JP4785291B2

JP4785291B2 - Pipeline closure

Info

Publication number: JP4785291B2
Application number: JP2001231549A
Authority: JP
Inventors: 志伸佐竹; 毅本間; 正勝兵藤
Original assignee: Ashimori Industry Co Ltd; Tokyo Gas Co Ltd
Current assignee: Ashimori Industry Co Ltd; Tokyo Gas Co Ltd
Priority date: 2001-07-31
Filing date: 2001-07-31
Publication date: 2011-10-05
Anticipated expiration: 2021-07-31
Also published as: JP2003042385A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は管路の閉鎖具に関するものであって、特にガス導管などの管路における活管路の一部を一時的に閉鎖して管工事を行うに際し、閉鎖が不十分でガスなどが漏出する恐れがある時に、補助的にさらに確実に管路を閉鎖するために使用する閉鎖具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般にガス導管においては、広範囲の導管のガスの流通を遮断することは、市民生活に多大の影響を与える。また一旦遮断したガスの流通を再開するためには、遮断箇所から各家庭の末端の個々のガス器具に至るガスの流通を確認しなければならず、多大の労力を要する。
【０００３】
そのためガス導管の工事を行うときには、図１に示すように、ガス導管へのガスの流通を確保しつつ、工事を行う区間の両側において導管１の壁面に透孔２を穿設し、当該透孔２から導管１内にエアバッグ３を挿入し、そのエアバッグ３を圧縮空気で膨らませて導管１を閉鎖し、その閉鎖した間の導管１′を切断して必要な工事をすることが行われている。
【０００４】
この方法によれば、エアバッグ３で遮断された間の工事区間の両側の管路部分には、他の網目状の管路系を経由してガスの流通を確保しながら、工事区間のみのガスの流通を遮断して工事を行うことができ、また工事終了後には、短い工事区間についてのみガスの流通を確認すれば足りるのであって、極めて効率良く工事を行うことができるのである。
【０００５】
ところでこの方法では、図１にも示されているように、工事区間の両側において、通常それぞれ二個のエアバッグ３を挿入して、確実にガスを遮断することが行われている。
【０００６】
このようにすることにより、エアバッグ３の一個が破損又は破裂するようなことがあっても、残ったエアバッグ３により工事現場にガスが噴出するのが防止され、工事の安全は充分に確保されるのである。
【０００７】
しかしながら、エアバッグ３の圧力が低下したり、また導管１内面の凹凸などによりエアバッグ３の導管１内面への密着が不十分であったりして、極めてレアケースではあっても、切断された導管１からガスが漏出することがあり、工事の円滑な施工の障害となることがある。
【０００８】
エアバッグ３の数をさらに三個、四個と増して設置することも考えられ、またエアバッグ３により高圧の空気を圧入して密着性を確保したり、複数の空気圧系を使用して空気圧系のトラブルによるガスの流出を防止することも考えられるが、レアケースの事態に対して過度の対策を講じることは、工事のコストアップにも繋がり、好ましいことではない。
【０００９】
そこで出願人らは、前述のようなガス導管１の工事の途中においてエアバッグ３による導管１の閉鎖が不十分となり、ガスが漏出する恐れが生じたときに、補助的にその導管１を閉鎖することを目的とする閉鎖具を発明し、特願２０００−２９３８８５号として特許出願した。
【００１０】
この閉鎖具は、先端部に管路の壁面に穿設された透孔に適合する筒先部を有する筒体内に、管路内を閉塞し得る大きさのバッグを棒状に折り畳んだ状態で摺動自在に収容し、バッグの後端に圧力流体供給手段を接続したものであって、前記筒体の筒先部を管路に穿設された透孔に結合しておき、必要が生じたときに、前記筒体内のバッグを管路内に突出させて流体圧力で膨らませ、管路を確実に遮断するものである。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの閉鎖具においては、緊急時においてのみ補助的に使用するものであるので、コンパクトであって、通常の作業の邪魔にならないものであることが必要である。
【００１２】
