JP4790051B2 - 光マトリクススイッチの制御装置、光マトリクススイッチの制御用プログラム、及び制御方法 - Google Patents

光マトリクススイッチの制御装置、光マトリクススイッチの制御用プログラム、及び制御方法 Download PDF

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Description

この発明は光通信に用いる光伝送路の接続経路を組み替えるための光マトリクススイッチを制御するための制御装置に関する。また、コンピュータにインストールされて、当該コンピュータを制御装置として機能させるための制御用プログラム、および制御方法に関する。
光ファイバからなる光伝送路を介して通信する装置(以下、光伝送装置)には、メディアコンバータと呼ばれる光回線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)や、そのメディアコンバータを内蔵したルータなどがある。そして、複数の光伝送装置から互いに通信し合う2台の光伝送装置を指定し、各光伝送路に接続されている光伝送路の経路を自在に切り替えるためのスイッチが光マトリクススイッチである。
光マトリクススイッチの用途としては、例えば、光伝送装置を実際に商用ネットワーク上に設置する前の製品出荷段階において、光伝送路を介して正しくデータ通信が行われるかどうかを試験する動作検証などがある。この光伝送装置の動作検証は、一つの光伝送路の両端にそれぞれ光伝送装置を接続し、双方の光伝送装置が出力する通信状態を示す情報を確認するなどして、正しく動作しているか否かを判断することで行われ、多数の光伝送装置に対して動作検証を行う場合には、通信し合う光伝送装置の組み合わせを自由に設定できるように、光伝送路の経路をつなぎ替える光マトリクススイッチが利用される。
なお、光マトリクススイッチの構成については、以下の非特許文献1に記載されている。
行松 健一 著、「光スイッチング技術入門」、株式会社オーム社、平成5年10月25日発行、P32
光マトリクススイッチに多数の光伝送装置を接続し、互いに通信しあう伝送装置の組み合わせを随時変更しながら各光伝送装置の動作検証を行う場合、制御装置のユーザインタフェース環境を工夫しないと、多種多様な光伝送装置の組み合わせを自在に設定したり、光マトリクススイッチに接続される光伝送装置間の光信号の経路を確認したりすることが困難となる。
そこで本発明は、直感的で簡単な操作だけで光マトリクススイッチ内の光路の接続経路を自在に設定できるとともに、その光路の接続状態が一瞥で分かるような優れたユーザインタフェースを備えた光マトリクススイッチの制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための主たる発明は、1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、内部における光路の接続経路の設定によって複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続することが可能な光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトから任意の二つの装置オブジェクトが選択されたことを前記表示器に表示する選択処理と、前記選択処理で選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させるための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と、前記2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチの内部の接続経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理とを実行することを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置である。
なお、主たる発明以外の発明の特徴については、以下の記載で明らかにする。
本発明の光マトリクススイッチの制御装置によれば、利用者に対し、直感的で簡単な操作だけで光マトリクススイッチ内の光路の接続経路を自在に設定できるとともに、その光路の接続状態が一瞥で分かるような優れたユーザインタフェース環境を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置と光マトリクススイッチとの通信経路を示す図である。 上記制御装置の制御対象となる光マトリクススイッチの構成図である。 上記第1の実施例の光マトリクススイッチを構成する8個の1×7光スイッチの分岐ポート間の接続関係を示す図である。 上記制御装置を含む光伝送装置の動作検証システムの構成図である。 上記制御装置が処理するテーブルの構成図である。 本発明の第1の実施例において、上記制御装置がディスプレイに表示する操作画面の一例を示す図である。 上記操作画面に表示されている装置オブジェクトを二つ一組にして装置間結線画像で連絡させる手順を示す図である。 上記操作画面において、全ての装置オブジェクトが二つ一組で装置間結線画像によって連絡されている状態を示す図である。 上記操作画面において、装置間結線画像で連絡されている装置オブジェクトの移動手順を示す図である。 上記操作画面において、装置間結線画像の消去手順を示す図である。 上記制御装置のディスプレイに接続構成画面を表示させる手順を示す図である。 本発明の第2の実施例において、光伝送装置と上記制御装置が制御対象とする光マトリクススイッチとの接続状態を示す図である。 上記第2の実施例において、制御装置がディスプレイに表示する操作画面の一例を示す図である。 上記第2の実施例において、上記操作画面に表示されている装置オブジェクトを二つ一組にして連結させる手順を示す図である。 上記連結状態にある二つ一組の操作オブジェクトを移動させる手順を示す 上記連結状態にある二つ一組の操作オブジェクトを分離させる手順を示す図である。 上記第2の実施例において、上記操作画面において、全ての装置オブジェクトが二つ一組で連結されている状態を示す図である。 上記第2の実施例において、上記操作画面に表示されている装置オブジェクト間を装置間結線画像で連絡させる手順を示す図である。 上記第2の実施例において、接続構成画面を表示させる手順を示す図である。 上記第2の実施例のその他の例において、接続構成画面を表示させる手順を示す図である。 本発明の第3の実施例において、上記制御装置が制御対象とする光マトリクススイッチの構成図である。 上記第3の実施例において、接続構成画面を表示させる手順を示す図である。 本発明の第3の実施例のその他の実施例において、上記制御装置が制御対象とする光マトリクススイッチのその他の構成を示す図である。 本発明の第3の実施例のその他の実施例において、接続構成画面を表示させる手順を示す図である。 一般的な光マトリクススイッチの動作を説明するための図である。
===本発明の実施形態===
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続する光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトから任意の二つの装置オブジェクトが選択されたことを前記表示器に表示する選択処理と、前記選択処理で選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させるための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と、前記2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチ内の経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理とを実行することを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置が明らかとなる。
このような制御装置によれば、利用者に対し、直感的で簡単な操作だけで光マトリクススイッチ内の光路の接続経路を自在に設定できるとともに、その光路の接続状態が一瞥で分かるような優れたユーザインタフェース環境を提供することができる。
また、前記光マトリクススイッチは、n+1個の1×n光スイッチを有し、各1×n光スイッチは、前記接続ポートとなる1系統の共通ポートと、n系統の分岐ポートと、前記共通ポートと前記n系統の分岐ポートのいずれかの1系統とを選択的に接続するための光路切替機構とを有し、前記各1×n光スイッチにおける前記n系統の分岐ポートは、他の1×n光スイッチのいずれかの系統の分岐ポートに接続され、前記制御部は、前記送信処理の際に、前記二つの装置オブジェクトに対応する前記2系統の接続ポートを前記共通ポートとする二つの1×n光スイッチを指定する指定情報を含む前記制御信号を送信し、前記経路表示処理の際に、前記1×n光スイッチに対応するスイッチオブジェクトをn+1個表示するとともに、前記二つの1×n光スイッチに対応する二つのスイッチオブジェクトを結ぶように前記経路画像を表示することが望ましい。これにより、光マトリクススイッチ内の複数の1×n光スイッチのうちの使用する1×n光スイッチを確認することができる。
