JP4789679B2 - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット記録装置、及び前記インクジェット記録装置を用いたインクジェット記録方法に関し、詳しくは、キャリッジの移動速度を制御する記録装置に関するものである。
例えばワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に記録を行うプリンタがある。
プリンタの記録方式としては様々な方式が知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理由でインクジェット方式が近年特に注目されている。また、所望される画像情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを用紙等の記録媒体の搬送方向と交差する走査方向に往復走査させながら記録を行なうシリアル記録方式の記録装置が、安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
特に、シリアル記録方式のインクジェット記録装置は、近年、高解像度化やカラーインクの多色化が進んだことで記録品位が目覚しく向上したことから、急速に普及してきている。このような装置では、インク滴を吐出するノズルの集積密度をあげながら、1ドット当たりのインク吐出量を小さくすることで、更なる高解像度化を実現している。一方、より銀塩写真に迫る画質を実現するために、基本となる4色インク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の他にこれらの濃度を低くした淡インクや、カラーインクの2次色である補完色インク(レッド、ブルー、グリーン)を用いて多階調記録を行っている。このように、記録画像の高品位化のために多彩な技術が展開されている。
更には、この高画質化が進むにつれて懸念される記録スピードの低下に対しても、駆動周波数の向上や、記録走査の往路および復路で記録を行う双方向記録のような技術により良好なスループットが得られている。
しかしながら、上記のように良好なスループットを得るためにキャリッジが高速移動するような場合には、いくつかの弊害(ドットの着弾位置ずれ、吐出安定性など)も懸念されている。
例えば、吐出口から吐出されるインク滴の吐出量が4plで、256個の吐出口を1200dpiピッチで配列した記録ヘッド用いて画像を形成する場合、記録ヘッド両端部に位置する吐出口から吐出されるインク滴の着弾位置が大幅にずれてしまう現象が発生した。以下、この現象を端部よれと称す。図6にインク滴の着弾位置が紙送りの境界にて大きくよれた状態を示す。吐出量が4plで吐出口を1200dpiピッチで配列した記録ヘッド用いて画像を形成する場合、図示のように、記録し始めてからの数滴分のインク滴の着弾位置はよれていない(ずれていない)。しかし、キャリッジが高速化するに伴ってよれはじめ、着弾位置が大きくずれる部分では約50μm程よれる。なお、図6の左側のドット列は、先の走査の搬送方向下流側の吐出口(ノズル)から吐出されたインク滴の着弾位置を示し、右側のドット列は、続く走査の搬送方向上流側の吐出口から吐出されたインク滴の着弾位置を示している。図6に示すように、インク滴の着弾位置がよれることにより、先の走査で記録した領域と、続く走査で記録した領域との間に白いすじ状の線が現れ、画像品が低下してしまう。なお、白いすじ状の線は、紙の地色が白いときにインク滴が付着していない部分が白いすじ状の線となって現れ、紙の地色が他の色であれば他の色のすじ状の線が現れる。
図7に、記録ヘッドの両端部のドットが既によれ始めているとき、キャリッジ方向から見た記録ヘッドの吐出傾向を模式的に示す。図示のように、記録ヘッド両端部の数ノズルは内斜傾向にあることが明らかとなっている。こうした傾向は、キャリッジが高速移動し、且つ4p1のような極小ドットにて画像を形成する場合に特に顕著に見られる。そして、ドットの着弾位置がよれることにより、記録された画像が、視覚特性上白スジとして認知される部分を形成するという問題があった。このため、従来では、所定領域に対して記録ヘッドを複数回走査させて記録するマルチパス記録を行うことで視覚的に白すじを目立たないようにすることが考えられている。マルチパス記録を行うと、1回の記録走査で吐出するインク滴数が減少するため、端部よれの発生が減少する。さらに、マルチパス記録は、記録走査後の記録媒体を搬送する搬送量が、1回の記録走査で記録される搬送方向の幅よりも小さく、キャリッジの先の走査と続く走査とで端部が一致しないため、端部よれが目立たないようにすることができる。しかしながら、上記対策では高速化を阻害してしまうため、更なる高速化には適さないという欠点がある。