またこの閉鎖具におけるバッグは、通常は棒状に折り畳まれて筒体内に収容されているものであり、且つ緊急時には管路内において膨らまされ、内圧により管路内面に密着してガスの流通を遮断する必要があるのであって、十分に柔軟でなければならない。
【００１３】
またそのバッグは、緊急時には流体圧力により急激に膨脹せしめられ、相当程度に高い圧力で管路内面に圧接せしめられるのであるから、相当に高い耐圧力を有していなければならない。
【００１４】
さらに、ガス導管の内面にバリやスケールが形成されている場合に、それらにより破れることがないだけの耐外傷性を有している必要があり、また漏出したガスに着火した状態で使用しなければならないケースをも考慮すれば、高度の耐熱性を有していることが要求される。
【００１５】
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、ガス導管の工事の途中においてエアバッグ３による導管１の閉鎖が不十分となり、ガスが漏出する恐れが生じたときに、緊急に且つ補助的にその導管１を閉鎖するのに適した閉鎖具を提供することを目的とするものである。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
而して本発明の閉鎖具は、先端部に管路の壁面に穿設された透孔に適合する筒先部を有する筒体内に、管路内を閉塞し得る大きさのバッグを棒状に折り畳んだ状態で摺動自在に収容し、バッグの後端に圧力流体供給手段を接続してなる管路の閉鎖具において、前記バッグが筒状織物に気密処理を施してなり、その筒状織物が、そのたて糸及び／又はよこ糸として、伸縮性を有する弾性糸を芯糸とし、その周囲に耐熱性の良好な高強度繊維糸でカバリングした複合糸条を使用したことを特徴とするものである。
【００１７】
また本発明においては、前記複合糸条が、伸縮性を有する弾性糸を芯糸とし、その周囲に前記高強度繊維糸でカバリングし、さらにその外側に捲縮加工糸を巻回してなるものであることが好ましい。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図２は本発明の閉鎖具４の一形態を示すものである。この閉鎖具４において、５は筒体であり、当該筒体５内には棒状に折り畳まれたバッグ６が収容されている。
【００１９】
筒体５は本体７と筒先部材８とが摺動自在に嵌合され、ビス９によりその位置を固定するようになっており、筒先部材８の先端には導管１の透孔２に適合するように小径の筒先部１０が形成されている。
【００２０】
また本体７の後端には結合部材１１が形成され、当該結合部材１１にはホース１２が接続され、そのホース１２は窒素ガスボンベなどの圧力流体供給手段（図示せず）に接続されている。
【００２１】
また本体７内には、円筒状の摺動部材１３が摺動自在に嵌合されており、本体７の内面との間をパッキン１４で気密に保持され、その摺動部材１３の先端に前記バッグ６が取り付けられている。そして前記ホース１２から供給された圧力流体が、摺動部材１３に穿設された透孔１５を通じてバッグ６内に送入されるようになっている。
【００２２】
前記バッグ６は、図３（ａ）に示すように、たて糸１６とよこ糸１７とを筒状に織成した筒状織物１８に、柔軟なゴム又はプラスチックのライニング１９を形成して気密処理を施したものであって、前記ガス導管１内を閉塞し得る大きさを有する袋体を形成している。
【００２３】
そしてこのバッグ６は、袋体を扁平に折り畳み、さらに図３（ｂ）に示すように幅方向にジグザグに折り畳んで、前記筒体５内に挿入し得る程度の太さの棒状に形成し、摺動部材１３の先端に取り付けられている。
【００２４】
而して本発明においては、バッグ６を形成する前記筒状織物１８におけるたて糸１６及び／又はよこ糸１７として、図４（ａ）に示すように、ポリウレタンなどの弾性糸よりなる芯糸２０の周囲に、耐熱性の良好な高強度繊維糸２１でカバリングした複合糸条２２が使用される。
【００２５】
またその複合糸条２２の他の例として、図４（ｂ）に示すように、前記芯糸２０の周囲に高強度繊維糸２１でカバリングし、さらにその外側に捲縮加工糸２３を巻回した糸条を使用するのが好ましい。
【００２６】
芯糸２０として使用される弾性糸としては、一般的にポリウレタン弾性糸が使用されるが、その他の例えばポリエステル系などの伸縮性を有する弾性糸を使用することもできる。
【００２７】
また芯糸２０の周囲にカバリングする高強度繊維糸２１としては、強度が大きく弾性率が高く、且つ高度の耐熱性を有する繊維が使用され、アラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊維などの糸を使用することができるが、特にポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール（ＰＢＯ）繊維を使用するのが好ましい。