また、前記制御部は、前記送信処理の際に、前記指定情報によって、前記二つの1×n光スイッチにおいて選択すべき前記分岐ポートを指定し、前記経路表示処理の際に、前記二つのスイッチオブジェクトのそれぞれに対応付けて、前記指定情報によって指定された前記分岐ポートの番号をそれぞれ前記経路画像に表示することが望ましい。これにより、使用する1×n光スイッチにおいて選択された分岐ポートを確認できる。
また、前記光マトリクススイッチは、第1グループに属する複数の接続ポートと、第2グループに属する複数の接続ポートとを備えており、前記第1グループの前記接続ポートと前記第2グループに属する前記接続ポートとの間を光路で接続可能であるとともに、一方のグループに属する2系統の接続ポートを光伝送路で接続することによって当該光伝送路を経由して他方のグループに属する2系統の接続ポートを光路で接続可能であり、前記制御部は、前記選択処理で選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポートが前記他方のグループに属する場合、前記経路表示処理の際に、前記一方のグループに属し前記光伝送路で接続された前記2系統の接続ポートを経由したことを示すように前記経路画像を表示することが望ましい。これにより、同じグループに属する2系統の接続ポートを接続できるとともに、その際に経由した別のグループに属する2系統の接続ポートを確認できる。
また、前記制御部は、前記選択処理の際に、選択された前記二つの装置オブジェクトを結線画像で連絡するように表示するとともに、利用者の入力に応じて前記装置オブジェクトの位置を移動することが望ましい。これにより、結線画像の交差状態を解消できる。
また、前記制御部は、前記選択処理の際に、前記2系統の接続ポートに対応する二つの装置オブジェクトをグループ化させた装置オブジェクト対を表示するとともに、前記装置オブジェクト対を構成する前記二つの装置オブジェクトの位置を利用者の入力に応じて一体的に移動することが望ましい。これにより、利用者の操作が容易になる。
1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続する光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部とを備える制御装置に、前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトから任意の二つの装置オブジェクトが選択されたことを前記表示器に表示する選択処理と、前記選択処理で選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させるための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と、前記2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチ内の経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理とを実行させることを特徴とする光マトリクススイッチの制御用プログラムが明らかになる。
このような制御用プログラムによれば、利用者に対し、直感的で簡単な操作だけで光マトリクススイッチ内の光路の接続経路を自在に設定できるとともに、その光路の接続状態が一瞥で分かるような優れたユーザインタフェース環境を提供することができる。
1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続する光マトリクススイッチを制御する制御方法であって、前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトから任意の二つの装置オブジェクトが選択されたことを前記表示器に表示する選択ステップと、前記選択ステップで選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させるための制御信号を、制御装置が前記光マトリクススイッチに送信する送信ステップと、前記制御信号に基づいて、前記光マトリクススイッチが前記2系統の接続ポート間を光路で接続する接続ステップと、前記2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチ内の経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示ステップとを有する光マトリクススイッチの制御方法が明らかになる。
このような制御方法によれば、利用者に対し、直感的で簡単な操作だけで光マトリクススイッチ内の光路の接続経路を自在に設定できるとともに、その光路の接続状態が一瞥で分かるような優れたユーザインタフェース環境を提供することができる。
また、1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続する光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、
表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部と、制御部とを備え、
前記制御部は、
前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトのうちの二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチ内の経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理と、
前記経路画像において、前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続が解除されたことを前記表示器に表示する解除表示処理と、
前記解除表示処理で接続が解除された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続を解除するための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と
を実行する光マトリクススイッチの制御装置とすることもできる。
また、1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続する光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部とを備える制御装置に、
前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトのうちの二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチ内の経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理と、
前記経路画像において、前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続が解除されたことを前記表示器に表示する解除表示処理と、
前記解除表示処理で接続が解除された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続を解除するための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と
を実行させる光マトリクススイッチの制御用プログラムとしてもよい。
そして、1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続する光マトリクススイッチを制御する制御方法であって、
前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトのうちの二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチ内の経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示ステップと、
前記経路画像において、前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続が解除されたことを前記表示器に表示する解除表示ステップと、
前記解除表示ステップで接続が解除された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続を解除するための制御信号を、制御装置が前記光マトリクススイッチに送信する送信ステップと、
前記制御信号に基づいて、前記光マトリクススイッチが前記2系統の接続ポート間の接続を解除する解除実行ステップと
を有する光マトリクススイッチの制御方法も本発明の範囲としている。
以下に、より具体的な例(実施例)を挙げて、その構成や動作などについて説明する。そして、各実施形態における目的、作用、効果なども明らかにする。
===ネットワーク構成===
本発明の制御装置は、光マトリクススイッチと通信可能に接続して、当該光マトリクススイッチを制御の対象とする。図1に、本発明の一実施形態に係る制御装置1と光マトリクススイッチ2との通信経路についての構成図を示した。ここに示した制御装置1のハードウエア構成は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)と同じであり、マウスやキーボードを主体とした入力装置とディスプレイを備えている。そして、PC1と光マトリクススイッチ2とがLAN50を介して通信する構成となっている。
