JP4789331B2 - 電池セパレータロール製品の梱包方法 - Google Patents

電池セパレータロール製品の梱包方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続した長尺帯状のシートからなる電池セパレータ材をロール状に巻回してなる電池セパレータロール製品の梱包方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような電池セパレータロール製品は、製品幅に合わせた所定幅を有する紙管に連続した長尺セパレータ材を所定長さに巻き取った形態とされ、例えば、厚さ2.65mm×幅152mm×長さ260mの標準的なロール製品(巻き直径1m)で製品総重量は約20kgにもなる。また、電池セパレータ材は、通常、薄い紙状物からできているため、保管時や移送時あるいは取扱い時等に、外部から濡れ、汚れ、傷、変形等を受け易い。このため、ロール製品を搬送する際には、通常ロール製品を1本ごとに1つの段ボール箱に収容する梱包形態をとっている。ただし、製品幅や製品巻き直径が比較的小さくて軽量の製品の場合には、1つの段ボール箱に複数のロール製品を収容している。また、段ボール箱にロール製品を収容する場合、製品の端面(円形面)を保護するため、1辺の長さが製品巻き直径と略同寸法の正方形からなる段ボール製保護板を製品の両端面に配するようにしている。このような段ボール箱や保護板は、製品の幅寸法や巻き直径に応じて各種サイズのものを用意する必要があり、品種が多種にわたる場合には、それだけ多くの種類を揃えておかなければならない。特に、段ボール箱の場合は、製品の幅寸法と巻き直径の両方の組み合わせから箱のサイズが決まるため、種類が多くなりがちである。
また、このように段ボール箱に収容され梱包されたロール製品は、通常、生産者(セパレータメーカー)からユーザー(電池メーカー)へ向けて輸送された後、ユーザー側において、開梱後に不要となった段ボール箱及び保護板は、再び生産者の元へ返送されるシステム(通箱システム)になっており、段ボール箱及び保護板は繰り返し使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来では、製品を段ボール箱に収容して梱包する形態をとっていたため、製品の種別ごとに外形寸法の異なる複数種類の箱を用意しておく必要があり、コストが嵩む上、在庫管理が面倒であった。また、段ボール箱を使用することから、箱の組立作業が必要となるため、面倒な作業となる上、人件費が嵩む。また、箱を予め組み立てておく場合には、保管スペースを大きくとる上、使用時には保管場所からの移動が必要となる。また、通箱システムでは、使用済み箱の輸送が必要となるため、コストが嵩む。また、使用後の箱は、輸送や再使用に備えて、折り畳んだり梱包テープを除去したりする必要があり、面倒な作業となる上、人件費が嵩む。また、使用後の箱は、異種の箱同士が混在してしまうため、再使用に備えて、種類ごとに選別しておく必要があり、面倒な作業となる上、人件費が嵩むというような問題を有していた。
【0004】
最近では、段ボール箱等の容器を使用することなく、製品を裸のままパレット上に積み上げ、その周囲をストレッチフィルムで被覆、包装する梱包形態をとる製品も多くなってきている。したがって、電池セパレータロール製品においても、このような梱包形態がとれれば、上記したような従来の問題点を解消することも可能となってくる。しかしながら、このような梱包形態がとれる製品とは、ストレッチ包装によるフィルムの収縮力に伴う大きな外圧に耐えられるような、あるいは外圧により品質低下を招きにくい製品である場合がほとんどであり、薄い紙状物からできており、しかも、濡れ、汚れ、傷、変形等のちょっとした外傷が品質に多大な影響を及ぼす電池セパレータ製品にとっては、このような梱包形態をとることは容易ではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは、鋭意研究した結果、次に示すような発明をするに至った。