【００２８】
また芯糸２０の周囲に高強度繊維糸２１をカバリングし、さらにその外側に捲縮加工糸２３を巻回する場合における捲縮加工糸２３は、ポリエステル繊維、ナイロン繊維などの通常の合成繊維に、ウーリー加工などの嵩高捲縮加工を施したものを使用する。
【００２９】
複合糸条２２は、筒状織物１８のたて糸１６又はよこ糸１７のいずれか一方に使用することもできるが、たて糸１６及びよこ糸１７のいずれもが複合糸条２２であることが最も好ましい。
【００３０】
またたて糸１６又はよこ糸１７のいずれか一方にのみ複合糸条２２を使用する場合には、他方の糸としては高強度繊維糸を使用するのが好ましい。高強度繊維糸と通常の合成繊維とを混合して使用することもできるが、この場合には高強度繊維糸の比率を５０％以上とするべきである。
【００３１】
ライニング１９は柔軟なゴム又はプラスチックの袋体であって、筒状織物１８の内側に挿入され、バッグ６に気密性を付与している。ライニング１９は筒状織物１８に接着して一体化されていても良いが、必ずしも接着されていなくてもよく、接着されていないことにより筒状織物１８とライニング１９との間に空気層が形成され、バッグ６の耐熱性は向上する。
【００３２】
またバッグ６の表面には、耐熱性を向上させるために、難燃性又は不燃性で弾性を有する被覆又は塗装を施すのが好ましい。例えばシリカゾールなどの様な炭化発泡断熱材を塗布するのが好ましい。
【００３３】
【作用】
次に、本発明の閉鎖具４を使用する方法について説明する。図５は本発明の閉鎖具４を、ガス導管１に結合した状態を示すものであって、閉鎖具４の筒体５の筒先部材８の筒先部１０を、管路としてのガス導管１に穿設された透孔２に嵌合している。
【００３４】
なお図面においては、前述のようにエアバッグ３を挿入するために透孔２が穿設されているときに、その透孔２に併せて閉鎖具４を結合した状態で示されているが、この透孔２とは別に穿設された透孔に結合してもよく、さらにエアバッグ３によるガス導管１の閉鎖が不十分となったときに、必要に応じて適宜の位置に透孔を穿設して閉鎖具４を結合してもよい。
【００３５】
本発明の閉鎖具４は、エアバッグ３が破裂するなどしてガスが漏出したような緊急事態において使用するものであり、通常の状態においては図５のように閉鎖具４を導管１に結合したままで放置される。
【００３６】
次いで、緊急事態が発生したときに、この閉鎖具４で導管１を閉鎖する工程を図６に基づいて説明する。なお図６においては、透孔２には閉鎖具４のみが結合されているが、図５に説明したように単一の透孔２にエアバッグ３と共に結合することもできる。
【００３７】
先ず図６（ａ）は、筒体５の筒先部１０を導管１の透孔２に結合した状態を示している。ここで図６（ｂ）に示すように筒体５の本体７を筒先部材８に対して下方に摺動させ、バッグ６の先端部を筒先部１０から導管１内に突出させ、この状態で、本体７と筒先部材８とをビス９で固定する。この状態が図５に示された状態であり、平常時にはこの状態で放置される。
【００３８】
次にエアバッグ３が破裂したりガスが漏出するなどの緊急事態が発生したときには、圧力流体供給手段からホース１２を介して圧力流体を送入すると、当該圧力流体の圧力により先ず摺動部材１３が本体７内を下方に移動せしめられ、図６（ｃ）に示すようにバッグ６が導管１内に大きく突出する。
【００３９】
前記圧力流体としては、圧縮空気を使用することもできるが、安全のためには窒素などの不活性ガスを使用するのが好ましい。また水などの液体を使用することも可能である。
【００４０】
さらに圧力流体の一部は摺動部材１３の透孔１５を通ってバッグ６内に送入され、図６（ｄ）に示すようにバッグ６を膨らませ、膨らんだ６により導管１内を閉塞するのである。この状態が図７に詳細に示されている。
【００４１】
このとき本発明においては、バッグ６を形成する筒状織物１８におけるたて糸１６及び／又はよこ糸１７が弾性糸よりなる芯糸２０の周囲に高強度繊維糸２１をカバリングした複合糸条２２を使用しているので、その複合糸条２２に引っ張り力が作用したときには、芯糸２０が伸長し且つ高強度繊維糸２１の螺旋形状が解けることにより、複合糸条２２は容易に伸長する。
【００４２】
従ってバッグ６は、筒状織物１８を構成する糸として、強度が大きく伸長しにくい高強度繊維糸２１を使用しているにも拘らず、内圧が作用したときに膨らむと共に、その内圧を高めることにより径を拡大することができ、導管１の内面に強く密着してガスの漏出を確実に阻止することができる。
【００４３】