===光マトリクススイッチ===
<一般的な光マトリクススイッチ>
図25に一般的な光マトリクススイッチの概略構成を示した。この光マトリクススイッチMXは、複数の接続ポート(PA1〜PA4,PB1〜PB4)を備え、そのそれぞれに光伝送装置(RA1〜RA4,RB1〜RB4)が光伝送路(LA1〜LA4,LB1〜LB4)を介して接続される。接続ポート(PA1〜PA4,PB1〜PB4)は、偶数系統あり、全系統の半分の接続ポートごとにグループ(GrA,GrB)が形成されている。図示した例では、4台ずつの光伝送装置(RA1〜RA4,RB1〜RB4)が接続されている接続ポートを一組(GrA,GrB)としている。そして、一方のグループGrAに属する接続ポート(PA1〜PA4)に接続されている光伝送装置(RA1〜RA4)のそれぞれは、他方のグループGrBの接続ポート(RB1〜RB4)に接続されている光伝送装置(RB1〜RB4)のいずれかと1対1の関係で通信することができる。すなわち、図示した例では、1方のグループGrAに対応する光伝送装置(RA1〜RA4)は、個別に、かつ並行して他方のグループGrBに対応する光伝送装置(RB1〜RB4)のいずれかと1対1で接続して通信することができるが、一方のグループGrA(GrB)に属する光伝送装置RAx(RBx)(x=1〜4)は同じグループGrA(GrB)に属する他の光伝送装置RAy(RBy)(x≠y)と通信することができない。
本実施形態の制御方法では、このような光マトリクススイッチMXを制御対象としても良いが、接続可能な光伝送装置に制約のない次の光マトリクススイッチを制御対象としている。
<本実施形態の光マトリクススイッチ>
図2は、PC1が制御の対象とする光マトリクススイッチ2の一例を示している。当該光マトリクススイッチ2の主体は、複数の光スイッチSWm(m=1〜8)であり、この例において、各光スイッチSWmは、1系統の光伝送路Lmを複数の光伝送路Lik(i=1〜7,k=1〜8,i<k,i≠k)のいずれかに光路で接続するための多肢選択型の光スイッチSWmである。ここでは、1系統の光伝送路Lmを7系統の光伝送路Likのいずれかに接続するための1×7光スッチSWmを8個備えた構成としている。
上記1×7光スイッチSWmは、その内部において、1系統の光伝送路Lmに接続される側のポート(共通ポート:PSm)と、7系統の光伝送路Likに接続されている側のポート(分岐ポート:Pmn、n=1〜7)のいずれかとを内部の光路で接続するための機構(光路切替機構)を備えており、当該光路切替機構は、例えば、内部の光ファイバやプリズムなどをアクチュエータを用いて機械的に移動させて共通ポートPSmと分岐ポートPmnのいずれかとを内部で光路接続するための構造と、分岐ポートPmnの指定情報が含まれて入れる所定規格の電気信号(以下、切替信号)を受け付けるためのインタフェースと、受信した切替信号中の指定情報に従って共通ポートPSmを分岐ポートPmnの一つに光路接続するようにアクチュエータなどを駆動するための制御回路とを含んで構成される。上記インタフェースとしては、RS485規格に準拠したインタフェースなどが採用でき、各1×7光スイッチSWmには、切替信号の入力端となる物理的インタフェースとして、その規格に準拠したコネクタを備えている。
そして、光マトリクススイッチ2は、一体的な筐体内に上記1×7光スイッチSWmを内蔵し、筐体の表面には100BASE−TXなど、所定規格のLANポート41と、8系統の光伝送路Lmに対応する8個の光アダプタ(31,32,…,38:以下、符号3m)が配設されている。8個の光アダプタ3mは、筐体内にて8個の1×7光スイッチSWmのそれぞれの共通ポートPSmからの光伝送路Lmの他端と接続している。したがって、ある1系統の光伝送路の一端に光伝送装置を接続し、他端を光アダプタ3mに接続すると、共通ポートPSmに接続されている光伝送路Lmがその光アダプタ3mを経由して延長し、共通ポートPSmと光伝送装置とが1系統の光伝送路Lmで接続された状態となる。したがって、以下では、一つの光アダプタ3mを介して延長される光伝送路Lmは1系統の光伝送路として同じ符号「Lm」で示すこととする。
さらに筐体内には、LANポート41を介して受信した制御信号を1×7光スイッチSWmを制御するための上記切替信号に変換するためのスイッチング制御部40が内蔵されている。スイッチング制御部40は、例えば、CPUとメモリを備えたマイクロコンピュータなどで構成することができる。そして、Ethernet(登録商標)規格に準拠したプロトコルに基づいてPC1からLAN50を介して送信されてくる制御信号を受信する。
制御信号には、1×7光スイッチSWmの指定情報と、指定した1×7光スイッチSWmにおける分岐ポートPmnの指定情報などが含まれている。スイッチング制御部40は、Pmnの指定情報と実際に信号線42に接続されている1×7光スイッチとの対応関係を内部のメモリなどに記憶し、受信した制御信号に基づいて、指定の分岐ポートPmnの番号などを含んだ切替信号を、指定の1×7光スイッチに送信する。それによって、指定の1×7光スイッチSWmの内部において、共通ポートPSmと指定の分岐ポートPmnとが光路接続される。
そして、上記光マトリクススイッチ2では、1系統の光伝送路Lmが接続される各1×7光スイッチSWmの共通ポートPSmに、例えば、光伝送装置からの光伝送路が光アダプタ3mを介して接続される。一方、7系統の光伝送路Likが接続される分岐ポートPmnは、それぞれ、接続相手となる他の1×7光スイッチSWmの7系統側の七つのポートPmnと光伝送路Likを介して1対1の関係で接続されている。このような構成を備えた光マトリクススイッチ2では、各1×7光スイッチSWmにおける共通ポートPSmと分岐ポートPmnとの内部接続関係や、二つの1×7光スイッチSWm間の分岐ポートPmnを経由した接続関係を、PC1からの制御信号に従って自在に可変制御することで、共通ポートPSmに光伝送路Lmを介して接続される光伝送装置の任意の2台を互いに通信相手として設定することができる。
ここで、図2における各1×7光スイッチSWmのmを1×7光スイッチSWmに割り当てられた番号とするとともに、7つの分岐ポートpmnのnを分岐ポートPmnに割り当てられた番号とし、以下では、これらの番号(m,n)を使って光伝送路(Lm,Lik)の接続関係などを記述することとする。
図3に、上記光マトリクススイッチ2における各1×7光スイッチの分岐ポート同士の接続関係を上記mとnを用いて示した。例えば、図中に点線枠内で示したように、「2」番目の1×7光スイッチSW2の「3」番目の分岐ポートP23は、「4」番目の1×7光スイッチSW4の「2」番目の分岐ポートP42と光伝送路L24で接続されている。
このように、ある1×7光スイッチSWmの共通ポートPSmをある分岐ポートPmnに接続した際、図3の接続関係に従って、この分岐ポートPmnに光伝送路Likを介して接続されている他のいずれかの1×7光スイッチの分岐ポートPmnと、そのいずれかの1×7光スイッチSWmの共通ポートPSmとを接続すれば、8系統の光伝送路Lmの任意の二系統が分岐ポートPmn間の光伝送路Likを経由して接続される。すなわち、共通ポートPSmに光伝送路Lmを介して接続される8台の光伝送装置を自由に1対1に組み合わせて、通信可能とすることができる。もちろん、分岐ポートPmn同士が1対1で接続されていれば、互いに接続される分岐ポートPmnの対応関係は、図3に示した対応関係に限るものではない。
このように、例示した光マトリクススイッチ2は、1×7光スイッチSWmの分岐ポートPmn同士の接続構造に特徴を有して、この光マトリクススイッチ2に接続されている全ての光伝送装置の任意の2台を互いに通信相手として設定できる「完全な」光マトリクススイッチ2となっている。
なお、上記光マトリクススイッチ2では、互いに通信相手となる2台の光伝送装置は、どのような組み合わせであっても一律に2個の1×7スイッチを通過することになる。すなわち、全ての組み合わせにおいて、2台の光伝送装置間での光信号の損失を均一にすることができる。そこで、上記光マトリクススイッチ2を用いて光伝送装置の動作検証を行えば、光伝送装置の組み合わせ毎に異なる光信号の損失誤差を考慮する必要がほとんどなく、極めて信頼性の高い動作検証方法を提供することができる。
ところで、図2では、各共通ポートPSmに接続される光伝送路Lmを1本の線で示しているが、周知のごとく、1系統の光伝送路は、送信線(Tx)と受信線(Rx)のそれぞれに対応する2本の光ファイバで構成されている場合がある。したがって、各光伝送路(Lm,Lik)が2本の光ファイバで構成されている場合では、各1×7光スイッチSWmの共通ポートPSmに2本の光ファイバが接続され、分岐ポートPmnに二つ一組の光ファイバが7組接続されることになる。そして、接続可能な光ファイバの本数で表現すれば、上記1×7光スイッチSWmは、正確には、2×14光スイッチとなる。