そこで、マルチパス記録の際に、複数回の記録走査で画像が形成される所定の領域を分割し、各分割領域における記録デューティを異ならせて記録する記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、所定の領域の両端部を含む分割領域の記録デューティを、その内側に位置する分割領域の記録デューティより小なる値に設定することで、白スジや濃度ムラなどによる画像品質の低下を抑えつつ、高解像度の画像を高速に形成することが可能となる。
また、インク滴の吐出の際には、画像形成に寄与しない極小滴のインクミストや、画像形成には寄与するが画像品位を下げてしまうインクミストよりやや大きいサテライトインクといった小さい霧状の液滴が同時に吐出される。サテライトやインクミストは、キャリッジの高速移動による空気の乱流によって画像形成中のメディアに風紋のような跡を残すため画像品質を低下させる主要因であり、画像品質を向上させるためには、サテライトやインクミストを画像領域外に運ぶ必要がある。
これに対し、キャリッジの移動に伴い発生する気圧差により、吐出口近傍の気圧より低い気圧が発生することで、記録ヘッド面とプラテン間に浮遊したサテライトやインクミストを画像領域外に流すキャリッジ構成の記録装置も考えられている(例えば、特許文献2参照)。また、キャリッジ本体に吸引ファンとフィルターを設けて、キャリッジの主走査方向の動作を利用してキャリッジと平行な方向へ大気を循環させることでインクミストを回収する手段も既に公知である(例えば特許文献3)。
更に、キャリッジ本体に送風ファンを設けて、キャリッジの主走査方向に対して垂直方向に風を送風する手段も公知である(例えば特許文献4)。
特開2002−096455号公報 特開2001−113733号公報 特開平07−025007号公報 特開平06−166173号公報
しかしながら、インクジェット方式では、インク液滴を記録媒体に付着・吸収させることで画像を形成しているので、使用する記録媒体(メディア)によっては様々な問題が生じることがある。例えば、インクが多く吸収された領域の紙面ではコックリング(cockling)と呼ばれる繊維の伸び縮みによる紙浮きやうねりが起きてしまう。このコックリングは、記録媒体のインク吸収特性に応じて生じ、大量のインクを吸収するインク受容層を持たない普通紙のような記録媒体において発生する。コックリングが生じると、記録ヘッドの吐出口が形成される面(ヘッドフェース面)と記録媒体表面が接触・擦れてしまい、記録された画像の品質低下や、記録ヘッドの機能を著しく低下させるという問題があった。
また、このコックリングは、使用する記録媒体だけでなく環境温湿度や記録画像の状態等の様々な要因が影響するので発生を予防することが困難であり、発生位置およびその程度を予測することができない。したがって、コックリングによる影響を鑑みて、記録媒体の種類に応じてヘッドフェース面とメディア表面との間隔(以下、紙間ともいう)を調節するか、またはコックリングが生じた場合でもヘッドフェース面を擦ることのないよう予め広い間隔に固定している。
なお、上述のようにヘッドフェース面とメディア表面の間隔を広くした場合には、端部よれによる白すじがより顕著に現れることが知られている。特に、高解像度記録を行う際には、インク滴の着弾位置の僅かなずれが一つ以上の画素サイズに相当してしまうこともあり、特許文献1の方法では白スジを完全に消滅させることは難しい。また、マルチパスによるパス数(記録走査回数)が少ないような場合にはデューティの高低を極端に付与しずらいために、更なる高速化には適応できないという問題がある。
さらに、ヘッドフェース面とメディア表面の間隔を広くした場合には、ヘッドフェース面とメディア表面との間に乱流が発生しやすいため、インクミストやサテライトに関連した画像欠陥がより顕著に現れることが知られている。従って、特許文献2の方法は、キャリッジの移動に伴い発生する気圧差により記録ヘッドとプラテン間に浮遊したサテライトやインクミストを記録領域外に運ぶものの、その機能は十分ではなく、完全に除去することはできない。更に、記録装置の使用頻度・使用時間が増えると、記録領域外に出したサテライトやインクミストが流路の外壁に付着することで、その機能が低下するおそれがある。また、特許文献3の方法は、インクミスト回収には効果があるものの、キャリッジの双方向印字には対応しておらず、高速印字を達成することができないという問題点がある。
これに対し、特開平07−137398号公報には、紙間またはメディアの厚みのどちらか一方を測定し、測定結果に応じてヘッドと記録媒体との相対位置、相対移動速度、及びインク液滴の飛翔速度の少なくとも一つを制御することが開示されている。この特開平07−137398号公報に記載に技術によると、紙間に応じてキャリッジ移動速度を制御できるため、紙間が広い場合においても白スジやサテライトインクなどの弊害を発生させないよう制御することができる。