なお前述のように、エアバッグ３を挿入するために穿設した透孔２に本発明の閉鎖具４を結合した場合には、その透孔２に挿通されたバッグ６を膨脹させることにより、エアバッグ３に圧縮空気を供給するためのホースを押し潰して閉塞する可能性があるが、ガス導管１はバッグ６により確実に閉鎖されるので、ホースを閉塞してエアバッグ３に圧縮空気が供給されなくなったり、エアバッグ３が萎むことがあっても差し支えない。
【００４４】
【発明の効果】
本発明によれば、ガス導管１の一部の区間を閉鎖して、その閉鎖区間について管工事を行っている際に、ガス導管１の閉鎖に何らかのトラブルが生じ、ガスが漏出する恐れが生じたときに、必要に応じて迅速に必要な箇所において当該ガス導管１を補助的に閉鎖し、ガスの漏出により不測の事態が生じるのを防止することができる。従って本発明の閉鎖具４を用意しておくことにより、安全に管工事を実施することができる。
【００４５】
また本発明の閉鎖具４は上述のように、必要に応じて補助的に使用するものであり、それが使用されるのは極めてレアケースである。そのため通常は、必要に応じて使用可能の状態に置かれていながら、それが現実に使用されることは殆ど皆無である。そのため長期間に亙って使用しないままで置かれ、いざ使用しようとしたときにバッグ６が損傷していて、確実にガス導管１を閉鎖することができないといった事態が生じてはならない。
【００４６】
本発明によれば、傷付きやすいバッグ６が筒体５で保護されており、雑然とした工事現場に放置されたり、ガス導管１に結合したり取り外したりといった操作を繰り返したとしても、バッグ６が傷付くことはなく、必要が生じたときには確実にガス導管１を閉鎖することができる。
【００４７】
また本発明によれば、バッグ６を構成する筒状織物１８のたて糸１６及び／又はよこ糸１７が、弾性糸よりなる芯糸２０の周囲に高強度繊維糸２１をカバリングした複合糸条２２を使用していることにより、その複合糸条２２が伸縮性に富み、バッグ６を内圧により導管１の内面に密着させ、導管１を確実に閉鎖することができる。
【００４８】
しかも複合糸条２２の強度は主として高強度繊維糸２１が負担するのでバッグ６の強度は大きく、またバッグ６を傷付けるような外力に対しても高強度繊維糸２１が抵抗するので、導管１のバリやスケールによってもバッグ６が傷付くことがない。
【００４９】
さらに万一ガスに着火して工事現場が火に包まれたような事態が生じた場合においても、バッグ６は耐熱性の高い高強度繊維糸２１が強度を負担しているので、バッグ６が熱によって機能を失うことはなく、確実にガスを遮断して火災を鎮火することができる。
【００５０】
また請求項２の発明によれば、バッグ６を構成する筒状織物１８のたて糸１６及び／又はよこ糸１７が、芯糸２０の周囲に高強度繊維糸２１をカバリングし、さらにその外側に捲縮加工糸２３を巻回した複合糸条２２であるので、高強度繊維糸２１が捲縮加工糸２３により保護され、強度を負担する高強度繊維糸２１が外傷を受ける可能性がさらに小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ガス導管の一部の区間を閉鎖して管工事を行う状態を示す断面図
【図２】本発明の閉鎖具の一形態を示す中央縦断面図
【図３】本発明の閉鎖具におけるバッグを示すものであって、（ａ）は一部の拡大横断面図、（ｂ）は折り畳んだ状態の横断面図である。
【図４】本発明におけるバッグを構成する複合糸条を示すものであって、（ａ）はその一例を示し、（ｂ）は他の例を示す。
【図５】本発明の閉鎖具を管路に結合した状態を示す中央縦断面図
【図６】本発明の閉鎖具を使用する工程を示す中央縦断面図
【図７】本発明の閉鎖具により管路を閉鎖した状態を示す中央縦断面図
【符号の説明】
１管路（ガス導管）
２透孔
４閉鎖具
５筒体
６バッグ
１０筒先部
１６たて糸
１７よこ糸
１８筒状織物
２０芯糸
２１高強度繊維糸
２２複合糸条
２３捲縮加工糸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pipe closing device, and in particular, when a pipe work is performed by temporarily closing a part of an active pipe in a pipe such as a gas conduit, gas is leaked due to insufficient closing. The present invention relates to a closure used to assist in closing the pipe line in a supplementary manner when there is a risk of failure.