また、複数の光ファイバで1系統の光伝送路を構成する場合、分岐ポートPmnは複数の物理的なポートで構成されることになる。例えば、Tx用とRx用の2本の光ファイバで1系統の光伝送路を構成する場合、分岐ポートPmnは、1系統ごとに二つの物理的ポートを備えることになる。このような場合、分岐ポートPmnにおける物理的ポートの配置は同じなので、位置が同じ物理的ポート同士を光ファイバで接続すると、通信し合う2台の光伝送装置に接続されているTx用とRx用のポートの配置関係が反対になり通信することができなくなる。そのため、一方の分岐ポートPmnにおける二つの物理的ポートと2本の光ファイバとの位置関係と、他方の分岐ポートPmnにおける二つの物理的ポートと2本の光ファイバとの位置関係とを逆にする必要がある。いわゆる「クロスケーブル」を用いる必要がある。
なお、以下では、図中での煩雑さを解消し、説明を容易にするために、1系統の光伝送路に含まれる光ファイバの本数にかかわらず、共通ポートPSmや分岐ポートPmnなどのポートの数などは、1系統の光伝送路を1単位として数えることとし、上述した光マトリクススイッチ2に限らず、光伝送装置を光伝送路を介して接続した際には、適所に上述のクロスケーブルを用いるなどして、物理的なポートとそれに接続される光ファイバとは正しい対応関係で接続されているものとする。
===本発明の実施例について===
光マトリクススイッチ2は、例えば、互いに通信し合う2台一組の光伝送装置を同時に複数組設定し、各組における2台の光伝送装置間で通信が可能であるか否かを並行して確認するための光伝送装置の動作検証システムに発展させることができる。図4にその動作検証システム3の一例を示した。当該動作検証システム3においては、互いに通信し合う光伝送装置の組(Rm1,Rm2、m1=1〜8,m2=1〜8,m1≠m2)を設定したり、その設定通りに2台の光伝送装置(Rm1,Rm2)が光路で接続されるように光マトリクススイッチ2を制御したりするための情報処理装置が必要となる。この情報処理装置が、本発明における制御装置であり、本実施形態では、上記PC1がそれに当たる。
PC1には、光マトリクススイッチ2を制御するためのソフトウエア(制御ソフト)がインストールされており、PC1は、この制御ソフトを実行することで、互いに通信し合う2台の光伝送装置の組(Rm1,Rm2)を容易に設定し、1×7光スイッチSWm同士の接続状態が一瞥して分かる優れたユーザインタフェース環境を利用者に提供している。そして、一組として設定した2台の光伝送装置(Rm1,Rm2)間を1×7光スイッチSWmを経由して接続させるための制御信号をLAN50を介して光マトリクススイッチ2に送信する。以下では、制御ソフトを実行するPC1によって提供されるユーザインターフェース環境を本発明の実施例として説明する。
===第1の実施例===
上述した光マトリクススイッチ2は、一般的な光マトリクススイッチ(図25,MX)と異なり、各1×7光スイッチSWmの共通ポートPSmに接続されているすべての光伝送装置Rmが互いに通信相手となり得る。そのため、互いに通信しあう2台の光伝送装置(Rm1,Rm2)を設定したり、その設定において、どの1×7光スイッチSWmが、どの分岐ポートPmnを経由して接続されているのかを確認したりすることが難しい。また、全ての光伝送装置Rmが互いに通信相手となり得るため、実際に光伝送装置Rmが光マトリクススイッチ2に接続されている状態を見ても、どれとどれが通信相手として設定されているのかを確認することが難しい。しかし、PC1は、このような内部における光路の接続経路や光伝送装置Rmとの接続状態などが感覚的に確認しにくい特殊な光マトリクススイッチ2を制御対象としても、優れたユーザインタフェースにより、利用者による光伝送装置Rmの動作検証作業などを強力に支援することができる。
ここで、上述した1×7光スイッチSWmを主体として構成される光マトリクススイッチ2を制御対象とし、共通ポートPSmに接続される光伝送装置Rmの任意の2台(Rm1,Rm2)を通信相手として設定する事例を挙げる。そして、当該事例において、PC1が提供するユーザインタフェースを本発明の第1の実施例とする。
PC1は、上記制御ソフトを実行することで、マウスを用いたドラッグ・アンド・ドロップ、およびクリック動作を主体とした指示や選択入力を受け付けるGUI環境を提供し、利用者は直感的に当該制御ソフトを操作できるようになっている。なお、基本的な操作の手順としては、互いに通信し合う2台一組の光伝送装置(Rm1,Rm2)を指定する手順と、指定した2台一組の光伝送装置(Rm1,Rm2)間の光伝送経路(Lm1−Lik−Lm2)の中間経路(Lik)を確認する手順とからなる。以下に、その操作手順の具体的に示す。
まず、互いに通信相手となる光伝送装置(Rm1,Rm2)の組を指定する操作の前に、各1×7光スイッチSWmの分岐ポートPmn間の接続関係を記憶させておく。第1の実施例では、図5に示したようなテーブルをPC1の外部記憶装置などに記憶させておく。このテーブルには、通信し合う2台の光伝送装置(Rm1,Rm2)を指定すると、対応する二つの共通ポート(PSm1,PSm2)の組み合わせを決定するための情報が記述されており、その共通ポート(PSm1,PSm2)の組み合わせに対応する分岐ポート(Pm1n,Pm2n)同士の接続関係が分岐ポートPmnの番号nによって記述されている。すなわち、テーブルにおける二つの共通ポートaとbを組み合わせると、それら二つの共通ポートaとbに対応する二つの1×7光スイッチSWmにおいて、共通ポートPSmに接続すべき分岐ポートPmnの番号nが決定する。
例えば、図5において、点線の枠で示したように、一方の共通ポートaとして2番目の1×7光スイッチSW2の共通ポートPS2を選択し、他方の共通ポートbとして6番目の1×7光スイッチSW6の共通ポートPS6を選択すると、1番目の共通ポートaに該当する1×7光スイッチSW2の番号mは「2」であり、その1×7光スイッチSW2の共通ポートPS2の内部接続先となる分岐ポートP2nの番号nは、「5」となる。この例では、m/nで表記し、「2/5」となっている。共通ポートbについても同様にして、「6」番目の1×7光スイッチSW6と、そのスイッチSW6の共通ポートPS6と内部接続される分岐ポートP6nの番号n「2」が決定する。図中では、「6/2」と表記されている。
そして、PC1にて制御ソフトが実行されると、ディスプレイに当該制御ソフトの操作画面が表示される。図6〜図11に上記制御ソフトの実行中にPC1のディスプレイに表示される画面の遷移状態を示した。図6に示したように、操作画面100には、各種操作を指定するためのラジオボタン(121〜124)、二つの1×7光スイッチ(SWm1,SWm2)のそれぞれの分岐ポート(Pm1n,Pm2n)の接続状態を確認させたり、実際の光マトリクススイッチ2にその接続関係を実現させるための制御信号を送信させたりする「構成切替」ボタン140、光伝送装置Rmに対応するオブジェクト(装置オブジェクト:111〜118)などが配設されている。
また、操作画面100には、各1×7光スイッチSWmの共通ポートPSmが「Port m(m=1〜8)」と表記され(符号131)、各共通ポートPSmに接続される光伝送装置Rmの名前を入力するためのテキストボックス132も含まれている。PC1は、各装置オブジェクト(111〜118)と各1×7光スイッチSWmの共通ポートPSmとの対応付けを記憶し、上記各1×7光スイッチSWmの共通ポートPSmを示す「Port m」の表示131に対応してテキストボックス132に光伝送装置Rmの名前が入力されると、該当する装置オブジェクト(111〜118)にその名前を表示する。
なお、操作画面100上に表示された装置オブジェクト(111〜118)は、当該画面100上の任意の位置に配置することができる。この例では、「配置換え」のラジオボタン121をチェックした上で、マウスによるドラッグ・アンド・ドロップ操作により各装置オブジェクト(111〜118)を操作画面100上の任意の位置に配置することができる(図6、矢印141)。
次に、互いに通信相手となる2台の光伝送装置(Rm1,Rm2)の組を指定する操作を行う。図7に当該指定操作に伴う画面遷移を示した。図7(A)に示したように、「接続」のラジオボタン122をチェックした上で、互いに通信させる上記光伝送装置(Rm1,Rm2)の1台目の光伝送装置Rm1に対応する装置オブジェクト114にマウスカーソルMを合わせ、クリック操作によりこの装置オブジェクト114を指示して、当該装置オブジェクト114を選択状態にする。装置オブジェクト114は、選択状態になると他の装置オブジェクト(111〜113,115〜118)と区別できるように変色する。さらに、図7(B)に示したように、通信相手となる2台目の光伝送装置Rm2に対応する装置オブジェクト117を指示すると、先に選択して変色していた装置オブジェクト114が当初の色に変わるとともに、連続して選択した二つの装置オブジェクト(114,117)が直線(装置間結線画像)150によって連絡される。このようにして、他の光伝送装置(Rm)についても二つの装置オブジェクト(111〜118)間を装置間結線画像150で連絡させて通信相手同士の組となるように指定する。図8に、すべての装置オブジェクト(111〜118)が二つ一組で装置間結線画像150によって連絡されている状態を示した。