しかしながら、上述の制御では紙間に応じてキャリッジ移動速度が制御されるため、例えば、パス数が多く、白すじによる画像欠陥が視覚的に目立ちにくいような場合でも、キャリッジ移動速度を遅くしてしまうおそれがある。同様に、パス数が少なく、白すじによる画像欠陥が視覚的に目立ち易いような場合に、キャリッジ移動速度を速くしてしまうおそれもある。このように、特開平07−137398号公報に記載の技術では、画像欠陥を低減させることが難しく、またスループットの更なる高速化に対応できないという重大な問題があった。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであり、ヘッドフェース面とメディア表面との間隔やパス数に応じて、高速且つ高品位な画像を記録することが可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では下記の構成のいずれかをとることにより達成されることを見出した。
本発明は、インクを吐出するノズルが所定方向に配列された記録ヘッドをキャリッジにより前記所定方向と異なる方向に移動させることにより、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、前記記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジと、記録に使用する記録媒体の種類が普通紙であるか光沢紙であるかを少なくとも識別する識別手段と、前記識別手段で前記普通紙と識別された場合には前記記録ヘッドと前記記録媒体との間の間隔を第1の距離に設定し、前記識別手段で前記光沢紙と識別された場合には前記間隔を前記第1の距離よりも小さな第2の距離に設定する第1設定手段と、前記間隔を検知するための、前記記録媒体の表面に向けて光を照射する照射部と前記記録媒体で反射した反射光を受光する受光部を含む、前記キャリッジに設けられた検知手段と、前記検知手段で検知される値が前記第1設定手段で設定する前記間隔となるように、前記記録媒体に対する前記記録ヘッドの位置を調整する調整手段と、前記記録媒体上の所定領域の画像を完成させるのに要する前記記録ヘッドの移動回数であるパス数を設定する第2設定手段と、前記間隔と前記パス数との組み合わせごとに、前記記録媒体に画像を記録する際の前記キャリッジの移動速度を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段と、前記第1設定手段で設定される前記間隔と前記第2設定手段で設定される前記パス数に基づいて、前記記憶手段に記憶される前記テーブルを参照して求められる前記移動速度で前記キャリッジを移動させて記録を行うよう制御する制御手段とを有し、前記テーブルは、前記パス数が同一の場合には前記普通紙に記録するときに比べて前記光沢紙に記録するときの方が前記移動速度が大きくなり、且つ、前記記録媒体の種類が同一の場合には前記第2設定手段で設定する前記パス数が大きいほど前記移動速度が大きくなるように関係づけられていることを特徴とする。
以上の構成によれば、紙間が狭くてパス数が多く、画像欠陥が目立ちにくい場合にはキャリッジ速度を速くし、紙間が広くてパス数が少なく、画像欠陥が目立ち易い場合にはキャリッジ速度を遅くするので、高速且つ高品位な画像を記録することができる。
本発明によれば、ヘッドフェース面とメディア表面との間隔と、所定領域に対して記録走査を行う回数(パス数)とに応じて、キャリッジ速度を制御するため、高速且つ高品位な画像を記録することが可能となる。
図1から図3は、上述した液体の吐出原理を利用してインクを吐出可能なインクジェット記録装置の構成例を説明するための図である。
[装置本体]
図1及び図2にインクジェット記録方式を用いたプリンタの概略構成を示す。図1において、この実施形態におけるプリンタの装置本体M1000の外郭は、下ケースM1001、上ケースM1002、アクセスカバーM1003及び排出トレイM1004を含む外装部材と、その外装部材内に収納されたシャーシM3019(図2参照)とから構成される。
さらに、排出トレイM1004は、その一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケースM1001の前面部に形成される前記開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイM1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから記録シートが排出可能となると共に排出された記録シートPを順次積載し得るようになっている。