[0002]
[Prior art]
In general, in a gas conduit, blocking the gas flow in a wide range of conduits has a great impact on citizens' lives. Moreover, in order to resume the distribution of the gas once interrupted, it is necessary to confirm the distribution of gas from the interrupted location to the individual gas appliances at the end of each household, which requires a lot of labor.
[0003]
Therefore, when performing construction of the gas conduit, as shown in FIG. 1, through holes 2 are drilled in the wall surface of the conduit 1 on both sides of the construction section while ensuring gas circulation to the gas conduit. An air bag 3 is inserted into the conduit 1 through the hole 2, the air bag 3 is inflated with compressed air, the conduit 1 is closed, and the conduit 1 'between the closed portions is cut to perform necessary work. It has been broken.
[0004]
According to this method, in the pipeline sections on both sides of the construction section while being blocked by the airbag 3, only the construction section is secured while ensuring gas circulation via the other mesh-shaped pipeline system. The construction can be carried out with the gas flow cut off, and after the construction is completed, it is sufficient to confirm the gas flow only in a short construction section, and the construction can be carried out extremely efficiently.
[0005]
By the way, in this method, as shown also in FIG. 1, normally, two airbags 3 are inserted on both sides of the construction section, respectively, and the gas is surely shut off.
[0006]
In this way, even if one of the airbags 3 is damaged or ruptured, the remaining airbag 3 prevents the gas from being ejected to the construction site, and the safety of the construction is sufficiently ensured. It is done.
[0007]
However, the air bag 3 was cut even if it was a very rare case because the pressure of the air bag 3 was reduced or the air bag 3 was insufficiently adhered to the inner surface of the conduit 1 due to irregularities on the inner surface of the conduit 1. Gas may leak from the conduit 1, which may hinder smooth construction.
[0008]
It is conceivable that the number of airbags 3 is increased to three or four, and high-pressure air is injected by the airbag 3 to ensure adhesion, or a plurality of pneumatic systems are used to increase the air pressure. Although it is conceivable to prevent the outflow of gas due to a system trouble, taking excessive measures against the rare case situation leads to an increase in construction costs, and is not preferable.
[0009]
Therefore, the applicants supplementarily close the conduit 1 when the gas conduit 1 is not sufficiently closed by the airbag 3 during the construction of the gas conduit 1 as described above, and there is a risk of gas leakage. We have invented a closure that aims to do this and filed a patent application as Japanese Patent Application No. 2000-293858.
[0010]
This closure is slid in a state that a bag having a size capable of closing the inside of the pipe is folded into a rod shape inside a cylinder having a cylindrical tip part that fits a through hole formed in the wall surface of the pipe at the tip. When the need arises, it is accommodated freely, and a pressure fluid supply means is connected to the rear end of the bag, and the tube tip portion of the tube body is coupled to a through hole formed in the conduit. The bag in the cylindrical body is protruded into the pipeline and inflated with fluid pressure to reliably block the pipeline.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since this closing tool is used only in an emergency, it is necessary to be compact and not to interfere with normal work.
[0012]
In addition, the bag in this closure is normally folded in a rod shape and accommodated in a cylinder, and inflated in the pipeline in an emergency, close to the inner surface of the pipeline by internal pressure and shut off the gas flow Must be flexible enough.
[0013]
In addition, the bag is rapidly inflated by the fluid pressure in an emergency, and is pressed against the inner surface of the pipe line with a considerably high pressure. Therefore, the bag must have a considerably high pressure resistance.
[0014]
In addition, if burrs or scales are formed on the inner surface of the gas conduit, they must be resistant to damage so that they cannot be broken by them, and must be used in a state where the leaked gas is ignited. Considering cases that must be considered, it is required to have a high degree of heat resistance.
[0015]
The present invention has been made in view of such circumstances, and when the conduit 1 is not sufficiently closed by the airbag 3 during the construction of the gas conduit, and there is a risk of gas leakage, it is urgent and auxiliary. An object of the present invention is to provide a closure suitable for closing the conduit 1.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
Thus, the closure of the present invention folds a bag having a size capable of closing the inside of a pipe into a rod-like shape in a cylinder having a cylinder tip that fits a through hole formed in the wall of the pipe at the tip. In a closing device for a pipe line that is slidably accommodated in a slanted state and connected with a pressure fluid supply means at the rear end of the bag, the bag is subjected to an airtight treatment on the cylindrical fabric, and the cylindrical fabric is As the warp yarn and / or the weft yarn, a composite yarn in which an elastic yarn having elasticity is used as a core yarn and is covered with a high-strength fiber yarn having good heat resistance is used.