ところで、図8に示したように、複数組の装置オブジェクト(111〜118)の連絡状態によっては、装置間結線画像150が交差し、連絡し合う二つの装置オブジェクト(111〜118)を識別しにくくなる。このような場合には、図9に示したように、先の「配置換え」のラジオボタン121をチェックした上で、任意の装置オブジェクトを移動させる。PC1は、この移動操作を受け付けると、装置間結線画像150の連絡状態を維持しつつ装置オブジェクト(111〜118)を再配置する(矢印142〜144)。それによって、利用者は、装置オブジェクト(111〜118)間の連絡状態を容易に確認することができる。なお、一度表示させた装置間結線画像150については、図10(A)に示したように、「接続解除」のラジオボタン123をチェックした上で、図10(B)に示したように、連絡状態にある二つの装置オブジェクト(113,115)の一方115(あるいは113)を指示すれば装置間結線画像150が消去される。
利用者は、以上のようにして、互いに通信し合う光伝送装置(Rm1,Rm2)の組を設定したならば、図11(A)に示したように、「構成切替」ボタン140を指示し、実際の光マトリクススイッチ2において、各光伝送装置Rmに対応する1×7光スイッチSWmの共通ポートPSm間が、分岐ポートPmnを経由してどのように接続されるのかを確認する。
PC1は、当該「構成切替」ボタン140への指示を受け付けると、装置間結線画像150により連絡状態にある装置オブジェクト(111〜118)に対応する共通ポートPSmや分岐ポートPmn間の接続関係を上記テーブルに基づいて特定し、図11(B)に示したように、その接続関係を、操作画面100とは別の画面(接続構成画面)200に表示する。
この接続構成画面200では、当該画面200用の矩形の装置オブジェクト(211〜218)が上下方向に並んで配置され、各装置オブジェクト(211〜218)に対応する1×7光スイッチSWmを示す矩形の画像(スイッチオブジェクト:201〜208)が装置オブジェクト(211〜218)の右側に平行するように配置されている。そして、装置オブジェクト(211〜218)の右辺とスイッチオブジェクト(201〜208)の左辺とが直線(共通ポート結線画像)220によって1対1で連絡されている。そして、1本の共通ポート結線画像220が、特定の共通ポートPSmに接続される1系統の光伝送路Lmに対応する。
さらに、スイッチオブジェクト(201〜208)の右辺同士が、コの字型に屈曲する線(スイッチ間結線画像:230)で連絡されて、上記テーブルに基づいて特定された接続関係が表現されている。なお、この例では、スイッチオブジェクト(201〜208)に接続されている前記スイッチ間結線画像230の末端に各1×7光スイッチSWmにおいて、共通ポートPSmと内部接続されている分岐ポートPmnの番号240も表示されている。それによって、通信相手となる2台の光伝送装置(Rm1,Rm2)間の通信経路とともに、各1×7光スイッチSWmにおける分岐ポートPmn同士の接続状態も確認することができるようになっている。
またPC1は、当該接続構成画面200の描出処理に連動して、1×7光スイッチSWmの番号mと分岐ポートPmnの番号nとを対応付けした情報を含む制御信号を生成してLAN50上に送出する。それによって、PC1にて設定した光伝送路(Lm,Lik)の接続状態が実際の光マトリクススイッチ2にて実現される。
もちろん、操作画面100における各装置オブジェクト(111〜118)間の接続関係を記述した情報をファイルにして保存したり、保存したファイルを読み込んで、過去に定義した接続状態を再現させることもできる。
また、一度実現させた光伝送装置(Rm1,Rm2)間の光伝送経路(Lm1−Lik−Lm2)の接続状態を解除(遮断)することもできる。具体的には、接続構成画面200を閉じ、先に図10(A)(B)に示したように、「接続解除」のラジオボタン123をチェックし、連絡状態にある適当な二つの装置オブジェクト(11m1〜1m2:m1,m2=1〜8,m1≠m2)の一方を指示すれば装置間結線画像150が消去される。そして、その状態で、再度「接続構成」ボタン140を指示すれば、実際の光マトリクススイッチ1では、操作画面100にて消去した装置間結線画像150に対応する光伝送経路(Lm1−Lik−Lm2)が遮断される。それによって、例えば、通信状態にある2台の光伝送装置(Rm1,Rm2)間の光伝送路が何らかの原因で遮断される状態を再現することができる。したがって、通信状態にあった光伝送装置(Rm1,Rm2)が光伝送路の遮断に伴って正しい挙動を示すか否かを検証することが可能となる。
===第2の実施例===
光伝送装置には、2系統の光伝送路と接続して、それぞれの系統の光伝送路を介して個別に他の光伝送装置と通信できるものもある。上記制御ソフトは、そのような光伝送装置が光マトリクススイッチに接続される場合にも対応している。以下では、図12に示したように、上記光マトリクススイッチ2に2系統の光伝送路と接続可能な光伝送装置(R11〜R14:以下、R1j、j=1〜4)を4台接続し、その内の3台の光伝送装置(R11,R12,R14)間に光信号の経路を構築する事例を挙げる。そして、この3台の光伝送装置(R11,R12,R14)間で通信経路を設定する際のユーザインタフェースを本発明の第2の実施例として、以下に説明する。
第2の実施例では、先に図5に示したテーブルがすでに記憶されているものとする。ここでは、2系統の共通ポートPSmに1台の光伝送装置R1jが2系統の光伝送路(Lm1,Lm2)を介して接続されることになる。そこで、まず、1台の光伝送装置R1jが接続される2系統の共通ポート(PSm1,PSm2)を指定する必要がある。
図13に第2の実施例における操作画面300の概略図を示した。第1の実施例に対し「グループ」のラジオボタン321と「グループ解除」のラジオボタン322が追加されている。また、特定の二つの共通ポート(PSm1,PSm2)に接続される1台の光伝送装置R1mの名称が、利用者によりあらかじめテキストボックス132に入力されている。この例では、先に図12に示したように、1番目の1×7光スイッチSW1と2番目の1×7光スイッチSW2を一組にして1台の光伝送装置R11が接続されており、3番目と4番目の1×7光スイッチ(SW3,SW4)に1台の光伝送装置R12が接続されている。以後、2系統の共通ポートに1台の光伝送装置が接続されることとする。すなわち、5番目と6番目の1×7光スイッチ(SW5,SW6)に光伝送装置R13、7番目と8番目の1×7光スイッチ(SW7,SW8)に光伝送装置R14がそれぞれ接続されていることとする。
なお、テキストボックス132には、8台の光伝送装置が入力されているが、ここでは、利用者が意図的に末尾の「a」「b」以外の名前を同じにして、1台ごとの光伝送装置R1jが区別できるようにしている。例えば、「光伝送装置R11a」と「光伝送装置R11b」は同じ1台の光伝送装置R11であることを示しており、末尾の「a」「b」は、1台の光伝送装置R11が異なる二つの共通ポート(PS1,PS2)に光伝送路(L1,L2)を介して接続されることを示している。したがって、ここでは、末尾以外が同じ名前の二つ一組の装置オブジェクト(311a,311b〜314a,314b)が1台の光伝送装置R1jに対応している。
ここで、この光伝送装置R1jの名称に従って、2系統一組の共通ポート(PSm1,PSm2)を指定する操作を行う。具体的には、二つの装置オブジェクト(311a,311b〜314a,314b:以下、31ja,31jb)を一組にまとめる。そのために、まず、図14(A)に示したように、「グループ」のラジオボタン321を選択した状態で、二つ一組の一方の装置オブジェクト31ma(31jb)を他方の装置オブジェクト31jb(31ja)に近づけるように移動させる。そして、二つの装置オブジェクト(31ja,31jb)が所定の距離内までに近接すると、図13(B)に示したように、移動してきた方の装置オブジェクト31ja(31jb)が他方のオブジェクト31jb(31ja)と連結する(矢印340)。この例では、略矩形の装置オブジェクト(31ja,31jb)の短辺同士が連結する。
もちろん、二つの装置オブジェクト(31ja,31jb)を連結させるための操作方法は、この例に限らず、例えば、「グループ」のラジオボタン321が選択されている状態で、連続して二つの装置オブジェクト(31ja,31jb)を指示すると、一方の装置オブジェクト31ja(31jb)が他方の装置オブジェクト31jb(31ja)に連結するなど、適宜なユーザインタフェースを採用することができる。
また、連結された二つ一組の装置オブジェクト(装置オブジェクト対:図14(B)、符号312)は、図15に示したように、「配置換え」のラジオボタン121を選択した状態で、一体的に移動させることができる(矢印341)。また、連結を解除するためには、図16(A)に示したように「グループ解除」のラジオボタン322を選択した上で、装置オブジェクト対31mを指示すればよい。連結が解除されたならば、図16(B)に示したように、「配置換え」のラジオボタン121を指示すると、連結状態にあった二つの装置オブジェクト(31ja,31jb)を個別に移動させることができる(矢印342)。
