号内に存在する帰還信号を適応的に除去し、逆方向中継信号の利得を自動調節する第2帰還予測消去手段と
    を備え、
    前記順方向中継信号内に存在する帰還信号が、前記制御手段からの基地局IDと前記順方向中継信号との相関値によって検出されることを特徴とする適応型帰還予測消去器。
  2. 前記制御手段の制御により、順方向中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉防止されるように、前記第1帰還予測消去手段で利得が自動調整された順方向中継信号を遅延させる第1自動遅延調節部と、
    前記制御手段の制御により、逆方向中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉防止されるように、前記第2帰還予測消去手段で利得が自動調整された逆方向中継信号を遅延させる第2自動遅延調節部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の適応型帰還予測消去器。
  3. 前記第1自動遅延調節部及び第2自動遅延調節部が、
    多重経路信号の受信されない瞬間に帰還信号が生成され得るよう前記第1帰還予測消去手段及び第2帰還予測消去手段に相応して接続され、前記制御手段の制御により、帰還信号の発生の遅延を調節し、多重経路信号と帰還信号とが互いに重ならない状態で帰還信号を消去させることを特徴とする請求項2に記載の適応型帰還予測消去器。
  4. 前記制御手段が、
    外部電力増幅部の非線形性を補正するプリディストーション信号処理を制御する機能を更に行うことを特徴とする請求項2に記載の適応型帰還予測消去器。
  5. 前記制御手段が、
    外部のプリディストーション信号処理部から伝達された干渉信号量の決定のための制御情報に基づき前記電力増幅部の増幅出力を決定し、当該決定された増幅出力をプリディストーション情報として用いて前記電力増幅部における順方向中継信号の線形電力増幅を制御することを特徴とする請求項4に記載の適応型帰還予測消去器。
  6. 前記第1帰還予測消去手段が、
    前記制御手段の制御により、順方向中継信号の利得を自動調節する第1自動利得調節部と、
    前記制御手段の制御により、前記第1自動利得調節部及び外部の第1ダウン変換部からの順方向中継信号から帰還信号の位相及び大きさを検出して更新する第1帰還信号検出部と、
    前記制御手段の制御により、前記第1自動利得調節部からの順方向中継信号及び前記第1帰還信号検出部からの帰還信号の位相及び大きさを用いて逆帰還信号を生成する第1逆帰還信号合成部と、
    前記制御手段の制御により、前記第1ダウン変換部からの順方向中継信号内に存在する帰還信号を前記第1逆帰還信号合成部からの逆帰還信号を用いて除去し、前記第1自動利得調節部に伝達する第1帰還信号除去部と
    を備え、
    前記第2帰還予測消去手段が、
    前記制御手段の制御により、逆方向中継信号の利得を自動調節する第2自動利得調節部と、
    前記制御手段の制御により、前記第2自動利得調節部及び外部の第2ダウン変換部からの逆方向中継信号から帰還信号の位相及び大きさを検出して更新する第2帰還信号検出部と、
    前記制御手段の制御により、前記第2自動利得調節部からの逆方向中継信号及び前記第2帰還信号検出部からの帰還信号の位相及び大きさを用いて逆帰還信号を生成する第2逆帰還信号合成部と、
    前記制御手段の制御により、前記第2ダウン変換部からの逆方向中継信号内に存在する帰還信号を前記第2逆帰還信号合成部からの逆帰還信号を用いて除去し、前記第2自動利得調節部に伝達する第2帰還信号除去部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の適応型帰還予測消去器。
  7. 前記第1帰還信号検出部が、
    前記制御手段からの基地局IDと、前記第1ダウン変換部及び前記第1自動利得調節部からの順方向中継信号との相関値を計算して、順方向中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出し、前記第1逆帰還信号合成部に伝達することを特徴とする請求項6に記載の適応型帰還予測消去器。
  8. 前記制御手段が、
    前記同期獲得部からの同期信号を用いてアップリンク及びダウンリンクのタイミングを探し出して順方向・逆方向中継信号の流れを制御し、前記同期獲得部からの基地局情報を用いて帰還信号の検出に必要な基地局IDを前記第1帰還信号検出部に伝達し、前記同期獲得部における順方向同期獲得の結果に基づき、前記第1自動利得調節部、前記第1帰還信号検出部、前記第1逆帰還信号合成部、及び前記第1帰還信号除去部の動作を制御することを特徴とする請求項7に記載の適応型帰還予測消去器。
  9. 前記第1自動利得調節部が、
    前記第1帰還信号除去部からの順方向中継信号の大きさ、前記適応型帰還予測消去器の現在の状態による利得調節値、並びに前記制御手段からの既設定の目標出力の大きさ値及び目標利得値を用いて利得値を決定し、前記第1帰還信号除去部で帰還信号の除去された順方向中継信号の利得(出力信号の大きさ)を前記決定された利得値を用いて自動調節することを特徴とする請求項8に記載の適応型帰還予測消去器。
  10. 時分割二重化(TDD)無線中継装置において、
    基地局と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するドナーアンテナと、
    該ドナーアンテナを介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングする第1フィルタリング手段と、
    同期獲得部の制御により、前記第1フィルタリング手段からの順方向中継信号を第1ダウン変換部に切り替えるか、第2アップ変換部からの逆方向中継信号を前記第1フィルタリング手段に切り替えるドナー切替部と、