[0017]
Further, in the present invention, the composite yarn is formed by using a stretchable elastic yarn as a core yarn, covering the periphery with the high-strength fiber yarn, and winding a crimped yarn around the outside. Preferably there is.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 2 shows one form of the closure 4 of the present invention. In this closure 4, 5 is a cylinder, and a bag 6 folded in a rod shape is accommodated in the cylinder 5.
[0019]
The cylindrical body 5 is slidably fitted with a main body 7 and a cylindrical tip member 8, and its position is fixed by a screw 9, and the tip of the cylindrical tip member 8 is adapted to the through hole 2 of the conduit 1. In this way, a small-diameter tube tip portion 10 is formed.
[0020]
A coupling member 11 is formed at the rear end of the main body 7, and a hose 12 is connected to the coupling member 11. The hose 12 is connected to a pressure fluid supply means (not shown) such as a nitrogen gas cylinder.
[0021]
A cylindrical sliding member 13 is slidably fitted in the main body 7, and is hermetically held with a packing 14 between the inner surface of the main body 7 and the tip of the sliding member 13 A bag 6 is attached. The pressure fluid supplied from the hose 12 is fed into the bag 6 through a through hole 15 formed in the sliding member 13.
[0022]
As shown in FIG. 3 (a), the bag 6 is formed by forming a flexible rubber or plastic lining 19 on a tubular woven fabric 18 in which warp yarns 16 and weft yarns 17 are woven into a tubular shape, and then performing an airtight treatment. A bag body having a size capable of closing the inside of the gas conduit 1 is formed.
[0023]
And this bag 6 folds the bag into a flat shape, further folds in a zigzag in the width direction as shown in FIG. 3 (b), and is formed into a rod-like shape that can be inserted into the cylindrical body 5, It is attached to the tip of the sliding member 13.
[0024]
Thus, in the present invention, as the warp yarn 16 and / or the weft yarn 17 in the tubular woven fabric 18 forming the bag 6, as shown in FIG. 4 (a), the periphery of the core yarn 20 made of elastic yarn such as polyurethane is used. In addition, a composite yarn 22 covered with a high-strength fiber yarn 21 having good heat resistance is used.
[0025]
As another example of the composite yarn 22, as shown in FIG. 4 (b), a high-strength fiber yarn 21 is covered around the core yarn 20, and a crimped yarn 23 is wound around the outside. It is preferable to use a finished yarn.
[0026]
As the elastic yarn used as the core yarn 20, a polyurethane elastic yarn is generally used, but other elastic yarns having elasticity such as polyester can also be used.
[0027]
Further, as the high-strength fiber yarn 21 that covers the periphery of the core yarn 20, fibers having high strength and high elastic modulus and high heat resistance are used, and yarns such as aramid fiber, glass fiber, and carbon fiber are used. In particular, it is preferable to use polyparaphenylene benzobisoxazole (PBO) fibers.
[0028]
Further, when the high-strength fiber yarn 21 is covered around the core yarn 20 and the crimped yarn 23 is wound on the outer side thereof, the crimped yarn 23 is a normal synthetic fiber such as polyester fiber or nylon fiber. Use a material that has been subjected to bulky crimping such as Woolley processing.
[0029]
Although the composite yarn 22 can be used for either the warp yarn 16 or the weft yarn 17 of the tubular fabric 18, it is most preferable that both the warp yarn 16 and the weft yarn 17 are the composite yarn 22.
[0030]
When the composite yarn 22 is used only for either the warp yarn 16 or the weft yarn 17, it is preferable to use a high-strength fiber yarn as the other yarn. High-strength fiber yarns and ordinary synthetic fibers can be mixed and used. In this case, the ratio of high-strength fiber yarns should be 50% or more.
[0031]
The lining 19 is a flexible rubber or plastic bag, and is inserted inside the tubular fabric 18 to give the bag 6 airtightness. The lining 19 may be bonded to and integrated with the tubular fabric 18, but is not necessarily bonded, and an air layer is formed between the tubular fabric 18 and the lining 19 by not being bonded. Thus, the heat resistance of the bag 6 is improved.
[0032]
The surface of the bag 6 is preferably provided with a flame-retardant or non-flammable and elastic coating or coating in order to improve heat resistance. For example, a carbonized foam heat insulating material such as silica sol is preferably applied.
[0033]
[Action]
Next, a method for using the closure 4 of the present invention will be described. FIG. 5 shows a state in which the closing tool 4 of the present invention is coupled to the gas conduit 1, and the tube tip portion 10 of the tube tip member 8 of the cylinder 5 of the closing tool 4 is connected to the gas conduit 1 as a pipe line. It fits into the drilled through-hole 2.