アクセスカバーM1003は、その一端部が上ケースM1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっている。このアクセスカバーM1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジH1000あるいはインクタンクH1900等の交換が可能となる。なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーM1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようになっている。
また、上ケースM1002の後部上面には、電源キーE0018及びレジュームキーE0019が押下可能に設けられると共に、LED E0020が設けられている。電源キーE0018を押下すると、LED E0020が点灯し記録可能であることをオペレータに知らせるものとなっている。また、LED E0020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、プリンタのトラブル等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有する。なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキーE0019を押下することによって記録が再開されるようになっている。
[記録動作機構]
次に、プリンタの装置本体M1000に収納、保持される本実施形態における記録動作機構について説明する。
本実施形態における記録動作機構としては、自動給送部M3022と、搬送部M3029と、記録部と、回復部M5000とから構成されている。自動給送部M3022は、記録紙Pを装置本体内へと自動的に給送する。また、搬送部M3029は、自動給送部から1枚ずつ送出される記録紙Pを所定の記録位置へと導くと共に、記録位置から排出部M3030へと記録紙Pを導く。さらに、記録部は、記録位置に搬送された記録紙Pに所望の記録を行ない、回復部は前記記録部等に対する回復処理を行う。
(記録部)
ここで、記録部について説明するに、その記録部は、キャリッジ軸M4021によって移動可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリッジM4001に着脱可能に搭載される記録ヘッドカートリッジH1000とからなる。
まず、記録部に用いられる記録ヘッドカートリッジについて図3に基づき説明する。
この実施形態における記録ヘッドカートリッジH1000は、図3(a)に示すようにインクを貯留するインクタンクH1900と、このインクタンクH1900から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから吐出させる記録ヘッドH1001とを有する。記録ヘッドH1001は、キャリッジM4001に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式を採るものとなっている。
ここに示す記録ヘッドカートリッジH1000では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタ及びイエローの各色独立のインクタンクH1900が用意されている。さらに、各色のインクタンクH1900は、図3(b)に示すように、それぞれが記録ヘッドH1001に対して着脱自在となっている。
また、記録カートリッジH1000には、距離計測手段としての光学式紙間センサ107を備えている。紙間センサ107は、記録媒体表面またはプラテンに向けて光を照射する照射部と、記録媒体表面またはプラテン上で反射した反射光受光する受光部を有し、紙間センサ107と記録媒体表面またはプラテンとの距離に対応した出力データを送出できるようになっている。
図4は、本実施形態で適用するインクジェット記録装置の制御系の概略ブロック構成を示した図である。記録装置は、ホストコンピュータ300から、記録情報を制御信号として受信する。記録情報は、記録装置内部の入出力インターフェイス301に一時保存されると同時に、記録装置内で処理可能なデータに変換され、記録ヘッド駆動信号の供給手段を兼ねるCPU302に入力される。CPU302は、ROM303に保存されている制御プログラムに基づき、CPU302に入力されたデータをRAM304等の周辺ユニットを用いて処理し、記録装置が記録可能な画像データに変換する。
また、CPU302は、画像データを記録媒体上の適当な位置に記録すべく、画像データに同期して記録媒体および記録ヘッドH1001を移動させるための駆動データを生成し、メディア搬送モータE0002やキャリッジモータE0001を駆動させる。特にキャリッジの駆動データは、CPU302において紙間センサ107からの距離情報とホストコンピュータ300からの記録情報を基に駆動データが生成され、モータドライバ306を介して、キャリッジモータE0001に伝達され、制御されたタイミングで画像が形成される。