    該ドナー切替部で切り替えられた順方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換する前記第1ダウン変換部と、
    該第1ダウン変換部でダウン変換された順方向中継信号を用いて前記基地局との同期を獲得する前記同期獲得部と、
    該同期獲得部からの情報に基づき、前記第1ダウン変換部でダウン変換された順方向中継信号又は第2ダウン変換部でダウン変換された逆方向中継信号から帰還信号を除去し、順方向・逆方向中継信号の利得を調節する適応型帰還予測消去器と、
    該適応型帰還予測消去器からの順方向中継信号を高周波帯域の中継信号にアップ変換する第1アップ変換部と、
    サービスエリアの端末と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するサービスアンテナと、
    該サービスアンテナを介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングする第2フィルタリング手段と、
    前記同期獲得部の制御により、前記第1アップ変換部からの順方向中継信号を前記第2フィルタリング手段に切り替えるか、当該第2フィルタリング手段からの逆方向中継信号を前記第2ダウン変換部に切り替えるサービス切替部と、
    該サービス切替部で切り替えられた逆方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換して前記適応型帰還予測消去器に伝達する前記第2ダウン変換部と、
    前記適応型帰還予測消去器からの逆方向中継信号を高周波帯域の中継信号にアップ変換して前記ドナー切替部に伝達する前記第2アップ変換部と
    を備え、
    前記適応型帰還予測消去器は、
    基地局IDと、前記ダウン変換された順方向中継信号及び前記利得が調整された中継信号と、の間の相関値を計算して、順方向中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出して更新することを特徴とする時分割二重化(TDD)無線中継装置。
  11. 時分割二重化(TDD)無線中継装置において、
    基地局と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するドナーアンテナと、
    該ドナーアンテナを介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングする第1フィルタリング手段と、
    同期獲得部の制御により、前記第1フィルタリング手段からの順方向中継信号を第1ダウン変換部に切り替えるか、第2アップ変換部からの逆方向中継信号を前記第1フィルタリング手段に切り替えるドナー切替部と、
    該ドナー切替部で切り替えられた順方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換する前記第1ダウン変換部と、
    該第1ダウン変換部でダウン変換された順方向中継信号を用いて前記基地局との同期を獲得する前記同期獲得部と、
    該同期獲得部からの情報に基づき、前記第1ダウン変換部でダウン変換された順方向中継信号又は第2ダウン変換部でダウン変換された逆方向中継信号から帰還信号を除去し、順方向・逆方向中継信号の利得を調節し、プリディストーション信号処理部に相互連動して、プリディストーション情報を用いて順方向中継信号の線形電力増幅を制御する適応型帰還予測消去器と、
    該適応型帰還予測消去器に相互連動して、プリディストーション情報に基づき前記適応型帰還予測消去器からの順方向中継信号を線形的に電力増幅する前記プリディストーション信号処理部と、
    サービスエリアの端末と中継しようとする信号(順方向・逆方向中継信号)を送受信するサービスアンテナと、
    該サービスアンテナを介して送受信される順方向・逆方向中継信号を帯域フィルタリングする第2フィルタリング手段と、
    前記同期獲得部の制御により、前記プリディストーション信号処理部からの順方向中継信号を前記第2フィルタリング手段に切り替えるか、当該第2フィルタリング手段からの逆方向中継信号を前記第2ダウン変換部に切り替えるサービス切替部と、
    該サービス切替部で切り替えられた逆方向中継信号を基底帯域信号にダウン変換して前記適応型帰還予測消去器に伝達する前記第2ダウン変換部と、
    前記適応型帰還予測消去器からの逆方向中継信号を高周波帯域の中継信号にアップ変換して前記ドナー切替部に伝達する前記第2アップ変換部と、を備え、
    前記適応型帰還予測消去器は、
    基地局IDと、前記ダウン変換された順方向中継信号及び前記利得が調整された中継信号と、の間の相関値を計算して、順方向中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出して更新することを特徴とする時分割二重化(TDD)無線中継装置。
  12. 前記プリディストーション信号処理部が、
    前記適応型帰還予測消去器からの順方向中継信号を高周波帯域の信号にアップ変換するRF変換部と、
    該RF変換部からの順方向中継信号を前記適応型帰還予測消去器からのプリディストーション情報に基づき線形的に電力増幅する電力増幅部と、
    該電力増幅部で電力増幅された順方向中継信号を測定して干渉信号量の決定のための制御情報を前記適応型帰還予測消去器に伝達し、プリディストーション情報として活用させる信号変換部と
    を備えることを特徴とする請求項11に記載の時分割二重化(TDD)無線中継装置。
  13. 前記プリディストーション信号処理部が、
    前記電力増幅部で電力増幅された順方向中継信号をフィルタリングして前記サービス切替部に伝達する帯域通過フィルタリング手段を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の時分割二重化(TDD)無線中継装置。
  14. 前記適応型帰還予測消去器が、