以上のようにして、図17に示したように全ての装置オブジェクト対31jを指定したならば、光伝送装置(R1j1,R1j2:j1=1〜4,j2=1〜4,j1≠j2)間の光信号経路を指定する。第2の実施例では、1台の光伝送装置R1jに2系統の光伝送路(Lm1,Lm2)が接続されることも考慮したユーザインタフェースであるが、光信号の経路自体は、2系統の共通ポート(PSm1,PSm2)によって特定される。したがって、この光信号経路の指定操作は、第1の実施例とほぼ同様である。すなわち、光信号経路の両端にある2系統の共通ポートに対応する二つの装置オブジェクト(31ja,31jb)を指定する操作を行う。
具体的に図18に基づいて説明すると、図18(A)に示したように、「接続」のラジオボタン122をチェックした上で、光信号経路の両端にある2系統の共通ポート(PS2,PS3)に対応する装置オブジェクトの一方312aを指示し、その装置オブジェクト312aを選択状態にして変色させる。次いで、図18(B)に示したように、他方の装置オブジェクト311aを指示すると、先に選択して変色していた装置オブジェクト312aが当初の色に変わるとともに、連続して選択した二つの装置オブジェクト(312a,311a)が装置間結線画像150によって連絡される。
利用者は、以上のようにして、光信号経路の両端となる共通ポート(PSm1,PSm2)に対応する二つの装置オブジェクト(31j1α,31j2β:α,βは、aまたはb)を指定したならば、図19(A)に示したように、「構成切替」ボタン140を指示し、実際の光マトリクススイッチ2において、各光伝送装置R1jに対応する1×7光スイッチSWmの共通ポートPSm間が、分岐ポートPmnを経由してどのように接続されるのかを確認する。
PC1は、当該「構成切替」ボタン140への指示を受け付けると、共通ポートPSmや分岐ポートPmn間の接続関係を上記テーブルに基づいて特定するととともに、操作画面300における装置オブジェクト対31jに対応する2系統の共通ポート(PSm1,PSm2)を特定し、図19(B)に示したように、1台の光伝送装置R1jと、それに接続される2系統の共通ポート(PSm1,PSm2)との対応関係や、分岐ポートPmn間の光伝送路Likを経由した2系統の共通ポート(PSm1,PSm2)間の光信号経路を接続構成画面400に表示する。この例では、操作画面300における一つの装置オブジェクト対31jに対応する一つのオブジェクト(装置対オブジェクト:411,412,414)に二つの装置オブジェクト(R1ja,R1jb)の名前が記載され、その名前の記載位置から対応するスイッチオブジェクト(201〜204,207,208)に共通ポート結線画像220が延長し、装置対オブジェクト(411,412,414)とスイッチオブジェクト(201〜204,207,208)間を連絡している。また、図19(A)に示した操作画面300において、装置オブジェクト対31jを形成していない独立した装置オブジェクト(313a,313b)については、接続構成画面400用の装置オブジェクト(413a,413b)が個別に表示され、それぞれの装置オブジェクト(413a,413b)と、対応するスイッチオブジェクト(205,206)とが、共通ポート結線画像220によって連絡されている。
一方、各スイッチオブジェクト(201〜208)における、分岐ポートPmnに対応する側は、第1の実施例と同様に、コの字型のスイッチ間結線画像230で相互に連絡されて、上記テーブルに基づいて特定された接続関係が表現されている。また、各スイッチオブジェクト(201〜208)におけるスイッチ間結線画像230との接続部分には、第1の実施例と同様に、分岐ポートPmnの番号240が表示されている。
なお、光伝送装置R1jに接続される2系統の光伝送路(Lm1,Lm2)は、順番mが連続する1×7光スイッチの共通ポートに接続されるとは限らない。図20(A)に示した例では、2台の光伝送装置(R11,R12)が1番目と3番目、および2番目と4番目の1×7光スイッチ(SW1,SW3、SW2,SW4)の共通ポート(PS1,PS3、PS2,PS4)に接続されている。このような場合では、図20(B)に示した接続構成画面400bのように、二つの装置オブジェクト(411a,411b、412a,412b)をスイッチ間結線画像230と同様のコの字型の結線画像420で接続するように表示すればよい。
===第3の実施例===
本実施形態に係る制御装置では、一般的な光マトリクススイッチはもちろん、接続ポートに接続されている全ての光伝送装置間での通信を可能にする「完全な」光マトリクススイッチを制御する場合においても優れたユーザインタフェース環境を提供する。ところで、本発明者は、上述した多肢選択型の光スイッチを用いた完全な光マトリクススイッチ2に加え、図25に示した一般的な光マトリクススイッチMXを応用して完全な光マトリクススイッチを創作した。そして、本発明の第3の実施例として、この一般的な光マトリクススイッチを応用した「完全な」光マトリクススイッチを制御する際のユーザインタフェースを挙げる。
図21に、第3の実施例において、PC1の制御対象となる光マトリクススイッチ4の構成を示した。光マトリクススイッチ本体MXは、図25に示した一般的な光マトリクススイッチMXと同じであり、グループ(GrA,GrB)ごとにm系統の接続ポート(PAm,PBm)を備え、合計2m台の光伝送装置を接続することが可能な光マトリクススイッチを使用している。図示した例では、m=8で、1グループ(GrA,GrB)について8系統の接続ポートを備えている。
しかし、第3の実施例における光マトリクススイッチ4は、その本体MXに特徴があるのではなく、全系統の内の半分の接続ポート(PA5b〜PA8b,PB5b〜PB8b)を2系統で一組とし、各組の2系統の接続ポート(PA5b,PA6b、PA7b,PA8b、PB5b,PB6b、PB7b,PB8b)を光マトリクススイッチ本体MXの外部を経由する光伝送路(外部接続経路:LAo,LBo)で相互に接続している構造に特徴を有している。
そして、図21に示した光マトリクススイッチ4では、双方のグループ(GrA,GrB)における8系統の接続ポート(PAm,PBm)の半分の4系統の接続ポート(PA1a〜PA4a,PB1b〜PB4b)が光伝送装置(RA1〜RA4,RB1〜RB4)に接続される接続ポート(装置用接続ポート:PA1a〜PA4a,PB1a〜PB4a)であり、残りの4系統の接続ポート(PA5b〜PA8b,PB5b〜PB8b)が2系統で一組となって外部接続経路(LAo,LBo)によって接続されている外部接続用ポート(PA5b〜PA8b,PB5b〜PB8b)である。
この図21に示した光マトリクススイッチ4を制御対象とするPC1は、その外部記憶装置などに、第1の実施例における上記テーブルに相当する情報(経路接続情報)として、それぞれが異なるグループ(GrA,GrB)に属する特定の2系統の装置用接続ポート(PAx1a,PBx2a:x1=1〜4,x2=1〜4)間を連絡する光マトリクススイッチ本体MX内の経路と、それぞれが同じグループ(GrA、またはGrB)に属する特定の2系統の装置用接続ポート(PAxa,PAya、またはPAxa,PAya:x=1〜4,y=1〜4,x≠y)間を連絡する2系統一組の外部接続用ポート(外部接続ポート対:PAo,PBo)を経由する経路とが記憶されている。第3の実施例では、それぞれが異なるグループ(GrA,GrB)に属する特定の2系統の接続ポート(PAm,PBm)の組に光マトリクススイッチ本体MXに内蔵されている個々の光スイッチ内部の光路接続関係を対応付けした情報と、それぞれが同じグループ(GrA、またはGrB)に属する特定の2系統の装置用接続ポート(PAxa,PAya、またはPBxa,PBya)の組と特定の外部接続ポート対(PBo、またはPAo)における2系統の外部接続用ポート(PBxb,PByb、またはPAxb,PAyb)を対応付けした情報とを記憶している。
そしてPC1は、この経路接続情報を参照することで、異なるグループ(GrA,GrB)に属する特定の2系統の装置用接続ポート(PAx1a,PBx2a)が指定されれば、その2系統の装置用接続ポート(PAx1a,PBx2a)間の経路を特定することができる。また、同じグループ(GrA、またはGrB)に属する2系統の装置用接続ポート(PAxa,PAya、またはPBxa,PBya)が指定されれば、一方の装置用接続ポート(PAxa、またはPBxa)と特定の外部接続ポート対(PBo、またはPAo)における2系統の外部接続用ポートの一方(PBxb、またはPAxb)までの経路と、他方の外部接続用ポート(PByb、またはPAyb)と他方の装置用接続ポート(PAya、またはPBya)までの経路が特定され、同じグループ(GrA、またはGrB)に属する2系統の装置用接続ポート(PAxa,PAya、またはPBxa,PBya)間の経路を特定することができる。
つぎに、上記図21に示した光マトリクススイッチ4を制御するためのPC1におけるユーザインタフェースについて具体的に説明する。図22は、上記の光マトリクススイッチ4を制御する際のユーザインタフェースに関わる画面遷移を示している。基本的なユーザインタフェースは、第1の実施例と同様であり、まず、互いに通信し合う光伝送装置(RAx1,RBx2、またはRAx,RAy、またはRBx,RBy)に対応する2系統一組の装置用接続ポート(PAx1,PBx2、またはPAx,PAy、またはPBx,PBy)を指定する。すなわち、二つの装置オブジェクト(51x1a,51x2b、または51xa,51ya、または51xb,51yb)を装置用結線画像150で連絡するための操作を行い、図22(A)に示したように、互いに通信し合う伝送装置の組(RAx1,PAx2、またはRAx,RAy、またはRBx,RBy)を設定する。