[0034]
In addition, in the drawing, when the through hole 2 is drilled to insert the airbag 3 as described above, the closing tool 4 is shown coupled to the through hole 2. It may be combined with a through hole drilled separately from the through hole 2, and when the gas conduit 1 is not sufficiently closed by the airbag 3, the through hole is provided at an appropriate position as necessary. The closure 4 may be joined by drilling.
[0035]
The closure 4 according to the present invention is used in an emergency situation in which gas leaks due to the air bag 3 rupturing or the like. In a normal state, the closure 4 is connected to the conduit 1 as shown in FIG. Left alone.
[0036]
Next, a process of closing the conduit 1 with the closing tool 4 when an emergency occurs will be described with reference to FIG. In FIG. 6, only the closing tool 4 is coupled to the through hole 2, but it can be coupled to the single through hole 2 together with the airbag 3 as described in FIG. 5.
[0037]
First, FIG. 6A shows a state where the tube tip portion 10 of the tube body 5 is coupled to the through hole 2 of the conduit 1. Here, as shown in FIG. 6 (b), the main body 7 of the cylinder 5 is slid downward with respect to the cylinder tip member 8, and the tip of the bag 6 is projected into the conduit 1 from the cylinder tip 10 in this state. The main body 7 and the tube tip member 8 are fixed with screws 9. This state is the state shown in FIG. 5 and is left in this state in normal times.
[0038]
Next, when an emergency such as the air bag 3 rupturing or gas leaking occurs, when the pressure fluid is fed from the pressure fluid supply means via the hose 12, the sliding member 13 is first caused by the pressure of the pressure fluid. Is moved downward in the main body 7, and the bag 6 projects greatly into the conduit 1 as shown in FIG. 6 (c).
[0039]
Compressed air can be used as the pressure fluid, but it is preferable to use an inert gas such as nitrogen for safety. It is also possible to use a liquid such as water.
[0040]
Further, a part of the pressure fluid is fed into the bag 6 through the through hole 15 of the sliding member 13, and the bag 6 is inflated as shown in FIG. It is. This state is shown in detail in FIG.
[0041]
At this time, in the present invention, the composite yarn 22 is used in which the warp yarn 16 and / or the weft yarn 17 in the tubular fabric 18 forming the bag 6 is covered with a high-strength fiber yarn 21 around a core yarn 20 made of an elastic yarn. Therefore, when a tensile force is applied to the composite yarn 22, the core yarn 20 extends and the spiral shape of the high-strength fiber yarn 21 is released, so that the composite yarn 22 is easily extended.
[0042]
Accordingly, the bag 6 swells when the internal pressure is applied and increases the internal pressure, despite the fact that the high-strength fiber yarn 21 that is large in strength and hardly stretches is used as the yarn constituting the tubular fabric 18. Thus, the diameter can be enlarged, and the gas can be reliably prevented from leaking by tightly contacting the inner surface of the conduit 1.
[0043]
In addition, as mentioned above, when the closure 4 of the present invention is coupled to the through-hole 2 drilled for inserting the airbag 3, by inflating the bag 6 inserted through the through-hole 2, There is a possibility that the hose for supplying compressed air to the airbag 3 may be crushed and closed, but the gas conduit 1 is securely closed by the bag 6. There is no problem even if the supply is stopped or the airbag 3 is deflated.
[0044]
【The invention's effect】
According to the present invention, when a part of the gas conduit 1 is closed and pipe work is performed on the closed portion, some trouble occurs in the closing of the gas conduit 1 and there is a risk of gas leaking. When necessary, the gas conduit 1 can be supplementarily closed at a necessary place quickly as necessary to prevent an unexpected situation from occurring due to gas leakage. Therefore, by preparing the closure 4 of the present invention, it is possible to safely perform the pipe work.
[0045]
Further, as described above, the closure device 4 of the present invention is used as an auxiliary as necessary, and it is used in a very rare case. For this reason, it is usually left in a usable state as needed, but it is rarely used in practice. Therefore, the bag 6 must be left unused for a long period of time, and the bag 6 should be damaged when attempting to use it, so that the gas conduit 1 cannot be reliably closed.
[0046]
According to the present invention, the easily damaged bag 6 is protected by the cylindrical body 5, and even if the operation such as being left at a cluttered construction site or being connected to or removed from the gas conduit 1 is repeated. The gas conduit 1 can be reliably closed when the need arises.