    前記プリディストーション信号処理部から伝達された干渉信号量の決定のための制御情報に基づき増幅出力を決定し、当該決定された増幅出力をプリディストーション情報として用いて前記プリディストーション信号処理部における順方向中継信号の線形電力増幅を制御することを特徴とする請求項12に記載の時分割二重化(TDD)無線中継装置。
  15. 前記適応型帰還予測消去器が、
    順方向中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する第1自動遅延調節機能と、
    逆方向中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉を防止する第2自動遅延調節機能と
    を更に行うことを特徴とする請求項10に記載の時分割二重化(TDD)無線中継装置。
  16. 前記適応型帰還予測消去器が、
    基地局IDと、前記中継しようとする中継信号及び前記利得が調節されてフィードバックされた中継信号との相関値を計算して、中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出することを特徴とする請求項15に記載の時分割二重化(TDD)無線中継装置。
  17. 適応型帰還予測消去方法において、
    中継しようとする中継信号及び利得が調節されてフィードバックされた中継信号から帰還信号の位相及び大きさを検出して更新する帰還信号検出ステップと、
    前記利得が調節されてフィードバックされた中継信号及び前記帰還信号検出ステップで検出された帰還信号の位相及び大きさを用いて逆帰還信号を生成する逆帰還信号生成ステップと、
    前記中継しようとする中継信号内に存在する帰還信号を前記逆帰還信号生成ステップで生成された逆帰還信号を用いて除去する帰還信号除去ステップと、
    該帰還信号除去ステップで帰還信号の除去された中継信号の利得を自動調節する自動利得調節ステップと
    を含み、
    前記帰還信号検出ステップは、
    基地局IDと、前記中継しようとする中継信号及び前記利得が調整されてフィードバックされた中継信号と、の間の相関値を計算して、中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出して更新することを特徴とする適応型帰還予測消去方法。
  18. 中継信号内に存在する帰還信号と多重経路信号との相互干渉防止されるように、前記自動利得調節ステップで利得が自動調整された中継信号の遅延量を調節するステップを更に含むことを特徴とする請求項17に記載の適応型帰還予測消去方法。
  19. プリディストーション情報を用いて前記中継しようとする中継信号の線形電力増幅を制御するステップを更に含むことを特徴とする請求項18に記載の適応型帰還予測消去方法。
  20. 前記帰還信号検出ステップが、
    基地局IDと、前記中継しようとする中継信号及び前記利得が調節されてフィードバックされた中継信号との相関値を計算して、中継信号内に存在する残留帰還信号の位相及び大きさを検出して更新することを特徴とする請求項17に記載の適応型帰還予測消去方法。
  21. 前記自動利得調節ステップが、
    前記帰還信号除去ステップで帰還信号の除去された中継信号の大きさ、無線中継装置の現在の状態による利得調節値、並びに既設定の目標出力の大きさ値及び目標利得値を用いて利得値を決定し、前記帰還信号除去ステップで帰還信号の除去された中継信号の利得(出力信号の大きさ)を前記決定された利得値を用いて自動調節することを特徴とする請求項20に記載の適応型帰還予測消去方法。
JP2008503976A 2006-03-07 2007-03-07 適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及びその方法 Expired - Fee Related JP4792498B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2006-0021477 2006-03-07
KR20060021477 2006-03-07
PCT/KR2007/001132 WO2007102707A1 (en) 2006-03-07 2007-03-07 Adaptive forward error corrector and method thereof, and tdd radio repeating apparatus using the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008532459A JP2008532459A (ja) 2008-08-14
JP4792498B2 true JP4792498B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38475102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008503976A Expired - Fee Related JP4792498B2 (ja) 2006-03-07 2007-03-07 適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及びその方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7826801B2 (ja)
EP (1) EP1992084A4 (ja)
JP (1) JP4792498B2 (ja)
KR (1) KR100893051B1 (ja)
CN (1) CN101438509B (ja)
RU (1) RU2407161C2 (ja)
WO (1) WO2007102707A1 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100929584B1 (ko) * 2007-10-22 2009-12-03 (주)에어포인트 적응형 간섭 제거기 및 그 방법과 그를 이용한 이동 다중홉 중계 시스템의 중계 장치