なお、第3の実施例における操作画面500には、光伝送装置(RA1〜RA4,RB1〜RB4)がどちらのグループ(GrA,GrB)の装置用接続ポート(PA1a〜PA4a,PB1a〜PB4a)に接続されているのかを確認できるように、各接続ポート(PA1a〜PA4a,PB1a〜PB4a)を示す「Port A1」〜「Port A4」「Port B1」〜「Port B4」の表示131と、光伝送装置の名称を入力するためのテキストボックス132とが配置されている。
そして、互いに通信し合う伝送装置の組(RAx1,PAx2、またはRAx,RAy、またはRBx,RBy)を設定したならば、「構成切替」ボタン140を指示する。PC1は、この指示を受け付けると、図22(B)に示した接続構成画面600を表示する。この接続構成画面600には、光マトリクススイッチ本体MXに相当する矩形の光マトリクススイッチオブジェクト610が表示されているとともに、その光マトリクススイッチオブジェクト610左右に光伝送装置(RA1〜RA4,RB1〜RB4)に相当する装置オブジェクト(611a〜614a,611b〜614b)が装置用接続ポート(PA1a〜PA4a,PB1a〜PB4a)との対応関係に従って配置されている。そして、各装置オブジェクト611a〜614a,611b〜614b)と光マトリクススイッチオブジェクト610とが光伝送路(LA1〜LA4,LB1〜LB4)に相当する直線620で連絡された状態で表示される。
具体的には、光マトリクススイッチオブジェクト610の表示領域内に異なるグループの接続ポート間(PAx1,PBx2)の経路に相当する直線(内部結線画像)640が表示されるとともに、光マトリクススイッチオブジェクト610の表示領域外には、外部接続経路(LAo,LBo)に相当するコの字型の屈曲線(外部結線画像)が、外部接続用ポート(PA5b〜PA8b,PB5b〜PB8b)との対応関係に従って光マトリクススイッチオブジェクト610の所定の位置に接続している。利用者は、この接続構成画面600により、光伝送装置(RA1〜RA4,RB1〜RB4)間の経路を確認することができる。
また、上記光マトリクススイッチ4は、図23に示した光マトリクススイッチ4bのように変更することも可能である。すなわち、外部接続ポート対(PAo,PBo)を一方のグループGrA(GrB)に一組、他方のグループGrB(GrA)に3組設けた構成とすることもできる。もちろん、一方のグループGrA(GrB)にゼロ組、他方のグループGrB(GrA)に4組設けることもできる。図24に外部接続ポート対(PAo,PBo)を一方のグループGrA(GrB)に一組、他方のグループGrB(GrA)に3組設けた構成の光マトリクススイッチ4bに対応する操作画面500bと接続構成画面600bを示した。図24(A)に示した操作画面500bは、装置用接続ポートの表示131や、テキストボックス132に記入されている光伝送装置の名称、および装置オブジェクト(511a〜516a,511b,512b)の名称が異なるだけで図22(A)に示した操作画面500と同様である。図25(B)に示した接続構成画面600bでは、光マトリクススイッチオブジェクト610の左側に六つの装置オブジェクト(611a〜616a)が配置され、右側に二つの装置オブジェクト(611b,612b)が配置されている。そして、外部結線画像630は、左側に一つ、右側に三つ表示されている。
ところで、この第3の実施例の制御対象となる光マトリクススイッチ(4,4b)は、異なるグループ(GrA,GrB)に属する装置用接続ポート間(PAx1a,PBx2a)は、内部接続経路を一回経由して接続され、同じグループ(GrA、またはGrB)に属する装置用接続ポート間(PAx,PAy、またはPBx,PBy)は、外部接続経路(LAo、またはLBo)を経由して2回内部接続経路を通って接続される。そのため、光信号は、異なるグループ(GrA,GrB)の装置用接続ポート間(PAx1a,PBx2a)の接続経路を通るときより、同じグループ(GrA、またはGrB)の装置用接続ポート間(PAx,PAy、またはPBx,PBy)の接続経路を通るときの方が損失が大きい、そのため、第3の実施例では、例えば、通信し合う2台の光伝送装置の機種の組み合わせが同じであっても、その通信経路の損失に応じた動作を確認するための動作検証システムなどに応用することができる。
この発明は、光伝送路を介して通信する光伝送装置の動作検証を行う用途などに利用可能である。
1 制御装置(PC)、2,4,4b 光マトリクススイッチ、
3 光伝送装置動作検証システム、31〜38 光アダプタ、
40 スイッチング制御部、41 LANポート、42 信号線、50 LAN、
100,300,500,500b 操作画面、
111〜118,211〜218 装置オブジェクト、150 装置間結線画像、
200,400,400b,600,600b 接続構成画面、
201〜208 スイッチオブジェクト、230 スイッチ間結線画像、
311a〜314a,311b〜314b 装置オブジェクト、
411,412,413a,413b,414 装置オブジェクト、
411a,411b,412a,412b 装置オブジェクト、
610 光マトリクススイッチオブジェクト、
611a〜616a,611b〜614b 装置オブジェクト、
630 外部結線画像、640 内部結線画像、
Lik(i=1〜7,k=1〜8,i<k,i≠k) 分岐ポート間の光伝送路、
Lm 共通ポートに接続される光伝送路、
LA1〜LA4 一般的な光マトリクススイッチに接続する光伝送路、
LB1〜LB4 一般的な光マトリクススイッチに接続する光伝送路、
MX 一般的な光マトリクススイッチ、PSm 共通ポート、
Pmn(n=1〜7) 分岐ポート、
PA1〜PA8,PB1〜PB8 接続ポート、
PA1a〜PA6a,PB1a〜PB4a 装置用接続ポート、
PA5b〜PA8b,PB3b〜PB8b 外部接続用ポート、
R1j,Rm,Rm1,Rm2(j=1〜4,m,m1,m2=1〜8) 光伝送装置、
RA1〜RA6,RB1〜RB4 光伝送装置、SWm 1×7光スイッチ

Claims (11)

  1. 1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、内部における光路の接続経路の設定によって複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続することが可能な光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、
    表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部と、制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトから任意の二つの装置オブジェクトが選択されたことを前記表示器に表示する選択処理と、
    前記選択処理で選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させるための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と、
    前記2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチの内部の接続経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理と
    を実行することを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記光マトリクススイッチは、n+1個の1×n光スイッチを有し、
    各1×n光スイッチは、前記接続ポートとなる1系統の共通ポートと、n系統の分岐ポートと、前記共通ポートと前記n系統の分岐ポートのいずれかの1系統とを選択的に接続するための光路切替機構とを有し、
    前記各1×n光スイッチにおける前記n系統の分岐ポートは、他のn個の1×n光スイッチのそれぞれの分岐ポートに接続され、
    前記制御部は、
    前記送信処理の際に、前記二つの装置オブジェクトに対応する前記2系統の接続ポートを前記共通ポートとする二つの1×n光スイッチを指定する指定情報を含む前記制御信号を送信し、
    前記経路表示処理の際に、前記1×n光スイッチに対応するスイッチオブジェクトをn+1個表示するとともに、前記二つの1×n光スイッチに対応する二つのスイッチオブジェクトを結ぶように前記経路画像を表示する
    ことを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記送信処理の際に、前記指定情報によって、前記二つの1×n光スイッチにおいて選択すべき前記分岐ポートを指定し、
    前記経路表示処理の際に、前記二つのスイッチオブジェクトのそれぞれに対応付けて、前記指定情報によって指定された前記分岐ポートの番号をそれぞれ前記経路画像に表示する
    ことを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置。