すなわち、本発明の電池セパレータロール製品の梱包方法は、請求項1記載の通り、連続した長尺帯状のシートからなる電池セパレータ材をロール状に巻回してなる電池セパレータロール製品の梱包方法であって、両端面(円形面)に製品巻き直径よりも大きい円形保護板を配したロール製品を、軸心方向が鉛直となるようにしてパレット上に複数個同心状に積み重ねた後、その外周全体にストレッチフィルムを巻き付け、該積重体をパレットと一体に被覆、包装するものであり、前記円形保護板は、周縁部の略等間隔にある2箇所以上に製品幅寸法の2/3〜3/3程度の長さを有する折曲片が延設されたものであり、製品の両端面に配する2枚の円形保護板を各々の各折曲片同士が対向位置となるように配し、該折曲片を製品側(製品を包む方向)に略90゜折り曲げて対向する折曲片同士を重ね合わせることで、前記円形保護板により製品の端面部周囲の少なくとも2箇所に製品の一端面から周面、更に他端面へと連なる保護面(製品保護部位)を形成するようにした状態でストレッチフィルムを巻き付けるようにしたことを特徴とする
また、請求項2記載の電池セパレータロール製品の梱包方法は、請求項1記載の電池セパレータロール製品の梱包方法において、前記円形保護板は、直径が製品巻き直径より20〜200mm、好ましくは40〜100mm大きいものであることを特徴とする。
また、請求項3記載の電池セパレータロール製品の梱包方法は、請求項1又は2に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法において、前記円形保護板の材質が段ボールあるいはプラスチックであることを特徴とする。
また、請求項4記載の電池セパレータロール製品の梱包方法は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法において、前記積重体の上下面の各々に対して非通気性のシート又は袋を敷くかあるいは被せ、上面及び下面のそれぞれ全面とそれに連なる側面の少なくとも一部を覆った後、この上に重ねるようにしてストレッチフィルムを巻き付けて、積重体全体を密封するようにしたことを特徴とする。
また、請求項5記載の電池セパレータロール製品の梱包方法は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法において、略円柱体となした前記積重体の側面周囲の略等間隔にある2箇所以上に、長辺が該積重体の高さ寸法と略同寸法かやや長い長尺矩形保護板を鉛直方向に配し、この上からストレッチフィルムを巻き付けるようにしたことを特徴とする。
また、請求項6記載の電池セパレータロール製品の梱包方法は、請求項5記載の電池セパレータロール製品の梱包方法において、前記長尺矩形保護板の材質が段ボールあるいはプラスチックであることを特徴とする。
また、請求項7記載の電池セパレータロール製品の梱包方法は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法において、前記積重体をパレットと一体に被覆、包装するようにして得た梱包体を上下に2段積みし、上下の前記梱包体同士を、その上からストレッチフィルムを上下の前記梱包体にまたがるようにX字状に巻き付けるようにして連結することを特徴とする。
また、請求項8記載の電池セパレータロール製品の梱包方法は、請求項1乃至7の何れか1項に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法において、前記電池セパレータ材が薄い紙状物であることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の電池セパレータロール製品の梱包方法では、ロール製品に対して、両端面(円形面)に製品巻き直径よりも大きい円形保護板を配した上で、パレット上に積み上げる必要がある。このようにすることで、裸のまま積み上げたロール製品に対してストレッチ包装を行ったとしても、フィルムからの外圧は保護板にのみかかるため、製品が直接圧力を受けることはなく、製品にフィルムが触れることもない。したがって、ロール製品は、梱包に伴う傷や変形等を受けることなく完全に保護される。
【0007】
また、円形保護板の直径は、ロール製品の巻き直径に合わせて適当なサイズに決められるが、通常、製品巻き直径より20〜200mm、好ましくは40〜100mm大きいものであれば、上記したような機能を十分に発揮させることが可能である。また、保護板の形状は、円形である方が、ストレッチフィルムを巻き付け易く、ストレッチフィルムが破れにくいといった点で有利である。また、梱包体を極力コンパクト化できるメリットもある。また、保護板の材質は、ある程度の剛性を有するものであれば特に限定しないが、後記するように、周縁部に折曲片を延設する場合もあり得ることから、自由に折曲げ可能であることが望ましく、段ボールあるいはプラスチックとするのが望ましい。また、保護板の中心部分に、ドーナツ形状(端面から見た場合)のロール製品の紙管外径よりもやや大きい径の円形の穴を開けておくようにすれば、ロール製品を同心状に積み上げる際に、位置合わせがし易くなる。