KR101497613B1 (ko) * 2008-01-14 2015-03-02 삼성전자주식회사 전이중 중계 방식의 통신시스템에서 간섭채널 추정을 통한간섭제거 및 동기유지 장치 및 방법
JP2009177671A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 中継増幅装置
DE102008017881B9 (de) 2008-04-09 2012-11-08 Andrew Wireless Systems Gmbh TDD-Repeater für ein Drahtlos-Netz und Verfahren zum Betrieb eines solchen Repeaters
KR100947613B1 (ko) * 2008-04-23 2010-03-15 한국전자통신연구원 동일채널 중계기의 궤환신호 제거방법 및 그 장치
US9191008B2 (en) * 2008-06-25 2015-11-17 Intersil Americas LLC Dual use delay capacitor
US20100150035A1 (en) * 2008-12-12 2010-06-17 Zhifeng Tao Method for Signaling Center Frequencies for WiMAX Repeaters
KR101521881B1 (ko) * 2009-04-24 2015-05-21 삼성전자주식회사 무선통신시스템에서 위상 에러를 보상하기 위한 장치 및 방법
US8265546B2 (en) 2009-05-11 2012-09-11 Qualcomm Incorporated Gain adjustment stepping control in a wireless repeater
KR20100134942A (ko) * 2009-06-16 2010-12-24 주식회사 쏠리테크 무선 중계기 및 그 반향신호 제거방법
US8548375B2 (en) * 2010-03-12 2013-10-01 Qualcomm Incorporated Gain control metric computation in a wireless repeater
JP5542042B2 (ja) * 2010-12-21 2014-07-09 パナソニック株式会社 中継装置
US9998200B2 (en) 2013-06-20 2018-06-12 Aviat U.S., Inc. Systems and methods for a fronthaul network
KR101791633B1 (ko) * 2014-03-29 2017-10-30 주식회사 쏠리드 간섭 제거 중계 장치
EP3163762A4 (en) 2014-06-26 2017-07-19 Huawei Technologies Co., Ltd. Wireless communication method and system, and full-duplex wireless transceiver
KR101825417B1 (ko) * 2014-12-30 2018-02-06 주식회사 쏠리드 간섭제거 중계기
KR101825416B1 (ko) * 2014-12-30 2018-03-22 주식회사 쏠리드 간섭 제거 중계 장치
US10862529B2 (en) 2015-08-18 2020-12-08 Wilson Electronics, Llc Separate uplink and downlink antenna repeater architecture
KR101745669B1 (ko) * 2016-01-15 2017-06-09 에스케이텔레시스 주식회사 Das의 tdd 스위칭 제어장치
EP3236584B8 (en) * 2016-04-18 2020-08-26 Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG An amplifier device for high frequency signals
US10673517B2 (en) 2016-11-15 2020-06-02 Wilson Electronics, Llc Desktop signal booster
US10348392B2 (en) * 2016-11-15 2019-07-09 Wilson Electronics, Llc Desktop signal booster
JP2018182448A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 富士通株式会社 中継装置及び干渉抑制方法
CN108390651B (zh) * 2018-02-09 2021-07-06 沃勤科技有限公司 自适应反馈抵消失真信号的射频功率放大器及抵消方法
JP7078214B2 (ja) * 2019-08-13 2022-05-31 ソリッド インコーポレイテッド 干渉除去中継器及びその動作方法
KR20210019974A (ko) * 2019-08-13 2021-02-23 주식회사 쏠리드 중계기 및 이의 동작방법
US20220264494A1 (en) * 2019-08-13 2022-08-18 Solid, Inc. Interference cancellation repeater and method of operation thereof
EP3863191A1 (en) * 2020-02-04 2021-08-11 Nokia Solutions and Networks Oy Communication system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633525A (ja) * 1986-06-23 1988-01-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線中継装置