(実施例1)
まず、本発明の特徴的構成に係る第1の実施形態を説明する。
図5にこの実施形態に使用するヘッド構成および配列の一例を示す。ここでは、通常のC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の4色あるいは,淡C(淡シアン)、淡M(淡マゼンタ)の各色に応じた合計6種類の記録ヘッドをキャリッジに搭載している。各記録ヘッドは、主走査方向(キャリッジの移動方向)に沿って一列に配列された所謂横並び記録ヘッドとなっている。各記録ヘッドは、主走査方向と直交する方向(縦方向)に沿って2本のノズル列が形成されており、各ノズル列には、それぞれ600dpiのピッチで多数(例えば384個)のノズルが配列されている。但し、各記録ヘッド内の2列のノズル列は、ノズルの配置を互いに半画素づつずらしているため、各記録ヘッドは、実質的には1200dpiのピッチにて縦一列にノズルが配列されたものと同一になっている。
本実施形態における記録装置は、同一の所定領域に対してキャリッジを複数回走査させて画像を形成するマルチパス記録方式を採用している。マルチパス記録は、一つのラインを複数のノズルを用いて画像を形成することにより、ノズル毎のインクの吐出量や吐出方向の微少な違いによる濃度ムラを抑えることができる記録方式である。特に、実施例1では、同一の所定領域に対して画像を形成するためにキャリッジを走査させる記録走査回数(パス数)を6回とした。なお、この6回の記録走査回数で画像を形成することを、6パス記録ともいう。
本実施例では、同じパス数(6パス記録)に対して、インク吸収性が比較的低くコックリングの発生しやすい普通紙に対して記録を行う印字モードと、インク吸収性能が比較的高くコックリングの発生しにくい光沢紙に対して記録を行う印字モードを用いている。なお、使用するメディアをユーザ自身がホストコンピュータにて選択すると、メディアの種類に応じてキャリッジを上下し、記録ヘッドの吐出口が形成される面(ヘッドフェース面)と記録媒体表面との距離(ギャップ、紙間ともいう)とを変更される。なお、不示図のキャリッジ昇降モータが駆動することで、キャリッジが上下する。本実施形態においては、プリンタドライバで入力されたメディアの種類に応じて、自動でキャリッジが上下する構成である。プリンタドライバで普通紙が入力された場合は紙間が2.3mmに、光沢紙が入力された場合は紙間1.3mmに調節されるようになっている。
また、本実施例における印字モードにおいては、端ヨレに起因する白スジやサテライトインクに起因した風紋状の画像欠陥の発生しないキャリッジの移動速度に設定されている。例えば普通紙(紙間2.3mm)6パス記録の場合には25inch/secである。これに対しコックリングの少ない光沢紙を用いた場合には、紙間1.3mmに調節されるため、白スジや風紋状の画像欠陥は視覚的に目立ちにくく、キャリッジの移動速度を50inch/secにて駆動することが可能となる。
図8は、記録装置内の制御系における光沢紙でのキャリッジ移動速度の決定処理を説明するフローチャートである。
ホストコンピュータからメディア種類の選択情報が入力されると(S1001)、キャリッジ昇降モータを駆動させ(S1002)、キャリッジM4001を自動で昇降させるとともに光学式紙間センサ107が紙間を計測する。紙間センサから送出された計測値が1.3mmであることを判別すると(S1003)、キャリッジ昇降モータは停止して(S1004)、光学式紙間センサは紙間が1.3mmであることをCPU302へ送出する。CPU302では前記紙間の計測値と、ホストコンピュータから入力されるマルチパス数により(S1005)、ROMに内蔵されている紙間距離とマルチパス数とのテーブルを参照してキャリッジの移動速度を決定する(S1006)。さらに、CPU302は、キャリッジの駆動データをモータドライバに転送するようになっている。
図9は、本発明における効果を評価した評価結果の一覧である。従来例では普通紙モードにおける評価結果を表記しており、印字モードは6パス記録において紙間を2.3mm、キャリッジの移動速度を25inch/secとしている。
評価項目は、端部よれに起因した白スジ、およびサテライトインクに起因した風紋状のムラである。評価は各色100%デューティ印字のベタ画像にて行い、各色毎に評価を行った後に6色での評価結果の平均をとった。評価点は、◎、〇、△、×、××、の5段階評価とし、◎〜〇は目視にて判別不能レベル、△は明視距離30cmにて目立つレベル、×〜××は明視距離1mにて目立つレベルとした。また、同時にA4サイズ用紙1枚の印字開始〜印字終了までの時間を計測し、それぞれの評価に併記している。