【0008】
また、前記円形保護板は、周縁部の略等間隔にある2箇所以上に製品幅寸法の2/3〜3/3程度の長さを有する折曲片が延設されていることが望ましい。そして、梱包時には、製品の両端面に配された2枚の円形保護板にある該折曲片を製品側に(製品を包む方向に)略90゜折り曲げて対向する該折曲片同士を重ね合わせるようにしておくことが望ましい。このようにすることのメリットとして、次のような点が挙げられる。生産者(セパレータメーカー)からユーザー(電池メーカー)へ輸送されたロール製品は、ユーザー側において、梱包体を開梱された後、1本ずつパレットから降ろされ巻戻機へと取り付けられることになるが、その際、梱包時に軸心方向を鉛直方向に向けてあった(水平方向に寝かせてあった)ロール製品を、取扱い上、軸心方向を水平方向に向ける(鉛直方向に立ち起こす)必要がある。その際には、製品面と製品端面との境界部分(直角部分)が支点となるため、該部分に大きな力が加わることになる。しかし、上記のような構成とすることにより、ロール製品の端面部周囲の少なくとも2箇所には、製品端面から製品面にかけて折曲片によって完全保護された部分(折曲片保護部)が存在することから、該折曲片保護部を支点として鉛直方向に立ち起こすようにすれば、ロール製品を濡れ、汚れ、傷、変形等から守ることができる(図4参照)。
【0009】
また、本発明の電池セパレータロール製品の梱包方法では、ロール製品を複数段に積み重ねて形成された積重体の上下面の各々に対して非通気性のシート又は袋を敷くかあるいは被せ、上面及び下面のそれぞれ全面とそれに連なる側面の少なくとも一部を覆った後、この上に重ねるようにストレッチフィルムを巻くようにするのが望ましい。このようにすることで、該積重体全体を密封状態に梱包できるので、水滴や湿気から守ることが可能となる。
【0010】
また、本発明の電池セパレータロール製品の梱包方法では、略円柱体となした積重体の側面周囲の略等間隔にある2箇所以上に、長辺が該積重体の高さ寸法と略同寸法かやや長い長尺矩形保護板を鉛直方向に配し、この上からストレッチフィルムを巻くようにするのが望ましい。このようにすることで、積重体の荷崩れを防止することができるとともに、製品の保護が図れる。また、長尺矩形保護板の材質は、ある程度の剛性を有するものであれば特に限定しないが、長辺を積重体の高さ寸法よりも長くした場合には、積重体の側面から延長して上面及び/又は下面にも配するようになるため、自由に折曲げ可能であることが望ましく、段ボールあるいはプラスチックとするのが望ましい。
【0011】
【実施例】
次に、本発明の電池セパレータロール製品の梱包方法を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明による電池セパレータロール製品の梱包形態の一実施例を示す正面図で、パレット梱包体を上下に2段積みした状態を示す図であり、図2は同斜視図である。
図1及び図2の梱包体では、まず、図3に示したように、各1台のパレット1に付きロール製品20を6本積み重ねてストレッチフィルム2で梱包してパレット1台分の梱包体を完成させた上で、該梱包体2体を上下に積み重ねて、1つの梱包体としている。
【0012】
詳しくは、前記各ロール製品20は、厚さ2.65mm、幅152mmの連続した長尺帯状の薄い紙状物からなる電池セパレータ材をロール状に巻回してなる電池セパレータロール製品であって、各パレット1には、各ロール製品20の図面で上下方向に位置する円形端面20a,20aに製品巻き直径よりも大きい段ボール製の円形保護板3が配された状態で、6本のロール製品20が軸心方向を鉛直に向けられて同心状に積み重ねられている。
【0013】