JP2000134143A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Fujitsu Ltd 時分割多元接続−時分割双方向伝送方式を利用した無線中継システム
JP2002111571A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線中継器
JP2003523690A (ja) * 2000-02-18 2003-08-05 ミエル・コミュニカシオネス・エセ・ア 単一周波信号の再送信方法と単一周波信号中継器
JP2004179801A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Keio Gijuku Uwb中継装置及びuwb通信装置
US20060040611A1 (en) * 2004-08-23 2006-02-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for channel estimation and echo cancellation in a wireless repeater

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS623525A (ja) 1985-06-29 1987-01-09 Fujitsu Ltd 双方向性のワイヤ−ド論理演算回路
RU2037966C1 (ru) 1991-06-26 1995-06-19 Одесский электротехнический институт связи Двухпроводная дуплексная цифровая система передачи с временным разделением
US5307405A (en) 1992-09-25 1994-04-26 Qualcomm Incorporated Network echo canceller
US5396189A (en) * 1993-08-03 1995-03-07 Westech Group, Inc. Adaptive feedback system
US5991418A (en) 1996-12-17 1999-11-23 Texas Instruments Incorporated Off-line path modeling circuitry and method for off-line feedback path modeling and off-line secondary path modeling
US6418227B1 (en) * 1996-12-17 2002-07-09 Texas Instruments Incorporated Active noise control system and method for on-line feedback path modeling
DE19755049C2 (de) 1997-12-11 1999-12-02 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum Betrieb eines Telekommunikationsendgerätes, Telekommunikationsendgerät und Funkmodul
US7031460B1 (en) * 1998-10-13 2006-04-18 Lucent Technologies Inc. Telephonic handset employing feed-forward noise cancellation
US6553518B1 (en) * 1999-03-08 2003-04-22 International Business Machines Corporation Severe error detectors, methods and computer program products that use constellation specific error event thresholds to detect severe error events during demodulation of a signal comprising symbols from a plurality of symbol constellations
IL137078A (en) 1999-07-20 2005-05-17 Andrew Corp Side-to-side repeater and adaptive cancellation for repeater
US6505222B1 (en) * 1999-10-29 2003-01-07 International Business Machines Corporation Systems methods and computer program products for controlling undesirable bias in an equalizer
US6792040B1 (en) * 1999-10-29 2004-09-14 International Business Machines Corporation Modems having a dual power mode capability and methods of operating same
KR100454564B1 (ko) 2002-02-08 2004-11-05 주식회사 에어텍시스템 이동통신용 무선중계기의 피드백신호 제거 장치
AU2003261203A1 (en) * 2002-07-19 2004-02-09 The Penn State Research Foundation A linear independent method for noninvasive online secondary path modeling