従来例では普通紙での印字モードとしているため、紙間が2.3mmと広く、端ヨレやサテライトインクの影響を受けやすいため、キャリッジの移動速度は25inch/secに設定されている。この場合、A4サイズ用紙1枚の印字時間は48秒であった。
一方、本発明の実施例によればメディア種類の選択情報により紙間を自動調整する構成となっており、光沢紙の場合にはコックリングの発生がほとんどないため紙間を1.3mmに調整できる。ここで図9にはキャリッジの移動速度を従来例と同じ25inch/secから50inch/sec,70inch/secと高速化させていった場合に、従来例と同様に6パス記録を行った場合の評価結果を表記している。キャリッジの移動速度が25inch/secの場合には、紙間が従来例と比較して狭くなっている(2.3mm→1.3mm)ため、端ヨレやサテライトインクの影響を受けにくく、評価結果は従来例より高い◎レベルであった。この場合のA4サイズ用紙1枚の印字時間は従来例と同様に48秒である。キャリッジの移動速度を50inch/secとした場合には、従来例と比較して端ヨレやサテライトインクの影響を若干受けやすいものの、紙間が1.3mmに設定されているために評価としては従来例と同様の○レベルであった。A4サイズ1枚の印字時間はキャリッジの移動速度が高速化しているために、29秒という結果になっている。ここで、キャリッジの移動速度を70inch/secまで高速化した場合の評価結果は、紙間が1.3mmに設定されていても端ヨレやサテライトインクの影響が大きく、従来例より評価の悪い×レベルとなってしまった。従って、本実施例において、ユーザが光沢紙で6パス記録を選択した場合には、紙間(1.3mm)に基づいてキャリッジの移動速度を50inch/secとするために、記録に要する時間を48秒から29秒に短縮することができ、かつ従来例と同等の画像品位が得られる。
以上説明したように本実施例によれば、キャリッジに具備された紙間センサによる検知結果と、プリンタドライバから得られるパス数とに基づいて、キャリッジの移動速度を適正化させるので、メディア種類やマルチパス数に最適な高画質の達成と、更なる高速記録が可能となる。
なお、本実施例においては、ホストコンピュータから送出されたメディア種類情報に基づいてキャリッジを自動で上下させる自動紙間調整機構を具備した記録装置を用いた。しかし、紙間自体を複数段階に調整できる構成であれば、紙間レバーなどの方法でユーザが調整を行い、そのポジションを検知するポジションセンサなどにより紙間距離の情報を送出するような構成であっても、その効果を限定するものではない。
また、本実施例においては、メディア種類情報をホストコンピュータから送出される構成となっているが、メディアセンサにより自動で検知したメディア種類に基づいて紙間調整を行う構成であってもよい。つまり、メディアの種類を判別できる機構が備わっていればどのような構成であってもその効果は限定されるものではない。
(実施例2)
本実施例においては、実施例1と同様に光沢紙を用いた場合に、ホストコンピュータから送出されるマルチパス数が2パス記録であるような場合にキャリッジ移動速度を制御すること以外は、実施例1と同様の形態の記録装置を用いた。
図10は、実施例1と同様の評価内容にて、本実施例における効果を評価した評価結果の一覧である。従来例としてマルチパス数が6パス記録の場合の評価結果も併記してある。6パス記録の場合には、白スジや風紋状の画像欠陥が視覚的に目立ちにくいため、キャリッジ移動速度を50inch/secに制御することが可能で、スループットもA4サイズ用紙1枚印字において29秒という結果となっている。一方、2パス記録を行う場合には、白スジや風紋状の画像欠陥が視覚的に目立ちやすくなるため、従来例と同様の50inch/secでの駆動を行った場合には評価結果が△レベルになってしまう。この場合、キャリッジの移動速度を40inch/secとすることで評価結果は○レベルとなり、白スジや風紋状の画像欠陥を改善するとともに最適なスループット(13秒)を達成することができる。従って、本実施例においては、ユーザが光沢紙で2パス記録を選択した場合には、紙間が1.3mmに自動的に設定され、その情報を基にキャリッジの移動速度を40inch/secとする。そのため、画像欠陥の発生を抑制するとともにスループットを29秒から13秒へと高速化することが可能である。
以上説明したように本実施例によれば、またホストコンピュータにより判別されるマルチパス数が変更された場合であっても、キャリッジの移動速度を適正化させることで、メディア種類やマルチパス数に最適な高画質の達成と、更なる高速記録を行うことができる。
なお、本実施例においてはコックリングの発生しにくい光沢紙における6パス記録と2パス記録の場合に、キャリッジの移動速度を50inch/secから40inch/secに制御する形態の記録装置を用いた。同様に、コックリングが生じやすい普通紙やその他のメディアに関しても、紙間とパス数に応じて適宜最適な画質と速度に合わせたキャリッジ移動速度に制御すればよく、そのマルチパス数やメディア種類によって効果が限定されるものではない。