[0047]
Further, according to the present invention, the warp yarn 16 and / or the weft yarn 17 of the cylindrical fabric 18 constituting the bag 6 uses the composite yarn 22 in which the high-strength fiber yarn 21 is covered around the core yarn 20 made of an elastic yarn. By doing so, the composite yarn 22 is rich in stretchability, the bag 6 can be brought into close contact with the inner surface of the conduit 1 by the internal pressure, and the conduit 1 can be reliably closed.
[0048]
Moreover, the strength of the composite yarn 22 is mainly borne by the high-strength fiber yarn 21, so that the strength of the bag 6 is large, and the high-strength fiber yarn 21 resists external forces that damage the bag 6. The bag 6 is not damaged by burrs or scales.
[0049]
In addition, even in the event that the construction site is covered with fire by igniting gas, the bag 6 bears strength because the high-strength fiber yarn 21 with high heat resistance bears the strength. The function is not lost by heat, and the fire can be extinguished by reliably shutting off the gas.
[0050]
According to the invention of claim 2, the warp yarn 16 and / or the weft yarn 17 of the tubular woven fabric 18 constituting the bag 6 covers the high-strength fiber yarn 21 around the core yarn 20, and further crimps to the outside. Since the composite yarn 22 is wound with the processed yarn 23, the high-strength fiber yarn 21 is protected by the crimped yarn 23, and the possibility that the high-strength fiber yarn 21 bearing the strength is damaged is further reduced.
[Brief description of the drawings]
1 is a cross-sectional view showing a state in which a pipe section is closed by closing a section of a gas conduit. FIG. 2 is a central longitudinal cross-sectional view showing an embodiment of the closure of the present invention. The bag in a tool is shown, Comprising: (a) is a partial expanded cross-sectional view, (b) is a cross-sectional view of the folded state.
FIG. 4 shows a composite yarn constituting a bag according to the present invention, in which (a) shows an example, and (b) shows another example.
FIG. 5 is a central longitudinal sectional view showing a state in which the closure of the present invention is coupled to a pipe line. FIG. 6 is a central longitudinal sectional view showing a process of using the closure of the present invention. Central longitudinal cross-sectional view showing the state where the pipeline is closed by [Description of sign]
1 pipeline (gas conduit)
2 Through-hole 4 Closure 5 Cylinder 6 Bag 10 Cylinder tip 16 Warp yarn 17 Weft yarn 18 Tubular fabric 20 Core yarn 21 High-strength fiber yarn 22 Composite yarn 23 Crimped yarn

Claims

先端部に管路（１）の壁面に穿設された透孔（２）に適合する筒先部（１０）を有する筒体（５）内に、管路（１）内を閉塞し得る大きさのバッグ（６）を棒状に折り畳んだ状態で摺動自在に収容し、バッグ（６）の後端に圧力流体供給手段を接続してなる管路の閉鎖具（４）において、前記バッグ（６）が筒状織物（１８）に気密処理を施してなり、その筒状織物（１８）が、そのたて糸（１６）及び／又はよこ糸（１７）として、伸縮性を有する弾性糸を芯糸（２０）とし、その周囲に耐熱性の良好な高強度繊維糸（２１）でカバリングした複合糸条（２２）を使用したことを特徴とする、管路の閉鎖具A size capable of closing the inside of the pipe line (1) in the cylindrical body (5) having the pipe tip part (10) adapted to the through hole (2) drilled in the wall surface of the pipe line (1) at the tip part. The pipe (6) is slidably accommodated in the state of being folded into a rod shape, and the pipe (6) is connected to the rear end of the bag (6) by a pressure fluid supply means (4). ) is subjected to a gas-tight processing tubular fabric (18), the tubular fabric (18), as a warp (16) and / or weft threads (17), the core yarn and elastic yarn having a stretchable (20 And a composite yarn (22) covered with a high-strength fiber yarn (21) with good heat resistance around the pipe closure device,

前記複合糸条（２２）が、伸縮性を有する弾性糸を芯糸（２０）とし、その周囲に前記高強度繊維糸（２１）でカバリングし、さらにその外側に捲縮加工糸（２３）を巻回してなることを特徴とする、請求項１に記載の管路の閉鎖具The composite yarn (22) uses a stretchable elastic yarn as a core yarn (20), and is covered with the high-strength fiber yarn (21) around it, and further has a crimped yarn (23) on the outside thereof. The conduit closure device according to claim 1, wherein the closure device is wound.