  4. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記光マトリクススイッチは、第1グループに属する複数の接続ポートと、第2グループに属する複数の接続ポートとを備えており、前記第1グループの前記接続ポートと前記第2グループに属する前記接続ポートとの間を光路で接続可能であるとともに、一方のグループに属する2系統の接続ポートを光伝送路で接続することによって当該光伝送路を経由して他方のグループに属する2系統の接続ポートを光路で接続可能であり、
    前記制御部は、前記選択処理で選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポートが前記他方のグループに属する場合、前記経路表示処理の際に、前記一方のグループに属し前記光伝送路で接続された前記2系統の接続ポートを経由したことを示すように前記経路画像を表示する
    ことを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記選択処理の際に、選択された前記二つの装置オブジェクトを結線画像で連絡するように表示するとともに、利用者の入力に応じて前記装置オブジェクトの位置を移動する
    ことを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置。
  6. 請求項5に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記選択処理の際に、前記2系統の接続ポートに対応する二つの装置オブジェクトをグループ化させた装置オブジェクト対を表示するとともに、前記装置オブジェクト対を構成する前記二つの装置オブジェクトの位置を利用者の入力に応じて一体的に移動する
    ことを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置。
  7. 1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、内部における光路の接続経路の設定によって複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続することが可能な光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部とを備える制御装置に、
    前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトから任意の二つの装置オブジェクトが選択されたことを前記表示器に表示する選択処理と、
    前記選択処理で選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させるための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と、
    前記2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチの内部接続経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理と
    を実行させることを特徴とする光マトリクススイッチの制御用プログラム。
  8. 1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、内部における光路の接続経路の設定によって複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続することが可能な光マトリクススイッチを制御する制御方法であって、
    前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトから任意の二つの装置オブジェクトが選択されたことを前記表示器に表示する選択ステップと、
    前記選択ステップで選択された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させるための制御信号を、制御装置が前記光マトリクススイッチに送信する送信ステップと、
    前記制御信号に基づいて、前記光マトリクススイッチが前記2系統の接続ポート間を光路で接続する接続ステップと、
    前記2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチの内部接続経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示ステップと
    を有する光マトリクススイッチの制御方法。
  9. 1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、内部における光路の接続経路の設定によって複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続することが可能な光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、
    表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部と、制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトのうちの二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチの内部接続経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理と、
    前記経路画像において、前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続が解除されたことを前記表示器に表示する解除表示処理と、
    前記解除表示処理で接続が解除された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続を解除するための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と
    を実行することを特徴とする光マトリクススイッチの制御装置。
  10. 1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、内部における光路の接続経路の設定によって複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続することが可能な光マトリクススイッチを制御するための制御装置であって、表示器と、前記光マトリクススイッチと通信する通信部とを備える制御装置に、
    前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを前記表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトのうちの二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチの内部接続経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示処理と、
    前記経路画像において、前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続が解除されたことを前記表示器に表示する解除表示処理と、
    前記解除表示処理で接続が解除された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続を解除するための制御信号を、前記通信部を介して前記光マトリクススイッチに送信する送信処理と
    を実行させることを特徴とする光マトリクススイッチの制御用プログラム。
  11. 1系統ごとに少なくとも1本の光ファイバを用いた光伝送が行われ、内部における光路の接続経路の設定によって複数の接続ポートのうちの2系統の接続ポート間を光路で接続することが可能な光マトリクススイッチを制御する制御方法であって、
    前記接続ポートに光伝送路を介して接続された光伝送装置に対応する装置オブジェクトを表示器に複数表示するとともに、複数の前記装置オブジェクトのうちの二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間を光路で接続させたときの前記光マトリクススイッチの内部接続経路を示す経路画像を前記表示器に表示する経路表示ステップと、
    前記経路画像において、前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続が解除されたことを前記表示器に表示する解除表示ステップと、
    前記解除表示ステップで接続が解除された前記二つの装置オブジェクトに対応する2系統の接続ポート間の接続を解除するための制御信号を、制御装置が前記光マトリクススイッチに送信する送信ステップと、
    前記制御信号に基づいて、前記光マトリクススイッチが前記2系統の接続ポート間の接続を解除する解除実行ステップと
    を有する光マトリクススイッチの制御方法。
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