本発明のインクジェット記録装置の一実施形態を説明するための外観の斜視図である。 図1に示すプリンタの外装部材を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施例によるプリンタに用いる記録ヘッドカートリッジの斜視図である。 本発明の実施形態1の記録ヘッド制御ブロックの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に使用する記録ヘッドの構成を示す説明図である。 記録ヘッドの端部に発生するインクドットのよれ発生現象を平面方向からみた説明図である。 記録ヘッドの端部に発生するインクドットのよれ発生現象を記録ヘッドの正面方向からみた説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるキャリッジ移動速度の決定フローを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態適用における効果を示す評価結果表である。 本発明の第2の実施形態適用における効果を示す評価結果表である。
符号の説明
M1000 装置本体
M1003 アクセスカバー
M1004 排出トレイ
M3001 LFローラ
M3019 シャーシ
M3022 自動給送部
M3029 搬送部
M3030 排出部
M4001 キャリッジ
M4021 キャリッジ軸
M5000 回復系ユニット
E0001 キャリッジモータ
E0002 LFモータ
E0018 電源キー
E0019 リジュームキー
E0020 LED
H1000 記録ヘッドカートリッジ
H1001 記録ヘッド
H1900 インクタンク
300 ホストコンピュータ
301 入出力インターフェイス
302 CPU
303 ROM
304 RAM
305 モータドライバ
307 ヘッドドライバ
107 紙間センサ
108 キャリッジ昇降モータ

Claims (3)

  1. インクを吐出すノズル所定方向に配列された記録ヘッドをキャリッジにより前記所定方向と異なる方向に移動させることにより、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
    記録に使用する記録媒体の種類が普通紙であるか光沢紙であるかを少なくとも識別する識別手段と、
    前記識別手段で前記普通紙と識別された場合には前記記録ヘッドと前記記録媒体との間の間隔を第1の距離に設定し、前記識別手段で前記光沢紙と識別された場合には前記間隔を前記第1の距離よりも小さな第2の距離に設定する第1設定手段と、
    前記間隔を検知するための、前記記録媒体の表面に向けて光を照射する照射部と前記記録媒体で反射した反射光を受光する受光部を含む、前記キャリッジに設けられた検知手段と、
    前記検知手段で検知される値が前記第1設定手段で設定する前記間隔となるように、前記記録媒体に対する前記記録ヘッドの位置を調整する調整手段と、
    前記記録媒体上の所定領域の画像を完成させるのに要する前記記録ヘッドの移動回数であるパス数を設定する第2設定手段と、
    前記間隔と前記パス数との組み合わせごとに、前記記録媒体に画像を記録する際の前記キャリッジの移動速度を対応付けたテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記第1設定手段で設定される前記間隔と前記第2設定手段で設定される前記パス数に基づいて、前記記憶手段に記憶される前記テーブルを参照して求められる前記移動速度で前記キャリッジを移動させて記録を行うよう制御する制御手段と、
    を有し、
    前記テーブルは、前記パス数が同一の場合には前記普通紙に記録するときに比べて前記光沢紙に記録するときの方が前記移動速度が大きくなり、且つ、前記記録媒体の種類が同一の場合には前記第2設定手段で設定する前記パス数が大きいほど前記移動速度が大きくなるように関係づけられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インクジェット記録装置に接続されたホスト装置より送信される、前記記録媒体の種類に関する情報および前記パス数に関する情報を取得する取得手段を有することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録媒体の種類を検知するメディアセンサを有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置
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