尚、前記円形保護板3は、図5に示される通り、直径がロール製品20の巻き直径より大き目の真円形に形成され、中心にロール製品20の紙管外径よりもやや大きい径の円形の穴3aが穿設され、円形保護板3を配したロール製品20をパレット1上に積み上げる際に、中心位置を合わせやすいようになっている。また、該円形保護板3の周縁部には、直径方向に対向する位置の2箇所に製品幅寸法の2/3〜3/3程度の長さを有する折曲片3bが延設されている。この折曲片3bは、図6に示される通り、ロール製品20の両端面20a,20aに配する2枚の保護板3,3の各々の各折曲片3b,3b同士が対向位置となるように配され、該折曲片3b,3bをロール製品20側(製品を包む方向)に略90゜折り曲げて、対向する折曲片3b,3b同士を重ね合わせた状態にしてある。かくして、ロール製品20は2枚の円形保護板3,3で挟持され、ストレッチフィルム2による圧力がロール製品に直接及ばないようになっている。また、前記重なり合った折曲片3b,3bによって、円形保護板3はロール製品20の端面20aの定位置に位置決めされ、ロール製品20の周面を保護することになる。また、ロール製品20を、図4に示すような鉛直方向に起こす際に、この重なり合った折曲片3b,3bによってロール製品20が保護されることになる。
【0014】
また、本実施例では、前記6本のロール製品20を積み重ねてなる積重体の上下面の各々に対してポリエチレン製の非通気性シート4を被せ、該積重体の上面及び下面のそれぞれ全面とそれに連なる側面の少なくとも一部を覆った後、この上に重ねるようにしてストレッチフィルム2を2重に巻き付けて、該積重体全体を密封するようにした。
【0015】
また、本実施例では、略円柱体となした前記積重体の側面周囲の略等間隔にある2箇所に、長辺が該積重体の高さ寸法よりやや長い段ボール製の長尺矩形保護板5を鉛直方向に配し、この上からストレッチフィルム2を巻き付けるようにした。
【0016】
また、本実施例では、2つのパレット梱包体を上下に積み重ねて1つの梱包体としているが、上下のパレット梱包体同士は、さらに上からポリエチレン製のストレッチフィルム6を両梱包体にかけてX字状に巻き付けるようにすることで、強固に連結し、輸送時の荷崩れの危険性をないようにした。
【0017】
尚、図中7は上段のパレット梱包体を下段のパレット梱包体の上に積み重ねる際の位置合わせをしやすくするために用いる位置合わせ用角段ボールを示す。
【0018】
尚、本実施例では、パレット1台に付き幅152mmのロール製品を6本積み重ねてパレット梱包体を作製しこれを上下に2体積み重ねるようにしたが、この場合、別の方法として、パレット1台に付き12本のロール製品を積み上げる方法も考えられるが、この方法では、ロール製品の積み降ろしがやりにくくなり返って非効率的となるので、好ましくない。
【0019】
パレット梱包体を2つに分けて2段積みする場合には、梱包時には2つの梱包体をそれぞれ別々に積み上げた後、フォークリフトやホイスト等を使って2段積みすればよく、開梱時には上段の梱包体をフォークリフトやホイスト等を使って床面に降ろした後、ロール製品を取り出すようにすれば済む。パレット1台に積み上げることのできる高さの上限は、約1.2mを目安としている。図示の例では、製品幅が152mmであるので積み上げ本数は6本としている。尚、パレット梱包体を2段積みとすることのメリットは、トラック輸送効率を向上できる(トラックの単位容積当たりに積載できる梱包体量を多くできる)点である。
【0020】
次に、本発明を具体的梱包例に基づきさらに詳細に説明する。ここでは、厚さ2.65mm×幅152mm×長さ260mの標準的電池セパレータロール製品を例にとって説明する。
(従来例)
表1に示すように、従来の段ボール箱梱包の場合、ユーザーの要望により箱の種類は増える傾向にあり、当社例では8種類の箱を使用している。また、箱の種類の増加に伴い、製品端面を保護する保護板の種類も増え、4種類を使用している。また、該保護板の使用枚数は、ロール製品の幅が広くても狭くても、同様に2枚ずつ使用するため、使用量が多い。さらに、吸湿を防ぐためポリエチレン袋を使用する場合、箱のサイズに応じて5種類を使用している。以上のことから、表1に示されるように梱包材料品種が多いため、管理と作業の工数が非常に多いものとなっている。
【0021】
(実施例)
これに対し、実施例では、段ボール箱は使用しなくても済む。また、製品端面を保護する円形保護板も1種類でよい。また、該円形保護板の使用枚数は、ロール製品の幅が広くても狭くても複数本を重ねて150〜200mmとすれば、重ねられたロール製品の合計幅がこの範囲内であれば該円形保護板の直径が製品巻き直径より大きいためにストレッチフィルムと製品とが接触することがないので、高さ2m当たり24枚と一定で済む。さらに、吸湿を防ぐためのポリエチレン袋は、同じポリエチレン材質のストレッチフィルムで2〜3重に包むため、不要となる。以上のことから、梱包材料品種が少ないため、管理と作業の工数が減り、費用も低減できる。
【0022】
【表1】
Figure 0004789331
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電池セパレータロール製品の梱包方法によれば、梱包箱をなくすることができ、それに伴い、1箱ごとの荷積み荷卸作業が廃止でき、梱包費用も低減でき、さらには、箱の在庫管理、箱の保管場所からの移動、箱の組立作業、納入された箱の廃棄作業をなくすることができる。
また、リサイクル対象はパレット、保護板のみとなり、従来のリサイクル専用の人員の配置は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電池セパレータロール製品の梱包形態の一実施例を示す正面図で、パレット梱包体を上下に2段積みした状態を示す図
【図2】 同斜視図
【図3】 図2の実施例において2段積みする前の状態を示す図
【図4】 円形保護板で挟持されたロール製品を鉛直方向に立てた状態の斜視図
【図5】 円形保護板の正面図
【図6】 円形保護板で挟持された状態のロール製品の正面図
【符号の説明】
1 パレット
2 ストレッチフィルム
3 円形保護板
3a穴
3b折曲片
4 非通気性シート
5 長尺矩形保護板
6 ストレッチフィルム
7 位置合わせ用角段ボール
20 ロール製品
20a円形端面

Claims (8)

  1. 連続した長尺帯状のシートからなる電池セパレータ材をロール状に巻回してなる電池セパレータロール製品の梱包方法であって、
    両端面(円形面)に製品巻き直径よりも大きい円形保護板を配したロール製品を、軸心方向が鉛直となるようにしてパレット上に複数個同心状に積み重ねた後、その外周全体にストレッチフィルムを巻き付け、該積重体をパレットと一体に被覆、包装するものであり、
    前記円形保護板は、周縁部の略等間隔にある2箇所以上に製品幅寸法の2/3〜3/3程度の長さを有する折曲片が延設されたものであり、製品の両端面に配する2枚の円形保護板を各々の各折曲片同士が対向位置となるように配し、該折曲片を製品側(製品を包む方向)に略90゜折り曲げて対向する折曲片同士を重ね合わせることで、前記円形保護板により製品の端面部周囲の少なくとも2箇所に製品の一端面から周面、更に他端面へと連なる保護面(製品保護部位)を形成するようにした状態でストレッチフィルムを巻き付けるようにしたことを特徴とする電池セパレータロール製品の梱包方法。
  2. 前記円形保護板は、直径が製品巻き直径より20〜200mm、好ましくは40〜100mm大きいものであることを特徴とする請求項1記載の電池セパレータロール製品の梱包方法。
  3. 前記円形保護板の材質が段ボールあるいはプラスチックであることを特徴とする請求項1又は2記載の電池セパレータロール製品の梱包方法。
  4. 前記積重体の上下面の各々に対して非通気性のシート又は袋を敷くかあるいは被せ、上面及び下面のそれぞれ全面とそれに連なる側面の少なくとも一部を覆った後、この上に重ねるようにしてストレッチフィルムを巻き付けて、積重体全体を密封するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法。
  5. 略円柱体となした前記積重体の側面周囲の略等間隔にある2箇所以上に、長辺が該積重体の高さ寸法と略同寸法かやや長い長尺矩形保護板を鉛直方向に配し、この上からストレッチフィルムを巻き付けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法。
  6. 前記長尺矩形保護板の材質が段ボールあるいはプラスチックであることを特徴とする請求項5記載の電池セパレータロール製品の梱包方法。
  7. 前記積重体をパレットと一体に被覆、包装するようにして得た梱包体を上下に2段積みし、上下の前記梱包体同士を、その上からストレッチフィルムを上下の前記梱包体にまたがるようにX字状に巻き付けるようにして連結することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法。
  8. 前記電池セパレータ材が薄い紙状物であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の電池セパレータロール製品の梱包方法。
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