KR100528275B1 (ko) 2003-01-06 2005-11-15 주식회사 케이티프리텔 이동통신 중계기에서의 간섭 제거 장치
KR100604677B1 (ko) * 2003-05-28 2006-07-26 (주)에어포인트 귀환신호 제거 및 출력세기 자동 제어 기능을 구비한 코드분할 다중 접속방식 무선중계장치

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633525A (ja) * 1986-06-23 1988-01-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線中継装置
JP2000134143A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Fujitsu Ltd 時分割多元接続−時分割双方向伝送方式を利用した無線中継システム
JP2003523690A (ja) * 2000-02-18 2003-08-05 ミエル・コミュニカシオネス・エセ・ア 単一周波信号の再送信方法と単一周波信号中継器
JP2002111571A (ja) * 2000-09-28 2002-04-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線中継器
JP2004179801A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Keio Gijuku Uwb中継装置及びuwb通信装置
US20060040611A1 (en) * 2004-08-23 2006-02-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for channel estimation and echo cancellation in a wireless repeater

Also Published As

Publication number Publication date
CN101438509B (zh) 2013-04-17
CN101438509A (zh) 2009-05-20
KR100893051B1 (ko) 2009-04-15
EP1992084A1 (en) 2008-11-19
RU2407161C2 (ru) 2010-12-20
JP2008532459A (ja) 2008-08-14
US7826801B2 (en) 2010-11-02
WO2007102707A1 (en) 2007-09-13
US20090207776A1 (en) 2009-08-20
KR20070092156A (ko) 2007-09-12
EP1992084A4 (en) 2012-03-28
RU2008139620A (ru) 2010-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4792498B2 (ja) 適応型帰還予測消去器及びその方法と、それを用いた時分割二重化無線中継装置及びその方法
KR100879334B1 (ko) 초소형 일체형 간섭 제거 무선중계 장치 및 그 방법
JP4638509B2 (ja) 移動通信システムのための無線中継装置及びその中継方法
US8050621B2 (en) Method and apparatus for estimating/removing echo signal using channel coefficient predicting technique in multi-carrier system
KR100658211B1 (ko) 이동통신 시스템을 위한 무선중계 장치 및 중계 방법
JP4824830B2 (ja) 一体型適応型帰還予測消去器及び方法とそれを用いた時分割二重化無線中継装置
KR100890634B1 (ko) 시분할 이중화 방식의 rf 중계 장치 및 그 방법
KR20090060036A (ko) 통신 시스템의 신호 송수신 장치에서 반향 신호 제거 장치 및 방법
KR101060585B1 (ko) 반향 제거 장치를 갖는 무선 중계기 및 반향 신호 제거 방법
KR100831901B1 (ko) 등화기가 포함된 적응형 귀환 예측 소거기를 이용한 무선중계 장치 및 그 방법
KR100604677B1 (ko) 귀환신호 제거 및 출력세기 자동 제어 기능을 구비한 코드분할 다중 접속방식 무선중계장치
WO2008108528A1 (en) Wireless repeater apparatus for canceling interference signal
KR100929584B1 (ko) 적응형 간섭 제거기 및 그 방법과 그를 이용한 이동 다중홉 중계 시스템의 중계 장치
KR20080078425A (ko) 시분할 이중화 간섭제거 무선중계 장치 및 방법
KR100843702B1 (ko) 디지털신호처리를 이용하여 간섭신호를 제거하기 위한시스템
KR100947613B1 (ko) 동일채널 중계기의 궤환신호 제거방법 및 그 장치
JP2006262412A (ja) 無線中継装置及びその受信装置
KR20130047189A (ko) 해양 텔레매틱스 환경에서 동일 주파수 무선중계기에서의 간섭제거 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110624

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4792498

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees